JP4270302B2 - 設備、設備制御方法および設備制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、設備、設備制御方法および設備制御装置に関し、特に安全対策を施した生産設備およびその設備の制御方法および制御装置に関する。
近年の生産設備においては、多品種の製品を少量生産することが多くなり、しかも製品のライフサイクルも短くなる傾向がある。さらに企業の活動がグローバル化しており、生産設備も世界のどこにでも配置でき、そこで最適な生産が行えるようにすることが求められている。したがって、生産設備は、製造する製品の変化に対応して変化することはもちろん、生産量、作業者、生産地のような環境の変化に対応して変化させる必要があった。
さらに生産設備の安全についても、世界に共通する規格が策定されつつあり、安全を確保できる生産設備が求められている。しかしながら、従来では、生産設備が変更されるたびに、毎回リスクアセスメントを実施して、危険源を抽出して安全対策を講じて、生産設備の運転を制御する制御フローを作成していた(特許文献1参照)。
このような安全対策を施した生産設備の運転を制御する制御フローを作成するにあたっては、リスクアセスメントの結果にもとづき、入力条件(例えば作業内容、作業者、安全条件)に対応する出力(例えば設備の保有する機器)が得られるように、例えばラダー図のようなプログラムで表現される設備動作制御フローを作成していた。作成される設備動作制御フローは、膨大なものとなることが多く、また作成されたフローは、フロー作成者個人に依存する部分も多かった。
したがって、作業者の熟練度に応じた作業内容の変化、設備の自動化レベルの変化、設備が配置される地域の技能レベル、地域の慣習に応じた作業内容の変化に伴って、設備ユニット動作制御フローを変更する場合、この制御フローを解析するのに手間取ることも多く、また制御フローの変更も面倒なものであった。このように、リスクアセスメントに基づく安全対策を施した生産設備制御の構築は、手間と労力を要するもので、特に、一度構築された生産設備を環境の変化に合わせて変化させることは容易ではなかった。
特開2003−263212号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、制御システムを容易に一律に構築することができ、設備の変更が必要となった場合でも、容易に変更できる設備、設備制御方法、設備制御装置を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、請求項1に記載の発明である設備は、少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備であって、作業者の種別を入力する作業者種別入力部(170、22)と、作業内容を入力する作業内容入力部(180、22)と、前記安全対策の状態を検出する安全条件検出部(155、11b、25a、27a)と、前記作業者の種別毎に前記作業内容が作業可能か否か規定する作業内容−作業者種別関係表(T0)と、作業内容毎に作成され、前記安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)とを記憶する記憶部(120、40)と、前記作業者種別入力部(170、22)とから入力された作業者種別と、前記作業内容入力部(180、22)から入力された作業内容に基づいて、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定する作業内容判定部(130、41)と、前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と前記安全条件検出部から入力される安全条件とに基づいて、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)を参照して、前記機器が動作可能か否かを判定する機器動作判定部(140、41)とを備えることを特徴とする。
これにより、従来のような制御フロー図は必要がなくなり、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表とにより、機器の制御を実行できる。また、設備の制御を変更する場合、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表の内容を変更することで対処できる。
請求項2に記載の発明である設備は、さらに、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)の作業可能か否かを示す情報と、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)の動作可能か否かを示す情報のうち少なくとも一方を変更する関係情報変更手段(190)を備えることを特徴とする。これにより、作業内容−作業者種別関係表あるいは作業内容−機器動作関係表の内容の変更を容易に行うことができる。
請求項3に記載の設備は、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。また、請求項4に記載の設備は、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。
このように、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表とを見やすい表に構成すると、管理も容易であり、表の内容を変更する場合も容易に行える。
請求項5に記載の設備の制御方法は、少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備を、制御装置(110)により制御する設備制御方法であって、前記制御装置は、前記安全対策の状態を検出し予め入力された作業者種別と作業内容に基づいて、作業者の種別毎に作業可能な作業内容を示す作業内容−作業者種別関係表(T0)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定、前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と前記検出された安全条件とに基づいて、作業内容毎に作成され、予め定められた安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)を参照して、前記機器が動作可能か否かを判定、前記機器が動作可能か否かの判定に基づいて、前記機器の動作を制御する、ことを特徴とする。
