JP4243821B2 - Game media lifting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚送筒本体に対してほぼ平行な状態で掛け渡される搬送ベルトをモータの駆動により周回させてパチンコ玉等の遊技媒体を揚送すると共に、前記搬送ベルトに張力を付与するテンション機構を備えた遊技媒体揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、遊技媒体の1つであるパチンコ玉を揚送する玉揚送装置6(遊技媒体揚送装置ともいう)には、図7に示すように、テンション機構16によって張力を付与された搬送ベルト14が揚送筒本体12を周回することで、ガイドレール24前面の研磨部材(図示しない)と搬送ベルト14によって挟持されたパチンコ玉を遊技島上部に設置された上部タンクへ揚送するものがよく知られている。この玉揚送装置6のテンション機構16は、搬送ベルト14が掛け渡される3つのテンションローラから構成されており、3つのテンションローラのうち中間に位置する中間テンションローラ18は、コイルスプリング53によって搬送ベルト14に張力を与えており、また、上方に位置する上部テンションローラ17には、上部テンションローラ17の回転中心軸の角度を変える(図7で言えば、符号65側のローラシャフトを上下方向に変えること)ことにより、揚送筒本体12に掛け渡された搬送ベルト14を正常な位置に調整することができる調整手段65が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような玉揚送装置6においては、搬送ベルト14に張力を与えるための中間テンションローラ18は、搬送ベルト14に対してほぼ平行な状態で付勢させる必要があるため、中間テンションローラ18の両側方には、設計上同じ付勢力を有するコイルスプリング53を備える必要があった。しかし、設計上は同じ付勢力を有するコイルスプリング53であっても、実際にはコイルスプリング53の製品毎の誤差や経時変化により付勢力に差が生じることがあるため、中間テンションローラ18が搬送ベルト14に対してほぼ平行な状態で付勢することができないという状況があった。このため、搬送ベルト14が横ずれを起こし、搬送ベルト14が玉揚送装置6を構成する他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルが発生していた。また、中間テンションローラ18が搬送ベルト14に対してほぼ平行な状態で付勢されないと、中間テンションローラ18の回転中心軸が図7(A)に示すように傾いてしまい、図7(B)に示すaの部分、即ち、摺動軸52が挿通される中間ローラシャフト42aの取付穴の端部が、摺動軸52と干渉して摺動軸52が破損してしまうというトラブルも発生していた。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、搬送ベルトが横ずれを起こし難い遊技媒体揚送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、揚送筒本体に対してほぼ平行な状態で掛け渡される搬送ベルトをモータの駆動により周回させて遊技媒体を揚送すると共に、前記搬送ベルトに張力を付与するテンション機構を備えた遊技媒体揚送装置において、前記テンション機構は、少なくとも、前記搬送ベルトを弾性部材により付勢するベルトテンションローラと、前記搬送ベルトが掛け渡された状態で前記ベルトテンションローラの回転中心軸を前記揚送筒本体に対してほぼ平行な状態に維持させるための平行維持手段と、を備えているので、弾性部材が経時変化して付勢力が弱くなったりした場合でも搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、搬送ベルトが横ずれすることが少なくなる。このため、搬送ベルトが玉揚送装置を構成する他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルを防止することができる。
【0006】
また、テンション機構を製造する際に、弾性部材の付勢力のバラツキを考慮する必要がなくなるため、遊技媒体揚送装置の製造効率の向上を図ることができる。
【0007】
特に、請求項1の発明においては、前記ベルトテンションローラは、該ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両端に形成される取付穴と前記弾性部材とが挿通され且つ前記揚送筒本体に立設される2本の摺動軸に、前記弾性部材により付勢された状態で摺動可能に支持され、前記平行維持手段は、前記摺動軸に当接するように前記ローラシャフトの前記取付穴の近傍に突設された突起部であることにより、ローラシャフトが摺動軸に沿って摺動する際、突起部が摺動軸に当接しながら摺動するため、ローラシャフトが摺動軸に対して傾くことを抑制でき、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができる。このように、ローラシャフトに突起部を設けるという比較的簡単な構造で、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、従来の遊技媒体揚送装置に大きな設計変更を要しない点において、改良コストの削減に繋がるという優れた効果を奏する。
【0008】
また、請求項1と同じ目的を達成することが可能な請求項8の発明においては、前記ベルトテンションローラは、該ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両側方を支持すると共に前記弾性部材が内部に設けられ且つ前記揚送筒本体に立設される2つのシャフト支持部材に、前記弾性部材により付勢された状態で摺動可能に支持され、前記平行維持手段は、前記ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両端部に設けられたギア部と、前記揚送筒本体に対してほぼ垂直に設けられ且つ前記ギア部が嵌合するギア受け部と、から構成されていることにより、ローラシャフトの両端部に設けられたギア部がギア受け部上を転動することにより、ローラシャフトの両端が同期して移動するため、ローラシャフトの回転中心軸が揚送筒本体に対してほぼ平行な状態を保つことができる。このため、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができる。
【0009】
また、請求項2の発明においては、請求項1の発明において、前記テンション機構は、該テンション機構の上部に配設される上部テンションローラと、該上部テンションローラの下方であって前記上部テンションローラとの間で前記搬送ベルトが斜めに掛け渡される位置に配設される下部テンションローラと、前記上部テンションローラと前記下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルトを弾性部材により付勢する中間テンションローラと、から構成され、前記ベルトテンションローラは、前記中間テンションローラとして構成されると共に該中間テンションローラは、前記上部テンションローラと前記下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルトに対してほぼ垂直方向に付勢するように配設されていることを特徴とする。このように構成することにより、上部テンションローラと下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される搬送ベルトからの反発力を中間テンションローラの弾性部材で適切な状態で受けることができるため、テンション機構の機能を十分に発揮することができると共に、テンション機構の耐久性を向上させることができる。また、上部テンションローラと下部テンションローラとの位置が斜めの関係であるため、テンション機構の上下方向の長さを短くでき、上部テンションローラの位置を低く抑えることが可能となる。
【0010】
また、請求項3の発明においては、請求項1の発明において、前記上部テンションローラ及び前記下部テンションローラは、前記搬送ベルトの外側に位置し、前記中間テンションローラは、前記搬送ベルトの内側に位置していることを特徴とする。このように構成することにより、上部テンションローラ及び下部テンションローラを揚送筒本体側に寄せて配設することができるため、テンション機構全体を小さく構成することができる。また、中間テンションローラは、揚送筒本体側から揚送筒本体の外側に向かって搬送ベルトを付勢するため、中間テンションローラの移動空間を広くとることができる。
【0011】
また、請求項4の発明においては、請求項1の発明において、前記摺動軸は、前記上部テンションローラと前記下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルトに対してほぼ垂直方向に立設されると共に、前記揚送筒本体に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする。このように構成することにより、中間テンションローラが摺動軸上を摺動して摺動軸が摩耗した場合であっても、摺動軸のみを交換すればよくテンション機構全体を交換する必要がない。
【0012】
また、請求項5の発明においては、請求項1の発明において、前記摺動軸は、前記揚送筒本体に対して固定される支持部材に固定されていることを特徴とする。このように構成することにより、中間テンションローラからの衝撃等により支持部材が破損,損傷等した場合でも、支持部材のみを交換すればよく揚送筒本体全体を交換する必要がない。
【0013】
【0014】
また、請求項6の発明においては、請求項1の発明において、前記支持部材は、前記上部テンションローラ及び前記下部テンションローラを固定するためのベース部材と、前記摺動軸を固定するための補助部材と、から構成され、該補助部材は、前記ベース部材に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする。このように構成することにより、上部テンションローラ及び下部テンションローラからの衝撃等によりベース部材が破損,損傷等した場合や中間テンションローラの衝撃等により補助部材が破損,損傷等した場合でもそれぞれの部材のみを交換すればよく支持部材全体を交換する必要がない。また、2本の摺動軸を平行に固定するために高い加工精度が必要な補助部材のみの加工精度をあげればよく、支持部材全体の加工精度を上げる必要がないため、製造コストの削減を図ることができる。
