JP4262542B2 - まな板支持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消毒保管装置の収納部内にまな板を支持するまな板支持具に関し、特に、まな板を支持するまな板支持ホルダを構成するワイヤ部材を、その弾性に基づいて、枠体に対して着脱可能としたまな板支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、厨房等で使用される食器やまな板等の物品に熱風を当てて加熱することで消毒、乾燥する熱風式消毒保管庫は、断熱箱体の内部に、所要の空間を介して収納部を備え、収納部内に物品が収納されるようになっている。
ここで、特開2003−24263号公報では、線材を平面矩形状に形成した枠体上に、まな板を収容支持し得る間隔で幅方向に離間する複数の仕切り材が同じく線材により配設して構成され、且つ全ての仕切り材の後端側に補強材が共通的に配設されることにより、幅方向に離間する一対の仕切り材間にまな板を収容するまな板ホルダと、収納部内にまな板ホルダを着脱可能に支持する棚部材とが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−24263号公報(第3頁、第8−10図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の消毒保管庫用まな板支持具では、まな板を収納するまな板ホルダは線材を溶接することにより形成され、また、まな板ホルダの仕切り材の後端側には補強材が配設されていることから、製造コストが高くなるとともに、消毒保管庫が正面と背面に扉を備える両面扉使用の装置であった場合には、背面側からまな板を取り出す際に、補強材によって、まな板が取り出し難くなる問題があった。更に、まな板をまな板ホルダに出し入れする際には、線材により形成された枠体の上でまな板を滑らせる必要があるが、線材は滑りが悪く、まな板の出し入れ作業に時間がかかっていた。
本発明は、前記従来の技術における問題点を解消するためになされたものであり、まな板支持ホルダを構成するワイヤ部材が弾性に基づいて、第1フレーム及び第2フレームに着脱自在に係止されることから、まな板支持ホルダを取り付ける際に溶接の必要がなく、製造工程を短縮できるので製造コストの低減を図ることができ、且つ、取り外しも自由にできるので装置の清掃及びメンテナンス作業等に関して容易に行うことが可能なまな板支持具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係るまな板支持具は、消毒保管装置の収納部に配置され、収納部でまな板を支持する第1フレームと第2フレームを有する枠体と、弾性を有するワイヤ部材からなり、一端が前記第1フレームに係止されるとともに、他端が前記第2フレームに係止され、一定の間隙を持って前記枠体に立設されるまな板支持ホルダとを有するまな板支持具において、前記ワイヤ部材の弾性に基づき、前記一端が前記第1フレームの係止部に着脱可能に係止され、前記他端が前記第2フレームの係止部に着脱可能に係止され、前記第1フレーム及び前記第2フレームは中空状に形成され、前記ワイヤ部材に対向する上面部と、上面部から下方に垂下された側面部とを有し、前記係止部は、前記上面部に形成された長孔と、前記側面部の前記長孔の幅方向中央から所定高さ下側の位置に形成された円形状の取付孔と、から形成され、前記取付孔に対して前記ワイヤ部材の端部に形成された折曲部が挿入されるとともに前記長孔の内側辺に前記ワイヤ部材が当接されることにより前記ワイヤ部材を前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して係止し、前記ワイヤ部材の端部に形成された折曲部は、前記長孔に挿入された後に、前記折曲部の先端部分がワイヤ部材の弾性によって前記側面部の取付孔に挿入されることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るまな板支持具について、図面を参照しながら具体的に説明する。先ず、まな板支持具が設置される消毒保管装置1の全体構造について図1により説明する。図1は消毒保管装置の概略構成を示す概略図である。
【0008】
消毒保管装置1は、外装と内装との間にグラスウールを充填した断熱構造の断熱箱体2の内部に、その内壁と所要の空間3を保持して収納部4が配設され、収納部4に包丁5やまな板6等が収納されるようになっている。
