JP4271639B2 - ネットワークシステム、コンピュータシステム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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この発明はネットワークシステムにおいて、それぞれが保有する時刻を同期させることが可能なサーバシステムとクライアントシステム及びそれらを備えたネットワークシステムに関する。
ネットワークシステムにおいては、クライアントとサーバ間で時刻を同期させる必要があることが多い。従来は、この種の処理は、ユーザがクライアントを操作して行っていたが、信頼性に欠け、また、利用者の負担が大きいことから、自動化の要望が強い。
このような要望を満たす技術として、特許文献1には、サーバからの指示で、クライアントにおいて、クロックサンプリングの周期を変更することにより、時刻の同調を実現する手法が開示されている。
特開平6−216889号公報
一方、クライアントを構成するアプリケーションがJava(登録商標)アプレット(以降、単にアプレットともいう。)で構成されることが多くなっている。Java(登録商標)アプレットとは、ネットワークを通じてWebブラウザにダウンロードされ、ブラウザに埋め込まれて実行されるJava(登録商標)プログラムのことである。アプレットを使うことにより、例えば、HTMLで記述された静的なWebページでは実現できない動的な表現が可能となる。また、Webブラウザのみで利用することができるネットワークゲームやチャットプログラムを開発することもできる。
但し、Java(登録商標)アプレットはHTMLに組み込まれるため、Java(登録商標)アプレットを悪用してユーザのコンピュータに被害を与えることのないように、ユーザのハードディスクの内容を読み書きしたり、自分が呼び出されたWebサーバ以外のコンピュータに接続したり、他のアプリケーションソフトを起動したりすることはできないようにセキュリティ制約が付いている。なお、サインド(署名付き)アプレットでは、その正当性を示す電子署名が添えられ、ダウンロード時にされるユーザの確認操作の後にダウンロードされることでセキュリティが担保されている。このため、サインドアプレットでは、一時的にユーザーコンピュータ上のファイル操作が可能なまでにセキュリティポリシーを緩めることが可能となっている。しかしながら、このようなサインドアプレットであってもレジストリや環境変数と言ったシステムリソースを変更することは禁止されている。
このため、Java(登録商標)アプレットを使用するクライアントで、サーバと時刻を同期させる処理を自動化しようとしても、Java(登録商標)固有の問題で実現困難であった。
また、サーバ装置とJava(登録商標)アプレットを使用するクライアント装置間で任意のタイミングを基準とする処理を実行しようとしても、時刻の同期が困難であるため、ログデータがちぐはぐになる等の問題があった。
本発明は、サーバ装置とJava(登録商標)アプレットを使用するクライアント装置間で、自動的に時刻を同期させることを可能とすることを目的とする。
また、本発明は、サーバ装置とJava(登録商標)アプレットを使用するクライアント装置との間で、同期しているタイマを使用して、様々な処理を実行可能とすることを他の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るネットワークシステムは、
第1のタイマと、前記第1のタイマを制御するオペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作するブラウザと、前記オペレーティングシステム上で動作するエージェントプログラムと、を備え、ダウンロードされたプログラムによる前記オペレーティングシステムのシステムリソースの変更が禁止されているクライアント装置と、
第2のタイマを備え、前記クライアント装置からのアクセスに応答して、前記第2のタイマの計時時刻を示す時刻情報を前記クライアント装置に送信するサーブレットを備えるサーバ装置と、
から構成され、
前記第1のタイマは、前記オペレーティングシステムのシステムリソースであり、
前記エージェントプログラムは、所定条件の成立により、前記ブラウザを起動し、
該ブラウザは、前記サーバ装置にアクセスして該サーバ装置の前記サーブレットからタイマ修正用のJava(登録商標)アプレットをダウンロードし、
前記Java(登録商標)アプレットは、前記サーバ装置にアクセスして前記サーブレットより時刻情報を受信して前記エージェントプログラムに提供し、
前記エージェントプログラムは、前記クライアント装置に常駐し、前記システムリソースに制約なくアクセスできるものであり、前記Java(登録商標)アプレットから提供された前記時刻情報に基づいて、前記オペレーティングシステムのアプリケーションインタフェースに時刻情報の修正を依頼し、
前記オペレーティングシステムは、前記エージェントプログラムからの依頼に基づいて、前記第1のタイマを修正する、
ことを特徴とする。
また、この発明の第2の観点に係るコンピュータシステムは、
タイマと
前記タイマを管理するオペレーティングシステムと、
前記オペレーティングシステム上で動作するブラウザと、
前記オペレーティングシステム上で動作するエージェントプログラムと、
を備え、
ダウンロードされたプログラムによる前記オペレーティングシステムのシステムリソースの変更が禁止されており、
前記タイマは、前記オペレーティングシステムのシステムリソースであり、
前記エージェントプログラムは、所定条件の成立により、前記ブラウザを起動し、
該ブラウザは、他の装置にアクセスして該他の装置からタイマ修正用のJava(登録商標)アプレットをダウンロードし、
前記Java(登録商標)アプレットは、前記他の装置にアクセスして時刻情報を受信して前記エージェントプログラムに提供し、
前記エージェントプログラムは、コンピュータシステムに常駐し、前記システムリソースに制約なくアクセスできるものであり、前記Java(登録商標)アプレットから提供された時刻情報に基づいて、前記オペレーティングシステムのアプリケーションインタフェースに時刻情報の修正を依頼し、
前記オペレーティングシステムは、前記エージェントプログラムからの依頼に基づいて、前記タイマを修正する、
ことを特徴とする。
前記クライアント装置又はコンピュータシステムは、例えば、タイマの計時時刻の制御・修正を行うか否かを指定する制御情報を記憶する手段を備える。この場合、前記Java(登録商標)アプレットは、前記制御情報がタイマの制御・修正を行うことを指定しているときに、前記エージェントプログラムに時刻の修正・調整を指示する。
