JP4248587B1 - 旋回型冷却装置及び熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 旋回気流によって放熱部を冷却するという新たな冷却装置を提供する。
【解決手段】 内部に旋回流路2が形成されたケーシング3と、旋回流路内に湿気を帯びた気体4を吸引する吸引手段5と、旋回流路内に配置されていて発熱源6と接続された放熱部7とを備え、ケーシング3に、旋回流路2と連通する気体導入口8と、旋回流路と吸引手段とを連通するようにケーシングの中心寄りに形成された排気経路9を形成し、気体導入口8から導入される気体4で旋回気流Rを発生させて放熱部7にあてて放熱部を冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、旋回気流を用いて放熱部を冷却する旋回型冷却装置及び熱交換システムに関する。
熱交換媒体を熱交換器に導入して熱交換を行う冷却装置は広く知られている。冷却装置の冷却形態には、冷却効率が良いことからクーリングタワーのように熱交換媒体が導入される熱交換器に冷却水を流しあてて熱交換媒体を冷却するものがある。このような冷却装置を用いたシステムとしては、空調システムが挙げられる。
また、特許文献1には、被処理気体導入部を接続したサイクロン容器本体の上部から清浄気体排出部を延出させるとともに、サイクロン容器本体の下部を塵含有液排出部に形成してあるサイクロン式集塵器において、サイクロン容器本体内の旋回気流を冷却する手段を設ける構成が記載されている。
特開2000−317349号公報
水冷式の冷却装置に用いる冷却流体(冷却水)としては、地下水、雨水、水道水等が挙げられるが、熱交換器に水を流しあてるため、熱交換器の表面に水膜が発生し、この水膜によって冷却水の気化が妨げられてしまい、大量の水が必要となり、設備の大型化、高コストとなってしまう。また、クーリングタワーのような開放型の水冷方式では、水の経路が開放空間とされているので、レジオネラ菌の増殖、スライムや藻の発生、スケールの付着により熱交換効率が低下してしまう。このようなスケールの付着、スライムや藻が発生すると、その除去のために定期的に薬剤等を用いてメンテナンスを要することになり、除去作業時の薬剤の飛散や維持管理コストが高くなってしまう。
冷却水として地下水を利用する場合には、地盤沈下の関係から汲み上げ規制などがあるため、利用場所が制限されるとともに、十分な冷却水の確保が難しく、冷却水を汲み上げる揚水ポンプの使用電力が大きい。
特許文献1においては、旋回気流と冷却というキーワードは存在するが、冷却対象は旋回気流であって、旋回気流により冷却する概念は記載されていない。
本発明は、旋回気流によって放熱部を冷却するという新たな冷却装置及び熱交換システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる旋回型冷却装置は、その内部に旋回流路が形成されたケーシングと、旋回流路内に湿気を帯びた気体を吸引する吸引手段と、旋回流路内に配置され、発熱源と接続された放熱部と、気体の湿度を調整する調湿手段を備え、ケーシングには、旋回流路と連通する気体導入口と、旋回流路と吸引手段とを連通するようにケーシングの中心寄りに形成された排気経路を有することを特徴としている。調湿手段は、気体にミストを供給するミスト供給装置であることを特徴としている
本発明にかかる旋回型冷却装置において、ケーシングは二重管構造であって、外側内周面は円弧面であり、放熱部は少なくとも外側内周面に近接配置されていることを特徴としている。
本発明にかかる旋回型冷却装置において、放熱部は、外側内周面から遠近する方向に凹凸形状とされていることを特徴としている。
本発明にかかる旋回型冷却装置において、放熱部は、発熱源で加熱された冷却対象流体が流れる流路であることを特徴としている。
本発明にかかる熱交換システムは、発熱源と、発熱源と接続された冷却装置を備え、冷却装置として、上記何れに記載の旋回型冷却装置を有することを特徴としている。
本発明によれば、湿気を帯びた気体が流れる旋回流路内に発熱源と接続された放熱部を設け、ケーシングには旋回流路と連通する気体導入口を設け、旋回流路と吸引手段とを連通するようにケーシングの中心寄りに排気経路が形成されているので、吸引手段が作動すると、気体導入口から湿気を帯びた気体が旋回流路内に導入されて旋回気流となって旋回流路内の放熱部にあたり、これと間で熱交換が行われ、熱交換された旋回気流が排気経路からケーシングの外部に排気され、発熱源を冷却することができる。このため、従来のクーリングタワーのような開放型水冷式に比べて、レジオネラ菌の発生や、スライムや藻の発生がなく、除去作業時の薬剤が飛散、維持管理コストを低減することができる。
