JP4530051B2 - 音声信号送受信装置 - Google Patents

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    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/005Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for combining the signals of two or more microphones

Description

本発明は音声信号送受信装置に関し、特に、話者からの送話音声を受けて送信音声信号を外部に送信するとともに、外部から受信音声信号を受信して話者に受話音声を発する音声信号送受信装置に関する。
従来から、話者からの送話音声を受けて送信音声信号を外部に送信するとともに、外部から受信音声信号を受信して話者に受話音声を発する音声信号送受信装置が知られている。そして、騒音環境下であっても話者が本人の送話音声を聞き取り易くなる技術や、騒音環境下であっても通話相手が受話音声を聞き取り易くなる技術が提案されている。
たとえば、特開平9−37380号公報(特許文献1)には、ヘッドセットの外壁に設置された騒音検出器と、騒音検出器の出力信号を入力する第1、第2の適応フィルタと、送話者の口元近傍に設置された送話マイクと、ヘッドセットの内壁に設置された制御スピーカと、ヘッドセットの内壁に設置された誤差検出器とを有し、送話マイクの出力信号から第1の適応フィルタの出力信号を減算し、この減算信号が小さくなる様に第1の適応フィルタの係数を更新し、誤差検出器の出力信号が小さくなる様に第2の適応フィルタの係数を更新し、第2の適応フィルタの出力信号と前記減算信号と通信機からの受話信号とを加算して、制御スピーカに入力し、前記減算信号を通信機への送話出力信号とする構成が開示されている。
また、特開平7−240782号公報(特許文献2)には、送話用マイクロフォンからA/D変換器を介して得られる送話音声信号を、可変利得アンプを介して側音として受話側の加算器に送り、受話音声と加算する技術が開示されている。また、送話音声信号中の背景雑音レベルを背景雑音レベル検出器で検出し、この検出された背景雑音レベルに応じて可変利得アンプのゲインを制御することにより、側音レベルを制御する技術が開示されている。
また、特開2000−101683号公報(特許文献3)には、雑音/音声分離部が音声入力部からの送信音声信号を雑音と送信音声に分離し、信号加算部が音声復号化部により復号された復号音声信号に対して、雑音/音声分離部からの送信音声信号を雑音パワー算出部により算出された雑音パワーに応じて加算する技術が開示されている。また、レベル制御部が信号加算部からの復号音声信号のレベルを雑音パワー算出部により算出された雑音パワーと復号音声パワー算出部により算出された復号音声パワーの比率に応じて制御し、音声出力部がレベル制御部からの復号音声信号をD/A変換してスピーカを介して出力する技術が開示されている。
また、特開平5−30177号公報(特許文献4)には、送話者の発声がないときの背景雑音レベルを検出するレベル算出器と、送話信号の雑音区間を検出する音声/雑音判定器と、雑音区間の雑音レベルが大きいとき可変減衰器の減衰量を大きくするような制御信号を出力する減衰量制御器を備えた送受器の側音制御回路が開示されている。
また、特開平8−18630号公報(特許文献5)には、送話器と受話器とを備えたハンドセットにおいて、受話口面に該受話口と耳との間の音を検知するために設けられた実耳マイクロホンと、該ハンドセットの外面に騒音を検知するために設けられた騒音マイクロホンとを備えた騒音抑圧ハンドセットが開示されている。耳と受話口面との間に漏入する雑音が最小となるように騒音マイクロホンの出力は受話増幅回路で受話入力に重畳される。また、送話信号に含まれる雑音が最小となるように騒音マイクロホンの出力は送話増幅回路で送話出力に重畳される。
加えて、特開平3−147000号公報(特許文献6)には、2つのマイクロフォンユニットと、各マイクロフォンユニットの電気出力を電力としてエンベロープ信号に変換する変換する手段と、これらの差信号を求める手段と、この差信号出力を用いて音声入力装置の音声区間検出用の信号とする手段とを有する音声入力装置が開示されている。
特開平9−37380号公報 特開平7−240782号公報 特開2000−101683号公報 特開平5−30177号公報 特開平8−18630号公報 特開平3−147000号公報
しかしながら、たとえば、特開平9−37380号公報(特許文献1)や特開平8−18630号公報(特許文献5)に記載の技術の場合は、適応フィルタやノイズキャンセラを用いて騒音を除去するものであるため、定常的な騒音を除去する精度は高いが、不定常的な騒音を除去する精度が低いという不具合がある。そして、特開平7−240782号公報(特許文献2)と、特開2000−101683号公報(特許文献3)と、特開平5−30177号公報(特許文献4)とに記載の技術の場合は、騒音のゲインとともに送話音声のゲインも制御されてしまうため、話者が送話音声を聞き取り難いという不具合がある。
本発明は上記の不具合を解消するためになされたものであって、本発明の主たる目的は、話者が騒音環境下にいる場合であっても、背景雑音を除去することによって話者および通話相手が話者の送話音声を聞き取り易い音声信号送受信装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、音声信号送受信装置は、送話音声を二点で受音して音響的あるいは電気的な差分をとることで送信音声信号に変換する差動マイクロフォンと、受信音声信号を受信するとともに、送信音声信号を送信する送受信部と、送受信部からの受信音声信号と送信音声信号とを加算して加算信号を生成する加算部と、加算信号に基づいて受話音声を出力するスピーカとを備える。
好ましくは、音声信号送受信装置の差動マイクロフォンは、第1の位置にて送話音声を受音して第1の電気信号に変換する第1のマイクロフォンと、第2の位置にて送話音声を受音して第2の電気信号に変換する第2のマイクロフォンと、第1の電気信号および第2の電気信号の差分から送信音声信号を生成する信号生成部とを備える。さらに、好ましくは、音声信号送受信装置の信号生成部は、第1の電気信号と第2の電気信号との差信号を演算する第1の減算部と、差信号を増幅する増幅部とを備える。
好ましくは、音声信号送受信装置は、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する第1の判断部と、判断に基づいて、加算部に入力される信号を切り替える第1の切替部とをさらに備える。第1の切替部は、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に、送信音声信号を加算部に入力し、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を加算部に入力する。
好ましくは、音声信号送受信装置は、第1の電気信号と第2の電気信号とに基づいて雑音声信号を抽出し、当該雑音声信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する雑音検出部と、判断に基づいて、加算部に入力される信号を切り替える第2の切替部とをさらに備える。第2の切替部は、雑音声信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に、送信音声信号を加算部に入力し、雑音声信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を加算部に入力する。
