JP4273585B2

JP4273585B2 - Vehicle seat locking mechanism

Info

Publication number: JP4273585B2
Application number: JP22670399A
Authority: JP
Inventors: 秀輝浦道
Original assignee: Toyota Boshoku Corp
Current assignee: Toyota Boshoku Corp
Priority date: 1999-08-10
Filing date: 1999-08-10
Publication date: 2009-06-03
Anticipated expiration: 2019-08-10
Also published as: JP2001047901A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートのロック機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両用シートのロック機構の一形式として車室側に設けられて同車室の左右の幅方向に延びるストライカと、シート側に設けられて前記ストライカに係脱可能に係止するフックを備え、同フックを前記ストライカに係止することにより前記シートを前記車室に対して前後方向にロックする形式のロック機構があり、その一例であるロック機構が特開平６−２０４８６号公報に示されている。
【０００３】
ところで、当該形式のロック機構においては、ロック状態あるシートに車室の左右の幅方向に過大な力が作用した場合には、フックはストライカに係止した状態でストライカの係止部上を左右方向に移動してシートのロック状態を不安定な状態とする。上記した公報には、ストライカに係止された状態のフックをストライカから離脱するのを防止する手段を備えたロック機構が提案されている。
【０００４】
当該ロック機構は、シートを構成するシートバックの一側を車室の側壁側に解除可能にロックするもので、車室の側壁に取付けられた平面Ｕ字状のストライカと、シートバックのバックフレームの側部に上下方向に回動可能に取付けれられたフックと、同バックフレームの側部に取付けられた特殊な形状のプロテクタを備えており、このプロテクタを、フックが係止状態にあるストライカの下方にてフックの下端部の外側に臨ませている。
【０００５】
当該ロック機構は、車両が後側から衝突を受けた際にその車体が左右の幅方向の両側へ広がるような車両に採用されるものである。当該車両においては、後側から衝突を受けて車体が左右の幅方向の両側へ広がる際には、ストライカは車体と一体に外側へ移動してその内側端にてフックを引っかけて外側へ変形させ、フックをストライカから離脱させるように作用するが、フックは外側に変形しようとする際にプロテクタの内側に当接して外側への変形を阻止され、ストライカからの離脱が防止されるものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該ロック機構においては、ロック状態にあるシートに車体の左右の幅方向に過大な力が作用した場合には、フックがストライカの係止部上を左右方向へ移動しようとするが、フックはプロテクタとは反対側へ移動する際にはその移動を規制されず、シートのロック状態の不安定性は解消し得ない。
【０００７】
従って、本発明の目的は、特別の部材を使用することなく簡単な手段で、フックの係止部上での左右方向への移動を規制し得るロック機構を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両用シートのロック機構に関するもので、車室の側壁に設けられて同車室の左右の幅方向に延びるストライカと、シートの一側に設けられて前記ストライカに係脱可能に係止するフックを備え、前記フックを前記ストライカに係止することにより前記シートを前記車室に対して前後方向にロックする形式の車両用シートのロック機構である。
【０００９】
しかして、本発明に係るロック機構は、上記した形式のロック機構であって、前記ストライカの係止部は断面円形状を呈していて、前記ストライカの係止部における前記フックの係止部位より前記車室の幅方向の内側に、前記ストライカの係止部における周方向の一方向へ突出して前記フックの左右方向への移動を規制する突起部と、前記突起部における根元部の周縁部に欠肉部を備え、前記突起部は前記ストライカの係止部における周方向の１箇所にて同係止部の軸中心側から径外側に向かって同係止部の外周より延出した状態に一体的に形成されていて、前記欠肉部は前記突起部の周縁部の前後両側にて同突起部を軸として互いに対称に形成されていることを特徴とするものである。本発明に係るロック機構においては、前記突起部の突出長さを、前記フックの係止部位から遠のくにつれて短く形成するようにすることができる。
【００１０】
本発明に係るロック機構においては、車室の側壁に設けられて同車室の左右の幅方向に突出する平面Ｕ字状を呈するストライカと、前記シートを構成するシートバックの一側に設けられて前記ストライカにおける前記車室の左右の幅方向に延びる前後の係止部に対して選択的に係脱可能に係止するフックを備え、前記シートバックを前記車室の側壁側に解除可能にロックすべく機能する構成とすることができる。
