JP4258697B2 - 素材編集処理システム、素材編集処理方法及び素材編集処理装置 - Google Patents
素材編集処理システム、素材編集処理方法及び素材編集処理装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は素材編集処理システム、素材編集処理方法及び素材編集処理装置に関し、例えば遠隔地の制御装置によりTV局等の編集装置を介して映像素材(以下、これを素材と呼ぶ)の編集処理を行う素材編集処理システムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遠隔地の制御装置とTV(Television)局等の編集装置とをネットワークを介して接続し、当該遠隔地の制御装置によってTV局等の編集装置を遠隔制御することにより素材に対する編集処理を実行する素材編集処理システムがある。
【0003】
この素材編集処理システムにおいては、遠隔地の制御装置によって例えば素材に適した文字等のテロップを挿入する編集処理を実行する場合、当該制御装置を介してTV局等の編集装置で編集処理すべき素材を実際にモニタリングしながら編集作業を行うと共に、素材に対して挿入すべきテロップの画像データをインターネット等のネットワークを介して編集装置へ伝送する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の素材編集処理システムにおいては、遠隔地の制御装置からTV局等の編集装置へネットワークを介してテロップの画像データを伝送する際、現在の伝送可能な帯域幅及びデータ伝送速度ではテロップの画像データを伝送するに当たって多大な時間を要し、迅速な編集処理を実行し得ないという問題があった。
【0005】
また素材編集処理システムにおいては、遠隔地の制御装置からTV局等の編集装置へテロップの画像データを伝送した後に、当該制御装置によってTV局等の編集装置と接続されたテロップ発生器等の被制御機器等をコントロールして編集処理を実行しなければならず、テロップの画像データを伝送した後にもユーザに対して煩雑な編集作業を強いるという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、素材に対する付加情報の編集処理を一段と容易に実行し得る素材編集処理システム、素材編集処理方法及び素材編集処理装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、編集処理内容に応じた編集処理プログラムリストを生成する制御装置と、当該編集処理プログラムリストに従って素材に対する編集処理を実行する編集装置とをネットワークを介して接続することによって構成される素材編集処理システムにおいて、制御装置は、編集処理プログラムリストを生成する編集処理プログラムリスト生成手段と、素材に付加すべき付加情報を生成するとともに、当該付加情報の素材に対する付加順番及び編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルを生成する付加情報ファイル生成手段と、編集処理プログラムリスト、付加情報及び付加順番対応関係ファイルをネットワークを介して編集装置へ送信する送信手段とを具え、編集装置は、編集処理プログラムリスト、付加情報及び付加順番対応関係ファイルをネットワークを介して受信する受信手段と、受信手段で受信した付加情報を再生する付加情報再生手段と、付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び付加順番を認識し、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与える制御手段と、編集指示に従い素材に対して付加情報を付加順番通りに付加することにより編集処理を実行し、編集処理結果データを生成する編集処理手段とを設けるようにする。
【0008】
これにより、編集処理プログラムリスト、素材に付加すべき付加情報、当該付加情報を素材に対して付加すべき順番及び編集処理プログラムと付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルをネットワークを介して送信してしまえば、受信側で付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び順番を認識し得、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示により素材に対して付加情報を順番通りに付加して編集処理を自動的に実行することができる。
【0009】
