JP4251502B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、弾性を用いて相手側のコンタクトと接続されるコンタクトを有する電気コネクタ(以下、単にコネクタと称する)に関するものである。
携帯電話等の電子機器内に用いられるコネクタ100の一例の断面を図11に示す。また、コネクタ100のコンタクト102と相手側コネクタ200のコンタクト201との接続前の状態を図12に模式的に示す。コネクタ100は、絶縁性のハウジング101と、ハウジング101に装着されたコンタクト102と、コンタクト102を覆うシェル103とを備えている。コンタクト102は、ハウジング101に形成された溝に挿入される。このコネクタ100は、図11中、左側において、図11には図示しない相手側コネクタ200と嵌合する。コンタクト102は、湾曲した接触部Cを先端部に有するビーム部102aと、ビーム部102aに連なる圧入固定部102bと、圧入固定部102bに連なるタイン部102cとから構成される。相手側コネクタ200のコンタクト201とビーム部102aの接触部Cとが接触して、コンタクト201とコンタクト102とが電気的に接続される。ハウジング101に装着されるコンタクト102は、圧入固定部102bがハウジング101に圧入されることによって、ハウジング101に固定される。コンタクト102は、この部分を固定端とする片持ち梁を構成する。コンタクト102のビーム部102aは、ハウジング101のコンタクト収容溝内に弾性変位できるように収容される。したがって、ビーム部102aは、図12に示すように、相手側コネクタ200のコンタクト201に対して撓みながら接続される。このとき、ビーム部102aの接触部Cは、相手側コネクタ200のコンタクト201と、相手側コネクタ200の挿抜方向に摺動する。また、このコネクタ100は、図11中、コンタクト102のタイン部102cが回路基板104上の配線と電気的に接続される。回路基板104上の配線とタイン部102cとは、はんだにより接続される。コネクタ100は、回路基板104と接続された状態でその外周を樹脂モールド105で被覆される。
コネクタ100のコンタクト102、特に接触部Cは、設定された所定位置に保持されていることが、相手側コネクタ200との適切な嵌合のために重要である。しかるに、ビーム部102aは、前述のように弾性変位が許容される。特に、コンタクト102は、圧入固定部102bからビーム部102aの接触部Cまでの長さが長いため、この接触部Cの位置を制御することは容易でない。ここで、タイン部102cを回路基板104にはんだ付けする際に、コンタクト102には外力が加わる。また、樹脂モールド105を被覆することにより、コネクタ100には樹脂モールド105の硬化、収縮により応力が付与される。この外力、応力によって、接触部Cの位置が、所定の位置よりも上昇することがあった。このことを以下ではリフトアップと称する。図12にビーム部102a(接触部C)がリフトアップした状態を実線で示している。なお、所定位置のビーム部102aを一点鎖線で示している。このリフトアップのために、嵌合時にビーム部102aの先端が、相手側コネクタ200のコンタクト201に衝突して座屈等の損傷を起こすという課題があった。
以上のコンタクト102と同様に弾性を有するコンタクトを備えたコネクタが、特許文献1〜特許文献3に開示されている。ところが、これら先行技術に開示されているコネクタは、コンタクトの先端をハウジングに係止してコンタクト先端の位置を制御している。この点で、ビーム部102aの接触部Cの変位が自由なコネクタ100と、特許文献1〜特許文献3に開示されているコネクタは相違する。
特開平9−134750号公報 特開2004−206963号公報 特開2005−56789号公報
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、片持ち梁状のコンタクトのリフトアップによる相手側コネクタとの衝突を効果的に防止することのできるコネクタを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明のコネクタは、湾曲した接触部を先端部に有するビーム部と、ビーム部に連なる圧入固定部と、圧入固定部に連なるタイン部とから構成される複数のコンタクトと、複数の各コンタクトのビーム部が弾性変位可能に収容される複数の溝を備えた平板部と、平板部の一方端側に立設するとともに貫通孔を有し、複数の各コンタクトの圧入固定部が貫通構内で圧入固定される基部とから構成されるハウジングと、平板部と所定の間隔を隔ててコンタクトのビーム部を覆うシェルと、コンタクトのビーム部に対応する平板部とシェルの間に配設されるコンタクトキャップと、を備えることを特徴とする。
