JP4259071B2 - 印刷システム - Google Patents

印刷システム Download PDF

Info

Publication number
JP4259071B2
JP4259071B2 JP2002248161A JP2002248161A JP4259071B2 JP 4259071 B2 JP4259071 B2 JP 4259071B2 JP 2002248161 A JP2002248161 A JP 2002248161A JP 2002248161 A JP2002248161 A JP 2002248161A JP 4259071 B2 JP4259071 B2 JP 4259071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print
printer
file
status information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002248161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004086664A (ja
Inventor
正勝 遠藤
健二 作田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002248161A priority Critical patent/JP4259071B2/ja
Publication of JP2004086664A publication Critical patent/JP2004086664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4259071B2 publication Critical patent/JP4259071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ディジタルカメラ等のホストコンピュータから複数の画像ファイルをプリンタに送信して印刷させる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル画像技術及びマイクロコンピュータシステムの発展に伴い、画像を撮影するディジタルカメラ等が広く普及している。ディジタルカメラで撮影した画像は、内蔵された又は外部に接続したモニタディスプレイで確認することができるが、印刷物として出力される場合も多い。ディジタルカメラで撮影した画像を印刷出力する場合は、ディジタルカメラの画像ファイルをパーソナルコンピュータにいったん転送し、パーソナルコンピュータからプリンタに送信することにより行われている。
【0003】
しかし、パーソナルコンピュータを経由して印刷するのでは手間がかかり、ユーザの使い勝手が悪いため、ディジタルカメラからプリンタに画像ファイルを直接送信して印刷させるというダイレクト印刷が提案された。しかし、パーソナルコンピュータを介さず周辺機器間で画像ファイルをやり取りするため、従来のダイレクト印刷では、印刷すべき画像の指定や印刷枚数、画像の回転や拡大縮小等の諸設定が面倒であった。
【0004】
そこで、近年では、DCF(Design rule for Camera File system)やDPOF(Digital Print Order Format)等の規格が定められ、ディジタルカメラの記録媒体(メモリカード等)内に、撮影した画像ファイルと画像ファイルの印刷指定情報とを予め記憶させておくことにより、一層簡単に自動ダイレクト印刷を行えるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
DPOFによれば、プリンタに印刷を要求するためのファイルが画像ファイルに関連づけられて記録媒体に記憶されているため、ディジタルカメラとプリンタとを直接接続して画像ファイル及び印刷指定ファイルをプリンタに送信するだけで、ユーザは所望の画像を指定した条件で印刷させることができる。
【0006】
しかし、ディジタルカメラが印刷要求を出した後の印刷処理は、全てプリンタ側で行われるため、ディジタルカメラ側では、現在の印刷状態等を知ることができない。従って、例えば、プリンタに紙詰まりやインク切れが生じたり、又はプリンタの電源ケーブルやプリンタとディジタルカメラ間を結ぶデータ転送ケーブルが抜けたりして、印刷エラーが生じた場合でも、ディジタルカメラ側では、どこまでの印刷が正常に完了し、どの画像ファイルが印刷未完了であるか否かを知ることはできない。
【0007】
このため、従来技術では、紙詰まり等の不具合が解消して印刷可能状態に復帰した後に、正常に印刷が終了した部分も含めて最初から全ての印刷を行うようになっている。従って、印刷用紙やインクを無駄に消費し、また最終印刷物を入手するまでの待ち時間も増大する。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、複数のオブジェクトを含んだ印刷を行う場合、印刷エラー状態から回復後にページ単位で印刷を再開可能とすることで、印刷資源の無駄な消費を未然に防止し、使い勝手を改善できるようにした印刷システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明に係る印刷システムでは、複数のオブジェクトを含んでなる印刷ジョブデータを送信するホストコンピュータと、ホストコンピュータからの印刷ジョブデータに基づいて印刷を行うプリンタとを備え、さらに、第1の記憶手段、第2の記憶手段、ジョブステータス監視手段、判定手段及び印刷再開手段を有する。
【0010】
第1の記憶手段は、プリンタで印刷させるための印刷ジョブデータを記憶するものである。第2の記憶手段は、プリンタによる印刷ジョブデータの印刷経過を示すジョブステータス情報を記憶するものである。ジョブステータス監視手段は、プリンタによる印刷ジョブデータの印刷状態を監視することにより、第2の記憶手段に記憶されるジョブステータス情報をページ単位で更新させる。判定手段は、プリンタが印刷ジョブデータの印刷中に生じた印刷エラー状態から印刷可能状態に回復したか否かを判定する。印刷再開手段は、プリンタが印刷可能状態に回復したと判定された場合は、第1の記憶手段に記憶された印刷ジョブデータと第2の記憶手段に記憶されたジョブステータス情報とに基づいて、ページ単位で印刷を再開する。
