JP4260707B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、たとえば車両に搭載される撮像装置に関し、特にダイナミックレンジの大きい明暗差を有する被写体に対しても、明側または暗側に映像信号が飽和する(または、つぶれる)ことなく撮像することのできる広いダイナミックレンジを有する撮像装置に関するものである。
一般に、撮像装置において、被写体の高輝度レベルと低輝度レベルとの差が極端に大きい条件下で、明暗差が撮像素子のダイナミックレンジを超えた場合には、高輝度部の白つぶれ、または低輝度部の黒つぶれが問題となっている。
しかしながら、外界の被写体を広いダイナミックレンジで撮像可能な撮像装置の出現により、上記の状況下でも白つぶれや黒つぶれが発生することなく、輝度変化の情報を保持した映像信号を取得できるようになってきた。
ところが、上記撮像装置を用いてダイナミックレンジの広い外界を撮像した場合、その映像信号自体のダイナミックレンジが限られているために、相対的にコントラストの低い映像とならざるを得ず、特に映像信号を画像処理に用いる場合には、輝度変化量、またはエッジ成分が得られにくくなることに起因して、画像処理が不安定になるという新たな問題が生じている。
また、広いダイナミックレンジをデジタル値で再現する場合には、これに応じてA/D変換器の分解能(Bit数)を高くする必要があり、システムの大規模化および高コスト化という問題も生じる。
たとえば、一般的な安価なA/D変換器の分解能を8Bit程度とすれば、高価なA/D変換器の分解能は9Bit以上となる。
さらに、外界と同等のダイナミックレンジを再現することを考えた場合、映像信号のS/N比に対しても同等の要求値が求められることから、非常に厳しい低ノイズ化が要求され、設計的には非現実的なS/N比を実現しなければならないという問題もある。
そこで、上記問題の対策として、撮像手段から出力される露光量の異なる複数の信号を合成する前に、露光量の小さい信号に対して階調補正を行う階調補正手段を設けることにより、画像合成手段による合成後の画像の高輝度部において、十分な階調特性が得られるようにした撮像装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、画像データの変換テーブルを用いて、複数の輝度領域における明るさの変化を強調する画像データ変換手段を備えた画像処理装置も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平10−233966号公報(段落[0014]) 特開2002−312781号公報(段落[0007])
従来の撮像装置では、たとえば特許文献1に記載された装置の場合、階調補正手段および画像合成手段において、リアルタイムで合成に関連する演算を行う高速演算部が必要となるので、撮像装置の回路規模が大きくなるという課題があった。
また、特許文献2に記載された装置の場合には、出力変換テーブルを保持するメモリが必要となり回路規模が大きくなるうえ、出力変換テーブル特性が一意的であることから、テーブル特性に適合し得ない撮像シーンに対して、所望の映像またはコントラストが得られないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コントラストの向上と回路規模の維持および低減とを両立させて、広い(たとえば、60dBを超える)ダイナミックレンジの被写体に対しても、所望の映像を安価に取得することのできる撮像装置および方法を得ることを目的とする。
この発明による撮像装置は、非線形入出力特性を有し、撮像範囲全域に対して単一の線形入出力特性を有する撮像装置よりも広い明暗差を撮像可能な撮像装置であって、被写体からの入射光を受光する受光素子と、受光素子の受光信号を入射光の光量に応じた電圧のアナログ映像信号に変換する光電変換部と、アナログ映像信号を処理して信号成分を生成するアナログ信号処理部と、信号成分をデジタル映像信号に変換するA/D変換部と、アナログ映像信号またはデジタル映像信号の高周波成分を強調するハイパスフィルタとを備えたものである。
この発明によれば、回路規模を増大させることなく維持し、安価に映像のコントラストを向上させることができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る撮像装置について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図、図2は図1に示す撮像装置の車両への取付例を示す外観図、図3は図1に示す撮像装置により撮影した映像例を示す説明図である。
図4は一般的な撮像装置により撮像した複数の映像例および各信号レベルの関係を示す説明図である。
図5はこの発明の実施の形態1に係る撮像装置に適用される像面照度と映像信号レベルとの関係を示す説明図である。
図6は図1に示す撮像装置における像面照度と映像信号レベルとのリニア特性および対数特性を示す説明図である。
図7はこの発明の実施の形態1に係る高周波強調部(ハイパスフィルタ)の周波数特性を示す説明図である。
図8は図1に示す撮像装置による出力映像と映像信号レベルとの関係を示す説明図である。
図1において、撮像装置100は、カメラ本体を構成する光電変換部201と、光電変換部201の出力信号を処理するアナログ信号処理部202と、アナログ信号処理部202の出力信号の高周波を強調する高周波強調部203と、高周波強調部203の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部204と、A/D変換部204の出力信号を画像データとして格納する画像メモリ205と、画像メモリ205に接続されたCPU206と、画像メモリ205内の画像データを処理する画像処理部207とを備えている。
また、撮像装置100は、非線形入出力特性を有し、撮像範囲全域に対して単一の線形入出力特性を有する撮像装置よりも広い明暗差を撮像可能になっており、広いダイナミックレンジの被写体(図示せず)を撮像可能にしている。
