JP4261469B2 - 空気調和機用室外機の据付台 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機用室外機の据付台に関し、特に建物の壁やコンクリート基礎部に直接固定されるタイプの据付台に関する。
空気調和機用室外機は、屋外に設置される際には、通常、所定の据付台に載置される。従来、こうした据付台には、例えば、家屋の壁やコンクリート基礎部等の鉛直な取付面に沿って取り付けられるタイプのものが知られている(特許文献1参照)。
このタイプの据付台は、アンカーボルトによって取付面に沿って取り付けられる垂直な縦フレームと、この縦フレームに対して固定ねじにより取付面と直角な方向(水平方向)に突出して設けられる横フレームとを有して構成されている。縦フレームは、断面略コ字形状であって、取付面に対向配置される対向板部と、該対向板部から一体に曲げ形成され、取付面に当接する2つの側板部とを有している。そして、縦フレームと横フレームとで構成される据付台が、取付面に対して略同じ高さ位置となるように並列に一対取り付けられて、一対の横フレーム上に室外機が載置されるようになっている。
ところで、近時、軽量化及び美観等の要請から、この据付台(縦フレーム及び横フレーム)の材料には軽金属であるアルミニウムが用いられている。アルミニウムはスチール等の重金属と比較するとその剛性が低いため、断面略コ字形状に形成された縦フレームの場合、アンカーボルトの締め付けによる応力集中を受けて、特にアンカーボルトが挿入される縦フレームのボルト挿入孔近傍が変形してしまう虞があった。これは、固定ねじの締め付けにおいても同様であって、この場合、横フレームの固定ねじ挿入孔近傍及び縦フレームの側板部が変形してしまうことがあった。
そこで、一般には、筒状のスリーブが、縦フレームと取付面との間(ここに配置されるスリーブを「ボルト挿通用スリーブ」という。)及び各側板部の間(ここに配置されるスリーブを「固定ねじ挿通用スリーブ」という。)にそれぞれ配置されるようになっている。
この構成によれば、アンカーボルトの締め付け応力はボルト挿通用スリーブによって分散され、同様に、固定ねじの締め付け応力は固定ねじ挿通用スリーブによって分散されるため、縦フレーム(横フレーム)が変形することを抑制できるとされていた。
意匠登録第1048657号公報
しかしながら、上記構成においては、それぞれのアンカーボルト及び固定ねじに対してスリーブが必要であるため部材点数が増加し、縦フレームの固定作業が煩雑になるという問題があった。具体的には、上記構成では、横フレームを縦フレームに固定する際に、コ字形状に形成される縦フレームの内部(側板部と対向板部に囲まれた部分)において、固定ねじが挿通する位置に固定ねじ挿通用スリーブを正確に位置決めして支持しなければならなかった。
また、縦フレームを取付面に固定する際には、縦フレームのボルト挿入孔にアンカーボルトを挿入させた状態で、ボルト挿入孔を貫通したアンカーボルトの外周部位にボルト挿通用スリーブを嵌め込むという手順をいちいち踏まなければならなかった。また、この際、アンカーボルトはその頭部がボルト挿入孔周縁の対向板部に係止しているのみであるため、非常に不安定であり、作業がやりにくかった。
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、その目的は、縦フレームをアンカーボルトにより建物側の取付面に取り付ける際に、縦フレームの変形を防止すると共に、その固定作業が容易な空気調和機用室外機の据付台を提供することにある。
上記目的を達成するために、空気調和機用室外機の据付台に係る請求項1に記載の発明は、建物側の取付面に沿って配置固定されるアルミニウム又はアルミニウム合金からなる縦フレームと、当該縦フレームから水平方向へ片持ち支持された状態において空気調和機用室外機を載置可能とする横フレームとを備え、前記縦フレームを、前記取付面に対向配置される対向板部と、当該対向板部を前記取付面に対向配置させた状態において前記取付面に当接する側板部とを有する構成とし、前記対向板部には、前記縦フレームを前記取付面に締め付け固定するためのアンカーボルトが挿入されるボルト挿入孔を貫通形成した空気調和機用室外機の据付台において、前記縦フレームの対向板部には、当該対向板部を前記取付面に対向配置させた状態において、前記側板部と共に前記取付面に当接するリブを形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の空気調和機用