【００１１】
【００１２】
【発明の作用・効果】
本発明に係るロック機構によれば、車室の側壁にロック状態にある車両用シートに、車室の左右の幅方向に過大な力が作用した場合には、フックはストライカの係止部上を左右方向へ移動しようとするが、ストライカの係止部上に設けた突起部にてその移動を規制される。このため、車両用シートのロック状態には何等の影響もなく、シートは過大な力を受けても安定なロック状態を保持する。このようにシートを安定なロック状態に維持すべく機能する突起部は、ストライカの係止部に一体的に形成された簡単な形状のもので、当該ロック機構は、特別の部材を使用することなく、簡単な手段にて構成することができ、かつ、極めて軽量で小型に構成することができる。また、当該突起部の根元部の周縁部の前後には、当該ロック機構の一層の軽量化を図る意図で欠肉部が形成されているが、欠肉部は係止部の突起部の根元部のみに形成されているため、欠肉部に起因するストライカの強度低下を最小限に留めることができるとともに、欠肉部は突起部を軸として対称に形成されているため、欠肉部を設けたにもかかわらず、ストライカの強度バランスを良くすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図１は、本発明が適用対象とするロック機構の一例を示すもので、当該ロック機構１０は、ストライカ１１と、フック１２と、スプリング１３を備えている。ストライカ１１は、平面Ｕ字状を呈するもので、図示しない車室の側壁にベース１４を介して取付けられて車室の左右の幅方向の内側に突出している。また、フック１２は、下方に開口する二股状で側面Ｌ字状を呈するフック部１２ａと、フック部１２ａの上端面に設けた操作レバー部１２ｂを有するもので、シートバックＳＢを構成するバックフレームに対して支持軸１５を介して上下方向へ回動可能に取付けられて、車室の側壁側へ突出している。スプリング１３は、フック部１２ａの基端部とバックフレームとに掛止されているもので、フック１２を図示反時計方向へ付勢して図２の実線で示す回動位置に位置させている。
【００１４】
当該ロック機構１０においては、図１に示すように、シートのシートバックＳＢを車室の側壁側にロックしてシートをフロア上に起立状態に保持するもので、シートバックＳＢをロックしている場合には、図１および図２の実線で示すようにフック１２がストライカ１１の前側係止部１１ａ、または後側係止部１１ｂに係止されていて、スプリング１３がこの係止状態を保持する。
【００１５】
この状態にあるロック機構１０において、フック１２の操作レバー部１２ｂを図２（ａ）に２点鎖線で示すように車室の内側へ回動操作すると、フック１２のフツク部１２ａはスプリング１３に抗して時計方向へ回動してストライカ１１から抜出て、前側係止部１１ａに対する係止状態が解除される。この結果、シートバックＳＢは側壁側に対するロック状態を解除されて前後方向へ回動可能になり、シートバックＳＢを前方へ回動させてシートクッション上に折畳むことができ、また、シートバックＳＢを後方へわずかに回動させて、図２（ｂ）の２点鎖線で示すように、フック部１２ａをストライカ１１の後側係止部１１ｂに係止してロックさせることができる。このロック状態では、シートバックＳＢは前者のロック状態に比較して後方への傾斜状態が大きくなっている。
【００１６】
当該ロック機構１０は、このように、シートバックＳＢを車室の側壁側にロックして当該車両用シートを車体に対して前後方向にロック状態の保持するものであるが、シートバックＳＢに車室の左右の幅方向に過大な力が作用すると、この力はフック１２をストライカ１１の係止部１１ａ，１１ｂ上を移動させるように作用する。図３は、この力（作用力Ｆ）がフック１２に作用した場合の状態を模式的に示しており、作用力Ｆはフック１２を２点鎖線で示すように係止部１１ａの内端側へ移動させ連結部１１ｃとの境界部に位置させ、境界部にて作用力Ｆの分力の作用を受けて連結部１１ｃ上に移動する。このため、シートバックＳＢの車室の側壁側に対するロック状態が不安定な状態になる。
【００１７】
このような問題を解決すべく、本発明の一例に係るロック機構１０ａにおいては、図４に示す構成としている。すなわち、当該ロック機構１０ａは、基本的には従来のロック機構１０と類似する構造であり、平面Ｕ字状のストライカ１１と、側面Ｌ字状のフック１２と、スプリング１３を備え、ストライカ１１は図５に示すベース１６を介して車室の側壁に取付けられ、かつ、フック１２はバックフレームに対して支持軸１５を介して上下方向へ回動可能に取付けられて、図１に示すロック機構１０と同様の取付構造を呈している。
【００１８】
しかして、当該ロック機構１０ａにおいては、ストライカ１１の前側係止部１１ａには前方へ突出する突起部１１ｄが形成され、かつ、後側係止部１１ｂには後方へ突出する突起部１１ｅが形成されている。各突起部１１ｄ，１１ｅは、ストライカ１１に係止状態にあるフック部１２ａより車室の左右の幅方向の内側に位置しているもので、フック部１２ａの各係止部１１ａ，１１ｂ上の同方向への移動時にフック部１２ａを掛止して、フック部１２ａの同方向への移動を規制する。このため、当該車両用シートのシートバックＳＢが図３に示すごとく過大の作用力Ｆを受けても、フック部１２ａはストライカ１１の連結部１１ｃ側へ移動するようなことがなく、車両用シートのロック状態には何等の影響もない。従って、シートバックＳＢがこのような過大の作用力Ｆを受けても、シートは安定なロック状態に保持される。また、当該ロック機構１０ａにおいては、フック１２のフック部１２ａがストライカ１１の後側係止部１１ｂに係止している場合も同様に機能する。
