JP4236627B2 - 冷陰極画像表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷陰極画像表示装置の製造方法に関し、より特定的には、カソード電極とゲート電極との間に電圧を印加することによりカーボンナノチューブから電子を放出する冷陰極画像表示装置の製造方法に関する。
近年、新しい炭素材料であるカーボンナノチューブが、特に冷陰極画像表示装置などの電子放出源として用いられている。カーボンナノチューブは、炭素原子が規則的に配列されたグランフェンシートをチューブ状に丸めた中空の円筒形状を有し、外径がナノメートル(nm)オーダーで、長さが0.5〜数10μmという極めてアスペクト比が高い微小な物質である。このような形状のカーボンナノチューブでは、その先端に電界集中が起こり易く、高い放出電流密度が期待できる。また、カーボンナノチューブは、化学的、物理的安定性が高い特性を有するので、動作真空中の残留ガスの吸着やイオン衝撃等に対して安定であることが予想される。
冷陰極画像表示装置は、通常、以下の構造を有している。基板上にカソード電極がストライプ状に形成されており、カソード電極の上に絶縁膜が形成されており、絶縁膜上にゲート電極がストライプ状に形成されている。カソード電極とゲート電極とは互いに直交するように形成されている。ゲート電極および絶縁膜には、カソード電極に達する孔が開口されており、孔の底部のカソード電極上にカーボンナノチューブが林立するように形成されている。このような3電極方式の冷陰極画像表示装置では、ゲート電極とカソード電極との間に電圧を印加することにより、カソード電極上に形成されているカーボンナノチューブ(エミッタ)の先端に電界集中が発生し、その先端から電子が放出される。
カーボンナノチューブは、たとえばCVD法などで所望の長さに調整しながら成長可能であるが、直径が10nm前後と非常に細いため、必ずしも起立した状態では成長しない。特に冷陰極画像表示装置のように孔内にカーボンナノチューブを形成する場合には、カーボンナノチューブは横臥した状態で成長しやすく、配向性が悪い。横臥した状態のカーボンナノチューブは、起立した状態のカーボンナノチューブに比べてその先端に電界集中が起こりにくくなるため、高い電子放出特性を得ることができない。
そこで、孔内に形成されたカーボンナノチューブを起立した状態に配向させる技術が、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1では、薄膜に粘着材を付着した粘着シートをゲート電極の上部から押し当てて曲げ変形させ、粘着材の一部をゲート開口内に進入させてカーボンナノチューブの表面に接触させている。そして、押し当てた粘着シートを剥がすことにより、カーボンナノチューブが粘着材に付着した状態で引っ張られて、起立した状態で配向する。その結果、カーボンナノチューブの配向性を高めることができる。
なお、カーボンナノチューブを起立した状態に配向させる技術は、たとえば特許文献2および3や、非特許文献1などにも開示されている。
特開2002−157953号公報 特開2001−35360号公報 特開2001−35362号公報 T.J.Vink, et al., "Enhanced field emission from printed carbon nanotubes by mechanical surface modification", Appl. Phys. Lett. 83 (17) pp.3552-3554, 27 October 2003
冷陰極画像表示装置において、カーボンナノチューブから安定して電子を放出させるためには、孔内のカーボンナノチューブに均一の電界を印加する必要がある。シミュレーション計算によれば、孔内のカーボンナノチューブに均一の電界を印加するためには、孔のアスペクト比を一定以上にする必要がある。
しかしながら、孔のアスペクト比が大きくなると、従来の技術では孔内のカーボンナノチューブの配向性を高めることができなかった。特に特許文献1の技術では、粘着シートを曲げ変形させることにより粘着材をゲート開口内に進入させている。このため、孔のアスペクト比が大きい場合には、粘着テープを曲げ変形させても、粘着材はゲート開口の底部に形成されたカーボンナノチューブには届かない。したがって、孔内のカーボンナノチューブの配向性を高めることはできなかった。
