JP4237708B2 - マルチキャリア式多重入出力通信システムのための2次元チャネル推定 - Google Patents

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Description

本発明は、多重入力多重出力通信システムのためのチャネル推定に関し、特にマルチキャリア変調スキームを用いた多重入力多重出力通信システムのための方法および関連するチャネル推定装置に関する。
無線通信システムにおけるコヒーレント送信技術の使用には、チャネル推定として公知である移動無線チャネルのトラッキングが必要である。多重送信アンテナから送信された信号は相互干渉として観測されるため、多重入力多重出力MIMO通信システムのためのチャネル推定は、単一送信アンテナの場合とは異なる。マルチキャリア変調スキームを用いた多重入力多重出力MIMO通信システムにおいては、マルチキャリア復調後の受信信号は、時間および周波数などの2次元において相関がとられることが典型的である。以下に、マルチキャリア変調スキームの典型例の1つとして、直交周波数分割多重OFDMを挙げる。なぜならば、直交周波数分割多重OFDMおよびその変形物はマルチキャリア変調スキームにおいて最もよく普及しているためである。
多重入力多重出力MIMO通信システムとして公知の多重送受信アンテナを採用した通信システムを、直交周波数分割多重OFDMと併用して、移動無線システムの通信容量および品質を向上することが可能である。ナギブ(A.Naguib)、シシャドリ(N.Seshadri)およびカルダーバンク(A.Calderbank)の『無線高速データ通信のための時空間符号化および信号処理』(IEEE信号処理誌、76〜92頁、2000年5月)において記載されている時空間符号などの多重送信アンテナを用いた直交周波数分割多重OFDM通信システム、または特殊な多重方式においては、異なる信号が異なる送信アンテナから同時に送信される。従って、受信信号はこれらの信号が重畳されたものとなり、これがチャネル推定における課題を意味する。チャネルパラメータは、時空間符号を使用した場合にはダイバーシチの結合のために必要となり、また、空間多重方式を使用した場合には重畳信号の分割のために必要となる。
ウォン・ギ・ジェオン(Won Gi. Geon et al)には、送信ダイバーシチを有するOFDMシステムに用いる2次元MMSEチャネル推定が記載されている。具体的には、送信ダイバーシチを有するコヒーレント直交周波数分割多重システムに用いる2次元パイロットシンボル型チャネル推定技術が記載されている。パイロットシンボル型チャネル推定装置と、この推定装置に対応して、送信ダイバーシチを有するOFDMシステムにおいて多重送信アンテナと受信アンテナ間のチャネルの変化を追跡するために用いる最小二乗誤差の各条件下で、パイロットシンボルを直交状態とすることが導き出されている。
EP1,276,288A1では、マルチキャリア送信を用いたチャネル推定用の参照シンボルが記載されており、ここでは、OFDMマルチキャリア変調とOFDMマルチキャリア復調の少なくともいずれかが実行される。さらには、パイロットパターンフレームを構成する少なくとも1つのパイロットサブキャリアパターンに基づいて、チャネル推定、チャネル等化、および/または同期化が実行される。このパイロットパターンフレームは、パイロットサブキャリアパターンとして送信され、送信される拡張OFDMシンボルストリームの始点を誤りなく識別するのに用いられる参照シンボルを有する周期先頭フィールドを1つ、および/または、チャネル推定を実行するプリアンブルフィールドを少なくとも1つ有する。
このようなチャネル推定のための手法は、リー(Y.Li)、シシャドリ(N.Seshadri)およびアリャウィシタクル(S.Ariyavisitakul)の『移動無線チャネルにおける送信ダイバーシチを用いたOFDMシステムのためのチャネル推定』(IEEE通信選択エリアジャーナル、17巻、461〜470頁、1999年3月)、およびリー(Y.Li)の『多重送信アンテナを用いたOFDMシステムのための簡略化したチャネル推定』(IEEE無線通信議事録、1巻、67〜75頁、2002年1月)の、特に離散フーリエ変換DFTに基づく多重送信アンテナを用いた直交周波数分割多重OFDMのためのチャネル推定スキームにおいて記載されている。
さらに、OFDM−MIMOシステムのための最小二乗LSおよび最小平均二乗誤差MMSE規準に基づく推定装置は、ゴング(Y.Gong)およびラティエフ(K.Letaief)の『時空間符号化広帯域OFDMシステムのための低ランクチャネル推定』(IEEE車両技術会議議事録(VTC2001年秋)、アトランチックシティー、米国、722〜776頁、2001年)において体系的に演繹されている。関連する解決法においては、公知のパイロットOFDMシンボルに、Lデータを含むOFDMシンボルが続く1次元手法が取り上げられている。無線構内情報通信網WLANなどの構内システムのように、LOFDMシンボル中にチャネルが大きく変動しない準静的環境において、このスキームは適用可能である。
ある程度の移動性を確保するために、リー(Y.Li)、シシャドリ(N.Seshadri)およびアリャウィシタクル(S.Ariyavisitakul)の『移動無線チャネルにおける送信ダイバーシチを用いたOFDMシステムのためのチャネル推定』(IEEE通信選択エリアジャーナル、17巻、461〜470頁、1999年3月)、およびリー(Y.Li)の『多重送信アンテナを用いたOFDMシステムのための簡略化したチャネル推定』(IEEE無線通信議事録、1巻、67〜75頁、2002年1月)において提案されているように、Lデータを含むOFDMシンボルの受信中に、受信側で判定指向型チャネル推定に切り替えてもよい。しかしながら、先行判定データシンボルをパイロットシンボルとして使用する判定指向型チャネル推定は、パイロットのみに依存するチャネル推定スキームよりも大幅に複雑となる。
さらに、1つの送信アンテナを用いるOFDMに基づくシステムの場合、時間および周波数においてサンプリング定理を満たす分散パイロットグリッドを利用した2次元チャネル推定を採用可能である。パイロットシンボル援用チャネル推定PACEにおいては、公知のパイロットシンボルをデータストリームに多重化する。補間を使用して情報伝達シンボルのチャネル推定を得る。単一キャリアシステムのためのPACEは、カバーズ(J.K.Cavers)の『レイリーフェージングチャネルに対するパイロットシンボル援用変調の分析』(IEEE車両技術議事録、VT−40巻、686〜693頁、1991年11月)において紹介された。ニルソン(R.Nilson)、エドフォース(O.Edfors)、サンデル(M.Sandell)およびボージェソン(P.Boerjesson)の『OFDMに対する2次元パイロットシンボル援用変調の分析』(IEEE個人無線通信国際会議議事録(ICPWC’97)、ムンバイ(ボンベイ)、インド、71〜74頁、1997年)、およびヘーアー(P.Hoeher)、カイサー(S.Kaiser)およびロバートソン(P.Robertson)の『ウィーナフィルタリングによる2次元パイロットシンボル援用チャネル推定』(IEEE音響、音声、信号処理国際会議議事録(ICASSP’97)、ミュンヘン、ドイツ1845〜1848頁、1997年)において、2次元2Dフィルタリングアルゴリズムがパイロットシンボル援用チャネル推定PACEに対し提案されている。しかしながら、一般的に、このような2D推定装置構造は実際の実施にあたってはあまりに複雑である。
