JP4262445B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商用電源等の基幹電源からの電力供給が停止する停電時等において、各種機器のバックアップ電源等として使用される無停電電源装置に関し、特に、停電時に限らず、各種機器の補助電源としても使用することができる無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉化が可能なニッケル水素蓄電池は、ニッケルカドミウム蓄電池よりも高エネルギー化が可能であり、しかも、環境に対して悪影響を与えるおそれがあるカドミウムを使用しないために、各種用途に使用されることが望まれている。このため、ニッケル水素蓄電池は、携帯電話、パソコンのような小型のコードレス電子機器の電源としての使用に限らず、通信システム、コンピュータシステム等のバックアップ電源である無停電電源装置の電源としても、使用されるようになっている。
【0003】
無停電電源装置の電源としてニッケル水素蓄電池が用いられる場合には、ニッケル水素蓄電池が高出力が可能になっているために、商用電源等の基幹電源から各種機器に電流が供給されない停電時等に使用されるバックアップ電源としての機能のみならず、比較的大きな電力が必要とされる場合に、補助的に電力を供給するピークカットシステムにも使用されるようになっている。
【0004】
ピークカットシステムでは、事業所等における使用電力を平準化するために、電力が多量に消費される昼間、大電力を消費するエアコン、電子レンジ等の使用時等において、通常の基幹電源からの電力供給に加えて、無停電電源装置からも電力を供給するようになっている。これにより、瞬間的に大電力が消費されることが防止され、消費電力量が平準化されるために、事業所等において、過電流を防止するための設備等が不用になり、設備負担を軽減することができる。
【0005】
また、エレベータのバックアップ電源として使用される無停電電源装置では、エレベータが下降する際の位置エネルギーを回生して、電源として使用されるニッケル水素蓄電池を充電し、得られる電力を、エレベータの上昇時に使用するようになっている。これにより、大きな電力を消費するエレベータを、省電力化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような無停電電源装置では、通常の使用時においても、充放電が繰り返されるために、電源として使用されるニッケル水素蓄電池は、化学反応熱のみならず、ジュール熱によっても発熱する。このために、ニッケル水素電池の温度が上昇して、電池寿命が低下するおそれがある。
【0007】
特開2000−150000号公報には、ニッケル水素電池を電源として使用する際に、ニッケル水素電池の自己放電量に応じて間欠的に満充電にする構成が開示されている。しかしながら、このような構成では、前述したピークカットシステムやエレベータのバックアップ電源のように、放電が頻繁に行われるような場合には、頻繁に満充電とされ、ニッケル水素電池の劣化が促進するおそれがある。
【0008】
無停電電源装置では、電源として複数の単電池または単位電池によって構成される組電池が使用され、組電池が劣化した場合には、新たな組電池と交換する必要がある。しかしながら、無停電電源装置では、所定の特性を有する組電池しか使用できない構成になっており、組電池の充電、冷却等の制御条件が、所定の組電池に対して予め設定されている。
【0009】
このために、容量密度、出力密度が向上した組電池が開発されても、そのような組電池を電源として使用することができない。例えば、ニッケル水素蓄電池の組電池を電源として使用する場合には、軽量なリチウム蓄電池に交換することができない。このように特性の異なる組電池を使用する場合には、組電池の制御の条件等を変更しなければならず、無停電電源装置全体を設計変更する必要がある。
【0010】
特開平8−126226号公報、特開平10−210683号公報等には、組電池が交換可能になった無停電電源装置が開示されている。しかしながら、これらの無停電電源装置は、出力特性等が異なる組電池に交換することについては、何も開示されていない。
【0011】
特開平11−215734号公報には、交換可能になった冷却ファンによって電源を冷却するようになった無停電電源装置が開示されている。しかしながら、この無停電電源装置では、電源であるバッテリーが、他の種類のバッテリーに交換し得るものではない。
【0012】
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、特性の異なる組電池を電源として使用する場合にも、交換することができる無停電電源装置を提供することにある。本願発明の他の目的は、電源として使用される組電池の寿命を向上させることができる無停電電源装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の無停電電源装置は、基幹電源から電力が供給されない場合、または、負荷に対する電力が予め設定された電力値以上になった場合に、負荷に対して電力を供給する無停電電源装置であって、複数の単電池または単位電池によって構成された組電池を有する組電池ユニットが、電源として着脱可能に設けられるとともに、該組電池ユニットを冷媒により冷却する冷却装置が設けられている。