また、特許文献2および3の技術は、広い平面上に形成されたカーボンナノチューブを配向させる技術であり、孔内に形成されたカーボンナノチューブの配向性を高めることはできなかった。
したがって、本発明の目的は、高アスペクト比の孔内に形成されたカーボンナノチューブの配向性を高めることのできる冷陰極画像表示装置の製造方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う冷陰極画像表示装置の製造方法は、カソード電極とゲート電極との間に電圧を印加することによりカーボンナノチューブから電子を放出する冷陰極画像表示装置の製造方法であって、以下の工程を備えている。第1基板の主表面上に形成されたカソード電極と、カソード電極上に形成され、第1の孔を有する絶縁膜と、絶縁膜上に形成され、第1の孔に連通する第2の孔を有するゲート電極と、第1の孔の底部に形成され、かつカソード電極と電気的に接続されたカーボンナノチューブとを有する構造を作製する。第2基板の主表面上に熱可塑性の粘着材を塗布する。第1基板の主表面と第2基板の主表面とを互いに対向させた状態で第2基板を第1基板に押し当てることによって、粘着材をカーボンナノチューブに粘着させる。粘着材をカーボンナノチューブに粘着させた後、粘着材をカーボンナノチューブから剥がし取る。粘着材をカーボンナノチューブに粘着させる際、粘着材を加熱し、粘着材を第1および前記第2の孔に対向する部分に移動させるように圧縮変形させることで粘着材に突起部を形成し、第1および第2の孔内に突起部を挿入する。
なお、本明細書中において「粘着材が硬化する」とは、「粘着材が固体になる」および「粘着材がゲル状になる」という意味を含んでいる。
本発明の冷陰極画像表示装置の製造方法によれば、高アスペクト比の孔内に形成されたカーボンナノチューブの配向性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、フィールドエミッションディスプレイ(FED)の構造を示す断面図である。図1に示すように、FED50は、冷陰極画像表示装置1とアノードパネル40とにより構成されている。冷陰極画像表示装置1とアノードパネル40とは互いに所定の距離を隔てて配置されている。
冷陰極画像表示装置1は、カソード電極2と、絶縁膜3と、ゲート電極4と、カーボンナノチューブ7と、触媒層5とを備えている。基板10上にはカソード電極2が形成されており、カソード電極2を覆うように基板10上に絶縁膜3が形成されており、絶縁膜3上にはゲート電極4が形成されている。絶縁膜3は第1の孔としての孔6aを有しており、ゲート電極4は第2の孔としての孔6bを有している。孔6aはカソード電極2にまで達しており、孔6bは孔6aに連通している。孔6aと孔6bとを合わせた孔が孔6である。孔6の底部におけるカソード電極2上には触媒層5が形成されており、触媒層5を挟んでカーボンナノチューブ7が林立して形成されている。カーボンナノチューブ7は触媒層5を介してカソード電極2と電気的に接続されている。
基板10は、たとえば40インチ角型であり、厚さ2.8mmの白板ガラス基板よりなっている。また、白板ガラス基板の他に、高歪点ガラス、石英、シリコン、アルミナ、またはセラミクスなどよりなっていてもよい。
カソード電極2はモリブデンよりなっている。また、モリブデンの他に、たとえばアルミニウム、クロム、チタン、タングステン、チタンシリサイド、チタンナイトライド、金、銀、またはアルミ基合金などよりなっていてもよい。さらに、導電性のシリコンや酸化物透明電極であるインジウム錫酸化物(ITO)などよりなっていてもよい。
絶縁膜3は、たとえばシリコン酸化膜よりなっている。また、シリコン酸化膜の他に、たとえばシリコン窒化膜、耐熱性絶縁樹脂、またはフリットガラスなどよりなっていてもよい。
ゲート電極4はアルミニウムよりなっている。また、アルミニウムの他に、たとえばクロム、チタン、モリブデン、タングステン、チタンシリサイド、チタンナイトライド、またはアルミ基合金などよりなっていてもよい。