【００１９】
なお、当該車両用シートにおいて、シートバックＳＢに対する車室の左右の幅方向の外側への作用力に対しては並列して隣合う車両用シートが受承するため、フック１２のフック部１２ａがストライカ１１の前側係止部１１ａ上、または後側係止部１１ｂ上を側壁側へ移動することはなく、この場合にもシートは安定なロック状態に保持される。
【００２０】
また、当該ロック機構１０ａにおいて、ストライカ１１を構成する各係止部１１ａ，１１ｂに形成されている各突起部１１ｄ，１１ｅは、図４の（ａ），（ｂ）に示すように、各係止部１１ａ，１１ｂにおける周方向の１箇所にて、各係止部１１ａ，１１ｂの軸中心側から径外側に向かって各係止部１１ａ，１１ｂの外周より延出した状態に一体的に形成されていて、各突起部１１ｄ，１１ｅの根元部の周縁部の前後両側に欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 が形成されている。各欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 は、各突起部１１ｄ，１１ｅを軸として互いに対称に形成されている。
【００２１】
これにより、当該ロック機構１０ａにおいては、特別の部材を使用することなく、簡単な手段にて構成することができ、かつ、極めて軽量で小型に構成することができる。また、各突起部１１ｄ，１１ｅの根元部の周縁部に各欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 を形成していることから、当該ロック機構１０ａの一層の軽量化を図ることができる。さらにまた、欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 は各係止部１１ａ，１１ｂの周縁部のみに形成されているため、欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 に起因するストライカ１１の強度低下を最小限に留めることができるとともに、欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 は突起部１１ｄ，１１ｅを軸として対称に形成されているため、欠肉部１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 を設けたにもかかわらず、ストライカ１１の強度バランスを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用対象とするロック機構の一例に係るロック機構の斜視図である。
【図２】同ロック機構のロック作動状態を示す一部を省略した概略的側面図（ａ）、および同概略的正面図（ｂ）である。
【図３】同ロック機構におけるフックの移動状態を示す模式的な平面図である。
【図４】本発明に係るロック機構の一例を示す一部を省略した概略的平面図（ａ）、および同ロック機構におけるｂ−ｂ線で縦断した拡大端面図（ｂ）である。
【図５】同ロック機構を構成するストライカおよびベースの斜視図である。
【符号の説明】
１０，１０ａ…ロック機構、１１…ストライカ、１１ａ，１１ｂ…係止部、１１ｃ…連結部、１１ｄ，１１ｅ…突起部、１１ｆ 1 ，１１ｆ 2 、１１ｇ 1 ，１１ｇ 2 …欠肉部、１２…フック、１２ａ…フック部、１２ｂ…操作レバー、１３…スプリング、１４，１６…ベース、１５…支持軸、ＳＢ…シートバック。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat locking mechanism.
[0002]
[Prior art]
A striker provided on the vehicle compartment side as one type of a vehicle seat locking mechanism and extending in the left-right width direction of the vehicle compartment, and a hook provided on the seat side and detachably engaged with the striker, There is a lock mechanism of a type that locks the seat in the front-rear direction with respect to the passenger compartment by engaging the hook with the striker, and an example of such a lock mechanism is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-20486. Yes.
