JP4264465B2 - 撮像用光検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は物体の映像を撮影するために用いられる撮像用光検出装置に関する。
従来の撮像用光検出装置が例えば非特許文献1及び非特許文献2に開示されている。これらに開示された撮像用光検出装置の概略を説明する。
図9Aは、従来の撮像装置の概略構成を示した側面図である。自然光等の光が物体1に入射し、これを反射した光は、レンズ系2によりCCDやCMOS等の光検出装置4上に像3を形成する。レンズ系2は、一般には光学性能を確保するために光軸に沿って並んだ複数のレンズを組み合わせて構成されるが、図9Aでは図面を簡略化して単一のレンズとして描かれている。
図9Bは、光検出装置4の概略構成を示した図であり、図9Aの部分9Bの拡大断面図である。複数のフォトディテクター6が形成された検出基板5上に、SiO2等からなる低屈折率の透明バッファー層7、SiN等からなる高屈折率の透明バッファー層8、複数の色フィルター9、複数のマイクロレンズ10がこの順で積層されている。透明バッファー層7の透明バッファー層8と接する表面7aには、各フォトディテクター6の上で透明バッファー層7の膜厚が小さくなるような凹凸構造が形成されている。一方、透明バッファー層8の色フィルター9と接する表面8aは平坦である。
マイクロレンズ10は直交格子の各交点位置に配置されており、各マイクロレンズ10の中心軸上に1つの色フィルター9及び1つのフォトディテクター6が配置されている。
マイクロレンズ10は、光線11a’のようにマイクロレンズ10の中心軸に対してシフトして入射する光を屈折させてフォトディテクター6に導く働きをなす。透明バッファー層7の表面7aの凹凸構造もレンズ効果を有し、フォトディテクター6の中心から外れた方向に向かう発散光11b’を屈折させてフォトディテクター6に導く働きをなす。
色フィルター9は赤透過フィルター9R、緑透過フィルター9G、青透過フィルター9Bの3種類から構成され、赤透過フィルター9Rは図10の曲線Rで示されるように赤以外の波長の光をカット(吸収)する光透過特性(分光感度特性)を有し、緑透過フィルター9Gは図10の曲線Gで示されるように緑以外の波長の光をカット(吸収)する光透過特性(分光感度特性)を有し、青透過フィルター9Bは図10の曲線Bで示されるように青以外の波長の光をカット(吸収)する光透過特性(分光感度特性)を有する(非特許文献2参照)。赤透過フィルター9R、緑透過フィルター9G、青透過フィルター9B、及び明るさ検出用の緑透過フィルター9Gからなる4つの色フィルター9と、これらに対応した4つのフォトディテクター6とでカラーの画像情報を検出する一画素を構成する。
図11は、光検出装置4の検出面の拡大平面図である。フォトディテクター6が直交格子の交点位置に互いに離間し且つ絶縁されて配置されている。水平方向に隣り合うフォトディテクター6間には、垂直方向に延びる信号配線である複数の垂直転送CCD17が設けられており、複数の垂直転送CCD17は水平方向に延びる信号配線である水平転送CCD18と接続されている。マイクロレンズ10で集光された光はその真下に位置するフォトディテクター6により受光され光電変換される。フォトディテクター6に蓄積した電荷は垂直転送CCD17に送られ、さらに水平転送CCD18に送られて、画像信号として出力される。
上記の図9Bに示した光検出装置4では、各フォトディテクター6に特定の色の光を入射させるために色フィルター9を用いている。これに対して、図12に示すように、マイクロレンズ(図示せず)を通過した被写体からの光30をマイクロプリズ31を用いて分散させ、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色光をフォトディテクター32R,32G,32Bで検出する光検出装置が提案されている(特許文献1参照)。
光技術コンタクト,Vol.40,No.1(2002)、P24 トランジスタ技術,2003年2月号、P128 特表2002−502120号公報
撮像用光検出装置に対しては、小型且つ高画素化に対する要求が益々高まっている。しかしながら、上記の従来の撮像用光検出装置では、以下の理由によりこの要求を満たすには限界があった。
第1の理由は、図9Bに示した従来の撮像用光検出装置では色フィルター9を用いて色分離を行っていることに起因する。例えば青透過フィルター9Bでは、青以外の波長の光は吸収されるので、図10から明らかなように、青透過フィルター9Bを透過する光は入射した光の僅か2〜3割程度である。これは他の色フィルター9R,9Gについても同様である。高画素化のためにフォトディテクター6の間隔を小さくすると、フォトディテクター6やマイクロレンズ10のサイズが小さくなる。これにより、1つのマイクロレンズ10に入射する光の光量が少なくなり、更に色フィルター9でその多くが吸収されてしまうので、十分な量の光をフォトディテクター6に供給できなくなる。従って、検出信号は光ショットノイズ等のノイズ信号に埋もれてしまう。このため、従来の撮像用光検出装置ではフォトディテクター6の間隔は1.5μm程度が限界とされている。
第2の理由は、図9Bに示した従来の撮像用光検出装置では、フォトディテクター6に一対一に対応してマイクロレンズ10が配置されていることに起因する。高画素化のためにフォトディテクター6の間隔を小さくすると、マイクロレンズ10のサイズが小さくなり、これにともなってマイクロレンズ10を透過する光束のサイズも小さくなる。ピンホールを透過した光の広がり角がピンホール径に反比例するように、光束のサイズ(即ちマイクロレンズ10の直径)が微小になると光が拡散(回折)する特性が大きくなりすぎるので、マイクロレンズ10を使って所望の集光性能を得ることが困難になる。マイクロレンズ10の集光性能を得るためには、マイクロレンズ10の直径は少なくとも波長の2〜3倍以上である必要があり、これが高画素化を妨げていた。
図12に示した従来の光検出装置では、光を吸収する色フィルターを用いないので、光利用効率は向上する。しかしながら、プリズムの分散特性を利用した分光の作用(屈折角の波長による差)は極めて小さく、赤と緑、又は緑と青の光の間の変位は極めて小さい。従って、プリズムを光の分光に用いる場合、プリズムと光検出面との間隔を少なくとも数十〜数百μm以上に設定する必要があり、試作する上で現実的な寸法にはならない。
