JP4257820B2 - 整流子電動機用の制御部 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、1台の整流子電動機の一定な回転動作と脈動的な回転動作との双方の回転動作を伴いながら位相点弧制御部(Phasenanschnittsteuerung)によって操作されるこの整流子電動機用の制御部に関する。さらに、本発明は、交流電圧の複数の半波の第1点弧(Anschnitt) と第2点弧のためにこの位相点弧制御部に割当てられている第1制御装置と第2制御装置に関する。
【0002】
整流子電動機は、或る電子回路を配置することによってその回転数をいろいろに制御可能である。このような電子回路には、例えば交流運転を担う位相点弧制御部や直流運転を担うパルス幅変調器がある。このように制御可能な整流子電動機は、電動工具にも有益に使用できる。
【0003】
電動工具を使用する場合、例えば労力を要するねじ締め作業及び金属板やアルミニウムへの穴あけのときに、その電動工具が或る電子回路を備えているならば、その電子回路によって整流子電動機のトルクを大きくしたり小さくしたり又はその回転数をパルスで計数することが実現可能である。
【0004】
このような電子回路は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第 195 01 430 号明細書から公知である。この明細書には、電動工具に使用する電動機を制御する方法が開示されている。この電動機の回転子が設定可能な回転数(n 1 ,n 2 )で運動するように、変更可能な電圧(U)の複数のパルス(11,11′,20)がこの電動機に印加される。そのため、位相点弧制御部やパルス幅変調器が使用される。1つのパルス間隔(12,12′,22)が零電圧になることによって個々のパルス(11,11′,20)の一部が消去(ausgeblendet)されると、この電動機(1)の回転子が脈動的につまりインパルス的に運動される。
【0005】
さらに、制御電子回路(5)と電子式の電力開閉器(4)で電動機(1)を制御する回路装置が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第 195 01 430 号明細書中に開示されている。この回路装置では、予め設定された回転数(n 1, n 2)でこの電動機を駆動させるためにこの電子式の電力開閉器(4)によって変更可能な或る電圧(U)の複数のパルス(11,11′,12)がこの電動機( 1) に印加可能であるように、この電子式の電力開閉器(4)がこの制御電子回路(5) によって開閉される。このとき、この制御電子回路(5)が少なくとも個々のパルス(11,11′,12)のうちの極めて僅かな部分のなす期間にこの電子式の電力開閉器(4)を遮断する手段を備えているために、この電動機(1)の回転子が脈動的につまりインパルス的に運動される。
【0006】
これらの電動機の制御部の欠点は、例えば位相点弧制御時に、交流電圧の一定数量の半波がそれぞれ一斉に消去される点にある。この動作は、特に回転数が低いとき、すなわち残りの半波の点弧が大きいときに不調をきたす。何故なら、ねじ締め工程中の回転数が低いときには、連続した回転数がより効果的だからである。
【0007】
或る電子回路が、ヨーロッパ特許発明第 0 784 884号明細書から公知である。脈動する回転数も、この電子回路によって調整可能である。ここでは、交直両用電動機を有する電動ねじ締め工具が開示されている。この電動ねじ締め工具は、変動する回転数を測定する位相点弧制御部(3)によって駆動されている。この場合、この位相点弧制御部(3)は、波束制御された(wellenpaketgesteuerte) 位相点弧制御部に切替え可能である。この波束制御された位相点弧制御部では、電源系の全ての半波が制御されるのではない。半波の全制御と部分制御は、位相点弧制御部を切替え可能な発振器(4)で実現される。この発振器(4)の周波数が電源周波数の50 Hz より低いほど、電源のより小さい半波が制御される。この制御部の作動方式は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第 195 01 430 号明細書の制御部の作動方式と一致する。したがって、この明細書の制御部の作動方式の欠点も同じである。