【0014】
そして、前記組電池ユニットにおける組電池の状態を監視する電池監視装置と、該電池監視装置に基づいて、前記組電池の充放電を制御するとともに、前記冷却ファンを制御する電源制御装置とが設けられている。また、前記電源制御装置は、前記負荷の電力消費が予め設定された電力値以上になった場合に、前記組電池から該負荷に電力を供給する。さらに、前記電源制御装置は、1日における単位時間毎の前記負荷の電力消費量を記録するようになっており、前記負荷の電力消費量が規定値以下になっている単位時間において、前記組電池を充電する。
【0015】
前記組電池ユニットは、ハウジングに対して着脱されるようになっており、該ハウジングの下部に、前記組電池の各単電池または単位電池から漏出する液体を収容する液溜まりが設けられている。
【0016】
前記電源制御装置は、前記組電池の充電レベルが下限値以下に低下した場合に、充電レベルが98%以下になるように、該組電池を充電する。
【0017】
前記電源制御装置は、前記組電池を、周期的に過充電になるように充電する。
【0020】
前記電源制御装置は、1日における単位時間毎の前記負荷による電力消費量の記録を、所定の期間における平均値または積算値に基づいて周期的に更新する。
【0021】
前記単位時間が1時間である。
【0022】
前記充電レベルの下限値が80%である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は、本発明の無停電電源装置の実施の形態の一例を示す概略構成図である。この無停電電源装置は、上下方向の中央部に水平に配置された隔壁31aによって、上部の制御室31bと、下部の電源室31cとに分割されたハウジング31を有している。ハウジング31の下部に設けられた電源室31c内には、組電池ユニット1が収容されており、上部の制御室31b内には、組電池ユニット1を制御する電源制御装置21、充電回路22、インバータ回路23等が設けられている。
【0025】
図2は、組電池ユニット1の斜視図である。組電池ユニット1は、例えば16個の単位電池11を一体的に組み合せた組電池10を有している。図3は、組電池10を構成する単位電池11の正面図である。各単位電池11は、それぞれ、同様の構成になったニッケル水素蓄電池によって構成されており、上面が開放された厚さの薄い扁平な直方体状の電槽本体11aと、この電槽本体11aの上面を閉塞する帯状の蓋体11bとを有している。電槽本体11aの各表面には、多数のリブ11dがそれぞれ設けられている。
【0026】
電槽本体11aの内部は、厚さ方向に沿った5つの隔壁によって、例えば6つのセルに区画されており、各セル内に、複数の正極板および負極板がそれぞれ収容されている。各セル内には、各正極板と各負極板同士がセパレータを挟んで交互に積層された状態になっている。
【0027】
各セル内の全ての正極板および全ての負極板は、それぞれ集電板に接続されている。各集電板は、セル内に積層状態で配置された全ての正極板および負極板を挟んで対向した状態になっており、隣接する一方のセルの正極側の集電板と他方のセルの負極板の集電板とが相互に接続されている。そして、電槽本体11aの両側の端部にそれぞれ配置された各セル内において、電槽本体11aの各側面に沿ってそれぞれ配置された正極側および負極側の集電板が、電槽本体11aの各側面にそれぞれ設けられた極柱11cにそれぞれ接続されている。
【0028】
このような構成の単位電池11は、図2に示すように、複数が電槽の厚さ方向に積み重ねられた状態で一体化されることにより、組電池10とされている。隣接して積層される単位電池11同士は、正極側の極柱11cと負極側の極柱11cとが同じ側に位置するように配置されており、全ての単位電池11同士が直列に接続されるように、隣接する一対の単位電池11における所定の正極側および負極側の極柱11c同士がバスバー11eによって相互に接続されている。
【0029】
組電池10の両側にそれぞれ配置された各単位電池11における隣接する単位電池11と接続されていない極柱には、それぞれワイヤーハーネス16が接続されている。
【0030】
単位電池11は、例えば、6.5Ahの性能を有しており、16個の単位電池11を組み合せた組電池10の電力量は、約821Wh、組電池10の出力は8kWになっている。
【0031】
組電池10における単位電池11の積み重ね方向の両側には、第1エンドプレート12および第2エンドプレート13がそれぞれ設けられており、各エンドプレート12および13によって、組電池10が挟まれている。第2エンドプレート13は、単位電池11とほぼ同様の大きさおよび形状になっており、組電池10の一方の端部に配置された単位電池11に整合状態で突き合わされている。第1エンドプレート12は、第2エンドプレート13よりも上下方向に長くなっており、その上部が、組電池10の他方の端部に配置された単位電池11に対して、上方に突出するように突き合わされている。
