JP4256762B2 - 港湾用監視システム及びコンテナクレーン - Google Patents

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Description

本発明は、監視システム及びコンテナクレーンに関するものである。
近年、コンテナの内部に不審物が隠されて密輸入されることが多くなってきている。
このような不審物は、コンテナに最初から積み込まれる以外にも、出発港や中継港のコンテナターミナル内で、コンテナターミナル内に侵入した不審者によって積み込まれることがある。
このため、近い将来、保安上の理由から、内容物の証明のないコンテナはもちろんのこと、コンテナの管理が行き届かないコンテナターミナルで荷役されたコンテナも受け入れない国や港湾が現れると予測される。
そこで、コンテナの管理を徹底するために、コンテナターミナルへの不審者の侵入を防止することが強く求められている。
コンテナターミナルでは、敷地境界に侵入防止用のフェンスを巡らせ、さらに各種の監視装置を設けるなどして、内陸部側からの不審者の侵入を防止している。
このような監視装置としては、後記の特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の監視装置は、複数のポール状ユニットが互いに離間させて敷設されたものである。各ポール状ユニットには、赤外線の送光部及び受光部が設けられており、隣り合うポール状ユニットは、一方のユニットに設けられる送光部から発した赤外線が他方のユニットに設けられる受光部によって受けられるようになっている。すなわち、この監視装置では、隣り合うポール状ユニットによって赤外線センサーを構成している。
特開2003−219399号公報(段落[0013],及び図3)
コンテナターミナルにおいて、コンテナ船が接岸する岸壁は、赤外線センサーの有効距離に比べて長いので、岸壁の全長にわたって赤外線センサーによる監視を行うためには、岸壁に沿って複数のポール状ユニットを設けなくてはならない。
しかし、岸壁では、荷役作業が行われる上、荷役作業に用いるコンテナクレーンが岸壁の全長にわたって移動するので、岸壁には、フェンスや監視装置等、荷役作業の邪魔となるようなものを設置することは困難である。
このため、従来は、岸壁側には、不審者の侵入を防止するための設備や、不審者の侵入を検出するための監視装置は設けられていない。
また、コンテナターミナルに接岸して停泊しているコンテナ船のうち、岸壁側の領域については岸壁側から目視によって監視することができるが、海側の領域はコンテナ船自体に遮られて岸壁側からは死角となるために、今まで監視することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コンテナターミナルの岸壁側での不審者の侵入の検知が可能な、港湾用監視システム及びコンテナクレーンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の港湾用監視システム及びコンテナクレーンは以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる港湾用監視システムは、コンテナターミナルにおいて岸壁に面するエプロン上に設置されるコンテナクレーン前記岸壁に係留中の船舶上に張り出すブームを有しており、このブームの海側の先端に、監視装置としてレーザーセンサが設けられているとともに、このレーザーセンサの監視範囲が海面よりも上方の領域に設定されていることを特徴とする。
このように構成される港湾用監視システムでは、コンテナの荷役を行うコンテナクレーン自体に監視装置を設けたので、荷役作業やコンテナクレーンの移動の邪魔にならずに監視を行うことができる。
ここで、一般に、コンテナクレーンには、コンテナターミナルに設置された給電設備から電力が供給されている。また、コンテナクレーンには、監視塔との通信に用いる通信手段が設けられている。
このため、監視装置の電源としては、コンテナクレーンに供給された電力を利用することができ、また、管理者との通信には、コンテナクレーンの通信手段を利用することができ、監視装置用に新たに電力供給設備や通信手段を設ける必要がない。
さらに、監視装置を設置するための構造体として、コンテナクレーン自体を利用しているので、監視装置用に新たに支柱等を設ける必要がない。
このように、この港湾用監視システムは、監視装置をコンテナクレーンと独立して設けた場合に比べて、設置コストが低い。
本発明にかかる港湾用監視システムは、請求項1記載の港湾用監視システムであって、前記ブームの海側の先端に、監視装置として監視カメラが設けられていることを特徴とする。