好ましくは、音声信号送受信装置は、外部からの切り替え命令を受け付ける受付部と、切り替え命令に応じて、送信音声信号と、第1の電気信号または第2の電気信号と、を切り替えて加算部に入力する第3の切替部とをさらに備える。
好ましくは、音声信号送受信装置は、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する第1の判断部と、信号生成部と加算部との間に接続される第4の切替部とをさらに備える。第4の切替部は、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に、送信音声信号を加算部に入力し、第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値未満である場合に、送信音声信号を加算部に入力しない。
好ましくは、音声信号送受信装置は、第1の電気信号と第2の電気信号とに基づいて雑音声信号を抽出し、当該雑音声信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する雑音検出部と、信号生成部と加算部との間に接続される第5の切替部とをさらに備える。第5の切替部は、第1のマイクロフォンからの電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に、送信音声信号を加算部に入力し、第1のマイクロフォンからの電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値未満である場合に、送信音声信号を加算部に入力しない。
好ましくは、音声信号送受信装置は、信号生成部と加算部との間に接続される第6の切替部と、外部からの切り替え命令を受け付ける受付部とをさらに備える。第6の切替部は、切り替え命令に応じて、送信音声信号の加算部への入力/非入力の状態を変更する。
好ましくは、雑音検出部はカーディオイド特性を有する。
好ましくは、雑音検出部は、第1の電気信号および第2の電気信号のうちの一方の信号を所定時間遅延させる遅延部と、遅延部で所定時間遅延された一方の信号と、他方の信号との差分から雑音信号を生成する第2の減算部と、第1の電気信号および第2の電気信号のいずれか一方を所定時間遅延させて第2の減算部に入力する遅延部と、雑音信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する第2の判断部とを含む。
好ましくは、スピーカが、イヤホンまたは密閉型ヘッドホンである。
以上のように、この発明によれば、話者が騒音環境下にいる場合であっても、背景雑音を除去することによって話者および通話相手が話者の送話音声を聞き取り易い音声信号送受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<音声信号送受信装置100の全体構成>
図1は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の全体構成を示す概略図である。図1を参照して、本発明に係る音声信号送受信装置100の全体構成について説明する。音声信号送受信装置100は、代表的には、無線通信が可能な携帯電話や、IP(Internet Protocol)電話が可能なパーソナルコンピュータなどによって実現される。
音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、ゲイン調整部121と、加算器131と、密閉型スピーカ(たとえば、イヤホンや密閉型のヘッドホン)141と、無線通信装置171とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においては、音声信号送受信装置100の話者の発話音声Pmと環境ノイズ(背景雑音)Pnとが差動マイクロフォン110に受音される。このとき、話者の耳は、話者の発話音声Pmと、環境ノイズ(背景雑音)Pnと、耳栓型スピーカ141からの受話音声Psとを受音する。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図2は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においては、以下に説明する機能ブロックの各々が、差動マイクロフォン110や、ゲイン調整部121や、加算器131や、無線通信装置171などの専用のハードウェア回路などによって実現されている。なお、ゲイン調整部121は加算器131におけるミキシングレベルを調整する目的のものであり、必ずしも必要とするものではない。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明する。図3(a)および図3(b)は、2つのタイプの差動マイクロフォン110の構成を示す側面断面図である。図3(a)は複数のマイクロフォンで構成されるもの、図3(b)は単一のマイクロフォンで構成されるものを示している。複数のマイクロフォンで構成される場合、図2および図3(a)に示すように、差動マイクロフォン110は、受話部111と第1の減算部117とを含む。受話部111は、所定距離dはなれた第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bと基板119とを含む。
第1のマイクロフォン111Aは、振動膜113Aを含む。振動膜113Aは、第1のマイクロフォン111Aに到達する音圧によって振動し、当該振動に応じた第1の電気信号を生成するものである。つまり、第1のマイクロフォン111Aは、第1の位置にて送話音声を受音して第1の電気信号に変換し、第1の電気信号を第1の減算部117に出力するものである。
第2のマイクロフォン111Bは、振動膜113Bを含む。振動膜113Bは、第2のマイクロフォン111Bに到達する音圧によって振動し、当該振動に応じた第2の電気信号を生成するものである。つまり、第2のマイクロフォン111Bは、第2の位置にて送話音声を受音して第2の電気信号に変換し、第2の電気信号を第1の減算部117に出力するものである。
第1のマイクロフォン111Aと、第2のマイクロフォン111Bとは、第1の減算部117に接続されている。第1の減算部117は、第1のマイクロフォン111Aから入力された第1の電気信号と、第2のマイクロフォン111Bから入力された第2の電気信号とに基づいて、送信音声信号としての第1の電気信号と第2の電気信号の差分信号を生成する。
<差動マイクロフォン110の雑音除去原理>
ここで、音波の性質について説明する。図4は、音圧Pと音源からの距離Rとの関係を示すグラフである。図4に示すように、音波は、空気等の媒質中を進行するにつれ減衰し、音圧(音波の強度・振幅)が低下する。音庄は、音源からの距離に反比例するため、音圧Pは、音源からの距離Rとの関係において、
P=k/R・・・(1)
と表すことができる。なお、式(1)中、kは比例定数である。
そして、図4および式1からも明らかなように、音圧(音波の振幅)は、音源に近い位置(グラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れるほどなだらかに減衰する。すなわち、音源からの距離がΔdだけ異なる2つの位置(d0とd1、d2とd3)に伝達される音圧は、音源からの距離が小さいd0からd1においては大きく減衰するが(P0−P1)、音源からの距離が大きいd2からd3においてはあまり減衰しない(P2−P3)。
