JP4257604B2 - ディスク装置 - Google Patents

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JP4257604B2
JP4257604B2 JP2004218123A JP2004218123A JP4257604B2 JP 4257604 B2 JP4257604 B2 JP 4257604B2 JP 2004218123 A JP2004218123 A JP 2004218123A JP 2004218123 A JP2004218123 A JP 2004218123A JP 4257604 B2 JP4257604 B2 JP 4257604B2
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Description

本発明は、例えばDVDレコーダなどのディスク装置に関し、エジェクト動作を異音の
発生なく円滑に行えるようにしたものである。
従来、ディスク装置の技術として特許文献1などに記載したものがあり、その一例を図
12〜図15に基づいて説明すると、これはDVDレコーダであって、ディスクD載置用
トレイ1を前後進a,b可能に支持するローダーシャーシ2の内部空間2aにトラバース
シャーシ3とトラバースホルダ5とが配置され、トラバースシャーシ3の四隅部を弾性ゴ
ムからなる弾性変形可能なダンパー4を介してローダーシャーシ2とトラバースホルダ5
とに連結することにより、該トラバースシャーシ3が後側ダンパー4を中心にして上下動
e,f可能に形成され、トラバースホルダ5の前端起立部5aに突設したカムピン6がロ
ーダーシャーシ2の前部に前後進a,b方向とは直行する左右方向c,dに移動可能に配
置したカムスライダ7のカム溝8に嵌入されている。
前記トラバースシャーシ3の前部にターンテーブル10付きスピンドルモータ11が固
定されると共に、そのトラバースシャーシ3に光ピックアップ12がガイドシャフト13
に沿って前後進a,b可能に配置され、光ピックアップ12に一体連結したメインラック
14Aと、該メインラック14Aに一定範囲内移動可能に連結した状態でばね(図示せず
)により後進b側に付勢されたサブラック14Bとからなるダブルラック14が設けられ
、該ダブルラック14に係脱可能に噛合する駆動ピニオン15をウォ−ムギヤ機構16を
介して正逆回転g,hさせるフィードモータ17がトラバースシャーシ3に設けられてい
る。
図12に示すように、トラバースシャーシ3の前部にレバートリガ19が左右方向c,
dに移動可能に取り付けられ、該レバートリガ19の前面に突設したトリガピン20がカ
ムスライダ7のピン溝21に嵌入され、サブラック14Bの前端に突設した操作ピン14
aに対向してそのレバートリガ19の後部に操作溝19Aが形成され、図16(a)に示
すように、操作溝19Aが前後進a,b方向とは所定の対向角度θ1で交差する傾斜方向
O1に沿って形成され、該操作溝19Aの出入口部19aが前後進a,b方向に沿って形
成されると共に、その操作溝19Aの奥端部19bが左右方向c,dに沿って形成されて
いる。
前記カムスライダ7の一端に切換ラック23が形成され、該切換ラック23に対向して
ローダーシャーシ2に従動ピニオン24が正逆回転i,j可能に配置され、該従動ピニオ
ン24がギア機構52(図14参照)を介してフィードモータ17に連動連結され、その
従動ピニオン24に対向してトレイ1の下面にトレイラック25が一体突設されている。
なお、26a,26bはカムスライダ7に突設した左右一対のガイドピンであって、トレ
イ1の下面に一体形成した左右一対のガイド溝27a,27bに係合されている。図13
中、28はローダーシャーシ2の上部に架設した天板部2bの中央収納部に昇降可能に配
置した磁石付きディスクホルダである。
上記構成において、図12及び図13(a)は、プレイモードを示すものであって、ト
ラバースシャーシ3を上動fさせることにより、ターンテーブル10とディスクホルダ2
8とでディスクDを挟持し、スピンドルモータ11の駆動によりターンテーブル10を介
