JP4251889B2 - 補聴器選定システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、補聴器選定システムに関し、特に、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく各ユーザ自らが自己の聴覚特性を精度良く測定でき、ひいては当該ユーザの聴覚特性に応じた適切な補聴器を選定することができる補聴器選定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
聴力の低下を懸念する者や、補聴器の新規購入や買い替えを所望する者(以下、これらの者を総称してユーザと称する)は、医者の診断を受けるべく病院に行ったり、或いは、補聴器販売店舗に直接出向き、オージオメータと称される専用の聴力検査装置によって聴覚特性を測定した上で、必要と判断された場合には、測定結果に応じた適切な補聴器を入手しているのが現状である。
【0003】
しかしながら、ユーザ、特に軽度の難聴であるユーザにとっては、わざわざ病院や補聴器販売店舗に足を運ぶことに煩わしさを感じる他、補聴器販売店舗がさほど普及していないこと等も相俟って、補聴器の利用促進が図られていないという問題が生じている。
【0004】
そこで、このような問題を解決するべく、従来より、インターネット等の通信回線を利用して、ユーザが有するパーソナルコンピュータ(以下、適宜パソコンという)等の端末装置での聴力検査を可能にする(更には、当該検査結果に適合する補聴器を自動的に選定するように構成されたものもある)ことにより、補聴器の利用促進を図ったシステムが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−140576号公報
【特許文献2】
特開2002−259714号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムは、ユーザが保有するパーソナルコンピュータ等に内蔵或いは外付けされたスピーカーを利用して聴力検査を実行する構成となっており、斯かる構成に起因した種々の問題を有する。
【0007】
すなわち、パーソナルコンピュータに付属するスピーカーは、音質、音量共に製品格差が大きく、全てのユーザに対して統一された条件での聴力検査を行うことが困難であり、その結果、各ユーザの聴覚特性に応じた適切な補聴器を選定し難いという問題がある。また、一般的に家庭に普及しているノート型パソコンの場合、内蔵スピーカーの出力は小さく、聴力検査に必要な音圧(50dB以上)を確保できないという問題もある。一方、外付けされたスピーカーの場合、その出力音圧は、パソコン本体での音圧調整と、スピーカーでの音圧調整の両方によって決定されるため、音圧の基準を設定し難いという問題がある。さらには、左右の耳のそれぞれについて個別に聴力検査を行うにはイヤホンを用いる必要があるが、ユーザが都合良くイヤホンを所有しているとは限らないという問題もある。
【0008】
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく各ユーザ自らが自己の聴覚特性を精度良く測定でき、ひいては当該ユーザの聴覚特性に応じた適切な補聴器を選定することができる補聴器選定システムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯かる課題を解決するべく、本発明は、請求項1に記載の如く、インターネットを介してユーザ保有のユーザ端末装置から接続可能であり、各種補聴器の商品情報が記憶された第1管理サーバと、インターネットを介してユーザ保有のユーザ携帯電話から接続可能であり、前記ユーザ携帯電話において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルであって、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、該聴力検査用サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトを提供する第2管理サーバとを備え、前記第2管理サーバに記憶された聴力検査用サウンドファイルは、前記ユーザ携帯電話にダウンロードされ、前記第1管理サーバは、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルを選択し、当該選択結果を前記ウェブサイトのURLと共に前記ユーザ端末装置に表示し、前記聴力検査を実行するための手順の説明を前記ユーザ端末装置に表示し、前記ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを再生することによって実行された聴力検査の結果が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該聴力検査の結果に適合する補聴器を前記商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする補聴器選定システムを提供するものである。
【0010】
