JP4245860B2 - Pipe repair method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は地中に埋設された排水管等の管路をその内面側から熱硬化性樹脂を含有する補修材を押し当てて熱硬化性樹脂を硬化させて管路を補修する管路の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、熱硬化性樹脂を含有する補修材を管路の内面から押圧して硬化させる管路の補修方法が広く知られている。このような管路の補修方法によれば、地中に埋設された排水管等の管路を掘り返すことなくその内面側から補修することができる。
【0003】
このような管路の補修方法で本管から分岐した枝管がある場合には、その枝管との分岐部を横断して本管の管路を補修する。このような分岐部を横断して管路を補修する場合には、筒状の熱硬化性樹脂を含有する補修材が本管内の分岐部を横断して導入され、本管内部に分岐部を横断した新しい筒状の更生管路が形成される。ついで、この更生管路では分岐部が穿孔されて本管と枝管の管路が繋がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の管路の補修方法に従えば、分岐部の補修材の肉厚が厚くなる肉厚現象が発生する場合があり、補修後に本管と枝管を繋ぐために更生管路(補修材)の分岐部を穿孔しようとすると、補修材の厚みが厚くて穿孔に多大の労力を必要とする。
【0005】
この発明は、このような背景に基づいてなされたもので、分岐部を横断して管路を補修した場合に分岐部に穿孔する際の労力を低減できる管路の補修方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明者等が鋭意研究をした結果、この肉厚現象は分岐部での漏水による補修材の温度低下が起因していることが見出され、分岐部の硬化を他の部分の硬化に比べて早めれば、この肉厚現象の発生が解消されることを見出した。
【0007】
またこの分岐部は枝管により外部と連結されているので、外部からの補助加熱が可能であり、外部から分岐部の補修材を積極的に加熱すれば、分岐部での補修材の硬化の遅延が解消され、場合によっては他の部分に比べて硬化が促進され、これにより、肉厚部の発生が低減され、場合によっては肉厚部が無くなることが見出された。
【0008】
すなわち、熱硬化性樹脂を含有した補修材を本管内部から枝管を横断して補修する場合、内部から本管壁に向けてこの補修材を押圧しつつ補修材の内部から加熱して熱硬化性樹脂を硬化させている。ここで、この押圧状態で分岐部上部の枝管に漏水があると、この漏水が分岐部の上部に滞留する。この補修材は含浸されている硬化性樹脂を硬化させるために筒状の補修材の内部から加熱しているが、分岐部ではこの滞留水により外部から冷却されるので分岐部(枝管に面した位置)近傍の補修材の温度が所望の温度に上昇せず、この分岐部の補修材の硬化が遅延する。結果として硬化反応の途中段階では分岐部に位置する補修材は他の部分の補修材に比べて硬化の進行が遅くなり、分岐部近傍に位置する補修材が塑性変形を起こし、この分岐部に補修材の厚みが肉厚となる肉厚現象が発生する。
【0009】
そこで、この分岐部は枝管により外部と連結されているので、外部からの補助加熱が可能である。補助加熱により分岐部近傍の補修材を外部から積極的に加熱すれば、分岐部での補修材の硬化の遅延が解消され、場合によっては他の部分に比べて硬化が促進される。これにより、肉厚部の発生が低減されたり無くなる。
【0010】
ここで、この分岐部近傍の枝管には漏水が溜まるが、水和熱などのようにその漏水と反応して熱を発生させる発熱材を分岐部に投与すれば、漏水があった場合に効率的に発熱して漏水の温度を上昇させる。これにより、漏水が有った場合に分岐部近傍で漏水による温度低下を避けることができ、場合によっては漏水を加熱媒体として利用することにより分岐部付近の補修材は外部から積極的に加熱されて硬化の遅延が解消され、場合によっては他の部分に比べて硬化が促進される。これにより、肉厚部の発生が低減されたり無くなる。
【0011】
このような加熱手段として滞留した漏水と接触することにより発熱する発熱材、例えば、酸化カルシウムを枝管側から補修材に向けて投入すれば、漏水と発熱材とが反応して漏水の温度を暖めることができ、漏水による温度の低下、すなわち硬化反応の遅延は避けられる。また、酸化カルシウムは水と接触することにより水の温度を上昇させるので、漏水に限らず、積極的に水を補給しても、酸化カルシウムが投入されていれば、この水は水和熱により加熱されて補修材を外部から加熱することができる。
【0012】
また、本発明者等は、この水和熱の利用は、熱硬化性樹脂を含有する補修材の内部に充填される加熱媒体としても利用できることを見出した。
【0013】
すなわち、本発明は、本管から分岐する枝管を有する管路を補修する方法であって、前記本管の内面に向けて熱硬化性樹脂を含有する補修材を押圧しつつ該補修材の内部から加熱する管路の補修方法である。ここで、補修材の加熱は枝管側からのみ行ってもよく、また、枝管側からの加熱に加えて本管側からの加熱を併用してもよい。
【0014】
この枝管側からの加熱は、水と接触することにより発熱する発熱材を用いることが簡便であり、発熱材を枝管から補修材に向けて投入すればよい。