本発明のコネクタの特徴部分は、コンタクトのビーム部に対応する平板部とシェルの間にコンタクトキャップを配設したことである。このコンタクトキャップにより、ビーム部にリフトアップが生じても相手側コネクタとの衝突が発生しない程度に規制する。この規制は、リフトアップが一切生じないようにすることも包含する。
本発明の好ましい形態におけるコンタクトキャップは、コンタクトのビーム部に対向してコンタクトのコンタクトキャップ側への変位を規制するコンタクト変位規制部と、コンタクト変位規制部から立設した係止部とを備える。また、この好ましい形態におけるシェルは、コンタクトキャップのコンタクト変位規制部に接触して押圧するコンタクトキャップ押圧部と、コンタクトキャップ押圧部から立設したキャップ保持部とを備える。そして、シェルのキャップ保持部と基部の間に形成される間隙に、コンタクトキャップの係止部が嵌合されることによって、コンタクトキャップのコンタクトの先端部方向への変位が規制される構成とする。
コンタクトキャップがコンタクト先端部方向へ自由に変位してしまうと、コンタクトの弾性変位を妨げてしまうおそれがある。また、この変位が大きくなると、相手側コンタクトとの嵌合のための空隙がなくなるおそれがある。そこで、コンタクトキャップのコンタクト先端部方向への変位を確実に防止するために、コンタクトキャップの形状及びシェルの形状を上記のように特定する。この構成には、所定位置に配設されるシェルを利用することによって、コンタクトキャップのコンタクト先端部方向への変位を確実に防止することができる利点がある。
また本発明のコネクタにおいて、コンタクトキャップは、平板部の複数の溝に嵌入される複数の突条が、平板部に対向する面に形成されていることが好ましい。
本発明は、コンタクトキャップの平板部に対向する面を平坦にすることを包含する。しかし、コンタクトキャップに設けた複数の突条を平板部の複数の溝に嵌入する構成にすれば、コンタクトキャップの突条の高さを変えることにより、リフトアップの規制量を任意に設定できる利点がある。
以上説明したように、本発明によれば、コンタクトのリフトアップを規制することができる。したがって本発明のコネクタによれば、相手側コネクタとの嵌合の際に、コンタクトが相手側コネクタと衝突するのを防止することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるコネクタ1の分解斜視図である。また、図2はコネクタ1の平面斜視図、図3はコネクタ1の底面斜視図である。
図1〜図3に示すように、コネクタ1は、樹脂製のハウジング2と、ハウジング2に装着される複数のコンタクト3と、ハウジング2の嵌合部を覆う金属製のシェル4とを備えている。この嵌合部は、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合のためのものである。
コネクタ1は、コンタクト3のリフトアップを規制するためのコンタクトキャップ5を備えている。詳しくは後述するが、コンタクトキャップ5は、ハウジング2とシェル4との間に設置されることにより、コンタクト3のリフトアップを規制する。
以上が、コネクタ1の基本的な構成要素であるが、以下ではさらに図4〜図8をも参照しつつコネクタ1を説明する。なお、図4はコネクタ1の正面図、図5はコネクタ1の背面図である。また、図6は図4の6−6断面図、図7は図4の7−7断面図、図8は図6の8−8断面図である。
図1〜図3に示すように、コネクタ1のハウジング2は、平板部21と、平板部21の長手方向の一方端側に立設する基部22から構成される。なお、基部22が配置される側をコネクタ1の後端又は後端側、その逆側をコネクタ1の前端又は前端側と称することにする。
平板部21は、図8に示すように、その上面に複数の突条211が形成されている。この突条211は、前端側から後端側に向けて平行に延設されている。この突条211間に溝が形成され、この溝にコンタクト3のビーム部31a、32aが収容される。ビーム部31a、32aは、この溝内でその上下方向に弾性変位が可能である。
基部22は、図2〜4、図6〜8に示されるように、底壁221と、各々の底壁221から立設する一対の側壁222と、側壁222の上端を繋ぐ上壁223とから構成されている。底壁221は、平板部21よりも幅が広く、その両端が平板部21の両端から突出している。底壁221、側壁222及び上壁223で取り囲まれる領域内には貫通孔22hが形成されており、後述するコンタクト3の圧入固定部31b、32bは、この貫通孔22h内において圧入固定され。この貫通孔22h内において、コンタクト3の圧入固定部31b、32bが圧入される。基部22には、後述するシェル4のタイン43が貫通する貫通孔222hが形成されている。また、上壁223の上面には、後述する金属製のシェル4との係止を確保する突起223aが形成されている。
