JP4257776B2 - マルチメディア関連情報のグローバル・アクセス・システム - Google Patents

マルチメディア関連情報のグローバル・アクセス・システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一つ以上の楽曲を検索し、検索された楽曲を編集し、編集された楽曲が挿入されたCD、MD、カセットテープ等の記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、需要者は、MD、CD、カセットテープ等をレンタルまたは購入し、CDプレイヤー・レコーダ、カセットデッキなどの再生・録音装置を利用して、自分の好きな楽曲を選択し、MD、CD、またはカセットテープなどの記録媒体に選択した楽曲を好きな順番に編集・録音して、需要者独自のオリジナル・コンピレーション記録媒体を作成していた。
例えば、一人のミュージシャンやアーティストによる楽曲でも、個人的に好きな曲が必ずしもMD、CD、カセットテープなどの一つのアルバムに全て収録されているということが殆どない。従って、個人的に好きな楽曲だけから構成されたアルバムを作りたい場合には、一つのアルバムから数曲、他のアルバムから数曲、更に別のアルバムから数曲というように、複数のMD、CD、カセットテープ、等を購入またはレンタルし、それらから、再生・編集・録音記憶装置を用いて、個人的に好きな楽曲をそれぞれ選択し、編集し、かつ録音して、個人的なオリジナル・コンピレーション記録媒体を作成していた。
【0003】
また、複数のミュージシャンやアーティストによる場合にも、同様に、それぞれのミュージシャンやアーティストによる複数のアルバムを購入またはレンタルし、再生・編集・録音記憶装置を用いて、個人的なオリジナル・コンピレーション記録媒体を作成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法では、需要者は、オリジナル・コンピレーション記録媒体を作成しようとする場合、複数のMD、CD、カセットテープ、等を購入またはレンタルし、それらから、再生・編集・録音記憶装置を用いて、個人的に好きな楽曲をそれぞれ選択し、編集し、かつ録音しなければならず、一つのMD、CD、カセットテープ、等を購入するよりも経費が掛かり、かつ再生・編集・録音にも時間が掛かるという問題点があった。
【0005】
更に、楽曲の著作権の存否に係わりなく、需要者が複数のMD、CD、カセットテープ、等から自分勝手に楽曲をコピーして個人的なオリジナル・コンピレーション記録媒体を作成してしまうので、著作権者は、自分の楽曲に関する著作権料を徴収することができず、音楽業界、楽曲作製者に対して何らの還元もされないという問題点があった。
【0006】
本発明の課題は、上記従来の技術における問題点に鑑み、需要者が好きなミュージシャンやアーティストを任意に選択または指定し、それらの選択されたミュージシャンやアーティストによる楽曲を任意に選択または指定して、それらの選択または指定された楽曲で構成されている個人的なオリジナル・コンピレーション記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システム、パーソナル記録媒体購入方法、及びパーソナル記録媒体購入プログラムを記録する記録媒体を提供することである。
【0007】
更に、本発明の課題は、上記従来の技術における問題点に鑑み、需要者が個人的なオリジナル・コンピレーション記録媒体を購入する際に、その記録媒体に編入された楽曲に係わる著作権料、等を自動的に徴収することができ、著作権者、等に対して楽曲の使用に係わる還元を行うことができるパーソナル記録媒体購入システム、パーソナル記録媒体購入方法、及びパーソナル記録媒体購入プログラムを記録する記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、マルチメディアのライブラリの選択されたものへのアクセスを許諾するシステムであって、a)マルチメディアのライブラリを記憶するメモリ、b)メモリに記憶されるマルチメディアに対する一組の情報属性を入力するデータ入力装置、c)入力された属性に従ってライブラリの特定のメディアについての情報を検索するデータ検索装置、及びd)検索した情報を供給する出力装置を備えているシステムによって達成される。
【0009】
本発明のシステムでは、マルチメディアのライブラリは、音楽のライブラリであってもよい。
【0010】
本発明のシステムでは、マルチメディアのライブラリは、印刷物のライブラリであり、印刷物は、書籍、雑誌、新聞、あらゆるタイプのジャーナルを含んでもよい。
【0011】
本発明のシステムでは、マルチメディアのライブラリは、放送産業で用いられる放送情報のライブラリであり、放送産業は、TV局、ラジオ局、衛星局を含んでもよい。
【0012】
本発明の上記課題は、楽曲に関する情報をアクセスするシステムであって、a)現行ユーザのクラス及びアクセスする候補楽曲に対する情報を入力する、ユーザにより操作可能なデータ入力装置、b)楽曲のライブラリ及び記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する一組の情報項目を記憶するメモリ、c)候補楽曲に関する選択された情報を現行ユーザに表示するディスプレイ、d)候補楽曲関連情報に以下の動作を実行する、データ入力装置に接続されたプロセッサ:1)現行ユーザのクラス及び候補楽曲を判別し、かつそれに依存して、入力された候補楽曲の特定の組の情報項目から現行ユーザの入力されたクラスに対応する情報項目をディスプレイに表示し、2)更なる処理に対して現行ユーザに少なくとも一つの表示された情報項目を選択させ、かつ3)選択した情報項目を更に処理するシステムによって達成される。
【0013】
本発明のシステムでは、メモリに記憶される情報項目は、知的財産権の権利を含みかつ更なる処理は、入力された候補楽曲及び入力されたユーザ・クラスに関する料金を計算するように構成してもよい。
【0014】
本発明のシステムでは、メモリに記憶される情報項目は、情報をアクセスするための許諾を含み、かつ更なる処理は、情報をアクセスするための許諾及びユーザ・クラスに基づき、選択した候補楽曲に関するどの情報が、もしあれば、該現行ユーザにアクセク可能であるかということを決定するように構成してもよい。
【0015】
本発明の上記課題は、複数の使用の特定の使用に対して楽曲のライブラリから特定の楽曲をアクセスするための許諾を選択しかつ取得するために情報システムへの複数のクラスのユーザによるアクセスを許諾する方法であり、該情報システムは、ライブラリの各楽曲へのアクセス可能な権利、権利のそれぞれに関連付けられた実施料、及び 該権利のそれぞれの権利者の識別としての情報を記憶している方法であって、a)少なくとも現行ユーザのクラスの表示及び候補楽曲の識別を入力することによりユーザに情報システムを起動させ、b)ユーザ入力から現行ユーザのクラスを識別し、c)情報システムの楽曲の利用可能性及び識別されたクラスによる一組の潜在的許諾使用を現行ユーザの識別されたクラス及び候補楽曲により情報システムから検索し、d)楽曲が情報システムで利用可能か否か、利用可能であれば、利用可能な候補楽曲の選択した組の潜在的許諾使用の表示をユーザに表示し、e)ユーザに表示された組の使用から特定の使用を選択させ、f)選択した使用が識別された候補楽曲に対して許諾されているか否かを情報システムからアクセスし、かつ選択した使用が許諾されているならば、選択した使用に関する実施料及び権利者を選択した使用情報に依り情報システムから検索し、かつg)選択した権利者に関して実施料を処理する段階を具備する方法によって達成される。
【0016】
本発明の方法では、段階b)で決定されたような識別された使用は、権利者であり、権利者に実施料情報を変更させ、かつ情報システムの内容を更新するために該変更された情報を処理してもよい。
【0017】
本発明の方法では、変更された情報を現行ユーザに表示し、かつ権利者に変更された情報が適格か否かを確認させ、適格であれば、段階g)を終了させる段階を更に具備してもよい。
【0018】
本発明の上記課題は、a)少なくとも一つの楽曲及び当該一つの楽曲に対応する音楽情報を所定の信号にそれぞれ変換し、かつ該信号を送信する第1のステーション、b)記憶装置及び集積回路を含むカード形式記憶媒体、c)カード形式記憶媒体を着脱可能であり、第1のステーションから送信された信号を受信することにより楽曲を聴くことが可能であり、カード形式記憶媒体が装着されたときに所定の操作によりカード形式記憶媒体の記憶装置に、送信されてくる楽曲に対応する音楽情報を選択的に記憶可能な受信装置、d)音楽情報が記憶されたカード形式記憶媒体を着脱可能であり、カード形式記憶媒体が装着されたときにカード形式記憶媒体の記憶装置に記憶された識別情報を読取り可能であり、かつカード形式記憶媒体の記憶装置に記憶された音楽情報を読取り可能な入力装置を含む第2のステーション、e)第2のステーションに接続され、かつ1)識別情報に基づきシステムのユーザが承認されたユーザであるか否かを識別し、2)入力装置により入力された音楽情報に基づき楽曲情報記憶手段の複数の楽曲情報を検索することにより音楽情報に関連する楽曲情報を読取り、3)楽曲情報記憶手段から読取った楽曲情報を所定の記録媒体に記録し、4)楽曲情報が記録された記録媒体に関して、カード形式記憶媒体に記憶された課金情報に基づき所定の課金処理を実行することが可能な第3のステーションを備えており、楽曲に対応する音楽情報は、ユーザが第1のステーションから送信される楽曲を聴いているときに所定の操作によりカード形式記憶媒体に記憶され、かつユーザは、音楽情報が記憶されたカード形式記憶媒体を第2のステーションの所定の入力手段に挿入することによって、少なくとも一つの所望の楽曲が記録された記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0019】
本発明のシステムでは、第3のステーションは、1)第2のステーションの入力手段により入力された識別情報に基づきユーザが承認されたユーザであるか否かを識別する識別手段、2)複数の楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段、3)入力手段により入力された音楽情報に基づき楽曲情報記憶手段の複数の楽曲情報を検索することによって音楽情報に関連する楽曲情報を読取る楽曲情報読取り手段、4)楽曲情報読取り手段に接続され、楽曲情報記憶手段から読取った楽曲情報を所定の記録媒体に記録する音楽情報記録手段、及び5)楽曲情報が記録された記録媒体に関してカード形式記憶媒体に記憶された課金情報に基づき所定の課金処理を行う手段を含むように構成してもよい。
【0020】
本発明のシステムでは、f)著作権に関連する情報を記憶する著作権関連情報記憶手段、g)楽曲情報を入出力する入出力手段、h)入出力手段により楽曲情報記憶手段に入力された楽曲情報を登録しかつ記憶する楽曲情報登録手段、i)使用される楽曲に基づき著作権関連情報記憶手段から楽曲情報登録手段に登録された楽曲情報に関する著作権関連情報を検索しかつ識別する著作権関連情報検索及び識別手段、j)著作権関連情報検索及び識別手段によって識別された著作権関連情報及び課金情報に基づき楽曲のユーザに対する課金を決定しかつ楽曲の著作権者に対する使用料を決定する課金及び使用料決定手段;及びk)課金及び使用料決定手段によって決定された課金を楽曲の使用者に通知し、かつ課金及び使用料決定手段によって決定された使用料を楽曲の著作権者に通知する手段を更に備えるように構成してもよい。
【0021】
本発明のシステムでは、l)使用される楽曲の使用目的に関する情報を登録する使用目的登録手段;及びm)使用目的登録手段により登録された楽曲の使用目的に関する情報に基づき課金情報を変更する課金情報変更手段を更に備えるように構成してもよい。
【0022】
本発明のシステムでは、n)入力手段及び著作権関連情報記憶手段に接続され、使用される楽曲の情報に基づき著作権関連情報を変更する著作権関連情報変更手段を更に備えて構成してもよい。
【0023】
本発明のシステムでは、記憶装置及び集積回路を含んでいるカード形式記憶媒体は、スマート・カードであってもよい。
【0024】
本発明のシステムでは、受信装置は、スマート・カード・ラジオ受信機であってもよい。
【0025】
本発明の上記課題は、a)現行ユーザとしての表示及びアクセスする候補楽曲を入力するためにユーザによって操作可能なデータ入力装置、b)楽曲のライブラリ及び記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する情報項目のセットを記憶するメモリであり、情報項目のセットは、記憶された楽曲のそれぞれに対する許諾された使用のセットを含むメモリ、c)候補楽曲に関する選択された情報を現行ユーザに表示するディスプレイ、d)データ入力装置及びメモリに結合され、候補楽曲関連情報に関する以下の操作を実行するプロセッサ:1)現行ユーザ表示及び候補楽曲を評価し、かつ入力された候補楽曲の情報項目の特定のセットから少なくとも許諾された使用を含むそれらの情報項目をディスプレイ上に表示し、2)現行ユーザに更なる処理のために表示された情報項目の少なくとも一つを選択させかつ楽曲の現行ユーザの所望の使用の一つ以上を入力させ、かつ3)選択された情報項目を更に処理する楽曲に関する情報をアクセスするシステムによって達成される。
【0026】
本発明のシステムでは、メモリに記憶された許諾使用のセットは、楽曲情報の可能な使用のセットの選択されるものに関する情報をアクセスすることの許諾を含み、かつ更なる処理は、情報をアクセスすることの許諾及びユーザの所望の使用の選択に基づき、選択した候補楽曲に関するどの情報が、もしあれば、該現行ユーザにアクセク可能であるかということを決定するように構成してもよい。
【0027】
本発明のシステムでは、楽曲情報の可能な使用のセットは、演奏、複製、送信、及び分配を含み、送信の可能なフォームは、地表、ケーブル、インターネット又は衛星を含み、かつ複製に対する媒体の可能なフォームは、MDを含むように構成してもよい。
【0028】
本発明の上記課題は、複数の可能な使用の特定の使用に対して楽曲のライブラリから特定の楽曲をアクセスするための許諾を選択しかつ取得するために情報システムへの複数のクラスのユーザによるアクセスを許諾する方法であり、情報システムは、ライブラリの各楽曲の識別及び該ライブラリの各楽曲へのアクセス可能な権利、権利のそれぞれに関連付けられた許諾された潜在的使用及び実施料のセット、及び権利のそれぞれの権利者としての情報を記憶している方法であって、a)現行ユーザの表示及び候補楽曲の識別を入力することによりユーザに情報システムを起動させ;b)少なくとも候補楽曲及び選択された楽曲に対する各アクセス可能な権利に関連する許諾された潜在的使用のセットを情報システムから検索し、c)楽曲が情報システムで利用可能か否かの表示及び、利用可能であれば、利用可能な候補楽曲の許可された潜在的使用のセットをユーザに対して表示し、d)ユーザにユーザの所望の使用の一つ以上を入力させ、e)ユーザの入力した所望の使用のそれぞれが識別された候補楽曲に対して許諾されているか否かを情報システムからアクセスし、かつ所望の使用の一つ以上が許諾されているならば、選択した所望の使用により、選択した所望の使用に関する実施料及び権利者の情報を情報システムから検索し、かつf)選択した権利者に関して実施料を処理する段階を具備する方法によって達成される。
【0029】
本発明の方法では、ユーザに起動させる段階は、利用可能な候補楽曲の許諾された潜在的使用の表示されたセットの中からだけ一つ以上の所望の使用選択をユーザに入力させるようにしてもよい。
【0031】
本発明の方法では、その楽曲に対して許諾された入力された所望の使用の一つ以上に対してだけ楽曲情報へのアクセスをユーザに許諾する段階を更に具備するようにしてもよい。
【0032】
本発明の上記課題は、マルチメディアのライブラリの選択されたものへのアクセスを許諾するシステムであって、a)マルチメディアのライブラリを記憶するメモリ、b)メモリに記憶されるマルチメディアに対する一組の属性を入力するデータ入力装置、c)入力された一組の属性に従ってライブラリの特定のメディアについての情報を検索するデータ検索装置、d)必要に応じて、ライブラリの特定のメディアについての検索した情報を更新する更新装置、及びe)検索した情報又は更新した情報を供給する出力装置を備えているシステムによって達成される。
【0033】
本発明のシステムでは、更新装置は、ライブラリの特定のメディアに関連する権利のそれぞれの少なくとも一人の権利者によってのみ操作可能であるように構成してもよい。
【0037】
本発明の上記課題は、a)現行ユーザのクラス及びアクセスする候補楽曲を入力するためにユーザによって操作可能なデータ入力装置、b)楽曲のライブラリ及び記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する情報項目のセットを記憶するメモリであり、メモリに記憶された情報項目のセットは、少なくとも知的財産権情報及び情報をアクセスするための許諾を含むメモリ、c)候補楽曲に関する選択された情報を現行ユーザに表示するディスプレイ装置、d)データ入力装置及びメモリに結合され、候補楽曲に関する選択された情報に対して以下の操作を実行するプロセッサ:1)現行ユーザのクラス及び候補楽曲を評価し、かつ、それに基づいて、入力された候補楽曲の情報項目の特定のセットから現行ユーザの入力されたクラスに対応する情報項目をディスプレイ装置に表示し、2)現行ユーザに更なる処理のために表示された情報項目の少なくとも一つを選択させ、かつ3)入力された候補楽曲及び入力されたユーザ・クラスに関して必要な料金を算出するために、かつ、情報をアクセスするための許諾及びユーザ・クラスに基づき、選択した候補楽曲に関するどの情報が、もしあれば、現行ユーザにアクセク可能であるかということを決定するために、選択された情報項目を更に処理し、かつe)必要に応じて、メモリに記憶された情報のセットを更新する更新装置を備え、更新装置は、記憶された楽曲の選択されたものに関連する知的財産権のそれぞれの権利者によってのみ操作可能である、楽曲に関する情報をアクセスするシステムによって達成される。
【0038】
本発明のシステムでは、f)記憶された楽曲の選択されたものに関連する知的財産権のそれぞれの少なくとも一人の権利者とシステムのユーザを対話させる対話装置を更に備え、更新装置は、ユーザと権利者の対話の結果に従ってメモリに記憶された情報項目のセットを更新するように構成してもよい。
【0039】
本発明の上記課題は、複数の可能な使用の特定の使用に対して楽曲のライブラリから特定の楽曲をアクセスするための許諾を選択しかつ取得するために情報システムへの複数のクラスのユーザによるアクセスを許諾する方法であり、情報システムは、ライブラリの各楽曲の識別及びライブラリの各楽曲へのアクセス可能な権利、権利のそれぞれに関連付けられた実施料、及び権利のそれぞれの権利者としての情報を記憶している方法であって、a)少なくとも現行ユーザのクラスの表示及び候補楽曲の識別を入力することによりユーザに情報システムを起動させ、b)入力された表示から現行ユーザのクラスを識別しかつ入力された識別から候補楽曲を識別し、c)現行ユーザの識別されたクラスに従って情報システムの識別された候補楽曲の利用可能性及び識別された候補楽曲の潜在的許諾使用のセットを情報システムから検索し、d)識別された候補楽曲が情報システムで利用可能か否かの表示及び、利用可能であれば、候補楽曲の潜在的に許可された使用の選択されたセットを現行ユーザに表示し、e)現行ユーザに表示された潜在的に許可された使用の選択されたセットから特定の使用を選択させ、f)選択された特定の使用が識別された候補楽曲に対して許諾されているか否かを情報システムからアクセスし、g)選択された特定の使用が許諾されているならば、選択した特定の使用に従って情報システムから識別された候補楽曲に関して実施料及び少なくとも一人の権利者の情報を検索し、h)識別された候補楽曲に関して権利者に関する実施料を処理し、i)段階(b)で決定された識別された現行ユーザが識別された候補楽曲に関する少なくとも一人の権利者である場合には識別された候補楽曲の潜在的に許諾された使用の選択されたセット及び実施料の情報の変更を許諾し、j)情報システムのコンテンツを更新するために変更された情報を処理し、かつk)変更された情報を現行ユーザに表示し、少なくとも一人の権利者に変更された情報が適格か否かを確認させ、かつ適格であれば、段階(g)の処理を終了する段階を具備する方法によって達成される。
【0040】
本発明の上記課題は、需要者を識別するための識別情報を入力する入力手段と、入力手段に接続され入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別する識別手段と、識別手段に接続され識別の結果により需要者が正規の需要者であるときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力する指定情報入力手段と、複数の情報を記憶する情報記憶手段と、指定情報入力手段及び情報記憶手段に接続され、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取る情報読取り手段と、情報読取り手段に接続され、情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録する情報記録手段とを備えているパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0041】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行う手段を更に備えるように構成してもよい。
【0042】
本発明の上記課題は、需要者を識別するための識別情報を入力する入力手段、需要者が正規の需要者であると識別されたときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力する指定情報入力手段を含む第1のステーションと、第1のステーションに接続され、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別する識別手段、複数の情報を記憶する情報記憶手段、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取る情報読取り手段、及び情報読取り手段に接続され情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録する情報記録手段、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行う手段を含んでいる第2のステーションとを備え、第1のステーションで需要者が指定情報入力手段によって入力された任意の数の指定情報に対応する情報により構成された記録媒体を第2のステーションで製作して第1のステーションに配送することにより、需要者が第1のステーションで記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0043】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションは、第2のステーションの情報記憶手段に記憶されている複数の情報の一部を構成している特定の情報を記憶する特定情報記憶手段と、需要者によって指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき特定情報記憶手段を検索して入力された指定情報に関連する特定の情報を需要者に表示する手段を更に備えるように構成してもよい。
【0044】
本発明の上記課題は、需要者を識別するための識別情報を入力する入力手段、需要者が正規の需要者であると識別されたときに該需要者が少なくとも一つの指定情報を入力する指定情報入力手段、複数の情報を記憶する第1の情報記憶手段、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき第1の情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取り所定の記録媒体に記録する情報記録手段を含んでいる第1のステーションと、第1のステーションに接続され、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別する識別手段、第1の情報記憶手段に記憶されている複数の情報に対応する複数の情報を記憶する第2の情報記憶手段、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行う手段を含んでいる第2のステーションと、第1のステーション及び第2のステーションにそれぞれ接続され、最新の情報を記憶する最新情報記憶手段を含んでいる第3のステーションを備え、第1及び第2のステーションは、最新情報記憶手段に記憶されている最新の情報に基づいて第1の情報記憶手段及び第2の情報記憶手段に記憶されている複数の情報を更新すると共に、第1のステーションで需要者が入力する指定情報に基づいて、任意の数の情報により構成された記録媒体を第1のステーションで製作して需要者が記録媒体を直接購入することができるパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0045】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1の情報記憶手段が記憶する複数の情報及び第2の情報記憶手段が記憶する複数の情報は、楽曲リスト、楽曲データ、インデックス、及び著作権に関する情報を含む楽曲情報であってもよい。
【0046】
本発明の上記課題は、需要者を識別するための識別情報を入力する入力手段、需要者が正規の需要者であると識別されたときに該需要者が少なくとも一つの指定情報を入力する指定情報入力手段を含んでいる第1のステーションと、第1のステーションに接続され、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別する識別手段、複数の情報を記憶する情報記憶手段、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取る情報読取り手段、及び情報読取り手段に接続され情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録する情報記録手段、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行う手段を含んでいる第2のステーションと、第1のステーション及び第2のステーションにそれぞれ接続され、最新の情報を記憶する最新情報記憶手段を含んでいる第3のステーションを備え、第1及び第2のステーションは、第3のステーションの最新情報記憶手段に記憶されている最新の情報に基づいて第2のステーションの情報記憶手段に記憶されている複数の情報を必要に応じて更新すると共に、第1のステーションで需要者が入力する指定情報に基づいて、任意の数の情報により構成された記録媒体を該第2のステーションで製作して該第1のステーションに配送することにより、需要者が第1のステーションで記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0047】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションは、第2のステーションの情報記憶手段に記憶されている複数の情報の一部を構成している特定の情報を記憶する特定情報記憶手段と、需要者によって指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき特定情報記憶手段を検索して入力された指定情報に関連する特定の情報を該需要者に表示する手段を更に備えるように構成してもよい。
【0048】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、情報記憶手段は、楽曲情報記憶手段であり、複数の情報は、楽曲リスト、楽曲データ、インデックス、及び著作権に関する情報を含む複数の楽曲情報であってもよい。
【0049】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、楽曲情報記憶手段は、音楽を一元化する蓄積可能なスペックを備えたデータベースであり、音源、MIDIデータ、音譜データ、権利属性データをディジタル化しかつ一元化して構成されてもよい。
【0050】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、楽曲情報記憶手段は、曲属性、原盤権、著作権、楽譜、及び音源の5つのカテゴリーを含むように構成してもよい。
【0051】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、情報記憶手段は、映像情報記憶手段であり、複数の情報は、映像データ、音声データ、インデックス、及び著作権に関する情報を含む複数の映像情報であってもよい。
【0052】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、情報記憶手段は、プログラム記憶手段であり、複数の情報は、複数のプログラム、インデックス、及び著作権に関する情報を含む複数のプログラム情報であってもよい。
【0053】
本発明の上記目的は、任意の数の所望する情報により構成された記録媒体を需要者が購入することができるパーソナル記録媒体購入方法であって、需要者を識別するための識別情報を入力し、入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、識別の結果により需要者が正規の需要者であるときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力し、入力された指定情報に基づき複数の情報を含んでいるデータベースを検索して指定情報に関連する情報を読取り、読取られた情報を所定の記録媒体に記録し、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行う段階を具備するパーソナル記録媒体購入方法によって達成される。
【0054】
本発明の上記課題は、任意の数の所望する情報により構成された記録媒体を需要者が購入することができるパーソナル記録媒体購入プログラムを記録した記録媒体であって、需要者を識別するための識別情報を入力させ、入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別させ、識別の結果により需要者が正規の需要者であるときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力させ、入力された指定情報に基づき複数の情報を含んでいるデータベースを検索して指定情報に関連する情報を読取らせ、読取られた情報を特定記録媒体に記録させ、情報が記録された特定記録媒体に関して所定の課金処理を行わせるパーソナル記録媒体購入プログラムを記録した記録媒体によって達成される。