光電変換部201は、被写体からの入射光を受光する受光素子(図示せず)を有し、受光素子の受光信号を入射光の光量に応じた電圧のアナログ映像信号に変換する。
すなわち、被写体からの輝度信号は、光電変換部201において電圧信号に変換され、アナログ信号処理部202に入力される。
アナログ信号処理部202は、たとえば、CDS回路、AGC回路およびγ補正回路などにより構成されており、光電変換部201からのアナログ映像信号を処理して、処理後の映像信号成分を高周波強調部203に入力する。
アナログ信号処理部202内の各回路で処理されたアナログ映像信号は、高周波強調部203において、低周波成分が抑圧され、高周波成分のみが強調される。
続いて、高周波強調部203の出力信号は、A/D変換部204に入力され、A/D変換部204においてデジタル映像信号に変換され、画像データとして画像メモリ205内に格納される。
さらに、画像メモリ205に記憶されたデジタル映像信号は、CPU206および画像処理部207により、画像処理が施される。
なお、図1において、高周波強調部203は、アナログ信号処理部202の後段に配置されているが、実際には、A/D変換部204の後段に配置されてもよく、アナログ信号処理部202の前段に配置されてもよい。また、高周波強調部203をアナログ信号処理部202内の回路として任意の場所に配置することも可能である。
さらに、画像メモリ205および画像処理部207は、CPU206内の機能ブロックに含まれてもよい。
また、図2に示すように、撮像装置100は、車両における車室内の後方確認ミラー付近に、前方の道路画像を撮像するように取り付けられている。
これにより、図3に示すように、撮像装置100は、路面の白線を含む映像Giを撮像し、撮像装置100内のCPU206は、走査線Lj上の信号レベルに基づいて、撮像された白線を認識するものとする。
すなわち、撮像装置100は、車両に搭載されて、車両の前方、後方または側方の撮像結果に基づいて、車両が走行する路面の白線を認識する白線認識手段を含み、高周波強調部203(HPF)のハイパスカットオフ周波数CfH(後述する)は、路面の空間周波数fPと白線の空間周波数fWとの間の周波数に設定されている。
次に、図4を参照しながら、一般的な撮像装置の出力信号レベルに生じる問題点について説明する。
図4は一般的な撮像装置で取得される映像および信号レベルを示す説明図であり、たとえばコントラストまたは露光制御の異なる映像G1〜G4と、各映像G1〜G4の走査線Lj(一点鎖線参照)上の信号レベル(アナログ信号処理部202の出力信号に相当する)とを対応させて示している。
映像G1は、路面の明暗コントラストが全体的に均一な場合を示している。また、映像G2〜G4は、路面の明暗コントラストが左右で異なる(左側よりも右側が明るい)場合において、それぞれ露光制御が異なる場合を示している。
すなわち、図4において、(a)、(c)、(e)、(g)は各映像G1〜G4を示し、(b)、(d)、(f)、(h)は、各映像G1〜G4の走査線Lj上の信号レベルを示している。
また、図4において、(c)〜(f)はダイナミックレンジが狭い一般的な撮像装置による映像G2、G3および各出力信号レベルを示し、(g)、(h)はダイナミックレンジが広い一般的な撮像装置の映像G4および信号レベルを示している。
図4内の(b)、(d)、(f)、(h)において、アナログ出力信号レベルの上限値Maxは、破線で示されている。
図4内の(d)(映像G2に対応)において、上限値Maxを越えた信号レベルは、点線で示すようにオーバーフロー状態となる。
図4内の映像G1は、路面上に「影となる領域」や「極端に明るい領域」がなく、比較的良好に撮像できている場合を示している。
一方、図4内の映像G2〜G4は、路面上の一部が影または極端に明るい領域を含み、白線の信号レベルが左右で異なる場合を示しており、右側の路面が左側よりも明るい領域となっている。
ここで、映像G2、G3は、線形の入出力特性を有する素子で撮影した好ましくない例を示し、映像G4は、映像G2、G3と同一の被写体を、非線形の入出力特性を有する素子で撮影した例を示している。
映像G2に対して、左白線を適正なコントラストで信号取得すると、(d)に示すように右白線が白とび(上限値Maxを越えた)状態となり、映像G3に対して、右白線を適正なコントラストで取得すると、左白線が黒つぶれ(信号レベル差が得られない)状態となる。
一方、非線形入出力特性の素子による映像G4に対しては、左右白線の両方とも、白とび状態または黒つぶれ状態となることなく、輝度情報を有したまま信号取得することができる。
ただし、図4内の(h)に示すように、右白線のコントラストは、左白線に比べて低くなっている。広いダイナミックレンジの撮像素子による映像G4において、たとえば白線認識のような用途の場合、従来のA/D変換器の分解能のままでは、線形な領域である左白線に比べて、右白線に対する十分な輝度差が得られない場合がある。
しかし、分解能の高いA/D変換器を用いると高価となるので、従来のA/D変換器の分解能のままで、十分な輝度差を得られるようなハイパスフィルタ信号処理が行われる。
図4内の(d)、(f)は、ダイナミックレンジが狭い撮像装置を用いて一般的な処理を施した場合の各出力信号レベルを示している。
すなわち、(d)は左側の白線のコントラストを適正に取得するように制御した場合を示し、(f)は、(d)の場合とは逆に、右側の白線の白つぶれをなくすように制御した場合を示している。
図4内の(h)は、ダイナミックレンジが広い撮像装置を用いて撮像した場合の映像信号を示し、上限値Max以下の範囲内で信号レベルを取得するように制御された場合を示している。
ただし、図4内の(h)のような信号レベルを取得する撮像装置(アナログ信号処理部202)は、図5に示すような撮像特性を有する。