複雑さを軽減するために、ヘーアー(P.Hoeher)、カイサー(S.Kaiser)およびロバートソン(P Robertson)の『時間および周波数におけるパイロットシンボル援用チャネル推定』(IEEE世界電気通信会議(GLOBECOM’97)と連携した通信理論小会議(CTMC)議事録、フェニックス、米国、90〜96頁、1997年)において、時間および周波数相関の使用を分割することが提案された。2重1次元(2×1D)パイロットシンボル援用チャネル推定PACEと呼ばれるこの併用スキームでは、周波数方向において1つおよび時間方向において1つの別々のウィーナフィルタが使用される。
計算複雑性を軽減する別の手法は、チャネル出力を僅かな変換係数に集中させる変換に基づいている。離散フーリエ変換DFTに基づく推定装置の場合、FFTの形式をとる計算上効率的な変換が存在する、またDFTに基づいた補間が簡単であるという利点を有する。リー(Y.Li)の『無線システムにおけるOFDMに対するパイロットシンボル援用チャネル推定』(IEEE車両技術議事録、49巻、1207〜1215頁、2000年7月)において、単一アンテナの場合には2次元FFTを使用することで、離散フーリエ変換DFTに基づくパイロットシンボル援用チャネル推定PACEによる手法を、2次元パイロットシンボル援用チャネル推定PACEに拡大している。
しかしながら、分散パイロットグリッドを利用した2次元チャネル推定の手法を多重入力多重出力MIMO通信システムに拡大する際の主たる問題として、一定数のパイロットに分割可能な送信アンテナ数の限界がある。それぞれQ個のタップを有するN個のチャネルインパルス応答(CIR)を推定するのに必要とされるパイロットシンボル最小数
Figure 0004237708
号化広帯域OFDMシステムのための低ランクチャネル推定』(IEEE車両技術会議議事録(VTC2001年秋)、アトランチックシティー、米国、722〜776頁、2001年)において、以下のようになると示されている。
Figure 0004237708
しかしながら、これは送信アンテナ数Nが増加するのに伴い、チャネル推定に必要とされるパイロット数も増加することを意味する。
上記に鑑みて、本発明の目的は2次元チャネル推定の概念をMIMOシステムに拡大することにある。
本発明によると上記目的は、複数の送信アンテナから作用し、パイロットシンボルが挿入された2次元データ系列を搬送する、マルチキャリア変調送信信号を使用する多重入力多重出力送信システムのための、2次元チャネル推定方法により達成される。第1ステップにおいては、複数の送信アンテナが、分割送信アンテナのサブセットに分割される。第2ステップにおいては、作用するパイロット系列が、第1段階チャネル推定を行うことにより送信アンテナサブセットに関連して分割され、送信の第1次元におけるチャネル応答の仮推定を得る。第3ステップにおいては、作用するパイロット系列が、各送信アンテナサブセットの各アンテナに対して第2段階チャネル推定を行うことにより送信アンテナサブセットのアンテナに関連して分割され、チャネル応答の推定を得る。
本発明の重要な利点は、チャネル推定における柔軟性の向上である。なぜならば、時間および周波数方向にける重畳送信信号の分割タスクを分けることにより、パイロットシンボルのより効率的な使用が可能となるからである。よって、必要とされるパイロットシンボル数を減少できる、または能力を向上することが可能である。
上記に鑑みて、本発明の別の重要な利点は、2段階チャネル推定手法の適用により一定数のパイロットシンボルにより推定できる送信アンテナ数が増加することである。
本発明のさらに別の重要な利点は、2段階チャネル推定手法により、ドップラー周波数が高い場合においてもチャネル変動のトラッキングが可能となることである。これはモバイルユーザの高速度を支える必要条件であり、よって、移動に真に適した多重入力多重出力MIMO通信システムが実現される。
本発明の好適な実施形態によると、第1段階チャネル推定はパイロットシンボルの2次元グリッドとして配置されたパイロット系列を使用して行われ、第1段階チャネル推定に使用されるパイロットシンボルは送信の第1次元にのみ依存し、第2段階チャネル推定に使用されるパイロットシンボルは送信の第2次元にのみ依存する。送信の第1次元および送信の第2次元においてパイロット系列を分割するために、パイロット系列が積の形で表されることが好ましい。
本発明のこの好適な実施形態の利点は、分散パイロットグリッドの利用により、パイロットシンボルが効率よく使用できることにある。さらに、時間および周波数におけるパイロット間隔をチャネル特性が最悪の場合に合わせることにより、従来の1次元スキームに対して、より高い移動速度をサポートすることが可能である。
本発明の別の好適な実施形態によると、1の値を有するパイロット間隔に対し、推定の次元におけるパイロットシンボルグリッド位置に関連して仮推定を得ることにより、第1段階チャネル推定および/または第2段階チャネル推定が補間なしで達成される。また、1よりも大きな値を有するパイロット間隔に対し、推定の次元においてすべてのデータ系列グリッド位置に対する仮推定を得ることにより、第1段階チャネル推定および/または第2段階チャネル推定が補間ありで達成される。
この好適な実施形態の重要な利点は、異なる2次元のパイロットグリッドを柔軟にサポートできることにある。言い換えると、本発明は、周波数および時間方向の両方におけるいずれのタイプのパイロット間隔、および適切な補間技術を適用することにより、柔軟に適用することが可能である。
本発明のさらなる好適な実施形態は、周波数方向または時間方向などの第1チャネル推定段階および第2チャネル推定段階に対して送信の第1次元を選択することに関し、さらに周波数領域チャネル推定または時間領域チャネル推定などのチャネル推定領域の選択に関する。ここで、本発明によると、送信次元およびチャネル推定領域のどのような組み合わせもサポートされる。
送信次元およびチャネル推定領域が自由に選択可能であることは、本発明に係るチャネル推定手法の柔軟性を説明するもう1つの理由である。これにより、マルチキャリアに関する送信パラメータの最適な考察、選択されたパイロットグリッド構造、さらに計算上最適なチャネル推定技術の適用が可能となる。
本発明の別の好適な実施形態によると、基地局および関連するアンテナアレイが複数の送信アンテナを形成するように、また、送信アンテナサブセットおよび関連する送信アンテナがこの複数の送信アンテナに関連して定義されるように、チャネル推定手法が周波数再利用係数が1であるセルラー通信システムに適用される。
本発明のこの好適な実施形態の重要な利点は、上記に概説した2段階チャネル推定技術が分散したアンテナに適用できることにある。特に、これによって、モバイルユーザがセル境界においてローミングしている場合に対処可能となる。データを含むシンボルは、チャネルコードまたは拡散を用いて干渉から保護可能であるが、パイロットシンボルに対してはこれが不可能である。本発明によると、セルラー通信システムのセルに関連してサブセットを適切に定義することにより、これが可能となる。