[0003]
By the way, in the lock mechanism of this type, when an excessive force is applied to the seat in the locked state in the width direction of the left and right sides of the passenger compartment, the hook is moved to the left and right on the striker engagement portion while being engaged with the striker. The seat is locked in an unstable state. The above-mentioned publication proposes a lock mechanism including means for preventing the hook that is locked to the striker from being detached from the striker.
[0004]
The lock mechanism is configured to releasably lock one side of the seat back constituting the seat to the side wall side of the passenger compartment, and includes a plane U-shaped striker attached to the side wall of the passenger compartment, and a back frame of the seat back. It has a hook that is attached to the side part of the back frame so that it can be pivoted in the vertical direction, and a protector with a special shape that is attached to the side part of the back frame. Below the lower end of the hook.
[0005]
The lock mechanism is used in a vehicle in which the vehicle body spreads to both sides in the left-right width direction when the vehicle receives a collision from the rear side. In this vehicle, when the vehicle body spreads to both sides in the left and right width direction due to a collision from the rear side, the striker moves outward together with the vehicle body and hooks a hook at its inner end to deform outward. The hook acts so as to be detached from the striker. When the hook is to be deformed to the outside, the hook is brought into contact with the inside of the protector to be prevented from being deformed to the outside, and the separation from the striker is prevented.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the lock mechanism, when an excessive force is applied to the seat in the locked state in the left-right width direction of the vehicle body, the hook tries to move in the left-right direction on the engaging portion of the striker. When moving to the opposite side of the protector, the movement is not restricted, and the instability of the locked state of the seat cannot be resolved.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a lock mechanism that can regulate the movement of the hook in the left-right direction on the engaging portion of the hook with simple means without using a special member.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a vehicle seat locking mechanism, which is provided on a side wall of a vehicle compartment and extends in the left-right width direction of the vehicle compartment , and is provided on one side of the seat so that it can be engaged with and disengaged from the striker. comprising a locking hook, a locking mechanism of the vehicle seat of the type locking in the longitudinal direction with respect to the casing of the sheet by locking the hook in the striker.
[0009]
Thus, the locking mechanism according to the present invention is a locking mechanism of the above-described type, and the engaging portion of the striker has a circular cross section, and the locking portion of the hook in the engaging portion of the striker is on the inner side in the width direction of the casing, and a protrusion protruding in the circumferential direction of the one direction in the engagement portion of the striker to restrict the movement of the lateral direction of the hook, the peripheral edge portion of the root portion of the protrusion The protrusion portion is extended from the outer periphery of the locking portion toward the radially outer side from the axial center side of the locking portion at one place in the circumferential direction of the locking portion of the striker. The thinned portion is formed symmetrically with respect to the projection on both sides of the peripheral portion of the projection . In the locking mechanism according to the present invention, the protruding length of the protruding portion can be formed shorter as the distance from the locking portion of the hook increases.
[0010]
In the lock mechanism according to the present invention, the striker is provided on the side wall of the passenger compartment and has a flat U-shape projecting in the left-right width direction of the passenger compartment, and provided on one side of the seat back constituting the seat. includes a hook for selectively releasably locking against the locking portion of the front and rear extending in the width direction of the left and right of the casing in the striker Te, releasably said seat back on the side wall side of the casing It can be set as the structure which functions to lock.
[0011]
[0012]
[Operation and effect of the invention]
According to the lock mechanism according to the present invention, the vehicle seat in the locked state on the side wall of the cabin, when an excessive force in the width direction of the left and right of the vehicle interior is applied, the hook engaging portion of the striker Although it is going to move up and down in the left-right direction, the movement is restricted by the protrusion provided on the engaging portion of the striker. For this reason, there is no influence on the locked state of the vehicle seat, and the seat maintains a stable locked state even if it receives an excessive force. Thus, the protrusion functioning to maintain the seat in a stable locked state is a simple shape integrally formed with the engaging portion of the striker, and the lock mechanism uses a special member. However, it can be configured by simple means, and can be configured to be extremely lightweight and small. In addition, a thin portion is formed on the front and rear of the peripheral portion of the base portion of the projection portion for the purpose of further reducing the weight of the lock mechanism. Since it is formed only on the part, the strength reduction of the striker due to the lacking part can be kept to a minimum, and the lacking part is formed symmetrically with the projection part as the axis. Despite being provided, the striker strength balance can be improved.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an example of a lock mechanism to which the present invention is applied. The lock mechanism 10 includes a striker 11, a hook 12, and a spring 13. The striker 11 has a planar U shape, is attached to a side wall of a passenger compartment (not shown) via a base 14 and protrudes inward in the left and right width directions of the passenger compartment. The hook 12 includes a forked portion 12a that opens downward and has an L-shaped hook portion 12a, and an operating lever portion 12b that is provided on the upper end surface of the hook portion 12a. With respect to the support shaft 15, it is attached so as to be rotatable in the vertical direction, and protrudes toward the side wall of the passenger compartment. The spring 13 is hooked to the base end portion of the hook portion 12a and the back frame, and urges the hook 12 in the counterclockwise direction in the drawing to be positioned at the rotation position indicated by the solid line in FIG. .