本発明は上記の従来の問題を解決し、光利用効率を向上させることでフォトディテクターの間隔を大幅に短縮化し、且つ、マイクロレンズに必要なサイズの確保と画素の高密度化とを両立させることを目的とする。また、本発明は、大きな分光作用を利用することで現実的な寸法を有する光検出装置を実現することを目的とする。
本発明の撮像用光検出装置は、基板上に1次元状あるいは2次元状に配列された複数の光検出器と、前記複数の光検出器の上方に形成された低屈折率透明層と、前記複数の光検出器の配列方向に沿って前記低屈折率透明層内に埋め込まれた柱状又は板状の複数の高屈折率透明部とを備える。1つの前記高屈折率透明部に対して2つ以上の前記光検出器が対応している。前記低屈折率透明層及び前記高屈折率透明部に入射する光は、それらを通過することでその波面に発生した位相シフトにより、0次回折光と1次回折光と−1次回折光とに分離される。
本発明の撮像用光検出装置によれば、光の吸収ではなく回折によって光の色分離を行うので、光の利用効率が大幅に向上する。また、1個のマイクロレンズ当たり2種類の色情報の検出が可能になる。従って、マイクロレンズのサイズ確保と画素の高密度化とを両立させることが可能となる。更に、波長による回折角の差を利用して分光するので、高屈折率透明部と光検出器との間隔を狭くすることができ、現実的な寸法を実現できる。
上記の本発明の撮像用光検出装置において、前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光が互いに異なる前記光検出器で検出されることが好ましい。これにより、異なる光検出器で波長が異なる光をそれぞれ検出することができる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、少なくとも屈折率、形状、又はサイズにおいて互いに異なる赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、a,b,cを0以上の整数とすると、前記高屈折率透明部を通過した光と前記低屈折率透明層を通過した光との間で発生する前記位相シフトが、前記赤仕様高屈折率透明部の場合には赤波長の(a+1/2)倍、前記緑仕様高屈折率透明部の場合には緑波長の(b+1/2)倍、前記青仕様高屈折率透明部の場合には青波長の(c+1/2)倍であることが好ましい。これにより、所望する波長帯域の回折光及び透過光を発生させることができる。ここで、a,b,cは、同一の値であっても、異なる値であっても良い。
上記において、前記a,b,cは、0又は1であることが好ましい。a,b,cが小さな値をとることにより、高屈折率透明部の厚さ方向の長さを短くすることができるので、光損失を低減でき、また、製作が容易となる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、a,b,cを0以上の整数、前記高屈折率透明部及び前記低屈折率透明層の屈折率をそれぞれn,n0とすると、前記高屈折率透明部の厚さ方向の長さhは、前記赤仕様高屈折率透明部ではh=赤波長*(2*a+1)/{2*(n−n0)}、前記緑仕様高屈折率透明部ではh=緑波長*(2*b+1)/{2*(n−n0)}、前記青仕様高屈折率透明部ではh=青波長*(2*c+1)/{2*(n−n0)}を満足することが好ましい。これにより、所望する波長帯域の回折光及び透過光を発生させることができる。ここで、a,b,cは、同一の値であっても、異なる値であっても良い。
上記において、前記a,b,cは、0又は1であることが好ましい。a,b,cが小さな値をとることにより、高屈折率透明部の厚さ方向の長さhを短くすることができるので、光損失を低減でき、また、製作が容易となる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、少なくとも屈折率、形状、又はサイズにおいて互いに異なる第1波長に対応した第1仕様高屈折率透明部及び第2波長に対応した第2仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、a,bを0以上の整数とすると、前記高屈折率透明部を通過した光と前記低屈折率透明層を通過した光との間で発生する前記位相シフトが、前記第1仕様高屈折率透明部の場合には第1波長の(a+1/2)倍、前記第2仕様高屈折率透明部の場合には第2波長の(b+1/2)倍であることが好ましい。これにより、所望する波長帯域の回折光及び透過光を発生させることができる。ここで、a,bは、同一の値であっても、異なる値であっても良い。
上記において、前記a,bは、0又は1であることが好ましい。a,bが小さな値をとることにより、高屈折率透明部の厚さ方向の長さを短くすることができるので、光損失を低減でき、また、製作が容易となる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、第1波長に対応した第1仕様高屈折率透明部及び第2波長に対応した第2仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、a,bを0以上の整数、前記高屈折率透明部及び前記低屈折率透明層の屈折率をそれぞれn,n0とすると、前記高屈折率透明部の厚さ方向の長さhは、前記第1仕様高屈折率透明部ではh=第1波長*(2*a+1)/{2*(n−n0)}、前記第2仕様高屈折率透明部ではh=第2波長*(2*b+1)/{2*(n−n0)}を満足することが好ましい。これにより、所望する波長帯域の回折光及び透過光を発生させることができる。ここで、a,bは、同一の値であっても、異なる値であっても良い。
上記において、前記a,bは、0又は1であることが好ましい。a,bが小さな値をとることにより、高屈折率透明部の厚さ方向の長さhを短くすることができるので、光損失を低減でき、また、製作が容易となる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向において、前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部の順の並び、または前記赤仕様高屈折率透明部、前記青仕様高屈折率透明部、及び前記緑仕様高屈折率透明部の順の並びが繰り返して配置されていることが好ましい。更に、前記複数の高屈折率透明部のそれぞれに対応する3つの前記光検出器が前記第1方向に沿って配置されており、前記第1方向に沿って配置された前記3つの光検出器のうちの両外側の2つの光検出器は、前記3つの光検出器に対応する高屈折率透明部に対して前記第1方向において互いに隣り合う2つの高屈折率透明部にも対応していることが好ましい。これにより、3つの色の補色の色分離と検出とが可能となる。