本実施の形態に係る差動マイクロフォン110を、携帯電話に代表される音声信号送受信装置100に適用する場合、話者からの発話音声は、差動マイクロフォン110の近傍から発生する。そのため、話者の音声は、第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとの間で大きく減衰し、第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとで受音される話者の発話音声の音圧には、大きな差が現れる。
これに対して背景雑音は、話者の発話音声に比べて、音源が差動マイクロフォン110から遠い位置に存在する。そのため、背景雑音の音圧は、第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとの間でほとんど減衰せず、第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとで受音される話者の発話音声の音圧にはほとんど差が現れない。
次に本実施の形態に係る差動マイクロフォン110における雑音除去原理について説明する。上述したように、第1のマイクロフォン111Aおよび第2のマイクロフォン111Bにて受音される背景雑音の音圧の差は非常に小さいため、第1のマイクロフォン111Aおよび第2のマイクロフォン111Bにて生成される背景雑音に対する雑音信号は第1の減算部117にてほぼ打ち消される。これに対して、第1のマイクロフォン111Aおよび第2のマイクロフォン111Bにて受音される話者の発話音声の音圧の差は大きいため、第1のマイクロフォン111Aおよび第2のマイクロフォン111Bにて生成される発話音声に対する信号は第1の減算部117で打ち消されない。つまり、第1の減算部117は、当該送信音声信号として、第1のマイクロフォン111Aおよび第2のマイクロフォン111Bにて生成される発話音声に対する発話音声信号を主に出力する。
このように、差動マイクロフォン110は、主として、話者の発話音声に対応する発話音声信号を出力しているとみなすことができる。つまり、差動マイクロフォン110から出力される電気信号(送信音声信号)は、雑音が除去された、話者の発話音声を示す信号とみなすことができる。すなわち、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110によると、簡易な構成で、雑音が除去された、話者の発話音声を示す電気信号を取得することが可能な音声信号送受信装置を提供することができる。そして、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110は、非定常的な雑音であっても、話者の口元に比べて遠方にある音源からの音声を効率的に除去することができる。
<差動マイクロフォンの変形例>
次に、差動マイクロフォン110の変形例について説明する。図3(b)に示すように、差動マイクロフォン110は、第3のマイクロフォン111Cと基板119とを含む。第3のマイクロフォン111Cは、振動膜113Cを含む。振動膜113Cは、第3のマイクロフォン111Cに到達する2方向からの音圧Pf,Pbによって振動し、当該振動に応じた第3の電気信号を生成するものである。つまり、第3のマイクロフォン111Cは、2方向から伝達されてくる送話音声を受音して第3の電気信号に変換する。
本変形例に係る差動マイクロフォン110では、振動膜113Cが、上下両側から音圧Pf,Pbを受ける構造となっており、振動膜113Cは(Pf−Pb)の音圧差にしたがって振動する。そのため、振動膜113Cの両側に同時に同じ大きさの音圧がかかると、当該2つの音圧は振動膜113Cにて打ち消しあい、振動膜113は振動しない。逆に、振動膜113Cは、両側に受ける音圧に差があるときに、その音圧差によって振動する。
振動膜113Cの上面に伝達される音波と、基板119を回り込んで振動膜113Cの下面に伝達される音波とはその伝達距離が異なる。そして、上述したように、音圧(音波の振幅)は、音源に近い位置(図4のグラフの左側)では急激に減衰し、音源から離れた位置(図4のグラフの右側)ほどなだらかに減衰する。そのため、話者の発話音声に対する音波については、振動膜113Cの上面に伝達される音圧Pfと、基板119を回り込んで振動膜113Cの下面に伝達される音圧Pbとは大きく異なる。一方、周囲の背景雑音に対する音波については、振動膜113Cの上面に伝達される音圧Pfと、基板119を回り込んで振動膜113Cの下面に伝達される音圧Pbとの差は非常に小さくなる。
振動膜113Cにて受音される背景雑音の音圧Pf,Pbの差は非常に小さいため、背景雑音に対する音圧は振動膜113にてほぼ打ち消される。これに対して、振動膜113Cにて受音される話者の発話音声の音圧Pf,Pbの差は大きいため、発話音声に対する音圧は振動膜113Cで打ち消されない。このようにして、第3のマイクロフォン111C(差動マイクロフォン110)は、振動膜113Cが振動することによって得られた第3の信号を送信音声信号として出力する。
このように、差動マイクロフォン110は、主として、話者の発話音声に対応する信号を出力しているとみなすことができる。つまり、差動マイクロフォン110から出力される電気信号は、雑音が除去された、話者の発話音声のみを示す信号とみなすことができる。すなわち、本変形例に係る差動マイクロフォン110によると、簡易な構成で、雑音が除去された、話者の発話音声を示す電気信号を取得することが可能な音声信号送受信装置100を提供することができる。そして、本変形例に係る差動マイクロフォン110は、非定常の雑音であっても、話者の口元に比べて遠方にある音源からの音声であれば、除去することができる。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図2において、増幅部120は、オペアンプ等を用いたアンプ回路などによって実現されるものであって、差動マイクロフォン110と加算部130と送受信部170とに接続されている。増幅部120は、差動マイクロフォン110からの入力される送信音声信号を増幅して、送受信部170と加算部130とに出力する。
送受信部170は、図示しないアンテナなどの無線通信装置171によって実現され、増幅部120と加算部130と接続されている。送受信部170は、受信音声信号を受信するとともに、送信音声信号を送信する。より詳細には、送受信部170は、増幅部120から入力された送信音声信号を外部に送信し、外部からの受信音声信号を受信して加算部130に出力する。
加算部130は、送受信部170と増幅部120と密閉型スピーカ140と接続される。加算部130は、送受信部170から入力される受信音声信号と増幅部120から入力される送信音声信号とを加算して加算信号を生成し、密閉型スピーカ140に出力する。
密閉型スピーカ140は、イヤホンや密閉型ヘッドホンなどによって実現され、加算部130から入力される加算信号を受話音声に変換して出力する。密閉型スピーカ140によって話者の耳を密閉することによって、背景雑音(環境ノイズPn)が直接話者の耳に入り難くしている。より詳細には、イヤホンや密閉型ヘッドホンを装着することによって、話者は直接耳に入ってくる発話音声Pmおよび背景雑音(環境ノイズPn)を約20dB低下させることができる。