室外機の据付台において、前記リブは、前記対向板部におけるボルト挿入孔の近傍部位に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の空気調和機用室外機の据付台において、前記リブは、前記ボルト挿入孔に挿入された前記アンカーボルトを両側から挟み込む配置態様にて設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の空気調和機用室外機の据付台において、前記側板部には、前記横フレームを前記縦フレームに締め付け固定するための固定ねじが挿入されるねじ挿入孔が貫通形成されており、前記リブには、前記ねじ挿入孔と対応する位置に切欠部が前記取付面側から切り欠き形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の空気調和機用室外機の据付台において、前記縦フレームの対向板部には前記ボルト挿入孔が縦方向に一対離間形成されており、当該一対のボルト挿入孔の間に位置させて前記対向板部には当該対向板部から前記側板部とは反対側に向けて延びる補強板部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、縦フレームを取付面に沿って配置固定する際に、アンカーボルトの締め付け応力をリブにより分散して受けることになるため、縦フレームの変形を抑制できる。これにより、変形防止のためにわざわざスリーブを用いる必要がなくなるため、部材点数が少なくてすむとともに、スリーブの位置合わせも必要ないことから縦フレームの固定作業を容易にできる。
請求項2に記載の発明によれば、縦フレームにおいてはアンカーボルトの締め付け応力が特に集中するボルト挿入孔の近傍部位の変形を良好に抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、ボルト挿入孔から挿入されたアンカーボルトを、そのアンカーボルトを両側から挟み込む態様にて設けられたリブにより、取付面まで案内することができる。
請求項4に記載の発明によれば、横フレームを縦フレームに締め付け固定するためにねじ込まれる固定ねじの締め付け応力によって縦フレームが変形しないようにするべく用いられるスリーブをリブに切り欠き形成された切欠部により位置決め状態で保持できる。従って、スリーブの面倒な位置決め作業が不要となる。
請求項5に記載の発明によれば、縦フレームの強度を補強板部により更に補強できると共に、縦フレームを取付面にアンカーボルトで締め付け固定する際に、工具(レンチ等)の揺動範囲が補強板部によって遮られることがないため、効率的に締め付け作業を行うことができる。
以下、本発明を、建物の壁面下部における鉛直面をなすコンクリート基礎部を取付面として固定される空気調和機用室外機の据付台に具体化した実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。なお、以下の説明において「前後左右方向」を示す場合は、図2における左方を「前方」、右方を「後方」、紙面と直交する方向で手前側を「左方」、その奥側を「右方」として説明するものとする。
図1、図2に示すように本実施形態の据付台10は、建物側の鉛直な取付面11に沿って配置固定される縦フレーム12と、当該縦フレーム12から水平方向へ片持ち支持される横フレーム13とを備えている。縦フレーム12及び横フレーム13は、アルミニウム又はアルミニウム合金から形成されている。縦フレーム12は、上下2つのアンカーボルト14,15によって取付面11に締め付け固定されている。一方、横フレーム13は、上下2つの固定ねじ16,17によって縦フレーム12に締め付け固定されている。そして、これらの各フレーム12,13から構成される左右一対の据付台10が、取付面11に対して互いに略同じ高さ位置となるように並列に配置固定され、一対の横フレーム13上に室外機18が載置されるようになっている。
図3に示すように、縦フレーム12は水平断面形状が略コ字形状であって、取付面11に対して対向配置される対向板部21と、該対向板部21の左右両側から一体に曲げ形成され、先端(図3では左端)が取付面11に当接する左右一対の側板部22,23とを有している。各側板部22,23には、横フレーム13を縦フレーム12に締め付け固定するための固定ねじ16,17が挿入されるねじ挿入孔24,25が、それぞれ貫通形成されている。
