JP4243062B2 - 注射装置用の針保護装置 - Google Patents

注射装置用の針保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4243062B2
JP4243062B2 JP2001563167A JP2001563167A JP4243062B2 JP 4243062 B2 JP4243062 B2 JP 4243062B2 JP 2001563167 A JP2001563167 A JP 2001563167A JP 2001563167 A JP2001563167 A JP 2001563167A JP 4243062 B2 JP4243062 B2 JP 4243062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle protection
sleeve
needle
protection device
safety
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001563167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003525088A (ja
Inventor
ホムマン,エトガル
ホステットラー,ペーター
Original Assignee
テクファーマ・ライセンシング・アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テクファーマ・ライセンシング・アクチェンゲゼルシャフト filed Critical テクファーマ・ライセンシング・アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JP2003525088A publication Critical patent/JP2003525088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4243062B2 publication Critical patent/JP4243062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/3243Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel
    • A61M5/326Fully automatic sleeve extension, i.e. in which triggering of the sleeve does not require a deliberate action by the user
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/3243Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel
    • A61M5/326Fully automatic sleeve extension, i.e. in which triggering of the sleeve does not require a deliberate action by the user
    • A61M2005/3267Biased sleeves where the needle is uncovered by insertion of the needle into a patient's body

Description

【0001】
本発明は、保護位置において、注射装置の注射針を取り巻き且つ針が意図せずに露出されるのを防止する、注射装置用の針保護装置に関する。
【0002】
針保護装置を備える注射装置は、米国特許第5,609,577号から既知である。注射針は、針保護スリーブによって取り巻かれている。該針保護スリーブは、注射装置のケーシング上に軸方向に摺動可能に取り付けられる。保護位置において、針保護スリーブは、閉鎖部によって、注射針が意図せずに滑り又は露出しないように注射針に対し固着されている。一度び閉鎖部を解放したならば、針保護スリーブは、後側末端位置まで滑ることができ、この位置にて、注射針は引込んだ針の保護スリーブを超えて自由に突き出す。針保護スリーブが引込んだとき、針保護装置の張力ばねは緊張状態とされる。注射後、針保護スリーブを緩めたならば、針保護スリーブは、張力ばねの引張り応力下にてその保護位置に予め掛止めして戻る。保護位置にて、閉鎖係合状態が自動的に再確立される。
【0003】
この閉鎖部は、カム及び該カム用の案内溝によって形成される。この案内溝は、軸方向に伸びる1つの部分と、該部分に直角に接続された別の部分とから成っている。保護位置において、カムは案内溝の角度付き部分と係合する。このようにして、針保護スリーブは、滑り且つ注射針を露出させることが防止される。閉鎖部を解放するためには、針保護スリーブは、カムが案内溝の軸方向に伸びる部分内に休止する迄、ベース本体に対し回転する。この回転可能な位置において、針保護スリーブは、ベース本体に対し末端位置まで滑ることができる。張力ばねは、針保護スリーブを前側基端位置に予め緊張させる働きをするだけではない。これと同時に、この張力ばねは、針保護スリーブをカムが案内溝の角度付き部分に当接する回転可能な位置に緊張させる働きもする。このように、注射するためには、針保護スリーブを最初に、張力ばねの力に抗して回転させ、次に、同様に、張力ばねの力に抗してその末端位置に滑らせる。
【0004】
既知の針保護装置において、張力ばねは、閉鎖部の重要な要素である。針保護スリーブをその保護位置に固着するためばねを使用することにより、閉鎖機構に対し複雑な機構が必要とされる。更に、閉鎖機構の正常な機能は、ばねに実質的に依存する。例えば、ばねが破損し又は動かなくなる可能性がある。ばね作用が不良となると、ばねは針保護スリーブが確実に閉鎖されることを保証できなくなる。
【0005】
本発明の1つの目的は、保護位置において針保護スリーブを摺動しないように確実に閉鎖し、また、故障し易くない、注射装置用の針保護装置を提供することである。好ましくは、閉鎖機構は、必要とする可動部品の数が最小限であり、また、簡単な設計のものでなければならない。
【0006】
本発明が対象とする針保護装置は、スリーブ形状のベース本体と、針保護スリーブとを備えている。注射装置の注射針は、ベース本体の前側基端を超えて突き出している。針保護スリーブは、ベース本体上に軸方向に摺動可能に取り付けられる。基端の保護位置において、針保護スリーブは注射針を取り巻く。以下に、末端位置と称する、後側位置まで一度び軸方向に摺動したならば、針保護スリーブは注射針を露出させる。保護位置において、針保護スリーブは、ベース本体及び注射針に対し引込まないように閉鎖される。針保護スリーブの保護位置において、第一の閉鎖手段と第二の閉鎖手段との間に閉鎖係合状態が存在し、このため、2つの閉鎖手段は互いに軸方向に押す。閉鎖手段の一方は針保護スリーブに摺動不能に接続され、他方の閉鎖手段はベース本体に摺動不能に接続されている。このように、閉鎖係合部は、針保護スリーブが保護位置から末端位置まで摺動するのを防止する。最後に、針保護装置は、第一の閉鎖手段と第二の閉鎖手段との間の閉鎖係合状態を解放する安全−解放手段を備えている。
【0007】
「基端」及び「末端」という表現は、注射針の先端に対するものである。
本発明によれば、針保護スリーブ又はベース本体に堅固に接続された、弾性的に曲げ可能なラッチ部によって第一の閉鎖手段が形成される。針保護スリーブの保護位置において、ラッチ部は、ラッチストッパを形成する第二の閉鎖手段に軸方向に向けて当接する。閉鎖手段の閉鎖係合状態は、ラッチ部を曲げることにより解放される。ラッチ部は、曲げてラッチストッパとの閉鎖係合状態から脱する。曲げることにより、ラッチ部は、弾性的に緊張状態とされる、すなわちラッチ部内に復帰力が生ずる。ラッチ部は、針保護スリーブの保護位置にて採るその閉鎖位置にあるとき完全な弛緩状態となることが好ましい。
【0008】
確実に閉鎖するために、本発明による針保護装置は、弾性的に曲げ可能なラッチ部及びラッチストッパのみがあればよい。例えば、従来技術から既知の張力ばねの形態をした第三の要素は不要である。閉鎖部を形成するのに必要な部品の数は少なくなる。本発明によるラッチ部は、既知のカムの拘束機能と(又は)既知のばねの固着機能とを組み合わせる。
【0009】
ベース本体又は針保護スリーブの表面領域上に第二の閉鎖手段が形成されることが好ましい。閉鎖手段は、表面領域から又は表面領域内へ半径方向に又は正確に半径方向に突き出す壁であることが特に好ましい。表面領域は、ベース本体の内面領域又は外面領域とし又は針保護スリーブの内面領域又は外面領域とすることができる。1つの好ましい一例としての実施の形態において、第二の閉鎖手段を形成する壁は、ベース本体の内面領域上に形成される。第二の閉鎖手段は、単一の壁により又は特に、以下に説明するように、多数の壁により形成することができる。
【0010】
1つの好ましい実施の形態において、安全−解放手段はベース本体上に取り付けられ、針保護スリーブに対し可動で且つ摺動可能であることが特に好ましい。安全−解放手段が移動したとき、ラッチ部に沿って摺動し、このためラッチ部がその閉鎖係合状態から曲がって脱するような方向に向けてラッチ部を押すように、摺動取り付け部が形成される。ラッチ部に加わる圧力は、安全−解放手段が移動する方向に対し垂直方向に作用することが好ましい。しかし、安全−解放手段は、例えば、押釦自体がベース本体に対し動く方向に向けてラッチ部に対し押す押釦のように形成することもできる。安全−解放手段は、また、ラッチストッパ自体を形成することもでき、また、この場合、解放されたとき、それ自体、閉鎖係合状態から移動して出るが、別個のラッチストッパが設けられることが好ましく、このラッチストッパは、常に、軸方向に摺動不能に針保護スリーブ又はベース本体に接続されるものとする。該ラッチストッパは、安全−解放手段の摺動経路の隣に位置することが好ましい。特に好ましくは、該ストッパはベース本体に堅固に接続されるものとする。
【0011】
針保護スリーブに対し可動であるように配置された安全−解放手段を備える針保護装置は、閉鎖手段の閉鎖係合状態を解放するために針保護スリーブ自体を作動させる必要はないという有利な点を呈す。このため、例えば、米国特許第5,609,577号の針保護スリーブを使用する場合のように、針保護スリーブが常に、注射する皮膚に押し付けられるとき、ユーザは閉鎖係合状態が解放されることに注意する必要はない。閉鎖手段を解放することと、針保護スリーブを引込めることとは、可動に配置された安全−解放手段により互いに独立的したものとすることができる。更に、針保護スリーブが保護位置にある間に、閉鎖係合状態を任意の回数だけ、解放し且つ再確立することができる。閉鎖した保護位置を取り戻すために閉鎖手段が一度び解放されたならば、注射する必要はない。
【0012】
好ましくは、安全−解放手段は、針保護スリーブの保護位置に固着され、針保護スリーブがその保護位置内に移動するとき、針保護スリーブが従動しないようにする。このようにして、安全−解放手段は、例えば、振動によって意図せずに動かないように固着することも好ましい。安全−解放手段は、針保護スリーブが保護位置にあるとき、安全−解放手段とベース本体との間の閉鎖係合状態により固着されることが好ましい。これに相応して、ベース本体には、第一の係止係合手段が設けられ、安全−解放手段には第二の係止係合手段が設けられる。係止係合状態は解放することができる。
【0013】
針保護装置は、注射後、針保護スリーブが再度保護位置に前進し、本発明によるラッチ部とラッチストッパとの閉鎖係合状態が保護位置にて自動的に確立されるように針保護装置が形成されることが特に好ましい。針保護装置は繰り返して注射することを許容し、閉鎖機構は、常に針保護装置がその保護位置にて意図せずに引込むのを自動的に妨害する。末端位置に引込んだとき、針保護スリーブは、安全−解放手段がベース本体と掛止めする位置迄、安全−解放手段を従動させることが好ましい。好ましくは、係止係合状態を解放可能であるように形成することにより、針保護装置を繰り返して作動させることが可能である。しかし、原理上、安全−解放手段の係止係合状態が解放不能であるように設計することも可能であろう。解放不能な係止係合状態の場合、ラッチ部の閉鎖係合状態が、安全−解放手段以外の任意の方法により解放することができないことが確実にされるならば、閉鎖ストッパ内に自動的に予め掛止めするラッチ部を備える針保護装置は注射のためにのみ使用する。安全−解放手段には、針保護スリーブが引込むとき、安全−解放手段にルーズに押し付けられる針保護スリーブが従動することが好ましい。
【0014】
ラッチ部は、前方を向いた当接領域を備える軸方向に伸びるラッチ指状体として形成されることが好ましい。ラッチ部はベース本体と共に単一体として形成されることが好ましく又は針保護スリーブと共に単一体として形成されることが特に好ましい。次善の策ではあるが、ラッチ部はまたベース本体又は針保護スリーブから半径方向に突き出すようにしてもよい。
【0015】
針保護スリーブの閉鎖機構は、相応する閉鎖ストッパとの多数の閉鎖係合部を形成するため多数のラッチ部を備えることができる。多数の安全−解放手段、すなわちラッチ部の各々に対し少なくとも1つの安全−解放手段を共通のベース上で互いに対し摺動不能に配置し、ベースを適宜に作動させることにより、閉鎖係合状態の全てを同時に解放することができる。しかし、例えば、閉鎖係合状態が意図せずに解放されるのを一層確実に防止するため、多数の安全−解放手段を取り付け且つ互いに独立的に作動可能であるようにすることができる。
【0016】
1つの好ましい一例としての実施の形態において、閉鎖機構はベース本体のスリーブ部分によって取り巻かれており、このため、外部から安全−解放手段にのみアクセスすることができる。当該ベース本体のスリーブ部分はカバースリーブの機能を果たす。針保護スリーブは、末端位置に摺動するとき、カバースリーブ内に押し込まれるが、末端位置にて、依然として、カバースリーブを超えて多少突き出すことができる。
【0017】
1つの好ましい実施の形態において、カムが安全−解放手段から且つカバースリーブの開口部を通って突き出し、安全−解放手段はカバースリーブに沿って摺動可能である。カムは、カバースリーブの外面にて支持されることが好ましく、このことは、作動させたとき、安全−解放手段に半径方向内方に向けた圧力が加わるのを防止することになる。このように、安全−解放手段を作動させたときに作用する力はカバースリーブによって集められる。
【0018】
ベース本体は、1つの部品又は多数の部品として形成することができる。ベース本体が多数の部品として形成されるとき、上記多数の部品は軸方向に摺動不能であるように互いに接続される。ベース本体は米国特許第5,609,577号の針保護装置の場合のように、注射装置のケーシングによって形成することができる。等しく好ましい実施の形態において、針保護装置は、そのベース本体が注射装置のケーシングに適用可能とされ、ベース本体が注射装置のケーシングに摺動不能に接続することができるようにする独立の装置として形成される。独立的に取り扱うことができるかかる針保護装置は、注射装置のケーシングに押すだけで且つケーシングに対し摺動不能に固定されるベース本体を備えることが特に好ましい。ストッパに対して既存の注射装置に極めて簡単にプラグ留めし、次に、確実且つ摩擦係止状態で注射装置のケーシングに固定することができるプラグ留めスリーブを形成することが特に好ましい。そのベース本体の形状を適宜に適合させることにより、独立的な針保護装置は、針保護装置を使用せずとも注射することを許容するように、既存の注射装置への改造取り付けを可能にするという好ましい機能を果たすことができる。
【0019】
独立請求項の主題は請求項1のみの特徴a)乃至f)とのみ組み合わせて針保護装置の好ましい実施の形態を形成する。当該出願人はかかる組み合わせをそれ自体の保護範囲とする権利を留保する。
【0020】
次に、図面を通じて本発明の1つの好ましい一例としての実施の形態について説明する。このことは更なる特徴及び有利な点を開示する。各々、単独で及び組み合わせて一例としての実施の形態により開示された特徴は特許請求の範囲に記載された本発明及びその他の引用された発明を発展させるものである。
【0021】
図1には、その組み立てた状態にある針保護装置が図示されている。同軸状に配置されたプラグ留めスリーブ2、カバースリーブ10及び針保護スリーブ20を認識することができる。カバースリーブ10はプラグ留めスリーブ2に掛止めされている。この掛止め接続部は最早、実際上、解放させることはできない。組み立てたとき、プラグ留めスリーブ2及びカバースリーブ10は単一のベース本体2、10と見なすことができる。特に、プラグ留めスリーブ2とカバースリーブ10との間で可能な摺動動作は存在しない。針保護装置は、製品流体、特に、例えば、インシュリンのような薬剤流体を投与する注射装置にプラグ留めすることができる。この目的のため、当該注射装置に適用可能なようにされたプラグ留めスリーブ2が形成される。
【0022】
針保護スリーブはカバースリーブ10内で軸方向に前後に摺動させることができる。図1において、該スリーブは保護位置にある。保護位置において、針保護スリーブ20はカバースリーブ10内に形成されたストッパまで伸び且つ針の先端まで及び該先端を超えて注射装置の注射針を取り巻く。保護位置において、針保護スリーブ20は注射針による傷付きからユーザを保護する。これと同時に、注射針は損傷から保護される。保護位置において、針保護スリーブ20はユーザが注射針を見ることができないように目隠しを形成することが更に好ましい。特に、このことは、製品自体を注射するユーザ側で守らなければならない忌避閾値を小さいものにする。
【0023】
保護位置において、針保護スリーブ20は再度カバースリーブ10内に摺動しないよう閉鎖される。この閉鎖は針保護スリーブ20が意図せずに引込み且つ注射針が露出されるのを防止する。注射する直前に、ユーザは針保護スリーブ20における閉鎖部を解放する、すなわち、ユーザは針保護スリーブ20の安全手段を解放しなければならない。このことは操作要素36を軸方向に摺動させることにより行われる。一度び閉鎖部が解放されたならば、プラグ留めスリーブ2及びカバースリーブ10に対する弾性的な復帰力に抗して針保護スリーブ20を末端位置まで引込めることができる。末端位置にて針保護スリーブ20は注射針を露出させる。注射する間の挿入過程にて針保護スリーブを引込める。注射後、注射針を再度組織から引抜いたならば、針保護スリーブ20は再度弾性的な復帰力によって前進する。針保護スリーブ20がその保護位置に再度達すると直ちに、該スリーブは自動的に再閉鎖される。この閉鎖は反復的に解放することができる。
【0024】
図2、図3及び図4には、組み立てる前の針保護装置の構成要素が個々に図示されている。針保護装置は、5つの構成要素、すなわちプラグ留めスリーブ2、カバースリーブ10、針保護スリーブ20、安全−解放手段30及び圧力ばね29の形態をした復帰要素(但し、図5にのみ図示)によって形成される。しかし、一例としての実施の形態において、一度びこれらの5つの構成要素が組み立てられたならば、操作要素36は依然として安全−解放手段30に接続しなければならない。4つの構成要素2、10、20、30及び同様の操作要素36の各々はプラスチック注射部品として単一体として具体化されている。
【0025】
プラグ留めスリーブ2は、全体として、末端スリーブ領域3と、2つのスリーブセグメント7及びリング8を有する基端スリーブ領域とを備えている。2つのスリーブセグメント7は180゜だけずらして、末端スリーブ領域3の基端の対向領域から突き出している。2つのスリーブセグメント7はリング8によってその基端にて互いに隔てられており、このため、基端スリーブ領域は強化される。末端スリーブ領域3とスリーブセグメント7との間の遷移領域内で、凹所又は溝4が周方向に形成されている。最後に、2つのスリーブセグメント7の各々はその外面領域にてその末端付近で接線方向に伸びる膨潤部分又は膨れ部分6を備えている。
【0026】
カバースリーブ10は、2つの対向する開口部14によってのみ切欠いた表面領域を備えている。カバースリーブ10の末端付近にて、膨潤部分又は膨れ部分13は内面領域の周りを伸びている。組み立てた状態のとき、膨れ部分13はプラグ留めスリーブ2の溝4内に静止している。カバースリーブ10の基端にて、2つのカラーセグメント15が半径方向内方に突き出している。2つのカラーセグメント15は、針保護スリーブ20に対する前側ストッパ及び線形ガイドとして機能する。
【0027】
カバースリーブ10の内面領域にて、2つのストッパ16が対称の配置状態で且つ互いに180゜ずらした状態で形成されている。ストッパ16の各々はカバースリーブ10の基端の方を向き且つカバースリーブ10の内面領域に対し半径方向を向く一対の領域によって形成されている。軸方向に見たとき、ストッパ16は開口部14とカラーセグメント15との間に配置されている。更に、2つの直線状の軸方向に伸びる通路17がカバースリーブ10の内面に形成されている。開口部14の各々1つは通路17の1つを貫通して伸び且つそれぞれの通路を末端の通路部分17a及び基端の通路部分17bに分割する。ストッパ16は通路17の各々の基端の通路部分17aと直接境を接しており、このため、その各々が通路の1つの端縁を形成する。カバースリーブ10の末端の内面領域11は基端の内面領域12に向けて伸びている。通路17によって中断された周縁カラーにより遷移部分が形成される。
【0028】
針保護スリーブ20はその基端にベース部を形成することによりキャップの形状を呈し、該ベース部は注射針に対する中央開口部21によってのみ切欠いている。2つのラッチ部24が対称に配置され且つ180゜ずらした針保護スリーブ20の末端の対向領域から軸方向に自由に突き出している。ラッチ部24の各々は、針保護スリーブ20の外面領域を超えて僅かに半径方向に突き出している。ラッチ部24の各々は、針保護スリーブ20の表面領域の露出した切欠き25内に形成されている。ラッチ部24の各々は積層体であり、一例としての実施の形態において、これらラッチ部は矩形の積層体である。ラッチ部24はその後端にて、その外方を向いた上側に中央領域26内でテーパーを付け、好ましくは角度が付けられている。ラッチ部24はその脚部領域の周りで半径方向に弾性的である。
【0029】
最後に、針保護スリーブ20は、その外面領域に凹状の面領域22を備えており、該面領域22は、針保護スリーブ20の基端に向けてテーパーが付けられ且つその末端にて外面領域の他の部分に対するカラー23を形成する。別の凹状面領域22が同一の仕方にて針保護スリーブ20の直径方向反対側側部に形成されている。
【0030】
安全−解放手段30は、リング31と、該リング31から軸方向に突き出し且つ対称に配置され、更に互いに180゜だけずらした2つの舌状体32とによって形成される。凹所又は溝34がリング31の内面領域の周りを伸びている。カム35が舌状体32の外方を向いた面の各々から内方に突き出している。操作要素36はカム35の各々に取り付けられている。しかし、一例としての実施の形態において、操作要素36は4つの構成要素2、10、20、30を組み立てた後に初めてカム35に取り付けられる。
【0031】
装置を組み立てるとき、針保護スリーブ20を最初にカバースリーブ10内に押し込む。2つのカラーセグメント15は凹所22と共に針保護スリーブ20に対する線形ガイドを形成する。カラーセグメント15と2つの凹所22とが協働することは、カラーセグメントを挿入すると直ちに、針保護スリーブ20はカバースリーブ10に対し回転可能な位置となり、ラッチ部24がストッパ16と整合されることを同時に確実にする。カバースリーブ10の基端方向内面領域12によりその長さが半径方向に突き出すため、ラッチ部24はそれ自体の弾性的な復帰力に抗して半径方向内方に曲がる。ラッチ部24をストッパ16の上方で押すと直ちに、これらラッチ部は再度それ自体の弾性的復帰力により半径方向外方に再度、予め掛止めし、このため、その場合、その末端面領域は該面に直接面するストッパ16に対向する。ラッチ部24のこの閉鎖係合状態において、針保護スリーブ20をカバースリーブ10に対し引込めることは最早、不可能となる。次に、ラッチ部24はカバースリーブ10の通路部分17bの拡張部18内にてストッパ16の前方に位置している。より正確には、角度付き中央領域26の左右に残るラッチ部24の端縁領域のみが閉鎖係合状態にてストッパ16に押される。針保護スリーブ20が更に僅かに前進すると、カラー23はカラーセグメント15に押される。カラーセグメント15とカラー23との間の協働は主として針保護スリーブ20がカバースリーブ10から出て前方に落下するのを防止することを目的とするものである。しかし、鋭利な工具を使用してカバースリーブ10の基端方向を向いた側を通じてラッチ部24に外部からアクセスすることが可能である。
【0032】
次の組み立て工程において、図3に図示するようにその他の構成要素に対して回転可能な位置にある安全−解放手段30は、同様に針保護スリーブ20の後方でカバースリーブ10内に押し込む。安全−解放手段が挿入されると、舌状体32が緊密に且つ横方向に通路17内に案内される。カム35が開口部14の領域に達したときに挿入が完了し、このため、舌状体32を外方に予め掛止めすることができる。
【0033】
次に、操作要素36をカム35に接着し又は何らかのその他の方法で確実に取り付ける。操作要素36は、カバースリーブ10の外面領域を押して、作動中、任意の半径方向圧力が舌状体32から外れるのを防止する形状とされている。このように、操作要素36は安全−解放手段30及び(又は)舌状体32をカバースリーブ10上に支持する働きを同時に果たす。操作要素36は、例えば、キノコ形状にてカム35上に単一体として形成することもできる。かかる1つの実施の形態において、これら操作要素は一度び開口部14を通過したならば、それぞれのカムに対して配置し、また一度び通過したならば、弾性的に拡張し、特に拡がり、支持を実現することができる。
【0034】
カバースリーブ10をプラグ留めスリーブ2に接続する前に、圧力ばね29(図5)を針保護スリーブ20のベース部まで遠方に予め組み立てた針保護スリーブ20内に挿入する。
【0035】
最後の組み立て工程において、その内部に受け入れられた構成要素20、30と、圧力ばね29とを備えるカバースリーブ10を膨れ部分13が溝4内に係止される迄、プラグ留めスリーブ2に押し付ける。カバースリーブ10は膨れ部分13の領域内で切欠かず、また、全体として十分に硬いため、溝4と膨れ部分13との間の係止接続部は、少なくとも工具を使用せず又は破壊することなく再解放することはできない。
【0036】
安全−解放手段30が図5に図示した係止位置とならないならば、その場合、針保護スリーブ20は、例えば、製造メーカによる機能試験の範囲内でその末端位置まで引込めることができる。針保護スリーブ20は、安全−解放手段30が図5の図にて占める末端の係止位置まで該安全−解放手段30を押圧する。安全−解放手段30には、安全−解放手段30の対向面33を末端の対向側部27が押圧する状態で針保護スリーブ20が従動する。安全−解放手段30の溝34と係合する2つの膨れ部分6は解放可能な係止接続部を確立する。しかし、この係止接続部は、振動、引張り作用及び使用中に一般に生ずるその他の状態に起因して解放されるのを防止するのに十分に強固である。
【0037】
針保護装置の機能は図5及び図6から最も良く理解される。
図5には、完全に組み立てられ且つ注射装置(図示せず)に取り付けた針保護装置が図示されている。プラグ留めスリーブ2はアンプルホルダ1を取り巻いている。アンプルホルダ1はスリーブ形状であり且つ薬剤流体が充填されたアンプルを受け入れる。アンプルホルダ1は、リング8迄、プラグ留めスリーブ2内に挿入する。セグメント7(図3)はアンプルホルダ1を見ることを許容する。通常の方法にてアンプルの出口に接続された注射針Nがプラグオンスリーブ2及びカバースリーブ10の基端を超えて突き出している。図5の図において、針保護スリーブ20は、該スリーブのその全長に亙って注射針Nを保護可能に取り巻くその保護位置にある。ラッチ部24は該ラッチ部に軸方向に面するそのそれぞれのストッパ16に対向する、すなわち、これらラッチ部はそのそれぞれのストッパ16に当接する。安全−解放手段30は、舌状体32とラッチ部24とが係合しないその係止位置となる。このように、針保護スリーブ20は引込まないように閉鎖される。
【0038】
環状空間9がスリーブセグメント7とカバースリーブ10との間に形成されており、ラッチ部24とストッパ16との間の閉鎖係合状態がそれ以前に解放されたならば、針保護スリーブ20はその末端位置までこの環状空間内に滑ることができる。この状態は安全−解放手段30を基端方向に摺動させることにより解放される。
【0039】
以下において、注射時の作用順序について説明し、その場合、常に図面の全てを参照する。
一度び、注射針Nを取り巻く保護キャップを取り外したならば、最初の注射を行うことができる。
【0040】
注射する直前に、ユーザは操作要素36によって安全−解放手段30を基端方向に押す。安全−解放手段30が摺動する過程において、舌状体32の各々は該舌状態に割り当てられたラッチ部24の上方を摺動する。ラッチ部24は該ラッチ部24に面する舌状体32の摺動接触領域を超えて外方に突き出すため、舌状体32がその摺動接触領域と共にラッチ部24を経て摺動するとき、ラッチ部は半径方向内方に押される。安全−解放手段30は基端位置まで遠方に前進し、この位置にて、ラッチ部24はストッパ16から曲がって離れ、このため、針保護スリーブ20を環状空間9内に押し込み、ラッチ部24は舌状体32を弾性的に押す。舌状体32は、ラッチ部24のテーパー付き又は角度付き中央領域26(図3)と同程度に幅が広い。同様に、舌状体32はその基端の対向領域に向けてテーパーが付けられている。ラッチ部24又は舌状体32又はその双方にテーパーを付けることは、ラッチ部24の上方の摺動動作を妨害する可能性のある自然の係止作用を特に確実に防止する。
【0041】
針保護スリーブ20の閉鎖状態が一度び解放されたならば、注射装置を皮膚に配置し、針保護スリーブ20がそのベース部を介して皮膚に位置し、注射針Nが略垂直方向に皮膚表面を向くようにする。この注射位置において、針保護スリーブ20は皮膚表面に対する注射装置の圧力によって末端位置まで遠方に環状空間9内に滑る。これと同時に、注射針Nが皮膚を突き刺し且つその下方の皮膚内に進入する。
【0042】
針保護スリーブ20が環状リング9内に滑り込むと、針保護スリーブ20の末端方向に面する領域27(図2)は安全−解放手段30の面領域33に係合する。この係合状態は2つの面領域27、33がルーズに当接することからなっている。このようにして、針保護スリーブ20は安全−解放手段30を図5に図示した係止位置に押圧し、この位置にて、2つの膨れ部分6は凹所34と係合する。注射した後、注射針を組織から再度引き抜き、針保護装置を緩めると、針保護スリーブ20は圧力ばね29からの力によって基端方向に摺動して戻る。針保護スリーブ20を移動させると、安全−解放手段30はその係止位置に留まる。ラッチ部24がストッパ16の前方を通るのに十分に遠方まで針保護スリーブ20が前進すると直ちに、ラッチ部24は曲がって離れることにより、該ラッチ部内で発生された復帰力によって半径方向外方に掛止めし、これらラッチ部は再度ストッパ16に対向する状態となり、閉鎖係合状態が再設定される。
【0043】
注射装置はその閉鎖保護位置にて針保護スリーブと共に処分することができる。繰り返して注射する場合でも、針保護スリーブは同様にその保護機能を果たす。最後に、針保護スリーブはまた多数の注射装置と組み合わせて連続的に使用することもできる。原理上、プラグ留めスリーブ2がそれぞれの注射装置に適用し得る形状とされるならば、プラグ留め装置としての1つの実施の形態にて該装置は色々な注射装置と共に使用することができる。大多数の注射装置の場合、アンプルは略同一の断面を有しており、このため、注射装置は、実際には、プラグ留めスリーブ2にのみ適応可能であるようにすればよいと考えることができる。
【0044】
【参照番号表】
1. アンプルホルダ
2. ベース本体、プラグオンスリーブ
3. 末端スリーブ領域
4. 溝
5. カラー
6. 膨れ部分
7. 内側スリーブ領域、スリーブセグメント
8. 内側スリーブ領域、リング
9. 環状空間
10. ベース本体、カバースリーブ
11. 末端スリーブ領域
12. 基端方向スリーブ領域
13. 膨れ部分
14. 開口部
15. カラーセグメント
16. 閉鎖手段、ラッチストッパ
17. 通路
17a. 基端の通路部分
17b. 末端の通路部分
18. 拡張部
19. −
20. 針保護スリーブ
21. 開口部
22. 凹所
23. カラー
24. 閉鎖手段、ラッチ部
25. 切欠き
26. テーパー付き中央領域
27. 面領域
28. −
29. 復帰領域
30. 安全−解放手段
31. リング
32. 舌状体
33. 面領域
34. 凹所
35. カム
36. 操作要素
【図面の簡単な説明】
【図1】 針保護装置の図である。
【図2】 図1の針保護装置の構成要素の長手方向断面図である。
【図3】 図2の構成要素の斜視図である。
【図4】 図1乃至図3による針保護装置のカバースリーブの図である。
【図5】 その組み立てた状態にある図1乃至図4による針保護装置の長手方向断面図である。
【図6】 図5の詳細図である。

Claims (14)

  1. a)注射装置のケーシングに摺動不能に接続することができ又は該注射装置のケーシングによって形成されるスリーブ形状のベース本体(2、10)と、
    b)前記ベース本体(2、10)上に軸方向に摺動可能に取り付けられた針保護スリーブ(20)と、
    c)基端の保護位置において、前記針保護スリーブ(20)が、前記注射装置の注射針(N)を取り巻き、末端位置において、前記注射針(N)を露出させることと、
    d)一方が前記針保護スリーブ(20)に摺動不能に接続され、その他方が前記ベース本体(2、10)に摺動不能に接続された第一の閉鎖手段(24)及び第二の閉鎖手段(16)と、
    e)前記針保護スリーブ(20)の前記保護位置において、互いに軸方向に押して前記針保護スリーブ(20)が前記末端位置に摺動するのを防止する前記閉鎖手段(24、16)によって閉鎖係合状態が形成されることと、
    f)前記閉鎖係合状態を解放する安全−解放手段(30)とを備える、注射装置用の針保護装置において、
    g)前記第一の閉鎖手段(24)が前記針保護スリーブ(20)又は前記ベース本体(2、10)に堅固に接続された弾性的に曲げ可能なラッチ部(24)によって形成され、
    h)前記閉鎖手段(24、16)の前記閉鎖係合状態が、該手段を曲げることによって前記ラッチ部(24)内に発生された復帰力に抗して、前記ラッチ部(24)を曲げることにより解放され
    i )復帰要素(29)が、前記ベース本体(2、10)と前記針保護スリーブ(20)との間に支持され、前記針保護スリーブ(20)が前記末端位置内に滑り込み、又、前記針保護スリーブ(20)を末端位置から前記保護位置まで前進させるとき、前記復帰要素(29)が緊張状態であることを特徴とする、針保護装置。
  2. 請求項1に記載の針保護装置において、前記安全−解放手段(30)が、前記針保護スリーブ(20)に対し可動である前記ベース本体(2、10)上に取り付けられ又は前記ベース本体(2、10)に対し可動である前記針保護スリーブ(20)上に取り付けられることを特徴とする、針保護装置。
  3. 請求項1又は2に記載の針保護装置において、前記安全−解放手段(30)が、移動されたとき、前記第一の閉鎖手段(24)に沿って摺動し、前記第一の閉鎖手段(24)を曲げて前記閉鎖係合状態から脱するような仕方にて、前記針保護スリーブ(20)に対し摺動可能に前記ベース本体(2、10)上に取り付けられることを特徴とする、針保護装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の針保護装置において、前記針保護スリーブ(20)の前記保護位置において、前記安全−解放手段(30)と前記ベース本体(2、10)との間に係止係合状態が存在し、該係止係合状態が、前記保護位置まで移動する針保護スリーブ(20)が従動しないように前記安全−解放手段(30)を固着することを特徴とする、針保護装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の針保護装置において、前記安全−解放手段(30)が前記ベース本体(2、10)と係止係合状態となる迄、前記末端位置に摺動するとき、前記安全−解放手段(30)が前記針保護スリーブ(20)に従動することを特徴とする、針保護装置。
  6. 請求項4又は5に記載の針保護装置において、前記安全−解放手段(30)の前記係止係合状態が解放可能であることを特徴とする、針保護装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1つに記載の針保護装置において、前記針保護スリーブ(20)が、前記安全−解放手段(30)をルーズに押し且つ前記安全−解放手段が前記末端位置に摺動するとき、該安全−解放手段(30)が該針保護スリーブ(20)に従動することを特徴とする、針保護装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の針保護装置において、前記第一の閉鎖手段(24)が、前記針保護スリーブ(20)又は前記ベース本体(2、10)から軸方向に突き出し、半径方向に曲げ可能であり、前記針保護スリーブ(20)の前記保護位置において、その弾性的な復帰力に抗して前記閉鎖係合状態から曲がって脱することを特徴とする、針保護装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つに記載の針保護装置において、前記第二の閉鎖手段(16)が、前記ベース本体(2、10)又は前記針保護スリーブ(20)の面領域上に形成されることを特徴とする、針保護装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1つに記載の針保護装置において、前記安全−解放手段(30)が、前記第一の閉鎖手段(24)の上方で押し且つ半径方向内方に曲がって前記閉鎖係合状態を解放することを特徴とする、針保護装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか1つに記載の針保護装置において、
    −前記ベース本体(2、10)が、前記針保護スリーブ(20)を内部に移動させることのできるカバースリーブ(10)を備え、
    −前記カバースリーブ(10)が開口部(14)を備え、
    −前記安全−解放手段(30)のカム(35)が前記開口部(14)を通って突き出すことを特徴とする、針保護装置。
  12. 請求項1乃至11に記載の針保護装置において、前記カム(35)が、半径方向内方に向けた動作に抗して前記カバースリーブ(10)の外面領域上に支持されることを特徴とする、針保護装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1つに記載の針保護装置において、
    −前記ベース本体(2、10)が、内側スリーブ領域(7、8)と、該内側スリーブ領域(7、8)を取り巻くカバースリーブ(10)とを備え、
    −前記内側スリーブ領域(7、8)と前記カバースリーブ(10)との間に環状空間(9)が残り、
    −前記針保護スリーブ(20)が前記環状空間(9)内に滑ることが可能であることを特徴とする、針保護装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1つに記載の針保護装置において、前記ベース本体(2、10)が注射装置のケーシングにプラグ留め可能であることを特徴とする、針保護装置。
JP2001563167A 2000-03-01 2001-02-22 注射装置用の針保護装置 Expired - Fee Related JP4243062B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10009816.9 2000-03-01
DE10009816A DE10009816A1 (de) 2000-03-01 2000-03-01 Nadelschutzvorrichtung für ein Injektionsgerät
PCT/CH2001/000113 WO2001064271A1 (de) 2000-03-01 2001-02-22 Nadelschutzvorrichtung für ein injektionsgerät

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003525088A JP2003525088A (ja) 2003-08-26
JP4243062B2 true JP4243062B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=7633005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001563167A Expired - Fee Related JP4243062B2 (ja) 2000-03-01 2001-02-22 注射装置用の針保護装置

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6960194B2 (ja)
EP (1) EP1261388B1 (ja)
JP (1) JP4243062B2 (ja)
AT (1) ATE326993T1 (ja)
AU (1) AU2001231475A1 (ja)
DE (2) DE10009816A1 (ja)
WO (1) WO2001064271A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10009816A1 (de) * 2000-03-01 2001-10-18 Disetronic Licensing Ag Nadelschutzvorrichtung für ein Injektionsgerät
DE10009814B4 (de) 2000-03-01 2008-03-06 Tecpharma Licensing Ag Einweg-Injektorkappe
US6547764B2 (en) 2000-05-31 2003-04-15 Novo Nordisk A/S Double pointed injection needle
ES2257597T3 (es) * 2001-11-30 2006-08-01 Novo Nordisk A/S Ensamblaje de aguja de seguridad.
US8562583B2 (en) 2002-03-26 2013-10-22 Carmel Pharma Ab Method and assembly for fluid transfer and drug containment in an infusion system
US7867215B2 (en) 2002-04-17 2011-01-11 Carmel Pharma Ab Method and device for fluid transfer in an infusion system
SE523001C2 (sv) 2002-07-09 2004-03-23 Carmel Pharma Ab En kopplingsdel, en koppling, en infusionspåse, en infusionsanordning och ett förfarande för överföring av medicinska substanser
WO2004064903A1 (en) 2003-01-21 2004-08-05 Carmel Pharma Ab A needle for penetrating a membrane
IL157981A (en) 2003-09-17 2014-01-30 Elcam Medical Agricultural Cooperative Ass Ltd Auto injector
DE102004063603A1 (de) * 2004-12-29 2006-07-20 Tecpharma Licensing Ag Verriegelbare Nadelschutzvorrichtung
US8425460B2 (en) 2005-09-01 2013-04-23 Owen Mumford Limited Needle shroud assembly
GB0517699D0 (en) 2005-09-01 2005-10-05 Owen Mumford Ltd Needle shroud assembly
DE102006029911B4 (de) * 2006-06-29 2008-04-03 Tecpharma Licensing Ag Nadelschutzvorrichtung für eine Injektionsvorrichtung
DE102006041808B4 (de) 2006-09-06 2018-04-05 Tecpharma Licensing Ag Nadelschutzvorrichtung mit lösbar blockiertem Nadelschutz
ES2360191T3 (es) * 2006-12-22 2011-06-01 Novo Nordisk A/S Ensamblaje de aguja protegible con un protector de seguridad pretensado.
DE102007009340A1 (de) * 2007-02-27 2008-08-28 Tecpharma Licensing Ag Nadelschutzvorrichtung mit integrierter Nadelträgerentfernungsvorrichtung zum Entfernen eines Nadelträgers von einem Injektionsgerät
US7942860B2 (en) 2007-03-16 2011-05-17 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
US8657803B2 (en) 2007-06-13 2014-02-25 Carmel Pharma Ab Device for providing fluid to a receptacle
US8029747B2 (en) 2007-06-13 2011-10-04 Carmel Pharma Ab Pressure equalizing device, receptacle and method
US8622985B2 (en) 2007-06-13 2014-01-07 Carmel Pharma Ab Arrangement for use with a medical device
US10398834B2 (en) 2007-08-30 2019-09-03 Carmel Pharma Ab Device, sealing member and fluid container
US8287513B2 (en) 2007-09-11 2012-10-16 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
US8075550B2 (en) * 2008-07-01 2011-12-13 Carmel Pharma Ab Piercing member protection device
US8523838B2 (en) 2008-12-15 2013-09-03 Carmel Pharma Ab Connector device
US8790330B2 (en) 2008-12-15 2014-07-29 Carmel Pharma Ab Connection arrangement and method for connecting a medical device to the improved connection arrangement
PL2954914T3 (pl) 2009-05-29 2019-05-31 Tecpharma Licensing Ag Urządzenie wstrzykujące, zwłaszcza strzykawka automatyczna wyposażona w osłonę przed ukłuciem i/albo w zabezpieczenie pojemnika z produktem przed przeciążeniem
US8480646B2 (en) 2009-11-20 2013-07-09 Carmel Pharma Ab Medical device connector
USD637713S1 (en) 2009-11-20 2011-05-10 Carmel Pharma Ab Medical device adaptor
US8162013B2 (en) 2010-05-21 2012-04-24 Tobias Rosenquist Connectors for fluid containers
US9168203B2 (en) 2010-05-21 2015-10-27 Carmel Pharma Ab Connectors for fluid containers
WO2012045350A1 (en) 2010-10-06 2012-04-12 Tecpharma Licensing Ag Locking and retaining mechanism for the needle guard sleeve of an injection device
EP2468335A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-27 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH Auto-injector
CA2831563A1 (en) 2011-03-29 2012-10-04 Abbvie Inc. Improved shroud deployment in automatic injection devices
CN104968385B (zh) * 2013-02-08 2018-03-20 赛诺菲-安万特德国有限公司 具有针保护件的药物输送装置
EP3242700B1 (en) * 2015-01-08 2020-09-09 Novo Nordisk A/S Needle unit with a lockable needle shield and an injection device comprising such a needle unit
CN111685842B (zh) * 2020-07-23 2023-12-29 内蒙古善水医院有限公司 一种基于血液净化用患者扎针位置的舒缓释放装置
WO2023104513A1 (en) * 2021-12-07 2023-06-15 Shl Medical Ag Medicament delivery device
WO2023223165A1 (en) * 2022-05-16 2023-11-23 Pfizer Inc. Injection device with a needle detection feature

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4758231A (en) * 1987-04-27 1988-07-19 Habley Medical Technology Corporation Shielded safety syringe
US4787891A (en) * 1987-07-13 1988-11-29 Paul Levin Syringe holder and applicator
US5137521A (en) * 1991-08-19 1992-08-11 Alco Machine & Tool, Inc. Telescoping safety guard for hypodermic needles and the like
US5242416A (en) 1992-01-09 1993-09-07 Hutson Clifford L Shield assembly for needle syringes
US5279585A (en) * 1992-02-04 1994-01-18 Becton, Dickinson And Company Medication delivery pen having improved dose delivery features
US5201720A (en) * 1992-04-21 1993-04-13 Joseph Borgia Syringe holding and ejecting assembly
US5306408A (en) * 1992-06-29 1994-04-26 Ism Technologies, Inc. Method and apparatus for direct ARC plasma deposition of ceramic coatings
US5246428A (en) * 1992-07-30 1993-09-21 Falknor Donald W Needle safety mechanism
US5360408A (en) * 1992-11-16 1994-11-01 Vaillancourt Vincent L Shielded hypodermic needle assembly and a shield assembly for a hypodermic needle
WO1994011041A1 (en) 1992-11-19 1994-05-26 R G S.A.S. Di Rosaria Galli & C. Disposable auto-injector for prefilled syringes
US5320609A (en) * 1992-12-07 1994-06-14 Habley Medical Technology Corporation Automatic pharmaceutical dispensing syringe
US5984899A (en) * 1993-02-11 1999-11-16 Beech Medical Products, Inc. Needle protector device having a lockable protective cover which is unlockable during actuation
US5304137A (en) * 1993-05-07 1994-04-19 Fluke Gary L Safety syringe
US5472430A (en) * 1993-08-18 1995-12-05 Vlv Associates Protected needle assembly
US5498244A (en) * 1993-09-22 1996-03-12 American Home Products Corporation Safety guard for medical instruments
US5549558A (en) * 1995-06-09 1996-08-27 Martin; Robin P. Self sheathing safety needle
US5609577A (en) * 1996-01-29 1997-03-11 Haber; Terry M. Automatically locking hypodermic needle hiding shield for a dose metering syringe
US5976111A (en) * 1996-03-04 1999-11-02 Emily A. Hart Automatically positioned hypodermic needle guard
EP0848623B1 (de) * 1996-07-05 2003-10-08 Disetronic Licensing AG Injektionsgerät zum injizieren von flüssigkeit
USD449687S1 (en) * 2000-08-31 2001-10-23 Disetronic Licensing Ag Needle shield for an injection device
DE10009816A1 (de) * 2000-03-01 2001-10-18 Disetronic Licensing Ag Nadelschutzvorrichtung für ein Injektionsgerät

Also Published As

Publication number Publication date
EP1261388A1 (de) 2002-12-04
EP1261388B1 (de) 2006-05-24
DE50109872D1 (de) 2006-06-29
US20030040725A1 (en) 2003-02-27
US6960194B2 (en) 2005-11-01
ATE326993T1 (de) 2006-06-15
AU2001231475A1 (en) 2001-09-12
JP2003525088A (ja) 2003-08-26
WO2001064271A1 (de) 2001-09-07
DE10009816A1 (de) 2001-10-18
US7534229B2 (en) 2009-05-19
US20060129105A1 (en) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4243062B2 (ja) 注射装置用の針保護装置
DK2954914T3 (en) Injection device, especially auto-injector with plug protection and / or overload protection for a product container
CN101868272B (zh) 具有可由安全护套解除作用的容器保持装置的自动注射器
JP5969396B2 (ja) 通路の有効穴部を狭めるため通路に配置された突出部を備える注射装置
TWI513483B (zh) 安全注射器總成及其形成與使用方法
JP4540426B2 (ja) 保護キャップの取り外し装置及び針保護スリーブの係止手段を備える投与装置
US6319233B1 (en) Safety shield system for prefilled syringes
JP5054965B2 (ja) 針装置およびその動作方法
TWI241919B (en) Safety needle
TWI555547B (zh) 藥物輸送裝置
KR102118819B1 (ko) 약물 전달 장치를 위한 투여 메커니즘
JP5539960B2 (ja) ロック要素を備えたニードル防護アセンブリ
TWI746502B (zh) 安全注射器
JP5813500B2 (ja) 径方向に移動可能な固定要素を持つ針保護アセンブリー
KR102399468B1 (ko) 약물 전달 장치용 투여 조립체 및 이를 포함하는 약물 전달 장치
JP4287611B2 (ja) 注射装置
EP2355875A2 (en) Protective shield for a hypodermic syringe
JP2008062063A (ja) ブロッキング手段を備える針保護装置
JP2010502316A (ja) 先端保護エレメント及び基端保護エレメントを含むニードル保護デバイス
TW201722493A (zh) 藥物輸送裝置
WO2000047256A1 (en) Retractable i-v catheter placement device
TWI606853B (zh) 藥物輸送裝置用的動力包組合體
JP4335670B2 (ja) 予め充填された注射器のための安全シールド・システム
US20170119972A1 (en) Plunger Segments Drive Mechanism for a Medicament Delivery Device
JP2018519086A (ja) 薬剤送達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080117

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080417

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4243062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees