JP4243788B2 - 胃瘻造設用カテーテル・キット - Google Patents

胃瘻造設用カテーテル・キット Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
この発明は,胃瘻造設法ならびにこの方法で用いられる汚染防止用カバーおよび胃瘻造設用カテーテル・キットに関する。
【0002】
【背景】
経口摂取不良または不能患者に対し経腸栄養投与を可能にする経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy:PEG )(以下,PEGという)は,麻酔が局所麻酔で十分で手術時間も5分〜10分と短く,手術後の回復が早く,全身状態の比較的良好な患者には日帰り手術も可能である。このため,世界的に爆発的な普及をみせている。たとえば米国では1997年に年間18万件施行されており,今後その数は世界的に増加することが予想される。
【0003】
PEGには,プル(pull)法,プッシュ(push)法およびイントロデューサー(introducer)法の3つの方法が一般的に知られているが,手技の簡便性と安全性の観点からプル法またはプッシュ法が多く採用されている。しかしながら,プル法およびプッシュ法には次の2つの欠点がある。
▲1▼内視鏡を2回挿入しなければならず,操作の煩雑さと患者の苦痛を与える問題があり,喉頭,咽頭,食道を傷つける危険性がある。
▲2▼胃瘻造設用カテーテル(胃瘻造設用(PEG)チューブおよびその一部に設けられたドーム)が口腔,咽頭,喉頭において細菌汚染されるため,創部感染が発生しやすい。
【0004】
▲1▼の欠点は,麻酔(センデーション)の工夫や内視鏡医の技量の上達によって充分に克服可能である。しかしながら▲2▼のPEGチューブおよびドームの細菌汚染を原因とする創部感染は,高い確率で発生する。欧米の文献では35%から45%の確率で創部感染が認められたと報告されている。創部感染が起きると,抗生物質を長期間にわたって投与しなければならず,経腸栄養の投与の開始が遅れ,免疫力が低下して入院期間を延長する必要も生じる。患者の苦痛は大きく,医療費も増大する。患者のみならずその家族の経済的負担,精神的苦痛も大きい。口腔内清拭や術前の咽頭消毒,予防的抗生物質投与を徹底することによりPEGチューブおよびドームに付着する細菌を減らすことは可能であるが,根本的な対処法ではない。
【0005】
【発明の開示】
この発明は,創部の細菌汚染を防止する胃瘻造設法を提供することを目的とする。
【0006】
またこの発明は胃瘻造設法において創部感染を未然に防止するための汚染防止用カバーを提供することを目的とする。
【0007】
さらに,この発明は胃瘻造設法において創部感染を未然に防止するための胃瘻造設用カテーテル・キットの提供を目的とする。
【0008】
この発明による胃瘻造設法は,患者の腹壁および胃壁を貫通して穿刺された外筒を通して胃内に挿入され,食道を経て口腔から外部に引出されたガイド・ワイヤに胃瘻造設用カテーテルの一端を連結し,胃瘻造設用カテーテルを,ガイド・ワイヤにより引っ張る(プル法),または押し込む(プッシュ法)ことにより,胃内に送り込み,胃瘻造設用カテーテルを腹壁および胃壁の穴を通して外筒とともに外部に引き抜き,胃瘻造設用カテーテルの他端部を胃内に留置する(他端部をカテーテルから切り離す場合も含む)方法において,胃瘻造設用カテーテルの全体を,少なくとも一端が開口し,細長い筒状袋体を持つ汚染防止用カバーで覆い,かつ胃瘻造設用カテーテルとガイド・ワイヤとの連結部付近において上記筒状袋体の開口を閉じておき,胃瘻造設用カテーテルを上記汚染防止用カバーで覆った状態で口腔から胃内に送り込み,胃内において上記筒状袋体の開口を開き,上記筒状袋体の開いた開口から胃瘻造設用カテーテルを引出ながら,胃瘻造設用カテーテルを体外に引き抜いていき,その後汚染防止用カバーを口腔から体外に取出すものである。プル法およびプッシュ法による胃瘻造設法のいずれにおいても,この発明を適用することができる。
【0009】
この発明によると,胃瘻造設用カテーテルおよび胃瘻造設用カテーテルとガイド・ワイヤとの連結部が,口腔の外で筒状袋体を持つ汚染防止用カバーによって覆われ,覆われた状態で口腔から胃に向けて送り込まれる。汚染防止用カバーの開口は胃に達するまで閉じられているので,胃瘻増設用カテーテルは直接に患者の口腔,喉頭,咽頭に触れることはない。胃瘻増設用カテーテルは清潔に保たれる。