このように構成される港湾用監視システムでは、監視カメラが、係留中の船舶上に張り出すブームの海側の先端に設けられているので、船舶の上方から監視カメラによる監視を行うことができる。このため、岸壁からは死角となっていて従来は監視が困難であった、船舶の海側の領域についても、監視を行うことができる。
本発明にかかる港湾用監視システムは、1または請求項2に記載の港湾用監視システムであって、前記ブームは、前記海側の先端が上方に位置するように起立させることが可能な構成とされていることを特徴とする。
このように構成される港湾用監視システムでは、コンテナクレーンのブームを起立させることで、ブームに設けられた監視カメラがより高い位置に移動するので、監視カメラによってより広い範囲の監視を行うことができる。
本発明にかかる港湾用監視システムは、請求項1から3のいずれかに記載の港湾用監視システムであって、監視装置が、受光部と送光部との対によってこれら対の間での不審者の侵入の検知を行うエリアセンサを有しており、前記岸壁の端部に前記受光部と前記送光部との対のうちの一方が設けられ、前記コンテナクレーンには前記受光部と前記送光部との対のうちの他方が設けられていることを特徴とする。
このように構成される港湾用検査システムでは、岸壁の端部とコンテナクレーンとの間で、エリアセンサによる監視を行うことができる。
エリアセンサは、受光部に向けて送光部から光を連続的に発するとともに受光部によって送光部が発する光の検出を連続的に行って、この光が検出されなくなった(すなわち送光部から受光部へ向かう光が遮られた)ことをもって、これら対の間での不審者の侵入を検出するものである。
この構成では、岸壁には、その端部に受光部または送光部を設けるだけでよいので、荷役作業やコンテナクレーンの移動の邪魔にならずに監視を行うことができる。
本発明にかかる港湾用監視システムは、請求項1から4のいずれかに記載の港湾用監視システムであって、監視装置が、受光部と送光部との対によってこれら対の間での不審者の侵入の検知を行うエリアセンサを有しており、前記エプロン上に前記岸壁に沿って隣り合って設けられるコンテナクレーンのうちの一方の前記コンテナクレーンには、前記受光部と前記送光部との対のうちの一方が設けられ、他方の前記コンテナクレーンには、前記受光部と前記送光部との対のうちの他方が設けられていることを特徴とする。
このように構成される港湾用監視システムでは、岸壁上に荷役作業の邪魔になる物体を設置することなく、コンテナクレーン間でエリアセンサによる監視を行うことができる。
本発明にかかる港湾用監視システムは、請求項1から5のいずれかに記載の港湾用監視システムであって、前記監視装置は、その監視対象領域の一部を監視対象から除外可能な構成とされていることを特徴とする。
このように構成される港湾用監視システムでは、岸壁において荷役作業を行う領域を監視対象から除外することで、荷役作業を不審者の侵入と誤認することがなくなるので、岸壁の監視を行いながら荷役作業を行うことができる。
本発明にかかるコンテナクレーンは、コンテナターミナルにおいて岸壁に面するエプロン上に設置されるコンテナクレーンであって、前記岸壁に係留中の船舶上に張り出すブームを有しており、このブームの海側の先端に、監視装置としてレーザーセンサが設けられているとともに、このレーザーセンサの監視範囲が海面よりも上方の領域に設定されていることを特徴とする。
このように構成されるコンテナクレーンでは、コンテナクレーン自体に監視装置が設けられているので、荷役作業の邪魔にならずに監視を行うことができる。
本発明にかかるコンテナクレーンは、請求項7記載のコンテナクレーンであって、前記ブームの海側の先端に、監視装置として監視カメラが設けられていることを特徴とする。
このように構成されるコンテナクレーンでは、監視カメラが、係留中の船舶上に張り出すブームの海側の先端に設けられているので、船舶の上方から監視カメラによる監視を行うことができる。このため、岸壁からは死角となっていて従来は監視が困難であった、船舶の海側の領域についても、監視を行うことができる。
本発明にかかるコンテナクレーンは、請求項7または8記載のコンテナクレーンであって、前記ブームは、前記海側の先端が上方に位置するように起立させることが可能な構成とされていることを特徴とする。
このように構成されるコンテナクレーンでは、ブームを起立させることで、ブームに設けられた監視カメラがより高い位置に移動するので、監視カメラによってより広い範囲の監視を行うことができる。
本発明にかかるコンテナクレーンは、請求項7から9のいずれかに記載のコンテナクレーンであって、前記監視装置は、その監視対象領域の一部を監視対象から除外可能な構成とされていることを特徴とする。