前記エージェントプログラムは、例えば、前記Java(登録商標)アプレットから提供された前記時刻情報が示す時刻とタイマが計時している時刻との差(絶対値)が所定の閾値より大きいときに、前記オペレーティングシステムに時刻の修正を指示する。
また、動作スケジュールを規定するスケジュールファイルと、前記スケジュールと前記タイマの計時時刻とに従って、前記エージェントプログラムに時刻修正動作の起動をかけるアプリケーションプログラムと、をさらに配置してもよい。
また、コンピュータを上述のクライアント装置或いはコンピュータシステムとして動作させるアプリケーションプログラムやエージェントプログラムを記録媒体に格納して配布したり、搬送波に重畳してネットワークを介して送信したりしてもよい。
本発明によれば、Java(登録商標)アプレットを用いたシステムにおいて、タイマの計時時刻を自動で適切に調整することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態のネットワークシステムは、Webサーバ端末と、Webクライアント端末とから構成され、Webクライアント端末が、Webサーバ端末から時刻情報を得て、オペレーティングシステム内のタイマの時刻を修正することにより、Webサーバ端末とWebクライアント端末との時刻を同期させるシステムである。
より、詳細に説明すると、本実施の形態のネットワークシステムは、図1に示すように、Webサーバ端末2と、該Webサーバ端末2にインターネット又はイントラネット(Web)を介して接続されたWebクライアント端末4とから構成される。なお、図1では、Webクライアント端末4を1台のみ記載しているが、同様の構成を有するWebクライアント端末4が複数台Webに接続されている。
Webクライアント端末4は、Webクライアント部1のWebブラウザ11(アプレット12を動作させる為にJava(登録商標)Plug−inが挿入されている)から、Webサーバ端末2にWebを介してアクセスして、Webサーバ端末2から、Webクライアント部1のWebブラウザ11にアプレット12をダウンロードする。続いて、このアプレット12がWebサーバ端末2のサーブレット22から時刻情報を得て、Webクライアント部1のエージェント(エージェントプログラム)13に時刻情報を渡し、エージェント13からWebクライアント端末4のオペレーティングシステム15内のタイマ1002の時刻を修正する。これにより、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4との間の時刻が同期する。
なお、Java(登録商標)アプレットとは、サンマイクロシステムズ社のJava(登録商標)言語で記述され、WebサーバからWebブラウザにダウンロードされ、Webブラウザを仮想マシンとして実行されるプログラムの総称であり、HTMLだけではできないダイナミックな表現を可能とする。
アプレットは、HTMLに組み込まれるため、アプレットを悪用してユーザのコンピュータに被害を与えることのないように、ユーザのハードディスクの内容を読み書きしたり、自分が呼び出されたWebサーバ端末以外のコンピュータに接続したり、他のアプリケーションソフトを起動したりすることはできないようにセキュリティ制約がついている。ここで、アプレット12はサインドアプレットとしてあり、セキュリティを担保しているが、サインドアプレットであってもオペレーティングシステム15のシステムリソースの変更は禁止されている。つまり、アプレット12がオペレーティングシステム15のシステムリソースとして制御されるタイマ1002を直接修正するようなこともできない構成になっている。
なお、同期させたWebサーバ端末2のタイマ1001とWebクライアント端末4のタイマ1002とを用いてどのような処理を行うかは任意である。例えば、予め定めたスケジュールに従って、タイマ1002の計時時刻が所定時刻になると、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4との間でファイルの交換を行う等の処理が可能である。
図1に戻り、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成の詳細について説明する。
Webサーバ端末2は、時刻修正・伝送のためのサーブレット・アプレットをWebクライアント端末4に提供するWebサーバプログラム(以下、Webサーバと言う)21を備える。Webサーバ21は、サーブレット22を実行させるとともに、Webブラウザ11のアクセスを受け、アプレット12をWebクライアント端末4にダウンロードさせる。
また、Webサーバ端末2は、電波時計、テレホンJJYなどの信頼度の高い時刻源に基づいて自己の計時する時刻を修正され、信頼度の高い時刻を計時するタイマ(計時装置)1001と、タイマ1001が保有する時刻情報のアクセスを管理する情報(後述のユーザID、パスワード等)を格納するアクセス管理データベース(DB)23とを備える。
Webサーバ端末2のオペレーティングシステムとしてはマイクロソフト社のWindows(登録商標)2000 Server SP4、IBM社のAIX 5L Version5.1、レッドハット社のRed Hat Enterprise Linux AS 2.1等を利用すれば良い。また、Webサーバ21を構築するWebサーバプログラム、言い換えれば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバプログラムとしては、アパッチソフトウェアファウンデーションのApache 2.0.48等が利用できる。また、サーブレット22を実行するJava(登録商標)サーブレットコンテナとしてはアパッチソフトウェアファウンデーションのTomcat 5.0.19等が利用できる。アクセス管理データベース23は、例えば、米国カリフォルニア大学本校及びPostgreSQL国際開発チームのPostgreSQL等を利用して構築できるし、その他のデータベースアプリケーションを利用しても良い。
Webクライアント端末4は、Webクライアント部1と、アプリケーション部3と、オペレーティングシステム(OS)15と、設定ファイル16と,タイマ1002とを備える。
Webクライアント部1は、マイクロソフト社のInternet Explorer等のアプレットを実行する仮想マシン機能を備えたWebブラウザ11を備える。Webブラウザ11は、Webサーバ端末2からダウンロードされるアプレット12を実行し、Webサーバ端末2上のサーブレット22との間で時刻情報の取得、時刻修正の要求、及び伝送を行うものである。
