JP4273447B2 - 電動プレス装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネジ機構あるいはボ−ルネジを用いてピストンロッド付のピストンをシリンダチュ−ブ内で往復移動させる電動シリンダを用いた電動プレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動プレス装置で押付力発生機構としてボ−ルネジあるいは電動シリンダを用いる場合、回転力をネジ機構を用いて直線運動に変換しているので推力による反加重は全てネジ及びそのナットに作用する。このためネジ及びそのナットには全ての反荷重が作用するため、それによりネジの寿命が決まっていた。
また、動力源がモ−タであるため高応答性に対応するモ−タの大型化が必要となり、エネルギ−効率が悪かった。さらに、シリンダチュ−ブ内部の損傷時には押付荷重の自重落下の危険がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので、本発明は、ネジ及びナットに作用する荷重を軽減すると共に応答性の向上、省エネルギ−化、及び荷重の自重落下の危険を回避する電動シリンダを用いた電動プレス装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明における電動プレス装置は、電動シリンダがネジ機構あるいはボ−ルネジを用いてピストンロッド付のピストンをシリンダチュ−ブ内で往復移動させる電動シリンダの前記ピストンの反負荷側面積を負荷側面積よりも広く形成すると共に前記シリンダチュ−ブのピストン反負荷側と負荷側とに流体圧第1配管及び流体圧第2配管を接続し、流体圧第1配管にはタンク側から絞り弁、サポ−ト切替弁を配置すると共に流体圧第2配管にはタンク側から絞り弁、アキュムレ−タ圧力抜きバルブを配置し、かつ前記流体圧第2配管のアキュムレ−タ圧力抜きバルブの下流位置に前記タンクに連通する第1分岐管を設けてタンク側から流体圧ポンプ、逆止弁を配置し、第1分岐管の下流位置にアキュムレ−タに連通する第2分岐管を、さらにその下流位置に前記サポ−ト切替弁に通じる第3分岐管をそれぞれ分岐配管したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
ここで、流体圧は油圧若しくは空圧が好ましい。特に、高負荷の場合は油圧が好ましい。また、本発明に係る電動シリンダを上下方向に使用する場合には、下降時の運動エネルギをアキュ−ムレ−タに保存することができ、上昇時に放出することで大幅な省エネルギが可能になる。
【0007】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は、本電動プレス装置Pに用いる電動シリンダの構成を示す。図1において電動シリンダ制御装置1により運転されるモ−タ2はネジ3に直結され、該ネジ3のナット4は、ピストンロッド5付のピストン6に接続され、シリンダチュ−ブ7の中に納められて電動シリンダSを構成している。なおピストン6の反負荷側面積は負荷側面積よりも広くなるように形成されている。また、ピストン6の反負荷側面積がシリンダチュ−ブ7に対するボ−ルネジのネジ3の空間投影面積により構成され、負荷側面積がシリンダチュ−ブ7に対するピストンロッド5の空間投影面積よりにより構成されている。そして、電動プレス装置P全体は図2のように構成されている。図2において、電動シリンダSのピストンロッド5の位置を測定するリニアスケール25のメインスケールMは、門型コラム24内で金型Pをセットするテーブル23に装着されている。そして、リニアスケ−ル制御装置26を介して電動シリンダ制御装置1は、モ−タ2及び電動シリンダSに電気的に接続されている。
【0008】
図1において、前記シリンダチュ−ブ7におけるピストン6の反負荷側には流体圧第1配管11が、またピストン6の負荷側には流体圧第2配管がそれぞれ接続されている。
さらに流体圧第1配管11にはタンクT側から絞り弁13、サポ−ト切替弁14が配置され、流体圧第2配管12にはタンクT側から絞り弁15、アキュムレ−タ圧力抜きバルブ16が配置されている。
【0009】
さらに前記流体圧第2配管12のアキュムレ−タ圧力抜きバルブ16の下流位置には前記タンクTに連通する第1分岐管17が分岐され、タンクT側から流体圧ポンプ18、逆止弁19が、また第1分岐管17の下流位置にはアキュムレ−タ20に連通する第2分岐管21が、さらに第2分岐管21の下流位置には前記サポ−ト切替弁14に通じる第3分岐管22がそれぞれ分岐配管されている。
【0010】
このように構成されたものは、図1において、アキュムレ−タ圧力抜きバルブ16の通電時に流体圧ポンプ18によりアキュムレ−タ20に圧力が予め畜圧されている。この状態で図2のリニアスケ−ル25及びリニアスケ−ル制御装置26を介してなされる電動シリンダ制御装置1の運転指示によりモ−タ2は予めプログラムされたピストンロッド5の移動量まで前進して押付停止する。
【0011】
この際、リニアスケール25のメインスケールMがテーブル23に装着されて固定され位置が不変状態にあって、リニアスケール25の光源がこのメインスケールMに沿って昇降してピストンロッドの昇降距離を測定して、リニアスケ−ル制御装置26を介して電動シリンダ制御装置1の運転指示をすることとなる。