【0011】
ここで、「オブジェクト」とは、1ページあたりに割り付けられる画像数を意味し、例えば、あるページに2個の画像が割り付けられている場合、各画像がそれぞれ「オブジェクト」に該当する。但し、画像に限らず、文字データやグラフィックデータをオブジェクトとしてもよい。
【0012】
ホストコンピュータとしては、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、デジタルカメラ、ディジタルビデオカメラ、スキャナ装置等を挙げることができる。また、一つの好ましい例として、ホストコンピュータは画像を撮影して記録する画像入力装置、第1の記憶手段は画像入力装置に着脱可能に設けられた記録媒体、プリンタはシリアルプリンタとして、それぞれ実現可能である。
【0013】
印刷ジョブデータを印刷中に紙詰まり等が原因で印刷エラー状態を生じた場合は、印刷が中断される。そして、中断原因が取り除かれて印刷可能な状態に回復すると、印刷再開手段は、印刷ジョブデータとジョブステータス情報とを取得して、ページ単位で印刷を再開する。
【0014】
即ち、印刷中断前に印刷済みのページについては印刷せず、指示された数の印刷が完了していないページから印刷が再開される。これにより、印刷用紙や色材(インクやトナー)の無駄な消耗を防止できる。
【0015】
ここで、ジョブステータス監視手段は、少なくとも2種類のタイミングでジョブステータス情報を更新させることができる。1つは、各ページで最初に印刷されるオブジェクトの印刷が開始されるときであり、他の一つは、各ページの最後に印刷されるオブジェクトの印刷が終了したときである。
【0016】
本発明の他の観点に従えば、ジョブステータス情報には、印刷中のオブジェクトを特定するためのオブジェクト識別情報と該オブジェクトの既印刷数を示す情報とが含まれており、印刷再開手段は、ジョブステータス情報及び印刷ジョブデータに基づいて、印刷が未完了のオブジェクトから印刷を再開する。
【0017】
これにより、オブジェクト単位で印刷を再開させることもできる。
【0018】
第1及び第2の記憶手段は、ホストコンピュータが備えることができる。
【0019】
第1の記憶手段と第2の記憶手段は、それぞれ書換可能な記憶装置上に実現される。第1,第2の記憶手段は、それぞれ異なる記憶装置上に実現することもできるし、同一の記憶装置上に実現することもできる。
【0020】
本発明の一態様では、第1及び第2の記憶手段は、ホストコンピュータに着脱可能に設けられた書換可能な記録媒体上に実現されている。
【0021】
着脱可能な記録媒体としては、例えば、PCカードやメモリ装置等を挙げることができる。第1,第2の記憶手段を同一の記録媒体上に実現することにより、ホストコンピュータに異常を生じた場合でも、他のホストコンピュータに記録媒体を装着し、この新たなホストコンピュータをプリンタに接続することにより、印刷未完了のオブジェクトから印刷を再開することができる。
【0022】
第1,第2の記憶手段を同一の記録媒体上に実現する場合、ジョブステータス情報を印刷ジョブデータ中に含めることもできる。即ち、印刷ジョブデータは、画像ファイルと該画像ファイルの印刷方法を指定する印刷指定ファイルとからなり、ジョブステータス情報は印刷指定ファイル中に記述されている。
【0023】
一方、本発明の一態様では、印刷ジョブデータは、画像ファイルと該画像ファイルの印刷方法を指定する印刷指定ファイルとからなり、印刷指定ファイルは、少なくとも、印刷ジョブを識別するためのジョブ識別情報と、印刷の種類を指定する情報と、印刷部数を指定する情報と、画像ファイルの格納先を示すパス情報とを含んでいる。そして、オブジェクト識別情報は、前記パス情報の一部から構成されている。
【0024】
印刷再開手段は、印刷再開時にジョブステータス情報と印刷ジョブデータとを参照する。ここで、ジョブステータス情報にはオブジェクト識別情報が、印刷ジョブデータの印刷指定ファイルにはパス情報が含まれている。そして、オブジェクト識別情報は、パス情報の一部から構成される。従って、オブジェクト識別情報の生成規則が印刷再開手段にとって既知であれば、画像ファイルのパス情報とオブジェクト識別情報とを照合することにより、いずれの画像ファイルの印刷中に印刷が中断したか否か、換言すれば、どの画像ファイルから印刷を再開すべきか容易に判断することができる。そして、ジョブステータス情報はページ単位で更新されるため、印刷が未完了のページから印刷が再開されることになる。
【0025】
本発明の一態様では、ホストコンピュータは、画像を撮影して記録する画像入力装置であり、第1の記憶手段は着脱可能に設けられた記録媒体であり、プリンタはシリアルプリンタである。
【0026】
なお、本発明は、画像入力装置、プリンタ、印刷再開方法及びコンピュータプログラムとしても把握することができる。プログラムは、例えば、メモリ、ハードディスク(HD)、CD-ROM、DVD-RAM等の各種記録媒体に記録して配布することができるほか、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】
1.第1の実施の形態
【0029】
まず、図1〜図9に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係る印刷システムの全体概要を示すブロック図である。
【0030】
ディジタルカメラ(以下、「カメラ」と略記)10は、後述のように、画像を撮影して電子データとして保持し、保持した画像データをプリンタ20に送信して印刷させることができるようになっている。カメラ10は、DPOF(Digital Print Order Format)規格に対応している。DPOFでは、ユーザが選択した画像を特定する情報、印刷枚数、印刷方法等の印刷指定情報をテキストベースのファイル(DPOFスクリプトファイル)に保存し、この印刷指定情報をユーザの所有するDPOF対応プリンタやラボのプリンタに送信することにより、パーソナルコンピュータを介さずに自動印刷が行えるように規定されている。
【0031】
