JP4246216B2 - プリズム光学素子及び像観察装置 - Google Patents
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Description
前記接眼光学系が、間を屈折率(n)が1よりも大きい(n>1)単体媒質で埋めた少なくとも3つの面を備えた面構成を持つプリズム部材を有し、
前記プリズム部材が、前記像形成手段から射出された光線を内部反射させる作用を持つ2つの全反射面と1つの反射面を少なくとも備え、
前記2つの全反射面のうちの一方の全反射面は、前記プリズム部材の単体媒質の観察者側に配置され、かつ、その全反射面は、前記プリズム部材の内部反射によって生じる収差を補正する作用を持った曲面形状に形成され、さらに、
前記2つの全反射面のうちの他方の全反射面は、前記一方の全反射面と対向する位置に配置され、前記一方の全反射面と該他方の全反射面の2つの面を通して外界観察を行うことができるように、前記2つの全反射面の配置が、前記単体媒質を挟んで外界を観察するときに発生する歪みを低下させるような対向配置となっており、
前記他方の全反射面と同じ側の異なる位置であって、前記一方の全反射面と対向する位置に、前記反射面が配置され、
前記像形成手段によって形成された像の観察は、少なくとも前記2つの全反射面と前記反射面を介して行われ、
前記プリズム部材に、前記像形成手段によって形成された像の観察と前記外界像の観察とを切り替える切替手段を設け、
前記接眼光学系の射出瞳を光学系の原点として、光軸を前記画像形成手段の中心と前記射出瞳の中心(原点)とを通る光線で定義したとき、前記切替手段は、前記光軸を含む面に沿った方向に前記プリズム部材を移動させる機能を有するように形成されていることを特徴とするものである。
あるいは、前記切替手段は、前記プリズム部材を回動可能となるように移動させる構成を有するようにすることができる。
sin-1(1/nd )≦θr3≦60° ・・・(1)
を満たすようにすることが望ましい。この(1)式を満たすことが重要である。下限であるsin-1(1/nd )以上とすることで、第3面における内部反射角が臨界角以上になり、画像表示素子から発した任意の光線は第3面において全反射することが可能となる。
sin-1(1/nd )≦θr3≦50° ・・・(2)
を満たすことようにすることが望ましい。第3面は光軸(軸上主光線)に対して傾くかあるいは偏心した曲面であるため、この面における反射角はできるだけ小さい方が偏心による収差、特に偏心コマ収差の発生が小さい。したがって、画像表示素子から発した任意の光線は第3面において(2)式の上限である50°以下に設定されていることが望ましい。
−0.5 ≦φt1≦0.5 (1/mm) ・・・(3)
を満たすことが望ましい。ただし、φt1は軸上主光線を含む面内のパワーφt1(yz)とその面に垂直な面内のパワーφt1(xz)それぞれに対応する。(3)式の条件を満たすことによって、外界光が偏心プリズムを透過する場合の倍率が1近傍に設定することができるため、より自然な外界を観察できる。
−0.5 ≦φt2≦0.5 (1/mm) ・・・(4)
を満たすことが望ましい。ただし、φt2は軸上主光線を含む面内のパワーφt2(yz)とその面に垂直な面内のパワーφt2(xz)それぞれに対応する。(4)式の条件を満たすことによって、外界光が偏心プリズムを透過する場合の倍率を1近傍に設定することができるため、より自然な外界を観察できる。
に対して少なくとも偏心あるいは傾いて配置された反射作用を有する第2面と、前記第1面に対して前記媒質を挟んで対向配置されかつ前記第2面に略隣接配置された反射作用を有する第3面と、一方の端部を前記第1面に略隣接させ他方の端部を前記第3面に略近接させるように配置した第4面とからなり、少なくとも前記第2面又は前記第3面が全反射作用を有するように前記プリズム部材が構成されていると共に、前記全反射作用を有する前記第2面又は前記第3面の全反射作用を生じる領域近傍に観察者の視線を検出する作用を持った視線検出手段を配置したことを特徴とするものである。この場合も、4つの光学作用面以外の面とは、光学作用のないプリズム側面やカット面を意味する。
また、照明手段は赤外光を用いるものであることが望ましい。電子像を観察することは、即観察者瞳が画像表示素子の光によって照明されていることになる。角膜反射法等の微弱な虚像を取り込んで画像解析する必要のある視線検出手段においては、刻々と照射光量の変化する画像表示素子の光束による反射像を排除する必要がある。通常、画像表示素子はLCD等であり、放射する光は可視域の波長帯である。したがって、照明手段に赤外光を用いることで、画像表示素子からの光による影響を低減することができる。
図1〜図4、図5(b)〜図11、図15〜図16の実施例においては、光軸に対して偏心した4つの面3、4、5、6によって形成された空間を屈折率が1より大きい媒質に
よって満たされた偏心プリズム12からなり、また、図17の実施例においては、光軸に対して偏心した3つの面3、4、6によって形成された空間を屈折率が1より大きい媒質によって満たされた偏心プリズム12からなる。各図中、1は観察者の瞳、2は観察者視軸、3は接眼光学系12の第1面、4は第2面、5は第3面、6は第4面、7は画像表示素子、8はフレネルレンズ、9は視線検出光学系、10は視線検出器、11は照明手段、12は接眼光学系(偏心プリズム)、13、14は第2光学素子、15は観察者眼球、16は光学フィルター、17はリニアモーター、18は光学素子に設けられた突出部、19は外装部に設けられたガイド(レール)であり、電子像を観察する場合の実際の光線経路は、図1〜図4、図5(b)〜図11、図15〜図16の実施例においては、画像表示素子7の電子像から発した光線は、接眼光学系12の画像表示素子7と対面している屈折面である第4面6に入射し、観察者顔面の反対側に位置する2面4、5の中、第4面6に隣接する第3面5で観察者瞳1側に反射し、観察者瞳1の直前に配置している第1面3で観察者瞳1から遠ざかる方向に反射し、観察者顔面の反対側に位置する2面4、5の中、観察者瞳1の直前に配置している第2面4で観察者瞳1側に反射をし、第1面3を透過して観察者の虹彩位置又は眼球の回旋中心を射出瞳1として観察者の眼球15内に投影される。また、図17の実施例17においては、画像表示素子7の電子像から発した光線は、接眼光学系12の画像表示素子7と対面している屈折面である第4面6に入射し、観察者顔面の反対側に位置する第3面5を兼用した第2面4の第4面6に隣接する領域(第3面5)で観察者瞳1側に反射し、観察者瞳1の直前に配置している第1面3で観察者瞳1から遠ざかる方向に反射し、観察者顔面の反対側に位置し第2面4の第4面6から遠い領域で観察者瞳1側に反射をし、第1面3を透過して観察者の虹彩位置又は眼球の回旋中心を射出瞳1として観察者の眼球15内に投影される。
+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10・・・
(h2 =x2 +y2 )
・・・(a)
ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ量、Kは円錐係数、A,B,C,Dはそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。
−(1+Ky )CY2 ・y2 }1/2 ]
+Σ Rm {(1−Pm )x2 +(1+Pm )y2 }m+1
m=1
例として、m=4(4次項)までを考えると、展開したときに以下の式で表せる。
−(1+Ky )CY2 ・y2 }1/2 ]
R1 {(1−P1 )x2 +(1+P1 )y2 }2
R2 {(1−P2 )x2 +(1+P2 )y2 }3
R3 {(1−P3 )x2 +(1+P3 )y2 }4
R4 {(1−P4 )x2 +(1+P4 )y2 }5
・・・(b)
ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ量、CXはX軸方向曲率、CYはY軸方向曲率、Kx はX軸方向円錐係数、Ky はY軸方向円錐係数、Rm は非球面項回転対称成分、Pm は非球面項回転非対称成分である。なお、後記する実施例の構成パラメータでは、
Rx :X軸方向曲率半径
Ry :Y軸方向曲率半径
を用いており、曲率CX、CYとの間には、
Rx =1/CX,Ry =1/CY
の関係にある。
Z=Σ Σ CnmXn Yn-m
n=0 m=k
例として、k=7(7次項)を考えると、展開したときに以下の式で表せる。
+C3 Y+C4 X
+C5 Y2 +C6 YX+C7 X2
+C8 Y3 +C9 Y2 X+C10YX2 +C11X3
+C12Y4 +C13Y3 X+C14Y2 X2 +C15YX3 +C16X4
+C17Y5 +C18Y4 X+C19Y3 X2 +C20Y2 X3 +C21YX4
+C22X5
+C23Y6 +C24Y5 X+C25Y4 X2 +C26Y3 X3 +C27Y2 X4
+C28YX5 +C29X6
+C30Y7 +C31Y6 X+C32Y5 X2 +C33Y4 X3 +C34Y3 X4
+C35Y2 X5 +C36YX6 +C37X7
・・・(c)
なお、本発明の実施例においては、X方向に対称な光学系として設計したので、X奇数項の係数は0とした(上記でいえば、C4 ,C6 ,C9 ‥‥=0)。
実施例1
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 ASPH ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) K 0.0000 Y 18.114 θ 4.44°
A 0.0000 Z 37.091
B 0.0000
C 1.1599 ×10-13
D 4.4930 ×10-16
3 ANAM Ry -142.541 1.5254 56.25
(2ND SF) Rx -122.057 Y 3.041 θ -17.79°
(REFL) Ky -5.4587 Z 52.132
Kx -0.2658
R1 -5.0900 ×10-10
R2 3.0528 ×10-10
R3 6.2600 ×10-13
R4 4.9434 ×10-15
P1 -1.1948 ×10+1
P2 2.3791 ×10-1
P3 4.8713 ×10-1
P4 3.3074 ×10-1
4 ASPH ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) K 0.0000 Y 18.114 θ 4.44°
(REFL) A 0.0000 Z 37.091
B 0.0000
C 1.1599 ×10-13
D 4.4930 ×10-16
5 ∞ 1.5254 56.25
(3RD SF) Y 18.114 θ 4.44°
(REFL) Z 53.502
6 ANAM Ry 47.391 Y 41.220 θ -55.16°
(4TH SF) Rx 86.005 Z 47.787
Ky 1.9910
Kx -0.1607
R1 1.1694 ×10-7
R2 -2.2052 ×10-10
R3 -1.8410 ×10-11
R4 -4.2076 ×10-14
P1 -6.2804
P2 -4.0710
P3 4.2066 ×10-1
P4 5.1697 ×10-1
7 ∞ Y 40.079 θ -25.63°
(画像表示面) Z 38.041
(1)θr3=43.85°
(3)φt1(yz)=0(1/mm)
φt1(xz)=0(1/mm) 。
実施例2
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5000 55.55
(1ST SF) Y 8.738 θ -0.43°
Z 38.294