このように構成されるコンテナクレーンでは、岸壁において荷役作業を行う領域を監視対象から除外することで、荷役作業を不審者の侵入と誤認することがなくなるので、岸壁の監視を行いながら荷役作業を行うことができる。
本発明にかかる港湾用監視システム及びコンテナクレーンによれば、コンテナターミナルの岸壁側での不審者の侵入の検知が可能となる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について、図1から図3を用いて説明する。
まず、本実施形態にかかる港湾用監視システム1が適用されるコンテナターミナルTの構成について説明する。
コンテナターミナルTには、岸壁101に面するエプロン102と、コンテナCを蔵置するマーシャリングヤード103と、コンテナCを運搬するシャーシVをコンテナターミナルT内に出入させるターミナルゲート104と、基地局105とが備えられている。
コンテナターミナルTにおいて、内陸部との敷地境界には、図示しない侵入防止用のフェンスが巡らされている。また、コンテナターミナルTには、コンテナターミナルT内をくまなく監視することができるターミナル監視装置106が設けられており、基地局105に監視情報を伝達できるようになっている。
これらフェンス及びターミナル監視装置106によって、内陸部側からのコンテナターミナルT内への不審者の侵入の防止が図られている。
エプロン102には、岸壁101に接岸し停泊しているコンテナ船(船舶)Sに対して荷役作業を行う荷役用機器(荷役機械)としてのコンテナクレーン10が、岸壁101に沿って複数設けられている。これらコンテナクレーン10は、コンテナCの荷役作業(コンテナ荷役)を、エプロン102内でほぼ全域にわたって行い得るように、岸壁101と略平行方向に移動可能とされている。
基地局105は、コンテナターミナルT内における荷役搬送作業状況等を集中的に管理するものである。基地局105には、図示せぬ通信手段が設けられており、この通信手段を通じて、基地局105から各荷役用・搬送用機器に指示を送ったり、基地局105と各荷役用・搬送用機器やターミナル監視装置106等との間で各種情報の送受信を行うことが可能とされている。
そして、基地局105には、この通信手段を通じて、コンテナクレーン10等の荷役用機器あるいはシャーシV等の搬送用機器(搬送機械)の稼働状況や、コンテナCの行き先及びその検査状況、或いは不審者の侵入の有無等の各種情報が、基地局105に一括して集められるようになっている。また、基地局105には、これら集約された各種情報を管理するコンピュータ等の情報管理手段(図示省略)が設けられている。
コンテナターミナルT内には、コンテナターミナルT内に設けられる各設備へ電力を供給する給電設備107が設けられている。給電設備107は、コンテナターミナルT内の各設備と電源ケーブルPを介して接続されており、この電源ケーブルPを通じて各設備に電力を供給している。
本実施形態にかかる港湾用監視システム1は、上記基地局105と、本発明にかかる構成を有するコンテナクレーン10とを備えたことを主たる特徴とするものである。
以下に、コンテナクレーン10の詳細な構成について説明する。
コンテナクレーン10は、図2に示すように、各々の下部に車輪が設けられた一対の前脚11(岸壁101側の脚部)及び一対の後脚12(内陸部側の脚部)と、これら前脚11と後脚12とを連結する連結部材13と、これら前脚11と後脚12との上部に岸壁101から海側に突出させて設けられるブーム14とを有している。
ブーム14には、エプロン102内に進入しコンテナクレーン10下側で待機しているシャーシVとコンテナ船Sとの間で、コンテナCの受け渡しを行う搬送装置16が設けられている。
各コンテナクレーン10に設けられる搬送装置16等の装置には、前記電源ケーブルPが接続されており、この電源ケーブルPを通じて給電設備107から電力が供給されている。
また、各コンテナクレーン10には、基地局105と通信するための通信手段(図示省略)が設けられている。
本実施形態にかかるコンテナクレーン10は、上記構成に加えて、さらに、岸壁101を監視するための監視装置21を有していることを主たる特徴とするものである。
各コンテナクレーン10に設けられた監視装置21は、それぞれ岸壁101の一部(図3に二点差線で囲って示す各監視対象領域A1,A2,…)を監視するものであって、これら監視装置21によって、岸壁101全体(図1に二点鎖線で囲って示す領域)の監視が行われるようになっている。
監視装置21は、図2に示すように、コンテナクレーン10において岸壁101の上方に位置する箇所に設けられるレーザーセンサ21a及び監視カメラ21bを有している。