[0014]
In the lock mechanism 10, as shown in FIG. 1, the seat back SB of the seat is locked to the side wall side of the passenger compartment to hold the seat upright on the floor, and the seat back SB is locked. In this case, the hook 12 is locked to the front locking portion 11a or the rear locking portion 11b of the striker 11, as shown by the solid line in FIGS. 1 and 2, and the spring 13 holds this locked state. To do.
[0015]
In the lock mechanism 10 in this state, when the operation lever portion 12b of the hook 12 is turned to the inside of the passenger compartment as shown by a two-dot chain line in FIG. 2A, the hook portion 12a of the hook 12 is moved to the spring 13. Accordingly, it is rotated clockwise and is extracted from the striker 11, and the locked state with respect to the front locking portion 11 a is released. As a result, the seat back SB is unlocked from the side wall and can be rotated in the front-rear direction, and the seat back SB can be rotated forward to be folded on the seat cushion. The hook portion 12a can be locked and locked to the rear locking portion 11b of the striker 11, as shown by a two-dot chain line in FIG. 2 (b). In this locked state, the seat back SB is inclined more backward than the former locked state.
[0016]
In this way, the lock mechanism 10 locks the seat back SB to the side wall of the passenger compartment and holds the vehicle seat locked in the front-rear direction with respect to the vehicle body. When an excessive force acts in the left and right width direction of the chamber, this force acts to move the hook 12 on the locking portions 11a and 11b of the striker 11. FIG. 3 schematically shows a state in which this force (acting force F) acts on the hook 12, and the acting force F is on the inner end side of the engaging portion 11a as indicated by a two-dot chain line. It is moved to the position where it is located at the boundary portion with the connecting portion 11c, and moves on the connecting portion 11c under the action of the component force of the acting force F at the boundary portion. For this reason, the locked state with respect to the side wall side of the passenger compartment of the seat back SB becomes an unstable state.
[0017]
In order to solve such a problem, the lock mechanism 10a according to an example of the present invention has a configuration shown in FIG. That is, the lock mechanism 10a basically has a structure similar to the conventional lock mechanism 10, and includes a planar U-shaped striker 11, a side L-shaped hook 12, and a spring 13. The lock mechanism shown in FIG. 1 is attached to the side wall of the passenger compartment via the base 16 shown in FIG. 5, and the hook 12 is attached to the back frame so as to be rotatable in the vertical direction via the support shaft 15. 10 has the same mounting structure.
[0018]
Thus, in the lock mechanism 10a, the front locking portion 11a of the striker 11 is formed with a protruding portion 11d protruding forward, and the rear locking portion 11b is formed with a protruding portion 11e protruding backward. Has been. The projections 11d and 11e are located on the inner side in the width direction of the left and right sides of the passenger compartment with respect to the hook portion 12a that is locked to the striker 11, and are on the locking portions 11a and 11b of the hook portion 12a. At the time of movement in the same direction, the hook portion 12a is hooked to restrict movement of the hook portion 12a in the same direction. For this reason, even if the seat back SB of the vehicle seat receives an excessive acting force F as shown in FIG. 3, the hook portion 12a does not move toward the connecting portion 11c side of the striker 11, and the vehicle seat. There is no influence on the lock state of the. Therefore, even if the seat back SB receives such an excessive force F, the seat is held in a stable locked state. The lock mechanism 10a functions in the same manner when the hook portion 12a of the hook 12 is locked to the rear locking portion 11b of the striker 11.