すなわち、図5において、ダイナミックレンジが広い撮像装置は、低照度の場合の入射光−出力特性がリニアとなるリニア特性部305と、高照度の場合の入射光−出力特性が対数特性となる対数特性部306とを有する。
なお、ここでは、広いダイナミックレンジを有する撮像装置100として、図5の特性を有する場合を例にとって説明するが、広いダイナミックレンジ特性を実現する方式は種々存在するので、図5の特性のみに限られるものではない。
図4において、(a)で示す映像G1においては、路面に大きな輝度差が存在しないので、(b)に示すように、左右両方の白線を高コントラストで撮像することができる。
一方、(c)で示す映像G2は、(d)に示すように右側白線が白つぶれ状態となり、(e)で示す映像G3は、(f)で示すように左側白線のコントラストが低レベル(レベル差が小さい)となる。
これに対して、広いダイナミックレンジの撮像装置を用いた場合には、図4内の(g)で示す映像G4のようになり、画面上において左右両側とも輝度情報を有しているものの、(h)で示すように右側白線のコントラストが低レベルとなっている。
次に、図6を参照しながら、図4内の(d)、(h)に示す信号レベルについて、具体的に相互比較しながら説明する。
図6において、像面照度(横軸)と映像信号レベル(縦軸)との関係を示すグラフは、リニア特性部305および対数特性部306(実線参照)を有する広ダイナミックレンジの撮像装置と、常にリニア特性部307(破線参照)のみを有する撮像装置との2種類の関係を示している。
図6内のグラフの下側には、走査線Lj上の路面および白線の像面照度308が示されている。
また、図6内のグラフの左側には、図4内の(d)、(h)で示した各信号レベルが、それぞれ、破線および実線で示されている。
また、前述と同様に、アナログ出力値の上限値Maxは、破線で示されている。
さらに、リニア特性部305、対数特性部306およびリニア特性部307の各直線の傾きa0、a1、a2が示されている。
なお、対数特性部306の傾きa1は、厳密には直線ではないが、簡略化のため、便宜的に直線近似して説明する。
図6において、像面照度と映像信号レベルとの関係がリニア特性であった場合(リニア特性部307の場合)、走査線Lj上の像面照度308は、信号レベル(d)(破線参照)に変換される。
一方、リニア特性部305および対数特性306を有している場合、走査線Lj上の像面照度308は、信号レベル(h)(実線参照)に変換される。
このとき、リニア特性部305の像面照度範囲にある左側白線のコントラストは、信号レベル(d)、(h)のいずれの場合も、リニア特性部305、307の傾きa0(=a2)と照度差VLとの積(=a0×VL)で表される。
一方、右側白線のコントラストは、リニア特性部307の場合には、傾きa2と照度差VRとの積(=a2×VR)で表され、対数特性部306の場合には、傾きa1と照度差VRとの積(=a1×VR)で表される。
したがって、右側白線のコントラストは、信号レベル(d)(リニア特性部307)の場合の値a2×VRと、信号レベル(h)(対数特性部306)の場合の値a1×VRとで、大きく異なる。
よって、信号レベル(d)の場合の右側白線のコントラストを取得するために、対数特性部306でのA/D変換分解能を、リニア特性部307でのA/D変換分解能と同一にしようとすると、「a2/a1」倍のA/D変換分解能が必要となる。
ところが、リニア特性部307の場合、実際には、信号レベルの上限値Maxにより、白とび状態(破線参照)の映像信号となり、その輝度情報が失われてしまうため、その後段で画像を再現するすべは全くない。
以下、図7および図8を参照しながら、図4内の映像G4および信号レベル(d)の場合を例にとって、図1に示したこの発明の実施の形態1に係る撮像装置100による処理動作について説明する。
図1において、高周波強調部203には、上述したとおり、アナログ信号処理部202からの映像信号が入力される。
高周波強調部203は、有意な路面と白線との輝度差を得ることを目的として、白線の空間周波数成分fW以上の周波数を強調可能なハイパスカットオフ周波数CfHを有するHPF(ハイパスフィルタ)により構成されている。
図7に高周波強調部203(HPF)の周波数特性の一例を示す。
図7において、高周波強調部203(HPF)のハイパスカットオフ周波数CfHは、路面などに対応する空間周波数fPと、白線の幅に対応する空間周波数fWとの間の任意の周波数に設定されている。
図8は(a)で示す映像G4に対する信号レベル(b)を示す説明図であり、図4および図7内の信号レベル波形(h)に対し、ハイパスカットオフ周波数CfH(図7参照)を有する高周波強調部203(HPF)の処理を施した結果を示している。
図8に示すように、高周波強調部203(HPF)により、路面などの輝度変化が緩やかな低周波部分は抑圧され、白線のみが強調された信号311が取得される。
これにより、左右ともに十分なコントラストを有する白線が取得されるとともに、ピーク値のレベルを、フィルタ処理を施さない場合に比べて低減することができる。
すなわち、前述のように高分解能のA/D変換器が必要となれば、それにともないバス幅の増加および高機能な画像処理部、または高速CPUなどが必要となるので、回路規模が大きくなるとともにコスト高となるが、この発明の実施の形態1によれば、左右ともコントラストの高い白線が得られるとともにピーク値のレベルを下げることができるので、安価な低分解能のA/D変換器204を用いて十分な分解能の白線信号が取得することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、光電変換部201と、アナログ信号処理部202と、A/D変換部204と、アナログ映像信号(または、デジタル映像信号)の高周波成分を強調する高周波強調部203(HPF)とを備え、高周波強調部203において、輝度の低周波成分を抑圧して高周波成分を強調することにより、良好なコントラストを維持しつつ、最終出力信号のダイナミックレンジを抑制することができるので、大規模な回路およびコストをかけることなく、広ダイナミックレンジの撮像装置100において、コントラストの向上を実現することができる。