【0015】
更に、請求項7の発明においては、請求項1の発明において、前記中間テンションローラは、前記上部テンションローラと前記下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルトに対して、該搬送ベルトのほぼ垂直二等分線上に配設されていることを特徴とする。このように構成することにより、上部テンションローラと下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される搬送ベルトからの反発力を中間テンションローラの弾性部材で最適な状態で受けることができるため、テンション機構の機能を十分に発揮することができるばかりでなく、テンション機構の耐久性をより一層向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して遊技媒体揚送装置としての玉揚送装置10が設置されるパチンコ島台1(遊技島ともいう)の概要について説明する。図1は、供給樋5により接続される複数のパチンコ島台1を示す斜視図である。なお、玉揚送装置10については、従来の玉揚送装置6と同一の機能を奏する部品には、同じ符号を付してある。
【0017】
図において、パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向両面に複数のパチンコ機2を背向列設するようになっている。パチンコ島台1のほぼ中央には、遊技媒体揚送装置としての玉揚送装置10(図3参照)が内部に設置される玉揚送装置収納部3が設けられている。本実施形態に係る玉揚送装置10は、帯状の搬送ベルト14(図3参照)によって遊技媒体としてのパチンコ玉を揚送するものであり、その帯状の搬送ベルト14がパチンコ島台1の長手方向と直交するように配置されて下部の導入樋20(図3参照)から導入されたパチンコ玉を研磨部材(図示しない)によって研磨しながら上部に揚送し、上部の排出樋部22(図3参照)から上部タンク4に排出するものである。玉揚送装置10により上部タンク4に揚送されたパチンコ玉は、パチンコ機2の背面上部に設けられた賞球タンク(図示しない)に供給され、景品玉や遊技玉として使用される。パチンコ機2で使用されたパチンコ玉は、パチンコ機2の下方に設けられたアウト玉回収樋(図示しない)により回収されて貯留タンク(図示しない)に導かれ、この貯留タンクから再び玉揚送装置10によって揚送される。これによってパチンコ玉がパチンコ島台1内を循環する。
【0018】
一方、パチンコ機2へのパチンコ玉の供給が充分となり、上部タンク4でパチンコ玉が充満すると、玉揚送装置10で揚送されてきたパチンコ玉は、次に、上部タンク4の間に掛け渡される供給樋5に導かれ、供給樋5によって隣接するパチンコ島台1に供給される。また、隣接するパチンコ島台1の上部タンク4でパチンコ玉が充満した場合には、その隣接するパチンコ島台1から供給樋5を介してパチンコ玉が供給される。このように、パチンコ玉のやり取りを行なうことにより、複数あるパチンコ島台1のパチンコ玉の貯留量が均等になるように制御されている。
【0019】
なお、供給樋5は、その両端部が上部タンク4に接続されることにより、上記のように、上部タンク4の間に掛け渡されるものである。そこで、この供給樋5の上部タンク4との接続の構造について図2を参照して説明する。図2は、上部タンク4に供給樋5を取り付けた状態の斜視図と取付部分の拡大図である。
【0020】
供給樋5は、供給樋5の基体をなし、内部をパチンコ玉が転動する供給樋本体80と、供給樋本体80の上部を覆う供給樋蓋81とから構成されている。一方、上部タンク4には、供給樋5がその上面に載置される平板状の受け板84が突設されており、この受け板84の両側方には、供給樋5を固定するための供給樋固定部材82が設けられている。供給樋固定部材82は、縦断面コ字状に形成されるものであり、その内側部分が供給樋5を係止するための係止部83として形成されている。また、供給樋固定部材82は、その下方の角部が受け板84の端部と共にヒンジ部85として形成されており、このヒンジ部85を支点として回動自在に受け板84に支持されている。
【0021】
しかして、供給樋5を上部タンク4に接続するには、まず、供給樋固定部材82を、係止部83が上方を向く位置までヒンジ部85を支点に回動させる。そして、供給樋5の端部両側方を係止部83の上方に位置させ、そのまま供給樋5を係止部83に向けて下降させる。供給樋5を係止部83に向けて下降させることにより、供給樋固定部材82が回転しながら供給樋5を係止していく。そして、供給樋5が下降し切った時点で、供給樋5が供給樋固定部材82によって固定され、上部タンク4に接続されることとなる。
【0022】
このように、ネジ止め等で直接、上部タンク4に固定するものではなく、供給樋固定部材82を利用して上部タンク4に固定しているので、容易に上部タンク4に供給樋5を固定することができるようになる。即ち、ネジ止め等で上部タンク4に直接固定する方法だと、パチンコ島台1を施工する際、供給樋5を上部タンク4に固定するためには、脚立の上に人が上がり、尚且つ、狭い脚立の上で電動ドライバー等の工具を使わなければ、固定することはできない。つまり、大変手間がかかる作業であった。しかし、このように構成することにより、その問題は解消されることとなる。
【0023】
次に、本実施形態の要部を構成する玉揚送装置10の全体の構成について図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係る玉揚送装置10の上部及び下部の側面図である。
【0024】
図3において、玉揚送装置10は、厚肉の鋼板で形成された支持台11の上部に支持台11と同じ材料で形成された揚送筒支持部材31が溶接固定され、該揚送筒支持部材31に揚送筒本体12が垂直状に立設されている。そして、揚送筒本体12の下部に位置する下部ローラ13と上部に位置する上部ローラ29との間に掛け渡される革製の搬送ベルト14が、揚送筒本体12の周囲を周回するようになっている。この揚送筒本体12は、その断面形状が一側面の開口した長方形状であり、この開口面には、この開口面を閉塞するための揚送筒カバー15(図4参照)が取り付けられるため、開口面の両側には、揚送筒カバー15を取り付けるための図示しない取付ネジ穴(図示しない)が穿設されている。また、揚送筒カバー15にも図示しない取付穴が穿設されており、取付穴に取付ネジを挿通し、前記取付ネジ穴に螺着することにより揚送筒カバー15が揚送筒本体12の開口面に取り付けられる。この揚送筒カバー15は、揚送筒本体12の上端から後述するベース部材40の上端に亘って揚送筒本体12の開口面を閉塞するものであり、揚送筒本体12内部の上部及び中央部に位置する中間ローラ(図示しない)や上部ローラ29の清掃,修理,交換時あるいは揚送筒本体12内のトラブル時などに揚送筒カバー15を取り外して修理,交換作業あるいはトラブルに対する対処を行うことができるものである。
【0025】
また、前記搬送ベルト14は、モータ内蔵の下部ローラ13の回転により揚送筒本体12の周囲を周回駆動するものである。この搬送ベルト14に張力を付与するために、搬送ベルト14が交互に当接する上部テンションローラ17,ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18及び下部テンションローラ19からなるテンション機構16が、揚送筒本体12の開口面側にベース部材40を介して取り付けられている。テンション機構16については、後に詳述する。また、下部ローラ13の下部には、流入するパチンコ球を複数列に整列せしめる導入樋20が設置され、揚送筒本体12の上方には、玉磨き後のパチンコ球が排出される排出樋部22が一体的に形成される上部屈曲樋21が接続されている。
【0026】
しかして、前記導入樋20から流入されたパチンコ球は、搬送ベルト14の周回駆動により下部ローラ13から上部ローラ29に向かって揚送された後、排出樋部22から排出されるが、その揚送される過程で後述するガイドレール24に周設される布ベルト(図示しない)との摩擦力によってパチンコ球に付着した汚れが拭き取られ、排出樋部22からは、奇麗にされたパチンコ球が排出されることとなる。なお、導入樋20には、導入樋20の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト23が取り付けられている。この傾斜角調整ボルト23には、コイルスプリングが周設されており、内部を流れるパチンコ球によって導入樋20に無理な力が加わったときでもパチンコ球がスムーズに整列されるような構造になっている。
【0027】
また、導入樋20には、前記貯留タンクとの間に接続樋(図示しない)が接続されている。この接続樋は、貯留タンク内のパチンコ玉を複数列に整列させて導入樋20に導くものであるが、その下流端の上部には、プリペイドカードのようなカード形状のものを回収するための回収機構(図示しない)が備えられている。この回収機構は、誤って貯留タンク内に混入してしまったプリペイドカード等を回収するものであり、回収したプリペイドカード等を収納するための収納部(図示しない)を有している。この収納部には、プリペイドカード等だけでなく、貯留タンクから導かれてくるパチンコ玉が入り込んでしまうことがあるため、収納部の底面には、収納部に入り込んでしまったパチンコ玉を落下させて導入樋20に導くための落下口(図示しない)が形成されている。
【0028】
一方、前記した揚送筒本体12の後面側には、揚送筒本体12の一側面に取り付けられた支持ヒンジ(図示しない)を介して、ガイドレール24が開閉可能に取り付けられている。この支持ヒンジは、揚送筒本体12の垂直方向に亘って数箇所設けられている。また、揚送筒本体12のもう一方の側面には、止め金具25(図4参照)が係止金具26(図4参照)を介して取り付けられており、ガイドレール24には、前記止め金具25に対応する位置にその止め金具25を係止するための係合突起27(図4参照)が設けられている。
【0029】
このガイドレール24には、その後面側に布ベルトの一端を係止する布ベルト固定係止部材28(図4参照)と布ベルトの他端を引張係止する引張係止部材(図示しない)とが取り付けられ、その上端部に布ベルトを折り返し案内するための布ベルトローラ(図示しない)が布ベルトローラ固定部材30により取り付けられている。しかして、布ベルト固定係止部材28に係止された布ベルトは、ガイドレール24の下端からガイドレール24内を通って布ベルトローラに掛け渡され、引張係止部材に引張係止される。
【0030】
また、前述のように、ガイドレール24は、揚送筒本体12に対して開閉可能に取り付けられているため、前記搬送ベルト14や布ベルトの玉揚送装置10への装着は、ガイドレール24を支持ヒンジの支点を中心に回転させて開くことにより行うことができる。このようにして搬送ベルト14や布ベルトを装着し、ガイドレール24が閉じられた状態で揚送筒本体12とガイドレール24を止め金具25により係止することによって、搬送ベルト14と布ベルトが対面した状態で維持される。このようにガイドレール24が閉じられ、止め金具25により係止された状態では、揚送筒本体12とガイドレール24との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、係止金具26の固着位置を調整することによってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ球への圧力を変化させることができる。
【0031】
しかして、このように搬送ベルト14及び布ベルトを装着した状態でガイドレール24を閉じ、係合突起27に止め金具25を係止させてガイドレール24を揚送筒本体12に装着させた後、搬送ベルト14を周回動作させることにより、パチンコ球が、布ベルトに汚れを拭き取られながら上昇するものである。
【0032】
なお、営業終了時には、前記布ベルト固定係止部材28を緩めて布ベルトが移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルトを引っ張って未使用面をガイドレール24の前面側に位置させるようにし、その後、布ベルト固定係止部材28と引張係止部材とを順次操作して布ベルトを係止することによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。また、この布ベルトの巻取作業は、ガイドレール24を揚送筒本体12から開いた状態でも、あるいは閉じたままの状態でも行うことができるが、新規な布ベルトに交換する場合には、ガイドレール24を揚送筒本体12から開いた状態で行う必要がある。
【0033】
次に、テンション機構16について図4及び図5を参照して説明する。図4は、テンション機構16が取り付けられた玉揚送装置10の斜視図であり、図5は、中間テンションローラ18の平面図及び部分拡大図である。尚、図4において、搬送ベルト14は省略されている。
【0034】
図4において、テンション機構16は、下部ローラ13の上方に設けられ、揚送筒本体12を周回する搬送ベルト14に張力を付与するものである。このテンション機構16は、テンション機構16の基体をなすベース部材40及び補助部材61と、ベース部材40の上端に取り付けられる上部テンションローラ17と、補助部材61に取り付けられる中間テンションローラ18と、ベース部材40の下端に取り付けられる下部テンションローラ19と、から構成されている。なお、ベース部材40及び補助部材61により支持部材51として構成されている。搬送ベルト14は、これらのテンションローラ17,18及び19に交互に当接することにより、張力が付与されている。以下、これらテンション機構16を構成する各部品について説明する。
【0035】
まず、ベース部材40は、鋼板により形成されるものであり、その上端の一側方には上部テンションローラ支持部材44が、上端の他側方には上部テンションローラ固定部材45がそれぞれ設けられている。また、ベース部材40の上下方向ほぼ中央の両側方には、補助部材61を取り付けるための補助部材固定部50が設けられ、この補助部材固定部50には、補助部材取付ネジ穴(図示しない)が穿設されている。補助部材取付ネジ穴の斜め下方には、ベース部材40及び補助部材61をベース部材取付ボルト64により揚送筒本体12に共締めするための揚送筒取付穴(図示しない)が穿設されている。また、ベース部材40の下端の一側方には下部テンションローラ支持部材55が、下端の他側方には下部テンションローラ固定部材56がそれぞれ設けられている。
【0036】
補助部材61は、ベース部材40と同様に、鋼板により形成されるものであり、その両側方下部が切り起こされて、摺動軸52を取り付けるための摺動軸取付部62が形成されている。この摺動軸取付部62は、ベース部材40と共に補助部材61が揚送筒本体12に取り付けられた際、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14とほぼ平行となるような角度に切り起こされ、形成されている。また、この摺動軸取付部62には、摺動軸52が挿通される摺動軸取付穴(図示しない)が穿設され、この摺動軸取付穴の上方には、補助部材61をベース部材40に取り付けるための補助部材取付穴(図示しない)が、摺動軸取付穴の側方には、ベース部材40及び補助部材61を揚送筒本体12に共締めするためのベース部材取付穴(図示しない)が、それぞれ補助部材61の左右に穿設されている。
【0037】
この補助部材61は、ベース部材40に取り付けられて、中間テンションローラ18を支持するものであるが、その組み立ての方法は、まず、補助部材61の左右の摺動軸取付穴に、補助部材61の裏面側から摺動軸52を挿通した後、摺動軸52に摺動軸取付ナット60を挿通して螺着することにより、摺動軸52を補助部材61に取り付ける。この摺動軸52は、ベース部材40及び補助部材61と共に揚送筒本体12に取り付けられた際、摺動軸52の中心線が、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14の垂直二等分線とほぼ一致する位置に取り付けられることとなる。
【0038】
次に、この摺動軸52を取り付けた補助部材61の補助部材取付穴に補助部材取付ボルト63を挿通させ、この補助部材取付ボルト63をベース部材40の補助部材取付ネジ穴に螺着することにより補助部材61がベース部材40に取り付けられる。なお、ベース部材40に補助部材61を取り付けた後、補助部材61に摺動軸52を取り付けてもよい。
【0039】
そして、補助部材61のベース部材取付穴及び揚送筒取付穴にベース部材取付ボルト64を挿通し、このベース部材取付ボルト64を揚送筒本体12に穿設された取付穴(図示しない)に螺着することにより、ベース部材40及び補助部材61、即ち、支持部材51が揚送筒本体12に取り付けられることとなる。
【0040】
上部テンションローラ17は、上部テンションローラシャフト41に回転可能に取り付けられるものであり、揚送筒本体12に掛け渡された搬送ベルト14の左右方向のズレを調整するものである。この上部テンションローラシャフト41の一端は、前記上部テンションローラ支持部材44に支持ボルト46によって回動可能に軸支されている。また、上部テンションローラシャフト41の他端には取付穴47が穿設されており、この取付穴47に取付ボルト49を挿通し、前記上部テンションローラ固定部材45内に設けられる図示しない調整ブロックの取付ネジ穴に螺着することにより、上部テンションローラ17がベース部材40に装着されている。なお、この調整ブロックは、上部テンションローラ固定部材45の上面に取り付けられた調整ボルト48の締め込みを調整することにより、その位置が上下に変化し、この調整ブロックの上下位置の変化により上部テンションローラ17の取り付け角度を調整するものである。この調整ブロック,上部テンションローラ固定部材45及び調整ボルト48によって、調整手段65を構成している。
【0041】
また、中間テンションローラ18は、中間テンションローラシャフト42aに回転可能に取り付けられるものであり、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に位置する搬送ベルト14を付勢して搬送ベルト14に張力を付与するものである。この中間テンションローラシャフト42aの両端には、それぞれ取付穴54(図5参照)が穿設されており、この取付穴の近傍(図では、取付穴54の外側)には、中間テンションローラシャフト42aを揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させるための平行維持手段としての突起部42bがほぼ三角柱形状に突設されている。中間テンションローラ18は、前記摺動軸52に弾性部材としてのコイルスプリング53を挿通した後、取付穴54を摺動軸52に挿通することにより補助部材61に装着される。このとき、突起部42bの先端部が図5で示すように、摺動軸52の表面に当接することとなる。また、中間テンションローラシャフト42aと摺動軸取付部62との間には、摺動軸52に挿通したコイルスプリング53が位置しているため、中間テンションローラ18は、コイルスプリング53により外側に向かって付勢される状態で支持部材51に装着されている。
【0042】
また、下部テンションローラ19は、下部テンションローラシャフト43に回転可能に取り付けられるものであり、搬送ベルト14を下部ローラ13に押圧するためのものである。この下部テンションローラシャフト43の一端は、前記下部テンションローラ支持部材55に支持ボルト57によって回動可能に軸支されている。また、下部テンションローラシャフト43の他端には取付穴58が穿設されており、この取付穴58に取付ボルト59を挿通し、前記下部テンションローラ固定部材56の図示しない取付ネジ穴に螺着することにより、下部テンションローラ19がベース部材40に装着されている。
【0043】
以上のように組み立てられたテンション機構16が装着された玉揚送装置10に搬送ベルト14を装着するには、以下のようにして行う。まず、搬送ベルト14が揚送筒本体12を周回するように下部ローラ13及び上部ローラ29間に掛け渡す。搬送ベルト14を両ローラ13,29間に掛け渡した状態で、開放状態にしてあった上部テンションローラ17を、搬送ベルト14を押圧しながら閉塞し、取付穴47に挿通した取付ボルト49を調整ブロックの取付ネジ穴に螺着することにより、上部テンションローラ17をベース部材40に装着する。
【0044】
続いて、開放状態にしてあった下部テンションローラ19を、搬送ベルト14を押圧しながら閉塞し、取付穴58に挿通した取付ボルト59を下部テンションローラ固定部材56の取付ネジ穴に螺着することにより、下部テンションローラ19をベース部材40に装着する。このようにして、玉揚送装置10に搬送ベルト14が装着される。
【0045】
なお、上記のように搬送ベルト14を上部テンションローラ17及び下部テンションローラ19で押圧する際には、専用の補助具を用いて上部テンションローラ17及び下部テンションローラ19を閉塞することにより搬送ベルト14を押圧し、搬送ベルト14を玉揚送装置10に装着する。