【0055】
本発明の上記課題は、少なくとも一つ以上の楽曲及び楽曲に対応する曲情報を所定の信号にそれぞれ変換して送信する第1のステーションと、記憶装置及び集積回路を含むカード状記憶媒体と、カード状記憶媒体を着脱可能であり第1のステーションから送信された信号を受信して楽曲を聞くことができると共に、カード状記憶媒体を装着したときに所定の操作により受信している楽曲に対応する曲情報をカード状記憶媒体の記憶装置に選択的に記憶することができるように構成された受信装置と、曲情報が記憶されたカード状記憶媒体を着脱可能でありカード状記憶媒体を装着したときにカード状記憶媒体の記憶装置に記憶されている識別情報を読取りかつカード状記憶媒体の記憶装置に記憶されている曲情報を読取る入力手段を含んでいる第2のステーションと、第2のステーションに接続され、識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、入力手段により入力された曲情報に基づき楽曲情報記憶手段の複数の楽曲情報を検索して曲情報に関連する楽曲情報を読取り、楽曲情報記憶手段から読取られた楽曲情報を所定の記録媒体に記録し、楽曲情報が記録された記録媒体に関してカード状記憶媒体に記憶されている課金情報に基づき所定の課金処理を行うように構成されている第3のステーションとを備え、第1のステーションから送信されてくる楽曲を需要者が聞いているときに所定の操作により楽曲に対応する曲情報をカード状記憶媒体に記憶させ、需要者が第2のステーションにおいて曲情報が記憶されたカード状記憶媒体を所定の入力手段に挿入することにより、所望の楽曲が記録された記録媒体を購入することができるパーソナル記録媒体購入システムによって達成される。
【0056】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第3のステーションは、第2のステーションの入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別する識別手段と、複数の楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、入力手段により入力された曲情報に基づき楽曲情報記憶手段の複数の楽曲情報を検索して曲情報に関連する楽曲情報を読取る楽曲情報読取り手段と、楽曲情報読取り手段に接続され楽曲情報記憶手段から読取られた楽曲情報を所定の記録媒体に記録する楽曲情報記録手段と、楽曲情報が記録された記録媒体に関してカード状記憶媒体に記憶されている課金情報に基づき所定の課金処理を行う手段とを備えて構成してもよい。
【0057】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムは、著作権に関連する情報を記憶する著作権関連情報記憶手段と、楽曲情報を入力/出力する入力/出力手段と、入力/出力手段によって入力された楽曲情報を楽曲情報記憶手段に登録して記憶させる楽曲情報登録手段と、使用される楽曲に基づき楽曲情報登録手段に登録された楽曲情報に関する著作権関連情報を著作権関連情報記憶手段から検索して判別する著作権関連情報検索判別手段と、著作権関連情報検索判別手段によって判別された著作権関連情報及び課金情報に基づき楽曲の使用者に対する課金を決定すると共に楽曲の著作権者に対するロイヤルティーを決定する課金及びロイヤルティー決定手段と、課金及びロイヤルティー決定手段によって決定された課金を楽曲の使用者に報告すると共に決定されたロイヤルティーを楽曲の著作権者に報告する手段とを更に備えて構成してもよい。
【0058】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムは、使用される楽曲の使用目的に関する情報を登録する使用目的登録手段と、使用目的登録手段によって登録された楽曲の使用目的に関する情報に基づいて課金情報を変更する課金情報変更手段とを更に備えて構成してもよい。
【0059】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムは、入力手段及び著作権関連情報記憶手段に接続され使用される楽曲の情報に基づいて著作権関連情報を変更することができるように構成されている著作権関連情報変更手段を更に備えて構成してもよい。
【0060】
【好ましい実施の形態】
本発明のマルチメディアのライブラリの選択されたものへのアクセスを許諾するシステムでは、メモリは、マルチメディアのライブラリを記憶し、データ入力装置は、メモリに記憶されるマルチメディアに対する一組の情報属性を入し、データ検索装置は、入力された属性に従ってライブラリの特定のメディアについての情報を検索し、出力装置は、検索した情報を供給する出力装置
【0061】
本発明の楽曲に関する情報をアクセスするシステムでは、ユーザにより操作可能なデータ入力装置は、現行ユーザのクラス及びアクセスする候補楽曲に対する情報を入力し、メモリは、楽曲のライブラリ及び記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する一組の情報項目を記憶し、ディスプレイは、候補楽曲に関する選択された情報を現行ユーザに表示し、データ入力装置に接続されたプロセッサは、候補楽曲関連情報に以下の動作を実行する:1)現行ユーザのクラス及び候補楽曲を判別し、かつそれに依存して、入力された候補楽曲の特定の組の情報項目から現行ユーザの入力されたクラスに対応する情報項目をディスプレイに表示し、2)更なる処理に対して現行ユーザに少なくとも一つの表示された情報項目を選択させ、かつ3)選択した情報項目を更に処理する。
【0062】
本発明のシステムでは、第1のステーションは、少なくとも一つの楽曲及び一つの楽曲に対応する音楽情報を所定の信号にそれぞれ変換して送信し、受信装置は、カード形式記憶媒体が装着されたときに所定の操作によりカード形式記憶媒体の記憶装置に第1のステーションから送信されてくる楽曲に対応する音楽情報を選択的に記憶し、第2のステーションは、音楽情報が記憶されたカード形式記憶媒体が装着されたときに該カード形式記憶媒体の記憶装置に記憶された識別情報及び音楽情報を入力装置で読取り、第3のステーションは、識別情報に基づきシステムのユーザが承認されたユーザであるか否かを識別し、入力装置により入力された音楽情報に基づき楽曲情報記憶手段の複数の楽曲情報を検索することにより音楽情報に関連する楽曲情報を読取り、楽曲情報記憶手段から読取った楽曲情報を所定の記録媒体に記録し、楽曲情報が記録された記録媒体に関して、カード形式記憶媒体に記憶された課金情報に基づき所定の課金処理を実行し、楽曲に対応する音楽情報は、ユーザが第1のステーションから送信される楽曲を聴いているときに所定の操作によりカード形式記憶媒体に記憶され、かつユーザは、音楽情報が記憶されたカード形式記憶媒体を第2のステーションの所定の入力手段に挿入することによって、少なくとも一つの所望の楽曲が記録された記録媒体を購入する。
【0063】
本発明のシステムでは、データ入力装置は、ユーザの操作により、現行ユーザとしての表示及びアクセスする候補楽曲を入力し、メモリは、楽曲のライブラリ及び前記記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する、記憶された楽曲のそれぞれに対する許諾された使用のセットを含む情報項目のセットを記憶し、ディスプレイは、候補楽曲に関する選択されを現行ユーザに表示し、プロセッサは、候補楽曲関連情報に関して、現行ユーザ表示及び候補楽曲を評価し、かつ入力された候補楽曲の情報項目の特定のセットから少なくとも許諾された使用を含むそれらの情報項目をディスプレイ上に表示し、現行ユーザに更なる処理のために表示された情報項目の少なくとも一つを選択させかつ楽曲の現行ユーザの所望の使用の一つ以上を入力させ、かつ選択された情報項目を更に処理する。
【0064】
本発明の、マルチメディアのライブラリの選択されたものへのアクセスを許諾するシステムでは、メモリは、マルチメディアのライブラリを記憶し、データ入力装置は、メモリに記憶されるマルチメディアに対する一組の属性を入力し、データ検索装置は、入力された一組の属性に従ってライブラリの特定のメディアについての情報を検索s、更新装置は、必要に応じて、ライブラリの特定のメディアについての検索した情報を更新し、出力装置は、検索した情報又は更新した情報を供給する。
【0065】
本発明のシステムでは、データ入力装置は、ユーザの操作により、現行ユーザのクラス及びアクセスする候補楽曲を入力し、メモリは、楽曲のライブラリ及び記憶された楽曲の少なくとも選択されたものに関する、少なくとも知的財産権情報及び情報をアクセスするための許諾を含む情報項目のセットを記憶し、ディスプレイ装置は、候補楽曲に関する選択された情報を現行ユーザに表示し、プロセッサは、候補楽曲に関する選択された情報に対して、現行ユーザのクラス及び候補楽曲を評価し、かつ、それに基づいて、入力された候補楽曲の情報項目の特定のセットから現行ユーザの入力されたクラスに対応する情報項目をディスプレイ装置に表示し、現行ユーザに更なる処理のために表示された情報項目の少なくとも一つを選択させ、かつ入力された候補楽曲及び入力されたユーザ・クラスに関して必要な料金を算出するために、かつ、情報をアクセスするための許諾及びユーザ・クラスに基づき、選択した候補楽曲に関するどの情報が、もしあれば、現行ユーザにアクセク可能であるかということを決定するために、選択された情報項目を更に処理し、かつ必要に応じて、記憶された楽曲の選択されたものに関連する知的財産権のそれぞれの権利者によってのみ操作される更新装置により、メモリに記憶された情報のセットを更新する。
【0066】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、入力手段は、需要者を識別するための識別情報を入力し、識別手段は、入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、指定情報入力手段は、識別の結果により需要者が正規の需要者であるときに少なくとも一つの指定情報を入力し、情報読取り手段は、需要者により指定情報入力手段から入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取り、情報記録手段は、情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録する。
【0067】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、楽曲情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行うように構成することができる。
【0068】
本発明の別のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションにおいて、入力手段は、需要者を識別するための識別情報を入力し、指定情報入力手段は、需要者が正規の需要者であると識別されたときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力し、第2のステーションにおいて、識別手段は、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、情報読取り手段は、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取り、情報記録手段は、情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録して、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行い、第1のステーションで需要者が指定情報入力手段によって入力された任意の数の指定情報に対応する情報により構成された記録媒体を第2のステーションで製作して第1のステーションに配送することにより需要者が第1のステーションで記録媒体を購入する。
【0069】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションにおいて、特定情報記憶手段は、第2のステーションの情報記憶手段に記憶されている複数の情報の一部を構成している特定の情報を記憶し、需要者によって指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき特定情報記憶手段を検索して入力された指定情報に関連する特定の情報を需要者に表示する。
【0070】
更に、本発明の別のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションにおいて、入力手段は、需要者を識別するための識別情報を入力し、指定情報入力手段は、需要者が正規の需要者であると識別されたときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力し、情報記録手段は、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき第1の情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取り所定の記録媒体に記録し、第2のステーションにおいて、識別手段は、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行い、第1及び第2のステーションは、第3の最新情報記憶手段に記憶されている最新の情報に基づいて第1の情報記憶手段及び第2の情報記憶手段に記憶されている複数の情報を更新すると共に、第1のステーションで需要者が入力する指定情報に基づいて、任意の数の情報により構成された記録媒体を第1のステーションで製作して需要者が記録媒体を直接購入することができる。
【0071】
本発明の更に別のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションにおいて、入力手段は、需要者を識別するための識別情報を入力し、指定情報入力手段は、需要者が正規の需要者であると識別されたときに需要者が少なくとも一つの指定情報を入力し、第2のステーションにおいて、識別手段は、入力手段により入力された識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、情報読取り手段は、指定情報入力手段により入力された指定情報に基づき情報記憶手段の複数の情報を検索して指定情報に関連する情報を読取り、情報記録手段は、情報記憶手段から読取られた情報を所定の記録媒体に記録して、情報が記録された記録媒体に関して所定の課金処理を行い、第1及び第2のステーションは、第3のステーションの最新情報記憶手段に記憶されている最新の情報に基づいて第2のステーションの情報記憶手段に記憶されている複数の情報を必要に応じて更新すると共に、第1のステーションで需要者が入力する指定情報に基づいて、任意の数の情報により構成された記録媒体を第2のステーションで製作して第1のステーションに配送することにより、需要者が第1のステーションで記録媒体を購入することができる。
【0072】
本発明のパーソナル記録媒体購入システムでは、第1のステーションは、少なくとも一つ以上の楽曲及び当該楽曲に対応する曲情報を所定の信号にそれぞれ変換して送信し、受信装置は、カード状記憶媒体を着脱可能であり第1のステーションから送信された信号を受信して楽曲を聞くことができると共に、該カード状記憶媒体を装着したときに所定の操作により受信している楽曲に対応する曲情報を該カード状記憶媒体の記憶装置に選択的に記憶し、第2のステーションでは、入力手段は、曲情報が記憶されたカード状記憶媒体を着脱可能であり該カード状記憶媒体を装着したときに当該カード状記憶媒体の記憶装置に記憶されている識別情報を読取りかつ該カード状記憶媒体の記憶装置に記憶されている曲情報を読取し、第3のステーションは、第2のステーションに接続され、識別情報に基づいて需要者が正規の需要者であるかどうかを識別し、入力手段により入力された曲情報に基づき該楽曲情報記憶手段の該複数の楽曲情報を検索して該曲情報に関連する該楽曲情報を読取り、該楽曲情報記憶手段から読取られた楽曲情報を所定の記録媒体に記録し、楽曲情報が記録された記録媒体に関してカード状記憶媒体に記憶されている課金情報に基づき所定の課金処理を行い、第1のステーションから送信されてくる楽曲を需要者が聞いているときに所定の操作により該楽曲に対応する曲情報をカード状記憶媒体に記憶させ、需要者が第2のステーションにおいて該曲情報が記憶されたカード状記憶媒体を所定の入力手段に挿入することにより、所望の楽曲が記録された記録媒体を購入する。
【0073】
【実施例】
以下、添付した図面を参照して、本発明のパーソナル記録媒体購入システムの実施例を説明する。
図1は、本発明のパーソナル記録媒体購入システム(以下、“購入システム”と略称する)の第1の実施例の概略図である。
図1に示すように、この実施例の購入システム1の主要部分は、コンビニエンスストアやガソリンスタンド等、顧客にとって最寄りに位置するKIOSK(キオスク)である店舗10と、バックチャネルカンパニー20によって構成されており、店舗10とバックチャネルカンパニー20は、インターネット又は専用回線40によって接続されている。
【0074】
店舗10は、モニター、カードリーダー及びデータベース検索/申込端末(図示省略)を含むMD制作申込み受付システム11、MD制作申込み受付システム11に接続された楽曲リスト・データベース12、MD制作申込み受付システム11及び楽曲リスト・データベース12に接続された店舗機器管理システム13、店舗機器管理システム13に接続された通信システム14を備えている。
バックチャネルカンパニー20は、電話回線、インターネット等40を介して店舗10の通信システム14に接続された通信システム21、通信システム21に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)22、ホストコンピュータ22に接続されており楽曲リスト・データベース23、楽曲データ・データベース24、インデックス・データベース25及び著作権データベース26を含む音楽データベース27、音楽データベース27に接続されたMDライター28、音楽データベース27に接続されたプリンター29、ホストコンピュータ22に接続されており顧客データベース30及び課金決済データベース31を含むカンパニー側データベース32を備えている。
【0075】
次に、図2〜図9を参照して、図1に示す購入システムの動作を説明する。
1−1.会員認識段階
まず、MD制作申込み受付システム11のタッチセンサー方式モニター(以下、モニターと略称する)の画面上の「スタート」項目表示をタッチして購入システムのスイッチを入れる。モニターの画面上に「ようこそ!!」が表示され、続いて「カードを入れて下さい」と表示される。
顧客が購入システムの登録会員であれば、持っている会員カードをMD制作申込み受付システム11のカードリーダーに挿入する。また、顧客が未登録会員であれば、店舗において会員登録を行ない、新規の会員カードを購入してカードリーダーに挿入する。ここで、購入システムは、新規の会員カードを、顧客の自動車運転免許証や銀行カード等、身分を証明できるものに基づいて自動的に作製できるような新規会員カード作製機能を有するように構成してもよい。
【0076】
カードリーダーが会員カードを読み取った後、モニターの画面上に「暗証番号を入れて下さい」と表示される。その表示に基づき、顧客は、各自に固有の暗証番号を入力する。暗証番号の入力は、モニターの画面上に表示された数字及び/又はアルファベット文字をタッチすることによって入力される。入力された暗証番号の情報と先にカードリーダーによって読み取られた会員カードの会員登録番号の情報は、通信システム14から電話回線40を介して、バックチャネルカンパニー20の通信システム21を経てサーバクライアントシステム(ホストコンピュータ)22に送られる。
【0077】
バックチャネルカンパニー20では、ホストコンピュータ22は、店舗10から送られてきた暗証番号及び会員登録番号の情報に基づきカンパニー側データベース32の顧客管理データベース30を検索し、顧客が有効な会員であるかどうかのマッチングを行い、そのマッチング結果に関する情報を、通信システム21から電話回線40を介して、店舗10の通信システム14を経てMD制作申込み受付システム11に送る。また、ホストコンピュータ22は、顧客が有効な会員であれば顧客コードEを作成する。
【0078】
店舗10のMD制作申込み受付システム11は、受け取ったマッチング結果に関する情報に基づき、顧客が有効な会員であればモニターの画面上に「OKです」と表示する。また、無効な会員であれば、「無効です」と表示する。上記の動作中に、暗証番号を誤って入力した場合には、「無効です」とモニターの画面上に表示した後、続いて「再度、暗証番号を確認して入力してください」と表示して、再度、暗証番号を入力させるように構成してもよい。この場合、セキュリティーの観点から暗証番号の再入力の回数を制限するように構成してもよい。そして、その規定回数内にマッチングが成立しなかった場合には購入システムを自動的にオフにする。
上記の段階で、モニターの画面に「OKです」と表示された場合には、モニターは、次いで「楽曲を選びましょう」と画面に表示して楽曲選択段階へ進む。
【0079】
1−2.楽曲選択段階
図3Aに示すように、モニターの画面上には、「一曲目」についての楽曲選択項目が表示される。この楽曲選択項目には、(a)楽曲名、(b)アーティスト名、(c)アルバム名、(d)作詞・作曲者名、(e)ジャンル、(f)制作年月日、(g)歌詞の一部、(h)メロディーの一部、及び(i)おすすめラインナップ、の各項目が示されている。
顧客は、一曲目を選択するために、モニターの画面上に表示された楽曲選択項目を見ながら必要な情報をそれぞれ入力する。これらの情報の入力の方法は、種々の方法があり、例えば、キーボードを用いるように構成してもよいし、タッチペンにより画面上の各項目に直接記入するように構成してもよい。
MD制作申込み受付システム11は、モニターの画面上に入力された情報に基づいて店舗10の楽曲リスト・データベース12を検索して必要な情報を取得する。
例として、顧客が(b)アーティスト名、(g)歌詞の一部、及び(h)メロディーの一部をそれぞれ入力した場合のモニターの画面を図3Bに示す。
ここで、(h)メロディーの一部の入力として音声認識方式を採り入れ、その方式により顧客が口ずさむメロディーを認識させるように構成してもよいし、その認識されたメロディーを更に楽譜に変換してモニターの画面上に表示するように構成してもよい。
【0080】
これらの入力が終了した後、モニターの画面に表示されている「検索ボタン」を押すことにより検索が実行されて、図3Cに示すような検索結果がモニターの画面上に表示される。
即ち、検索の結果、モニターの画面には、一曲目の曲名、この例では「I LOVE YOU」が表示されると共にその曲コード044ESPD382401が表示されると同時に「選択ボタン」、「キャンセルボタン」、「終了ボタン」の選択項目も表示される。
モニターの画面上に表示された一曲目を確認し、入力された情報がそれでよければ、「選択ボタン」をタッチする。「選択ボタン」がタッチされると曲コードがMD制作申込み受付システム11のハードディスクに累積されると共に、モニターの画面上には、二曲目についての楽曲選択項目が表示される。二曲目の楽曲選択は、上述した一曲目の場合と同様な手順で行う。そして、希望の曲目数まで同様な操作を繰り返すことにより所望の楽曲の曲コードが逐次累積される。
全ての曲目選択が終了したならば、モニターの画面上に最後の曲目の検査結果が表示された後、「終了ボタン」選択項目をタッチして楽曲選択を終了する。
【0081】
1−3.楽曲編成段階
上記の段階における「終了ボタン」のタッチにより、図4に示すように、モニターの画面上には「あなたが選んだ楽曲は」という表示に続いて、上記の楽曲選択段階で選択した楽曲が表示される。
この例では、
「1. I LOVE YOU BEATLES
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. SOME MIGHT SAY OASYS
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
とモニターの画面上に選択された楽曲リストが表示されると共に「並び替え」、「削除」、「追加」、「OK」の選択項目も同時に表示される。
【0082】
1−3.1. 楽曲の並び替え
次に、選択した楽曲の順番の並び替えの手順を説明する。
モニターの画面上の「並び替え」の項目をタッチすると、下記に示すように、モニターの画面上には、各楽曲の右端に[ ]がそれぞれ付されて表示される。
「1. I LOVE YOU BEATLES [ ]
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES [ ]
3. SOME MIGHT SAY OASYS [ ]
4. LET IT BE BEATLES [ ]
5. LIKE A VIRGIN MADONNA [ ]」
図の例では、第1の楽曲と第3の楽曲を並び替えるので、[ ]の中に上から順に3、2、1、4、5と入力することによって、楽曲の順番が3.2.1.4.5.に変更される。勿論、カーソルを用いるようなよく知られた他の方法を用いて楽曲の順番を並び替えてもよい。
【0083】
モニターの画面上には、「OK」の項目が同時に表示され、所望の並び替えが終了した場合にこの「OK」の項目をタッチすることによって、モニターの画面は、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に戻り、下記のように順番変更された楽曲が表示される。
「3. SOME MIGHT SAY OASYS
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
1. I LOVE YOU BEATLES
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
更に「OK」の項目をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示が
「1. SOME MIGHT SAY OASYS
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. I LOVE YOU BEATLES
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
というように再番号付けされて表示される。
【0084】
1−3.2. 楽曲の削除
選択した楽曲の削除は、「削除」の項目をタッチすることにより行うことができる。「削除」の項目をタッチすると、「削除したい楽曲にタッチして下さい」と文字表示が行われると共に、
「1. I LOVE YOU BEATLES
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. SOME MIGHT SAY OASYS
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
と選択された楽曲リストがモニターの画面上に表示され、「OK」の選択項目も同時に表示される。
【0085】
ここで、楽曲リストの「2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」を削除する場合には、モニターの画面上の対応する楽曲表示部分をタッチすると、楽曲「2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」の部分がリストから移動され、その部分だけが新たな頁に次のように「OK」の選択項目と共に、
「削除します
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」
とモニターの画面上に表示される。ここで「OK」の項目にタッチすると、モニターの画面は、削除された楽曲以外の楽曲を再番号付けして下記のように再び表示する。
「1. I LOVE YOU BEATLES
2. SOME MIGHT SAY OASYS
3. LET IT BE BEATLES
4. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
【0086】
1−3.3. 楽曲の追加
楽曲を新たに追加する場合には、「追加」の選択項目をタッチするとモニターの画面は「楽曲を追加します」と表示して、上述した「楽曲選択段階」の画面に戻る。そして、上述したように、モニターの画面を見ながら必要な手順を操作することによって新たな楽曲を追加することができる。
【0087】
上記楽曲編成段階において必要な操作を行った後に画面上の「終了ボタン」の項目をタッチすることによって編成された楽曲に対応する「曲コード群A」が生成される。また、この「終了ボタン」の項目をタッチすることによってモニターの画面も、以下に説明するように、次の段階に移行する。
【0088】
1−4.装飾段階
この段階では、主にMDのジャケットデザイン選択及びアルバムタイトルの入力を行う。
1−4.1. ジャケットデザイン選択
上記3.楽曲編成段階の終了と共に、モニターの画面には、図5に示すように「お好きなジャケットをお選び下さい」という文字表示と共に、この例では、一つの画面(即ち1頁)に9種類のジャケットのデザインが示され、他の頁のジャケットデザインは、「前頁」、「次頁」の項目表示をそれぞれタッチすることによって、前の頁に示されたジャケットのデザイン、次の頁に示されたジャケットのデザインをモニターの画面上に表示するこができる。勿論、一つの画面(1頁)に含まれるジャケットデザインの種類の数は、任意に設定してもよい。
この例では、図5に示された左側の欄の左上に配置されたデザインがモニターの画面をタッチすることによって選択され、次いで「OK」の項目表示をタッチすることによって、選択されたジャケットデザインに対応する「ジャケットデザインコードB」が生成される。
【0089】
1−4.2. アルバムタイトル入力