なお、高周波強調部203は、A/D変換部204の前段に配置されたアナログHPFにより構成されてもよく、または、A/D変換部204の後段に配置されたデジタルHPFにより構成されてもよい。
いずれの場合も、A/D変換前の映像信号またはA/D変換後のデジタル映像信号に対し、輝度の低周波成分を抑圧し、高周波成分を強調することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、最終的に取得すべき信号成分よりも高周波成分からなるノイズ周波数の除去について考慮しなかったが、ローパスフィルタからなるノイズ除去部をさらに設けてもよい。
以下、ノイズ除去部を追加したこの発明の実施の形態2について説明する。
図9はこの発明の実施の形態2に係る撮像装置100Aの概略構成を示すブロック図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「A」を付して詳述を省略する。
図10はこの発明の実施の形態2における処理対象となるノイズ成分Nzを含む映像信号(高周波強調部203の出力信号)の一例を示す説明図である。
図11はこの発明の実施の形態2に係るバンドパスフィルタの周波数特性を示す説明図である。
図12はこの発明の実施の形態2に係る撮像装置100Aによるフィルタ処理後の映像信号レベルを示す説明図である。
図10および図12において、横軸は走査線LjのX座標に対応している。
図9において、高周波強調部203とA/D変換部204との間には、LPF(ローパスフィルタ)からなるノイズ除去部400が挿入されている。
なお、ここでは、ノイズ除去部400がA/D変換部204の前段に配置されているが、A/D変換部204の後段に配置されてもよい。
ノイズ除去部400は、A/D変換部204の前段または後段に配置され、アナログ映像信号またはデジタル映像信号に含まれる高周波成分(ローパスカットオフ周波数CfL以上)のノイズ成分Nzを除去する。
また、ノイズ除去部400(LPF)のローパスカットオフ周波数CfLは、高周波強調部203(HPF)のハイパスカットオフ周波数CfHよりも高い周波数に設定されている。
これにより、高周波強調部203(HPF)およびノイズ除去部400(LPF)は、ハイパスカットオフ周波数CfHとローパスカットオフ周波数CfLとの間の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタを構成している。
次に、図10〜図12を参照しながら、図9に示したこの発明の実施の形態2による撮像装置100Aのノイズ除去処理動作について説明する、
前述のように、高周波強調部203は、映像信号の低周波成分を抑圧して高周波成分を強調した映像信号を生成し、ノイズ除去部400に入力する。
このとき、高周波強調部203からノイズ除去部400に入力される映像信号は、高周波成分が強調されていることから、図10に示すように、路面の白線のみならず、周波数の高いノイズ成分Nzも強調されている。
そこで、ノイズ除去部400(LPF)は、ローパスカットオフ周波数CfLにより、路面上の白線の空間周波数成分fWよりも高い周波数fNのノイズ成分Nzを除去する。
図11は高周波強調部203およびノイズ除去部400からなるバンドパスフィルタの周波数特性を示している。
図11において、ハイパスカットオフ周波数CfHは、前述のように、路面などに対応する空間周波数fPと、白線の幅に対応する空間周波数fWとの間の周波数(fP<CfH<fW)に設定されており、路面の空間周波数fPを除去して白線の空間周波数fWを強調する。
また、ローパスカットオフ周波数CfLは、白線の空間周波数fWとノイズ周波数fNとの間の周波数(fW<CfL<fN)に設定されており、ノイズ成分Nzを除去して白線の空間周波数fWを強調する。
図12は図10の信号波形に図11の周波数特性でフィルタをかけた信号波形を示している。
このように、ノイズ除去部400を追加して、高周波強調部203(HPF)で強調されたノイズ成分Nzを除去することにより、図12に示すように、周波数の高いノイズ成分Nz(図10参照)が抑圧されるので、白線のみが強調された映像信号401が得られる。
すなわち、白線に対するコントラストの強調とノイズ成分Nzの除去とを両立させ、所望の被写体の空間周波数に応じた適切なバンドパスフィルタを構成することができる。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1では、A/D変換部204の前段に高周波強調部203を配置したが、図13のように、A/D変換部204の後段に高周波強調部203と同機能のデジタル信号処理部500を配置してもよい。
図13はこの発明の実施の形態3に係る撮像装置100Bの概略構成を示すブロック図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「B」を付して詳述を省略する。
図13において、A/D変換部204の後段には、HPF501(デジタルハイパスフィルタ)を有するデジタル信号処理部500が挿入されている。
この場合、光電変換部201およびアナログ信号処理部202を介して取得されたアナログ映像信号は、A/D変換部204によりデジタル映像信号に変換され、デジタル信号処理部500に入力される。
デジタル信号処理部500内のHPF501により白線が強調された映像信号は、画像メモリ205に記憶され、画像メモリ205内のデータは、前述と同様に、CPU206および画像処理部207において白線認識などの処理に寄与する。