また、対向板部21には、縦フレーム12を取付面11に締め付け固定するためのアンカーボルト14,15が挿入される上下一対のボルト挿入孔26が、縦方向に離間して貫通形成されている。なお、この上下一対のボルト挿入孔26は、共に正面視楕円形状(図示略)であって、さらに詳しくは上側のボルト挿入孔26は横長の楕円形状に形成され、下側のボルト挿入孔26は縦長の楕円形状に形成されている。これにより、取付面11側に形成された一対のアンカーボルト14,15のボルト穴(図示略)の位置と縦フレーム12に形成された各ボルト挿入孔26の位置との間に僅かな誤差がある場合に、その誤差を楕円の長辺部の範囲内で吸収できるようになっている。即ち、左右方向のずれは上側の横長のボルト挿入孔26にて吸収され、上下方向のずれは下側の縦長のボルト挿入孔26にて吸収されるようになっている。
さらに、対向板部21には、各側板部22,23と共に先端(図3では左端)が取付面11に当接する左右一対のリブ31,32が、ボルト挿入孔26に挿入されたアンカーボルト14,15を左右両側から挟み込む配置態様にてアンカーボルト14,15の挿入方向と平行に設けられている。具体的には、対向板部21においてボルト挿入孔26の近傍部位38を上下方向に延びる配置態様に各リブ31,32は設けられている。図4に示すように、各リブ32(31)には、切欠部33,34が、側板部22,23に形成された各ねじ挿入孔24,25の位置と対応する二位置に前端側から切り欠き形成されている。なお、図4では、簡単のため、横フレーム13及びアンカーボルト14,15等の各部材は省略して図示してある。この切欠部33,34には、固定ねじ挿通用スリーブ36,37が、縦フレーム12の左右両側板部22,23の内面に当接するように嵌め込まれる。この固定ねじ挿通用スリーブ36,37を切欠部33,34に嵌め込む理由は、固定ねじ16,17とこれらの固定ねじ16,17に螺合するナット35による締め付け応力を受ける横フレーム13及び縦フレーム12の側板部22,23の変形を抑制するためである。
一方、横フレーム13は、縦断面形状が略コ字形状であって、舌片状をなす先端部(図3では左端部)41a,42aが縦フレーム12の側板部22,23に外側から当接する左右一対の垂直側板部41,42と、室外機18が載置される載置部43とを有している。両垂直側板部41,42の各先端部41a,42aには、縦フレーム12側の各ねじ挿入孔24,25と対応する横フレーム13側のねじ挿入孔46,47が貫通形成されている。
載置部43は、その上面を、中央に溝44を有するレール状に形成されており、該溝44にはゴム材等からなる一対の絶縁・防振部材45が溝44内を前後方向にスライド可能に取り付けられている。そして、横フレーム13に室外機18が設置される際には、室外機18の下面に設けられる取付部(図示略)に位置対応するように各絶縁・防振部材45の離間位置を調整して、これらの2つの絶縁・防振部材45上に室外機18が載置されるようになっている。なお、図2に示すように、縦フレーム12の上下両端開口及び横フレーム13の後端開口は、美観上の見地から蓋部材48,49により覆われている。
上記のように構成された本実施形態の据付台10は、次のようにして取付面11に固定される。
まず、上下2つの固定ねじ挿通用スリーブ36,37を、縦フレーム12のリブ31,32に形成された切欠部33,34に嵌め込む。すると、固定ねじ挿通用スリーブ36,37が、両側板部22,23の各ねじ挿入孔24,25に位置合わせされた状態で縦フレーム12に係合保持される。次に、横フレーム13を、その左右両垂直側板部41,42の各先端部41a,42aが縦フレーム12の左右両側板部22,23を外側から挟み込むように位置させる。そして、縦フレーム12側の各ねじ挿入孔24,25と横フレーム13側の各ねじ挿入孔46,47とを位置合わせする。すると、縦フレーム12と横フレーム13とが直交状態となり、縦フレーム12側及び横フレーム13側の各ねじ挿入孔24,25,46,47と固定ねじ挿通用スリーブ36,37が同軸配置の状態となる。
そして次に、その状態において、横フレーム13における一方(図3においては下側となる左側)の垂直側板部41の先端部41aに形成されたねじ挿入孔47から固定ねじ16,17を挿入し、他方(図3においては上側となる右側)の垂直側板部42の先端部42aに形成されたねじ挿入孔46から突出させる。そして、その突出した固定ねじ16,17の先端にナット35を嵌め込むことで横フレーム13を縦フレーム12に固定する。