ジャケットデザイン選択の終了後、モニターの画面には、図6に示すように「アルバムタイトルを入れて下さい」という文字表示と共に、「キーボード入力」、「タッチセンサー入力」の項目が表示される。顧客は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかをタッチしてから、キーボードにより、またはタッチセンサーに基づき、自分が決めたアルバムタイトルを入力する。モニターの画面は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかがタッチされると同時に、「アルバムタイトルは 『将太&真由』でよろしいですね。」と、入力されるアルバムタイトルの文字等を逐次表示すると共に、「変更」、「OK」の項目を同時に表示する。
【0090】
顧客は、モニターの画面を見ながら、入力されたアルバムタイトルを変更したければ、「変更」の項目をタッチして、上述した手順で再度入力を行う。また、入力したアルバムタイトルがそれでよいならば、「OK」の項目をタッチすることにより、その表示されているアルバムタイトルに対応する「アルバムタイトル文字データC」を作成する。
【0091】
1−5.最終確認段階
上記装飾段階が終了したならば、モニターの画面には、図7に示すような確認項目がそれぞれ表示される。即ち、「アルバムタイトル」、「ジャケット」及び「選択曲」の各項目の内容が最終確認のために再度表示される。この最終確認をした後に「OK」の項目をタッチすると、モニターの画面には、例えば、「あなたの料金は、1,000円です。」というように、作成しようとしているMDの料金表示が行われる。
【0092】
1−6.支払い段階
上記最終確認段階に続いて、モニターの画面には、例えば、「お支払い方法は?」という文字表示と共に、「クレジットカード」、「プリペイドカード」、及び「銀行引落」の項目が表示される。ここで顧客がいずれかの項目をタッチすることによって支払方法を選択すると、モニターの画面には、「カードをお入れ下さい。」という文字表示が行われ、顧客は、選択した支払い方法に対応するカードをカードリーダーに挿入する。カードリーダーによって読み取られたカードが承認されたならば、「カードデータD」が作成される。
【0093】
1−7.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、上述のように作成された「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」、「アルバムタイトル文字データC」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図1に示すように、通信システム14、電話回線40、及び通信システム21を介してバックチャネルカンパニー20に備えられたホストコンピュータ22に送られる。
【0094】
1−8.バックチャネルカンパニー作業段階
1−8.1. MD盤制作作業
上記の各段階を完了した後、MDの制作段階に入る。本実施例では、MD盤制作作業、即ちレコーディングは、バックチャネルカンパニー20で行われる。
MDの制作に必要な入力情報は、上述した「曲コード群A」である。この曲コード群Aの情報に基づき、音楽データベース27の楽曲データ・データベース24が検索され、楽曲データ・データベース24から曲コード群Aの情報に対応する楽曲が選択され、選択された楽曲がMDライター28によってMDに高速録音される。
【0095】
1−8.2. ジャケット制作作業
また、バックチャネルカンパニー20内では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター29によってジャケット制作作業(即ち、印字・熱転写)も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、音楽データベース27の楽曲リスト・データベース23が検索され、楽曲リスト・データベース23及びインデックス・データベース25から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
【0096】
1−8.3. 課金決済
ホストコンピュータ22は、「カードデータD」及び「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース32の課金決済データベース31を検索して、そこから必要な情報を銀行やクレジット会社等、所定の金融機関に送り、顧客の課金決済を行う。
【0097】
1−8.4. 著作権処理
ホストコンピュータ22は、「曲コード群A」の情報に基づき、音楽データベース27の楽曲リスト・データベース23及び著作権データベース26を検索して、音楽データベース27の著作権データベース26から必要な情報をJASRACへ送って著作権処理を行い、レコード会社等に送って原盤処理を行う。
【0098】
1−8.5. メーリング作業
ホストコンピュータ22は、「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース32の顧客データベース30を検索し、顧客の住所、等の情報から顧客の住所ラベルを印字して、所定の梱包を行った後、MDをメーリングする。その結果、顧客は、注文したMDを受け取ることができる。
【0099】
1−9.楽曲データベース更新段階
顧客にとって新しい楽曲の情報(楽曲リスト、楽曲データ、インデックス・データ等)を入手することは、非常に重要である。これらの情報は、バックチャネルカンパニー20において常に更新され、最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報は、音楽データベース27の楽曲リスト・データベース23、楽曲データ・データベース24及びインデックス・データベース25にそれぞれ記憶されている。しかし、この実施例では、それらの情報の中で楽曲リストのみがホストコンピュータ22、通信システム21を介して店舗10の通信システム14に送られ、店舗機器管理システム13を介して店舗10の楽曲リスト・データベース12に記憶される。
【0100】
ここで、上述した本発明のパーソナル楽曲記録媒体購入システムに用いられる音楽データベースについて説明する。
以下に説明する音楽データベースのスペックは、本願発明において初めて提案されたものであり、音楽を一元化する蓄積可能なデータベース・スペックを備えており、音源、MIDIデータ、楽譜データ、権利属性データを、ディジタル化し、かつ一元化して構成される。そして、既存の、もしくは将来に出現するであろう音楽録音システムに対して、音楽を一元コード化して、将来の音楽の流通に対応可能なように設計されている。
【0101】
図11は、上述したように構成された音楽データベースの一実施例を示す図である。この音楽データベースは、(1)曲属性、(2)原盤権、(3)著作権、(4)楽譜、及び(5)音源の5つのカテゴリーを含む。そして、各カテゴリーは、更に下記の項目に関する情報を含む;
(1)曲属性
(1)−1 曲コード(国コード+作品コード)
(1)−2 楽曲名
(1)−3 楽曲分数
(1)−4 アーティスト名
(1)−5 アーティスト国コード
(1)−6 製作年月日
(2)原盤権
(2)−1 原盤所有者
(2)−2 国コード
(2)−3 共同所有者
(2)−4 国コード
(3)著作権
(3)−1−1 作詞者
(3)−1−2 国コード
(3)−1−3 代表出版社
(3)−1−4 国コード
(3)−1−5 共同出版社
(3)−1−6 国コード
(3)−2−1 作曲者
(3)−2−2 国コード
(3)−2−3 代表出版社
(3)−2−4 国コード
(3)−2−5 共同出版社
(3)−2−6 国コード
(3)−3−1 編曲者
(3)−3−2 国コード
(3)−3−3 代表出版社
(3)−3−4 国コード
(3)−3−5 共同出版社
(3)−3−6 国コード
(4)楽譜
(4)−1 MIDIデータ
(4)−2 生楽譜
(4)−3 歌詞
(5)音源
(5)−1 ディジタル(DIGITAL) 音源
【0102】
図12及び図13は、本発明のパーソナル楽曲記録媒体購入システムに用いられる音楽データベースを構成しているインデックス・データベースに記憶されているインデックス情報の例をそれぞれ示す図である。この例からも分かるように、インデックス情報は、上述した音楽データベースの情報の一部を楽曲毎に示している情報であり、インデックス・データベースは、これらのインデックス情報を記憶しているデータベースのことである。
図12に示すインデックスAの情報は、
(1)ジャンル 邦楽
(2)楽曲名 赤いスイートピー
(3)楽曲分数 5分21秒
(4)アーティスト 松田聖子
(5)作詞者 呉田軽穂
(6)作曲者 呉田軽穂
(7)製作年月日 1982年 7月 1日
(8)代表原盤国 日本
(9)代表原盤社 ソニーミュージック(ジャパン)
(10)オプションI (歌詞カード)
(11)オプションII (楽譜)
の各情報を含んでいる。
【0103】
また、図13に示すインデックスBの情報は、
Figure 0004257776
の各情報を含んでいる。
【0104】
以下の実施例で説明する音楽データベースも上述した構成を有しており、本発明の購入システムは、この音楽データベースを採り入れることによって、顧客にとっては、さらにグローバルな楽曲の選択が可能になると共に、著作権者にとっては、楽曲に係わる著作権の管理がより容易に行えるようになる。
図14は、本発明の購入システムの第2の実施例の概略図である。
図14に示すように、この実施例の購入システムの主要部分は、店舗100、バックチャネルカンパニー200及び放送局300によって構成されている。店舗100とバックチャネルカンパニー200は、専用回線(インターネット、電話回線であってもよい)400によって接続されている。また、店舗100と放送局300、及びバックチャネルカンパニー200と放送局300は、それぞれ衛星波(地上波、ケーブルであってもよい)401、402によって通信される。
【0105】
店舗100は、第1の実施例と同様に、KIOSKであり、モニター、カードリーダー及びデータベース検索/申込端末(図示省略)を含むMD制作申込み受付システム101、MD制作申込み受付システム101に接続された楽曲リスト・データベース102、楽曲データ・データベース103及びインデックス・データベース104を含む店舗側データベース105、店舗側データベース105に接続されたMDライター106、店舗側データベース105に接続されたプリンター107、MD制作申込み受付システム101に接続された通信システム108、データ放送受信システム109、及び店舗側データベース105に接続されたデータ放送デコーダー110を備えている。
バックチャネルカンパニー200は、電話回線400を介して店舗100の通信システム108に接続された通信システム201、通信システム201に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)202、ホストコンピュータ202に接続されており楽曲リスト・データベース203、楽曲データ・データベース204、インデックス・データベース205及び著作権データベース206を含む音楽データベース207、ホストコンピュータ202に接続されており顧客データベース206及び課金決済データベース207を含むカンパニー側データベース210を備えている。
【0106】
放送局300は、衛星波401を介してバックチャネルカンパニー200の通信システム201に接続された通信システム301、通信システム301に接続された放送データ・データベース302、放送データ・データベース302に接続された放送データ送出サーバ303、放送データ送出サーバ303及び衛星波402を介して店舗100のデータ放送受信システム109に接続されたデータ放送エンコーダー304を備えている。
【0107】
図14に示す購入システムは、需要者が、コンビニエンスストアやガソリンスタンド等の最寄りの店舗において、好きなアーティストまたはミュージシャン及び好きな楽曲を、一曲毎に選択することができ、かつ選択した楽曲がディジタル・コピーされたMDを店舗内で作ることができるように構成されている。
【0108】
以下、図15〜図23を参照して、図14に示す購入システムの動作を説明する。
2−1.会員認識段階
まず、MD制作申込み受付システム101のタッチセンサー方式モニター(以下、モニターと略称する)の画面上の「スタート」項目をタッチして購入システムのスイッチを入れる。モニターの画面上に「ようこそ!!」が表示された後、「カードを入れて下さい」と表示される。
顧客が購入システムの登録会員であれば、持っている会員カードをMD制作申込み受付システム101のカードリーダーに挿入する。また、顧客が未登録会員であれば、店舗において新規の会員登録を行ない、会員カードを購入してカードリーダーに挿入する。
【0109】
ここで、上述した第1の実施例と同様に、購入システムは、新規の会員カードを、顧客の自動車運転免許証や銀行カード等、身分を証明できるものに基づいて自動的に作製できるように構成してもよい。
カードリーダーが会員カードを読み取った後、モニターの画面上には「暗証番号を入れて下さい」と表示される。その表示に基づき、顧客は、各自に固有の暗証番号を入力する。暗証番号の入力は、モニターの画面上に表示された数字及び/又はアルファベット文字をタッチすることによって入力される。入力された暗証番号の情報と先にカードリーダーによって読み取られた会員カードの会員登録番号の情報は、通信システム108から電話回線400を介して、バックチャネルカンパニー200の通信システム201を経てサーバクライアントシステム(ホストコンピュータ)202に送られる。
【0110】
バックチャネルカンパニー200では、ホストコンピュータ202は、店舗100から送られてきた暗証番号及び会員登録番号の情報に基づきカンパニー側データベース210の顧客管理データベース208を検索し、顧客が有効な会員であるかどうかのマッチングを行い、そのマッチング結果に関する情報を、通信システム201から電話回線400を介して、店舗100の通信システム107を経てMD制作申込み受付システム101に送る。また、ホストコンピュータ202は、顧客が有効な会員であれば顧客コードEを作成する。
店舗100のMD制作申込み受付システム101は、受け取ったマッチング結果に関する情報に基づき、顧客が有効な会員であれば「OKです」とモニターの画面上に表示し、無効な会員であれば、「無効です」と表示する。また、上記の動作中において、暗証番号を誤って入力した場合には、「無効です」とモニターの画面に表示した後、続いて「再度、暗証番号を確認して入力してください」と表示して、再度、暗証番号を入力させるように構成してもよい。この場合、第1の実施例と同様に、セキュリティーの観点から暗証番号の再入力の回数を制限するように構成してもよい。そして、所定の回数以内に「OKです」とモニターの画面上に表示されなければ、購入システムを自動的にオフにするように構成してもよい。
上記の段階でモニターの画面に「OKです」と表示された場合には、モニターは、次いで、「楽曲を選びましょう」と画面に表示して、次の楽曲選択段階へ進む。
【0111】
2−2.楽曲選択段階
図16Aに示すように、モニターの画面上には、一曲目についての楽曲選択項目が表示される。この楽曲選択項目には、(a)楽曲名、(b)アーティスト名、(c)アルバム名、(d)作詞・作曲者名、(e)ジャンル、(f)制作年月日、(g)歌詞の一部、(h)メロディーの一部、及び(i)おすすめラインナップ、の各項目が示されている。
顧客は、一曲目を選択するために、モニターの画面上に表示された楽曲選択項目を見ながら必要な情報をそれぞれ入力する。入力は、上述した第1の実施例で示した方法で行う。
【0112】
MD制作申込み受付システム101は、モニターの画面上に入力された情報に基づいて店舗側データベース105に含まれた楽曲リスト・データベース102及びインデックス・データベース104を検索して必要な情報を取得する。
例として、顧客が(b)アーティスト名、(g)歌詞の一部、及び(h)メロディーの一部をそれぞれ入力したものを図16Bに示す。
ここで、上述した第1の実施例と同様に、(h)メロディーの一部の入力として音声認識方式を採り入れ、その方式により顧客が口ずさむメロディーを認識させて、そのメロディーを楽譜表示するように構成してもよい。
これらの入力が終了した後、「検索ボタン」を押すと、図16Cに示すような、検索結果がモニターの画面に表示される。
【0113】
検索の結果、モニターの画面には、一曲目の曲名、この例では「AND I LOVE HER」が表示されると共にその曲コード044ESPD382409が表示されると同時に、「選択ボタン」、「キャンセルボタン」、「終了ボタン」の選択項目も表示される。
モニターの画面上に表示された一曲目を確認し、入力された情報がそれでよければ、「選択ボタン」の項目をタッチする。「選択ボタン」の項目がタッチされると曲コードがMD制作申込み受付システム101のハードディスク内に累積されると共に、モニターの画面上には、二曲目についての楽曲選択項目が表示され、一曲目と同様な手順で操作して二曲目を選択する。以下、希望の曲目数まで同様な操作を繰り返すことにより各楽曲の曲コードが逐次累積される。
全ての曲目選択が終了したならば、最後の曲目の検査結果がモニターの画面上に表示されるので「終了ボタン」の項目をタッチして楽曲選択を終了する。
【0114】
2−3.楽曲編成段階
「終了ボタン」の項目のタッチにより、図17に示すように、モニターには「あなたが選んだ楽曲は」という表示に続いて、上記の楽曲選択段階で選択した楽曲が示される。
この例では、
「1. AND I LOVE HER BEATLES
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. SOME MIGHT SAY OASYS
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
とモニターの画面上に選択された楽曲リストが表示されると共に、「並び替え」、「削除」、「追加」、「OK」の選択項目も表示される。
【0115】
2−3.1. 楽曲の並び替え
次に、選択した楽曲の順番の並び替えの手順を説明する。
モニターの画面上の「並び替え」の項目をタッチすると、下記のように各楽曲の右端に[ ]がそれぞれ付されて画面上に示される。
「1. AND I LOVE HER BEATLES [ ]
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES [ ]
3. SOME MIGHT SAY OASYS [ ]
4. LET IT BE BEATLES [ ]
5. LIKE A VIRGIN MADONNA [ ]」
図の例では、第1の楽曲と第3の楽曲を並び替えるので、[ ]の中に上から順に3、2、1、4、5と入力することによって、楽曲の順番が3.2.1.4.5.に変更される。勿論、カーソルを用いるようなよく知られた他の方法を用いて楽曲の順番を並び替えてもよい。モニターでは、「OK」の項目が同時に表示され、所望の並び替えが終了した場合にこの「OK」の項目をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に戻り、下記のように順番変更された楽曲がモニターの画面上に表示される。
【0116】
「3. SOME MIGHT SAY OASYS
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
1. AND I LOVE HER BEATLES
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
更に「OK」の項目をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示が
「1. SOME MIGHT SAY OASYS
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. AND I LOVE HER BEATLES
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
というように再番号付けされてモニターの画面上に表示される。
【0117】
2−3.2. 楽曲の削除
選択した楽曲の削除は、モニターの画面上の「削除」の項目をタッチすることにより行うことができる。「削除」の項目をタッチすると、「削除したい楽曲にタッチして下さい」と文字表示が行われると共に、
「1. AND I LOVE HER BEATLES
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES
3. SOME MIGHT SAY OASYS
4. LET IT BE BEATLES
5. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
と選択された楽曲リストがモニターの画面上に表示され、「OK」の選択項目も表示される。ここで、楽曲「2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」を削除する場合には、上記の表示の対応する部分をタッチすると、楽曲「2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」の部分がリストから移動され、その部分だけが新たな頁に次のように、「OK」の選択項目と共に、
「削除します
2. SATISFACTION THE ROLLING STONES」
と表示される。ここで「OK」の項目にタッチすると、モニターは、削除された楽曲以外の楽曲を再番号付けして下記のように再び表示する。
【0118】
「1. AND I LOVE HER BEATLES
2. SOME MIGHT SAY OASYS
3. LET IT BE BEATLES
4. LIKE A VIRGIN MADONNA 」
2−3.3. 楽曲の追加
楽曲を新たに追加する場合には、「追加」の選択項目をタッチするとモニターは、「楽曲を追加します」と画面上に表示し、上述した楽曲選択段階の画面に戻る。そして、モニターの画面を見ながら必要な手順を操作することによって新たな楽曲を追加することができる。
上述した楽曲編成段階において必要な操作を行った後に「終了ボタン」の項目をタッチすることによって編成された楽曲に対応する「曲コード群A」が生成される。また、この「終了ボタン」の項目をタッチすることによってモニターの画面も、以下に説明するような次の段階に移行する。
【0119】
2−4.装飾段階
この段階では、主にMDのジャケットデザイン選択及びアルバムタイトルの入力を行う。
【0120】
2−4.1. ジャケットデザイン選択
上記楽曲編成段階の終了と共に、モニターの画面には、図18(第1の実施例も参照のこと)に示すように「お好きなジャケットをお選び下さい」という文字表示と共に、この例では、一つの画面(即ち1頁)に9種類のジャケットのデザインが示されており、他の頁のジャケットデザインは、「前へ」、「次へ」の項目表示をそれぞれタッチすることによってモニターに表示される。勿論、一つの画面(1頁)に含まれるジャケットデザインの種類の数は、任意に設定してもよい。
この例では、図18に示された左側の欄の左上に配置されたデザインがモニターをタッチすることによって選択され、次いで「OK」の項目表示をタッチすることによって、選択されたジャケットデザインに対応する「ジャケットデザインコードB」が生成される。
【0121】
2−4.2. アルバムタイトル入力
ジャケットデザイン選択の終了後、モニターの画面には、図19(第1の実施例も参照のこと)に示すように「アルバムタイトルを入れて下さい」という文字表示と共に、「キーボード入力」、「タッチセンサー入力」の項目表示が行われる。顧客は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかをタッチしてから、キーボードにより、またはタッチセンサーに基づき、自分が決めたアルバムタイトルを入力する。モニターの画面は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかがタッチされると同時に、「アルバムタイトルは『LOVE SONGS』でよろしいですね。」と入力されるアルバムタイトルの文字等を逐次、表示すると共に、「変更」、「OK」の項目表示を同時に行う。
顧客は、モニターの画面を見ながら、入力されたアルバムタイトルを変更したければ、「変更」をタッチして、上述した手順で再度入力を行う。また、入力したアルバムタイトルがそれでよいならば、「OK」をタッチすることにより、その表示されているアルバムタイトルに対応する「アルバムタイトル文字データC」を作成する。
【0122】
2−5.最終確認段階
上記装飾段階が終了したならば、モニターの画面には、図20(第1の実施例も参照のこと)に示すような確認項目がそれぞれ表示される。即ち、「アルバムタイトル」、「ジャケット」及び「選択曲」の各項目の内容が最終的確認のために再度表示される。この最終確認をした後に「OK」項目表示をタッチすると、モニターの画面には、例えば、「あなたの料金は、1,000円です。」というように、作成しようとしているMDの料金表示が行われる。
【0123】
2−6.支払い段階
上記最終確認段階に続いて、モニターの画面には、例えば図21に示すように、「お支払い方法は?」という文字表示と共に、「クレジットカード」、「プリペイドカード」、及び「銀行引落」の項目表示が行われる。ここで顧客がいずれかの項目表示をタッチすることによって支払方法を選択すると、モニターの画面には、「カードをお入れ下さい。」という文字表示が行われ、顧客は、カードリーダーに選択した支払い方法に対応するカードを挿入する。カードリーダーによって読み取られたカードが承認されたならば、「カードデータD」が作成される。
【0124】
2−7.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、上述のように作成された「曲コード群A」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図22に示すように、通信システム108、電話回線400、及び通信システム201を介してバックチャネルカンパニー200に備えられたホストコンピュータ202に送られる。
【0125】
次に、図23を参照して店舗100及びバックチャネルカンパニー200における作業段階を説明する。
2−8.MD制作段階
2−8.1. MD盤制作作業
上記段階1〜段階6を完了した後、MDの制作段階に入る。MD盤制作作業(即ち、レコーディング)は、KIOSK内、即ち、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等の店舗100で行われる。MDの制作に必要な入力情報は、上述した「曲コード群A」である。この曲コード群Aの情報に基づき、店舗側データベース105の楽曲データ・データベース103が検索され、楽曲データ・データベース103から曲コード群Aの情報に対応する楽曲が選択され、それらの選択された楽曲がMDライター106によってMDに高速録音される。
【0126】
2−8.2. ジャケット制作作業
また、店舗100内では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター107によってジャケット制作作業(即ち、印字・熱転写)も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、店舗側データベース105の楽曲リスト・データベース102が検索され、楽曲リスト・データベース102及びインデックス・データベース104から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
上記MD盤制作作業及び上記ジャケット制作作業を終了したならば、顧客は、所望のMDをKIOSK等の店舗100で入手することができる。
【0127】
2−9.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、上述したMD制作段階と同時に、上記のように作成された「曲コード群A」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図22に示すように、通信システム108、電話回線400、及び通信システム201を介してバックチャネルカンパニー200に備えられたホストコンピュータ202に送られる。
【0128】
2−10.バックチャネルカンパニー作業段階
2−10.1. 課金決済
ホストコンピュータ202は、「カードデータD」及び「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース210の課金決済データベース209を検索して、そこから必要な情報を銀行やクレジット会社等、所定の金融機関に送り、顧客の課金決済を行う。
【0129】
2−10.2. 著作権処理
ホストコンピュータ202は、「曲コード群A」の情報に基づき、音楽データベース207の楽曲リスト・データベース203及び著作権データベース206を検索して、音楽データベース207の著作権データベース206から必要な情報をJASRAC、レコード会社等へ送って著作権、原盤処理を行う。
【0130】
2−11.楽曲データベース更新段階
顧客にとって新しい楽曲の情報(楽曲リスト、楽曲データ、インデックス、等)を入手することは、非常に重要である。これらの情報は、放送局300から衛星波、等402により店舗100に送信される。
バックチャネルカンパニーは、最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報をホストコンピュータ202により音楽データベース207の楽曲リスト・データベース203、楽曲データ・データベース204及びインデックス・データベース205からそれぞれ読み出して、それらの情報を通信システム201から衛星波(電話回線または専用回線であってもよい)により放送局300の通信システム301に送信する。
【0131】
放送局300では、受信した最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報を放送データ・データベース302に記憶する。放送データ送出サーバ303は、放送データ・データベース302に記憶された最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報をデータ放送エンコーダー304に送り、データ放送エンコーダー304は、それらの情報をエンコードすることにより送信信号に変換してから、衛星波、等402により店舗100のデータ放送受信システム109に送信する。
エンコードされた信号を受信した店舗100のデータ放送受信システム109は、それらの信号をデータ放送デコーダー110に送り、送られてきた信号を復号(デコード)して最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報を読み取り、店舗側データベース105の対応する楽曲リスト・データベース102、楽曲データ・データベース103、及びインデックス・データベース104にそれぞれの情報を記憶させる。