Webクライアント部1は、Webブラウザ(ウエブブラウザプログラム)11及びアプレット12及びエージェント13を備える。エージェント13はアプレット12及びアプリケーション(アプリケーションプログラム)31から送られる後述する各種コマンドに応じて、通信のセッション毎にWebブラウザ11及びアプレット12を制御するためにセッション管理テーブル130を備える。なお、セッション管理テーブル130の詳細は後述する。
アプリケーション部3は、アプリケーション31を備えている。アプリケーション31は、アプレット12、エージェント13に対して各種コマンドを送受信する機能を備えたAPI(Application Program Interface)32を備える。アプリケーション31は、例えば、オートパイロットプログラムであり、電源立ち上げ時と所定の日時に、API32を介してWebクライアント部1に伝送要求をかけるメインプログラム34を備える。
これら、Webブラウザ11、エージェント13、アプリケーション31は、Webクライアント端末4のオペレーティングシステム15上で実行される。オペレーティングシステム15としては、例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)98/NT/2000/XP等を利用すれば良い。
設定ファイル16は、Webクライアント端末4がタイマ1002の時刻調整を行う制御情報としての条件情報を格納する。この条件情報は、例えば、利用者の入力操作により設定される。この設定ファイル16には、例えば、図2に示すように、設定ファイル16内にセット・リセットされる時刻修正フラグがセット状態で(ステップS11;Yes)、Webサーバ端末2からダウンロードされた時刻情報が示す時刻(Webサーバ端末2のタイマ1001の計時時刻)とタイマ1002の計時時刻との差が所定の閾値以上の場合(ステップS12;Yes)にのみ、タイマ1002の時刻をダウンロードした時刻情報が示す時刻に修正する(ステップS13)、ことが設定されている。
タイマ1002は、このWebクライアント端末4のローカル時刻を計時する。タイマ1002は、オペレーティングシステム15の管理下にあり、図2に示す条件が成立したときに、後述する手順により、タイマ1001の計時時刻に一致するように修正される。
次に、エージェント13が備えるセッション管理テーブル130の詳細を説明する。
セッション管理テーブル130は、図3に示すように、例えば、Session−No131、TCP(Transmission Control Protocol)−Port132、URL(Uniform Resource Locator)133、Lock−Flag134、Socket−Descripter135、IE−Start−Time(以下、単にStart−Timeという)136、IE−Process−ID(以下、単にProcess−IDという)137を管理するものであり、本実施の形態では、最大4組迄管理するものとする。
Session−No131の内容は、時刻情報送受信やファイル伝送等の任意のセッションを管理する管理番号を示し、予め1番から4番まで設けられている。これに限らず、適宜に必要なセッション数に応じて管理番号を増やしても良い。Session−No131の番号は、言い換えれば、セッション毎のWebブラウザ11の管理番号である。
TCP−Port132の内容は、アプレット12がダウンロードされた際にAPI32を介してアプリケーション31とTCP/IP通信する際のTCPポート番号を示す。
URL133の内容は、Webサーバ端末2のURLを示す。
Lock−Flag134の内容は、対応するSession−No131の管理番号が既にWebブラウザ11で占有されていること、すなわち、既に他の処理のセッションに占有されていることを示すものであり、当該管理番号にてWebブラウザ11が起動される際に占有を示す“1”が格納され、Webブラウザ11が終了されて占有状態を開放する場合には非占有を示す“0”が格納される。
Socket−Descripter135の内容は、エージェント13とアプリケーション31との通信の際に使用されるソケットの認識番号を示す。
Start−Time136の内容は、Webブラウザ11を起動した時刻を示す。エージェント13は、この時刻を起点に、例えば、実行中の処理が継続中であることを示すステータス情報を定期的にAPI32に送信する。アプリケーション31はこれにより処理の中断等の異常状態を監視できる。
Process−ID137の内容は、起動したWebブラウザ11毎にオペレーティングシステム15が生成し、当該システム内で使用するWebブラウザ11のプロセス番号を示す。これにより、エージェント13は、プロセス番号を指定してオペレーティングシステム15にWebブラウザ11の終了をさせることが可能となっている。
次にエージェント13及びアプレット12とAPI32との間で使用されるコマンドの詳細について説明する。
コマンドの概要は図4に示す通りであり、コマンドCI(管理情報の取得)は、セッションの管理情報を取得するためのものであり、エージェント13よりセッション管理テーブル130を参照するコマンドである。
コマンドCL(セッションロック)は、指定したセッションの管理番号、すなわち、Session−No131を占有するコマンドである。
コマンドCO(ブラウザオープン)は、指定したSession−No131でWebブラウザ11を起動させるコマンドである。
コマンドCC(ブラウザクローズ)は、Session−No131で指定したWebブラウザを終了させるコマンドである。
コマンドCU(セッションアンロック)は、指定したSession−No131の開放を指示するコマンドである。
コマンドCS(状態照会)は、アプレット12の動作状態を照会するコマンドである。
コマンドCTS(時刻修正)は、アプレット12がエージェント13に対して、Webクライアント端末4のタイマ1002の時刻修正を行うように指示をするものである。
コマンドCP(ポート)は、コマンドCO後に実行されるもので、コマンドCPはアプレット12からエージェント13に対して実行され、セッション毎にアプレット12とエージェント13及びAPI32が通信を行うためのポート(以下、通信ポート)を指定するものである。アプレット12はコマンドCPによりポート番号を引数としてエージェント13に渡し、エージェント13はセッション管理テーブル130のTCP−Port132に格納する。エージェント13はアプレット12に応答を返し、アプレット12はコマンドCPが正常終了したと認識する。
