JP4263760B2 - トナー搬送装置 - Google Patents
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こうした高精細、高解像度の画像を得るために、特開平1−112253号公報(特許文献1)、特開平2−284158号公報(特許文献2)、特開平7−295283号公報(特許文献3)では、平均粒径が小さく、かつ5μm以下のトナー粒子含有量及びその分布を規定した現像剤が提案されている。ここでは、5μm以下のトナー粒子は高精細、高解像度の画像を形成するための必須成分であり、この粒径のトナーが潜像の現像時に円滑に供給される場合、潜像に忠実な、即ち、潜像からはみ出すことのない再現性に優れた画像が得られるとしている。
また、一方で、エッジ部に比べて画像中央部の濃度が薄くなるエッジ効果現象は、5μm以下のトナー粒子程、顕著に現れるが、これに対してはトナー粒子の個数%を規定することで、この問題を解決できるとしている。
トナーの微紛含有率が高くなると、粒状度が小さくなり、ドット再現性が向上し、特にデジタル機ではハーフトーン再現性が向上する。反面、微紛を多く含んでいるために凝集しやすく、たとえば、搬送スクリュによって搬送するオーガを用いたトナー搬送経路では、特にトナー凝集がおこりやすい。トナー凝集核はホタル画像や黒ベタ埋まり等を劣化させてしまう。そのため、上記トナーを用いて高画質化を狙うためにはトナー搬送手段に細心の注意を払う必要があった。
また、昨今トナーリサイクルシステムを搭載した機械が増えてきているが、リサイクルトナーは添加剤埋まり等の理由で新しいトナーと比較するとさらに凝集しやすい傾向にあり、機内温度が異常に上昇した際にトナー凝集がトナー塊に至ることもあるため、上記トナーとトナーリサイクルシステムの両立は非常に困難であった。
トナーボトル駆動装置42の駆動によりトナーボトル41からケーシング43に供給されたトナーは、トナー搬送スクリュ51、搬送スクリュ駆動装置53により搬送パイプ52を経由して現像ホッパ23の上流に位置するトナー供給部21に補給される。
トナーリサイクルシステムとしては、クリーニングブレード12、クリーニングブラシ13により感光体11上からかきとられた未転写トナーが、廃トナー搬送スクリュ14およびリサイクルトナー搬送スクリュ61によりリサイクルトナー搬送パイプ62を経由してトナー供給部21に補給される。
上記問題点に鑑み、本発明は、上記微紛含有トナーを搬送するトナー搬送装置において、エアー搬送機構を用い、かつトナーリサイクルシステムと高画質化の両立を可能としたトナー搬送装置を提供することを目的とする。
また、現像ホッパ部におけるトナー飛散、圧抜きフィルタの目詰まり、トナー魂のエアーポンプ詰まり等を防止し、オーガを用いた搬送機構であっても安定したトナー搬送システムのトナー搬送装置を提供することを目的とする。
また、これらのトナー搬送装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明のトナー搬送装置は、さらに、前記エアーポンプの駆動OFFタイミングは、前記オーガの駆動OFFタイミングより遅延させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、少なくとも、感光体と、感光体上の潜像をトナー像に形成する現像ユニットと、感光体上のトナーをクリーニングする感光体クリーニング部と、感光体上のトナーをクリーニングする感光体クリーニング部と、現像ユニットへトナーを搬送する経路と、感光体クリーニング部の外部へトナーを搬送する経路とを有するトナー搬送装置と、を備える画像形成装置において、前記トナー搬送装置は、前記いずれかのトナー搬送装置であることを特徴とする。
また、トナー搬送経路およびトナーリサイクル経路の最も現像ホッパよりにエアー搬送機構を設けることで、オーガを使用する構成であっても副作用が少なく高画質化が可能なトナー搬送装置を提供することができる。
さらに、現像ホッパのエアー抜きを目的としたエアー循環経路を設けることで、現像ホッパ部におけるトナー飛散や圧抜きフィルタの目詰まりを防止したトナー搬送装置を提供することができる。
さらに、搬送経路のジョイント部材を設け、各搬送経路の連結位置を規定することで、万が一トナー塊が形成されても、エアーポンプに吸引されないよう分級することが可能なトナー搬送装置を提供することができる。
さらに、エアーポンプの駆動OFFタイミングをオーガ駆動OFFから遅延させることで、ジョイント下部のトナー溜まりを減少させ、安定したトナー搬送システムのトナー搬送装置を提供することができる。
さらに、上記トナー搬送装置を用いることで、トナーリサイクルシステムと高画質化を両立させた画像形成装置を提供することができる。
トナーの構成としては樹脂成分、着色剤からなり、ワックス成分や無機微粒子を添加することも可能である。また製造方法も特に限定するものでなく、粉砕方式、重合方式いずれも使用できる。
ワックス成分としては、従来公知のものを用いることができ、例えば、カルナウバワックス、ライスワックス、合成エステルワックスなど特に限定されない。
無機微粒子としては、従来公知のものを用いることができ、例えば、シリカ、酸化チタン微粉末など特に限定されない。
トナーボトル41〜ケーシング43〜現像ホッパ23間、およびトナーリサイクルシステム搭載機においては感光体クリーニング部〜現像ホッパ23間の一部に、エアー搬送機構を用いている。