空間3は、収納部4の天板上部に画成される上部空間3Aと、収納部4の幅方向に対向する両側板7の外部に画成されて上部空間3Aと連通する側部空間3Bおよび断熱箱体2内に画成されて収納部4の下方に臨む底部空間3Cとで構成され、底部空間3Cは両側部空間3Bの下端に形成された吹出口8を介して連通している。また収納部4は、その天板9の中央部に形成した吸込口10を介して上部空間3Aに連通すると共に底部空間3Cに連通し、更には側板7に形成した複数の通風孔11を介して側部空間3Bと連通しており、各空間3A、3B、3Cおよび収納部4を熱風が循環するようになっている。
【0009】
また、上部空間3Aに送風機12が配設されると共に、上部空間3Aには、送風機12に近接してヒータ13を配置してある。送風機12は、収納部4の吸込口10から収納部内空気を上部空間3Aに吸込み、空気をヒータ13に向けて送風するよう設定されている。従って、送風機12を運転することにより、収納部4側から吸込んだ空気は、ヒータ13に接触して加熱されて熱風とされた後、両側部空間3Bに流れ込むようになっている。そしてこの熱風が、吹出口8および各側板7の通風孔11から収納部4内に吹込まれ、収納されている包丁5やまな板6を加熱するよう構成される。図中の矢印は熱風の経路について示したものである。
【0010】
次に、消毒保管装置1の側板7について図2乃至図6より詳細に説明する。図2は消毒用保装置の側板を示す斜視図、図3は消毒用保装置の側板を示す平面図、図4は消毒用保装置の側板を示す側面図、図5は消毒用保装置の側板の裏側を示す平面図、図6は消毒用保装置の側板を示す正面図である。
【0011】
側板7は、通風孔11が設けられた平面部14と、平面部14の両側部に設けられた側面部14Aと、平面部14の下側部に設けられた下面部14Cとからなる。通風孔11は長孔形状を有し、6個若しくは9個が組となった状態で等間隔に4箇所形成されている。また、側面部14Aには、両側の上下それぞれ2箇所の計4箇所に切り欠き部15が形成されている。また、下面部14Cは平面部14に対して一定角度傾斜して形成されている(図4参照)。そして下面部14Cは、側板7を箱体2の側壁2Aに取り付けた際に側壁2Aとの間で吹出口8を形成する。
また、平面部14上には、通風孔11と並んで、第1係止孔16A、17A、第2係止孔16B、17Bがそれぞれ直線状に一定間隔にて複数個形成されている。これら係止孔のうち、内側よりに設けられた第1係止孔16A、17Aに関しては長孔に形成され、外側よりに設けられた第2係止孔16B、17Bは円形状に形成されている。これら各係止孔16A、16B、17A、17Bは、後述するように包丁5を支持するための包丁支持具22を係止させるものである。
【0012】
一方、箱体2の側壁2Aには凸状に形成された棚柱18が左右一対に設けられている。また、棚柱18の面上には、後述するまな板支持具38を支持するための棚支持部19が略全高に亘って取り付けられている。この棚支持部19には、その上下方向に所定間隔で複数の棚支持孔19Aが設けられており(図13参照)、この棚支持孔19Aを利用してまな板支持具38が載置される後述の棚受金具40が着脱可能に係止されるよう構成されている。
また、棚柱18の側面18Aには、側板7の側面部14Aに設けられた切り欠き部15に対応する位置にそれぞれボルト20が計4箇所取り付けられている。側板7を箱体2に取り付ける際には、それぞれの切り欠き部15をボルト20と嵌合させることによって取り付けられ、側板7と箱体2の側壁2Aとの間で側部空間3Bを形成する。また、側板7が取り付けられた状態では、側板7の平面部14と棚柱18は同一面上に位置し、収納部4の側壁を形成する。
【0013】
次に、側板7の裏面側の構造について説明する。側板7の平面部14の裏面には、長孔に形成された第1係止孔16A、17Aに対向する位置に直線形状を有する固定具25A、25Bが1対取り付けられている。固定具25A、25Bは、平面板14に当接し、ピン26により固定される固定面27と、固定面27に対して一定角度を有するように形成された支持面32、補助面33とからなる(図9参照)。固定具25A、26Aは複数個のピン26により固定面27を側板7に固定した際に、支持面32及び補助面33によって側板7の平面部14との間にそれぞれ間隙28、29が形成される。
【0014】
次に、包丁5を支持する包丁支持具22について図7及び図8により説明する。包丁支持具22は包丁5の両端部をそれぞれ支持する2体の包丁支持ホルダ31から構成されている。図7は包丁支持ホルダを示す側面図、図8は包丁支持ホルダを示す正面図である。
包丁支持ホルダ31は、弾性を有する1本の包丁支持ワイヤ部材30を折曲することにより形成され、包丁支持ワイヤ部材30は略V字型に形成され包丁を保持する保持部30Aと、保持部30Aを水平に支持する連結部30B、30Cと、連結部30B、30Cに対して垂直上方に形成された中継部30D、30Eと、ワイヤ部材の端部にあたる先端部30H、30Iと、中継部30D、30Eと先端部39H、30Iとを繋ぐ傾斜部30F、30Gとから構成されている。