本発明によれば、ケーシングを二重管構造とし、外側内周面を円弧面とし、少なくとも外側内周面に放熱部を近接配置したので、旋回流路内で旋回する旋回気流の中でも、遠心力によって湿度が高められている旋回気流領域に放熱部が配置されることとなり、より効率的に熱交換することができ、発熱源を冷却することができる。
本発明によれば、放熱部を外側内周面から遠近する方向に凹凸形状とすることで、遠心力によって湿度が高められている旋回気流と放熱部との接触面積が増大するので、より効率的に熱交換することができ、発熱源を冷却することができる。
本発明によれば、放熱部を発熱源で加熱された冷却対象流体が流れる流路として形成したので、放熱部を介して冷却対象流体から熱を奪うことができ、発熱源を冷却することができる。
本発明によれば、気体の湿度を調整する調湿手段を有するので、旋回流路に導入される気体の湿度や導入されて旋回する旋回気流の湿度を調整することができ、熱交換効率を調整することができる。
本発明によれば、気体にミストを供給するミスト供給装置を調湿手段とするので、従来のクーリングタワーのような流水方式の冷却装置に比べて放熱部の表面に水膜ができにくく、旋回流路内に位置する放熱部から放出される熱によりミストが気化し易くなり、ミストの気化熱を効率的に利用でき、より効率的な熱交換を行えて、発熱源を冷却することができる。
本発明にかかる熱交換システムによれば、発熱源と接続された冷却装置を本発明にかかる旋回型冷却装置とするので、効率的に発熱源を冷却しながらも、従来の流水方式の冷却装置のような、大量の水を使用しなくてもよく、環境負荷を低減しながら設備の小型化、コストを図ることができる。また、レジオネラ菌の発生、スライムや藻の発生、除去作業時の薬剤の飛散がなく、維持管理コストを低減することができる。
(第1の実施形態)
図1において、符号1は本形態にかかる旋回型冷却装置の一形態を示す。旋回型冷却装置1は、その内部に旋回流路2が形成されたケーシング3と、旋回流路2内に湿気を帯びた気体4を吸引する吸引手段となる吸引ファン5と、旋回流路2内に配置されて発熱源6と接続された放熱部7を備えている。
ケーシング3は、外側筒部31と内側筒部32が同軸状に配置された二重管構造である。外側筒部31は、軸線方向に位置する両端31A,31Bが閉塞された円柱部材であって、その外周面31Cの一部に、旋回流路2と連通するように気体導入口8が形成されている。気体導入口8は後述する吸引空間10よりも上方に配置されている。外側筒部31の一方(本形態では図中上側)の端部31Aには、内側筒部32が挿入される開口部31Dが形成されている。本形態において、気体導入口8は、旋回型冷却装置1が設置される領域から空気を導入するように構成されている。このため、旋回流路2に導入される気体4は、設置空間の温度と湿度を帯びている。
両端32A,32Bが開放されている内側筒部32は、軸線方向への長さが外側筒部31よりも短く、一端32Aが開口部31Dと連通し、他端32Bが外側筒部31の他方(本形態では図中下側)の端部31Bとの間に吸引空間10が形成されるように、外側筒部31内に配置されている。
本形態において、旋回流路2は外側筒部31と内側筒部32の間に形成され、内側筒部32の内部空間は、旋回流路2と吸引ファン5とを連通するようにケーシング3の中心寄りに形成された排気経路9を形成している。ケーシング3は、気体導入口8と内側筒部32の一端32Aを除いて密閉された空間とされている。
放熱部7は、発熱源6と熱伝導部材11で接続されていて、発熱源6で発せられた熱が熱伝導部材9を介して伝達されるように構成されている。本形態において、放熱部7は、熱伝導に優れた金属板で構成されている。この金属板からなる放熱部7は、筒状に形成されて旋回流路2内に配置され、外側内周面となる外側筒部31の内周面31Eに近接配置されている。
吸引ファン5は、内側筒部32の一端32Aと連通するように配置されていて、駆動モータが駆動されることでファンが回転して排気経路9内の気体4を吸引してケーシング3の外部に排気する周知の負圧ファンとされている。
