JP4237261B6 - 皮膚治療用の外用剤に使用される処理したスピルリナ配合体及びその調製方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は処理したスピルリナ配合体の脊椎動物および哺乳動物の感染および皮膚障害の制御、予防および根絶のための生物学的薬剤としての用途に関する。本発明はまた脊椎動物そしてとくに哺乳動物の皮膚障害を軽減又は回避する方法に関する。
背景技術
皮膚を整えかつ健康な皮膚の外観を改善するためにスピルリナやスピルリナの抽出物を用いることが知られている。このような例は、特にEP629397、FR2609246、CN1102069(抄録)、CN1105566(抄録)等にみられる。スピルリナやスピルリナの抽出物を毛髪やシャンプーに適用することもたとえばEP619112において知られている。
またスピルリナについては、米国特許第5585354(ハヤシ等)にみられるように抗ウィルス性を有することも発見されている。カルシウム多糖類がそれから精製されるスピルリナの熱水抽出物が開示されている。この精製抽出物はウィルス疾患の治療に効果があった。
またスピルリナは、たとえば血糖値の低下(糖尿病での)、血中コレステロールの低下およびその他の効果等の生物学的活性を有すること(ハヤシ等)が報告されている。スピルリナのその他の生物学的活性はたとえばアミラニ(Amirani)によって開示されている(ケミカル アブストラクト 91、169142n)。この開示はスピルリナに関する抗菌活性についてのものである。カワムラは米国特許第4886756号においてスピルリナからの制限酵素を開示している。J6303391(抄録)においては、スピルリナからの生理学的活性物質を製造するための方法が開示されている。
しかし、スピルリナの前記形式の生物学的活性において、スピルリナまたはスピルリナの抽出物の製造方法には一貫したものがない。これらの開示を通してどのような特定の種類の抽出物または化合物がどのような特定の形態の生物学的活性をもっともよくつくり出すかについては触れられていない。
本発明の目的は任意の前記の生物学的活性のために効果的に用いることのできる生物学的に活性がある処理したスピルリナ配合体を製造する方法を提供することにある。本発明の別の目的は既存のものについての有用な選択としての経済的に有利な方法を提供することにある。
発明の範囲
本発明は処理したスピルリナ配合体の調製方法において、乾燥されたスピルリナ細胞を炭酸水素ナトリウムを含む再水和溶液中において1ないし12時間再水和し;この培養物に栄養の低下または部分的な乾燥の中の一つによってストレスを与え、そしてこのスピルリナ配合体を凍結乾燥させる工程を含むことを特徴とする方法を提供する。
好ましくは凍結乾燥によって無菌性化合物が製造される。
本発明はまた処理したスピルリナ配合体を用いることによる生物学的汚染体の増殖や影響を抑止および抑制するための生物学的制御方法において、
この方法が前述した方法によって処理したスピルリナ配合体を調製し、そして処理した配合体を対象とする部位に施用する工程を含み、該部位は、丘疹、口内炎、水疱、外傷、膿疱およびそれらの組合わせからなる群より選ばれる脊椎動物に対する生物学的汚染体の作用の外部的な影響および
瘢痕組織が残っている旧い対象部位からなる群より選ばれる前記生物学的制御方法を提供する。
本発明はまた哺乳動物の皮膚障害を修復させるための方法において、
前記処理したスピルリナ配合体を前記方法によって調製し、そして前記配合体を瘢痕、痘痕、赤化部、ひび、火傷、水疱、乾癬、湿疹、板状鱗屑、しわおよびそれらの組合わせからなる群より選択される皮膚障害を含む対象部位に分配する工程を含む前記修復方法を提供する。
本発明はまた哺乳動物の皮膚障害を回避するための方法において、
前記処理したスピルリナ配合体を前記方法によって調製し、そして前記配合体を瘢痕、痘痕、赤化部、ひび、火傷、水疱、乾癬、湿疹、板状鱗屑、しわおよびそれらの組合わせからなる群より選択される皮膚障害となり得る対象部位に分配する工程を含む前記回避方法を提供する。