3 自由曲面(2) 1.5000 55.55
(2ND SF) Y 0.000 θ -26.39°
(REFL) Z 47.232
4 自由曲面(1) 1.5000 55.55
(1ST SF) Y 8.738 θ -0.43°
(REFL) Z 38.294
5 自由曲面(3) 1.5000 55.55
(3RD SF) Y 28.900 θ 4.00°
(REFL) Z 51.503
6 自由曲面(4) 1.5000 55.55
(4TH SF) Y 37.094 θ -42.91°
Z 43.146
7 ∞ Y 39.222 θ -39.45°
(画像表示面) Z 41.032
自由曲面(1)
C5 -4.3507×10-4 C7 -8.3810×10-3 C8 -7.2046×10-5
C10 -1.6070×10-4 C12 -5.7849×10-7 C14 -7.6285×10-7
C16 2.6344×10-6 C17 -7.4711×10-9 C19 -1.9337×10-8
C21 9.3990×10-8
自由曲面(2)
C5 -4.4979×10-3 C7 -8.5757×10-3 C8 -6.4211×10-5
C10 -3.1176×10-5 C12 1.3495×10-6 C14 4.8979×10-8
C16 -2.4100×10-8 C17 -4.2204×10-8 C19 -3.8212×10-8
C21 -9.1979×10-9
自由曲面(3)
C5 -4.6997×10-4 C7 -3.2125×10-3 C8 -8.6078×10-5
C10 -1.0181×10-4 C12 -2.7246×10-6 C14 2.7277×10-6
C16 3.7002×10-6 C17 -3.1103×10-8 C19 1.0092×10-8
C21 2.0208×10-7
自由曲面(4)
C5 3.6987×10-3 C7 8.3763×10-3 C8 -8.9771×10-4
C10 5.0916×10-6 C12 -5.7678×10-5 C14 4.5123×10-7
C16 -2.3865×10-6
(1)θr3=48.44°
(3)φt1(yz)=−0.0037(1/mm)
φt1(xz)=−0.0072(1/mm) 。
実施例3
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) Y -27.000 θ 0.00°
Z 37.395
3 ANAM Ry -143.929 1.5254 56.25
(2ND SF) Rx -123.293 Y -14.868 θ -28.80°
(REFL) Ky 0.3713 Z 42.871
Kx -1.9942
R1 2.1403 ×10-8
R2 9.6413 ×10-13
R3 6.3684 ×10-14
R4 -1.2452 ×10-17
P1 -3.9989 ×10-3
P2 -3.0463
P3 2.5677 ×10-1
P4 4.2810 ×10-1
4 ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) Y -27.000 θ 0.00°
(REFL) Z 37.395
5 ∞ 1.5254 56.25
(3RD SF) Y 0.079 θ 0.00°
(REFL) Z 53.539
6 ANAM Ry 39.861 Y 44.498 θ -66.77°
(4TH SF) Rx 62.319 Z 51.066
Ky 1.5656
Kx 4.2425
R1 3.9064 ×10-6
R2 5.0520 ×10-10
R3 4.9921 ×10-13
R4 -6.6158 ×10-15
P1 -1.5408 ×10-1
P2 4.0979
P3 1.6631
P4 1.0506
7 ∞ Y 42.800 θ -21.40°
(画像表示面) Z 38.475
(1)θr3=44.53°
(3)φt1(yz)=0(1/mm)
φt1(xz)=0(1/mm) 。
実施例4
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 ANAM Ry -242.348 1.5254 56.25
(1ST SF) Rx -159.768 Y 5.082 θ -3.86°
Ky 12.1104 Z 32.396
Kx 4.7358
R1 -2.5719 ×10-10
R2 -4.9792 ×10-12
R3 8.8695 ×10-13
R4 6.7191 ×10-20
P1 -1.8150 ×10+1
P2 -4.7838
P3 -1.2978
P4 -7.1284
3 ANAM Ry -119.562 1.5254 56.25
(2ND SF) Rx -98.451 Y 27.149 θ -11.26°
(REFL) Ky -0.1186 Z 52.500
Kx 0.7866
R1 -1.6969 ×10-9
R2 -6.2266 ×10-11
R3 8.5459 ×10-16
R4 8.0998 ×10-16
P1 -1.8331
P2 -4.9789 ×10-1
P3 -2.3604
P4 -9.6450 ×10-1
4 ANAM Ry -242.348 1.5254 56.25
(1ST SF) Rx -159.768 Y 5.082 θ -3.86°
(REFL) Ky 12.1104 Z 32.396
Kx 4.7358
R1 -2.5719 ×10-10
R2 -4.9792 ×10-12
R3 8.8695 ×10-13
R4 6.7191 ×10-20
P1 -1.8150 ×10+1
P2 -4.7838
P3 -1.2978
P4 -7.1284
5 ANAM Ry -179.007 1.5254 56.25
(3RD SF) Rx -231.111 Y 27.820 θ 1.74°
(REFL) Ky 2.2288 Z 47.835
Kx -72.7188
R1 6.1912 ×10-8
R2 -9.4470 ×10-13
R3 2.8064 ×10-15
R4 2.0069 ×10-18
P1 2.0705 ×10-2
P2 6.7667
P3 -5.5003
P4 -4.0534
6 ANAM Ry 72.293 Y 42.329 θ -42.24°
(4TH SF) Rx 39.167 Z 43.924
Ky -1.0213
Kx -7.8305
R1 -7.5404 ×10-7
R2 -5.8510 ×10-10
R3 5.8345 ×10-13
R4 1.5291 ×10-15
P1 -1.2077 ×10-1
P2 2.1174 ×10-2
P3 2.9220 ×10-1
P4 -1.4519
7 ∞ Y 42.878 θ -19.36°
(画像表示面) Z 30.211
(1)θr3=42.75°
(3)φt1(yz)=0.0008(1/mm)
φt1(xz)=−0.001(1/mm) 。
実施例5
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 -104.851 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 2.540 θ -7.02°
Z 33.527
3 ANAM Ry -54.751 1.5254 56.25
(2ND SF) Rx -62.006 Y -19.747 θ -48.21°
(REFL) Ky -1.3614 Z 30.166
Kx 0.1944
R1 2.4430 ×10-10
R2 -1.1189 ×10-10
R3 -2.4892 ×10-16
R4 1.9084 ×10-22
P1 -2.7674 ×10+1
P2 5.3845 ×10-1
P3 -4.1468
P4 1.0048 ×10+1
4 -104.851 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 2.540 θ -7.02°
(REFL) Z 33.527
5 ANAM Ry -8201.935 1.5254 56.25
(3RD SF) Rx 1243.857 Y -37.497 θ 4.95°
(REFL) Ky 0.0000 Z 53.061
Kx 0.0000
R1 9.7227 ×10-8
R2 1.2246 ×10-12
R3 -1.5956 ×10-16
R4 6.7677 ×10-21
P1 8.5858 ×10-1
P2 -4.4664
P3 1.9991
P4 2.2019
6 46.674 Y 28.160 θ -29.19°
(4TH SF) Z 36.643
7 ∞ Y 31.793 θ -26.09°
(画像表示面) Z 35.135
(1)θr3=36.51° 。
実施例6
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 ∞ Y 0.000 θ 20.00°
(仮想面) Z 0.000
3 ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) (仮想面から)
Y 0.000 θ 0.00°
Z 40.495
4 ANAM Ry -146.661 1.5254 56.25
(2ND SF) Rx -131.067 (仮想面から)
(REFL) Ky -0.1158 Y -23.006 θ -32.35°
Kx -0.6570 Z 49.040
R1 1.4710 ×10-8
R2 2.4181 ×10-10
R3 8.0445 ×10-14
R4 -1.0655 ×10-16
P1 -6.7968 ×10-1
P2 1.1524 ×10-2
P3 9.6151 ×10-1
P4 5.6260 ×10-1
5 ∞ 1.5254 56.25
(1ST SF) (仮想面から)
(REFL) Y 0.000 θ 0.00°
Z 40.495
6 ∞ 1.5254 56.25
(3RD SF) (仮想面から)
(REFL) Y 0.000 θ 0.00°
Z 56.475
7 ANAM Ry 70.881 (仮想面から)
(4TH SF) Rx 99.816 Y 30.811 θ -80.98°
Ky 6.0488 Z 62.245
Kx 7.1389
R1 1.8385 ×10-5
R2 1.8499 ×10-10
R3 -3.4116 ×10-12
R4 -7.2747 ×10-15
P1 3.2623 ×10-1
P2 3.8697
P3 9.0201 ×10-1
P4 1.1638 ×10-1
8 ∞ Y 40.634 θ -2.65°
(画像表示面) Z 30.403
(1)θr3=46.70°
(3)φt1(yz)=0(1/mm)
φt1(xz)=0(1/mm) 。
実施例9
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 ∞ Y 0.000 θ 15.00°
(仮想面) Z 0.000
3 -221.433 1.5254 56.25
(1ST SF) (仮想面から)
Y 0.000 θ 0.00°
Z 38.879
4 -106.803 1.5254 56.25
(2ND SF) (仮想面から)
(REFL) Y -16.310 θ -30.86°
Z 48.157
5 -221.433 1.5254 56.25
(1ST SF) (仮想面から)
(REFL) Y 0.000 θ 0.00°
Z 38.879
6 -208.964 1.5254 56.25
(3RD SF) (仮想面から)
(REFL) Y 0.000 θ 0.00°
Z 55.417
7 154.685 (仮想面から)
(4TH SF) Y 22.393 θ -20.71°
Z 41.581
8 ∞ Y 39.534 θ -5.00°
(画像表示面) Z 27.732