触媒層5は、たとえばFe−Ni合金よりなっており、少なくともFe、Ni、およびCoなどを含む合金が触媒層5として好適である。
カーボンナノチューブ7は、その長さの平均がたとえば2μmになるように調整されている。カーボンナノチューブ7の長さの平均は、0.3μm以上10μm以下であることが好ましい。カーボンナノチューブ7の長さの平均を0.3μm以上とすることにより、高い電子放出特性を得ることができる。また、カーボンナノチューブ7の長さの平均を10μm以下とすることにより、比較的短時間でカーボンナノチューブを成長させることができる。
孔6において、幅nに対する深さDの比(アスペクト比)D/nは、たとえば0.5以上である。孔6の深さDがたとえば10μmである場合、孔6の幅nはたとえば20μm以下であり、5μm以上であることが好ましい。
一方、アノードパネル40は、蛍光体層43と、アノード電極42と、ガラス基板41とを有している。ガラス基板41上(図1中下側)にアノード電極42が形成されており、アノード電極42上に所定のパターンの蛍光体層43が形成されている。具体的には、蛍光体層43として、青色を発光する蛍光体層と、緑色を発光する蛍光体層と、赤色を発光する蛍光体層とがアノード電極42上に形成されている。アノード電極42は、たとえば、CRT(cathode-ray tube)の場合と同じようにアルミバックなどの方法により蛍光体の表面に形成される。
続いて、FED50の動作について説明する。カソード電極2に所定の大きさのマイナスの電位を与え、ゲート電極4およびアノード電極42に所定の大きさのプラスの電位を与えると、カソード電極2とゲート電極4との間に印加された電圧によってカーボンナノチューブ7の各々の先端に電界が集中し、電子が放出される。放出された電子は、アノード電極42に引き付けられ、図1中上方向に飛散して蛍光体層43に衝突する。その結果、衝突した電子のエネルギにより蛍光体層43が励起されて発光し、所望の画像を得ることができる。各蛍光体層の発光の度合いは、基本的に、アノード電極42とカソード電極2との各々に印加される電圧によって制御される。
次に、本実施の形態における冷陰極画像表示装置の製造方法について、図2〜図9を用いて説明する。
始めに、図2を参照して、たとえばスパッタリング法などを用いてカソード電極2となる膜を基板10の主表面10a上に形成する。次に、たとえばフォトリソグラフィや、サンドブラスト法などの方法を用いてこの膜をパターニングし、たとえば数100μm幅のライン状のカソード電極2を形成する。カソード電極2の厚さはたとえば10nm〜1μmであり、好ましくは100〜400nmである。なお、カソード電極2となる膜は、スパッタリング法の他に、たとえばCVD法、真空蒸着法、メッキ法、または印刷法などの方法を用いて形成してもよい。
なお、ここで挙げたフォトリソグラフィとは、半導体製造技術において、光や電子線等を利用して平面基板にパターンを転写する写真製版のことを意味する。この工程では、レジストの塗布、露光、エッチングおよびレジストの除去等の様々な工程を含んでいるが、一般的な工程であるため、ここでは一つの工程に含めて説明する。
次に、たとえばプラズマCVD法などを用いて、カソード電極2を覆うように基板10上に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3の厚さは、たとえば50nm〜10μmであり、耐熱性、構造安定性、および絶縁耐性などの観点から300nm〜2μmであることが好ましい。なお、図示していないが、カソード電極2と絶縁膜3との密着性を向上するなどの目的で、絶縁膜3を形成する前に、チタンやシリコンを含んだ密着促進剤をカソード電極2の上面に塗付したり、スパッタ蒸着したりしてもよい。
続いて、たとえばスパッタリング法を用いて、ゲート電極4となる膜を絶縁膜3上に形成する。そして、フォトリソグラフィなどの方法を用いてこの膜をパターニングし、たとえば数100μm幅のライン状のゲート電極4を形成する。ゲート電極4の厚さはたとえば10nm〜1μmであり、好ましくは100〜500nmである。なお、ゲート電極4となる膜は、スパッタリング法の他に、たとえばCVD法、真空蒸着法、メッキ法、または印刷法などの方法を用いて形成してもよい。