本発明のさらに別の好適な実施形態によると、2次元において多重入力多重出力送信チャネルを推定するための、チャネル推定装置の内部メモリに直接ロード可能なコンピュータプログラム製品であって、チャネル推定装置のプロセッサ上で製品が作動する時に本発明に係る2次元チャネル推定方法のステップを実行するソフトウエアコード部を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
よって、本発明はコンピュータまたはプロセッサシステムにおける進歩性を有する方法ステップの実施を実現するためにも提供される。結論として、このような実施により、2次元において多重入力多重出力送信チャネルを推定するチャネル推定装置などに構成されるコンピュータシステム、またはより特定的には、プロセッサと併用されるコンピュータプログラム製品が提供される。
本発明の機能を定義するプログラムは、コンピュータ/プロセッサに対し、プロセッサまたはコンピュータI/O装置により読み出し可能なROMまたはCD−ROMディスクなどの読み取り専用メモリ装置といった書き込み不可能な記録媒体に永久的に記録された情報、フロッピーディスクおよびハードライブなどの書き込み可能な記録媒体に記録された情報、または構内通信網、電話網、および/またはインターネットやその他のインターフェース装置などの通信媒体を介してコンピュータ/プロセッサに伝達される情報を含む数多くの形体で提供されるが、これらに限定されるものではない。このような媒体は、進歩性を有する概念を実施するプロセッサにより読み取り可能な指示を伝達する場合、本発叨の別の実施形態を表していると理解される。
以下、本発明の最良の形態および好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明のよりよい理解のために、差分マルチ長送信ダイバーシチおよび関連するダイバーシチ受信の基礎をなす基本的考察を説明する。
基本的考察
本発明は、パイロットグリッドの挿入に基づくマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムのためのパイロットシンボル援用チャネル推定PACEを取り上げる。典型的に、マルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムに対しては、パイロットシンボル援用チャネル推定PACE(以下、PACEともいう)を周波数方向におけるサブキャリアに、また、OFDMシンボルなどのいくつかのマルチキャリア送信シンボルを介して2次元に適用され、結果として2次元の2DPACEが得られる。
以下に説明される本発明は、特定の種類のマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムに限定されるものではなく、直交周波数分割多重OFDM、離散マルチトーン送信DMT、フィルタリングマルチトーン送信FMT、または双直交周波数分割多重方式BFDMなどに適用してもよい。
別のマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムとして、マルチキャリア変調に加えて、周波数および/または時間方向への拡散が導入されているマルチキャリア符号分割多重アクセスMC−CDMAがある。さらに別のマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムとして、可変拡散率を用いたマルチキャリア符号分割多重アクセスMC−CDMA、すなわち可変拡散率直交周波数・符号分割多重アクセスVSF−OFCDMがある。
以上のことから、2次元において相関がとられる送信信号により作動するすべてのマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムに、パイロットシンボル援用チャネル推定PACEを適用してもよいことが理解される。よって、これらすべてのマルチキャリア式多重入力多重出力MIMO通信システムは、以下に説明されるように本発明の異なる実施形態を採用してもよい。
システムモデル
図1は、本発明の基礎をなすシステムモデルを説明するためのOFDMに基づく多重入力多重出力MIMO通信システム(以下、OFDMシステムともいう)の概略図を示す。さらに、図2は、図1に示したOFDMに基づく多重入力多重出力MIMO通信システムに対応する、OFDM変調および復調を説明する概略図を示す。
図1に示すように、考察されるOFDMに基づくMIMOシステムにおいては、各送信アンテナに1つのOFDM変調器が使用されているとともに、OFDM復調は各受信アンテナ毎に独立して行われる。典型的には、いずれのマルチキャリア変調スキームにおいても、信号ストリームはN個の並列したサブストリームに分割される。以下においてOFDMシンボルと記載される、l番目のシンボルブロックのi番目のサブストリーム(以下、サブキャリアともいう)はXl,iと表記する。NFFTポイント逆DFTが各ブロックに対して行われ、続いてNGI個のサンプルを有するガードインターバルを挿入してxl,nを得る。D/A変換の後、信号x(t)は、応答h(t,τ)の移動無線チャネルを介して送信される。
図1に示すように、受信アンテナνにおける受信信号は、N個の送信アンテナからの重畳信号で構成される。同調が完全であると仮定すると、受信アンテナvにおいてサンプリング時点t=[n+lNsym]Tsplで作用する等価ベースバンドシステムの受信信号は、以下の形式で表現される。
Figure 0004237708
ここで、x(μ)(t)はOFDM変調後の送信アンテナμの送信信号を表し、n(t)は加法的白色ガウス雑音を表し、また、Nsym=NFFT+NGIはOFDMシンボルあたりのサンプル数を表す。
図2に示すように、受信側においてガードインターバルが除去され、信号サンプルの受信ブロックにDFTを行うことにより情報が復元され、OFDM復調の出力Yl,iが得られる。受信アンテナνにおいて受信したOFDM復調後の信号は、以下のように表現される。
Figure 0004237708
送信された情報信号と送信アンテナμのチャネル伝達関数(CTF)とをそれぞれ表す。Nl,iという語は、平均ゼロで分散Nの加法的白色ガウス雑音AWGNを表す。送信された信号は、それぞれN個のサブキャリアを有するLOFDMシンボルで構成されるものと仮定する。
チャネル特性
以下に、チャネル特性のモデリング方法を説明するが、ここで、本発明はこのモデルなどのいずれの方法にも限定されるものではない。反対に、本発明は実際に存在する移動無線チャネルに適用可能である。本発明の適用に際して、移動無線チャネルの帯域が制限されていればよい。それらが時間においても制限されていることが好ましく、移動無線チャネルの最大遅延を考慮すると実際上そうなる。さらに、異なる送信アンテナおよび受信アンテナの相関がとられていないことが好ましい。
本発明では、時変周波数選択性フェージングチャネルが考察される。典型的に、非ゼロ