【0010】
汚染防止用カバーの開口は患者の胃内で開かれ,胃内において汚染防止用カバーの開口から胃瘻造設用カテーテルが引き出され,腹壁および胃壁を貫通する穴(創部)を通して体外に引き出される。胃瘻造設用カテーテルは清潔に保たれたまま胃内に送られているので細菌に汚染されていない。清潔な胃瘻造設用カテーテルが腹壁および胃壁を貫通する穴(創部)に接触しても穴(創部)が細菌に汚染されることは殆どない。創部感染を効果的に防止することができる。
【0011】
この発明による汚染防止用カバーは,上記の胃瘻造設法で用いられるものであり,少なくとも一端が開口した細長い筒状袋体を含み,この筒状袋体の開口端縁に結紮用糸が縫い込まれ,結紮用糸の両端部は近接した箇所で外部に導かれており,結紮用糸に,結紮用糸よりも強い切断用糸の一端が結ばれているものである。
【0012】
筒状袋体の開口端縁に結紮用糸が縫い込まれる態様には,結紮用糸が筒状袋体の開口端縁の内側と外側との間を適当な間隔で行ったり来たりしているものや,筒状袋体の開口端縁が折り返されてその先端部が溶着等によって筒状袋体に固定されることにより通し袋が形成され,この通し袋の中を結紮用糸が通っているものなどが含まれる。
【0013】
切断用糸にはワイヤのような金属製のものも含まれる。結紮用糸よりも強いものであれば,ナイロンのような化学繊維を用いたものであってもよい。結紮用糸に切断用糸の一端が結ばれているとは,切断用糸が二重にされ,結紮用糸に単に掛かっているものも含まれる。
【0014】
汚染防止用カバー(筒状袋体)の材料には,好ましくはビニール,ゴム等の薄く,気密性,水密性を持つ可撓性の丈夫なものが用いられる。細長い筒状袋体を被せるようにして,または胃瘻造設用カテーテルを筒状袋体内に挿入するようにして,胃瘻造設用カテーテルを汚染防止用カバーによって覆うことができる。筒状とはふくらませたときに筒形になることの意味で,袋体は薄いものであるから常態では筒形になっていないことが多い。筒状袋体は細長い袋と同じ意味である。
【0015】
筒状袋体にあらかじめ結紮用糸が備えられているので,術者は結紮用糸を結ぶだけで,または他の方法により結紮用糸を用いて筒状袋体の開口を閉じるように締め付けることができる。筒状袋体の取付けに手先の器用さがあまり要求されず,胃瘻造設を短い時間で終了させることができる。
【0016】
この発明による汚染防止用カバーの筒状袋体によって胃瘻造設用カテーテルの全体を覆うことができるので,上述した胃瘻造設法において,創部感染を未然に防止することができる。切断用糸は腹壁に穿刺された外筒を通して,または筒状袋体を通して外部に導き出すことができるので,切断用糸を引っ張って結紮用糸を切断し,胃内において筒状袋体の開口を開くことができる。
【0017】
この発明による汚染防止カバー・キットは,少なくとも一端が開口した細長い筒状袋体と,筒状袋体の開口を閉じるための結紮用糸と,結紮用糸に一端が結ばれた結紮用糸よりも強い切断用糸とを含むものである。
【0018】
結紮用糸は筒状袋体に取り付けられていても,筒状袋体から離れていてもよい。いずれにしても,胃瘻造設用カテーテルを覆った筒状袋体の開口を,結紮用糸を用いて閉じた状態に縛ることが可能である。切断用糸を用いて胃内において結紮用糸を切断し,筒状袋体の開口を開くことができる。
【0019】
この発明は上記の汚染防止用カバーまたは汚染防止カバー・キットを利用した胃瘻造設用カテーテル・キットを提供している。この胃瘻造設用カテーテル・キットは,胃瘻造設用カテーテルと,胃瘻造設用カテーテルが内部に挿入され,少なくとも一端が開口した細長い筒状袋体と,筒状袋体の開口を閉じるための結紮用糸と,結紮用糸に一端が結ばれた結紮用糸よりも強い切断用糸とを含むものである。胃瘻造設用カテーテルがすでに筒状袋体によって覆われているので,胃瘻造設用カテーテルに筒状袋体を被せる手間を省くことができる。さらに短い時間で胃瘻造設を終了させることができる。結紮用糸を用いて筒状袋体の開口を閉じることができる。切断用糸を引っ張って結紮用糸を切断し,胃内において筒状袋体の開口を開くことができる。
【0020】
一実施態様では,筒状袋体の開口端縁に結紮用糸が縫い込まれ,結紮用糸の両端部は近接した箇所で外部に導かれている。