【0016】
本発明において、発熱剤として酸化カルシウムが好ましい材料として例示される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づき説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る更生方法の更生対象となる地中管1を補修している状況を断面により説明する図である。この地中管1は、枝管(取付管)2と、この枝管2から合流部(分岐部3)にて合流して排水を流す本管4とから構成されている。この本管4は、マンホール5,5を通じて作業用ロボットなどを使用して地上からアクセスできるほど十分に大きい。また、枝管2は、図2に示すように、宅地桝6などを介して各家庭等に接続され、各家庭から排出される排水(又は廃水)を流すためのものであり、例えば、呼び径100mm程度と小径である。
【0019】
これらの本管4及び枝管2を形成する地中管1は、ユニットとなるコンクリート製のヒューム管、陶器製の陶管、樹脂製の塩ビ管等である。また、図示する円形管に限らず、卵型、矩形であってもよい。
【0020】
ここで、この本管4には、何らかの原因により管路の全体に亘ってひび割れ又は接続部の緩み(不図示)等が発生しており、この発明では、そのひび割れ又は接続部の緩み等を補修部(更生部)として補修(更生)するものとする。また、枝管2も同様に何らかの原因によりひび割れ又は接続部の緩み(不図示)等が生じているものとする。それにより、これらのひび割れ又は接続部の緩み等(以下、ひび割れと略称する。)から雨水などを含む地下水が枝管2内に漏水している。
【0021】
本管4の全体にひび割れを生じた場合、図3に示すような筒状を呈する長尺の補修材としてのライナー10を用いる。このライナー10は、例えば、ベースホース11及びキャリブレーションホース12により概略構成され、そのベースホース11は、外層不透過性フィルム(又はシート)13とそれに固着された熱硬化性樹脂が含浸された外層樹脂含浸フェルト14とから構成され、キャリブレーションホース12は、内層不透過性フィルム(又はシート)15とそれに固着された熱硬化性樹脂が含浸された内層樹脂吸収フェルト16とから構成されている。
【0022】
外層不透過性フィルム13は、熱硬化性樹脂が透過又は蒸散しないように不透過性を備え、耐久性やコストの観点から適宜な材料を選択することができる。具体的には、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンが例示される。
【0023】
内層不透過性フィルム15も熱硬化性樹脂が透過又は蒸散しないように不透過性であり、仕上がりの内面の滑らか性、耐傷性、耐久性等を考慮して適宜の材料が選択される。それらは、たとえば、ポリウレタン、ポリアミド、飽和ポリエステル等が用いられている。
【0024】
また、熱硬化性樹脂は、ライナー10の耐久性や力学的性質や取り扱い性、コストなどを考慮して適宜選択され、熱硬化性不飽和ポリエステル樹脂が代表的な樹脂として例示される。
【0025】
これらの熱硬化性樹脂は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ビニロン、カーボン繊維、ガラス繊維などの有機又は無機繊維製のフェルト等により含浸されて用いられる。もちろんこれらのフェルトなどの繊維質基材の種類はこれに限定されずに、編織物、不織布、ウエブ、マットなどの布帛又はこれらの積層体であってもよい。ライナー10は繊維質基材により強化されて曲げ強度、曲げ弾性等の機械的強度が増大される。なお、このライナー10は熱硬化性樹脂が含浸された状態で可撓性であり、例えば、筒状のライナー10は偏平に折り畳まれたり巻き込まれて保管可能である。
【0026】
このようなライナー10は、たとえば次のようにして調整される。
【0027】
まず、目的に適合した適宜の材料が準備される。材料としては、施工現場の本管4の口径、形状及び長さによりベースホース11及びキャリブレーションホース12の材料が選択され、適宜の長さに切断され、含有されるべきそれぞれの重合開始剤を含有する熱硬化性樹脂が混合調整され、この熱硬化性樹脂は、ベースホース11及びキャリブレーションホース12の各フェルト層に含浸される。キャリブレーションホース12の内外が反転され、ベースホース11の内側に挿入される。
【0028】
このライナー10は、更生材が偏平に折り畳まれ、運搬や施工の容易さのために巻き取られ、又は折り畳まれ、重ねられた状態で施工現場に搬送される。もちろん、熱硬化性樹脂の含浸工程を含めたこれらの一連の作業は作業現場で行われていてもよい。
【0029】
更生されるべき、本管4内は、予め洗浄され、またテレビカメラによる調査が行われ、補修にそぐわない箇所の有無等が確認されている。ついで、ボイラー7aを積んだ運搬車(ボイラー車)7からライナー10がロール等を介してウインチにより本管4内に引き込まれる。このライナー10は、折り畳まれているので、本管4内に簡単に配設することができる。なお、この折り畳まれる状態は通常は単純に更生材がつぶれて偏平となった状態であるが、三つ折り、多重折りなどでもよい。本管4にライナー10が誘導されればよく、半ば膨らんだ状態でマンホール5に導入されてもよく、その形態は問わない。これにより、このライナー10は、図1に示すように、補修すべき本管4内に配設され、先端及び手前端はそれぞれ栓体17等により気密性が保たれて締め付けられている。