Figure 0004237708
ナμおよび受信アンテナνの間のチャネルインパルス応答CIRは、以下のように定義される。
Figure 0004237708
表す。
本発明によると、Q個のチャネルタップとすべてのアンテナとは相互に相関がとられ
Figure 0004237708
あり、その帯域は最大ドップラー周波数νmaxによって制限されている。
さらに、1つのOFDMシンボル中チャネルインパルス応答CIRはほぼ一定であると一般的に仮定されており、よって1つのOFDMシンボルにおけるCIRの時間依存性を
Figure 0004237708
立つ。厳密には、これは非時変チャネルにのみあてはまるものであるが、この仮定は実際には多くの場合に正当化されると考えられ、良好なシステムデザインにおいてはOFDMシンボル継続時間を必ず十分に短いものとしなければならない。
さらに、式(2)のチャネル伝達関数CTFはCIRh(μ,ν)(t,τ)のフーリエ変換を示している。時間t=lTsymおよび周波数f=i/Tにおける結果をサンプリングすると、OFDMシンボルlのサブキャリアiにおけるCTFは、以下のようになる。
Figure 0004237708
ここで、Tsym=(NFFT+NGI)TsplとT=NFFTsplとは、それぞれ、ガードインターバルがある場合とない場合とにおけるOFDMシンボル継続時間を表す。式(4)の行列形式は、以下のように与えられる。
Figure 0004237708
いて、以下のように定義される。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
直交性は維持され、式(2)の受信信号が得られる。
受信アンテナにおけるフェージングが相互に相関どりされていないと仮定すると、本発明に係るチャネル推定は各アンテナに対して独立して行われる。よって、以下の記載において、受信アンテナνへのマーカは省略される。
さらに、本発明において、チャネルは、タップ遅延τがサンプリング時点Tsplの倍数である場合においてサンプルによって間隔が定められていると定義され、例えば、以下が成り立つ。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
ここで、Fは次元NGI×NのDFT−行列を表し、以下のように定義される。
Figure 0004237708
実際のチャネルに対しては、タップ遅延τサンプリング継続時間Tsplの倍数とはならないが、多くの適用において、サンプリングによって間隔が定められたチャネルモデルは、十分に実際のチャネルに近似したものとなる。
OFDMに基づくMIMOシステムのためのパイロットシンボル援用チャネル推定の原理
図3は、本発明に係る2次元チャネル推定に適した分散パイロットグリッドを示す。
図3に示すように、パイロット援用チャネル推定PACEはデータ系列に、公知のシンボル、いわゆるパイロットシンボルを周期的に挿入することに基づく。パイロットシンボルの間隔がサンプリング定理を満たすのに十分に狭い場合、データ系列全体に渡るチャネル推定および補間が可能となる。
本発明でいうところの2次元パイロット援用チャネル推定においては、OFDMの場合、フェージング変動は時間および周波数の2次元であるということを考慮に入れなくてはならない。従って、2次元サンプリング定理を満たすために、パイロットシンボルは時間−周波数グリッドに渡って分散され、よって2次元パイロットグリッドが得られる。分散パイロットグリッドを選択する別の理由は、スペクトル効果を最大化するためである。
2次元におけるパイロットグリッドの説明
本発明に係る2D面における通常のグリッドを形式面から説明すると、1つのフレーム
Figure 0004237708
とは、それぞれ、周波数方向と時間方向とにおけるパイロット数である)と定義される。ここで、以下の表記法を使用する。2D構造Xを表す行列を想定して、周波数および時間方向に対応する次元を表すサブセットを、それぞれ、X′およびX″と表記する。
サブキャリアiおよびOFDMシンボルlのパイロットシンボルをp=[i,l]と表記することによって、本発明の枠組内において使用されるいずれの通常2Dグリッドも、以下のように表される。
Figure 0004237708
ロットのインデックスを表し、gはパイロットグリッドオフセットを定義している。
多重入力多重出力MIMO通信システム(以下、MIMOシステムともいう)の場合、送信アンテナにおけるすべての送信信号は独自のパイロットグリッドを使用してもよい。このことによって、異なる送信アンテナからの重畳送信信号を受信側で分割することが可能となる。
本発明でいうところのパイロットシンボル援用チャネル推定を説明すると、それぞれ、
Figure 0004237708
Figure 0004237708
図3に示す特定の例において、パイロットグリッド構造は以下のように表されるGにより定義される。
Figure 0004237708
ここでDとDとは、それぞれ、周波数と時間とにおけるいわゆるパイロット間隔を表す。図3に示すパイロットグリッドの場合に特定の値はD=5およびD=5である。
なお、送信前に、すべての送信アンテナに対して同一である外部パイロット系列
Figure 0004237708
列が得られる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
いて低いピークが得られる、かつ/または同期化において良好な相関特性が得られる。
図2に示すように、受信側において、巡回プレフィックスが除去され、FFTが行われ、OFDM復調後の受信信号が得られる。同期が完全であると仮定すると、式(2)の受信信号Yl,iが得られる。チャネル推定のために、パイロット位置の受信信号をデータストリ
Figure 0004237708
とで、受信パイロットは以下のように得られる。
Figure 0004237708
多重入力多重出力通信システムのための2×1D−パイロット援用チャネル推定の基本的考察
図4は、本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。
図4に示すように、チャネル推定装置10は、第1推定装置段階12と第2推定装置段階14とを含む。さらに、このチャネル推定装置は、送信アンテナサブセットメモリ16を含む。
図5は、図4に示すチャネル推定装置の操作のフローチャートを示す。
図5に示すように、本発明に係るチャネル推定装置の動作は、第1ステップS10において、複数の送信アンテナを分割送信アンテナサブセットに分割する方法によっている。次に、ステップS12において、送信アンテナサブセットに関連して作用するパイロット系列を第1段階チャネル推定を行うことにより分割し、送信の第1次元におけるチャネル応答の仮推定を得る。次に、ステップS14において、送信アンテナサブセットのアンテナに関連して作用するパイロット系列を、各送信アンテナサブセットの各アンテナに対して第2段階チャネル推定を行うことにより分割し、チャネル応答の推定を得る。
図6は、本発明に係るチャネル推定の原理を説明する概略図を示す。
図6および上記の概説に示すように、ステップS12において、チャネル推定は1次元において行われ、OFDMシンボルのすべてのサブキャリアに対する仮推定が得られる。これらの仮推定は、フレーム全体のチャネルを推定するために、ステップS14において新たなパイロットとして使用される。