監視装置21は、レーザーセンサ21aによって岸壁101への不審者の侵入を検知するとともに、監視カメラ21bによって上方から岸壁101の撮影を行う構成とされている。
この監視装置21は、給電設備107からコンテナクレーン10に供給される電力を利用して駆動される構成とされている。
また、監視装置21は、コンテナクレーン10に設けられる通信手段を利用して、基地局105との通信を行う構成とされている。
具体的には、監視装置21は、通信手段を利用して、レーザーセンサ21aの検出信号及び監視カメラ21bの撮影画像を基地局105の情報管理手段に送信する構成とされている。なお、基地局105またはコンテナクレーン10には、監視カメラ21bの撮影画像を記録する記録装置が設けられている。
また、監視装置21は、この通信手段を通じて、基地局105からの動作指示を受信する構成とされており、基地局105からの遠隔操作も可能な構成とされている。
以下、監視装置21を構成するレーザーセンサ21a及び監視カメラ21bの詳細について説明する。
レーザーセンサ21aは、レーザー光を発するレーザー光源と、レーザー光を検出する検出器とを有するものである。レーザーセンサ21aは、レーザー光源によって監視対象領域にレーザー光を照射し、検出器によって監視対象領域から反射して戻ってきたレーザー光が検出されたことをもって、もしくは、レーザー光源から発せられたレーザー光が検出器によって検出されるまでに要した時間が平常時よりも短かくなったことをもって、監視対象領域に何者かが侵入したことを検知するものである。
ここで、レーザーセンサ21aに用いるレーザー光源は、可視レーザー光源、不可視レーザー光源のどちらであってもよい。
監視カメラ21bとしては、撮影画像から不審者の存在を確認することができるものであれば、任意の種類のカメラを用いることができる。例えば、監視カメラ21bとしては、一般的な撮像機能を有するカメラを用いてもよい。ここで、監視カメラ21bによって夜間の撮影を行う場合には、監視装置21に監視カメラ21bの撮影範囲を照らす照明を設けたり、監視カメラ21bとして、高感度カメラや赤外線暗視カメラ等の暗視カメラを用いる。
本実施の形態では、図2に示すように、レーザーセンサ21a及び監視カメラ21bは、コンテナクレーン10のブーム14の、前脚11よりも海側の位置に設けられている。
各コンテナクレーン10に設けられる監視装置21は、図3に示すように、それぞれ前脚11よりも海側で、岸壁101に沿ってコンテナクレーン10の前脚11間の間隔よりも広い監視対象領域A1,A2,…について監視を行う構成とされている。
ここで、この監視装置21は、担当する監視対象領域全体を同時に監視する構成としてもよく、また、レーザーセンサ21aや監視カメラ21bの向きを変える(首振りさせる)監視方向変更装置を設けるなどして、担当する監視対象領域を一部ずつ順次走査することによって担当する監視対象領域全体を監視する構成としてもよい。
さらに、この監視装置21は、担当する監視対象領域の一部を監視対象から外すことができるようになっている。
なお、監視対象から外すとは、監視対象から外した領域では監視自体を行わないか、もしくは、監視対象から外した領域についても監視は行いつつ、この領域で異常が検出されても、基地局105の情報管理手段が異常と判定しないことを指す。
このように構成される港湾用監視システム1は、前記ターミナル監視装置106によるコンテナターミナルT内の監視と並行して、各コンテナクレーン10に設けられた監視装置21による岸壁101の監視を行うものである。
以下、この港湾用監視システム1による岸壁101の監視動作について説明する。
まず、荷役作業を行っていない場合(待機状態)における岸壁101の監視動作について説明する。
この港湾用監視システム1が適用されるコンテナターミナルTにおいても、待機状態では、各コンテナクレーン10は、通常のコンテナターミナルにおけるコンテナクレーンと同様に、エプロン102上の予め定められた待機位置にそれぞれ固定される。
この港湾用監視システム1では、各監視装置21の担当する監視対象領域A1,A2,…が岸壁101に沿って連続するように、各コンテナクレーン10は適切な間隔で配置されるか、もしくは、各監視対象領域A1,A2,…の大きさが適切に設定される。これにより、各コンテナクレーン10に設けられた監視装置21によって、岸壁101が全長にわたって監視される。
ここで、レーザーセンサ21aは、監視装置21による監視が行われている間は常に監視を行う構成とされる。
一方、監視カメラ21bによる撮影は、レーザーセンサ21aによる監視と同様に常時行ってもよく、また、任意のタイミング、例えばレーザーセンサ21aによって不審者の侵入等の異常が検知された時点から開始させてもよい。