【0030】
ついで、折り畳まれたライナー10内に加圧ユニット(調圧装置)8によって水圧を加えてライナー10を拡径する。
【0031】
ライナーを拡径した状態で地上から枝管2を通じて分岐部3に向けて加熱材としての酸化カルシウム(CaO)が宅地桝6などを利用して投入される(図2)。枝管2内に地下水が漏れだすとこの地下水9は分岐部3に滞留するが、酸化カルシウム(CaO)が地下水9と接触すると地下水9は暖められるので、ライナー10を外部から冷やすことが無く、逆にライナー10を外部から暖めてライナー10内の熱硬化性樹脂の硬化を促進させる。
【0032】
この酸化カルシウム(CaO)は、水と接触することにより水和熱を発生することにより発熱する化学物質として知られている。このような化学物質は、多数提案されている。それらは、例えば、酸化物に対する水の添加反応を利用するタイプ、無水塩に対する水の添加反応を利用するタイプである。
【0033】
本発明においては、どのタイプの発熱材を用いてもよいが、発熱量が大きく廃棄する際にも廃棄上の問題の少ないものがよい。このような観点から、本発明において利用される発熱材は、酸化カルシウム(生石灰:CaO)を利用するものが好ましい。
【0034】
酸化カルシウム(CaO)は水と反応して1モル当たり15.2Kcal、グラム当たりに換算すると271cal/gの水和熱を発生する。これにより、漏水などと反応して漏水の温度を上昇させることができる。用いる酸化カルシウム(生石灰)の粒度は、小さければ小さい程、反応速度は向上するが、本発明では、反応速度はさほど重要性がないので粒度は大きくても小さくてもよい。
【0035】
発熱材を分岐部3に向けて投入する方法は限定されない。そのまま枝管2の管路に直接投入したり、水を浸透させるネット、不織布、和紙、合成紙等の袋又は容器などに収納(又は充填)して枝管2に投入することができる。
【0036】
ついで、ボイラー7aから温水をライナー10内に供給し、温水が矢印に沿ってライナー10内に循環される。これによりライナー10は、本管4の内周面上に押圧された状態で硬化性樹脂の硬化が完了され、ライナー10はパイプ状の自立管となる。これにより、本管4にひび割れなどがあっても、そのひび割れはライナー10により密着されてひび割れが本管4内に露出されることはない。
【0037】
加熱媒体としての温水は冷却されて排水される。その後本管4の管口が仕上げられる。また、枝管2内に滞留する地下水9は強いアルカリ性を呈するので、適宜中和処理がなされる。
【0038】
ついで、ロボット型の削孔機を本管4内に導入することにより分岐部3が位置するライナー10を穿孔して枝管2と本管4との分岐部の管路を繋げる。分岐部3近傍の補修材(ライナー10)は、分岐部3近傍での肉厚部の発生が無くなり、削孔機での穿孔作業がスムースに行える。
【0039】
つぎに、本発明の参考例を成形用ホースを用いた施工例について説明する。
【0040】
まず、図4に示すように、発熱材としての酸化カルシウムの所定量を小分けして内包したネットなどの小袋18を固定した成形用ホース19を用意する。この成形用ホース19は、パイプ状の樹脂管体となるフェルトホース20を内側から既設管に押し付けて成形するためのものである。このフェルトホース20は外側に不透過性フィルム層、内側に熱硬化性樹脂が含浸されたフェルト層を備えている。このフェルトホース20は成形用ホース19内に引き込んだダブルホースとして施工される。
【0041】
このダブルホース20は、不図示の反転装置内にセットされ、ホース端を反転装置に固定して反転装置内に送られた圧縮空気によりダブルホース20は反転されながら枝管2(取付管)内に挿入される。
【0042】
ついで、成形用ホース19内に水を注ぎ込むと、図5に示すように、水と小袋18内の酸化カルシウムが反応して温水となり樹脂の硬化が促進される。樹脂の硬化後、水のPHを調整して排水し、成形用ホース19を撤去する。これにより、ヒータ、ボイラーなどの加熱手段を用いずに、簡易にフェルトホース中の熱硬化性樹脂の硬化を促進させることができる。
【0043】
なお、図5では枝管に関する補修を示したものであるが、本管4に対しても小袋18内に酸化カルシウムを挿入して実施することも可能である。
【0044】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0045】
たとえば、ライナー10は、2層のキャリブレーションホースと2層のベースホースとから4層で構成されていたが、たとえば、外表面が気密性の高いプラスチックフィルムで被覆された管状の布帛又は繊維質基材に硬化性樹脂が含浸された3層構成でも良く、また5層以上の多層であっても良い。
【0046】
また、以上の実施の形態では、既設管の補修を兼ねた例を示しているが、必ずしもこれに限定されずに、補修を必要としない新設管の管路にこの発明の方法を適用してもよい。
【0047】
なお、この発明の更生とは、ひび割れの補修に限らず、ひび割れが生じていなくて単に老朽化された管路の更生でも、また、何らかの理由により新設管の内面に自立管としてのライナーを設ける場合の更生でもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分岐部を横断して管路を補修した場合に分岐部に穿孔する際の労力を低減できる管路の補修方法が提供される。