【0032】
第2エンドプレート13の上面には、3本の拘束ロッド14それぞれの一方の端部が、それぞれビス15によって取り付けられており、各拘束ロッド14の他方の端部は、第1エンドプレート12の上部表面にビス15によってそれぞれ取り付けられている。第2エンドプレート13の下面と、第1エンドプレート12の下面も、3本の拘束ロッド14によって、相互に連結されている。
【0033】
このように、上下各3本の拘束ロッド14によって、相互に連結された第1エンドプレート12および第2エンドプレート13によって、相互に積み重ねられた複数個の単位電池11が一体化されて、組電池10が構成されている。
【0034】
このような構成の組電池10が、図1に示すように、本発明の無停電電源装置に使用される。組電池10は、無停電電源装置のハウジング31における下部に設けられた電源室31c内に着脱可能に設けられている。
【0035】
ハウジング31の下部に設けられた電源室31cの一方の側面の下部には、電源室吸気口31dが設けられており、電源室31cの下部には、電源室吸気口31dに一方の端部が連通する吸気ダクト31eが設けられている。吸気ダクト31eの上部は、多数の通気孔が設けられた吸気カバー31fによって覆われている。吸気カバー31fは、電源室吸気口31dの上縁部を覆った状態で、電源室吸気口31dから離れるにつれて順次下側に位置するように傾斜した状態になっている。
【0036】
電源室31b内に収容される組電池ユニット1は、傾斜状態になった吸気カバー31f上に、単位電池11の積層方向が傾斜方向に沿った状態で載置されており、従って、組電池ユニット1は、吸気カバー31fと同様の傾斜状態になっている。組電池ユニット1における組電池10の各単位電池11は、それぞれの極柱11cは、水平になっている。
【0037】
電源室31bにおける組電池ユニット1の下側に位置する側部の側方には、各単電池10内の液体が漏出した場合に、その液体を収容する液溜まり31xが形成されている。
【0038】
組電池ユニット1が配置された電源室31cには、電源室吸気口31dが設けられた側面に対向した側面の上部に、電源室排気口31gが設けられており、電源室31cの上部には、電源室排気口31gに一方の端部が連通する排気ダクト31kが設けられている。排気ダクト31kの下部は、多数の通気孔が設けられた排気カバー31mによって覆われている。排気カバー31mは、電源室31c内に配置された組電池ユニット1と同様の傾斜状態になっている。排気ダクト31k内における排気口31gに対向した端部内には、電源室冷却ファン31nが設けられている。
【0039】
電源室31c内に配置された組電池10の各ワイヤーハーネス16は、ハウジング31に設けられた接続部31pに、それぞれ着脱可能に接続されるとともに、隔壁31a上に配置された制御装置21にも、着脱可能に接続されている。ハウジング31に設けられた接続部31pには、組電池10が、他の電気機器のバックアップ電源等として使用される際に、その電気機器が接続されるようになっている。
【0040】
ハウジング31の上部に設けられた制御室31bの側面には、制御室吸気口31rが設けられている。制御室吸気口31rは、電源室吸気口31dの上方に位置している。また、制御室31bの側面上部には、制御室排気口31sが、電源室吸気口31gの上方に設けられている。制御室31bの内部には、制御室排気口31sに対向して制御室冷却ファン31tが設けられている。
【0041】
電源室31cに設けられた電源室冷却ファン31nおよび制御室31bに設けられた制御室冷却ファン31tは、それぞれ、制御室31b内の電源制御装置21によって制御されるように、コネクタ31uを介して、電源制御装置21に接続されている。
【0042】
電源室31cの上部には、組電池10の温度、電圧、電流等を監視する電池監視装置32が設けられている。
【0043】
ハウジング31の電源室31cに設けられた電源室冷却ファン31nが駆動されると、電源室31c内が減圧されて、吸気口31dから吸気ダクト31e内に空気が流入する。吸気ダクト31e内に流入した空気は、吸気カバー31fの通気孔を通って、吸気カバー31f上に配置された組電池10に供給される。
【0044】
この場合、吸気カバー31fが傾斜状態になっており、吸気ダクト31eは、電源室吸気口31dから離れるにつれて、順次、断面積が小さくなっているために、吸気カバー31fの通気孔を通って組電池10に供給される空気の流量は、吸気カバー31fの傾斜方向に沿ってほぼ均一にされる。
【0045】
組電池10における単位電池11の間には、各単位電池11の表面に設けられた多数のリブ11dによって空間が形成されているために、組電池10に供給される空気は、隣接する単位電池11間の空間を通って上方に通流する。そして、各単位電池11間の空間を通流する空気によって、各単位電池11が冷却される。
