JP4253326B2 - 段ボール検査装置及び段ボール検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、段ボール検査装置及び段ボール検査方法に係わり、例えば、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質を検査し得る段ボール検査装置及び段ボール検査方法に関する。
近年、製品を流通するための段ボールの表面には、その製品内容を表示するためのデザインが印刷されることがある。このような段ボールへの印刷は、CMYKのプロセスインクを用いた平版印刷(オフセット印刷)より、2〜3色程度の水性のインクを用いた凸版印刷により行なう場合が多い。
また、製品内容を表示するデザインは、流通現場における作業を円滑にする機能を有する。但し、かかる機能を発揮するためには、デザインが適切に印刷される必要がある。
ここで、段ボールにデザインが印刷される際には、種々のエラーにより、不適切なデザインが印刷されることがある。例えば、インクに対応した印版がずれるエラーにより「色間ずれ」が生じることがある。また、作業者がインクの色を間違えて設定するエラーもある。さらに、印刷適性を向上させるための「ステ版」が外れてしまうエラーもある。
そこで、段ボールにデザインを印刷する際には、作業者の目視により、デザインが正常に印刷されているか否かが検査される。この検査では、「色間ずれ」、「色の間違い」、「ステ版」といったエラーが無い場合には、正常な印刷と判定される。なお、段ボールは大量生産されるものであり、検査作業に作業者の負荷がかかっている。このため、検査作業を自動化する検査装置の開発が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−232765号公報
しかしながら、上述したように水性のインクを用いて大量の段ボールにデザインが印刷された場合には、印刷枚数が進むにつれて印刷装置のインクが希釈される傾向がある。それゆえ、印刷枚数の始め頃に正常な印刷と判定されたとしても、印刷枚数の終わり頃には、印刷されるデザインの品質が劣化する場合がある。
さらに、このような品質の劣化は、本発明者らの検討によれば、実際上、検査できない状況にある。補足すると、大量の段ボールを印刷する際には、通常、段ボール毎に色合いが微妙に違っており、時には大幅に違っている。そして、段ボール毎の色合いが大幅に違うとき、印刷後のデザインは、インクの希釈による品質の劣化がなくても、擬似的に品質の劣化があるように見える。このような擬似的な品質の劣化ではなく、インクの希釈による品質の劣化のみを、大量の印刷時に瞬時に検査することは、熟練した作業者でも困難である。このため、大量生産される段ボールに印刷されたデザインの品質の劣化は、実際上、検査できない状況にある。
この状況は、特許文献1記載の技術でも同様である。特許文献1記載の技術は、上述した品質の劣化とは異なり、インキハネや印刷抜け等のようなパターン上の欠点を検査対象とするからである(特許文献1の[0003]及び[0004]等参照)。
一方、段ボールに印刷されるデザインは、流通業者に製品内容を認識させるために用いられるので、必ずしも高品質である必要はない。それゆえ、インクの希釈に対して厳密に検査するよりも、ある程度の許容範囲を持たせて検査した方が良い場合もある。しかしながら、許容範囲を持たせた検査についても、前述同様に、できない状況にある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を検査し得る段ボール検査装置及び段ボール検査方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を、許容範囲を持たせて検査し得る段ボール検査装置及び段ボール検査方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
第1の発明は、給紙装置により搬送される複数の段ボールにデザインが印刷される際、該デザインが正常に印刷されているか否かを検査するための段ボール検査装置であって、前記段ボールに印刷されるデザインを示す基準デザインデータが記憶される記憶手段と、前記デザイン印刷前に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷前の段ボールの画像を示す印刷前画像データを抜き取り間隔毎に取得するための第1データ取得手段と、前記デザイン印刷後に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷後の段ボールの画像を示す印刷後画像データを前記抜き取り間隔毎に取得するための第2データ取得手段と、前記印刷後画像データから前記印刷前画像データを引き算処理する演算により、前記段ボールに印刷されるデザインデータを求めるための演算手段と、前記記憶手段に記憶される基準デザインデータに対し、色相・彩度・明度の許容範囲を示すデザイン許容範囲データを設定するための設定手段と、前記設定手段により設定されたデザイン許容範囲データと、前記演算手段により求められたデザインデータとを前記抜き取り間隔毎に比較する許容範囲比較手段と、前記許容範囲比較手段による比較の結果、前記デザイン許容範囲データが示す許容範囲内に当該デザインデータがない場合には、エラー信号を出力する手段とを備えた段ボール検査装置である。