好ましくは前記配合体は培養液であり対象部位又はその近傍にスプレーとして施用される。または前記配合体は乾燥された細胞の粉末であって、単細胞又は多細胞生物に関しては散布又は散粉施用によっておよび/又は増殖基質に関しては混合によって対象部位に均一に分配される。場合によっては前記配合体(培養液又は粉末形態)はヒト又は動物の表皮病変部のいずれかへの塗布施用のためのゲル又はクリーム等の基剤中に担持され、又は手術用包帯中に含浸される。
発明を実施するための最良の形態
本発明の好ましい具体例を例示としてのみ、一連の実施例を参照して詳述する。
発明の好ましい具体例の記載において、“真菌汚染体”、“コンパニオン生物”および“生物学的薬剤”という用語は下記の意味を有する。
真菌汚染体−分性子又は子嚢を夫々生じる不完全菌亜門(Deuteromycota)および子嚢菌亜門(Asocomycota)
コンパニオン生物−生物学的薬剤と相利共生関係に入る対象パートナー。
生物学的薬剤−光合成および窒素固定の両方の代謝活性を有するスピルリナ属のシアノバクタ細胞の生存培養物。
実験は下記により行った。
真菌汚染体:ボタン属(Hypocreaceae)-トリコデルマ ビリデ カンタベリー(Trichoderma viride Canterbury)CTV1:白癬菌(Trichophyton sp)又は表皮糸状菌(Epidermophyton sp)-ヒトの足部白癬(水虫)を生じる作用体。感染症の治療がその部位で行われた。
真菌汚染体はニュージーランド、カンタベリ大学の動物学部から入手できる。
コンパニオン生物-担子菌亜門(Basidiomycota):プレウロタス・プルモナリウス・カンタベリー(Pleurotus pulmonorius Canterbury)CPP1オイスタ、マッシュル−ム;又はヒトの生体中
生物学的薬剤:スピルリナ プラテンシス(Spirulina platensis)(Earthrise Farms、大量培養施設;カリフォルニア州)
乾燥スピルリナ プラテンシス細胞を好ましくは光照射下(8〜80ワット/m2)で約12時間0.84w/vの炭酸水素ナトリウム中で再水和させた。
この再水和分解溶液はさらに細菌の増殖の禁止のため0.04〜0.25w/vの亜硫酸ナトリウム溶液を含んでもいてもよい。
この培養物に栄養の低下又は部分的な乾燥によりストレスを与え休眠期にする。
このスピルリナ配合体を凍結乾燥すると無菌性粉末が得られた。または市販の乾燥されたスピルリナ プラテンシス細胞(Earthrise Farms)を利用した。
ヒトの周辺表皮組織の二次感染
表在性熱傷と膿疱性ざ瘡をその部位で治療した。微生物の感染は傷(ざ傷又は火傷)の部位における膿疱、周辺炎症、発赤および腫張、腫瘍によって示された。
実験室の試験:
実施例1−コンパニオン生物の感染
プレウロタス・プルモナリウスの組織のサンプルをPDAプレートで、25℃で培養した。生じた菌苔が培地の表面積の約3分の2になったときに、各培養複製物に2.5%のトリコデルマ・ビリデの浸軟した菌糸と胞子の縣濁液を画線又はスプレー接種し、25℃で5〜7日間インキュベートして、汚染体の胞子形成を確立した。汚染体の胞子形成は、特徴的な分生子の緑色の着色で可視的に示された。感染させたプレートをさらに対照群と被験群とに分けた。
作用剤による処理
被験群を個々に、スピルリナ・プラテンシスで表面噴霧処理した(0.1、1および5%w/v)。
プレート全体の比較
被験群と対照群の微生物集団の組成を毎日定性的に観察した。2〜5日以内に汚染体であるT.ビリデは対照群の培養物のプレートの表面を完全に覆ったが、被験群でのT.ビリデ感染の相対量はすべての被験濃度(0.1、1および5%w/v)の生物学的薬剤の存在下で経時的に低下した。
生物学的薬剤の施用約24時間後に、汚染体の分生子の色は緑色からより濃い緑がかった褐色に変化した。4日以内に、汚染体の分生子は緑色の球状塊の外観を有するようになり、P.プルモナリウスの白色菌糸が急速に緑色の物質に侵入した。48時間以上さらにインキュベートした後、培地および坦子菌の表面には汚染体の痕跡は可視的に認められず、P.プルモナリウスは完全に回復し、各試験プレートの表面に連続した菌苔を形成した。