【0046】
この場合、組電池10に供給される空気の流量は、吸気カバー31fの傾斜方向に沿ってほぼ均一になっているために、吸気カバー31fに沿って配列された各単位電池11に対して空気が均等に供給され、各単位電池11は、ほぼ均等に、しかも、効率よく冷却される。その結果、組電池10における各単位電池11の性能の劣化、各単位電池11のSOC(State Of Charge:電池が完全充電されてから放電した電気量の割合を除いた状態=充電レベル)のバラツキを抑制することができる。
【0047】
各単位電池11を冷却した空気は、排気カバー31mの通気孔を通って排気ダクト31k内に流入し、電源室冷却ファン31nによって、電源室排気口31gから外部に排出される。
【0048】
ハウジング31の上部に設けられた制御室31b内の制御装置21も、制御室冷却ファン31tが駆動されることにより、制御室吸気口31rを通って制御室31b内に流入する空気によって冷却される。制御装置21を冷却した空気は、制御室冷却ファン31tによって外部に排出される。
【0049】
図4は、ハウジング31における電源室31c内に収容された組電池ユニット1の電気系統を示すブロック図、図5は、無停電電源装置の電気系統を示すブロック図である。図4に示すように、ハウジング31の電源室31c内に収容された組電池ユニット1における組電池10の出力は、電流センサ33、ヒューズ34およびブレーカ35を介して、外部に出力されるようになっている。電流センサ33は、組電池10からの放電電流および充電電流をそれぞれ検出するようになっており、それぞれの検出結果は、電池監視装置32に与えられている。
【0050】
組電池ユニット1には、16個の単位電池11が直列接続された組電池10の温度を検出する複数の電池温度センサ17が設けられており、各電池温度センサ17によって、組電池10の温度が検出される。各電池温度センサ17の出力は、電池監視装置32に与えられている。
【0051】
また、組電池ユニット1には、組電池10における各一対の単位電池11の電圧をそれぞれ検出する電圧検出回路18が設けられており、電圧検出回路18の出力が、電池監視装置32に与えられている。
【0052】
ハウジング31の電源収容室31c内には、電源室冷却ファン31nにより供給される冷却風の温度を検出する冷媒温度センサ36が設けられており、この冷媒温度センサ36の出力が電池監視装置32に与えられている。
【0053】
電池監視装置32は、電流センサ33、電池温度センサ17、冷媒温度センサ36の出力に基づいて、組電池10に関する情報を、電源制御装置21に出力するようになっている。
【0054】
図5に示すように、本発明の無停電電源装置は、商用交流電源51に接続されるとともに、POS、パソコン、オフコン等の負荷54に接続されるようになっている。商用交流電源51は、無停電電源装置に設けられた電流センサ52および第1スイッチ53を介して、負荷54に交流電流を供給するようになっている。
【0055】
無停電電源装置に設けられた電源としての組電池10は、電流センサ33、ヒューズ34およびブレーカ35を介して、ハウジング31の制御室31b内に設けられた充電回路22およびインバータ回路23に、それぞれ接続されている。そして、商用交流電源51の停電時等において、組電池10の出力が、インバータ回路23によって交流に変換されて、第2スイッチ55を介して、負荷54に与えられるようになっている。
【0056】
充電回路22は、商用交流電源51に接続されており、商用交流電源51からの交流電流が与えられて、組電池10を充電するようになっている。インバータ回路23および充電回路22は、電源制御装置21によって制御される。
【0057】
電源制御装置21は、例えば、CPUによって構成された制御部21aを有しており、この制御部21aに、組電池10を監視する電池監視装置32の出力が与えられている。
【0058】
制御部21aには、電源スイッチ21bが設けられており、この電源スイッチ21bがオンすることによって、制御可能な状態とされる。制御部21aには商用交流電源51から出力される交流電流を検出する電流センサ52の出力が与えられるとともに、その交流電流が、A/D変換器21cにてデジタル信号に変換されて与えられている。
【0059】
制御部21aの出力は、ハウジング31に設けられた電源室冷却ファン31nに与えられている。また、制御部21aの出力は、第1PWM信号発生回路21dを介して充電回路22に与えられるとともに、第2PWM信号発生回路21eを介してインバータ回路23に与えられている。また、制御部21aは、負荷54に接続される第1スイッチ53および第2スイッチ55のオンおよびオフをそれぞれ制御するようになっている。
【0060】
さらに、制御部21aには、電源オン状態、システムの異常、さらには、組電池10の異常等によって点検等のサービスが必要なこと等を報知するサービス用インジケータランプ21fおよび異常が発生したことを報知する異常用インジケータランプ21hが設けられている。また、制御部21aには、組電池10の異常等の具体的内容を表示するパソコン等のサービスツール21gが接続可能になっている。
