JP4243575B2 - マルチマイクロホン装置 - Google Patents

マルチマイクロホン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4243575B2
JP4243575B2 JP2004293070A JP2004293070A JP4243575B2 JP 4243575 B2 JP4243575 B2 JP 4243575B2 JP 2004293070 A JP2004293070 A JP 2004293070A JP 2004293070 A JP2004293070 A JP 2004293070A JP 4243575 B2 JP4243575 B2 JP 4243575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
signal
omnidirectional
sound
threshold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004293070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006109106A (ja
Inventor
章 中村
敏夫 若槻
慎一 織田
智一 青山
彰男 安藤
正二 秋田
亨 新村
信年 荒岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2004293070A priority Critical patent/JP4243575B2/ja
Publication of JP2006109106A publication Critical patent/JP2006109106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4243575B2 publication Critical patent/JP4243575B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、テレビ局のアナウンサ、キャスター用などに用いられる、単一指向性と無指向性の両特性を兼ね備えたマルチマイクロホン装置に関する。
従来のピンマイク用の小型マイクは、様々な構成のものが提案されており、例えば、超小型・高性能仕込みマイクなどがある(例えば、非特許文献1参照)。この仕込みマイクは、筒状のケースの内部に、振動板、スペーサ、バックプレートを順に筒軸方向に沿った方向において対面して配置すると共に、振動板に対面させてフロントチャンバを配置し、かつ、バックプレートに対面させてインシュレータを配置して音響変換器部を構成している。そして、その筒状ケースの一端にネットを配置して、音響交換器部を縦型に配置することで、音質劣化の防止や、また、外部からの汗などの異物の振動膜に対する悪影響を最小限とし、高感度、低ノイズを可能にするものである。
また、他の小型マイクの例として、図6に示す構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。図6は、従来のマイクロホン装置の構成を模式的に示す模式図である。マイクロホン装置50は、双指向性のマイクロホンである第1マイクロホン51と、このマイクロホン51に近接して(例えば両者間の間隙が1センチメートル未満で)配置された無指向性のマイクロホンである第2マイクロホン52と、第2マイクロホン52にアンプを介して設けた位相シフタ53と、この位相シフタ53の後段および、第1マイクロホン51からアンプを介して接続された相関信号抽出回路54とを備えるものである。
ここで示す位相シフタ53は、アンプを介して得られる第2マイクロホン52の出力信号の位相をシフトさせ、特定の角度範囲における2つの出力信号S1,S2を同相または逆相とする位相シフト手段として機能する回路である。ここでは、第1マイクロホン51が双指向性マイクロホンであり、第2マイクロホン52が無指向性マイクロホンであるので、位相シフタ53は、90度または−90度だけ第2マイクロホン52からの出力信号の位相をシフトさせている。
また、相関信号抽出回路54は、位相シフタ53により位相シフトした第2マイクロホン52の出力信号S2と、アンプを介して得られる第1マイクロホン51の出力信号S1との間で、特定の相関係数を有する部分を抽出し、双指向性マイクロホンであるマイクロホン51の正面側180度の範囲(特定の角度範囲)からの音波の成分として出力する相関信号抽出手段として機能する回路である。
なお、この位相シフタ53および相関信号抽出回路54は、特定の角度範囲から第1および第2マイクロホン51,52に入射する音波に関する出力信号の位相差と、他の角度範囲(前記特定の角度範囲とは異なる角度範囲)から両マイクロホン51,52に入射する音波に関する出力信号の位相差との違いに基づいて、両マイクロホン51,52の出力信号からその特定の角度範囲からの音波の成分を抽出する抽出手段として機能する。