図6に示すように、第2段階はパイロットを有するOFDMシンボル間に補間するだけのものではなく、仮推定の精度を向上させるものである。
さらに、本発明によれば、周波数方向または時間方向のチャネル推定のいずれを最初に行ってもよい。最初に周波数方向におけるチャネル推定を行う場合については、以下に2×1D−PACEタイプIとして参照される。さらに、最初に時間方向におけるチャネル推定を行う場合については、以下に2×1D−PACEタイプIIとして参照される。
問題を形式面から説明するために、OFDMシンボルlDの受信パイロットは、(iD)番目のサブキャリアにおいて、以下のように考えられる。
Figure 0004237708
関数(CTF)とを表す。
さらに、CTFは、時間および周波数などの変数lおよびiにおいて変動すると仮定さ
Figure 0004237708
OFDMシンボル数を表し、NはOFDMシンボルあたりのサブキャリア数を表し、DおよびDは周波数および時間におけるパイロット間隔を表し、Nは送信アンテナ数を表す。
Figure 0004237708
推定することである。
本目的を達成するために、一般的に、MIMOチャネル推定においては、チャネル推定および補間に加えてN個の送信アンテナから作用する信号を分割することが必要となる。N個の送信アンテナに対応する信号をNT1個のサブセットに分割することで、それぞれNT2個の信号を有するNT1個のグループが得られ、よってN=NT1T2となる。言い換えると、N個の送信アンテナを有するMIMOシステムに対して、本発明によると、NT2個の送信アンテナに対応する信号が1つのセットにグループ化され、NT1個のサブセットを形成する。
言い換えると、本発明の基礎をなす基本概念は、ステップS12でOFDMシンボル
Figure 0004237708
ャリアに対して仮推定を得るという方法により、分割タスクを2つの段階に分けることにある。第2ステップS14では、フレーム全体のチャネルを推定するために、これら仮推定を新たなパイロットとして使用する。
図6に示すように、第2段階推定はパイロットを有するOFDMシンボル間に補間するだけのものではなく、仮推定の精度を向上させるものである。従って、以下に詳細に説明する本発明の異なる実施形態においては、パフォーマンスはほとんど低下しない一方で、複雑性が大幅に減少されている。
図6によると、最初に時間方向におけるチャネル推定を行うという順序とは反対に、最初に周波数方向におけるチャネル推定を行うことは簡単である。最初に周波数方向におけるチャネル推定を行う場合については、以下に2×1D−PACEタイプIとして参照される。反対に、最初に時間方向におけるチャネル推定を行う場合については、2×1D−PACEタイプIIとして参照される。
Figure 0004237708
ングが必要となる。
Figure 0004237708
う別の方法もある。この場合、時間方向におけるチャネル推定に対しては、先行するパイロットのみが使用される。
予測フィルタリングがバッファリングを必要としないことは明らかであるが、平滑化に関するパフォーマンスは低下する。一方で、周波数方向におけるチャネル推定では、1つのOFDMシンボルのすべてのパイロットが同時に受信されるので、バッファリングを必要としない。しかしながら、典型的にはチャネル推定の精度が帯域端近くまで低下する。
2×1D−PACEタイプI
図7は、チャネル推定が最初に周波数方向において行われる、本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。
本発明によると、2×1D−PACEをOFDMに基づくMIMOチャネル推定に拡大することが提案されている。MIMOチャネル推定においては、N個の送信アンテナから作用する信号を分割することが必要となる。N個の送信アンテナを有するMIMOシステムをセットとしてAと表す。さらに、本発明によると、N個の送信アンテナのセッ
Figure 0004237708
トにはNT2個の送信アンテナが含まれ、よってN=NT1T2となる。
言い換えると、本発明によるとN個の送信アンテナを有するMIMOシステムにおいては、NT2個の送信アンテナに対応する信号を1つのセットとしてグループ化し、AのNT1個のサブセットを形成することが提案される。保護範囲を限定することなく、すべて
Figure 0004237708
アンテナが1つのセットとしてのみ扱われると仮定してもよい。
本発明の基礎をなす概念は、第1推定段階において最初にNT1<N信号のサブセットを分割し、チャネル推定を併せて行う方法により、分割タスクを2つの段階に分けること
Figure 0004237708
第2推定段階において、残りのNT2個の重畳信号が第1推定段階のNT1個の信号のそれぞれに対して分割され、第2次元におけるチャネル推定を併せて行うことにより、周波
Figure 0004237708
図7は、提案されたスキームのタイプIに関するする基本的な考えを説明するものである。
なお、図7に示すバッファは時間方向において平滑化フィルタリングを適用するために使用される。しかしながら、上記に概説したように、本発明は、平滑化および予測フィルタリングの両方に適用可能であるため、図7に示すバッファは任意に用いられ、使用される特定のチャネル推定アルゴリズムに依存する。
図8および9は、本発明に係るOFDMに基づくMIMOチャネル推定のための2段階手法を支えるために使用されうるパイロット系列デザインを示す。ここで、図9に示すパイロットグリッドは、ETSI EN300 744、V1.4.1(2001−01)に準拠したDVB−Tパイロットグリッドに対応する。保護範囲を限定するものとして考えられるべきではないが、さらなる規格として、IEEE 802.11a、またはETSI TS 101 475 HIPERLAN/2が挙げられる。
より一般的な意味において、多重送信アンテナを用いたOFDMに基づくシステムに対しパイロット系列デザインを拡大するためには、本発明の好適な実施形態によると、送信
Figure 0004237708
以下のような積の形で表されるパイロット系列を選択することが提案される。
Figure 0004237708
ンボルである。
Figure 0004237708
存する。
Figure 0004237708
あることを意味する。それに対応して、1つのサブキャリアのパイロットを表す系列
Figure 0004237708
Figure 0004237708
直交デザインから選択されることが好ましい。
(12)の提示された2Dパイロット系列を、(11)の受信パイロットに代入すると、以下が得られる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
Figure 0004237708
Figure 0004237708
ループを分割し、さらに、周波数方向においてチャネルを推定および補間することにある。
Figure 0004237708
ことを意味する。
さらに、第1推定段階の出力は後に、7に示す第2推定段階のための入力として用いられる。