そして、監視装置21のレーザーセンサ21aに反応があった場合には、その情報が、コンテナクレーン10の通信手段によって基地局105に通知され、基地局105に駐在している警備担当者によって適切な対応が行われる。
ここで、基地局105には、監視装置21の監視カメラ21bの撮影画像も送られるので、この撮影画像に基づいて、基地局105に駐在している警備担当者は、異常が検知された現場の状況を把握して、実際に不審者が侵入したのか、それともレーザーセンサ21aが誤動作したのかを検証する。
そして、実際に不審者の侵入が確認された場合には、この撮影画像に基づいて適切な対応方法を決定して、不審者に対処する。
次に、荷役作業を行っている場合における岸壁101の監視動作について説明する。
まず、荷役に使用するコンテナクレーン10を、監視装置21による監視を継続しつつ、待機位置から荷役を行う位置まで移動させる。
このとき、各コンテナクレーン10の監視装置21による監視対象領域A1,A2,…が連続したままとなるように、荷役に用いないコンテナクレーン10を含めて、各コンテナクレーン10間の間隔が調整されるか、各コンテナクレーン10の監視装置21の監視対象領域の大きさが適切に設定される。
そして、荷役作業を行うにあたっては、荷役作業を不審者の侵入と誤認することがないよう、監視装置21は、監視対象領域のうち、荷役作業が行われる領域、具体的には図3に示すコンテナクレーン10の前脚11同士の間の領域を監視対象から外し、この状態で荷役作業を行う。
ここで、荷役作業時には、荷役に使用するコンテナクレーン10の周囲に、荷役作業のための作業員や監視員が多数配置されるので、荷役に使用するコンテナクレーン10周辺からの不審者の侵入は非常に困難である。
このため、上記のように監視対象領域の一部を監視対象から外しても、不審者の侵入を見過ごす恐れがない。
この港湾用監視システム1では、監視装置21が、コンテナCの荷役を行うコンテナクレーン10自体に設けられているので、荷役作業やコンテナクレーン10の移動の邪魔にならずに監視を行うことができる。
これにより、従来は不可能であった岸壁101の監視を容易に行うことができ、コンテナターミナルTで荷役したコンテナCの管理を徹底することができる。このため、このコンテナターミナルTからは、コンテナCの受入条件の厳しい国や港湾にも、コンテナCを発送することができる。
また、必要に応じて、コンテナターミナルTの監視状況を、書類や映像情報、もしくは電子データ等として、コンテナCに添付するなどして、コンテナCの管理が徹底されていることを証明することができる。
ここで、監視装置21の電源としては、コンテナクレーン10に供給された電力を利用しており、また、基地局105との通信には、コンテナクレーン10の通信手段を利用しているので、監視装置21用に新たに電力供給設備や通信手段を設ける必要がない。
さらに、監視装置21を設置するための構造体として、コンテナクレーン10自体を利用しているので、監視装置21用に新たに支柱等を設ける必要がない。
このように、この港湾用監視システム1は、監視装置21をコンテナクレーン10と独立して設けた場合に比べて、設置コストが低い。
また、この港湾用監視システム1では、監視装置21は、岸壁101において荷役作業を行う領域を監視対象から除外することができるので、荷役作業を不審者の侵入と誤認することがなく、岸壁101の監視を行いながら荷役作業を行うことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4及び図5を用いて説明する。
本実施形態にかかる港湾用監視システム31は、第一実施形態に示す港湾用監視システム1において、監視装置21の代わりに、監視カメラ21bと、受光部と送光部との対によってこれら対の間での不審者の侵入の検知を行うエリアセンサ32とを有する監視装置33を設けたことを主たる特徴とするものである。
また、本実施形態にかかるコンテナクレーン34は、第一実施形態にかかるコンテナクレーン10において、レーザーセンサ21aの代わりに、エリアセンサ32を設けたことを主たる特徴とするものである。
以下、第一実施形態に示す港湾用監視システム1、コンテナクレーン10と同様または同一の部分については同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
ここで、監視装置33は、給電設備107からコンテナクレーン34に供給される電力を利用して駆動される構成とされている。