(1)θr3=41.68°
(3)φt1(yz)=0.00024(1/mm)
φt1(xz)=0.00024(1/mm) 。
実施例10
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 -104.851 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 2.540 θ -7.02°
Z 33.527
3 ANAM Ry -54.751 Y -19.747 θ -48.21°
(2ND SF) Rx -62.006 Z 30.167
(REFL) Ky -1.3614
Kx 0.1944
R1 2.4430 ×10-10
R2 -1.1189 ×10-10
R3 -2.4892 ×10-16
R4 1.9084 ×10-22
P1 -2.7674 ×10+1
P2 5.3845 ×10-1
P3 -4.1468
P4 1.0048 ×10+1
4 ∞ 2.000 1.4922 57.50
(フレネルレンズ第1面) Y 45.000 θ 0.00°
Z 51.527
5 ∞
(フレネルレンズ第2面)
K 0.0000
A 2.0658 ×10-6
B -4.2780 ×10-10
C 3.2196 ×10-14
D 2.1256 ×10-18 。
実施例11
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 -104.851 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 2.540 θ -7.02°
Z 33.527
3 ANAM Ry -54.751 Y -19.747 θ -48.21°
(2ND SF) Rx -62.006 Z 30.166
(REFL) Ky -1.3614
Kx 0.1944
R1 2.4430 ×10-10
R2 -1.1189 ×10-10
R3 -2.4892 ×10-16
R4 1.9084 ×10-22
P1 -2.7674 ×10+1
P2 5.3845 ×10-1
P3 -4.1468
P4 1.0048 ×10+1
4 ∞ 2.000 1.4922 57.50
(フレネルレンズ第1面) Y 20.000 θ -22.00°
Z 53.527
5 ∞
(フレネルレンズ第2面)
K 0.0000
A 4.4111 ×10-5
B -1.0534 ×10-7
C 1.1649 ×10-10
D -4.9416 ×10-14 。
実施例12(1)
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 13.983 θ 9.46°
Z 33.974
3 自由曲面(2) 1.5254 56.25
(2ND SF) Y 4.596 θ -15.22°
(REFL) Z 49.231
4 自由曲面(1) 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 13.983 θ 9.46°
(REFL) Z 33.974
5 自由曲面(3) Y 27.094 θ 79.39°
(3RD SF) Z 35.215
6 ∞ Y 29.266 θ 46.34°
(画像表示面) Z 46.318
自由曲面(1)
C5 -2.6152×10-3 C7 -3.9706×10-3 C8 -7.5434×10-5
C10 -1.5120×10-6 C12 2.6572×10-7 C14 1.3359×10-6
C16 1.7946×10-7 C17 -2.9881×10-9 C19 -3.0362×10-9
C21 -2.0258×10-7 C23 -3.8978×10-10 C25 1.4986×10-9
C27 -3.8974×10-9 C29 -2.5335×10-9 C30 4.3101×10-12
C32 -1.4923×10-11 C34 7.6026×10-11 C36 -4.2410×10-11
自由曲面(2)
C5 -6.2524×10-3 C7 -7.5944×10-3 C8 -1.0605×10-5
C10 9.3276×10-6 C12 8.3882×10-7 C14 -5.6861×10-7
C16 -4.9904×10-7 C17 -2.0403×10-10 C19 -8.0184×10-9
C21 -4.4196×10-8 C23 4.4149×10-10 C25 3.8170×10-10
C27 8.4970×10-11 C29 -2.8006×10-10 C30 1.3964×10-12
C32 -1.7677×10-10 C34 3.3220×10-12 C36 6.9401×10-12
自由曲面(3)
C5 -1.2118×10-2 C7 -3.7062×10-3 C8 -1.2290×10-4
C10 9.9763×10-4 C12 -8.0746×10-5 C14 -3.8939×10-5
C16 2.6861×10-5 C17 -1.7720×10-6 C19 -3.4243×10-6
C21 -3.5310×10-7 C23 1.2185×10-7 C25 1.0019×10-7
C27 1.4838×10-7 C29 -5.3531×10-8 。
実施例12(2)
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5254 56.25
(1ST SF) Y 13.983 θ 9.46°
Z 33.974
3 自由曲面(2) Y 4.596 θ -15.22°
(2ND SF) Z 49.231
4 ∞ 2.000 1.4922 57.50
(フレネルレンズ第1面) Y 45.982 θ -18.17°
Z 65.000
5 ∞
(フレネルレンズ第2面)
K 0.0000
A 3.9372 ×10-6
B -1.6979 ×10-9
C 4.2377 ×10-13