請求項1に係る発明によれば、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末装置に表示された手順の説明(携帯電話の音量設定方法、再生すべき聴力検査用サウンドファイルの指示、検査音が聞こえた場合の回答方法など)に従い、ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを用いて聴力検査を実行できるため、ユーザは、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく自己の聴覚特性を測定できるという利点を有する。また、広く普及している携帯電話が具備する外部スピーカー(例えば、着信メロディー発生用のスピーカー)の出力音圧は最低でも60dB以上あるため、聴力検査に必要な音圧を十分確保できる結果、精度の良い聴力検査が可能であると共に、片方の耳に携帯電話の外部スピーカーを密着させることにより、左右の耳のそれぞれについて個別に聴力検査を行うことができるという利点を有する。さらに、第1管理サーバは、聴力検査の結果に適合する補聴器を商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報をユーザ端末装置に送信するため、ユーザは自己の聴覚特性に応じて選定された適切な補聴器を認識することができるという利点を有する。なお、選定された補聴器の商品情報を認識したユーザは、この時点で初めて補聴器販売店舗に出向いて補聴器を購入できる他、第1管理サーバが提供する所定のウェブサイトにおいて補聴器の購入ができるように構成すれば、補聴器販売店舗に出向くことなく補聴器を入手することもできる。また、補聴器の選定とは、各種補聴器の中からユーザの聴覚特性に応じた適切な補聴器の機種を選定することを意味する他、各種補聴器(例えばデジタル補聴器)の聴力補正特性がユーザの聴覚特性に適合するようにパラメータ調整し、調整後の補聴器を選定結果とすることをも含む意味であり、本明細書において全て同様の意味で使用する。
【0012】
また、請求項1に係る発明によれば、ユーザ端末装置に表示されたURL(Uniform Resource Locator)を視認したユーザは、当該URLを携帯電話に入力してダウンロード用ウェブサイトにアクセスし、聴力検査用サウンドファイルをダウンロードすればよく、第2管理サーバへの携帯電話の接続は前記ダウンロードの際のみで済むため、通信コストが安価になるという利点を有する。
【0014】
また、聴力レベル(軽度難聴や中度難聴など)や年齢などに応じて、真に必要とされる聴力検査の内容は異なる(例えば、軽度難聴の場合には、中度難聴の場合に比べて検査するべき最大の音圧は小さくて良いなど)ものとなる。請求項1に係る発明によれば、第2管理サーバには、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報(年齢、聴力レベル等)に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、第1管理サーバによって、個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルが選択され、当該選択結果(選択されたサウンドファイルの名称など)が前記URLと共に前記ユーザ端末装置に表示されることになる。従って、ユーザ端末装置に表示されたURL及び選択結果を視認したユーザは、当該URLを携帯電話に入力してダウンロード用ウェブサイトにアクセスし、前記選択結果に対応する聴力検査用サウンドファイルをダウンロードすればよく、各ユーザの個人特性情報に応じた適切なサウンドファイルを利用した聴力検査を行うことが可能である。
【0015】
また、本発明は、請求項2に記載の如く、インターネットを介してユーザ保有のユーザ端末装置から接続可能であり、各種補聴器の商品情報が記憶された第1管理サーバと、インターネットを介してユーザ保有のユーザ携帯電話から接続可能であり、前記ユーザ携帯電話において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルであって、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、該聴力検査用サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトを提供する第2管理サーバとを備え、前記第1管理サーバは、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルを選択し、当該選択結果を前記ウェブサイトのURLと共に表示した電子メールを前記ユーザ端末装置から入力された前記ユーザ携帯電話で受信可能な電子メールアドレスに対し送信し、前記聴力検査を実行するための手順の説明を前記ユーザ端末装置に表示し、前記ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを再生することによって実行された聴力検査の結果が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該聴力検査の結果に適合する補聴器を前記商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする補聴器選定システムを提供することもできる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様に、ユーザは、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく自己の聴覚特性を測定できるという利点、精度の良い聴力検査が可能であると共に、左右の耳のそれぞれについて個別に聴力検査を行うことができるという利点、及び、自己の聴覚特性に応じて選定された適切な補聴器を認識することができるという利点を有する。