してディスクDを高速回転させ、フィードモータ17によりウォ−ムギヤ機構16、駆動
ピニオン15及びダブルラック14を介して光ピックアップ12を前後進a,bさせ、該
光ピックアップ12によりディスクDに記録されている映像情報の再生や録画または消去
をおこなう。
プレイモードからエジェクトモードに切り換えると、スピンドルモータ11の駆動を停
止し、フィードモータ17の駆動により、ウォ−ムギヤ機構16を介して駆動ピニオン1
5を正転gさせることにより、ダブルラック14を介して光ピックアップ12を前進aさ
せ〔図14(a)参照〕、光ピックアップ12がスピンドルモータ11に当接して最前進
a位置に達したときに、駆動ピニオン15とメインラック14Aとの噛合を解消してサブ
ラック14Bだけを前進aさせ〔図14(b)参照〕、操作ピン14aをレバートリガ1
9の操作溝19A内に嵌入させ〔図16(a)実線参照〕、該操作ピン14aを操作溝1
9の内側面29に押し付け、その内側面29に対して直角方向O2に発生する押付力Fの
前方分力F1で操作ピン14aを前進aさせると共に、その押付力Fの左右分力F2でレ
バートリガ19を左右一方向cに移動させ〔図16(a)仮想線参照〕、これによりトリ
ガピン20を介してカムスライダ7も同方向cに一体的にスライドさせて該カムスライダ
7の切換ラック23とフィードモータ17により正転iされる従動ピニオン24とを同期
して連動連結させる(図15参照)。
続いて、従動ピニオン24及び切換ラック23を介してフィードモータ17によりカム
スライダ7を左右一方向cにスライドさせることにより、カム溝8及びカムピン6を介し
てトラバースホルダ5が下降され、前側ダンパー4を介してトラバースシャーシ3の前部
が押し下げられる。これにより、トラバースシャーシ3が後側ダンパー4を中心に下動e
され、ターンテーブル10がトレイ1よりも下がって、該ターンテーブル10上のディス
クDがトレイ1に受け渡される。
前記カムスライダ7が左右一方向cにスライドされて左端に達する直前に、各ガイドピ
ン26a,26bが各ガイド溝27a,27bのコーナ斜面30に押し付けられて、トレ
イ1をわずかに前進aさせ、トレイラック25の前端を従動ピニオン24に噛合させ、そ
れと同時に、切換ラック23が従動ピニオン24から外れて縁が切れる。
次に、従動ピニオン24の正転iにより、トレイラック25を介してトレイ1が前進a
され〔図13(b)参照〕、その最前進a状態のトレイ1からディスクDを取り出したり
、そのトレイ1上に新たなディスクDを載置した後、エジェクト釦を押すことにより、上
記とは逆の手順でプレイモードに戻される。
具体的寸法の一例を示すと、図16(a)に示すように、操作ピン14aの前後進a,
b方向に沿う押付方向と操作溝19の傾斜方向O1との対向角度θ1を例えば26.6°
にすることにより、操作ピン14aを小さな力で容易に操作できるようにしている。
また、操作ピン14aの前進a方向への送り量Xを8mm、その左右一方向cへの送り
量Yを4mmとしており、X:Y=2:1の比率でレバートリガ19を移動させることに
より、切換ラック23と従動ピニオン24との歯部どうしが確実に噛み合うように同期さ
せている。
特開2002−140849
上記従来の構成では、切換ラック23と従動ピニオン24とを同期して連動連結させた
時点〔図16(a)の切換位置P〕以降、フィードモータ17の駆動力が従動ピニオン2
4を及びカムスライダ7を介してレバートリガ19に伝達されるようになり、その駆動力
により操作溝19の内側面29を操作ピン14aに押し付け、その押付力Fの前方分力F
1で操作ピン14aを前進aさせて操作溝奥端部19b内に送り込むようになっているが
、その前方分力F1が小さくて、しかも、レバートリガ19の左右方向c,dに沿う押付
方向と操作溝19の傾斜方向O1との対向角度θ2(例えば63.4°)が比較的大きい
ため、操作ピン14aを操作溝奥端部19b内に送り込むことができない事態が生じてエ
ジェクト動作が停止されるおそれがある。
そこで、図16(b)に示すように、操作溝19の切換位置Pから前方部分を奥端部1