カメラ10は、撮像部11,記録媒体12,制御部13,ユーザインターフェース14,USBデバイスコントローラ15,記憶部16を備えている。撮像部11は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)素子やレンズ及び前処理回路等からなり、被写体の画像を電子化して出力するようになっている。
【0032】
記録媒体12は、例えば、PCカードやメモリ等の書換可能な記録媒体であって、カメラ10のカードスロットに着脱可能に取り付けられている。記録媒体12には、ユーザが撮影した画像ファイルD1と、印刷を指定するためのDPOFスクリプトファイルD2と、ジョブステータス情報D3とが記録されている。なお、ジョブステータス情報D3を、書換可能な不揮発性メモリ等からなる記憶部16に記憶させる構成としてもよい。
【0033】
制御部13は、CPUやRAM、ROM等からなるマイクロコンピュータシステムとして構成されており、種々のプログラムを実行する。ユーザインターフェース14は、例えば、液晶ディスプレイや操作スイッチ類等からなり、撮影した画像や操作メニューを表示し、また、ユーザからの指示等を受け付ける。USBデバイスコントローラ15は、プリンタ20とUSBケーブルを介してデータ転送を行うためのものである。
【0034】
このように、カメラ10とプリンタ20とはUSBケーブルを介して接続されており、カメラ10から画像ファイルD1,DPOFスクリプトファイルD2,ジョブステータス情報D3がプリンタ20に送信されることにより、印刷が行われるようになっている。
【0035】
より詳しくは、カメラ10の記録媒体12は、例えば、ストレージクラスのUSBデバイスとして機能し、後述するプリンタ20のUSBホストコントローラ25により記憶内容がアクセスされるようになっている。カメラ10のUSBデバイスコントローラ15とプリンタ20のUSBホストコントローラ25との間には、コントロールパイプ、バルクパイプ及びインタラプトパイプの3種類の論理チャネルが設けられており、バルクパイプを介して画像ファイルがプリンタ20に送信されるようになっている。なお、コントロールパイプは各種制御コマンドの伝送に用いられ、インタラプトパイプはプリンタ20からカメラ10へのリクエスト問い合わせコマンド(Interrupt In)の伝送に用いられる。この構造を利用して、カメラ10からプリンタ20に印刷要求を出すことができる。例えば、プリンタ20から比較的短い周期でリクエスト問い合わせコマンドをカメラ10に繰り返し送信し、そのリクエスト問い合わせコマンドへの応答として、印刷要求をカメラ10からプリンタ20に返すことができる。あるいは、記録媒体12の所定の場所に印刷要求を格納しておき、プリンタ20が周期的に所定の格納場所をアクセスして印刷要求の有無を判断するように構成することもできる。
【0036】
プリンタ20の構成を説明する。プリンタ20は、印刷部21,記憶部22,制御部23,ユーザインターフェース24及びUSBホストコントローラ25を備えており、DPOFに対応したシリアルカラープリンタとして構成されている。
【0037】
印刷部21は、プリントエンジン及びエンジンコントローラを含んで構成されている。印刷部21は、例えば、バンド単位で印刷用イメージデータを生成し、プリントヘッドを紙送り方向と直交する方向に走査させることにより、指定された設定で所定の印刷を行うようになっている。記憶部23は、例えば、ハードディスク装置や半導体メモリ装置から構成されており、カメラ10から取得した画像ファイル等を格納するようになっている。ユーザインターフェース24は、例えば、液晶パネルや操作スイッチ類等からなり、ユーザからの指示を受け付けると共に印刷経過等を表示するようになっている。USBホストコントローラ25は、カメラ10との間でUSBを介したデータ通信を行うためのものである。
【0038】
次に、カメラ10に着脱可能に装着されている記録媒体12の記憶構造について、図2を参照して説明する。
【0039】
記録媒体12のルートディレクトリ(Root)下には、静止画像用のDCFイメージディレクトリ(DCIM)と出力設定用ディレクトリ(MISC)等が形成されており、DCFイメージディレクトリ下には、画像ファイルを格納するためのDCFディレクトリ(100EPSON,102EPSON等)が形成されている。ここで、DCFイメージディレクトリ下に複数のDCFディレクトリを作成する場合、各DCFディレクトリのディレクトリ番号は重複しないように予め規定されている。
【0040】
各DCFディレクトリ内には、撮影された画像ファイル(EPSN0001.JPG,EPSN0002.JPG等)が1つ又は複数格納されている。各DCFディレクトリ内に格納される画像ファイルのファイル名は、同一DCFディレクトリ内でファイル番号が重複しないように規定されている。なお、他のDCFディレクトリ内の画像ファイルとファイル番号が重複しても構わない。
【0041】
出力設定用ディレクトリ内には、自動プリントファイル(AUTPRINT.MRK)、ユニコード文字列記述ファイル(UNICODE.MRK)、自動送信ファイル(AUTXFER.MRK)、自動再生ファイル(AUTPLAYn.MRK)が格納されている。
【0042】
自動プリントファイルは、DPOFスクリプトファイルD2に該当し、カメラ10からプリンタ20に画像ファイルを送信して自動印刷を行わせるために必要な印刷指示をテキスト形式で記述してなるものである。なお、自動送信ファイルは、インターネット等のネットワークを介して画像を送信する際に用いられるものであり、自動再生ファイルは、例えばテレビジョンディスプレイやプロジェクター等でスライドショーを行う際に用いられるものである。また、ユニコード文字列記述ファイルは、多国語に対応すべくユニコードを使用可能とするためのものである。
【0043】
次に、図3を参照して、DPOF印刷の指定及びDPOFスクリプトファイルD2の生成について説明する。
【0044】
図3(a)は、カメラ10のユーザインターフェース14に表示された画面例であり、記録媒体12に格納されている各画像ファイルが縮小されて一覧形式で表示されている。DPOF印刷を行う場合、ユーザは、どの画像ファイルを印刷するかを選択すると共に、どの画像ファイルを何枚印刷するか、どのように印刷するか等を指定する。図3(a)では、印刷が選択された画像ファイルに黒い四角形のマークを表示させている。また、印刷の種類としては、スタンダード印刷(STD)とインデックス印刷(IDX)とが指定されている。印刷種類の横に並ぶ数値は印刷枚数を示す。