更に、請求項2に係る発明によれば、ユーザ携帯電話で受信可能な電子メールアドレスに送信されたURLを視認したユーザは、当該URLをクリックしてダウンロード用ウェブサイトにアクセスし、聴力検査用サウンドファイルをダウンロードすればよく、第2管理サーバへの携帯電話の接続は前記ダウンロードの際のみで済むため通信コストが安価になる他、URLを入力する手間も省け利便性に優れるという利点を有する。また、請求項2に係る発明によれば、第2管理サーバには、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報(年齢、聴力レベル等)に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、第1管理サーバによって、個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルが選択され、当該選択結果(選択されたサウンドファイルの名称など)及び前記URLの表示された電子メールが前記電子メールアドレスに対して送信されることになる。従って、前記電子メールを視認したユーザは、前記電子メールに表示されたURLをクリックしてダウンロード用ウェブサイトにアクセスし、前記選択結果に対応する聴力検査用サウンドファイルをダウンロードすればよく、各ユーザの個人特性情報に応じた適切なサウンドファイルを利用した聴力検査を行うことが可能である。
【0024】
さらに、本発明は、請求項9に記載の如く、インターネットを介して携帯電話から接続可能であり、携帯電話において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルが記憶され、携帯電話での選択に応じて、当該携帯電話に選択された聴力検査用サウンドファイルをダウンロードすることを特徴とするサーバとしても提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態に係る補聴器選定システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る補聴器選定システム1は、インターネット2に接続された第1管理サーバ11と、第2管理サーバ12とを備えている。
【0027】
第1管理サーバ11は、補聴器販売企業が運営・管理しており、インターネット2を介してユーザ保有のユーザ端末装置3から接続可能とされている。第1管理サーバ11には、適宜更新可能な各種補聴器の商品情報(商品名、適用対象となる聴力レベル、聴力補正特性、外観写真、価格等)が予め記憶されている。第1管理サーバ11は、後述するように、聴力検査を実行するための手順の説明をユーザ端末装置3に表示すると共に、ユーザ端末装置3から聴力検査の結果が送信されることにより、当該聴力検査の結果に適合する補聴器を前記商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報をユーザ端末装置3に送信するように構成されている。
【0028】
第2管理サーバ12も、補聴器販売企業が運営・管理しており、インターネット2を介してユーザ保有のユーザ携帯電話4から接続可能とされている。第2管理サーバ12には、ユーザ携帯電話4において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルが予め記憶されている。後述するように、第2管理サーバ12に記憶された聴力検査用サウンドファイルは、ユーザ携帯電話4にダウンロードされ、当該ダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを携帯電話4で再生することによって聴力検査が実行される。なお、聴力検査用サウンドファイルは、携帯電話4で再生することができるように、例えば、MIDI(Musical Instruments Digital Interface)形式のファイルとされている。
【0029】
なお、ユーザ端末装置3としては、インターネット2を介して第1管理サーバ11に接続可能な環境下にある限り、特に制約はなく、例えば、汎用のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等から構成される。また、携帯電話4としては、インターネット2を介して第2管理サーバ12に接続可能な環境下にあり、サウンドファイルのダウンロード・再生、電子メールの送受信が可能である限り、特に制約はない。
【0030】
次に、以上に説明した構成を有する補聴器選定システム1の動作(利用方法を含む)について説明する。
【0031】