コマンドCT(ファイル伝送指示)は、ファイル伝送を指示するコマンドであり、目的のファイルID、グループID、ユーザID及びパスワードを添えてファイルのダウンロード又はアップロードの指示をするものである。
図5は、図1に示すWebクライアント端末4の基本構成を示す。
図示するように、Webクライアント端末4は、制御部411と、記憶部412と、補助記憶部413と、入力部414と、表示部415と、通信制御部416とを備える。
制御部411は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部412に読み出したプログラムを実行し、後述する通信制御、タイマの制御、ファイル制御などを行う。また、制御部411は内部タイマを備え、オペレーティングシステムの制御下にこのタイマを制御する。このタイマがオペレーティングシステム15の管理下になるタイマ1002として機能する。
記憶部412は、所謂メインメモリであり、RAMなどから構成され、制御部411の実行対象のプログラム(エージェント13等)やデータ(セッション管理テーブル130等)を記憶する。
補助記憶部413は、ハードディスク装置等から構成され、前述のオペレーティングシステム15と,Webブラウザ(ウエブブラウザ)プログラム11と,アプリケーションプログラム31と,設定ファイル16と,スケジュールテーブル33と,を格納している。
入力部414はキーボード、マウス等を備え、種々の指示や設定情報を入力する。
表示部415は様々な情報を表示する。
通信制御部416は、制御部411の制御下に、ネットワークを介して例えばWebサーバ端末2と通信を行う。
次に、Webクライアント端末4がWebサーバ端末2から時刻情報を取得して、自己のタイマ1002の計時時刻を修正して、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4の時刻を同期させる動作について説明する。
まず、アプリケーション31の動作を説明する。
アプリケーション31は、起動されると、タイマ1002が計時している現在時刻を監視し、スケジュールテーブル33に設定されているタイミングに達すると、メインプログラム34からAPI32を介してエージェント13にコマンドCLを送ってセッションをロックし、さらに、エージェント13にコマンドCOを送って、Webブラウザ11を起動する。
起動されたWebブラウザ11にWebサーバ端末4のサーブレット22からアプレット12がロードされ、アプレット12は、サーブレット22から時刻情報を受信する。アプレット12は、受信した時刻情報をエージェント13にコマンドCTSを介して渡す。エージェント13は、渡された時刻情報を用いて、タイマ1002の時刻をオペレーティングシステム15を介して修正する。これにより、Webクライアント端末4の計時時刻とWebサーバ端末2の時計時刻とが同期する。
次にAPI32の動作について説明する。
アプリケーション31からの指示を受けたAPI32は、エージェント13にコマンドCIを送り、セッション管理テーブル130の全管理情報を要求する。エージェント13から全管理情報を受け取ると、Lock−Flag134に既に占有を示す“1”が立ってないSession−No131を特定して、これを占有するためコマンドCLをエージェント13に送る。このとき、Lock−Flag134に既に占有を示す“1”が立ってないSession−No131が複数あった場合には、若い番号から占有する。また、コマンドCLには、引数として、指定するSession−No131の番号を添える。ここで、API32は、管理情報を参照し、既に使用中のTCPポート番号と重複しないようにTCPポート番号を選択する。
API32は、エージェント13からコマンドCLに対する応答を受け取ると、エージェント13にコマンドCOを送り、Webブラウザ11の起動を指示する。ここで、API32は、Webサーバ21のURLをコマンドCOの引数として添える。API32は、エージェント13からコマンドCOに対する応答を受け取ると、エージェント13にコマンドCIを送り、セッション管理テーブル130の全管理情報を要求し、エージェント13から全管理情報を受け取る。この時点では、Webブラウザ11が起動され、Webサーバ21からアプレット12がダウンロードされており、取得した全管理情報については、セッション管理テーブル130の先に占有したSession−No131の行において、URL133には、以降のアクセス先となるWebサーバ21のサーブレット22のURLが格納され、Lock−Flag134が格納され、Socket−Descripter135にはエージェント13との通信のソケットの認識番号が格納され、Start−Time136にはWebブラウザ11の起動された時刻が格納され、Process−ID137にはこのセッションにおいてオペレーティングシステム15により生成されたWebブラウザ11のプロセス番号が格納された状態となっている。
API32は、エージェントに対してコマンドCIを送り、セッション管理テーブル130の全管理情報を取得し、TCP−Port132に格納されているTCPポート番号を用いて、アプレット12に対して伝送を指示するコマンドCTを送る。API32は、アプレット12からコマンドCTに対する応答を受け取ると(伝送が終了したことを認識すると)セッションの管理番号を引数としてコマンドCCをエージェント13に送り、Webブラウザ11の終了を指示する。API32は、エージェント13からコマンドCCに対する応答を受け取ると、エージェント13にコマンドCUを送り、指定したSession−No131の開放を指示する。API32は、エージェント13からコマンドCUに対する応答を受け取ると、コマンドCUが正常終了したことを認識する。
次に、エージェント13の時刻情報受信動作について説明する。エージェント13は、API32からコマンドCIを受けると、セッション管理テーブル130の全管理情報を読み出してAPI32に送る。エージェント13は、API32からコマンドCLを受けると、API32により指定されるセッション管理テーブル130のSession−No131の行において、Lock−Flag134に占有を示す“1”を格納し、Socket−Descripter135にソケットの認識番号を格納してAPI32に応答する。エージェント13は、API32からコマンドCOを受けると、API32により指定されるURLに対応するWebサーバ21にアクセスすべく、Webブラウザ11を起動する。このとき、Webブラウザ11が開くURLに引数として、API32より指定されるSession−No131のセッション管理番号は、アプレット12がエージェント13に対してコマンドCPを送ったときにSession−No131のセッション管理番号ではTCP−Port132のTCPポート番号を使用するように応答し、セッション管理テーブル130のSession−No131の行にTCP−Port132のTCPポート番号を格納する。例えば、セッション管理番号が1番と指定するとすれば、「HTTP://URL ?pno=01」等と通常のURLの記述に続けて所定の書式でセッション管理番号を添える。これにより、セッションの異なるアプリケーション31間でTCPポート番号が重複してTCPポート番号の付け替え処理の必要が生じることがないので、複数のセッションを同時に処理する場合であっても、処理時間を抑えることが可能となっている。