【0061】
図6は、電池監視装置32の概略構成を示すブロック図である。電池監視装置32には、電源手段32mおよび監視制御部32aが設けられている。電源手段32mは、商用交流電源51から供給される交流電流が与えられており、この交流電流が直流化されて、組電池10の電流を検出する電流センサ33に与えられている。
【0062】
監視制御部32aは、各種演算を実施するCPU32b、RAM32c、ROM32d、クロック制御部32e、タイマ32f、A/Dコンバータ32g、I/Oポート32h、シリアルポート32k等を有している。
【0063】
監視制御部32aには、組電池10の各種情報が入力されている。組電池10の電流を検出する電流センサ33の出力は、アンプ32yを介して、監視制御部32aのA/Dコンバータ32gに入力されている。また、組電池10における隣接する各一対の単位電池11の電圧を検出する電圧検出回路18の出力は、マルチプレクサ32wによって、順番に差動アンプ32xに出力されて、差動アンプ32xの出力が、監視制御部32aのA/Dコンバータ32gに入力されている。さらに、組電池10における所定位置の温度を検出する各電池温度センサ17の出力も、監視制御部32aのA/Dコンバータ32gに入力されている。
【0064】
監視制御部32aは、組電池10における充放電仕様に関する情報として、許容充電電力および許容放電電力をそれぞれ演算するようになっている。許容充電電力は、各電池温度センサ17から得られる組電池10の温度と、組電池10の充電状態を示すSOCとに基づいて、予め設定されたマップから演算される。組電池のSOCは、電流センサ33によって検出される組電池10の充電電流を積算処理して得られる積算電流と、組電池10における電圧および電流の関係とに基づいて、一義的に決定される。組電池10の許容放電電力は、許容充電電流と電池温度とに基づいて、予め設定されたマップから演算される。
【0065】
また、監視制御部32aでは、電池温度センサ17によって検出される組電池10の温度と、組電池ユニット1が収容された電源室31c内に設けられた冷媒温度センサ36にて検出される冷媒としての冷却風の温度とに基づいて、電源室冷却ファン31nのオン・オフ信号を出力する。
【0066】
さらには、監視制御部32aは、電源室冷却ファン31nのオン信号を出力した場合に、電池温度センサ17によって検出される組電池10の温度と、冷媒温度センサ36にて検出される冷媒温度との差が、予め設定された所定値以上であれば、ファン故障フラグをセットするようになっている。また、電池温度センサ17および冷媒温度センサ36の出力のA/D変換値が、それぞれ、予め設定された上限値以上または下限値以下になっている場合には、電池温度センサ17または冷媒温度センサ36が故障しているものとして、電池温度センサ17および冷媒温度センサ36の故障フラグをそれぞれセットする。
【0067】
さらに、監視制御部32aでは、電圧検出回路18によって検出される組電池10における各一対の単位電池11の電圧と、組電池10の電流を検出する電流センサ33の出力とに基づいて、一対の単位電池11の内部抵抗をそれぞれ演算し、各一対の単位電池11の内部抵抗値の差が予め設定された所定値以上になった場合に、単位電池11の内部抵抗が異常であるとして、電池抵抗値異常フラグをセット状態とする。
【0068】
監視制御部32aは、全ての単位電池11の内部抵抗が異常である場合には、組電池ユニット1における組電池10が寿命になったものとして、電池寿命フラグをセットする。
【0069】
また、各一対の単位電池11の電圧と、組電池10の電流を検出する電流センサ33の出力とに基づいて、電圧無印加時の電圧(切片電圧)を演算し、切片電圧が所定値以下の場合には、単位電池11が短絡しているとして、電池短絡異常フラグをセット状態とする。そして、内部抵抗が異常になっている単位電池11、または、単電池ブロックを特定して、所定信号を出力する。
【0070】
監視制御部32aは、組電池10における各一対の単位電池11の電圧が、予め設定された上限値以上または下限値以下になっている場合には、電圧検出回路18が故障しているとして、電圧検出回路故障フラグをセットする。
【0071】
さらに、監視制御部32aは、組電池10に対して許容充電電流以上の充電電流が検出された場合、許容放電電流以上の放電電流が検出された場合、さらには、電池温度が70℃以上になった場合に、それぞれ、システムに異常が発生しているものとしてシステム異常フラグをセットする。
【0072】
監視制御部32aは、電池交換フラグがセットされた場合、電圧検出回路故障フラグがセットされた場合、または、電池寿命フラグがセットされた場合に、組電池10に対する充放電電流の積算値、および、満充電回数の積算値に基づいて、組電池ユニット1の交換が必要であるかを判定し、組電池ユニット1の交換が必要な場合には、組電池ユニット1の交換を指示する組電池ユニット交換フラグをセットする。