【0045】
ユーザがDPOF印刷の指定を完了すると、図3(b)に示すように、DPOFスクリプトファイルが生成される。DPOFスクリプトファイルは、ヘッダ部D21とジョブ記述部D22とに大別される。ヘッダ部D21には、対応するDPOFバージョン番号、カメラ10の機種名、DPOFスクリプトファイルの作成年月日のほか、ユーザ名やユーザ住所及び電話番号のユーザ情報が含まれている。ジョブ記述部D22には、プリントプロダクトID、プリント種類(スタンダード印刷かインデックス印刷か等)、プリント部数、ファイルフォーマット、画像ファイルへのパス情報、印刷設定情報(日付を入れるか、回転させるか等)及びカメラメーカー各社が独自に定義可能なベンダー機能が含まれている。なお、上述した各項目は、必須の場合もあれば任意の場合もある。
【0046】
図4は、DPOFスクリプトファイルの具体例を示す説明図である。図4に示すように、DPOFスクリプトファイルは、各印刷ジョブに作成されており、それぞれヘッダ部[HDR]とジョブ記述部[JOB]とからなる。各ジョブ記述部では、図3(b)と共に既述したように、個々の印刷ジョブを特定するためのプリントプロダクトIDやプリント種類、プリント部数、印刷する画像ファイルへのパス情報等がテキストで記述されている。従って、プリンタ20は、DPOFスクリプトファイルに基づいて、印刷すべき画像ファイルをカメラ10から取得すると共に、取得した画像ファイルを指定された方法で印刷することができる。なお、各印刷ジョブ毎にそれぞれDPOFスクリプトファイルを作成するのではなく、1つのDPOFスクリプトファイル内で複数の印刷ジョブを記述してもよい。
【0047】
図5は、DPOF印刷が正常に行われた場合の様子を示す模式図である。図5に示す例では、以下の指定で印刷させる場合を示している。なお、スタンダード印刷を指定した場合、同一印刷用紙上に2個まで印刷できるものと仮定する。また、ここで、留意すべき点は、画像ファイルをどのようにページに割り付けるのか等の詳細な印刷レイアウトについては、プリンタに委ねられている点である。カメラ側では、印刷を要求する画像ファイルと印刷方法について指示するが、実際のページ構成については関知しない。
(1)「100EPSON」ディレクトリに格納されている画像ファイル「EPSN0003」をスタンダード印刷で2個印刷する、
(2)「EPSN0001」〜「EPSN0005」の5個の画像ファイルをインデックス印刷で3部印刷する、
(3)「EPSN0004」の画像ファイルをスタンダード印刷で1個印刷する。
【0048】
図5に示すように、第1ページには、画像ファイル「EPSN0003」が2個並んで印刷され、第2〜第4ページには、画像ファイル「EPSN0001」〜「EPSN0005」のインデックスがそれぞれ印刷され、最後の第5ページには、画像ファイル「EPSN0004」が1個印刷される。なお、図5及び後述の図9中では、画像ファイルのファイル番号を便宜上3桁で表示している。
【0049】
複数毎の割付印刷の場合、DPOFで指定された印刷がどのように印刷に反映されるかは、プリンタの設定に依存する。例えば、上記(1)では、プリンタ側の設定により同一紙上に2個の画像を割り付けることが指定されている。また、上記(3)でも(1)と同様に、プリンタ側の設定により同一紙上に2個の画像の割付が指定されているが、印刷対象として指定されている画像は1個であるため、印刷用紙の上半分のみに画像が割り付けられている。但し、印刷時のレイアウトをプリンタ側の設定に委ねる場合に限らず、DPOFスクリプトファイル内に記述されたレイアウト指定情報やDPOFスクリプトファイルとは別個のレイアウト指定情報に基づいて、印刷レイアウトを設定する構成であってもよい。
【0050】
プリンタ20は、印刷部21による印刷状態を常時監視しており、ページ単位でジョブステータス情報D3を更新し、カメラ10に通知する。ジョブステータス情報の更新方法については、種々のものを採用できる。例えば、オブジェクト単位でジョブステータス情報を生成するが、ジョブステータス情報の更新はページ単位で行うことができる。あるいは、ページ単位でのみジョブステータス情報を生成して更新することもできる。ジョブステータス情報は、例えば、ファイルID及び既印刷数(COPY ID)を含んで構成されている。なお、プリントプロダクトID(PRT PID)をジョブステータス情報に含めてもよい。
【0051】
ここで、ファイルIDは、現在印刷中の画像ファイルを特定するための情報であり、画像ファイルのパス情報から一意に定まるように生成されている。具体的には、画像ファイルが格納されているDCFディレクトリのディレクトリ番号と画像ファイルのファイル番号とを連結することにより、ファイルIDを生成している。上述の通り、DCFディレクトリ番号は他のDCFディレクトリと重複しないように予め設定されており、また、同一のDCFディレクトリ内ではファイル番号が重複しないように予め設定されている。従って、ディレクトリ番号とファイル番号とを連結させてファイルIDを生成すれば、合計7桁の番号となってデータ量は7バイトで済み、少ない情報量で記録媒体12に格納された画像ファイルを一意に特定することができる。
【0052】
注目すべきは、ジョブステータス情報には「ページ数」という情報が含まれておらず、オブジェクトを識別するファイルIDが記述されている点である。上述の通り、カメラ側では実際のページレイアウトを把握しておらず、ファイルIDのみでは、どのページまで印刷されたのか知ることができない。しかし、プリンタ側では、印刷レイアウトを自ら決定するため、ファイルIDに基づいて、印刷を再開すべきページを特定することができる。
【0053】
カメラ10は、プリンタ20から通知されたジョブステータス情報を記録媒体12又は記憶部16に上書きで保存することにより、常に最新の印刷経過を把握することができる。
【0054】