[0019]
In the vehicle seat, since the adjacent vehicle seat receives the acting force to the seat back SB to the outside in the left and right width direction of the passenger compartment, the hook portion 12a of the hook 12 The striker 11 does not move to the side wall side on the front side locking portion 11a or the rear side locking portion 11b, and in this case as well, the seat is held in a stable locked state.
[0020]
Further, in the lock mechanism 10a, the protrusions 11d and 11e formed on the locking portions 11a and 11b constituting the striker 11 are respectively connected to the engagement portions 11a and 11b as shown in FIGS. Formed integrally in a state extending from the outer periphery of each locking portion 11a, 11b toward the radially outer side from the axial center side of each locking portion 11a, 11b at one place in the circumferential direction of the locking portions 11a, 11b. In addition, the lacking portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , and 11g 2 are formed on both front and rear sides of the peripheral portion of the base portion of each of the protrusions 11d and 11e . The respective thinned portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , 11g 2 are formed symmetrically with respect to the respective protruding portions 11d, 11e.
[0021]
Thereby, in the said lock mechanism 10a, it can comprise by a simple means, without using a special member, and can be comprised very lightweight and small. Further, the protrusions 11d, since forming each underfill portions 11f 1, 11f 2, 11g 1 , 11g 2 on the periphery of the root portion of 11e, to achieve further weight reduction of the lock mechanism 10a Can do. Furthermore, since the lacking portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , 11g 2 are formed only at the peripheral portions of the locking portions 11a, 11b, the lacking portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , 11g 2 are formed. Since the strength reduction of the striker 11 due to the above can be minimized, the lacking portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , 11g 2 are formed symmetrically about the projections 11d, 11e. Even though the meat portions 11f 1 , 11f 2 , 11g 1 , 11g 2 are provided, the strength balance of the striker 11 can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a lock mechanism according to an example of a lock mechanism to which the present invention is applied.
FIGS. 2A and 2B are a schematic side view (a) and a schematic front view (b) in which a part showing a locking operation state of the locking mechanism is omitted.
FIG. 3 is a schematic plan view showing a movement state of a hook in the lock mechanism.
FIG. 4 is a schematic plan view (a) in which a part of an example of the lock mechanism according to the present invention is omitted, and an enlarged end view (b) vertically cut along the line bb in the lock mechanism.
FIG. 5 is a perspective view of a striker and a base constituting the lock mechanism.
[Explanation of symbols]
10, 10 a ... lock mechanism, 1 1 ... striker, 11a, 11 b ... engaging portion, 11c ... connecting portion, 11d, 11 e ... protrusion, 11f 1, 11f 2, 11g 1, 11g 2 ... underfill portion , 12 ... hook, 12 a ... hook part, 12 b ... operation lever, 13 ... spring, 14, 16 ... base, 15 ... support shaft, SB ... seat back.

Claims

A striker provided on a side wall of the passenger compartment and extending in the left-right width direction of the passenger compartment; and a hook provided on one side of the seat and detachably engaged with the striker, wherein the hook is engaged with the striker. A locking mechanism for a vehicle seat that locks the seat in the front-rear direction with respect to the passenger compartment by stopping, and the locking portion of the striker has a circular cross section, and the locking portion of the striker on the inner side in the width direction of the casing from the locking portion of the hook, and a protrusion protruding in the circumferential direction of the one direction in the engagement portion of the striker to restrict the movement of the lateral direction of the hook, the projecting portion A peripheral portion of the root portion is provided with a thinned portion, and the projecting portion of the engaging portion of the engaging portion of the striker in the circumferential direction from the axial center side of the engaging portion toward the radially outer side. Extending from the outer periphery The vehicle seat locking mechanism , wherein the thinned portion is formed symmetrically with respect to the protruding portion as an axis on both front and rear sides of the peripheral portion of the protruding portion. .

2. The vehicle seat locking mechanism according to claim 1, wherein a protruding length of the protruding portion of the engaging portion of the striker is formed to be shorter as the distance from the engaging portion of the hook increases. Vehicle seat locking mechanism.

The vehicle seat locking mechanism according to claim 1, wherein the vehicle seat lock mechanism is provided on a side wall of the vehicle compartment and has a flat U-shape extending in the left-right width direction of the vehicle compartment, and a seat constituting the seat A hook provided on one side of the back and selectively removably engaged with a front and rear engaging portion extending in the left-right width direction of the compartment in the striker; A vehicle seat locking mechanism that functions to be releasably locked to the side wall of the vehicle.