光学および走査電子顕微鏡試験
生物学的薬剤による処理の前後に、T.ビリデで汚染されたP.プルモナリウス培養物を形態的に比較観察した。処理前には、T.ビリデの分生子柄の分岐パターンが認められ、フィアライドは特徴的な分岐構造に分化し、分生子の鎖で終端していた。処理1日後、分生子は表面に刻紋(オーナメンテーション)がほとんどまたは全くない球形構造の外観を有していた。5日目に菌糸および分生子の構造体は細胞壁で仕切られていないように見える無定型の原形質塊に融合した。P.プルモナリウスの菌糸がこの塊に侵入していることが観察された。汚染体がコンパニオン生物であるP.プルモナリウスによって腐生代謝されていたと結論された。
坦子菌であるL.エドデスを使用して実験手順を繰り返したところ、上記と同様な一連の事象が観察された。
実施例2−汚染体の処理
2.5%のT.ビリデの浸軟した菌糸と胞子の縣濁液をPDAプレートに画線接種し、25℃で5〜7日間インキュベートした。胞子形成時に、各培養物複製プレートに、培地表面の100%または50%にわたって、1%w/vの生物学的薬剤を噴霧した。
100%の範囲に噴霧処理した培養複製物は噴霧3日以内に黒色となった。T.ビリデの分生子柄および分生子は乾燥した。生存胞子は生じず、汚染体の再成長は起こらなかった。
50%の範囲に噴霧処理した培養複製物では、噴霧した領域と噴霧しなかった領域の間に明確な境界区分が認められた。噴霧した領域は100%の範囲に噴霧した培養物で認められたものと同じように変性し、濃茶色または黒色になった。しかし、約5日後、境界は徐々になくなり、生物学的薬剤を噴霧しなかったところまで移動し、損傷を受けていなかった汚染体の菌糸を攻撃した。上記の観察はこの生物学的薬剤が他のシアノバクテリアと同様に移動能を有していることを示した。シアノバクテリアの移動速度は約2.5mm/日と推定された。
実施例3ー汚染体のIn Situ処理
A 足部白癬感染
足部白癬の感染は鱗状環形の皮膚病変(より一般的には水虫として知られている)。脊椎動物ではこの感染はつま先の間や足の平らな表面等のような足の部分において著しい。足部白癬は白癬菌又は表皮菌属の構成菌によって引起こされる皮膚膿腫細菌の感染症である。この微生物は直接的な接触に又は表皮の板状鱗屑との接触によって伝染する。細い菌糸が脊椎動物の真皮を貫通して宿主の栄養に富む体液を代謝する。菌が活動的なときは被験者は強いかゆみを覚え、皮膚は赤みを帯びて割れる。この感染を放置しておくと二次感染を生じることが多い。
足部白癬にかゝった15人の被験者に市販の油状軟膏基剤中に25%w/wのS.プラテンシスの粉末を含むクリームの外部塗布により感染を処置するよう指示した。状態を悪化させる水分バリアの形成を避けるために各被験者に対して塗布前にその領域を洗うことおよびクリームを毎日少量塗布するように特別の指示が与えられた。生物学的薬剤の生存可能性、したがってクリームの保存寿命はクロロフィルのグリーン色の発色の強さによって示された。
全ての15人の被験者が最初の塗布後7日以内で悪影響なしに治癒したことを報告した。臨床試験およびティッシュ綿棒での皮相の培養によれば原因作用体の表面又は周辺の抹消症状は示されなかった。
B)火傷
5人の被験者についての予備調査では生物学的薬剤の再水和体の5%w/wの表面スプレー施用又は油状又は非油状のクリームに分配された生物学的薬剤の25%w/wの粉末の外用塗布によって小さな表在性熱傷周辺赤化の軽減されたことが示された。さらに腫瘍や感染(すなわち膿の存在)を示す表在性熱傷についてのその部位についての実験においては、クリーム中に担持された生物学的薬剤の外用が膿の乾燥を助けてそして治療期間を短縮させることが示された。生物学的薬剤による火傷の治療では外皮の傷の領域に隣接する新しい皮膚の形成の瘢痕の発生が減少した。
C)ざ瘡