なお、ここでは、HPF501が1次元のデジタルハイパスフィルタであることを想定して、デジタル信号処理部500をA/D変換部204の後段に配置したが、デジタル信号処理部500を画像メモリ205の後段に配置してもよい。この場合、HPF501は、2次元のデジタルハイパスフィルタでもよく、A/D変換後のデジタル映像信号は、一旦、画像メモリ205に保持された後、デジタル信号処理部500により白線強調処理が施される。
以下、図14および図15を参照しながら、図13に示したこの発明の実施の形態3の処理動作について、詳細に説明する。
図14はこの発明の実施の形態3に係るHPF501の構成を示すブロック図である。
図15はこの発明の実施の形態3に係るHPF501を適用して得られる映像信号604を示す説明図である。
まず、図13において、アナログ信号処理部202で処理された信号は、たとえば前述(図4内の(h)参照)のように、右側白線のコントラストが悪くなることがあり、この場合、一般的な低分解能のA/D変換器204を用いて十分なコントラストを得ることはできない。
ここで、デジタル信号処理部500を設けずに、高分解能(10Bit程度)のA/D変換器を用いた場合は、画像メモリ205、CPU206および画像処理部207のすべてに対して、たとえば16Bitのバス幅が必要となるうえ、高機能で大規模の画像処理部または高速CPUなどが必要となり、回路規模が大きくなるとともに、コスト高を招くことになる。
一方、この発明の実施の形態3によれば、白線の空間周波数成分fW以上の周波数を強調可能なハイパスカットオフ周波数CfHを有するHPF501を用いることにより、デジタル信号処理部500は、A/D変換処理後のデジタル映像信号に対して、A/D変換時(10Bit)の白線部分の階調を保持したまま、8Bitのデジタル信号処理で扱える映像信号を取得することができる。
HPF501によるハイパスカットオフ周波数CfHは、図7に示したように、路面などに対応する空間周波数fPと白線の幅に対応する空間周波数fWの間の任意の周波数に設定される。
なお、HPF501としては、任意の既知フィルタが用いられ得るが、たとえば図14に示すような構成のものを用いることとする。
図14はHPF501の構成例を示すブロック図であり、図15は図14内の各処理手段の入出力信号601〜604(演算結果の一例)を示す説明図である。
図14において、HPF501は、最小値フィルタ処理手段502と、最大値フィルタ処理手段503と、差分演算手段504とにより構成されている。
図15において、(a)は最小値フィルタ処理手段502に入力される原信号601、(b)は最小値フィルタ処理手段502による最小値処理後信号602、(c)は最大値フィルタ処理手段503による最大値処理後信号603、(d)は差分演算手段504による差分処理後信号604、をそれぞれ示している。
図14および図15において、HPF501内の最小値処理手段502は、ハイパスカットオフ周波数CfHに応じたカーネルサイズ(1次元画像フィルタの注目画素近傍を参照する前後方向の幅)を用いて、原信号601(原画像)に対して最小値フィルタ処理を行い、最小値処理後信号602を生成する。
続いて、最大値フィルタ処理手段503は、最小値処理後信号602(最小値処理後画像)に対して、最小値フィルタ処理で用いたカーネルサイズと同一のカーネルサイズで、最大値フィルタ処理を行い、最大値処理後信号603を生成する。
こうして得られた最大値処理後信号603(最大値処理後画像)は、原信号601(原画像)の低周波成分であり、且つ、原信号601(原画像)と位相が同じものとする。
したがって、差分演算手段504は、最大値処理後信号603(最大値処理後画像)と、原信号601(原画像)との差分をとり、低周波成分を除去して、高周波成分のみを透過した差分処理後信号604(差分画像)を取得する。
すなわち、図15に示すように、ハイパスフィルタ処理後の差分処理後信号604は、原信号601において10BitA/D変換器によって得られた右側白線の階調Vra(コントラスト量)を保持しつつ、8Bitに相当する256階調での信号処理が可能な信号となる。
このように、この発明の実施の形態3においては、HPF501を有するデジタル信号処理部500を設けることにより、画像メモリ205、CPU206および画像処理部207は、すべて一般的な8Bitのバス幅で処理が可能となり、高機能な画像処理部または高速CPUなどを不要とすることができる。
よって、回路規模が大きくなるのを防ぐとともに、従来通りの安価なコストで構成することができる。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3では、ノイズ除去について考慮しなかったが、図16のように、デジタル信号処理部500内にノイズ除去用のLPF505を設けてもよい。
図16はこの発明の実施の形態4に係る撮像装置100Cの概略構成を示すブロック図であり、前述(図13参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「C」を付して詳述を省略する。
図16において、デジタル信号処理部500Cは、ノイズ成分を除去するために、前述(図9参照)のノイズ除去部400と同機能のLPF505を備えている。
なお、ここでは、デジタル信号処理部500C内のLPF505が1次元のデジタルローパスフィルタであることを想定して、A/D変換部204の後段に配置したが、画像メモリ205の後段に配置してもよい。この場合、LPF505は、2次元のデジタルローパスフィルタでもよく、A/D変換後のデジタル信号は、一旦、画像メモリ205に保持された後、デジタル信号処理部500Cにより処理される。
以下、図17および図18を参照しながら、図16に示したこの発明の実施の形態4の処理動作について、詳細に説明する。
図17はこの発明の実施の形態4に係るLPF505の適用前の映像信号605を示す説明図であり、図18はこの発明の実施の形態4に係るLPF505を適用して得られる映像信号606を示す説明図である。
まず、図16において、デジタル信号処理部500Cにおいて、HPF501の出力は、高周波成分が通過しているので、路面の白線のみならず、周波数の高いノイズ成分Nzdが映像信号上に残っている。