これにより、従来のような制御フローを作成することなく、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表に従って機器の動作を制御することができる。また、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表の内容を書き換えることにより、制御を変更することも容易である。
請求項6に記載の設備制御方法は、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。また、請求項7に記載の設備の制御方法は、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。
このように、作業内容−作業者種別関係表または作業内容−機器動作関係表を理解しやすい表の形式にしておくと、管理も容易であり、表の内容を変更する場合も容易に行える。
請求項8に記載の設備制御装置は、少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備を制御する設備制御装置であって、作業者の種別毎に前記作業内容が作業可能か否か規定する作業内容−作業者種別関係表(T0)と、作業内容毎に作成され、前記安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)とを記憶する記憶部(120、42)と、入力された作業者種別と入力された作業内容に基づいて、前記作業内容−作業者種別関係表(T1、T11〜T13)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定する作業内容判定部(130、41)と、前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と、入力された前記安全対策の状態を示す安全条件とに基づいて、前記作業内容−機器動作関係表を参照して、前記機器が動作可能か否かを判定する機器動作判定部(140、41)と、を備えることを特徴とする。
これにより、制御フローを作成することなく、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表により機器の制御を実行することができる。また、設備制御を変更する場合も、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表の内容を変更することにより、容易に変更することができる。
請求項9に記載の設備制御装置は、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。また、請求項10に記載の設備制御装置は、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする。
このように、作業内容−作業者種別関係表または作業内容−機器動作関係表を理解しやすい表の形式にしておくと、管理も容易であり、表の内容を変更する場合も容易に行える。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、その前に本発明の概要を説明する。
前述のように、従来は、リスクアセスメントが終了すれば、リスクアセスメントシートにまとめられた入力条件と出力である機器の関係を、設備動作制御フローにまとめて、リレー制御回路、ラダー図あるいはプログラムを作成し、出力の運転制御を行っていた。
本発明によると、従来の設備動作制御フローに代わり、作業内容と作業者熟練度との関係を表す作業内容−作業者熟練度関係表と、作業内容と各作業時に動作させる設備ユニットとの関係を表す作業内容−機器動作関係表を作成する。本発明による生産設備は、作業内容−作業者熟練度関係表と作業内容−機器動作関係表とを記憶装置に格納しておき、この二つの表に基づいて、作業者、作業内容、安全条件に合わせた機器の運転制御を行う。
図1は、本発明を適用した設備の概念を示すブロック図である。生産設備100は、制御装置110と任意の数の機器160と任意の数の安全対策150を備えている。制御装置110は、作業者の熟練度等によって区分される作業者種別を入力する入力部170と、作業内容が入力される作業内容入力部180と、安全対策150の状態を検出する安全条件検出部155からの入力に基づいて、機器160の動作を決定する。
制御装置110は、記憶部120と作業内容判定部130と機器動作判定部140とを備えている。記憶部120は、作業者種別に応じて作業内容の作業が可能か否かを規定する作業内容・作業者種別関係表T0と、作業内容ごとに作成され、予め定められた安全条件に応じて機器の動作が可能か否かを規定する作業内容・機器動作関係表T1を格納している。
作業内容判定部130は、作業者種別入力部151と作業内容入力部152からの入力があると、作業内容・作業者種別関係表T1を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定する。
機器動作判定部140は、作業内容判定部130で作業内容が実行可能と判定された場合、さらに安全条件検出部155から入力される安全条件を考慮して、作業内容−機器動作関係表T1を参照して、機器が動作可能か否かを判定する。さらに、関係情報変更部190を備えて、作業内容−作業者種別関係表T0、作業内容−機器動作関係表T1の関係を指定する情報を変更することができる。
