JP4272308B2 - オイル等劣化判定装置の試料収容セルおよびそれを使用したオイル等劣化判定装置 - Google Patents

オイル等劣化判定装置の試料収容セルおよびそれを使用したオイル等劣化判定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等に使用するオイル・LLC等の試料に白色光源から光を照射し、透過した光の色を数値化して、その数値を予め設定した閾値と比較することでオイル・LLC等が劣化しているかどうかを判定する装置に使用する試料収容セルおよびそれを使用したオイル等劣化判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車用オイルの劣化状態を判断するのに従来より種々の方法が採られている。一般的な例としては、オイルレベルゲージに付着したオイルの色を目視で確認し、指で粘度を確かめるといった最も簡単なものから、オイルに所定波長の光を照射しその光透過量をもとに判断するもの、オイル中の電極間電位差から判断するもの等がある。しかしながらこれらの方法は人間の勘に頼るものであったり、オイル劣化指標の一部である「オイル成分の酸化による全酸価の増加」および「腐食防止添加剤の消耗による全塩基価の減少」を確認するにとどまり、オイル全体としての性能が劣化しているかどうかを判定することはできない。その上、オイルに含まれている各種添加剤の量は、メーカーやオイル種類の違いによって差があるので、多数含まれている添加剤の内の一部のデータをもってオイル全体が劣化状態にあるのか否かを一概に判定することはできないのである。つまり、より正しくオイルの劣化を把握するには、定期的にデータを確認して変化の推移を記録したり、化学的な方法でオイル劣化指標の全項目について分析評価するのが最良なのであるが、多くの手間と設備が必要であり、一般の自動車オーナーあるいはカーショップ等では現実的な方法ではない。
【0003】
したがって、上記のようにオイルによって含まれている添加剤の量が異なるという点を考慮すれば、一般の自動車オーナー・カーショップ等にとっては、オイルの色に着目する方法がオイルに対するすす・劣化物・異物等の混入状態や、全体的な劣化度合を判断するのに有効である。そこで、例えば特開平5−223729号のように試料セルに入れたオイルに光源から光を投射し、そのオイルを透過した透過光を光電変換素子で電気信号に変換して色を測定し、その色を基にしてオイルの劣化・汚損状態を判定する装置が提案されている。しかし、このような従来の装置では、光源と光電変換素子で構成する光路に対応する試料セルの幅、すなわち試料セルの光路長がオイルの種類に関係なく一定であった。そのため、ディーゼルエンジンオイルのようにカーボンを含んで激しく黒色化したオイルを入れると、光源の光が十分に透過せず、透過光を検出できないおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、自動車から抜き取ったオイル等に光源の光を照射してその透過光をRGB受光素子で電気信号として検出し、検出した信号を色彩表色系に変換、数値化してその値からオイル等が劣化状態にあるか否かを判定する装置の試料収容セルおよびそれを使用した装置において、激しく黒色化したオイルでも確実に色検出が行え、しかもオイルを充填し易く、繰り返し使用できる試料収容セルが提供できないかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記のような問題を解決するために本発明では、光を照射する白色光源と、オイル等の試料を保持する試料保持部と、光源から照射される光の赤・青・緑成分をそれぞれ電気信号として検出するRGB受光素子とを備え、試料を透過した光源からの光をRGB受光素子で検出して表色系に数値化し、その数値からオイル等が劣化状態にあるか否かを判定する装置の試料収容セルにおいて、所定面積の第1平滑面を備えると共に、この第1平滑面に凹設した溝を備える第1の透明部材と、該第1の透明部材の