JP4254513B2 - 水道蛇口直結式水流発電機付オゾン水生成器 - Google Patents

Description

本発明は、上水道の水にオゾンを与えてオゾン水を生成する機器に関するものである。

オゾン水を生成するには、簡易方法として無声放電式、又は沿面放電式によりオゾンを発生させ、該オゾンと水を撹拌混合しオゾン水を生成しておる。実用として、オゾン発生器用の電力としては商用の外部電力を取り入れ、オゾン発生用の放電電力としておる。

従って、当該機器を設置する場合は、当然にして配線に関わる電気工事が不可避であり、設置に当たって多くの場合は設置付近に利用できる電源コンセントが無い場合があり、取り分け屋外設置は電源配線工事が余儀なくされてしまう。又、水と商用電気を近接状態で使用するので安全面での配慮は不可避である。

更に、この方法では単に外部電力を使用する利便性において有益な機器ではあるが、今日の環境問題への取り組み、とりわけクリーンエネルギーを求める気運において外部よりの供給電力を使用しただけの機器は一方では優れた機器の存在と相反して他方では有害物質を放出することになり総合的に優れた機器として言いがたいものがある。

そこで、当該品の最大の問題点を払拭するにはオゾン発生器が消費する電力を、外部より取り入れせずして当該機器を作動させることで解決できる機器の開発をするものである。
特許公開２００３−３２０２３２ 特許公開２００３−１３５９４４ 不知

解決しようとする問題点は、外部より電力の供給を受けないことにに有るから、当該機器の内部で発電し、その電力をオゾン発生の電力として使用することにある。

本発明にあたり不可避である必要とされる発電方法は、既に出願済みの特願２００３‐２０９２１２による発電方法を用いる事により実現できる。

近年Ｏ‐１５７に代表される大腸菌、黄色ブドウ状球菌、サルモネラ菌等により汚染された事故が多数報告さており、そこで容易にそれらの菌に対処出来る方法としてオゾン水による洗浄が有効とされて居ります。それに伴い、水道水をオゾン水に生成する機器が多数開発されておりますが、そのいずれもが外部より電力を供給するものであり、当然にしてその機器設置場所の付近に電源が無い場合は配線工事も余儀無くされてしまう。
本発明の水道蛇口直結式水流発電機付オゾン水生成器は、自らの放水水流を元に発電し、その電力によりオゾンを発生させる方法で有るから、上記の欠点を取除き如何なる場所にある給水栓にも設置できるオゾン水生成器である。

上水道の給水栓蛇口に取付ける方法であるから可能な限りコンパクトサイズにする必要があり、よって給水口と出水口とを接近させ、水路を迂回させたケースを設けタービン回転により発電する。従って、発電機及びオゾン発生器も同ケースに収納しオゾンと水の撹拌混合はケース内にパイプを配し出水口の直前で行う様に実現した。

本発明の実施に当たっては既に出願済みの特願２００３‐２０９２１２の発電方法を基本的に採用することで容易に実現できる。

図１は本発明の外観図であって、(４)のネジにより内部に配した水道蛇口を固定するリング(５)を締め付けることで、水道の給水栓と本発明品を固定することができる。

図２は本発明品の部品構成を示す展開図であり、大別して給出水オゾンミキシングケース(１)と発電機、オゾン発生器収納ケース(８)とを別製作により接合することで水路の確保をし、タービンケース(９)にタービン(１０)を取り付けタービンケース蓋(１１)、発電機取付ベース(１２)、発電機(１３)と順次組み込むことで発電機の部分が構成される。一方、発電機、オゾン発生器収納ケース(８)にはプリント基板により構成されたオゾン発生器(１６)を収納し、その発生オゾンを内部パイプにより給出水オゾンミキシングケース(１)に導きタービン(１０)を経由した水とミキシング壁(２)を通過してオゾン水が生成され出水口(３)より放水されるものである。

図３は水路を示す断面図であり、給水栓蛇口より流入した水は図示Ａの矢印に沿って流れ、タービン(１０)を回転させながらＣの方向に流れ込み、給出水オゾンミキシングケース内に於いて図２の発電機、オゾン発生器収納ケース(８)に収納されたオゾン発生器(１６)により発生したオゾンとを図示Ｂより導くことで水とオゾンが同時にミキシング壁(２)を通過することでオゾン水を生成することができる。

本発明品は、オゾン水を必要としない場合において発電機を無負荷で廻す、又は別途発電機を有効利用できるように出力端子を設け二次電池の充電、照明の構築など容易にできる機能を同時に有する。

以上の構成に基づいて本発明は、上水道における給水栓開放の放水により発電機を廻すことで電力を得、その電力によりオゾンを発生させ発電機を廻した水と撹拌混合することでオゾン水を生成することができるのでまったく外部よりの電力供給を必要としないオゾン水生成器である。

本発明の外観図である。（実施例１） 本発明の部品構成を示す展開図である。（実施例１） 本発明の水路を示す断面図である。（実施例１）

符号の説明

１ 給出水オゾンミキシングケース
２ ミキシング壁
３ 出水口
４ 蛇口取付ネジ
５ 蛇口固定リング
６ 発電機起動スイッチ
７ 発電、オゾン発生確認ＬＥＤ
８ 発電機、オゾン発生器収納ケース
９ タービンケース
１０ タービン
１１ タービンケース蓋
１２ 発電機取付ベース
１３ 発電機
１４ 発電機ケース蓋
１５ オゾン発生器ケース蓋
１６ オゾン発生器

Claims (2)

1. 上水道の蛇口に直結したオゾン水生成器であって、前記オゾン水生成器は、上部給水側が前期蛇口に取り付け可能に構成され、下部にて出水する給出水オゾンミキシングケースと、回転可能に構成されたタービンを用いて発電する発電機と発電された電力を用いてオゾンを生成するオゾン発生器を備えたオゾン発生器収納ケースと、オゾン発生器より生成されたオゾンを前記給出水オゾンミキシングケース下部側に導く内部パイプとよりなり、前記給出水オゾンミキシングケース上部側に供給された水は、前記オゾン発生器収納ケース内の前期タービンに供給され、前期タービンを回転させながら前記給出水オゾンミキシングケース下部側に供給され、前記給出水オゾンミキシングケース下部側に供給されたオゾンをミキシング壁を用いて撹拌混合しオゾン水を生成することを特徴とするオゾン水生成器。
2. 前期タービンを介し供給される水路と前記内部パイプは、前記給出水オゾンミキシングケース下部側では、鉛直下向きに構成されることを特徴とする請求項1記載のオゾン水生成器。

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