また、Webブラウザ11の起動の際に、エージェント13は、API32により指定されるセッション管理テーブル130のSession−No131の行において、Webブラウザ11の起動の際にオペレーティングシステム15が生成したWebブラウザ11のプロセス番号をProcess−ID137に格納し、Start−Time136に起動時刻を格納する。
エージェント13は、Webサーバ21からWebブラウザ11にダウンロードされたアプレット12から、指定のTCPポート番号、Webサーバ21が実際に受付ポートとしたTCPポート番号及び以降にアクセスするサーブレット22のURLを示すコマンドCPを受けると、API32により指定されるセッション管理テーブル130のSession−No131の行において、TCP−Port132にWebサーバ21が実際に受付ポートとしたTCPポート番号を格納し、アプレット12に応答を行う。
エージェント13は、アプレット12からコマンドCTSを受けとると、受けとった時刻情報(アプレット−サーブレット間で計算された時刻情報)が閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上であると判断した場合には、タイマ1002の時刻を修正する。エージェント13は、アプレット12にコマンドCTSに対する応答を送り、時刻修正が正常終了したことを通知する。エージェント13は、API32からコマンドCIを受けとると、コマンドCIの応答として、セッション管理テーブル130の全管理情報を引数として送る。API32は、受けとったセッション管理テーブル130の全管理情報のTCP−Port132に格納されているTCPポート番号を用いて、アプレット12に対して伝送を指示するコマンドCTを送り、伝送が正常終了するとアプレット12からコマンドCTに対する応答を受け、エージェント13は、API32からコマンドCCを受ける。エージェント13は、セッション管理テーブル130から、指定されたSession−No131のセッションの管理番号に対応するProcess−ID137のプロセス番号を読み取り、オペレーティングシステム15に当該プロセス番号に対応するWebブラウザ11の終了を指示し、API32にコマンドCCに対する応答を送る。
エージェント13は、API32からコマンドCUを受けると、セッション管理テーブル130の指定されたSession−No131のセッションの管理番号に対応するLock−Flag134に“0”を格納して、当該セッションの管理番号を開放し、API32にコマンドCUに対する応答を送る。
次に、Webサーバ21の動作、特に、Webブラウザ11からのアクセスに対する応答動作について説明する。
Webサーバ21は、Webブラウザ11から自己のURLにセッション管理番号を付加したアクセス要求を受けると、以降のWebブラウザ11との間で行われる通信(時刻情報及びファイルの伝送)のセッションのための、サーブレット22を起動する。これとともに、Webブラウザ11に指定されたセッション管理番号及びサーブレット22のURLに関する情報を含んだアプレット12をWebブラウザ11にダウンロードする。これにより、以降の通信はアプレット12とサーブレット22との間で実行可能となる。
次にアプレット12の動作、特にエージェント13及びAPI32との通信動作について説明する。
アプレット12は、Webブラウザ11にダウンロードされると、コマンドCPをエージェント13に送り、Webブラウザ11に実際に待受けポートとしたTCPポート番号及びサーブレット22のURLに関する情報を通知する。アプレット12は、エージェント13からコマンドCPに対する応答を受けると、コマンドCPの正常終了を確認する。ここで確立された通信ポートを介して、アプレット12はコマンドCTSを時刻情報を引数としてエージェント13に送る。
エージェント13は、引数として時刻情報、即ち、Webサーバ端末2のタイマ1001が計時している時刻を示す時刻情報を取得して、図2に示すステップS12の条件、即ち、この時刻情報が示す時刻とタイマ1002が計時している時刻との差が閾値以上であるか否かを判別し、閾値以上であると判別した場合には、オペレーティングシステム15の図示しないAPI(Application Program Interface)を使用してタイマ1002の時刻修正を実行する。換言すれば、オペレーティングシステム15にタイマ1002の修正を依頼すると共に修正すべき時刻を通知する。オペレーティングシステム15から時刻修正が終了の通知を受けると、エージェント13は、アプレット12に時刻修正が終了したことを示す応答を送る。
このように、修正すべき時刻情報は、セキュリティを担保されて確立されており、セキュリティの制約を受けることのない通信ポートを介してアプレット12に伝送され、さらに、アプレット12からエージェント13へと送られる。そして、Webクライアント端末4に常駐し、特にシステムリソースに制約なくアクセスできるエージェント13により、オペレーティングシステム15のシステムリソースであるタイマ1002の時刻情報が修正される。
アプレット12は、エージェント13からコマンドCTSに対する応答を受けると、コマンドCTSの正常終了を確認する。
以上の説明では、アプレット12、エージェント13、アプリケーション31、及びAPI32の動作を個々に述べたが、それぞれの動作連携を纏めると、図6に示すようになる。
まず、アプリケーション31の要求に応じて、API32からコマンドCIがエージェント13に送られる(ステップS21)。エージェント13はこれに応答してセッション管理テーブル130の全管理情報をAPI32に送信して応答する(ステップS22)。
次に、API32は、受信した管理情報から、占有されていないセッションの管理番号を特定し、引数としてセッション管理番号の指定を添え、特定したセッション管理番号の行を占有するコマンドCLをエージェント13に送る(ステップS23)。エージェント13は、セッション管理テーブル130上で、対応するセッション管理番号の行を占有し、すなわち、ロックし、API32に応答する(ステップS24)。
