JP4267066B2 - 左冠状動脈用カテーテル - Google Patents

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Description

関連出願の参照
本発明は、1995年9月6日付けで出願された米国予備出願第60/003,309号の権利を主張するものである。
発明の背景
発明の属する技術分野
本発明は、大まかには、冠状動脈用カテーテルに関するものである。とりわけ、本発明は、左冠状動脈に対する医療手術に関連して使用するためのカテーテルに関するものである。
関連技術の説明
冠状系に対する医療手術に関連して使用されるカテーテルは、一般的には、例えば以下のような米国特許に開示されており、公知である。これらすべての特許文献は、参考のため、その全体がここに組み込まれる。
発明者 特許No.
Ruiz 4,973,306
Ruiz 4,735,620
Bower 5,299,574
Rickerd 5,322,509
Voda 5,401,258
上記特許に記載されているようなタイプの冠状用カテーテルは、典型的には、ハブに取り付けられた、長尺のフレキシブルな管状部材を具備している。この管状部材は、時にボディストックと称されハブから延出された比較的長くかつ通常は直線状の部分と、時にステムと称されボディストックから延出された非直線状のすなわち湾曲した部分と、を備えている。ステムの先端には、多くの場合、チップが取り付けられている。
カテーテルのサイズ、フレキシブルさ、および他の特性は、意図した使用目的に応じて選択される。左冠状動脈へのカテーテル適用に際して使用されるある特別のタイプのカテーテルは、左冠状動脈用カテーテルとして知られている。左冠状動脈用カテーテルは、まず、チップが患者の大腿動脈、上腕動脈、あるいは、橈側動脈内へと挿入され、そして、大動脈を通って、チップが左冠状動脈の開口部近傍に係合するように配置される。カテーテル適用手術時には、カテーテルのチップは、下行大動脈、大動脈弓、上行大動脈を順に通過する。カテーテルが挿入された後においては、カテーテルは、様々な種類の医療手術のために使用することができる。例えば、ステントのような介在デバイス、回転性かつ方向性アテレクトミーデバイス、ガイドワイヤ、および他のデバイスを、カテーテル内の管腔を通して左冠状動脈へと配置することができる。このタイプのカテーテルは、また、経皮経管冠状動脈形成術(PTCA)や経皮経管動脈形成術(PTA)のための、また、これら手術に関連して動脈内に色素や他の対照媒質を注入するための、バルーン膨張用カテーテルをガイドしかつ支持するために使用することができる。
有効であるために、左冠状動脈用カテーテルは、大動脈に対して、迅速に挿入され得るとともに、迅速に引抜可能でなければならない。このようなカテーテルは、また、ダイビングという特性で知られているような動脈内への突然の侵入や動脈への傷害を起こすことなく、処置対象をなす動脈の開口部にチップを正確に配置することができなければならない。カテーテルの挿入後においては、カテーテルを通して動脈内に導入された介在デバイスに対して、配置力と称される力がかかることにより、このようなカテーテルは、また、バックアップサポートをもたらし得るものでなければならない。十分なバックアップサポートがない場合には、介在デバイスの挿入を行うことができず、生体血管や管開口部にトラウマが発生することとなる。介在デバイスを動脈内に適正に配置し得るように、挿入されたカテーテルは、たとえ比較的大きな配置力が必要とされるにしても、カテーテルの位置を保持し得ることが望ましい。カテーテルは、当然のことながら、これらの特性や性質をもたらし得る必要があり、同時に、カテーテルが導入される生体血管に対する傷害を避けることができる必要がある。
カテーテルステムの形状は、上記手術の成否全般に係わる重要な因子である。所定デバイスが処置部位に配置され得るかどうかの決定、および、手術がうまくなされるかどうかの決定は、多くの場合、患者に対して適切にカテーテルを適用できる可能性に依存している。したがって、カテーテルに対しては、ステム形状を改良することが常に要望されている。
発明の概要