本発明によれば、従来のような制御フロー図は必要がなくなり、作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T1とにより、機器の制御を実行できる。また、作業内容、作業者種別、設備の自動化レベル、設置場所などの変化により生産設備の変更が必要となった場合でも、作業内容・作業者種別関係表T0あるいは作業内容・機器動作関係表T1を変更するのみで、安全条件に合致した最適な設備を容易に一律に構築することができる。
は、本願発明の一実施形態を示すワーク加工設備の概要を示す図である。加工設備50ha、加工対象であるワーク15を投入する投入ステーション10と、加工室20と、取出ステーション30とを備え、制御装置40により制御される。ワーク15は、投入ステーション10で、ベルトコンベヤのようなコンベヤ12に載置され、加工室20に搬送され、コンベヤ12に載置された状態で加工された後、コンベヤ12により取出ステーション30に搬送されるものである。
投入ステーション10には、ライトカーテン11が配置されている。ライトカーテン11は、対向して配置された一対の投光部11aと受光部11bとからなり、投光部11aから出た光線が受光部11bに入射するようになっている。
後に詳しく説明するが、ライトカーテン11は、安全対策3に対応している。投光部11aから出射された光線が受光部11bに入射しているときには、安全対策3が有効であることが検出され、安全対策3の状態を示す安全条件3はONであるとされる。ライトカーテンが作業者あるいは物体により遮られると、その状態が検出され、安全条件3はOFFとされる。
例えば、作業者がワーク15をコンベヤ12に置くために、ライトカーテン11の光線を遮っている場合には、コンベヤ12を停止することができる。なお、投入ステーション10と加工室20との間のコンベヤが通過する空間は、仕切り壁13によって作業者あるいは他の物体が侵入できないようになっている。
加工室20には、ワークを加工するためのロボット21が配置され、コンベヤ12により搬送されるワーク15を加工する。また、端材を粉砕する粉砕ユニット23が配置され、加工に際して不要な端材があれば、ロボット21が端材を検出して粉砕ユニット23に投入する。粉砕ユニット23に投入された端材は、粉砕されて処分される。
加工室20には、表示部28を有する入力装置22が配置されている。作業者は、テンキー等を用いて、これから実行する作業内容を入力する。さらに、本人を識別する識別番号、例えば社員番号およびパスワードなどを入力装置22に入力することによって、作業者の種別を入力する。これにより、作業内容とその作業を行う作業者に適合するように、各種機器を安全に動作させることができる。表示部28は、入力内容の確認に使用することができる。また、作業の注意事項などを表示するようにもできる。
加工室20には、一般作業用ドア25と保守点検用ドア27とが設けられている。一般作業用ドア25は、通常の加工作業を担当する作業者のためのもので、粉砕ユニット23周辺のごみなどの清掃のためにも使用される。保守点検用ドア27は、ロボットの保守点検作業あるいはロボットが実行する動作を教示するティーチング作業などのために熟練した保全員が入る場合に使用される。
以下に詳しく説明するが、一般作業用ドア25は、安全対策1に対応する。一般作業用ドア25には、ドアの開閉を検出するセンサあるいはドアのロックを検出するセンサ25aが配置され、ドアの開閉が検出される。一般作業用ドア25が閉じているときは、安全対策1が有効であり、安全対策が有効であることを示す安全条件1は、ONである。これに対して、一般作業用ドア25が開いている場合は、安全条件1はOFFとなる。
また、保守点検用ドア27は、安全対策2に対応する。保守点検用ドア27には、やはりドアの開閉を検出するセンサ27aが配置され、ドアの開閉が検出される。保守点検用ドア27が閉じているときは、安全対策2が有効であり、安全対策が有効であることを示す安全条件2は、ONである。これに対して、保守点検用ドア27が開いている場合は、安全条件2はOFFとなる。
ワーク15の加工作業は、制御装置40により制御されて実行される。制御装置40は、公知のプログラマブルロジックコントローラで構成することができる。制御装置40は、マイクロコンピュータ(CPU)41と記憶部42を備えている。後に詳しく説明するように、記憶部には、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表とが記憶され、CPU41によって、作業者が作業できる作業内容を判定し、作業内容に対して安全条件で規定される機器の動作を決定する。
加工されたワーク15は、コンベヤ12により搬送され、取出しステーション30で取り出される。他の実施形態では、引き続きコンベヤによりワーク15を次ぎの設備に搬送するように構成してもよい。
本実施形態では、生産設備1における作業を、通常の加工作業を行う生産作業、異常が起きたときの復帰作業である異常復帰作業、ロボットの動作のティーチングを含む保守点検作業の3つのモードに分類している。一般の生産作業(モード1)、異常復帰作業(モード2)、保守点検作業(モード3)の順に熟練者が作業をする必要がある。したがって、作業者も熟練度に応じて3種類の種別に分類している。
作業者1は、知識も経験も豊富な保全員であり、モード1〜3のすべてを担当できる。作業者2は、保全員には及ばないが、熟練した作業員であり、モード1、2を担当でき、モード3は担当できない。作業者3は、新人を含む未熟練な作業者であり、モード1のみを担当することができ、モード2、3は担当できない。
ここで、作業をモード1〜3に分類するのは、単なる一例である。一般に、生産設備の作業には、以下の作業があるといわれている。
(1)生産作業:一般の生産活動、
(2)生産準備作業:生産設備の立上げ、立下げ
(3)清掃作業:設備の清掃
(4)品質管理作業:定期的に設備の品質チェックをマスターワーク、治具等を使い実施
(5)異常処置:設備異常(故障、不良品発生等)時の復帰作業等
(6)調整作業:試運転、動作スピード、動作位置の調整等
(7)段取り作業: 型、治具交換等
(8)点検作業:設備の状態チェック作業等
(9)保守作業:消耗品、故障品の交換