また、監視装置33は、コンテナクレーン34に設けられる通信手段を利用して、エリアセンサ32の検出信号及び監視カメラ21bの撮影画像を基地局105の情報管理手段に送信する構成とされている。なお、基地局105またはコンテナクレーン34には、監視カメラ21bの撮影画像を記録する記録装置が設けられている。
また、監視装置33は、この通信手段を通じて、基地局105からの動作指示を受信する構成とされており、基地局105からの遠隔操作も可能な構成とされている。
以下、監視装置33を構成するエリアセンサ32の詳細について説明する。
エリアセンサ32は、受光部に向けて送光部から光を連続的に発するとともに受光部によって送光部が発する光の検出を連続的に行って、この光が検出されなくなった(すなわち送光部から受光部へ向かう光が遮られた)ことをもって、これら対の間での不審者の侵入を検出するものである。ここで、送光部が発する光は任意であって、例えば、赤外線やレーザー光、可視光等とすることができる。
本実施の形態では、エリアセンサ32は、複数のセンサユニット32aを有する構成とされている。これらセンサユニット32aは、岸壁101に沿って配置される各コンテナクレーン43の各前脚11の下端に対して、その海側に突出させて設けられており、さらに、岸壁101の一端及び他端にも設けられている。
すなわち、これらセンサユニット32aは、岸壁101の一端から他端まで、隣接するセンサユニット32a同士が対向するようにして列状に配置されている。
これらセンサユニット32aのうち、隣接するセンサユニット32aには、受光部と送光部との対が、一対または複数対設けられている。そして、これら隣接するセンサユニット32aのうち、一方のセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの一方が設けられており、他方のセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの他方が設けられている。
言い換えれば、隣接するコンテナクレーン34のうちの一方のコンテナクレーン34に設けられるセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの一方が設けられ、他方のコンテナクレーン34に設けられるセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの他方が設けられている。さらに、岸壁101の端部に設けられるセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの一方が設けられ、端部に最も近いコンテナクレーン34に設けられるセンサユニット32aには、受光部と送光部との対のうちの他方が設けられている。
すなわち、これらセンサユニット32aからなるエリアセンサ32は、岸壁101の一端から他端までの、人が通過する可能性のある高さの範囲について、不審者の侵入の検出を行う構成とされている。
ここで、このエリアセンサ32は、任意のセンサユニット32a間の領域を監視対象から除外可能な構成とされている。
このように構成される港湾用監視システム31は、第一実施形態で示した港湾用監視システム1と同様、監視装置33によって岸壁101の監視を行うものである。
すなわち、各監視装置33の担当する監視対象領域A1,A2,…が岸壁101に沿って連続するように、各コンテナクレーン34が適切な間隔で配置されるか、もしくは、各コンテナクレーン34に設けられる監視装置33の監視対象領域A1,A2,…の大きさが適切に設定される。これにより、各コンテナクレーン34に設けられた監視装置33によって、岸壁101が全長にわたって監視される。
ここで、エリアセンサ32のうち、コンテナクレーン34間における監視を行うエリアセンサ32は、その動作原理上、コンテナクレーン34間の間隔にかかわらず、コンテナクレーン34間の監視を行うことができるので、エリアセンサ32については上記監視対象領域の設定変更は不要である。
この港湾用監視システム31において、エリアセンサ32は、荷役作業を行う場合を除いては、監視装置33による監視が行われている間は常に監視を行う構成とされる。
そして、荷役作業を行う場合には、荷役作業を不審者の侵入と誤認することがないよう、監視装置33は、監視対象領域のうち、荷役作業が行われる領域(図5に示すコンテナクレーン34の前脚11同士の間の領域)を監視対象から外し、この状態で荷役作業を行う。すなわち、荷役作業を行うコンテナクレーン34の前脚11間でのエリアセンサ32による監視を停止させるか、もしくはこの領域でエリアセンサ32によって異常が検出されても異常が発生したと判定しない。
そして、監視装置33のエリアセンサ32に反応があった場合には、その情報が、コンテナクレーン34の通信手段によって基地局105に通知され、第一実施形態で述べたように、基地局105に駐在している警備担当者によって適切な対応が行われる。