次に、図3を参照して、フォトリソグラフィなどの方法を用いてゲート電極4および絶縁膜3をエッチングすることにより、ゲート電極4に孔6bを形成し、絶縁膜3に孔6aを形成する。孔6a,6bは、たとえば円柱または角柱の立体形状を有している。
次に、図4を参照して、孔6の底部に露出しているカソード電極2上の所定の領域に触媒層5を形成する。具体的には、カーボンナノチューブを成長させる領域以外のカソード電極2をレジストで被覆し、たとえば蒸着法を用いて厚さ数nmの触媒層5となる膜を孔6の底部全面に形成し、その後レジストを除去する。これにより、余分な触媒層5となる膜がリフトオフされ、カーボンナノチューブを成長させる領域にのみ触媒層5が形成される。あるいは、孔6a,6bを形成する際に用いたレジストをそのまま流用してもよい。なお、触媒層5は形成されなくてもよい。
次に、たとえばCVD法を用いて、カーボンナノチューブ7aを触媒層5上に形成する。カーボンナノチューブ7aは、触媒層5が形成された領域に選択的に成長する。カーボンナノチューブを形成する際のCVDの原料としては、アセチレン、エチレン、またはメタンなどの炭化水素ガスや、エタノール、メタノール、またはテトラヒドロフラン(CO:THF)などの有機化合物が用いられる。また、カーボンナノチューブ7aは、基板10の温度350℃〜700℃、圧力10〜100000Paの条件でCVD法を用いて形成される。好ましくは、基板10の温度400℃〜600℃、圧力100Pa〜10000Paの条件でCVD法を用いて形成される。
以上の工程により、図4に示す構造が得られる。図4に示す構造は、基板10の主表面10a上に形成されたカソード電極2と、カソード電極2上に形成され、孔6aを有する絶縁膜3と、絶縁膜3上に形成され、孔6aに連通する孔6bを有するゲート電極4と、孔6aの底部に形成され、かつカソード電極2と電気的に接続されたカーボンナノチューブ7aとを有している。
なお、図4に示す構造は、上述した製造方法の他、たとえば以下の製造方法によっても得ることができる。図5を参照して、基板10の主表面10a上にカソード電極2をパターニングする。次に、カソード電極2の所定の位置に触媒層5を形成し、触媒層5上にカーボンナノチューブ7aをたとえば印刷法によって形成する。カーボンナノチューブ7a中には、カーボンナノチューブの印刷性を向上させるためのたとえばエチルセルロースなどの樹脂成分と、カーボンナノチューブを下地膜に固着させるための低融点ガラスと、有機溶剤とが含まれている。また、低融点ガラスは、カーボンナノチューブがばらばらになって、電圧印加などの外力によって引き出されてショートの原因にならないような役目を果たす。樹脂成分、低融点ガラス、および有機溶剤などの成分は、印刷後に乾燥および焼成することで除去される。続いて、たとえば印刷法やロールコートなどによって、カーボンナノチューブ7aを覆うようにカソード電極2上に絶縁膜3を形成する。そして、絶縁膜3上にゲート電極4を形成する。
次に、図4を参照して、フォトリソグラフィなどの方法を用いてゲート電極4および絶縁膜3をエッチングすることにより、ゲート電極4に孔6bを形成し、絶縁膜3に孔6aを形成する。以上の工程により、図4に示す構造が得られる。
図4に示す構造において、カーボンナノチューブ7aの大部分は横臥した状態で成長するので、カーボンナノチューブ7aの配向性は悪い。そこで、本実施の形態においては、図4に示す構造を得た後で、以下の方法によってカーボンナノチューブの配向性を高める。
図6を参照して、基板10(図4)とは別の基板20を準備し、基板20の主表面20a上に熱可塑性の粘着材21を塗布する。基板20はたとえばテープなどであり、粘着材21はたとえばシリコーン樹脂系粘着材などである。
次に、図7を参照して、基板10の主表面10aと基板20の主表面20aとを互いに対向させた状態で、図7中太い矢印で示すように基板20を基板10に押し当て、粘着材21を加熱する。これによって、粘着材21をカーボンナノチューブ7aに粘着させる。