次に、API32から引数としてWebサーバ21のURLを添えてコマンドCOをエージェント13に送る(ステップS25)。エージェント13はコマンドCOに応答して、セッション管理番号の指定を添えてWebブラウザ11を起動し、Webサーバ21にアクセスし、API32に応答する(ステップS26)。これによりWebサーバ21のサーブレットとWebブラウザ11との間にセッションが確立し、Webブラウザ11にアプレット12がダウンロードされる(ステップS27)。Webブラウザ11はアプレット12がサインドアプレットであることから、ダウンロード時に確認画面を提供(例えば、表示部415に表示)し、これに対してユーザの入力部414からの確認操作がされると、アプレット12をダウンロードする。Webブラウザ11は、一度ダウンロードされたアプレット12については、以降のアプレット12のダウンロード時のユーザの確認操作を不要とするようにアプレット12の識別情報を図示しないJava(登録商標)Plug−inの設定ファイルに書き込む。これにより、アプレット12のダウンロードについてセキュリティが担保される。
アプレット12はWebブラウザ11で実行され、コマンドCPをエージェント13に送る(ステップS28)。 エージェント13はセッション管理テーブル130の当該セッションの行の管理情報にTCPポート番号を追加、すなわち、TCP−Port132に格納し、アプレット12に応答する(ステップS29)。
続いて、アプレット12は、設定ファイル16を読み込み、時刻修正を行うか否かのフラグ(制御情報)をチェックし(図2,ステップS11)、時刻修正を行うフラグがセットされている場合(図2、ステップS11;Yes)には、サーブレット22から時刻情報を取得し、コマンドCTSに時刻情報を引数としてエージェント13に送る(ステップS30)。エージェント13は、時刻情報が示す時刻とタイマ1002が計時している時刻との差(例えば、絶対値)を求める(差を求めるところまでは、サーブレット22で行ってもよい)。また、設定ファイル16から時刻修正要否判別用の閾値を読み込み、時刻の差が閾値より大きい場合には、オペレーティングシステム15のAPIを介してオペレーティングシステム15に、時刻修正の依頼及び修正すべき時刻を通知する。オペレーティングシステム15は、通知に従って、タイマ1002の計時時刻を修正する。これにより、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4の時刻が一致する。
その後、オペレーティングシステム15は、エージェント13に時刻修正が終了した旨応答する。エージェント13は、時刻修正が終了したことを示す応答をアプレット12に送る(ステップS31)。なお、時刻修正を行わなかった場合にも、終了応答をアプレット12に送る。
アプリケーション31は、API32を介してエージェント13に対してコマンドCIを送り(ステップS32)、エージェント13からセッション管理テーブル130の全管理情報を引数として受けとり(ステップS33)、受けとったセッション管理テーブル130の全管理情報のTCP−Port132に格納されているTCPポート番号を用いて、アプレット12に対して伝送を指示するコマンドCTを送り(ステップS34)、伝送が正常終了するとアプレット12からコマンドCTに対する応答を受ける(ステップS35)。これを受けたAPI32は、Webブラウザ11の終了を指示するコマンドCCをエージェント13に送る(ステップS36)。これに従ってエージェント13はWebブラウザ11を終了し、API32に対して応答する(ステップS37)。これを受けたAPI32は当該セッションにおいて占用したセッション管理番号の行を開放するコマンドCUをエージェント13に送り(ステップS38)、エージェント13はこれに従って行をアンロック、すなわち、開放し、API32に対して応答する(ステップS39)。以上により、Webサーバ端末2のタイマ1001の計時時刻と、Webクライアント端末4のタイマ1002の計時時刻とが同期する。
以上説明したように、本実施の形態のネットワークシステムでは、アプリケーションプログラム31が、任意のタイミング、例えば、Webクライアント端末4の起動時や、所定の時刻、或いは、アプリケーションの空きタイミングに、自動的に、タイマ1002の計時時刻を修正する処理を開始する。このため、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4の間での時計合わせに関わる負担は軽減される。また、Java(登録商標)アプレット12は、本来、オペレーティングシステム15上のタイマ1002の時刻修正の処理を直接担当することはできないが、エージェント13をWebクライアント部1に配置することにより、上記の動作を実現でき、Java(登録商標)で構成されたシステム固有の問題を解決することができる。
アプリケーション31は、上述のようにしてエージェント13が修正したタイマ1002を用いて任意の処理を実行可能である。
以下、タイマ1002が計時する時刻に基づいて、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4との間でファイルを伝送する例を説明する。
図7に示すように、この例においても、アプリケーション31は、API32と、スケジュールテーブル33と、メインプログラム34とを備える。
メインプログラム34は、スケジュールテーブル33を参照して所定日時(タイミング)に所定のファイルに伝送を指示するものである。
スケジュールテーブル33は、ファイルID、ユーザID、パスワード等を実行する日時と対応付けて格納している。
API32は上述の実施の形態で示したコマンドに対応する。アクセス管理テーブル35は、Webサーバ21のアクセス先、すなわち、アプレットをダウンロードするためのURLを格納する。
また、設定ファイル16には、例えば、図8に示すように、1) 時刻修正フラグがセットされていない場合には(ステップS11;No)、タイマ1002の時刻修正を行わずに、ファイルの処理を行うこと(ステップS14)、 2) 時刻修正フラグがセットされているが(ステップS11;Yes)、タイマ1001の計時時刻とタイマ1002の計時時刻との差が閾値未満である場合には(ステップS12;No)、タイマ1002の時刻修正を行わずに、ファイルの処理を行うこと(ステップS14)、3) 時刻修正フラグがセットされており(ステップS11;Yes)、かつ、タイマ1001の計時時刻とタイマ1002の計時時刻との差が閾値以上である場合には(ステップS12;Yes)、タイマ1002の時刻修正を行って(ステップS13)、ファイルの処理を行うこと(ステップS14)、が設定されている。
