JP4265665B2 - 電子機器、通信条件設定装置、通信条件設定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子機器、通信条件設定装置、通信条件設定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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    • H04B1/719Interference-related aspects

Description

この明細書で説明する発明は、電子機器が対応する広帯域無線通信方式の通信条件を使用国や地域に応じて最適化する技術に関する。
なお、発明は、電子機器、通信条件設定装置、通信条件設定方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
近年、無線通信の分野では、UWB(Ultra Wideband)無線通信方式が有力な通信方式の一つとして普及しつつある。UWB無線通信方式は、そもそも米国において軍事目的に開発されていたものを民間に開放した経緯を有している。
他の無線通信方式では、1チャンネルの周波数帯域幅が数十MHz程度であるのに対し、UWB無線通信方式では、3.1[GHz]〜10.6[GHz]の周波数帯域幅を使用する。このため、UWB無線通信方式は、大容量データを高速伝送することができる。
ところで、UWB無線通信方式は、周波数帯域の放射電力レベルが非常に低く他のシステムとの干渉がないという特徴を有している。また、UWB無線通信方式は、消費電力が少ないという特徴も有している。
これらの特徴より、UWB無線通信方式は、位置測定機能を用いたセンサー、対象物検知機能を用いたレーダー、電子機器間の無線通信等に利用されている。
ところで近年、電子機器等の発する電磁波が他の機器に与える影響が問題視されている。
この影響は、電磁波干渉(EMI:electromagnetic
interference)と呼ばれ、主に2種類の伝送形態が考えられている。その一つは、電子機器から空間に直接放射される放射干渉波(不要輻射)であり、他の一つは、AC(alternating current)電源ラインを伝導する伝導干渉波である。中でも、電子機器を構成する様々な回路から同時に発せられる放射干渉波への対策はより重要であると考えられている。
そこで現在、世界中でEMI規制に対する取り組みが行われている。例えば各国では、国際的審議機関である国際無線障害特別委員会(CISPR:Comite International Special des Perturbations)の規格に準拠する規格が定められ、規制値に違反する電子機器の輸入や販売が禁止されている。
例えば日本には、自主規制団体により策定されたVCCI(Voluntary
Control Council for Information Technology Equipment)規格がある。また例えば米国には、FCC(Federal Communications Commission)規格がある。また例えば欧州には、EN(European Norm)規格がある。
ところで、これらの規制値(すなわち、EMI規制値)は、各国や地域の電波事情を反映して策定される。いきおい、EMI規制値は、国や地域によって異なるものとなり、しばしばEMI規制値を遵守するために電子機器の設定変更が必要となっている。
ところが、昨今における電子機器の高性能化及び複雑化に伴い、別の問題も生じている。すなわち、電子機器の高性能化や複雑化の結果、同一の電子機器であっても電子機器の動作内容や回路系統の違いによって不要輻射レベルが異なるという問題である。結果的に、EMIフィルタを用いたとしても、放射干渉波等を確実に除去することが困難になっている。
そこで、特許文献1には、電子機器の不要輻射レベルを設置国のEMI規格を満たすことができるように、電源とグラウンドとの接続を回路系統別に制御する技術が開示されている。
特開平11−206107号公報
しかし、電子機器がUWB無線通信方式に対応する場合、機器固有のEMIパターン波形とUWB放射波形の位相が合う周波数帯域において、パターン同士の加算が生じてしまう。
このため、引用文献1に記載の技術等により、機器固有のEMIパターンを対応国等のEMI規制値を下回るように制御出来たとしても、パターン同士の加算が発生した場合には、期せずしてEMI規制値を超える事態が発生する。
そこで、発明者らは、広帯域無線通信方式に対応した通信機能を有する電子機器に、(a)自機に固有のEMIパターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を格納するEMIパターン情報格納部と、(b)自機の所在地情報に基づいて、該当国又は地域について有効なEMI規制値情報を取得するEMI規制値情報取得部と、(c)取得されたEMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する通信条件設定部とを搭載する。