【0008】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第 196 09 986 号明細書中には、電動機を駆動させる方法が開示されている。この方法では、或る電子回路が使用される。第1の回転数と第2の回転数と第3の回転数が、その電子回路で実行可能である。この電動機の交流運転では、その電子回路が位相点弧制御部から構成される。そして、この電動機は電動ねじ締め工具で使用される。ねじの頭が被加工材の近くへ到達するまで、そのねじが予め設定されたこの第1の回転数で締められる、第1の駆動段階。予め設定された限界トルクに達すると、この電動機はこの電子回路によってもう1つ別の駆動段階に切替えられる。すると今度は、この電動機のいわゆる慣性モーメント(Nachdrehmoment)がトルクの所定期間の中断によって周期的に断続して発生するように、この電動機が制御される。この第2の駆動段階中では、電子スイッチが周期的に繰返し投入される。この場合、その繰返されるスイッチの投入の停止期間は1秒になりうる、第7段落,第5〜10行。
【0009】
この場合、先のヨーロッパ特許発明第 0 784 884号明細書と同様に、一方では位相点弧制御部が波束制御された位相点弧制御部に切替え可能である方法に意義がある、第5段落,第30〜51行。
【0010】
他方では、このヨーロッパの明細書は、第2の回転数が最小導通角に相当する、第6段落,第53〜56行,第7段落,第52〜56行。
【0011】
位相点弧制御部の電子回路が電動工具の少なくとも2つ又は3つの駆動状態を提供することがこの明細書と図面から分かる。この場合、この第1及び第2又は第3の駆動状態は、電動機の電流消費量の大きさに依存する。その電流消費量が予め設定された閾値を越えると、この電子回路が第1の駆動状態から第2と第3の駆動状態へ切替わる。この第1の駆動状態では、電動工具の電動機がいろいろに設定可能に連続した一定な回転数で駆動可能である。第2と第3の駆動状態では、この電動機が多少の差はあれども脈動する回転動作をする。
【0012】
3つまでの駆動状態を伴う先のドイツ連邦共和国特許出願公開第 196 09 986 号明細書に記載の方法には、電動工具によるねじ締め工程中の電動機の連続した一定な回転動作から脈動する回転動作までの遷移が、滑らかでなくて急峻に行なわれるという欠点がある。
【0013】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第 35 34 052号明細書は、電動工具の駆動中に過負荷になったときに警報を発する方法を記載している。この方法は、一義的に推測不可能な注意を使用者に喚起する。この開示された方法は、過負荷状態のときに電動工具に供給される電力を下げる。これによって、電動機の回転数が低下される。引続き、その減少して供給された電力は、さらに周期的に上げ下げされる。これによって、過負荷状態が終了するまで、電力上昇時の電動機の回転数が往復変動する。回転数を制御するため、マイクロコンピュータ制御される位相点弧制御部が電動工具に配置されている。
【0014】
この明細書で開示された方法は、電動工具によるねじ締めや穴あけに使用されない。何故なら、その減少して供給された往復変動する電力の低下が、このような使用に向いていないからである。
【0015】
本発明の課題は、電動機の一定な回転動作から連続して増大するトルクまでの滑らかで緩やかな遷移がそれに比例して強まって脈動する回転運動を実現する、整流子電動機用の制御部を提供することにある。
【0016】
この課題は、主請求項1,5に記載の特徴によって解決される。本発明の好適な構成の特徴は、従属請求項と明細書に記載されている。
【0017】
本発明の整流子電動機用の制御部の有利な効果は、複数の制御装置が位相点弧制御部に割当てられている点にある。このことによって、回転数が低くかつトルクが小さいときに電動機を一定に回転動作させ、そしてトルクが連続して増大するときにその電動機をそのトルクに比例して強まって脈動する回転動作へ緩やかに遷移させる目的で、第1の領域部分内の交流電圧の複数の半波の第1の点弧及び第2の領域部分内の複数の半波の第2の点弧が実施される。この場合、このような電動機の回転動作が、切替え工程なしに有益に実行される。
【0018】
この電動機の回転動作は、特に電動工具でねじを締める作業のときに有益である。整流子電動機の直流運転では、パルス幅変調器が目的に応じて使用される。
【0019】
以下に、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
【0020】