上記の場合において、前記第1方向に沿って配置された前記複数の高屈折率透明部の列における前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部の前記第1方向の位置が、前記第1方向と直交する第2方向において互いに隣り合う2つの列間で前記第1方向の配置ピッチ分だけ位置ずれしていることが好ましい。これにより、モアレの発生を抑えることができる。
また、前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなることが好ましい。この場合、前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向において、前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部のうちの2つが交互に配置されていることが好ましい。更に、前記複数の高屈折率透明部のそれぞれに対応する3つの前記光検出器が前記第1方向に沿って配置されており、前記第1方向に沿って配置された前記3つの光検出器のうちの両外側の2つの光検出器は、前記3つの光検出器に対応する高屈折率透明部に対して前記第1方向において互いに隣り合う2つの高屈折率透明部にも対応していることが好ましい。これにより、3つの色の補色の色分離と検出とが可能となる。
また、前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向に沿って配置された前記高屈折率透明部の列における前記高屈折率透明部の前記第1方向の位置が、前記第1方向と直交する第2方向において互いに隣り合う2つの列間で前記第1方向の配置ピッチの半分だけ位置ずれしていることが好ましい。これにより、被写体からの光の利用効率を更に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。これらの図において従来例と共通する要素には、同一の符号を付している。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略構成を示した側面図である。自然光等の光が物体1に入射し、これを反射した光は、レンズ系2によりCCDやCMOS等の光検出装置4上に像3を形成する。レンズ系2は、一般には光学性能を確保するために光軸に沿って並んだ複数のレンズを組み合わせて構成されるが、図1Aでは図面を簡略化して単一のレンズとして描かれている。以下の説明の便宜のために、光検出装置4の光検出面(または後述する基板5の表面)の法線方向軸をZ軸、光検出面に平行な垂直方向軸をX軸、光検出面に平行な水平方向軸をY軸とするXYZ直交座標系を設定する。
図1Bは、光検出装置4の概略構成を示した図であり、図1Aの部分1Bの拡大断面図である。複数のフォトディテクター6が形成された検出基板5上に、SiO2等からなる低屈折率の透明バッファー層7、SiN等からなる高屈折率の透明バッファー層8、SiO2等からなる低屈折率透明層12、複数のマイクロレンズ10がこの順で積層されている。低屈折率透明層12内には、SiN等からなる複数の高屈折率透明部13が埋め込まれている。透明バッファー層7の透明バッファー層8と接する表面7aには、各マイクロレンズ10の中心軸上で透明バッファー層7の膜厚が小さくなるような凹凸構造が形成されている。一方、透明バッファー層8の低屈折率透明層12と接する表面8aは平坦である。
マイクロレンズ10はX軸方向に平行な複数の直線及びY軸方向に平行な複数の直線によって形成される直交格子の各交点位置に配置されている。高屈折率透明部13はマイクロレンズ10と一対一に対応し、各マイクロレンズ10の中心軸上に1つの高屈折率透明部13が配置されている。フォトディテクター6も、X軸方向に平行な複数の直線及びY軸方向に平行な複数の直線によって形成される直交格子の各交点位置に配置されている。X軸方向(図1Bの紙面の上下方向)に隣り合う各マイクロレンズ10の中心軸はひとつおきにフォトディテクター6の中心を通過する。Y軸方向(図1Bの紙面に直交する方向)に隣り合う各マイクロレンズ10の中心軸は、隣り合う各フォトディテクター6の中心を通過する(後述する図5参照)。
マイクロレンズ10は、光線11a’のようにマイクロレンズ10の中心軸に対してシフトして入射する光を屈折させてフォトディテクター6に導く働きをなす。透明バッファー層7の表面7aの凹凸構造もレンズ効果を有し、フォトディテクター6の中心から外れた方向に向かう発散光11b’を屈折させてフォトディテクター6に導く働きをなす。更に、高屈折率透明部13は導波路の働きをなすので、マイクロレンズ10の中心軸に対して傾いた光が入射すると、その光の伝搬方位を矯正し、フォトディテクター6に導く働きをなす。
高屈折率透明部13は、Y軸方向(図1Bの紙面に垂直な方向)に連続する板状、または、Y軸方向のマイクロレンズ10の配置位置に一対一に対応して分離された柱状をなす。高屈折率透明部13が柱状の場合、そのY軸方向寸法はX軸方向寸法の2〜3倍以上である。高屈折率透明部13は、その幅(X軸方向寸法)w及び長さ(光検出装置4の厚さ方向、即ちZ軸方向の寸法)hが異なる赤仕様高屈折率透明部13R、緑仕様高屈折率透明部13G、青仕様高屈折率透明部13Bから構成され、これらがこの順でX軸方向に繰り返して周期的に配置されている。赤仕様高屈折率透明部13Rは幅wR、長さhRを有し、緑仕様高屈折率透明部13Gは幅wG、長さhGを有し、青仕様高屈折率透明部13Bは幅wB、長さhBを有する。赤仕様高屈折率透明部13Rに入射した光11Rは、赤仕様高屈折率透明部13Rを出射する際に垂直方向面(XZ面)内において0次回折光R0、1次回折光R1、−1次回折光R-1に分離し、それぞれフォトディテクター6R-、6RG、6BRで検出される。緑仕様高屈折率透明部13Gに入射した光11Gは、緑仕様高屈折率透明部13Gを出射する際に垂直方向面(XZ面)内において0次回折光G0、1次回折光G1、−1次回折光G-1に分離し、それぞれフォトディテクター6G-、6GB、6RGで検出される。青仕様高屈折率透明部13Bに入射した光11Bは、青仕様高屈折率透明部13Bを出射する際に垂直方向面(XZ面)内において0次回折光B0、1次回折光B1、−1次回折光B-1に分離し、それぞれフォトディテクター6B-、6BR、6GBで検出される。0次回折光、1次回折光、及び−1次回折光の各光分布が互いにはっきりと分離するためには、高屈折率透明部13の先端とフォトディテクター6との間に1μm以上の間隔が設けられることが好ましい。