図7に示すように、第2推定段階において、チャネルは時間方向において推定され、サ
Figure 0004237708
本発明では、この枠組みを使用して、OFDMに基づくMIMOシステムのための、利用可能な1次元スキームを適用することでチャネル推定を行うことが提案される。
2×1D−PACEタイプII
図10は、チャネル推定が最初に時間方向において行われる、本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。
図10に示すように、2×1D−PACEタイプIIの2×1D−PACEタイプIに対する主たる相違点は、第1推定段階におけるNT1個のサブセットの分割が、時間方向におけるチャネル推定とともに行われることにある。このことにより、2×1D−PACEタイプIIのパイロットシンボルが得られる。
Figure 0004237708
上記から、パイロット系列が式(12)における2×1D−PACEタイプIと非常に
Figure 0004237708
Figure 0004237708
された2Dパイロット系列を、式(11)の受信パイロットに代入すると、受信パイロット系列は以下のように表現することができる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
信パイロット系列は、以下のように定義される。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
こと、すなわち、NT1個のグループを分割し、その後、時間方向においてチャネルを、l変数などを介して推定および補間することにある。
Figure 0004237708
にΔlDOFDMシンボルはバッファリングを必要とする。第2推定段階に対しては、チャネルを周波数方向に推定してサブセットあたりの残りのNT2個の信号を分割することが提案される。
2×1D−PACEタイプIとタイプIIとの比較
タイプIおよびタイプIIの両スキームのパフォーマンスは、ほとんどの実施において同一であることが分かる。しかし、チャネル推定に必要とされる乗算の数において、計算複雑性が異なりうる。実際の計算複雑性はその多くを、システムパラメータ、パイロットグリッド構造、および使用されるチャネル推定アルゴリズムに依存している。さらに、DSPまたはハードウェアアーキテクチャによっては一方のスキームが好ましい場合もある。
しかしながら、より重要なことは、あるパイロットグリッドを選択することで、特定のスキームの実施が不可能となる点にある。図8および図9に示すパイロットグリッドにはタイプIおよびタイプIIの両スキームが適用可能である。しかしながら、これは一般的ではない。この問題を掘り下げるために、図8に示す以下のグリッドを考察する。
Figure 0004237708
このようなグリッド構造に対しては、周波数方向のパイロットが一列に配置されるために2×1D−PACEタイプIを採用することがより適切である。一方で、時間方向に連続するパイロットは1つのサブキャリア分離れて変位するため、2×1D−PACEタイプIIの採用は困難となる。
従って、図9に示す以下のグリッドを選択すると、2×1D−PACEタイプIIの採用がより適切となる。
Figure 0004237708
図9のこのグリッドはDVB−T規格に対して選択されてきたものであり、よって、DVB−Tに対しては、2×1D−PACEが使用される場合、時間方向における本発明の好適な実施形態に係るチャネル推定を最初に行うべきである。
2×1D−PACEタイプIの適用
本発明に係るパイロットシンボル援用チャネル推定を説明すると、周波数方向における
Figure 0004237708
いてそれぞれサンプリングされた、パイロットのみを含む受信信号系列のサブセット、す
Figure 0004237708
以下においては、2つのチャネル推定技術が2×1D−PACEタイプIに対して説明される。1つ目は、ウィーナフィルタ補間による周波数領域におけるチャネル推定であり、2つ目の手法は、受信信号の時間領域への伝達である。
周波数領域チャネル推定
第1段階ウィーナフィルタリング
2×1D−PACEタイプIの場合、第1のステップはチャネルを周波数方向に推定することである。ベクトル表記法においては、OFDMシンボルlの受信パイロット系列は、以下のようになる。
Figure 0004237708
信パイロット系列を表す。
さらに、アンテナμから送信されるOFDMシンボルlの送信パイロット系列、サブ
Figure 0004237708
Figure 0004237708
さらに、本発明によると、周波数領域におけるチャネル推定はFIR補間フィルタを用いて行われることが好ましく、これは周波数方向における第1段階に対して、以下のように表現することができる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
ボルの位置に依存している。これは、各送信アンテナだけではなく各サブキャリアに対しても、別のフィルタが必要となることを意味する。
Figure 0004237708
とである。ウィーナフィルタにより、パイロット系列および所望の応答の間における平均二乗誤差MSEが最小となる。これは最小MSEまたは同等にMMSE推定装置としても公知である。
さらに、ウィーナフィルタを生成するためには、共分散行列で表されるチャネル統計の
Figure 0004237708
より定義される。共分散行列のm番目の列およびn番目の行における値は、以下のように与えられる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
のように表現することができる。
Figure 0004237708
式(20)および式(21)による数値はウィーナ補間フィルタを評価するために必要である。MMSEに関して最適の解決法を、以下によるウィーナ・ホッフを使用して定義してもよい。
Figure 0004237708
第2段階ウィーナフィルタリング
上記に鑑みて、NT1のサブセットおよび各サブキャリアに対する式(19)の計算は、第2段階においてさらに処理される。ここで、時間方向におけるフィルタリングおよび補間によって、以下の形式で得られる周波数応答推定が得られる。
Figure 0004237708
階のFIR補間フィルタを表す。
Figure 0004237708
低い推定になる代わりに、チャネル推定による時間遅延を引き起こすことなく線形予測受信側を特定する。
なお、一般的に、推定されるべきシンボルがそのシンボルの推定に使用されるパイロッ
Figure 0004237708
シンボルが関与する。
さらに、行列表記法によると、式(23)は以下のようになる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
補間フィルタを使用することである。時間方向における第1段階出力の共分散行列は、
Figure 0004237708
における値は、以下のように与えられる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
の値は、以下のように表現することができる。
Figure 0004237708