本発明は、下行大動脈、大動脈弓、および、上行大動脈を経由して、患者の左冠状動脈の開口部に対して、効果的に挿入および引抜を行い得るような、左冠状動脈用カテーテルを提供する。このカテーテルは、また、非常に高い正確さでもって、左冠状動脈の開口部に配置することができる。このカテーテルの一実施形態は、フレキシブルで管状のボディストックと、このボディストックの先端から延出しているフレキシブルで管状のステムと、を備えている。ステムは、先端に配置されたチップと、このチップとボディストックとの間に配置された第1円弧状部分と、第1部分とチップとの間に配置された第2円弧状部分と、第2部分とチップとの間に配置された第3円弧状部分と、を備えることができる。第1、第2、および、第3部分の各々は、それぞれ、自由状態半径および自由状態円弧長さを有している。第1部分の第1自由状態半径は、第2部分の第2自由状態半径よりも大きく、第1部分の第1自由状態円弧長さは、第2部分の第2自由状態円弧長さよりも大きい。第1部分および第2部分を含むステムの部分は、自由状態においては、ボディストックを向くようにして延在しており、一方、第3部分は、自由状態においては、ボディストックから遠ざかるようにして延在している。第1部分、第2部分、および、第3部分の、円弧長さおよび半径は、ステムの先端が左冠状動脈の開口部に係合した状態でカテーテルが患者内に配置されたときに、ステムが、左冠状動脈の開口部に臨む位置を起点として上行大動脈の対側性壁の連続した長さ部分に係合し得るように選択されている。したがって、カテーテルは、比較的大きな配置力でもって支持する。
ある好ましい実施形態においては、ステムの第1、第2、および、第3部分は、互いに隣接しているとともに、ボディストックに対して隣接している。第1部分は、155°という自由状態円弧長さ、および、1インチという自由状態半径を有することができる。第2部分は、110°という自由状態円弧長さ、および、0.65インチという自由状態半径を有することができる。第3部分は、10°、20°、あるいは、30°という円弧長さ、および、0.40インチという自由状態半径を有することができる。
ステムの他の実施形態においては、第3部分から延出する直線状第4部分を備えている。第4部分は、0.15インチという長さを有することができる。先端チップは、第4直線状部分の先端に配置され、第4部分よりもソフトである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明による非直線状ステムを備えた左冠状動脈用カテーテルを示す図である。
図2は、図1に示すカテーテルのステムを詳細に示す図である。
図3は、図2のカテーテルを右側から見た場合の側面図である。
図4は、人の心臓を示す図であって、心臓内部には、チップを左冠状動脈の開口部に隣接配置した状態で、図1のカテーテルが適用されている。
図5は、図1に示すようなカテーテルのボディストックおよびステムを形成することができるチューブの横断面図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1には、本発明によるフレキシブル管状ステム10を備えた、大腿動脈、上腕動脈、あるいは、橈側動脈経由式の左冠状動脈用カテーテル8が、全体的に図示されている。図に示すように、ステム10は、長尺でありフレキシブルであり管状のボディストック12の先端から延出されている。ハブ14が、ストレインレリーフ16を介して、ボディストック12の基端に取り付けられている。図示の実施形態においては、比較的ソフトなチップ18が、ステム10の先端に取り付けられている。詳細に後述するように、ステム10の形状に基づいて、カテーテル8がうまく挿入できるようになっており、また、その先端(例えば、チップ18)が左冠状動脈の開口部に対して正確にかつ同軸的に配置され得るようになっている。配置された後においては、ステム10は、上行大動脈の対側性壁の実質的に連続した長さ部分に沿って延在しかつこの長さ部分に係合する。これにより、介在デバイスの配置時に、優れたバックアップサポートがもたらされる。
ステム10の形状について、図2を参照して詳細に説明する。図2においては、ステムは、内方からも外方からも力を受けていない自由な状態で図示されている。図に示すように、ステム10は、第1円弧状部21と、第2円弧状部22と、第3円弧状部23と、第4直線状部24と、チップ18と、を備えている。第1部分21は、全体的に直線状のボディストック12と、チップ18と、の間に配置されている(すなわち、ボディストックと、ステム10の先端と、の間に配置されており、ボディストックの先端側に配置されている)。また、第1部分21は、第1自由状態円弧長さA1および第1自由状態半径R1を有している。図示の実施形態においては、第1部分21は、その基端がボディストックの先端に直接的に連結されることによって、ボディストック12から延出しているとともに、ボディストック12に隣接配置されている。第2部分22は、第1部分21と、チップ18と、の間に配置されている(すなわち、第1部分21の先端側に配置されている)。また、第2部分22は、第2自由状態円弧長さA2および第2自由状態半径R2を有している。図示の実施形態においては、第2部分22は、その基端が第1部分21の先端に直接的に連結されることによって、第1部分21から延出しているとともに、第1部分21に隣接配置されている。第3部分23は、第2部分22と、チップ18と、の間に延在している(すなわち、第2部分の先端側に配置されている)。また、第3部分23は、第3自由状態円弧長さA3および第3自由状態半径R3を有している。図示の実施形態においては、第3部分23は、その基端が第2部分22の先端に直接的に連結されることによって、第2部分22から延出しているとともに、第2部分22に隣接配置されている。第4直線状部分24は、チップ18を備えており、その基端が第3部分23の先端に直接的に連結されることによって、第3部分23から延出しているとともに、第3部分23の先端側に隣接配置されている。第4部分24は、この明細書全体を通して定義するようにチップ18の長さも含めて、長さL4を有している。
図3は、ボディストック12およびステム10の側面図であって、ボディストックをチップ18とは反対側から見た場合の図である(すなわち、ボディストックを図2における右側から見た場合の図である)。図3から明らかなように、第1〜第4部分21〜24は、カテーテル8の図示の実施形態においては、同一平面内に位置している。他の実施形態(図示せず)においては、部分21〜24は、(典型的には、比較的限られた程度ではあるけれども)図2および図3に示すような構成平面の外部に延在することができる。部分22は、部分21の半径R1と同じ方向の半径R2を有しており、第1部分からボディストック12に戻る方向へと、内方に閉塞するようなループを描く方向に延在している。第3部分は、半径R1および半径R2に対して実質的に反対方向を向く半径R3を有しており、ボディストック12から遠ざかる方向へと、外方に閉塞するようなループを描く方向に延在している。
円弧長さA1〜A3、半径R1〜R3、および、長さL4は、カテーテル8の適用対象をなす患者の冠状系のサイズも含めた多数の因子に基づいて選択することができる。第1円弧長さA1の有効範囲は、約120°〜180°であり、特に有効な範囲は、約145°〜165°であることが、予期される。第1半径R1の予想有効範囲は、約0.5〜1.5インチであり、特に有効な範囲は、約0.75〜1.25インチである。第2円弧長さA2の有効範囲は、約80°〜140°であり、特に有効な範囲は、約100°〜120°である。第2半径R2の予想有効範囲は、約0.25〜1.00インチであり、特に有効な範囲は、約0.40〜0.80インチである。第3円弧長さA3の予想有効範囲は、約5°〜45°であり、特に有利な円弧長さは、約10°〜30°である。第3半径R3の有効範囲は、約0.25〜0.75インチと予想され、約0.35〜0.60インチが特に有利である。チップ18の長さも含めて長さL4の予想有効範囲は、約0.10〜0.75インチであり、約0.10〜0.25インチが特に有効である。チップ18の長さは、約0.10〜0.40インチとすることができる。
本発明によるステム10を備えたカテーテル8の7個の特別の実施形態に対する円弧長さA1〜A3、長さL4、および、半径R1〜R3を、実施例1〜7として次の表1に示す。実施例1〜7におけるカテーテル8のボディストック12の長さは、約34〜38インチの範囲である。これらカテーテル8の各々におけるチップ18の長さは、0.09インチである。
Figure 0004267066
一般に、第2半径R2が約0.40インチ(1.02cm)とされた実施例6のカテーテル8は、比較的細い大動脈を有する患者に対する適用を意図したものである。第2半径R2が0.75インチ(1.91cm)とされた実施例4、5のカテーテル8は、比較的太い大動脈を有する患者に対する適用を意図したものである。実施例1、2、3、7のカテーテルは、標準的なサイズの大動脈を有する患者に対する使用される。
第3円弧長さA3が約10°とされた実施例3、5のカテーテル8は、典型的には、開口部から左冠状動脈への角度配向が上向きのすなわち全体的に上方を向いた患者に対して使用される。第3円弧長さA3が約20°とされた実施例2、4、6、7のカテーテル8は、典型的には、左冠状動脈への連結が標準的なすなわち水平な患者に対して使用される。第3円弧長さA3が約30°とされた実施例1のカテーテル8は、左冠状動脈が下向きのすなわち全体的に下方を向いた患者に対して使用することができる。患者の左冠状動脈の配向という解剖学的特性に適合したカテーテル8を適正に選択することにより、第4直線状部分24は、カテーテルが配置される際に、左冠状動脈の配向に対して、全体的に同軸的に位置合わせすることができる。半径R1〜R3、円弧長さA1〜A3、および、長さL4の他の組合せを使用することにより、ステム10の所望の、挿入特性、引抜特性、配置特性、バックアップサポート特性をもたらすことができる。
また、患者の解剖学的構造は、放射線解析や他の手段によって決定することができる。このような解剖学的構造の解析をベースとして、R1〜R3、A1〜A3、および、L4の特別の組合せを選択することができ、特定の患者に対して最適化することができる。