ここで、用紙切れやインク切れ等の消耗品を補充すれば印刷を再開可能なエラーが発生した場合、プリンタ及びカメラは、用紙やインクの補充待機状態から補充完了状態に移行すると、自動的に印刷を開始するようになっている。この場合は、プリンタは印刷ジョブを保持しているため、カメラ10からジョブステータス情報を送信することなく、印刷が続行される。しかし、例えば、電源ケーブルやUSBケーブルが抜けたり、紙詰まりが発生したり、フェータルエラーが発生したりする等のように、そのままでは印刷続行が不可能なエラーが発生した場合は、プリンタの印刷ジョブは、キャンセル(プリンタ内から削除)されて、印刷が中止される。即ち、容易に印刷再開が可能な軽微なエラーの場合は、印刷可能状態に復帰した後でジョブステータス情報を送信することなく直ちに印刷を再開し、一方、直ちに印刷を再開できない重大なエラーの場合は、いったん印刷ジョブを取消し、その後にジョブステータス情報を送信することにより、印刷を再開するようになっている。このように、印刷中断事由の軽重に応じて、印刷再開のプロセスは異なる。
【0055】
そして、もしも電源ケーブルやUSBケーブルが抜けたり、紙詰まり等が生じて印刷が中断した場合は、カメラ10からプリンタ20に最新のジョブステータス情報を送信することにより、印刷中断時のオブジェクト(画像ファイル)から印刷を再開させることができるようになっている。
【0056】
次に、図6〜図9の各フローチャートに基づいて、印刷システムの動作を説明する。以下、ステップを「S」と略記する。なお、図に示すフローチャートは、動作の概要を示すものであり、実際のプログラムとは相違する。
【0057】
まず、図6は、カメラ10側で実行されるDPOF印刷指定処理を示す。ユーザは、ユーザインターフェース14を介して、DPOF印刷を指定する(S1)。DPOF印刷がユーザにより指定されると(S1:YES)、ユーザは、印刷を行う画像、プリント部数、プリント種類、一緒に印刷する日付やメッセージ等の文字をそれぞれ指定する(S2)。ユーザにより指定された印刷方法等に基づいてDPOFスクリプトファイルが生成される(S3)。カメラ10は、USBケーブルを介してプリンタ20にDPOFスクリプトファイルを送信する(S4)。
【0058】
後述のように、プリンタ20は、受信したDPOFスクリプトファイルに基づいて、カメラ10から要求された印刷を開始し、印刷状態を監視してジョブステータス情報を生成し、カメラ10に通知する。カメラ10は、プリンタ20からのジョブステータス情報の通知を待ち(S5)、ジョブステータス情報を受信した場合は、上書きで保存する(S6)。従って、カメラ10は、常に最新のジョブステータス情報を1個だけ保持するようになっている。
【0059】
また、カメラ10は、プリンタ側で印刷エラーが発生したか否かを監視している(S7)。印刷エラーの有無は、例えば、プリンタ20からの印刷エラー発生通知により知ることができる。また、例えば、所定時間が経過する前に、プリンタ20から何らの応答も無い場合は、エラー発生と推定することができる。
【0060】
印刷エラーが発生してない場合は(S7:NO)、DPOF印刷が完了したか否かを判定し(S10)、印刷が全て完了するまでS7〜S10の処理を繰り返す。一方、印刷エラーが発生したと判定された場合は(S7:YES)、プリンタ20から印刷再開準備が完了したか否かの応答が来るまで待機し(S8)、印刷再開準備が完了した場合は(S8:YES)、保持しておいた最新のジョブステータス情報とDPOFスクリプトファイルとをプリンタ20に送信し(S9)、印刷を再開させる。
【0061】
次に、図7は、プリンタ20側で実行されるDPOF印刷処理を示す。プリンタ20は、外部機器から印刷コマンドが入力されたか否かを監視しており(S21)、印刷コマンドを受信した場合は(S21:YES)、DPOF印刷の要求であるか否か、即ち、DPOFスクリプトファイルを受信したか否かを判定する(S22)。DPOF印刷以外のコマンドの場合は、コマンドに応じた通常の処理を行う(S23)。例えば、パーソナルコンピュータからの印刷要求を受信した場合は通常の印刷処理を行う。
【0062】
DPOF印刷が指示された場合は(S22:YES)、DPOFスクリプトファイルを解釈して印刷レイアウトを設定する(S24)。次に、印刷エラーから回復後の印刷再開モードであるか否かを判定する(S25)。印刷エラー発生前の正常印刷モードの場合は(S25:NO)、DPOFスクリプトファイルのジョブ記述部に指定されている画像ファイルを記録媒体12から取得する(S27)。そして、印刷用の画像イメージを生成し(S28)、印刷を開始する(S29)。画像ファイルの印刷を完了するまで(S30)、S28,S29の処理を繰り返す。本実施の形態では、シリアルプリンタを用いるため、印刷用画像イメージはバンド毎に順次形成され、1パスずつ又は複数パスずつ印刷されていく。
【0063】
指定された数だけその画像ファイルを印刷した場合は(S30:YES)、次に印刷すべき画像ファイルに移り(S31)、この新たな画像ファイルがページの最初に印刷されるべき画像ファイルであるか否か、即ち、新しいページの印刷開始であるか否かを判定する(S32)。新しいページの印刷を開始する場合は(S32:YES)、ジョブステータス情報を更新してカメラ10に通知する(S33)。
【0064】
そして、全ての印刷ジョブを印刷したか否かを判定する(S34)。全ての印刷ジョブを印刷するまで上述の処理を繰り返す。
【0065】
従って、印刷されるページが新たになるたびに、ジョブステータス情報は更新されてカメラ10に通知され、カメラ10側で保持される。なお、画像ファイルの印刷を行うたびに、ジョブステータス情報を生成して更新し、ページが切り替わったときだけ、最新のジョブステータス情報をカメラ10に通知して、カメラ側で保持されるジョブステータス情報をページ単位で更新させてもよい。
【0066】
一方、印刷エラー発生後に印刷再開準備が整い、カメラ10から再度DPOFスクリプトとジョブステータス情報がプリンタ20に送信された場合は、印刷再開モードであると判定される(S25:YES)。印刷再開モードでは、DPOFスクリプトを解釈し、カメラ10から受信した最新のジョブステータス情報に示されているファイルIDと一致するファイルIDを有する画像ファイルの印刷ジョブまでDPOFスクリプトファイルを読み飛ばし、ファイルIDが一致する画像ファイルから印刷を再開する(S26)。つまり、印刷エラーによって印刷が中断された画像ファイルから印刷を再開するようになっている。なお、ジョブステータス情報中のファイルIDで特定される画像ファイルは、ページの最初に印刷されるものであるから、結果的にページ単位で印刷が再開されることになる。