9b側に折り曲げて傾斜コーナ部19cを形成し、その傾斜コーナ部19cの傾斜方向O
3とレバートリガ19の左右方向c,dに沿う押付方向との対向角度θ2(例えば40°
)を小さくすることにより、操作ピン14aを操作溝奥端部19b内に送り込むことが考
えられている。
上記構成によれば、傾斜コーナ部19cを傾斜させた分だけ、その傾斜コーナ部19c
を通る操作ピン14aの前進a速度が同期速度よりも遅くなり、その結果、サブラック1
4Bの前進a速度も遅くなって、該サブラック14Bの後端が正転gする駆動ピニオン1
5により蹴り上げられて、異音が発生し、ユーザに不快感を与えるという難点がある。
本発明は、上記従来の難点に鑑み、エジェクト動作を異音の発生なく円滑に行えるよう
にしたディスク装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスク載置用トレイを前後進可
能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可能な光ピックアップを配置したトラ
バースシャーシの後部が前記ローダーシャーシに上下動可能に連結されると共に、該トラ
バースシャーシの前部がローダーシャーシに前後進方向とは直交する左右方向にスライド
可能に配置したカムスライダに係合され、前記光ピックアップに一体連結したメインラッ
クと、該メインラックに一体範囲内移動可能に連結した状態で後進側に付勢されたサブラ
ックとからなるダブルラックが設けられ、該ダブルラックに係脱可能に噛合する駆動ピニ
オンを正逆回転させるフィードモータがトラバースシャーシに設けられ、前記トラバース
シャーシの前部に左右方向に移動可能に取り付けたレバートリガが前記カムスライダに係
合され、前記サブラックの前端に突設した操作ピンに対向してレバートリガの後部に前後
進方向とは所定の対向角度で交差する傾斜方向に沿って操作溝が形成されており、エジェ
クト信号に基づいてフィードモータにより駆動ピニオンを正転させることによりダブルラ
ックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピックアップが最前進位置に達した後に
サブラックをさらに前進させて、操作ピンを操作溝の内側面に押し付け、その押付力でレ
バートリガを介してカムスライダを左右一方向にスライドさせることにより、該カムスラ
イダとフィードモータとを同期して連動連結させ、そのフィードモータによりカムスライ
ダを左右一方向にスライドさせてトラバースシャーシを下動させ、トレイを前進させるよ
うにしたディスク装置において、左右方向に沿って移動可能な前記レバートリガに代えて
、前記操作溝の傾斜方向に対して直交する直角方向に沿って移動可能なレバートリガが用
いられ、前記操作溝が前後進方向とは45°の対向角度で交差する傾斜方向に沿って形成
され、該操作溝の出入口部が前後進方向に沿って形成されると共に、その操作溝の奥端部
が傾斜方向とは直交する直角方向に沿って形成され、前記トラバースシャーシの前部に直
角方向に沿ってガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の基端部に大径孔が形成されて
おり、前記レバートリガの下面に突設したフック部を大径孔を通ってガイド溝の側縁部に
移動可能に係合させることにより、そのガイド溝に沿ってレバートリガが移動可能に形成
されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャ
ーシが設けられ、前後進可能な光ピックアップを配置したトラバースシャーシの後部が前
記ローダーシャーシに上下動可能に連結されると共に、該トラバースシャーシの前部がロ
ーダーシャーシに前後進方向とは直交する左右方向にスライド可能に配置したカムスライ
ダに係合され、前記光ピックアップに一体連結したメインラックと、該メインラックに一
体範囲内移動可能に連結した状態で後進側に付勢されたサブラックとからなるダブルラッ
クが設けられ、該ダブルラックに係脱可能に噛合する駆動ピニオンを正逆回転させるフィ
ードモータがトラバースシャーシに設けられ、前記トラバースシャーシの前部に移動可能