交流運転時には位相点弧制御部が使用され、直流運転時にはパルス幅変調器が使用されるために、電動工具は、回転数制御電子回路を主に備えている。電動工具の電動機のトルクを増減させるために付加された制御部が、所定の使用態様に対して電動工具の回転数を制御する電子回路に割当てられ得る。それに応じて、電動工具の整流子電動機が変動する一定な回転数でもインパルス状に脈動する回転数でも駆動可能であるように、この回転数制御電子回路は構成されている。
【0021】
図1は、本発明の制御部の回路配置を示す。トライアック2が整流子電動機1と並んで存在する。位相点弧制御部3がこのトライアック2に割当てられている。この位相点弧制御部3は、第1,第2,第3の制御装置によって稼動可能である。この位相点弧制御部は、第1の制御装置4によって公知の方法で操作可能である。そして、交流電圧の複数の半波がそれらの全部においてこの第1の制御装置4によって点弧可能である。この第1の制御装置は、調節可能な1個の抵抗を有し、回転ポテンショメータとして又はスライドポテンショメータとして構成され得る。この場合、このスライドポテンショメータは、特に電源スイッチ内に配置されていて、この電源スイッチの操作要素で操作される。
【0022】
図2は、交流電圧の複数の半波の標準的に変化する点弧a,b,c,dを示す。この点弧は、公知の方式で構成された位相点弧制御部3で実現される。
【0023】
整流子電動機1でパルス計数される脈動的な回転数を得るため、第1と第2の制御装置4,5が、位相制御点弧制御部3に割当てられている。調節可能な抵抗又は負荷時タップ切換器も備え得る第2の制御装置5によって、対応する複数の領域部分が交流電圧の複数の半波の影響を受けうる。これによって、第1と第2の領域部分が、交流電圧の複数の半波によって生成される。
【0024】
図3は、交流電圧のこれらの領域部分を示す。第1の領域部分7内では、これらの半波の点弧a′,b′,c′,d′が実行され、第2の領域部分8内では、第2の点弧eが実行される。この場合、脈動的な整流子電動機の回転動作を得るため、第1と第2の領域部分7,8が持続的に繰返される。第2の領域部分8内のこれらの半波の点弧は、第2の制御装置5によっていろいろに一定に調整可能である。そして、これらの第2の領域部分8は、第3の制御装置6によってそれらの幅とそれらの繰返し周波数とにおいて調整される。
【0025】
交流電圧の全ての半波の標準的な点弧の場合は、複数の半波の第2の点弧eが第2の制御装置5によって最小点弧に調整されるか、又はこの点弧が完全に相殺される。これによって、交流電圧のこれらの半波のいろいろな点弧が、第1の制御装置4によって、図2に対応して、実現される。
【0026】
交流電圧の複数の半波の第1と第2の点弧によって、点弧された複数の半波から成る第1と第2の領域部分7,8が絶え間なく出力され続ける。この場合、第2の領域部分8のこれらの半波の点弧は、これらの第1の領域部分7に依存しないで調整可能である。そして、これらの第1の領域部分7の複数の半波の点弧によって、電動機がこれらの第2の領域部分8に依存しないでいろいろに駆動可能である。
【0027】
多少の差はあれどもトルクを増減させ、ひいては脈動的な回転動作を強めたり弱めたりしようとする場合は、複数の半波の第2の点弧eが第2の制御装置5によってそれに応じて一定に調整される。
【0028】
第2の領域部分8内の複数の半波のこの第2の点弧は、第1の領域部分7内の複数の半波の第1の点弧に依存しないで一定に調整可能である。この一定に調整された第2の点弧が第1の点弧より小さい場合は、交流電圧のこれらの半波全体が、第1の制御装置4によってこの第2の点弧の一定に設定された点弧レベル9に達するまで点弧される。そして、これらの半波の点弧が減少するさらなる工程中に最小又は零点弧に達するまで点弧されると、これらの第1の領域部分7内にある半波だけがこの第1の制御装置4によって点弧される。この場合、これらの半波の第2の制御装置5によって一定に設定されたこの点弧レベル9は、これらの領域部分8内で一定に保持される。
【0029】
第2の領域部分8内の複数の半波の第2の点弧のいろいろに一定に設定可能な点弧レベルは、設定された限界トルクの範囲も示す。この限界トルクの場合、これらの第2の領域部分8内のこれらの半波の点弧が、整流子電動機の増大するトルクに比例してこの電動機のトルクに依存しながらこの設定された限界トルクを越えて増大する。その結果、このことによって、このトルクに依存した整流子電動機の強く脈動する回転動作が実現される。このトルクは、電動機の電力の大きさに関連して確認できる。
【0030】