これにより、店舗100には常に最新の音楽情報が記憶されており、顧客のニーズに対応できるように構成されている。
【0132】
図24は、本発明の購入システムの第3の実施例の概略図である。
図24の構成を説明する前に、第3の実施例の特徴を説明する。第1及び第2の実施例との大きな相違点は、自宅でMD申込みをするように構成されており、最新曲をデータ放送で申込むことである。
【0133】
第3の実施例は、特定会員向けサービスである:
(1)最新楽曲リスト(曲コード)のみを放送局1300からデータ放送で送る;
(2)「MTV」、「カウントダウンTV」、等のテレビ番組を見ながら、欲しい最新曲をクリックする;
(3)欲しい曲が数曲たまったならば、ホストコンピュータ1202へアクセスする;
(4)コンピレーションMDが家庭1100に配送される;
(5)著作権決済処理が行われる。
次に、第3の実施例における前提条件を示す。
A.会員(ユーザ)は、予めPC TVが購入等により存在しているか、または専用ボードを購入して既に存在しているPCに合体されており、家庭の電話回線にPC TVを接続している;
B.新曲ができると、レコード会社は、まず、ミュージック・データベースに必要属性の届け出を出し、それにより、曲コードが割り当てられる;
C.本放送(例えば、「MTV」、等のテレビ番組)に使用されていない放送帯域に曲コード(+α)を埋め込んで音楽放送を行う;
D.リモコンまたはキーボード、またはマウス操作により、放送局1300から送られてきた曲コード(+α)をPC TVハードディスク内に蓄積し、その後に伝送する;
(このPC TVは、ミュージック・データベース・ホームページにリンクされ、ハードディスク内の楽曲リスト・データベースが常に更新されているのが望ましい。)
E.本放送に使用されていない放送帯域とは、データ放送、文字放送、副音声放送の各帯域のことである。
F.チケット情報、一般商品情報をコード化して申込み作業をより簡便に行うことができるようなシステムとしても利用できる。
G.ラジオ向けのシステムとしても利用できる。
H.ICカードの利用も可能である。
【0134】
図24に示すように、この実施例の購入システムの主要部分は、家庭1100、バックチャネルカンパニー1200及び放送局1300によって構成されている。家庭1100とバックチャネルカンパニー1200は、電話回線(インターネット、専用回線であってもよい)1400によって接続されている。家庭1100と放送局1300、及びバックチャネルカンパニー1200と放送局1300は、それぞれ衛星波(地上波、ケーブルであってもよい)1401、1402によって通信される。
家庭1100とは、会員になっている顧客の住居、等であり、MD制作申込み受付システム1101、MD制作申込み受付システム1101に接続された楽曲リスト・データベース1102、MD制作申込み受付システム1101に接続された通信システム1103、楽曲リスト・データベース1102に接続されたデータ放送デコーダー1105、データ放送デコーダー1105に接続されたデータ放送受信システム1104を備えている。
【0135】
バックチャネルカンパニー1200は、電話回線1400を介して家庭1100の通信システム1103に接続された通信システム1201、通信システム1201に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)1202、ホストコンピュータ1202に接続されており楽曲リスト・データベース1203、楽曲データ・データベース1204、インデックス・データベース1205及び著作権データベース1206を含む音楽データベース1207、ホストコンピュータ1202に接続されており顧客データベース1206及び課金決済データベース1207を含むカンパニー側データベース1210を備えている。更に、MDライター1211及びプリンター1212が音楽データベース1207に接続されている。
【0136】
放送局1300は、衛星波1401を介してバックチャネルカンパニー1200の通信システム1201に接続された通信システム1301、通信システム1301に接続された放送データ・データベース1302、放送データ・データベース1302に接続された放送データ送出サーバ1303、放送データ送出サーバ1303及び衛星波1402を介して家庭1100のデータ放送受信システム1104に接続されたデータ放送エンコーダ1304を備えている。
この第3の実施例は、上述した第1及び第2の実施例とは異なり、放送局から楽曲リスト(=曲コード)がデータ放送され、かつ家庭1100でMDを申し込むことができるように構成されている。申し込んだMDは、バックチャネルカンパニー1200から配送により家庭1100に送られる。
【0137】
次に、第3の実施例の動作を説明する。
レコード会社Mが、例えば、松田聖子の新曲「Love you」を制作したと想定する。レコード会社Mは、即に、その新曲をミュージック・データベースに登録する。登録により、その新曲に対する曲コード、例えば081AMDM029988が付与される。次いで、レコード会社Mは、曲コード081AMDM029988が付与された新曲「Love you」のプロモーションビデオを、例えば民間放送局TBSのテレビ番組「カウントダウンTV」に持ち込むことにより、テレビ番組「カウントダウンTV」で松田聖子の新曲「Love you」をオンエアーさせると同時に曲コード081AMDM029988をデータ放送帯域で送信する。
電話回線に接続されているPC TVのモニター画面上には、テレビ番組「カウントダウンTV」がオンの状態であり、ちょうど松田聖子の新曲「Love you」がオンエアーになっているものとする。
【0138】
図25は、家庭1100におけるPC TVのモニター画面を示す。ここで、本放送(上記の場合には、TBSのテレビ番組「カウントダウンTV」)において歌手A(上記の場合には、松田聖子)の新曲「Love you」の場面が流れ、続いて歌手B(この例では、安室奈美恵)の新曲「How to be a girl」の場面が流れているものとする。
3−1.選択
PC TVのモニター画面上には、「選択」及び「申込み」の項目表示が存在している。ここで、「選択」の項目表示は、取り込み可能であることを示すべく点滅していものとすると、この点滅している「選択」の項目表示をクリックまたはタッチすることによって、新曲「Love you」に対応する曲コード081AMDM029988がPC TVのハードディスクに記憶される。
【0139】
同様に、顧客(会員)は、図に示すように、同じ本放送(TBSのテレビ番組「カウントダウンTV」の放送)中に安室奈美恵の新曲「How to be a girl」を選択して、この曲に対応する曲コードをPC TVのハードディスクに記憶させる。
このようにして、同じ本放送中に8曲を選択して、テレビ番組「カウントダウンTV」が終了したときには8曲分の曲コードがPC TVのハードディスクに記憶されているものとする。更に、顧客(会員)は、他のテレビ番組の放送中に7曲を選択して、そのテレビ番組が終了したときには7曲分の曲コードがPC
TVのハードディスクに記憶されているものとする。
上記の場合には、合計15曲の曲コードがPC TVのハードディスクに記憶されている。
【0140】
3−2.申込み
上記1.の選択動作を終了したならば、図26に示すように、申込み動作に移る。
PC TVのモニター画面上の「申込み」の項目表示をクリック(またはタッチ)すると、モニター画面上に「音楽」、「ショッピング」、「チケット」の項目表示が表れるので、この実施例では、「音楽」の項目をクリックする。
「音楽」の項目をクリックすることによって、この実施例では、15曲の曲コードからなる「曲コード群A」が作成されると共に「顧客コードE」も作成される。また、同時に、PC TVのハードディスク内のブラウザが自動的に立ち上がり、図27に示すように、モニターの画面上に、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に続いて、上記のように選択した楽曲が示される。この例では、
Figure 0004257776
とモニターに選択された楽曲リストが表示されると共に、「並び替え」、「削除」、「追加」、「OK」の選択項目も表示される。
【0141】
3−2.1. 楽曲の並び替え
選択した楽曲の順番の並び替えは、「並び替え」をタッチすると、下記のように各楽曲の右端に[ ]がそれぞれ示される。
Figure 0004257776
図の例では、第1の楽曲と第3の楽曲を並び替えるので、[ ]の中に上から順に3、2、1、〜15と入力することによって、楽曲の順番が3.2.1.4.〜15.に変更される。勿論、カーソルを用いるようなよく知られた他の方法を用いて楽曲の順番を並び替えてもよい。モニターでは、「OK」の項目が同時に表示され、所望の並び替えが終了した場合にこの「OK」をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に戻り、下記のように順番変更された楽曲が表示される。
【0142】
Figure 0004257776
更に「OK」をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示が、
Figure 0004257776
というように再番号付けされて表示される。
【0143】
3−2.2. 楽曲の削除
選択した楽曲の削除は、「削除」をタッチすることにより行うことができる。「削除」をタッチすると、「削除したい楽曲にタッチして下さい」と文字表示が行われると共に、
Figure 0004257776
と選択された楽曲リストがモニターの画面上に表示され、「OK」の選択項目も表示される。ここで、楽曲3. LOVE YOU 松田聖子を削除する場合には、上記の表示の対応する部分をタッチすると、楽曲3. LOVE YOU 松田聖子の部分がリストから移動され、その部分だけが新たな頁に次のように、「OK」の選択項目と共に、
Figure 0004257776
と表示される。ここで「OK」にタッチすると、モニターは、削除された楽曲以外の楽曲を再番号付けして下記のように再び表示する。
Figure 0004257776
【0144】
3−2.3. 楽曲の追加
楽曲を新たに追加する場合には、「追加」の選択項目をタッチするとモニターは、「楽曲を追加します」と画面上に表示し、上述した「1−2.楽曲選択段階」の画面に戻る。そして、モニターの画面を見ながら必要な手順を操作することによって新たな楽曲を追加することができる。
この段階において必要な操作を行った後に「終了ボタン」をタッチすることによって編成された楽曲に対応する「曲コード群A」が生成される。また、この「終了ボタン」をタッチすることによってモニターの画面も、以下に説明するような次の段階に移行する。
【0145】
3−3.装飾段階
この段階では、主にMDのジャケットデザイン選択及びアルバムタイトルの入力を行う。この段階は、上述した第1の実施例と同様なので、以下、同じ説明を繰り返す。
3−3.1. ジャケットデザイン選択
上記楽曲編成段階の終了と共に、モニターの画面には、前述した図5(第1の実施例参照)に示すように「お好きなジャケットをお選び下さい」という文字表示と共に、この例では、一つの画面(即ち1頁)に9種類のジャケットのデザインが示されており、他の頁のジャケットデザインは、「前へ」、「次へ」の項目表示をそれぞれタッチすることによってモニターに表示される。勿論、一つの画面(1頁)に含まれるジャケットデザインの種類の数は、任意に設定してもよい。この例では、図5に示された左側の欄の左上に配置されたデザインがモニターをタッチすることによって選択され、次いで「OK」の項目表示をタッチすることによって、選択されたジャケットデザインに対応する「ジャケットデザインコードB」が生成される。
【0146】
3−3.2. アルバムタイトル入力
ジャケットデザイン選択の終了後、モニターの画面には、図6に示すように「アルバムタイトルを入れて下さい」という文字表示と共に、「キーボード入力」、「タッチセンサー入力」の項目表示が行われる。顧客は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかをタッチしてから、キーボードにより、またはタッチセンサーに基づき、自分が決めたアルバムタイトルを入力する。モニターの画面は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかがタッチされると同時に、「アルバムタイトルは 『LOVE
FOR SALE』でよろしいですね。」と入力されるアルバムタイトルの文字等を逐次、表示すると共に、「変更」、「OK」の項目表示を同時に行う。
【0147】
顧客は、モニターの画面を見ながら、入力されたアルバムタイトルを変更したければ、「変更」をタッチして、上述した手順で再度入力を行う。また、入力したアルバムタイトルがそれでよいならば、「OK」をタッチすることにより、その表示されているアルバムタイトルに対応する「アルバムタイトル文字データC」を作成する。
【0148】
3−4.最終確認段階
上記装飾段階が終了したならば、モニターの画面には、図28に示すような確認項目がそれぞれ表示される。即ち、「アルバムタイトル」、「ジャケット」及び「選択曲」の各項目の内容が最終的確認のために再度表示される。この最終確認をした後に「OK」項目表示をタッチすると、モニターの画面には、例えば、「あなたの料金は、2,000円です。」というように、作成しようとしているMDの料金表示が行われる。
【0149】
3−5.支払い段階
上記最終確認段階に続いて、モニターの画面には、図29に示すように、例えば、「お支払い方法は?」という文字表示と共に、「クレジットカード」、「プリペイドカード」、及び「銀行引落」の項目表示が行われる。ここで顧客がいずれかの項目表示をタッチすることによって支払方法を選択すると、モニターの画面には、「カードをお入れ下さい。」という文字表示が行われ、顧客は、カードリーダーに選択した支払い方法に対応するカードを挿入する。カードリーダーによって読み取られたカードが承認されたならば、「カードデータD」が作成される。
【0150】
3−6.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、図30に示すように、上記のように作成された「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」、「アルバムタイトル文字データC」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図24に示す通信システム1103、電話回線1400、及び通信システム1201を介してバックチャネルカンパニー1200に備えられたホストコンピュータ1202に送られる。
【0151】
3−7.バックチャネルカンパニー作業段階
図31にバックチャネルカンパニー1200における作業段階を示す。
3−7.1. MD盤制作作業
上記の段階を完了した後、MDの制作段階に入る。MD盤制作作業(即ち、レコーディング)は、バックチャネルカンパニー1200で行われる。MDの制作に必要な入力情報は、上述した「曲コード群A」である。この曲コード群Aの情報に基づき、バックチャネルカンパニー1200の音楽データベース1207の楽曲データ・データベース1204が検索され、楽曲データ・データベース1204から曲コード群Aの情報に対応する楽曲が選択され、それらの選択された楽曲がMDライター1211によってMDに高速録音される。
【0152】
3−7.2. ジャケット制作作業
また、バックチャネルカンパニー1200では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター1212によってジャケット制作作業も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、音楽データベース1207の楽曲リスト・データベース1203が検索され、楽曲リスト・データベース1203及びインデックス・データベース1205から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
【0153】
3−7.3. 課金決済
ホストコンピュータ1202は、「カードデータD」及び「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース1210の顧客データベース1208及び課金決済データベース1209を検索して、それらから必要な情報を銀行やクレジット会社等、所定の金融機関に送り、顧客の課金決済を行う。
【0154】
3−7.4. 著作権処理
ホストコンピュータ1202は、「曲コード群A」の情報に基づき、音楽データベース1207の楽曲リスト・データベース1203及び著作権データベース1206を検索して、音楽データベース1207の著作権データベース1206から必要な情報をJASRAC、レコード会社等へ送って著作権、原盤処理を行う。
【0155】
3−7.5. メーリング作業
ホストコンピュータ1202は、「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース1210の顧客データベース1208を検索し、顧客の住所、等の情報から顧客の住所ラベルを印字して、所定の梱包を行った後、MDをメーリングする。その結果、顧客は、注文したMDを受け取ることができる。
【0156】
図32は、本発明のパーソナル楽曲記録媒体購入システム(以下、“購入システム”と略称する)の第4の実施例の概略図である。
図32に示すように、この実施例の購入システムの主要部分は、家庭2100、バックチャネルカンパニー2200及び放送局2300によって構成されている。家庭2100とバックチャネルカンパニー2200は、電話回線(インターネット、専用回線であってもよい)2400によって接続されている。また、家庭2100と放送局2300、及びバックチャネルカンパニー2200と放送局2300は、それぞれ衛星波(地上波、ケーブルであってもよい)2401、2402によって通信される。
【0157】
家庭2100は、カードリーダー及びPC TVを含むMD制作申込み受付システム2101、MD制作申込み受付システム2101に接続された楽曲リスト・データベース2102、楽曲データ・データベース2103及びインデックス・データベース2104を含む家庭側データベース2105、家庭側データベース2105に接続されたMDライター2106、家庭側データベース2105に接続されたプリンター2107、MD制作申込み受付システム2101に接続された通信システム2108、データ放送受信システム2109、及び家庭側データベース2105に接続されたデータ放送デコーダー2110を備えている。
バックチャネルカンパニー2200は、電話回線、等2400を介して家庭2100の通信システム2108に接続された通信システム2201、通信システム2201に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)2202、ホストコンピュータ2202に接続されており楽曲リスト・データベース2203、楽曲データ・データベース2204、インデックス・データベース2205及び著作権データベース2206を含む音楽データベース2207、ホストコンピュータ2202に接続されており顧客データベース2206及び課金決済データベース2207を含むカンパニー側データベース2210を備えている。
【0158】
放送局2300は、衛星波2401を介してバックチャネルカンパニー2200の通信システム2201に接続された通信システム2301、通信システム2301に接続された放送データ・データベース2302、放送データ・データベース2302に接続された放送データ送出サーバ2303、放送データ送出サーバ2303及び衛星波2402を介して家庭100のデータ放送受信システム2109に接続されたびデータ放送エンコーダー2304を備えている。
【0159】
図32の構成を説明する前に、第4の実施例についてその特徴を説明する。
第4の実施例は、上述した第3の実施例に類似するが、大きな相違は、自宅(家庭)でMDを作成するように構成されていることであり、最新曲をデータ放送でMD制作できることである。また、第4の実施例の購入システムは、特定会員向けサービスである:
(1)楽曲リスト(曲コード)及び楽曲データを放送局2300からデータ放送で送る;
(2)利用情況を電話回線で吸い上げる;
(3)著作権決済処理が行われる。
【0160】
次に、第4の実施例における前提条件を示す。
A.楽曲リスト・データベースは、PC TV内のハードディスクに格納されている(楽曲リスト・データベースのメンテナンスは、深夜の電話回線によって更新される)。
B.最新楽曲の楽曲リスト(曲コード)と楽曲データ(ディジタル音源)がデータ放送を通じてPC TVに降りてくる(ダウンロードされる)。専用デコーダーを使用する。
C.最新楽曲を購入したい人は、本放送中にボタンをクリックする。このとき、楽曲リスト(曲コード)が蓄積され、会員コードと共にホストコンピュータへ送られる。ホストコンピュータからは、承認コードが送り返されてくる。また、楽曲データ(曲音源)は、一度、ハードディスクに記憶されるが、上記の承認コードとのマッチングのみによりウォーターマークが入り、暗号解除が行われる。そして、一回のみ、ハードディスクからMDへ高速録音される。
【0161】
次に、図33〜図38を参照して、第4の実施例の動作を説明する。
まず、レコード会社Mが、例えば、松田聖子の新曲「Love you」を制作したと想定する。レコード会社Mは、即に、その新曲をミュージック・データベースに登録すると共に、曲音源(ディジタル)も即日、預ける。そして、その新曲に対する曲コード、081AMDM029988が付与される。次いでレコード会社Mは、曲コード081AMDM029988、曲音源(ディジタル)が備わった「Love you」のプロモーションビデオを、例えば、J SKY Bの音楽配信専用チャネル「最新曲」に持ち込むことにより、チャネル「最新曲」で松田聖子の新曲「Love you」をオンエアーさせると同時に曲コード081AMDM029988及び曲音源(ディジタル)をデータ放送帯域で送信する。
【0162】
PC TVのモニターには、チャネル「最新曲」がオンになっており、ちょうど松田聖子の新曲「Love you」がオンエアーになっているものとする。
図33は、家庭2100におけるPC TVのモニター画面を示す。ここで、本放送(上記の場合には、J SKY Bのチャネル「最新曲」)において歌手A(上記の場合には、松田聖子)の曲「Love you」の場面が流れているものとする。
【0163】
4−1.獲得
PC TVのモニター画面上には、「獲得」及び「申込み」の項目表示が存在している。ここで、「獲得」の項目表示は、ダイレクト受信可能であることを示すべく点滅していものとする。この点滅している「獲得」の項目表示をクリックまたはタッチすることによって、曲「Love you」に対応する曲コード081AMDM029988及び曲音源(ディジタル)がPC TVのハードディスクにセーブされる。
【0164】
同様に、顧客(会員)は、同じ本放送(J SKY Bのチャネル「最新曲」)中に安室奈美恵の最新曲「How to be a girl」を選択して、この曲に対応する曲コードと曲音源(ディジタル)をPC TVのハードディスクに記憶させる。このようにして、同じ本放送中に数曲を獲得し、「最新曲」が終了したときに
は5曲分の曲コードと曲音源がPC TVのハードディスクに記憶されているものとする。従って、この例では、5曲により構成された「曲コード群A」及び「曲音源群α」が作成される。
【0165】
4−2.申込み
上記の獲得段階を終了した後、図34に示すように、申込み動作に移る。
PC TVのモニター画面上の「申込み」の項目表示をクリック(またはタッチ)すると、モニター画面上に「音楽」、「ショッピング」、「チケット」の項目表示が表れるので、この実施例では、「音楽」の項目をクリックする。
「音楽」の項目をクリックすることによって、この実施例では、複数曲(例えば5曲)の曲コードからなる「曲コード群A」が作成されると共に「顧客コードE」も作成される。また、同時に、PC TVのハードディスク内のブラウザが自動的に立ち上がり、モニターの画面上に、「獲得確認・あなたが選んだ楽曲は」という表示に続いて、上記のように獲得した楽曲が示される。この例では、
Figure 0004257776
とモニターに選択された楽曲リストが表示されると共に、「並び替え」、「削除」、「追加」、「OK」の選択項目も表示される。
【0166】
4−2.1. 楽曲の並び替え
選択した楽曲の順番の並び替えは、「並び替え」をタッチすると、下記のように各楽曲の右端に[ ]がそれぞれ示される。
Figure 0004257776
図の例では、第1の楽曲と第3の楽曲を並び替えるので、[ ]の中に上から順に3、2、1、4、5と入力することによって、楽曲の順番が3.2.1.4.5.に変更される。勿論、カーソルを用いるようなよく知られた他の方法を用いて楽曲の順番を並び替えてもよい。モニターでは、「OK」の項目が同時に表示され、所望の並び替えが終了した場合にこの「OK」をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に戻り、下記のように順番変更された楽曲が表示される。
【0167】
Figure 0004257776
更に「OK」をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示が
Figure 0004257776
というように再番号付けされて表示される。
【0168】
4−2.2. 楽曲の削除
選択した楽曲の削除は、「削除」をタッチすることにより行うことができる。「削除」をタッチすると、「削除したい楽曲にタッチして下さい」と文字表示が行われると共に、
Figure 0004257776
と選択された楽曲リストがモニターの画面上に表示され、「OK」の選択項目も表示される。ここで、楽曲3. LOVE YOU 松田聖子を削除する場合には、上記の表示の対応する部分をタッチすると、楽曲3. LOVE YOU 松田聖子の部分がリストから移動され、その部分だけが新たな頁に次のように、「OK」の選択項目と共に、
Figure 0004257776
と表示される。ここで「OK」にタッチすると、モニターは、削除された楽曲以外の楽曲を再番号付けして下記のように再び表示する。
Figure 0004257776
【0169】
4−2.3. 楽曲の追加
楽曲を新たに追加する場合には、「追加」の選択項目をタッチするとモニターは、「楽曲を追加します」と画面上に表示し、上述した「1−2.楽曲選択段階」の画面に戻る。そして、モニターの画面を見ながら必要な手順を操作することによって新たな楽曲を追加することができる。
上記の段階において必要な操作を行った後に「終了ボタン」をタッチすることによって編成された楽曲に対応する「曲コード群A」が生成される。また、この「終了ボタン」をタッチすることによってモニターの画面も、以下に説明するような次の段階に移行する。
【0170】
4−3.装飾段階
この段階では、主にMDのジャケットデザイン選択及びアルバムタイトルの入力を行う。この段階は、上述した第1の実施例と同様なので、以下、同じ説明を繰り返す。
【0171】
4−3.1. ジャケットデザイン選択
上記の段階の終了と共に、モニターの画面には、上述した図5(第1の実施例参照)に示すように「お好きなジャケットをお選び下さい」という文字表示と共に、この例では、一つの画面(即ち1頁)に9種類のジャケットのデザインが示されており、他の頁のジャケットデザインは、「前へ」、「次へ」の項目表示をそれぞれタッチすることによってモニターに表示される。勿論、一つの画面(1頁)に含まれるジャケットデザインの種類の数は、任意に設定してもよい。
この例では、図5に示された左側の欄の左上に配置されたデザインがモニターをタッチすることによって選択され、次いで「OK」の項目表示をタッチすることによって、選択されたジャケットデザインに対応する「ジャケットデザインコードB」が生成される。
【0172】
4−3.2. アルバムタイトル入力
ジャケットデザイン選択の終了後、モニターの画面には、図6(第1の実施例参照)に示すように「アルバムタイトルを入れて下さい」という文字表示と共に、「キーボード入力」、「タッチセンサー入力」の項目表示が行われる。顧客は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかをタッチしてから、キーボードにより、またはタッチセンサーに基づき、自分が決めたアルバムタイトルを入力する。モニターの画面は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかがタッチされると同時に、「アルバムタイトルは 『LOVE FOR SALE』でよろしいですね。」と入力されるアルバムタイトルの文字等を逐次、表示すると共に、「変更」、「OK」の項目表示を同時に行う。
顧客は、モニターの画面を見ながら、入力されたアルバムタイトルを変更したければ、「変更」をタッチして、上述した手順で再度入力を行う。また、入力したアルバムタイトルがそれでよいならば、「OK」をタッチすることにより、その表示されているアルバムタイトルに対応する「アルバムタイトル文字データC」を作成する。
【0173】
4−4.最終確認段階
上記の装飾段階が終了したならば、モニターの画面には、図7(第1の実施例参照)に示すような確認項目がそれぞれ表示される。即ち、「アルバムタイトル」、「ジャケット」及び「選択曲」の各項目の内容が最終的確認のために再度表示される。この最終確認をした後に「OK」項目表示をタッチすると、モニターの画面には、例えば、「あなたの料金は、2,000円です。」というように、作成しようとしているMDの料金表示が行われる。
【0174】
4−5.支払い段階
上記の段階に続いて、モニターの画面には、図35に示すように、例えば、「お支払い方法は?」という文字表示と共に、「クレジットカード」、「プリペイドカード」、及び「銀行引落」の項目表示が行われる。ここで顧客がいずれかの項目表示をタッチすることによって支払方法を選択すると、モニターの画面には、「カードをお入れ下さい。」という文字表示が行われ、顧客は、カードリーダーに選択した支払い方法に対応するカードを挿入する。カードリーダーによって読み取られたカードが承認されたならば、「カードデータD」が作成される。
【0175】
4−6.伝送段階