に取り付けたレバートリガが前記カムスライダに係合され、前記サブラックの前端に突設
した操作ピンに対向してレバートリガの後部に前後進方向とは所定の対向角度で交差する
傾斜方向に沿って操作溝が形成されており、エジェクト信号に基づいてフィードモータに
より駆動ピニオンを正転させることによりダブルラックを介して光ピックアップを前進さ
せ、その光ピックアップが最前進位置に達した後にサブラックをさらに前進させて、操作
ピンを操作溝の内側面に押し付け、その押付力でレバートリガを介してカムスライダを左
右一方向にスライドさせることにより、該カムスライダとフィードモータとを同期して連
動連結させ、そのフィードモータによりカムスライダを左右一方向にスライドさせてトラ
バースシャーシを下動させ、トレイを前進させるようにしたディスク装置において、前記
レバートリガが、その後部の操作溝の傾斜方向に対して直交する直角方向に沿って移動可
能に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記操作溝が前後進方向と
は45°の対向角度で交差する傾斜方向に沿って形成され、該操作溝の出入口部が前後進
方向に沿って形成されると共に、その操作溝の奥端部が傾斜方向とは直交する直角方向に
沿って形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記トラバースシ
ャーシの前部に直角方向に沿ってガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の基端部に大
径孔が形成されており、前記レバートリガの下面に突設したフック部を大径孔を通ってガ
イド溝の側縁部に移動可能に係合させることにより、そのガイド溝に沿ってレバートリガ
が移動可能に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明は実施の一形態(図1〜図11参照)に対応するものであって、
これによれば、エジェクトモードで、サブラックの前端に突設した操作ピンをレバートリ
ガの後部に形成した操作溝の内側面に押し付けると、その内側面に対して直角方向に発生
する押付力がその直角方向に沿って移動可能なレバートリガに集中してかかり、しかも、
操作ピンの押付方向と操作溝の傾斜方向との対向角度が45°で比較的小さいので、レバ
ートリガを容易に移動させて、そのレバートリガに係合するカムスライダとフィードモー
タとを同期して確実に連動連結させることができる。
その連動連結させた時点以降、フィードモータの駆動力がカムスライダを介してレバー
トリガに伝達され、その駆動力により操作溝の内側面を操作ピンに押し付けると、その内
側面に対して直角方向に発生する押付力がその直角方向に沿って移動可能な操作ピンに集
中してかかり、しかも、レバートリガの押付方向と操作溝の傾斜方向との対向角度が45
°で比較的小さいため、その操作ピンを容易に移動させて操作溝の奥端部内に確実に送り
込むことができ、従来のように操作ピンの送り込み力不足でエジェクト動作が停止される
おそれがない。
また、操作ピンの前進方向への送り量と、その左右一方向への送り量との比率を2:1
に設定して、その操作ピンを所定の同期速度で移動させるので、従来のように操作ピンの
送りが遅くなってサブラックの後端が駆動ピニオンにより蹴り上げられて異音が発生する
こともなく、エジェクト動作を円滑に行うことができる。
しかも、前記レバートリガの下面に突設したフック部を大径孔を介してガイド溝に係合
させるだけで、そのレバートリガをトラバースシャーシに移動可能に簡単に取り付けるこ
とができる。
請求項2に記載の発明は基本形態に対応するものであって、これによれば、エジェクト
モードで、サブラックの前端に突設した操作ピンをレバートリガの後部に形成した操作溝
の内側面に押し付けると、その内側面に対して直角方向に発生する押付力がその直角方向
に沿って移動可能なレバートリガに集中してかかるので、該レバートリガを円滑に移動さ
せて、そのレバートリガに係合するカムスライダとフィードモータとを同期して確実に連