【0073】
電池監視制御装置32からの出力信号は、電源制御装置21に与えられている。電源制御装置21は、電池監視装置32にて演算される許容充電電力に基づいて、第1PWM信号発生回路21dを制御し、充電回路22による組電池10の充電が許容範囲内になるように制御する。また、電池監視装置32にて演算される許容放電電力に基づいて、第2PWM信号発生回路21eを制御し、インバータ回路23による組電池10の放電が許容範囲内になるように制御する。
【0074】
さらに、電源制御装置21は、電池監視装置32において、電池抵抗値異常フラグ、電池短絡フラグ、ファン故障フラグ、電圧検出回路故障フラグ、システム異常フラグ、組電池ユニット交換フラグ、電池寿命フラグが、それぞれセットされている場合に、サービス用インジケータランプ21fを点灯させるとともに、制御部21aに接続されたサービスツール21gに対して、各フラグの内容をそれぞれ表示する。さらに、サービスツール21gに充放電電流の積算値、および満充電回数の積算値を、それぞれ表示するようになっている。
【0075】
また、電池監視装置32において、電池抵抗値異常フラグ、電池短絡フラグ、電圧検出回路故障フラグ、システム異常フラグ、組電池ユニット交換フラグのいずれかがセットされている場合には、異常用インジケータランプ21hを点灯する。
【0076】
さらに、電池監視装置32において、電池温度センサ17および冷媒温度センサ36の出力に基づく電源室冷却ファン31n制御信号に基づいて、電源室冷却ファン31nのオンオフ用のリレーを制御するようになっている。
【0077】
このような本発明の無停電電源装置により、ハウジング31内に配置された組電池10が効率よく冷却される。このために、電子機器のバックアップ電源のように、商用電源の停電時にのみ使用される場合に限らず、事業所における使用電力を平準化するためのピークカットシステムのバックアップ電源、エレベータのバックアップ電源等のように、頻繁に充放電を繰り返す場合にも、高温になるおそれがなく、組電池は、長期にわたって安定的に使用することができる。
【0078】
また、組電池10は、ハウジング31に対して着脱可能になっており、組電池10の種類の変更、例えば、ニッケル水素蓄電池からリチウム蓄電池への変更、あるいは、電池の容量密度や出力密度を向上させることができるが、このような場合にも、組電池10の冷却機構を有しているために、電源制御装置21を特別に設計変更することなく、出力特性が異なる組電池10を使用することができる。
【0079】
例えば、前述したように、組電池10は、6.5Ahの性能を有する16個の単位電池11を組み合せて、その電力量が約821Wh、電池出力が8kWになっている場合に、単位電池11の容量密度および電池出力密度の向上によって、14個の単位電池によって組電池が構成されるようになっても、そのような組電池をハウジング31内に装着して使用することができる。
【0080】
次に、電源制御装置21の制御部21aによる制御について説明する。図7(a)〜(c)は、電源制御装置21の制御部21aの動作説明のためのタイムチャートである。本発明の無停電電源装置では、負荷54に対する商用交流電源51からの電流供給が停止した場合のみならず、負荷54に対する電力が予め設定された電力値Wp以上になった場合には、負荷54に対して補助的に電力を供給する。そして、組電池10から負荷54に対する電力供給によって、組電池10のSOCが低下すると、組電池10の充電を実施する。
【0081】
組電池10のSOCは、前述したように、組電池10からの電流の積算値と、組電池10の電圧および電流との関係とに基づいて演算され、SOCが予め設定された下限値S0(例えば80%)よりも低下した場合に、放電電気量および充電効率に基づいて充電される。そして、組電池10のSOCが下限値S0よりも大きく、かつ、98%以下の上限値S1(例えば95%)に達すると、組電池10の充電が停止される。
【0082】
すなわち、負荷54における負荷量が増加すると、組電池10から負荷54に対して補助的に電力が供給される(図7(b)参照)。これにより、組電池10が放電されて、SOCが低下する。そして、図7(a)に示すように、組電池10のSOCが下限値S0(例えば80%)よりも低下した場合に、図7(c)に示すように、組電池10を充電する。そして、組電池10のSOCが、予め設定された上限値S1(例えば95%)に達すると、組電池10に対する充電を停止する。
【0083】
なお、商用交流電源が停電した場合には、図8(a)〜(c)に示すように、組電池10のSOCが下限値S0よりも低下しても、組電池10に対して充電されないために、組電池10のSOCは、下限値S0よりも低下することになる。
【0084】