そのため、位相シフタ53が、第2マイクロホン52からの出力信号の位相をシフトさせ、特定の角度範囲における2つの出力信号を同相または逆相となるようにし、相関信号抽出回路54が、位相シフタ53により位相シフトした出力信号S2および第1マイクロホン51の出力信号S1から、特定の相関係数を有する部分を抽出し、その特定の角度範囲からの音波の成分とする。これにより、マイクロホン装置50は、両マイクロホン51,52により集音された音波で、特定の狭い角度範囲(ここでは、第1マイクロホン51の正面側180度の範囲)から入射した音波の成分のみを正確に抽出することができるものである。
また、2つの無指向性マイクロホンを用いて近距離音における低域感度補正ができる音場合成演算装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この音場合成演算装置は、圧力形マイクロホンである無指向性マイクロホン2個から音場処理により圧力傾度形マイクロホンを形成し、無指向性マイクロホンからの信号を、近接音を含む有指向性信号から減算することにより近接音を抽出するようにしたものである。そのため、この音場合成演算装置によれば、近距離音における低域感度を補正すると共に、抽出した近接音を積極的に利用して近距離音をさらに減算することでマイクロホン内蔵機器へのタッチノイズや風雑音も低減することができるものである。
http:www.sanken−mic.com/japanese/ja_index.html 特開2004−72630号公報(段落番号0050〜0053、図1ないし図5) 特開2002−218583号公報(段落番号0010〜0074、図1ないし図14)
しかし、従来のマイクロホンでは、以下に示す問題点が存在した。すなわち、テレビ局などで用いられるアナウンサ、キャスター用の仕込みマイクであるピンマイクを使用する場所が、ビル内に設置されるスタジオではなく屋外である場合には、本来マイクロホンで集音したくない音声までも集音してしまうことが多く、改善が望まれていた。
また、屋外でマイクロホンを使用する場合、騒音がない時には、アナウンサの動作などが伴っても、音声の集音状態を安定させるために、なるべく広い範囲における音声を集音し、かつ、外部騒音が発生した場合、その騒音を排除するように狭い範囲での集音を可能とすることが望まれているが、特許文献1に記載されている構成のように、単に狭い指向性の範囲における集音だけでは対応できなかった。
さらに、特許文献2に示す装置では、いわゆる近接効果によるマイクロホンの一様な周波数対感度特性を乱す一因や、また、風雑音などのマイクロホン近傍において発生する雑音の強制を行うためのものであり、外部雑音が不規則に発生した時に、その外部雑音をできる限り除外し、使用者の音声のみを集音するマイクロホンの構成ではない。
そこで、マイクロホンの使用時において、外部騒音が発生した場合でも、外部騒音を排除し、アナウンサの音声のみについてできるだけ集音可能とし、かつ、外部騒音がない場合に、マイクの指向性に左右されずに、音質、音量を良好な状態で集音可能として、生放送番組あるいは番組収録作業をスムーズに進行することができるマイクロホンが望まれていた。
本発明は、前記の問題点に鑑み創案されたものであり、屋外で使用するなど、外部騒音の発生があってもその外部騒音を集音しないように対応でき、かつ、外部騒音がない時には指向性の範囲が広くとれるマルチマイクロホン装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明に係るマルチマイクロホンは、一方向に指向性のある単一指向性マイクロホンと、特定の方向に指向性のない無指向性マイクロホンと、この無指向性マイクロホンの入力をオンオフする基準となる雑音を集音する集音マイクロホンと、前記単一指向性マイクロホンおよび前記無指向性マイクロホンの音声信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段により増幅された音声信号を合成する合成手段と、前記単一指向性マイクロホンと前記無指向性マイクロホンとを所定角度の間隔をあけて支持する支持手段と、この支持手段に支持された前記無指向性マイクロホンのオンオフを行うための切替手段と、この切替手段のオンオフ制御を行うための制御信号を、前記集音マイクロホンから集音した雑音の信号レベルがあらかじめ設定した閾値を超えた場合に発生させる制御手段と、を備えるマルチマイクロホン装置であって、閾値は、あらかじめ設定された第1閾値と、この第1閾値より所定の幅低い値に設定された第2閾値とを備え、制御手段は、雑音の信号レベルが、第2閾値を下回る信号から第1閾値を越える信号となった場合、無指向性マイクロホンをオフにする制御信号を発生すると共に、単一指向性マイクロホンの増幅する幅をあらかじめ設定した値まで上昇させる増幅制御信号を発生し、雑音の信号レベルが、第1閾値を超える信号から第2閾値を下回る信号となった場合、無指向性マイクロホンをオンにする制御信号を発生すると共に、単一指向性マイクロホンの増幅する幅をあらかじめ設定した値まで低下させる増幅制御信号を発生することを特徴とするものである。