図8は、粘着材がカーボンナノチューブに粘着する様子を示す図である。図8を参照して、図8中太い矢印で示すように基板20を基板10に押し当てると、孔6に対向する部分以外の粘着材21は、ゲート電極4からの反作用を受けて図8中Aの矢印の方向に圧縮変形する。このとき、孔6に対向する部分の粘着材21はゲート電極4からの反作用を受けない。粘着材21は、加熱されて変形しやすい状態となっているので、孔6に対向する部分に移動する。この移動を図8中Bの矢印で示す。その結果、粘着材21に突起部21aが形成される。突起部21aは、孔6の内壁面に接触しながらこの内壁面に沿って挿入され、孔6の底部のほぼ全面に達する。その結果、カーボンナノチューブ7a全体が粘着材21で覆われる。
次に、図9を参照して、粘着材21が硬化した後で、図9中太い矢印で示すように基板20を引き上げて、粘着材21をカーボンナノチューブ7aから剥がし取る。このとき、カーボンナノチューブ7aの一部が粘着材21とともに剥がされ、起毛される。その結果、高い配向性のカーボンナノチューブ7となる。以上の工程により、図1に示す本実施の形態の冷陰極画像表示装置1が完成する。
本願発明者らは、孔6のアスペクト比(深さD/幅n)を0.5以上とすることで、孔6内のカーボンナノチューブ7に均一の電界を印加することができ、カーボンナノチューブから安定して電子を放出できることを見出した。図10は、孔のアスペクト比と、孔内における周辺(絶縁膜に近い部分)の電界に対する孔内における中央の電界の比との関係を示すシミュレーション図である。図10を参照して、孔6のアスペクト比が増加するにしたがって孔6内の電界が均一化されている。特に孔6のアスペクト比が0.5以上である場合には、周辺の電界に対する孔内における中央の電界の比が0.8を超える値となっており、孔6内の電界が均一になっている。このことから、孔6のアスペクト比を0.5以上とすることで、孔6内のカーボンナノチューブ7に均一の電界を印加することができ、カーボンナノチューブから安定して電子を放出できることが分かる。
ここで、図1において、孔6の深さD(絶縁膜3およびゲート電極4を合わせた厚さ)は通常10μmである。このような場合に孔6のアスペクト比を0.5以上とすると、孔6の幅nは20μm以下になり、孔6は非常に微細な孔となる。従来の技術では、粘着シートを曲げ変形させて孔内に進入させているので、孔内の底部のカーボンナノチューブに粘着材が届かず、カーボンナノチューブの配向性を高めることができなかった。
本実施の形態の冷陰極画像表示装置の製造方法によれば、粘着材21を圧縮変形させることで粘着材21に突起部21aを形成し、孔6内に突起部21aを挿入するので、アスペクト比の大きな孔であっても、孔6の底部のカーボンナノチューブ7aに粘着材21が届く。そして、粘着材21を剥がし取る際にカーボンナノチューブ7aが起毛されるので、カーボンナノチューブ7aを配列させることができる。したがって、高アスペクト比の孔6内に形成されたカーボンナノチューブ7の配向性を高めることができる。
本願発明者らは、本発明の上記効果を確認すべく、以下の実験を行なった。始めに、本実施の形態の製造方法を用いて、図1に示す冷陰極画像表示装置1を製造し、本発明例とした。また、カーボンナノチューブ7の起毛を行なわない冷陰極画像表示装置、言い換えれば図4に示す冷陰極画像表示装置を製造し、従来例とした。そして、本発明例と従来例との各々におけるカソード電極2とゲート電極4との間に印加する電界と、カーボンナノチューブ7から放出される電流の電流密度(放出電流密度)との関係を調べた。図11にその結果を示す。
図11を参照して、従来例では、印加電界が5(V/μm)を超えるあたりからわずかに放出電流密度が増加し、印加電圧が6(V/μm)の場合に放出電流密度は1.5(A/m)程度となっている。一方、本発明例では、印加電界が2(V/μm)を超えるあたりから急激に放出電流密度が増加し、印加電圧が4(V/μm)の場合に放出電流密度は6.5(A/m)程度まで増加している。以上の結果から、本実施の形態の冷陰極画像表示装置1は高い電子放出特性を有していることが分かる。
