JP4273430B2 - 自動車用エアロパーツの加工方法 - Google Patents

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本発明は、自動車のエアロパーツにモールを取り付けて外観を良くすることのできる自動車用エアロパーツの加工方法に関するものである。
エアロパーツは、主に自動車の外観を良くしたり、走行時に車体が受ける風の流れを整え、抵抗を少なくしたり、冷却効率を高めたり、ダウンフォースを発生させたりするために、自動車に取り付ける外装部品である。
特許文献1に記載されているように、維持コストを抑えることが可能であり、多様な外観を容易に楽しむことが可能な自動車用エアロパーツという発明も公開されている。
特開2005−153628号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、エアロパーツ自体の発明で、自動車にエアロパーツを取り付けることが目的であり、エアロパーツの外観を良くするために加工するものではない。
そこで、本発明は、自動車のエアロパーツにモールを取り付けて外観を良くすることのできる自動車用エアロパーツの加工方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、エアロパーツ11に対しモール12を取り付ける位置を決める溝の位置決め工程2と、前記溝の位置決め工程2で決めた位置の裏側に補強材を貼り付ける裏の補強工程3と、前記裏の補強工程3で補強した箇所に対し切削機でモール12の形状に合わせて溝を掘る溝の荒出し工程4と、前記溝の荒出し工程4で掘った溝を紙やすりで研磨して大きさを調整する溝のサイズ調整工程5と、前記溝のサイズ調整工程5で形成された溝に充填剤を塗り表面を研磨する面の仕上げ工程6と、前記面の仕上げ工程6で仕上げた溝の面に下地材を吹き付けて塗装の下地を作るサフェーサー入れ工程7と、前記サフェーサー入れ工程7で作った下地を着色しクリアラッカーを塗って表面を磨くことにより平滑化及びつや出しする塗装工程8と、前記塗装工程8で仕上げた溝にメッキした金属製のモール12を接着するモール取付け工程9とからなることを特徴とする自動車用エアロパーツの加工方法1の構成とした。
本発明である自動車用エアロパーツの加工方法の効果としては、エアロパーツにモールを取り付けることにより、エアロパーツ自体に傷が付きにくくなり、また、外観に高級感が出て、エアロパーツ自体に付加価値が生じることである。
本発明は、自動車のエアロパーツにモールを取り付けて外観を良くするという目的を、エアロパーツに対しモールを取り付ける位置を決める溝の位置決め工程と、前記溝の位置決め工程で決めた位置の裏側に補強材を貼り付ける裏の補強工程と、前記裏の補強工程で補強した後に切削機で溝を掘る溝の荒出し工程と、前記溝の荒出し工程で掘った溝を研磨して大きさを調整する溝のサイズ調整工程と、前記溝のサイズ調整工程の後にパテを塗って表面を研磨する面の仕上げ工程と、前記面の仕上げ工程で仕上げた後に塗装の下地を作るサフェーサー入れ工程と、前記サフェーサー入れ工程で作った下地に色を塗る塗装工程と、前記塗装工程の後に溝にモールを接着するモール取付け工程とからなる自動車用エアロパーツの加工方法により実現した。
以下に、添付図面に基づいて、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法について詳細に説明する。図1は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法の流れを示すフローチャートである。
自動車用エアロパーツの加工方法1は、エアロパーツに対しモールを取り付ける位置を決める溝の位置決め工程2と、前記溝の位置決め工程2で決めた位置の裏側に補強材を貼り付ける裏の補強工程3と、前記裏の補強工程3で補強した後に切削機で溝を掘る溝の荒出し工程4と、前記溝の荒出し工程4で掘った溝を研磨して大きさを調整する溝のサイズ調整工程5と、前記溝のサイズ調整工程5の後にパテを塗って表面を研磨する面の仕上げ工程6と、前記面の仕上げ工程6で仕上げた後に塗装の下地を作るサフェーサー入れ工程7と、前記サフェーサー入れ工程7で作った下地に色を塗る塗装工程8と、前記塗装工程8の後に溝にモールを接着するモール取付け工程9とからなることを特徴とする。
溝の位置決め工程2は、自動車用のエアロパーツに対し、モールを取り付ける位置を決める。モールを取り付ける位置としては、エアロパーツ自体のデザインが良い場所や自動車全体として外観が良くなる場所などが選ばれる。
尚、エアロパーツは、自動車の外観を良くするための外装部品であり、フロントバンパー、リアバンパー、サイドスカート、リアウィング、ボンネット又はホイール等に取り付けることができる。
裏の補強工程3は、溝の位置決め工程2で決めたモール取付位置の裏側に補強材を貼り付ける。モール取付位置を切削すると、エアロパーツの強度が落ちるので、FRP(強化ガラス樹脂)などを用いて補強する。
溝の荒出し工程4は、裏の補強工程3でモール取付位置を補強したら、ベルトサンダー等の切削機でモール取付位置に溝を掘る。尚、ベルトサンダーとは、ベルト状のヤスリを回して切削する機械である。
溝は、モールの形状に合わせて大まかに削る。尚、溝の深さは、約2ミリメートルであり、溝の幅は、約1.4ミリメートルであるが、モールのサイズに従って、溝の深さや幅を調整する。
溝のサイズ調整工程5は、溝の荒出し工程4で掘った溝をサンドペーパー等の紙やすりで研磨し、溝の角、深さ又は幅など細かい部分を調整する。尚、サンドペーパーは、80番等の粗さのものを使用する。
面の仕上げ工程6は、溝のサイズ調整工程5で掘り過ぎた箇所にパテ等の充填材を塗り込んで、表面をサンドペーパー等で研磨する。パテ等の充填と研磨を繰り返し、溝を掘った面を仕上げる。
尚、パテは、防錆鋼板対応型のポリエステル製パテなどを使用し、サンドペーパーは、180番等の粗さのものを使用する。
サフェーサー入れ工程7は、面の仕上げ工程6で仕上げた溝の面に、塗装のための下地を作る。尚、サフェーサーは、表面を整えることのできる下地材であり、塗装用スプレーガンを用いて溝に吹き付ける。