尋常性ざ瘡膿疱およ病変(面皰)にかゝり、その中の多くの者がざ瘡肥大を示している20人の被験者に対して、起きている間4時間毎の間隔で市販の油状基剤中に懸濁させた粉末としての25%w/wの生物学的薬剤を薄く塗布するように指示した。
24時間以内の処置で赤化部および腫瘍についての劇的な低減が1人を除いた全ての被験者にみられた。それ以外の19人の事例においては、病瘡が乾燥し膿が次第に消失して、乾燥した正常な色になった外皮が残され、又はざ瘡肥大を示していた被験者については僅かに陥没したあばたが残された。
小さな外皮感染症を呈している被験者において皮膚は処置後48時間以内で正常になった。この実験結果は侵入外傷および非侵入膿胞の双方について一致していた。
以上本発明をヒトおよびその他の哺乳動物の周辺の表皮の傷または外傷に関する生物学的な制御方法について説明したが、本発明は基剤(すなわちゲル又はクリーム)において表皮の病変部に外用的に塗布し、または手術用包帯に含浸させて微生物の感染を処理ないしは予防することがそれぞれ可能であることが理解されよう。
実施例4ー汚染体のIn Situ措置
水痘感染病(Chiken pox,water pox)
このような感染は丘疹、小胞をそしてついで膿疱を引き起こす。この感染症は感染した哺乳動物の身体の全ての部分に生じる可能性がある。その原因は水痘−帯状疱疹ウィルスである。
前期小水疱および後期小水疱の双方の水疱(Chiken pox)にかかっている5人の被験者に対して市販の軟膏基剤中にの25%v/vの生物学的薬剤の粉末を含むクリームの外用塗布によって被患部を処置するように指示した。小水疱が生じていた部位については被験者は毎日4回までクリームによってこれらの部分を処置した。処置はウイルスの明確な症状の消失後5日ないし7日にわたって最低レベルで継続された。
被験者は場合によってクリームの塗布後30分以内でかゆみが止まったことに気づいた。最初の塗布後2〜5日間以内で全ての膿疱が乾燥しそして存在していたすべての赤化帯域が消失した。最初の塗布後2〜5日間以内で炎症も軽減しそして消失した。患部の治療を継続しそして被験者は瘢痕組織の形成がなくなり傷の部分が正常な皮膚組織と置換わったことを認めた。
ウィルス性単純ヘルペス(Cold Sores)
ヘルペスウィルス、ヘルペスシンプレックスを含めて種々の性状の顔面ヘルペスを治療した。予備調査によれば市販の油状基剤中に懸濁させた25%v/vの生物学的薬剤の粉末を含むクリームの薄い塗布が有効なことが判明した。
種々の程度のウィルスに冒されている7人の被験者を治療した。処置したウィルスの例は慢性の糜爛および微生物の二次感染した部位を含んでいた。
重症の被験者は患部を毎日4回までクリームで処置した。症状の著しくない被験者にはクリームを毎日最低限度でより少ない頻度で塗布した。ウィルスの明確な症状が消失した後4〜7日間にわたって最小レベルで治療を継続した。
治療の開始から2〜5日間以内で重症のざ瘡が消失した。熱性疱疹、口内炎およびこれらの組合わさった症状も2〜5日内以内で消失し、傷が夫々新しい外観を有する皮膚によって置換えられた。
実施例5ー皮膚のIn Situ修復
市販の油性基剤中に懸濁させた25%v/vの生物学的薬剤の粉末を含むクリ−ムを14人の被験者に対し、皮膚が被患している顔、頸、およびその他の部分に2週間以上の期間にわたって毎日塗布した。全ての被験者は消衰した感染症の症状、たとえば以前の水疱(Chiken pox)の瘢痕からざ瘡および皮膚炎に至るような範囲の皮膚障害を有していた。また全部ではないが一部の被験者にはしわ、発赤色部および小嵩があった。
すべての患者は以前の瘢痕の大きさの顕著な減少、発赤した領域又は被患した皮膚の減少を認めた。2週間以上の長期間にわたる一定の毎日の塗布により下記の一部又は全ての領域について全ての被験者によって改善が認められた。
皮膚の色調;
皮膚の柔軟さが増大し;
しわの大きさ、深さ又は度合い(しわがのびたと記述されている)が減少し、又は消失した。そして
皮膚は健康な外皮細胞と合致するような外観を呈した。