上記5.支払い段階を終了したならば、図36に示すように、上記のように作成された「曲コード群A」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図23に示すように、通信システム2108、電話回線2400、及び通信システム2201を介してバックチャネルカンパニー2200に備えられたホストコンピュータ2202に送られる。
【0176】
4−6.1. 課金決済
ホストコンピュータ2202は、「カードデータD」及び「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース2210の顧客データベース2208及び課金決済データベース2209を検索して、それらから必要な情報を銀行やクレジット会社等、所定の金融機関に送り、顧客の課金決済を行う。
4−6.2. 著作権処理
ホストコンピュータ2202は、「曲コード群A」の情報に基づき、音楽データベース2207の楽曲リスト・データベース2203及び著作権データベース2206を検索して、音楽データベース2207の著作権データベース2206から必要な情報をJASRAC、レコード会社等へ送って著作権、原盤処理を行う。
【0177】
4−7.暗号認証
図37に示すように、バックチャネルカンパニー2200のホストコンピュータ2202で「曲コード群A」、「カードデータD」及び「顧客コードE」の受取りが確認された後、「顧客コードE」に付随して「承認コードβ」が家庭2100のPC TVに伝送されてくる。
【0178】
4−8.解凍
図38に示すように、家庭2100におけるPC TVのハードディスク内に記憶されている「曲音源群α」と上記の暗号認証段階でバックチャネルカンパニー2200のホストコンピュータ2202から送られてきた「承認コードβ」がマッチイングしていれば、MDに所望の楽曲が録音可能になる(一度のみ・ウォーターマーク入り)。
【0179】
4−9.MD盤制作作業
上記の段階を完了した後、MDの制作段階に入る。MD盤制作作業(即ち、レコーディング)は、家庭2100で行われる。即ち、上記4−8.で解凍された曲音源群αの楽曲がMDライター2106によってMDに高速録音される。
【0180】
4−10.ジャケット制作作業
また、家庭2100では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター2107によってジャケット制作作業も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、家庭側データベース2105の楽曲リスト・データベース2103が検索され、楽曲リスト・データベース2103及びインデックス・データベース2105から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
【0181】
上述の実施例は、本発明のパーソナル記録媒体購入システム、パーソナル記録媒体購入方法、及びパーソナル記録媒体購入プログラムを記録した記録媒体を楽曲に適用した場合について説明した。
しかしながら、本発明のパーソナル記録媒体購入システム、等は、上述した楽曲のみに限定されるものではなく、例えば、映画等の映像や音声を情報源とするもの、グラフィクス等の画像や音声を用いたゲームソフトを情報源とするものに対しても適用することができる。
従って、本発明のパーソナル記録媒体購入システム、等を用いることにより、需要者は、これらの情報の中から需要者が所望するものだけを記録した記録媒体を独自に制作及び購入することができる。
【0182】
図39は、本発明の購入システムの第5の実施例の概略図である。
図39の構成を説明する前に第5の実施例の特徴を説明する。上述した他の実施例との大きな相違点として、本実施例ではICカード(スマートカードとも称する)を利用することである。
本実施例では、需要者は、ICカードが着脱可能なクリックラジオで放送局から放送されているFM放送、等の音楽番組を聞いているときに、好きな楽曲が流れた場合に、ICカードをクリックラジオに装着し、クリックラジオに設けられた獲得ボタンを押すことによりその楽曲の情報(曲コード)をICカードの記憶装置に記憶し、曲コードが記憶されたICカードをコンビニエンス・ストア等のKIOSKに持ち込むことにより、好みの楽曲(音楽番組で聞いた楽曲を含む)で構成されたMDの制作を申し込み、需要者独自のMDを購入することができるように構成されている。
【0183】
図39に示す構成を有している、本発明の購入システムにおける第5の実施例は、
(1)クリックラジオとICカードを利用するものであり、需要者、とりわけ特定の会員に対するサービスである;
(2)楽曲リスト(曲コード)のみを放送局からデータ放送で送る;
(3)ラジオの音楽番組「J−WAVE SELECTION」、等を聞きながら欲しい曲が流れているときにクリックラジオの獲得ボタンをクリックする;
(4)欲しい曲の情報がICカードに数曲たまったならば、店舗にてICカードによりホストコンピュータへアクセスする;
(5)コンピレーションMDが家庭に配送される;
(6)著作権・課金決済処理が行われる;
(7)このシステムを利用するために、会員は、
a)会員登録により配布されるICカードを所持していること;
b)ICカードが着脱可能であり、チューナによって選択した放送局から送られてくる音楽放送をアンテナを介して受信でき、かつその音楽放送を聞きながら好きな楽曲が流れたときにICカードを装着してクリックラジオの獲得ボタンをクリックすることによってその楽曲に対応する曲コードをICカードに記憶することができる機能を備えたクリックラジオを所持していることが必要である。
【0184】
図39に示すように、本実施例の購入システムの主要部分は、ICカード5000、クリックラジオ5100、店舗5200、バックチャネルカンパニー5300及び放送局5400によって構成されている。
ICカード5000は、図示していないがCPU(中央処理装置)及び記憶装置(EPROM等)を備え、会員登録により会員登録番号(または各会員に固有な暗証番号でもよい)に関する情報がICカード5000の記憶装置に記憶されるように構成されている。
クリックラジオ5100は、種々の放送局を選択可能なチューナ(図示省略)と当該チューナによって選択された放送局から放送されているFM/AM放送及びデータ放送(ここではFM/AM放送及びデータ放送ともに、デジタル信号を用いて伝送されているものと想定するが、それらはアナログ信号であってもよい)を受信するアンテナ(図示省略)等で構成されるデータ放送受信機能を備えたデータ放送受信部5101、データ放送受信部5101に接続され当該データ放送受信部5101により受信した音楽番組のデジタル信号をデコードしてアナログ信号に変換した後にイヤホーンやスピーカ等(図示省略)を介して音楽番組から流れている楽曲を聞くことができるようにアナログ楽曲信号(以下、楽曲信号または単に楽曲と称する)を再生する機能を備えたデータ放送デコーダー5102、データ放送受信部5101及びデータ放送デコーダー5102にそれぞれ接続されておりデータ放送受信部5101により受信したデータ放送の信号に含まれている楽曲に対応するデジタル曲コード(以下、曲コードと称する)をICカード5000に記憶させるための制御部5103を備えている。
【0185】
店舗5200は、モニター、ICカードリーダー及びデータベース検索/申込端末(図示省略)を含むMD制作申込み受付システム5201、MD制作申込み受付システム5201に接続されておりICカードリーダーによりICカード5000から読み取った曲コードを制御する制御部5202、及び制御部5202に接続された通信システム5203を備えている。
バックチャネルカンパニー5300は、電話回線、インターネット等を介して店舗5200の通信システム5203に接続された通信システム5301、通信システム5301に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)5302、ホストコンピュータ5302に接続されており楽曲リスト・データベース5303、楽曲データ・データベース5304、インデックス・データベース5305及び著作権データベース5306を含む音楽データベース5307、音楽データベース5307に接続されたMDライター5308、音楽データベース5307に接続されたプリンター5309、ホストコンピュータ5302に接続されており顧客データベース5310及び課金決済データベース5311を含むカンパニー側データベース5312を備えている。
【0186】
放送局5400は、衛星波、等を介してバックチャネルカンパニー5300の通信システム5301に接続された通信システム5401、通信システム5401に接続されたデータ放送データベース5402、データ放送データベース5402に接続されたデータ放送送出サーバ5403、データ放送送出サーバ5403及び衛星波を介して音楽番組を聴いている会員のクリックラジオ5100のデータ放送受信部5102に接続されたデータ放送エンコーダー5404を備えている。
図39に示すシステムは、主に世界各国の音楽に係わる著作権に関する情報を記憶する著作権デーベース5306を備えている。この著作権デーベース5306には特に音楽に係わる著作権の権利関係に関する情報が記憶されているが、他の分野、例えば、映画等に係わる著作権の情報(主に権利関係に関する情報)も記憶するように構成してもよい。
【0187】
ホストコンピュータ5302は、楽曲情報を楽曲リスト・データベース5303及び楽曲データ・データベース5304に登録する機能を備えたリクエスト楽曲判別部5314を有し、通信システム5301を介して入力出力(I/O)装置5313に接続されている。I/O装置5313から楽曲情報を入力することにより、楽曲の著作権者である作詞者、作曲者、及び編曲者は、通信システム5301及びリクエスト楽曲判別部5314を介して楽曲情報を容易に楽曲リスト・データベース5303及び楽曲データ・データベース5304に登録することができる。
更に、ホストコンピュータ5302は、使用される楽曲に基づき楽曲リスト・データベース5303及び楽曲データ・データベース5304に登録された楽曲情報に関する著作権を、著作権デーベース5306から検索して判別する機能を備えた適用著作権関連情報決定部5318を有している。
【0188】
更に、ホストコンピュータ5302は、使用された楽曲の使用回数を計数する機能を備えた楽曲使用回数計数部5316を備えている。
ホストコンピュータ5302は、適用著作権関連情報決定部5318によって決定された適用著作権の権利関係、及び課金決裁データベース5311に記憶されている情報に基づきロイヤルティー分配率を決定する機能を備えている課金及びロイヤルティー決定部5319を有する。
ホストコンピュータ5302は、上記楽曲使用回数計数部5316からの計数結果、及びロイヤルティー決定部5319により決定されたロイヤルティー分配率に基づき、楽曲の使用者から所定の課金を徴収して、使用された楽曲に係わる音楽出版社やレコード会社等のエージェント及び各著作権者に、それぞれ所定のロイヤルティーを還元するような機能を備えている。この機能は、ICカードを利用することにより容易に実施することができる。
【0189】
更に、ホストコンピュータ5302の課金及びロイヤルティー決定部5319は、登録された楽曲の使用目的に関する情報に基づいて課金情報を変更することができる機能も備えている。
ホストコンピュータ5302の楽曲使用目的判定部5315は、使用される楽曲の使用目的を判定しかつその判定結果を所定の期間(不要になるまで)記憶する機能を備えている。
ホストコンピュータ5302の顧客認定部5317は、店舗5200、放送局5400、またはI/O装置5313から入力された顧客情報を、顧客データベース5310を参照することによって認定したり、新規な顧客情報を必要に応じて顧客データベース5310に記憶させる機能を有している。
【0190】
I/O装置5313は、店舗5200、放送局5400等にそれぞれ設置することもできる。そのように構成することによって、放送局などの使用者は、使用したい楽曲へのアクセスが容易になり、作詞者、作曲者及び編曲者は、その著作物である歌詞、楽譜等を登録することが容易になる。
【0191】
次に、図40〜図47を参照して、第5の実施例の動作を説明する。
5−1.ICカードによる獲得段階
図40に示すように、会員がクリックラジオ5100により放送局5400から放送されている音楽番組、例えばFM放送の音楽番組「J−WAVE SELECTION」(以下、音楽番組と称する)を聞いている場合を想定する。放送局5400は、会員がクリックラジオ5100で音楽番組を聞いているときに、例えば松田聖子の「Love you」をオンエアーすると共にその楽曲に対応する曲コード081AMDM029988も同時にデータ放送帯域で放送するものとする。会員は、音楽番組を聞いているときに自分の好みの曲である松田聖子の「Love you」が放送されているので、クリックラジオ5100にICカード5000を挿着して獲得ボタン(図示省略)をクリックする。獲得ボタンのクリックにより松田聖子の「Love you」に対応する曲コード081AMDM029988がICカード5000の記憶装置に記憶される。
【0192】
同様に、会員は、別の音楽番組の中から安室奈美恵の最新曲「CAN YOU CELEBRATE 」を選択して、この曲に対応する曲コードをICカード5000の記憶装置に記憶させる。
図41のフロー図に示すように、会員は、種々の音楽番組から数曲を獲得し(ステップS1)、適当な曲数、例えば5曲分の曲コードをICカード5000の記憶装置に記憶させて(ステップS2)、ICカード5000への楽曲データ蓄積(曲コードのダウンロード)を終了する(ステップS3)。
上記の段階が終了したならば、以下に説明するように、ICカード5000を店舗5200に持って行き、MDの申込みを行う。
【0193】
5−2.会員確認段階
図42に示すように、店舗5200では、MD制作申込み受付システム5201のタッチセンサー方式モニター(以下、モニターと略称する)の画面上の「スタート」項目表示をタッチして購入システムのスイッチを入れる。モニターの画面上に「ようこそ!!」が表示され、続いて「ICカードを入れて下さい」と表示される。ここで、図43のフロー図に示すように、店舗5200では、まず会員認証処理を行う(ステップS11)。即ち、図42に示すように、顧客が購入システムの登録会員であれば、持っているICカード5000をMD制作申込み受付システム5201のICカードリーダー(図示省略)に挿入する。ICカードリーダーがICカード5000を読み取った後、モニターの画面上には「暗証番号を入れて下さい」と表示される。その表示に基づき、会員は、各会員毎に異なる固有の暗証番号を入力する。暗証番号の入力は、モニターの画面上に表示された数字及び/又はアルファベット文字をタッチすることによって入力される。入力された暗証番号の情報を含む信号と先にICカードリーダーによってICカード5000から読み取られた会員登録番号の情報を含む信号は、通信システム5203から電話回線、専用回線、またはインターネット、等を介して、バックチャネルカンパニー5300の通信システム5301を経てサーバクライアントシステム(ホストコンピュータ)5302に送られる。
【0194】
バックチャネルカンパニー5300では、図45のフローに示すように、ホストコンピュータ5302は、店舗5200から送られてきた暗証番号の情報及び会員登録番号の情報を含む信号を受信し(ステップS21)、受信した信号に基づきカンパニー側データベース5312の顧客管理データベース5310を検索し(ステップS22)、顧客が有効な会員であるかどうかのマッチングを行い(ステップS23)、そのマッチング結果の情報を含む信号を、通信システム5301から電話回線を介して、店舗5200の通信システム5203、制御部5202を経てMD制作申込み受付システム5201に送る(ステップS24)。また、ホストコンピュータ5302は、顧客が有効な会員であれば顧客コードEを作成する。
【0195】
店舗5200のMD制作申込み受付システム5201は、受け取ったマッチング結果の情報を含む信号に基づき、顧客が有効な会員であれば「OKです」とモニターの画面上に表示し、無効な会員であれば、「無効です」と表示する(図43のステップS12)。
また、上記の動作中において、暗証番号を誤って入力した場合には、「無効です」とモニターの画面に表示した後、続いて「再度、暗証番号を確認して入力してください」と表示して、再度、暗証番号を入力させるように構成してもよい。この場合、第1の実施例と同様に、セキュリティーの観点から暗証番号の再入力の回数を制限するように構成してもよい。そして、所定の回数以内に「OKです」とモニターの画面上に表示されなければ、購入システムを自動的にオフにするように構成してもよい。
【0196】
5−3.獲得楽曲表示段階
上記の段階で、モニターの画面に「OKです」と表示された場合には、モニターは、ICカード5000に記憶されている曲データに基づきそれらの曲データに対応している楽曲を一覧表に表示する(図43のステップS13)。
【0197】
即ち、モニターの画面に「OKです」と表示されると同時に複数曲(この例では5曲)の曲コードからなる「曲コード群A」及び「顧客コードE」が作成される。
そしてモニターの画面上に、図44に示すように「獲得確認・あなたが選んだ楽曲は」という表示に続いて、上記のように獲得した楽曲が示される。この例では、
1. LOVE YOU 松田聖子
2. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
3. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING
4. 幸せな結末 大滝詠一
5. PROMISE 広瀬香美
のように、ICカード5000の記憶装置に獲得された曲コードに対応する楽曲のリストがモニターに表示されると共に、「並び替え」、「削除」、「追加」、「OK」の選択項目も表示される。
【0198】
5−4.楽曲編成段階
5−4.1. 楽曲の並び替え
次に、再び図44を参照して、選択した楽曲の順番の並び替えの手順を説明する。
モニターの画面上の「並び替え」の項目をタッチすると、下記に示すように、モニターの画面上には、各楽曲の右端に[ ]がそれぞれ付されて表示される。
1. LOVE YOU 松田聖子 [ ]
2. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵 [ ]
3. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING [ ]
4. 幸せな結末 大滝詠一 [ ]
5. PROMISE 広瀬香美 [ ]
この例では、第1の楽曲と第3の楽曲を並び替えるので、[ ]の中に上から順に3、2、1、4、5と入力することによって、楽曲の順番が3.2.1.4.5.に変更される。勿論、カーソルを用いるようなよく知られた他の方法を用いて楽曲の順番を並び替えてもよい。
【0199】
モニターの画面上には、「OK」の項目が同時に表示され、所望の並び替えが終了した場合にこの「OK」の項目をタッチすることによって、モニターの画面は、「あなたが選んだ楽曲は」という表示に戻り、下記のように順番変更された楽曲が表示される。
3. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING
1. LOVE YOU 松田聖子
2. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
4. 幸せな結末 大滝詠一
5. PROMISE 広瀬香美
更に「OK」の項目をタッチすることにより、「あなたが選んだ楽曲は」という表示が
1. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING
2. LOVE YOU 松田聖子
3. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
4. 幸せな結末 大滝詠一
5. PROMISE 広瀬香美
というように再番号付けされて表示される。
【0200】
5−4.2. 楽曲試聴確認段階
「あなたが選んだ楽曲は」という表示と共にリストアップされた楽曲に基づいてMDを作成する前に、それらの楽曲が実際に会員が所望するものであるかどうかを確認するために、最初の楽曲である「1. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING」から第5番目の楽曲である「 5. PROMISE 広瀬香美」の各楽曲の一部を実際に試聴する必要がある。
会員が店舗5200のMD制作申込み受付システム5201に設置されている楽曲試聴装置(図示省略)をオンにし、楽曲試聴装置に接続されているヘッドホーンを耳の部分に装着すれば、会員は、モニター画面にリストアップされた各楽曲の歌詞及び/又はメロディーの一部分をヘッドホーンを通して聞くことができると共に、ヘッドホーンから流れている楽曲に該当するモニター画面に表示されたリスト中の箇所を強調トーンによって示し、その箇所を参照することによって視覚的に確認することができる。この動作は、楽曲の信号とモニターに表示されている楽曲のリストを表示する信号を同期させることによって容易に行うことができる。
楽曲試聴確認段階の結果に基づき、必要に応じて、以下に説明するような「削除」及び/又は「追加」の各段階を実行することができるように構成されている。
【0201】
5−4.3. 楽曲の削除
選択した楽曲の削除は、「削除」の項目をタッチすることにより行うことができる。「削除」の項目をタッチすると、「削除したい楽曲にタッチして下さい」と文字表示が行われると共に、
1. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING
2. LOVE YOU 松田聖子
3. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
4. 幸せな結末 大滝詠一
5. PROMISE 広瀬香美
と選択された楽曲リストがモニターの画面上に表示され、「OK」の選択項目も同時に表示される。
【0202】
ここで、楽曲リストの「2. LOVE YOU 松田聖子」を削除する場合には、モニターの画面上の対応する楽曲表示部分をタッチすると、楽曲「2. LOVE YOU 松田聖子」の部分がリストから移動され、その部分だけが新たな頁に次のように「OK」の選択項目と共に、
Figure 0004257776
とモニターの画面上に表示される。ここで「OK」の項目にタッチすると、モニターの画面は、削除された楽曲以外の楽曲を再番号付けして下記のように再び表示する。
1. FACE THE CHANGE EVERY LITTLE THING
2. CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵
3. 幸せな結末 大滝詠一
4. PROMISE 広瀬香美
【0203】
5−4.4. 楽曲の追加
楽曲を新たに追加する場合には、「追加」の選択項目をタッチするとモニターの画面は「楽曲を追加します」と表示して、上述した他の実施例、例えば、第1の実施例に示した「楽曲選択段階」の画面に戻る。そして、上述したように、モニターの画面を見ながら必要な手順を操作することによって新たな楽曲を追加することができる。
上記楽曲編成段階において必要な操作を行った後に画面上の「終了ボタン」の項目をタッチすることによって編成された楽曲に対応する「曲コード群A」が生成される。また、この「終了ボタン」の項目をタッチすることによってモニターの画面も、以下に説明するように、次の段階に移行する。
【0204】
5−5.装飾段階
この段階では、主にMDのジャケットデザイン選択及びアルバムタイトルの入力を行う。この段階は、上述した第1の実施例と同様なので、以下、同じ説明を繰り返す。
5−5.1. ジャケットデザイン選択
上記の段階の終了と共に、モニターの画面には、図46に示すように、「お好きなジャケットをお選び下さい」という文字表示と共に、この例では、一つの画面(即ち1頁)に9種類のジャケットのデザインが示されており、他の頁のジャケットデザインは、「前へ」、「次へ」の項目表示をそれぞれタッチすることによってモニターに表示される。勿論、一つの画面(1頁)に含まれるジャケットデザインの種類の数は、任意に設定してもよい。
【0205】
この例では、図46に示された左側のジャケット欄の中央コラムの最下部に配置されたデザインがモニターをタッチすることによって選択され、次いで「OK」の項目表示をタッチすることによって、選択されたジャケットデザインに対応する「ジャケットデザインコードB」が生成される。
【0206】
5−5.2. アルバムタイトル入力
ジャケットデザイン選択の終了後、モニターの画面には、図47に示すように、「アルバムタイトルを入れて下さい」という文字表示と共に、「キーボード入力」、「タッチセンサー入力」の項目表示が行われる。顧客は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかをタッチしてから、キーボードにより、またはタッチセンサーに基づき、自分が決めたアルバムタイトルを入力する。モニターの画面は、「キーボード入力」または「タッチセンサー入力」の項目のいずれかがタッチされると同時に、「アルバムタイトルは 『NEWPASSION』でよろしいですね。」と入力されるアルバムタイトルの文字等を逐次、表示すると共に、「変更」、「OK」の項目表示を同時に行う。
顧客は、モニターの画面を見ながら、入力されたアルバムタイトルを変更したければ、「変更」をタッチして、上述した手順で再度入力を行う。また、入力したアルバムタイトルがそれでよいならば、「OK」をタッチすることにより、その表示されているアルバムタイトルに対応する「アルバムタイトル文字データC」を作成する。
【0207】
5−6.最終確認段階
上記の装飾段階が終了したならば、モニターの画面には、図48に示すような確認項目がそれぞれ表示される。即ち、「アルバムタイトル」、「ジャケット」及び「選択曲」の各項目の内容が最終的確認のために再度表示される。この最終確認をした後に「OK」項目表示をタッチすると、モニターの画面には、例えば、「あなたの料金は、2,000円です。」というように、作成しようとしているMDの料金表示が行われる。
【0208】
5−7.支払い段階
この実施例では、「ICカード」方式の電子マネーにより銀行引落が自動的に行われるように構成されている。図49に示すように、ICカード5000の記憶装置からクレジット情報がICカードリードによって読み取られ、そのクレジット情報を含む信号がバックチャネルカンパニー5300のホストコンピュータ5302に送られて承認データ受信処理を行い(ステップS31)、その受信した承認データに基づいて顧客データベース5310、課金決済データベース5311を検索することによりクレジット承認処理を行い(ステップS32)、その結果を店舗5200の送信して承認結果送信処理(ステップS33)をする。これらの処理(ステップS31〜S33)が実行されて「カードデータD」が作成される。
【0209】
5−8.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、図50及び図51に示すように、上記のように作成された「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」、「アルバムタイトル文字データC」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、図39に示す通信システム5203、電話回線、及び通信システム5301を介してバックチャネルカンパニー5300に備えられたホストコンピュータ5302に送られる。
5−8.1. 課金決済
ホストコンピュータ5302は、「カードデータD」及び「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース5312の顧客データベース5310及び課金決済データベース5311を検索して、それらから必要な情報を銀行やクレジット会社等、所定の金融機関に送り、顧客の課金決済を行う(図51のステップS41〜S42)。
【0210】
5−8.2. 著作権処理
ホストコンピュータ5302は、「曲コード群A」の情報に基づき、音楽データベース5307の楽曲リスト・データベース5303及び著作権データベース5306を検索して、音楽データベース5307の著作権データベース5306から必要な情報をJASRAC、HARRY FOX、レコード会社等へ送って著作権、原盤処理を行う(図51のステップS43)。
【0211】
5−9.MD盤制作作業
上記の各段階を完了した後、MDの制作段階に入る。本実施例では、MD盤制作作業、即ちレコーディングは、バックチャネルカンパニー5300で行われる(図51のステップS44)。
MDの制作に必要な入力情報は、上述した「曲コード群A」である。この曲コード群Aの情報に基づき、音楽データベース5307の楽曲データ・データベース5304が検索され、楽曲データ・データベース5304から曲コード群Aの情報に対応する楽曲が選択され、選択された楽曲がMDライター5308によってMDに高速録音される。
【0212】
5−10.ジャケット制作作業
また、バックチャネルカンパニー5300では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター5309によってジャケット制作作業(即ち、印字・熱転写)も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、音楽データベース5307の楽曲データ・データベース5304が検索され、楽曲リスト・データベース5303及びインデックス・データベース5305から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
【0213】
5−11.メーリング作業
ホストコンピュータ5302は、「顧客コードE」の情報に基づき、カンパニー側データベース5312の顧客データベース5310を検索し、顧客の住所、等の情報から顧客の住所ラベルを印字して、所定の梱包を行った後、MDをメーリングする。その結果、会員は、注文したMDを受け取ることができる。図52は、第5の実施例における上述した処理をまとめたものである。
本発明のシステムを用いることにより、上述したような音楽の著作権に係わる種々の権利は、以下に説明するように、効率的に処理することができる。
【0214】
図53は、上述した全ての実施例におけるバックチャネルカンパニーの一部であるサーバクライアントシステムの主要部の構成を示す図である。図39と同様に、通信システム5301には、I/O(入力出力)装置が接続されている。
以下、図53を参照して、バックチャネルカンパニー5300のホストコンピュータ5302の構成を説明する。
ホストコンピュータ5302は、