また本発明においては、編集処理内容に応じて生成された編集処理プログラムリストをネットワークを介して受信し、当該受信した当該編集処理プログラムリストに従って素材に対する編集処理を実行する素材編集処理方法において、編集処理プログラムリスト、素材に付加すべき付加情報、当該付加情報の素材に対する付加順番及び編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルをネットワークを介して受信する受信ステップと、付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び付加順番を認識し、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与える制御ステップと、編集指示に従い素材に対して付加情報を付加順番通りに付加することにより編集処理を実行し、編集処理結果データを生成する編集処理ステップとを有するようにする。
【0010】
これにより、付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び順番を認識することができるので、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与えることによって素材に対して付加情報を順番通りに付加して編集処理を自動的に実行することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)素材編集処理システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明の素材編集処理システムを示し、遠隔地の制御装置2とTV局等の編集装置3とがインターネット等のネットワーク(図示せず)を介して接続されている。
【0013】
制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のコンピュータ構成でなる遠隔編集端末4からTV局等の編集装置3における大容量アーカイブ11へ映像素材(以下、これを素材と呼ぶ)の検索命令D1を送信する。
【0014】
TV局等の編集装置3は、検索命令D1に該当する素材が収録された例えば2本のビデオテープを大容量アーカイブ11の中から検索し、当該検索した2本のビデオテープをローカルサーバ12へ送出する。
【0015】
ローカルサーバ12は、第1VTR(Video Tape Recorder)12A及び第2VTR12Bによって2本のビデオテープを再生することにより、その結果得られた再生データD12A及びD12Bを編集対象の素材として後段のビデオスウィッチャ/オーディオミキサ13へ出力すると共に、表示部15を介してMPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ16へ出力する。
【0016】
MPEGエンコーダ16は、再生データD12A及びD12BをMPEG規格に準拠した圧縮符号化方式で圧縮符号化した後、これを符号化データD16として制御装置2の遠隔編集端末4へネットワークを介して伝送する。
【0017】
これにより遠隔編集端末4は、符号化データD16を受信して復号化することにより、再生データD12A及びD12Bに基づく再生画像を表示部(図示せず)に順次表示し得、かくして当該再生画像をユーザに対して目視確認させながら編集作業を実行させ得るようになされている。
【0018】
制御装置2のテロップ発生器5は、再生画像に適した例えば図2に示すような「Flower Hat Dance Parade in Yamagata August 5-7.2000」のテロップT5Aをユーザの入力操作に応じて生成し、このテロップT5Aのテロップ画像データを当該テロップ発生器5のアプリケーションプログラム(この場合はアドビ社製のプレミア)によって所定形式(例えばテキストファイルやバイナリファイルに近い形式)のテロップファイルD5A(Flower Hat.ptl)に変換することにより、画像データと比較して格段にデータ量を低減するようになされている。
【0019】
同様にテロップ発生器5は、次の再生画像に適したテロップT5B、T5C……(図示せず)のテロップ画像データをテロップファイルD5B、D5C……に順次変換し、素材編集用のテロップファイルデータD5(D5A、D5B、D5C……)として遠隔編集端末4へ送出するようになされている。
【0020】
また編集処理プログラム生成手段としての遠隔編集端末4は、図3に示すような編集画面100を表示部に表示し、当該編集画面100上でユーザに編集処理を実行させるようになされている。このとき遠隔編集端末4は、ユーザによって編集作業が行われた編集画面100の内容に従ってTV局の編集装置3で自動的に編集処理を実行させるためのEDL(Edit Decision List)と呼ばれる編集プログラムリストEDLを自動的に生成し得るようになされている。
【0021】
ここで編集画面100には、モニタ表示領域101、素材及びテロップファイルリスト表示領域102及びタイムライン表示領域103が設けられており、同一画面上で容易に編集処理を実行し得るような画面構成となっている。
【0022】
モニタ表示領域101には、編集前の素材を表示する素材表示ウィンドウ101Aと、編集後の編集結果を表示する編集結果表示ウィンドウ101Bとが設けられ、編集前後の素材を同時に表示し得るようになされている。すなわち編集結果表示ウィンドウ101Bには、素材に対してテロップ(「Flower Hat Dance Parade in Yamagata August 5-7.2000」)が挿入された状態の画像が表示されることになる。
【0023】
なおモニタ表示領域101内の下部には、編集作業用の各種コマンドを入力するための操作ボタンが設けられると共に、素材及びテロップ等の再生時間を表示するためのカウンタ表示部が設けられている。
【0024】
素材及びテロップファイルリスト表示領域102には、テロップ発生器5から供給されたテロップファイルデータD5の各テロップファイルD5A、D5B、D5C……を順次羅列表示し、素材に対して挿入すべき挿入対象をユーザに一目で認識させ得るようになされている。
【0025】
タイムライン表示領域103には、最上段に時、分、秒及びフレームに対応したタイムライン105が設けられ、ユーザは当該タイムライン105の時間軸に沿って素材としての再生データD12Aの素材アイコンD12Aa、D12Ab、D12Ac、再生データD12Bの素材アイコンD12Ba、D12Bb、D12Bcや、各テロップファイルD5A、D5B、D5C……のテロップアイコンD5Aa、D5Bbを並べることによって容易に編集処理を実行し得るようになされている。
【0026】
実際上タイムライン105の下部には、素材再生用の第1VTR12A及び第2VTR12Bによって再生すべき再生データD12Aの素材アイコンD12Aa、D12Ab、D12Ac及び再生データD12Bの素材アイコンD12Ba、D12Bb、D12Bcがタイムライン105の時間軸に沿って並べられると共に、再生データD12の素材アイコンと再生データD13の素材アイコンとが重なる部分に特殊効果等のエフェクト画像データのエフェクトアイコンED1〜ED5が挿入されるように並べられ、さらにテロップアイコンD5Aa、D5Bbが素材アイコンD12Aa、D12Bbにそれぞれ対応付けられて並べられることにより編集作業が行われる。
【0027】
なお素材アイコンD12Aa、D12Ab、D12Ac及び素材アイコンD12Ba、D12Bb、D12Bcには、それぞれ対応したオーディオデータのオーディオアイコンAU12Aa、AU12Ab、AU12Ac及びオーディオアイコンAU12Ba、AU12Bb、AU12Bcがそれぞれ対応付けられて並べられるようになされている。
【0028】
このようにして遠隔編集端末4は、ユーザによって編集作業の行われた編集画面100に従って図4に示すような編集プログラムリストEDLを生成する。実際上、この編集プログラムリストEDLでは、例えば3行目に「REEL 0001 IS CLIP 0807C2.AVI」とあるように、「REEL 0001」に該当する第1VTR12Aが素材「CLIP 0807C2.AVI」の再生データD12Aを出力するように設定されている。
【0029】
また編集プログラムリストEDLでは、4行目に「REEL UND001 IS CLIP FLOWERHAT.PTL」とあるように、「REEL UND001」に該当する編集装置3のテロップ発生器19がテロップファイルD5A(Flower Hat.ptl)に応じたテロップ画像データを出力するように設定されている。
【0030】
さらに編集プログラムリストEDLでは、5行目に「KEY TYPE IS ……」とあるように、テロップを画像にはめ込むためのキーのタイプが設定され、6行目に第1VTR12Aの再生時のイン点(00:19:17:11)及びアウト点(00:19:37:28)と、それを編集記録するための編集VTR14における記録時のイン点(00:00:00:00)及びアウト点(00:00:20:17)とが設定されると共に、7行目にテロップ発生器19が出力するテロップ画像データの再生時のイン点(00:00:00:00)及びアウト点(00:00:08:01)と、それを編集記録するための編集VTR14における記録時のイン点(00:00:00:00)及びアウト点(00:00:08:01)とが設定されている。
【0031】
同様に編集プログラムリストEDLでは、8行目以降にも編集画面100に従った内容の編集結果がプログラムされている。
【0032】
ところで付加情報生成手段としてのテロップ発生器5は、遠隔編集端末4によって作成された上述の編集プログラムリストEDLと、当該テロップ発生器5から供給されるテロップファイルデータD5の各テロップファイルD5A、D5B、D5C……との対応関係を編集装置3の編集コントローラ17に理解させるためと、テロップファイルD5を素材に挿入する順番を編集コントローラ17に理解させるためのテロップ順番テキストファイルTXTを生成し、これを遠隔編集端末4へ送出する。
【0033】
すなわちテロップ順番テキストファイルTXTは、遠隔編集端末4によって作成された編集プログラムリストEDLだけでは、編集コントローラ17がテロップファイルデータD5の各テロップファイルD5A、D5B、D5C……を認識できない場合に、それを理解させるためのファイルである。
【0034】
従ってテロップ発生器5の代わりに異なる機種のテロップ発生器を用いた場合でも、テロップ順番テキストファイルTXTによって編集プログラムリストEDLとの対応関係を明確にすることで、編集コントローラ17に容易に理解させて編集処理を実行させ得るようになされている。
【0035】
ここで図5に示すように、テロップ順番テキストファイルTXTは、全体のタイトルとして「Flower Hat Dance Parade」の名称が与えられており、編集プログラムリストEDLにおける挿入順番「01」の「UND001」がテロップファイルD5A「Flower Hat.Ptl」であること、挿入順番「02」の「UND002」がテロップファイルD5B「Tuad. Ptl」であること、及び挿入順番「03」の「UND003」がテロップファイルD5C「End. Ptl」であることを表している。
【0036】
送信手段としての遠隔編集端末4は、編集画面面100を用いて編集作業を行った後、図6に示すようなフォルダ画面200の中から編集プログラムリストEDL及びテロップ順番テキストファイルTXTを選択して編集装置3の編集コントローラ17へ送信すると共に、フォルダ画面200のうちテロップファイルデータD5を選択して編集装置3のテロップ発生器19へ送信するようになされている。
【0037】
ここで遠隔編集端末4は、画像データと比較して格段にそのデータ量が低減されたファイル形式のテロップファイルデータD5をTV局等における編集装置3のコンピュータ構成でなる編集コントローラ17へネットワークを介して送信するようにしたことにより、帯域幅や伝送速度に係わらず短時間で効率良くテロップファイルデータD5を伝送し得るようになされている。
【0038】
従って受信手段及び制御手段としての編集コントローラ17は、遠隔編集端末4から受信したテロップ順番テキストファイルTXTを所定のアプリケーションプログラムに従って解読し、当該テロップ順番テキストファイルTXTに基づいて編集プログラムリストEDLとテロップファイルデータD5との対応関係を認識し得ると共に、編集プログラムリストEDLに従って各テロップファイルD5A、D5B、D5C……を順番通りに素材に挿入して編集処理を実行し得るようになされている。
【0039】
すなわち編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLに従って再生データD12Aに対してテロップファイルD5Aに基づくテロップ画像データを重ねて合成する指示であることを認識し、ローカルサーバ12及びテロップ発生器19を制御するようになされており、これにより遠隔編集端末4で設定した編集画面100の内容通りにテロップを素材に挿入する編集処理を自動的に実行し得るようになされている。
【0040】
ここで制御装置2のテロップ発生器5と、編集装置3のテロップ発生器19とは同一機種であって、当該テロップ発生器19は遠隔編集端末4から受信したテロップファイルデータD5及び編集コントローラ17を介して受信したテロップ順番テキストファイルTXTに基づいて、図7のフォルダ画面300に示したような各テロップファイルD5A、D5B、D5C……の順番を表す再生テロップ順番ファイルD50を生成すると共に、各テロップファイルD5A、D5B、D5C……をもとのテロップ画像データに変換することにより得られる再生テロップ画像データファイルD60を生成するようになされている。
【0041】
従って付加情報再生手段としてのテロップ発生器19は、編集コントローラ17からの指示を受けると、再生テロップ順番ファイルD50に基づいて再生テロップ画像データファイルD60の中から該当する再生テロップ画像データD61を読み出し、これをビデオスウィッチャ/オーディオミキサ13へ出力するようになされている。
【0042】
編集処理手段としてのビデオスウィッチャ/オーディオミキサ13は、編集プログラムリストEDLに基づく編集コントローラ17からの指示に従って、素材の再生データD12Aに対してテロップファイルD5Aに基づく再生テロップ画像データD61を重ねて合成することにより編集処理を実行し、その編集結果画像データD62を編集VTR14に送出する。
【0043】
編集VTR14は、ビデオスウィッチャ/オーディオミキサ13からの編集結果画像データD62をビデオテープに記録することにより編集処理を終了し、その編集処理後の編集処理結果画像データD63を遠隔制御端末2へ伝送し、モニタ7を介してユーザに目視確認させ得るようになされている。
【0044】
(2)素材編集処理システムにおける編集処理手順
すなわち素材編集処理システム1において、制御装置2は図8に示すようにルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。ステップSP1において制御装置2は、テロップ発生器5によって素材に挿入すべきテロップファイルデータD5を生成し、これを遠隔編集端末4に送出して次のステップSP2に移る。
【0045】
ステップSP2において制御装置2は、編集作業が行われた編集画面100の内容に沿って編集プログラムリストEDLを生成し、次のステップSP3へ移る。
【0046】
ステップSP3において制御装置2は、テロップ発生器5によって、編集装置3の編集コントローラ17にテロップファイルデータD5と編集プログラムリストEDLとの対応関係を理解させるためのテロップ順番テキストファイルTXTを生成し、これを遠隔編集端末4に送出して次のステップSP2に移る。
【0047】
ステップSP4において制御装置2は、遠隔編集端末4により編集プログラムリストEDL及びテロップ順番テキストファイルTXTを編集装置3の編集コントローラ17に送信するとともに、テロップファイルデータD5を編集装置3のテロップ発生器19へ送信し、次のステップSP5で編集プログラムリスト生成処理手順を終了する。
【0048】
続いて素材編集処理システム1において、編集装置3は図9に示すようにルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP11に移る。ステップSP11において編集装置3の編集コントローラ17は、制御装置2から受信したテロップ順番テキストファイルTXTに基づいて編集プログラムリストEDLとテロップファイルデータD5との対応関係を認識し、次のステップSP12に移る。
【0049】
ステップSP12において編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLに従ってローカルサーバ12、ビデオスイッチャオーディオミキサ13及びテロップ発生器19に対して指示を与えることにより、素材同士の接続部分に特殊効果を施したり、オーディオデータを付加する等の編集処理を実行し、次のステップSP13に移る。
【0050】
ステップSP13において編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLの終わりであるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは編集プログラムリストEDLの終わりに到達したことを表しており、このときステップSP16に移る。
【0051】
これに対してステップSP13で否定結果が得られると、このことは未だ編集プログラムリストEDLの終わりに到達していないことを表しており、このとき編集コントローラ17は次のステップSP14に移る。
【0052】
ステップSP14において編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLに従ってテロップファイルD5Aを素材に挿入すべきタイミングとなったか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは編集プログラムリストEDL上でテロップファイルD5Aを挿入すべきタイミングとはなっていないことを表しており、このとき編集コントローラ17はステップSP12に戻って編集プログラムリストEDLに応じた指示を与え続ける。
【0053】
これに対してステップSP14で肯定結果が得られると、このことは編集プログラムリストEDL上でテロップファイルD5Aを挿入すべきタイミングとなったことを表しており、このとき編集コントローラ17は次のステップSP15に移る。
【0054】
ステップSP15において編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLに従ってビデオスイッチャオーディオミキサ13及びテロップ発生器19に対して支持を与えることにより、素材である再生データD12Aに対して所定のテロップファイルD5Aを挿入し、次のステップSP16に移る。
【0055】
ステップSP16において編集コントローラ17は、ビデオスイッチャオーディオミキサ13により再生データD12AにテロップファイルD5Aの再生テロップ画像データD61を重ねて合成することにより生成された編集結果画像データD62を編集VTR14でビデオテープに記録し、制御装置2のモニタ7へ編集結果を表示させた後、次のステップSP17で編集処理手順を終了する。
【0056】
(3)動作及び効果
以上の構成において、素材編集処理システム1は、遠隔地の制御装置2がTV局の編集装置3を遠隔制御するための編集プログラムリストEDLを遠隔編集端末4により生成し、その編集プログラムリストEDLに従って素材に挿入すべきテロップファイルデータD5と当該編集プログラムリストEDLとの対応関係を編集コントローラ17に理解させるためのテロップ順番テキストファイルTXTをテロップ発生器5により生成し、編集プログラムリストEDL、テロップファイルデータD5及びテロップ順番テキストファイルTXTを編集装置3の編集コントローラ17へ送信する。
【0057】
編集装置3の編集コントローラ17は、テロップ順番テキストファイルTXTに基づいて編集プログラムリストEDLとテロップファイルデータD5との関係を解読し、どの素材に対してどのテロップファイルを挿入するべきかを編集プログラムリストEDLに従って認識することができる。