図5(a)は先行の音声信号送受信装置100を使用した場合の通話相手および話者が聞き取る音声の音圧を示したイメージ図であり、図5(b)は差動マイクロフォン110および耳栓型スピーカ(イヤホン)や密閉型ヘッドホンを採用した場合の通話相手および話者が聞き取る音声の音圧を示したイメージ図であり、図5(c)は本実施の形態に係る音声信号送受信装置100を使用した場合の通話相手および話者が聞き取る音声の音圧を示したイメージ図である。
たとえば、音声信号送受信装置のマイクに入力される発話音声と背景雑音とが同じ大きさの音圧(94dB)であるとする。このとき、図5(a)に示すように、先行の音声信号送受信装置を使用した場合には、通話相手が聞き取る音声は、増幅部にて増幅された話者の発話音声(94dB)と背景雑音(94dB)とが合わされたものとなる。そして、話者が聞き取る音声の音圧は、話者の口元から届く発話音声(80dB)と背景雑音(94dB)とが合わされたものになる。ここで、話者の口元から届く発話音声を80dBとしているのは、話者の口元から音声信号送受信装置のマイクまでの距離と比較して、話者の口元から話者の耳までの距離が遠いためであり、音源からの距離が小さい発話音声の音圧の減衰率は、音源からの距離が大きい背景雑音の音圧の減衰率より大きくなるからである。この場合には、話者は自らの発話音声が聞き取り難いために、より大きな声で話すようになる。その結果、通話相手には話者からの大きな声を聞くことになって、不快に感じる虞がある。
本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110を備えているため、背景雑音を低減させることができる。このため、図5(b)に示すように、通話相手が聞き取る音声は、増幅部120にて増幅された話者の発話音声(94dB)と背景雑音(80dB)とが合わされたものとなる。また、イヤホンまたは密閉型ヘッドホンなどの密閉型スピーカ140を備えることにより、話者が聞き取る発話音声および背景雑音を低減させることができる。密閉型スピーカ140は話者が聞き取る音声の音圧を約20dB低減させ、話者が聞き取る音声は、発話音声(60dB)と背景雑音(74dB)となる。
そして、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110から出力される送信音声信号である、発話音声(94dB)と背景雑音(80dB)とに対応する電気信号を増幅させて、これを受信音声信号に加算する。そして、当該加算信号を密閉型スピーカ140から受話音声として出力するものである。ここで、話者が聞き取る発話音声が94dBとなるように増幅率を設定すると、話者が聞き取る音声は、発話音声(94dB)と背景雑音(83.5dB)となる。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100によれば、発話音声と背景雑音とが同等レベルである環境下において、通話相手および話者ともに、背景雑音レベルが発話音声レベルに対して10dB以上低いレベルに抑えられるため、話者側の送話音声を明瞭に聞き取ることができる。
[実施の形態2]
図6は、音源からの距離Rを対数に変換したものと、マイクが出力する音圧Pを対数に変換したもの(dB:decibel)との関係を示したグラフである。点線は通常のマイクロフォン、実線は差動マイクロフォンの特性を示している。
図6のように、差動マイクロフォン110が検出して出力する音圧レベル(dB)は、音源からの距離が大きくなるにつれて通常のマイクロフォンよりも大きく減少する特性を示すが、異なる2点の音圧差を出力信号として取り出す構成であるため、話者とマイクロフォン間の通常想定される距離rにおいて、通常のマイクロフォンと比べて出力レベルがxだけ低くなる。
したがって、通常マイクロフォンと同レベルの送信音声信号を得るためには、増幅部120のゲインを通常マイクロフォンよりも上げる必要がある。ゲインを上げる量は、マイクロフォン間隔に依存し、例えばマイクロフォン間隔を5mm程度に設定した場合は、約15dB程度ゲインを上げる必要がある。
一方、マイクロフォンで使用される初段プリアンプのノイズレベルが、通常マイクロフォンと差動マイクロフォンとで同等であると仮定すると、通常マイクロフォンに比べて差動マイクロフォンの方が、SNR(Signal to Noise Ratio)が不利になる。例えば、マイクロフォン間隔を5mm程度に設定した場合は、約15dB不利になる。つまり、通常マイクロフォンと同レベルの送信音声信号を得るためにゲインを上げた量だけ不利になる。
そのため、静寂な環境下(背景雑音が小さい環境下)においては、差動マイクロフォン110から出力される背景ノイズの信号レベルに対して、マイクロフォンの初段プリアンプのノイズが無視できないレベルとなり、このアンプノイズが通話相手や話者に聞こえてしまう(認識され易い)虞がある。つまり、差動マイクロフォン110を用いることによって、音声信号送受信装置100のSNRが低下し、アンプノイズが通話相手や話者に聞こえてしまう虞がある。
本実施の形態および以下の実施の形態3〜7に係る音声信号送受信装置100は、そのような問題点を解消するための構成を有するものである。具体的には、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい状況に置かれた場合には、差動マイクロフォン110からの音声信号ではなく、一方のマイクロフォン111Aからの音声信号を用いて受信音声信号を生成するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。ただし、上記の実施の形態1に係る音声信号送受信装置100においては、差動マイクロフォン110が図3(a)に示すような電気的な差分を検出する構成であってもよいし、図3(b)に示すような音響的な差分を検出する構成であっても良いが、以下の実施の形態2〜7に係る音声信号送受信装置100の差動マイクロフォン110は図3(a)に示すような電気的な差分を検出する構成であるものとする。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図7は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、第1の判断部151と、第1の切替部161と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、送受信部170とは、実施の形態1に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
図7に示すように、第1の判断部151は、第1のマイクロフォン111Aと第1の切替部161と接続されている。第1の判断部151は、第1のマイクロフォン111Aからの第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断し、判断結果を第1の切替部161に出力する。ここで、予め定められた閾値は、第1の判断部151内に記憶される構成であってもよい。また、第1の判断部151が、他の記憶装置などに記憶されている閾値を読み出して、第1の電気信号の振幅と比較する構成であってもよい。
第1の切替部161は、第1のマイクロフォン111Aまたは第2のマイクロフォン111Bと、増幅部120と、第1の判断部151と、加算部130と接続されている。第1の切替部161は、第1の判断部151の判断結果に基づいて、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力し、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を加算部130に入力する。