【0067】
次に、図8は、プリンタ20側のエラー処理を示す。プリンタ20は、印刷部21からの応答信号や入出力ポートの電圧変化等に基づいて、印刷エラーが発生したか否かを監視しており(S41)、印刷エラーが発生した場合は、カメラ10に通知する(S42)。もっとも、予期せぬ電源遮断や通信路の切断等のようにプリンタ側で検出できないエラーの場合は、上述の通り、カメラ側でのタイムアウト処理等で印刷エラーの有無を判定する。紙詰まりやインク切れ等の中断原因が解消されて、印刷再開準備が完了した場合は(S43)、印刷可能である旨をカメラ10に通知する(S44)。
【0068】
図9は、印刷が再開された場合の印刷出力の様子を示す模式図である。2部目のインデックス印刷中に、画像ファイル「EPSN0003」の印刷途中で印刷エラーが発生した場合を例に挙げる。印刷が中断された画像ファイルは、「EPSON100」のDCFディレクトリに保存されたファイル名「EPSN0003」の画像ファイルであるが、ページの最初に印刷される画像ファイルは、同一ディレクトリ内の「EPSN0001」である。従って、ジョブステータス情報に記述されるファイルIDは、ディレクトリ番号「100」とファイル番号「0001」を連結させてなる「1000001」となる。印刷を失敗した画像ファイルのファイルIDではなく、ページの最初に印刷されるファイルIDがジョブステータス情報に記述されている。
【0069】
印刷再開に際して、カメラ10から送信されるジョブステータス情報には、ファイルID「1000001」で特定される画像ファイルの1部目(COPY ID=001)を印刷中であった」旨が記述されている。従って、プリンタ20は、図4(b)中に黒三角印で示す行までDPOFスクリプトファイルを読み飛ばし(テキストコードの解釈は行うが、印刷用イメージの生成は行わない)、印刷が中断された画像ファイルから印刷を再開する。
【0070】
図9(a)〜(b)に示すように、プリンタ20は、カメラ10から取得したジョブステータス情報に基づいて、インデックス印刷の2部目に該当する第3ページの先頭から印刷を再開する。
【0071】
このように構成される本実施の形態によれば、周辺機器からプリンタに直接画像データを送信して自動的に印刷させるDPOF印刷においても、最新の印刷状態をカメラ側で把握することができる。従って、印刷が中断した場合でも、中断したページから印刷を再開させることができ、印刷用紙やインク等の無駄な消耗を防止することができる。また、既印刷分は印刷しないため、最終的な印刷結果をユーザが入手するまでの待ち時間を短縮することができる。
【0072】
また、カメラ10側でジョブステータス情報を保持するため、プリンタ20の印刷エラー状態が長期化した場合でも、カメラ10を同一の他のプリンタや同種のプリンタに接続し直すだけで、残りの印刷を再開することができる。従って、特に複数の同種プリンタを備える印刷ラボなどで効果を発揮する。
【0073】
さらに、ジョブステータス情報は印刷再開に必要な最小限の情報から構成されており、また、画像ファイルへのパス情報の一部からファイルIDを生成してデータ量を低減しており、かつ、最新のジョブステータス情報のみを保持するため、カメラ側でのジョブステータス保持負担を少なくすることができる。
【0074】
また、本実施の形態では、画像ファイル及びDPOFスクリプトに加えて、ジョブステータス情報も記録媒体12に記憶させるため、仮に、印刷中断中にカメラ10が故障した場合等でも、記録媒体12を他の同種カメラに装着することにより、中断されたページから印刷を再開することができる。
【0075】
また、印刷ジョブデータ(DPOFスクリプトファイル)は、印刷すべきファイル(オブジェクト)の格納場所をテキストコードによって記述しており、さらに、印刷再開時にはファイル単位で指定できるようになっているので、プリンタは、USBケーブルの脱落等で印刷ジョブをリセットした後でも、テキストコードを解釈するだけでオブジェクトの切れ目を容易に把握することができ、ページ単位で印刷を再開することができる。
【0076】
これに対し、例えば、ページ記述言語で印刷ジョブデータが記述されている場合、ページの構成と印刷すべきオブジェクトのデータとが一体化しているため、プリンタは、印刷ジョブデータを解釈して1ページ分の印刷内容を把握しなければ、オブジェクトの切れ目を把握することができない。本発明では、指定された印刷再開位置までテキストコードを読み飛ばしてオブジェクトの切れ目を簡単に求めることができ、不要な処理を省くことができる。
【0077】
2.第2の実施の形態
【0078】
次に、図10は、本発明の第2の実施の形態に係るプリンタ側のDPOF印刷処理を示すフローチャートである。本実施の形態の特徴は、ページの最後に印刷される画像ファイルの印刷を完了した後で、カメラ10側に保持されるジョブステータス情報を更新させる点にある。
【0079】
即ち、ある画像ファイルの印刷を終えた後(S30:YES)、そのページの印刷が完了したか否かを判定する(S51)。ページの印刷が完了した場合は(S51:YES)、カメラ10側で保持されるジョブステータス情報を更新させ(S52)、次に印刷すべき新たな画像ファイルに移る(S53)。
【0080】
3.第3の実施の形態
【0081】
図11は、第3の実施の形態に係るDPOFスクリプトファイルの例を示す。本実施の形態では、DPOFスクリプトファイルの中に、「RE-PRINT」で示すようにジョブステータス情報を記述するようになっている。なお、通常印刷の場合は、ジョブステータス情報中の各パラメータの値に「000」を設定することにより、通常の印刷であることを宣言することができる。
【0082】
また、ジョブステータス情報とDPOFスクリプトファイルとをそれぞれ個別に作成して対応づける前記各実施の形態においても、通常印刷時にはジョブステータス情報のパラメータの値に特別なコード(000等)を設定することにより、通常印刷である旨をプリンタに通知することができる。これにより、正常印刷モード及び印刷再開モードのいずれの場合も、カメラ10からプリンタ20に送信するデータの種類と構造を共通にすることができ、プログラム構造を簡素化することができる。
【0083】