ここで、監視カメラ21bによる撮影は、エリアセンサ32による監視と同様に常時行ってもよく、また、任意のタイミング、例えばエリアセンサ32によって不審者の侵入等の異常が検知された時点から開始させてもよい。
このように構成される港湾用検査システム31では、監視装置33を構成するセンサユニット32aは、コンテナクレーン10及び岸壁101の端部に設けられているので、荷役作業やコンテナクレーン10の移動の邪魔にならずに監視を行うことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について、図6から図9を用いて説明する。
本実施形態にかかる港湾用監視システム41は、図6に示すように、第一実施形態に示す港湾用監視システム1において、コンテナクレーン10の代わりに、本実施の形態にかかるコンテナクレーン42を設けたことを主たる特徴とするものである。
以下、第一実施形態に示す港湾用監視システム1と同様または同一の部分については同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態にかかるコンテナクレーン42は、第一実施形態にかかるコンテナクレーン10において、監視装置21の代わりに、監視装置43を設けたことを主たる特徴とするものである。
また、このコンテナクレーン42は、岸壁101に係留中のコンテナ船S上に張り出すブーム14を、その先端が上方に位置するように起立させることが可能な構成とされている。
監視装置43は、図7に示すように、コンテナクレーン10においてコンテナ船Sの上方、好ましくはコンテナ船Sの海側の船側上に位置する箇所に設けられるレーザーセンサ21a及び監視カメラ21bを有している。また、監視装置43は、監視カメラ21bの向きを変える監視方向変更装置(図示せず)を有している。
この監視装置43は、給電設備107からコンテナクレーン10に供給される電力を利用して駆動される構成とされている。
また、監視装置43は、コンテナクレーン42に設けられる通信手段を利用して、レーザーセンサ21aの検出信号及び監視カメラ21bの撮影画像を基地局105の情報管理手段に送信する構成とされている。なお、基地局105またはコンテナクレーン42には、監視カメラ21bの撮影画像を記録する記録装置が設けられている。
また、監視装置21は、この通信手段を通じて、基地局105からの動作指示を受信する構成とされており、基地局105からの遠隔操作も可能な構成とされている。
このように構成される港湾用監視システム41では、レーザーセンサ21a(または監視カメラ21b)が、係留中のコンテナ船S上に張り出すブーム14上に設けられているので、コンテナ船Sの上方からレーザーセンサ21a及び監視カメラ21bによる監視を行うことができる。このため、岸壁101からは死角となっていて従来は監視が困難であった、コンテナ船Sの海側の領域(図6及び図7に二点鎖線で囲って示す領域)についても、監視を行うことができる。
ここで、各コンテナクレーン42は、各監視装置43の担当する監視対象領域B1,B2,…(図8に二点差線で囲って示す領域)が連続するように、適切な間隔で配置されるか、もしくは、各監視対象領域B1,B2,…の大きさが適切に設定される。これにより、各コンテナクレーン43に設けられた監視装置42によって、コンテナ船Sが全長にわたって監視される。
また、レーザーセンサ21aは、海面の変動を検出して誤動作してしまわないように、その監視範囲Dは、図7に示すように、レーザーセンサ21aからコンテナ船Sの甲板よりも下方で、かつ海面よりも上方の領域に設定される。
また、この港湾用監視システム41では、図9に示すように、コンテナクレーン42のブーム14を、その先端が上方に位置するように起立させることで、ブーム14に設けられた監視カメラ21bがより高い位置に移動する。この状態では、監視カメラ21bによって、より広い範囲の監視を行うことができ、岸壁101からはコンテナ船Sに遮られて死角となる海上、及びコンテナターミナルT内の監視も可能となる。
なお、監視カメラ21bは、前記監視方向変更装置を操作することによって、監視を行いたい方向に向けることができる。
ここで、上記第三実施形態に示した港湾用監視システム41の構成は、前記第一、第二の実施形態に示した港湾用監視システム1、31にも適用することができる。
また、例えば、上記第三実施形態において、監視装置43のレーザーセンサ21aまたは監視カメラ21bを、ブーム14に沿って岸壁101上とコンテナ船S上との間で移動可能な構成とすることで、一つのレーザーセンサ21aまたは監視カメラ21bで、岸壁101の監視とコンテナ船S上の監視とを行うことができる。