なお、EMI規制値情報取得部には、EMI規制値情報又はこれを特定する情報の取得時、取得又は特定したEMI規制値情報を、自機が通信可能な1つ又は複数のネットワークに無線接続する他の電子機器に送信する機能を搭載することが望ましい。この場合、EMI規制値情報又はこれを特定できる情報を他の電子機器からネットワーク経由で受信できる機能を搭載する電子機器の存在が前提となる。
また、他の電子機器からEMI規制値情報を受信する電子機器には、(a)自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を格納するEMIパターン情報格納部と、(b)他の電子機器から取得又は特定されたEMI規制値情報と自機が保持するEMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する通信条件設定部を搭載することが望ましい。
更に、他の電子機器からEMI規制値情報又はこれを特定する情報を受信した電子機器には、自機の無線接続するネットワークがEMI規制値情報又はこれを特定する情報を取得したネットワーク以外に少なくとも一つ存在する場合、当該ネットワークに前記EMI規制値情報又はこれを特定する情報を転送する機能を搭載することが望ましい。
発明者の提案する手法の採用により、広帯域無線通信中に期せずしてEMI規制値を超える事態を確実に回避することができる。
以下、発明に係る電子機器の一例を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)EMI規制値の例
図1に、下記米国のFCC規格に基づく、商業・軽工業地域(ClassA)及び住宅地域(ClassB)におけるEMI規制値を示す。FCC規格の場合、30MHz〜40GHzの周波数範囲を規定する。
また、図2に、日本のVCCI規格及び欧州のEN規格に基づく、商業・軽工業地域(ClassA)及び住宅地域(ClassB)におけるEMI規制値を示す。VCCI規格やEN規格の場合、現在、30MHz〜1GHzの周波数範囲を規定する。もっとも、今後はさらに広い周波数帯までEMI規制値が策定されると予想される。
この形態例の場合、電子機器は、UWB(Ultra Wideband)無線通信方式に対応するものとする。UWB無線通信方式は、3.1GHz〜10.6GHzと非常に広い周波数帯域幅にわたって非常に微弱な送信電波を出力する。これにより数百Mbpsの高速伝送を可能とし、また少ない消費電力で無線通信を行うことができる。
UWB無線通信方式は、米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)による分類では、WPAN(Wireless Personal Aria Network)に相当する。
なお、WPANの伝送距離は約10mである。また、WPANの伝送速度は、1m〜2mで480Mbps(総務省2006年3月24日報告書に準拠)である。WPANでは、1台の電子機器に対して同時に複数の電子機器が無線接続し、これら複数の電子機器間でファイルを高速伝送することも可能である。
このようなUWB無線通信規格には、周波数ホッピング方式を用いる「MB−OFDM方式」と、直接周波数拡散方式を用いる「DS−UWB方式」がある。
以下の説明では、「MB−OFDM方式」を用いる場合について説明する。
図3は「MB−OFDM方式」について説明するための図である。「MB−OFDM方式」では、1つのバンドに528MHzを割り当てることで、3.1GHz〜10.6GHzの帯域を全部で14個の小バンドに分割している。この小バンドへの分割により、特定の小バンドでノイズが発生した場合でも、そのバンドを無線通信から除外して安定した無線通信を実現できるように構成されている。
ところで、電子機器等によるUWB無線通信においては、電子機器の発するEMIパターン波形とUWB放射波形との位相が合った周波数において、通常よりも高いEMI値を示すことが一般に知られている。
このため、たとえ電子機器の発する電磁波干渉(EMI)が規制値以下に設定されていても、期せずしてEMI規制値を超えてしまうといった事態が発生する。しかしながら、電子機器の発するEMIパターン波形とUWB放射波形の位相が、何時いかなる形で合わさるかは予測困難である。このため、位相合成によるEMI規制値の超過を未然に防止することはきわめて困難である。
(B)通信条件設定装置の形態例
(B−1)装置の構成
図4に、前述した電子機器に搭載して好適な不使用周波数帯設定装置1の主要な構成を示す。なお、不使用周波数帯設定装置1は、特許請求の範囲における通信条件設定装置に対応する。
不使用周波数帯設定装置1は、現在位置検出部3、国又は地域特定部5、EMI規制値情報取得部7、EMIパターン情報格納部9、不使用周波数帯決定部11及び不使用周波数帯設定部13で構成される。