【0046】
上記のように、揚送筒本体12にテンション機構16が取り付けられた玉揚送装置10に搬送ベルト14を装着し、テンション機構16により搬送ベルト14に張力を付与した場合、図5に示すように、中間テンションローラ18は、搬送ベルト14を矢印で示す方向に付勢する。このとき、中間テンションローラ18を付勢する2つのコイルスプリング53の付勢力に大きな差があり、中間テンションローラシャフト42aの両側方をほぼ均等に付勢できない場合であっても、突起部42bの先端が摺動軸52に当接するため、中間テンションローラ18の回転中心軸が傾斜することがない。このため、中間テンションローラ18の回転中心軸を揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させることができ、搬送ベルト14に対して中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができる。このため、搬送ベルト14が横ずれすることがなくなり、搬送ベルト14が他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルを防止することができる。
【0047】
また、図3に示すように、中間テンションローラ18を、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14(一点鎖線で示した部分)に対して、この搬送ベルト14の垂直二等分線上で付勢するように配設したため、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14からの反発力を中間テンションローラ18のコイルスプリング53で適切な状態で受けることができるため、テンション機構16の機能を十分に発揮することができるばかりでなく、テンション機構16の耐久性を向上させることができる。
【0048】
以上、玉揚送装置10のテンション機構16について詳細に説明してきたが、上記の実施形態(以下、第1実施形態という)では、中間テンションローラシャフト42aの取付穴47の近傍に突設された突起部42bが摺動軸52に当接しながら摺動することにより、中間テンションローラ18の回転中心軸を揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させるものを示したが、このようなものに限らず、中間テンションローラ18の両端部に設けられたギア部70が、揚送筒本体12に対してほぼ垂直に設けられたギア受け部72に嵌合しながら転動することにより、中間テンションローラ18の回転中心軸を揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させるものであってもよい。このような実施形態(以下、第2実施形態という)について図6を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係るテンション機構16の平行維持手段を示す斜視図である。なお、第1実施形態と同一の機能を奏する部品には、同じ符号を付した。また、第2実施形態における平行維持手段は、玉揚送装置10の両側方に設置されているが、図6においては、玉揚送装置10の一側方に位置する平行維持手段のみ図示してある。
【0049】
図6において、第2実施形態にかかる中間テンションローラ18は、中間テンションローラ18を回転可能に軸支する中間テンションローラシャフト42aの両側方を支持すると共にコイルスプリング53が内部に設けられ且つ揚送筒本体12に対してほぼ垂直に立設される2つのシャフト支持部材74に、コイルスプリング53により付勢された状態で摺動可能に支持されている。また、テンション機構16の平行維持手段は、中間テンションローラ18を回転可能に軸支する中間テンションローラシャフト42aの両端部に設けられたギア部70と、揚送筒本体12に対してほぼ垂直に設けられてその上面をギア部70が嵌合しながら転動するギア受け部72と、から構成されている。
【0050】
中間テンションローラシャフト42aは、その両端部にギア部70が設けられると共に、その外周面の一部には、コイルスプリング53が当接する面取り部75が形成されている。中間テンションローラシャフト42aの両端部に設けられるギア部70には、後述するギア受け部72に形成される係合溝73と係合する係合歯部71がその外周に亘って突設されている。また、両端部のギア部70は、中間テンションローラシャフト42aの軸中心を通るシャフト(図示しない)によって連結されて互いに同期して回転するものである。
【0051】
ギア受け部72は、平板形状に形成されるものであり、その上面には、ギア部70の係合歯部71が係合する係合溝73が長手方向全長に亘って複数形成されている。このギア受け部72は、実施形態においては、ベース部材40と一体的に形成されているが、ベース部材40に対して、ネジ止め等されることにより固定されるものであってもよい。
【0052】
シャフト支持部材74は、直方体形状に形成され、ギア受け部72の斜め上方でベース部材40の両側方に装着されるものである。シャフト支持部材74には、コイルスプリング53が装着されると共に中間テンションローラシャフト42aが挿通されて支持される支持穴76が形成されている。また、シャフト支持部材74の先端部分には、中間テンションローラ18を揚送筒本体12側に押圧するためのローラ押圧ボルト(図示しない)が螺着されるネジ穴77が形成されている。
【0053】
しかして、中間テンションローラシャフト42aを面取り部75が揚送筒本体12側に位置するように支持穴76に挿通させた後、コイルスプリング53の端部が面取り部75に当接するように、コイルスプリング53を支持穴76内に装着する。このとき、ギア部70がギア受け部72上に載置されて係合歯部71が係合溝73に係合する。そして、中間テンションローラシャフト42aが揚送筒本体12に対して平行となるように、両端部のギア部70の位相又はギア受け部72の位置を調節する。このようにして、中間テンションローラ18が揚送筒本体12に対して平行となる状態でテンション機構16に対して取り付けられる。
【0054】
上記のようにして、テンション機構16に取り付けられた中間テンションローラ18は、その両端部に設けられたギア部70がギア受け部72に係合しながら同時に転動する。このため、中間テンションローラ18の回転中心軸を揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させることができ、搬送ベルト14に対して中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができる。従って、搬送ベルト14が横ずれすることがなくなり、搬送ベルト14が他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルを防止することができる。
【0055】
また、シャフト支持部材74の先端部に形成されたネジ穴77には、前述のように、ローラ押圧ボルトが螺着されるようになっており、このネジ穴77に螺着したローラ押圧ボルトを締め込むことにより、中間テンションローラシャフト42aが押圧され、中間テンションローラ18がコイルスプリング53の付勢力に抗して揚送筒本体12側に押圧される。このように、中間テンションローラ18が揚送筒本体12側に押圧されるため、搬送ベルト14の装着を容易に行うことができる。また、搬送ベルト14の装着後、ローラ押圧ボルトを弛めることにより、中間テンションローラ18によって搬送ベルト14に張力が付されることとなる。
【0056】
以上、複数の実施形態に係る玉揚送装置10のテンション機構16について詳細に説明してきたが、本実施形態においては、揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態で掛け渡される搬送ベルト14をモータの駆動により周回させて遊技媒体としてのパチンコ玉を揚送すると共に、前記搬送ベルト14に張力を付与するテンション機構16を備えた遊技媒体揚送装置としての玉揚送装置10において、前記テンション機構16は、少なくとも、前記搬送ベルト14を弾性部材としてのコイルスプリング53により付勢するベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18と、該ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18の回転中心軸を前記揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態に維持させるための平行維持手段としての突起部42bあるいはギア部70及びギア受け部72と、を備えたことにより、弾性部材としてのコイルスプリング53が経時変化して付勢力が弱くなったりした場合でも搬送ベルト14に対してベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、搬送ベルト14が横ずれすることが少なくなる。このため、搬送ベルト14が玉揚送装置10を構成する他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルを防止することができる。
【0057】
また、テンション機構16を製造する際に、弾性部材としてのコイルスプリング53の付勢力のバラツキを考慮する必要がなくなるため、遊技媒体揚送装置としての玉揚送装置10の製造効率の向上を図ることができる。
【0058】
また、本実施形態においては、前記ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18は、該ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を回転可能に軸支するローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの両端に形成される取付穴54及び前記弾性部材としてのコイルスプリング53が挿通され且つ前記揚送筒本体12に立設される2本の摺動軸52に、前記弾性部材としてのコイルスプリング53により付勢された状態で摺動可能に支持され、前記平行維持手段は、前記摺動軸52に当接する前記ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42a側に設けられた突起部42bであることにより、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aが摺動軸52に沿って摺動する際、突起部42bが摺動軸52に当接しながら摺動するため、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aが摺動軸52に対して傾くことを抑制でき、搬送ベルト14に対してベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができる。このように、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aに突起部42bを設けるという比較的簡単な構造で、搬送ベルト14に対してベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、従来の遊技媒体揚送装置としての玉揚送装置10に大きな設計変更を要しない点において、改良コストの削減に繋がるという優れた効果を奏する。