動連結させることができる。
その連動連結させた時点以降、フィードモータの駆動力がカムスライダを介してレバー
トリガに伝達され、その駆動力により操作溝の内側面を操作ピンに押し付けると、その内
側面に対して直角方向に発生する押付力がその直角方向に沿って移動可能な操作ピンに集
中してかかるので、その操作ピンを円滑に移動させて操作溝の奥端部内に確実に送り込む
ことができ、従来のように操作ピンの送り込み力不足でエジェクト動作が停止されるおそ
れがなく、しかも、操作ピンを同期速度で送り込むので、従来のように操作ピンの送りが
遅くなってサブラックの後端が駆動ピニオンにより蹴り上げられて異音が発生することも
なく、エジェクト動作を円滑に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、 操作ピンの前後進方向に沿う押付方向と操作溝の傾
斜方向との対向角度が45°に設定されて比較的小さいので、操作ピンによりレバートリ
ガを斜め方向に容易に押し出すことができ、また、操作ピンの前進方向への送り量と、そ
の左右一方向への送り量との比率を2:1に設定しているから、カムスライダとフィード
モータとを同期して確実に連動連結させることができ、更に、その同期して連動連結させ
たときのレバートリガの左右方向に沿う押付方向と操作溝の傾斜方向との対向角度も45
°で比較的小さいので、操作ピンを操作溝の奥端部内に確実に送り込むことができる。
請求項4に記載の発明によれば、レバートリガの下面に突設したフック部を大径孔を介
してガイド溝に係合させるだけで、そのレバートリガをトラバースシャーシに移動可能に
簡単に取り付けることができる。
図1〜図6は本発明の実施の一形態であるDVDレコーダを示すものであって、レバー
トリガ32が、その後部の操作溝32Aの傾斜方向O1に対して直交する直角方向O2に
沿ってk,m方向に移動可能にトラバースシャーシ3の前部に取り付けられ、従動ピニオ
ン24をフィードモータ17に着脱可能に連結するためのクラッチ機構35が設けられて
いる。上記以外の構成は図12〜図15に示す構成とほぼ同じあるから、同一部分に同一
符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すように、前記操作溝32Aが前後進a,b方向とは45°の対向角
度θ1で交差する傾斜方向O1に沿って形成され、該操作溝32Aの出入口部32aが前
後進a,bに沿って形成されると共に、その操作溝32Aの奥端部32bが傾斜方向O1
とは直交する直角方向O2に沿って形成されている。
また、トラバースシャーシ3の前部に直角方向O2に沿ってガイド溝33が形成される
と共に、該ガイド溝33の基端部に大径孔33aが形成されており、レバートリガ32の
下面に突設したフック部34を大径孔33aを通ってガイド溝33の側縁部に移動可能に
係合させるだけで、そのレバートリガ32をガイド溝33に沿ってk,m方向に移動可能
に取り付けることができる。
前記クラッチ機構35は、図3に示すように、従動ピニオン24の中央部にクラッチ溝
36を部分的に形成し、該クラッチ溝36にクラッチ歯車37の外周部を部分的に嵌入さ
せたものであって、該クラッチ歯車37はギア機構52を介してフィードモータ17に連
動連結されており、クラッチオフの状態(図7参照)から従動ピニオン24を正逆回転i
,jさせることにより、従動ピニオン24をクラッチ歯車37に噛合させて、フィードモ
ータ17の駆動力を従動ピニオン24に伝達する(図8参照)。
上記構成において、図1、図2及び図4(a)は、プレイモードを示すものであって、
クラッチ機構35がオフ状態にされると共に、切換ラック23が従動ピニオン24に噛合
され、トラバースシャーシ3を上動fさせることにより、ターンテーブル10とディスク
ホルダ28とでディスクDを挟持し、スピンドルモータ11の駆動によりターンテーブル
10を介してディスクDを高速回転させ、フィードモータ17によりギア機構52、駆動
ピニオン15及びダブルラック14を介して光ピックアップ12を前後進a,bさせ〔図
7(a)参照〕、該光ピックアップ12によりディスクDに記録されている映像情報の再