図2は、本実施形態の撮像用光検出装置において、高屈折率透明部13によって回折光が発生する原理を説明する図である。高屈折率透明部13は幅(X軸方向寸法)w、長さ(Z軸方向寸法)hのY軸方向(図2の紙面に垂直な方向)に延びた板状とする。高屈折率透明部13の屈折率をn、その周囲の低屈折率透明層12の屈折率をn0とする。マイクロレンズ10を経て高屈折率透明部13に入射する光11の波面を平面波15とすると、この光11が高屈折率透明部13及びその周囲の低屈折率透明層12を透過することで、出射した光の波面16には次式で示す位相シフトdが発生する(真空中での長さに換算)。
(式1) d=h(n−n0
この位相シフトにより出射光は0次回折光D0、1次回折光D1、−1次回折光D-1に回折する。このときの回折効率は、位相シフトdと高屈折率透明部13の幅w(すなわち入射光11の光分布14の広がりに対する高屈折率透明部13の断面の面積占有率)の大小により決まる。
赤波長をλR、緑波長をλG、青波長をλBとすると、本実施形態では、赤仕様でd=1.5λR、緑仕様でd=1.5λG、青仕様でd=1.5λBとなるように高屈折率透明部13の寸法が設定されている。すなわち、高屈折率透明部13の長さが次のように決められている。
(式2) hR=1.5λR/(n−n0
(式3) hG=1.5λG/(n−n0
(式4) hB=1.5λB/(n−n0
(式2)より、赤仕様高屈折率透明部13Rでは赤波長λRの光は1.5波長分の位相シフト、緑波長λGの光は1.5*(λR/λG)波長分の位相シフト、青波長λBの光は1.5*(λR/λB)波長分の位相シフトが発生する。λR=0.65μm、λG=0.54μm、λB=0.45μmとすると、緑波長λGの光、青波長λBの光ではそれぞれ1.81波長分、2.17波長分の位相シフトとなる。光は波であるので整数分の位相シフトはゼロと等価である。従って、各色の位相シフトから整数分を省くと、赤波長の光は0.5波長の位相シフト、緑波長の光及び青波長の光はいずれも0.2波長以下の位相シフトとなる。従って、赤波長の光は強く回折し、その0次回折光D0がゼロになり、そのエネルギーが1次回折光D1及び−1次回折光D-1に配分される。一方、緑波長の光及び青波長の光の回折は弱く、その1次回折光D1及び−1次回折光D-1が小さく、大半のエネルギーが0次回折光D0に配分される。
(式3)より、緑仕様高屈折率透明部13Gでは赤波長λRの光は1.5*(λG/λR)波長分の位相シフト、緑波長λGの光は1.5波長分の位相シフト、青波長λBの光は1.5*(λG/λB)波長分の位相シフトが発生する。λR=0.65μm、λG=0.54μm、λB=0.45μmとすると、赤波長λRの光、青波長λBの光ではそれぞれ1.25波長分、1.80波長分の位相シフトとなる。各色の位相シフトから整数分を省くと、緑波長の光は0.5波長の位相シフト、赤波長の光及び青波長の光はいずれも0.25波長以下の位相シフトとなる。従って、緑波長の光は強く回折し、0次回折光D0がゼロになり、そのエネルギーが1次回折光D1及び−1次回折光D-1に配分される。一方、赤波長の光及び青波長の光の回折は弱く、その1次回折光D1及び−1次回折光D-1が小さく、大半のエネルギーが0次回折光D0に配分される。
(式4)より、青仕様の高屈折率透明部13では赤波長λRの光は1.5*(λB/λR)波長分の位相シフト、緑波長λGの光は1.5*(λB/λG)波長分の位相シフト、青波長λBの光は1.5波長分の位相シフトが発生する。λR=0.65μm、λG=0.54μm、λB=0.45μmとすると、赤波長λRの光、緑波長λGの光ではそれぞれ1.04波長分、1.25波長分の位相シフトとなる。各色の位相シフトから整数分を省くと、青波長の光は0.5波長の位相シフト、赤波長の光及び緑波長の光はいずれも0.25波長以下の位相シフトとなる。従って、青波長の光は強く回折し、0次回折光D0がゼロになり、そのエネルギーが1次回折光D1及び−1次回折光D-1に配分される。一方、赤波長の光及び緑波長の光の回折は弱く、その1次回折光D1及び−1次回折光D-1が小さく、大半のエネルギーが0次回折光D0に配分される。
従って、図1Bに於いて、フォトディテクター6R-には赤以外(緑と青、すなわちシアン)の光、6G-には緑以外(赤と青、すなわちマゼンタ)の光、6B-には青以外(赤と緑、すなわちイエロー)の光が入射し、フォトディテクター6GBには緑と青(すなわちシアン)の光、6BRには青と赤(すなわちマゼンタ)の光、6RGには赤と緑(すなわちイエロー)の光が入射する。
図3A及び図4Aは、本実施形態の撮像用光検出装置において、マイクロレンズ10から赤仕様高屈折率透明部13Rを介してフォトディテクター6に伝搬する光の強度分布図を示した図であり(高屈折率透明部から出射後の強度分布のみを表示)、図3B及び図4Bは、フォトディテクター6上に投影された光の強度分布を示した図である。ここでは、高屈折率透明部として赤仕様高屈折率透明部13Rを用いた場合を例示しており、その幅w=0.35μm、長さh=1.8μmとした。赤仕様高屈折率透明部13Rの終端は高屈折率の透明バッファー層8の平坦面8a(図1A参照)に接し、マイクロレンズ10の中心軸上において、マイクロレンズの厚さを0.3μm、低屈折の透明バッファー層7の膜厚を1.5μm、高屈折率の透明バッファー層8の膜厚を0.4μmとした。マイクロレンズ10と透明バッファー層7及び低屈折率透明層12の屈折率はn0で同一、透明バッファー層8及び高屈折率透明部13Rの屈折率はnで同一とした。図3A及び図3Bは光の波長λ=0.65μm(赤波長)、n=2.020、n0=1.454の条件、図4A及び図4Bは光の波長λ=0.50μm(青緑波長)、n=2.212、n0=1.461の条件での、マイクロレンズ10にその中心軸に沿って入射する光の波動計算結果である。図3A及び図3Bでは赤波長(λ=0.65μm)の光が強く回折して、0次回折光がゼロになり、そのエネルギーが±1次回折光に配分されており、図4A及び図4Bでは青緑波長(λ=0.50μm)の光の回折が弱く、±1次回折光が小さく、大半のエネルギーが0次回折光に配分されていることが分かる。