図4は、カテーテル8が患者の大動脈40内に挿入されている場合の、カテーテル8の形状および位置を示している。図に示すように、カテーテル8のステム10は、下行大動脈42を通って大動脈40内に入っており、大動脈弓48を通って上行大動脈50へと入った後、左冠状動脈46の開口部44に係合している(例えば、カテーテルの少なくとも先端が開口部内に位置している)。カテーテル適用手術時には、先端は、多くの場合、5mm程度が開口部内に位置している。図に示すように、ステム10のうちの第1円弧状部分21の一部も含めた長さ部分が、多くの場合、第2円弧状部分22の一部もさらに含めた長さ部分が、開口部44に臨む位置(すなわち、開口部と同じ高さレベルの位置)を起点として、上行大動脈50を経由して、大動脈弓48へと至るような、大動脈40の対側性壁52の隣接長さ部分(多くの場合、好ましくは、少なくとも約30〜50mm)に対して係合している。第1部分21は、図示の実施形態においては、左鎖骨下動脈54、左総頸動脈56、および、腕頭動脈58に隣接した対側性壁52に係合している。第4直線状部分24は、また、開口部44に対して、同軸的に係合している。
本発明によるステム10を備えたカテーテル8は、意義深い利点をもたらす。このようなカテーテルは、迅速にかつ効果的に挿入することができる。同時に、チップをすなわちステムの先端を左冠状動脈の開口部に対して正確に同軸的に配置することができる。同様に、カテーテルは、効果的に引き抜くことができる。開口部内においてチップが同軸的に位置合わせされることにより、介在デバイスの挿入を容易とすることができ、動脈に対するトラウマ発生のリスクを最小化することができる。ステムが、開口部に臨む位置を起点とした実質的な長さ部分に沿って、少なくとも上行大動脈の(好ましくは、少なくとも大動脈弓の一部の)対側性壁に対して支持されている(すなわち、係合している)ことにより、ステムは、介在デバイスを配置するための安定なプラットフォームを提供し、また、比較的大きな配置力でもって支持することができる。配置されたカテーテルの半径が比較的大きいことにより(すなわち、ゆっくりと湾曲していることにより)、ステントや他の介在デバイスを、比較的小さな抵抗でもってカテーテル内を通して配置することができる。しかしながら、介在デバイスがカテーテルの第3円弧状部およびチップに到達した際には、小さな抵抗が発生する可能性がある。このような抵抗信号を認識することは、心臓学者が延出配置を行う際の機能の1つをなす。このような抵抗タイプのフィードバック信号によって、介在デバイスがカテーテルのチップのところにあることを知ることができる。しかしながら、介在デバイスの延出配置時に、実質的な推進力が生成された場合には、抵抗信号を検出できないかもしれない。ステムの上記特性により、カテーテル適用手術に際して、患者にもたらされるトラウマの程度は、比較的少ない。
上記においては、カテーテルの好ましい実施形態は、円弧状部分を直線状部分が隣接配置されているものとして説明したけれども、異なる長さおよび/または半径を有した比較的短い中継部分(図示せず)を、上述した部分どうしの間に設けることもできる。この場合においても、上記と実質的に同じ特性および利点をもたらすことができる。例えば、比較的短い直線円弧部分を、上記第1、第2、第3、および/または、第4部分間に設けることができる。この場合には、連続的ではないもののステムの十分な長さ部分において、大動脈の対側性壁に係合することができ、上記実施形態と同様に有効に機能することができる。
ステム10を備えたカテーテル8の形成材料であって、ステムおよびボディストック12の内径や外径といったカテーテルの他の特性をもたらす材料は、公知のまたは従来のカテーテルにおける材料と、同様のものまたは同一のものとすることができる。例えば、上記形状のステム10は、本発明の出願人である、Minneapolis,MinnesotaのSchneider(USA)Inc.から入手可能なGuidezilla(登録商標)ガイドチューブ内に組み込むことができる。このタイプのガイドカテーテルは、例えば、Ju氏の米国特許出願第5,403,292号およびPCT出版第WO95/15780号に記載されている。上記形状のステム10を組み込み得る他のカテーテルは、特許出願番号第08/645,381号および第08/647,606号に記載されている。これら双方は、1996年5月13日に出願されており、本発明の出願人に譲渡されている。上記文献は、参考のため、その全体がここに組み込まれる。要約すれば、カテーテル8のこの実施形態は、ボディストック12とステム10とを備えており、ボディストック12およびステム10は、(チップ18を除いて)全体的に図5に示すように、3層構成とされている。図に示すように、ボディストック12、および、ステム10の部分21〜24は、内側ライニング層61と、中間補強層62と、外側ジャケット層63と、を備えている。符号8で示すようなカテーテルは、典型的には、約0.03〜0.13インチの範囲とされた管腔内径D1、および、約0.05〜0.15インチ(5Fr〜10Fr)の範囲とされた管腔外径D2を有している。実施例1〜7として上述したカテーテル8の実施形態は、約0.064〜0.112インチの内径D1、および、約0.078〜0.130インチの外径D2を有している。