現在位置検出部3は、不使用周波数帯設定装置1を搭載する電子機器の現在位置(所在地情報)を検出するデバイスである。現在位置の検出は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星21から送信された電波を受信により行う。また、現在位置の検出は、例えばGPS受信機を備えるアクセスポイント23から送信されるビーコン信号の受信により行う。
なお、現在位置検出部3は、GPS受信機やW-LAN通信機を必ずしも内蔵する必要はなく、GPS受信機やW-LAN通信機と外部接続可能であれば良い。また、現在位置の特定に必要な位置情報を受信できるのであれば、現在位置検出部3はその他の構成でも実現できる。例えば現在位置検出部3は、携帯電話システムを通じて位置情報を受信しても良い。
国又は地域特定部5は、検出された位置情報に基づいて、電子機器が所在する国又は地域を特定するデバイスである。国又は地域の特定には、例えば位置情報に含まれる国コードや地域コードを使用する。なお、地図情報との照合により国又は地域を特定することもできる。ここで、国又は地域特定部5は、地図情報を保持する必要は無く(保持しても良いが)、外部装置が保持するものを参照すれば良い。
EMI規制値情報取得部7は、特定された現在位置情報に基づいて予め格納された参照テーブルを参照し、当該国又は地域について規定されているEMI規制値を特定するデバイスである。
参照テーブルには、現在位置情報にEMI規制値が関連付けられたデータが複数組格納されている。この参照テーブルが、特許請求の範囲における「EMI規制値情報格納部」に相当する。なお、EMI規制値情報取得部7は、現在位置情報に基づいて対応するEMI規制値を読み出す規制値読出部も搭載される。この規制値読出部が、特許請求の範囲における「EMI規制値情報読出部」に対応する。
ここでの参照テーブルは、例えば不揮発性の記憶媒体に格納する。もっとも、参照テーブルの書き換えに対応する場合には、書き換え可能な媒体を使用する。取得されたEMI規制値は、EMI規制値情報として不使用周波数帯決定部11に与えられる。
EMIパターン情報格納部9は、電子機器に固有のEMIパターンを格納する記憶媒体である。この形態例の場合、EMIパターンは、3.1GHz〜10.6GHzの周波数帯域幅について規定される。なお、各周波数のEMIパターンは、電子機器の様々な動作モードで出現する準尖頭値(quasi-peak)の最大値として与えられる。ここでの動作モードは、電子機器が実行し得る全ての動作モードが対象である。
なお、簡易的には、電子機器の各動作モードに対応する尖頭値(peak)の最大値を同じ周波数帯域幅について保持することによっても代用できる。また、電子機器は同一機種間においてほぼ同一のEMIパターン特性を有するので、電子機器に固有のEMIパターンではなく、同一機種に固有のEMIパターンを使用しても良い。
ここでのEMIパターンも、不揮発性の記憶媒体に記憶する。なお、使用後のバージョンアップ等により動作モードが追加され、その結果、各最大値が入れ替わる可能性がある場合には、書き換え可能な記憶媒体を用いることが望ましい。
因みに、EMIパターンは、EMIパターン情報として不使用周波数帯決定部11に与えられる。
不使用周波数帯決定部11は、EMIパターン情報に基づくEMIパターンとEMI規制値情報に基づくEMI規制値とを比較して、EMI規制値に対するマージンの少ない周波数を検出し、当該する周波数を含む帯域を特定する処理を実行する。この形態例の場合、不使用周波数帯決定部11は、特定された帯域をUWB無線通信の不使用周波数帯として扱う。
例えば図5は、EMIパターンとEMI規制値(FCC:Part15 ClassB)とを重ねて表示したものである。矢印で示す周波数部分(図では8.75GHz)でEMI規制値に対するマージンが少なくなっている。この場合、不使用周波数帯決定部11は、この周波数を含む帯域(図ではバンド#10であり、網掛けで示している。)を不使用周波数帯とする。
不使用周波数帯決定部11で特定された不使用周波数帯は、不使用周波数帯設定部13に与えられる。
不使用周波数帯設定部13は、与えられた不使用周波数帯をUWB無線通信の使用周波数帯から除外する設定処理を実行する。
不使用周波数帯設定部13は、例えばUWB無線通信用のアンテナ回路に設けられたバンドパスフィルタを用い、不使用周波数帯を使用周波数帯から除外する処理を実行する。これにより、不使用周波数帯を用いたUWB無線通信を確実に回避することができる。すなわち、不使用周波数帯以外の周波数帯域を用いてUWB無線通信が実行される。
この際、不使用周波数帯を用いて送受信される予定だった伝送ファイルは、他の帯域を用いて送受信されることになる。すなわち、他の帯域が不使用周波数帯の分の通信を補完する。結果的に、EMI規定値を確実に守りながらも安定的に無線通信動作を継続することができる。
(B−2)形態例の効果