生や録画または消去をおこなう。
プレイモードからエジェクトモードに切り換えると、スピンドルモータ11の駆動を停
止し、フィードモータ17の駆動により、ギア機構52を介して駆動ピニオン15を正転
gさせることにより、ダブルラック14を介して光ピックアップ12を前進aさせる。
次に、図7(b)に示すように、光ピックアップ12が最前進a位置に達したときに、
駆動ピニオン15とメインラック14Aとの噛合いを解消してサブラック14Bだけを前
進aさせ、該サブラック14Bの前端に突設した操作ピン14aをレバートリガ32の操
作溝の出入口部32a内に嵌入させる。
続いて、図8に示すように、前進aさせた操作ピン14aを操作溝32の内側面29に
押し付け、その内側面29に対して直角方向O2に発生する押付力Fでレバートリガ32
をその直角方向O2に沿って移動させ(図11参照)、これによりトリガピン20を介し
てカムスライダ7も左右一方向cにスライドさせ〔図4(b)参照〕、該カムスライダ7
の切換ラック23を介して従動ピニオン24を矢印i方向に回転させて、該従動ピニオン
24をクラッチ歯車37に噛合させることにより、クラッチ機構35をクラッチオン状態
とし、従動ピニオン24をフィードモータ17に連動連結する。
その後、従動ピニオン24及び切換ラック23を介してフィードモータ17によりカム
スライダ7を左右一方向cにスライドさせることにより、カム溝8及びカムピン6を介し
てトラバースホルダ5が下降され、前側ダンパー4を介してトラバースシャーシ3の前部
が押し下げられる〔図4(c)参照〕。これにより、トラバースシャーシ3が後側ダンパ
ー4を中心に下動eされ、ターンテーブル10がトレイ1よりも下がって、該ターンテー
ブル10上のディスクDがトレイ1に受け渡される。
前記カムスライダ7が左右一方向cにスライドされて左端に達する直前に、各ガイドピ
ン26a,26bが各ガイド溝27a,27bのコーナ斜面30に押し付けられて、トレ
イ1をわずかに前進aさせ、トレイラック25の前端を従動ピニオン24に噛合させ、そ
れと同時に、切換ラック23が従動ピニオン24から外れて縁が切れる(図9参照)。
次に、従動ピニオン24の正転iにより、トレイラック25を介してトレイ1が前進a
され(図10参照)、その最前進a状態のトレイ1からディスクDを取り出したり、その
トレイ1上に新たなディスクDを載置した後、エジェクト釦を押すことにより、上記とは
逆の手順でプレイモードに戻される。
具体的寸法の一例を示すと、図11に示すように、操作ピン14aの前後進a,b方向
に沿う押付方向と操作溝32の傾斜方向O1との対向角度θ1を45°に設定している。
この場合、エジェクトモードで、操作ピン14aを操作溝32の内側面29に押し付け
ると、その内側面29に対して直角方向O2に発生する押付力Fがその直角方向O2に沿
って移動可能なレバートリガ32に集中してかかり、しかも、操作溝32の傾斜角度θ1
が45°に設定されて比較的小さいので、レバートリガ32を容易に移動させて、そのレ
バートリガ32に係合するカムスライダ7とフィードモータ17とを同期して確実に連動
連結させることができる。
前記従動ピニオン24とクラッチ歯車37とを連動連結させた時点〔図11の切換位置
P〕以降、フィードモータ17の駆動力がカムスライダ7を介してレバートリガ32に伝
達され、その駆動力により操作溝32の内側面29を操作ピン14aに押し付けると、そ
の内側面29に対して直角方向O2に発生する押付力Fがその直角方向O2に沿って移動
可能な操作ピン14aに集中してかかり、しかも、レバートリガ32の左右方向c,dに
沿う押付方向と操作溝32の傾斜方向O1との対向角度θ2が45°で比較的小さいため
、その操作ピン14aを容易に移動させて操作溝32Aの奥端部32b内に確実に送り込
むことができ、従来のように操作ピン14aの送り込み力不足でエジェクト動作が停止さ
れるおそれがない。
また、操作ピン14aの前進a方向への送り量Xを8mm、その左右一方向cへの送り
量Yを4mmとし、X:Y=2:1の比率に設定して、操作ピン14aを所定の同期速度