包丁支持ホルダ31は側板7に設けられた係止孔16A、16Bにより1個、17A、17Bにより1個が、それぞれ着脱可能に係止され、収納部4の平面部14に配置される(図10参照)。係止する際には先端部30H、30Iを水平にした状態で係止孔16A、16B、17A、17Bに挿入し、傾斜部30F及び30Gが係止孔16A、16B、17A、17Bに案内された状態で先端部30H、30Iが垂直上向きになるように状態を戻すことで、先端部30H、30Iが側板7裏側に当接するとともに、中継部30D、30Eは側板7表面に当接し、包丁支持ホルダ31は係止される。
【0015】
次に、包丁支持ホルダ31を係止孔に、より強固に係止させる係止機構に関して図9により詳細に説明する。図9は包丁支持ホルダの係止機構について模式的に示した説明図である。包丁支持ホルダ31を係止孔17A、17Bに、より強固に係止させるため、本実施形態では側板7の裏面に取り付けた固定具25Bを用いて係止させる。以下にその具体的手段について述べる。
先ず、包丁支持ワイヤ部材30の先端部30Hを内側(矢印35方向)に力を付勢して変形させる。尚、包丁支持ワイヤ部材30は弾性を有するので、容易に変形させることが可能である。その状態で一方の先端部30Iを第2係止孔17Bより側板7の裏側(矢印34方向)へ挿通させ、他方の先端部30Hは長孔からなる第1係止孔17Aより側板7の裏側(矢印36方向)に挿通させる。各先端部30H、30Iを挿通させ、前記したように先端部30H、30Iを側板7裏側に当接させるとともに、中継部30D、30Eを側板7表面に当接させた後に、先端部30Hへの付勢を解除すると包丁支持ワイヤ部材30の弾性により先端部30Hは再び外側(矢印37方向)に移動する。その際、固定具25Bにより形成された間隙29に先端部30Hは導かれ、側板7の平面板14の裏面と支持面32と補助面33に当接し、固定される。また、間隙29は先端部30Hの侵入方向に対して広くなるように形成されているので、確実に先端部30Hを間隙29内に導くことができる。
尚、係止孔16A、16Bに包丁支持ホルダ31を固定するに際おいても、前記の場合と同様にして固定されている。ここでは、その説明を省略する。
【0016】
以上より、単に係止孔16A、16B、17A、17Bに挿通させることによって包丁支持ホルダ31を固定する場合と比較して、第1係止孔16A、17Aを長孔を形成し、長孔に対向する側板7の裏面に固定具25A、25Bを設けることにより、包丁支持ワイヤ部材30の弾性に基づき包丁支持ホルダ31の取り付け取り外しを容易としつつ、包丁支持ホルダ31を強固に固定することが可能である。
【0017】
包丁5を、包丁支持具22に載置する際には、図10に示すように、その刃部5Bの刃先が上向きとなる姿勢で、包丁5の柄5Aまたは刃部5Bがそれぞれ2つの包丁支持ホルダ31によって支持される。
従って、包丁5の両端部を2つの包丁支持ホルダ31によって支持することにより、1つの包丁支持ホルダで固定する場合に比べ、包丁支持ホルダの形状を簡単にすることができるので加工が容易となり、且つ材料費も押えることが可能である。また、包丁支持ホルダ31のサイズが小さくなったことから、包丁支持ホルダ31の取り付け取り外しが容易となっている。
【0018】
また、包丁支持ホルダ31に形成された保持部30Aは、先端部30H、30I方向に一定角度傾斜することで、包丁20の柄5Aまたは刃部5Bを載置すると共に、刃部5Bの刃先が側板7を向く斜めの姿勢に保持するよう構成される(図10参照)。このとき、保持部30Aと側板7との間に連結部30B、30Cの長さ分だけ間隙が形成されるので、斜めに支持された包丁5の刃先が側板7に接触することを防止することができる。尚、刃先が接触しないようにするためには、保持部30Aの傾斜角度及び包丁の刃部5Bの幅によって、必要な連結部30B、30Cの長さが変化するが、本実施形態においては保持部30Aの傾斜角度を22度、連結部30B、30Cの長さを21mmとしている。
【0019】
次に、収納部4へのまな板6の支持構造について説明する。まな板6は、収納部4内で枠体39に立設されたまな板支持ホルダ49によって構成されるまな板支持具38によって支持されている。図11乃至図17により、本実施形態に係るまな板支持具38について説明する。図11は本実施形態におけるまな板支持具を示す平面図、図12は本実施形態におけるまな板支持具を示す正面図、図13は本実施形態に係るまな板支持具の第1フレームを示した平面図、図14は本実施形態に係るまな板支持具の第1フレームを示した正面図、図15は収納部の側壁に形成された棚支持部を示した正面図、図16は本実施形態に係るまな板支持具のまな板支持ホルダを示した側面図、図17は本実施形態におけるまな板支持具を示す側面図である。