第2の発明は、第1の発明の段ボール検査装置において、前記デザインの初回印刷時に前記演算手段により求められた段ボールのデザインデータを前記記憶手段に書き込む初回データ書込手段を備えた段ボール検査装置である。
第3の発明は、第1または第2の発明の段ボール検査装置において、前記第1データ取得手段と前記第2データ取得手段とは、予め設定された大きさのメッシュ毎に段ボールの画像データをそれぞれ取得する段ボール検査装置である。
第4の発明は、第1乃至第3の各発明における段ボール検査装置において、前記出力手段は、前記給紙装置を停止させるためのエラー信号を該給紙装置に出力する段ボール検査装置である。
なお、本発明は、単一の装置に限らず複数の装置から構成されるシステムであってもよい。また、装置毎に「装置」、「プログラム」、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」又は「方法」として表現してもよい。すなわち、本発明は、任意のカテゴリーで表現可能となっている。
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
第1の発明は、デザインの印刷前後に段ボールの画像データを取得し、印刷後画像データから印刷前画像データを引き算処理して求めたデザインデータを検査する構成により、検査時に段ボールの色合いの違いを相殺でき、もって、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を検査することができる。また、第1の発明は、色相・彩度・明度の許容範囲を示すデザイン許容範囲データが示す許容範囲内に、演算手段により求められるデザインデータがない場合には、エラー信号を出力する構成により、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を、許容範囲を持たせて検査することができる。
第2の発明は、第1の発明の作用に加え、デザインの初回印刷時に演算手段により求められたデザインデータを記憶手段に書き込むので、初回印刷時からインクが希釈した場合にエラー信号を出力することができる。それゆえ、初回印刷時からのインクの希釈による印刷品質の劣化を回避できる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の作用に加え、第1データ取得手段と第2データ取得手段とが、予め設定された大きさのメッシュ毎に段ボールの画像データをそれぞれ取得するので、設定された大きさ毎にデザインデータを検査することができる。
第4の発明は、第1〜第3の各発明の作用に加え、出力手段が、給紙装置を停止させるためのエラー信号を当該給紙装置に出力するので、不適切なデザインが印刷されることによる段ボール原料の浪費を回避できる。
本発明によれば、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を検査できる。また、本発明によれば、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を、許容範囲を持たせて検査できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
(1−1.構成)
図1は本発明の一実施形態に係る段ボール検査装置の構成を示す模式図である。
この段ボール検査装置10は、段ボール1にデザインを印刷する印刷工程において用いられるものである。なお、印刷工程においては、段ボール検査装置10以外にも給紙装置5や印刷装置6・制御装置7・端末装置20等の装置が用いられる。
給紙装置5は、段ボール1を搬送するものであり、制御装置7により制御される。
印刷装置6は、給紙装置5により搬送される段ボール1にデザインを印刷するものである。ここでは、2〜3色程度の水性のインクを用いて凸版印刷により図形等のデザインを印刷する。なお、印刷装置6は制御装置7により制御される。
制御装置7は、給紙装置5および印刷装置6を制御するものであり、段ボール検査装置10からのエラー信号に基づいて、給紙装置5および印刷装置6を停止させる機能を有する。
段ボール検査装置10は、給紙装置5により搬送される段ボール1に印刷装置6がデザインを印刷した場合、そのデザインが正常に印刷されているか否かを検査するものである。かかる検査を実施するために、段ボール検査装置10は、第1データ取得部11と第2データ取得部12・演算部13・通信部14・記憶部15・比較部16・出力部17とを備えている。