このように構成したことにより、マルチマイクロホン装置は、集音マイクロホンから集音された雑音の信号レベルがあらかじめ設定された閾値を超えると、制御手段が制御信号を発生して、切替手段を作動させ、無指向性マイクロホンをオフの状態とする。また、マルチマイクロホン装置は、集音マイクロホンから集音された雑音の信号レベルがあらかじめ設定された閾値を越えないと、無指向性マイクロホンおよび単一指向性マイクロホンから集音された音声を増幅手段により増幅して、合成手段により合成して出力する。
さらに、本発明に係るマルチマイクロホン装置は、請求項1に記載のマルチマイクロホン装置において、前記無指向性マイクロホンおよび前記単一指向性マイクロホンを支持する支持手段での所定角度は、前記単一指向性マイクロホンを垂直方向に前記支持手段で支持した時に、その単一指向性マイクロホンに対して前記無指向性マイクロホンが、10度から90度の範囲で設定される構成とした。
このように構成されることにより、マルチマイクロホン装置では、無指向性マイクホンおよび単一指向性マイクロホンのハウリングが発生しない状態であると共に、垂直方向の単一指向性マイクロホンに対して最大で90度の位置となる無指向性マイクロホンが不必要な雑音を集音することを最小限とする。
本発明に係るマルチマイクロホン装置は、つぎに示す優れた効果を奏するものである。
マルチマイクロホン装置は、例えば屋外など、予期しない外部騒音が発生する可能性がある場所で使用した場合、外部騒音となる雑音を集音マイクロホンで集音して、外部音声を集音し易い無指向性マイクロホンから単一指向性マイクロホンに切り替えて集音する。そのため、マルチマイクロホン装置は、外部騒音からの音声の影響を最小限として、単一指向性マイクロホンによる音声のみが出力されることが可能となる。したがって、本発明に係るマルチマイクロホン装置により、外部騒音による影響を最小限として、特に屋外において、生放送番組あるいは番組収録作業の進行をスムーズに行なうことが可能となる。
マルチマイクロホン装置は、単一指向性マイクロホンおよび無指向性マイクロホンの両方から集音されていた音声レベルから、無指向性マイクロホンをオフとする時に、単一指向性マイクロホンから集音された音声を増幅するため、切り替えたことによる違和感のない音声レベルで出力でき、かつ外部騒音を除去することが可能となる。なお、切替手段による切替動作をフェイドアウトすることで、さらに違和感なく切替動作を行うことができる。
マルチマイクロホン装置は、第1閾値および第2閾値により単一指向性マイクロホンおよび無指向性マイクロホンを切り替えているため、閾値に一定のレベル幅があり、むやみに切替動作を連続して起こすことがない。そのため、マルチマイクロホン装置は、安定した動作により確実に外部騒音を除去した状態で、単一指向性マイクロホンからの出力を行なうことができ、かつ、外部騒音の原因が無くなった時には、単一指向性マイクロホンよび無指向性マイクロホンの両方に切り替えて使用することが可能となる。
マルチマイクロホン装置は、支持手段に支持する単一指向性マイクロホンと無指向性マイクロホンとを10度から90度の範囲において設定しているため、ハウリングが発生しない状態であると共に、不必要な雑音を集音することを最小限とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1はマルチマイクロホン装置の各構成を示すブロック図、図2はマルチマイクロホン装置の単一指向性マイクロホンおよび無指向性マイクロホンを示す一部切欠いた状態における斜視図、図3はマルチマイクロホン装置における第1閾値および第2閾値の例を示すグラフ図である。
図1および図2に示すように、マルチマイクロホン装置1は、音声を集音するマイク集音部Aと、このマイク集音部Aにより集音した音声を処理する音声処理部Bと、マイク集音部Aの制御を行うために外部騒音である雑音を集音する集音マイクロホンCとを備えている。なお、マイク集音部Aにより集音された音声は、音声処理部Bなどを介してスピーカ45から出力される。
マイク集音部Aは、支持手段としてのマイク支持筒体2を介して、特定の方向に指向性のない無指向性マイクロホン10と、一方向に指向性のある単一指向性マイクロホン20とが所定角度を隔てた状態で支持されている。また、音声処理部Bは、制御部B1と、処理部B2とを備えている。そして、集音マイクロホンCは、マイク集音部Aから離間して配置されるものであり、特定の方向に指向性のない無指向性マイクロホンが、ここでは使用されている。
なお、マルチマイクロホン装置1は、その音声処理部Bとしてのレシーバ本体30またはミキサー部40のいずれか一方またはそれぞれに振り分けて、制御部B1および処理部B2が設けられており、ここでは、レシーバ本体30に制御部B1および処理部B2を設けている。