補聴器選定システム1の動作は、(1)問診動作、(2)初期設定動作、(3)サウンドファイルのダウンロード動作、(4)聴力検査実行動作、(5)聴力検査結果の表示動作、(6)補聴器の選定動作、及び、(7)商品情報送信動作に大別される。以下、これらの動作について順次説明する。
【0032】
(1)問診動作
本動作においては、まず最初に、ユーザ端末装置3からインターネット2を介して第1管理サーバ11の提供する補聴器選定用ウェブサイトにアクセスする必要がある。前記ウェブサイトには、聴覚に関連する個人特性情報入力用ウェブページが設けられており、ユーザは、当該ウェブページに表示された問診事項に対する回答を入力する。より具体的に説明すれば、前記個人特性情報入力用ウェブページには、年齢入力欄が設けられている他、聞こえ方に関する複数の設問及び各設問に対する「はい」、「いいえ」及び「どちらとも言えない」などの複数のチェックボックスが設けられている。ユーザは、年齢入力欄に年齢を入力すると共に、各設問に対して何れかのチェックボックスを選択する。入力された年齢及び選択されたチェックボックスは、問診事項に対するユーザの回答であるとして第1管理サーバ11に送信される。前記聞こえ方に関する設問の内容について具体的に例を挙げれば、以下に示すような3種の設問が考えられる。すなわち、(A)高度難聴者排除のための設問、(B)低音の聞こえ方に関する設問、及び、(C)軽度難聴と中度難聴を区分するための設問である。
【0033】
(A)高度難聴者排除のための設問としては、例えば、「耳のそばでゆっくりと大きな声で話してもらわないと会話できない」などが考えられる。仮に、当該設問に対して、「はい」のチェックボックスが選択された場合には、第1管理サーバ11は、当該ユーザが高度難聴者であると判断し、本システム1の利用対象者外である旨の説明をユーザ端末装置3に表示した後、動作を中断(補聴器選定用ウェブサイトのトップページに復帰等)するように構成されている。
【0034】
(B)低音の聞こえ方に関する設問としては、例えば、「自動車が近くに来るまで気が付かないことがある」などが考えられる。仮に、このような低音の聞こえ方に関する設問に対して、「はい」のチェックボックスが一つでも選択された場合には、第1管理サーバ11は、当該ユーザが低音域(低周波数域)に難聴域を有する可能性があると判断し、後述するように、ユーザ携帯電話4にダウンロードすべきサウンドファイルの指示に反映するように構成されている。
【0035】
(C)軽度難聴と中度難聴を区分するための設問としては、例えば、「数人の集まりにおいて、声の小さい人の話が聞きにくい」、「知らない人からの電話が聞き取りにくい」、「会話をしていて聞き返すことが多い。そうでなければ推測して判断する」などが考えられる。このような設問に対して、「はい」のチェックボックスが選択された個数に応じて、第1管理サーバ11は、当該ユーザの聴力レベルが軽度難聴及び中度難聴の何れであるかを判断(選択された個数が予め設定した所定数以上であれば中度難聴、所定数未満であれば軽度難聴であると判断)し、後述するように、当該判断結果をユーザ携帯電話4にダウンロードすべきサウンドファイルの指示に反映させる。なお、前記設問に対して「はい」のチェックボックスが選択された個数がゼロ或いは極めて少ない場合には、当該ユーザは健常者であると判断し、本システム1の利用対象者外である旨の説明をユーザ端末装置3に表示した後、動作を中断(補聴器選定用ウェブサイトのトップページに復帰等)するように構成することも可能である。
【0036】
(2)初期設定動作
前述のようにして問診動作が実行されることにより、本システム1の利用対象者外のユーザは排除され、初期設定動作に移行する。本動作では、前述した補聴器選定用ウェブサイトにおいて、個人特性情報入力用ウェブページから、聴力検査用サウンドファイルをダウンロードするべきユーザ携帯電話4の種類(メーカー名、機種名など)を入力するためのウェブページに表示が移行する。当該ウェブページで入力されたユーザ携帯電話4の種類は、第1管理サーバ11に送信され、設定するべきユーザ携帯電話4の着信音量レベル(1〜5の何れか等)が決定される。なお、第1管理サーバ11には、携帯電話の種類に関わらず略統一された条件(特に音圧に関する条件)で聴力検査が行えるように、現状で市販されている携帯電話の種類と各携帯電話について設定するべき着信音量レベルとの関係が、製品仕様や実際に試験した結果等に基づき設定・記憶されており、当該記憶された関係に基づいて、設定するべきユーザ携帯電話4の着信音量レベルが決定される。以上のようにして決定された、設定するべきユーザ携帯電話4の着信音量レベルは、ユーザ端末装置3に表示(例えば、「着信音量レベルを4に設定して下さい」などの表示)される。
【0037】
また、本動作では、第1管理サーバ11において、前述した問診動作によって入力された聴覚に関連する個人特性情報(年齢、聴力レベル(軽度難聴又は中度難聴))に応じた聴力検査用サウンドファイルが選択される。以下、この内容について、より具体的に説明する。
【0038】