図5は、本実施形態の撮像用光検出装置の光検出面を含む構成要素の拡大平面図である。Y軸方向に隣り合うフォトディテクター6間には、X軸方向に延びる信号配線である複数の垂直転送CCD17が設けられており、複数の垂直転送CCD17はY軸方向に延びる信号配線である水平転送CCD18と接続されている。
マイクロレンズ10で集光された光は、その真下に位置する高屈折率透明部13R,13G,13Bを透過し、回折することでXZ面内で波長毎に分別され、フォトディテクター6R-、6G-、6B-、6GB、6BR、6RGにより受光され光電変換される。各フォトディテクターに蓄積した電荷は垂直転送CCD17に送られ、さらに水平転送CCD18に送られて、画像信号として出力される。
X軸方向においては、高屈折率透明部13R,13G,13Bがこの順に並び、この並びが繰り返して配置されている。X軸方向に沿った高屈折率透明部の列における高屈折率透明部の配置ピッチは一定である。このようにしてX軸方向に沿って配置された高屈折率透明部の列は、X軸方向に1ピッチずつ位置ずれしながら、Y軸方向に配置されている。その結果、Y軸方向においても、高屈折率透明部13R,13G,13Bがこの順に並び、この並びが繰り返して配置されている。
フォトディテクター6R-,6G-,6B-はそれぞれ高屈折率透明部13R,13G,13Bの真下(即ち、各マイクロレンズ10の中心軸上)に配置されている。さらに、X軸方向において、フォトディテクター6R-,6G-間にフォトディテクター6RGが配置され、フォトディテクター6G,6B間にフォトディテクター6GBが配置され、フォトディテクター6B-,6R-間にフォトディテクター6BRが配置されている。フォトディテクター6R-,6G-,6B-の幅(X軸方向寸法)w1はフォトディテクター6GB,6BR,6RGの幅(X軸方向寸法)w2と同一でも異なっていても良いが、0次回折光に比べ±1次回折光ではそのスポットが広がりやすいことからw2>w1であることが好ましい。
図9Bに示した従来の撮像用光検出装置では、赤、緑、青の3色の画像情報を取り込み、それを組み合わせてカラー画像を作成していた。これに対して、本実施形態では3原色の補色にあたるシアン、マゼンタ、イエローの3つの画像情報を取り込み、それを組み合わせてカラー画像を作成する。シアンの信号はフォトディテクター6R-、6GBから検出され、マゼンタの信号はフォトディテクター6G-、6BRから検出され、イエローの信号はフォトディテクター6B-、6RGから検出される。
上述したように、図9Bに示した従来の撮像用光検出装置では光の色分離を赤、緑、青の3色のうちの2色を選択的に吸収する色フィルター9により行っていたので、色フィルター9により7〜8割の光が吸収されていた。これに対して、本実施形態の撮像用光検出装置では、光の色分離を光の吸収ではなく、光の回折を利用して行っているので、光の全エネルギーを活用できる。従って、本実施形態では、光の利用効率が従来の3〜4倍に向上する。
また、図9Bに示した従来の撮像用光検出装置では、マイクロレンズ1個で1つの色の情報を検出していた。これに対して、本実施形態の撮像用光検出装置では、マイクロレンズ1個で2種類の色情報を検出する。従って、マイクロレンズ10のサイズを一定にして比較すると、本実施形態では従来に比べ画素密度を2倍にすることが可能となる。
更に、図12に示した従来の光検出装置では、光の色分離を行うためにプリズムの分散特性を利用するので分光の作用(屈折角の波長による差)が小さいという問題があった。これに対して、本実施形態の撮像用光検出装置では、光の波面に発生する位相シフトを利用するので分光の作用(回折角の波長による差)が大きい。従って、図3B及び図4Bに示したように、高屈折率透明部の先端と光検出面との間隔を僅か1〜2μmに設定すれば、0次光(補色)と±1次光(源色)の3つのスポット間に0.5μm以上の変位を与えることができ、試作する上で十分現実的な寸法といえる。
図6Aは本実施形態の撮像用光検出装置のフォトディテクターの配置の一例を示した図であり、これは図5に示した配置と同一である。図6Aは多数のフォトディテクターの一部の配置を拡大して示している。一点鎖線で示す任意の位置の矩形枠19内に含まれる2個(X軸方向)×2個(Y軸方向)の4個のフォトディテクターからは3原色の補色の信号を必ず検出することができる。従って、矩形枠19内の4個のフォトディテクターでカラーの画像情報を検出する一画素を構成することができ、この画素を光検出装置の光検出面の全領域に形成することができる。
任意の位置の矩形枠19内に含まれる2個(X軸方向)×2個(Y軸方向)の4個のフォトディテクターから3原色の補色の信号を検出することができるようなフォトディテクターの配置は、図6Aに限定されない。
例えば、X軸方向において、高屈折率透明部13R,13B,13Gの順の並びを繰り返して配置することで、図6Aと異なるフォトディテクターの配置を実現できる。
あるいは、X軸方向において高屈折率透明部13R,13G,13Bのうちの2つを交互に配置し、且つ、Y軸方向において高屈折率透明部13R,13G,13Bの順の並びを繰り返して配置しても良い。図6Bは、高屈折率透明部13R,13G,13Bをこのように配置した場合のフォトディテクターの配置を示す。この場合も、一点鎖線で示す任意の位置の矩形枠19内に含まれる2個(X軸方向)×2個(Y軸方向)の4個のフォトディテクターからは3原色の補色の信号を必ず検出することができる。なお、X軸方向において高屈折率透明部13R,13G,13Bのうちの2つを交互に配置し、且つ、Y軸方向において高屈折率透明部13R,13B,13Gの順の並びを繰り返して配置しても良い。