第1平滑面に対向する第2平滑面を備えると共に、この第2平滑面に一対の帯状の薄い膜を印刷または貼付してなる第2の透明部材とを備え、前記第1の透明部材と前記第2の透明部材とを開閉可能に連結し、2つの透明部材を閉じた時に、前記第1平滑面に凹設する溝を前記第2平滑面に設ける一対の薄い膜で挟む間に位置させると共に、前記一対の薄い膜を挟持しながら第1平滑面と第2平滑面とで形成する均一な隙間空間に試料を保持することを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セルを提供する。
【0006】
(2)また、上記提案のオイル等劣化判定装置の試料収容セルにおいて、前記第1の透明部材と前記第2の透明部材とを閉じた時に前記第1平滑面と第2平滑面とで形成する均一な隙間空間は、前記第1平滑面に凹設する前記溝を備えない側部を周囲空間に開放したことを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セルを提案する。
【0007】
(3)また、上記提案のオイル等劣化判定装置の試料収容セルにおいて、前記第2平滑面を形成する板部材を前記第2の透明部材に備え、この板部材が弾性材を介して前記第2の透明部材に支持されることを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セルを提案する。
【0008】
(4)また、上記提案のオイル等劣化判定装置の試料収容セルを使用してオイル等が劣化状態にあるか否かを判定することを特徴とするオイル等劣化判定装置を提案する。
【0010】
【作用】
平滑面を備える2つの透明部材のうちの一方の平滑面に、所定の厚さの薄い膜を印刷あるいは貼付し、2つの透明部材を蝶番構造で開閉可能に連結するので、その連結された透明部材を閉じれば、それぞれの平滑面が薄い膜を挟んで対向し、隙間を形成する。つまり薄い膜の厚さ分の隙間空間が形成されるので、自動車から抜き取ったオイルをその隙間空間に滴下すれば均一な薄い膜状のオイル膜を得ることができる。また、平滑面を形成する板部材は弾性材で支持されているので、連結された透明部材を閉じたときに薄い膜の厚さに応じて弾性材が変形し、その結果平滑面が平行に対向して均一な隙間が形成される。したがって、均一なオイル膜を得ることができる。また、薄い膜を挟んだ平滑面で形成される隙間空間は、周囲が密閉されていない開放状態、あるいは平滑面の周囲に溝・段差等を設けて隙間空間より広い空間とされるので、隙間空間に滴下されたオイルは等しい早さで周囲へ向かって隙間空間を満たし、気泡を含まない均一な薄い膜状のオイル膜を得ることができる。
【0011】
また、気泡を含まない均一な厚さのオイル薄い膜が得られるので、光源の光が確実にオイル膜を透過し、色測定すなわちオイルが劣化状態にあるか否かを判定することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明実施例に関わるオイル等劣化判定装置を示すブロック図である。1は白色光源で、標準白色光に近いスペクトル分布を備えるパルスキセノン管等を使用する。2は白色光源1の光をオイル等の測定対象に照射し、その透過光を後述する受光素子で検出する測定光路、3は白色光源1の光を直接検出する参照光路である。4はガラス・プラスチック等の透明材料で液体の収容空間を形成した試料収容セルで、測定対象であるエンジンオイル・LLC(ロングライフクーラント)等の試料を収容する。この試料収容セルは試料の種類に応じて用意されるもので、本実施例では一例としてガソリンエンジンオイル用は隙間(光路長)0.3mmの収容空間、ディーゼルエンジンオイルは隙間(光路長)0.05mmの収容空間、LLCは隙間(光路長)6mmの収容空間を備えたセルを用いている。5は試料セルホルダーで、測定光路の途中に試料収容セルを着脱可能に固定する。この試料セルホルダーに試料収容セルを挿入することで、セルに収容した試料を薄い膜状態で光源に正対させることができる。