本実施形態のモード1である生産作業は、上記(1)、(3)、(4)に対応している。また、モード2の異常復帰作業は、上記(5)に対応し、モード3の保守点検作業は、上記(2)、(6)、(9)に対応している。しかしながら、本発明は、この対応に限定されるものではなく、作業のモードも3種類に限定されるものではない。適宜の数の作業モードに分けることができるし、作業モードが1つであってもよい。
の加工設備において、作業モードとして3種類の作業モード1〜3があり、作業員の種別としてやはり3種類の作業員1〜3がある場合、リスクアセスメントの結果は、例えば、図2に示すようなリスクアセスメントシートASにまとめられる。
のリスクアセスメントシートASには、危険源t1と、作業名t2と、危険事象t3と、リスクの程度t4と、保護方策t5と、制御内容t6とがまとめられている。リスクアセスメントシートASは、特定された危険源が、モードごとにリスクが評価され(危険事象、リスクの程度)、リスクを回避するための方策(保護方策)が設定され、最終的に保護方策と作業員に基づいて危険源に対する制御内容が決定される。
のワーク加工設備では、危険源は、コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23である。リスクアセスメントシートT1では、コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23のそれぞれを機器1〜3または出力1〜3としている。機器1〜3を出力1〜3というのは、機器1〜3が制御信号が出力される対象であることによる。
モード1〜3のいずれの作業であっても、危険事象としては、危険源である機器1〜3(コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23)の動作により作業者の身体と接触して起こる人身事故例えば衝突、巻き込み、挟み込みなどが想定される。事故が起きると人体を傷つけることになるので、リスクの程度はいずれも重大災害に位置づけられる。
危険事象を防ぐための安全対策として、安全対策1〜3が設けられている。安全対策1は、一般作業用ドア25である。安全対策2は、保守点検用ドア27である。安全対策3は、ライトカーテン11である。一般作業用ドア25が閉であるとき、安全対策1は有効である。保守点検用ドア27の閉であるとき、安全対策2は有効である。ライトカーテン11が通光であるとき、安全対策3は有効である。
安全対策1〜3が有効であるか否かは、対応する安全条件1〜3の入力で判定される。すなわち、安全条件1〜3がONであれば、安全対策1〜3が有効となっていることを示す。
最後に、安全条件1〜3の入力に対応して、機器1〜3の動作を設定して制御内容が決定される。リスクアセスメントは、危険度の評価、安全対策、作業内容、作業者その他を考慮して決定されるので、一義的にきまるものではない。リスクアセスメントシートASでは、危険度が最も高いものが粉砕ユニット23(機器3)で、次にロボット21(機器2)、危険度が最も低いものがコンベヤ21(機器12)であるとし、作業内容を示すモード1〜3、作業者1〜3を考慮して決定された一例である。
制御内容については、後に詳細に説明するので、ここではその概略を述べる。本実施形態では、モード1は、未熟練者を含むすべての作業者が作業でき、モード2は、熟練者と保全員が作業でき、モード3は、保全員のみが作業できる。したがって、安全対策は、モード1について最も厳密にし、モード2、3の順に、作業内容、作業効率を考慮して、安全対策を緩めることができる。
モード1では、未熟練者を含むすべての作業者が作業可能であるので、安全条件入力1〜3のすべてがONでなければ、言い換えれば安全対策がすべて実行されているときにかぎり、機器1〜3を動作可能とする。
モード2では、作業者1、2(熟練者、保全員)が作業可能であるので、必要な作業のためには、モード1より危険度が高くなってもよい。ここでは、機器1は、安全入力条件1がONであれば、すなわち安全対策1が有効であれば、安全対策2、3が行われていなくとも、動作可能である。機器2は、安全入力条件1、2がONであれば、すなわち安全対策1、2が行われていれば、安全対策3が行われていなくとも、動作可能である。機器3は、モード1と同様に、安全条件入力1〜3のすべてがONのときに、動作可能とする。
モード3では、保全員のみの作業であるので、作業に必要であれば、モード2より危険度を高めることができる。ここでは、機器1は、安全入力条件1がONであれば、すなわち安全対策1が行われていれば、動作可能である。機器2は、安全入力条件1がONであれば、すなわち安全対策1が行われていれば、動作可能である。機器3は、安全条件入力1〜3のすべてがONのときに加えて、安全条件入力1がON、安全条件入力2がOFFで、安全条件入力3がONのときも、動作可能とする。
このようにしてリスクアセスメントシートASが作成され、リスクアセスメントが終了する。
本発明によれば、リスクアセスメントが終了すると、従来のような設備動作制御フロー図ではなく、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表を作成する。
図4は、本実施形態に使用する作業内容−作業者種別関係表を示す図である。作業内容−作業者種別関係表は、作業内容と作業者との対応関係を示すもので、知識、経験あるいは権限等が異なる作業者が、作業内容に規定する作業が可能か否かによって作成される。
図4の表では、列C01に、表題として作業内容が記載され、行R01に、表題として作業者が記載されている。作業内容は、モード1(生産作業)、モード2(異常復帰作業)、モード3(保守点検作業)である。作業者は、作業者1(保全員)、作業者2(熟練作業者)、作業者3(未熟練作業者)に分類される。作業内容の行と作業者種別の列の交点となるすべてのセルに、作業が可能か否かが規定されている。例えば、保全員は、モード1〜3のすべての作業が可能である。熟練作業者は、モード1、2の作業が可能で、モード3の作業はできない。未熟練作業者は、モード1の作業しかできない。