次に、図1、図6及び図7に示されるように、導電体で構成されるコンタクト3は、圧入固定部31b、32bからタイン部31c、32cにかけて形状が異なる2種類のコンタクト31、32から構成される。コンタクト31は、ビーム部31aと、ビーム部31aに連なる圧入固定部31bと、圧入固定部31bに連なるタイン部31cとから構成される。また、コンタクト32は、ビーム部32aと、ビーム部32aに連なる圧入固定部32bと、圧入固定部32bに連なるタイン部32cとから構成される。
ビーム部31a、32aは、各々、その先端部に相手側コネクタのコンタクトとの接触する接触部Cを備えている。接触部Cは、下方が開口する略U字状に湾曲した断面形状を有している。ビーム部31a、32aは、ハウジング2の平板部21と所定間隔隔てて配置されるシェル4に覆われる。ビーム部31a、32aは、相手側コネクタのコンタクトと接続される際に、下方に弾性変位する。
コンタクト31、32の圧入固定部31b、32bよりも後端側にタイン部31c、32cが形成されている。図1及び図5に示すように、タイン部31cは下側に、またタイン部32cは上側に配列されている。複数のタイン部31cは所定間隔を隔てて直線上に配列される。また、複数のタイン部32cもまた、所定間隔を隔てて直線上に配列される。このように上・下2段に配列するのは、タイン部31c、32c間のピッチを小さくするためである。タイン部31c、32cは、先端から所定長の部分はハウジング2の基部22の外部に配置されている。タイン部31c、32cは、図11に示したように、例えば回路基板104上の配線と接続される。
金属製のシェル4は、図6及び図7に示すように、ハウジング2と組合された状態で、平板部21との間の所定領域に空隙を形成する。ビーム部31a、32aはシェル4に覆われる。また、シェル4は、後述するコンタクトキャップ5の位置を保持する。そのために、図1、図6及び図7に示すように、シェル4は、コンタクトキャップ押圧部41と、キャップ保持部42とを備えている。また、シェル4は、先端がU字状に切り欠かかれたタイン43を備えている。このタイン43は、コンタクト31、32のタイン部31c、32cと図示しない回路基板の配線とを接続する際に、当該回路基板を挟持することにより、コンタクト31、32のタイン部31c、32cと回路基板の相対的な位置を保持する。
図2、図3及び図8に示すように、コンタクトキャップ押圧部41はハウジング2の平板部21と所定間隔隔てて対向配置される平板部411と、平板部411の幅方向両端に配置されるスライド部412とを備えている。平板部411はコンタクトキャップ5の上面に接触してコンタクトキャップ5を平板部21側へ押圧する。スライド部412は、断面が概ねC字状をなしており、平板部21の幅方向の端部と係合される。シェル4をハウジング2に組付ける際に、このスライド部412をハウジング2の平板部21の幅方向の端部に当接させながら、コネクタ1の前端側から後端側に向けてスライドさせる。
キャップ保持部42は、コンタクトキャップ押圧部41の端部から垂直に立設する部分及びこの部分からコンタクトキャップ押圧部41と平行な部分とを備えている。したがって、コンタクトキャップ押圧部41とキャップ保持部42は階段状をなしている。キャップ保持部42には、図1に示すように、基部22の突起223aに嵌合される嵌合孔421が2箇所に形成されている。
コンタクトキャップ5は、ハウジング2の平板部21とシェル4との間に配設されることにより、ビーム部31a、32aのリフトアップを規制する。このコンタクトキャップ5は、コンタクト31、32のビーム部31a、32aに対応する位置に配設される。
図1、図6及び図7に示すように、コンタクトキャップ5は、略偏平状のコンタクト変位規制部51と、コンタクト変位規制部51の後端側において垂直に立設する係止部52とから構成される。コンタクト変位規制部51は、図8に示すように、ハウジング2の平板部21に対向する面に、前端側から後端側に向けて平行に延設される複数の突条511を備えている。したがって、コンタクト変位規制部51の平板部21に対向する面には、複数の溝が平行に形成されている。
図8に示すように、平板部21の突条211がコンタクト変位規制部51の溝に嵌入される。また、コンタクト変位規制部51の突条511が平板部21の溝に嵌入される。コネクタ1は、コンタクト変位規制部51の前記溝の上壁と平板部21の突条211の頂面とが突き当たるように構成されている。したがって、コンタクト変位規制部51は平板部21に支持されていることになる。コンタクト変位規制部51の突条511は、平板部21の溝に嵌入されるが、コンタクト31、32が定位置にある場合には、コンタクト31、32のビーム部31a、32aとは接触しない。コンタクト31、32のビーム部31a、32aとコンタクト変位規制部51の突条511とが接触する構成とした場合には、製造誤差により突条511の高さが所定値よりも大きくなると、突条511がコンタクト31、32に当接してコンタクト31、32を変形させる虞がある。そこで、コネクタ1は、コンタクト変位規制部51の突条511とコンタクト31、32のビーム部31a、32aとを接触させずに、突条511とビーム部31a、32aとの間に間隙を設けている。この間隙は、リフトアップが発生したとしても相手側コネクタとの嵌合に支障がない範囲にリフトアップ量を規制するように、その高さが設定される。