横フレーム13を縦フレーム12に固定して一体とした後は、建物側の取付面11に縦フレーム12をアンカーボルト14,15により締め付け固定する。すなわち、縦フレーム12における対向板部21のボルト挿入孔26を取付面11側のボルト穴(図示略)に位置合わせすると共に、左右両側板部22及びリブ31,32の各前端を取付面11に当接させ、その状態においてボルト挿入孔26に挿入したアンカーボルト14,15を締め付け固定のために螺進させる。すると、横フレーム13を水平方向へ片持ち支持してなる縦フレーム12が取付面11に対してアンカーボルト14,15を介して強固に固定され、これにより据付台10の固定作業が終了となる。
以上、本実施形態の据付台10の構造及び取付面11への固定手順について説明したが、次に、この据付台10の作用について説明する。
上記したように、縦フレーム12は、対向板部21に形成された上下2つのボルト挿入孔26からアンカーボルト14,15が挿入されて螺合方向へ回動されることで取付面11に固定される。この際、アンカーボルト14,15の頭部が、対向板部21に形成されたボルト挿入孔26の近傍部位38(図3参照)を取付面11側へ押圧する。ここで、縦フレーム12は、スチール等と比較すると剛性の低いアルミニウム又はアルミニウム合金で構成されているため、局所的な押圧力を受けると押圧方向へ容易に撓んでしまうことになる。特に、本実施形態の縦フレーム12のように、薄いプレート状の部材であればなおさらである。
しかし、本実施形態では、ボルト挿入孔26の近傍部位38に、取付面11に当接するリブ31,32が形成されているため、アンカーボルト14,15の締め付け応力をこのリブ31,32により分散して受けることになる。換言すれば、縦フレーム12の対向板部21(特に、ボルト挿入孔26の近傍部位38)において、局所的にアンカーボルト14,15の締め付け応力が集中することがないため、縦フレーム12の変形が抑制される。
さらに、リブ31,32は、アンカーボルト14,15を両側から挟み込む配置態様にて設けられているため、挿入されたアンカーボルト14,15は左右方向に極力ガタつくことなく、あたかもリブ31,32にガイドされるようにして取付面11まで挿入されることになる。
また、横フレーム13を縦フレーム12に締め付け固定する際には、上記リブ31,32と同様の作用により、固定ねじ挿通用スリーブ36,37によって固定ねじ16,17(ナット35)の締め付け応力を分散して受けることになる。これにより、縦フレーム12の側板部22,23及び横フレーム13の垂直側板部41,42(特に先端部41a,42a)の変形が抑制されるようになっている。
上記実施形態の空気調和機用室外機18の据付台10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、縦フレーム12に、その対向板部21を取付面11に対向配置させた状態において側板部22,23と共に取付面11に当接するリブ31,32が形成されている。このため、アンカーボルト14,15の締め付け応力をリブ31,32により分散して受けることになり、縦フレーム12の変形を抑制することができる。
(2)また、このリブ31,32は対向板部21におけるボルト挿入孔26の近傍部位38に設けられているため、アンカーボルト14,15の締め付け応力が特に集中するボルト挿入孔26の近傍部位38の変形を効果的に抑制することができる。
(3)さらに、上記のようにリブ31,32が対向板部21の変形を防止する作用を奏することで、変形防止のために取付面11と対向板部21との間にわざわざボルト挿通用のスリーブを配置する必要がなくなるため、部材点数を少なくでき、据付台10のさらなる軽量化を図ることができる。
(4)さらに、リブ31,32は、アンカーボルト14,15を両側から挟み込む配置態様にて設けられている。このため、2つのリブ31,32により、アンカーボルト14,15を取付面11までガイドすることができ、縦フレーム12の固定作業を容易にすることができる。
(5)上記実施形態では、縦フレーム12のリブ31,32に固定ねじ挿通用スリーブ36,37を位置決め状態で係合保持できる切欠部33,34が切り欠き形成されている。そのため、上記したように、固定ねじ挿通用スリーブ36,37を切欠部33,34に嵌め込めば、従来とは異なり、ねじ挿入孔24,25,46,47に対する固定ねじ挿通用スリーブ36,37の面倒な位置決め作業をする必要もなく、据付台10の固定作業をさらに容易にすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図5〜図8を参照して説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材には第1実施形態と同様の符号を付しており、以下、第1実施形態との相違部分に着目して、説明することとする。