以上のように、不使用周波数帯設定装置1を採用すれば、電子機器のEMIパターン波形とUWB放射波形の位相が合致してEMI規制値を越える可能性のある帯域を使用帯域から除外できるため、電子機器で発生される電磁波干渉(EMI)を確実にEMI規制値以下にとどめることができる。
また、今日の世界状況においては、人や物が地域や国境を越えて頻繁に行来することが想定される。この際、電子機器もまた容易に地域や国境を越えて移動してしまう。
しかし、不使用周波数帯設定装置1の採用により、不使用周波数帯を設定する際に参照するEMI規定値を、電子機器が存在する国又は地域のEMI規定値に自動的に変更することができる。
すなわち、越境の際などに、ユーザーがEMI規制値の切り替え設定を忘れた場合でもUWB無線通信時に電子機器が発生する電磁波干渉(EMI)を該当国等のEMI規制値を満たすように自動的に修正することができる。
(C)不使用周波数帯の他の設定例
前述の形態例の説明では、1つの電子機器内でUWB無線通信条件の設定処理が完結する場合について説明した。
ここでは、ある電子機器が取得したEMI規定値をネットワーク経由で通信可能な他の電子機器に与え、各電子機器に固有のUWB無線通信条件の設定処理を自動実行させる場合について説明する。
(C−1)1つのネットワーク内での設定例
図6に、UWB無線通信条件の自動設定処理が1つのネットワーク内で完結的に実行される場合について説明する。なお図6は、ネットワーク31が、携帯電話機41、コンピュータ43、携帯音楽プレーヤ45、テレビジョン受像機47、スキャナー49及びプリンタ51で構成されるものとする。
図6は、携帯電話機41に前述した不使用周波数帯設定装置1が搭載されており、この携帯電話機41を起点としてUWB無線通信条件の自動設定処理が開始される場合を表している。
UWB無線通信においては、トリガー動作の検出後、複数の電子機器間で無線接続を確立する動作が実行される。トリガー動作には、例えばケーブル接続、主電源の投入等がある。トリガー動作が検出されると、各電子機器は、ネゴシエーション処理を開始し、存在を確認した相手先の電子機器がUWB無線通信機能をサポートしているかを確認する。
このネゴシエーション処理等を通じて、無線通信を開始するための各種初期設定が実行される。初期設定の終了後に、各電子機器は無線通信可能な状態になる。
この時点において、所在国や地域で規定されるEMI規制値を超えて放射干渉波(EMI)等を発する電子機器が残っている場合、該当機器は違法状態のまま無線通信を開始することになる。
この事態を解消するのが、図7に示す処理動作の実行である。携帯電話機41は、初期設定が終了した後に、自機に関する不使用周波数帯の設定処理と並行して、自機と無線通信可能な他の電子機器(コンピュータ43、携帯音楽プレーヤ45、テレビジョン受像機47、スキャナー49及びプリンタ51)が電源オン状態にあるか否かを確認する。
すなわち、EMI規制値情報取得部7は、現時点においてUWB無線通信可能な他の電子機器が存在するか否かを判定する(S1)。判定処理で肯定結果が得られた場合、携帯電話機41(EMI規制値情報取得部7)は、電源オンが確認された電子機器に対して自機で取得したEMI規制値情報を送信する(S2)。
図6は、コンピュータ43がホスト機能を備える一方で、携帯電話機41がデバイス機能を備えるUWB無線通信方式を利用したワイヤレスUSB等からなるネットワーク31の場合を表している。
従って、図6の場合、携帯電話機41は、ホスト機能を備えたコンピュータ43だけにEMI規制値情報を送信する。
コンピュータ43は、自機が搭載する不使用周波数帯設定装置1を用い、自機の不使用周波数帯の設定処理と他機に対するEMI規制値情報の再送信処理を実行する。
勿論、コンピュータ43では、初期設定時にEMI規制値の設定と不使用周波数帯の設定処理を完了している。しかし、新たな電子機器(この場合は、携帯電話機41)の初期設定時に、改めてEMI規制値の設定と不使用周波数帯の設定処理とを実行する。
図8に、その処理機能を実現する処理動作例を示す。
コンピュータ43のEMI規制値情報取得部7は、他の電子機器からEMI規制値情報が受信されたか否かを常に判定する(S11)。
この判定処理で肯定結果が得られた場合、EMI規制値情報取得部7は、自機が格納するEMIパターンと受信したEMI規制値とを比較し、不使用周波数帯の設定処理を実行する(S12)。
この後、コンピュータ43のEMI規制値情報取得部7は、UWB無線通信可能な他の電子機器があるか否かを判定する(S13)。判定処理で肯定結果が得られた場合、コンピュータ43(EMI規制値情報取得部7)は、電源オンが確認された電子機器に対して自機が受信したEMI規制値情報を送信する(S14)。
図6の場合、コンピュータ43は、携帯音楽プレーヤ45、テレビジョン受像機47、スキャナー49及びプリンタ51が電源オンであることの確認後、これらの電子機器に自機が受信したEMI規制値情報を送信する。これら他の電子機器においても、受信したEMI規制値と自機のEMIパターンに基づいて不使用周波数帯の設定が行われる。