図2は、第2管理サーバ12に記憶された聴力検査用サウンドファイルの内容を説明する説明図である。図2に示すように、第2管理サーバ12には、個人特性情報に応じて分類された4つの聴力検査用サウンドファイル群(「サウンド1」〜「サウンド4」)が記憶されており、各サウンドファイル群が複数の聴力検査用サウンドファイル(例えば、「サウンド1」については、「サウンド1−1」〜「サウンド1−3」の3つのサウンドファイル)から構成されている。後述するように、聴力検査用サウンドファイルをユーザ携帯電話4にダウンロードする際には、聴力検査用サウンドファイル群(例えば、「サウンド1」)を選択することにより、当該サウンドファイル群に属する一連のサウンドファイル(例えば、「サウンド1−1」〜「サウンド1−3」)が携帯電話4にダウンロードされ、これら一連のサウンドファイルを順次再生して聴力検査を行うことになる。
【0039】
本実施形態では、入力された個人特性情報に応じて、軽度難聴者には「サウンド2」或いは「サウンド4」が、中度難聴者には「サウンド1」或いは「サウンド3」が選択される。例えば、「サウンド2」と「サウンド1」とを比較すれば分かるように、両サウンド群に属するサウンドファイルは、周波数は同一であるものの、その音圧が異なるように構成されている(中度難聴者を対象とする「サウンド1」の場合には、軽度難聴者を対象とする「サウンド2」の場合よりも大きな音圧まで聴力検査を行うように構成されている)。また、同じ軽度難聴者であっても、年齢が60歳以上の場合には「サウンド2」が、年齢が60歳未満の場合には「サウンド4」が、それぞれ選択される(同様にして、同じ中度難聴者であっても、年齢が60歳以上の場合には「サウンド1」が、年齢が60歳未満の場合には「サウンド3」が、それぞれ選択される)。例えば、「サウンド2」と「サウンド4」とを比較すれば分かるように、年齢が60歳以上の場合(「サウンド2」が選択される)には、加齢と共に高音域(高周波数域、2000Hz以上)が聞こえ難くなるという一般的な傾向を考慮して、高音域中心の聴力検査を行うように構成されているのに対し、年齢が60歳未満の場合(「サウンド4」が選択される)には、500Hzや250Hzなどの低音域も含めた広い範囲での聴力検査を行うように構成されている。但し、年齢が60歳以上の場合でもあっても、前述した問診動作の設問B(低音の聞こえ方に関する設問)において「はい」のチェックボックスが一つでも選択された場合には、低音域に難聴域を有する可能性があると判断し、「サウンド4」が選択されるように構成されている。
【0040】
第1管理サーバ11には、個人特性情報と当該個人特性情報に適合する聴力検査用サウンドファイル群との対応関係が記憶されており(サウンドファイル自体は、第2管理サーバ12に記憶されている)、当該対応関係に基づいて、ダウンロードするべき聴力検査用サウンドファイル群(つまり、問診動作で入力された個人特性情報に適合する聴力検査用サウンドファイル群)を決定する。以上のようにして決定された聴力検査用サウンドファイル群は、第2管理サーバ12が提供する聴力サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトのURLと共に、ユーザ端末装置3に表示(例えば、「URL・・・にアクセスし、サウンド1をダウンロードしてください」などの表示)される。
【0041】
以上のようにして、ユーザ端末装置3には、ユーザ携帯電話4の設定するべき着信音量レベル、聴力サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトのURL、及び、ダウンロードするべき聴力検査用サウンドファイル群が表示される。ユーザは、これらユーザ端末装置3の表示に従って、ユーザ携帯電話4の着信音量レベルを設定すると共に、前記URLを携帯電話4に入力することにより、前記ダウンロード用ウェブサイトにアクセスし、後述の動作を行えばよい。
【0042】
なお、本実施形態では、ユーザ端末装置3に表示されたURLを視認し、当該URLを携帯電話4に入力することによって、第2管理サーバ12の提供するダウンロード用ウェブサイトにアクセスする態様について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、電子メールを利用することも可能である。つまり、第1管理サーバ11が提供する所定のウェブページ(例えば、前述したユーザ携帯電話4の種類を入力するためのウェブページ)に、ユーザ携帯電話4で受信可能な電子メールアドレスの入力欄を設け、当該入力欄に入力された電子メールアドレスに対して、第1管理サーバ11から前記URLを表示した電子メールを送信するように構成することも可能である。斯かる構成によれば、ユーザは、ユーザ携帯電話4で受信した電子メールに表示されたURLを視認し、当該URLをクリックしてダウンロード用ウェブサイトにアクセスすることができるため、URLを入力する手間が省け利便性に優れるという利点を有する。また、前記電子メールには、ダウンロード用ウェブサイトのURLのみならず、前述したダウンロードするべき聴力検査用サウンドファイル群を併せて表示することも可能である。
【0043】
(3)サウンドファイルのダウンロード動作