で移動させるので、従来のように操作ピン14aの送りが遅くなって、サブラック14B
の後端が駆動ピニオン15により蹴り上げられて異音が発生することもなく、エジェクト
動作を円滑に行うことができる。
上記実施の形態では、対向角度θ1を45°に設定したが、これに限定されるわけでは
なく、30°〜60°(好ましくは45°)の範囲で任意に設定することができる。ここ
で、対向角度θ1が30°未満では、対向角度θ2が60°を超えることになって、操作
ピン14aを操作溝奥端部32b内に送り込むことが困難になり、対向角度θ1が60°
を超える場合には、その対向角度θ1が大き過ぎて、操作ピン14aを操作溝32の内側
面29に押し付けてクラッチオン状態にするのが困難になる。
また、DVDレコーダを例にあげて説明したが、これに限定されるわけではなく、例え
ばDVDプレーヤやCDプレーヤなどの各種のディスク装置にも適用される。
本発明の実施の一形態であるDVDレコーダのプレイモードを示す平面図である。 同縦断面図である。 同クラッチ機構付近の斜視図である。 (a)は同プレイモードを示す横断面図、(b)はエジェクトモードの前半を示す横断面図、(c)はエジェクトモードの後半を示す横断面図である。 (a)は同レバートリガ付近の一部切欠き拡大平面図、(b)はA−A矢視図、(c)はB−B矢視図である。 同分解斜視図である。 (a)は同プレイモードを示す要部の概略平面図、(b)はエジェクトモードの前半を示す要部の概略平面図である。 同エジェクトモードの後半を示す要部の概略平面図である。 同エジェクトモードを示す平面図である。 同エジェクトモードを示す縦断面図である。 同エジェクト動作を示す原理図である。 従来例を示す平面図である。 (a)はプレイモードを示す縦断面図、(b)はエジェクトモードを示す縦断面図である。 (a)は同プレイモードを示す要部の概略平面図、(b)はエジェクトモードの前半を示す要部の概略平面図である。 同エジェクトモードの後半を示す要部の概略平面図である。 同エジェクト動作を示す原理図である。
符号の説明
1 トレイ
2 ローダーシャーシ
3 トラバースシャーシ
14 ダブルラック
14A メインラック
14B サブラック
14a 操作ピン
17 フィードモータ
29 操作溝の内側面
32 レバートリガ
32A 操作溝
32a 操作溝の出入口部
32b 操作溝の奥端部
33 ガイド溝
33a 大径孔
34 フック部
D ディスク
a,b 前後進
c,d 左右方向
O1 傾斜方向
O2 直角方向
θ1 対向角度

Claims (4)

  1. ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可
    能な光ピックアップを配置したトラバースシャーシの後部が前記ローダーシャーシに上下
    動可能に連結されると共に、該トラバースシャーシの前部がローダーシャーシに前後進方
    向とは直交する左右方向にスライド可能に配置したカムスライダに係合され、前記光ピッ
    クアップに一体連結したメインラックと、該メインラックに一体範囲内移動可能に連結し
    た状態で後進側に付勢されたサブラックとからなるダブルラックが設けられ、該ダブルラ
    ックに係脱可能に噛合する駆動ピニオンを正逆回転させるフィードモータがトラバースシ
    ャーシに設けられ、前記トラバースシャーシの前部に左右方向に移動可能に取り付けたレ
    バートリガが前記カムスライダに係合され、前記サブラックの前端に突設した操作ピンに
    対向してレバートリガの後部に前後進方向とは所定の対向角度で交差する傾斜方向に沿っ
    て操作溝が形成されており、エジェクト信号に基づいてフィードモータにより駆動ピニオ
    ンを正転させることによりダブルラックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピッ
    クアップが最前進位置に達した後にサブラックをさらに前進させて、操作ピンを操作溝の
    内側面に押し付け、その押付力でレバートリガを介してカムスライダを左右一方向にスラ