塗装工程8は、サフェーサー入れ工程7で作った下地にエアロパーツと同じ色を塗る。更に、塗装の上に透明なクリアラッカーを塗り、コンパウンドにより表面を磨く。尚、コンパウンドには、塗装の平滑化及びつや出しの効果がある。
モール取付け工程9は、塗装工程8で仕上げた溝に、モールを両面テープ等の接着剤を使用して取り付ける。溝は、モールの形状に合わせて作るため、モールをそのまま接着することができる。
尚、モールは、表面をメッキした金属製の部材であり、見た目に高級感を出すことができる。主に、棒状のものを車体に合わせて湾曲させた形状であるが、様々な形状のものにすることもできる。
図2は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりリアバンパーのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。
自動車10には様々な箇所にエアロパーツ11を取り付けることができ、図2については、自動車10のリアバンパーに対して、加工済みのエアロパーツ11を取り付けたものである。
図3は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法で加工するリアバンパーのエアロパーツを示す図である。自動車10のリアバンパーのエアロパーツ11に対しモール12を取り付けた状態である。
図4は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりフロントバンパーのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。自動車10のフロントバンパーのエアロパーツ11aに対しモール12を取り付けた状態である。
図5は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりサイドスカートのエアロバンパーを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。自動車10のサイドスカートのエアロパーツ11bに対しモール12を取り付けた状態である。
図6は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりボンネットのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。自動車10のボンネットのエアロパーツ11cに対しモール12を取り付けた状態である。
図7は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりリアウィングのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。自動車10のリアウィングのエアロパーツ11dに対しモール12を取り付けた状態である。
図8は、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりホイールのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。自動車10のホイールのエアロパーツ11eに対しモール12を取り付けた状態である。
以上のように、本発明である自動車用エアロパーツの加工方法1は、エアロパーツにモールを取り付けることにより、エアロパーツ自体に傷を付けにくくすることができ、また、外観に高級感が出て、エアロパーツ自体に付加価値を付けることができる。
本発明である自動車用エアロパーツの加工方法の流れを示すフローチャートである。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりリアバンパーのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法で加工するリアバンパーのエアロパーツを示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりフロントバンパーのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりサイドスカートのエアロバンパーを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりボンネットのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりリアウィングのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。 本発明である自動車用エアロパーツの加工方法によりホイールのエアロパーツを加工して自動車に取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1 自動車用エアロパーツの加工方法
2 溝の位置決め工程
3 裏の補強工程
4 溝の荒出し工程
5 溝のサイズ調整工程
6 面の仕上げ工程
7 サフェーサー入れ工程
8 塗装工程
9 モール取付け工程
10 自動車
11 エアロパーツ
11a エアロパーツ
11b エアロパーツ
11c エアロパーツ
11d エアロパーツ
11e エアロパーツ
12 モール

Claims (1)

  1. エアロパーツに対しモールを取り付ける位置を決める溝の位置決め工程と、前記溝の位置決め工程で決めた位置の裏側に補強材を貼り付ける裏の補強工程と、前記裏の補強工程で補強した箇所に対し切削機でモールの形状に合わせて溝を掘る溝の荒出し工程と、前記溝の荒出し工程で掘った溝を紙やすりで研磨して大きさを調整する溝のサイズ調整工程と、前記溝のサイズ調整工程で形成された溝に充填剤を塗り表面を研磨する面の仕上げ工程と、前記面の仕上げ工程で仕上げた溝の面に下地材を吹き付けて塗装の下地を作るサフェーサー入れ工程と、前記サフェーサー入れ工程で作った下地を着色しクリアラッカーを塗って表面を磨くことにより平滑化及びつや出しする塗装工程と、前記塗装工程で仕上げた溝にメッキした金属製のモールを接着するモール取付け工程とからなることを特徴とする自動車用エアロパーツの加工方法。
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