図6〜図8に示すように、コンタクトキャップ5のコンタクト変位規制部51は、突条511が形成された面と対向する面が、シェル4に接触して、押圧される。また、コンタクトキャップ5の係止部52は、基部22の上壁223の前端側の端面と、シェル4のキャップ保持部42との間に嵌合される。したがって、シェル4を所定位置に配設することにより、コンタクトキャップ5は、ハウジング2の平板部21の平面方向及びそれに直交する方向の2方向への変位が規制される。
コンタクトキャップ5は、その長手方向の長さが規定される。つまり、コンタクトキャップ5の長さが長すぎると、相手側コネクタと嵌合するためのスペースを、ハウジング2の平板部21とシェル4との間に確保することができない。また、コンタクトキャップ5の長さが短すぎると、コンタクト31、32のリフトアップ抑制効果を得ることができない。以上のことを考慮して、コンタクトキャップ5の長さを決定すればよい。
コネクタ1は、図1、図5〜図7に示すように、ボトムキャップ6を備えている。ボトムキャップ6は、コネクタ1の後端側に配設される。ボトムキャップ6は、コネクタ1の基部22を含む部分を樹脂でモールドする際に、樹脂が基部22内部に侵入することを阻止するために設けられる。樹脂が基部22内部に侵入すると、その硬化後に不必要な応力をコンタクト31、32に付与して、コンタクト31、32が位置ずれを起こすおそれがあるからである。ボトムキャップ6には、タイン部31c、32cが貫通する貫通孔が複数形成されている。タイン部31c、32cの先端側は、この貫通孔を貫通して基部22の外部に露出する。したがって、ボトムキャップ6は、タイン部31c、32cを所定位置に整列させる機能をも有している。なお、基部22内への樹脂の侵入によるコンタクト31、32の位置ずれが軽微であると判断される場合には、ボトムキャップ6を省略することもできる。この場合、樹脂がビーム部31a、32aまで侵入すると、相手側コネクタとの嵌合に支障を与えることになる。しかし、コネクタ1はコンタクトキャップ5を備えているため、ビーム部31a、32aまで樹脂が侵入することはない。
以上のように構成されたコネクタ1は、概略以下のようにして組立てられる。ハウジング2の溝に対して複数のコンタクト31、32を所定位置に配置する。コンタクト31、32の圧入固定部31b、32bは、ハウジング2に対して圧入、固定される。ビーム部31a、32aは、平板部21の溝内に弾性変位可能に収容される。次いで、コンタクトキャップ5を所定位置に配設する。次に、シェル4を前端側からハウジング2に沿ってスライドさせる。シェル4は、その嵌合孔421が基部22の突起223aに嵌合する位置までスライドさせる。以上により、コネクタ1が組立てられる。
コネクタ1は、ハウジング2とは別部材であるコンタクトキャップ5を用いてコンタクト31、32のリフトアップを規制する。ビーム部31a、32aが先端まで直線状であれば、コンタクトキャップ5をハウジング2と一体的に形成しても、ハウジング2の所定位置にコンタクト31、32を配設することができる。コンタクトキャップ5に相当する部分と平板部21との間に真直なビーム部31a、32aを後端側から挿入することができるからである。ところが、ビーム部31a、32aは、その先端部に湾曲した接触部Cを備えているため、コンタクトキャップ5に相当する部分と平板部21との間に、ビーム部31a、32aを後端側から挿入することができない。勿論、コンタクトキャップ5に相当する部分と平板部21との間の間隙を広くすれば挿入することは可能であるが、そうすると、間隙が広すぎてリフトアップを規制することができない。したがって、本実施の形態では、コンタクトキャップ5をハウジング2と別部材とした。
次に、リフトアップを防止することだけを考えると、コンタクトキャップ5を、図9に示す位置に配設すればよい。この形態においても、コンタクトキャップ5のコネクタ1の前端側又はコネクタ1の後端側への変位を規制する必要がある。前端側への変位は相手側コネクタとの嵌合に不都合を与え、また、後端側への変位はリフトアップ規制効果を減少させるからである。シェル4にコンタクトキャップ5を固定することが一応考えられる。しかし、前述したように、シェル4はハウジング2に対してコネクタ1の前端側からスライドさせる。その際に、シェル4に固定したコンタクトキャップ5がコンタクト31、32のビーム部31a、32a、特に接触部Cと干渉して、ビーム部31a、32aを変形させる虞がある。または、シェル4を所定位置までスライドさせることができない虞もある。したがって、コンタクトキャップ5を図9に示す位置に設けることは、シェル4をスライドして装着する形態のコネクタ1では困難である。これに対してコネクタ1は、ハウジング2の平板部21上にコンタクトキャップ5を載置し、その後にシェル4をスライドさせてハウジング2に装着するので、コンタクトキャップ5とビーム部31a、32aが干渉することはない。しかも、コンタクトキャップ5が基部22に達する長さを有しているため、シェル4を所定位置に配設することによって、コンタクトキャップ5の変位を阻止することができる。