6は白色光源1の光を測定光路に採り込む投光孔、7aは光拡散板で、表面に細かな凹凸を備え、板投光孔6から採り込んだ光を光路内にまんべんなく拡散する。8は試料収容セル4と試料を透過した光を検出するRGB検出素子である。このRGB検出素子8は、入光する光の赤色周波数帯域・緑色周波数帯域、青色周波数帯域をそれぞれ検出して電気信号に変換するもので、赤色成分はVr、緑色成分はVg、青色成分はVbの電圧を出力する。9は測定光路2と参照光路3とを光学的に遮る光遮蔽板、10は白色光源1の光を参照光路に採り込む投光孔、7bは投光孔10から採り込んだ光を光路内にまんべんなく拡散する光拡散板、11は参照光路内に拡散された光を検出するRGB検出素子である。このRGB検出素子11も、入光する光の赤色周波数帯域・緑色周波数帯域、青色周波数帯域をそれぞれ検出して電気信号に変換するもので、赤色成分はVrr、G成分はVgg、B成分はVbbの電圧を出力する。12は前記白色光源1を駆動するストロボ回路で、パルスキセノン管を瞬間的に高輝度で発光させる。13は操作部で、上記試料の劣化を判定するにあたり、「校正モード」すなわち、上記試料を収容しない状態の試料収容セルを試料収容セルホルダーに挿入し、測定光路・参照光路共にスルー状態で白色光源1を発光させ、両光路のRGB受光素子で検出する光が等しい状態となるよう校正するモードと、「測定モード」すなわち、校正後に試料を収容した試料収容セルを試料収容セルホルダーに挿入し、測定光路2において試料収容セル4を介した白色光源1からの透過光をみて試料の劣化を判定するモードとのどちらを行うかを選択する。14は補正係数設定部で、操作部13において校正モードを選択した際に、RGB受光素子8、11で検出したVr〜VbおよびVrr〜Vbbをもとに、2つのRGB受光素子の光検出レベルを等しい状態にする補正係数を設定する。15は表色系変換部で、操作部14において測定モードを選択した際に、RGB受光素子8、11で検出したVr〜VbおよびVrr〜VbbをA/D変換し、補正係数設定部14で設定した補正係数をVr〜Vbに乗算することで三刺激値X・Y・Zに置き換え、次に変換式を用いてCIE(国際照明委員会)表色系に変換する。16は測定モードでオイル等の試料を劣化判定した結果を印字するプリンター、17は同じくその劣化判定結果をLEDあるいはLCD 等で表示する表示部である。18はマイクロコンピュータで、CPU19、ROM20、RAM21を備え、ROM20で与えるプログラムに応じて制御を行う。22はインターフェースである。
【0013】
次に図2および図3を基に試料収容セル4について更に詳しく説明する。図2はディーゼルエンジンオイルなど色の濃い試料に用いる試料収容セルの斜視図であり、図3は図2のA−A断面を示す説明図である。4aはプラスチック等の透明材料からなる第1の透明部材で、同じく透明材料からなる第2の透明部材4bと蝶番構造で連結されている。25は第1の透明部材4aに一段突出して設けられる第1平滑面、26は第1の透明部材4aを貫通して第1平滑面25に開口する試料注入口である。この試料注入口26は、第1の透明部材4aを貫通した第1平滑面25とは反対の面においてテーパー形状で開口しており、このような形状により後述する隙間空間へのオイル注入動作を容易にしている。27は第1平滑面に設けられる溝である。28は第2の透明部材4bに設けられる第2平滑面であり、第2の透明部材4bに形成した凹状部に弾性材29を介して透明な板部材を収容し、この板部材の前記第1平滑面25に対向する側の表面に第2平滑面28が形成される。30は第2平滑面28上に印刷あるいは貼付される薄い膜であり、その膜厚は0.05mmとされている。従って、透明部材4aおよび4bを折りたたんだ際に第1平滑面25と第2平滑面28とで薄い膜30を挟持し、0.05mmの隙間を形成する。また、その際に弾性材29が圧縮される方向に変形するので、第1平滑面25と薄い膜30とが均一に面で接触し、片浮きのない0.05mmの隙間空間が形成されるものである。31はネジであり、透明部材4aおよび4bを折りたたんだ際、すなわち試料収容セル4を閉じた際にネジ穴32と螺合して上記隙間空間を固定する。なお、ネジ31を緩めて固定を解いた状態では、透明部材4aおよび4bで形成する角度が少なくとも90度から最大180度をなすように開くことが可能で、これにより劣化判定後の平滑面拭き取り作業が容易になる。