【0059】
また、本実施形態においては、前記ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18は、該ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を回転可能に軸支するローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの両側方を支持すると共に前記弾性部材としてのコイルスプリング53が内部に設けられ且つ前記揚送筒本体12に立設される2つのシャフト支持部材74に、前記弾性部材としてのコイルスプリング53により付勢された状態で摺動可能に支持され、前記平行維持手段は、前記ベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を回転可能に軸支するローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの両端部に設けられたギア部70と、前記揚送筒本体12に対してほぼ垂直に設けられ且つ前記ギア部70が嵌合するギア受け部72と、から構成されていることにより、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの両端部に設けられたギア部70がギア受け部72上を転動することにより、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの両端が同期して移動するため、ローラシャフトとしての中間テンションローラシャフト42aの回転中心軸が揚送筒本体12に対してほぼ平行な状態を保つことができる。このため、搬送ベルト14に対してベルトテンションローラとしての中間テンションローラ18を常にほぼ平行な状態で付勢することができる。
【0060】
また、本実施形態においては、前記テンション機構16は、該テンション機構16の上部に配設される上部テンションローラ17と、該上部テンションローラ17の下方であって前記上部テンションローラ17との間で搬送ベルト14が斜めに掛け渡される位置に配設される下部テンションローラ19と、前記上部テンションローラ17と前記下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルト14を弾性部材としてのコイルスプリング53により付勢する中間テンションローラ18と、から構成され、前記ベルトテンションローラは、前記中間テンションローラ18として構成されると共に該中間テンションローラ18は、前記上部テンションローラ17と前記下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルト14に対してほぼ垂直方向に付勢するように配設されていることにより、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14からの反発力を中間テンションローラ18の弾性部材で適切な状態で受けることができるため、テンション機構16の機能を十分に発揮することができると共に、テンション機構16の耐久性を向上させることができる。また、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との位置が斜めの関係であるため、テンション機構16の上下方向の長さを短くでき、上部テンションローラ17の位置を低く抑えることが可能となる。
【0061】
また、本実施形態においては、前記上部テンションローラ17及び前記下部テンションローラ19は、前記搬送ベルト14の外側に位置し、前記中間テンションローラ18は、前記搬送ベルト14の内側に位置していることにより、上部テンションローラ17及び下部テンションローラ19を揚送筒本体12側に寄せて配設することができるため、テンション機構16全体を小さく構成することができる。また、中間テンションローラ18は、揚送筒本体12側から揚送筒本体12の外側に向かって搬送ベルト14を付勢するため、中間テンションローラ18の移動空間を広くとることができる。
【0062】
また、本実施形態においては、前記摺動軸52は、前記上部テンションローラ17と前記下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルト14に対してほぼ垂直方向に立設されると共に、前記揚送筒本12体に対して着脱可能に固定されていることにより、中間テンションローラ18が摺動軸52上を摺動して摺動軸52が摩耗した場合であっても、摺動軸52のみを交換すればよくテンション機構16全体を交換する必要がない。
【0063】
また、本実施形態においては、前記摺動軸52は、前記揚送筒本体12に対して着脱可能に固定される支持部材51に固定されていることにより、中間テンションローラ18からの衝撃等により支持部材51が破損,損傷等した場合でも、支持部材51のみを交換すればよく揚送筒本体12全体を交換する必要がない。
【0064】
また、本実施形態においては、前記支持部材51は、前記2本の摺動軸52の両方が固定される1つの支持部材51として一体的に形成されていることにより、2本の摺動軸52を平行にして固定する作業が、一体的に形成された支持部材51に対して2本共固定されるため、容易に行うことができる。また、支持部材51の交換作業等の作業性を向上させることができる。
【0065】
また、本実施形態においては、前記支持部材51は、前記上部テンションローラ17及び前記下部テンションローラ19を固定するためのベース部材40と、前記摺動軸52を固定するための補助部材61と、から構成され、該補助部材61は、前記ベース部材40に対して着脱可能に固定されていることにより、上部テンションローラ17及び下部テンションローラ19からの衝撃等によりベース部材40が破損,損傷等した場合や中間テンションローラ18の衝撃等により補助部材61が破損,損傷等した場合でもそれぞれの部材のみを交換すればよく支持部材51全体を交換する必要がない。また、2本の摺動軸52を平行に固定するために高い加工精度が必要な補助部材61のみの加工精度をあげればよく、支持部材51全体の加工精度を上げる必要がないため、製造コストの削減を図ることができる。
【0066】
更に、本実施形態においては、前記中間テンションローラ18は、前記上部テンションローラ17と前記下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルト14に対して、該搬送ベルト14のほぼ垂直二等分線上に配設されていることにより、上部テンションローラ17と下部テンションローラ19との間に斜めに掛け渡される搬送ベルト14からの反発力を中間テンションローラ18の弾性部材としてのコイルスプリング53で最適な状態で受けることができるため、テンション機構16の機能を十分に発揮することができるばかりでなく、テンション機構16の耐久性をより一層向上させることができる。
【0067】
尚、上記した実施形態においては、突起部42bが摺動軸52を挟んで中間テンションローラ18と反対側に位置しているものを示したが、摺動軸52を挟んで中間テンションローラ18側、即ち、中間テンションローラ18と摺動軸52との間に位置しているものであっても良い。
【0068】
また、本発明の技術思想を逸脱していなければ、その他の態様でもよい。例えば、前記平行維持手段を、ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両端に形成される取付穴及び前記弾性部材が挿通され且つ前記揚送筒本体に立設される2本の摺動軸に、前記ベルトテンションローラが前記弾性部材により付勢された状態で摺動可能に支持される状態では、前記2本の摺動軸が各々前記取付穴に当接し、且つ、互いに可能な限り離れた位置又は互いに可能な限り近づいた位置に配置したこととしても良い。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、弾性部材が経時変化して付勢力が弱くなったりした場合でも搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、搬送ベルトが横ずれすることが少なくなる。このため、搬送ベルトが玉揚送装置を構成する他の部材に接触して破損したり、切断してしまう等のトラブルを防止することができる。
【0070】
また、テンション機構を製造する際に、弾性部材の付勢力のバラツキを考慮する必要がなくなるため、遊技媒体揚送装置の製造効率の向上を図ることができる。
【0071】
特に、請求項1の発明においては、ローラシャフトが摺動軸に沿って摺動する際、突起部が摺動軸に当接しながら摺動するため、ローラシャフトが摺動軸に対して傾くことを抑制でき、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができる。このように、ローラシャフトに突起部を設けるという比較的簡単な構造で、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができるため、従来の遊技媒体揚送装置に大きな設計変更を要しない点において、改良コストの削減に繋がるという優れた効果を奏する。
【0072】
また、請求項8の発明においては、ローラシャフトの両端部に設けられたギア部がギア受け部上を転動することにより、ローラシャフトの両端が同期して移動するため、ローラシャフトの回転中心軸が揚送筒本体に対してほぼ平行な状態を保つことができる。このため、搬送ベルトに対してベルトテンションローラを常にほぼ平行な状態で付勢することができる。
【0073】