電動工具で大きいねじを締めるため、特に小さいねじに対してよりも小さく一定に調整された半波の点弧レベル9が第2の領域部分内に設定される。その結果、連続した一定な回転数が、ねじ締め工程の始動時とその後の工程中で得られる。そして、多少の差はあれども脈動する回転数が、このときに切替え工程を必要とすることなしにこのねじ締め工程の終わりまで保持される。したがって、単一式の駆動態様だけでも、一定の回転動作とトルクに比例して強く脈動する回転動作との双方の回転動作が1台の電動機で実現され得る。
【0031】
交流電圧の第1と第2の領域部分内のここで説明した第1と第2の点弧をグラフに基づいてさらに詳しく説明する。
【0032】
図4は、整流子電動機が一定に回転動作するときと多少の差はあれども脈動的に回転動作するときのこの電動機の駆動中の電流変化に関するグラフを示す。この交流電圧は、この整流子電動機の回転数制御電子回路によって複数の半波から成る複数の第1と第2の領域部分7,8から構成されたラスターに分割されている。第2の制御装置5によってこれらの第2の領域部分8内のこれらの半波の一定に設定された点弧レベル9に達するまで、全ての半波が第1の制御装置4によって点弧される。電流曲線10は、これらの第2の領域部分8のいろいろに一定に設定可能な点弧レベル9に達するまでのこの整流子電動機の一定な回転動作によるねじ締め工程中の連続した一定な電流変化を示す。引続き、理論電流曲線10′が点線でさらに延在している。その過程に対して必要なトルクが、ねじ締め工程のその後の過程中に大きくなり、ひいては整流子電動機の電流消費量も増大する。この場合、この整流子電動機の電流消費量がこれらの第2の領域部分8の一定に設定可能な点弧レベル9を越え、これらの第2の領域部分8内の電流がほぼ一定に保持され、かつ、これらの第1の領域部分8内では、電流がこの理論電流曲線10′に比例して増加する。第1の領域部分7の電流が第2の領域部分8の電流を越えると、この整流子電動機の回転数がその第2の領域部分8の期間にそれに応じて下がる。これによって、それに対応した電力の増加が、これらの第1の領域部分7の期間でその都度もたらされる。
【0033】
整流子電動機の可変に一定な回転動作から脈動する回転動作までの滑らかで緩やかな遷移が、ここで詳しく説明した解決手段によって実現される。
【0034】
単一式の駆動態様だけでも、交流電圧の第1と第2の領域部分内の複数の半波を異なって点弧すれば、一定の回転動作とトルクに比例して強く脈動する回転動作との双方の回転動作が1台の電動機で実現される。整流子電動機のこの回転動作は、複数の第1の領域部分内の複数の半波をいろいろに点弧し、かつ複数の第2の領域部分内の複数の半波を消去することによっても実現され得る。
【0035】
図5は、このような解決手段を示す。交流電圧の複数の半波が、位相点弧制御部の第1の制御装置4によって複数の第1の領域部分7′内で公知の方法でいろいろに点弧される。図5のこれらの領域部分7′は、それぞれ同一の点弧だけを示す。複数の第2の領域部分8′の幅が第2の制御装置5によっていろいろに設定可能であるために、いろいろに設定可能な幾つかの半波がこの第2の制御装置によってこれらの第2の領域部分8′内で消去される。これらの第2の領域部分8′内で消去可能な半波の最小数は1半波である。これらの第1と第2の領域部分7′,8′の幅が、それぞれ1つの全領域部分11をなす。交流電圧のこれらの全領域部分11の幅は、それぞれ有利なように同一にしてもよい。この全領域部分は持続的に繰返される。この第2の領域部分8′の幅がより大きく設定されると、この第1の領域部分7′がその同一の分だけ減少するように、これらの第1と第2の領域部分7′;8′は、第2の制御装置5によってそれらの幅においていろいろに設定可能である。この全領域部分11の幅は、異なって設定可能でもある。
【0036】
第1の領域部分7′内の複数の半波のいろいろな点弧及び第2の領域部8′内の複数の半波のカット(Ausschneiden)は、マイクロコンピュータを使用して実行される。この場合、これらの領域部分8′の幅の設定値は、整流子電動機のトルクに関連付けられ得る。これらの第2の領域部分8′内のこれらの半波を消去するためのトルクのその設定値は、同様に第2の制御装置5によって決定される。設定されたトルクに達したときに少なくとも1つの半波が消去されるように、かつこれらの第2の領域部分8′内のこれらの半波の消去部分が、トルクの増大と共にその増大するトルクに比例して増加するように、このマイクロコンピュータはプログラミングされている。その結果、トルクの増大時に、整流子電動機の強まって脈動する回転動作が得られる。消去される半波の増加に応じて第2の領域部分8′の幅をが拡張することによって、それらの全領域部分11の幅がその同一の分だけ拡張するという方法で、第1の領域部分7′の幅が一定に保持されてもよい。