【0014】
次に図4を基に試料収容セル4を閉じた際に形成される隙間空間について説明する。上記のように試料収容セル4を閉じてネジ31で固定すると、弾性材29の変形を伴って第1平滑面25と薄い膜30とが均一に面接触し、第1平滑面25と第2平滑面28との間に膜厚分すなわち0.05mmの隙間空間33が形成される。このとき、第1平滑面25は溝27によって大気と連通し、かつ、図2に示すように第1の透明部材4a上に一段高く突出した形状であるため、隙間空間33は周囲四方が全て大気と連通した状態となっている。このようにして形成される隙間空間33に対し、試料注入口26よりオイルレベルゲージを差し込みオイルを滴下することで、試料であるオイルが図5に示すように均一に広がって隙間空間33を満たし、気泡を含まない0.05mmのオイル膜を形成するのである。ところが、もし隙間空間33が試料注入口26のみで大気と連通し、周囲が隔壁等で仕切られて、隙間寸法0.05mmの完全な平行面で構成されたとしたら、滴下したオイルは図6に示すように周囲の隔壁を先に伝わり、結果として隙間空間の中心に気泡を包み込んでしまい、均一なオイル膜を得ることができないのである。つまり隙間寸法がどこも等しい完全な平行面に隔壁を設けてしまうと、滴下されたオイルは隔壁に触れた部分と触れていない部分とで広がる早さに差が生じ、その広がる早さの違いが気泡を含む原因となってしまうのである。従って、本実施例では隙間空間の周囲を大気と連通するようにしたが、隔壁で周囲を完全に囲んだ場合でも、隔壁で囲んだ内側周縁に一段深い溝状の、つまり隙間寸法の大きい部分を形成すれば、本実施例と同様の作用がもたらされるのである。
【0015】
本発明は以上のように構成されるものであるが、隙間寸法すなわち光路長は薄い膜30の膜厚を変えることにより任意の光路長を得ることができる。例えば、ディーゼルエンジンオイルの場合、光路長が0.04〜0.08mmの範囲であれば劣化判定が可能であることを確認した。またガソリンエンジンオイルの場合は、0.3〜2mmの光路長であれば劣化判定が可能であり、試験研究を重ねた結果、0.3〜0.5mmの範囲がより好ましいということを確認した。なおLLCについては、試料そのものの色がディーゼル・ガソリンエンジンオイルに比べて薄いことから、劣化判定を行うにあたり色測定のために6〜10mmの光路長を必要とするので、従来よりある開閉構造を持たない一体ケース型の試料収容セルを用いることで劣化判定が可能であることを確認した。また、本実施例では2つの透明部材を蝶番構造で連結した例を示したが、開閉可能な連結構造であれば良く、回転軸を用いる蝶番構造に限定されるものではない。例えば、柔軟性を備えたフィルム、折り曲げ可能に一部を薄肉化した樹脂等を用いて連結しても良い。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、オイル等の試料収容セルを、弾性材で支持された平滑面を備える2つの透明部材のうちの一方の平滑面に、所定の厚さの薄い膜を印刷あるいは貼付し、2つの透明部材を開閉可能に連結して構成する。そして、連結した透明部材を閉じてそれぞれの平滑面が薄い膜を挟持して形成した隙間空間に試料を滴下して保持するので、平滑面に印刷あるいは貼付する薄い膜の厚さを変えることにより、試料に応じた最適な光路長を容易に得ることができる。また、劣化判定を行った後は、閉じていた透明部材を開くことで平滑面に付着している試料を容易に拭い取ることができる。
【0017】
また、2つの透明部材を閉じた時に形成される均一な隙間空間は、周囲に隔壁を持たずに大気に開放、あるいは隔壁があっても隔壁内側の周縁に隙間寸法より深い溝等を形成し、隙間空間より広い空間を設けているので、隙間空間に滴下された試料は隙間空間を等しい早さで均一に満たし、気泡を含まない均一なオイル薄い膜が得られる。