すなわち、第1の切替部161は、第1のマイクロフォン111Aから得られる音声の音圧の大きさに応じて、差動マイクロフォン110で取得された差動音声と1つのマイクロフォン111A(111B)で取得されたシングル信号とを切り替えて、加算部130へ出力するのである。
同様に、第1の切替部161は、第1の判断部151の判断結果に基づいて、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を送受信部170に出力し、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を送受信部170に出力する。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、1つのマイクロフォン111A(111B)を用いて受信音声信号と送信音声信号とを生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが話者や通話相手に聞こえないように構成されている。
なお、本実施の形態において、第1の判断部151は、第1のマイクロフォン111Aからの第1の電気信号の振幅に基づいて判断するものとしたが、第1の電気信号の振幅に限定されるものではなく、第1の電気信号のパワーなど信号レベルに応じて変化するものであれば別のパラメータであって構わない。
また、増幅部120は差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わない。また、増幅部120は、必ずしも必要なものではなく、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
[実施の形態3]
本実施の形態に係る音声信号送受信装置100も、背景雑音が小さい状況に置かれた場合に、差動マイクロフォン110からの音声信号ではなく、1つのマイクロフォン111A(111B)からの音声信号を用いて受信音声信号を生成するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図8は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、雑音検出部153と、第2の切替部161と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、送受信部170とは、実施の形態1に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
図8に示すように、雑音検出部153は、第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bと第1の切替部161と接続されている。雑音検出部153は、第1のマイクロフォン111Aからの第1の電気信号と、第2のマイクロフォン111Bからの第2の電気信号とに基づいて雑音信号を抽出し、当該雑音信号の振幅が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断し、判断結果を第2の切替部162に出力する。
図9は、雑音検出部153の機能構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、雑音検出部153は、遅延部154と、第2の減算部155と、第2の判断部152とを含む。通常の差動マイクロフォンでは両指向特性を示すが、ここでは第2のマイクロフォン111Bに対して、遅延部154で適切な遅延量を与えることにより、指向特性がカーディオイド型になるようにする。
図10は遅延部154の遅延量を変化させたときの、マイクロフォンの指向特性を示している。遅延部154の遅延量が0のときは、図10(a)に示すように両指向特性となり、受話部111を挟んで一方向とその反対側に対して感度を有する。
遅延部154の遅延量を変化させることでマイクロフォンの指向特性も変化し、ヌルの方向が変化する。遅延量が所定時間τ(式1)のとき、図10(b)に示すように、マイクロフォンの指向特性がカーディオイド型となる。
図10(b)に示すようなカーディオイド特性を実現するため、本実施の形態に係る所定時間τは、
τ=d/c・・・(式1)
に設定されている。ここで、dは第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとの間の距離であって、cは音波の伝播速度である。
遅延部154は、話者に近い側(送話音声到来側)のマイクロフォンである第2のマイクロフォン111Bの出力を所定時間τ遅延させて第2の減算部155に出力する。
第2の減算部155は、第1のマイクロフォン111Aと、遅延部154と、第2の判断部152と接続されている。第2の減算部155は、第1の電気信号と、遅延部154の出力との差分信号を生成して、当該差分信号を雑音信号として第2の判断部152に出力する。
図10に示すように、雑音検出部153は、0°方向(第1のマイクロフォン111Aと第2のマイクロフォン111Bとを結ぶ直線上の第2のマイクロフォン111B側)に指向性のヌルを持つカーディオイド特性を有するため、この方向に話者の口元(たとえば携帯電話などのマイク)が位置するように受話部111を配置することによって、話者方向の音声をカットし、話者方向以外の方向から発せられる音声を選択的に抽出することができる。
第2の判断部152は、第2の減算部155と第2の切替部162と接続されている。第2の判断部152は、第2の減算部155からの雑音信号の振幅が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断し、判断結果を切替部162に出力する。ここで、予め定められた閾値は、第2の判断部152内に記憶される構成であってもよい。また、第2の判断部152が、他の記憶装置などに記憶されている閾値を読み出して、雑音信号の振幅と比較する構成であってもよい。
図8において、第2の切替部162は、第1のマイクロフォン111Aまたは第2のマイクロフォン111Bと、増幅部120と、雑音検出部153(第2の判断部152)と、加算部130と接続されている。第2の切替部162は、雑音検出部153(第2の判断部152)の判断に基づいて、雑音信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力し、雑音信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を加算部130に入力する。
すなわち、第2の切替部162は、背景雑音の音圧の大きさに応じて、差動マイクロフォン110で取得された差動音声信号(DIF)と1つのマイクロフォン111A(111B)で取得されたシングル信号(SGL)とを切り替えて、加算部130へ出力するのである。