図5、図6に示すように、本実施形態の据付台50は、第1実施形態と同様に縦フレーム51と横フレーム52とを有して構成されている。対向板部21に設けられるリブ31,32、ボルト挿入孔26等の構成は第1実施形態と同様であるため、その詳しい説明は省略する。
縦フレーム51の対向板部21には、該対向板部21の左右両側から側板部22,23とは反対側となる後側(図5、図6において右側)に向けて延びる左右一対の補強板部53,54が設けられている。この補強板部53,54は、対向板部21に上下一対離間形成された各ボルト挿入孔26の間に位置するように形成されている。そして、本実施形態では、この補強板部53,54に、横フレーム52を縦フレーム51に締め付け固定するための固定ねじ16,17が挿入されるねじ挿入孔24,25が、それぞれ貫通形成されている。
また、横フレーム52は、第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、その左右両垂直側板部41,42の先端部が舌片状に形成されていない点、及び該先端部を縦フレーム51の補強板部53,54の内側から当接するようにして縦フレーム51に固定する点で第1実施形態とは異なっている。さらに、第2実施形態は、縦フレーム51の対向板部21から前方へ形成された側板部22,23及び各リブ31,32の前方への長さが第1実施形態の縦フレーム12の場合よりも短いという相違点を有している。
次に、上記のように構成される据付台50の作用について説明する。
取付面11への固定手順については、上記第1実施形態と略同様であって、縦フレーム51は、対向板部21に形成された上下2つのボルト挿入孔26からアンカーボルト14,15が挿入されることで取付面11に固定される。これらのアンカーボルト14,15は、例えば図7に示すように、対向板部21側からレンチ55等の所定工具により締め付けられる。このとき、補強板部53,54は、対向板部21に上下一対設けられたボルト挿入孔26の間から後方へ張り出しており、アンカーボルト14,15の締め付け操作時におけるレンチ55の揺動範囲Aを遮らないようになっている。
図8は、その比較のための図であって、図7における補強板部53,54が対向板部21の上端から下端まで長手方向全体に亘って設けられた補強板部61,62とされている場合を例示している。この場合、レンチ55の揺動範囲A1は、対向板部21の上端まで延設された補強板部61,62によって遮られてしまうため狭くなってしまう(A1<180度<A)。しかし、本実施形態では、図7に示すように、レンチ55の揺動操作に際して十分な揺動範囲(A>180度)を確保することができる。なお、上記では上側のアンカーボルト14を例に説明したが、下側のアンカーボルト15の締め付け時にも同様のことがいえる。
上記実施形態の据付台50によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、縦フレーム51には、対向板部21から側板部22,23とは反対側に向けて延びる補強板部53,54が設けられている。このため、リブ31,32による効果に加え、縦フレーム51の強度を更に補強することができる。
(2)しかも、その補強板部53,54は、縦フレーム51を取付面11にアンカーボルト14,15で締め付け固定する際に、レンチ55の揺動範囲A1を遮ることがない位置に形成されているため、効率的に締め付け作業を行うことができる。
(3)また、補強板部53,54を対向板部21の上端から下端まで長手方向全体に亘って設ける場合と比較して(図7と図8の比較参照)、材料を削減できるとともに、さらなる軽量化を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、リブ31,32を、アンカーボルト14,15を左右両側から挟み込む配置態様にて一対設けられる構成としたが、リブ31,32は1つ又は3つ以上の構成であってもよい。
・また、リブ31,32は、必ずしもアンカーボルト14,15を左右両側から挟み込む配置態様に限定されるものではない。例えば、挿入されるアンカーボルト14,15を上下に半割する配置態様にて、アンカーボルト14,15を上下方向から挟み込むように構成してもよい。この構成のリブによれば、挿入されたアンカーボルト14,15を上下方向にガタつかないように、取付面11までガイドすることができる。