図1に示すように、円弧状部21〜23、および、第4直線状部分24のうちのチップ18を除いた部分は、2つの個別の部材、すなわち、ステム移行チューブ部分66と先端ステムチューブ部分68とから構成されている。ある実施形態においては、ステム移行チューブ部分66の内側ライニング層61は、円弧状部22の一部も含めて、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP)からなるような含フッ素コポリマーから形成される。ステム移行チューブ部分66の補強層62は、この実施形態においては、304ステンレス鋼からなるような編込フィラメントから形成されている。ステム移行チューブ部分66の外側ジャケット層63は、63.5%のポリアミドと、36.0%のBaSO4と、0.5%の色素と、を含有する化合物である。
ステム10のうちの先端ステムチューブ部分68は、上記ステム移行チューブ部分66における内側ライニング層61および補強層62と同一の、内側ライニング層61および補強層62を有している。先端ステムチューブ部分68の外側ジャケット層63は、81.0%のポリアミドと、15.0%のBaSO4と、色素として4.0%のTiO2と、を含有する化合物である。
ボディストック12のチューブ部分70は、上記ステム移行チューブ部分66における内側ライニング層61および補強層62と同一の、内側ライニング層61および補強層62を有している。チューブ部分70の外側ジャケット層63は、63.5%のポリアミドと、36.0%のBaSO4と、0.5%の色素と、を含有する化合物である。
チップ18は、先端ステムチューブ部分68の外側ジャケット層63と同一の材料から形成された管状部材である。ストレインレリーフ16も、また、先端ステムチューブ部分68の外側ジャケット層63と同一の材料から形成することができる。ハブ14は、ポリカーボネートから形成することができる。
ボディストック12のチューブ部分70、ステム移行チューブ部分66、および、先端ステムチューブ部分68は、個別に形成される。すなわち、まず、それぞれの内側ライニング層61が押し出される。その後、編込ステンレス鋼製補強層62が、層61上に、編み込まれる。引き続いて、補強層62上に、外側ジャケット層63が押し出される。そして、ボディストック12のチューブ部分70、ステム移行チューブ部分66、先端ステムチューブ部分68、および、チップ18が、熱接着や他の公知方法によって、共に接着される。カテーテル8のこの製造段階においては、ボディストック12およびステム10は、典型的には、全体的に直線状の形態をなしている。ステム10の上記形状は、上記チューブの組立体を全体的には円柱状であってわずかに平坦化されたマンドレル上に配置し、比較的高温を印加することによって、もたらされる。その場合、ステム10は、マンドレルの湾曲形状に倣うこととなる。
本発明を好ましい実施形態について説明してきたけれども、当業者であれば、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、細部において変更を加え得ることは理解されるであろう。また、例示されたすべての文献は、参考のため、その全体がここに組み込まれる。

Claims (40)

  1. ボディストック(12)と該ボディストック(12)の先端から延出しているステム(10)とを備えたフレキシブル管状部材を具備する左冠状動脈用カテーテルであって、
    前記ステム(10)が、先端と;
    第1自由状態半径および第1自由状態円弧長さを有するとともに、前記ボディストック(12)の先端に配置され先端側へと延在し、かつ、前記ステム(10)の先端が前記左冠状動脈の前記開口部に係合した状態で前記患者内に配置されたときに、少なくとも一部が、上行大動脈の対側性壁の連続した長さ部分に係合し得るよう構成された第1円弧状部分(21)と;
    第2自由状態半径および第2自由状態円弧長さを有するとともに、前記第1部分(21)の先端に配置され、前記ボディストック(12)を向くように湾曲して廷在している第2円弧状部分(22)と;
    第3自由状態半径および第3自由状態円弧長さを有するとともに、前記第2部分(22)の先端に配置され、前記ボディストック(12)から遠ざかるように湾曲して延在している第3円弧状部分(23)と;
    を備え、
    前記第1および第2部分(21、22)は、合計で少なくとも約210°の円弧長さを有しているとともに、合計で少なくとも約6.4センチメートル(2.5インチ)の距離を有し、