図17にHPF501から出力される映像信号(路面の白線の他にノイズ成分Nzdを有するデジタル信号)の一例を示す。
そこで、デジタル信号処理部500C内のLPF505は、HPF501からのデジタル映像信号(低周波成分が抑圧されて高周波成分が強調されている)に対して、ノイズ除去処理を行う。
このとき、LPF505は、路面上の白線の空間周波数成分fWよりも十分高い周波数fNのノイズ成分Nzdを除去可能なローパスカットオフ周波数CfLを有する。
なお、ローパスカットオフ周波数CfLは、前述(図11参照)のように、白線の幅に対応する空間周波数fWと、ノイズ成分Nzdに相当する周波数fNとの間の、任意の周波数に設定される。
また、LPF505としては、任意の既知フィルタを用いられ得るが、ここでは、メディアンフィルタを用いることとする。
図17はデジタル信号処理部500C内のHPF501からのデジタル映像信号605を示し、路面の白線のみなならず、ノイズ成分Nzdも同時に強調された状態を示している。
一方、図18はLPF505によるメディアンフィルタ処理後の映像信号606を示しており、周波数の高いノイズ成分Nzdは抑圧され、白線のみが強調された信号となっていることが分かる。
実施の形態5.
なお、上記実施の形態1〜4では、ハイパスカットオフ周波数CfHの可変設定について考慮しなかったが、図19のようにCF選択部700を設け、走査線位置に応じてハイパスカットオフ周波数CfHを選択してもよい。
図19はこの発明の実施の形態5に係る撮像装置100Dの概略構成を示すブロック図であり、前述(図9参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「D」を付して詳述を省略する。
図19において、高周波強調部203の前段にはCF選択部700が配置されている。
CF選択部700は、ハイパスカットオフ周波数選択手段として機能し、映像信号の走査線位置に応じてハイパスカットオフ周波数CfHを選択するようになっている。
具体的には、CF選択部700は、任意の走査ラインおきにハイパスカットオフ周波数CfHを変更する。
図19のように、CF選択部700において、走査線ごとに変化する被写体の空間周波数に応じて、ハイパスカットオフ周波数CfHを切り換えることにより、画面全体にわたって所望の映像を得ることができる。
以下、図20〜図22を参照しながら、図19に示したこの発明の実施の形態5の処理動作について、詳細に説明する。
図20はこの発明の実施の形態5に係る撮像装置100Dにより撮像された映像Giの一例を複数の走査線L1〜L5とともに示す説明図である。
図21は図20内の各走査線L1〜L5の位置における各映像信号701〜705を示す説明図である。
図22は図19内のCF選択部700の構成例を示すブロック図である。
図22において、CF選択部700は、垂直同期信号SVおよび水平同期信号SHに応答して走査位置を計数するカウンタ706と、各走査線Ljに応じたハイパスカットオフ周波数値を格納するテーブル707と、カウンタ706の計数値に基づいてテーブル707を参照する参照部708と、ハイパスカットオフ周波数を参照値に設定するCF設定部709とを備えている。
図19に示す撮像装置100Dは、図20のように、路面の白線を含む映像Giを撮像し、図21のように、各走査線L1〜L5における映像信号701〜705を取得する。
また、図21の(a)〜(e)に示すように、路面上の白線の空間周波数fWは、走査位置によって異なることが分かる。
図21において、たとえば、高周波強調部203のハイパスカットオフ周波数CfHを、走査線L5上の映像信号705(図21内の(e)参照)における白線の幅に相当する空間周波数fW(比較的低い周波数)に基づいて設定したとする。
この場合、走査線L1上の映像信号701(図21内の(a)参照)においては、路面の白線の幅に相当する空間周波数fWがハイパスカットオフ周波数CfHに対して高くなっているので、路面の白線以外の成分(ノイズ含)も合わせて強調されるうえ、低周波成分を十分に抑圧することができなくなる可能性がある。
逆に、ハイパスカットオフ周波数CfHを、走査線L1上の映像信号701における白線の幅に相当する空間周波数fW(比較的高い周波数)に応じて設定した場合には、走査線L5上の映像信号705においては、路面の白線の幅に相当する空間周波数fWがハイパスカットオフ周波数CfHに対し低くなっているので、白線の映像信号も抑圧される可能性がある。
したがって、この発明の実施の形態5においては、CF選択部700により、各走査線Lj上の白線が適切に強調されるように、各走査位置に応じて、高周波強調部203で適用するハイパスカットオフ周波数CfHを変更する。
すなわち、CF選択部700は、図22に示すように、水平同期信号SHおよび垂直同期信号SVに応じて、ハイパスカットオフ周波数CfHを切り替え可能な構成を有する。
図22において、カウンタ706は、アナログ信号処理部202からの垂直同期信号SVに応答して走査位置をリセットするとともに、水平同期信号SHが入力されるごとに、走査位置をカウントアップする。
参照部708は、カウンタ706の計数値(走査位置)に基づいて、テーブル707内のハイパスカットオフ周波数値を参照し、CF設定部709は、参照されたハイパスカットオフ周波数値を最終設定値として、高周波強調部203に出力する。
このように、CF選択部700を設けることにより、各走査線Lj上の走査位置ごとに適切なハイパスカットオフ周波数CfHを設定することができるので、効果的に白線を強調することができる。
なお、図19では、前述の実施の形態2(図9参照)の変更例として説明したが、他の実施の形態1、3、4(図1、図13、図16参照)に適用してもよく、同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態6.