店舗から送信された信号に含まれている楽曲に関する情報に基づき、会員がリクエストした楽曲が既にシステムに登録されているか否かを、楽曲リスト・データベース5303及び楽曲データ・データベース5304を検索して判別するリクエスト楽曲判別部5314と、
リクエスト楽曲判別部5314に接続され、該リクエストされた楽曲がシステムに既に登録されていると判別されたならば該リクエストされた楽曲の使用目的を判定する楽曲使用目的判定部5315と、
楽曲データベース(楽曲リスト・データベース5303及び楽曲データ・データベース5304)、楽曲使用目的判定部5315、及び著作権関連データベース(インデックス・データベース5305及び著作権データベース5306)にそれぞれ接続され、該楽曲使用目的判定部5315によって判定された該楽曲の使用目的及び楽曲データに記憶されているリクエスト楽曲に関する情報に基づいて著作権関連データベースを検索して該リクエスト楽曲に適用される著作権関連情報を決定する適用著作権関連情報決定部5318とを備えている。
【0215】
また、ホストコンピュータ5302は、通信システム5301に接続され、リクエスト楽曲の使用回数を計数する楽曲使用回数計数部5316と、
楽曲使用回数計数部5316、適用著作権関連情報決定部5318、及び課金決済データベース5311に接続され、楽曲の使用回数、適用された著作権関連情報、及び課金決済情報に基づいて、リクエスト楽曲についての課金及びロイヤルティーを決定する課金及びロイヤルティー決定部5319を備えている。
ホストコンピュータ5302は、通信システム5301及び顧客データベース5310に接続され、店舗から送られてきた信号に含まれる情報及び顧客データベース5310に記憶されている顧客情報(主に会員に関する情報、作詞者、作曲者、編曲者に関する情報、レコード会社、音楽出版社、芸能プロダクション、等のエージェントに関する情報を含む)に基づいて楽曲をリクエストした者が会員であるか否かの会員確認を行うと共に、必要な会員情報を顧客データベース5310から読取り通信システム5301に送出する顧客認定部5317を更に備えている。
I/O装置5313は、店舗5200から入力される情報とは異なる情報を含む信号を入力/出力するように構成されている。
【0216】
本実施例では、I/O装置5313は、ICカード(スマートカード)を挿入/取り外しできるように構成されているものとするが、この形式に限定されるものではない。
ICカードを用いて、I/O装置5313からは、:
1.作詞者からの作詞の登録;
2.作曲者からの作曲の登録;
3.編曲者からの編曲の登録;
4.楽曲の使用(MD作成希望者以外)を希望する者からのリクエスト楽曲、使用目的の登録;
5.楽曲使用者(MD作成希望者以外)からのリクエスト楽曲の使用回数の登録;及び
6.楽曲を使用した楽曲使用希望者への課金情報の出力;
7.作詞者へのロイヤルティーの支払い情報の出力;
8.作曲者へのロイヤルティーの支払い情報の出力;
9.編曲者へのロイヤルティーの支払い情報の出力;
10.各エージェントへの支払い情報の出力;
11.著作権関連情報に関する著作権関連情報データベース5305、5306への最新情報の登録、
などを容易に行うことができる。なお、これらの登録に際して暗号化技術を利用してセキュリティを確保するように構成してもよい。
【0217】
また、楽曲使用時に利用する楽曲再生装置にICカードの読み取り/書き込み機能を備えたカードリーダーを設置して、所定のICカード(会員登録されたもの)をそのカードリーダーに挿入した後でなれば楽曲再生装置が機能しないように構成することにより、放送局やカラオケ・バーなどで使用された楽曲の使用回数をカードリーダーにより自動的にICカードに書き込ませ、楽曲使用回数の情報をICカードに記憶させることができる。そして、楽曲使用回数の情報が記憶されたICカードをI/O装置に設置された別のICカード用カードリーダーに挿入して記憶されている楽曲使用回数の情報を読み取ることにより、楽曲の不正使用を防止することができると共に、使用された楽曲に対して適正な課金の決済及びロイヤルティーの還元を行うことができる。
【0218】
その際、放送局やカラオケ・バーに送られるデータ放送信号は、楽曲そのものに関する情報を含む部分と、楽曲に対応する曲コードの情報を含む部分と、楽曲の使用回数の関する情報を含む部分とを少なくとも有するように構成すればよい。このうち、楽曲に対応する曲コードの情報を含む部分と使用回数に関する情報を含む部分については、いわゆる「電子透かし」等の技術を利用して、データ放送信号に組み込むようにすれば、楽曲の使用者による不正な行為を未然に防ぐことができる。
ここで音楽に関する著作権について、日本と米国における場合をそれぞれ概略的に説明すると共に、図39及び図53に示した本発明のシステムを利用して、複雑な著作権を効率的に処理できることを、以下に説明する。
【0219】
日本では音楽に関して大別すると3つの著作権者が存在しうる:
1.作詞者、作曲者、編曲者、音楽出版社(著作権者)
2.アーティスト(著作隣接権者)
3.レコード製作者(著作隣接権者)
上記の著作権者が有しうる著作権に関して一例として松田聖子の楽曲「赤いスイートピー」について説明する(編曲者については説明を省略する)。
Figure 0004257776
この例では、作詞及び作曲に関する著作権者は、作詞者である松本 隆と作曲者である呉田軽穂(松任谷由美としてのほうがより知られている)の二人である。アーティストである松田聖子は、著作隣接権者(後述する)である。
【0220】
1.作詞者である松本 隆、及び作曲者である呉田軽穂は、
A.著作者人格権として:
(a1)公表権;
(a2)氏名表示権;
この楽曲がテレビの音楽番組で放送されるときに作詞者/作曲者の名である呉田軽穂を表示するように要求することができる権利
(a3)同一性保持権;
テレビ、ラジオ番組等で放送されるときに楽曲の替え歌が放送されないように要求することができる権利を有する。
【0221】
B.著作(財産)権として:
(b1)複製権;
楽曲をレコード、テープ、ビデオ等に複製する独占的権利
(b2)演奏権;
楽曲をコンサートやカラオケ等で演奏する独占的権利
(b3)公衆送信権;
楽曲をテレビ、ラジオ、有線放送、インターネット等で放送、送信する独占的権利
(b4)貸与権;
楽曲の複製物を公衆に貸与する独占的権利
(b5)翻案権;
楽曲を翻訳、編曲、映画化する独占的権利
(b6)二次的著作物の利用権;
翻案した楽曲の利用についての独占的権利
(b7)私的録音画補償金請求権;
ディジタル機器による私的複製についての補償金を請求することができる権利
を有する。
【0222】
2.アーティストである松田聖子(及びその曲の伴奏グループ)は、以下の著作隣接権を有する:
(c1)録音・録画権;
アーティストの実演をレコード化、ビデオ化する独占的権利
(c2)放送権・有線放送権;
アーティストの実演を放送、有線放送する独占的権利
(c3)貸与権;
実演が録音されている商業用レコードを公衆に貸与する独占的権利(政令により発売後1年間)
(c4)送信可能化権;
サーバーにアーティストの実演をアップロードする独占的権利
(c5)商業用レコードの二次使用料請求権;
実演が録音されている商業用レコードが放送または有線放送により使用された場合、二次使用料を請求することができる権利
(c6)貸与報酬請求権;
発売後1年を経過した実演が録音されている商業用レコードが貸与により使用された場合、報酬を請求することができる権利
(c7)私的録音録画補償金請求権;
ディジタル機器による私的複製についての補償金を請求することができる権利
3.レコード製作者、即ちマスターテープ(以下、原盤という)の製作者は、アーティストと同様に以下の著作隣接権等を有する:
(d1)複製権;
原盤を複製して、レコード、ビデオ等を製造する独占的権利
(d2)貸与権;
原盤が複製されている商業用レコードを公衆に貸与する独占的権利(政令により発売後1年間)
(d3)送信可能化権;
サーバーにアーティストの実演をアップロードする独占的権利
(d4)商業用レコードの二次使用料請求権;
原盤が複製されている商業用レコードが放送または有線放送により使用された場合、二次使用料を請求することができる権利
(d5)貸与報酬請求権;
発売後1年を経過した原盤が複製されている商業用レコードが貸与により使用された場合、報酬を請求することができる権利
(d6)私的録音録画補償金請求権;
ディジタル機器による私的複製についての補償金を請求することができる権利
【0223】
ここで、図39及び図53に戻り、本発明のシステムの動作、特にその著作権に関連する情報の流れの動作を説明する。
会員がラジオ音楽番組をクリックラジオ5100で聴いているときに松田聖子の楽曲「赤いスイートピー」が流れてきたので、ICカード5000をクリックラジオ5100に挿入して獲得ボタンをクリックしてICカード5000の記憶装置に楽曲「赤いスイートピー」の曲コード081AMDM029998を記憶させた場合を考える(説明の簡略化のために、一曲のみが記憶されているものとする)。
会員は、曲コードが記憶されたICカード5000を店舗5200に持って行き、MD制作申込み受付システム5201のICカードリーダーにICカード5000を挿入してMDの制作申込みを行う。
制御部5202は、ICカードリーダーが読み取った曲コード081AMDM029998の情報を含む信号を通信システム5203、5301を通してバックチャネルカンパニー5300のホストコンピュータ5302に送る。
【0224】
信号を受け取ったホストコンピュータ5302では、まず、リクエスト楽曲判別部5314は、曲コード081AMDM029998の情報に基づいて楽曲データベース5303、5304を検索し、リクエストされた楽曲がシステムに登録されているかどうかを判別する。ここでは「登録されている」と判別されたものとする。次に、楽曲使用目的判定部5315は、信号に含まれている楽曲使用目的の情報に基づいてリクエスト楽曲の使用目的を判定する。ここでは、信号が店舗5200から送られてくるときに「MDへの個人的なレコーディング」という情報が付加されていたので、楽曲使用目的が「MDへの個人的なレコーディング」であると判定される。次いで、適用著作権関連情報決定部5318は、この楽曲使用目的「MDへの個人的なレコーディング」の情報に基づいて楽曲データ5303、5304を検索して、上記の情報の内から、
(3)アーティスト 松田聖子
(4)作詞者 松本 隆
(5)作曲者 呉田軽穂
(7)原盤制作地 日本
(8)原盤制作者 サンミュージック出版
(9)レコード制作者 ソニーミュージックエンターテイメント
の情報を得ると共に、
著作権関連データベース5305、5306を検索して、
【0225】
1.作詞者の松本 隆/作曲者の呉田軽穂が有する著作権に関連する権利、
(a1)公表権;
(a2)氏名表示権;
(a3)同一性保持権;
(b1)複製権;
(b2)演奏権;
(b3)公衆送信権;
(b4)貸与権;
(b5)翻案権;
(b6)二次的著作物の利用権;
(b7)私的録音画補償金請求権;
の情報、
【0226】
2.アーティストの松田聖子が有する著作隣接権に関連する権利、
(c1)録音・録画権;
(c2)放送権・有線放送権;
(c3)貸与権;
(c4)送信可能化権;
(c5)商業用レコードの二次使用料請求権;
(c6)貸与報酬請求権;
(c7)私的録音録画補償金請求権;
の情報、
【0227】
3.レコード製作者であるソニーミュージックエンターテイメントが有する著作隣接権に関連する権利、
(d1)複製権;
(d2)貸与権;
(d3)送信可能化権;
(d4)商業用レコードの二次使用料請求権;
(d5)貸与報酬請求権;
(d6)私的録音録画補償金請求権;
の情報を決定する。
【0228】
ここで、上記の放送事業者は、音楽ラジオ番組を放送する前に予めI/O装置5313から使用の登録を済ませているものとする。
上記の著作権関連情報のうちから「MDへの個人的なレコーディング」の情報に基づいて適切な権利が適用著作権関連情報決定部5318で決定される。
次に、楽曲使用回数計数部5316は、楽曲の使用された回数を計数する。
課金及びロイヤルティー決定部5319は、楽曲使用回数計数部5316によって計数された結果の情報と上記適用著作権関連情報決定部5318で決定された著作権に関する権利の情報に基づいて課金決済データベース5311を検索して、課金及びロイヤルティーを算出してその算出した結果を通信システム5301を介して店舗5200に送ると共に、I/O装置5313を介して各著作権の権利者、及び各エージェントにロイヤルティーに関する情報を出力する。
【0229】
上記の例では、著作権は、日本国の範囲内であるので、著作権も日本の著作権に関する情報のみを考慮すればよい。
日本の音楽に関する著作権は、一般に、JASRAC(社団法人日本音楽著作権協会(Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers))によって管理されている。JASRACは、音楽著作権者の信託を受け、音楽の利用者に利用許諾を与え、著作物使用料の徴収、分配を行っている。従って、著作権の権利者が全てJASRACの登録会員であれば、上記の各権利項目(a1)〜(d6)は、「JASRAC登録会員」という項目により簡略化することができ、適用著作権関連情報決定部5318及び課金及びロイヤルティー決定部5319の動作・機能をより簡略化することができる。
【0230】
次に、米国の著作権について概略的に説明する。
米国の著作権は、以下に示すように、5つの権利に分類することができる:
1.複製権(right to reproduce);
2.頒布権(right to distribute);
3.翻案権(right to prepare derivative works);
4.上演・演奏権(right to perform); 及び
5.展示権(right to display)
米国の著作権には、日本の著作者人格権(条文上の規定なし)及び著作隣接権に対応するものが含まれていない。
ここで、音楽に関する米国の著作権を、音楽に関する日本の著作権と比較しながら説明する。
【0231】
日本において、著作権の対象、即ち、著作物は、楽曲(歌詞及びメロディ)であり、そにゆえに作詞者及び作曲者が著作権を有し、レコード製作者及びアーティストが著作隣接権を有している。
他方、米国において、著作権の対象、即ち、著作物は、レコードであり、著作権は、実務的に以下に説明するように考えられている。
1.音楽出版社(作詞・作曲者を代表する)は、
(f1)パフォーマンス権(演奏権);
(f2)メカニカル権(複製権の一種);
レコード化する権利
(f3)シンクロナイゼーション権(翻案権の一種);
CM、映画、ビデオ等で画像と合体させる権利
(f4)パブリケーション権(出版権の一種);
楽譜等を出版する権利
をレコードに関して有する。
2.レコード会社は、
(g1)サウンドレコーディングに関する権利;
(g2)パフォーマンス権(但し、デジタル物に限る)
をレコードに関して有する。
【0232】
ここで、一例として、BON JOVIの楽曲「LIVIN' ON A PRAYER」を考えてみる。
Figure 0004257776
【0233】
まず、作詞者/作曲者としてBON JOVIは、 PUBLISHER(例えば、ORIGINAL PUBLISHERであるBON JOVI PUSBLISHING等、及びFIRST SUB- PUBLISHERであるPOLYGRAM INTERNATIONAL PUBLISHING INC.等)と契約を行う。
PUBLISHER (以下、音楽出版社という)は、上述したように、BON JOVIの楽曲に関して、(f1)パフォーマンス権、(f2)メカニカル権、(f3)シンクロナイゼーション権、及び(f4)パブリケーション権をそれぞれ有する。
他方、アーティストとしてのBON JOVIは、レコード会社(例えば、ポリグラム)と契約を行う。レコード会社は、(g1)サウンドレコーディング権、(g2)パフォーマンス権(但し、デジタル物に限る)を有する。
米国では、一般に、パフォーマンス権は、ASCAP、BMI、SESAC等の団体によって管理されており、所属する団体がテレビ局、ラジオ局、ナイトクラブ、等からロイヤルティ(使用料)を徴収している。シンクロナイゼーション権は、音楽出版社が管理し、メカニカル権は、音楽出版社が独自に管理するか、またはハリー・フォックス・エージェンシー(以下、ハリー・フォックスと称する)等で管理されている。
【0234】
ハリー・フォックスは、NMPA(全米音楽出版社協会 (NATIONAL MUSIC PUBLISHERS ASSOCIATION) )の一部で著作権管理を行っており、約13,000以上の音楽出版社を代理している。メカニカル権に関しては、レコード一枚につき米国著作権法の115条に基づいて所定の金額を徴収している。よって、メカニカル権に関しては、ハリー・フォックスが所定の金額をレコード会社から徴収し、それを音楽出版社に渡し、音楽出版社は、契約に従って作詞者・作曲者に支払いを行う。
他方、シンクロナイゼーション権は、交渉ベースで決定される。
また、アーティストは、レコード会社からレコード一枚について交渉ベースでアーティストロイヤルティを受け取る。
【0235】
上述したように、音楽の著作権の内容は、各国によって異なる。従って、作詞者、作曲者、編曲者、アーティストに還元されるロイヤルティーは、各国の著作権によって規定された各権利者が有する権利内容に依存するのが原則である。
しかしながら、実際には、多数の作詞者、作曲者、編曲者、アーティストは、音楽出版社、レコード会社、芸能プロダクション、等の特定のエージェントに所属しており、それらのエージェントが彼らの代理人となって、該当する権利者である作詞者、作曲者、編曲者、アーティストにそれぞれロイヤルティーを支払うようになっている。
レコード会社、音楽出版社、等のエージェントが行うサービスについても、上述したようにそれぞれ特定の権利が発生し、そのサービスに応じて各エージェントにロイヤルティーが支払われる。
【0236】
上記のようなエージェントに所属していない作詞者、作曲者、編曲者、アーティストの場合には、それぞれが有する権利に基づいて独自に、その使用者に対してロイヤルティーの支払いの交渉を行う。
ここで、再び、図39及び図53の本発明のシステムを用いてBON JOVIの楽曲を「MDにレコーディングする」場合について説明する。
会員がラジオ音楽番組をクリックラジオ5100で聴いているときにBON
JOVIの楽曲「LIVIN' ON A PRAYER」が流れてきたので、ICカード5000をクリックラジオ5100に挿入して獲得ボタンをクリックしてICカード5000の記憶装置に楽曲「LIVIN' ON A PRAYER」の曲コードを記憶させた場合を考える(説明の簡略化のために、前回と同様に一曲のみが記憶されているものとする)。
【0237】
会員は、曲コードが記憶されたICカード5000を店舗5200に持って行き、MD制作申込み受付システム5201のICカードリーダーにICカード5000を挿入してMDの制作申込みを行う。
制御部5202は、ICカードリーダーが読み取った曲コードの情報を含む信号を通信システム5203、5301を通してバックチャネルカンパニー5300のホストコンピュータ5302に送る。
信号を受け取ったホストコンピュータ5302では、まず、リクエスト楽曲判別部5314は、曲コードの情報に基づいて楽曲データベース5303、5304を検索し、リクエストされた楽曲がシステムに登録されているかどうかを判別する。ここでは「登録されている」と判別されたものとする。次に、楽曲使用目的判定部5315は、信号に含まれている楽曲使用目的の情報に基づいてリクエスト楽曲の使用目的を判定する。ここでは、信号が店舗5200から送られてくるときに「MDへの個人的なレコーディング」という情報が付加されていたので、楽曲使用目的が「MDへの個人的なレコーディング」であると判定される。次いで、適用著作権関連情報決定部5318は、この楽曲使用目的「MDへの個人的なレコーディング」の情報に基づいて楽曲データ5303、5304を検索して、上記の情報の内から、
Figure 0004257776
の情報を得ると共に、
著作権関連データベース5305、5306を検索して、
1.音楽出版社が有する著作権に関連する権利、
(f1)パフォーマンス権
(f2)メカニカル権
(f3)シンクロナイゼーション権
(f4)パブリケーション権
の情報を決定し、
2.レコード会社(ソニーレコード)が有する著作権に関連するの権利、
(g1)サウンドレコーディング権
(g2)パフォーマンス権(但し、デジタル物に限る)
の情報を決定する。ここで、上記の放送事業者は、音楽ラジオ番組を放送する前に予めI/O装置5313から使用の登録を済ませているものとする。
【0238】
上記の著作権関連情報のうちから「MDへの個人的なレコーディング」の情報に基づいて適切な権利が適用著作権関連情報決定部5318で決定される。
ここでMDの個人的なレコーディングに対する著作権関連情報として必要な情報は、著作権者の録音権及びレコード製作者の複製権のみである。
次に、楽曲使用回数計数部5316は、楽曲の使用された回数を計数する。
課金及びロイヤルティー決定部5319は、楽曲使用回数計数部5316によって計数された結果の情報と上記適用著作権関連情報決定部5318で決定された著作権に関する権利の情報に基づいて課金決済データベース5311を検索して、課金及びロイヤルティーを算出してその算出した結果を通信システム5301を介して店舗5200に送ると共に、I/O装置5313を介して各著作権の権利者及び各エージェント、ここでは米国の著作権に係わるので、米国の音楽出版社及びレコード会社に、例えばインターネットを利用して、ロイヤルティーに関する情報を出力する。
【0239】
上述したように、本発明のシステムを用いることによって、日本国内及び日本以外(例えば、アメリカ)の楽曲の使用許諾を容易に行うことができると共に、その楽曲の使用に対する著作権者へのロイヤルティーの支払いをグローバル・スケールで容易にかつ正確に行うことができる。(なお、上述したBON JOVIの楽曲の場合、BON JOVIの楽曲を管理するレコード会社、音楽出版社が日本国内に存在するので、それらのエージェントにロイヤルティーの算出結果を送ればよい。)
使用許諾を得たいと思う楽曲に関して日本にエージェントやレコード会社が存在していない場合には、本発明のシステムを使用することによって、その楽曲が本発明のシステムに登録されているという条件の基で、その楽曲の使用許諾を容易に行うことができかつその楽曲の使用に対する著作権者へのロイヤルティーの支払いも適宜に行うことができる。また、その楽曲が本発明のシステムにまだ登録されていない場合には、著作権者にI/O装置からその楽曲を登録してもらうことによって、その楽曲の使用許諾を得ることができる。
【0240】
図54は、本発明の購入システムの第6の実施例の概略図である。
第6の実施例は、上述した第5の実施例と同様に、会員は、ICカードを利用し、ICカード着脱可能なクリックラジオで放送局から放送されているFM放送、等の音楽番組を聞いているときに好きな楽曲が流れた場合に、クリックラジオに設けられた獲得ボタンを押すことによりその楽曲の情報(曲コード)をICカードの記憶装置に記憶し、曲コードが記憶されたICカードをコンビニエンス・ストア等のKIOSKに持ち込むことにより、好みの楽曲(音楽番組で聞いた楽曲を含む)で構成されたMDの制作を申し込むと同時にKIOSKにおいてMDを直接購入することができるように構成されている。
【0241】
第6の実施例は、
(1)クリックラジオとICカードを利用するものであり、特定会員向けサービスである;
(2)楽曲リスト(曲コード)のみを放送局からデータ放送で送る;
(3)ラジオの音楽番組「J−WAVE SELECTION」、等を聞きながら、欲しい曲が流れているときにクリックラジオの獲得ボタンをクリックする;
(4)欲しい曲の情報がICカードに数曲たまったならば、店舗にてICカードによりホストコンピュータへアクセスする;
(5)MD制作の申込みを終了し、所定の時間が経過した後、店舗にてコンピレーションMDを受け取ることができる;
(6)著作権決済処理が行われる;
(7)このシステムを利用するために、会員は、
a)会員登録により配布されるICカードを所持していること;
b)ICカードが着脱可能でありかつ音楽放送を聞いているときに獲得ボタンをクリックすることによってその音楽放送から流れる楽曲及びその楽曲に対応する曲コードを受信することができ、かつ受信した楽曲の曲コードをICカードに記憶することができるような入力機能を備えたクリックラジオを所持していることが必要である。
【0242】
図54に示すように、この実施例の購入システムの主要部分は、ICカード6000、クリックラジオ6100、店舗6200、バックチャネルカンパニー6300及び放送局6400によって構成されている。
ICカード6000は、図示していないがCPU及びEPROM等の記憶装置を備え、会員登録により会員登録番号(暗証番号でもよい)に関する情報がICカード6000の記憶装置に記憶されるものとする。
クリックラジオ6100は、FM/AM放送受信機能を備えたデータ放送受信部6101、データ放送受信部6101に接続されておりデータ放送受信部6101によって受信した音楽番組のデジタル信号をデコードしてイヤホーンやスピーカ等(図示省略)を介して音楽番組を聞くことができるようにアナログの楽曲信号を再生する機能を備えたデータ放送デコーダー6102、データ放送受信部6101及びデータ放送デコーダー6102にそれぞれ接続されておりイヤホーンやスピーカ等で楽曲を聞いた会員が選択した楽曲の曲コードをICカード6000に記憶させるための制御部6103を備えている。
【0243】
店舗6200は、上述した第5の実施例と同様にKIOSKであり、モニター、ICカードリーダー及びデータベース検索/申込端末(図示省略)を含むMD制作申込み受付システム6201、MD制作申込み受付システム6201に接続されており、楽曲リスト・データベース6202、楽曲データ・データベース6203及びインデックス・データベース6204を含む店舗側データベース6205、店舗側データベース6205に接続されたMDライター6206、店舗側データベース6205に接続されたプリンター6207、MD制作申込み受付システム6201に接続された制御部6208、制御部6208に接続された通信システム6209、制御部6208に接続されたデータ放送受信システム6210、及び店舗側データベース6205に接続されたデータ放送デコーダー6211を備えている。
【0244】
バックチャネルカンパニー6300は、電話回線、インターネット等を介して店舗6200の通信システム6209に接続された通信システム6301、通信システム6301に接続されたサーバクライアントシステム(以下、ホストコンピュータと称する)6302、ホストコンピュータ6302に接続されており楽曲リスト・データベース6303、楽曲データ・データベース6304、インデックス・データベース6305及び著作権データベース6306を含む音楽データベース6307、ホストコンピュータ6302に接続されており顧客データベース6308及び課金決済データベース6309を含むカンパニー側データベース6310を備えている。
放送局6400は、衛星波、等を介してバックチャネルカンパニー6300の通信システム6301に接続された通信システム6401、通信システム6401に接続されたデータ放送・データベース6402、データ放送・データベース6402に接続されたデータ放送送出サーバ6403、データ放送送出サーバ6403及び衛星波を介して音楽番組を聴いている会員のクリックラジオ6100のデータ放送受信部6102に接続されたデータ放送エンコーダー6404を備えている。
【0245】
次に、第6の実施例の動作を説明するが、上述した第5の実施例と動作が同じものは説明を省略して、第6の実施例に固有のものだけを説明する。
6−1.ICカードによる獲得段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−2.会員確認段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−3.獲得楽曲表示段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.楽曲編成段階
6−4.1. 楽曲の並び替え
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.2. 楽曲試聴確認段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.3. 楽曲の削除
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.4. 楽曲の追加
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.5. ジャケットデザイン選択
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−4.6. アルバムタイトル入力
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−5.最終確認段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−6.支払い段階
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−7.MD制作段階
【0246】
6−7.1. MD盤制作作業
上記段階1〜段階6を完了した後、MDの制作段階に入る。MD盤制作作業(即ち、レコーディング)は、KIOSK内、即ち、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等の店舗6200で行われる。MDの制作に必要な入力情報は、上述した「曲コード群A」である。この曲コード群Aの情報に基づき、店舗側データベース6205の楽曲データ・データベース6203が検索され、楽曲データ・データベース6203から曲コード群Aの情報に対応する楽曲が選択され、それらの選択された楽曲がMDライター6206によってMDに高速録音される。
【0247】
6−7.2. ジャケット制作作業
また、店舗6200内では、「曲コード群A」、「ジャケットデザインコードB」及び「アルバムタイトル文字データC」に基づき、プリンター6207によってジャケット制作作業(即ち、印字・熱転写)も行われる。ここでは、まず「曲コード群A」に基づき、店舗側データベース6205の楽曲リスト・データベース6202が検索され、楽曲リスト・データベース6202及びインデックス・データベース6204から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。から各曲の属性が選択され、それらの情報がジャケットの所定の箇所に印字される。次いで「アルバムタイトル文字データC」に基づき、ジャケットのタイトル部分に入力されたタイトルが印字される。そして、「ジャケットデザインコードB」に基づき、選択されたジャケットデザインがジャケットの表紙部分に熱転写される。