・また、リブ31,32の形状は図4に示す形状に限定されるものではない。すなわち、リブ31,32は、側板部22,23と共に先端となる前端が取付面11に当接する構成であれば、アンカーボルト14,15の締め付け応力を分散させるという効果を奏すことができる。
・上記第1実施形態の構成に、上記第2実施形態における補強板部53,54をさらに追加してもよい。この場合、補強板部53,54により、縦フレーム12の強度を更に補強することができる。
・上記実施形態では、建物の壁面のコンクリート基礎部に取り付けられる据付台10として説明したが、建物の壁面自体に取り付けてもよいし、その取付面11は鉛直面に限られたものでもない。例えば、取付面11が斜面であれば、上記縦フレーム12,51はその斜面に平行に取り付けられることになり、その縦フレーム12,51に対して横フレーム13,52が水平方向へ片持ち支持状態に固定されることになる。
・上記実施形態では、固定手順において、まず縦フレーム12,51に横フレーム13,52を固定し、縦フレーム12,51と横フレーム13,52とを一体にした後に縦フレーム12,51を取付面11に固定するものとした。これに代えて、まず、縦フレーム12,51を単体で取付面11に固定し、その後、固定済みの縦フレーム12,51に対して横フレーム13,52を固定するようにしてもよい。手順は適宜変更して実施することができる。
第1実施形態の空気調和機用室外機の据付台の使用態様を示す全体斜視図。 空気調和機用室外機の据付台の側面図。 図2におけるA−A線矢視断面図。 図3におけるB−B線矢視断面図。 第2実施形態における据付台の側面図。 図5におけるC−C線矢視断面図。 アンカーボルトの締め付け時における、レンチの揺動範囲を説明する図。 アンカーボルトの締め付け時における、レンチの揺動範囲を説明する比較図。
符号の説明
10,50…据付台、11…取付面、12,51…縦フレーム、13,52…横フレーム、14,15…アンカーボルト、16,17…固定ねじ、18…空気調和機用室外機、21…対向板部、22,23…側板部、24,25…ねじ挿入孔、26…ボルト挿入孔、31,32…リブ、33,34…切欠部、35…ナット、36,37…固定ねじ挿通用スリーブ、38…ボルト挿入孔の近傍部位、41,42…垂直側板部、43…載置部、53,54…補強板部。

Claims (5)

  1. 建物側の取付面に沿って配置固定されるアルミニウム又はアルミニウム合金からなる縦フレームと、当該縦フレームから水平方向へ片持ち支持された状態において空気調和機用室外機を載置可能とする横フレームとを備え、前記縦フレームを、前記取付面に対向配置される対向板部と、当該対向板部を前記取付面に対向配置させた状態において前記取付面に当接する側板部とを有する構成とし、前記対向板部には、前記縦フレームを前記取付面に締め付け固定するためのアンカーボルトが挿入されるボルト挿入孔を貫通形成した空気調和機用室外機の据付台において、
    前記縦フレームの対向板部には、当該対向板部を前記取付面に対向配置させた状態において、前記側板部と共に前記取付面に当接するリブを形成した空気調和機用室外機の据付台。
  2. 前記リブは、前記対向板部におけるボルト挿入孔の近傍部位に形成されている請求項1に記載の空気調和機用室外機の据付台。
  3. 前記リブは、前記ボルト挿入孔に挿入された前記アンカーボルトを両側から挟み込む配置態様にて設けられている請求項1又は請求項2に記載の空気調和機用室外機の据付台。
  4. 前記側板部には、前記横フレームを前記縦フレームに締め付け固定するための固定ねじが挿入されるねじ挿入孔が貫通形成されており、
    前記リブには、前記ねじ挿入孔と対応する位置に切欠部が前記取付面側から切り欠き形成されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の空気調和機用室外機の据付台。
  5. 前記縦フレームの対向板部には前記ボルト挿入孔が縦方向に一対離間形成されており、当該一対のボルト挿入孔の間に位置させて前記対向板部には当該対向板部から前記側板部とは反対側に向けて延びる補強板部が設けられている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の空気調和機用室外機の据付台。
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