なお、上記実施の形態5では、走査線位置に応じてハイパスカットオフ周波数CfHを選択したが、図23のようにCF変更部800を設け、画像処理結果のフィードバックループを用いてハイパスカットオフ周波数CfHを変更してもよい。
図23はこの発明の実施の形態6に係る撮像装置100Eの概略構成を示すブロック図であり、前述(図19参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「E」を付して詳述を省略する。
図23において、高周波強調部203の前段にはCF変更部800が配置されている。
CF変更部800は、ハイパスカットオフ周波数変更手段として機能し、CPU206Eによる画像処理結果に応じて、ハイパスカットオフ周波数CfHを変更するようになっている。
この場合、高周波強調部203の前段に配置されたCF変更部800において、ハイパスカットオフ周波数CfHに対し、CPU206Eの画像処理結果に基づくフィードバックループが構成されている。
なお、ここでは、CPU206Eからのフィードバックループを構成したが、画像処理部207からのフィードバックループを構成してもよい。
また、CF変更部800は、A/D変換部204の後段に配置することもでき、前述の実施の形態1〜4に対しても適用可能である。
このように、撮像装置100Eの後段に配置されたCPU206E(または、画像処理部207)による画像処理結果に基づいて、ハイパスカットオフ周波数CfHを変更することにより、画像処理結果に応じた最適なハイパスカットオフ周波数CfHが設定されるので、被写体の空間周波数に応じた適切なフィルタを構成することができる。
通常、撮像装置100Eを車室内に取り付けて車両が走行中の路面を撮像する場合、たとえば、天候によって、または、路面に移りこむ影や白線の種類などによって、撮影された画像の状況は絶えず変化する。
しかし、この発明の実施の形態6によれば、各種条件で変化する画像状況であっても、路面の白線を適切に強調できるように、画像処理結果に基づいて、高周波強調部203でのカットオフ周波数CfHを変更することができる。
次に、図24を参照しながら、図23に示したこの発明の実施の形態6の処理動作について、詳細に説明する。
図24はこの発明の実施の形態6に係るCPU206EおよびCF変更部800の構成例を示すブロック図である。
図24において、CPU206Eは、条件設定手段110とカットオフ周波数変更レベル設定手段121とを備えている。
また、CF変更部800は、カットオフ周波数UP部801と、カットオフ周波数DOWN部802とを備えている。
条件設定手段110は、画像メモリ205内の画像データに基づいて、白線幅の種類111、カメラ光軸ずれ112および路面ノイズ113を設定条件として、カットオフ周波数変更レベル設定手段121に入力する。
カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、条件設定手段110からの設定条件111〜113に基づいて、ハイパスカットオフ周波数CfHの変更方向(高周波側へ変更するか、または、低周波側へ変更するか)と、ハイパスカットオフ周波数CfHの変更幅とを決定する。
カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、たとえば、比較的幅の広い白線に対応するカットオフ周波数をあらかじめ設定しておき、白線の検出後に、検出された白線幅の種類111を参照し、その白線幅があらかじめ設定された所定幅よりも広いか、狭いか、または同じであるか、を判定する。
もし、白線幅の種類111に基づく白線幅が所定幅よりも狭いと判定された場合には、カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、CF変更部800内のカットオフ周波数UP部801に対して変更信号をフィードバックし、ハイパスカットオフ周波数CfHをUP変更(高周波側に変更)するための指示を行う。
これにより、高周波強調部203においては、次に入力される映像信号に対して、UP変更後のハイパスカットオフ周波数CfHによる処理が実行される。
一方、白線幅の種類111に基づく白線幅が所定幅と同じであると判定されれば、カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、CF変更部800に対してフィードバック指示を与えることはない。
したがって、ハイパスカットオフ周波数CfHは変更されず、次に入力される映像信号に対しても前回と同じハイパスカットオフ周波数CfHによる処理が実行される。
さらに、白線が検出できなくなった場合、または、白線検出後の白線幅の種類111に基づく白線幅が所定幅よりも広いと判定された場合には、カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、CF変更部800内のカットオフ周波数DOWN部802に対して変更信号をフィードバックし、ハイパスカットオフ周波数CfHをDOWN変更(低周波側に変更)するための指示を行う。
これにより、高周波強調部203においては、次に入力される映像信号に対して、DOWN変更後のハイパスカットオフ周波数CfHによる処理が実行される。
カットオフ周波数変更レベル設定手段121からCF変更部800へのフィードバック、すなわち、ハイパスカットオフ周波数CfHをUP変更またはDOWN変更するための指示は、カットオフ周波数CfHが検出後の白線幅に応じた適正周波数となるまで、継続的に実行される。
白線幅の種類111の場合と同様に、カメラ光軸ずれ112についても、カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、白線検出後にカメラの光軸がずれているか否かを判定する。
もし、カメラ光軸がずれていると判定されれば、検出後の白線幅が所定幅と異なる可能性が高いので、上述と同じ変更メカニズムで、ハイパスカットオフ周波数CfHを調整する。
同様に、路面ノイズ113に対しても、カットオフ周波数変更レベル設定手段121は、白線検出後に白線以外の路面模様の検出有無を判定し、白線のみが検出されるように、ハイパスカットオフ周波数CfHを調整する。
以下、CF変更部800で調整されたハイパスカットオフ周波数CfHは、高周波強調部203において、白線強調にために用いられる。
なお、図23においては、前述の実施の形態2への適用例として説明したが、他の実施の形態1、3〜5に適用しても何ら支障は生じない。
たとえば、実施の形態5(図19参照)に適用する場合には、各走査位置における画像処理結果をフィードバックすることになる。
以上のように、この発明の実施の形態6によれば、大規模な回路構成および高コストを要することなく、広いダイナミックレンジの撮像装置100Eにおいて、白線のコントラストを向上させることができる。
また、この場合も、CPU206Eまたは画像処理部207は、車両の前方または後方、側方の撮像結果から路面の白線を正確に認識するとともに、コントラストの低い路面上の白線を強調して良好な画像処理を実行することができる。
さらに、前述のように、ハイパスカットオフ周波数CfHを路面の空間周波数fPと白線の空間周波数fWとの間に設定することにより、コントラストの低い路面上の白線を確実に強調することができる。