上記製造方法において、粘着材21は熱可塑性であり、粘着材21を粘着する際に粘着材21を加熱する。これにより、粘着材21が変形しやすくなり、突起部21aを容易に形成することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の製造方法は、まず図2〜図4に示す実施の形態1の製造工程と同様の製造工程を経ることにより、図4に示す構造を得る。よってその説明を省略する。本実施の形態においては、図4に示す構造を得た後で、以下の方法によってカーボンナノチューブの配向性を高める。
図12を参照して、基板10とは別の基板20を準備し、基板20の主表面20a上に粘着材21を塗布する。粘着材21としては、圧力によって容易に変形するが、粘着材自体の結合強度は強く、破れるようなことのないものを使用する。このような粘着材21としては、たとえばアクリル系粘着材やシリコーン樹脂系粘着材などが適している。これらは圧力で容易に変形する性質を有し、かつ容易に分断しない性質を有している。次に、基板10の主表面10aと基板20の主表面20aとを互いに対向させた状態で、加熱せずに基板20を基板10に押し当てる。これによって、粘着材21をカーボンナノチューブ7aに粘着させる。
ここで、図12中太い矢印で示すように基板20を基板10に押し当てると、孔6と対向する部分以外に存在する粘着材21は、ゲート電極4からの反作用を受けて図12中Cの矢印の方向に圧縮変形する。一方、孔6に対向する部分の粘着材21は、ゲート電極4からの反作用を受けず、そのままの形状を保ちつづける。または、圧縮変形した部分の粘着材21の一部が孔6に対向する部分に移動してわずかに膨張する。その結果、粘着材21に突起部21aが形成され孔6aおよび孔6b内に突起部21aが挿入される。突起部21aは、孔6の内壁面に接触しながらこの内壁面に沿って挿入され、孔6の底部のほぼ全面に達する。その結果、カーボンナノチューブ7a全体が粘着材21で覆われる。ここで、粘着材21を孔6の底部に確実に到達させるために、基板20の主表面20a上に塗布した粘着材21が孔6の深さとほぼ同程度の厚みを有していることが望ましい。
その後、図9に示す方法と同様の方法によって、基板20を引き上げて、粘着材21をカーボンナノチューブ7aから剥がし取る。このとき、カーボンナノチューブ7aの一部が粘着材21とともに剥がされ、起毛される。その結果、高い配向性のカーボンナノチューブ7となる。以上の工程により、図1に示す本実施の形態の冷陰極画像表示装置1が完成する。
本実施の形態の冷陰極画像表示装置1の製造方法においては、粘着材21を粘着させる際に粘着材21を加熱しない。このように、粘着材21を加熱せずに圧縮変形させることによって突起部21aを形成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態の製造方法は、まず図2〜図4に示す実施の形態1の製造工程と同様の製造工程を経ることにより、図4に示す構造を得る。よってその説明を省略する。本実施の形態においては、図4に示す構造を得た後で、以下の方法によってカーボンナノチューブの配向性を高める。
図13を参照して、孔6内に液体の粘着材23を注入(滴下)する。これにより、粘着材23は孔6の底部のほぼ全面に達する。これによって、カーボンナノチューブ7a全体が粘着材21で覆われ、粘着材23がカーボンナノチューブ7aに粘着する。粘着材23としては、たとえばシリコーンゴム液などのゲル化剤が用いられる。粘着材23の注入時あるいは注入直後には、雰囲気を減圧雰囲気に保つことが好ましい。これによって、孔6内に粘着材23を確実に充填することができる。
次に、図14を参照して、たとえば大気中で放置したり、粘着材23を加熱したりすることによって、粘着材23を硬化(固化またはゲル化)させる。
次に、図15を参照して、粘着材23が硬化した後で、図15中太い矢印で示すように粘着材23を剥がし取る。このとき、カーボンナノチューブ7aの一部が粘着材23とともに剥がされ、起毛される。その結果、高い配向性のカーボンナノチューブ7となる。
なお、図16を参照して、粘着材23が硬化した後で、主表面25aに粘着材26が塗布された粘着テープ25を粘着材23に粘着させて、図16中太い矢印で示すように粘着材23を剥がし取ってもよい。以上の工程により、図1に示す本実施の形態の冷陰極画像表示装置1が完成する。