【0058】
これにより編集コントローラ17は、編集プログラムリストEDLに基づいてローカルサーバ12、テロップ発生器19及びビデオスイッチャオーディオミキサ13に対して適切な指示を与えることができるので、素材に対応したテロップファイルを自動的に挿入して編集処理を実行することができる。
【0059】
これによりユーザは、制御装置2から編集プログラムリストEDL、テロップファイルデータD5及びテロップ順番テキストファイルTXTを編集装置3の編集コントローラ17へ送信した後には、編集結果をモニタ7で確認するだけで済み、煩雑な操作なしに編集処理を容易かつ短時間で実行することができる。
【0060】
以上の構成によれば、遠隔地の制御装置2が編集プログラムリストEDLと、テロップ発生器5によって生成した素材に挿入すべきテロップファイルデータD5との対応関係を示したテロップ順番テキストファイルTXTを生成し、編集プログラムリストEDL、テロップファイルデータD5及びテロップ順番テキストファイルTXTを編集装置3の編集コントローラ17へ送信することにより、当該編集プログラムリストEDLとテロップファイルデータD5との対応関係をテロップ順番テキストファイルTXTによって予め認識させることができるので、テロップ発生器5で生成したテロップファイルデータD5をテロップ発生器19を介して素材へ自動的に挿入するといった編集処理を編集コントローラ17を介して自動的に実行させることができる。
【0061】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、例えば素材である再生データD12Aに対して付加情報としてのテロップファイルD5Aを挿入するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)音源によって生成されたMIDIデータファイルや、パーソナルコンピュータ等によって生成した簡易なマーク、記号、矢印又は枠等のCG(Computer Graphics)でなる静止画像ファイル等を素材に対して挿入するようにしても良い。
【0062】
また、この場合素材編集処理システム1では一つの素材に対して同時にテロップファイルD5A、MIDIデータファイル及び静止画ファイルを挿入するように、編集処理プログラムとしての編集プログラムリストEDLとテロップファイルD5A、MIDIデータファイル及び静止画ファイルとの対応関係及び挿入順番を示す付加情報順番テキストファイルを生成し、これを介して編集コントローラ17に理解させるようにしても良い。これにより編集コントローラ17は、編集装置3に設けられたテロップファイルデータD5、MIDIデータ及び静止画ファイルをそれぞれ再生するための被制御機器を同時に制御して編集処理を実行することができる。
【0063】
また上述の形態においては、素材編集処理システム1として遠隔地の制御装置2とTV局の編集装置3とをインターネット等のネットワークを介して接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、制御装置2と編集装置3とがLAN(Local Area Network)を介して接続するようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、編集処理プログラムリスト、素材に付加すべき付加情報、当該付加情報を素材に対して付加すべき順番及び編集処理プログラムと付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルをネットワークを介して送信してしまえば、受信側で付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び順番を認識し得、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示により素材に対して付加情報を順番通りに付加して編集処理を自動的に実行することができ、かくして送信側のユーザは送信後に煩雑な操作なしに素材に対する付加情報の編集処理を一段と容易に実行し得る素材編集処理システムを実現できる。
【0065】
また本発明によれば、付加順番対応関係ファイルに基づいて編集処理プログラムリストと付加情報との対応関係及び順番を認識することができるので、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与えることによって素材に対して付加情報を順番通りに付加して編集処理を自動的に実行することができ、かくして素材に対する付加情報の編集処理を一段と容易に実行し得る素材編集処理方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における素材編集処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】テロップを示す略線図である。
【図3】編集画面を示す略線図である。
【図4】編集処理内容を示す編集プログラムリストである。
【図5】編集プログラムリストとテロップファイルとの関係及び当該テロップファイルの順番を示すテロップ順番テキストファイルである。
【図6】送信側におけるフォルダ画面の内容を示す略線図である。
【図7】受信側におけるフォルダ画面の内容を示す略線図である。
【図8】制御装置における編集プログラムリスト生成処理手順を示すフローチャートである。
【図9】編集装置における編集処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……素材編集処理システム、2……制御装置、3……編集装置、4……遠隔編集端末、5……テロップ発生器、5A……テロップ、12……ローカルサーバ、13……ビデオスイッチャオーディオミキサ、14……編集VTR、17……編集コントローラ、19……テロップ発生器。
Claims (5)
- 編集処理内容に応じた編集処理プログラムリストを生成する制御装置と、当該編集処理プログラムリストに従って素材に対する編集処理を実行する編集装置とをネットワークを介して接続することによって構成される素材編集処理システムにおいて、
上記制御装置は、
上記編集処理プログラムリストを生成する編集処理プログラムリスト生成手段と、
上記素材に付加すべき付加情報を生成するとともに、当該付加情報の上記素材に対する付加順番及び上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルを生成する付加情報ファイル生成手段と、
上記編集処理プログラムリスト、上記付加情報及び上記付加順番対応関係ファイルを上記ネットワークを介して上記編集装置へ送信する送信手段と
を具え、
上記編集装置は、
上記編集処理プログラムリスト、上記付加情報及び上記付加順番対応関係ファイルを上記ネットワークを介して受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記付加情報を再生する付加情報再生手段と、
上記付加順番対応関係ファイルに基づいて上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係及び上記付加順番を認識し、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与える制御手段と、
上記編集指示に従い上記素材に対して上記付加情報を上記付加順番通りに付加することにより上記編集処理を実行し、編集処理結果データを生成する編集処理手段と
を具える素材編集処理システム。 - 上記付加情報は、上記素材に対応したテロップ画像を所定の方式で変換することにより得られたファイル形式のテロップファイルである
請求項1に記載の素材編集処理システム。 - 上記付加情報は、上記素材に対応した楽曲データである
請求項1に記載の素材編集処理システム。 - 編集処理内容に応じて生成された編集処理プログラムリストをネットワークを介して受信し、当該受信した当該編集処理プログラムリストに従って素材に対する編集処理を実行する素材編集処理方法において、
上記編集処理プログラムリスト、上記素材に付加すべき付加情報、当該付加情報の上記素材に対する付加順番及び上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルを上記ネットワークを介して受信する受信ステップと、
上記付加順番対応関係ファイルに基づいて上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係及び上記付加順番を認識し、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与える制御ステップと、
上記編集指示に従い上記素材に対して上記付加情報を上記付加順番通りに付加することにより上記編集処理を実行し、編集処理結果データを生成する編集処理ステップと
を有する素材編集処理方法。 - 編集処理内容に応じて生成された編集処理プログラムリストをネットワークを介して受信し、当該受信した当該編集処理プログラムリストに従って素材に対する編集処理を実行する素材編集処理装置において、
上記編集処理プログラムリスト、上記素材に付加すべき付加情報、当該付加情報の上記素材に対する付加順番及び上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係を示す付加順番対応関係ファイルを上記ネットワークを介して受信する受信手段と、
上記付加順番対応関係ファイルに基づいて上記編集処理プログラムリストと上記付加情報との対応関係及び上記付加順番を認識し、当該編集処理プログラムリストに応じた編集指示を与える制御手段と、
上記編集指示に従い上記素材に対して上記付加情報を上記付加順番通りに付加することにより上記編集処理を実行し、編集処理結果データを生成する編集処理手段と
を具える素材編集処理装置。
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