なお、上述した本発明の各実施の形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなく、他の様々な態様で本発明を実施できる。
【0084】
例えば、カメラ10とプリンタ20とは、USB接続される必要はない。例えば、IEEE1394インターフェースや無線LANあるいは赤外線等を介してデータ通信を行うものであってもよい。
【0085】
また、印刷のたびにカメラの記録媒体から画像ファイルを取得するのではなく、プリンタの記憶部に印刷対象となっている全ての画像ファイルを先に保存させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの全体概要を示すブロック図である。
【図2】記録媒体の記憶構造を示す説明図である。
【図3】 DPOF印刷の指定方法(a)及びそれにより作成されるDPOFスクリプトファイルの構造(b)を示す説明図である。
【図4】 DPOFスクリプトファイルの具体例を示す説明図である。
【図5】 DPOF印刷が正常に行われた場合の印刷結果を示す模式図である。
【図6】カメラ側で実行されるDPOF印刷指示処理を示すフローチャートである。
【図7】プリンタ側で実行されるDPOF印刷処理を示すフローチャートである。
【図8】プリンタ側で実行される印刷エラー監視処理を示すフローチャートである。
【図9】印刷再開モードでの印刷結果を示す模式図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るDPOF印刷処理のフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るDPOFスクリプトファイルの具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ディジタルカメラ
11 撮像部
12 記録媒体
13 制御部
14 ユーザインターフェース
15 USBデバイスコントローラ
16 記憶部
20 プリンタ
21 印刷部
22 記憶部
23 制御部
24 ユーザインターフェース
25 USBホストコントローラ
D1 画像ファイル
D2 DPOFスクリプトファイル
D3 ジョブステータス情報

Claims (5)

  1. オブジェクトを含んでなる印刷ジョブデータを送信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータからの印刷ジョブデータに基づいて印刷を行うプリンタとを備えた印刷システムにおいて、
    前記ホストコンピュータに設けられ、前記プリンタで印刷させるための印刷ジョブデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記ホストコンピュータに設けられ、前記プリンタによる前記印刷ジョブデータの印刷経過を示すジョブステータス情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記プリンタによる前記印刷ジョブデータの印刷状態を監視し、前記第2の記憶手段に記憶させる前記ジョブステータス情報をページ単位で更新するジョブステータス監視手段と、
    前記プリンタが前記印刷ジョブデータの印刷中に生じた印刷エラー状態から印刷可能状態に回復したか否かを判定する判定手段と、
    前記プリンタが前記印刷可能状態に回復したと判定された場合は、前記第1の記憶手段に記憶された前記印刷ジョブデータと前記第2の記憶手段に記憶されたジョブステータス情報とに基づいて、ページ単位で印刷を再開させる印刷再開手段と、を備え、
    前記ジョブステータス情報には、印刷中のオブジェクトを特定するためのオブジェクト識別情報と該オブジェクトの既印刷数を示す情報とが含まれており、
    前記印刷再開手段は、前記ジョブステータス情報及び前記印刷ジョブデータに基づいて、印刷が未完了のオブジェクトから印刷を再開することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記第1及び第2の記憶手段は、前記ホストコンピュータに着脱可能に設けられた書換可能な記録媒体上に実現されている請求項に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷ジョブデータは、画像ファイルと該画像ファイルの印刷方法を指定する印刷指定ファイルとからなり、前記ジョブステータス情報は前記印刷指定ファイル中に記述されている請求項に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷ジョブデータは、画像ファイルと該画像ファイルの印刷方法を指定する印刷指定ファイルとからなり、
    前記印刷指定ファイルは、少なくとも、印刷ジョブを識別するためのジョブ識別情報と、印刷の種類を指定する情報と、印刷部数を指定する情報と、前記画像ファイルの格納先を示すパス情報とを含んでおり、
    前記オブジェクト識別情報は、前記パス情報の一部から構成されている請求項に記載の印刷システム。
  5. 前記ホストコンピュータは、画像を撮影して記録する画像入力装置であり、前記第1の記憶手段は着脱可能に設けられた記録媒体であり、前記プリンタはシリアルプリンタである請求項に記載の印刷システム。
JP2002248161A 2002-08-28 2002-08-28 印刷システム Expired - Fee Related JP4259071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002248161A JP4259071B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002248161A JP4259071B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 印刷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004086664A JP2004086664A (ja) 2004-03-18