【0037】
図6は、もう1つ別の解決手段を示す。これによって、一定な回転動作と脈動する回転動作が1台の整流子電動機で実現される。ここでは、交流電圧の複数の半波から成る複数の領域部分が周期的に繰返し生成されるこれらの領域部分内で、これらの半波が線形に又は非線形に最小点弧から最大点弧まで徐々に大きく点弧されるように、第2の制御装置5が位相点弧制御部に作用可能である。この場合、この工程が、整流子電動機のトルクに関連付けられ得る。複数の領域部分12の複数の半波のこの点弧工程は、図6の第1の半波波形fで示されている。これらの半波の点弧工程の開始点は、第1の制御装置(4)でいろいろに決定可能である。この第1の制御装置( 4) によっていろいろに設定可能なこれらの半波の点弧の開始点は、この図6の第1の半波波形fの領域部分12′を生成する。これらの領域部分内の幾つかの半波が最小点弧によってそれに応じて決定可能であり、かつ、幾つかの半波は最大点弧によってそれに応じて決定可能である。図6の第2の半波波形gは、これらのような半波14,14′,15を示す。この場合、ここでも、これらの半波の点弧工程の開始点が、この第1の制御装置4によっていろいろに設定可能である。
【0038】
整流子電動機の一定な回転動作と脈動する回転動作との双方の回転動作を実現する位相点弧制御部による交流電圧の複数の半波のここで説明するカット(Anschneiden) は、直流電圧のときにはパルス幅変調器によって実行される。このとき、トライアック2がトランジスタに置き換えられている。交流電圧の複数の半波を点弧する代わりに、直流電圧が対応する複数の部分でいろいろにカットされる。そのため、パルス幅変調器の場合でも、第1と第2の制御装置4,5が使用される。この場合、第3の制御装置6もそれらのパルス幅変調器に割当てられてもよい。
【0039】
整流子電動機用の制御部は、電動ねじ締め工具や電動穴あけ工具で効果的に使用される。この整流子電動機用の制御部の場合、多数の制御装置が1台の回転数制御装置を稼動させるために使用される。これによって、インパルス的な回転数が得られる。
【0040】
特に、電動工具のインパルス的な回転数は、ドリル刃がその穴あけ時に目打ち穴から外れることなしに、センターポンチで印を付けないであらゆる材料に快適に穴をあけるときにとりわけ格別に適している。そのドリル刃のこのような回転動作は、金属板やアルミニウムの容易で安全な穴あけを可能にする。しかも、インパルス的な回転数は、労力を要するねじ締めでも効果的に使用可能である。特に、ねじ込むことが困難な又は緩めることが困難なねじの場合に効果的に使用可能である。
【0041】
本発明は、説明され図示された実施の形態に限定されず、電子制御可能な整流子電動機において広範囲にわたって使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 整流子電動機用の電子制御部の回路配置図である。
【図2】 点弧された複数の半波を伴う交流電圧の半波波形図である。
【図3】 交流電圧の複数の第1の領域部分内の第1点弧と複数の第2の領域部分内の第2点弧とを伴う半波波形図である。
【図4】 図3の動作の実行に関連した電動機の電流のグラフである。
【図5】 複数の第1の領域部分内の交流電圧の複数の半波のいろいろに調整可能な点弧と複数の第2の領域部分内の複数の半波のいろいろなカットとを伴う半波波形図である。
【図6】 交流電圧の複数の繰返される領域部分内で最小点弧から最大点弧まで大きくなる複数の半波のいろいろに調整可能な点弧を伴う半波波形図である。
【符号の説明】
1 整流子電動機
2 ゲート制御式半導体スイッチ(トライアック)
3 位相点弧制御部
4 第1の制御装置
5 第2の制御装置
6 第3の制御装置
7 第1の領域部分
7′ 第1の領域部分
8 第2の領域部分
8′ 第2の領域部分
9 点弧レベル
10 電流曲線
10′ 理論電流曲線
11 全領域部分
12 領域部分
12′ 領域部分
14 半波
14′ 半波
15 半波

Claims (8)

  1. 1台の整流子電動機(1)の一定な回転動作と脈動的な回転動作との双方の回転動作を伴いながら位相点弧制御部(3)によって操作されるこの整流子電動機用の制御部と、さらに交流電圧の複数の半波の第1の点弧(a′,b′,c′,d′)第2の点弧(e)のためにこの位相点弧制御部(3)に割当てられている第1の制御装置(4)第2の制御装置(5)とにおいて、