また、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4とには、処理対象のファイルを格納するためのファイル格納部230と14とがそれぞれ配置されている。
本例のシステムの動作の概要を述べると以下のようになる。
スケジュールテーブル33には、予め、ファイルIDとアップロード、アップロード・ダウンロード、ダウンロードの別、伝送実行時刻等の情報が格納されている。
アプリケーション31のメインプログラム34は、スケジュールテーブル33に基づいて、各ファイルの伝送実行時刻を監視しており、例えば、タイマ1002の計時時刻がファイル伝送時刻に、ファイル伝送処理を開始する。
このファイル伝送処理においては、実際にファイルの伝送処理を行う前に、前述のタイマ1002の計時時刻を正確な時刻(タイマ1001の計時時刻)に一致させる処理を行う。即ち、図6を参照して説明したステップS21〜S31の処理を行って、タイマ1002の時刻合わせを行う。ただし、設定ファイル16の内容に従って、1) 時刻修正フラグがセットされていない場合(ステップS11;No)や、2) タイマ1001の計時時刻とタイマ1002の計時時刻との差が閾値未満である場合(ステップS12;No)には、タイマ1002の時刻修正を行わずに、ファイルの伝送処理に移る(ステップS14)。
即ち、図6に示すように、アプリケーション31は、API32からコマンドCIをエージェント13に送って、セッション管理テーブル130の管理情報を取得し(ステップS21,S22)、続いて、セッションを占有する(ステップS23、S24)。
アプリケーション31は、スケジュールテーブル33から、アクセスするURLを読み出し、スケジュールテーブル33から目的のファイルのファイルID、ユーザID、パスワードを読み出し、さらに、アップロードとアップロード・ダウンロードとダウンロードの別を指定して、ファイルの伝送処理実行をAPI32に指示する。
次に、API32から、スケジュールテーブル33から読み出した情報を引数として添えてコマンドCOをエージェント13に送る(ステップS25)。エージェント13はコマンドCOに従ってセッション管理番号の指定を添えてWebブラウザ11を起動し、Webサーバ21にアクセスし、API32に応答する(ステップS26)。これによりWebサーバ21からWebブラウザ11にアプレット12がダウンロードされる(ステップS27)。
アプレット12はWebブラウザ11で実行され、コマンドCPをエージェント13に送る(ステップS28)。 エージェント13はセッション管理テーブル130の当該セッションの行の管理情報にTCPポート番号を追加、すなわち、TCP−Port132に格納し、アプレット12に応答する(ステップS29)。
続いて、アプレット12はコマンドCTSを、時刻情報を引数としてエージェント13に送る(ステップS30)。エージェント13は、受けとった時刻情報が閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上であると判断した場合には、タイマ1002の時刻を修正する。エージェント13は、アプレット12にコマンドCTSに対する応答を送り、時刻修正が正常終了したことを通知する(ステップS31)。API32はエージェント13に対してコマンドCIを送る(ステップS32)と、コマンドCIの応答として、セッション管理テーブル130の全管理情報を引数として送る(ステップS33)。API32は、受けとったセッション管理テーブル130の全管理情報のTCP−Port132に格納されているTCPポート番号を用いて、アプレット12に対して伝送を指示するコマンドCTを、ファイルのID情報、ユーザIDなどを引数として送る(ステップS34)。
アプレット12は、以後、指定されたファイルの伝送処理をサーブレット22との間で実行する。アプレット12は、ファイルの伝送を完了すると、コマンドCTに対する応答をAPI32に返す(ステップS35)。
なお、アプレット12は、ファイル伝送処理中に、API32から問い合わせコマンドCSを受けると、初期状態、伝送中、伝送完了等の稼動状況を示す情報を添えて応答する。
ファイルの伝送完了に応答して、アプリケーション31は、API32を介してWebブラウザ11の終了を指示するコマンドCCをエージェント13に送って、Webブラウザ11を終了し(ステップS36,S37)、さらに、コマンドCUをエージェント13に送って当該セッションにおいて占用したセッションを解放する(ステップS38、S39)。このようにして、この例では、アプレット12が直接処理することができない時刻修正処理をエージェント13を用いて実行することができる。
このファイル伝送処理の間、通信及び伝送の記録(ログ)が、Webサーバ端末2とWebクライアント端末4とでそれぞれOSにより生成される。ただし、ログは、先に同期させたタイマ1001と1002とに基づいて実行されるので、対応する内容となる。
なお、一例として、ファイルを伝送する例を示したが、修正されたタイマ1002を用いてどのような動作を行うかは任意である。
また、時刻修正を行うか否かを決定する条件や、時刻合わせを実行するタイミングなどは任意である。
また、コンピュータを上述のWebクライアント装置4或いはWebサーバ端末2として動作させるアプリケーションプログラムやエージェントプログラムを記録媒体に格納して配布したり、搬送波に重畳してネットワークを介して送信したりしてもよい。
本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1に示す設定ファイルに格納される時刻修正条件を説明する為の図である。 セッション管理テーブルの一例を示す図である。 コマンドの例を示す図である。 Webクライアント端末の構成例を示す図である。 タイマ修正処理の手順を説明するための通信手順図である。 図1に示すシステムの応用例に係るファイル伝送システムの構成例を示す図である。 時刻修正処理及びファイル伝送処理の関係を説明する図である。
符号の説明
1 Webクライアント部
2 Webサーバ端末
3 アプリケーション部
4 Webクライアント端末

Claims (9)

  1. 第1のタイマと、前記第1のタイマを制御するオペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作するブラウザと、前記オペレーティングシステム上で動作するエージェントプログラムと、を備え、ダウンロードされたプログラムによる前記オペレーティングシステムのシステムリソースの変更が禁止されているクライアント装置と、
