JP4239339B2 - ε−カプロラクタムの精製方法及びε−カプロラクタムの製造方法 - Google Patents

ε−カプロラクタムの精製方法及びε−カプロラクタムの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ε−カプロラクタム(以下、ラクタムと略記する)の精製方法及び製造方法に関する。詳しくは、シクロヘキサノンオキシム(以下、オキシムと略記する)のベックマン転位で得られた粗ラクタム、或いはベックマン転位法以外の各種公知の方法により得られた粗ラクタムを、炭化水素系溶媒を用い晶析し、次いで水素添加触媒の存在下、水素と接触させることにより高品位のラクタムを得る、ラクタムの精製方法及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラクタムはナイロン−6のポリアミドの製造中間体として重要な化合物であり、各種の製造方法が知られている。例えば、オキシムを発煙硫酸等の酸性媒体存在下、ベックマン転位させることにより製造する方法が知られていすが、この方法は、付加価値の少ない大量の硫安を副生するという問題を有している。これを改良する方法として、固体触媒を用いた気相ベックマン転位反応によるラクタムの製造方法が公知である。気相ベックマン転位反応に用いる固体触媒としては、ほう酸系触媒、シリカ・アルミナ触媒、固体リン酸触媒、複合金属酸化物触媒、ゼオライト系触媒等が提案されている。さらに特開昭62−123167号公報、特開昭63−54358号公報には高シリカ型メタロシリケート触媒を用いた例が示されている。
【0003】
ベックマン転位によらないラクタムの製造方法も公知である。例えば特開平2−215767号公報には6−アミノカプロン酸メチルの環化反応による方法、米国特許第5495016号には6−アミノカプロニトリルと水との反応でラクタムを製造する方法、特開平9−3041号公報には6ヒドロキシカプロン酸メチルとアンモニアとを水素および水蒸気の存在下に接触反応させてラクタムを合成する方法等が知られている。
【0004】
しかしながら、これらの方法で得られるラクタムは種々の不純物を含有している。周知の如くラクタムはポリアミドの原料として使用されるが、合成繊維やフィルムとして用いられるポリアミドの製造のためのラクタムは高純度のものが要求されることより、上記方法により得られた粗ラクタムは種々の方法により精製されている。
【0005】
例えば硫酸媒質中でシクロヘキサノンオキシムを転位して得られた粗ラクタムを精密蒸留により精製する方法(工業有機化学 第244頁・東京化学同人 1989年発行)、粗ラクタムをトルエンやジメチルホルムアミド等の有機溶媒に溶解して晶析する方法(例えば特開昭53−37687号公報、特開昭49−54389号公報、特開昭46−5231号公報等)、粗ラクタムに炭化水素と水を混合し、次いで分液して水でラクタムを抽出する方法(例えば特公昭36−14119号公報、特開平5−294925号公報等)、粗ラクタムをイオン交換樹脂で処理する方法、粗ラクタムを水素添加触媒の存在下に100℃〜200℃で水素と接触させる方法(特開平7−109255号公報)等が知られている。
【0006】
しかしながら、これら公知の晶析、抽出、蒸留、水添等の精製方法では、ラクタムと化学的に性質の類似した不純物や沸点の近似した副生物は、粗ラクタムから十分に除去されず、特に1,3,4,5−テトラヒドロアゼピン−2−オン、1,5,6,7−テトラヒドロアゼピン−2−オン等のラクタムと類似の骨格をもち分子内に炭素−炭素二重結合を1つ有する構造の化合物(以下、これらを総称してカプレノラクタム類とよぶ)は除去されずにラクタム類の品質を害するという問題があった。
【0007】
更に本発明者らの知見によると、このカプレノラクタム類はラクタムの品質を著しく害することが見出されており、具体的には、該カプレノラクタム類がラクタム中に約30ppm以上存在すると、そのラクタムを例えばポリアミドの原料として使用する場合には要求される品質規格を満足することが出来ず、工業的に高品質のラクタムを得るためには、このカプレノラクタム類を十分に除去する必要があることがわかった。
【0008】