同様に、第2の切替部162は、雑音検出部153(第2の判断部152)の判断結果に基づいて、雑音信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を送受信部170に出力し、雑音信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を送受信部170に出力する。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、1つのマイクロフォン111A(111B)を用いて受信音声信号や送信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果、背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路のノイズなどが話者や通話相手に聞こえ難いように構成されている。
なお、本実施の形態において、増幅部120のゲインは、差動マイクロフォン110で取得された話者音声信号(DIF)のレベルと1つのマイクロフォン111A(111B)で取得された話者音声信号信号(SGL)のレベルが、ほぼ同等となるようにゲイン設定することが好ましい。これにより、第2の切替部162により信号を切り替えたときの話者音声信号レベルの変動を抑えることができ、違和感の無い送話が可能である。
また、第2の判断部152は、雑音信号の振幅に基づいて判断するものとしたが、雑音信号の振幅のみに限定されるものではなく、雑音信号のパワーなど雑音信号レベルに応じて変化するものであれば別のパラメータであって構わない。
また、増幅部120は差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わない。また、増幅部120は、必ずしも必要なものではなく、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
[実施の形態4]
上記の実施の形態2および3では、背景雑音が小さい状況に置かれた場合に、差動マイクロフォン110からの音声信号ではなく、1つのマイクロフォン111A(111B)からの音声信号を用いて受信音声信号や送信音声信号を生成する構成について例示したが、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、話者からの切り替え命令を受け付けて、差動マイクロフォン110からの音声信号ではなく、1つのマイクロフォン111Aからの音声信号を用いて受信音声信号や送信音声信号を生成するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図11は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、操作部158と、受付部159と、第3の切替部163と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、送受信部170とは、実施の形態1に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。図11に示すように、操作部158は、たとえば携帯電話における操作ボタンや、パーソナルコンピュータにおけるキーボードやマウスなどによって実現されるものであって、話者からの切り替え命令を受け付けるものである。
受付部159は、操作部158と、第3の切替部163と接続されている。受付部159は、操作部158を介して、外部からの切り替え命令を受け付けて、当該切り替え命令を第3の切替部163に出力する。
第3の切替部163は、第1のマイクロフォン111Aまたは第2のマイクロフォン111Bと、増幅部120と、受付部159と、加算部130と接続されている。第3の切替部163は、切り替え命令に応じて、増幅部120からの送信音声信号と、第1のマイクロフォン111Aからの第1の電気信号または第2のマイクロフォン111Bからの第2の電気信号と、を切り替えて加算部130に出力する。すなわち、第3の切替部163は、話者の操作に応じて、差動マイクロフォン110で取得された差動音声と1つのマイクロフォン111A(111B)で取得されたシングル信号とを切り替えて、加算部130へ出力するのである。
同様に、第3の切替部163は、切り替え命令に応じて、増幅部120からの送信音声信号と、第1のマイクロフォン111Aからの第1の電気信号または第2のマイクロフォン111Bからの第2の電気信号と、を切り替えて送受信部170に出力する。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、すなわちアンプ回路のノイズなどが話者や通話相手に聞こえる場合などには、話者が1つのマイクロフォン111A(111B)を用いて受信音声信号や送信音声信号を生成させることによってSNRが低下しないように構成されている。その結果、背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路のノイズなどが話者や通話相手に聞こえないようにすることができる。
なお、本実施の形態において、増幅部120のゲインは、差動マイクロフォン110で取得された話者音声信号(DIF)のレベルと1つのマイクロフォン111A(111B)で取得された話者音声信号信号(SGL)のレベルが、ほぼ同等となるようにゲイン設定することが好ましい。これにより、第2の切替部162により信号を切り替えたときの話者音声信号レベルの変動を抑えることができ、違和感の無い送話が可能である。
また、増幅部120は差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わない。また、増幅部120は、必ずしも必要なものではなく、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
[実施の形態5]
本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい状況に置かれた場合、差動マイクロフォン110からの音声信号を受信音声信号に加算せず、受信音声信号を密閉型スピーカ140に入力するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図12は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、第1の判断部151と、第4の切替部161と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、第1の判断部151と、送受信部170とは、実施の形態1に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
図12に示すように、第4の切替部164は、増幅部120と、第1の判断部151と、加算部130と接続されている。第4の切替部164は、第1の判断部151の判断結果に基づいて、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120と加算部130とを接続し、すなわち増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力し、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、増幅部120と加算部130とを接続しない、すなわち増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力しない。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、差動マイクロフォン110を用いずに受信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが話者に聞こえないように構成されている。
本実施の形態においては、増幅部120と送受信部170とが接続されているが、第4の切替部164と送受信部170とを接続する構成であってもよい。そして、実施の形態2と同様に、第4の切替部164が、第1の判断部151の判断結果に基づいて、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を送受信部170に出力し、第1の電気信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を送受信部170に出力する構成であってもよい。
これによって、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、1つのマイクロフォン111A(111B)を用いて送信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが通話相手に聞こえないように構成されている。
なお、本実施の形態において、増幅部120は、必ずしも必要なものではない。増幅部120は、差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わないし、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
[実施の形態6]
本実施の形態に係る音声信号送受信装置100も、背景雑音が小さい状況に置かれた場合に、差動マイクロフォン110からの音声信号を受信音声信号に加算せず、受信音声信号を密閉型スピーカ140に入力するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図13は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、雑音検出部153と、第5の切替部165と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックは、CPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、雑音検出部153と、送受信部170とは、実施の形態3に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
第5の切替部165は、増幅部120と、雑音検出部153と、加算部130と接続されている。第5の切替部165は、雑音検出部153(第2の判断部152)の判断結果に基づいて、雑音信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120と加算部130とを接続し、すなわち増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力し、雑音信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、増幅部120と加算部130とを接続しない、すなわち増幅部120からの送信音声信号を加算部130に入力しない。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、差動マイクロフォン110を用いずに受信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが話者に聞こえないように構成されている。
本実施の形態においては、増幅部120と送受信部170とが接続されているが、第5の切替部165と送受信部170とを接続する構成であってもよい。そして、実施の形態3と同様に、第5の切替部165が、雑音検出部153(第2の判断部152)の判断結果に基づいて、雑音信号の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、増幅部120からの送信音声信号を送受信部170に出力し、雑音信号の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、第1の電気信号または第2の電気信号を送受信部170に出力する構成であってもよい。
これによって、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、1つのマイクロフォン111A(111B)を用いて送信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが通話相手に聞こえないように構成されている。
なお、本実施の形態において、増幅部120は、必ずしも必要なものではない。増幅部120は、差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わないし、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
[実施の形態7]
上記の実施の形態5および6では、背景雑音が小さい状況に置かれた場合に、差動マイクロフォン110からの音声信号を受信音声信号に加算せず、受信音声信号を密閉型スピーカ140に入力する構成について例示したが、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、話者からの切り替え命令を受け付けて、差動マイクロフォン110からの音声信号を受信音声信号に加算せず、受信音声信号を密閉型スピーカ140に入力するものである。
本実施の形態に従う音声信号送受信装置100の全体構成については、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。また、音声信号送受信装置100を構成する、差動マイクロフォン110の構成や、当該差動マイクロフォン110による雑音除去原理についても、上述の実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
<音声信号送受信装置100の機能構成>
図14は、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100の機能構成を示すブロック図である。図14に示すように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、操作部158と、受付部159と、第6の切替部166と、送受信部170とを含む。本実施の形態に係る音声信号送受信装置100においても、以下に説明する機能ブロックの各々が専用のハードウェア回路などによって実現されている。
ただし、音声信号送受信装置100が、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を有する携帯電話やパーソナルコンピュータであって、以下に説明する機能ブロックがCPUが有する機能の一部として実現されるものであってもよい。すなわち、記憶装置に以下の機能を実現するための制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の機能ブロックを実現する構成であってもよい。
以下、各機能について説明するが、本実施の形態に係る差動マイクロフォン110と、増幅部120と、加算部130と、密閉型スピーカ140と、操作部158と、受付部159と、送受信部170とは、実施の形態4に係るそれらと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
図14に示すように、第6の切替部166は、増幅部120と、受付部159と、加算部130と接続されている。第6の切替部163は、切り替え命令に応じて、増幅部120と加算部130との接続を変更する。すなわち、第6の切替部163は、切り替え命令に応じて、増幅部120と加算部130とを接続したり、当該接続を解除したりする。
このように、本実施の形態に係る音声信号送受信装置100は、背景雑音が小さい環境下においては、すなわちアンプ回路のノイズなどが話者や通話相手に聞こえる場合などには、話者の命令に応じて、差動マイクロフォン110を用いずに受信音声信号を生成することによってSNRが低下しないように構成されている。その結果背景雑音が小さい環境下においてもアンプ回路で発生するノイズなどが話者に聞こえないように構成されている。
本実施の形態においては、増幅部120の出力と送受信部170とが接続されているが、第6の切替部166の出力と送受信部170とを接続する構成であってもよい。そして、実施の形態4と同様に、第6の切替部166が、受付部159からの切り替え命令に応じて、増幅部120からの送信音声信号を送受信部170に出力したり、第1の電気信号または第2の電気信号を送受信部170に出力する構成であってもよい。
また、本実施の形態において、増幅部120は、必ずしも必要なものではない。増幅部120は、差動マイクロフォン110内に構成されるものであっても構わないし、第1の減算部117の一部として構成されるものであっても構わない。
上記の実施の形態1〜7においては、加算部130に入力される音声信号の種類を切り替えたり、加算部130に送話音声信号自体を入力しない形態について説明したが、差動マイクロフォン110自体の機能を無効化する、すなわち差動マイクロフォン110を通常のマイクロフォンと同様の機能を有するものに変更する構成であってもよい。つまり、図3(a)に示す音圧P1および音圧P2のいずれかの音圧に対する音波の通り道(孔)を閉鎖したり、図3(b)に示す音圧Pfおよび音圧Pbのいずれかの音圧に対する音波の通り道(孔)を閉鎖したりすることによって、差動マイクロフォン110としての機能を無効化する構成であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る音声信号送受信装置の全体構成を示す概略図である。 実施の形態1に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 2つのタイプの差動マイクロフォンの構成を示す側面断面図である。 音圧Pと音源からの距離Rとの関係を示すグラフである。 通話相手および話者が聞き取る音声の音圧を示したイメージ図である。 音源からの距離Rを対数に変換したものとマイクが出力する音圧Pを対数に変換したものとの関係を示したグラフである。 実施の形態2に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 雑音検出部の機能構成を示す機能ブロック図である。 マイクロフォンの指向特性を示すイメージ図である。 実施の形態4に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態7に係る音声信号送受信装置の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 音声信号送受信装置、110 差動マイクロフォン、111 受話部、111A,111B,111C マイクロフォン、113A,113B,113C 振動膜、117 第1の減算部、119 基板、120 増幅部、130 加算部、131 加算器、140 密閉型スピーカ、141 耳栓型スピーカ(イヤホン)、151 第1の判断部、152 第2の判断部、153 雑音検出部、154 遅延部、155 第2の減算部、158 操作部、159 受付部、161 第1の切替部、162 第2の切替部、163 第3の切替部、164 第4の切替部、165 第5の切替部、166 第6の切替部、170 送受信部、171 無線通信装置、P 音圧、Pm 発話音声、Pn 環境ノイズ、Ps 受話音声。

Claims (3)

  1. 送話音声を二点で受音して音響的あるいは電気的な差分をとることによって差動音声信号を出力する差動マイクロフォンを備え、
    前記差動マイクロフォンは、第1の位置にて前記送話音声を受音して第1の電気信号に変換する第1のマイクロフォンと、第2の位置にて前記送話音声を受音して第2の電気信号に変換する第2のマイクロフォンと、前記第1の電気信号と前記第2の電気信号との差信号を増幅して前記差動音声信号として出力する信号生成部とを含み、
    外部から受信音声信号を受信する送受信部と、
    前記送受信部からの前記受信音声信号と、前記差動マイクロフォンからの前記差動音声信号あるいは前記第1の電気信号と、を加算して加算信号を生成する加算部と、
    前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に前記差動マイクロフォンからの前記差動音声信号を前記加算部と前記送受信部とに入力し、前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが前記閾値未満である場合に、前記差動マイクロフォンからの前記第1の電気信号を前記加算部と前記送受信部とに入力する切替部と、
    前記加算信号に基づいて受話音声を出力するスピーカとを備え
    前記送受信部は、前記切替部からの前記差動音声信号あるいは前記第1の電気信号を送信音声信号として外部へと送信する、音声信号送受信装置。
  2. 送話音声を二点で受音して音響的あるいは電気的な差分をとることによって差動音声信号を出力する差動マイクロフォンを備え、
    前記差動マイクロフォンは、第1の位置にて前記送話音声を受音して第1の電気信号に変換する第1のマイクロフォンと、第2の位置にて前記送話音声を受音して第2の電気信号に変換する第2のマイクロフォンと、前記第1の電気信号と前記第2の電気信号との差信号を増幅して前記差動音声信号として出力する信号生成部とを含み、
    外部から受信音声信号を受信する受信部と、
    前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きいか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記送受信部からの前記受信音声信号と前記差動マイクロフォンからの前記差動音声信号とを加算して出力信号として出力し、前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが前記閾値未満である場合に前記送受信部からの前記受信音声信号を前記出力信号として出力する加算部と、
    前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが予め定められた閾値以上である場合に前記差動マイクロフォンからの前記差動音声信号を前記加算部に入力し、前記第1の電気信号の振幅あるいはパワーが前記閾値未満である場合に前記差動音声信号を前記加算部に入力しない切替部と、
    前記出力信号に基づいて受話音声を出力するスピーカとを備え
    前記送受信部は、前記差動マイクロフォンからの前記差動音声信号を送信音声信号として外部へと送信する、音声信号送受信装置。
  3. 前記スピーカが、イヤホンまたは密閉型ヘッドホンである、請求項1または2に記載の音声信号送受信装置。
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