前述のようにして初期設定動作が実行された後、ユーザは、第2管理サーバ12が提供する聴力検査用サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトにアクセスする。前記ダウンロード用ウェブサイトには、ダウンロードすることのできる4つの聴力検査用サウンドファイル群(「サウンド1」〜「サウンド4」)がメニュー形式で表示されている。ユーザは、ユーザ端末装置3に表示されたダウンロードするべき聴力検査用サウンドファイル群を選択して、該当箇所をクリックすることにより、選択したサウンドファイル群に属する一連のサウンドファイルが携帯電話4にダウンロードされることになる(例えば、サウンドファイル群として「サウンド1」を選択した場合には、「サウンド1−1」〜「サウンド1−3」のサウンドファイルが順次ダウンロードされる)。
【0044】
(4)聴力検査実行動作
本動作では、前述した補聴器選定用ウェブサイトにおいて、サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトのURLなど所定の表示を行うウェブページから、聴力検査の手順を説明するウェブページに移行する。当該ウェブページでは、左右何れの耳の聴力検査を実行するか、聴力検査を実行する耳にユーザ携帯電話4の外部スピーカーを押し当てる旨の説明などが表示されると共に、再生すべきサウンドファイル名が表示(例えば、「サウンド1−1を再生して下さい」などの表示)される。ユーザは、当該表示を視認し、ユーザ携帯電話4にダウンロードされた一連のサウンドファイルの内、前記表示されたサウンドファイルを、着信メロディーを再生する場合と同様の要領で再生すればよい。以下、「サウンド1−1」を例に挙げて説明すれば、当該サウンドファイルを再生することにより、周波数1000Hzで、所定時間毎(例えば3秒毎)に10dB単位で音圧を下げた検査音が順次発生する(40dB、30dB、20dB、10dBの検査音が順次発生する)。ユーザは、発生する一連の検査音のそれぞれを聴き取ることができたタイミングで、前記ウェブページに表示された所定のボタンをマウス等でクリックすればよい。前記ボタンのクリック信号は、その都度第1管理サーバ11に送信されるように構成されており、第1管理サーバ11は、所定時間内におけるクリック信号の送信回数、すなわちクリック回数に基づき、周波数1000Hzについて何れの音圧まで聴き取ることができたかを判断し、これを記録する。つまり、例えば、クリック回数が2回の場合には、音圧40dB及び30dBの検査音を聴き取ることができたが、音圧20dB及び10dBの検査音は聴き取ることができなかったと判断する。以上に説明した動作が、選択したサウンドファイル群である「サウンド1」に属する全てのサウンドファイル(「サウンド1−1」〜「サウンド1−3」)について繰り返される。このようにして一方の耳についての聴力検査が終了すれば、次は他方の耳について聴力検査を実行する旨の説明などが表示されると共に、再び最初のサウンドファイルである「サウンド1−1」から、「サウンド1」に属する全てのサウンドファイルについての再生・クリック動作が繰り返し実行される。以上のようにして、周波数1000Hz、2000Hz及び4000Hzの検査音について、聴き取ることができた最小の音圧(聴力レベル)が第1管理サーバ11に記録されることになる。
【0045】
なお、第1管理サーバ11において、各クリック信号の送信時間の間隔(クリック間隔)を管理し、当該クリック間隔が異常の場合には、聴力検査のやり直しを指示する旨をユーザ端末装置3に表示する構成とすることが、聴力検査の精度を高める上で好ましい。より具体的には、各サウンドファイルは所定時間毎(例えば3秒毎)に音圧を下げた検査音が順次発生するように構成されているため、クリック間隔も前記所定時間に略等しくなることが期待されるにも関わらず、所定時間よりも長いクリック間隔(例えば9秒)となった場合には、音圧40dB及び10dBの検査音が聴き取れ、音圧30dB及び20dBの検査音が聴き取れなかったことになるため、異常であると判断し、聴力検査のやり直しを指示するように構成することが考えられる。或いは、各サウンドファイルの最初と最後に、中度難聴者であっても必ず聴き取ることができると考えられる音圧60dBの検査音を挿入し、最初のクリック信号と最後のクリック信号の送信時間の間隔が、想定される所定時間よりも長過ぎたり、或いは、短過ぎたりした場合には異常であると判断する構成も考えられる。
【0046】
また、本実施形態では、個人特性情報に応じて4つのサウンドファイル群に分類し、個人特性情報に応じて何れかのサウンドファイル群を選択する構成としているが、本発明はこれに限るものではなく、個人特性情報に関わらず共通のサウンドファイルを再生することによって聴力検査を実行することも可能である。また、各サウンドファイル群に属するサウンドファイルの周波数や音圧は、図2に示すものに限らず種々設定可能である。さらに、サウンドファイルの再生順序も適宜設定可能である。
【0047】
(5)聴力検査結果の表示動作