なお、段ボール検査装置10は、ハードウェア構成で実現可能であり、またはハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせとしても実現可能となっている。後者の場合、ソフトウェア構成は、予めコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又はネットワークから得られたプログラムがコンピュータにインストールされることにより、段ボール検査装置10としての各機能が実現される。ハードウェア構成の例としては、CPUやメモリ・ディスク・キーボード・各種インターフェース等が挙げられる。
第1データ取得部11は、デザイン印刷前の段ボール1を撮像するカメラセンサ11Xを具備し、デザイン印刷前の段ボールの画像を示す印刷前画像データX1を取得する機能を有する。ここで、カメラセンサ11Xは、段ボール1を撮像し、画素毎のR値・G値・B値からなる撮像データX1’を第1データ取得部11に送出するものである。第1データ取得部11は、カメラセンサ11Xから送出された撮像データX1’に基づいて、予め設定された大きさのメッシュ毎に段ボール1の色相・彩度・明度の値を算出し、これら色相・彩度・明度の値からなる印刷前画像データX1を取得する。本実施形態では、メッシュの大きさを1mm2 としている。
なお、画素とメッシュとは、一対一の関係にある場合と、複数の画素が1つのメッシュに含まれる関係にある場合とがある。前者の関係の場合、例えば1600mm×1200mmの印刷領域(撮像領域)に対し、200万画素の分解能をもつカメラセンサ11Xを配置すればよい。200万画素の分解能によれば、1600mm×1200mm÷200万画素≒1mm2 のメッシュ毎にR値・G値・B値を得ることができる。また、分解能を落とし、例えば2mm×2mm=4mm2 のメッシュ毎にR値・G値・B値を得るとした場合、カメラセンサ11Xの分解能を50万画素(≒1600mm×1200mm÷4mm2)に切り替え設定すればよい。一方、後者の関係の場合、色相・彩度・明度の算出には、複数の画素の平均のR値・G値・B値を用いてもよいが、平均値算出の負荷を削減する観点から、ここではメッシュ(複数の画素の集合)内の所定位置(例、中央位置、又は左上端の位置など)の画素のR値・G値・B値を用いている。また、前者又は後者のいずれの関係にしても、メッシュの大きさは、基本的には、分解能の規定により設定可能となっている。分解能の他には、印刷速度に応じて分解能(メッシュの大きさ)を設定する場合も考えられる。例えば分解能が高いほど全体の演算時間が長くなることから、高速印刷の場合、エラー検出時には印刷が完了していたという可能性があるためである。また、分解能及び印刷速度の他には、カメラ台数に応じてメッシュの大きさを設定する場合も考えられる。例えば段ボール1の印刷領域がカメラセンサ11Xの撮像領域よりも大きい場合、複数台のカメラセンサ11Xを配置すればよい。ここで、印刷領域を撮像領域内に収める観点から、カメラセンサ11Xと印刷領域との間の距離を適宜調整する場合がある。この距離の調整により、メッシュの大きさが設定されるためである。まとめると、メッシュの大きさは、分解能、印刷速度、カメラ台数、印刷領域との間の距離などの規定により設定可能となっている。また、分解能は、顧客に規定される品質要求を満たす範囲で適宜、調整可能である。
また、第1データ取得部11は、取得した印刷前画像データX1を演算部13へ送出する。
なお、印刷前画像データX1の取得は、演算の負荷を軽減する観点から、予め端末装置20から通信部14を介して受けた抜き取り間隔毎に行なってもよい。例えば、抜き取り間隔が1/10回の場合、第1データ取得部11は、段ボールが10枚印刷される毎に、1枚の段ボールに関する印刷前画像データX1を取得すればよい。この抜き取り間隔を用いる場合、抜き取り間隔及び取得動作は、第2データ取得部12でも同様となる。
第2データ取得部12は、デザイン印刷後の段ボール1を撮像するカメラセンサ12Yを具備し、デザイン印刷後の段ボールの画像を示す印刷後画像データY1を取得する機能を有する。なお、カメラセンサ12Y及び第2データ取得部12と、前述したカメラセンサ11X及び第1データ取得部11とは互いに同一構成の装置を用いている。第2データ取得部12は、印刷後画像データY1を取得する際、前述同様に、カメラセンサ12Yから送出された撮像データY1’(画素毎のR値・G値・B値)に基づいて、1mmのメッシュ毎に段ボール1の色相・彩度・明度の値を算出する。また同様に、第2データ取得部12は、取得した印刷後の画像データY1を演算部13へ送出する。