    前記ステム(10)の先端は、前記ステムが自由状態にある場合には、前記ボディストック(12)または前記ステム(10)を向くようにして延在していることを特徴とする左冠状動脈用カテーテル。
  2. さらに、
    第4長さを有するとともに、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  3. さらに、
    前記第4部分(24)の先端に、チップ(18)を備え、
    該チップ(18)は、前記第4部分(24)よりもソフトであることを特徴とする請求項2記載の左冠状動脈用カテーテル。
  4. 前記第1部分(21)は、約200°よりも小さな第1円弧長さを有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  5. 前記第2部分(22)は、約150°よりも小さな第2円弧長さを有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  6. 前記第3部分(23)は、約60°よりも小さな第3円弧長さを有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  7. 前記第2部分(22)および前記第3部分(23)は、合計で、約200°〜300°の円弧長さを有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  8. 前記第1部分(21)は、約125°〜180°の第1円弧長さ、および、約1.3〜3.8センチメートル(約0.5〜1.5インチ)の第1半径を有し;
    前記第2部分(22)は、約85°〜140°の第2円弧長さ、および、約0.6〜2.5センチメートル(約0.25〜1.00インチ)の第2半径を有し;
    前記第3部分(23)は、約5°〜45°の第3円弧長さ、および、約0.6〜1.9センチメートル(約0.25〜0.75インチ)の第3半径を有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  9. さらに、
    約0.3〜1.9センチメートル(約0.10〜0.75インチ)の第4長さを有して、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項8記載の左冠状動脈用カテーテル。
  10. さらに、
    前記第4部分(24)の先端に、チップ(18)を備え、
    該チップ(18)は、前記第4部分(24)よりもソフトであることを特徴とする請求項9記載の左冠状動脈用カテーテル。
  11. 前記第1部分(21)は、約145°〜165°の第1円弧長さ、および、約1.9〜3.2センチメートル(約0.75〜1.25インチ)の第1半径を有し;
    前記第2部分(22)は、約100°〜120°の第2円弧長さ、および、約1.0〜2.0センチメートル(約0.40〜0.80インチ)の第2半径を有し;
    前記第3部分(23)は、約5°〜35°の第3円弧長さ、および、約0.9〜1.5センチメートル(約0.35〜0.60インチ)の第3半径を有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  12. さらに、
    約0.3〜0.6センチメートル(約0.10〜0.25インチ)の第4長さを有して、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項11記載の左冠状動脈用カテーテル。
  13. さらに、
    前記第4部分(24)の先端に、チップ(18)を備え、
    該チップ(18)は、前記第4部分(24)よりもソフトであることを特徴とする請求項12記載の左冠状動脈用カテーテル。
  14. 前記第1部分(21)は、約155°の第1円弧長さ、および、約2.2〜2.5センチメートル(約0.85〜1.00インチ)の第1半径を有し;
    前記第2部分(22)は、約110°の第2円弧長さ、および、約1.0〜1.9センチメートル(約0.40〜0.75インチ)の第2半径を有し;
    前記第3部分(23)は、約10°〜30°の第3円弧長さ、および、約1.0〜1.4センチメートル(約0.40〜0.55インチ)の第3半径を有していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  15. さらに、
    約0.4センチメートル(約0.15インチ)の第4長さを有して、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項14記載の左冠状動脈用カテーテル。
  16. さらに、
    前記第4部分(24)の先端に、チップ(18)を備え、
    該チップ(18)は、前記第4部分(24)よりもソフトであることを特徴とする請求項15記載の左冠状動脈用カテーテル。