エアー搬送機構は、エアーポンプ(駆動モータ含む)71、上流側チューブ72、下流側チューブ73により構成される。エアー搬送機構を用いる場合は、トナー供給部21あたりに圧抜きフィルタ24を設けることが好ましい。
図2は、感光体クリーニング部〜現像ホッパ23間の一部に用いた場合の一例を示す図である。
モーノポンプを用いるエアー搬送機構は、モーノポンプ部80までトナーを搬送するリサイクルトナー搬送スクリュ61、ロータ81、ステータ82、モーノポンプ用エアーポンプ(チューブ、駆動モータ含む)83、搬送チューブ84、ケーシング85により構成される。本図ではトナーリサイクル側に用いたが、トナーボトル41〜現像ホッパ23間のエアー搬送機構にも好適に用いることができる。
さらに、トナーボトル41〜現像ホッパ23間にエアー搬送機構を用いる場合、図4に示すように、トナー供給部21よりエアー循環用チューブ74を設ける。このように積極的にエアーを抜くことで、圧抜きフィルタ24からのトナー飛散やフィルタ目詰まりを防止することが可能となる。
現像ホッパ23と、トナーボトル41と、エアーポンプ71は、ジョイント部90を介して連結されている。現像ホッパ23へトナーを搬送する上流側チューブ72は、ジョイント部90での連結位置がトナー搬送パイプ52(オーガ)の連結位置よりも上方にある。また、トナー搬送パイプ52はエアー循環用チューブ74よりも上方にある。
よって、トナーボトル41からトナー搬送パイプ52を介して搬送されたトナーは、ジョイント部90内で上方に引っ張られ、上流側チューブ72を介して現像ホッパ23へ搬送される。そのため、トナー塊やキャリア等比重のあるものはジョイント部90の下方へ溜まり、正常なトナーのみ混合気としてジョイント部90上方へ分級することが可能となる。
この構成により、万が一機内異常温度上昇等によりトナー塊が発生してもエアーポンプ詰まり等の不具合は発生しない。
そこで、エアーポンプ71のOFF時間を搬送スクリュ51のOFF時間に対して0〜10sの間で遅延させると、正常なトナーがジョイント部90内に溜まる量を減少させることができる。
用いるトナーは、体積平均粒径が5〜10μm、その粒径5μm以下が60〜80個数%のトナーである。以下の表1はこのトナーの粒径分布を示すものである。
解像度は、縦線、横線が、それぞれ1mmあたり、2.0、2.2、2.5、2.8、3.2、3.6、4.0、4.5、5.0、5.6、6.3、7.1本の線が等間隔に並んでいる線画像に対して、複写画像が線間をどこまで忠実に再現できるかを評価した。
エアーポンプ71のOFFタイミングを遅延させることで、ジョイント部90のトナー溜まり量が減少した。
11 感光体
12 クリーニングブレード
13 クリーニングブラシ
14 廃トナー搬送スクリュ
20 現像ユニット
21 トナー供給部
22 現像ユニット本体
23 現像ホッパ
24 圧抜きフィルタ
30 転写ユニット
31 転写ベルト
32 クリーニングブレード
33 駆動ローラ
34 従動ローラ
35 ケーシング
40 トナーボトルユニット
41 トナーボトル
42 トナーボトル駆動装置
43 ケーシング
50 トナー供給搬送経路
51 トナー搬送スクリュ
52 トナー搬送パイプ
53 搬送スクリュ駆動装置
60 トナーリサイクル経路
61 リサイクルトナー搬送スクリュ
62 リサイクルトナー搬送パイプ
70 トナーポンプ装置
71 エアーポンプ(駆動モータ含む)
72 上流側チューブ
73 下流側チューブ
74 エアー循環用チューブ
80 モーノポンプ部
81 ロータ
82 ステータ
83 モーノポンプ用エアーポンプ(チューブ、駆動モータ含む)
84 搬送チューブ
85 ケーシング
90 ジョイント部
Claims (3)
- トナーボトルと、
該トナーボトルからトナーを供給されるケーシングとを有し、
該ケーシングから現像ホッパまでトナーを搬送する経路、及び感光体上のトナーをクリーニングする感光体クリーニング部から該感光体クリーニング部の外部へトナーを搬送する経路に、エアーポンプによりトナーを搬送するエアー搬送機構を用い、
前記ケーシングから前記現像ホッパまでトナーを搬送する経路にジョイント部を設け、
前記現像ホッパから、前記エアーポンプによって送られたエアーを前記ジョイント部へ搬送する経路を備え、
前記ケーシングから前記ジョイント部までオーガによりトナーを搬送し、前記ジョイント部から前記現像ホッパまで前記エアーポンプによりトナーを搬送する
ことを特徴とするトナー搬送装置。 - 請求項1に記載のトナー搬送装置において、
前記エアーポンプの駆動OFFタイミングは、前記オーガの駆動OFFタイミングより遅延させる
ことを特徴とするトナー搬送装置。 - 少なくとも、感光体と、
感光体上の潜像をトナー像に形成する現像ユニットと、
感光体上のトナーをクリーニングする感光体クリーニング部と、
現像ユニットへトナーを搬送する経路と、感光体クリーニング部の外部へトナーを搬送する経路とを有するトナー搬送装置と、を備える画像形成装置において、
前記トナー搬送装置は、請求項1又は2に記載のトナー搬送装置である
ことを特徴とする画像形成装置。
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- 2008-01-04 JP JP2008000140A patent/JP4263760B2/ja not_active Expired - Lifetime
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