図5〜図7は、本実施形態に使用する作業内容−機器動作関係表を示す図である。作業内容−機器動作関係表は、図2のリスクアセスメントの制御内容に基づいて、作業内容すなわちモード毎に作成される。
図5には、モード1(生産作業)の作業内容−機器動作関係表を示す。
作業内容−機器動作関係表の行見出しR11および列見出しC11は、図4〜6に共通である。
作業内容−機器動作関係表の行見出しR11は危険源を示し、前述のように、出力1〜3は、危険源である機器1〜3に対応する。機器1はコンベヤ12であり、機器2はロボット21であり、機器3は粉砕ユニット23である。
また、作業内容−機器動作関係表の列見出しC11は、安全対策1〜3の有効・無効に対応する安全条件1〜3のON・OFFのすべての組み合わせからなる。安全条件の組み合わせが分りやすいように、安全条件1のON・OFFのそれぞれに、安全条件2のON・OFFを配置し、さらに安全条件2のON・OFFのそれぞれに安全条件のON・PFFが配置されている。(安全条件1,安全条件2,安全条件3)が、(ON,ON,ON)から(OFF,OFF,OFF)まで、8個の列見出しがある。
ここで、安全対策1は、一般作業用ドア25であり、安全対策2は、保守点検用ドア27であり、安全対策3は、ライトカーテン11である。
安全条件1がONであると、安全対策1が有効、すなわち一般作業用ドア25は閉まっていることを示す。安全条件1がOFFであると、安全対策1が有効ではない、すなわち一般作業用ドア25が開いていることを示す。
また、安全条件2がONであると、安全対策2が有効、すなわち保守点検用ドア27は閉まっていることを示す。安全条件2がOFFであると、安全対策2が有効ではない、すなわち保守点検用ドア27は開いていることを示す。
安全条件3がONであると、安全対策3が有効、すなわちライトカーテンア27は遮られることなく閉まっていることを示す。安全条件3がOFFである場合は、安全対策3が有効ではない、すなわちライトカーテン27が人間あるいいは物体により遮られて開いていることを示す。
上述の作業内容−機器動作関係表の行見出し・列見出しおよび表の各セルの動作可能、動作不可の意味は、図5〜7に共通する。
図5に示すように、モード1(生産作業)の作業内容−機器動作関係表T11では、安全条件1〜3がONの場合のみ、出力1〜3すなわちコンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23が動作可能となっている。すなわち、モード1の通常のワーク加工作業では、一般作業用ドア25の閉(安全条件入力1がON)、保守点検用ドア27の閉(安全条件入力2がON)、ライトカーテン11が人あるいは物により遮られていないこと、すなわちライトカーテン11の通光(安全条件入力3がON)がそろわなければ、ワーク加工作業は開始できない。
一般作業用ドア25、保守点検用ドア27が開いていれば、作業者が加工室20内に立ち入っている可能性がある。また、ライトカーテン11が遮光であれば、投入ステーション10で作業者が作業中である可能性が高い。このように安全条件1〜3のいずれかが見たされない場合、作業を開始すれば危険である。
したがって、モード1では、安全入力条件1〜3のいずれかがOFFであれば、コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23を動作させない。すなわち、安全入力条件1〜3がすべてオンのときのみ、機器1〜3を動作させる。この設定は、作業の熟練度が低い一般作業者も作業することを考慮して、危険源に近づく可能性のある場合は、すべての動作をストップさせておくのが安全であるという考えに基づく。
図6は、モード2(異常復帰作業)の作業内容−機器動作関係表T12を示す。モード2では、熟練者、保全員のみが作業できるので、必要な作業のためには、モード1より危険度が高くなってもよい。
モード2の異常復帰作業では、一般作業用ドア25が閉(安全条件1がON)であるときは、安全条件2、3の状態にかかわらず、コンベヤ12(出力1)は動作させることができる。しかし、一般作業用ドア25が開(安全条件入力1がOFF)であるときには、コンベヤ12(出力1)は動作させることができない。
したがって、一般作業用ドア25が閉(安全条件入力1がON)であれば、保守点検用ドア27を開けていても、コンベヤ12を動作させることができる。すなわち、熟練作業者あるいは保全員は、保守点検用ドア27から加工室20に入って、コンベヤ12が動作していても異常復帰作業を行うことができる。
ロボット21(出力2)については、一般作業用ドア25が閉(安全条件入力1がON)で、保守点検用ドア27も閉(安全条件入力2がON)であれば、動作可能にする。これは、異常復帰作業としてよく行われる緊急停止からの復帰の場合に、ロボットを初期位置に戻す作業があるが、この作業は、両方のドア25、27が閉まっていなければ実行できないようにし、安全を確保するようにしている。このロボットを初期位置に戻す作業は、ライトカーテン11(安全条件3)のON、OFFとは無関係に行えるので、安全条件3がOFFであっても行えるようにしてある。
粉砕ユニット23については、モード1と同様に、安全条件1〜3がONでなければ動作しないようになっている。
図7には、モード3(保守点検作業)の作業内容−機器動作関係表T13を示す。
モード3(保守点検作業)は、豊富な経験と高度な技能を有する保全員が担当するので、モード2より危険であっても作業効率を優先することができる。
モード3の保守点検作業では、まず、コンベヤ12(出力1)は、モード2と同様に、一般作業用ドア25が閉(安全条件入力1がON)であるときに動作可能であり、一般作業用ドア25が開(安全条件入力1がOFF)であるときには動作させることができない。
保守点検に際しては、保全員が保守点検用ドア27から加工室内に立ち入って、ロボット21をティーチングペンダント等を用いて教示動作させてロボットの点検作業を行う必要があるので、ロボット21(機器2)は、保守点検用ドア27が開(安全条件2がOFF)であっても、動作可能にしてもよい。しかしながら、一般作業用ドア25が開(安全条件1がOFF)であれば、一般作業用ドア25から人間あるいは物体が侵入してロボットに接触するおそれがあるので、一般作業用ドア25が開(安全条件1がOFF)のときには、ロボット21を動作させないようにする。