【0012】
その後、サポ−ト切替弁14が通電されるとアキュムレ−タ20の圧力は、配管を介してシリンダチュ−ブ7の負荷側及び反負荷側に作用する。圧力を受けるピストン6の負荷側面積が反負荷側面積より狭い面積に形成されているためその面積差により押圧力を発生させる。
【0013】
停電時にはサポ−ト切替弁14は図1の状態に戻り、アキュムレ−タ20の圧力はシリンダチュ−ブ7の負荷側にのみ作用し、反負荷側の作動油は絞り弁13で流量を調整されながらタンクTへ排出されることによりピストンロッド5はゆっくりと縮引方向へ作動する。
【0014】
さらにアキュムレ−タ圧力抜きバルブ16も停電時には図1の状態になり絞り弁15により流量を調整しながらアキュムレ−タ20に畜圧された圧力を抜くことができる。なおピストン6の加速時に流体圧を作用させることで、加速応答性を高めることができる。
【0015】
なお、リニアスケ−ル25及びリニアスケ−ル制御装置26を用いない場合には、直接に電動シリンダ制御装置1の運転指示によりモ−タ2は予めプログラムされたピストンロッド5の移動量を制御する。
【0016】
また、前記リニアスケール25としては、例えば、株式会社ミツトヨ製のAT211を採用する。このリニアスケール25は、メインスケールMと、メインスケールMの前面側に配設されたインデックススケールと、前記メインスケールMを挟んで前記インデックススケールと対向する側に配設された光源と、光源と対向して前記インデックススケールの前面側に配設された受光素子とで構成してある。
【0017】
そして、メインスケールMが相対的に移動すると、リニアスケール用制御装置26の制御の下に、インデックススケールのそれぞれの窓を通過する光がメモリのピッチと同じ周期で明暗を繰り返し、この変化を電気信号に変換し、90度位相差のA、B位相方形波信号を出力する。カウンタではこの信号を分解し、移動方向を判別して計数表示し、前記メインスケールMの移動距離を測定するようになっている。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記の説明から明らかなように、電動プレス装置に用いる電動シリンダがネジ機構あるいはボ−ルネジを用いてピストンロッド付のピストンをシリンダチュ−ブ内で往復移動させる電動シリンダであって、シリンダチュ−ブ内におけるピストンの負荷側及び反負荷側に流体圧配管を連結させた構成にしたから、電動シリンダのピストンにサポ−ト力を発生させることができ、ネジ機構に加わる荷重は軽減されてネジの寿命は大幅に延長される。また電動プレス装置に用いる電動シリンダが停電時ピストン及びピストンロッドは流体圧により保持及び低速作動されるようになり、負荷による自重落下がなくなり安全性が向上する。
さらに電動プレス装置に用いる電動シリンダがピストンの加速時に流体圧を作用させることで加速応答性が高められられる。また電動シリンダを上下方向に向けて使用する場合は、下降時の自動エネルギ−を保存し、上昇時に放出することで大幅な省エネルギ−が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる電動シリンダの実施例を示す構成配管図である。
【図2】本発明の実施例を示す電動プレス装置の概要図である。
【符号の説明】
1 電動シリンダ制御装置
2 モ−タ
3 ネジ
4 ナット
5 ピストンロッド
6 ピストン
7 シリンダチュ−ブ
11 流体圧第1配管
12 流体圧第2配管
13 15 絞り弁
14 サポ−ト切替弁
16 アキュムレ−タ圧力抜きバルブ
17 第1分岐管
18 流体圧ポンプ
19 逆止弁
20 アキュムレ−タ
21 第2分岐管
22 第3分岐管
23 テ−ブル
24 門型コラム
25 リニアスケ−ル
26 リニアスケ−ル用制御装置
S 電動シリンダ
T タンク
M メインスケ−ル
Claims (1)
- ネジ機構(3)、(4)あるいはボ−ルネジを用いてピストンロッド(5)付のピストン(6)をシリンダチュ−ブ(7)内で往復移動させる電動シリンダ(S)の前記ピストン(6)の反負荷側面積を負荷側面積よりも広く形成すると共に前記シリンダチュ−ブ(7)のピストン(6)反負荷側と負荷側とに流体圧第1配管(11)及び流体圧第2配管(12)を接続し、
流体圧第1配管(11)にはタンク(T)側から絞り弁(13)、サポ−ト切替弁(14)を配置すると共に流体圧第2配管(12)にはタンク(T)側から絞り弁(15)、アキュムレ−タ圧力抜きバルブ(16)を配置し、
かつ前記流体圧第2配管(12)のアキュムレ−タ圧力抜きバルブ(16)の下流位置に前記タンク(T)に連通する第1分岐管(17)を設けてタンク(T)側から流体圧ポンプ(18)、逆止弁(19)を配置し、
第1分岐管(17)の下流位置にアキュムレ−タ(20)に連通する第2分岐管(21)を、さらにその下流位置に前記サポ−ト切替弁(14)に通じる第3分岐管(22)をそれぞれ分岐配管したことを特徴とする電動プレス装置。
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