上記MD盤制作作業及び上記ジャケット制作作業を終了したならば、顧客は、所望のMDをKIOSK等の店舗6200で入手することができる。
【0248】
6−8.伝送段階
上記支払い段階を終了したならば、上述したMD制作段階と同時に、上記のように作成された「曲コード群A」、「カードデータD」及び「顧客コードE」は、通信システム6203、電話回線、及び通信システム6301を介してバックチャネルカンパニー6300に備えられたホストコンピュータ6302に送られる。
【0249】
6−9.バックチャネルカンパニー作業段階
6−9.1. 課金決済
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−9.2. 著作権処理
(第5の実施例に準ずるので説明を省略する)。
6−10.楽曲データベース更新段階
顧客にとって新しい楽曲の情報(楽曲リスト、楽曲データ、インデックス、等)を入手することは、非常に重要である。これらの情報は、放送局6100から衛星波、等により店舗6200に送信される。
バックチャネルカンパニー6300は、最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報をホストコンピュータ6302により音楽データベース6307の楽曲リスト・データベース6303、楽曲データ・データベース6304及びインデックス・データベース6305からそれぞれ読み出して、それらの情報を通信システム6301から衛星波(電話回線または専用回線であってもよい)により放送局6100の通信システム6101に送信する。
【0250】
放送局6100では、受信した最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報を放送データ・データベース6102に記憶する。放送データ送出サーバ6103は、放送データ・データベース6102に記憶された最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報をデータ放送エンコーダー6104に送り、データ放送エンコーダー6104は、それらの情報をエンコードすることにより送信信号に変換してから、衛星波、等により店舗6200のデータ放送受信システム6209に送信する。
エンコードされた信号を受信した店舗6200のデータ放送受信システム6209は、それらの信号をデータ放送デコーダー6210に送り、送られてきた信号を復号(デコード)して最新版の楽曲リスト、楽曲データ、インデックス情報を読み取り、店舗側データベース6205の対応する楽曲リスト・データベース6202、楽曲データ・データベース6203、及びインデックス・データベース6204にそれぞれの情報を記憶させる。
【0251】
これにより、店舗6200には常に最新の音楽情報が記憶されており、顧客のニーズに対応できるように構成されている。
【0252】
上記実施例では、ICカードを携帯型クリックラジオに適用したが、ラジオの形態としては、例えば、ICカード適用型カーラジオであってもよいし、ICカード適用型家庭・オフィス据え置きラジオであってもよい。
【0253】
また、本発明のシステムは、ICカード適用型テレビセットやICカード適用型パーソナル・コンピュータにも同様に利用することができる。
【0254】
更に、本発明では、音楽番組の放送は、放送局から有線放送によってラジオ、テレビ等の放送受信機に送られるように構成してもよい。
【0255】
本発明のシステムは、テレビ及び/又はラジオ放送局から空中(即ち、無線電波)又はケーブルを介して放送される音楽番組に適用することができる。
【0256】
図55は、以下に詳述する更なる特徴を有する、図1に示したものと同様に構成される、本発明による音楽データベースの別の実施例を示す。
【0257】
基本的な構成部分は、図11に示したものと同様なので、図55に示した主要部分は、ほとんど同じであるが、その内容は、以下の説明から理解できるように異なる。
【0258】
本実施例の音楽データベースは、図55に示すように、(1)曲属性、(2)原盤権、(3)著作権、(4)楽譜、及び(5)音源の5つのカテゴリーを含む。以下、カテゴリーのそれぞれを詳細に説明するが、データベースのボリュームが非常に大きいので、これらの詳細を図55に示していない。それゆえに、内容の主要部分だけを図55に示すが、各主要部分は、図示したものと同じ番号を有する、以下に説明する層を含む。換言すると、この実施例の音楽データベースは、以下のレイヤで構成される。
(1)曲属性
(1)−1 曲コード
特定の楽曲に割り当てられた唯一のコード
例えば、バージョン替えの楽曲に対して、新たに全く異なるコードがバージョン替えの楽曲に振られる。更に、同じ音素材をミックスダウンし直した楽曲は、異なる楽曲であると考えられ、それゆえに新しいコードが振られる。
(1)−2 楽曲名
国内名/外国名
(1)−3 楽曲分数
(1)−4 アーティスト・データ
a)主たるアーティスト
a−1)主たるアーティスト・コード;
楽曲を歌唱/演奏する主たるアーティストを表すコード。
a−2)主たるアーティスト名;
楽曲を歌唱/演奏する主たるアーティストの名前。
a−3)主たるアーティストが属する会社を表すコード;
アーティストが独自に活動しないである会社に属する場合の会社コード。
a−4)主たるアーティストが属する会社を表す名前;
アーティストが独自に活動しないである会社に属する場合の会社名。
a−5)主たるアーティストが属するかまたはアーティストと関連する会社が属する団体を表すコード;
アーティストが個々のアーティストとして属するか、またはアーティストが個々のアーティストとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体のコード。
a−6)主たるアーティストが属するかまたはアーティストと関連する会社が属する団体を表す名前;
アーティストが個々のアーティストとして属するか、またはアーティストが個々のアーティストとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体の名前。
b)従たるアーティスト
b−1)従たるアーティスト・コード;
楽曲を歌唱/演奏する従たるアーティストを表すコード。
b−2)従たるアーティスト名;
楽曲を歌唱/演奏する従たるアーティストの名前。
b−3)従たるアーティストが属する会社を表すコード;
アーティストが独自に活動しないである会社に属する場合の会社コード。
b−4)従たるアーティストが属する会社を表す名前;
アーティストが独自に活動しないである会社に属する場合の会社名。
b−5)従たるアーティストが属するかまたはアーティストと関連する会社が属する団体を表すコード;
アーティストが個々のアーティストとして属するか、またはアーティストが個々のアーティストとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体のコード。
b−6)従たるアーティストが属するかまたはアーティストと関連する会社が属する団体を表す名前;
アーティストが個々のアーティストとして属するか、またはアーティストが個々のアーティストとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体の名前。
c)エンジニア・スタッフ
c−1)エンジニア・スタッフ・コード;
楽曲をプロデュースするミキサー・エンジニア・スタッフを表すコード。
c−2)エンジニア・スタッフ名;
楽曲をプロデュースするミキサー・エンジニア・スタッフの名前。
c−3)エンジニア・スタッフが属する会社を表すコード;
エンジニア・スタッフが独自に活動しないである会社に属する場合の会社コード。
c−4)エンジニア・スタッフが属する会社を表す名前;
エンジニア・スタッフが独自に活動しないである会社に属する場合の会社名。
c−5)エンジニア・スタッフが属するかまたはエンジニア・スタッフと関連する会社が属する団体を表すコード;
アーティストが個々のアーティストとして属するか、またはアーティストが個々のアーティストとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体のコード。
c−6)エンジニア・スタッフが属するかまたはエンジニア・スタッフと関連する会社が属する団体を表す名前;
エンジニア・スタッフが個々のエンジニア・スタッフとして属するか、またはエンジニア・スタッフが個々のエンジニア・スタッフとしてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体の名前。
【0259】
(2)原盤権に関する情報
(2)−1 代表原盤所有者コード:
楽曲の所有者のコード。
(2)−2 代表原盤所有者名:
楽曲の所有者の名前。
(2)−3 代表原盤所有会社コード:
楽曲を所有する会社、または所有者と契約を交わしている会社のコード。
(2)−4 代表原盤所有会社名:
楽曲を所有する会社、または所有者と契約を交わしている会社の名前。
(2)−5 代表原盤所有者が属するかまたは代表原盤所有者と関連する会社が属する団体を表すコード;
代表原盤所有者が個人として属するか、または代表原盤所有者が個人としてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体のコード。
(2)−6 代表原盤所有者が属するかまたは代表原盤所有者と関連する会社が属する団体を表す名前;
代表原盤所有者が個人として属するか、または代表原盤所有者が個人としてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体の名前。
(2)−7 ライセンシー・コード;
代表原盤所有者が原盤権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて原盤に対してビジネスを行なう会社として代表原盤所有者が契約を交わしている会社を表すコード。
(2)−8 ライセンシー名;
代表原盤所有者が原盤権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて原盤に対してビジネスを行なう会社として代表原盤所有者が契約を交わしている会社を表す名前。
(2)−9 原盤の共同所有者コード:
代表原盤所有者または代表音楽出版社と楽曲を共同所有する共同所有者を表すコード。
(2)−10 原盤の共同所有者名:
代表原盤所有者または代表音楽出版社と楽曲を共同所有する共同所有者を表す名前。
(2)−11 原盤の共同所有会社コード:
楽曲を共同所有する会社、または共同所有者と契約を交わしている会社を表すコード。
(2)−12 原盤の共同所有会社名:
楽曲を共同所有する会社、または共同所有者と契約を交わしている会社を表す名前。
(2)−13 共同原盤所有者が属するかまたは共同原盤所有者と関連する会社が属する団体コード;
共同原盤所有者が個人として属するか、または共同原盤所有者が個人としてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体を表すコード。
(2)−14 共同原盤所有者が属するかまたは共同原盤所有者と関連する会社が属する団体名;
共同原盤所有者が個人として属するか、または共同原盤所有者が個人としてではなく会社と関連する場合にその会社が属する団体を表す名前。
【0260】
(3)作詞者著作権に関する情報
(3)−1 主たる作詞者コード:
楽曲の作詞を主に行なう人を表すコード。
(3)−2 主たる作詞者名:
楽曲の作詞を主に行なう人を表す名前。
(3)−3 代表オリジナル音楽出版社コード
作詞者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表すコード。
(3)−4 代表オリジナル音楽出版社名
作詞者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表す名前。
(3)−5 ファースト団体コード;
主たる作詞者が属する管理団体を表すコード。
(3)−6 ファースト団体名;
主たる作詞者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−7 第2の団体コード;
主たる作詞者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−8 第2の団体名;
主たる作詞者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−9 共同オリジナル音楽出版社のコード:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表すコード。
(3)−10 共同オリジナル音楽出版社の名前:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表す名前。
(3)−11 団体コード:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−12 団体名:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−13 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−14 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−15 団体コード:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−16 団体名:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−17 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−18 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−19 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−20 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−21 共同作詞者コード:
主たる作詞者と共同で作詞を行なった共同作詞者を表すコード。
(3)−22 共同作詞者名:
主たる作詞者と共同で共同所有者と契約を交わしている作詞会社を行なった共同作詞者を表す名前。
(3)−23 代表オリジナル音楽出版社コード
共同作詞者が契約を交わしている代表音楽出版社を表すコード。
(3)−24 代表オリジナル音楽出版社名
共同作詞者が契約を交わしている代表音楽出版社を表す名前。
(3)−25 ファースト団体コード
共同作詞者が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−26 ファースト団体名
共同作詞者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−27 セカンド団体コード
共同作詞者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−28 セカンド団体名
共同作詞者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−29 共同オリジナル音楽出版社コード
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表すコード。
(3)−30 共同オリジナル音楽出版社名
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表す名前。
(3)−31 団体コード
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−32 団体名
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−33 ファーストサブ音楽出版社コード
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−34 ファーストサブ音楽出版社名
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−35 団体コード
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−36 団体名
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−37 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−38 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−39 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−40 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
【0261】
作曲者
(3)−41 主たる作曲者コード:
楽曲の作曲を主に行なう人を表すコード。
(3)−42 主たる作曲者名:
楽曲の作曲を主に行なう人を表す名前。
(3)−43 代表オリジナル音楽出版社コード
作曲者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表すコード。
(3)−44 代表オリジナル音楽出版社名
作曲者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表す名前。
(3)−45 ファースト団体コード;
主たる作曲者が属する管理団体を表すコード。
(3)−46 ファースト団体名;
主たる作曲者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−47 第2の団体コード;
主たる作曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−48 第2の団体名;
主たる作曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−49 共同オリジナル音楽出版社のコード:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表すコード。
(3)−50 共同オリジナル音楽出版社の名前:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表す名前。
(3)−51 団体コード:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−52 団体名:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−53 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−54 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−55 団体コード:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−56 団体名:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−57 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−58 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−59 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−60 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−61 共同作曲者コード:
主たる作曲者と共同で作曲を行なった共同作曲者を表すコード。
(3)−62 共同作曲者名:
主たる作曲者と共同で作曲を行なった共同作曲者を表す名前。
(3)−63 代表オリジナル音楽出版社コード
共同作曲者が契約を交わしている代表音楽出版社を表すコード。
(3)−64 代表オリジナル音楽出版社名
共同作曲者が契約を交わしている代表音楽出版社を表す名前。
(3)−65 ファースト団体コード
共同作曲者が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−66 ファースト団体名
共同作曲者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−67 セカンド団体コード
共同作曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−68 セカンド団体名
共同作曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−69 共同オリジナル音楽出版社コード
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表すコード。
(3)−70 共同オリジナル音楽出版社名
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表す名前。
(3)−71 団体コード
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−72 団体名
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−73 ファーストサブ音楽出版社コード
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−74 ファーストサブ音楽出版社名
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−75 団体コード
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−76 団体名
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−77 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−78 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−79 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−80 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
【0262】
編曲者
(3)−81 主たる編曲者コード:
楽曲の作曲を主に行なう人を表すコード。
(3)−82 主たる編曲者名:
楽曲の作曲を主に行なう人を表す名前。
(3)−83 代表オリジナル音楽出版社コード
編曲者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表すコード。
(3)−84 代表オリジナル音楽出版社名
編曲者と契約を交わしているオリジナル音楽出版社を表す名前。
(3)−85 ファースト団体コード;
主たる編曲者が属する管理団体を表すコード。
(3)−86 ファースト団体名;
主たる編曲者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−87 第2の団体コード;
主たる編曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−88 第2の団体名;
主たる編曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしている場合に代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−89 共同オリジナル音楽出版社のコード:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表すコード。
(3)−90 共同オリジナル音楽出版社の名前:
代表音楽出版社が出版権を共同所有する契約を交わす共同音楽出版社を表す名前。
(3)−91 団体コード:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−92 団体名:
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−93 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−94 ファーストサブ音楽出版社コード:
オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−95 団体コード:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−96 団体名:
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−97 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−98 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−99 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−100 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−101 共同編曲者コード:
主たる編曲者と共同で編曲を行なった共同編曲者を表すコード。
(3)−102 共同編曲者名:
主たる編曲者と共同で編曲を行なった共同編曲者を表す名前。
共同所有者と契約を交わす会社。
(3)−103 代表オリジナル音楽出版社コード
共同編曲者が契約を交わしている代表音楽出版社を表すコード。
(3)−104 代表オリジナル音楽出版社名
共同編曲者が契約を交わしている代表音楽出版社を表す名前。
(3)−105 ファースト団体コード
共同編曲者が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−106 ファースト団体名
共同編曲者が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−107 セカンド団体コード
共同編曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−108 セカンド団体名
共同編曲者がオリジナル音楽出版社と契約を交わしているときに代表オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−109 共同オリジナル音楽出版社コード
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表すコード。
(3)−110 共同オリジナル音楽出版社名
代表オリジナル音楽出版社が共同で出版権を所有する契約を交わした共同音楽出版社を表す名前。
(3)−111 団体コード
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
(3)−112 団体名
共同オリジナル音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−113 ファーストサブ音楽出版社コード
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表すコード。
(3)−114 ファーストサブ音楽出版社名
オリジナル音楽出版社がオリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいて音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わす音楽出版社を表す名前。
(3)−115 団体コード
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−116 団体名
ファーストサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−117 セカンダリサブ音楽出版社コード
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコード。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表すコードを示す。
(3)−118 セカンダリサブ音楽出版社名
ファースト音楽出版社が存在する場合に特定の地域または国においてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をファースト音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前。さもなければ、それは、オリジナル音楽出版社がその出版権を行使する権利を有するテリトリー以外のテリトリーにおいてセカンダリサブ音楽出版社に出版権を行使させる契約をオリジナル音楽出版社が交わすセカンダリサブ音楽出版社を表す名前を示す。
(3)−119 管理団体コード
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表すコード。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
(3)−120 管理団体名
セカンダリサブ音楽出版社が属する管理団体を表す名前。
[注記:録音権と演奏権は、分けて別々の団体で管理される場合がある]
【0263】
(4)楽譜
(4)−1 MIDIデータ
(4)−2 生楽譜
(4)−3 歌詞
【0264】
(5)音源
(5)−1 ディジタル音源
上述した項目は、示したものに限定されないということが明らかである。必要に応じて更なる拡張が容易になされる。この条件は、特にそのように示していない限り、明細書中に示したあらゆるリストに対して同様に適用できる。
【0265】
図56は、システムのディスプレイ・モニターのディスプレイ・メニューを示す。
通称「検索画面」と称される、ディルスプレイ・メニューは、以下に示す項目から構成される:
A:タイトルのジャンル
A−1.楽曲のタイトル
A−2.洋楽のタイトル
A−3.近代邦楽のタイトル
A−4.その他
B:個人名のジャンル