JP4259071B2 true JP4259071B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=32055603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002248161A Expired - Fee Related JP4259071B2 (ja) 2002-08-28 2002-08-28 印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4259071B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4497941B2 (ja) * 2003-01-31 2010-07-07 キヤノン株式会社 画像供給デバイス及び記録システム及びその制御方法
KR100792285B1 (ko) 2004-04-16 2008-01-07 삼성전자주식회사 인쇄이력관리기능을 구비한 화상형성장치 및 그 방법
JP2006031677A (ja) * 2004-06-17 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 印刷制御装置、印刷装置、印刷ネットワークシステム、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び印刷制御プログラムを格納した記録媒体。
JP2006018401A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Canon Inc 情報処理装置及び印刷システム
JP4817220B2 (ja) 2004-10-14 2011-11-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 ジョブ実行装置
JP5299070B2 (ja) * 2009-05-11 2013-09-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
AU2019333292B2 (en) 2018-08-30 2023-11-23 Interface, Inc. Digital printing for flooring and decorative structures
JP2022071728A (ja) * 2020-10-28 2022-05-16 キヤノン株式会社 画像形成装置とその制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004086664A (ja) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2004009362A1 (ja) 印刷システム
JPWO2004012075A1 (ja) 印刷システム
JP4059027B2 (ja) プリンタおよびプリンタの印刷条件設定方法
US7224480B2 (en) Imaging apparatus, system having imaging apparatus and printing apparatus, and control method therefor
JP4343714B2 (ja) 通信装置及びその通信制御方法
JP2009259268A (ja) 画像出力システム、画像供給装置、画像出力装置、制御プログラムおよび画像出力方法
WO2006043667A1 (ja) 画像供給装置及び該装置の制御方法及び印刷システム
JP4259071B2 (ja) 印刷システム
US8022993B2 (en) Image supply device transmitting image data to a recording apparatus, communication apparatus, recording system and control method thereof
JP2005066988A (ja) 画像供給装置と記録装置及び記録システム及びその制御方法とプログラム
JP4131143B2 (ja) 印刷システム
US7639278B2 (en) Image supply device, recording system, and control method therefor
EP2380341B1 (en) Image forming apparatus, control method for image forming apparatus, and storage medium
JP2004237713A (ja) 画像出力システム、画像出力装置、画像供給装置、制御プログラムおよび画像出力方法
JP2004252952A (ja) 画像供給デバイスと記録装置及び記録システムとその制御方法
US8411295B2 (en) Image forming apparatus for storing image data to a storage device, control method for the image forming apparatus, and storage medium storing the control method
JP2009104417A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2009100103A (ja) 印刷装置
JP2004070610A (ja) プリンタ装置、デジタルカメラおよびデジタルカメラの制御プログラム
JP2003256170A (ja) 主従関係で通信接続された複数装置を備えたシステム
JP2003256154A (ja) 画像出力システム
JP4360402B2 (ja) 画像出力システム、画像供給装置、画像出力装置及び画像出力方法
JP4618447B2 (ja) プリンタおよびプリンタの印刷条件設定方法
JP2008193219A (ja) カメラ
JP2003259274A (ja) 通信接続されたデータソース装置とデータ利用装置を備えたシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050825

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4259071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees