JP5813500B2 - 径方向に移動可能な固定要素を持つ針保護アセンブリー - Google Patents

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Description

本発明は、注射器の如き注入器具に結合され、注入の完了を考慮した針保護アセンブリーに関し、この針保護アセンブリーは、偶発的針刺し傷害から使用者を保護すると共に注射針の再使用を阻止するため、注入後に始動する。
この出願において、部品または器具の末端は、使用者側から最も遠い端を意味するように理解され、その基端は、使用者側に最も近い端を意味するように理解されるべきである。同様に、この出願において「基端方向」が注入の方向を意味するように理解され、「末端方向」が注入方向に対して逆方向を意味するように理解されるべきである。
医療分野において、偶発的針刺し傷害を抑えることを考慮し、注射針が注入器具の使用の前および/または後に使用者または患者に接触するのを阻止するため、針保護システムを持った注入器具を提供することが普通である。加えて、このような針保護システムはまた、注入器具の再使用を阻止することができる。
通常、針保護システムは、注入が完了すると、末端に移動して注射針を覆うことができる針シールドを含む。注射針に対する針シールドの末端移動は、注射針が注入部位から引き戻された場合、ばねによる自動的な方法でしばしばば引き起こされる。一般に、針シールドは固定システムに助けられ、大体の場合、針ハブにおよび/または針シールドの何れかに配された撓み部材の共働作用に基づき、その「使用後」の位置へと次に固定される。
特許文献1は、このような針保護システムを開示し、これは固定システムが針シールドをその「使用後」の位置に向けて付勢するばねと、針シールドに設けられて「使用後」の位置にある針ハブに設けられた溝に係合する撓み脚部とを具えている。
US2005/0113750 WO91/17783 US2004/0102740
それにもかかわらず、従来技術の針保護システムは、撓み部材を撓ませるエネルギーが必要なため、針シールドを変位させて撓み部材の抵抗を克服するように、高いばね力が必要であるという欠点を有する。これは、使用前の「格納」位置において、圧縮されたばねの高いばね力が針アセンブリーおよび/または注入器具を形成する通常のプラスチック部材を撓ませてしまう可能性があるという結果を有する。この変形は、針保護システムが使用時に正しく働かないという結果をもたらす可能性がある。この変形はまた、注入時に誤った深さの注入をもたらす可能性もある。もちろん、注入中に、高いばね力が針シールドを皮膚に対して押し付け、注入器具に対してばねの高い力に比例した反発力を発生させよう。この反発力は、皮膚に対する一定圧の正確な位置決めをより困難にすると共に予測できなくし、注入作業を行うことをより困難にしよう。加えて、高い力を持ったばねは扱いにくく、高価であって低効率のばねよりも組立が困難である。他方、低効率のばねは、撓み部材の抵抗を克服して針保護システムが正しく働くことができるように充分な力をもたらさない。
特許文献2は、針ハブをその「使用後」の位置に対してずれるようになる針シールドが設けられた注入器具を開示する。それにもかかわらず、特許文献2の注入器具は、その「使用後」の位置に針シールドを配するために注入器具の一部に手作業の回転を必要とする。従って、このような注入器具は取り扱うのが容易ではない。
特許文献3は、針シールドがその「使用後」の位置に移動する際に変位する固定要素を持つ針シールドが設けられた注入器具を開示する。それにもかかわらず、特許文献3の固定要素は、針シールドがその「使用後」の位置に移動する際に、注射針、特にこの注射針の末端側尖端と直接接触状態になる。このような直接接触は、これが注射針に対して継続した力を加え、従って注入措置の信頼性を低下させるので、望ましくない。さらに、このような直接接触はまた、液体薬剤や血液をこぼしてしまう可能性がある。もちろん、この注入措置の最後に注射針の末端側尖端に存在する多少の液体薬剤や血液がこぼれてしまう可能性があり、針シールドをその「使用後」の位置に移動する際に、このようなこぼれ現象は汚染の危険性をもたらす可能性が高い。加えて、特許文献3において、固定要素がその「使用後」の位置にある場合、注射針によって突き刺されるのを阻止するため、固定要素は金属の如き特定材料から作られるべきであると思われる。これは、注入器具を製造し、従って購入するのに費用がかかってしまう可能性がある。この特許文献3に記述されたような従来技術の例において、針シールドは、伸縮式に組み立てられた多くの部品にて作られており、固定要素はばねにより加えられる付勢力に対して抵抗する注射針によって初期位置に保持される。上述したこのような部品を組み立てることは、工業的手法の点で特に困難である可能性があり、このような手法の信頼性は非常に疑わしい可能性がある。このような針シールドの動作は使用者によって得られ、これをその「使用中」の位置からその「使用後」の位置まで移動させる必要があるため、針シールドの伸縮移動可能な部品の延在部を自由にする横方向押しボタンを手動で始動させる。従って、このような注入器具を用いることは概ね楽ではなく、さらに、これらの器具は自動的に保護されないので、その使用後の針刺し傷害の危険性が大きい可能性がある。
さらに、従来技術の針保護システムは、複数の異なる部品、特に固定システムを形成する部材を必要とし、従って製造することが困難であって時間が掛かる。
従って、使用者に対する偶発的針刺しと注射針の再使用とを回避するため、注入措置の終りに容易に始動すると同時に、格納中に針アセンブリーを形成するプラスチック部品の変形をもたらす可能性がなく、容易に組み立てられる針保護アセンブリーに対する要求がある。また、注入の終了後に注射針から液体がこぼれる危険性を抑制する針保護アセンブリーに関する要求もある。さらに、例えば制限された数のプラスチックから作られる部品を用いて組み立てることが容易であって、製造するのが特に高価ではない針保護アセンブリーに対する要求がある。
本発明は、この問題に対し注入の終りに保護部材の末端側への移動をもたらすために用いられるばねの如き付勢手段が高すぎる力を示す必要がない低効率の付勢手段であるように、特定の固定システムを具えた針保護アセンブリーを提供することによって改善し、このような針保護アセンブリーは、好ましくは製造するのが容易であって、注入後に注射針の尖端からのこぼれを阻止する。
本発明の第1の形態は、針アセンブリーの注射針を保護するように意図した針保護アセンブリーであって、この針保護アセンブリーは、前記注射針(3)に対して固定されるようになっている支持体と、
前記注射針の少なくとも一部を収容するようになっている針シールドであって、長手方向軸線Aを有すると共に前記支持体に対し、この針シールドが前記注射針の一部を覆わずに離れる少なくとも使用中の位置と、当該針シールドが前記注射針を覆うように意図した使用後の位置との間を軸線方向に移動可能である針シールドと、
この針シールドを前記使用中の位置から前記使用後の位置へと変位させるようになっている付勢手段と、
前記針シールドがその使用後の位置からその使用中の位置へと戻るのを阻止するようになっている固定要素と
前記針シールド(8)がその使用後の位置に達した場合に前記付勢手段(13)の作動により前記針シールド(8)に対して前記固定要素(10)の径方向変位をもたらし、これによって前記固定要素(10)をその自由位置からその固定位置へと移動させることをもたらすように設計された方向付け手段(9,11)と
を少なくとも具え、前記針シールドの少なくとも一部がチューブの包括的形状を有すると共に前記固定要素の少なくとも一部が前記チューブのそれとほぼ同じ径方向寸法のリングの包括的形状を有し、前記固定要素が長手方向軸線Bを有すると共に前記針シールドの長手方向軸線Aおよび前記固定要素の長手方向軸線Bが相互に同軸であって前記針シールドがその使用中の位置からその使用後の位置へと移動することができる少なくとも1つの自由位置と、前記固定要素の長手方向軸線Bが前記針シールドの長手方向軸線Aから径方向に間隔をあけられて前記針シールドのその使用後の位置からその使用中の位置への移動が阻止される固定位置との間を前記針シールドに対して径方向に移動可能であり、前記注射針は、少なくとも前記針シールドがその使用中の位置からその使用後の位置へと移動する場合、前記固定要素と全く接触しないことを特徴とする。
本発明の針保護アセンブリーの一実施形態において、その固定位置にある前記固定要素は、前記支持体に設けた少なくとも一つの当接部に対して支持された前記固定要素の基端の少なくとも一部によって、軸線方向基端側に対して固定される。
例えば一実施形態において、前記固定要素が前記付勢手段と前記針シールドとの間に配され、前記固定要素および前記針シールドは、前記固定要素がその自由位置にある場合、前記付勢手段に結合され、前記固定要素がその固定位置にある場合、前記固定要素および針シールドは、前記付勢手段から切り離される。「結合される」に関し、この出願においては固定要素と針シールドとが付勢手段につながることを意味する。例えば、付勢手段は前記固定要素と接触状態になることができ、固定要素はそれ自体が前記針シールドと接触状態になる。結果として、前記付勢手段が前記固定要素に力を加えると、この力が針シールドに伝達される。反対に、「切り離される」に関し、この出願においては固定要素と針シールドとがもはや付勢手段に依存しないことを意味する。
一実施形態において、本発明の針保護アセンブリーは、前記固定要素を前記針シールドの「使用中」の位置にある前記針シールドと一直線状に保持して前記固定要素がその「固定」位置に向けて移動するのを阻止するように意図した案内手段をさらに具える。従って、針シールドおよび固定要素は、針シールドの「使用中」の位置にある間、同軸である。
本発明の針保護アセンブリーの一実施形態において、前記支持体は、前記針シールドおよび前記固定要素を囲んで配される外側スリーブと、前記針シールドおよび前記固定要素内に収容される内側コアとをさらに具え、前記針シールドおよび前記固定要素は、前記外側スリーブと、前記針シールドの少なくとも「使用中」の位置における前記内側コアとに対し、前記軸線AおよびBに沿って相互に平行に移動可能である。この案内手段を前記内側コアおよび前記外側スリーブの少なくとも一方に設けることができる。さらに、前記案内手段は、前記外側スリーブの内壁の長さの一部と、前記内側コアの外壁の長さの一部とに設けられたそれぞれ少なくとも1つの長手方向リブを具え、前記リングの壁の少なくとも一部が前記針シールドの「使用中」の位置にある前記長手方向リブ支持される。このような一実施形態において、長手方向リブは固定部材を針シールドと同軸に保持する。
本発明の一実施形態において、前記方向付け手段の第1の部分が前記固定要素に配されると共に前記方向付け手段の第2の部分が前記針シールドに配され、前記方向付け手段のこれら第1および第2の部分は、前記針シールドがその使用後の位置に達した場合、前記付勢手段の作動により前記針シールドに対して前記固定要素の径方向変位をもたらすように相互に共働し合う。
例えば、前記方向付け手段の第1の部分が前記固定要素に配されると共に前記方向付け手段の第2の部分が前記針シールドに配され、前記方向付け手段のこれら第1および第2の部分は、前記針シールドがその使用後の位置に達した場合、前記付勢手段の作動により前記針シールドに対して前記固定要素の径方向変位をもたらすように相互に共働する。例えば、前記傾斜面または相補的傾斜面の少なくとも一方には径方向内側に延在する少なくとも1つの突起が設けられ、これらが相互に滑動した場合、前記少なくとも1つの突起は前記傾斜面と前記相補的傾斜面との間の面接触を増大させる。このような一実施形態において、リングとチューブとの間の面接触摩擦がチューブに対するリングの径方向変位をより良好にするために小さいことが好ましい。
本発明の一実施形態において、前記外側スリーブは、その内壁に前記長手方向リブと一直線状に配された凹部を具え、針シールドの使用中の位置にて前記長手方向リブ支持される前記リングの壁の前記少なくとも一部は、前記針シールドが前記付勢手段の作動によってその使用後の位置に達した場合、前記針シールドに対する前記固定要素の径方向変位によって前記凹部に係合することをもたらし、前記凹部には前記当接部が設けられている。
一実施形態において、前記付勢手段が少なくともコイルばねを具えている。
一実施形態において、前記針シールドは、この針シールドが注射針の少なくとも一部を覆う使用前の位置と、前記使用中の位置との間を前記支持体に対して軸線方向に移動可能である。
一実施形態において、この針保護アセンブリーは前記針シールドおよび前記支持体の何れか一方に配されるカムと、前記針シールドおよび前記支持体の何れか他方に配されるペグとを具え、これらカムおよびペグは、前記針シールドの使用中の位置および/または使用前の位置および/または使用後の位置の少なくとも一つを規定するために相互に共働するようになっている。
本発明の別な形態は、注射針が設けられた少なくとも1つの針ハブを具えた針アセンブリーであり、これは上述したような針保護アセンブリーをさらに具えている。
本発明の別な形態は、針アセンブリーとリザーバーとを少なくとも1つずつ具えた注入器具であり、これは上述したような針保護アセンブリーをさらに具えている。
本発明の針保護アセンブリーにおいて、付勢手段、例えばコイルばねは、注入が完了した時点で針シールドを移動させるために用いられるが、針シールドをその「使用後」の位置に固定するため、従来技術の固定システムの撓み部材により抗われる摩擦力や、任意の場所での抵抗を克服する必要がない。針シールドおよび固定要素は、針シールドを前記「使用後」の位置に固定する針シールドの「使用後」の位置において、もはや同軸ではないという事実がある。本発明の針保護アセンブリーのコイルばねの如き付勢手段から、より少ない力が必要とされる。この結果、本発明の針保護アセンブリーの付勢手段は、「格納」位置であっても、このアセンブリーを形成するプラスチック部品に対して大きな力を加えない。従って、これらプラスチック部品の変形の危険性は、本発明の針保護アセンブリーに関して制限される。加えて、従来技術の器具において用いられるばねよりも弱いばねを本発明の針保護アセンブリーにおける付勢手段として用いることができる。
さらに、本発明の針保護アセンブリーにおいて、注射針は、針シールドがその「使用中」の位置からその「使用後」の位置へと移動する場合、固定要素と針シールドとの間の共働作用に干渉しない。結果として、針シールドがその「使用中」の位置からその「使用後」の位置へと動かされた場合、固定要素は注射針と接触状態にならない。本発明の針保護アセンブリーに関し、注入の終りに注射針の末端尖端に存在する可能性がある液体の薬剤または血液が漏出する危険性は制限される。
特に、本発明の針保護アセンブリーの注射針は、針保護アセンブリーが「格納」位置にある場合、付勢または偏倚力を受けない。また、注入器具と共に針保護アセンブリーの使用中にも、このような力を受けない。結果として、この注入処置は、本発明の針保護アセンブリーを、注射針が例えばばね力に委ねられる従来技術のアセンブリーよりも、より信頼性が高く、かつより効率的にする。
従って、本発明の針保護アセンブリーは、従来技術のアセンブリーよりも製造が容易である。
本発明による針保護アセンブリーを具えた「格納」位置における注入器具の断面図であり、この注入器具には保護キャップが設けられている。 図1の針保護アセンブリーの針シールドの立体投影図である。 図1の針保護アセンブリーの固定要素の立体投影図である。 図1の針保護アセンブリーの外側スリーブの立体投影図である。 図1の注入器具の「使用前」位置における断面図であり、一時的に保護キャップが取り外されている。 図1の注入器具の注入中、すなわち「使用中に」位置における断面図である。 図1の注入器具の注入をちょうど終えた「使用後」の位置における断面図である。 次の「格納」位置におけるカムのペグの位置を示す図1〜図7の注入器具の針保護アセンブリーの一部抽出図である。 次の「使用前」の位置におけるカムのペグの位置を示す図1〜図7の注入器具の針保護アセンブリーの一部抽出図である。 次の「使用中」の位置におけるカムのペグの位置を示す図1〜図7の注入器具の針保護アセンブリーの一部抽出図である。 次の「使用後」の位置におけるカムのペグの位置を示す図1〜図7の注入器具の針保護アセンブリーの一部抽出図である。
さて、本発明の針保護アセンブリーおよび針アセンブリーならびに注入器具が以下の説明および添付図面を参照してさらに記述されよう。
図1を参照すると、注入器具100(一部を示す)に取り付けられた本発明による針保護アセンブリー1が示されている。注入器具100は「格納」位置にあり、その末端は保護キャップ200で覆われている。本発明の針保護アセンブリー1は、注射針3を支持する支持体2を具えている。この支持体2は内側コア4を具え、この内側コア4はその外壁に長手方向の切欠き5を具えている。この支持体2はまた、内側コア4の外径よりも大きな外径の基端部6を具え、前記内側コア4に対するリム7を形成している。図8Aから図8Dに示すように、支持体2の外壁、例えば内側コア4の外壁には、V字の包括的形状を有する長手方向のカム4aが設けられ、その機能は後で説明されよう。
図1の針保護アセンブリー1はまた、少なくとも前記支持体2の一部、特に前記支持体2の前記内側コア4を収容する針シールド8を具えている。図2を参照すると、針シールド8は長手方向軸線Aを持ったチューブの包括的形状を有する。この針シールド8は、その基端8aおよびその末端8bが開口している。その基端8aは第1の傾斜面9の形態にあり、前記第1の傾斜面9には径方向内側に延在する複数のスプライン9aが設けられ、その機能は後で説明されよう。図8Aから図8Dに示すように、針シールド8には、針シールド8のそれぞれ「使用前」および「使用中」および「使用後」の位置を画成するように、カム4aと共働することができるペグ8c(図2では見えない)が設けられている。これらの位置は、これ以降に記述される。明瞭性のため、針シールド8は図8A,図8Bに示しておらず、前記針シールド8の一部であるペグ8cのみ、これらの図に示してある。
図5〜図7の説明から明確になるように、針シールド8は、この針シールド8が注射針3の少なくとも一部を覆う図5に示すような「使用前」位置と、当該針シールド8が前記注射針3の一部を残して覆う図6に示すような「使用中」の位置と、該針シールド8が前記注射針3を覆う図7に示すような「使用後」の位置との間を支持体2に対して軸線方向に移動可能である。
図1の針保護アセンブリー1は、支持体2の内側コア4を取り囲むリング10をさらに具え、このリング10は針シールド8の基端8aに隣接して配される。リング10は図3に示されている。この図に示すように、リング10は長手方向軸線Bを有し、その基端10aおよびその末端10bが開口している。リング10の末端10bは、第2の傾斜面11の形態にある。針シールド8の第1の傾斜面9とリング10の第2の傾斜面11とは同じ角度を有し、従って相補的である。
図3に示すように、リング10の内壁には、基端当接面12aを形成する環状リム12が設けられている。
針シールド8を形成するチューブおよびリング10のそれぞれ径方向寸法は、ほぼ同じである。
図1を参照すると、リング10の末端は針シールド8の基端8a(図3参照)に対向しており、この位置において、針シールド8の第1の傾斜面9はリング10の第2の傾斜面11に対して緊密かつ相補的に当接する。図1からも明らかなように、この位置において、針シールド8およびリング10は同軸であり、これらのそれぞれ長手方向軸線AおよびBは一体化している。備考として、この図に関し、長手方向軸線AおよびBはまた、注入器具100の長手方向軸線とも一体化している。換言すれば、針シールド8とリング10とは相互に一直線状に並んでいる。
図1の針保護アセンブリー1は、支持体2とリング10との間に配されたコイルばね13をさらに具える。図1に示した形態に関し、コイルばね13の基端は、リム7を受け、その末端はリング10の環状リム12の基端当接面12aを受ける。図1に示す「格納」位置において、コイルばね13は部分的に伸張した状態にある。注入器具100の処置の詳細な説明の後で明らかになるように、コイルばね13は針シールド8をその「使用中」の位置からその「使用後」の位置へと移動させるための付勢手段として作動する。
図1から明らかなように、リング10はコイルばね13と針シールド8との間に配されている。さらに、コイルばね13はリング10と接触状態にあり、リング10は針シールド8と接触状態にある。結果として、リング10および針シールド8はコイルばね13に結合され、換言すると、針シールド8に加えられる基端方向の力は、コイルばね13の圧縮をもたらそう。これに対し、コイルばね13の伸張は、リング10および針シールド8の両方の末端方向移動をもたらそう。
図1の注入器具100はまた、注入される薬剤を収容するように意図したスリーブ14(一部を示す)と、このスリーブ14および針保護アセンブリー1を収容する外側スリーブ15とを具えている。
図示したような実施形態において、外側スリーブ15は支持体2に対して固定され、従って支持体2の一部を形成する。図から明らかなように、外側スリーブ15はリング10および針シールド8を収容する。
外側スリーブ15は図4に示されている。この図に示すように、外側スリーブ15は概ね円筒形状を有し、その基端15aおよびその末端15bが開口している。外側スリーブ15は、長手方向リブ16を持つその内壁の全長の一部に設けられ、前記長手方向リブ16は外側スリーブ15の末端15bまで延在していない。前記長手方向リブ16と一直線状をなす内壁の末端部分は、前記長手方向リブ16がなく、その基端に設けられて当接部17aを持った凹部17を画成する。
図1に示すように、注入器具100の「格納」位置において、リング10の壁の少なくとも一部は、外側スリーブ15のリブ16を径方向に支える。従って、すでに述べたように、リング10は針シールド8と同軸であり、前記リブ16は針シールド8を形成するチューブと一直線状にリング10を保持するための案内手段として作動する。
さて、針保護アセンブリー1および注入器具100の操作が図1および図5〜図7を参照して説明されよう。
図1に関し、注入器具100は「格納」位置にある。注入器具100の末端は、注入器具100を取り扱う必要のあるあるゆる人の偶発的針刺し傷害を回避するため、保護キャップ200で覆われている。図8Aに示すように、ペグ8cはV字形のカム4aの第1の分岐部において「自由」位置にある。
注入を行うため、使用者は保護キャップ200を図5に示すように取り外す。図5に示すこの「使用前」の位置において、針シールド8は注射針3の一部を覆う。図示しない一実施形態において、針シールド8はあらゆる偶発的針刺し障害をこの位置で阻止するために注射針3全体を覆うことができる。
図5に示す位置において、コイルばね13は、図1の状態よりもそれほど圧縮されていない状態、すなわち部分的に伸張した状態にあり、図8Bに示すようにペグ8cはカム4aの第1の分岐部の自由端に当接する。図5に示したこの「使用前」の位置において、針シールド8の長手方向軸線Aはおよびリング10の長手方向軸線Bは、相互に同軸、すなわち一体化している。針シールド8およびリング10は相互に一直線状に並んでいる。
使用者は、次に注入器具100を患者(図示せず)の皮膚にあてがい、針シールド8の末端8b(図3参照)が皮膚と接触状態になるまで注射針3を注入部位に挿入する。次に、使用者は注入部位へ注射針3を完全に挿入するため、注入器具100に末端側の圧力を加え、これは、針シールド8に対する支持体2の末端側の移動をもたらすことを結果として有し、図6に示すように、前記針シールド8は患者(図示せず)の皮膚に対して妨害される。末端側への支持体2の移動中に、リム7がリング10に対してより近接するようになり、この場合コイルばね13は図6に示すように圧縮された状態である。図8Cに示すように、ペグ8cはV字形カム4aを形成する2つの分岐部の結合個所に対して当接状態にある。針シールド8は、その「使用中」の位置にある。次に、使用者は注入されるべき製品の注入を実現することができる。
図6に示すような針シールド8のこの「使用中」の位置において、針シールド8の長手方向軸線Aおよびリング10の長手方向軸線Bは相互に同軸、すなわち一体化されている。針シールド8およびリング10は相互と一直線状に並んでいる。
一度注入処置(図示せず)が完了すると、使用者は注入器具100を注入部位から取り外し、針シールド8は患者の皮膚によってもはや妨害されない。従って、コイルばね13はその伸張状態へと自由に戻り、これは支持体2に対してリング10および針シールド8の両方の図7に示すような末端側への移動をもたらす。針シールド8が配備されて注射針3を覆い、それによって使用者に対するあらゆる偶発的針刺し障害と注入器具100の再使用とを阻止する。この処置の間、コイルばね13は針シールド8をその「使用中」の位置からその「使用後」の位置まで変位させるのに役立つ付勢手段として作動する。
伸張しているコイルばね13は、リング10を同軸の針シールド8と共に軸線方向末端側に押圧する。この末端側への変位の間に、リング10はこのリング10の壁の一部が支承される長手方向リブ16のおかげで針シールド8と同軸に保持される。針シールド8がその「使用後」の位置に達すると、リング10は長手方向リブ16の端部に達する。この結果、長手方向リブ16に支承されたリング10の壁の一部は、相互に滑動することによって相互に共働する第1および第2の傾斜面(9,11)のため、前記針シールド8に対して径方向に移動するように付勢され、これによりかつ支持体2の内側コア4の外壁に設けられた長手方向切欠き5に係合するコイルばね13の作動により、リング10の壁の前記一部を凹部17へと押し込む。前記第1および第2の傾斜面(9,11)が相互に滑動すると、第1の傾斜面9に設けた突起9aが第1および第2の傾斜面(9,11)の間の面接触を増大させて前記2つの傾斜面の相互の滑動を促進するように寄与する。従って、第1および第2の傾斜面(9,11)は、針シールド8に対するリング10の径方向変位をもたらすための方向付け手段として作動する。針シールド8に対するリング10のより滑らかな径方向変位を確実にするため、リング10と針シールド8との間の摩擦力をできるだけ小さくすることが好ましい。
さて、図7に示すように、長手方向リブ16にあらかじめ支承されたリング10の壁の一部は、外側スリーブ15の凹部17に収容されて係合し、リング10の環状リム12は、支持体2の内側コア4の長手方向切欠き5に収容されている。リング10は、針シールド8ともう同軸ではない。結果として、リング10は前記凹部17の少なくともその係合手段と、外側スリーブ15に設けられた当接部17aに対するリング10の基端10aの当接とによって、軸線方向基端側に固定される。これは、針シールド8の長手方向軸線Aおよびリング10の長手方向軸線Bが径方向に間隔をあけた図7で見ることができる。従って、針シールド8は基端方向に戻ることができない。従って、針シールド8はその「使用後」の位置からその「使用中」の位置まで戻すことができない。従って、リング10は針シールド8の固定要素として作動し、針シールド8がその「使用後」の位置にある場合に「固定」位置にある。リング10のこの「固定」位置において、リング10および針シールド8はコイルばね13から切り離されており、換言すれば、特にリング10が軸線方向基端側にここでは妨げられているので、針シールド8に加えられる基端側への力はコイルばね13を圧縮することを可能にしない。
図1および図5および図6から明らかなように、針シールド8の格納および「使用前」および「使用中」の位置において、リング10は針シールド8と同軸のままであり、ある位置から他への前記針シールド8の移動を阻止しない。これらの図1,図5,図6に関し、リング10によって形成された固定要素は「自由」位置にあり、またこれらの図に関し、リング10および針シールド8はコイルばね13に結合されている。
図8Dに示すように、ペグ8cはV字形カム4aの第2の分岐部の自由端に対してここでは当接している。
上の説明から明らかなように、針シールド8がその「使用中」の位置からその「使用後」の位置まで移動する場合、注射針3はリング10とのあらゆる接触を持たない。もちろん、注射針3はこれらの動作中に針シールド8にもこのアセンブリー1の他のいかなる部品にも接触しない。結果として、状況に応じて注射針3の末端尖端に存在する液体の一部が周りにこぼれるという危険性がない。さらに、これらの動作中に、注射針3は偏倚または付勢力を受けず、従って注入処置の信頼性をより高くする。
本発明の針保護アセンブリー1および注入器具100において、本発明の針保護アセンブリー1および注入器具100のコイルばね13の力は、任意の可撓性固定部材を乗り越えなくてよいので、高くする必要がない。この結果、本発明の針保護アセンブリー1および注入器具100が図1に示すような「格納」位置にある場合、針保護アセンブリー1および/または注入器具100を形成する異なる部品に対してコイルばね13により加えられる力が高くなく、前記部品を撓ませない。このコイルばね13は扱いやすく、針保護アセンブリー1および/または注入器具100を適度な寸法にすることができる。加えて、これは大きな力のばねよりも圧縮圧を小さくする必要があるので、コイルばね13を組み立てることが容易である。
前述したように、図1から図7の針保護アセンブリー1は4つの位置、すなわち、
注射針3が保護キャップ200によって保護される前の「格納」位置と、
保護キャップ200の引出し後かつ注入器具100の適切な使用前であって、注射針が針シールド8によって少なくとも部分的に覆われる「使用前」の位置と、
注入器具100が注入部位に対してあてがわれ、注射針3が注入部位に挿入され、従って前記注射針3の一部が針シールド8によって覆われない「使用中」の位置と、
注入部位からの注射針3の引き抜き後であって、針シールド8が注射針3を覆う「使用後」の位置と
を有する。
図示しない一実施形態において、針シールドは、支持体の外壁に配されたペグをその中に収容することができるカムを設けることができ、前記カムおよび前記ペグは、針シールドの「使用前」および「使用中」および「使用後」の位置をそれぞれ画成するように共働することができる。
図示しない他の実施形態において、外側スリーブを針シールド内に収容された内側スリーブと置き換えることができる。このような場合において、溝がリングの壁の一部に設けられた内側スリーブは、針シールドの「使用後」の位置において係合されるようになる。
図示しない別の実施形態において、針保護アセンブリーは長手方向リブを設けた外側スリーブと、溝を設けた内側スリーブとを具えることができ、リングの壁の一部が針シールドの「使用後」の位置にて前記溝に係合する。

Claims (16)

  1. 針アセンブリーの注射針(3)を保護するように意図した針保護アセンブリー(1)であって、この針保護アセンブリー(1)は、
    前記注射針(3)に対して固定されるようになっている支持体(2)と、
    前記注射針(3)の少なくとも一部を収容するようになっている針シールド(8)であって、長手方向軸線Aを有すると共に前記支持体(2)に対し、この針シールド(8)が前記注射針(3)の一部を覆わずに離れる少なくとも使用中の位置と、当該針シールド(8)が前記注射針(3)を覆うように意図した使用後の位置との間を軸線方向に移動可能である針シールド(8)と、
    この針シールド(8)を前記使用中の位置から前記使用後の位置へと変位させるようになっている付勢手段(13)と、
    前記針シールド(8)がその使用後の位置からその使用中の位置へと戻るのを阻止するようになっている固定要素(10)と
    前記針シールド(8)がその使用後の位置に達した場合に前記付勢手段(13)の作動により前記針シールド(8)に対して前記固定要素(10)の径方向変位をもたらし、これによって前記固定要素(10)をその自由位置からその固定位置へと移動させることをもたらすように設計された方向付け手段(9,11)と
    を少なくとも具え、前記針シールド(8)の少なくとも一部がチューブの包括的形状を有すると共に前記固定要素(10)の少なくとも一部が前記チューブのそれとほぼ同じ径方向寸法のリングの包括的形状を有し、
    前記固定要素(10)が長手方向軸線Bを有すると共に前記針シールド(8)の長手方向軸線Aおよび前記固定要素(10)の長手方向軸線Bが相互に同軸であって前記針シールド(8)がその使用中の位置からその使用後の位置へと移動することができる少なくとも1つの自由位置と、前記固定要素(10)の長手方向軸線Bが前記針シールド(8)の長手方向軸線Aから径方向に間隔をあけられて前記針シールド(8)のその使用後の位置からその使用中の位置への移動が阻止される固定位置との間を前記針シールド(8)に対して径方向に移動可能であり、
    前記注射針(3)は、少なくとも前記針シールド(8)がその使用中の位置からその使用後の位置へと移動する場合、前記固定要素(10)と全く接触しないことを特徴とする針保護アセンブリー(1)。
  2. その固定位置にある前記固定要素(10)は、前記支持体(2)に設けた少なくとも一つの当接部(17a)に対して支持された前記固定要素(10)の基端(10a)の少なくとも一部によって、軸線方向基端側に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の針保護アセンブリー(1)。
  3. 前記固定要素(10)が前記付勢手段(13)と前記針シールド(8)との間に配され、前記固定要素(10)および前記針シールド(8)は、前記固定要素(10)がその自由位置にある場合、前記付勢手段(13)に結合され、前記固定要素(10)がその固定位置にある場合、前記固定要素(10)および針シールド(8)は、前記付勢手段(13)との結合が解除されることを特徴とする請求項2に記載の針保護アセンブリー(1)。
  4. 前記固定要素(10)を前記針シールド(8)の「使用中」の位置にある前記針シールド(8)と一直線状に保持して前記固定要素(10)がその「固定」位置に向けて移動するのを阻止するように意図した案内手段(16)をさらに具えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の針保護アセンブリー(1)。
  5. 前記支持体(2)は、前記針シールド(8)および前記固定要素(10)を囲んで配される外側スリーブ(15)と、前記針シールド(8)および前記固定要素(10)内に収容される内側コア(4)とをさらに具え、前記針シールド(8)および前記固定要素(10)は、前記外側スリーブ(15)と、前記針シールド(8)の少なくとも「使用中」の位置における前記内側コア(4)とに対し、前記軸線AおよびBに沿って相互に平行に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の針保護アセンブリー(1)。
  6. 前記案内手段が前記内側コア(4)および前記外側スリーブ(15)の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の針保護アセンブリー(1)。
  7. 前記案内手段は、前記外側スリーブ(15)の内壁の長さの一部か、または前記内側コア(4)の外壁の長さの一部に設けられた少なくとも1つの長手方向リブ(16)を具え、前記リング(10)の壁の少なくとも一部が前記針シールド(8)の「使用中」の位置にて前記長手方向リブ(16)に支持されることを特徴とする請求項6に記載の針保護アセンブリー(1)。
  8. 前記方向付け手段の第1の部分(11)が前記固定要素(10)に配されると共に前記方向付け手段の第2の部分(9)が前記針シールド(8)に配され、前記方向付け手段の前記第1および第2の部分(9,11)は、前記針シールド(8)がその使用後の位置に達した場合、前記付勢手段(13)の作動により前記針シールド(8)に対して前記固定要素(10)の径方向変位をもたらすように相互に共働し合うことを特徴とする請求項に記載の針保護アセンブリー(1)。
  9. 前記方向付け手段の前記第1の部材は、リング(10)に配された傾斜面(11)を具えると共に前記方向付け手段の前記第2の部材は、チューブ(8)に配された相補的傾斜面(9)を具え、これら傾斜面(11)および相補的傾斜面(9)は相互に関係し合い、前記針シールド(8)がその使用後の位置に達した場合、前記付勢手段(13)の作動により前記針シールド(8)に対して前記固定要素(10)の径方向変位をもたらすように相互に滑動することを特徴とする請求項に記載の針保護アセンブリー(1)。
  10. 前記傾斜面(11)または相補的傾斜面(9)の少なくとも一方には径方向内側に延在する少なくとも1つの突起(9a)が設けられ、これらが相互に滑動した場合、前記少なくとも1つの突起(9a)は前記傾斜面(11)と前記相補的傾斜面(9)との間の面接触を増大させることを特徴とする請求項に記載の針保護アセンブリー(1)。
  11. 前記外側スリーブ(15)は、その内壁に前記長手方向リブ(16)と一直線状に配された凹部(17)を具え、針シールド(8)の使用中の位置にて前記長手方向リブ(16)を支持する前記リング(10)の壁の前記少なくとも一部は、前記針シールド(8)が前記付勢手段(13)の作動によってその使用後の位置に達した場合、前記針シールド(8)に対する前記固定要素(10)の径方向変位によって前記凹部(17)に係合することをもたらし、前記凹部(17)には前記当接部(17a)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の針保護アセンブリー(1)。
  12. 前記付勢手段が少なくとも1つのコイルばね(13)を具えたことを特徴とする請求項1から請求項1の何れかに記載の針保護アセンブリー(1)。
  13. 前記針シールド(8)は、この針シールド(8)が注射針(3)の少なくとも一部を覆う使用前の位置と、前記使用中の位置との間を前記支持体(2)に対して軸線方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項1の何れかに記載の針保護アセンブリー(1)。
  14. 前記針シールド(8)および前記支持体(2)の何れか一方に配されるカム(4a)と、前記シールド(8)および前記支持体(2)の何れか他方に配されるペグ(8c)とを具え、これらカム(4a)およびペグ(8c)は、前記針シールド(8)の使用中の位置および/または使用前の位置および/または使用後の位置の少なくとも一つを規定するために相互に共働し合うようになっていることを特徴とする請求項1から請求項1の何れかに記載の針保護アセンブリー(1)。
  15. 注射針(3)が設けられた少なくとも1つの針ハブを具えた針アセンブリーであって、請求項1から請求項1の何れかに記載の針保護アセンブリー(1)をさらに具えたことを特徴とする針アセンブリー。
  16. 針アセンブリーとリザーバーとを少なくとも1つずつ具えた注入器具(100)であって、請求項1から請求項1の何れかに記載の針保護アセンブリー(1)をさらに具えたことを特徴とする注入器具。
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