一方、本発明者らは、水素添加の方法はカプレノラクタム類が水添されラクタムに転化でき、粗ラクタムが精製できる点のみならずカプレノラクタム類が有効に利用できる点においても非常に優位な方法であることを見出した。しかしながら、水素添加ではカプレノラクタム類以外の副生物も水添反応に関与するため、水素添加触媒に多くの負荷がかかり、反応効率が低下するだけでなく触媒の寿命も短くなり長時間、経済的に処理することが困難であるという問題があった。
【0009】
上記の通り、これら蒸留、晶析、抽出、イオン交換、水素との接触(水素添加)等の精製方法では、工業的に要求される品質のラクタムを得るには、操作の簡便性や経済性を考慮した場合、必ずしも満足し得るものではなかった。
【0010】
又、上記の精製方法を単に組み合わせて行っても、必ずしも良好な結果は得られなかった。例えば、蒸留や抽出を行ってから、又はそれらを組み合わせて行ってから水素添加を行うようにしても、1,2,3,4,6,7,8,9−オクタハイドロフェナジン(以下、OHPと称する)や3−N−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロベンズイミダゾール(以下、MTHIと称する)等の副生物が蒸留や抽出の操作では十分に除去されず、それらが水素添加反応に関与して、水素添加触媒に多くの負荷をかけるという問題は改善されない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者らは粗ラクタムから効率的にかつ経済性に優れた方法で副生物を除去し、工業的に要求される高品質のラクタムを得る製造方法を見出すことを目的として鋭意検討した結果、特定の精製方法を特定の組み合わせて実施すれば、それらの目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち,本発明は、まず第1に、粗ε−カプロラクタムを炭化水素系溶媒を用いて晶析し、次いで水素添加触媒の存在下、水素と接触させるε−カプロラクタムの精製方法を提供する。
第2に、粗ε−カプロラクタムを炭化水素系溶媒を用いて晶析する工程、及び水素添加触媒の存在下、水素と接触させる工程からなるε−カプロラクタムの製造方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明においては、粗ラクタムを炭化水素系溶媒を用いて晶析し、次いで水素添加触媒の存在下、水素と接触させることにより、高品質のラクタムを得ることができる。本発明で用いられる粗ラクタムの製造方法については特に限定されないが、本発明の方法によれば、オキシム、カプレノラクタム類、OHP,MTHIが十分に除去されるので、それらを不純物として含む、シリカ・アルミナ、メタロシリケート、シリカライト等のゼオライト系触媒を用いて気相ベックマン転位反応により得た粗ラクタムを用いる際には、その効果が有効に発揮される。即ち、ゼオライト系触媒を用いる該気相ベックマン転位反応に本発明の方法を組み合わせてラクタムを製造すると、効率的かつ経済的に高品質のラクタムを得ることができる。
【0014】
本発明においては、粗ラクタムを晶析し、ついで水素添加を行うが、ゼオライト系触媒を用いる気相ベックマン転位反応によって得られた反応液を粗ラクタムとして用いる場合は、粗ラクタムはラクタム、前記の各種副生物の他に、アルコール等の溶剤を含有している場合があるので、晶析を行う前に、必要に応じて予備蒸留を実施することが好ましい。
【0015】
本発明において晶析には、溶媒として極性の低い炭化水素系溶媒を用いることが好ましい。水や極性の高い有機溶媒が用いられた場合は、それら溶媒にラクタムが溶解し、ラクタムの回収率が低くなる傾向にあり、その際には溶媒中に溶解するラクタムを回収するのに困難を伴う。
【0016】
晶析に用いる溶媒としては、炭素数6〜12の脂肪族直鎖炭化水素、脂肪族側鎖炭化水素、及び脂環式炭化水素等が挙げられる。より具体的には、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族直鎖炭化水素、メチルヘキサン、イソオクタン、ネオヘキサン等の脂肪族側鎖炭化水素、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素が挙げられる。中でも、シクロヘキサン、ヘプタン、イソオクタン等の使用が推奨される。これらは単独で用いても二種以上を混合して用いてもよい。又、不純物の除去に支障のない範囲において、これらの溶媒と共に、少量のベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素を混合して用いることもできる。
【0017】
晶析に用いる溶媒の量は、ラクタム当たり、約0.5〜約5重量倍とすることができ、好ましくは約1〜約4重量倍である。上記範囲を越えて多量の溶媒を用いても、使用量に見合う晶析効果は得られず、溶媒回収に要する費用が増大する。他方、少ない場合には不純物を十分に除去できない場合がある。
【0018】
晶析の具体的な方法としては、例えば、粗ラクタムを上記溶媒に溶解し、これを冷却してラクタムの結晶を析出させる方法、溶媒を減圧蒸発させ、その蒸発潜熱で冷却して結晶を析出させる方法、溶融状態にある粗ラクタムあるいは上記溶媒と粗ラクタムの混合液と冷却された溶媒とを混合することによりラクタム結晶を析出させる方法等を挙げることができる。この晶析の操作により、粗ラクタムに含有されていた不純物の殆どが溶媒中に排出される。次いで、濾過、沈降等の手段により結晶を溶媒から分離し、得られた結晶を必要に応じて上記溶媒等で洗浄する。
【0019】
晶析の温度としては、約10℃以上でありラクタムの融点未満程度でよい。好ましくは約30℃〜約60℃、より好ましくは約40℃〜約60℃である。
【0020】
本発明においては、粗ラクタムを晶析した後、水素添加を行うが、ラクタムは晶析を終えた時点でシクロヘキサノンオキシム、MTHI、OHP等の不純物の含量が特定量以下である程度にまで精製されていることが好ましい。この含量の目安としては、シクロヘキサノンオキシム、MTHI、OHP等が塩基性化合物であることを利用し、晶析後の粗ラクタムの遊離塩基度で規定することができ、該遊離塩基度が約1meq/kg以下となる程度まで精製することが好ましく、より好ましくは約0.25meq/kg以下とする。又、晶析後の粗ラクタムのpH値でも規定することができ、例えば、pH5.7に調整した水1mlに粗ラクタム0.25gを加えた後の溶液のpHが6.5以下となる程度にまで晶析により精製を行った場合では、次工程である水素添加において、残存する不純物を容易に効率よく除去し、高品位のラクタムをえることができる。
【0021】
晶析を終えた時点でラクタムには、晶析工程で使用した少量の溶媒が残存しているが、この溶媒の同伴量はラクタムに対して約10重量%以下であることが好ましい。晶析により不純物の除去程度を上記程度にするためには、使用する溶媒の種類、溶媒の量、晶析温度等の晶析条件を適時設定すればよく、それら条件は予備実験等により設定できる。晶析は、通常1回でよいが、複数回行ってもよく、特に不純物の多い粗ラクタムを用いる場合においては、晶析を複数回行うことが推奨される。
【0022】
晶析後のラクタムは、次工程の水素添加に用いられる。水素添加に供されるラクタムは、遊離塩基度が好ましくは1meq/kg以下、より好ましくは0.25meq/kg以下のもの、又は上記の評価方法によるpH値が好ましくは6.5以下のものである。これを水素添加することにより、ラクタム中の不純物含量は、オキシムが10ppm未満、OHPが10ppm未満、MTHIが25ppm未満、カプレノラクタム類が30ppm未満にまで低下させることができる。
【0023】
水素添加の方法については特に限定されず、公知の方法で実施することができる。例えば、水素添加触媒としては、活性炭、アルミナ、シリカ、チタニア等を担体として用い、パラジウム、白金、ルテニウム、ロジウムなどのVIII族の遷移金属を担持させた担持触媒(触媒層)を用いることができる。触媒活性、寿命の点からは、 パラジウムを担持したEggshell typeの担持触媒やパラジウムと共に白金、ルテニウムを共担持したEggshell typeの担持触媒を用いることが好ましい。担持触媒を用いる場合、金属の担持量は、担持触媒重量に対して金属が約0.1〜約20重量%、より好ましくは約0.5〜約5重量%、担持触媒を用いる場合は共担持させる白金やルテニウム等の金属を担持触媒重量に対して約0〜約2重量%担持させることが好適である。
【0024】
水素添加において、溶媒として水、アルコール等の有機溶媒を用いることができるが、用いなくてもよい。晶析工程から得られるラクタム結晶には、晶析工程で使用した少量の溶媒が残存しているが、この溶媒は水素添加前に分離しても良いし、しなくても良い。水素添加において溶媒を用いた場合においては、ラクタムを回収するにあたって溶媒を分離する必要がある。
【0025】
水素添加においては、ラクタムは溶融状態で、水素ガスと共に水素添加を行う触媒層に供給される。反応方式はバッチ形式でも流通形式でもよい。流通形式の場合、供給方式はアップフローでも良いし、ダウンフローでも良く、又、向流でも良い。工業的な実施形態としては、流通形式が操作性、経済性の点から好ましい。
【0026】
該水素添加における反応温度は、溶媒を使用しない場合は、ラクタムを溶融する都合上、ラクタムの融点以上、好ましくは約70℃〜約150℃程度とする。溶媒を使用する場合は、反応温度はラクタムが溶解する程度以上の温度であればよい。
【0027】
連続的に水素添加する場合においては、触媒活性が反応の時間経過につれて次第に低下する傾向にある。したがって製品品質を安定させるために、活性低下に伴って反応温度を上昇させ活性を一定のレベルに維持することが好ましく、反応初期の温度は約70〜約80℃の比較的低温とし、徐々に反応温度を上昇させながら連続的に運転することが好ましい。
【0028】
水素添加における反応圧力も制限されるものではないが、通常約0.5〜約100kg/cm2 (約0.05〜約10MPa)、好ましくは約2〜約10kg/cm2 (約0.2〜約1MPa)の範囲で実施される。
【0029】
水素添加に必要な水素ガス量は、溶融ラクタムに溶解する程度の水素ガス量では十分でなく、含有するカプレノラクタム類と当モル量以上であることが好ましく、通常はラクタム1モル当たり約0.001モル量以上、好ましくは約0.01〜約0.25モル量の範囲とすることが適当である。利用されなかった水素は循環使用することができる。
【0030】
反応形式が流通法である場合の空間速度WHSVは、好ましくは約0.5〜約30h-1、より好ましくは約1〜約10h-1である。
触媒寿命は、使用原料、反応条件等によって異なるが、本発明の方法では、通常、1年以上の触媒寿命を発揮させることもできる。
【0031】
本発明において、水素添加後のラクタムは、必要に応じて簡単な蒸留を実施してもよい。この蒸留の操作によりラクタムに残存した晶析溶媒等を除去することができる。
【0032】
本発明の方法によれば、不純物の含量にして、オキシムが10ppm未満、OHPが10ppm未満、MTHIが25ppm未満、カプレノラクタム類が30ppm未満、好適には25ppm未満であるラクタムを得ることができる。ラクタムに残存する不純物含量の多少を示す指標として過マンガン酸カリウム価(PM価)を用いると、該ラクタムのPM価は約10未満、好適には約7未満である高品質のラクタムを製造し得る。
【0033】
【発明の効果】
以上、詳述した本発明の方法によれば、晶析、水素添加という簡単な工程の組合せて行うことにより、粗ラクタムから効率的かつ経済的に副生物を除去し、ポリアミドの原料として工業的に十分使用し得る高品質のラクタム、具体的には、PM価で約10未満、オキシム含量10ppm未満、OHP含量10ppm未満、MTHI含量25ppm未満、カプレノラクタム類含量30ppm未満、好適には25ppm未満である高品質のラクタムを得ることができる。本発明の方法は、蒸留や晶析等を繰り返し行う従来の方法に比較し、製品収率に優れており、又、水素添加においても触媒にかかる負荷が小さく、触媒の使用寿命を向上させる等の効果を与えるものである。
【0034】
【実施例】
以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定を受けるものではない。
【0035】
ラクタムの純度及び不純物含量:
ラクタムの純度及び不純物含量は、ガスクロマトグラフィーにより求めた。不純物の検出限界は約3ppmである。
【0036】
UV透過率:
ラクタム1.13gに水を加えて10mlとし、波長290nm及び315nmにおける水を基準にした紫外線透過率を測定して求めた。
【0037】
過マンガン酸カリウム価(PM価):
ラクタム1gを蒸留水に溶解し100mlとした溶液に0.01N過マンガン酸カリウム水溶液を2ml添加した後、十分攪拌し、過マンガン酸カリウム水溶液を添加してから250秒経過後に波長420nmの光の吸光度を25℃(溶液温度)で測定した。一方、ラクタムを添加することなく蒸留水及び過マンガン酸カリウム水溶液のみを用いて同様にして波長420nmの光の吸光度を測定した。前者のラクタムの吸光度から後者の蒸留水の吸光度を差引き、その値を100倍して、用いたラクタムの過マンガン酸カリウム価(PM価)とした。
【0038】
遊離塩基度(FB):
蒸留水に0.01Nの硫酸または水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH5.7に調製した水10mlに、ラクタム約10gを加えて攪拌した後、得られた溶液のpHを測定し、pH値が5.7より大であれば該溶液中に0.01N硫酸をpHが5.7になるまで添加した。添加した0.01N硫酸の使用量v(ml)、ファクター(f)、用いたラクタム重量w(g)から次式により算出した値を遊離塩基度FB(meq/kg)とした。
FB(meq/kg)=0.01×v(ml)× f ×1000 ÷ w(g)
【0039】
pH値:
蒸留水中に希硫酸または希水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH5.7に調製した水1mlに、ラクタム0.25gを加えて攪拌した後、得られた溶液のpHを測定した。
【0040】
揮発性塩基度(VB):
蒸留フラスコにラクタム5gと20% 水酸化ナトリウム水溶液8mlを入れ、このものを水蒸気蒸留し、流出液を5mlの0.01N硫酸水溶液中に導入した。留出液量が150mlの時点で蒸留を終了した。得られた溶液を、メチルレッド、メチレンブルー混合指示薬を用いて0.01N水酸化ナトリウム水溶液で滴定した。滴定量B(ml)、ラクタムを使用しないブランクテストにおける滴定量A(ml)、0.01N水酸化ナトリウム水溶液のファクター(f’)、用いたラクタム重量w’(g)から、次式により揮発性塩基度VB(ppm)を求めた。
VB(ppm)=[ 0.17×(B−A)× f’×1000] ÷ w’(g)
【0041】
実施例1
高シリカゼオライト触媒を充填した流動層反応器に、シクロヘキサノンオキシム/メタノール/水の重量比が1/1.8/0.052の混合液を気化器を経由して窒素ガスとともに導入し、反応温度380℃、滞留時間8秒でベックマン転位反応を行った。反応ガスを冷却補集して反応液を得た。次いでこの反応液を蒸留し、メタノール、低沸不純物、高沸不純物を分離し、純度98.97%の粗ラクタム(GC分析:オキシム含量584ppm、MTHI含量604ppm、OHP含量355ppm)を得た。
200リットルの反応器に、上記蒸留処理後の粗ラクタム31.28kgと重量比が1/3のシクロヘキサン/n−ヘプタン混合溶媒46.92kgとを加えた。70℃まで昇温させてラクタムを溶解させた後、攪拌しながら60℃まで冷却した。次いでこれに種晶として微量のラクタム結晶を加え、30分攪拌した後、50℃まで1時間かけて冷却し、更に30分間攪拌した後、析出したラクタム結晶を濾過して回収した。このようにして得られたラクタム結晶を、上記混合溶媒31.28kgを用いて、約40℃で洗浄し、ラクタム結晶29.65kg(収率94.8%)を得た。得られたラクタム結晶を分析したところ、ラクタム純度は99.98%、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が133ppm、UV透過率(290/315nm)は85.2%/88.3%、PM価は36、VBは6.7ppm、pH値6.0であった。
次いで、内径6mmφのステンレス管に水素添加触媒(粒状の2%パラジウム/活性炭触媒)0.9gを充填し(触媒層高70mm)、水素圧力5kg/cm2 (0.5MPa)、3cc/minで水素ガスを流しながら、得られたラクタム結晶を80℃に加熱、溶融し、約4.8g/hの割合で合計約23kgをフィードした。この間、水素添加触媒層の温度を80℃から95℃に昇温しながら運転した。その結果、得られたラクタムのPM価は0.3〜2.5であった。
上記方法により粗ラクタム約6kgを処理したところで、得られた水素添加後のラクタムのうちの1.5kgと水酸化ナトリウム0.42gを、クライゼン管を取り付けた3リットルの蒸留装置に入れ、約1mmHg下で減圧蒸留し、ラクタム1.485kg(収率99%)を得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.997%、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が6ppm、UV透過率(290/315nm)は99.5%/99.8%、PM価は0.8、VBは1.7ppm、FBは0.02meq/kg、pH値は5.9であった。
また、上記方法により粗ラクタム約22kg〜23kgを処理したところで、得られた水素添加後のラクタムのうちの500.2gと水酸化ナトリウム0.14gを、クライゼン管を取り付けた1リットルの蒸留装置に入れ、約1mmHg下で減圧蒸留し、ラクタム496.7g(収率99.3%)を得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.998%、不純物含量は、オキシム、MTHI、OHP及びカプレノラクタム類がいずれも検出限界以下、UV透過率(290/315nm)は99.0/99.4%、PM価が1.5、FBが0.025meq/kg、pH値が5.96であった。
【0042】
実施例2
実施例1と同様にしてベックマン転位反応及び蒸留を行い、純度99.20%の粗ラクタム(不純物含量は、オキシムが1736ppm、MTHIが330ppm、OHPが248ppm)を得た。
この粗ラクタム50gを重量比が1/3のシクロヘキサン/n−ヘプタン混合溶媒75gに溶解させた後、攪拌しながら62℃から37℃へ冷却して晶析を行った。析出したラクタム結晶を遠心分離器で回収し、得られたラクタム結晶を、上記シクロヘキサン/n−ヘプタン混合溶媒25gを用いて洗浄し、ラクタム結晶46.32g(収率92.63%)を得た。得られたラクタム結晶を分析したところ、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が91ppm、 pH値が6.27であった。
次いで洗浄後のラクタム結晶20gを水素添加触媒(0.6mmφの2%パラジウム/炭素ビーズ触媒)0.10gと共に、容量100ccのオートクレーブに仕込み、水素圧力5kg/cm2(0.5MPa)加圧下、120℃、1時間攪拌した。冷却後、得られたラクタム結晶をメタノールに溶解させ、触媒を濾過して除去した。得られたラクタムのVBは4.8ppm、PM価は1.5であった。
クライゼン管を取り付けた蒸留装置を用い、得られたラクタム溶液を減圧蒸留した。得られたラクタムを分析したところ、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が12ppm、UV透過率(290/315nm)は98.8/98.6%、PM価が0.5、pH値が6.45、VB 2.7であった。
【0043】
実施例3
実施例1と同様にしてベックマン転位反応及び蒸留を行い、純度99.08%の粗ラクタム(不純物含量は、オキシムが188ppm、MTHIが469ppm、OHPが205ppm)を得た。
この粗ラクタム55gにヘプタン82.5gを加え、70℃に加熱保持した。別途、82.5gのヘプタンを氷冷した。58℃に保温したフラスコ中へ、70℃に加熱保持した粗ラクタムとヘプタンの混合液と氷冷したヘプタンとを10分間で併注滴下し、ラクタム結晶を析出させた。30分後、析出したラクタム結晶を遠心分離機で回収し、得られた結晶を27.5gのヘプタンを用いて洗浄し、ラクタム結晶34.76g(収率63.2%)を得た。得られたラクタム結晶を分析したところ、ラクタム純度は99.98%、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が173ppmであった。
次いでこの結晶ラクタム28gを窒素ガス雰囲気下で溶融し、水素圧力5kg/cm2(約0.5MPa)で3cc/minの水素ガスと共に水素添加触媒(粒状の2%Pd/活性炭触媒)0.9gを充填した触媒層にWHSV5.3〜6.6/hで供給した。流出物を減圧蒸留してラクタム25.5gを得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.99%、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が14ppm、UV透過率(290/315nm)は98.2%/99.0%、PM価は4.4、FBは0.065meq/kg、pH値は5.99であった。
【0044】
実施例4
実施例1と同様にしてベックマン転位反応及び蒸留を行い、純度98.32%の粗ラクタム(不純物含量は、オキシムが1542ppm、MTHIが775ppm、OHPが423ppm)を得た。
この粗ラクタム66gをトルエン:イソオクタン=9.7:90.3(重量比)の混合溶媒101.3gに65℃で溶解させた。別途、同混合溶媒41.25gを滴下ロートに入れ氷冷した。さらに52℃に保温したフラスコ中へ、41.25gの混合溶媒を入れ、そこへ65℃の温度に保持した粗ラクタムと混合溶媒の混合液と氷冷した混合溶媒とを10分間で併注滴下し、ラクタム結晶を析出させた。30分後、析出したラクタム結晶を52℃に保温した遠心分離機で回収し、27.5gの上記トルエン/イソオクタン混合溶媒を用いて洗浄した。得られた結晶を減圧乾燥し、ラクタム結晶42.18gを得た。得られたラクタム結晶を分析したところ、ラクタム純度は99.97%、不純物含量は、オキシムが4.7ppm、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が184ppmであった。PM価は50.9、FBは0.03meq/kg、pH値は5.95であった。
次いでこの結晶ラクタム35gを窒素ガス雰囲気下80℃で溶融し、水素圧力5kg/cm2(約0.5MPa)で3cc/minの水素ガスと共に水素添加触媒(粒状の2%Pd/活性炭触媒)0.9gを充填した触媒層にWHSV5/hで供給し、ラクタムを得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.997%、不純物含量は、オキシム、MTHI及びOHPがいずれも検出限界以下、カプレノラクタム類が9ppm、UV透過率(290/315nm)は97.6%/98.2%、PM価は1.3、FBは0.02meq/kg、pH値が5.85であった。
【0045】
実施例5
実施例1と同様に、気相ベックマン転位反応液(溶媒を除いたラクタム純度94.30%)を蒸留し、ラクタム純度99.48%の粗ラクタム(オキシム;125ppm、MTHI;134ppm、OHP;427ppm)を得た。これを重量比が1/3のシクロヘキサン/n−ヘプタン混合溶媒をラクタムの1.5倍重量用いて、65℃から53℃まで冷却して晶析し、同温度で遠心濾過器を用いて濾過し、同温度で同重量比のシクロヘキサン/n−ヘプタン混合溶媒をラクタム重量の0.5倍重量用いてリンスし、結晶回収率83.1%でラクタム純度99.98%(オキシム;4ppm、MTHI,OHP不検出、カプレノラクタム類;201ppm)の結晶ラクタムを得た。
内径6mmφのステンレス管に約3ヶ月水添反応に使用した2%Pd/活性炭触媒4.0gを充填し、水素圧力5kg/cm2(約0.5MPa)、6cc/min、80℃で、上記ラクタムをWHSVを5〜50h-1で流通し、留出したラクタムをクライゼン管を用いて、約1mmHgで減圧蒸留し、得られたラクタムのGC分析、PM価を測定し、表1に示した。
【0046】
【表1】
Figure 0004239339
【0047】
比較例1
実施例1と同様にして粗ラクタム(ラクタム純度99.47%、オキシム含量314 ppm、MTHI 213ppm、OHP 176ppm)を得た。この粗ラクタム55.05gにシクロヘキサン:n−ヘプタン=1:3(重量比)の混合溶媒165gを加え、60℃で溶解し、350rpmで攪拌しながら10分かけて50℃に冷却し、種晶を加え、30分間攪拌した後、50℃に保温した遠心分離機で濾過した。濾過により得られた結晶を上記で用いたと同じ混合溶媒27.5gを用いて結晶を洗浄し、次いで減圧乾燥し、42.81gの結晶を得た。このようにして得られた結晶はラクタム純度99.981%(GC分析)でオキシム;3ppm、カプレノラクタム類140ppmで、MTHI、OHPは検出限界以下、PM価 39、FB 0.048meq/kgであった。
上記、結晶35.00gをシクロヘキサン:n−ヘプタン=1/3の混合溶媒105gに60℃で溶解し、350rpmで攪拌しながら10分かけて50℃に冷却し、種晶として結晶ラクタムを少量加え、30分間攪拌した後、50℃に保温した遠心分離機で濾過した。濾過により得られた結晶を上記で用いたと同じ混合溶媒27.5gを用いて結晶を洗浄し、次いで減圧乾燥し、28.58gの結晶を得た。このようにして得られた結晶はラクタム純度99.994%(GC分析)でオキシム;検出限界以下、カプレノラクタム類 51ppmで、MTHI、OHPは検出限界以下、PM価 12、FB 0.042meq/kgであった。
【0048】
比較例2
実施例1と同様にしてベックマン転位反応及び蒸留を行い、純度99.33%の粗ラクタム(不純物含量は、オキシムが451ppm、MTHが240ppm、OHPが476ppm、カプレノラクタム類1524ppm)を得た。