【0049】
また、本発明によれば、加熱媒体として水と接触することにより発熱する発熱材を用いて温度が高められた温水を用いて熱硬化性樹脂を硬化させる管路の補修方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る更生方法を説明する断面図である。
【図2】図1の枝管2に発熱材を投入する状況を説明する断面図である。
【図3】図1の管路の補修に用いられるライナー10を一部切欠断面により説明する斜視図である。
【図4】参考例に係る成形用ホースに発熱材の小袋を取り付けた状況を説明する図である。
【図5】参考例に係る更生方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1:地中管
2:枝管(取付管)
3:分岐部
4:本管
5:マンホール
6:宅地桝
7:運搬車
7a:ボイラー
8:加圧ユニット
9:地下水
10:ライナー(補修材)
11:ベースホース
12:キャリブレーションホース
13:外層不透過性フィルム(又はシート)
14:外層樹脂含浸フェルト
15:内層不透過性フィルム(又はシート)
16:内層樹脂吸収フェルト
17:栓体
18:小袋
19:成形用ホース
20:フェルトホース(ダブルホース)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention repairs a pipe line such as a drain pipe buried in the ground by pressing a repair material containing a thermosetting resin from the inner surface side to cure the thermosetting resin. Regarding the method.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a pipe line repairing method in which a repair material containing a thermosetting resin is pressed from the inner surface of the pipe line and cured is widely known. According to such a pipe line repair method, it is possible to repair the pipe line such as a drain pipe buried in the ground from the inner surface side without digging back.
[0003]
When there is a branch pipe branched from the main pipe by such a pipe line repair method, the main pipe pipe is repaired across the branch portion with the branch pipe. When repairing a conduit traverses such bifurcation repairing material containing a tubular thermosetting resin is introduced across the bifurcation of the pipe, the branch portion therein mains A new tubular rehabilitation line is formed across . Next, in this rehabilitation pipe, a branch portion is drilled to connect the main pipe and the branch pipe.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the conventional pipe repair method is used, the thickness of the repair material at the bifurcation may increase, and a rehabilitation pipe (repair) is required to connect the main pipe and the branch pipe after repair. When trying to perforate the bifurcated portion of the material, the thickness of the repair material is so thick that much labor is required for perforation.
[0005]