この動作がネットワーク上に位置する電子機器間で繰り返し実行されることにより、ネットワークに接続される全ての電子機器の不使用周波数帯を最新の状態に自動再設定することができる。
この機能の搭載により、人の移動等に伴って電子機器の初期設定後に、初期設定時とは異なる国や地域に電子機器が異動された場合でも新たに初期設定される電子機器(この形態例では携帯電話機41)の不使用周波数帯の設定処理をトリガーとして、同じネットワーク上に位置する全ての電子機器について不使用周波数帯を自動設定することができる。
また、不使用周波数帯の自動設定時に使用するEMI規制値は、各電子機器が保持するEMI規制値ではなく、初期設定される電子機器が搭載するEMI規制値である。初期設定される電子機器には、最新のEMI規制値が搭載されている可能性が高い。従って、初期設定後に国や地域をまたいだ移動を伴わない電子機器の場合にも、最新のEMI規制値に準拠するように不使用周波数帯を設定することが可能になる。
なお、新たに初期設定される電子機器をトリガーとした前述の処理動作では、不使用周波数帯の設定処理が重複的かつ際限なく継続されるのを防止する仕組みを採用する。例えば、同時期に不使用周波数帯の自動設定処理が実行されている場合には、自機についての不使用周波数帯の設定処理を中止すると共に他機に対するEMI規制値の転送を中止する機能を搭載すれば良い。
この他、EMI規制値に識別記号や新旧を表す符号が付されている場合には、それらの識別結果に基づいて、自機における不使用周波数帯の設定処理の実行や他機に対するEMI規制値の転送の実行を判断しても良い。
(C−2)複数のネットワークに属する電子機器が存在する場合の設定例
図9に、UWB無線通信条件の自動設定処理が2つのネットワークに亘って実行される場合について説明する。なお図9は、2つのネットワーク61及び71が同一地点に存在する場合の例である。
このうち、ネットワーク61は、コンピュータ81、携帯音楽プレーヤ83、テレビジョン受像機85、携帯電話機87、スキャナー89及びプリンタ91で構成される。また、ネットワーク71は、プリンタ91、ディジタルビデオカメラ93及びディジタルカメラ95で構成される。
まず、ネットワーク61内で実行される処理動作を説明する。図9の場合、コンピュータ81を起点にUWB無線通信条件の自動設定処理が開始される。すなわち、トリガー動作を検出してネゴシエーションを開始し、他の電子機器とUWB無線通信するための初期設定処理を実行する。
この初期設定処理の終了後に、コンピュータ81は、自機に関する不使用周波数帯の設定処理と並行して、自機と無線通信可能な他の電子機器(携帯音楽プレーヤ83、テレビジョン受像機85、携帯電話機87、スキャナー89及びプリンタ91)が電源オン状態にあるか否かを確認する。
図9の場合、コンピュータ81は、ネットワーク61上に位置する自機以外の全ての電子機器にEMI規制値情報を送信する。結果的に、各電子機器では、それぞれ自機が搭載する不使用周波数帯設定装置1を用い、自機の不使用周波数帯の設定処理と他機に対するEMI規制値情報の再送信処理を実行する。
ただし、ネットワーク71ともUWB無線通信が可能なプリンタ91については、受信したEMI規制値情報をネットワーク71に属する他の電子機器に転送する動作を実行する。
図10に、その処理機能を実現する処理動作例を示す。
プリンタ91のEMI規制値情報取得部7は、他の電子機器からEMI規制値情報が受信されたか否かを常に判定する(S21)。
この判定処理で肯定結果が得られた場合、EMI規制値情報取得部7は、自機が格納するEMIパターンと受信したEMI規制値とを比較し、不使用周波数帯の設定処理を実行する(S22)。
この後、プリンタ91のEMI規制値情報取得部7は、EMI規制値を受信したネットワーク61とは別のネットワーク71上に、UWB無線通信可能な他の電子機器があるか否かを判定する(S23)。判定処理で肯定結果が得られた場合、プリンタ91(EMI規制値情報取得部7)は、電源オンが確認されたディジタルビデオカメラ93及びディジタルカメラ95に自機が取得したEMI規制値情報を送信する(S24)。
勿論、ディジタルビデオカメラ93やディジタルカメラ95は、受信したEMI規制値を用いて各機に固有の不使用周波数帯の設定を行うと共に、同じネットワーク上に位置する他の電子機器にEMI規制値情報を転送的に送信する処理を実行する。
これらの動作が2つのネットワーク61及び71上に位置する電子機器間で繰り返し実行されることにより、2つのネットワークに接続される全ての電子機器の不使用周波数帯を最新の状態に自動再設定することができる。
なお、前述した機能を全ての電子機器に搭載することにより、ネットワーク数が幾つになっても2つのネットワークに所属する電子機器が存在する限り、数珠繋ぎ的に3つ以上のネットワークに亘って不使用周波数帯の自動再設定を実現することができる。