この配合体は所望にかつ付加的に感染の治療又は予防のために夫々部位に対して外方から付与される包帯に含浸させることも可能である。このような包帯は使用前に減菌状態で保存しておくことのできる随意の標準的な既知の包帯である。

Claims (14)

  1. 皮膚治療用の外用剤に使用される処理したスピルリナ配合体を調製する方法において、前記方法は、
    乾燥したスピルリナの細胞を炭酸水素ナトリウムを含む再水和溶液中で1ないし12時間再水和する工程と
    前記再水和溶液中の再水和されたスピルリナ細胞培養物に栄養の減少又は部分的な乾燥の中の一つによってストレスを与える工程と
    引き続いてこの配合体を凍結乾燥させる工程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記再水和溶液が0.84w/vの炭酸水素ナトリウムをpH8.5で含有し再水和が約12時間にわたる請求項1記載の処理したスピルリナ配合体の調製方法。
  3. 前記凍結乾燥工程によって無菌性粉末を生成する請求項1又は請求項2に記載の処理したスピルリナ配合体の調製方法。
  4. 前記再水和工程が8ないし80w/m2の光照射下で行われる請求項1ないし3のいずれか一項に記載の処理したスピルリナ配合体の調製方法。
  5. 前記再水和溶液が0.04〜0.25w/vの亜硫酸をさらに含む請求項1ないし4のいずれか一項に記載の処理したスピルリナ配合体の調製方法。
  6. 前記配合体をさらに混合して水性懸濁液とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の処理したスピルリナ配合体の調製方法。
  7. 前記スピルリナがスピルリナ プラテンシスである請求項1ないしのいずれか一項に記載の処理したスピルリナ配合体調製物の調製方法。
  8. 請求項1ないし7項のいずれか一項に記載された方法によってつくられる有効量の処理したスピルリナ配合体と、クリームと、を含む、油性基材からなる医薬製剤であって、前記処理したスピルリナ配合体の含量が前記医薬製剤の25容量%以下である、医薬製剤。
  9. 請求項1ないし項のいずれか一項に記載された方法によってつくられる有効量の処理したスピルリナ配合体と、
    前記配合体のための薬学的に許容できる担体と、を含む殺ウィルス剤用の医薬製剤。
  10. 請求項1ないし項のいずれか一項に記載された方法によってつくられる有効量の処理したスピルリナ配合体と、
    前記配合体のための薬学的に許容できる担体と、を含む殺菌剤用の医薬製剤。
  11. 物学的汚染体の成長および影響を抑止および抑制する生物学的制御剤として使用される配合体において、
    前記配合体が請求項1ないし7項の中のいずれが一項に記載された方法によってつくられた処理したスピルリナ配合体調製物を含み、
    前記配合体は、丘疹、口内炎、水疱、外傷、膿疱およびそれらの組合わせからなる群より選ばれる脊椎動物に対する生物学的汚染体の作用による外部的な結果である対象部位、および痕組織が残っている以前の対象部位、からなる群より選択された対象部位に適用される、配合体。
  12. 膚障害を回復するための配合体において、
    前記配合体が請求項1ないし7項の中のいずれが一項に記載された方法によってつくられた処理したスピルリナ配合体調製物を含み、
    記皮膚障害は瘢痕、痘痕、赤化領域、ひび、火傷、水疱、乾癬、湿疹、板状鱗屑、しわおよびこれらの組合せからなる群より選ばれる、配合体
  13. 膚障害を予防するための配合体において、
    前記配合体が請求項1ないし7項の中のいずれが一項に記載された方法によってつくられた処理したスピルリナ配合体調製物を含み、
    記皮膚障害は瘢痕、痘痕、赤化領域、ひび、火傷、水疱、乾癬、湿疹、板状鱗屑、しわおよびこれらの組合せからなる群より選ばれる、配合体
  14. 請求項1ないしのいずれか一項に記載された方法によってつくられた処理したスピルリナ配合体を手術用包帯に含浸させ前記手術用包帯。
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