粉砕ユニット23については、モード1、2と共通するすべての安全条件1〜3がONである場合に加えて、安全条件1と3はONで、安全条件2がOFFである場合に、動作可能とする。安全条件2がOFFとは、保守点検ドア27が開いている場合であり、保全員が保守点検ドア27が開けて粉砕ユニットの点検を行うことができる。なお、場合によっては、安全条件2と3はONで、安全条件1がOFFである場合に、粉砕ユニット23を動作可能としてもよい。この場合は、一般作業用ドア25のみが開いている場合で、一般作業用ドア25を使用して保全員が加工室に入って点検することができる。
本実施形態の生産設備1では、作業内容−作業者種別関係表T0と、作業内容−機器動作関係表T11〜T13とを制御装置40の記憶部42に格納して、制御部のCPU41によって、生産設備の制御を行う。
次に、図8、9に記載された設備動作要素毎制御図に基づいて、作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表とを用いて、どのようにして機器の動作を制御するかを説明する。なお、設備動作要素毎制御図は、実際には1枚のシートに記載されるが、本明細書では、図8、9に分割して示す。
設備動作要素毎制御図は、作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T11〜T13を、図8、9に示すように組み合わせてなる図である。設備動作要素毎制御図にまとめられた作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T1〜T3は、作業可あるいは動作可は、1で表現され、作業不可あるいは動作不可は、0で表されている。図8,9では、作業モード1〜3を示す信号は、それぞれM1〜M3で表され、安全条件1〜3を示す信号は、それぞれCD1〜CD4で表されている。
設備動作要素毎制御図で入力として示されているのは、入力装置22(図2)から入力される作業者種別入力22aと作業内容入力22bと、安全条件1〜3と、関係情報入力29である。関係情報入力29は、作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T11〜T13のセルの値を変更する情報の入力である。これにより、設備の変更に際して、作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T1のセルの値0、1を容易に書き換えることができる。また、出力は、制御対象の機器である出力1〜3である。
作業者種別と作業内容(作業モード)の入力があると、まず作業内容−作業者種別関係表T0を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業モードの作業を実行できる否かが判定される。具体的には、作業者種別の入力と、作業モードの入力と、作業内容−作業者種別関係表T0の対応するセルの値との論理積を出力する。出力が0となると、入力された作業者種別の作業者は、入力された作業モードを実行することはできないので、処理は終了する。
論理積が1であれば、すなわちその作業者は、作業モードを実行することができ、入力された作業モードに対応する作業内容−機器動作関係表T11〜T13のいずれかを参照する。作業内容−機器動作関係表T11〜T13は、それぞれの安全条件に従って出力が規定されているので、検出された安全条件に従って出力1〜3の動作が制御される。
作業内容−作業者種別関係表を参照して、作業者種別と作業者との関係を判定する作業は、本実施形態では、制御装置のCPUが、請求項で規定する作業内容判定部として実行する。また、作業内容−機器動作関係表を参照して、機器の動作を決定するのは、同様に制御装置のCPUが、請求項で規定する作業内容判定部として実行する。
例えば、未熟練の作業者3が、自分の作業者種別を入力し、モード1(生産作業)を入力すると、作業内容−作業者種別関係表T0を参照することにより、作業者3はモード1の作業が可能であることが分る。
次に、モード1における作業内容−機器動作関係表T1(図8)を参照して、安全条件の組み合わせに応じて出力1〜3の動作可能か否かが決定される。この場合は、安全条件1〜3のすべてが、ONすなわち有効である場合のみ、出力1〜3が、1となり、動作可能となる。具体的には、前述のように、一般作業用ドア25の閉(安全条件入力1がON)、保守点検用ドア27の閉(安全条件入力2がON)、ライトカーテン11が人あるいは物により遮られていないこと(安全条件入力3がON)がそろわなければ、コンベヤ(出力1)、ロボット(出力2)、粉砕ユニット(出力3)のいずれも動作可能にならない。
なお、未熟練の作業者3が、作業内容をモード2として入力した場合は、作業内容−作業者種別関係表T0に従って、作業者3とモード2の組み合わせは0、すなわち作業不可と判定されるので、作業内容−機器動作関係表T1〜T3を参照することなく、処理を終了する。
また、例えば、熟練の作業者2が自分の作業者種別を入力して、作業内容をモード2(異常復帰作業)として入力すると、作業内容−作業者種別関係表T0を参照することにより、作業者2はモード2の作業が可能であると判断される。次に、モード2における作業内容−機器動作関係表T2(図8)を参照して、安全条件の組み合わせに応じて出力1〜3の動作可能か否かが決定される。例えば、安全条件1(一般作業用ドア)がON(閉)、安全条件2(保守点検用ドア)がON(開)、安全条件3(ライトカーテン)がOFF(遮光)の場合は、出力1(コンベヤ)は動作可、出力2(ロボット)は動作不可、出力3(粉砕ユニット)は動作不可に制御される。
本実施形態では、入力された作業者種別と入力された作業内容とで決る作業内容ごとに、すべての安全条件の状態の組み合わせに対応して出力が決定される。また、作業者種別により作業できない場合は、作業内容−作業者種別関係表T0に従って作業不可と判定されるので、作業内容−機器動作関係表T1〜T3を参照することなく、処理を終了することができる。