図11に、2つのネットワークに重複的に接続される電子機器を経由して、n個のネットワーク上に存在する全ての電子機器の不使用周波数帯の自動再設定が実行される様子を概念的に示す。
図11の場合、第1のネットワークに接続する携帯電話機101からコンピュータ103に対するEMI規制値情報の送信により不使用周波数帯の自動再設定処理が開始される。
この後、コンピュータ103は、同じ第1のネットワークに接続する携帯音楽プレーヤ105、テレビジョン受像機107、スキャナー109及びディジタルカメラ111にEMI規制値情報を送信する。これにより、第1のネットワークに接続される全ての電子機器について不使用周波数帯の設定処理が自動実行される。
一方、第2のネットワークでは、第1のネットワークに重複接続されるディジタルカメラ111を通じてプリンタ113及びディジタルビデオカメラ115にEMI規制値情報が通知され、不使用周波数帯の設定処理が自動実行される。
同様に、第3のネットワークでは、第2のネットワークに重複接続されるプリンタ113を通じてEMI規制値情報が通知される。図11の場合、EMI規制値情報はコンピュータ117に一旦送信され、更にスキャナー119、音楽プレーヤ121及びディジタルカメラ123に通知される。かくして、第3のネットワークに接続される全ての電子機器について不使用周波数帯の設定処理が自動実行される。
以下同様に、第4のネットワークでは、第3のネットワークに重複接続されるディジタルカメラ123を通じてEMI規制値情報が通知される。図11の場合、EMI規制値情報はコンピュータ125に一旦送信され、更にDVDプレーヤ127、テレビジョン受像機129及び音楽プレーヤ131に通知される。かくして、第4のネットワークに接続される全ての電子機器について不使用周波数帯の設定処理が自動実行される。
以後、前述した動作が第nのネットワークまで繰り返される。
(E)他の形態例
(E−1)通信条件設定装置の他の構成例1
前述の説明においては、GPS受信機やW−LAN通信機を用いて電子機器の現在位置を自動的に検出する場合について説明した。
しかし、国又は地域をユーザーが直接入力する方式を採用しても良い。図12に、このような不使用周波数帯設定装置141の構成例を示す。なお、図12には、図4との対応部分に同一符号を付して示している。
不使用周波数帯設定装置141の場合、ユーザーの切り替え操作等を通じて、電子機器が現在位置する国又は地域の情報が手動で入力される。国又は地域が確定した後の動作は前述した形態例と同じである。
この形態例の場合、ユーザーが1台でも適切な設定操作を行えば、一度に複数台の電子機器について不使用周波数帯を自動的に設定することができる。また、GPS受信機等が使用できない場合に高い効果が期待される。
(E−2)通信条件設定装置の他の構成例2
前述した形態例においては、EMI規制値に対するEMIパターンのマージンが少ない周波数帯域を不使用周波数帯に設定する場合について説明した。
しかし、該当する周波数帯についてEMI規制値を満たすように、該当する周波数帯の送信電力のみを低下させるように制御しても良い。
この場合、送信電力の低下の度合いに応じ、該当周波数帯における通信品質が低下する可能性もあるが、全ての周波数帯を利用できるので通信速度の低下を最小化できる。なお、全帯域の送信電力を全体的に低下させても良い。
また、これら以外の通信条件への適用も考えられる。
(E−3)EMI規定値の他の取得方法
前述した形態例においては、新たに初期設定を開始する電子機器に搭載されたEMI規制値を自機及び他機で使用する場合について説明した。
しかし、最新のEMI規制値を保障できるようにネットワーク経由で接続されたサーバーからダウンロードする仕組みを採用しても良い。この場合、EMI規制値情報取得部7には、自機の所在地情報に対応するEMI規制値情報をネットワーク経由で取得するEMI規制値情報ダウンロード部と、ダウンロードされたEMI規制値情報を格納するEMI規制値情報格納部を実装すれば良い。
また、無線通信可能な電子機器間でのネゴシエーション処理を通じてネットワーク内に存在する最新のEMI規制値を特定し、当該EMI規制値を電子機器間で共有する手法を採用しても良い。
(E−4)不使用周波数帯の他の設定方法1
前述した形態例においては、自機に固有のEMIパターンとEMI規制値とを比較して不使用周波数帯を決定する方法について説明した。
しかし、電子機器又は同一機種に固有のEMIパターンに基づいてEMI規制値を越える可能性のある帯域を予測し、この帯域を不使用周波数帯として予め記憶媒体に格納しておく手法を採用しても良い。勿論、この予測された帯域の情報を用いて同帯域や全帯域の送信電力の制御等に使用しても良い。
(E−5)不使用周波数帯の他の設定方法2
前述の形態例においては、EMI規制値情報を他の電子機器に送信することにより、他の電子機器の不使用周波数帯を設定する場合について説明した。
しかし、送信する情報は、現在位置検出部3が検出した現在位置に関する情報(現在位置情報)でも良い。
また、送信する情報は、国又は地域特定部5が特定した国又は地域に関する情報(国又は地域情報)でも良い。