X軸方向に沿ったマイクロレンズ及び高屈折率透明部の各列を構成するマイクロレンズ及び高屈折率透明部のX軸方向の位置を、Y軸方向に隣り合う列間でX軸方向の配置ピッチの半分だけずらしてもよい。このように配置された本発明の撮像用光感出装置の拡大平面図の一例を図7に示す。図7は、図5に示したマイクロレンズ及び高屈折率透明部のX軸方向の位置をY軸方向に隣り合う列間でX軸方向に0.5ピッチずつ順にずらしたものである。マイクロレンズ及び高屈折率透明部の位置ずれに応じてフォトディテクターのX軸方向の位置もずれている。図7のように配置することで、Z軸と平行に見たとき円形であるマイクロレンズをハニカム状に配置することができる。従って、マイクロレンズ及び高屈折率透明部のY軸方向の配置ピッチを小さくして、被写体からの光の利用効率を更に高めることができる。図7は図5に示した配置の変形例を示したが、図5以外の配置についても同様に配置することができる。
上記の実施形態では、位相シフトdを、赤仕様でd=1.5λR、緑仕様でd=1.5λG、青仕様でd=1.5λBとなるように各高屈折率透明部13R,13G,13Bを設定した。この条件が高屈折率透明部13R,13G,13Bのベストな組み合わせであると思われるが、本発明はこれに限定されない。例えば、高屈折率透明部13R,13G,13Bのうちの少なくとも1つが、d=(0以上の整数+0.5)×λとなるように設定しても良い(λはλR、λG、λBのいずれか)。
すなわち、高屈折率透明部13の長さが、(式2)、(式3)、(式4)に代えて、a,b,cを0以上の整数として次のように決められていても良い。
(式5) hR=λR*(2*a+1)/{2*(n−n0)}
(式6) hG=λG*(2*b+1)/{2*(n−n0)}
(式7) hB=λB*(2*c+1)/{2*(n−n0)}
例えば、(式3)の代わりに次式
(式6’) hG=2.5λG/(n−n0
を採用すると、緑仕様高屈折率透明部13Bでは赤波長λRの光は2.5*(λG/λR)波長分の位相シフト、緑波長λGの光は2.5波長分の位相シフト、青波長λBの光は2.5*(λG/λB)波長分の位相シフトが発生する。λR=0.65μm、λG=0.54μm、λB=0.45μmとすると、赤波長λRの光、青波長λBの光ではそれぞれ2.08波長分、3.0波長分の位相シフトとなる。各色の位相シフトからの整数分を省くと、緑波長の光は0.5波長の位相シフト、赤波長の光及び青波長の光はいずれも0.1波長以下の位相シフトとなる。従って、緑波長の光は強く回折し、0次回折光D0がゼロになり、そのエネルギーが1次回折光D1及び−1次回折光D-1に配分される。一方、赤波長の光及び青波長の光の回折は極めて弱く、その1次回折光D1及び−1次回折光D-1がほぼゼロで、ほとんどのエネルギーが0次回折光D0に配分される。
上記の実施形態では、可視光領域の光を赤、緑、青の3原色の補色に分離するために、赤仕様、緑仕様、及び青仕様の3種類の高屈折率透明部を用いる例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
例えば、上記3種類の高屈折率透明部に加えて、更に別の波長(例えば赤外光の波長)に対応した1種類以上の高屈折率透明部を追加しても良い。あるいは、赤仕様、緑仕様、及び青仕様の高屈折率透明部のうちのいずれか1つ以上を3原色以外の波長(例えば赤外光の波長)に対応した高屈折率透明部に変更しても良い。
更に、高屈折率透明部の仕様の種類数を3つ以上にするのではなく、例えば2つにすることもできる。この場合、第1波長(例えば赤外光の波長)をλ1、第2波長(緑色光の波長)をλ2、a,bを0以上の整数とすると、位相シフトdが、第1波長に対応した第1仕様高屈折率透明部でλ1*(a+1/2)、第2仕様に対応した第2仕様高屈折率透明部でλ2*(b+1/2)となるように第1仕様及び第2仕様高屈折率透明部の寸法が設定されることが好ましい。即ち、第1仕様及び第2仕様高屈折率透明部の厚さ方向の長さh1,h2が以下のように設定されることが好ましい。
(式8) h1=λ1*(2*a+1)/{2*(n−n0)}
(式9) h2=λ2*(2*b+1)/{2*(n−n0)}
この場合も、上記の実施形態と同様に、a,bが小さな値(例えば0又は1)をとるほど、高屈折率透明部の長さを短くできるので、光損失を低減することができ、また、製作が容易となる。
また、上記の実施形態では各高屈折率透明部13は図2に示すように幅wがZ軸方向において一定である形状を有していたが、図8Aに示すように異なる2つの幅w、w’を有する形状であってもよく、図8Bに示すように異なる3つ以上の幅を有する形状であっても良い。更に、図8Cに示すように、Z軸方向において幅が徐々に狭くなる(又は広くなる)形状であっても良い。また、図8Dに示すように、高屈折率透明部13が、割り箸のようにフォトディテクター側において幅方向に2つ以上に分岐していてもよい。Y軸方向に隣り合う高屈折率透明部13は長さh(Z軸方向の寸法)を変えながら互いに一部で連続していてもよく、完全に独立(分断)していてもよい。独立している場合には、隣り合う高屈折率透明部間には低屈折率透明層12が充填される。
また、上記の実施の形態では、Z軸方向において、高屈折率透明部13がマイクロレンズ10の下面と接していたが、高屈折率透明部13とマイクロレンズ10とは離間していてもよい。この場合、両者間には低屈折率透明層12が設けられても良い。
高屈折率透明部13は、入射した光をその広がりを抑えながらフォトディテクター側に導くという導波路としての機能を有するので、条件によってはこれと類似の機能を有するマイクロレンズ10を省略することも可能である。ただし、高屈折率透明部13はY軸方向に延設されているので、Y軸方向には導波路としての効果が少ない。従って、高屈折率透明部13にマイクロレンズ10の代用をさせるには、少なくとも高屈折率透明部13および低屈折率透明層12の入射側表面に、高屈折率透明部の列ごとにX軸方向を中心軸方向とするシリンドリカル面を形成することが好ましい。
さらに、上記の実施形態では透明バッファー層7の透明バッファー層8と接する表面7aに凹凸構造を形成してレンズ効果を発揮させることで、フォトディテクター6の中心から外れた方向に向かう発散光11b’を屈折させてフォトディテクター6に導いていた。この作用を、高屈折率透明部13のフォトディテクター6側端に、図8Eのレンズ形状13aや図8Fのレンズ形状13bを形成することで、高屈折率透明部13に行わせることが出来る。これにより、透明バッファー層7の表面7aの凹凸構造や高屈折率の透明バッファー層8を省略し、バッファー層7,8を単層の透明バッファー層に置き換えることが出来る。