【0020】
まな板支持具38は、前後方向に離間する一対に設けられた第1フレーム41及び第2フレーム42と、第1フレーム41と第2フレーム42とを連結する一対の連結フレーム45、46と、連結フレーム45、46によって回転可能に支持されたパイプ部材47とからなる枠体39と、枠体39に一定の間隙53をもって立設された複数のワイヤ部材50からなるまな板支持ホルダ49とから構成される。そして、まな板支持具38は、第1フレーム41及び第2フレーム42の幅方向両端部のそれぞれに対応する棚受金具40に載置することで、収納部4内に位置決めされる。また、まな板6をまな板支持具38により支持する場合には、形成された間隙53に収納することで、下部を枠体39に支持され、側部をまな板支持ホルダ49によって支持される。
【0021】
また、第1フレーム41及び第2フレーム42は中空状に形成され、図13及び図14に示すように、まな板支持ホルダ49に対向する上面部41A、42Aには、長孔により形成された第1取付孔43、44がそれぞれ一定間隔にて規則的に形成されている。また、上面部41A、42Aから下方に垂下された側面部41B、42Bには、第1取付孔43、44に対応する位置に円形状に形成された第2取付孔51、52が形成されている。これらの第1及び第2取付孔によって後述するようにまな板支持ホルダ49が係止される。尚、第1フレーム41と第2フレーム42は左右対称に同一の構造を有している。
【0022】
また、第1フレーム41と第2フレーム42とを連結する一対の連結フレーム45、46は、第1フレーム41及び第2フレーム42とネジ48を介して着脱可能に固定されている。
更に、連結フレーム45、46は内側面部に3本のパイプ部材47を支持する孔を3箇所に形成し、パイプ部材47は両端部をそれぞれ連結フレーム45、46に設けられた孔に挿通することにより、連結フレーム45、46に対して回転可能に支持されている。また、パイプ部材47は第1フレーム41及び第2フレーム42の上面部41A、42Aより上方に位置するように構成されている。
【0023】
また、まな板支持ホルダ49は、ワイヤ部材50を略台形状に形成し、第1フレーム41及び第2フレーム42に一定の間隙53を持って立設して構成され、幅方向に離間する一対のワイヤ部材50間に形成された間隙53にまな板6を収容する。なお、収容されたまな板6は、パイプ部材47上に載置される。従って、まな板6を収納する際や、収納したまな板6を取り出す際には、パイプ部材47の回転によってまな板6の滑りがよくなるので、容易に枠体39上を移動させることができる。
【0024】
また、まな板支持具38を収納部4に支持するための棚受金具40は、棚柱18側に開放する略V字状に形成されると共に、その上下の開放端には、上下の棚支持孔19Aに着脱可能に係止し得る係止爪40Aが形成されている。この棚受金具40は、係止爪40Aを係止孔棚支持孔19Aに係止することで、その水平部を収納部内側に水平に延出した姿勢で棚柱18の所定高さ位置に取り付けられる。そして、4本の棚柱18の同一高さ位置に取り付けられた4個の棚受金具40に、図11に示すようにしてまな板支持具38が載置される。
【0025】
次に、まな板支持ホルダ49を構成するワイヤ部材50について説明する。ワイヤ部材50は略台形形状を有し、両端部が内側に向かって折曲され折曲部50A、50Bを形成し、互いに向かい合うように保持されている(図16参照)。そして折曲部50A、50Bから、中心方向に傾斜するように形成された傾斜部50C、50Dと、頂上部50Eによりワイヤ部材50は形成されている。このように上部が下部より狭くなるような形状を有することによって、図17に示すように、収納したまな板6の幅L1がワイヤ部材50の下部の幅L2より狭い場合であっても、傾斜部50C、50Dがまな板6の側部に当接されるので、まな板6がワイヤ部材50の下部側から抜けて倒れてしまうことを防止することができる。
尚、本実施形態ではワイヤ部材50は略台形形状に形成されているが、三角形形状とすることによっても同様の効果を得ることができる。
【0026】
次に、ワイヤ部材50が第1フレーム部材41及び第2フレーム部材42に係止される係止機構について図18及び図19により説明する。図18はワイヤ部材を第1フレーム及び第2フレームに係止させる係止機構を模式的に示した説明図、図19は特にワイヤ部材の折曲部についての係止機構を模式的に示した説明図である。