D -4.1829 ×10-17
自由曲面(1)
C5 -2.6152×10-3 C7 -3.9706×10-3 C8 -7.5434×10-5
C10 -1.5120×10-6 C12 2.6572×10-7 C14 1.3359×10-6
C16 1.7946×10-7 C17 -2.9881×10-9 C19 -3.0362×10-9
C21 -2.0258×10-7 C23 -3.8978×10-10 C25 1.4986×10-9
C27 -3.8974×10-9 C29 -2.5335×10-9 C30 4.3101×10-12
C32 -1.4923×10-11 C34 7.6026×10-11 C36 -4.2410×10-11
自由曲面(2)
C5 -6.2524×10-3 C7 -7.5944×10-3 C8 -1.0605×10-5
C10 9.3276×10-6 C12 8.3882×10-7 C14 -5.6861×10-7
C16 -4.9904×10-7 C17 -2.0403×10-10 C19 -8.0184×10-9
C21 -4.4196×10-8 C23 4.4149×10-10 C25 3.8170×10-10
C27 8.4970×10-11 C29 -2.8006×10-10 C30 1.3964×10-12
C32 -1.7677×10-10 C34 3.3220×10-12 C36 6.9401×10-12 。
実施例13
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5163 64.15
(1ST SF) Y 0.000 θ 24.79°
Z 35.567
3 自由曲面(2) 1.5163 64.15
(2ND SF) Y 5.402 θ -9.11°
(REFL) Z 70.723
4 自由曲面(3) Y 21.138 θ -25.12°
(3RD SF) Z 39.783
5 ∞ Y 23.963 θ -11.11°
(画像表示面) Z 34.441
自由曲面(1)
C5 6.8620×10-3 C7 7.4153×10-3 C8 5.9417×10-5
C10 2.9033×10-5 C12 -4.6823×10-7 C14 3.8805×10-6
C16 5.0284×10-7 C17 2.3906×10-8 C19 7.1030×10-8
C21 2.8323×10-8
自由曲面(2)
C5 -3.7101×10-3 C7 -4.1036×10-3 C8 4.2896×10-6
C10 -8.4314×10-6 C12 -8.1477×10-8 C14 1.1846×10-6
C16 2.8608×10-7 C17 8.8332×10-9 C19 3.2284×10-8
C21 1.2745×10-8
自由曲面(3)
C5 1.5613×10-2 C7 1.5901×10-2 C8 3.8223×10-4
C10 -5.9546×10-5 C12 -5.8106×10-5 C14 -4.2859×10-5
C16 -2.2163×10-5 C17 1.1940×10-6 C19 2.0760×10-6
C21 1.0626×10-6 。
実施例14
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5163 64.15
(1ST SF) Y -10.123 θ 20.33°
Z 43.489
3 自由曲面(2) 1.5163 64.15
(2ND SF) Y 1.103 θ -10.31°
(REFL) Z 65.000
4 自由曲面(1) Y -10.123 θ 20.33°
(1ST SF) Z 43.489
5 ∞ Y 17.608 θ -13.99°
(画像表示面) Z 30.846
自由曲面(1)
C5 1.0401×10-2 C7 8.6572×10-3 C8 9.8267×10-5
C10 2.0456×10-4 C12 -9.4226×10-6 C14 1.6262×10-6
C16 4.0506×10-6 C17 3.2669×10-7 C19 2.1072×10-7
C21 1.5355×10-7
自由曲面(2)
C5 -2.5798×10-3 C7 -3.0708×10-3 C8 -3.2024×10-5
C10 -3.3909×10-6 C12 2.9430×10-6 C14 4.3427×10-6
C16 3.4981×10-6 C17 -2.8763×10-8 C19 4.0895×10-8
C21 5.4666×10-8 。
実施例17
面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数
(偏心量) (傾き角)
1 ∞(瞳)
2 自由曲面(1) 1.5000 55.55
(1ST SF) Y 18.958 θ 7.69°
Z 30.730
3 自由曲面(2) 1.5000 55.55
(2ND SF) Y 9.165 θ -13.84°
(REFL) Z 48.107
4 自由曲面(1) 1.5000 55.55
(1ST SF) Y 18.958 θ 7.69°
(REFL) Z 30.730
5 自由曲面(2) 1.5000 55.55
(2ND SF) Y 9.165 θ -13.84°
(REFL) Z 48.107
6 自由曲面(3) 1.5000 55.55
(4TH SF) Y 34.128 θ -31.50°
Z 30.758
7 ∞ Y 47.350 θ -34.92°
(画像表示面) Z 35.893
自由曲面(1)
C5 -4.9463×10-3 C7 -3.4912×10-3 C8 6.9477×10-5
C10 1.7114×10-4 C12 1.0830×10-6 C14 -2.2541×10-7
C16 4.5743×10-6 C17 6.1581×10-8 C19 4.7667×10-8