This invention has been made based on this background, to provide a method of repairing a pipe capable of reducing the labor time of drilling the branch portion when repairing a pipeline across the bifurcation Objective.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies conducted by the present inventors in order to achieve this object, it was found that this thickness phenomenon was caused by a decrease in temperature of the repair material due to water leakage at the bifurcation, and hardening of the bifurcation was performed. It has been found that the occurrence of this thickness phenomenon can be eliminated if it is accelerated compared to the curing of other parts.
[0007]
In addition, since this branch part is connected to the outside by a branch pipe, auxiliary heating from the outside is possible, and if the repair material of the branch part is positively heated from the outside, the repair material at the branch part can be cured. It has been found that the delay is eliminated and in some cases hardening is accelerated compared to the other parts, thereby reducing the occurrence of thick parts and possibly eliminating the thick parts.
[0008]
That is, when repairing a repair material containing a thermosetting resin across the branch pipe from the inside of the main pipe, the repair material is heated from the inside of the repair material while being pressed from the inside toward the main pipe wall. The curable resin is cured. Here, if there is water leakage in the branch pipe at the upper part of the branching part in this pressed state, the water leakage stays at the upper part of the branching part. This repair material is heated from the inside of the cylindrical repair material in order to cure the impregnated curable resin, but the branch portion is cooled from the outside by this staying water, so the branch portion (the surface of the branch pipe) The temperature of the repair material in the vicinity does not rise to a desired temperature, and the curing of the repair material at this branch portion is delayed. As a result, in the middle of the curing reaction, the repair material located at the bifurcation part is slower to cure than the other parts, and the repair material located near the bifurcation part causes plastic deformation. A thickness phenomenon occurs in which the thickness of the repair material becomes thick.