【0018】
また、透明部材に設けられる平滑面が弾性材で支持されているので、2つの透明部材を閉じた時に、一方の平滑面上に印刷あるいは貼付される薄い膜ともう一方の平滑面とが面で接触するよう弾性材が変形する。従って、2つの平滑面が薄い膜を挟んで常に平行に対向し、等しい光路長の隙間空間を形成することができる。
【0019】
また、自動車のオイルゲージに付着したオイルを滴下するだけで気泡を含まない均一な厚さのオイル薄い膜を得ることができるので、本発明に関わるオイル等劣化判定装置の測定光路中に挿入すれば、激しく黒色化したディーゼルエンジンオイルでも光源の光が確実にオイル膜を透過してRGB検出素子に到達する。従って、従来では判定できなかった様な色の濃いオイルでも確実にその劣化状態を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に関わるオイル等劣化判定装置のブロック図である。
【図2】本発明実施例に関わるディーゼルエンジンオイル用試料収容セルを示す説明図である。
【図3】図2の断面説明図である。
【図4】本発明実施例の要部を示す説明図である。
【図5】試料収容セルに試料を滴下した際に試料が均一に広がる様子を示す説明図である。
【図6】試料収容セルに試料を滴下した際に試料が気泡を含みながら不均一に広がる様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 白色光源
4 試料収容セル
4a 第1の透明部材
4b 第2の透明部材
5 試料セルホルダー
8 RGB受光素子
25 平滑面
26 試料注入口
27 溝
28 平滑面
29 弾性材
30 薄い膜
33 隙間空間

Claims (4)

  1. 光を照射する白色光源と、オイル等の試料を保持する試料保持部と、光源から照射される光の赤・青・緑成分をそれぞれ電気信号として検出するRGB受光素子とを備え、試料を透過した光源からの光をRGB受光素子で検出して表色系に数値化し、その数値からオイル等が劣化状態にあるか否かを判定する装置の試料収容セルにおいて、
    所定面積の第1平滑面を備えると共に、この第1平滑面に凹設した溝を備える第1の透明部材と、
    該第1の透明部材の第1平滑面に対向する第2平滑面を備えると共に、この第2平滑面に一対の帯状の薄い膜を印刷または貼付してなる第2の透明部材とを備え、
    前記第1の透明部材と前記第2の透明部材とを開閉可能に連結し、2つの透明部材を閉じた時に、前記第1平滑面に凹設する溝を前記第2平滑面に設ける一対の薄い膜で挟む間に位置させると共に、前記一対の薄い膜を挟持しながら第1平滑面と第2平滑面とで形成する均一な隙間空間に試料を保持することを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セル。
  2. 請求項1記載のオイル等劣化判定装置の試料収容セルにおいて、前記第1の透明部材と前記第2の透明部材とを閉じた時に前記第1平滑面と第2平滑面とで形成する均一な隙間空間は、前記第1平滑面に凹設する前記溝を備えない側部を周囲空間に開放したことを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セル。
  3. 請求項1記載のオイル等劣化判定装置の試料収容セルにおいて、前記第2平滑面を形成する板部材を前記第2の透明部材に備え、この板部材が弾性材を介して前記第2の透明部材に支持されることを特徴とするオイル等劣化判定装置の試料収容セル。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載のオイル等劣化判定装置の試料収容セルを使用してオイル等が劣化状態にあるか否かを判定することを特徴とするオイル等劣化判定装置。
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