C21 -1.9359×10-7 C23 -1.3103×10-10 C25 -7.7572×10-10
C27 7.0783×10-10 C29 5.3774×10-9 C30 4.7726×10-12
C32 1.3699×10-11 C34 7.4217×10-11 C36 -1.3460×10-10
自由曲面(2)
C5 -5.9243×10-3 C7 -5.4509×10-3 C8 3.4016×10-5
C10 7.9633×10-5 C12 -4.1470×10-7 C14 1.0233×10-6
C16 2.6471×10-6 C17 2.3016×10-9 C19 3.3134×10-8
C21 -1.6456×10-8 C23 -1.3255×10-10 C25 -4.9215×10-10
C27 -3.3070×10-10 C29 4.1802×10-9
自由曲面(3)
C5 7.9798×10-3 C7 1.7546×10-2 C8 -1.1020×10-4
C10 9.4392×10-4 C12 -3.9282×10-6 C14 -7.3326×10-6
C16 -1.4273×10-5
(1)θr3=46.48° 。
以上の実施例では、前記定義式(a)、(b)、(c)の非球面、アナモルフィック面、自由曲面で構成したが、次の定義式(d)のように定義したZernike多項式で表される面形状、次の定義式(e)のように定義したX方向に対称な自由曲面での設計も可能である。つまり、あらゆる定義の曲面が使えることは言うまでもない。
Y=R×sin(A)
Z=D2
+D3 Rcos(A)+D4 Rsin(A)
+D5 R2 cos(2A)+D6 (R2 −1)+D7 R2 sin(2A)
+D8 R3 cos(3A) +D9 (3R3 −2R)cos(A)
+D10(3R3 −2R)sin(A)+D11R3 sin(3A)
+D12R4cos(4A)+D13(4R4 −3R2 )cos(2A)
+D14(6R4 −6R2 +1)+D15(4R4 −3R2 )sin(2A)
+D16R4 sin(4A) +D17R5 cos(5A)
+D18(5R5 −4R3 )cos(3A)
+D19(10R5 −12R3 +3R)cos(A)
+D20(10R5 −12R3 +3R)sin(A)
+D21(5R5 −4R3 )sin(3A) +D22R5 sin(5A)
+D23R6cos(6A)+D24(6R6 −5R4 )cos(4A)
+D25(15R6 −20R4 +6R2 )cos(2A)
+D26(20R6 −30R4 +12R2 −1)
+D27(15R6 −20R4 +6R2 )sin(2A)
+D28(6R6 −5R4 )sin(4A) +D29R6sin(6A)・・・・・
・・・(d)
なお、上記においてX方向に対称な面として表した。ただし、Dm (mは2以上の整数)は係数である。
+C3 Y+C4 |X|
+C5 Y2 +C6 Y|X|+C7 X2
+C8 Y3 +C9 Y2 |X|+C10YX2 +C11|X3 |
+C12Y4 +C13Y3 |X|+C14Y2 X2 +C15Y|X3 |+C16X4
+C17Y5 +C18Y4 |X|+C19Y3 X2 +C20Y2 |X3 |
+C21YX4 +C22|X5 |
+C23Y6 +C24Y5 |X|+C25Y4 X2 +C26Y3 |X3 |
+C27Y2 X4 +C28Y|X5 |+C29X6
+C30Y7 +C31Y6 |X|+C32Y5 X2 +C33Y4 |X3 |
+C34Y3 X4 +C35Y2 |X5 |+C36YX6 +C37|X7 |
・・・・
・・・(e)
さて、以上説明したような接眼光学系と画像表示素子からなる組を1組用意し、片眼装着用に構成しても、また、そのような組を左右一対用意し、それらを眼輻距離だけ離して支持することにより、両眼装着用に構成してもよい。そのようにして、片眼あるいは両眼で観察できる据え付け型又はポータブル型の画像表示装置として構成することができる。
前記プリズム光学素子が、前記プリズム光学素子内部に光線を入射させるか、若しくは、前記プリズム光学素子内部から光線を射出させる透過作用及び前記プリズム光学素子内部での内部反射作用とを合わせて有した第1面と、前記媒質を挟んで前記第1面と対向配置され前記プリズム光学素子内部での内部反射作用を有する第2面と、前記第2面と略近接する位置に配置されかつ前記第1面と前記媒質を挟んで対向配置され前記プリズム光学素子内部での内部反射作用を有する第3面と、前記第1面が光線を前記プリズム光学素子内部に入射させる作用を有するときには前記プリズム光学素子内部から光線を射出させる作用を有し、前記第1面が光線を前記プリズム光学素子内部から射出させる作用を有するときには前記プリズム光学素子内部に光線を入射させる作用を有するような透過作用を持った第4面とを有し、前記媒質のd線における屈折率をnd 、前記第3面における任意の光線の内部反射の角度をθr3とするとき、
sin-1(1/nd )≦θr3≦60° ・・・(1)
を満たすことを特徴とするプリズム光学素子。
sin-1(1/nd )≦θr3≦50° ・・・(2)
を満たすことを特徴とするプリズム光学素子。
前記接眼光学系が、間を屈折率(n)が1よりも大きい(n>1)単体媒質で埋めた少なくとも3つの面を備えた面構成を持つプリズム部材を有すると共に、前記プリズム部材が前記像形成手段から射出された光線を少なくとも3回内部反射させる作用を有し、かつ、その少なくとも3回の内部反射作用の中の少なくとも2回の内部反射は全反射作用による反射となるように構成されており、前記少なくとも2回の全反射作用の中の少なくとも1回の反射は前記プリズム部材の単体媒質の観察者側に配置された面によって行われ、かつ、その面は前記プリズム部材の内部反射によって生じる収差を補正する作用を持った曲面形状に形成され、