【0021】
この発明による他の胃瘻造設用カテーテル・キットは,胃瘻造設用カテーテルと,胃瘻造設用カテーテルの全体を覆う細長い筒状袋体と,筒状袋体の先端部に一体的に設けられ,胃瘻造設用カテーテルの先端部が取付けられた固定具と,固定具および筒状袋体の一部を破断するための破断糸とを備えたものである。胃瘻造設用カテーテルがすでに筒状袋体によって覆われているので,胃瘻造設用カテーテルに筒状袋体を被せる手間を省くことができる。さらに短い時間で胃瘻造設を終了させることができる。また,破断糸を腹壁に穿刺された外筒または筒状袋体内を通して外部に導いておいて,この破断糸を用いて少なくとも固定具(好ましくは筒状袋体の一部も)を胃内において破断させて,筒状袋体に開口をあけ,その内部の胃瘻造設用カテーテルを引き出すことができる。
【0022】
この発明によるさらに他の胃瘻造設用カテーテル・キットは,胃瘻造設用カテーテルと,胃瘻造設用カテーテルのほぼ全体を覆い,先端部が閉じた筒状袋体と,筒状袋体の先端部に先端部が固定され,他端を引張ることにより筒状袋体の先端部を破断するための破断糸とを備えているものである。胃瘻造設用カテーテルがすでに筒状袋体によって覆われているので,胃瘻造設用カテーテルに筒状袋体を被せる手間を省くことができる。また,破断糸を腹壁に穿刺された外筒または筒状袋体内を通して外部に導いておいて,この破断糸を引張って筒状袋体の一部を胃内において破断させて,筒状袋体に開口をあけ,その内部の胃瘻造設用カテーテルを引き出すことができる。
【0023】
一実施態様では胃瘻造設用カテーテルがその先端から延びる連結用ワイヤを含み,上記筒状袋体の先端部は連結用ワイヤの位置で閉じている。筒状袋体から露出している連結用ワイヤの一部は使用前に充分に消毒することが好ましい。
【0024】
【実施例】
図1は経皮内視鏡的胃瘻造設法(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy:以下PEG法という)において用いられる汚染防止用カバーを示すものである。
【0025】
汚染防止用カバー10は細長い筒状袋体(シース:sheath)1を含み,この筒状袋体1の少なくとも一端1aが開口している。筒状袋体1の他端1bは閉じていても,開口していても,穴があけられていてもよい。筒状袋体1の長さは後述する胃瘻造設用カテーテル(以下,PEGカテーテルという)12の長さよりも長く,その径はPEGカテーテル12の端部に設けられるドーム13の径と同程度である,または大きい。筒状袋体1が伸縮性を持つ材料で作られている場合にはその径はドーム13の径よりもやや小さくてもよい。いずれにしても,ドーム13を含めてPEGカテーテル12が筒状袋体1内を通ればよい。筒状袋体1の内面にはゼリー,その他の潤滑剤を塗布しておくことが好ましい。
【0026】
筒状袋体1はビニール,ゴム等の薄く,気密性,水密性をもつ可撓性の丈夫な材料でつくられる。好ましくは筒状袋体1はできるだけ薄く,伸縮性(特に周方向)を持つ。図1においては,分りやすくするために筒状袋体1は円筒状にふくらんだ形で図示されているが,筒状袋体1は薄いものであるから常態では筒形にふくらんではいない。いずれにしても筒状袋体1は内部が中空の細長い袋である。
【0027】
筒状袋体1の開口した一端1aの周縁部には,そのほぼ全周にわたって,結紮用糸2が,周縁に沿って,筒状袋体1の外側から内側へ,次に内側から外側へというように,適当な間隔で通っている(以下,この状態を縫込まれている,と表現する)。結紮用糸が縫込まれているとは,この態様以外に,図16に示すように,筒状袋体1の開口端縁部1Cを外側(または内側)に折り返し,その端を袋体1に溶着(または接着)(この固着部分を符号1Dで示す)して端縁に沿う袋または通路を形成しておいて,この袋または通路に結紮用糸を通す態様も含まれる。結紮用糸2の両端部は互いに近接した位置で筒状袋体1の周縁部から外に導かれている。この結紮用糸2には,切断用ワイヤ3の一端が結ばれている。切断用ワイヤ3は筒状袋体1の外部に導かれている。好ましくは,切断用ワイヤ3の一端は,筒状袋体1の内側で結紮用糸2に掛かっている。さらに好ましくは,切断用ワイヤ3が結紮用糸2に結ばれている箇所は,結紮用糸2の両端部が筒状袋体1から外に導かれている箇所から最も遠い位置(丁度,反対側)である。図16では切断用ワイヤ3は上記の袋または通路の穴を通して外に導かれている。