  17. 前記第1部分(21)、前記第2部分(22)、および、前記第3部分(23)が、互いに隣接していることを特徴とする請求項1記載の左冠状動脈用カテーテル。
  18. 前記第1部分(21)、前記第2部分(22)、前記第3部分(23)、および前記第4部分(24)が、互いに隣接していることを特徴とする請求項2記載の左冠状動脈用カテーテル。
  19. 下行大動脈、大動脈弓、および、上行大動脈を経由して、患者の左冠状動脈の開口部へと導入されるよう構成された左冠状動脈用カテーテルであって、
    先端を有するフレキシブル管状ボディストック(12)と、該ボディストック(12)の前記先端から延出している非直線状ステム(10)と、を具備してなり、
    前記ステム(10)は、先端と、
    第1自由状態半径および第1自由状態円弧長さを有するとともに、前記ボディストック(12)の先端に配置され先端側に延在する第1円弧状部分(21)と、
    第2自由状態半径および第2自由状態円弧長さを有するとともに、前記第1部分(21)の先端に配置され先端側に延在する第2円弧状部分(22)と、
    第3自由状態半径および第3自由状態円弧長さを有するとともに、前記第2部分(22)の先端に配置され先端側に延在する第3円弧状部分(23)と、
    を備え、
    前記ステム(10)のうちの、前記第1部分(21)および前記第2部分(22)を含む部分が、自由状態において、前記ボディストック(12)を向くようにして湾曲し、
    前記第3部分(23)が、自由状態において、前記ボディストック(12)から遠ざかるようにして湾曲し、
    前記第1および第2部分(21、22)は、合計で少なくとも約210°の円弧長さを有しているとともに、合計で少なくとも約6.4センチメートルの距離を有し、
    前記ステム(10)の先端は、前記ステム(10)が自由状態にある場合には、前記ステム(10)または前記ボディストック(12)を向くようにして延在し、
    前記第1部分(21)、前記第2部分(22)、および、前記第3部分(23)の、前記円弧長さおよび前記半径は、前記ステム(10)の先端が前記左冠状動脈の前記開口部に係合した状態で前記患者内に配置されたときに、ステム(10)の少なくとも一部が、前記左冠状動脈の前記開口部に臨む位置を起点として上行大動脈の対側性壁の連続した長さ部分に係合し得るように選択されていることを特徴とする左冠状動脈用カテーテル。
  20. 前記第2自由状態半径が、前記第1自由状態半径よりも小さいことを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  21. 前記第2自由状態円弧長さが、前記第1自由状態円弧長さよりも小さいことを特徴とする請求項20記載の左冠状動脈用カテーテル。
  22. 前記第2自由状態円弧長さが、前記第1自由状態円弧長さよりも小さいことを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  23. 前記ステム(10)の前記第1部分(21)が、前記ボディストック(12)に隣接していることを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  24. 前記ステム(10)の前記第2部分(22)が、前記ステム(10)の前記第1部分(21)に隣接していることを特徴とする請求項23記載の左冠状動脈用カテーテル。
  25. 前記ステム(10)の前記第3部分(23)が、前記ステム(10)の前記第2部分(22)に隣接していることを特徴とする請求項24記載の左冠状動脈用カテーテル。
  26. 前記ステム(10)は、さらに、
    第4長さを有するとともに、前記ステム(10)の前記第3部分(23)に隣接配置され該第3部分(23)から延出する第4部分(24)を備えていることを特徴とする請求項25記載の左冠状動脈用カテーテル。
  27. 前記ステム(10)の前記第2部分(22)が、前記ステム(10)の前記第3部分(23)に隣接していることを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  28. 前記ステム(10)は、さらに、
    第4長さを有するとともに、前記ステム(10)の前記第3部分(23)に隣接配置され該第3部分(23)から延出する第4部分(24)を備えていることを特徴とする請求項27記載の左冠状動脈用カテーテル。
  29. 前記第1部分(21)は、約125°〜180°の第1円弧長さ、および、約1.3〜3.8センチメートル(約0.5〜1.5インチ)の第1半径を有し;
    前記第2部分(22)は、約85°〜140°の第2円弧長さ、および、約0.6〜2.5センチメートル(約0.25〜1.00インチ)の第2半径を有し;