ワイヤ部材50は、折曲部50Aを第1フレーム41の第1取付孔43及び第2取付孔51によって係止させ、折曲部50Bを第2フレーム42の第1取付孔44及び第2取付孔52によって係止させることによって枠体39上に立設される。以下にその具体的機構について述べる。
【0027】
先ず、ワイヤ部材50を第1フレーム41及び第2フレーム42に係止させるために、ワイヤ部材50を外側方向(図18矢印60方向、図19矢印70方向)に力を付勢し、折曲部50A、50Bの間隔が第1フレーム41及び第2フレーム42の上面41A、42Bに設けられた第1取付孔43、44の間隔と同じ間隔になるまで開脚させる。その後、開脚させた状態で、折曲部50A、50Bを下方(図18矢印61方向、図19矢印71方向)へ移動させ、長孔に形成された第1取付孔43、44から中空状に形成された各フレーム内部へ挿入させる。そして、折曲部50A、50Bがフレーム内部に置かれた状態で付勢を解除することで、ワイヤ部材50の弾性によって内側方向(図18矢印62方向、図19矢印72方向)に移動した折曲部50A、50Bが側面41B、42Bに形成された第2取付孔51、52に挿入され、一方、傾斜部50C、50Dは第1取付孔43、44の内側辺に当接され、ワイヤ部材50は固定される。
【0028】
従って、ワイヤ部材50は折曲部50A、50Bが第1取付孔43、44及び第2取付孔51、52の両取付孔により固定されることから、より強固に固定することが可能であり、別途補強材等を必要とせずにまな板6を確実に支持することが可能である。また、補強材を取り付ける必要がないことから、例えば消毒保管装置1が正面と背面の両扉構造を有する場合であっても、傾斜部50Dに取り付けられた補強材が邪魔となり、背面の扉からまな板が取り出し難くなるといった状況を防止することができる。更に、溶接等を行わず、ワイヤ部材50の弾性に基づいて係止を行っているので、ワイヤ部材50の着脱を自由に行うことが可能である。従って、清掃やメンテナンスが容易となり、ワイヤ部材50により形成された間隙53より厚いまな板を支持する場合であっても、中央に位置するワイヤ部材50のみを取り外すことで、左右に位置するワイヤ部材50によってまな板を支持することが可能である。
【0029】
以上に説明した通り、本実施例に係るまな板支持具38では、収納部4に収納したまな板6の側面を支持するまな板支持ホルダ49を構成するワイヤ部材50は、その弾性に基づき、ワイヤ部材50の端部に形成された折曲部50A、50Bが、第1フレーム41及び第2フレーム42の上面部に形成された第1取付孔43、44に挿入された後に、側面部に形成された第2取付孔51、52に挿入される。従って、2つの取付孔によりワイヤ部材の折曲部50A、50Bと傾斜部50C、50Dとが着脱可能に支持されるので、ワイヤ部材50の固定に溶接等と必要とせず製造工程を短縮でき、製造コストの削減が可能である。また、2つの取付孔により支持されることから、別途補強材等を必要とせずにワイヤ部材50を枠体39に対して強固に固定することができ、使用時にワイヤ部材50が枠体39から外れることを防止することができる。更に、補強材等を必要としないことから消毒保管装置1を正面と背面との両扉構造とした場合であっても、取り付けた補強材によって収納部4のまな板6が取り出し難くなることを防止できる。
また、連結フレーム45、46によって回転可能に支持されたパイプ部材47が第1フレーム41及び第2フレーム42より上方に位置することより、まな板6をまな板支持ホルダ49に収納した際にまな板6の下面部がパイプ部材47に当接するので、まな板6のまな板支持ホルダ49への収納及び取り出しが、パイプ部材47の回転によって容易に行うことが可能である。
更に、ワイヤ部材50は、上部が下部より狭い形状になっていることから、まな板のサイズが小さい場合であっても傾斜部50C、50Dによってまな板6の側部を支持することができるので、まな板6がワイヤ部材50の下部を通って倒れることを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1に係るまな板支持具では、枠体上に立設される支持ホルダを構成するワイヤ部材が、その弾性に基づき、一端が第1フレームの係止部に着脱可能に係止され、他端が第2支持フレームの係止部に着脱可能に係止されるので、まな板支持ホルダを枠体に取り付ける際にワイヤ部材を溶接する必要がなく、製造工程を短縮するとともに製造コストの低減を図ることができる。また、ワイヤ部材の取り外しも自由にできるので、装置の清掃及びメンテナンス作業等に関して容易に行うことが可能であり、更に、ワイヤ部材の一部を取り外すことで、通常では収納できないサイズのまな板も収納することが可能となる。