一般に、生産設備は、各種条件が変化すると、それに応じて変化させる必要がでてくる。設備の変更は、製品の変更、作業者種別の変更、設備の自動化レベルの変化、安全対策の追加などに対応して行われる。また、他の地域例えば海外に生産設備を設置する場合にも生産設備の変更が必要になる場合が多い。他の地域に設備を設置する場合は、各地域の自然環境、あるいは作業者の技能レベル、または法律、慣習等に応じて、作業内容、安全対策を含めて生産設備を変更する必要がでてくる。
設備を変更する場合、本発明によれば、作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T11〜T13のセルの値を変更するだけで、生産設備の変更を容易に一律に実行することができる。したがって、各種条件の変更あるいは環境の変化に伴う設備あるいは制御シーケンスの変更が、容易にかつ設計者の設計に依存することなく一律に実行できる。
作業内容−作業者種別関係表T0と作業内容−機器動作関係表T11〜T13のセルの値を変更は、制御装置のプログラムの変更のときと同様に、外部のパーソナルコンピュータを利用して行うことができる。また、表の値を変更するための関係情報変更部を設備に備えけるようにしてもよい。さらに、関係情報変更部は、入力部22と兼用するようにもできる。
図10に、作業内容−作業者種別関係表の変更例を示す。モード2の異常復帰作業に保全作業員(作業者1)のみが行える作業が含まれるように変更されると、作業者2は、モード2の作業ができなくなる。このような場合、作業内容−作業者種別関係表T0の行見出し「モード2」と列見出し「作業者2」の交点のセルC22の値を1から0に変更することで、制御シーケンスを容易に一律に変更することができる。
変更後は、作業者種別として作業者2を入力し、作業内容としてモード2を選択したとしても、作業内容−作業者種別関係表T0は0を出力するので、作業内容−機器動作関係表T11〜T13を参照することなく、処理が終了されることになる。
図11に、作業内容−機器動作関係表の変更例を示す。図11は、モード3の作業内容−機器動作関係表T3を変更した例である。モード3の保守点検作業において、保守点検用のドアが開いていて保全作業員が加工室に入ることができる場合、すなわち安全条件2がOFFの場合は、ロボット21(機器2)を動作させるように変更する場合は、作業内容−機器動作関係表T3の列見出「出力2」の列のセルをすべて1とするように変更すればよい。
以上のように、本発明によれば、作業自体あるいは作業環境が変化した場合にも、容易にかつ一律に制御シーケンスを最適なシーケンスに変更することができる。例えば、設備の設置場所を法律や慣習が異なる海外などに配置する場合も、配置場所に最適でかつ安全な設備を構築することができる。
また、複数の生産設備から構成されるトランスファーライン構築の際にも、この表を組み合わせる事により、トランスファーライン全体で安全を確保した作業を行うことができる。
さらに、安全対策手段を取りやめるような場合、あるいは他の手段に変更するような場合も、容易に対応することができる。例えば、安全対策手段であるライトカーテンが必要ではなくなった場合は、例えば安全条件3のセルをブランクとすればよい。また、安全条件3を、ライトカーテンではなく、第3のドアに変更する場合も、安全条件3を第3のドアとして出力1〜3の動作を規定するように0と1とを設定することができる。
さらに、本実施形態では、作業内容、作業者種別、安全条件、機器(出力)をそれぞれ3個として、これらに対応するサイズの作業内容−作業者種別関係表と作業内容−機器動作関係表とを用いたが、これよりも大きなサイズの表を用いて、作業内容、作業者種別、安全条件、機器(出力)の各項目が追加できるようにしてもよい。
例えば、作業内容−作業者種別関係表は、10行10列の表として、作業内容および作業者種別の追加あるいは細分に対応するようにしておくこともできる。このようにすれば、例えば保全員を第1種の保全員と第2種の保全員とに分類して、それぞれ作業を異ならせる場合にも容易に対応できる。作業内容についても、新たな作業モードを新設する場合などにも対応できる。その他の変更にも柔軟に対応できる。
作業内容−機器動作関係表においても、あらかじめ余裕のある大きさの表を作成しておいて、安全対策を追加しても、その安全条件を容易にその作業内容−機器動作関係表に組み込むことができる。また、出力すなわち機器が追加されても同様に、容易に対応できる。
また、作業内容−作業者種別関係表および作業内容−機器動作関係表は、2次元の表に限定されるものではない。これらの表は記憶装置に格納されるものであるから、3次元以上の高次元の表として格納されるようにすることもできる。
さらに、作業内容−作業者種別関係表および作業内容−機器動作関係表の変更は、例えば入力装置22に設けられている表示部28のような表示装置に、図4〜7の表を表示させて動作可と動作不可を入力して変更するようにしてもよい。また、図8、9に示した設備動作要素毎制御図を表示させて、1と0を入力して変更してもよい。あるいは、変更する条件を指定することによって表を変更できるようにしてもよい。あるいは、表示装置に表示される問いに答えてゆくことによって、その結果これらの表のセルの値が変更されるようにすることもできる。
本発明の概要を説明する図である。 本発明の1実施形態である生産設備を示す図である。 本発明の1実施形態のリスクアセスメントの結果を示す図である。 本発明の1実施形態の作業内容−作業者種別関係表を示す図である。 本発明の1実施形態のモード1の作業内容−機器動作関係表を示す図である。 本発明の1実施形態のモード2の作業内容−機器動作関係表を示す図である。 本発明の1実施形態のモード3の作業内容−機器動作関係表を示す図である。 本発明の1実施形態の設備動作要素毎制御図の前半部を示す図である。 本発明の1実施形態の設備動作要素毎制御図の後半部を示す図である。 本発明の1実施形態の作業内容−作業者種別関係表の変更を示す図である。 本発明の1実施形態のモード3の作業内容−機器動作関係表を示す図である。