このような構成の旋回型冷却装置1の作用と効果について説明する。ケーシング3は、気体導入口8と内側筒部32の一端32Aを除いて密閉された空間とされているので、吸引ファン5が作動すると、内側筒部32の内部である排気経路9が負圧化され、これと連通する旋回流路2内に湿気を帯びた気体4が気体導入口8から導入される。本形態において、旋回流路2は環状の空間として形成されているので、導入された気体4が旋回流路2によって図1に矢印Rで示すように旋回気流となって回転し、吸引空間10の位置するケーシング3の下部に向かって旋回下降する。
この旋回による遠心力より、旋回気流4は、図2に示すように湿度が高められた旋回気流領域R1が外側筒部31の内周面31Eよりに形成される。本形態では、この旋回気流領域R1に位置するように放熱部7が配置されているので、湿度の高い旋回気流領域R1において旋回気流4が発熱源6からの熱が伝達されている放熱部7にあたり、これと間で熱交換が行われる。つまり、放熱部7の熱は旋回気流4によってその熱が奪われるので、これと熱伝導部材11を介して接続されている発熱源6が冷却されることとなる。放熱部7の熱を奪った旋回気流Rは、吸引空間10から排気経路9内に吸引されて排気ファン5によってケーシング3の外部に排気される。
このような旋回気流Rにより発熱源6を冷却する新規な旋回型冷却装置1を用いると、クーリングタワーのような従来の開放型水冷式に比べて、レジオネラ菌の発生や、スライムや藻の発生がなく、除去作業時の薬剤が飛散、維持管理コストを低減することができる。
図1,図2に示す形態において、金属板で形成され放熱部7は平坦なリング形状として形成したが、外側筒部31の内周面31Eから遠近する方向に凹凸形状となる波板形状としてもよい。凹凸状の放熱部7は、図3に示すように凹凸部がケーシング3の軸線方向に並ぶように配置しても良いし、図4に示すようにケーシング3の周方向に並ぶように配置してもよい。
このように放熱部7を凹凸形状とすると、遠心力によって湿度が高められた旋回気流Rと放熱部7との接触面積が増大するので、より効率的に熱交換することができ、発熱源6を冷却することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態にかかる旋回型冷却装置1Aの一形態を示す。この旋回型冷却装置1Aは、放熱部70の構成以外は第1の実施形態と同一構成を採るので、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略して放熱部70の構成を中心に説明する。
放熱部70は、発熱源6で加熱された冷却対象流体20が流れる流路71として構成されている。流路71の一端71Aは冷却対象流体20の導入口を構成し、この一端71Aには、発熱部6とつながる流路11Aが接続されている。本形態においても、放熱部70は、湿度が高められる旋回気流領域R1内に位置するように外側筒部31の内周面31Eに近接するように配置されている。
このような構成の旋回型冷却装置1Aによると、吸引ファン5が作動して内側筒部32の内部である排気経路9が負圧化されることで、湿気を帯びた気体4が気体導入口8から旋回流路2内に導入され、旋回気流Rとなってケーシング3の下部に向かって旋回下降する。そして、旋回時の遠心力より形成される湿度の高い旋回気流領域R1において、旋回気流4が発熱源6で加熱された冷却対象流体20が流れる放熱部70にあたり、これと間で熱交換が行われる。この熱交換により冷却対象流体20から熱が奪われて発熱源6が冷却される。放熱部70の熱を奪った旋回気流Rは吸引空間10から排気経路11内に吸引されて排気ファン5によってケーシング3の外部に排気される。
流路71の形態としては、図5に示すように、外側筒部31の内周面31Eの近傍に、螺旋状に配置しても良いし、図6に示すように外側筒部31の内周面31Eの近傍に、外側筒部31の軸線方向に向かって折り返えすように配置してもよい。
(第3の実施形態)
本形態にかかる旋回型冷却装置1Bは、図7に示すように、気体4の湿度を調整する調湿手段を有している。本形態において、ケーシング3と放熱部7の構成は第1の実施形態のものを採用しているので、ここでは調湿手段の構成と、その作用を中心に説明する。
本形態において、調湿手段は、気体4にミスト41を供給するミスト供給装置40として構成されている。ミスト供給装置40としては、図7に示すように、水やお湯を入れた容器42内に振動体43を配置し、容器42内と旋回流路2とをミスト搬送路44で連通し、振動体43に超音波を与えて振動させて水やお湯を霧状にしてミスト41を発生する周知の構成が挙げられる。