[0009]
Therefore, since this branch portion is connected to the outside by a branch pipe, auxiliary heating from the outside is possible. If the repair material in the vicinity of the branch portion is positively heated from the outside by auxiliary heating, the delay in curing of the repair material at the branch portion is eliminated, and in some cases, curing is promoted as compared with other portions. Thereby, generation | occurrence | production of a thick part is reduced or eliminated.
[0010]
Here, water leaks in the branch pipe in the vicinity of this branch, but if a heating material that reacts with the water leak and generates heat, such as heat of hydration, is administered to the branch, Efficiently generates heat and raises the temperature of water leakage. As a result, when there is water leakage, the temperature drop due to water leakage can be avoided in the vicinity of the branch part, and in some cases, the repair material near the branch part is actively heated from the outside by using the water leak as a heating medium. Thus, the delay in curing is eliminated, and in some cases, curing is accelerated compared to other parts. Thereby, generation | occurrence | production of a thick part is reduced or eliminated.
[0011]
If a heating material that generates heat by contact with the leaked water staying as such heating means, for example, calcium oxide, is introduced from the side of the branch pipe toward the repair material, the leakage of water and the heating material react and the temperature of the leakage water is increased. The temperature can be warmed, and a decrease in temperature due to water leakage, that is, a delay in the curing reaction is avoided. In addition, since calcium oxide raises the temperature of water when it comes into contact with water, it is not limited to water leakage. The repair material can be heated from outside by being heated.
[0012]
In addition, the present inventors have found that the use of heat of hydration can be used as a heating medium filled in a repair material containing a thermosetting resin.
[0013]
That is, the present invention is a method for repairing a pipe line having a branch pipe branched from a main pipe , wherein the repair material containing the thermosetting resin is pressed against the inner surface of the main pipe. This is a method for repairing a pipeline heated from the inside. Here, the heating of the repair material may be performed only from the branch pipe side, or in addition to the heating from the branch pipe side, the heating from the main pipe side may be used in combination.
[0014]
For heating from the side of the branch pipe, it is easy to use a heat generating material that generates heat when it comes into contact with water, and the heat generating material may be introduced from the branch pipe toward the repair material.
[0016]
In the present invention, calcium oxide is exemplified as a preferable material as a heat generating agent.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0018]
Drawing 1 is a figure explaining the situation where
[0019]
The
[0020]
Here, the main pipe 4 is cracked or loosened (not shown) or the like over the entire pipe line for some reason. In the present invention, the crack or loosened connecting part or the like is generated. Repair (rehabilitation) shall be repaired (rehabilitation). Similarly, the
[0021]
When the main pipe 4 is cracked, a
[0022]
The outer layer
[0023]
The inner layer
[0024]
In addition, the thermosetting resin is appropriately selected in consideration of the durability, mechanical properties, handleability, cost, and the like of the
[0025]
These thermosetting resins are used by being impregnated with felt made of organic or inorganic fibers such as polyester, nylon, acrylic, vinylon, carbon fiber, and glass fiber. Of course, the type of the fibrous base material such as felt is not limited thereto, and may be a fabric such as a knitted fabric, a nonwoven fabric, a web, a mat, or a laminate thereof. The
[0026]
Such a
[0027]
First, an appropriate material suitable for the purpose is prepared. As materials, the materials of the
[0028]
In this
[0029]
The inside of the main pipe 4 to be rehabilitated is cleaned in advance and surveyed by a TV camera, and it is confirmed whether there is a part that is not suitable for repair. Next, the
[0030]
Next, water pressure is applied to the folded
[0031]
With the diameter of the liner expanded, calcium oxide (CaO) as a heating material is introduced from the ground toward the
[0032]
This calcium oxide (CaO) is known as a chemical substance that generates heat by generating heat of hydration when it comes into contact with water. Many such chemical substances have been proposed. They are, for example, a type that utilizes an addition reaction of water to an oxide and a type that utilizes an addition reaction of water to an anhydrous salt.
[0033]
In the present invention, any type of heat generating material may be used, but a material having a large amount of heat generation and having few disposal problems is preferable even when discarded. From such a viewpoint, it is preferable that the heat generating material used in the present invention uses calcium oxide (quick lime: CaO).
[0034]
Calcium oxide (CaO) reacts with water to generate a heat of hydration of 15.2 Kcal per mole and 271 cal / g when converted to gram. Thereby, it reacts with water leak etc. and the temperature of water leak can be raised. The smaller the particle size of calcium oxide (quick lime) used, the better the reaction rate. In the present invention, however, the reaction rate is not so important, so the particle size may be large or small.
[0035]
The method for charging the heat generating material toward the
[0036]
Next, warm water is supplied from the
[0037]
Hot water as a heating medium is cooled and drained. Thereafter, the pipe opening of the main pipe 4 is finished. Moreover, since the
[0038]
Next, by introducing a robot type drilling machine into the main pipe 4, the
[0039]
Next, a description will be given construction example using a molding hose a reference example of the present invention.
[0040]
First, as shown in FIG. 4, a
[0041]
This
[0042]
Next, when water is poured into the
[0043]
Although FIG. 5 shows the repair related to the branch pipe, it is also possible to carry out the main pipe 4 by inserting calcium oxide into the
[0044]
Although the embodiment of the present invention has been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration of the present invention is not limited to this embodiment, and there are design changes and the like without departing from the gist of the present invention. However, it is included in the present invention.
[0045]
For example, the
[0046]
In the above embodiment, an example of repairing an existing pipe is shown. However, the present invention is not necessarily limited to this, and the method of the present invention is applied to a pipe of a new pipe that does not require repair. Also good.
[0047]
The rehabilitation of the present invention is not limited to repairing cracks, but can be rehabilitation of pipes that have not been cracked and have simply deteriorated, or a liner as a self-supporting pipe is provided on the inner surface of a new pipe for some reason. In case of rehabilitation.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the conduit repair method that labor can be reduced when drilling a branch unit when repairing a pipeline across the bifurcation is provided.
[0049]
Moreover, according to this invention, the repair method of the pipe line which hardens a thermosetting resin using the hot water whose temperature was raised using the heat generating material which generate | occur | produces heat by contacting with water as a heating medium is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a rehabilitation method according to the present invention .
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a situation where a heating material is charged into the
FIG. 3 is a perspective view illustrating a
FIG. 4 is a diagram for explaining a situation where a small pouch of heat generating material is attached to a molding hose according to a reference example .
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a rehabilitation method according to a reference example .
[Explanation of symbols]
1: Underground pipe 2: Branch pipe (mounting pipe)
3: Branch
4: Main pipe 5: Manhole 6: Residential land wall 7:
11: Base hose 12: Calibration hose 13: Outer layer impermeable film (or sheet)
14: outer layer resin impregnated felt 15: inner layer impermeable film (or sheet)
16: Inner layer resin absorption felt 17: Plug 18: Small bag 19: Molding hose 20: Felt hose (double hose)
Claims (4)
前記補修材を枝管側からのみ加熱することを特徴とする管路の補修方法。 A method for repairing a pipeline having a branch pipe branched from a main pipe, the pipe being heated from the inside of the repair material while pressing a repair material containing a thermosetting resin toward the inner surface of the main pipe In the repair method of
A method for repairing a pipeline, wherein the repair material is heated only from a branch pipe side.
前記補修材を前記本管側及び枝管側から加熱することを特徴とする管路の補修方法。 A method for repairing a pipeline having a branch pipe branched from a main pipe, the pipe being heated from the inside of the repair material while pressing a repair material containing a thermosetting resin toward the inner surface of the main pipe In the repair method of
A method of repairing a conduit, characterized in that said main pipe side and the branch pipe side or al pressurized heat the repair material.
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