    第2のタイマを備え、前記クライアント装置からのアクセスに応答して、前記第2のタイマの計時時刻を示す時刻情報を前記クライアント装置に送信するサーブレットを備えるサーバ装置と、
    から構成され、
    前記第1のタイマは、前記オペレーティングシステムのシステムリソースであり、
    前記エージェントプログラムは、所定条件の成立により、前記ブラウザを起動し、
    該ブラウザは、前記サーバ装置にアクセスして該サーバ装置の前記サーブレットからタイマ修正用のJava(登録商標)アプレットをダウンロードし、
    前記Java(登録商標)アプレットは、前記サーバ装置にアクセスして前記サーブレットより時刻情報を受信して前記エージェントプログラムに提供し、
    前記エージェントプログラムは、前記クライアント装置に常駐し、前記システムリソースに制約なくアクセスできるものであり、前記Java(登録商標)アプレットから提供された前記時刻情報に基づいて、前記オペレーティングシステムのアプリケーションインタフェースに時刻情報の修正を依頼し、
    前記オペレーティングシステムは、前記エージェントプログラムからの依頼に基づいて、前記第1のタイマを修正する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記クライアント装置は、前記第1のタイマを修正するか否かを指定する制御情報を記憶する手段を備え、
    前記Java(登録商標)アプレットは、前記制御情報が前記第1のタイマの修正を行うことを指定しているときに、前記エージェントプログラムに前記第2のタイマの計時時刻を示す時刻情報を与えて前記第1のタイマの計時時刻を前記第2のタイマの計時時刻に修正するように指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記エージェントプログラムは、前記Java(登録商標)アプレットから提供された前記時刻情報が示す時刻と前記第1のタイマの計時時刻との差が所定の閾値より大きいときに、前記オペレーティングシステムに前記第1のタイマの修正を指示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
  4. 動作スケジュールを規定するスケジュールファイルと、
    前記スケジュールファイルと前記第1のタイマの計時時刻とに従って、前記エージェントプログラムに時刻修正動作の起動をかけるアプリケーションプログラムと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のネットワークシステム。
  5. タイマと
    前記タイマを管理するオペレーティングシステムと、
    前記オペレーティングシステム上で動作するブラウザと、
    前記オペレーティングシステム上で動作するエージェントプログラムと、
    を備え、
    ダウンロードされたプログラムによる前記オペレーティングシステムのシステムリソースの変更が禁止されており、
    前記タイマは、前記オペレーティングシステムのシステムリソースであり、
    前記エージェントプログラムは、所定条件の成立により、前記ブラウザを起動し、
    該ブラウザは、他の装置にアクセスして該他の装置からタイマ修正用のJava(登録商標)アプレットをダウンロードし、
    前記Java(登録商標)アプレットは、前記他の装置にアクセスして時刻情報を受信して前記エージェントプログラムに提供し、
    前記エージェントプログラムは、コンピュータシステムに常駐し、前記システムリソースに制約なくアクセスできるものであり、前記Java(登録商標)アプレットから提供された時刻情報に基づいて、前記オペレーティングシステムのアプリケーションインタフェースに時刻情報の修正を依頼し、
    前記オペレーティングシステムは、前記エージェントプログラムからの依頼に基づいて、前記タイマを修正する、
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 前記コンピュータシステムは、前記タイマの計時時刻を修正するか否かを指定する制御情報を記憶する手段を備え、
    前記Java(登録商標)アプレットは、前記制御情報が前記タイマの計時時刻を修正することを指定しているときに、前記エージェントプログラムに前記受信した時刻情報を与えて前記タイマの計時時刻を前記時刻情報が示す時刻に修正するように指示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータシステム。
  7. 前記エージェントプログラムは、前記Java(登録商標)アプレットから提供された前記時刻情報が示す時刻と前記タイマが計時している時刻との差が所定の閾値より大きいときに、前記オペレーティングシステムに前記タイマの計時時刻の修正を指示する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコンピュータシステム。
  8. 動作スケジュールを規定するスケジュールファイルと、
    前記スケジュールファイルと前記タイマの計時時刻とに従って、前記エージェントプログラムに前記タイマの計時時刻を修正する動作の起動をかけるアプリケーションプログラムと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載のコンピュータシステム。
  9. タイマ修正機能を備えるオペレーティングシステムと、ダウンロードされたプログラムを実行する仮想マシン機能を備えたブラウザとがインストールされてあり、前記タイマは前記オペレーティングシステムのシステムリソースであり、前記ダウンロードされたプログラムによる前記システムリソースの変更が禁止されているコンピュータにおいて、
    前記コンピュータに常駐し、前記システムリソースに制約なくアクセスできるものであり、
    前記ブラウザを起動して他装置にアクセスさせて、該他装置からタイマ修正用のプログラムをダウンロードさせ、
    前記タイマ修正用のプログラムが前記仮想マシン機能によって実行されて他装置にアクセスして取得した時刻情報の提供を受けて、
    前記オペレーティングシステムに、該オペレーティングシステムが管理するタイマの計時時刻が、提供された前記時刻情報が示す時刻に一致するように、修正させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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