この場合、現在位置情報や国又は地域情報を受信した他の電子機器は、これらの情報を用いて電子機器が存在する国又は地域を特定し、自機に格納された参照テーブルを参照して当該国又は地域において規定されるEMI規制値を特定すれば良い。
(E−6)広帯域無線通信方式
前述の形態例においては、広帯域無線通信方式の一例としてUWB無線通信方式を例示したが、EMIパターンと干渉して本来のEMIパターンを超える波形の出力が予測される全ての広帯域無線通信方式に適用できる。
(E−7)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、形態例で例示した電子機器は一例であり、無線通信機能を搭載する全ての電子機器(例えば空調機、冷蔵庫、洗濯機等の家庭電化製品)にも適用できる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
FCC規格に基づくEMI規制値の一例を示す図である。 VCCI規格やEN規格に基づくEMI規制値の一例を示す図である。 MB−OFDM方式で使用する帯域構成を例示する図である。 不使用周波数帯設定装置の構成例を示す図である。 UWB無線通信との干渉を考慮したEMIパターンとEMI規制値との関係を示す図である。 UWB無線通信条件の自動設定例を説明する図である。 初期動作を実行する電子機器で実行される処理プログラムの一部を例示するフローチャートである。 初期動作を実行する電子機器からEMI規制値の通知を受けて動作する電子機器で実行される処理プログラムの一部を例示するフローチャートである。 UWB無線通信条件の自動設定例を説明する図である。 2つのネットワークに接続される電子機器で実行される処理プログラムの一部を例示するフローチャートである。 UWB無線通信条件の自動設定例を説明する図である。 不使用周波数帯設定装置の他の構成例を示す図である。
符号の説明
3 現在位置検出部
5 国又は地域特定部
7 EMI規制値情報取得部
9 EMIパターン情報格納部
11 不使用周波数帯決定部
13 不使用周波数帯設定部

Claims (17)

  1. 広帯域無線通信方式に対応した通信機能を有する電子機器において、
    自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を格納するEMIパターン情報格納部と、
    自機の所在地情報に基づいて、該当国又は地域について有効なEMI規制値情報を取得するEMI規制値情報取得部と、
    取得された前記EMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する通信条件設定部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMIパターンは、自機又は同種の機器で想定されるEMIレベルの準尖頭値の最大値である
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMIパターンは、自機又は同種の機器で想定されるEMIレベルの尖頭値の最大値である
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記通信条件設定部は、広帯域無線通信で使用しない周波数帯域を設定する
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記通信条件設定部は、前記EMI規制値情報に対する前記EMIパターン情報のマージンが少ない周波数帯域を不使用周波数帯域に設定する
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記通信条件設定部は、広帯域無線通信で使用する送信電力値を設定する
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMI規制値情報取得部は、
    個々の国又は地域に対応づけられた複数個のEMI規制値情報を格納するEMI規制値情報格納部と、
    自機の所在地情報に対応するEMI規制値情報を前記EMI規制値情報格納部から読み出すEMI規制値情報読出部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMI規制値情報取得部は、
    自機の所在地情報に対応するEMI規制値情報をネットワーク経由で取得するEMI規制値情報ダウンロード部と、
    ダウンロードされたEMI規制値情報を格納するEMI規制値情報格納部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMI規制値情報取得部は、EMI規制値情報の取得時、取得したEMI規制値情報を、自機が通信可能な1つ又は複数のネットワークに無線接続する他の電子機器に送信する