【0031】
また、請求項1に係るまな板支持具は、第1フレーム及び第2フレームが中空状に形成され、ワイヤ部材の端部に形成された折曲部が各フレームの上面に設けられた長孔に挿入された後に、ワイヤ部材の弾性によって側面の取付穴に挿入されるので、長孔と取付孔の2つの孔によりワイヤ部材は支持される。従って、別途補強材等を必要とせずにワイヤ部材を強固に固定することができ、使用時にワイヤ部材が枠体から外れることを防止することができる。更に、別途補強材等を必要としないことから消毒保管装置を正面と背面との両扉構造とした場合であっても、取り付けた補強材によって収納部のまな板が取り出し難くなるといった状況を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る消毒用保管装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】本実施形態に係る消毒用保装置の側板を示す斜視図である。
【図3】本実施形態に係る消毒用保装置の側板を示す平面図である。
【図4】本実施形態に係る消毒用保装置の側板を示す側面図である。
【図5】本実施形態に係る消毒用保装置の側板の裏側を示す平面図である。
【図6】本実施形態に係る消毒用保装置の側板の正面図である。
【図7】本実施形態に係る包丁支持ホルダを示す側面図である。
【図8】本実施形態に係る包丁支持ホルダを示す正面図である。
【図9】本実施形態に係る包丁支持ホルダの係止機構について模式的に示した説明図である。
【図10】本実施形態に係る包丁支持具について示した斜視図である。
【図11】本実施形態に係るまな板支持具を示す平面図である。
【図12】本実施形態におけるまな板支持具を示す正面図である。
【図13】本実施形態に係るまな板支持具の第1フレームを示した平面図である。
【図14】本実施形態に係るまな板支持具の第1フレームを示した正面図である。
【図15】収納部の側壁に形成された棚支持部を示した正面図である。
【図16】本実施形態に係るまな板支持具のまな板支持ホルダを示した側面図である。
【図17】本実施形態に係るまな板支持具を示す側面図である。
【図18】本実施形態に係るワイヤ部材を第1フレーム及び第2フレームに係止させる係止機構を模式的に示した説明図である。
【図19】本実施形態に係るワイヤ部材の折曲部についての係止機構を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1………消毒保管装置 4………収納部 6………まな板
38………まな板支持具 39………枠体 41………第1フレーム
41A………第1フレーム上面 41B………第1フレーム側面
42………第2フレーム 42A………第2フレーム上面
41B………第2フレーム側面 43、44………第1取付孔
45、46………第2取付孔 47………パイプ部材
49………まな板支持ホルダ 50………ワイヤ部材
50A、50B………折曲部

Claims (1)

  1. 消毒保管装置の収納部に配置され、収納部でまな板を支持する第1フレームと第2フレームを有する枠体と、
    弾性を有するワイヤ部材からなり、一端が前記第1フレームに係止されるとともに、他端が前記第2フレームに係止され、一定の間隙を持って前記枠体に立設されるまな板支持ホルダとを有するまな板支持具において、
    前記ワイヤ部材の弾性に基づき、前記一端が前記第1フレームの係止部に着脱可能に係止され、前記他端が前記第2フレームの係止部に着脱可能に係止され、
    前記第1フレーム及び前記第2フレームは中空状に形成され、前記ワイヤ部材に対向する上面部と、上面部から下方に垂下された側面部とを有し、
    前記係止部は、
    前記上面部に形成された長孔と、
    前記側面部の前記長孔の幅方向中央から所定高さ下側の位置に形成された円形状の取付孔と、から形成され、
    前記取付孔に対して前記ワイヤ部材の端部に形成された折曲部が挿入されるとともに前記長孔の内側辺に前記ワイヤ部材が当接されることにより前記ワイヤ部材を前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して係止し、
    前記ワイヤ部材の端部に形成された折曲部は、前記長孔に挿入された後に、前記折曲部の先端部分がワイヤ部材の弾性によって前記側面部の取付孔に挿入されることを特徴とするまな板支持具。
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