【0028】
切断用ワイヤ3は結紮用糸2よりも強い。たとえば,切断用ワイヤ3として細い金属糸が,結紮用糸2として絹糸が用いられる。これらの切断用ワイヤ3および結紮用糸2として麻製,木綿製,ポリエステル製,ポリエチレン製,その他の植物繊維または化学繊維を素材とする糸を使用してもよい。
【0029】
上述した構成の汚染防止用カバー10の使用方法および役割について,図2から図13を参照してPEG法を説明する中で明らかにしていく。ここで説明する例はプル(Pull)法と呼ばれているものである。PEG法は,一般に,術者,内視鏡医および1〜2人の看護婦により実施される。
【0030】
仰臥位に寝かせた患者の口から内視鏡24を胃内に向けて挿入する。内視鏡24を通して患者の胃内に空気を送気して胃を膨らませ,胃壁と腹膜とを密着させる。穿刺部位を決定し,穿刺部位の周辺を充分に消毒する。穿刺部位付近の局部麻酔をした後,穿刺部位の皮膚を1cm程度切開し,そこに外筒付ニードル21を刺入する(図2)。
【0031】
外筒付ニードル21は円筒形の外筒22と,先端が鋭角に形成されたニードル(内筒)23とから構成されている。外筒22の内部は中空であり,ニードル23が完全に外筒22内に納められた状態において,ニードル23の先端は外筒22の先端から少し突出している。鋭角に形成されたニードル23の先端が腹壁,腹膜および胃壁に突刺さり,外筒22も腹壁,腹膜および胃壁を貫通する。
【0032】
外筒22からニードル23を抜き取る。外筒22は腹壁から胃壁まで突き刺したままにしておく。胃内の内視鏡24の先端からスネア鉗子25の先端を出しておく(図3)。
【0033】
ガイド・ワイヤ11を外筒22を通して外から胃内に挿入する(図4)。
【0034】
胃内に送り込まれたガイド・ワイヤ11の先端部分をスネア鉗子25で把持する。スネア鉗子25によって把持されたガイド・ワイヤ11を,内視鏡24とともに患者の口腔から外に引き出す。十分な長さのガイド・ワイヤ11を口腔の外に引出した後,スネア鉗子25による把持を解く。口腔の外に引出されたガイド・ワイヤ11とPEGカテーテル12の連結ワイヤ15とを連結する(図5)。
【0035】
PEGカテーテル12はPEGチューブ14を含み,このPEGチューブ14の一端にはドーム13が一体的に形成され,他端部は円錐状に細くなっている(この部分をテーパ部16という)。テーパ部16にはループ状の連結ワイヤ15がつながっている。二重のガイド・ワイヤ11の端部と連結ワイヤ15とを交叉させると,ガイド・ワイヤ11と連結ワイヤ15とが互いに結びつけられる(ワイヤ11と15とが結合した部分を継目17という)(図12参照)。
【0036】
この後,PEGカテーテル12をドーム13から継目17まで汚染防止用カバー10の筒状袋体1内に入れ,結紮用糸2の両端をきつく結ぶ(図6)。
【0037】
図12は結紮用糸2によって汚染防止用カバー10の筒状袋体1の開口端1aを結紮した様子を拡大して示すものである。筒状袋体1内に納められた継目17から少しガイド・ワイヤ11側において,結紮用糸2が外科結び等によってきつく結ばれる。これにより,筒状袋体1の開口端1aが締め付けられ,開口が閉じる(以下,結紮された筒状袋体1の開口端を,結紮端という)。結紮用糸2の両端部の余分な部分は切り離される。
【0038】
切断用ワイヤ3をガイド・ワイヤ11に沿って伸ばし,その端部をテープ4その他の固定材によってガイド・ワイヤ11に固定する。切断用ワイヤ3の端部がガイド・ワイヤ11に固定されている様子を,図13に拡大して模式的に示す。切断用ワイヤ3の固定部分(テープ4)も外筒22内を通るようにあまり大きくならないようにしておく。
【0039】
図14に示すように,切断用ワイヤ3の中央の部分を結紮用糸2に掛け,二重の切断用ワイヤ3をガイド・ワイヤ11に沿わせ,両端をガイド・ワイヤ11に固定するようにしてもよい。
【0040】
外筒22を通って患者の体外に出ているガイド・ワイヤ11の端部を,外から引張る。これにより,ガイド・ワイヤ11に連結されたPEGカテーテル12が筒状袋体1に覆われた状態で口腔,喉頭,咽頭,食道を通って胃へ引込まれる(図7)。
【0041】
PEGカテーテル12を胃内に引込むとともに,内視鏡24を再び口腔から胃内に向けて挿入する。PEGカテーテル12に沿わせるようにして内視鏡24を挿入することによって,内視鏡24をスムーズに患者の胃内へ導くことができる。
【0042】
ガイド・ワイヤ11に固定された切断用ワイヤ3も,ガイド・ワイヤ11とともに外筒22を通って腹壁の外に引出される。さらにガイド・ワイヤ11を引張ると,筒状袋体1の結紮端が外筒22の先端に当たる(図8)。筒状袋体1の結紮端が外筒22の先端に当ったことを内視鏡24を通して確認するとよい。この状態において,PEGカテーテル12および筒状袋体1の他端は,まだ患者の口の外に出ている(図7参照)。筒状袋体1の結紮端が外筒22の先端の当たったことを手の感触で確認してもよい。この後,内視鏡24を胃に挿入するようにしてもよい。2回目の内視鏡の挿入は省略することもできる。
【0043】
外に引出された切断用ワイヤ3を引張る。このとき内視鏡医がPEGカテーテル12および筒状袋体1の患者の口から外に出ている部分をやや引きかげんに保持しておくとよい。切断用ワイヤ3の強度は結紮用糸2の強度よりも高いので,切断用ワイヤ3によって胃内で結紮用糸2が切断される。これにより,結紮用糸2による筒状袋体1の結紮が解かれ,筒状袋体1の開口端は開く(図9)。必要ならば,結紮用糸2の一部を筒状袋体1に接着剤等で固定しておき,切断された結紮用糸2が胃内に落下しないようにしておく。
【0044】
筒状袋体1の開口端1aに外に開く方向のくせまたは折り目をあらかじめつけておくとよい。結紮用糸2が切断されたときに,筒状袋体1の口が確実に開くようになる。
【0045】
切断用ワイヤ3を患者の口腔側から外方に引っ張って,結紮用糸2を切断することもできる。この場合には,図15に示すように,切断用ワイヤ3の一端を筒状袋体1の内側において結紮用糸2に結びつけるとともに,他端を筒状袋体1内を通して,筒状袋体1の他端開口(または穴)から外に出しておく。切断用ワイヤ3を口腔側から引っ張ると,結紮用糸2が切断される。切断用ワイヤ3の結紮端に近い部分を,筒状袋体1の内側に接着または溶着させておくと,切断用ワイヤ3を引っ張って結紮用糸2を切断したときに,筒状袋体1も途中まで破け,口が大きく開く。
【0046】
外筒22を胃壁および腹壁から抜きながらガイド・ワイヤ11をさらに外に引き出す。連結ワイヤ15,テーパ部16およびPEGチューブ14が胃壁および腹壁の穴を通って体外に引き出されていく(図10)。
【0047】
PEGカテーテル12を患者の体外へ引き出している間,患者の口から外に出ている筒状袋体1の他端1bを内視鏡医が手で掴み,患者の体内に引き込まれないようにする。
【0048】
遂に,ドーム13が筒状袋体1の開口端から胃内に現れ,胃壁に当る(図11)。必要ならばドーム13が胃壁に当たっていることを内視鏡24によって確認する。筒状袋体1を患者の口から体外に引出す。
【0049】
患者の体外に引き出されたPEGチューブ14を適当な長さで切断し,切断した部分に栄養剤注入用のアダプタ(図示略)を接続する。またPEGチューブ14を適当な固定具により患者の体に固定してPEG法の施行が終わる。
【0050】
喉頭,咽頭,口腔を通過したガイド・ワイヤ11および筒状袋体1の外表面は,口腔,咽頭および喉頭に付着してる細菌によって汚染される。しかしながら,ガイド・ワイヤ11は外筒22の中を通って患者の体外に引出されるので,ガイド・ワイヤ11によって胃壁および腹壁の創部(穴)が細菌に汚染されることは殆どない。また,ガイド・ワイヤ11と連結ワイヤ15の継目17,連結ワイヤ15,テーパ部16,PEGチューブ14およびドーム13は,すべて筒状袋体1によって覆われた状態で口腔,咽頭,喉頭を通過して胃内に送られ,胃内において筒状袋体1から引き出される。継目17,連結ワイヤ15,テーパ部16およびPEGチューブ14が体外に引き出されるときに創部に接触しても,創部が細菌に汚染される可能性も殆どない。外表面が細菌によって汚染されている筒状袋体1は患者の口から外に取り出される。汚染防止用カバー10によって創部が汚染されることもない。これにより,創部感染を未然に防止することができる。
【0051】
プッシュ法においても,PEGカテーテル12に汚染防止用カバー10を被せた状態で胃内まで押し込むことによって,創部の細菌汚染を効果的に防止することができる。
【0052】
図17はワン・ステップ・ボタンと呼ばれるボタン型PEGカテーテル(胃瘻造設用チューブ)の一部を示すものである。このワン・ステップ・ボタン30はPEGカテーテルのPEGチューブの先端部に取り付けられており,胃内から体外への引出しが終了した時点(図11に示す状態に相当する)でPEGチューブから切り離される。このワン・ステップ・ボタン30は,シャフト31と,シャフト31の先端に一体的に設けられ,逆流防止弁を内蔵し,胃内に残されるドーム32と,シャフト31と一体的に形成され,腹壁の外側に当たるストッパ33と,ストッパ33に連結されて,シャフト31の口を塞ぐキャップ34とから構成されている。このようなワン・ステップ・ボタン30を持つボタン型PEGカテーテルについても,上述した汚染防止用カバー10を適用することができる。他の形態のPEGカテーテルについても汚染防止用カバー10の利用が可能であるのはいうまでもない。
【0053】
図18および図19は,汚染防止用カバーの開口端を結紮する構造の他の例を示すものである。図1と同じものには同一の符号を付し,重複説明を避ける。
【0054】
図18において,筒状袋体1の開口端1aの周縁部に,あらかじめ結紮用糸2を縫い込み,結紮用糸2の一端部の途中に他端をローラーノット35によって結びつけておく(図18(A) )。結紮用糸2には切断用ワイヤ3が結ばれている。術者は2つのワイヤ11と15とを連結した後,筒状袋体1をPEGカテーテル12に被せて,結紮用糸2の上記一端を引っ張る。筒状袋体1の開口1a端を簡単に締め付けることができる(図18(B) )。結紮用糸2の余分な端部は切り離しておく。
【0055】
図19において,結紮具40が用いられる。結紮具40は結紮用糸2と,締め棒41とから構成されている。締め棒41にはその長手方向に孔があけられている。締め棒41の端部には折り溝が形成されている。この折り溝よりも端の部分を符号41aで示す。結紮用糸2はループをつくり,その一端部は締め棒41の孔内を通って部分41aに固定されている。結紮用糸2の他端は結紮用糸2の途中にローラーノット35によって結び付けられている。結紮用糸2のループには切断用ワイヤ3が結ばれている。
【0056】
ガイド・ワイヤ11に連結されたPEGカテーテル12に筒状袋体1を被せた後,結紮用糸2のループの中にPEGカテーテル12および筒状袋体1をくぐらせて,結紮用糸2のループ部分を筒状袋体1の開口端1aの少し内側に位置させる(図19(A) )。術者は締め棒41の部分41aを折り,部分41aを引っ張る。結紮用糸2のループが締め付けられて筒状袋体1の開口周縁部が閉じた状態に保たれる(図19(B) )。結紮用糸2の余分な部分は切り離される。結紮用糸2を筒状袋体1の開口周縁部に縫い込んでおいてもよいのはいうまでもない。
【0057】
PEGカテーテルと上記の汚染防止用カバーとをあらかじめ組立てておき,すなわち,PEGカテーテルを汚染防止用カバーであらかじめ覆っておき,これをPEGカテーテル・キットとして提供してもよい。PEGカテーテルを汚染防止用カバーの筒状袋体内に挿入する手間を省くことができる。
【0058】
図20はPEGカテーテルと汚染防止用カバーとがあらかじめ組み立てられたPEGカテーテル・キットの他の例を示すものである。
【0059】
特に図20(A) および(B) を参照して,汚染防止用カバー10Aはヘッド51と筒状袋体1Aとから構成されている。
【0060】
ヘッド51は円筒状であり,その孔の内部に複数の移動阻止片52が形成されている。筒状袋体1Aは先細に形成され,先細の部分はやや厚くなっている。筒状袋体1Aはもちろん均一の厚さでもよい。ヘッド51の一部には段部が形成され,この段部に筒状袋体1Aの先細の先端部が固定(溶着または接着)されている。
【0061】
筒状袋体1A内にはあらかじめPEGカテーテル12が収納されており,その連結ワイヤ15がヘッド51の孔を通って外部に導かれている。ヘッド51の移動防止片52はヘッド51の外端部から筒状袋体1Aの方に向かって中心に寄るように形成されている。
【0062】
ヘッド51は一箇所でその長手方向に切断され,この切断された部分の間に破断用ワイヤ53が挟まれた状態で切断された部分が再び接着または溶着されている。破断用ワイヤ53の一端部は筒状袋体1Aの内面に沿ってその途中まで伸び,かつ筒状袋体1Aの内面に接着または溶着されている。破断用ワイヤ53の他端部は外に導かれている。筒状袋体1Aの破断用ワイヤ53が接着または溶着されている部分も同じように破断しておいて,切断用ワイヤ53と一緒に接着または溶着してもよい。