さらに、前記プリズム部材の少なくとも3つの面の中少なくとも2つの面を通して外界観察を行うことができるように、前記少なくとも2つの面が前記単体媒質を挟んで外界を観察するときに発生する歪みを低下させるような対向配置がなされていることを特徴とする像観察装置。
前記接眼光学系が少なくともプリズム部材を含み、
前記プリズム部材は、その面構成の中、透過又は反射の光学作用を持った光学作用面が少なくとも4つ設けられ、かつ、その4つの光学作用面で囲まれた間を屈折率(n)が1よりも大きい(n>1)単体媒質で埋めて構成され、
前記4つの光学作用面は、透過作用と反射作用とを有し観察者眼球側に配置された第1面と、前記第1面に対して前記媒質を挟んで対向配置されかつ観察者視軸に対して少なくとも偏心あるいは傾いて配置された反射作用を有する第2面と、前記第1面に対して前記媒質を挟んで対向配置されかつ前記第2面に略隣接配置された反射作用を有する第3面と、一方の端部を前記第1面に略隣接させ他方の端部を前記第3面に略近接させるように配置した第4面とからなり、
少なくとも前記第3面は全反射作用を有するように前記プリズム部材が構成されていると共に、前記第1面と前記単体媒質と前記第3面とを通して外界を観察することが可能な外界観察作用を有するように前記第1面と前記単体媒質と前記第3面とが構成されていることを特徴とする像観察装置。
−0.5 ≦φt1≦0.5 (1/mm) ・・・(3)
を満たすことを特徴とする像観察装置。
前記接眼光学系が少なくともプリズム部材を含み、
前記プリズム部材は、その面構成の中、透過又は反射の光学作用を持った光学作用面が少なくとも4つ設けられ、かつ、その4つの光学作用面で囲まれた間を屈折率(n)が1よりも大きい(n>1)単体媒質で埋めて構成され、
前記4つの光学作用面は、透過作用と反射作用とを有し観察者眼球側に配置された第1面と、前記第1面に対して前記媒質を挟んで対向配置されかつ観察者視軸に対して少なくとも偏心あるいは傾いて配置された反射作用を有する第2面と、前記第1面に対して前記媒質を挟んで対向配置されかつ前記第2面に略隣接配置された反射作用を有する第3面と、一方の端部を前記第1面に略隣接させ他方の端部を前記第3面に略近接させるように配置した第4面とからなり、
少なくとも前記第2面又は前記第3面が全反射作用を有するように前記プリズム部材が構成されていると共に、前記全反射作用を有する前記第2面又は前記第3面の全反射作用を生じる領域近傍に観察者の視線を検出する作用を持った視線検出手段を配置したことを特徴とする像観察装置。
2…観察者視軸(軸上主光線)
3…接眼光学系の第1面
4…接眼光学系の第2面
5…接眼光学系の第3面
6…接眼光学系の第4面
7…画像表示素子
8…フレネルレンズ
9…視線検出光学系
10…視線検出器
11…照明手段
12…接眼光学系(偏心プリズム)
13、14…第2光学素子
15…観察者眼球
16…光学フィルター
17…リニアモーター
18…光学素子に設けられた突出部
19…外装部に設けられたガイド(レール)
31…表示装置本体部
32…前フレーム
33…後フレーム
34…頭頂フレーム
35…リヤプレート
36…リヤカバー
39…スピーカ
40…ビデオ再生装置
40a…スイッチ、ボリュウム調整部
41…ケーブル
NC…コーティング穴
Ob…撮影光学系
Fi…ファインダー光学系
Ca…コンパクトカメラ
GF…前側レンズ群
D …明るさ絞り
DS…接眼光学系(本発明)
Lt…対物光学系
P …ポロプリズム
Oc…接眼レンズ
Claims (4)
- 像形成手段と、前記像形成手段によって形成された像を観察眼球に導く作用を持った接眼光学系とを有する像観察装置において、
前記接眼光学系が、間を屈折率(n)が1よりも大きい(n>1)単体媒質で埋めた少なくとも3つの面を備えた面構成を持つプリズム部材を有し、
前記プリズム部材が、前記像形成手段から射出された光線を内部反射させる作用を持つ2つの全反射面と1つの反射面を少なくとも備え、
前記2つの全反射面のうちの一方の全反射面は、前記プリズム部材の単体媒質の観察者側に配置され、かつ、その全反射面は、前記プリズム部材の内部反射によって生じる収差を補正する作用を持った曲面形状に形成され、さらに、
前記2つの全反射面のうちの他方の全反射面は、前記一方の全反射面と対向する位置に配置され、前記一方の全反射面と該他方の全反射面の2つの面を通して外界観察を行うことができるように、前記2つの全反射面の配置が、前記単体媒質を挟んで外界を観察するときに発生する歪みを低下させるような対向配置となっており、
前記他方の全反射面と同じ側の異なる位置であって、前記一方の全反射面と対向する位置に、前記反射面が配置され、
前記像形成手段によって形成された像の観察は、少なくとも前記2つの全反射面と前記反射面を介して行われ、
前記プリズム部材に、前記像形成手段によって形成された像の観察と前記外界像の観察とを切り替える切替手段を設け、
前記接眼光学系の射出瞳を光学系の原点として、光軸を前記画像形成手段の中心と前記射出瞳の中心(原点)とを通る光線で定義したとき、前記切替手段は、前記光軸を含む面に沿った方向に前記プリズム部材を移動させる機能を有するように形成されていることを特徴とする像観察装置。 - 請求項1において、前記切替手段は、前記像形成手段によって形成された像を観察する際の前記プリズム部材から観察者眼球に到る光路が、前記外界像を観察する際の前記プリズム部材から観察者眼球に到る光路と略一致するように、前記プリズム部材を移動させることを特徴とする像観察装置。
- 請求項1又は2において、前記切替手段は、前記プリズム部材を観察者の視軸に垂直方向に移動可能となるように移動させる構成を有することを特徴とする像観察装置。
- 請求項1又は2において、前記切替手段は、前記プリズム部材を回動可能となるように移動させる構成を有することを特徴とする像観察装置。
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