前述のようにして、聴力検査が実行された後、聴力検査の結果(聴き取ることができた検査音の周波数及び聴力レベル)が、前述した補聴器選定用ウェブサイトの所定のウェブページに図示表示される(ユーザは、ユーザ端末装置3が具備するモニタ画面で視認することになる)。図3は、聴力検査結果の表示例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末装置3には、左右の耳のそれぞれについて、各周波数(図3の例では、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hzの各周波数で聴力検査が実行されたことを想定している)で聴き取ることができた最小の音圧レベル(聴力レベル)が折線グラフで図示されると共に、背景として、所定の対象物(男性、女性、犬、電話等)が発する一般的(平均的)な音の周波数及び音圧の範囲が、当該対象物を表す図柄と共に表示される。従って、当該モニタ画面を視認するユーザにとっては、所定対象物が発する音と比較することにより、自己の聴力検査の結果を極めて理解し易いと共に、当該聴力検査の結果に基づく補聴器の選定に対し、信頼感が高まるという利点を有する。なお、本実施形態では、聴力レベルを視力に例えた表示、具体的には、図3に示すように、縦軸に聴力レベルのみならず視力をプロットすることにより、より一層ユーザが自己の聴覚特性を理解し易い構成としている。
【0048】
(6)補聴器の選定動作
第1管理サーバ11は、前記聴力検査の結果に適合する補聴器を、予め記憶された商品情報に基づき選定する。より具体的には、例えば、以下のようにして選定する。
【0049】
第1管理サーバ11には、各補聴器の適用対象となる聴力レベルを(A)軽度(聴力レベル30〜50dB)及び(B)中度(聴力レベル50〜70dB)の2つのランクに分類し、各補聴器が何れのランクに属するかを商品情報として予め記憶しておく。次に、第1管理サーバ11は、聴力検査結果の内、例えば、周波数500Hzでの聴力レベルをf1(dB)、周波数1000Hzでの聴力レベルをf2(dB)、周波数2000Hzでの聴力レベルをf3(dB)として、平均聴力レベルf(dB)を以下の数式(1)によって算出する(なお、ここでは少なくとも周波数500Hz、1000Hz及び周波数2000Hzの検査音を発生するサウンドファイルを用いた聴力検査を実行する場合を想定している)。
f=(f1+f2+f2+f3)/4 ・・・(1)
最後に、第1管理サーバ11は、上記のようにして算出した平均聴力レベルfのランクに属する補聴器を前記商品情報の中から検索し、聴力検査の結果に適合する補聴器として抽出(選定)する。なお、補聴器の選定方法としては、上記内容に何ら限定されるものではなく、全ての聴力検査の結果を反映(周波数250Hz及び4000Hzの聴力レベルも考慮)して選定する他、例えば、第1管理サーバ11が提供する所定のウェブページ(例えば、前述したユーザ携帯電話4の種類を入力するためのウェブページ)に、補聴器の外観や色など各ユーザの嗜好を個人情報として予め入力する欄を設けておき、抽出した補聴器を当該嗜好に応じて更に絞り込む方法なども採用することが可能である。
【0050】
(7)商品情報送信動作
前述のようにして選定された補聴器の商品情報(商品名、適用対象となる聴力レベル、聴力補正特性、外観写真、価格等)は、第1管理サーバ11によってユーザ端末装置3に送信される。ここで、選定された補聴器の商品情報は、例えば、電子メールによってユーザ端末装置3に送信するように構成することができる他、第1管理サーバ11が提供する所定のウェブページ(例えば、前述した検査結果を表示するウェブページ)に、選定した商品情報を表示するように構成することも可能である。なお、選定された補聴器(特にデジタル補聴器)の聴力補正特性をユーザに実感させるべく、第2管理サーバ12に、各補聴器の聴力補正特性に応じた補正前と補正後のサウンドファイルをそれぞれ予め記憶させておく一方、前記商品情報の送信の際にダウンロードするべきサウンドファイルの名称も併せて送信するように構成することも可能である。斯かる構成によれば、ユーザは、ユーザ携帯電話4から第2管理サーバ12にアクセスし、補正前後のサウンドファイルをそれぞれダウンロードして、これらを試聴することにより、補聴器の聴力補正特性を実感することができるという利点を有する。
【0051】
以上に説明したように、本実施形態に係る補聴器選定システム1を利用することによって、ユーザは、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく自己の聴覚特性を精度良く測定できると共に、自己の聴覚特性に応じて選定された適切な補聴器を認識することができる。
【0052】
なお、補聴器販売企業の実店舗に設置した店舗用端末装置を、インターネット2を介して、本実施形態に係る補聴器選定システム1の第1管理サーバ11に接続し、第1管理サーバ11から前記店舗用端末装置に対して、予め所定のウェブページを介して入力させたユーザの個人情報(住所、氏名、年齢、電話番号、電子メールアドレス等)、当該ユーザの聴力検査の結果、及び、当該聴力検査の結果に適合する補聴器の商品情報を送信するように構成することも可能である。斯かる構成によれば、ユーザが補聴器販売店舗に出向いて補聴器を購入する際に、店舗側の迅速な対応が可能となる他、逆に購入意欲に乏しいユーザに対しては、店舗側からの積極的な営業活動が可能になるという利点を有する。特に、各地域に亘って複数の店舗を有する補聴器販売企業の場合には、各ユーザの居住地近隣の店舗に対して聴力検査の結果等を送信することにより、効率の良い営業活動が可能である。
【0053】
また、本実施形態では、第1管理サーバ11と第2管理サーバ12とを別体として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、単一のサーバに第1管理サーバ11及び第2の管理サーバ12双方の機能を奏させる構成を採用することも無論可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る補聴器選定システムによれば、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末装置に表示された手順の説明に従い、ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを用いて聴力検査を実行できるため、ユーザは、補聴器販売店舗等にわざわざ足を運ぶことなく自己の聴覚特性を測定できるという利点を有する。また、広く普及している携帯電話が具備する外部スピーカーを利用することにより聴力検査に必要な音圧を十分確保できる結果、精度の良い聴力検査が可能である。さらに、聴力検査の結果に適合する補聴器が商品情報に基づき選定され、当該選定された補聴器の商品情報がユーザ端末装置に送信されるため、ユーザは自己の聴覚特性に応じて選定された適切な補聴器を認識することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施形態に係る補聴器選定システムの概略構成を示す図である。
【図2】 図2は、図1に示す第2管理サーバに記憶された聴力検査用サウンドファイルの内容を説明する説明図である。
【図3】 図3は、図1に示す補聴器選定システムにおける聴力検査において、ユーザ端末装置に表示される聴力検査結果の表示画面例である。
【符号の説明】
1…補聴器選定システム 2…インターネット 3…ユーザ端末装置
4…ユーザ携帯電話 11…第1管理サーバ 12…第2管理サーバ
Claims (2)
- インターネットを介してユーザ保有のユーザ端末装置から接続可能であり、各種補聴器の商品情報が記憶された第1管理サーバと、
インターネットを介してユーザ保有のユーザ携帯電話から接続可能であり、前記ユーザ携帯電話において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルであって、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、該聴力検査用サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトを提供する第2管理サーバとを備え、
前記第2管理サーバに記憶された聴力検査用サウンドファイルは、前記ユーザ携帯電話にダウンロードされ、
前記第1管理サーバは、
ユーザの聴覚に関連する個人特性情報が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルを選択し、当該選択結果を前記ウェブサイトのURLと共に前記ユーザ端末装置に表示し、
前記聴力検査を実行するための手順の説明を前記ユーザ端末装置に表示し、
前記ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを再生することによって実行された聴力検査の結果が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該聴力検査の結果に適合する補聴器を前記商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする補聴器選定システム。 - インターネットを介してユーザ保有のユーザ端末装置から接続可能であり、各種補聴器の商品情報が記憶された第1管理サーバと、
インターネットを介してユーザ保有のユーザ携帯電話から接続可能であり、前記ユーザ携帯電話において種々の周波数及び音圧の検査音を発生させることにより聴力検査を実行するための聴力検査用サウンドファイルであって、ユーザの聴覚に関連する個人特性情報に応じて分類された複数の聴力検査用サウンドファイルが記憶され、該聴力検査用サウンドファイルのダウンロード用ウェブサイトを提供する第2管理サーバとを備え、
前記第1管理サーバは、
ユーザの聴覚に関連する個人特性情報が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該個人特性情報に応じた聴力検査用サウンドファイルを選択し、当該選択結果を前記ウェブサイトのURLと共に表示した電子メールを前記ユーザ端末装置から入力された前記ユーザ携帯電話で受信可能な電子メールアドレスに対し送信し、
前記聴力検査を実行するための手順の説明を前記ユーザ端末装置に表示し、
前記ユーザ携帯電話にダウンロードされた聴力検査用サウンドファイルを再生することによって実行された聴力検査の結果が前記ユーザ端末装置から送信されることにより、当該聴力検査の結果に適合する補聴器を前記商品情報に基づき選定し、当該選定された補聴器の商品情報を前記ユーザ端末装置に送信することを特徴とする補聴器選定システム。
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