式(20)および式(21)による数値はウィーナ補間フィルタを評価するために必要である。MMSEに関して最適の解決法は、以下によるウィーナ・ホッフ式を使用して得られる。
Figure 0004237708
時間領域チャネル推定
図11は、本発明に係る時間領域のチャネル推定を実現するように構成された推定装置段階の概略図を示す。
図11に示すように、本発明に係る周波数応答Hl,iを定義するためのもうひとつの手
Figure 0004237708
ある。μ番目の送信アンテナから作用するOFDMシンボルlのCIRベクトルに関し
Figure 0004237708
のようになる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
で説明したサンプリングによって間隔が定められたチャネルモデルにのみ当てはまる。Hl,iのDFTが時間制限されない、サンプリングによって間隔が定められていないチャネルモデルの場合は、エイリアシングを避けるためにオーバーサンプリングが必要となる。この場合、Qが有効なタップ数を表す。
Figure 0004237708
これは、OFDMに基づくMIMOシステムの2段階チャネル推定が、時間および周波数領域において同様に採用可能であるということを意味する。
OFDM復調後の受信パイロット系列は、以下のように与えられる。
Figure 0004237708
ここで、以下が成り立つ。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
域に変換する。
Figure 0004237708
わち、以下のようになる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
わち、最小二乗LS推定装置および最小平均二乗誤差MMSE推定装置について説明する。
最小二乗LS推定装置
Figure 0004237708
定義されてもよい。
Figure 0004237708
推定装置は送信信号に依存するために、パイロット系列は適切に選択しなくてはならな
Figure 0004237708
ての場合に当てはまらない。LS推定装置が存在するために必要な条件として、以下のものがある。
Figure 0004237708
本発明の好適な実施形態によると、2倍のオーバーサンプリングにより、パイロットによるシステムオーバーヘッドを最小化すること、およびパフォーマンスを最適化すること
Figure 0004237708
れる。
なお、複数の送信アンテナに対するLS推定装置は時間領域のみに存在する。
最小平均二乗誤差MMSE推定装置
MMSE推定装置は、時間領域チャネル推定のためのFIRフィルタにより与えられる。
Figure 0004237708
ウィーナフィルタはウィーナ・ホッフ式により定義される。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
Figure 0004237708
ここで、異なる送信アンテナ間のフェージングは相関がとられていないと仮定される。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
ーナフィルタは、以下のように簡略化可能となる。
Figure 0004237708
なお、本発明によると、LS推定装置により行われるNT1個の信号の分割は、フィルタリングタスクより分けることが可能である。
上記に概説したように、一般的にMMSE推定装置はパイロットシンボルの選択に依存
Figure 0004237708
従って、式(33)および式(40)において必要とされる行列反転が簡単になるので、式(40)のMMSE推定装置と同様に、式(33)の上記LS推定装置も著しく簡略化可能となる。
さらに、式(33)および式(40)から、推定装置は選択したパイロット系列から独立し、よってフィルタ生成が大幅に簡単となることが分かる。
図11は、直交パイロット系列を使用した時間領域におけるチャネル推定および補間のブロック図を示す。最初に、受信パイロット系列をNT1個のブランチに分割し、各ブラン
Figure 0004237708
する。任意のフィルタリングおよび/またはウィンドウィングにより、チャネルは時間領域において推定される。第1段階推定のゼロパディングにより、N個のサンプルにまで拡大される。OFDMシンボル全体(パイロットおよびデータ)のCTF推定は、CIR推定のNポイントFFTにより得られる。
Figure 0004237708
Figure 0004237708
T1×NT1ブロック対角行列を表す。
Figure 0004237708
ることが可能である。
Figure 0004237708
T1回のFFTにより周波数領域に変換される。さらに、ドップラー領域における第2段階のチャネル推定も可能であり、すなわち、時間領域と同等のアルゴリズムを使用して
Figure 0004237708
図12は、本発明に係る時間領域のチャネル推定を実現するように構成された推定装置段階の概略図を示す。
図12より、第2段階のチャネル推定も、上記した第1推定段階に対応するDFT補間を用いて行ってもよいことが分かる。しかしながら、ゼロパディングおよびNポイントFFT前などに、第2推定段階を時間領域においても行うことが計算上より効率的である。
図12に示すように、送信の第1および第2次元など周波数および時間において相関関数が相互に独立しているため、第2段階のフィルタリングそれ自体は影響を受けないままとなる。よって、ウィーナフィルタリングが第2段階に選択された場合、上記の式(2
Figure 0004237708
プルインデックスを表す。第2段階フィルタリングの後、N個の出力全体、例えばサブセットあたりNT2個の出力はそれぞれ周波数領域に戻るように変換される。
周波数再利用係数1を用いたセルラーシステムへの適用
図13は、本発明に係る2段階チャネル推定手法の、周波数再利用係数が1であるセルラー通信システムへの適用を示す。
図13に示すように、N個のアンテナ素子を含むアンテナアレイを有する代わりに、提案したスキームは分散したアンテナにも適用可能である。例えば、2×1D−PACEが周波数再利用係数が1であるセルラーシステムに適用される。モバイルユーザがセル境界にいる場合、ユーザは1つの基地局から所望の信号を受信し、さらに他の基地局から1つ以上の干渉信号を受信する。
さらに、各基地局はNT2個のアンテナ素子を有すると仮定してもよい。データを含むシンボルは、チャネルコードまたは拡散を用いて干渉から保護可能であるが、パイロットシンボルはこのようには保護されない。しかしながら、高精度のチャネル推定はシステムが効率よく作動するために最も重要である。解決法の1つはパイロットを増加することであるが、これは他の基地局のサービスを受けるユーザに対する干渉を増やすこととなり、よってシステムの容量を制限してしまう。
本発明によると、2×1D−PACEはこのような場合に以下のように適用可能である。基地局においてNT1個のサブセットを形成し、各サブセットはNT2個のアンテナ素子を含むアンテナアレイを有し、結果としてN=NT1T2個の素子を有するアレイを形成する。これには、セル間の同期が必要となる。
略語
AWGN 加法的白色ガウス雑音
CIR チャネルインパルス応答
CTF チャネル伝達関数