上記の実施形態では、フォトディテクター6がX軸方向及びY軸方向に沿って2次元状に配列されていたが、1次元状に配列されていても良い。この場合、マイクロレンズ10及び高屈折率透明部13も、フォトディテクター6の配列方向に沿って1次元状に配列される。
上記の実施形態では、分光しようとする波長に応じて高屈折率透明部のサイズ(長さh)を異ならせていたが、高屈折率透明部の屈折率や形状を異ならせても良く、その場合も上記の実施形態と同様に位相シフトを発生させて所望する波長の光を分光することができる。
上記の実施形態では、高屈折率透明部13の材料としてSiNを用いる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば酸化タンタルや酸化チタン等の高屈折率材料や、低屈折率透明層12に対して0.2以上の屈折率差を確保できるのであればポリイミド樹脂等の樹脂材料やナノコンポジット等を用いることもできる。
図9B及び図11に示した従来の光検出装置の受光領域には、実際にはマイクロレンズとフォトディテクターとの間に金属配線などの遮光部が存在するため、受光領域に入射した光の一部は遮光部によって遮られてしまう。これは、上記の実施形態に示した光検出装置でも同様である。しかしながら、最近、金属配線の影響を受けずに受光領域の全面で受光できる裏面照射型の固体撮像素子が開発されている。光の回折を利用して色分離を行うことで光利用効率を高めることができる本発明の光検出装置を、上記の裏面照射型の固体撮像素子に適用すると、光利用効率を更に向上させることができ、効果的であると考えられる。
以上に説明した実施の形態は、いずれもあくまでも本発明の技術的内容を明らかにする意図のものであって、本発明はこのような具体例にのみ限定して解釈されるものではなく、その発明の精神と請求の範囲に記載する範囲内でいろいろと変更して実施することができ、本発明を広義に解釈すべきである。
本発明の利用分野は特に制限はなく、物体の像を撮影するための、小型且つ高解像度の撮像用光検出装置として広範囲に利用することができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略構成を示した側面図である。 図1Bは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置の概略構成を示した図であり、図1Aの部分1Bの拡大断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図3Aは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、赤仕様高屈折率透明部を介してマイクロレンズからフォトディテクターに伝搬する赤波長の光の強度分布を示した図である。 図3Bは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、赤仕様高屈折率透明部を介してフォトディテクター上に投影された赤波長の光の強度分布を示した図である。 図4Aは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、赤仕様高屈折率透明部を介してマイクロレンズからフォトディテクターに伝搬する青緑波長の光の強度分布を示した図である。 図4Bは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、赤仕様高屈折率透明部を介してフォトディテクター上に投影された青緑波長の光の強度分布を示した図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置の構成要素の平面配置を示した光検出面の拡大平面図である。 図6Aは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、フォトディテクターの配置の一例を示した図である。 図6Bは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、フォトディテクターの配置の別の例を示した図である。 図7は、本発明の別の実施形態に係る撮像用光検出装置の構成要素の平面配置を示した光検出面の拡大平面図である。 図8Aは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図8Bは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、更に別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図8Cは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、更に別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図8Dは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、更に別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図8Eは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、更に別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図8Fは、本発明の一実施形態に係る撮像用光検出装置において、更に別の高屈折率透明部によって回折光が発生する原理を説明する図である。 図9Aは、従来の撮像装置の概略構成を示した側面図である。 図9Bは、従来の撮像用光検出装置の概略構成を示した図であり、図8Aの部分9Bの拡大断面図である。 図10は、従来の撮像用光検出装置に用いられる3種の色フィルタの分光感度特性を示した図である。 図11は、従来の撮像用光検出装置の構成要素の平面配置を示した光検出面の拡大平面図である。 図12は、マイクロプリズムを用いて色分離を行う従来の光検出装置の原理を示した図である。

Claims (14)

  1. 基板上に1次元状あるいは2次元状に配列された複数の光検出器と、前記複数の光検出器の上方に形成された低屈折率透明層と、前記複数の光検出器の配列方向に沿って前記低屈折率透明層内に埋め込まれた柱状又は板状の複数の高屈折率透明部とを備え、
    1つの前記高屈折率透明部に対して2つ以上の前記光検出器が対応し、