    前記第3部分(23)は、約5°〜45°の第3円弧長さ、および、約0.6〜1.9センチメートル(約0.25〜0.75インチ)の第3半径を有していることを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  30. さらに、
    約0.3〜1.9センチメートル(約0.10〜0.75インチ)の第4長さを有して、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項29記載の左冠状動脈用カテーテル。
  31. 前記第1部分(21)は、約145°〜165°の第1円弧長さ、および、約1.9〜3.2センチメートル(約0.75〜1.25インチ)の第1半径を有し;
    前記第2部分(22)は、約100°〜120°の第2円弧長さ、および、約1.0〜2.0センチメートル(約0.40〜0.80インチ)の第2半径を有し;
    前記第3部分(23)は、約5°〜35°の第3円弧長さ、および、約0.9〜1.5センチメートル(約0.35〜0.60インチ)の第3半径を有していることを特徴とする請求項19記載の左冠状動脈用カテーテル。
  32. さらに、
    約0.3〜0.6センチメートル(約0.10〜0.25インチ)の第4長さを有して、前記第3部分(23)の先端に配置され先端側へと延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項31記載の左冠状動脈用カテーテル。
  33. 下行大動脈、大動脈弓、および、上行大動脈を経由して、患者の左冠状動脈の開口部へと導入されるよう構成された左冠状動脈用カテーテルであって、
    先端を有するフレキシブル管状ボディストック(12)と、該ボディストック(12)の前記先端から延出している湾曲ステム(10)と、を具備してなり、
    前記ステム(10)は、少なくとも約210°の円弧長さを有しているとともに、少なくとも約6.4センチメートルの距離を有し、
    前記ステム(10)は、先端と、係合部と、を備え、
    前記ステム(10)の先端は、前記ステムが自由状態にある場合には、前記ボディストック(12)または前記ステム(10)を向くようにして延在し、
    前記ステム(10)は、前記ステム(10)の先端が前記左冠状動脈の前記開口部に係合した状態で前記患者内に配置されたときに、前記係合部が、前記左冠状動脈の前記開口部に臨む位置を起点として上行大動脈の対側性壁の連続した長さ部分に係合し得るようなサイズで構成されていることを特徴とする左冠状動脈用カテーテル。
  34. 前記湾曲ステム(10)は、第1湾曲部分と第2湾曲部分とを備え、
    前記係合部は、前記第1湾曲部分の少なくとも一部を備え、
    前記ステム(10)の先端は、前記第2湾曲部分の最先端であることを特徴とする請求項33記載の左冠状動脈用カテーテル。
  35. 前記第1湾曲部分は、第1自由状態半径および第1自由状態円弧長さを有するとともに、前記ボディストック(12)の先端に配置され先端側へと延在する第1円弧状部分(21)を備え、
    前記第2湾曲部分は、第2自由状態半径および第2自由状態円弧長さを有するとともに、前記第1部分(21)の先端に配置され前記ボディストック(12)から遠ざかるようにして延在する第2円弧状部分(23)を備えていることを特徴とする請求項34記載の左冠状動脈用カテーテル。
  36. 前記第1湾曲部分は、さらに、第3自由状態半径および第3自由状態円弧長さを有するとともに、前記第1および第2円弧状部分(21、23)の中間に配置され前記ボディストック(12)を向くようにして延在する第3円弧状部分(22)を備えていることを特徴とする請求項35記載の左冠状動脈用カテーテル。
  37. 前記第2湾曲部分は、さらに、第4長さを有するとともに、前記第2部分(23)の先端に配置され先端側に延在する第4直線状部分(24)を備えていることを特徴とする請求項36記載の左冠状動脈用カテーテル。
  38. さらに、
    前記第4部分(24)の先端に、チップ(18)を備え、
    該チップ(18)は、前記第4部分(24)よりもソフトであることを特徴とする請求項37記載の左冠状動脈用カテーテル。
  39. 前記第1湾曲部分の先端は、約220°〜305°の径方向角度の間に延在するとともに、1.0〜3.8センチメートル(0.4〜1.5インチ)の間の曲率半径を有していることを特徴とする請求項34記載の左冠状動脈用カテーテル。
  40. 前記第2湾曲部分は、約5°〜35°の径方向角度の間に延在するとともに、約0.9〜1.5センチメートル(約0.35〜0.60インチ)の間の曲率半径を有していることを特徴とする請求項39記載の左冠状動脈用カテーテル。
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