また、請求項2の発明においては、上部テンションローラと下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される搬送ベルトからの反発力を中間テンションローラの弾性部材で適切な状態で受けることができるため、テンション機構の機能を十分に発揮することができると共に、テンション機構の耐久性を向上させることができる。また、上部テンションローラと下部テンションローラとの位置が斜めの関係であるため、テンション機構の上下方向の長さを短くでき、上部テンションローラの位置を低く抑えることが可能となる。
【0074】
また、請求項3の発明においては、上部テンションローラ及び下部テンションローラを揚送筒本体側に寄せて配設することができるため、テンション機構全体を小さく構成することができる。また、中間テンションローラは、揚送筒本体側から揚送筒本体の外側に向かって搬送ベルトを付勢するため、中間テンションローラの移動空間を広くとることができる。
【0075】
また、請求項4の発明においては、中間テンションローラが摺動軸上を摺動して摺動軸が摩耗した場合であっても、摺動軸のみを交換すればよくテンション機構全体を交換する必要がない。
【0076】
また、請求項5の発明においては、中間テンションローラからの衝撃等により支持部材が破損,損傷等した場合でも、支持部材のみを交換すればよく揚送筒本体全体を交換する必要がない。
【0077】
【0078】
また、請求項6の発明においては、上部テンションローラ及び下部テンションローラからの衝撃等によりベース部材が破損,損傷等した場合や中間テンションローラの衝撃等により補助部材が破損,損傷等した場合でもそれぞれの部材のみを交換すればよく支持部材全体を交換する必要がない。また、2本の摺動軸を平行に固定するために高い加工精度が必要な補助部材のみの加工精度をあげればよく、支持部材全体の加工精度を上げる必要がないため、製造コストの削減を図ることができる。
【0079】
更に、請求項7の発明においては、上部テンションローラと下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される搬送ベルトからの反発力を中間テンションローラの弾性部材で最適な状態で受けることができるため、テンション機構の機能を十分に発揮することができるばかりでなく、テンション機構の耐久性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 供給樋により接続される複数のパチンコ島台を示す斜視図である。
【図2】 上部タンクに供給樋を取り付けた状態の斜視図と取付部分の拡大図である。
【図3】 実施形態に係る玉揚送装置の上部及び下部の側面図である。
【図4】 テンション機構が取り付けられた玉揚送装置の斜視図である。
【図5】 中間テンションローラの平面図及び部分拡大図である。
【図6】 第2実施形態に係るテンション機構の平行維持手段を示す斜視図である。
【図7】 従来の玉揚送装置の斜視図及び中間テンションローラの平面図及び部分拡大図である。
【符号の説明】
10 玉揚送装置(遊技媒体揚送装置)
12 揚送筒本体
14 搬送ベルト
16 テンション機構
17 上部テンションローラ
18 中間テンションローラ(ベルトテンションローラ)
19 下部テンションローラ
42a 中間テンションローラシャフト(ローラシャフト)
42b 突起部
52 摺動軸
53 コイルスプリング
54 取付穴
57 支持ボルト
61 補助部材
70 ギア部
72 ギア受け部
74 シャフト支持部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a conveyor belt that is stretched in a state substantially parallel to the main body of the feed cylinder is rotated by a motor to lift a game medium such as a pachinko ball, and a tension that applies tension to the conveyor belt. The present invention relates to a game medium transport device having a mechanism.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a ball lifting device 6 (also referred to as a game media lifting device) that lifts pachinko balls, which is one of game media, is given tension by a
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a game medium transporting device in which the conveyor belt is less likely to cause lateral displacement.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention of claim 1, the game medium is lifted by rotating a conveyor belt that is stretched in a state substantially parallel to the lifting cylinder body by driving a motor, In the game medium lifting apparatus provided with a tension mechanism that applies tension to the transport belt, the tension mechanism includes at least a belt tension roller that biases the transport belt by an elastic member, In the state where the conveyor belt is stretched, A parallel maintaining means for maintaining the rotation center axis of the belt tension roller in a substantially parallel state with respect to the lifting cylinder body; Because Even when the elastic member changes with time and the urging force becomes weak, the belt tension roller can always be urged in a substantially parallel state with respect to the conveyance belt, so that the conveyance belt is less likely to be laterally displaced. For this reason, troubles, such as a conveyance belt contacting with the other member which comprises a ball feeding apparatus, and being damaged, or cutting, can be prevented.
[0006]
Further, when manufacturing the tension mechanism, it is not necessary to take into account variations in the urging force of the elastic member, so that the manufacturing efficiency of the game medium feeding device can be improved.
[0007]
In particular, Claim 1 In this invention, the belt tension roller has mounting holes formed at both ends of a roller shaft that rotatably supports the belt tension roller. When The elastic member When Is inserted into the main body of the pumping cylinder and is slidably supported in a state of being urged by the elastic member, and the parallel maintaining means is mounted on the sliding shaft. Abut like The roller shaft Projected in the vicinity of the mounting hole It is a protrusion Ruko Thus, when the roller shaft slides along the sliding shaft, the protrusion slides while abutting against the sliding shaft, so that the roller shaft can be prevented from being inclined with respect to the sliding shaft. On the other hand, the belt tension roller can always be urged in a substantially parallel state. As described above, since the roller shaft has a relatively simple structure and the belt tension roller can be always urged substantially parallel to the conveyor belt, the conventional game medium feeding device can be used. In the point which does not require a big design change, there exists an outstanding effect which leads to the reduction of improvement cost.
[0008]
Also, Achieving the same purpose as claim 1 Claim 8 In this invention, the belt tension roller supports both sides of a roller shaft that rotatably supports the belt tension roller, the elastic member is provided inside, and the belt tension roller is erected on the lifting cylinder main body. The two shaft support members are slidably supported while being urged by the elastic member, and the parallel maintaining means is provided at both ends of a roller shaft that rotatably supports the belt tension roller. A gear portion, and a gear receiving portion which is provided substantially perpendicular to the lifting cylinder body and into which the gear portion is fitted. Ruko Thus, the gear portions provided at both ends of the roller shaft roll on the gear receiving portion, so that both ends of the roller shaft move synchronously. It is possible to maintain a substantially parallel state. For this reason, the belt tension roller can always be urged substantially parallel to the transport belt.
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
[0014]
[0015]
Further claims 7 In the invention of In the invention of claim 1, The intermediate tension roller is disposed on a substantially bisector of the conveyor belt with respect to the conveyor belt that is obliquely spanned between the upper tension roller and the lower tension roller. And With this configuration, the tension mechanism can receive the repulsive force from the conveyor belt that is slanted between the upper tension roller and the lower tension roller in an optimal state by the elastic member of the intermediate tension roller. In addition to fully exhibiting this function, the durability of the tension mechanism can be further improved.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, an outline of a pachinko island stand 1 (also called a game island) on which a
[0017]
In the figure, the pachinko island platform 1 is configured in a rectangular parallelepiped shape as is well known, and a plurality of
[0018]
On the other hand, when the supply of pachinko balls to the
[0019]
In addition, the
[0020]
The
[0021]
Thus, in order to connect the
[0022]
In this way, the
[0023]
Next, the whole structure of the
[0024]
In FIG. 3, the
[0025]
The
[0026]
Thus, the pachinko balls that have flowed in from the
[0027]
Further, a connecting rod (not shown) is connected between the
[0028]
On the other hand, a
[0029]
The
[0030]
As described above, since the
[0031]
Thus, after the
[0032]
At the end of business, with the cloth belt fixing and locking
[0033]
Next, the
[0034]
In FIG. 4, the
[0035]
First, the
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
Next, the auxiliary
[0039]
The base
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
In order to attach the conveying
[0044]
Subsequently, the
[0045]
When the conveying
[0046]
As described above, when the conveying
[0047]
Further, as shown in FIG. 3, the
[0048]
As described above, the
[0049]
In FIG. 6, the
[0050]
The intermediate
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
Then, after inserting the intermediate
[0054]
As described above, the
[0055]
Further, as described above, the roller pressing bolt is screwed into the
[0056]
As described above, the
[0057]
Further, when manufacturing the
[0058]
Further, in the present embodiment, the
[0059]
Further, in this embodiment, the
[0060]
In the present embodiment, the
[0061]
In the present embodiment, the
[0062]
Further, in the present embodiment, the sliding
[0063]
In the present embodiment, the sliding
[0064]
In the present embodiment, the
[0065]
In this embodiment, the
[0066]
Furthermore, in the present embodiment, the
[0067]
In the above-described embodiment, the projection 42b is located on the opposite side of the
[0068]
Further, other embodiments may be used as long as they do not depart from the technical idea of the present invention. For example, the parallel maintaining means may include two slides that are inserted into mounting holes formed at both ends of a roller shaft that rotatably supports a belt tension roller and the elastic member and is erected on the lifting cylinder body. In a state where the belt tension roller is slidably supported on the moving shaft while being urged by the elastic member, the two sliding shafts are in contact with the mounting holes, and are capable of mutual movement. It is good also as arrange | positioning in the position as far away as possible, or the position as close as possible to each other.