【0063】
先に説明した実施例と同じように,患者の口からガイド・ワイヤ11を引き出した後,ガイド・ワイヤ11と連結ワイヤ15とを連結する(図20(B) )。
【0064】
ヘッド51を連結ワイヤ15に沿って移動させ,継目17を筒状袋体1Aの内部にもたらす。移動阻止片52の先端部が継目17に当たり,ヘッド51は連結ワイヤ15の方向には動かない。破断用ワイヤ53をガイド・ワイヤ11に沿わせ,その先端を図13に示す切断用ワイヤ3と同じように,ガイド・ワイヤ11にテープ等によって固定する(図20(C) )。
【0065】
患者の腹壁に穿刺した外筒22を通してガイド・ワイヤ11を引き抜いていくことにより,PEGカテーテル12を汚染防止用カバー10Aとともに患者の口,喉頭,咽頭,食道を通して胃まで送り込む。ヘッド51が外筒22の内端に当たったときに,ガイド・ワイヤ11とともに外に出ている破断用ワイヤ53を引く。すると,ヘッド51および筒状袋体1Aの一部が破れる(図20(D) )。
【0066】
この状態で,筒状袋体1Aの患者の口から出ている後端部を抑えたまま外筒22とともにPEGカテーテル12を患者の腹部から外に引き出していく。
【0067】
図21はPEGカテーテル・キットのさらに他の例を示すものである。
【0068】
汚染防止用カバー10Bはヘッド61と筒状袋体1Bから構成され,筒状袋体1Bの先細にされた部分がヘッド61に固定され,破断用ワイヤ53が設けられているのは先の実施例と同じである。
【0069】
円筒袋状のヘッド61の内周面には2つのガイド溝(あり溝)64が対向して形成され,このガイド溝64にそれぞれスライダ(あり)65がヘッド61の軸方向に移動自在にはめ入れられている(図21(C) )。スライダ65の筒状袋体1B側の端部にはストッパ66が形成されている。またスライダ65の中間部には切り込み68が入れられ,ストッパ68となるべき部分が形成されている。スライダ65の先端部の内面には凹部67が形成されている。
【0070】
スライダ65を外方に引くと,スライダ65の凹部67内に継目17がはまり,かつ切り込まれた部分がヘッド61の外端部に当たりストッパ68となる(図21(B) )。
【0071】
ヘッド61の部分が患者の胃内に達したときに,破断用ワイヤ53を引っ張れば,ヘッド61および筒状袋体1Bの一部が破れる(図21(D) )。
【0072】
図22はPEGカテーテル・キットのさらに他の例を示すものである。汚染防止用カバー10Eは筒状袋体1Eと破断用ワイヤ53とを含む。筒状袋体1Eの先端部が先細に形成され,PEGカテーテル12のテーパ部16の先端につながった連結ワイヤ15の位置で筒状袋体1Eが閉じている。連結ワイヤ15の一部は筒状袋体1Eの外部に出ている。連結ワイヤ15とガイド・ワイヤ11とを連結することができる。好ましくは,連結ワイヤ15を充分に消毒する。
【0073】
破断用ワイヤ53は筒状袋体1Eの内面に沿ってその先端付近まで延びている。破断用ワイヤ53は筒状袋体1Eの内面に接着または溶着されている。破断用ワイヤ53が固着されている筒状袋体1Eの部分を弱くしておく(たとえば,筒状袋体1Eを切断し,この切断線に沿って破断用ワイヤ53を固着するとともに,筒状袋体1Eの切断部分も溶着しておく)とよい。破断用ワイヤ53の他端は筒状袋体1Eの外部まで導かれている。
【0074】
筒状袋体1Eにより覆われたPEGカテーテル12の先端部(テーパ部16)が患者の胃内に達したときに,破断用ワイヤ53を患者の口の側から強く引張れば,筒状袋体1Eの先端部が破れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汚染防止用カバーの斜視図である。
【図2】PEGの実施過程において内視鏡を挿入した状態を示すもので,患者の上半身を模式的に示す断面図である。
【図3】PEGの実施過程において内視鏡を挿入した状態を示すもので,患者の胃の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
【図4】PEGの実施過程においてガイド・ワイヤを胃内に挿入した状態を示すもので,患者の胃の部分を模式的に示す断面図である。