B−1.アーティスト名
B−2.作詞者名
B−3.作曲者名
B−4.編曲者名
B−5.その他
C:会社のジャンル
C−1.レコード会社名
C−2.音楽出版社名
C−3.芸能プロダクション名
C−4.その他
D:団体のジャンル
D−1.JASRAC(日本)
D−2.BMI(米国)
D−3.ASCAP(米国)
D−4.MCPS(英国)
D−5.SDRM(フランス)
D−6.その他
E:制作日
E−1.年
E−2.月
E−3.日
【0266】
上記項目は、ユーザがICカードをシステムに設置されたICカード・リーダに挿入してシステムをアクセスするときにシステムのユーザによりキーボード又は電子ペンのような他のタイプの入力装置を用いて入力することができる。ユーザは、この手続によって識別される。同時に、ICカード及び/又は装置の不正使用を防ぐためにユーザがシステムにログインする装置を識別するように構成することもできる。
【0267】
「検索画面」の適用項目を入力することにより、即ち、楽曲の属性を入力することにより、そのISRCが特定される。一度ISRCが特定されたならば、「許諾ファイル」及び「料率及び料金ファイル」(以下に両方を詳述する)は、特定されたISRCに従って自動的にリンクされる。
【0268】
次いで、ディスプレイのメニューは、ICカードのメモリに記憶される情報を介して上記処理によって識別されるユーザのタイプにより、図57a、57b、または57cに示すような「初期メニュー」に変わる。
識別されたユーザがラジオ放送局のようなビジネス・ユーザである場合には、画面のメニューは、図57aに示すようなビジネス・ユーザ用初期メニューに変わる。このメニューは、以下に示す項目を含む:
1.楽曲検索
2.放送使用申込み
3.楽譜購入
4.演奏申込み
5.シンクロナイゼーション申込み
6.改変申込み
【0269】
識別されたユーザが大学生のような一般ユーザである場合には、画面のメニューは、図57bに示すような一般ユーザ用初期メニューに変わる。このメニューは、以下に示す項目を含む:
1.楽曲検索
2.楽曲購入
3.楽譜購入
4.MIDIデータ購入
【0270】
識別されたユーザが音楽出版社のような権利者である場合には、画面のメニューは、図57cに示すような権利者用初期メニューに変わる。このメニューは、以下に示す項目を含む:
1.許諾内容変更
2.料率及び料金内容変更
3.権利内容変更
4.新規作品申込み
【0271】
図58は、本発明のシステムに用いられる許諾ファイルの内容を示す。
【0272】
図59は、また、本発明のシステムに用いられる料率及び料金ファイルの内容を示す。
以下、許諾ファイルの各項目、並びに料率及び料金ファイルの各項目を詳細の説明と共にリストする。
【0273】
許諾ファイル:
1.キーコード:曲コード (=ISRCコード)
2.ジャンルA:視聴
楽曲を検索する場合、または楽曲を購入する場合、視聴がフルコーラス、1コーラス、又は特定の秒数で実施できるかどうかのフラグを立てる。
A1 業務用
A1−1 フルコーラス
A1−2 1コーラス
A1−3 45秒
A1−4 60秒
(他の時間のバリエーション)
A2 個人用
A2−1 フルコーラス
A2−2 1コーラス
A2−3 45秒
A2−4 60秒
(他の時間のバリエーション)
【0274】
3.ジャンルB:楽曲(視聴)の購入
将来発生するであろう種々のサービスに対応するフラグ領域を準備する。
B1 業務用
以下に示すジャンルFの放送使用に接続している地方FMラジオ放送局に音源を分配する。
B2 個人用
(顧客、アーティスト等の希望に応じて)将来の更なるセグメントに細分される
[既存の録音許諾]
B2−1 ジュークボックス(Juke box)
一度だけ聴く=貯込み/録音を行なうことができる(無料であるAの視聴の観点からそれを区別)
B2−2 CD
家庭でインターネットを用いて好きな楽曲のグループを申込むことにより、好きな楽曲が録音されたCDが家に配送されるか、又は近くのレコード店に配送される。
B2−3 MD
家庭でインターネットを用いて好きな楽曲のグループを申込むことにより、好きな楽曲が録音されたMDが家に配送されるか、又は近くのレコード店に配送される。
B2−4 CD−R
家庭でインターネットを用いて好きな楽曲のグループを申込むことにより、曲ソースがダウンロードされ、家庭でCDに録音/確定される。
B2−5 MD−R
家庭でインターネットを用いて好きな楽曲のグループを申込むことにより、曲ソースがダウンロードされ、家庭でMDに録音/確定される。
B2−6 DVD−R
家庭でインターネットを用いて好きな楽曲のグループを申込むことにより、曲ソースがダウンロードされ、家庭でDVDに録音/確定される。
B2−7 PC
【0275】
4.ジャンルC:楽譜購入
C1 業務用
C1−1 ネットワーク上でデータとして楽譜を購入する。
C1−2 ネットワーク上で申込むことにより、紙に書かれた楽譜として購入する。
C2 個人用
C2−1 ネットワーク上でデータとして楽譜を購入する。
C2−2 ネットワーク上で申込むことにより、紙に書かれた楽譜として購入する。
【0276】
5.ジャンルD:MIDIデータ購入
オリジナル音源を制作するときにMIDIデータを制作する場合に新しいビジネスになりうる。
D1 業務用
カラオケ・ビジネスに売ること
D1−1 ネットワーク上でデータとしてMIDIデータを購入する。
D2 個人用
D2−1 ネットワーク上でデータとしてMIDIデータを購入する。
【0277】
6.ジャンルE:演奏申込み
E1 業務用
コンサート、ライブハウス等でのプロフェッショナル・アーティストまたはミュージシャンによる演奏時に申込み。
E2 個人用
コンサート、ライブハウス等でのアマチュア・アーティストまたはミュージシャンによる演奏時に申込み。演奏に対して料金は取らないが、使用される楽曲の調査だけを行なう。
【0278】
7.ジャンルF:楽曲の放送使用
原則として、全ての楽曲は、放送に用いることができる。
F1 業務用
F1−1 ラジオ局用放送プログラム
F1−2 テレビ局用放送プログラム
【0279】
8.ジャンルG:シンクロナイゼーション
バックグラウンド・ミュージックとしてテレビ映像、映画映像、及びコマーシャル(CM)映像に使用する。
G1 業務用
G1−1 映画映像用シンクロナイゼーション
G1−2 テレビ映像用シンクロナイゼーション
G1−3 ビデオゲーム映像用シンクロナイゼーション
G1−4 ゲームソフト映像用シンクロナイゼーション
G1−5 CM映像用シンクロナイゼーション
【0280】
9.ジャンルH:改変申込み
既存の楽曲[音源、楽譜]を改変して新しい曲を制作するために、既存楽曲のカバー曲を制作すること、及び/又は現在人気があるダンスの曲等を制作するときに既存音源をサンプリングすることにより全く異なる楽曲を制作することが望ましい。
H1 業務用
H1−1 既存音源サンプリングの使用許諾
H1−2 [洋楽の日本カバー曲版のような]既存楽曲のカバー曲を制作する場合
【0281】
料率及び料金ファイル
ISRC
原盤の比率:著作権
1.原盤内比率
オリジナル原盤:共同原盤
原盤(所有者):ライセンシー
個人:会社:団体
プロデュース印税率
主たるアーティスト印税率
従たるアーティスト印税率
2.著作権内比率
作詞者:作曲者:編曲者:音楽出版社
音楽出版社:共同音楽出版社
OP:FSP:SP
個人:会社:団体
団体:団体
【0282】
以下、上記ファイルを説明するための例を詳細に述べる。
ここで、ユーザが、本発明のシステムを用いることによって、ラジオで放送される音楽プログラムに対する曲を選択することを担当する業者(以下、ユーザと称する)であるということを想定する。そこで、ユーザは、フェーシング機器を起動しかつ登録ユーザのIDカードとしても機能するICカードを挿入する。パスワードを入力することにより(またはICカードが識別番号の情報を含み、同様に機能するのでこの処理を省略しうる)、モニタ機器の表示装置は、図57aに示すような業者用の初期画面を表示する。
ここで、ID番号及び使用中の装置番号は、ユーザ・データとして構成される。 ⇒ [ユーザ・データA]
【0283】
まず、楽曲を特定する動作が実行される。候補楽曲の情報は、図56に示すような表示装置の画面に表示される「検索メニュー」の対応する項目を適切に満たすことによって予め入力されている。
【0284】
候補楽曲を特定した後、画面のメニューは、図57aに示すような業者用「初期メニュー」に変わり、かつデフォルトとして
1.楽曲検索
の項目がカラーで強調され、かつ候補楽曲の検索は、これらの候補楽曲がシステムに既に登録されているか否かとして実行される。そして、検索の結果、それぞれの候補楽曲がシステムに既に登録されているか否かの表示と共に候補楽曲のリストは、画面に示される。「OK」マークを伴う候補楽曲は、これらの候補楽曲が既に登録されているということを示しており、それゆえにこれらの候補楽曲が次のステップに進むことができる。 ⇒ [楽曲リストB]
【0285】
ここで、候補楽曲がシステムに登録されている場合にこれらの候補楽曲に対応する「許諾ファイル」及び「料率及び料金ファイル」も予め登録されているということを想定する。それゆえに、図58及び図59に示すようなそれぞれのファイルの項目は、正しい権利者による選好に従って対応する楽曲の著作権者により予めフラグが立てられている(適用されない場合にはフラグが立てられていない)か或いは満たされている(適用されない場合には空にされている)。
次いで、ユーザは、タッチペンでメニューの項目またはそれぞれの項目に対応している数字をタッチすることにより「初期メニュー」の項目を選択する。
【0286】
本実施例では、ユーザは、「初期メニュー」の項目から
2.放送使用申込み
を選択するものと想定されている。ユーザがタッチペンで項目をタッチすることによって項目2を選択した場合には、画面は、「放送属性入力メニュー」に変わる。次いで、ユーズは、放送データ、ネット局名、及びネット局の数等を「放送属性入力メニュー」に入力する。 ⇒ [放送属性データC]
【0287】
上記処理を終了した後、候補楽曲のそれぞれに対する各「許諾ファイル」及び「料率及び料金ファイル」が参照され(例えば、図60を参照)、かつ候補楽曲に関する許可内容の情報、原盤及び著作権が上述したデータA,B,及びCの形で得られる。そこで、ウェーブ・パケットは、これらのデータA,B,及びCによって構成され、かつウェーブ・パケットは、原盤及び著作権の状況又は状態、並びに項目の許諾内容に関する候補楽曲の評価に対して本発明の通称「音楽グローバル・アクセス・システム(MGAS)」において図53に示したようなホスト・コンピュータ5302に送信される。
【0288】
本実施例では、候補楽曲に対する許諾ファイルにおける参照項目は、「放送使用」の項目であり、かつその内容は、F1−1「ラジオ局用放送プログラム」及びF1−2「テレビ局用放送プログラム」から構成されている。従って、F1−1の内容はフラグが立っているが、F1−2の内容は候補楽曲の一つに対してフラグが立っていない場合には、その候補楽曲は、ラジオ局用放送プログラムの使用だけに許諾される。そこで、この候補楽曲に対する「料率及び料金ファイル」の情報と一緒に、その内容の情報は、「許諾ファイル」及び「料率及び料金ファイル」の更新された種々の権利及び内容に基づいて著作権及びオリジナル録音権をディスクリミネートするためにMGASに送信されと同時に、ユーザは、候補楽曲の一つがラジオ放送に対してだけ許諾されそれゆえに表示画面を介してその候補楽曲に制限が適用されないということが知らされる。
【0289】
以下、例として、1998年3月24日の22:00に放送されたラジオ音楽番組「J−WAVEセレクション」において、次に示す楽曲:
a)松田聖子/「赤いスイートピー」
b)Bon Jovi/「LIVIN’ON A PRAYER」を用いたFMラジオ放送J−WAVEに対する処理を詳細に説明する。上記楽曲が放送リストと共にスケジュールされた放送データで正確に放送されたかどうかを評価するためのトラッキングの作業がある。ここで、ラジオ放送局の送出部に蓄積された送出済楽曲データ群と判別部(図示省略)の放送リストとの間でマッチングが行われる。放送事故、放送スケジュールの突然の変更、等の場合には、放送装置のLOGINシステムの送出済楽曲データ群の正しいデータは、判別部の使用データとして書き換えられる。
【0290】
毎日書き換えられた判別部の使用データは、放送局とMGASとの間の契約形態によって、1週間毎、1ヶ月毎等で、MGASに送信される。
【0291】
以下、上記例を参照して出版権処理を説明する。
現在、日本では、JASRACとテレビ/ラジオ局との間の著作権放送使用料の支払は、年間のブランケット契約に基づいて行われている。
例えば、ラジオ局の年間売上高が10,000,000,000円(100億円)だとすると、その2%、即ち、200,000,000円(2億円)がJASRACに支払われる。その後の分配は、前述したように行われる。
【0292】
ここで、上述したものと同様な処理を本発明のMGASを用いて説明する。
上記二つの楽曲が年間100回放送されたと想定し、J−WAVEにおける楽曲の使用総数が100,000回(10万回)であると更に想定すると、各楽曲に対して円を得ることができる。次いで、この200,000円は、JASRACの手数料が差し引かれた後、松田聖子の楽曲に対応する各「料率及び料金ファイル」に示される配分比率に従って作詞者、(100/100,000)×200,000,000円=200,000の放送料、作曲者、編曲者、及び音楽出版社に分配される。Bon Joviの場合には、JASRACのコミッションが差し引かれた後、放送料の残りの額は、Bon Joviの楽曲に対応する各「料率及び料金ファイル」に示される配分比率に従ってASCAP、作詞者、作曲者、編曲者、及び音楽出版社に分配分される。
【0293】
ここで、原盤権の処理を詳細に説明する。
1.レコーディング・プロデューサ:
現在、日本レコード協会(RIAJ)とテレビ局/ラジオ局の上位団体である民放連(NACBJ)との間で原盤権の放送料に対する取り決めがある。
民放局の年間売上高の1%が原盤権使用料としてRIAJに支払われる。
例えば、全民放の年間売上高が1,000,000,000,000円(1兆円)であるならば、その1%(=1,000,000,000(10億円))がRIAJに支払われる。現在、原盤権の放送使用料は、サンプリング方式よりも劣った方式を用いてそれぞれのレコード会社に分配される。しかしながら、本発明のMGASを用いることにより、例えば、J−WAVEによる年間総売上の1%、即ち、10,000,000,000円×1%=100,000,000円が原盤の放送使用料としてRIAJに支払われることになる。次いで、前述の出版権の処理と同様の処理が「料率及び料金ファイル」を参照してなされる。
上記2つの曲が年間100回放送されたと仮定し、J−WAVEでの年間の総楽曲使用回数が100,000回であると更に想定すると、各楽曲について(100/100,000)×100,000,000円=100,000円の放送使用料を得ることができる。次いで、この100,000円は、RIAJの手数料が差し引かれた後、松田聖子の楽曲に対応している各「料率及び料金ファイル」に示された原盤出費比率に従ってレコード会社、芸能プロダクション、等に分配される。Bon Joviの場合には、RIAJの手数料が差し引かれた後、放送使用料の残高は、Bon Joviの楽曲に対応している各「料率及び料金ファイル」に示された比率に従ってライセンスレコード会社を経由して外国のレコード会社に分配される。
【0294】
2.対実演家
同時に、原盤権の2次使用料の支払いが民放連(NACBJ)から実演家になされる。例えば、全民放の年間売上高が1,000,000,000,000円(1兆円)であるならば、その1%(=1,000,000,000(10億円))が芸団協(JCPO)に支払われる。そこから先は、各団体に振り分けられる。
【0295】
ここで、本発明のMGASを用いることによる支払の流れを説明する。
上記2つの曲が年間100回放送されたと仮定し、J−WAVEでの年間の総楽曲使用回数が100,000回であると更に想定すると、各楽曲について(100/100,000)×100,000,000円=100,000円の放送使用料を得ることができる。次いで、この100,000円は、JCPOの手数料が差し引かれた後、松田聖子の楽曲に対応している各「料率及び料金ファイル」に示された契約配分比率に従って実演家、実演家が所属する芸能プロダクション、芸能プロダクションが所属する業界団体等に分配される。Bon Joviの場合には、JCPOの手数料が差し引かれた後、放送使用料の残高は、BonJoviの楽曲に対応している各「料率及び料金ファイル」に示された比率に従って実演家、実演家が所属する芸能プロダクション、芸能プロダクションが所属するAFM,AFTRA等の業界団体等に分配される。
上記処理の要点を図60に示す。上記説明から分かるように、上述と同様な処理が異なるタイプのユーザに対してなされる。
【0296】
図61を参照して、上記処理を詳細に説明する。
本発明のMGASシステムは、ICカード・リーダにICカードを挿入することによって起動される(ステップST1)。次いで、MGASシステムを起動したユーザのタイプがICカードのメモリに記憶されている情報から識別される(ステップST2)。次に、「検索」メニューが表示装置の画面に表示され(ステップST3)、かつ候補楽曲に対する「検索」メニューの適用項目を満たす(ステップST4)。DB(音楽データベース)は、識別されたユーザのタイプ並びに満たされた「検索」メニューの項目の情報に従って検索される(ステップST5)。候補楽曲がMGASシステムの起動の前にシステムに既に登録されているか否かが判断される(ステップST6)、判断の結果は、候補楽曲がMGASシステムに既に登録されているか否かを示すために画面に表示されかつ同時に適当な「初期」メニューが上記で識別されたユーザのタイプの情報に従って画面に表示される(ステップST7)。候補楽曲がMGASシステムに既に登録されているならば(ステップST8)、「初期」メニューの適格な項目が上記で識別されたユーザのタイプに従って選択される(ステップST9)。上記ステップST9でプロフェッショナル・ユーザ又は一般ユーザのいずれかが選択された場合には、「許諾ファイル」の対応する項目が適格な「初期」メニューの選択された項目に基づいて検索され(ステップST10)、検索の結果は、選択された項目が許諾される項目であるか否かを示すために画面に表示される(ステップST11)。選択された項目がステップST11で許諾可能でない場合には、ステップST9に戻る。他方、選択された項目が許諾可能であれば、DBは、「料率及び料金ファイル」の情報に従って検索され(ステップST12)、かつ適用される著作権及び権利料がDBの検索の結果に従って処理される(ステップST13)。次いで、結果が適当であるか否かが確認され(ステップST14)、結果が確認されたならば、処理は、終了する(ステップST15)。
【0297】
ステップST9でユーザのタイプが著作権者/音楽出版社等のような正当な権利者である場合には、項目に対する適格な情報が「許諾ファイル」及び/又は「料率及び料金ファイル」で変更/入力される(ステップST16)。次いで、変更/入力された情報は、DBの内容を更新するために処理され(ステップST17)、そして、変更された/入力された項目のような処理の結果が画面に表示され(ステップST18)かつ上記したようにステップST14に進む。
【0300】
本発明は、その精神又は主要な特性から逸脱することなく他の特定な形式で実施されうる。従って、本実施例は、全ての形態において説明のためであって、本発明を限定するものではなく、上述した説明ではなく特許請求の範囲によって示されている本発明の範疇、及び特許請求の範囲と同等な意味及び範囲内にある全ての変更は、従ってここに含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパーソナル記録媒体購入システムにおける第1の実施例の概略図である。
【図2】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図3】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図4】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図5】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図6】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図7】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図8】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図9】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図10】図1に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図11】本発明のパーソナル記録媒体購入システムの主要構成部分の一つである音楽データベースのスペックの一例を示す図である。
【図12】図11に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの音楽データベースの一部を構成するインデックス・データベースの一例を示す図である。
【図13】図11に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの音楽データベースの一部を構成するインデックス・データベースの他の一例を示す図である。
【図14】本発明のパーソナル記録媒体購入システムにおける第2の実施例の概略図である。
【図15】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図16】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図17】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図18】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図19】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図20】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図21】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図22】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図23】図14に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図24】本発明のパーソナル記録媒体購入システムにおける第3の実施例の概略図である。
【図25】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図26】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図27】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図28】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図29】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図30】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図31】図24に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図32】本発明のパーソナル記録媒体購入システムにおける第4の実施例の概略図である。
【図33】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図34】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図35】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図36】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図37】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図38】図32に示す本発明のパーソナル記録媒体購入システムの動作の一部の説明図である。
【図39】本発明の購入システムの第5の実施例の概略図である。
【図40】図39に示す購入システムの動作の説明図である。
【図41】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図42】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図43】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図44】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図45】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図46】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図47】図39に示す購入システムの他の動作の説明図である。
【図48】図39に示す購入システムのモニター画面上の確認項目の説明図である。
【図49】図39に示す購入システムによるICカード方式の電子マネー支払い処理を説明するためのフロー図である。
【図50】図39に示す購入システムにおける各データ及び各コードの処理のフローの説明図である。
【図51】図39に示す購入システムにおける各データ及び各コードの処理のフローの他の説明図である。
【図52】図39に示す購入システムにおける全処理の総括的な説明図である。
【図53】本発明の購入システムに係わるバックチャネルカンパニーの一部を構成しているサーバクライアントシステムの構成を示す図である。
【図54】本発明の購入システムの第6の実施例の概略図である。
【図55】 本発明による音楽データベースの別の実施例を示す図である。
【図56】図54に示したシステムのディスプレイ・モニタ上のディスプレイ・メニューを示す図である。
【図57】図57a、図57b及び図57cで構成されており、それぞれの図は、ディスプレイ画面に表示される、異なる種類の初期メニューを示す図である。
【図58】本システムのシステムに用いられる許諾ファイルの内容の一例を示す図である。
【図59】本システムのシステムに用いられる料率及び料金ファイルの内容の一例を示す図である。
【図60】本発明による図58に示した「許諾ファイル」及び図59に示した「料率及び料金ファイル」を用いている処理全体を示す概略図である。
【図61】図61A、図61B、及び図61Cで構成されていることを示す図である。
【図61A】図60に示した処理を説明するための図である。
【図61B】図61Aに示した処理に続く処理を説明するための図である。
【図61C】図61Bに示した処理に続く処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 購入システム
10 店舗
11 MD制作申込み受付システム
12 楽曲リスト・データベース
13 店舗機器管理システム
14 通信システム
20 バックチャネルカンパニー
21 通信システム
22 サーバクライアントシステム(ホストコンピュータ)
23 楽曲リスト・データベース
24 楽曲データ・データベース
25 インデックス・データベース
26 著作権データベース
27 音楽データベース27
28 MDライター
29 プリンター
30 顧客データベース
31 課金決済データベース
32 カンパニー側データベース32
40 インターネット(専用回線)

Claims (2)

  1. 入力手段、表示手段、及び楽曲のライブラリを備えた情報システムから特定の楽曲を特定の使用に供するために情報システムによって複数のタイプのユーザによる使用を許諾する方法であり、該情報システムは、前記ライブラリの各楽曲に関する権利、各楽曲の使用に関する情報、各楽曲の使用のそれぞれに関連付けられた実施料に関する情報、及び前記権利のそれぞれの権利者に関する情報を記憶している、該方法であって、
    (a)前記情報システムにユーザのタイプを特定する情報及び候補楽曲を特定する情報を入力
    (b)前記入力されたユーザのタイプを特定する情報からユーザのタイプを識別し;
    (c)前記情報システムにおける前記候補楽曲の利用可能性及び前記ユーザのタイプに応じた一組の可能な使用に関する情報前記ユーザのタイプを特定する情報及び前記候補楽曲を特定する情報に基づいて前記情報システムからそれぞれ検索し;
    (d)前記候補楽曲が前記情報システムで利用可能か否かを表示し、かつ利用可能であるならば、前記一組の可能な使用に関する情報を前記ユーザに表示し;
    (e)前記ユーザに前記表示された一組の可能な使用に関する情報から特定の使用を選択させ;
    (f)前記選択した特定の使用が前記候補楽曲に対して許諾されているか否かを前記情報システムで検索し、かつ前記選択した使用が前記候補楽曲に対して許諾されているならば、前記選択した使用に関する実施料及び権利者を前記選択した使用に基づいて前記情報システムから検索し;
    (g)前記選択した使用に関する実施料の支払処理を対応する権利者に対して行なう、
    段階を具備することを特徴とする方法。
  2. 前記段階(b)で識別された前記ユーザのタイプが権利者であるならば、該権利者は、当該権利者が有する権利に関連付けられた楽曲の前記実施料に関する情報を変更することが可能であり、かつ前記情報システムに前記変更された情報を処理させかつ
    前記変更された情報を前記権利者に表示し、かつ前記権利者に前記変更された情報が適格か否かを確認させ、該変更された情報が適格であることを確認したならば、前記変更された情報に基づいて、前記段階(g)の前記選択した使用に関する実施料の支払処理を対応する権利者に対して行なう処理を実行する、
    段階を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
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