マルチマイクロホン装置1のマイク支持筒体2は、Y字形状に形成されており、垂直方向(鉛直方向)に形成された垂直筒部2aと、この垂直筒部2aに対して所定角度αを隔てて形成された傾斜筒部2bとを備えるように構成されている。そして、このマイク支持筒体2は、垂直筒部2aに単一指向性マイクロホン20を支持し、傾斜筒部2bに、無指向性マイクロホン10を支持している。
さらに、マイク支持筒体2は、ここでは、所定角度αとして30度を隔てて、両マイクロホン10、20を支持できるように垂直筒部2aと、傾斜筒部2bが形成されている。この両マイクロホン10,20を支持する所定角度αは、10度から90度の範囲において設定されている。このマイク支持筒体2における所定角度αが、10度より小さい状態で配置される場合には、両マイクロホン10,20が近づきすぎてハウリングを起こしてしまう。また、90度を超えて配置される場合には、無指向性マイクロホン10が使用者の衣擦れなど不必要な音が集音される可能性が高くなってしまう。
なお、両マイクロホン10,20を支持する所定角度αは、10度から90度の範囲で設定され、好ましくは15度から60度の範囲であり、より好ましくは20度から45度の範囲である。
マルチマイクロホン装置1のマイク集音部Aは、ここでは、ワイヤレス構造のものとして示しており、図示しない信号送信手段を備えている。
図2に示すように、無指向性マイクロホン10は、垂直方向に配置された単一指向性マイクロホン20から所定角度αとなる位置において、傾斜筒部2bの端部となる位置の開口端に、防風カバー15を支持すると共に、その防風カバー15を介して振動として伝達される音声を電気信号に変換する変換部10Aとを主として備えている。そして、変換部10Aは、一例として、振動板(振動膜)11と、スペーサ12と、バックプレート13と、インシュレータ14と、防風カバー15とを備えている。
単一指向性マイクロホン20は、垂直筒部2aの端部となる位置の開口端に防風カバー26を支持すると共に、垂直筒部2a内に変換部20Aを設置している。変換部20Aは、振動板(振動膜)21と、この振動板21を振動させるスペーサあるいは振動板を振動自在に支持するインシュレータ22と、前記振動板に対面して配置される背極23と、この背極23に対して背気室24を形成するように配置された、指向性を与える孔および音響抵抗材を有する指向性付与板25とを主として備えている。なお、この変換部20Aは、あらかじめ設定された単一な指向性を備えることができるものであれば、その構成を限定されるものではない。
集音マイクロホンCは、ここでは、両マイクロホン10,20から離間した場所に配置されて使用するものであり、例えば、両マイクロホン10,20が室外において仕切り板などで区画された内側で使用される時には、その区画された外側からの外部騒音である雑音を集音することができる位置に配置して使用される。この集音マイクロホンCは、ここではワイヤレス構造のものが用いられ、集音した雑音の信号レベルが音声処理部Bに送信されて、無指向性マイクロホン10を制御するために使用される。
つぎに、マルチマイクロホン装置1の音声処理部Bの構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、音声処理部Bは、無指向性マイクロホン10のオンオフに切り替えるための制御を行う制御部B1と、この制御部B1からの制御信号により無指向性マイクロホン10のオンオフおよび単一指向性マイクロホン20の増幅する値を調整して両マイクロホン10,20の音声を合成する処理部B2とを備えている。また、両マイクロホン10,20からの音声は、再生する音声信号再生手段41を備えるミキサー部40からスピーカ45を介して出力するように構成されている。
制御部B1は、集音マイクロホンCからの音声信号をAD変換するAD変換器31と、このAD変換器31によりAD変換されたデジタル信号の信号レベルを検出する信号レベル検出器(信号レベル検出手段)32と、この信号レベル検出器32により検出された信号レベルを、あらかじめ設定された閾値と比較する信号レベル比較器(信号レベル比較手段)33と、この信号レベル比較器33により比較した結果により、無指向性マイクロホン10のオンオフを行うための制御信号を出力すると共に、後記する単一指向性マイクロホン20の増幅器35に対して増幅制御信号を出力するマイク切替制御器34(切替出力手段)と、を備えている。
AD変換器31は、集音マイクホンCから送られてきたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するものである。このAD変換器31は、ここでは集音マイクロホンCとして使用されるマイクロホンの種類に対応して構成されている。
信号レベル検出器32は、AD変換器31から送れてきたデジタル音声信号のパワーを音声レベルとして検出するものである。