DFT 離散フーリエ変換
FFT 高速フーリエ変換
GI ガードインターバル
IDFT 逆離散フーリエ変換
IFFT 逆高速フーリエ変換
LS 最小二乗
MIMO 多重入力多重出力、一般的には、いくつかの送信および受信アンテナを有するシステム
MMSE 最小平均二乗誤差
MSE 平均二乗誤差
OFDM 直交周波数分割多重方式
PACE パイロットシンボル援用チャネル推定
共通して使用されるシステムパラメータリスト
FFT FFT長
サブキャリア数
GI ガードインターバルサンプル数
L フレームあたりOFDMシンボル数
T OFDMシンボル継続時間
splspl=T/NFFTにより与えられるサンプルインターバル
sym ガードインターバルTspl=T+NGIsplを含むOFDMシンボル合計継続時間
非ゼロチャネルタップ数
Q チャネルタップ合計数
受信アンテナ数
送信アンテナ数
T1 サブセット数
T2 1つのサブセット内の送信アンテナ数
Figure 0004237708
周波数におけるパイロット間隔
時間におけるパイロット間隔
共通して使用される変数リスト
Figure 0004237708
l,i サブキャリアiにおけるOFDMシンボルlの平均ゼロで分散NのAWGNサンプル
n(t) OFDM復調前の時間tにおけるAWGN過程の実現
本発明の基礎をなすシステムモデルを説明するためのOFDMに基づく多重入力多重出力MIMO通信システムの概略図を示す。 それぞれ、OFDM変調および復調を説明する概略図を示す。 本発明に係る2次元チャネル推定に適した分散パイロットグリッドを示す。 本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。 図5に示すチャネル推定装置の動作のフローチャートを示す。 本発明の基礎をなす2×1Dチャネル推定の原理を説明する概略図を示す。 チャネル推定が最初に周波数方向において行われる、本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。 本発明に係る2次元チャネル推定に適したさらなる分散パイロットグリッドを示す。 デジタルビデオブロードキャストDVB−Tアプリケーションに対応し、本発明に係る2次元チャネル推定に適したさらなる分散パイロットグリッドを示す。 チャネル推定が最初に時間方向において行われる、本発明に係るマルチキャリア通信システムの多重入力多重出力送信チャネルを推定するためのチャネル推定装置の概略図を示す。 本発明に係る時間領域のチャネル推定を実現するように構成された推定装置段階の概略図を示す。 本発明に係る時間領域のチャネル推定を実現するように構成されたさらなる推定装置段階の概略図を示す。 本発明に係る2段階チャネル推定手法の、周波数再利用係数が1であるセルラー通信システムへの適用を示す。

Claims (30)

  1. Figure 0004237708
  2. 前記パイロット系列は送信の前記第1次元と送信の前記第2次元に分離可能な積形式で表現されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記パイロット系列は直交計画から選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記直交計画はウォルシュ系列および位相シフト系列を含むグループから選択されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1次元は周波数次元であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  6. Figure 0004237708
  7. Figure 0004237708
  8. 前記第1段階チャネル推定は周波数領域において行われることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記第2段階チャネル推定は時間領域において行われることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1次元は時間次元であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  11. Figure 0004237708
  12. Figure 0004237708
  13. 前記第1段階チャネル推定は時間領域において行われることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記第2段階チャネル推定は周波数領域で行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. Figure 0004237708
  16. Figure 0004237708
  17. 前記第1段階推定手段は、第1次元送信と送信の第2次元に分離可能な積形式で表現されたパイロット系列を用いて前記第1段階チャネル推定を行うことを特徴とする請求項16に記載のチャネル推定装置。
  18. 前記第1段階推定手段は、直交計画から選択されたパイロット系列を用いて前記第1段階推定を行うことを特徴とする請求項16または17に記載のチャネル推定装置。
  19. 前記第1段階推定手段は、ウォルシュ系列もしくは位相シフト系列を用いて前記第1段階チャネル推定を行うことを特徴とする請求項18に記載のチャネル推定装置。
  20. 前記第1段階推定手段は、前記第1段階チャネル推定を周波数次元において行うことを特徴とする請求項16または17に記載のチャネル推定装置。
  21. Figure 0004237708
  22. Figure 0004237708
  23. 前記第1段階推定手段は、前記第1段階チャネル推定を周波数領域において行うことを特徴とする請求項20乃至22のいずれかに記載のチャネル推定装置。
  24. 前記第2段階推定手段は、前記第2段階チャネル推定を時間領域において行うことを特徴とする請求項23に記載のチャネル推定装置。
  25. 第1段階推定手段は、前記第1段階チャネル推定を時間方向において行うことを特徴とする請求項16乃至17のいずれかに記載のチャネル推定装置。
  26. Figure 0004237708
  27. Figure 0004237708
  28. 前記第1段階推定手段は、前記第1段階チャネル推定を時間領域において行うことを特徴とする請求項25乃至27のいずれかに記載のチャネル推定装置。
  29. 前記第2段階推定手段は、前記第2段階チャネル推定を周波数領域において行うことを特徴とする請求項28に記載のチャネル推定装置。
  30. チャネル推定装置の内部メモリに直接的にロード可能なコンピュータプログラム製品であって、多重入力多重出力送信チャネルを2次元で推定するチャネル推定装置のプロセッサにおいて実行された場合に、請求項1乃至19のいずれかに記載の各ステップを実行させるソフトウェアコード部分を備える、多重入力多重出力送信チャネルを2次元で推定するチャネル推定装置の内部メモリに直接的にロード可能なコンピュータプログラ
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