    前記低屈折率透明層及び前記高屈折率透明部に入射する光は、それらを通過することでその波面に発生した位相シフトにより、0次回折光と1次回折光と−1次回折光とに分離されることを特徴とする撮像用光検出装置。
  2. 前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光が互いに異なる前記光検出器で検出される請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  3. 前記複数の高屈折率透明部は、少なくとも屈折率、形状、又はサイズにおいて互いに異なる赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなり、
    a,b,cを0以上の整数とすると、前記高屈折率透明部を通過した光と前記低屈折率透明層を通過した光との間で発生する前記位相シフトが、前記赤仕様高屈折率透明部の場合には赤波長の(a+1/2)倍、前記緑仕様高屈折率透明部の場合には緑波長の(b+1/2)倍、前記青仕様高屈折率透明部の場合には青波長の(c+1/2)倍である請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  4. 前記a,b,cは、0又は1である請求項3に記載の撮像用光検出装置。
  5. 前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなり、
    a,b,cを0以上の整数、前記高屈折率透明部及び前記低屈折率透明層の屈折率をそれぞれn,n0とすると、前記高屈折率透明部の厚さ方向の長さhは、前記赤仕様高屈折率透明部ではh=赤波長*(2*a+1)/{2*(n−n0)}、前記緑仕様高屈折率透明部ではh=緑波長*(2*b+1)/{2*(n−n0)}、前記青仕様高屈折率透明部ではh=青波長*(2*c+1)/{2*(n−n0)}を満足する請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  6. 前記a,b,cは、0又は1である請求項5に記載の撮像用光検出装置。
  7. 前記複数の高屈折率透明部は、少なくとも屈折率、形状、又はサイズにおいて互いに異なる第1波長に対応した第1仕様高屈折率透明部及び第2波長に対応した第2仕様高屈折率透明部からなり、
    a,bを0以上の整数とすると、前記高屈折率透明部を通過した光と前記低屈折率透明層を通過した光との間で発生する前記位相シフトが、前記第1仕様高屈折率透明部の場合には第1波長の(a+1/2)倍、前記第2仕様高屈折率透明部の場合には第2波長の(b+1/2)倍である請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  8. 前記a,bは、0又は1である請求項7に記載の撮像用光検出装置。
  9. 前記複数の高屈折率透明部は、第1波長に対応した第1仕様高屈折率透明部及び第2波長に対応した第2仕様高屈折率透明部からなり、
    a,bを0以上の整数、前記高屈折率透明部及び前記低屈折率透明層の屈折率をそれぞれn,n0とすると、前記高屈折率透明部の厚さ方向の長さhは、前記第1仕様高屈折率透明部ではh=第1波長*(2*a+1)/{2*(n−n0)}、前記第2仕様高屈折率透明部ではh=第2波長*(2*b+1)/{2*(n−n0)}を満足する請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  10. 前記a,bは、0又は1である請求項9に記載の撮像用光検出装置。
  11. 前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなり、
    前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向において、前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部の順の並び、または前記赤仕様高屈折率透明部、前記青仕様高屈折率透明部、及び前記緑仕様高屈折率透明部の順の並びが繰り返して配置されており、
    前記複数の高屈折率透明部のそれぞれに対応する3つの前記光検出器が前記第1方向に沿って配置されており、
    前記第1方向に沿って配置された前記3つの光検出器のうちの両外側の2つの光検出器は、前記3つの光検出器に対応する高屈折率透明部に対して前記第1方向において互いに隣り合う2つの高屈折率透明部にも対応している請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  12. 前記第1方向に沿って配置された前記複数の高屈折率透明部の列における前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部の前記第1方向の位置が、前記第1方向と直交する第2方向において互いに隣り合う2つの列間で前記第1方向の配置ピッチ分だけ位置ずれしている請求項11に記載の撮像用光検出装置。
  13. 前記複数の高屈折率透明部は、赤仕様高屈折率透明部、緑仕様高屈折率透明部、及び青仕様高屈折率透明部からなり、
    前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向において、前記赤仕様高屈折率透明部、前記緑仕様高屈折率透明部、及び前記青仕様高屈折率透明部のうちの2つが交互に配置されており、
    前記複数の高屈折率透明部のそれぞれに対応する3つの前記光検出器が前記第1方向に沿って配置されており、
    前記第1方向に沿って配置された前記3つの光検出器のうちの両外側の2つの光検出器は、前記3つの光検出器に対応する高屈折率透明部に対して前記第1方向において互いに隣り合う2つの高屈折率透明部にも対応している請求項1に記載の撮像用光検出装置。
  14. 前記0次回折光、前記1次回折光、及び前記−1次回折光を含む面と前記基板の表面との交線に平行な第1方向に沿って配置された前記高屈折率透明部の列における前記高屈折率透明部の前記第1方向の位置が、前記第1方向と直交する第2方向において互いに隣り合う2つの列間で前記第1方向の配置ピッチの半分だけ位置ずれしている請求項1に記載の撮像用光検出装置。
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