図8に示すように、コンタクト31、32の圧入固定部31b、32bは基部22の貫通孔22hに圧入される。したがって、平板部21の上面側はその幅方向に伸びるために、平板部21には上面側が突となる反りが発生する。ところが、コンタクトキャップ5を配設することにより、この反りを矯正することができる。図10はこれを模式的に示す図である。図10(a)に示すように、平板部21に反りが発生した状態でシェル4を装着しても、平板部21とシェル4との間に空隙が存在するだけであるから、反りを矯正することはできない。これに対して、図10(b)に示すように、コンタクトキャップ5を配設する。このコンタクトキャップ5は、その上面がシェル4と接触し、その下面が平板部21と接触する。樹脂製のコンタクトキャップ5は、所定の剛性を備えており、その上面が金属性のシェル4と接触しているため、図10(b)に矢印で示す方向に平板部21を押圧する。したがって、平板部21に発生した反りを矯正することができる。この平板部21の反り矯正は、コンタクトキャップ5による予期せぬ効果である。
また、ハウジング2の平板部21とシェル4の間にコンタキャップ5を配設したことにより、コネクタ1の嵌合部の強度向上にも寄与する。つまり、この嵌合部には、相手側コネクタを嵌合した状態で「こじり」等の外力が加わるが、コンタクトキャップ5を配設したことにより、嵌合部の剛性が向上して、外力に対抗することができる。
本実施の形態によるコネクタの分解斜視図である。 本実施の形態によるコネクタの平面斜視図である。 本実施の形態によるコネクタの底面斜視図である。 本実施の形態によるコネクタの正面図である。 本実施の形態によるコネクタの背面図である。 図4の6−6断面図である。 図4の7−7断面図である。 図6の8−8断面図である。 コンタクトキャップの配置例を示す図である。 本実施の形態によるコネクタの反り防止効果を説明する模式図である。 従来のコネクタの断面図である。 従来のコネクタの課題を説明する模式図である。
符号の説明
1…コネクタ、2…ハウジング、21…平板部、22…基部、22h…貫通孔、3,31,32…コンタクト、31a、32a…ビーム部、31b、32b…圧入固定部、31c、32c…タイン部、4…シェル、41…コンタクトキャップ押圧部、42…キャップ保持部、5…コンタクトキャップ、51…コンタクト変位規制部、52…係止部、6…ボトムキャップ

Claims (3)

  1. 湾曲した接触部を先端部に有するビーム部と、前記ビーム部に連なる圧入固定部と、前記圧入固定部に連なるタイン部とから構成される複数のコンタクトと、
    複数の前記各コンタクトの前記ビーム部が弾性変位可能に収容される複数の溝を備えた平板部と、前記平板部の一方端側に立設するとともに貫通孔を有し、複数の前記各コンタクトの前記圧入固定部が前記貫通孔内で圧入固定される基部とから構成されるハウジングと、
    前記平板部と所定の間隔を隔てて前記コンタクトの前記ビーム部を覆うシェルと、
    前記コンタクトの前記ビーム部に対応する前記平板部と前記シェルの間に配設されるコンタクトキャップと、
    を備えることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記コンタクトキャップは、
    前記コンタクトの前記ビーム部に対向して前記コンタクトの前記コンタクトキャップ側への変位を規制するコンタクト変位規制部と、前記コンタクト変位規制部から立設した係止部とを備え、
    前記シェルは、
    前記コンタクトキャップの前記コンタクト変位規制部に接触して押圧するコンタクトキャップ押圧部と、前記コンタクトキャップ押圧部から立設したキャップ保持部とを備え、
    前記シェルの前記キャップ保持部と前記基部の間に形成される間隙に、前記コンタクトキャップの前記係止部が嵌合されることによって、前記コンタクトキャップの前記コンタクトの前記先端部方向への変位が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記コンタクトキャップは、前記平板部の複数の前記溝に嵌入する複数の突条が、前記平板部に対向する面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気コネクタ。
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