このように、組電池10のSOCが下限値S0よりも低下した場合に、組電池10を、満充電にすることなく、SOCが98%以下になるように充電することにより、組電池10としてニッケル水素蓄電池を用いた場合であっても、電池容量の低下および出力の低下を確実に防止することができる。すなわち、ニッケル水素蓄電池を使用した組電池10が、負荷54に対して頻繁に電力を供給することによって頻繁に充電されても、充電時に過充電状態になるおそれがなく、ニッケル水素蓄電池において、劣化の進行が抑制される。
【0085】
しかも、組電池10は、放電が開始された直後には充電されず、SOCが下限値S0にまで低下した時点で充電を開始するようになっているために、電池温度が上昇することを抑制することができる。その結果、組電池10の寿命および信頼性を著しく向上させることができる。
【0086】
図9は、組電池10におけるSOCの下限値S0を80%、上限値S1を95%として充電することによって、電池温度が35℃程度になるようにした場合の単位電池11の総充放電電気量と電池容量および内部抵抗との関係を示すグラフである。このように、電池温度を35℃程度に抑制することにより、総充放電電気量が50000Ahを超えても、電池容量の低下および内部抵抗の上昇を抑制することができ、寿命および信頼性が著しく向上する。
【0087】
比較のために、電池温度を45℃とした場合の総充放電電気量と電池容量および内部抵抗との関係を点線にて示す。この場合には、総充放電電気量が30000Ahを超えると、電池容量が低下し、また、内部抵抗も上昇した。
【0088】
また、電源制御装置21の制御部21aは、図10に示すように、基幹電源である商用交流電源51から供給される電力の負荷54における消費量Wnを、1日を等分した単位時間Tn毎、例えば1時間毎に記録するようになっている。そして、1日における各単位時間Tn毎に、所定の日数(例えば10日間)にわたる負荷54の電力消費量Wnの平均値を演算して、演算された平均値が規定値Wc以下になっている単位時間Tnにおいて、組電池10のSOCが、98%以下の上限値S1以下になっている場合に、組電池10を充電する。そして、組電池10のSOCが、上限値S1に達すると、組電池10の充電が停止される。
【0089】
なお、1日における各単位時間Tnの消費電力Wnの平均値は、毎日更新され、最近の所定の日数(例えば、1週間、10日等)にわたる平均値が演算される。また、このように、各単位時間Tn毎に消費電力Wnを、所定の日数にわたって平均した値を演算する構成に替えて、所定の日数にわたって積算した値を演算するようにしてもよい。
【0090】
このように、組電池10のSOCが設定された上限値S1以下の場合に、1日における単位時間Tn当りの消費電力Wnが小さな時間帯、すなわち、組電池10の放電電流が少ない時間帯に、組電池10を、満充電以下の上限値S1になるように充電することにより、組電池10のSOCの検出精度が向上する。その結果、組電池10が過充電されることを確実に防止することができる。また、このように、組電池10による放電電流が少ない時間帯は、負荷54による消費電力Wnが少ない時間帯である。このために、電気料金の安価な夜間等において、組電池10が充電されることになり、経済性が向上する。
【0091】
さらには、所定の期間(例えば1日)が経過して、1日における単位時間Tn当りの消費電力Wnが、小さな時間帯に、組電池10が満充電以下であれば、満充電になるように充電する。このことにより、各単位電池11が劣化した場合に生じるSOCのバラツキを抑制することが可能となる。
組電池10からの補助的な電力供給が必要な電力量Wp以上になっている場合に、
組電池10が満充電になっていることの検出は、例えば、組電池10の温度の上昇勾配が所定値(例えば、1.2℃/min)以上となった場合に満充電と判定するdT/dt制御、組電池温度の上限値が所定値(例えば50℃以上)となった場合に満充電と判定するT制御、組電池10の電圧のピーク値から電圧降下の値が所定値(例えば20mV/cell)となった場合に満充電と判定する−ΔV制御等が採用される。
【0092】
このように、組電池10が放電しない時間帯、あるいは、組電池10による放電量が最も少ない時間帯において、定電流充電することにより、満充電の検出精度が向上し、組電池10が過充電されることを確実に防止することができる。
【0093】
ニッケル水素蓄電池の満充電の検出方法として採用されるdT/dt制御方法、T制御方法、−ΔV制御方法等は、いずれも、満充電に近づくにつれて過充電時における反応と同様の反応が発生することに着目して、その反応時における物理量を検出するようになっている。すなわち、ニッケル水素蓄電池では、正極で発生する酸素を、負極表面で還元するリコンビネーション反応が発生して、その反応による発熱によって電池温度が上昇し、また、電池温度の上昇によって、電池の起電圧が低下するために、電池温度、電池電圧に基づいて、満充電であることを検出するようになっている。
【0094】
しかしながら、このような過充電による反応の結果としての物理量の変化を検出して満充電と判定するために、その判定までの間は、過充電状態になり、単位電池11の劣化が促進されることになる。
【0095】