    イドさせることにより、該カムスライダとフィードモータとを同期して連動連結させ、そ
    のフィードモータによりカムスライダを左右一方向にスライドさせてトラバースシャーシ
    を下動させ、トレイを前進させるようにしたディスク装置において、左右方向に沿って移
    動可能な前記レバートリガに代えて、前記操作溝の傾斜方向に対して直交する直角方向に
    沿って移動可能なレバートリガが用いられ、前記操作溝が前後進方向とは45°の対向角
    度で交差する傾斜方向に沿って形成され、該操作溝の出入口部が前後進方向に沿って形成
    されると共に、その操作溝の奥端部が傾斜方向とは直交する直角方向に沿って形成され、
    前記トラバースシャーシの前部に直角方向に沿ってガイド溝が形成されると共に、該ガイ
    ド溝の基端部に大径孔が形成されており、前記レバートリガの下面に突設したフック部を
    大径孔を通ってガイド溝の側縁部に移動可能に係合させることにより、そのガイド溝に沿
    ってレバートリガが移動可能に形成されていることを特徴とするディスク装置。
  2. ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可
    能な光ピックアップを配置したトラバースシャーシの後部が前記ローダーシャーシに上下
    動可能に連結されると共に、該トラバースシャーシの前部がローダーシャーシに前後進方
    向とは直交する左右方向にスライド可能に配置したカムスライダに係合され、前記光ピッ
    クアップに一体連結したメインラックと、該メインラックに一体範囲内移動可能に連結し
    た状態で後進側に付勢されたサブラックとからなるダブルラックが設けられ、該ダブルラ
    ックに係脱可能に噛合する駆動ピニオンを正逆回転させるフィードモータがトラバースシ
    ャーシに設けられ、前記トラバースシャーシの前部に移動可能に取り付けたレバートリガ
    が前記カムスライダに係合され、前記サブラックの前端に突設した操作ピンに対向してレ
    バートリガの後部に前後進方向とは所定の対向角度で交差する傾斜方向に沿って操作溝が
    形成されており、エジェクト信号に基づいてフィードモータにより駆動ピニオンを正転さ
    せることによりダブルラックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピックアップが
    最前進位置に達した後にサブラックをさらに前進させて、操作ピンを操作溝の内側面に押
    し付け、その押付力でレバートリガを介してカムスライダを左右一方向にスライドさせる
    ことにより、該カムスライダとフィードモータとを同期して連動連結させ、そのフィード
    モータによりカムスライダを左右一方向にスライドさせてトラバースシャーシを下動させ
    、トレイを前進させるようにしたディスク装置において、前記レバートリガが、その後部
    の操作溝の傾斜方向に対して直交する直角方向に沿って移動可能に形成されていることを
    特徴とするディスク装置。
  3. 前記操作溝が前後進方向とは45°の対向角度で交差する傾斜方向に沿って形成され、
    該操作溝の出入口部が前後進方向に沿って形成されると共に、その操作溝の奥端部が傾斜
    方向とは直交する直角方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載のデ
    ィスク装置。
  4. 前記トラバースシャーシの前部に直角方向に沿ってガイド溝が形成されると共に、該ガ
    イド溝の基端部に大径孔が形成されており、前記レバートリガの下面に突設したフック部
    を大径孔を通ってガイド溝の側縁部に移動可能に係合させることにより、そのガイド溝に
    沿ってレバートリガが移動可能に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記
    載のディスク装置。
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