符号の説明
1 加工設備
10 投入ステーション
11 ライトカーテン
12 コンベヤ
11a 投光部
11b 受光部
15 ワーク
20 加工室
21 ロボット
22 入力装置
28 入力装置の表示部
23 粉砕ユニット
25 一般作業用ドア
25a 一般作業用ドア開閉センサ
27 保守点検用ドア
27a 保守点検用ドア開閉センサ
30 取出ステーション
40 制御装置

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備であって、
    作業者の種別を入力する作業者種別入力部(170、22)と、
    作業内容を入力する作業内容入力部(180、22)と、
    前記安全対策の状態を検出する安全条件検出部(155、11b、25a、27a)と、
    前記作業者の種別毎に前記作業内容が作業可能か否か規定する作業内容−作業者種別関係表(T0)と、作業内容毎に作成され、前記安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)とを記憶する記憶部(120、40)と、
    前記作業者種別入力部(170、22)とから入力された作業者種別と、前記作業内容入力部(180、22)から入力された作業内容に基づいて、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定する作業内容判定部(130、41)と、
    前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と前記安全条件検出部から入力される安全条件とに基づいて、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)を参照して、前記機器が動作可能か否かを判定する機器動作判定部(140、41)と、
    を備えることを特徴とする設備。
  2. さらに、前記作業内容−作業者種別関係表(T0)の作業可能か否かを示す情報と、前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)の動作可能か否かを示す情報のうち少なくとも一方を変更する関係情報変更手段(190)を備えることを特徴とする請求項1に記載の設備。
  3. 前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の設備。
  4. 前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の設備。
  5. 少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備を、制御装置(110)により制御する設備制御方法であって、
    前記制御装置は、
    前記安全対策の状態を検出し
    予め入力された作業者種別と作業内容に基づいて、作業者の種別毎に作業可能な作業内容を示す作業内容−作業者種別関係表(T0)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定
    前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と前記検出された安全条件とに基づいて、作業内容毎に作成され、予め定められた安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)を参照して、前記機器が動作可能か否かを判定
    前記機器が動作可能か否かの判定に基づいて、前記機器の動作を制御する、
    とを特徴とする設備制御方法。
  6. 前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項5に記載の設備制御方法。
  7. 前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項5または6に記載の設備制御方法。
  8. 少なくとも1つの機器(160、12、21、23)と少なくとも1つの安全対策(150、11、25、27)とを有する設備を制御する設備制御装置であって、
    作業者の種別毎に前記作業内容が作業可能か否か規定する作業内容−作業者種別関係表(T0)と、作業内容毎に作成され、前記安全条件に応じて前記機器が動作可能か否かを規定する作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)とを記憶する記憶部(120、40)と、
    入力された作業者種別と入力された作業内容に基づいて、前記作業内容−作業者種別関係表(T1、T11〜T13)を参照して、入力された作業者種別の作業者が入力された作業内容を実行可能か否かを判定する作業内容判定部(130、41)と、
    前記入力された作業内容が実行可能と判定された場合、該作業内容と、入力された前記安全対策(150)の状態を示す安全条件とに基づいて、前記作業内容−機器動作関係表を参照して、前記機器(150)が動作可能か否かを判定する機器動作判定部(140、41)と、
    を備えることを特徴とする設備制御装置。
  9. 前記作業内容−作業者種別関係表(T0)は、作業者の種別と作業内容とが、それぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに作業可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項8記載の設備制御装置。
  10. 前記作業内容−機器動作関係表(T1、T11〜T13)は、前記安全条件の組合せと前記機器とがそれぞれ行または列の見出しとされ、行と列の交点のセルに機器の動作が可能か否かの情報が格納されることを特徴とする請求項8または9に記載の設備制御装置。
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