しかしながら、所定の期間が経過した場合であって、しかも、1日における単位時間Tn当りの消費電力量Wnが小さな時間帯であり、さらには、組電池10が満充電以下の場合に、はじめて、組電池10は満充電になるように充電されるために、満充電とする回数が著しく低減される。その結果、満充電を検出する回数が減少し、組電池10の劣化が抑制され、組電池10を長期にわたって安定的に使用することができる。
【0096】
また、組電池10は、周期的に満充電とされるために、組電池10における各単位電池11の充電レベルのバラツキを抑制することができ、組電池10は、これによっても安定的に使用することができる。
【0097】
【発明の効果】
本発明の無停電電源装置は、このように、組電池が効率よく冷却されるために、出力が異なるような組電池との交換が可能になる。また、組電池は、満充電とされることが抑制されるために、組電池の劣化が抑制され、長期にわたって安定的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無停電電源装置の実施の形態の一例を示す概略構成図である。
【図2】その無停電電源装置に使用される組電池ユニットの斜視図である。
【図3】その組電池ユニットにおける組電池を構成する単位電池の正面図である。
【図4】その組電池ユニットの電気系統を示すブロック図である。
【図5】図1に示す無停電電源装置の電気系統を示すブロック図である。
【図6】その無停電電源装置における電池監視装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】(a)〜(c)は、それぞれ、その無停電電源装置における電源制御装置21の動作説明のためのタイムチャートである。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ、その無停電電源装置における電源制御装置21の動作説明のためのタイムチャートである。
【図9】その無停電電源装置における組電池のSOCの下限値S0を80%、上限値S1を95%として充電することによって、電池温度が35℃程度になるようにした場合の総充放電電気量と電池容量および内部抵抗との関係を示すグラフである。
【図10】その無停電電源装置の電源制御装置において、基幹電源である商用交流電源51から供給される電力の負荷の消費量Wnの記録例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 組電池ユニット
10 組電池
11 単位電池
21 電源制御装置
22 充電回路
23 インバータ回路
31 ハウジング
31b 制御室
31c 電源室
31e 吸気ダクト
31k 排気ダクト
31n 電源室冷却ファン
31t 制御室冷却ファン
32 電池監視装置
33 電流センサ
36 冷媒温度センサ

Claims (7)

  1. 基幹電源から電力が供給されない場合、または、負荷に対する電力が予め設定された電力値以上になった場合に、負荷に対して電力を供給する無停電電源装置であって、
    複数の単電池または単位電池によって構成された組電池を有する組電池ユニットが、電源として着脱可能に設けられるとともに、該組電池ユニットを冷媒により冷却する冷却装置が設けられており、
    前記組電池ユニットにおける組電池の状態を監視する電池監視装置と、該電池監視装置に基づいて、前記組電池の充放電を制御するとともに、前記冷却ファンを制御する電源制御装置とが設けられており、
    前記電源制御装置は、前記負荷の電力消費量が予め設定された電力値以上になった場合に、前記組電池から該負荷に電力を供給し、
    前記電源制御装置は、1日における単位時間毎の前記負荷の電力消費量を記録するようになっており、前記負荷の電力消費量が規定値以下になっている単位時間において、前記組電池を充電することを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記組電池ユニットは、ハウジングに対して着脱されるようになっており、該ハウジングの下部に、前記組電池の各単電池または単位電池から漏出する液体を収容する液溜まりが設けられている請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記電源制御装置は、前記組電池の充電レベルが下限値以下に低下した場合に、充電レベルが98%以下になるように、該組電池を充電する請求項1に記載の無停電電源装置。
  4. 前記電源制御装置は、前記組電池を、周期的に過充電になるように充電する請求項に記載の無停電電源装置。
  5. 前記電源制御装置は、1日における単位時間毎の前記負荷による電力消費量の記録を、所定の期間における平均値または積算値に基づいて周期的に更新する請求項に記載の無停電電源装置。
  6. 前記単位時間が1時間である請求項に記載の無停電電源装置。
  7. 前記充電レベルの下限値が80%である請求項に記載の無停電電源装置
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