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記EMI規制値情報取得部は、GPS(Global Positioning
    System) 又はWAN(Wide Area Network )を通じて自機の所在地情報を取得する
    ことを特徴とする電子機器。
  11. 広帯域無線通信方式に対応した通信機能を有する電子機器において、
    自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を格納するEMIパターン情報格納部と、
    自機が無線接続するネットワーク上の他の電子機器よりEMI規制値情報又はこれを特定する情報が取得されたとき、取得又は特定されたEMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する通信条件設定部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器は、
    自機の無線接続するネットワークが、前記EMI規制値情報又はこれを特定する情報を取得したネットワーク以外に少なくとも一つ存在する場合、当該ネットワークに前記EMI規制値情報又はこれを特定する情報を転送する機能を搭載する
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 広帯域無線通信方式に対応した通信機能を有する電子機器の通信条件を設定する通信条件設定装置において、
    自装置の所在地情報に基づいて、該当国又は地域について有効なEMI規制値情報を取得するEMI規制値情報取得部と、
    取得された前記EMI規制値情報と、自装置を搭載する電子機器に固有のEMI(electromagnetic
    interference)パターン情報又は同種の電子機器に固有のEMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する通信条件設定部と
    を有することを特徴とする通信条件設定装置。
  14. 電子機器が対応する広帯域無線通信方式の通信条件を設定する通信条件設定方法において、
    自機の所在地情報に基づいて、該当国又は地域について有効なEMI規制値情報を取得する処理と、
    自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を記憶部より読み出す処理と、
    取得された前記EMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する処理と
    を有することを特徴とする通信条件設定方法。
  15. 電子機器が対応する広帯域無線通信方式の通信条件を設定する通信条件設定方法において、
    自機が無線接続するネットワーク上の他の電子機器よりEMI規制値情報又はこれを特定する情報が取得されたか否かを判定する処理と、
    EMI規制値情報又はこれを特定する情報が他の電子機器より取得されたとき、自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を記憶部より読み出す処理と、
    取得又は特定されたEMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する処理と
    を有することを特徴とする通信条件設定方法。
  16. 電子機器が対応する広帯域無線通信方式の通信条件を設定する処理を実行するコンピュータに、
    自機の所在地情報に基づいて、該当国又は地域について有効なEMI規制値情報を取得する処理と、
    自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を記憶部より読み出す処理と、
    取得された前記EMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する処理と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 電子機器が対応する広帯域無線通信方式の通信条件を設定する処理を実行するコンピュータに、
    自機が無線接続するネットワーク上の他の電子機器よりEMI規制値情報又はこれを特定する情報が取得されたか否かを判定する処理と、
    EMI規制値情報又はこれを特定する情報が他の電子機器より取得されたとき、自機に固有のEMI(electromagnetic interference)パターン情報又は同種の機器に固有のEMIパターン情報を記憶部より読み出す処理と、
    取得又は特定されたEMI規制値情報と前記EMIパターン情報との比較結果に基づいて、広帯域無線通信に関する通信条件を設定する処理と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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