得られた粗ラクタムを、同重量の水に溶解し、2.33重量倍のシクロヘキサンを用いて30分間振盪、15分間静置後、分液した。得られた水層を同量のシクロヘキサンで8回抽出操作を繰り返した。水層を濃縮し抽出ラクタムを得た(回収率81.6%)。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.76%、不純物含量は、オキシムが133ppm、MTHIが211ppm、OHPは検出限界以下、カプレノラクタム類が532ppmであった。UV透過率(290/315nm)は32.4%/52.9%、PM価は198、FBは2.54meq/kg、pH値は8.42であった。
次いでこの抽出ラクタム110gを、6cc/minの水素ガスと共に、80℃、5kg/cm2(0.5MPa)加圧下、水素添加触媒(2%Pd/活性炭触媒4.0gを内径6mmΦのステンレス管中に充填した触媒層)に0.34ml/minの速度でアップフローで流通させて、ラクタムを得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.77%、不純物含量は、オキシム157ppm、MTHIが156ppm、OHP及びカプレノラクタム類が検出限界以下、UV透過率(290/315nm)は57.5%/67.4%、PM価は17であった。
クライゼン管を取り付けた200mlの蒸留装置に、得られたラクタム79.3gを仕込み、約1mmHg下に減圧蒸留し、ラクタム78.3g(収率99%)を得た。得られたラクタムを分析したところ、ラクタム純度は99.85%、不純物含量は、オキシムが123ppm、MTHIが127ppm、OHPおよびカプレノラクタム類が検出限界以下、UV透過率(290/315nm)は85.5/91.5%、PM価が6.3、 FBは2.03meq/kg、pH値が9.6であった。

Claims (10)

  1. 粗ε−カプロラクタムを炭化水素系溶媒を用いて晶析し、次いで水素添加触媒の存在下、水素と接触させることを特徴とするε−カプロラクタムの精製方法。
  2. 晶析で用いる炭化水素系溶媒が、炭素数6〜12の、脂肪族直鎖炭化水素、脂肪族側鎖炭化水素、及び脂環族炭化水素の少なくとも1種である請求項1に記載の方法。
  3. 水素と接触させる際のε−カプロラクタムの水素添加触媒に対する空間速度WHSVで0.5〜30h-1 である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 水素と接触させた後のε−カプロラクタム中の、シクロヘキサノンオキシムの含量が10ppm未満、1,2,3,4,6,7,8,9−オクタハイドロフェナジンの含量が10ppm未満、3−N−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロベンズイミダゾールの含量が25ppm未満、及びカプレノラクタム類の含量が30ppm未満である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 粗ε−カプロラクタムが、シクロヘキサノンオキシム10ppm、1,2,3,4,6,7,8,9−オクタハイドロフェナジン10ppm、3−N−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロベンズイミダゾール25ppmの少なくとも1種を上記記載量以上含有し、且つカプレノラクタム類を30ppm以上含有する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 晶析後のε−カプロラクタムが、遊離塩基が1meq/kg以下、またはpH値が6.5以下である請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 水素と接触させた後のε−カプロラクタムが、PM価10未満である請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 晶析の温度が10℃以上であり、且つε−カプロラクタムの融点未満である請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 水素と接触させる際の温度が70〜150℃である請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 気相でシクロヘキサノンオキシムをゼオライト系固体触媒に接触させ、得られた粗ε−カプロラクタムを請求項1〜9のいずれかに記載の方法に付すことを特徴とするε−カプロラクタムの製造方法。
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