演算部13は、印刷後画像データY1から印刷前画像データX1を引き算処理する演算により、段ボールに印刷されたデザインを示すデザインデータD1を求めるものであり、得られたデザインデータD1を記憶部15に書き込む機能をもっている。このデザインデータD1では、段ボール1の背景色(下地色)が除去されており、印刷されるデザインの色相・彩度・明度等からなる色情報のみが抽出される。
通信部14は、端末装置20と通信するものであり、印刷されるデザインに対する色相・彩度・明度のそれぞれの許容範囲を示す許容範囲情報(デザイン許容範囲データ)やデザインを印刷する段ボール1の商品コード等の情報を端末装置20から受信する。また、通信部14は、受信した許容範囲情報及び商品コード等の情報を互いに関連付けて記憶部15に書き込む機能をもっている。また、通信部14は、端末装置20から受信した抜き取り回数を第1及び第2データ取得部11,12に送出する機能をもっている。
記憶部15は、印刷されるデザインの基準となる「基準デザインデータ」等を記憶するハードウェア資源としてのメモリである。基準デザインデータは、例えば、デザインの初回印刷時に演算部13により求められる段ボール1のデザインデータD0である。基準デザインデータとその識別用の商品コードとは互いに関連付けられて記憶部15に記憶される。なお、ここで、初回印刷時の印刷前画像データと印刷後画像データとを、便宜上それぞれX0とY0と表記し、X0とY0との引き算処理により求められるデザインデータをD0と表記する。
また、段ボール1の画像データは、例えば1mmのメッシュ毎に色相・彩度・明度の値を含んでいる。このため、基準デザインデータも1mmメッシュ毎に色相・彩度・明度の値を含んでいる。なお、色相・彩度・明度のそれぞれの値に対し、許容範囲が設定されている場合がある。この場合には、色相・彩度・明度のそれぞれの許容範囲情報がメッシュ毎に記憶される。
補足すると、記憶部15には、図2(A)に示すようなデザインに対し、図2(B)に示すメッシュ毎に色相・彩度・明度からなる色情報が記憶される。さらに詳しくは、記憶部15には、図3に示すようなアドレス情報(an,bm)がメッシュ毎に割り当てられ、その割り当てられるメッシュ毎に、図4(A)に示すように、色相の値・彩度の値・明度の値を互いに関連付けた構造の色情報がデザインデータD0として記憶される。また、許容範囲が設定される場合、記憶部15には、割り当てられるメッシュ毎に、図4(B)に示すように、色相の許容範囲・彩度の許容範囲・明度の許容範囲を互いに関連付けた構造の許容範囲情報がデザインデータD0として記憶される。
なお、基準デザインデータは、初回印刷時のデザインデータD0を用いずに、端末装置20により設定されるデザインデータを用いてもよい。また、記憶部15には、デザインデータD0の識別用の商品コードに関連付けて、各種の商品(段ボール)管理情報を記憶させてもよい。
商品管理情報としては、例えば、受注情報・在庫情報・製造計画情報・仕上がり情報・売上情報・売掛金情報等の情報が適宜、端末装置20から通信部14を介して書込可能となっている。受注情報としては、例えば商品コード、得意先名、品名、指示数量、納期などがある。在庫情報としては、例えば品名毎の在庫数などがある。製造計画情報としては、例えば商品コード、品名、製造スケジュール情報、設備及び作業者の割当て情報などがある。仕上がり情報としては、例えば商品コード、製造年月日及び製造数量などがある。売上情報及び売掛金情報は、段ボールの売上や売掛金に関する情報である。
比較部16は、記憶部15に記憶された基準デザインデータと、演算部13により求められたデザインデータD1とをメッシュ毎に比較するものである。ここで、基準デザインデータの色相・彩度・明度に許容範囲が設定されている場合には、許容範囲内に含まれる全てのデザインデータとデザインデータD1とをメッシュ毎に比較し、許容範囲内の全デザインデータのうち、デザインデータD1に一致するものがあるか否かをメッシュ毎に判定する。この結果、比較部16は、あるメッシュにおいて、一致するデザインデータが無い場合には、当該メッシュのアドレス情報を含むエラー発生信号を出力部17に送出する。なお、判定の手法としては、許容範囲の上限値とデザインデータD1とを比較すると共に、許容範囲の下限値とデザインデータD1とを比較することにより、許容範囲の上限値と下限値との間にデザインデータD1があるか否かを判定する方式としてもよい。また、エラー発生信号は、少なくともエラーの発生を通知すればよいので、必ずしもメッシュのアドレス情報を含む必要は無い。エラー発生信号からアドレス情報を省略した場合、後述する表示部23では、エラー発生を出力するが、エラーの発生箇所を出力しない。
出力部17は、比較部16からエラー発生信号を受け取ると、制御装置7および端末装置20に、エラーが発生したメッシュのアドレス情報を含むエラー信号を出力するものである。
端末装置20は、通常のコンピュータ機能に加え、操作者の操作により、基準デザインデータの色相・彩度・明度の許容範囲等を段ボール検査装置10に設定するものであり、設定部21と通信部22・表示部23とを備える。
設定部21は、段ボール検査装置10の記憶部15が記憶する基準デザインデータに対し、操作者の操作により、色相・彩度・明度の許容範囲を記憶部15に設定するものである。
具体的には、色相の場合、図5に示すように、例えば時計の12〜2時の角度に赤色〜桃色、2〜5時の角度に紫色〜藍色、5〜6時の角度に水色、6〜10時の角度に黄緑色〜緑色、10〜12時の角度に黄色〜赤色を示す色相値が連続的に配置された色相環を用いて設定する。このような色相環において、角度を指定することにより色相の許容範囲が設定される。例えば、中心点Oから基準デザインデータの色相値Pに向かう角度に対し、プラスマイナスα°の範囲が設定される。
また、彩度の場合、図6に示すように、例えば、左から右に向かう方向に沿って、赤色〜黄色〜緑色〜黄緑色〜水色〜藍色〜紫色〜桃色〜赤色が連続的に配置され、且つ上方が彩度値が高く、下方が彩度値が低く配置された彩度の2次元座標を用いて設定する。このような彩度の2次元座標において、各軸に対する幅を指定することにより彩度の許容範囲が設定される。例えば、基準デザインデータの彩度値Qを中心として、2次元座標のそれぞれの軸に対し予め設定された距離だけ離れた4点(図6中、Q1〜Q4)に囲まれる範囲が許容範囲として設定される。
さらに、明度の場合、図7に示すように、左から右に向かう方向に沿って、明度値が高く配置されたカラーバーを用いて設定する。このカラーバー内の明度の範囲において、明度に対する幅を指定することにより明度の許容範囲が設定される。例えば、基準デザインデータの明度値Rを中心として、予め設定された距離だけ離れた2点(図7中、R1・R2)で囲まれる範囲が明度の許容範囲として設定される。
また、設定部21は、必要に応じて、基準デザインデータそのものを設定する機能を有している。
通信部22は、段ボール検査装置10の通信部14と通信するものであり、設定部21で設定された色相・彩度・明度の許容範囲情報を表示部23及び段ボール検査装置10に送信する機能を有する。また、段ボール検査装置10からエラー信号を受信し、このエラー信号を表示部23に送出する機能を有する。
表示部23は、設定部21により設定される情報や、段ボール検査装置10から送信されたエラー信号の情報を出力するディスプレイ等である。エラー信号の情報としては、例えば、エラーが発生したメッシュのアドレス情報がある。すなわち、表示部23は、エラー信号内のメッシュのアドレス情報に基づいて、イメージデータD1内のエラー発生箇所を表示可能となっている。また、表示に加え、ブザー等による警報を出力してもよい。
なお、本実施形態においては、給紙装置5の搬送方向に対して、図1に明示するように、カメラセンサ11X、印刷装置6、カメラセンサ12Yの順に設置される。
(1−2.動作)
次に、以上のように構成された段ボール検査装置の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
(1−2−1.印刷前の初期設定)
始めに、テスト印刷(試し刷り)を行い、段ボール1に印刷されるデザインの基準となる基準デザインデータを記憶部15に記憶する。この処理を、「ティーチング処理」という。ここでは、テスト印刷のときのデザインデータD0を基準デザインデータとして記憶する。すなわち、テスト印刷を初回印刷として扱い、このときの印刷回数nを1とする。(ステップS1)。
ティーチング処理においては、第1データ取得部11は、印刷前の段ボール1(シート)の状態をカメラセンサ11Xにより撮像して、印刷前画像データX0を取得する(ステップS2)。それから、第2データ取得部12は、段ボール1にデザインが印刷されると、印刷後の状態をカメラセンサ12Yにより撮像して、印刷後画像データY0を取得する(ステップS3)。なお、第1及び第2データ取得部11,12は、これらの画像データX0・Y0を取得する際、1mmメッシュ毎に段ボール1の色相・彩度・明度の値を算出する。
続いて、テスト印刷時の画像データX0・Y0は、演算部13に送出される。演算部13では、印刷後画像データY0から印刷前画像データX0を引き算する処理が実行される。これにより、テスト印刷時におけるデザインデータD0が求められ、基準デザインデータとして記憶部15に記憶される(ステップS4)。
基準デザインデータが記憶部15に記憶されると、基準デザインデータD0の色相・彩度・明度のそれぞれの値に対して許容範囲が設定される(ステップS5)。ここでは、端末装置20の設定部21により、これらの値が設定される。これにより、基準デザインデータに対して同一範囲内のものとして許容されるデザインデータ群が記憶部15に記憶されることとなる。なお、許容範囲を設定しない場合には、ステップS5は省略される。この場合、例えば、後述する比較のステップS10では、デザインデータD1と、基準デザインデータとがメッシュ毎に比較されることになる。
(1−2−2.印刷中の検査)
次に、段ボール1にデザインを印刷している最中の検査について述べる。
デザインの印刷が開始されると印刷回数n=2となり、給紙装置5が印刷装置7に向けて段ボール1を搬送する(ステップS6)。
ここで、印刷装置7への搬入側に設置されたカメラセンサ11Xの下を段ボール1が通過する度に、第1データ取得部11により、印刷前画像データX1が取得される(ステップS7)。
その後、段ボール1は印刷装置7に到達し、デザインが印刷される。そして、デザインが印刷された段ボール1は、カメラセンサ12Yの下を通過して、次工程へ搬送される。この際、カメラセンサ12Yの下を通過する度に、第2データ取得部12により、印刷後画像データY1が取得される(ステップS8)。
続いて、印刷前画像データX1と印刷後画像データY1とは、それぞれデータ取得部11,12から演算部13に送出される。演算部13では、印刷後画像データY1から印刷前画像データX1を引き算する処理が実行され、デザインデータD1が演算により求められる(ステップS9)。求められたデザインデータD1は、比較部16に送出される。
次に、比較部16において、デザインデータD1と、基準デザインデータの許容範囲のデザインデータとがメッシュ毎に比較される(ステップS10)。
その結果、基準デザインデータの許容範囲内のデザインデータに、全メッシュのデザインデータD1が存在する場合(S10−YES)、予め設定された印刷回数Nに印刷回数nが達したか否かが判定される(ステップS11)。達していると判定されれば(S11−Yes)、処理が終了して、段ボール検査装置10は停止する。
また、印刷回数Nに達していないと判定されれば(S11−No)、印刷回数n=2のデザインは正常であるとみなされ、印刷回数nがn+1にインクリメントされる。そして、次に搬送される段ボール1のデザインの検査が実行される(ステップS12)。印刷回数n=3以降は、ステップS6からのステップS11までの処理が繰り返される。
一方、ステップS10において、基準デザインデータの許容範囲内のデザインデータに、あるメッシュのデザインデータD1が存在しない場合、当該メッシュのアドレス情報を含むエラー発生信号が比較部16から出力部17に送出される(S10−No)。
これにより、出力部17はエラー信号を制御装置7に出力する(ステップS13)。制御装置7はエラー信号を受けると、給紙装置5および印刷装置6を停止するように制御する。
また、出力部17は、通信部14を介して、端末装置20にもエラー信号を出力する。端末装置20はエラー信号を受けると、エラーが発生した旨とエラー発生箇所とを表示部23に表示する。
(1−3.効果)
以上説明したように、本実施形態に係る段ボール検査装置10は、デザインの印刷前後に段ボール1の画像データX1,Y1を取得し、印刷後画像データY1から印刷前画像データX1を引き算処理して求めたデザインデータD1を検査する構成により、検査時に段ボール1の色合いの違いを相殺でき、もって、大量生産される段ボールに印刷されるデザインの品質の劣化を検査することができる。また、これにより、インクの希釈等による印刷品質の劣化を回避できる。
また、デザインの初回印刷時に演算部13により求められた段ボール1のデザインデータを基準デザインデータD0として記憶部15に書き込むので、初回印刷時からインクが希釈した場合にエラー信号を出力できる。それゆえ、本実施形態に係る段ボール検査装置10によれば、初回印刷時からのインクの希釈による印刷品質の劣化を回避できる。
また、第1データ取得部11と第2データ取得部12とは、1mmのメッシュ毎に段ボール1の画像データX1・Y1をそれぞれ取得する。これにより、演算部13により求められるデザインデータD1と、基準デザインデータとを1mm毎に比較できる。
また、出力部17は、給紙装置5を停止させるためのエラー信号を当該給紙装置5に出力するので、不適切なデザインが印刷されることによる段ボール原料の浪費を回避できる。
また、本実施形態によれば、色相・彩度・明度の許容範囲内のデザインデータに、あるメッシュのデザインデータD1が存在しない場合に、エラー信号を出力する構成により、大量生産される段ボール1に印刷されるデザインの品質の劣化を、許容範囲を持たせて検査することができる。また、許容範囲を持たせた検査により、軽微なインクの希釈等に対して給紙装置5を停止しないようにすることができる。
なお、第1データ取得部11および第2データ取得部12において、メッシュの大きさを1mmとして、段ボール1の色相・彩度・明度の値を算出している。しかし、1mmは単に例示したに過ぎず、本実施形態のメッシュの大きさは任意に設定可能である。すなわち、デザインの印刷速度とカメラセンサの台数とデザインに要求される品質とに応じて任意に設定することができる。段ボール印刷では必ずしも高品質である必要はないので、例えば2mm×2mm=4mmの大きさのメッシュであっても十分に需要に適合する場合がある。それゆえ、このような場合には、メッシュの大きさを4mmに設定することになる。
なお、本実施形態に係る段ボール検査装置10は、目視による段ボール1のデザインのチェックを、人間の作業からシステム・機械の作業へと切り替え、品質向上ならびに、作業者のミスを0とすることに資する。例えば、人間の作業者とは異なり、(i)色間ずれ、(ii)インク誤り、(iii)字欠け、(iv)ステ版の印刷、等のエラーを見落とすことなく検出できる。従って、見落とし等のヒューマンエラーにより生じていた印刷ミスの段ボールの廃棄といった、紙資源の無駄をなくすことができる。
(i)「色間ずれ」は、図9に概念を示すように印版がずれることにより、デザインが意図したところからずれて印刷されることをいう。例えば、図9におけるA点において、テスト印刷による基準デザインデータD0では色情報が記憶されているのに対し、印刷中のデザインデータD1からは色情報が得られない場合が該当する。この場合、A点のデザインデータD1はNULL値を示し、色情報≠NULLとなるのでエラーが検出される。
(ii)「インク誤り」は、インクが誤って設定されることである。例えば、図10におけるB点において、基準デザインデータD0では赤を示す赤色情報が記憶されている場合に、橙を示す橙色情報が取得される場合等が該当する。すなわち、赤色情報≠橙色情報となるのでエラーが検出される。なお、赤色情報および橙色情報は、それぞれ明度・彩度・色相に変換して記憶されている。
(iii)「字欠け」とは、デザインの一部が欠けることである。例えば、図11におけるC点において、基準デザインデータD0では色情報の値が記憶されているのに、印刷中のデザインデータD1からは色情報が得られない場合が該当する。この場合、C点のデザインデータD1はNULL値を示し、色情報≠NULLとなるのでエラーが検出される。
(iv)「ステ版の印刷」とは、図12に概念を示すように、印刷中にステ版が外れて、段ボール1に印刷されることをいう。この場合、本来、色情報が取得されないはずのD点において、色情報が取得される。これにより、エラーを検出することができる。
(1−4.変形例)
なお、本実施形態において、印刷回数nがインクリメントされる毎に、基準デザインデータD0とデザインデータD1とを比較しているが、予め決められた間隔毎に比較しても良い。例えば、5回印刷される毎にデザインを比較するようにしても良い。これにより、演算処理の負担を軽減できる。
また、本実施形態において、1回目から数回目までの印刷回数を「抜き取り回数」として設定しても良い。そして、抜き取り回数を超えた後は、段ボール検査装置10を停止して、給紙装置5および印刷装置6を稼動するように設定しても良い。
また、本実施形態に係る段ボール装置10は、画像データの全領域に対してデザインデータを記憶しているが、予め設定された領域のデザインデータのみを記憶するとしても良い。これにより、記憶処理および演算処理の負担を軽減することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る段ボール検査装置の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る記憶部が記憶するデザインデータを説明するための図である。 同実施形態に係るデザインデータの構造を説明するための模式図である。 同実施形態に係るデザインデータの構造を説明するための模式図である。 同実施形態に係る色相の許容範囲の設定を説明するための図である。 同実施形態に係る彩度の許容範囲の設定を説明するための図である。 同実施形態に係る明度の許容範囲の設定を説明するための図である。 同実施形態に係る段ボール検査装置の動作を説明するためのフローチャートである。 一般的な「色間ずれ」の概念を示す図である。 一般的な「インク誤り」の概念を示す図である。 一般的な「字欠け」の概念を示す図である。 一般的な「ステ版の印刷」の概念を示す図である。
符号の説明
1…段ボール、5…給紙装置、6…印刷装置、7…制御装置、10…段ボール検査装置、
11…第1データ取得部、12…第2データ取得部、13…演算部、14…通信部、
15…記憶部、16…比較部、17…出力部、20…端末装置、21…設定部、
22…通信部、23…表示部。

Claims (8)

  1. 給紙装置により搬送される複数の段ボールにデザインが印刷される際、該デザインが正常に印刷されているか否かを検査するための段ボール検査装置であって、
    前記段ボールに印刷されるデザインを示す基準デザインデータが記憶される記憶手段と、
    前記デザイン印刷前に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷前の段ボールの画像を示す印刷前画像データを抜き取り間隔毎に取得するための第1データ取得手段と、
    前記デザイン印刷後に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷後の段ボールの画像を示す印刷後画像データを前記抜き取り間隔毎に取得するための第2データ取得手段と、
    前記印刷後画像データから前記印刷前画像データを引き算処理する演算により、前記段ボールに印刷されるデザインデータを求めるための演算手段と、
    前記記憶手段に記憶される基準デザインデータに対し、色相・彩度・明度の許容範囲を示すデザイン許容範囲データを設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定されたデザイン許容範囲データと、前記演算手段により求められたデザインデータとを前記抜き取り間隔毎に比較する許容範囲比較手段と、
    前記許容範囲比較手段による比較の結果、前記デザイン許容範囲データが示す許容範囲内に当該デザインデータがない場合には、エラー信号を出力する手段と、
    を備えたことを特徴とする段ボール検査装置。
  2. 請求項1に記載の段ボール検査装置において、
    前記デザインの初回印刷時に前記演算手段により求められた段ボールのデザインデータを前記基準デザインデータとして前記記憶手段に書き込む初回データ書込手段
    を備えたことを特徴とする段ボール検査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の段ボール検査装置において、
    前記第1データ取得手段と前記第2データ取得手段とは、予め設定された大きさのメッシュ毎に段ボールの画像データをそれぞれ取得する
    ことを特徴とする段ボール検査装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の段ボール検査装置において、
    前記出力手段は、前記給紙装置を停止させるためのエラー信号を該給紙装置に出力する
    ことを特徴とする段ボール検査装置。
  5. 給紙装置により搬送される複数の段ボールにデザインが印刷される際、該デザインが正常に印刷されているか否かを段ボール検査装置により検査するための段ボール検査方法であって、
    前記段ボールに印刷されるデザインを示す基準デザインデータを前記段ボール検査装置のメモリに記憶するための記憶ステップと、
    前記デザイン印刷前に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷前の段ボールの画像を示す印刷前画像データを抜き取り間隔毎に取得するための第1データ取得ステップと、
    前記デザイン印刷後に前記段ボールを撮像し、該デザイン印刷後の段ボールの画像を示す印刷後画像データを前記抜き取り間隔毎に取得するための第2データ取得ステップと、
    前記印刷後画像データから前記印刷前画像データを引き算処理する演算により、前記段ボールに印刷されるデザインデータを求めるための演算ステップと、
    前記記憶ステップにより前記メモリに記憶される基準デザインデータに対し、色相・彩度・明度の許容範囲を示すデザイン許容範囲データを設定するための設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定されたデザイン許容範囲データと、前記演算手段により求められたデザインデータとを前記抜き取り間隔毎に比較する許容範囲比較ステップと、
    前記許容範囲比較ステップによる比較の結果、前記デザイン許容範囲データが示す許容範囲内に当該デザインデータがない場合には、エラー信号を出力するステップと、
    を備えたことを特徴とする段ボール検査方法。
  6. 請求項5に記載の段ボール検査方法において、
    前記記憶ステップは、前記デザインの初回印刷時に前記演算ステップにより求められた段ボールのデザインデータを前記基準デザインデータとして前記メモリに記憶するステップを含んでいる
    ことを特徴とする段ボール検査方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の段ボール検査方法において、
    前記第1データ取得ステップと前記第2データ取得ステップとにおいて、予め設定された大きさのメッシュ毎に段ボールの画像データをそれぞれ取得する
    ことを特徴とする段ボール検査方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の段ボール検査方法において、
    前記出力ステップは、前記給紙装置を停止させるためのエラー信号を該給紙装置に出力する
    ことを特徴とする段ボール検査方法。
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