本発明の第一実施形態にかかる港湾用監視システムが適用されるコンテナターミナルの構成を示す俯瞰図である。 本発明の第一実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す側面図である。 本発明の第一実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す正面図である。 本発明の第二実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す側面図である。 本発明の第二実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す正面図である。 本発明の第三実施形態にかかる港湾用監視システムが適用されるコンテナターミナルの構成を示す俯瞰図である。 本発明の第三実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す側面図である。 本発明の第三実施形態にかかる港湾用監視システムに用いられるコンテナクレーンの構成を示す正面図である。 本発明の第三実施形態にかかる港湾用監視システムによる監視動作を示す側面図である。
符号の説明
1,31,41 港湾用監視システム
10,34,42 コンテナクレーン
14 ブーム
21,33,43 監視装置
21a レーザーセンサ
21b 監視カメラ
32a センサユニット(エリアセンサ)
101 岸壁
102 エプロン
S コンテナ船
T コンテナターミナル

Claims (10)

  1. コンテナターミナルにおいて岸壁に面するエプロン上に設置されるコンテナクレーン前記岸壁に係留中の船舶上に張り出すブームを有しており、このブームの海側の先端に、監視装置としてレーザーセンサが設けられているとともに、このレーザーセンサの監視範囲が海面よりも上方の領域に設定されていることを特徴とする港湾用監視システム。
  2. 前記ブームの海側の先端に、監視装置として監視カメラが設けられていることを特徴とする請求項1記載の港湾用監視システム。
  3. 前記ブームは、前記海側の先端が上方に位置するように起立させることが可能な構成とされていることを特徴とする請求項1または2記載の港湾用監視システム。
  4. 前記監視装置が、受光部と送光部との対によってこれらの間での不審者の侵入の検知を行うエリアセンサを有しており、
    前記岸壁の端部に前記受光部と前記送光部との対のうちの一方が設けられ、前記コンテナクレーンには前記受光部と前記送光部との対のうちの他方が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の港湾用監視システム。
  5. 前記監視装置が、受光部と送光部との対によってこれら対の間での不審者の侵入の検知を行うエリアセンサを有しており、
    前記エプロン上に前記岸壁に沿って隣り合って設けられるコンテナクレーンのうちの一方の前記コンテナクレーンには、前記受光部と前記送光部との対のうちの一方が設けられ、他方の前記コンテナクレーンには、前記受光部と前記送光部との対のうちの他方が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の港湾用監視システム。
  6. 前記監視装置は、その監視対象領域の一部を監視対象から除外可能な構成とされていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の港湾用監視システム。
  7. コンテナターミナルにおいて岸壁に面するエプロン上に設置されるコンテナクレーンであって、
    前記岸壁に係留中の船舶上に張り出すブームを有しており、このブームの海側の先端に、監視装置としてレーザーセンサが設けられているとともに、このレーザーセンサの監視範囲が海面よりも上方の領域に設定されていることを特徴とするコンテナクレーン。
  8. 前記ブームの海側の先端に、監視装置として監視カメラが設けられていることを特徴とする請求項7記載のコンテナクレーン。
  9. 前記ブームは、前記海側の先端が上方に位置するように起立させることが可能な構成とされていることを特徴とする請求項7または8記載のコンテナクレーン。
  10. 前記監視装置は、その監視対象領域の一部を監視対象から除外可能な構成とされていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載のコンテナクレーン。
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