[0069]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the invention of claim 1, even when the elastic member changes with time and the urging force becomes weak, the belt tension roller is always in a substantially parallel state with respect to the conveyor belt. Since the biasing can be performed, the conveyance belt is less likely to be laterally displaced. For this reason, troubles, such as a conveyance belt contacting with the other member which comprises a ball feeding apparatus, and being damaged, or cutting, can be prevented.
[0070]
Further, when manufacturing the tension mechanism, it is not necessary to take into account variations in the urging force of the elastic member, so that the manufacturing efficiency of the game medium feeding device can be improved.
[0071]
In particular, Claim 1 In this invention, when the roller shaft slides along the slide shaft, the protrusion slides while abutting against the slide shaft, so that the roller shaft can be prevented from being inclined with respect to the slide shaft. The belt tension roller can always be urged substantially parallel to the belt. As described above, since the roller shaft has a relatively simple structure and the belt tension roller can be always urged substantially parallel to the conveyor belt, the conventional game medium feeding device can be used. In the point which does not require a big design change, there exists an outstanding effect which leads to the reduction of improvement cost.
[0072]
Claims 8 In this invention, since the gear portions provided at both ends of the roller shaft roll on the gear receiving portion, both ends of the roller shaft move synchronously, so that the rotation center axis of the roller shaft is the lifting cylinder. A state of being substantially parallel to the main body can be maintained. For this reason, the belt tension roller can always be urged substantially parallel to the transport belt.
[0073]
[0074]
[0075]
[0076]
[0077]
[0078]
[0079]
Further claims 7 In this invention, the repulsive force from the conveyor belt that is slanted between the upper tension roller and the lower tension roller can be received in an optimal state by the elastic member of the intermediate tension roller. Not only can it be sufficiently exerted, but the durability of the tension mechanism can be further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a plurality of pachinko islands connected by a supply rod.
FIG. 2 is a perspective view of a state in which a supply rod is attached to the upper tank and an enlarged view of an attachment portion.
FIG. 3 is a side view of an upper part and a lower part of the ball lifting device according to the embodiment.
FIG. 4 is a perspective view of a ball lifting device to which a tension mechanism is attached.
FIG. 5 is a plan view and a partially enlarged view of an intermediate tension roller.
FIG. 6 is a perspective view showing parallel maintaining means of a tension mechanism according to a second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a conventional ball lifting apparatus, a plan view of a middle tension roller, and a partially enlarged view.
[Explanation of symbols]
10 Ball lifting device (game media lifting device)
12 Lifting cylinder body
14 Conveyor belt
16 Tension mechanism
17 Upper tension roller
18 Intermediate tension roller (belt tension roller)
19 Lower tension roller
42a Intermediate tension roller shaft (roller shaft)
42b Projection
52 Sliding shaft
53 Coil spring
54 Mounting hole
57 Support bolt
61 Auxiliary members
70 Gear section
72 Gear receiver
74 Shaft support member
Claims (8)
前記テンション機構は、少なくとも、前記搬送ベルトを弾性部材により付勢するベルトテンションローラと、前記搬送ベルトが掛け渡された状態で前記ベルトテンションローラの回転中心軸を前記揚送筒本体に対してほぼ平行な状態に維持させるための平行維持手段と、を備え、
前記ベルトテンションローラは、該ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両端に形成される取付穴と前記弾性部材とが挿通され且つ前記揚送筒本体に立設される2本の摺動軸に、前記弾性部材により付勢された状態で摺動可能に支持され、
前記平行維持手段は、前記摺動軸に当接するように前記ローラシャフトの前記取付穴の近傍に突設された突起部であることを特徴とする遊技媒体揚送装置。A game medium is provided with a tension mechanism that feeds a tension to the conveyor belt by rotating a conveyor belt that is stretched in a substantially parallel state to the cylinder body by driving a motor. In the device
The tension mechanism includes at least a belt tension roller that urges the conveying belt by an elastic member, and a rotation center axis of the belt tension roller with the conveying belt being stretched over the lifting cylinder main body. Parallel maintaining means for maintaining in a parallel state ,
The belt tension roller includes two slides that are inserted through mounting holes formed at both ends of a roller shaft that rotatably supports the belt tension roller and the elastic member, and are erected on the lifting cylinder body. The moving shaft is slidably supported while being urged by the elastic member,
The game medium transporting apparatus according to claim 1, wherein the parallel maintaining means is a projecting portion projecting near the mounting hole of the roller shaft so as to abut on the sliding shaft.
前記ベルトテンションローラは、前記中間テンションローラとして構成されると共に該中間テンションローラは、前記上部テンションローラと前記下部テンションローラとの間に斜めに掛け渡される前記搬送ベルトに対してほぼ垂直方向に付勢するように配設されていることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体揚送装置。The tension mechanism is disposed at a position where the conveyance belt is slanted between an upper tension roller disposed above the tension mechanism and the upper tension roller below the upper tension roller. A lower tension roller, and an intermediate tension roller that biases the conveying belt that is slanted between the upper tension roller and the lower tension roller by an elastic member,
The belt tension roller is configured as the intermediate tension roller, and the intermediate tension roller is attached in a substantially vertical direction with respect to the transport belt that is obliquely spanned between the upper tension roller and the lower tension roller. claim 1 Symbol placement of game media pumped device, characterized in that it is arranged to energize.
該補助部材は、前記ベース部材に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項5記載の遊技媒体揚送装置。The support member includes a base member for fixing the upper tension roller and the lower tension roller, and an auxiliary member for fixing the sliding shaft,
The auxiliary member is detachably that are fixed claim 5 Symbol mounting of game media pumped device and wherein with respect to said base member.
前記テンション機構は、少なくとも、前記搬送ベルトを弾性部材により付勢するベルトテンションローラと、前記搬送ベルトが掛け渡された状態で前記ベルトテンションローラの回転中心軸を前記揚送筒本体に対してほぼ平行な状態に維持させるための平行維持手段と、を備え、The tension mechanism includes at least a belt tension roller that urges the conveyance belt by an elastic member, and a rotation center axis of the belt tension roller in a state where the conveyance belt is stretched, with respect to the lifting cylinder main body. Parallel maintaining means for maintaining in a parallel state,
前記ベルトテンションローラは、該ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローThe belt tension roller is a roller that rotatably supports the belt tension roller. ラシャフトの両側方を支持すると共に前記弾性部材が内部に設けられ且つ前記揚送筒本体に立設される2つのシャフト支持部材に、前記弾性部材により付勢された状態で摺動可能に支持され、The elastic member is supported on both sides of the rubber shaft, and is slidably supported by the two shaft support members provided on the lifting cylinder body while being urged by the elastic member. ,
前記平行維持手段は、前記ベルトテンションローラを回転可能に軸支するローラシャフトの両端部に設けられたギア部と、前記揚送筒本体に対してほぼ垂直に設けられ且つ前記ギア部が嵌合するギア受け部と、から構成されていることを特徴とする遊技媒体揚送装置。The parallel maintaining means is provided substantially perpendicular to the lifting cylinder main body and a gear portion provided at both ends of a roller shaft that rotatably supports the belt tension roller, and the gear portion is fitted. And a gear receiving portion for playing the game medium.
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