【図5】PEGの実施過程を示すもので,ガイド・ワイヤと連結ワイヤとを連結する様子を示す斜視図である。
【図6】PEGの実施過程を示すもので,患者の頭部から咽頭部分を模式的に示す断面図である。
【図7】PEGの実施過程において汚染防止用カバーに覆われたPEGカテーテルを引き込んだ状態を示すもので,患者の上半身を模式的に示す断面図である。
【図8】PEGの実施過程において汚染防止用カバーに覆われたPEGカテーテルを引き込んだ状態を示すもので,患者の胃の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
【図9】PEGの実施過程において筒状袋体の開口端が開いた状態を示すもので,患者の胃の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
【図10】PEGの実施過程においてPEGカテーテルを体外に引き出す状態を示すもので,患者の胃の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
【図11】PEGの実施過程においてPEGカテーテルの先端のドームが胃壁に当たった状態を示すもので,患者の胃の部分を模式的に示す断面図である。
【図12】PEGカテーテルが汚染防止用カバーで覆われた状態を示す斜視図である。
【図13】ガイド・ワイヤに切断用ワイヤを固定した状態を模式的に示す拡大平面図である。
【図14】汚染防止用カバーの開口端の結紮用糸に結ばれる切断用ワイヤの結びつけの他の例を示す斜視図である。
【図15】汚染防止用カバーの開口端の結紮用糸に結ばれた切断用ワイヤを外部に引出す他の例を示すもので,PEGカテーテルが汚染防止用カバーに覆われた状態を示す側面図である。
【図16】汚染防止用カバーの開口端に結紮用糸を設ける他の例を示す拡大斜視図である。
【図17】ワン・ステップ・ボタンを用いた場合の図11に相当するPEGの実施過程を示すもので,患者の胃の部分を拡大して模式的に示す断面図である。
【図18】 (A) および(B) は汚染防止用カバーの開口端の結紮の他の例を示す斜視図である。
【図19】 (A) および(B) は汚染防止用カバーの開口端の結紮のさらに他の例を示す斜視図である。
【図20】PEGカテーテル・キットを示すもので,(A) はPEGカテーテル・キットの一部破断斜視図,(B) は連結ワイヤとガイド・ワイヤとを結んだ状態を示す断面図,(C) は継目を筒状袋体内に移動させた状態を示す断面図,(D) はヘッドと筒状袋体の一部が破れた状態を示す斜視図である。
【図21】PEGカテーテル・キットの他の例を示すもので,(A) はPEGカテーテル・キットの側面図,(B) は継目をスライダで覆った状態を示す一部破断側面図,(C) は(A) のC-C 線にそうヘッドの拡大断面図,(D) は(C) のヘッドが破れた状態を示す断面図である。
【図22】PEGカテーテル・キットのさらに他の例を示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1E 筒状袋体
2 結紮用糸
3 切断用ワイヤ
4 テープ
10,10A,10B,10E 汚染防止用カバー
11 ガイド・ワイヤ
12 PEGカテーテル
13 ドーム
14 PEGチューブ
15 連結ワイヤ
17 継目
22 外筒
24 内視鏡
51,61 ヘッド
53 破断用ワイヤ

Claims (3)

  1. 胃瘻造設用カテーテルと,胃瘻造設用カテーテルが内部に挿入され,少なくとも一端が開口した細長い筒状袋体と,筒状袋体の開口を閉じるための結紮用糸と,結紮用糸に一端が結ばれた結紮用糸よりも強い切断用糸とを含む,胃瘻造設用カテーテル・キット。
  2. 筒状袋体の開口端縁に結紮用糸が縫い込まれ,結紮用糸の両端部は近接した箇所で外部に導かれている,請求項に記載の胃瘻造設用カテーテル・キット。
  3. 胃瘻造設用カテーテルと,胃瘻造設用カテーテルの全体を覆う細長い筒状袋体と,筒状袋体の先端部に一体的に設けられ,胃瘻造設用カテーテルの先端部が取付けられた固定具と,固定具および筒状袋体の一部を破断するための破断糸とを備えた,胃瘻造設用カテーテル・キット。
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