信号レベル比較器33は、信号レベル検出器32から送られてきたデジタル音声信号の音声レベルの値と、図示しないメモリなどに記憶されているあらかじめ設定された第1閾値および第2閾値(図3参照)とを比較して、その比較した値が、第1閾値を超えたエリア1であるのか、または、第1閾値と第2閾値の間のエリア2にあるのか、あるいは、第2閾値を下回るエリア3にあるのかに対応する信号を、マイク切替制御器34に出力するものである。なお、閾値(第1閾値、第2閾値)の設定を行う場合には、図示しない閾値設定手段となる例えば、ディップスイッチ(DIPswitch)のようなスイッチから閾値を設定することが可能となる。この図示しない閾値設定手段は、制御部B1を備えるレシーバ本体30(制御部B1がミキサー部40であれば、ミキサー部40)に設けられる。
また、図3に示すように、信号レベル比較器33で設定されて用いる第1閾値および第2閾値は、互いに異なる値として所定の幅を有するように設定されている。なお、図3では縦軸を信号レベル(dB)とし、横軸を時間(秒)(t)とした。ここでは、一例として、第1閾値と第2閾値の間を5dBとなるように設定している。第1閾値は、予期しない外部騒音が発生した時に、無指向性マイクロホン10をオフとして単一指向性マイクロホン20に切り替えるための閾値である。また、第2閾値は、予期しない外部騒音が無くなった時に、無指向性マイクロホン10をオンにして単一指向性マイクロホン20および無指向性マイクロホン10の両方から集音できる状態に切り替えるための閾値である。この両閾値は、所定の幅を持たせることにより、むやみな切替作業を防ぐことができるものである。
マイク切替制御器34は、信号レベル比較器33から送られてきた信号が、図3に示すように、第2閾値を下回るエリア3に対応する信号の状態からエリア2および第1閾値を越えるエリア1に対応する信号であった時、または、第1閾値を超えるエリア1に対応する信号の状態からエリア2および第2閾値を下回るエリア3に対応する信号であった時に、制御信号および増幅制御信号を発生するものである。
このマイク切替制御器34は、送られて来る信号が、エリア3に対応する信号からエリア2を超えエリア1に対応する信号となった場合、発生する制御信号および増幅制御信号として、無指向性マイクロホン10をオフにする制御信号を発生すると共に、単一指向性マイクロホン20の増幅する幅をあらかじめ設定した値まで上昇させる増幅制御信号を出力するものである。
また、マイク切替制御器34は、送られて来る信号が、エリア1に対応する信号からエリア2を超えエリア3に対応する信号となった場合、発生する制御信号および増幅制御信号として、無指向性マイクロホン10をオンにする制御信号を発生すると共に、単一指向性マイクロホン20の増幅する幅をあらかじめ設定した値まで低下させる増幅制御信号を出力するものである。なお、ここでは、単一指向性マイクロホン20を増減させる増幅制御信号によるあらかじめ設定した値として、3dBとしている。
図1に示すように、処理部B2は、両マイクロホン10,20で集音して変換した音声信号を増幅する増幅手段としての増幅器35,36と、この増幅器35,36により増幅された音声信号を合成する合成手段38と、増幅器36と合成手段38の間に配置され無指向性マイクロホン10のオンオフを切り替える切替手段37とを備えている。なお、増幅器35,36は、ここでは、両マイクロホン10,20に対応してそれぞれ設置される構成としているが、一つであっても構わない。
切替手段37は、無段階に無限大まで値を変更するスライダが一例として用いられており、制御信号を受けた時に、あらかじめ設定された一定の値から無限大まで、あるいは、無限大からあらかじめ設定された一定の値まで、所定の時間(数μ秒)を経過して切り替え作業を行うものである。なお、ここで用いる切替手段37は、無指向性マイクロホン10のオンオフを行うことができるものであれば、特に限定されるものではないが、所定の時間差を持ってファイドアウト(フェイドイン)させることで、無指向性マイクロホンのオンオフを行うことができるものであれば、さらに好ましいものである。
合成手段38は、両マイクロホン10,20からの音声信号を合成してミキサー部40に出力するものである。
なお、切替手段3を備えるレシーバ本体30は、ワイヤレスの構成として説明しているため、アンテナ(図2参照)、あるいは、図示しないバッテリー、あるいは、ミキサー部40への図示しない出力手段など、ワイヤレスレシーバとして必要な構成を備えている。
図1に示すように、ミキサー部40は、レシーバ本体30から送られて来た音声信号を音声として再生する音声信号再生手段41、あるいは、音声信号再生手段41で再生した音声をスピーカに対して出力する出力手段(図示せず)、音声のボリュウムを調整する調整手段(図示せず)などを備えている。なお、このミキサー部40は、ここでは、レシーバ本体30からの音声信号をワイヤレスで受取り処理するように構成されている。
つぎに、図4および図5(図1ないし図3適宜参照)により、マルチマイクロホン装置1の動作状態を説明する。図4(a)、(b)は、本発明にかかるマルチマイクロホン装置の動作状態を模式的に示す模式図、図5は、マルチマイクロホン装置のマイク集音部を装着した状態において単一指向性および無指向性の集音範囲を模式的に示す模式図である。
図4(a)に示すように、例えば、屋外において囲いを設けてステージを設置し、その囲い内のステージおいて公開番組を生放送あるいは番組収録する時に、アナウンサにマルチマイクロホン装置1を使用する場合につい説明する。このとき、ステージの近くには、電車の線路が有り、一定時間ごとに電車が通過してその騒音が発生することが予想されるものとする。なお、マイク集音部Aから離間した位置、ここでは、ステージの囲いとなる仕切りの上部に集音マイクロホンCを配置している。
アナウンサは、マルチマイクロホン装置1のマイク集音部Aをネクタイなどの自分の声を集音しやすい部位に装着する。そして、レシーバ本体30をベルトなどに装着した状態でステージにスタンバイする。このとき、ミキサー部40(図1参照)およびスピーカ45(図1参照)もステージの周りなど、観客に対して適性となる所定位置に設置されている。
実際に、番組がスタートして、アナウンサのトークが開始されると、図1に示すように、マルチマイクロホン装置1では、単一指向性マイクロホン20と無指向性マイクロホン10からの音声が処理部Bの合成手段38を介して、出力手段(図示せず)からミキサー部40に送られる。そして、単一指向性マイクロホン20または、単一指向性マイクロホン20ならびに無指向性マイクロホン10からの音声が、ミキサー部40の音声信号再生手段41を介して再生され、スピーカ45により出力される。
ここでは、無指向性マイクロホン10のオンオフを行う時の閾値として、5dBの値をあけるように、第1閾値および第2閾値が設定されている。したがって、図3に示すように、音声の信号レベルがある一定の値を超えた時に、無指向性マイクロホン10のオンオフが行われる。
番組中に例えば、図4(b)に示すように、電車Tが徐々にステージに近づいてきた時に、集音マイクロホンCでは、広い範囲の音声を集音することから、電車Tが線路を走行する騒音Nを集音して第1閾値を越えるようになると、その第1閾値を越えた状態を示すエリア1に対応する信号が信号レベル比較器33からマイク切替制御器34に出力されて、制御部B1から制御信号および増幅制御信号が処理部B2に出力される。
そして、制御信号および増幅制御信号を受けた処理部B2は、無指向性マイクロホン10をフェイドアウトするように切替手段37のスライダを無限大とすることで、無指向性マイクロホン10をオフとする。それと共に、処理部B2は、単一指向性マイクロホン20の増幅器35の増幅している値を、あらかじめ設定されている値から3dB上昇させるようにする。なお、増幅器35を3dB増幅させる場合においても、無指向性マイクロホン10をフェイドアウトした状態と対応してフェイドインするように動作させることで、切替にともなう視聴者に対する音声の違和感を緩和している。
なお、無指向性マイクロホン10がオフの状態の時には、図5に示すように、無指向性マイクロホン10で集音できる集音範囲MEから、単一指向性マイクロホン20で集音できる集音範囲TEに範囲が狭められた状態となる。
単一指向性マイクロホン20は、鉛直方向に設置されているため、アナウンサが番組進行上、なんらかの動作が必要で首を左右に大きく動かしながらトークする場面が発生しても、充分、集音できる状態となっている。なお、制御部B1は、信号レベルが第1閾値および第2閾値の間となるエリア2に対応する信号を信号レベル比較器33からマイク切替制御器34に出力している場合、処理部B2に対して制御信号および増幅制御信号を出力することはない。
電車Tがステージから徐々に遠のき、図4(a)で示すように、その騒音Nも一緒に徐々に遠のき、再び、集音マイクロホンCから集音される外部騒音である雑音の信号レベルが、第1閾値のエリア1の信号から第2閾値を下回ってエリア3の信号となった場合、制御部B1から処理部B2に制御信号および増幅制御信号が出力される。すなわち、マルチマイクロホン装置1は、外部騒音が小さくなると、無指向性マイクロホン10および単一指向性マイクロホン20により音声を集音する状態となる。
このとき、処理部B2は、切替手段37を作動させ無限大としていたスライダを、制御信号によりあらかじめ設定された値の位置とすることで、無指向性マイクロホン10をオンの状態とする。それと共に、処理部B2は、増幅器35が、いままで増幅する値を3dB増やしていた状態から、増幅制御信号によりあらかじめ設定された一定の値に増幅するように制御する。したがって、マルチマイクロホン装置1は、単一指向性マイクロホン20と無指向性マイクロホン10から集音した音声がスピーカ45から出力されることになる。
図4(a)、(b)に示すように、ここでは電車Tの騒音Nを一例として説明したが、騒音の種類は、限定されるものではなく、全く予期せぬ状態で外部騒音が発生した場合であっても、同様に、無指向性マイクロホン10のオンオフを切り替えて、番組進行に支障の少ない、音声の状態として番組収録あるいは生放送番組を行なうことが可能となるものである。また、第1閾値および第2閾値は、任意な値に設定することが可能である。
このように、マルチマイクロホン装置1のマイク集音部Aの周辺状況により、無指向性マイクロホン10のオンオフを切り替えられるようにしたことにより、様々な状況での、音量、音質、共にベストな状態での集音が可能になる。また、従来のピンマイク(無指向性のみ、もしくは単一指向性のみ)と比較し、同等のサイズで構成可能となる。
また、図1および図5で説明したマルチマイクロホン装置1では、マイク集音部Aを装着する使用者が、集音マイクロホンCを使用しなくても、図示しない手動スイッチを切り替えることで切替手段としても構わない。この手動スイッチで切り替えるタイミングは、外部騒音の発生があったことを使用者が判断した時になる。
なお、本発明は、前記実施の形態の記載のみ限定されるものではなく、本発明の技術的思想を具現化する種々の変更を加えることができるものである。
本発明に係るマルチマイクロホン装置の各構成を示すブロック図である。 本発明に係るマルチマイクロホン装置の無指向性マイクロホンおよび単一指向性マイクロホンを示す一部切欠いた状態における斜視図である。 本発明に係るマルチマイクロホン装置における第1閾値および第2閾値の例を示すグラフ図である。 (a)、(b)は、本発明に係るマルチマイクロホン装置の動作状態を模式的に示す模式図である。 本発明に係るマルチマイクロホン装置のマイク集音部を装着した状態において単一指向性および無指向性の集音範囲を模式的に示す模式図である。 従来のマイクロホン装置を示すブロック図である。
符号の説明
A マイク集音部
B 音声処理部
B1 制御部
B2 処理部
1 マルチマイクロホン装置
2 マイク支持筒体(支持手段)
10 無指向性マイクロホン
10A 変換部
20 単一指向性マイクロホン
20A 変換部
30 レシーバ本体
31 AD変換器
32 信号レベル検出器(信号レベル検出手段)
33 信号レベル比較器(信号レベル比較手段)
34 マイク切替制御器(切替出力手段)
35 増幅器(増幅手段)
36 増幅器(増幅手段)
37 切替手段
38 合成手段
40 ミキサー部
41 音声信号再生手段
45 スピーカ

Claims (2)

  1. 一方向に指向性のある単一指向性マイクロホンと、特定の方向に指向性のない無指向性マイクロホンと、この無指向性マイクロホンの入力をオンオフする基準となる雑音を集音する集音マイクロホンと、前記単一指向性マイクロホンおよび前記無指向性マイクロホンの音声信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段により増幅された音声信号を合成する合成手段と、前記単一指向性マイクロホンと前記無指向性マイクロホンとを所定角度の間隔をあけて支持する支持手段と、この支持手段に支持された前記無指向性マイクロホンのオンオフを行うための切替手段と、この切替手段のオンオフ制御を行うための制御信号を、前記集音マイクロホンから集音した雑音の信号レベルがあらかじめ設定した閾値を超えた場合に発生させる制御手段と、を備えるマルチマイクロホン装置であって、
    前記閾値は、あらかじめ設定された第1閾値と、この第1閾値より所定の幅低い値に設定された第2閾値とを備え、
    前記制御手段は、前記雑音の信号レベルが、前記第2閾値を下回る信号から前記第1閾値を越える信号となった場合、前記無指向性マイクロホンをオフにする前記制御信号を発生すると共に、前記単一指向性マイクロホンの増幅する幅をあらかじめ設定した値まで上昇させる増幅制御信号を発生し、
    前記雑音の信号レベルが、前記第1閾値を超える信号から前記第2閾値を下回る信号となった場合、前記無指向性マイクロホンをオンにする前記制御信号を発生すると共に、前記単一指向性マイクロホンの増幅する幅をあらかじめ設定した値まで低下させる前記増幅制御信号を発生することを特徴とするマルチマイクロホン装置。
  2. 前記単一指向性マイクロホンおよび前記無指向性マイクロホンを支持する支持手段での所定角度は、前記単一指向性マイクロホンを垂直方向に前記支持手段で支持した時に、その単一指向性マイクロホンに対して前記無指向性マイクロホンが、10度から90度の範囲で設定されることを特徴とする請求項1に記載のマルチマイクロホン装置。
JP2004293070A 2004-10-05 2004-10-05 マルチマイクロホン装置 Expired - Fee Related JP4243575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293070A JP4243575B2 (ja) 2004-10-05 2004-10-05 マルチマイクロホン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004293070A JP4243575B2 (ja) 2004-10-05 2004-10-05 マルチマイクロホン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006109106A JP2006109106A (ja) 2006-04-20
JP4243575B2 true JP4243575B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=36378303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004293070A Expired - Fee Related JP4243575B2 (ja) 2004-10-05 2004-10-05 マルチマイクロホン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4243575B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530051B2 (ja) * 2008-01-17 2010-08-25 船井電機株式会社 音声信号送受信装置
KR101152345B1 (ko) 2010-05-26 2012-06-11 (주)티엠코리아 2개의 무지향마이크로폰을 이용한 지향성조절장치
JP2017051337A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 パイオニア株式会社 電子聴診装置、制御方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JPWO2017042875A1 (ja) * 2015-09-08 2018-07-19 パイオニア株式会社 電子聴診装置、制御方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006109106A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5007561B2 (ja) ノイズ低減装置、ノイズ低減方法、ノイズ低減処理用プログラム、ノイズ低減音声出力装置およびノイズ低減音声出力方法
JP4167286B2 (ja) 残響調整装置、残響補正方法、および、音響再生システム
JP4752403B2 (ja) 拡声システム
JP4258472B2 (ja) 拡声システム
CA2520037A1 (en) Active acoustics performance shell
US11457319B2 (en) Hearing device incorporating dynamic microphone attenuation during streaming
WO2018010375A1 (zh) 一种通过耳机实现卡拉ok功能的方法、装置及耳机
JP2007019898A (ja) 携帯電話機
JP2008258878A (ja) マイクを有する音声出力装置
WO2015026571A1 (en) Dynamic driver in hearing instrument
JP5533658B2 (ja) 携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラム
WO2001099469A1 (fr) Systeme de reproduction de la parole, systeme de generation de signaux vocaux et systeme d'appel
JP4243575B2 (ja) マルチマイクロホン装置
US8811622B2 (en) Dual setting method for a hearing system
JP4214607B2 (ja) マイクロホン装置
WO2000021194A1 (en) Dual-sensor voice transmission system
JP3845382B2 (ja) 携帯電話スピーカの実装システム及び着信鳴動方法
KR101518877B1 (ko) 셀프 피팅형 보청기
KR100631285B1 (ko) 가변 지향성 스테레오 마이크로폰
JP2004096342A (ja) 音声レベル調整システム
KR102479068B1 (ko) 소규모 라이브 공연장의 공연자 및 복수의 관중들 각각을 위한 멀티채널 음향시스템
JPH0984196A (ja) 補聴器
JP5064788B2 (ja) マイクロホン装置
JP2010273305A (ja) 録音装置
JP2006114990A (ja) 音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20080926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees