JP4255174B2 - 籾殻運搬排出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、籾殻運搬排出装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の籾殻運搬排出装置としては、組立て式の枠組みフレームに布製の籾殻収納袋を装着し、これを運搬車の荷台上に搭載し、収納袋の左右側面及び後側面に設けた開閉ファスナーを開いて任意の面又は3方向より籾殻を排出するものがある。このような装置は構造が簡便ではあるが、側面又は後面を開いただけでは全部の籾殻を放出することができず、荷台面上に残った籾殻を人手により排出する必要があり、効率が悪いという不都合がある。
【0003】
他の装置として、従来、運搬車の荷台に搭載可能とした方形の台枠フレームの後辺に、布製の籾殻収納容器の後辺下部を軸支し、台枠フレームの前部と収納容器との間に、運搬車の排ガスを利用したエアダンプ方式によって収納容器の前方を持ち上げ、収納容器の後側面を開いて収容籾殻を排出するようにした装置がある。しかし、この装置は、籾殻収納容器をダンプするのに自動車エンジンの排ガスを利用しているため、低コストであることは認められるが、収納容器を傾倒させるまでに多くの時間を要するなど作業性が悪い。
【0004】
このような問題を解決する手段として、本件出願人は、運搬車の荷台上に平面形状が方形状で、両側をガイドレールとした台枠フレーム体を搭載し、その台枠フレーム体上に、立方骨組構造の収納フレーム体に籾殻収納袋を装着して形成した籾殻収納容器を乗載し、この籾殻収納容器の底部側縁にガイドレール上を走行する複数の車輪を設ける構成とした籾殻運搬排出装置を提案している。
【0005】
そして、籾殻の後方排出時は、籾殻収納容器を手動により車輪を介して荷台上で後方に移動し、台枠フレーム体に対し後向きに傾倒して籾殻を籾殻収納袋の開口から排出する。一方、必要に応じ、荷台の側方から籾殻を排出する使用の仕方をする場合は、ガイドレールが荷台の幅方向左右に向いた別の台枠フレーム体を用い、その台枠フレーム体上に、車輪の向きもこのガイドレール方向に対応する側に備えた別の籾殻収納容器を乗載して籾殻運搬排出装置を形成し、この籾殻運搬排出装置を荷台上に搭載する。そして、側方排出時は、籾殻収納容器を車輪を介して荷台上で横に移動し、台枠フレーム体に対し横向きに傾倒して籾殻を排出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の籾殻運搬装置では、籾殻の後方排出と側方排出の使用の仕方に対応させるためには、籾殻収納容器と台枠フレーム体を共に籾殻の後方排出用と側方排出用の2種類用意する必要があり、それだけコストが著しく高くなるという課題があった。
【0007】
本発明の目的は、籾殻の後方排出用と側方排出用に兼用できるようにして低コストの籾殻運搬装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、この発明の籾殻運搬排出装置において、運搬車の荷台上に搭載可能とした平面形状が長方形状で、上面に車輪走行面を形成した台枠フレーム体と、平面形状が長方形状とした立方骨組構造の収納フレーム体に、少くとも、短辺側及び長辺側に籾殻を放出する開閉可能な開口を有する籾殻収納袋を装着し、台枠フレーム体の車輪走行面上で荷台の前後方向又は左右何れかの方向に移動可能に搭載する籾殻収納容器と、この籾殻収納容器の底部に固定し、台枠フレーム体に対応させて平面形状が長方形状で、前後両側の短辺枠部又は左右両側の長辺枠部の何れかに、前記台枠フレーム体上を移動する中央車輪、前車輪、後車輪を適当間隔をあけてそれぞれ脱着可能に軸支する車輪支持フレームと、台枠フレーム体の前側の短辺枠部中央又は左右いずれか一側の長辺枠部中央と、籾殻収納容器間に係脱可能に連結し、前記中央車輪を支点として傾倒する籾殻収納容器の適宜傾倒角度を調整する傾き調整手段と、台枠フレーム体の後側の短辺枠部両端又は左右いずれか一側の長辺枠部両端に脱着可能に取り付け、前記籾殻収納容器を傾倒して籾殻放出姿勢としたとき中央車輪の外脱を防止する車輪規制手段と、を備えてなり、籾殻の後方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの左右両側の長辺枠部に取り付け、傾き調整手段を台枠フレーム体の前側の短辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し、車輪規制手段を台枠フレーム体の後側の短辺枠部両端に取り付ける一方、籾殻の側方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの前後両側の短辺枠部に付け替え、傾き調整手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し替え、車輪規制手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部両端に付け替えることにより、運搬車の荷台後方又は左右何れかの側方から籾殻が放出されるようにしたことにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1および図2は、この発明による籾殻運搬排出装置を荷台に搭載した後方排出時の状態を示す。図中符号1は、運搬車2の荷台3上に搭載保定可能とした平面形状が長方形状の台枠フレーム体である。図中5は容器底板であり、6は容器底板5上に枠組みされた立方骨組構造の収納フレーム体で、その収納フレーム体6に籾殻収納袋11を着脱可能に装着し、これらにより籾殻収納容器12が構成されている。
【0011】
籾殻収納袋11は、収納フレーム体6の内方に、上部任意個所、この実施の形態では後面上部に開閉可能な籾殻の投入口13と、後面両側縦方向に開閉可能なファスナー14を持ち、かつこのファスナー14の開成により後面が図9で示すように一挙に開成される開口15を備えている。また、側面縦方向に開閉可能なファスナーを持ち、かつこのファスナーの開成により側面が図10で示すように一挙に開成される開口17を備えている。
【0012】
収納フレーム体6において、図1および図2に示す20は水平姿勢のサイドフレーム、21は傾斜姿勢のフレーム、22はガードフレームである。そして、籾殻収納容器12は、その容器底板5の底面に、台枠フレーム体1に対応させて平面形状が長方形状の車輪支持フレーム7を固定し、車輪支持フレーム7の左右両側の長辺枠部7aに、適当間隔をあけて中央車輪8、前車輪9、後車輪10を付設している。
【0013】
つまり、車輪支持フレーム7には、左右両側の長辺枠部7aの下面に、それぞれ中央車輪8、前車輪9、後車輪10を軸支した断面コ形状の車輪取付ブラケット26を、それぞれ車輪固定ボルト27とナット類を用いて脱着可能に取り付けている。各車輪8,9,10には、それぞれ内面側に脱輪防止用の鍔部8a,9a,10aを設けてなる。
【0014】
さて、この車輪支持フレーム7には、左右両側の長辺枠部7aにおける各車輪軸支位置にボルト穴18を設けるとともに、前後両側の短辺枠部7bにも、同じ車輪8,9,10を軸支するためボルト穴(図示省略)を適当間隔をあけて設けてなる。そして、籾殻の後方排出時か又は側方排出時かに応じ、中央車輪8、前車輪9、後車輪10の付設位置を、車輪支持フレーム7の長辺枠部7aとするか或いは短辺枠部7bとするか適宜選択できるようにしている。
【0015】
台枠フレーム体1は、図3に示すように、4本の角パイプを用いて長方形枠状に組み付け、上面全域に車輪が載って移動する車輪走行面Aを形成してなる。
【0016】
そして、図示籾殻運搬排出装置では、図1および図2に示すように、台枠フレーム体1の前側の短辺枠部1a中央に設けるチェーン固定金具24と、車輪支持フレーム7の前側の短辺枠部7b中央に付設したチェーンフック23とを、長さを調整しうるチェーン(傾き調整手段)25で連結し、たとえば図9で示すように、籾殻収納容器12が後方に傾倒したときに、その後端が接地するのを防止するとともに、傾斜角度を任意に選択し、籾殻の性状に応じて排出が円滑に行えるように角度を調整するようにしている。
【0017】
また、図3に示すように、台枠フレーム体1の前側の短辺枠部1a中央と、図中手前の右側長辺枠部1c中央に、チェーン固定金具24の取付用穴28を設ける。一方、図1および図2では図示省略するが、車輪支持フレーム7の前側の短辺枠部7a中央と、右側の長辺枠部7b中央に、チェーンフック23の取付用穴を設ける。そして、籾殻の後方排出時か又は側方排出時かに応じ、チェーン25の連結位置を、台枠フレーム体1の前側の短辺枠部1a中央と籾殻収納容器12間とするか、或いは台枠フレーム体1の右側の長辺枠部1c中央と籾殻収納容器12間とするか適宜選択できるようにしている。
【0018】
さらに、台枠フレーム体1には、図3中手前の右側の長辺枠部1c両端に、それぞれ保定用のポール42を立設し、左側の長辺枠部1d前端側にも保定用のポール41を1本立設し、これらポール41,42の上部にロープフック43を設け、これと運搬車2の荷台3に装備されているフックとの間に、保定用のロープを掛け回して本装置を荷台3上に確固に保定するようになっている。なお、この台枠フレーム体1には、後側の短辺枠部1bの左端側に、籾殻の側方排出時に、保定用ポール41を付け替えるための取付板30を付設している。
【0019】
さらにまた、台枠フレーム体1には、後側の短辺枠部1b両端に、車輪規制板(車輪規制手段)44を脱着可能に備える。車輪規制板44は、たとえば図4に示すように、短辺枠部1bにボルト止めする取付板部44aと、その上側に突出させて設けるコ状の規制枠部44bとで形成してなる。一方、車輪支持フレーム7側には、中央車輪8の車輪取付ブラケット26における内側脚桿26aに、排出姿勢時(図9および図10に示す)において車輪規制板44に掛け止めされて中央車輪8の外脱を防止する、ストッパ板45を付設している。ストッパ板45は、正面形状がL形状をなし、その下端の掛止め片45aに、浮上り防止フック穴31を設けてなる。
【0020】
そして、図3に示すように、台枠フレーム体1には、後側の短辺枠部1b両端に規制板固定用ボルト穴32を設けるとともに、左側の長辺枠部1d両端にも、規制板固定用ボルト穴33を設ける。これにより、籾殻の後方排出時か又は側方排出時かに応じ、車輪規制板44の付設位置を、台枠フレーム体1の後側の短辺枠部1bとするか、或いは左側の長辺枠部1dとするか適宜選択できるようにしている。
【0021】
なお、図5には、籾殻収納容器12を台枠フレーム体1に連脱可能に固定し、台枠フレーム体1に対して籾殻収納容器12が不用意に移動、詳しくは、運搬車2による籾殻の移送時における脱落事故を防止する固定手段を示している。
【0022】
車輪支持フレーム7の前縁部一側に、発条55aにより常に下方に付勢された操作ストッパ55を垂設せしめる。一方、図3に示すように、台枠フレーム体1の前側の短辺枠部1aの右端に、前方に向け上向き傾斜した係止板56を前記操作ストッパ55に対向的に設けるとともに、係止板56に短辺枠部1aの軸線にそった横長の係止孔57を形成する。そして、籾殻収納容器12を排出姿勢から搬送姿勢に戻すときに、図5に示す操作ストッパ55の下端が、発条55aの弾力に抗して係止板56の傾斜にそって誘導上昇しながら、自動的に係止孔57に挿嵌し、発条55aの作用で操作ストッパ55の下端がフレームの上面に当接するまで下降し、この作用で籾殻収納容器12は台枠フレーム体1に連結固定される。
【0023】
なおまた、台枠フレーム体1には、図3に示す右側の長辺枠部1cの後端側に、籾殻の側方排出時に、この係止板56を、図6に示すように付け替えるための係止板取付穴35を設けている。
【0024】
また、台枠フレーム体1には、図3に示すように、前後の短辺枠部1a,1bと左右の長辺枠部1c,1dの中央内側に、コ形状の浮上り防止フック34を付設し、籾殻の後方排出時は、このフック34の先端を、図1に示すように中央車輪8の浮上り防止穴31に係合させ、側方排出時は、図8に示すように中央車輪8の浮上り防止穴31に係合させて籾殻収納容器12の荷台3からの浮き上りを防止する。
【0025】
さて、上述のように構成した籾殻運搬排出装置において、籾殻後方排出の場合は、本装置を、図1および図2に示すように、車輪8〜10を取り付けた車輪支持フレーム7の長辺枠部7aが荷台3の左右方向両側に配されるように、運搬車2の荷台3上に搭載する。そして、各ポール41,42と荷台3とをロープによって結合する。そうして、投入口13を開き、これにスロワーなどの供給筒を挿入して籾殻を投入収納した後、運搬車2を籾殻排出現場に運行する。次いで、荷台3の後部側板を開いて荷台3の後方を開放してから、籾殻収納袋11の両ファスナー14をスライドして開口すると、多くの籾殻が流動排出される。この時、運搬車2の徐行運転をすると、籾殻は略均等に散布されるし、或は一箇所に堆積状に排出されるが、袋の中の籾殻は安息角まで排出され、残りの籾殻は排出されない。この状態で、籾殻収納容器12の台枠フレーム体1に対する操作ストッパ55による連結固定を解除し、籾殻収納容器12をフリーとした後、各車輪8〜10を台枠フレーム体1の長辺枠部1c,1d上の車輪走行面Aを走行させて籾殻収納容器12を荷台3の後方に引き出す。そして、図9に示すように、中央車輪8のストッパ板45が規制板44に掛止するまで引き出すと、籾殻収納容器12を後下向きに傾倒し、残存せる籾殻を残すことなく排出する。
【0026】
籾殻が全部排出されたら、手動によって籾殻収納容器12を水平姿勢に戻し、前方に押動すれば、車輪8〜10を走行させて台枠フレーム体1の長辺枠部1c,1d上を籾殻収納容器12が移動し、図1の状態に復旧させる。そして、開口用ファスナー14を元に戻して開口15を閉じた後、荷台3の後部側板を復旧起立させることにより籾殻の廃棄作業は終る。
【0027】
以上は、運搬車2の荷台3の後方に籾殻収納容器12を傾倒して籾殻を排出する使用例を示したが、この発明による籾殻運搬排出装置は、荷台3の側方に籾殻収納容器12を傾倒して籾殻を側方に排出することもできる。
【0028】
籾殻側方排出の場合は、この籾殻運搬排出装置を荷台3上での搭載態様を組み替える。車輪固定ボルト27とナット類を用い、車輪8〜10を、車輪取付ブラケット26を介して車輪支持フレーム7の前後両側の短辺枠部7bにおけるボルト穴位置に付け替える。また、図6に示すように、チェーン固定金具24を台枠フレーム体1右側の長辺枠部1c中央に付け替え、チェーンフック23を車輪支持フレーム7右側の長辺枠部7a中央に付け替えて、チェーン25の連結位置を、台枠フレーム体1の右側の長辺枠部1c中央と籾殻収納容器12間に替える。
【0029】
さらに、車輪規制板44を、図3に示す台枠フレーム体1左側の規制板固定用ボルト穴33位置で、図6に示すように長辺枠部両端にボルト止めして付け替える。また、保定用のポール41は、この側方排出の邪魔にならないように、台枠フレーム体1後側の短辺枠部1bの左端側で取付板30上に付け替える。そして、係止板56は、台枠フレーム体1右側の長辺枠部1cの後端における図3に示した係止板取付穴35位置に付け替える。
【0030】
そうして、本装置を、図7および図8に示すように、車輪8〜10を取り付けた車輪支持フレーム7の短辺枠部7bが荷台3の前後方向両側に配されるように、運搬車2の荷台3上に搭載する。
【0031】
しかる後、荷台3の側部側板を開いて荷台3の側方を開放してから、籾殻収納袋11の前記側面縦方向のファスナーをスライドして開口し、多くの籾殻を流動排出する。残りの籾殻を排出すときは、同様に、籾殻収納容器12をフリーとした後、各車輪8〜10を台枠フレーム体1の短辺枠部1a,1b上の車輪走行面Aを走行させて籾殻収納容器12を荷台3の左側方へ引き出す。そして、図10に示すように、ストッパ板45が車輪規制板44に掛止するまで引き出すと、籾殻収納容器12を横下向きに傾倒し、残存せる籾殻を残すことなく排出する。
【0032】
籾殻が全部排出されたら、手動によって籾殻収納容器12を水平姿勢に戻し、右側に押動すれば、車輪8〜10を走行させて台枠フレーム体1の短辺枠部1a,1b上を籾殻収納容器12が移動し、図7の状態に復旧させる。そして、開口用ファスナーを元に戻して開口17を閉じた後、荷台3の側部側板を復旧起立させることにより籾殻の廃棄作業は終る。
【0033】
なお、上述した例では、籾殻の側方排出を行う場合は、籾殻収納容器12を荷台3の左側方に引き出して傾倒できるように構成したが、反対に荷台3の右側方に引き出して傾倒できるように構成しうるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】
上述した本発明の構成によれば、次のような効果が得られる。
【0035】
請求項1に記載の発明によれば、籾殻の後方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの左右両側の長辺枠部に取り付け、傾き調整手段を台枠フレーム体の前側の短辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し、車輪規制手段を台枠フレーム体の後側の短辺枠部両端に取り付ける一方、籾殻の側方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの前後両側の短辺枠部に付け替え、傾き調整手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し替え、車輪規制手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部両端に付け替えることにより、運搬車の荷台後方又は左右何れかの側方から籾殻が放出されるように構成するため、籾殻収納容器と台枠フレーム体を、共に籾殻の後方排出用と側方排出用に1種類用意して荷台への搭載態様を替えるだけで、後方排出と側方排出に兼用でき、その結果、それだけ装置のコストを著しく下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による籾殻運搬排出装置を荷台に搭載した後方排出時の一部切欠側面図である。
【図2】 図1の後面図である。
【図3】 台枠フレーム体の後方排出時における斜視図である。
【図4】 中央車輪の外脱防止機構部分を示す斜視図である。
【図5】 籾殻収納容器と台枠フレーム体とのストッパー手段を示す一部拡大断面図である。
【図6】 台枠フレーム体の側方排出時における斜視図である。
【図7】 籾殻運搬排出装置を荷台に搭載した側方排出時の一部切欠側面図である。
【図8】 図7の後面図である。
【図9】 籾殻収納容器の後方排出作業時における傾倒状態を示す一部切欠側面図である。
【図10】 籾殻収納容器の側方排出作業時における傾倒状態を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 台枠フレーム体
1a,1b 台枠フレーム体の短辺枠部
1c,1d 台枠フレーム体の長辺枠部
2 運搬車
3 荷台
6 収納フレーム体
7 車輪支持フレーム
7a 車輪支持フレーム体の長辺枠部
7b 車輪支持フレーム体の短辺枠部
8 中央車輪
9 前車輪
10 後車輪
11 籾殻収納袋
12 籾殻収納容器
23 チェーンフック
24 チェーン固定金具
25 チェーン(傾き調整手段)
44 車輪規制板(車輪規制手段)
45 ストッパ板
A 車輪走行面
Claims (1)
- 運搬車の荷台上に搭載可能とした平面形状が長方形状で、上面に車輪走行面を形成した台枠フレーム体と、
平面形状が長方形状とした立方骨組構造の収納フレーム体に、少くとも、短辺側及び長辺側に籾殻を放出する開閉可能な開口を有する籾殻収納袋を装着し、台枠フレーム体の車輪走行面上で荷台の前後方向又は左右何れかの方向に移動可能に搭載する籾殻収納容器と、
この籾殻収納容器の底部に固定し、台枠フレーム体に対応させて平面形状が長方形状で、前後両側の短辺枠部又は左右両側の長辺枠部の何れかに、前記台枠フレーム体上を移動する中央車輪、前車輪、後車輪を適当間隔をあけてそれぞれ脱着可能に軸支する車輪支持フレームと、
台枠フレーム体の前側の短辺枠部中央又は左右いずれか一側の長辺枠部中央と、籾殻収納容器間に係脱可能に連結し、前記中央車輪を支点として傾倒する籾殻収納容器の適宜傾倒角度を調整する傾き調整手段と、
台枠フレーム体の後側の短辺枠部両端又は左右いずれか一側の長辺枠部両端に脱着可能に取り付け、前記籾殻収納容器を傾倒して籾殻放出姿勢としたとき中央車輪の外脱を防止する車輪規制手段と、
を備えてなり、籾殻の後方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの左右両側の長辺枠部に取り付け、傾き調整手段を台枠フレーム体の前側の短辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し、車輪規制手段を台枠フレーム体の後側の短辺枠部両端に取り付ける一方、籾殻の側方排出時は、中央車輪、前車輪、後車輪を車輪支持フレームの前後両側の短辺枠部に付け替え、傾き調整手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部中央と籾殻収納容器間に連結し替え、車輪規制手段を台枠フレーム体の左右いずれか一側の長辺枠部両端に付け替えることにより、運搬車の荷台後方又は左右何れかの側方から籾殻が放出されるようにしたことを特徴とする籾殻運搬排出装置。
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