この他、ミスト供給装置40としては、図8に示すように、数ミクロン〜数十ミクロンの超微細な霧状のミスト41として噴射可能な噴射ノズル45と、この噴射ノズル45と配管47を介して高圧ポンプ46を接続し、高圧ポンプ46で水またはお湯を加圧して噴射ノズル45に搬送してミスト41を発生する構成が挙げられる。
ミスト供給装置40で発生させたミスト41は、旋回流路2に対して気体導入口8から気体4と予め混合して供給するようにしてもよいし、図7に示すように気体導入口8とは異なるミスト導入口48を外側筒部31に旋回流路2と連通するように形成し、ミスト導入口48から旋回流路2内に供給する形態が挙げられる。あるいは、図8に示すように噴射ノズル45の噴射孔が旋回流路2内に臨むようにケーシング3を構成する外側筒部31の一端31A側に噴射ノズル45を配置して、ミスト41を旋回流路2内に供給するようにしてもよい。
このように、旋回流路2に導入される前の気体4や旋回流路2に導入された気体4に対して水やお湯から生成された微細なミスト41が供給されることで、旋回流路2内の旋回気流Rと混合されて放熱部7にあたって放熱部7の表面に付着する。そして、放熱部7の熱により気化し、放熱部7の熱を奪う。放熱部7に向かうミスト41の中には、放熱部7に付着する前にミスト41からの放熱により気化するものもあるので、この気化によっても放熱部7が冷却される。また、ミスト41は、旋回気流Rと混合される際に、その一部は気化するので旋回気流Rの温度を下げる効果も期待できる。
このような旋回気流Rにミスト41を混合させる冷却装置においては、従来のクーリングタワーのような流水方式の冷却装置に比べて、放熱部7の表面に水膜ができにくく、旋回流路2内に位置する放熱部7から放出される熱によりミストが気化し易くなり、ミストの気化熱を効率的に利用でき、より効率的な熱交換を行えて、発熱源6を冷却することができる。
ミスト供給装置40を適用する旋回型冷却装置としては、第2の実施形態で説明した旋回型冷却装置1Aに適用しても無論構わない。
各形態において、吸引空間10の高さとなる他端32Bと端部31Bの間隔は、ケーシング3内の流動抵抗の調整に大きく影響を与えるので、この間隔は、気体導入口8の開口面積や吸気ファン5の吸気能力などを考慮して設定することで、旋回気流Rの速度を調整することができる。また、各旋回型冷却装置のケーシング3の向きは、図面のように一端32Aと他端32Bが上下方向に位置する縦向きに限定されるものではなく、装置設置場所に合わせて一端32Aと他端32Bが図中左右方向に位置する横向きに配置してもよい。
(第4の実施形態)
本形態は、図9に示すように、第1〜第3の実施形態で説明した旋回型冷却装置の何れかを発熱源と接続された冷却装置とした用いる熱交換システム100に関する。本形態では、放熱部70が流路71で構成された第2の実施形態の旋回型冷却装置1Aを冷却装置として用いた熱交換システム100として、以下説明する。
本形態において、熱交換システム100は、所謂、旋回型冷却装置1Aと、冷却対象流体20を圧縮/膨張させると共に、旋回型冷却装置1Aの放熱部70へ導入する冷凍サイクル部300を備えている。本形態において、発熱源は冷凍サイクル部300となる
冷凍サイクル部300は、所謂ヒートポンプ装置であって、蒸発器301と凝縮器302との間に圧縮機303と膨張弁304が配置された周知の構成であって、各部をつなぐ配管内には熱冷却対象流体20として二相冷媒が封入されている。本形態において、放熱部70は凝縮器302として機能する。このシステムを冷却用の空調システムとした場合、蒸発器301は室内などに設置されるファンコイルユニット305内に設けられる。
このような熱交換システム100によると、冷房時において、凝縮器302を通過した冷却対象流体20(二相冷媒)の温度を放熱部70で効率的に奪い取ることができ、冷却対象流体20(二相冷媒)の凝縮率を高められる。これにより、膨張弁304を通過した際の冷却対象流体20(二相冷媒)の膨張率が大きくなって、蒸発器301には温度の低い冷却対象流体20(二相冷媒)が供給されるため、効率的に冷却を行え、冷房効率がアップし、消費電力を抑制することができる。
(第5の実施形態)
本形態は、第2の実施形態の旋回型冷却装置1Aを冷却装置として用いた熱交換システム200に関するものである。この熱交換システム200は、図10に示すように旋回型冷却装置1Aと、冷却対象流体20を放熱部70へ導入する発熱源となる冷却装置401を有している。冷却装置401は、冷却対象流体20として水を用いる周知の水冷式のチラーであって、二次側の冷却対象流体20(冷却水)を放熱部70との間で循環する経路402を備えている。本形態においては、この水冷式のチラーが発熱源となる。