なお、上記実施の形態1〜6において、撮像装置100、100A〜100Eは、車両に搭載され(図2参照)、CPU206、206Eまたは画像処理部207は、車両の前方、後方または側方の撮像結果に基づいて、車両が走行する路面の白線を認識する白線認識手段を含み、高周波強調部のハイパスカットオフ周波数CfHは、路面の空間周波数fPと白線の空間周波数fWとの間の周波数に設定された場合について説明したが、撮像装置100、100A〜100Eを他の用途に適用してもよく、同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
この発明の実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置の車両への取付例を示す外観図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置による撮像例を示す説明図である。 一般的な撮像装置による撮像例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1における像面照度と映像信号レベルとの関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1における像面照度と映像信号レベルとのリニア特性および対数特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るハイパスフィルタの周波数特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置による出力映像と映像信号レベルとを示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるノイズ成分を含む映像信号の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るバンドパスフィルタの周波数特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置による映像信号レベルを示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るデジタルハイパスフィルタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るデジタルハイパスフィルタの適用結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るデジタルフィルタの適用前の映像信号を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るデジタルフィルタの適用後の映像信号を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る撮像装置による撮像例を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係る撮像装置の各走査位置における映像信号を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るカットオフ周波数選択部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係るカットオフ周波数変更部分(CPUおよびCF変更部)の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、100A〜100E 撮像装置、201 光電変換部、202 アナログ信号処理部、203 高周波強調部(HPF)、204 A/D変換部、205 画像メモリ、206、206E CPU、207 画像処理部、400 ノイズ除去部、500、500C デジタル信号処理部、501 HPF、505 LPF、700 CF選択部(ハイパスカットオフ周波数選択手段)、800 CF変更部(ハイパスカットオフ周波数変更手段)、CfH ハイパスカットオフ周波数、CfL ローパスカットオフ周波数、fP 路面の空間周波数、fW 白線の空間周波数。

Claims (9)

  1. 非線形入出力特性を有し、撮像範囲全域に対して単一の線形入出力特性を有する撮像装置よりも広い明暗差を撮像可能な撮像装置であって、
    被写体からの入射光を受光する受光素子と、
    前記受光素子の受光信号を前記入射光の光量に応じた電圧のアナログ映像信号に変換する光電変換部と、
    前記アナログ映像信号を処理して信号成分を生成するアナログ信号処理部と、
    前記信号成分をデジタル映像信号に変換するA/D変換部と、
    前記アナログ映像信号または前記デジタル映像信号の高周波成分を強調するハイパスフィルタと
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ハイパスフィルタは、アナログハイパスフィルタからなり、前記A/D変換部の前段に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ハイパスフィルタは、デジタルハイパスフィルタからなり、前記A/D変換部の後段に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記アナログ映像信号または前記デジタル映像信号に含まれる高周波成分のノイズを除去するローパスフィルタを備え、
    前記ローパスフィルタのローパスカットオフ周波数は、前記ハイパスフィルタのハイパスカットオフ周波数よりも高い周波数に設定されたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ハイパスフィルタおよび前記ローパスフィルタは、バンドパスフィルタを構成することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記アナログ映像信号または前記デジタル映像信号の走査線位置に応じて、前記ハイパスカットオフ周波数を選択するハイパスカットオフ周波数選択手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記A/D変換部および前記ハイパスフィルタを介したデジタル映像信号を画像データとして格納する画像メモリと、
    前記画像データを処理する画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理結果に基づいて前記ハイパスカットオフ周波数を変更するハイパスカットオフ周波数変更手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記画像処理部は、車両に搭載され、前記車両の前方、後方または側方の撮像結果に基づいて、前記車両が走行する路面の白線を認識する白線認識手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記ハイパスカットオフ周波数は、前記路面の空間周波数と前記白線の空間周波数との間の周波数に設定されたことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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