本実施の形態の冷陰極画像表示装置の製造方法によれば、粘着材23を孔6内に注入することによって粘着材23をカーボンナノチューブ7に粘着させるので、アスペクト比の大きな孔であっても、孔6の底部のカーボンナノチューブ7aに粘着材23が届く。そして、粘着材23を剥がし取る際にカーボンナノチューブ7aが起毛されるので、カーボンナノチューブ7aを配列させることができる。したがって、高アスペクト比の孔6内に形成されたカーボンナノチューブ7の配向性を高めることができる。
上記製造方法において好ましくは、粘着材23の注入時あるいは注入直後の少なくともいずれか一方において、減圧雰囲気に保つ。これにより、孔6内の空気が粘着材23の注入の障害となることを防止できるので、孔6内に粘着材23を確実に充填することができる。
上記製造方法において好ましくは、粘着材23を剥がし取る際に、粘着テープ25を粘着材23に粘着させて剥がし取る。これにより、粘着材23を剥がし取る際に粘着材23が破れにくくなり、粘着材23全体を確実に剥がすことができる。
(実施の形態4)
本実施の形態の製造方法は、まず図2〜図4に示す実施の形態1の製造工程と同様の製造工程を経ることにより、図4に示す構造を得る。よってその説明を省略する。本実施の形態においては、図4に示す構造を得た後で、以下の方法によってカーボンナノチューブの配向性を高める。
図17を参照して、孔6内に液体の粘着材28(第1粘着材)を注入することによって、粘着材28をカーボンナノチューブ7aに粘着させる。具体的には、たとえばシリコーン樹脂系粘着材である粘着材28をカーボンナノチューブ7aにスプレーコートし、約1μmの膜を形成する。粘着材28はゲル化剤である粘着材23よりも粘着力の強いものが適している。
次に、図18を参照して、孔6内に液体の粘着材23(第2粘着材)を注入(滴下)することによって、粘着材28に粘着材23を粘着させる。粘着材23としてはたとえばシリコーンゴム液などのゲル化剤が用いられる。
次に、図19を参照して、続いて、たとえば大気中で放置したり、加熱したりすることによって、粘着材28および粘着材23を硬化(固化またはゲル化)させる。
次に、図20を参照して、粘着材28および粘着材23が硬化した後、図20中太い矢印で示すように粘着材23を剥がし取る。このとき、粘着材23とともに粘着材28も剥がし取られる。さらに、カーボンナノチューブ7aの一部が粘着材28とともに剥がされ、起毛される。その結果、高い配向性のカーボンナノチューブ7となる。以上の工程により、図1に示す本実施の形態の冷陰極画像表示装置1が完成する。
本実施の形態の冷陰極画像表示装置1の製造方法において、粘着材28を粘着させた後に、粘着材28に粘着材23を粘着させている。粘着材23とともに粘着材28を剥がし取る。これにより、カーボンナノチューブ7aの起毛を行なう粘着材28と、粘着材28の除去を行なう粘着材23とに別々の粘着材を用いることができる。
本実施の形態の冷陰極画像表示装置1の製造方法において、粘着材28の粘着力は粘着材23の粘着力よりも強い。これにより、強い粘着力を有する粘着材28によってカーボンナノチューブ7aが起毛されるので、カーボンナノチューブ7の配向性をさらに高めることができる。
なお、本発明は、孔6のアスペクト比が0.5以上である場合に限定されるものではなく、孔内にカーボンナノチューブが形成された構成であれば適用することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
本発明は、FEDに用いられる冷陰極画像表示装置の製造方法として特に好適である。
FEDの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第1工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第2工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第3工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の他の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第4工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第5工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第6工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における冷陰極画像表示装置の製造方法の第7工程を示す断面図である。 孔のアスペクト比と、孔内における周辺(絶縁膜に近い部分)の電界に対する孔内における中央の電界の比との関係を示すシミュレーション図である。 カソード電極とゲート電極との間に印加する電界と、カーボンナノチューブ7から放出される電流の電流密度との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2における冷陰極画像表示装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における冷陰極画像表示装置の製造方法の第1工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における冷陰極画像表示装置の製造方法の第2工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における冷陰極画像表示装置の製造方法の第3工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における冷陰極画像表示装置の他の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における冷陰極画像表示装置の製造方法の第1工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における冷陰極画像表示装置の製造方法の第2工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における冷陰極画像表示装置の製造方法の第3工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における冷陰極画像表示装置の製造方法の第4工程を示す断面図である。
符号の説明
1 冷陰極画像表示装置、2 カソード電極、3 絶縁膜、4 ゲート電極、5 触媒層、6,6a,6b 孔、7,7a カーボンナノチューブ、10,20 基板、10a,20a,25a 主表面、25 粘着テープ、40 アノードパネル、21,23,26,28 粘着材、21a 突起部、41 ガラス基板、42 アノード電極、43 蛍光体層、50 FED。

Claims (2)

  1. カソード電極とゲート電極との間に電圧を印加することによりカーボンナノチューブから電子を放出する冷陰極画像表示装置の製造方法であって、
    第1基板の主表面上に形成された前記カソード電極と、前記カソード電極上に形成され、第1の孔を有する絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1の孔に連通する第2の孔を有する前記ゲート電極と、前記第1の孔の底部に形成され、かつ前記カソード電極と電気的に接続された前記カーボンナノチューブとを有する構造を作製する工程と、
    第2基板の主表面上に熱可塑性の粘着材を塗布する工程と、
    前記第1基板の前記主表面と前記第2基板の前記主表面とを互いに対向させた状態で前記第2基板を前記第1基板に押し当てることによって、前記粘着材を前記カーボンナノチューブに粘着させる粘着工程と、
    前記粘着工程後、前記粘着材を前記カーボンナノチューブから剥がし取る工程とを備え、
    前記粘着工程の際、前記粘着材を加熱し、前記粘着材を前記第1および前記第2の孔に対向する部分に移動させるように圧縮変形させることで前記粘着材に突起部を形成し、前記第1および前記第2の孔内に前記突起部を挿入する、冷陰極画像表示装置の製造方法。
  2. 前記第1および前記第2の孔を合わせた孔のアスペクト比は0.5以上である、請求項1に記載の冷陰極画像表示装置の製造方法。
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