このように熱交換システ200によると、冷却装置401で熱交換されて加熱された二次側の冷却対象流体20(冷却水)の熱を放熱部70で効率的に冷却することができるので、冷却効率がアップし、消費電力を抑制することができる。
(第6の実施形態)
本形態は、第1の実施形態の旋回型冷却装置1を冷却装置として用いた熱交換システム500に関するものである。この熱交換システム500は、図11に示すように旋回型冷却装置1と、冷却対象流体20を放熱部7へ導入する発熱源60とを備えている。発熱源60は、例えばコンピュータの演算に用いるCPUやGPUであって、熱伝導部材11を介して放熱部7と接続されている。
(第7の実施形態)
本形態では旋回型冷却装置1を冷却装置として用いるが、例えば、図12に示すように、発熱源60と放熱部とを接続する熱伝導部材として周知のヒートパイプ65を用いる場合には、流路71で構成された放熱部70を有する旋回型冷却装置1Aを冷却装置として用いたて交換システム600としてもよい。この場合には、流路71をヒートパイプ65と連通させて、ヒートパイプ65の一部として用いればよい。
このような熱交換システ500,600とすることで、発熱源60で発熱された熱を放熱部7や放熱部70で効率的に冷却することができるので、冷却効率がアップし、消費電力を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態である旋回型冷却装置の概略構成図である。 旋回型冷却装置の旋回流路内での旋回気流の作用を説明する図である。 放熱部の変形例を示す概略構成図である。 放熱部の変形例を示す概略構成図である。 本発明の第2の実施形態である旋回型冷却装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態の放熱部を変形した旋回型冷却装置の概略構成図である。 本発明の第3の実施形態である旋回型冷却装置の概略構成図である。 ミスト供給装置として別な形態が適用された旋回型冷却装置の概略構成図である。 本発明の第4の実施形態である熱交換システムの概略構成図である。 本発明の第5の実施形態である熱交換システムの概略構成図である。 本発明の第6の実施形態である熱交換システムの概略構成図である。 本発明の第7の実施形態である熱交換システムの概略構成図である。
符号の説明
1,1A,1B 旋回型冷却装置(冷却装置)
2 旋回流路
3 ケーシング
4 気体
5 吸引手段
6,60 発熱源
7,70 放熱部
8 気体導入口
11 排気経路
20 冷却対象流体
31E 外側内周面
40 調湿手段
70 流路
100,200 熱交換システム
300,400 発熱源
500,600 熱交換システム

Claims (6)

  1. その内部に旋回流路が形成されたケーシングと、
    前記旋回流路内に湿気を帯びた気体を吸引する吸引手段と、
    前記旋回流路内に配置されていて発熱源と接続された放熱部と、
    前記気体の湿度を調整する調湿手段とを備え、
    前記ケーシングには、前記旋回流路と連通する気体導入口と、前記旋回流路と前記吸引手段とを連通するようにケーシングの中心寄りに形成された排気経路を有することを特徴とする旋回型冷却装置。
  2. 前記調湿手段は、前記気体にミストを供給するミスト供給装置であることを特徴とする請求項1記載の旋回型冷却装置。
  3. 前記ケーシングは二重管構造であって、外側内周面は円弧面であり、
    前記放熱部は、少なくとも前記外側内周面に近接配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の旋回型冷却装置。
  4. 前記放熱部は、前記外側内周面から遠近する方向に凹凸形状とされていることを特徴とする請求項記載の旋回型冷却装置。
  5. 前記放熱部は、前記発熱源で加熱された冷却対象流体が流れる流路であることを特徴とする請求項1ないしの何れかに記載の旋回型冷却装置。
  6. 発熱源と、前記発熱源と接続された冷却装置を備え、前記冷却装置として、請求項1ないし5の何れかに記載の旋回型冷却装置を有することを特徴とする熱交換システム
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