    点弧角が前記第1の制御装置(4)によって可変に制御される第1の領域部分(7)と、点弧角が前記第2の制御装置(5)によって一定に制御される第2の領域部分(8)とが交互に前記整流子電動機(1)に与えられ、
    必要なトルクを大きくしたい場合には、前記第1の領域部分(7)内で調整する点弧角が、一定な回転動作から脈動的な回転動作まで徐々に減少することを特徴とする制御部。
  2. 複数の第1の領域部分(7)内の複数の半波の第1のいろいろな点弧(a′,b′,c′,d′)が、複数の第2の領域部分(8)内の複数の半波の第2の点弧(e)に依存しないで第1の制御装置(4)によって実行可能であり、かつ、複数の半波の第2の点弧(e)の点弧レベル(9)が、この第1の制御装置(4)に依存しないで第2の制御装置(5)によっていろいろに一定に調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の制御部。
  3. 複数の第2の領域部分(8)内の複数の半波の第2の点弧のいろいろに一定に調整可能な点弧レベル(9)が、設定された限界トルクの範囲を示し、この限界トルクの場合、これらの第2の領域部分8内のこれらの半波の点弧が、整流子電動機の増大するトルクに比例してこの電動機のトルクに依存しながらこの設定された限界トルクを越えて増大することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御部。
  4. 複数の半波の第2の点弧(e)は、第2の制御装置(5)によって微小点弧又は零点弧から最大点弧までいろいろに調整可能であり、かつ、第2の領域部分(8)の幅とこれらの領域部分(8)の繰返し周波数が、第3の制御装置(6)によって調整可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御部。
  5. 1台の整流子電動機(1)の一定な回転動作と脈動的な回転動作との双方の回転動作を伴いながら位相点弧制御部(3)によって操作されるこの整流子電動機用の制御部と、さらに交流電圧の複数の半波の第1と第2の点弧(a′,b′,c′,d′;e)のためにこの位相点弧制御部(3)に割当てられている第1と第2の制御装置(4,5)とにおいて、
    複数の第1の領域部分(7′)内で第1の制御装置(4)によって交流電圧の複数の半波をいろいろにカットし、かつ第2の制御装置(5)によって複数の第2の領域部分(8′)内の複数の半波を絶え間なく消去することによって、切替え工程なしにこの整流子電動機(1)を駆動させる間に、この整流子電動機( 1) の一定な回転動作と脈動する回転動作との双方の回転動作が実現され、この場合、この第2の制御装置(5)によって設定されたトルクに達したときに少なくとも1つの半波が消去され、かつこれらの領域部分8′内のこれらの半波の消去部分が、トルクの増大時にその増大するトルクに比例して増加するために、これらの第2の領域部分内のこれらの半波のこれらの消去は、この整流子電動機(1)のトルクに関連付けられていることを特徴とする制御部。
  6. 第1の領域部分(7′)の幅及び第2の領域部分(8′)の幅が、それぞれ全領域部分(11)を構成し、この全領域部分が持続的に繰り返され、この場合、この全領域部分の幅は常に一定化、又はこの第2の領域部分(8′)の分だけ拡張することを特徴とする請求項5に記載の制御部。
  7. 直流電圧が対応する複数の領域部分内で異なってカットされるために、複数の第1と第2の領域部分(7,8;7′,8′)内で位相点弧制御部によって交流電圧の複数の半波をカット又は消去すること、及び調整可能な複数の領域部分内の複数の半波を最小点弧から最大点弧までこれらの半波をカットすることが、直流電圧時でもパルス幅変調器によって目的に応じて実行可能であり、この場合、そのために、第1,第2,第3の制御装置も、そのパルス幅変調器に割当てられていて、これらの制御装置が上記の動作を目的に応じて実行し、その動作は、この位相点弧制御部に割当てられたこれらの第1,第2,第3の制御装置(4,5,6)を通じてこの位相点弧制御によって実現されることを特徴とする請求項1又は5に記載の制御部。
  8. 整流子電動機の一定な回転動作から脈動する回転動作までの緩やかな遷移が、直流運転時に切替え工程なしにパルス幅変調器によっても実現されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御部。
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