JP4236330B2 - フレキシブルチューブ用継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレキシブルチューブ用継手に関し、特にガス配管などに使用されるコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブのための、フレキシブルチューブ用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフレキシブルチューブ用継手として、図3に示すものが、たとえば特願平11−78746号において提案されている。
この図3において、1はフレキシブルチューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイト管2と、このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチューブ状の被覆体3とによって構成されている。コルゲイト管2において、4は山部、5は谷部である。このフレキシブルチューブ1は、コルゲイト管2の先端の数山分につき被覆体3が取り除かれた状態で継手に接続される。
【0003】
この継手において、11は筒状本体で、真鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部12が形成されることで、ガス管などの被接続体に接続することができるように構成されている。13は六角部で、外ねじ部12のねじ込み操作のために用いられる。
筒状本体11の他端側の内周には、その開口側から順に、内ねじ部15と、内周面16と、環状のシール材収容部17と、コルゲイト管収容部18とが設けられている。シール材収容部17には、環状のゴム製のシール材21が、ゆるい圧入状態で収容されている。
【0004】
25は押輪で、真鍮などの金属によって筒状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体11の内ねじ部15にねじ込み可能な外ねじ部26を有する。押輪25の他端側の外周には、外ねじ部26よりも大径の外周面27が形成されている。
押輪25には、フレキシブルチューブ1を挿通させるための孔部33が貫通状態で形成されている。この孔部33における押輪25の他端側の内周には、パッキン34が収容されている。孔部33における押輪25の一端部の内周には、この押輪25の一端側に向かって拡径するテーパ面37が形成されている。
【0005】
図3に示すように押輪25を筒状本体11にねじ込んだ状態においては、この押輪25の内周のテーパ面37と筒状本体11の内周面16とシール材21の端面とで囲まれる空間39が形成される。この空間39には、環状のリテーナ44が配置されている。このリテーナ44は、真鍮などの金属材料により形成され、その一端側すなわち押輪25の開口側には、径方向内向きの突部45が形成されている。この突部45は、コルゲイト管2の谷部5に係り合い可能とされている。
【0006】
さらにリテーナ44は、突部45を有した一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込みが、周方向の複数の位置に形成されることで、図示の状態から突部45が拡径できるように構成されている。リテーナ44の一端側の外周には、横断面が矩形状の環状溝50が形成され、この環状溝50にはリテーナ44の突部45を図示の縮径状態に付勢するためのリングばね51がはめ込まれている。
【0007】
このようなものにおいて、継手を構成する場合には、まず筒状本体11の収容部17にシール材21をはめこんでおく。そして、環状溝50にリングばね51をはめ込んだ状態のリテーナ44を押輪25のテーパ面37の内周側に収容した状態で、この押輪25を筒状本体11にねじ込む。すると、図示のようにリテーナ44は空間39に収容される。
【0008】
この状態の継手に、図示のようにコルゲイト管2の谷部5で切管されかつコルゲイト管2の先端の数山分につき被覆体3が取り除かれた状態のフレキシブルチューブ1を、押輪25の端部から孔部33の中に挿入する。すると、コルゲイト管2の先端の山部4がリテーナ44の突部45を押し広げてこの突部45の位置を通過し、シール材21の内周に圧入されるとともに、このシール材21の位置を通過して収容部18に収容されて、接合作業が完了する。図3はこの接合完了状態を示し、このとき、突部45はばね51により縮径されてコルゲイト管2の外周の谷部5に係り合う。
【0009】
フレキシブルチューブ1に継手からの抜け出し力が作用した場合には、コルゲイト管2の一つの谷部5に突部45が係り合っているリテーナ44の外周テーパ面47が押輪25のテーパ面37に当たり、リテーナ44は押輪25から径方向内向きの反力を受ける。すると、リテーナ44の突部45が全周にわたってコルゲイト管2の一つの谷部5の外周を押さえ付けることになって、これらリテーナ44とコルゲイト管2との係り合いが確実なものになり、これによって継手からのフレキシブルチューブ1の抜け出しが防止されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような継手において、コルゲイト管2はその外径すなわち山部4の外径について寸法公差が許容されている。一方、押輪25において、テーパ面37の最小径部およびその近傍は孔部33の最小径部24として形成されている。この最小径部24は、図示のようにコルゲイト管2は通過しまた被覆体3は入り込まないように形成されているが、コルゲイト管2のうち上記寸法公差内の最大径のものが通過できるように、この公差内の最大径のコルゲイト管よりも大径に形成されている。
【0011】
ところで、配管現場においては、上述のようにフレキシブルチューブ1をコルゲイト管2の谷部5において所定の長さに切断し、このコルゲイト管2の先端の数山分につき被覆体3を取り除く作業が行われる。ところが、このようにコルゲイト管2を切断する場合には、図4に示すように、その切断力Fによって、コルゲイト管2が偏平すなわち楕円状に変形されることがある。
【0012】
特に、コルゲイト管2のうち、上記寸法公差内の小径のものは、このように楕円状に変形した状態で押輪25の最小径部24を通過可能であり、楕円の状態のままでシール材21に圧入されることが起こり得る。すると、シール性能が低下するという問題点がある。また、コルゲイト管2のうち、上記寸法公差内の大径のものが楕円状に変径すると、その楕円の長軸の部分が最小径部24を通過できず、いったん抜き出して真円状に矯正しないと、それ以上の挿通を行えなくなるという問題点がある。
【0013】
そこで本発明は、このような問題点を解決して、継手に挿入すべきコルゲイト管が楕円状に変形していても、シール性の低下や挿通不能などの事態が発生しないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブのための継手が、筒状本体と、先端部が筒状本体の内部にねじ込まれる押輪と、筒状本体の内部における押輪よりも奥側に配置されるリテーナとを具備し、フレキシブルチューブは、コルゲイト管が、押輪の端部から、この押輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通可能とされ、リテーナは、その内部に挿通されたコルゲイト管と押輪との両者に係り合い可能とされ、押輪の内周に、挿通されるコルゲイト管を真円状に矯正するためのテーパ面が形成されているようにしたものである。
【0015】
このような構成であると、コルゲイト管が楕円状に変形している場合であっても、このコルゲイト管を押輪の内部に押し込むだけで、テーパ面の作用によってその楕円が真円状に矯正される。このため、シール性の低下や挿通不能などの事態の発生が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1および図2にもとづき、図3および図4に示した部材と同一の部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。
図1および図2において、押輪25のテーパ面37の最小径部すなわち孔部33の最小径部24は、コルゲイト管2の山部4の外径の寸法公差内の最大径と等しい内径で形成されている。そして押輪25の孔部33には、パッキン34よりも奥側の位置においてフレキシブル管1の被覆体3の収容部55が形成されており、この収容部55からこの収容部55よりもさらに奥側の最小径部24に向かうにつれて徐々に縮径する矯正用テーパ面56が形成されている。
【0017】
このような構成において、コルゲイト管2が真円状の場合には、このコルゲイト管2は、押輪25に挿通されるときに、テーパ面37および最小径部24と干渉することなく、この最小径部24の位置を通過する。
なお、最小径部24は上述のようにコルゲイト管2の山部4の外径の寸法公差内の最大径と等しい内径で形成されているが、この外径の寸法のばらつきは正規分布するものであり、したがって、この外径が最小径部24の内径と一致する確率は著しく低い。また、仮に一致したとしても、挿入のための力を少し大きくすれば、薄肉のコルゲイト管2は縮径方向に容易に変形するので、通過が不可能となることはない。このことから、最小径部24は、山部4の外径の寸法公差内の最大径と厳密に一致させる必要はなく、寸法公差の範囲内のコルゲイト管2を通常の方法で通過させ得る寸法であればよい。また、このような条件を満たしていれば、できるだけ小径である方が、後述する楕円の矯正のために有利である。しかし、最小径部24と真円状のコルゲイト管2の山部4との干渉を確実に防止したい場合は、この最小径部24を、山部4の外径の寸法公差内の最大径よりもわずかに大きく形成することもできる。
【0018】
コルゲイト管2が楕円状である場合は、このコルゲイト管2を押輪の孔部33に挿入すると、図2に示すように、その楕円の長軸に相当する部分の山部4が矯正用テーパ面56に当たる。このとき、さらに力を加えてコルゲイト管2を押輪の奥側へ押し込むと、その力にもとづくテーパ面56からの反力によって、薄肉のコルゲイト管2における楕円の長軸に相当する部分の山部4に縮径力が付与される。これにより、楕円状のコルゲイト管2は、最小径部24を通過し得る程度の真円状に矯正されたうえで、さらに奥側へ挿通される。なお、テーパ面56にはコルゲイト管2における楕円の長軸に相当する部分のみ、すなわちコルゲイト管2の周方向に沿った一部分のみが当たるだけであるため、この部分を縮径させて真円状に矯正させるための力は小さくて済む。
【0019】
このとき、上述のように最小径部24ができるだけ小径である方が、より真円に近い状態に矯正することができる。特にコルゲイト管2の山部4の外径が、その寸法公差内の小径側で形成されている場合は、最小径部24が小径であることにより、十分な矯正が行われることになる。
テーパ面56は、その軸心に対してできるだけ角度がゆるい方が、小さい力で楕円を矯正することができる。しかし、あまり角度をゆるくすると押輪25が長くなって継手が大形になるので、この角度は45度程度とするのが好適である。また、図示のようにテーパ面37にすぐ隣接してテーパ面56を形成することで、押輪25が長くなることを極力防止することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、押輪の内周に、挿通されるコルゲイト管を真円状に矯正するためのテーパ面が形成されているようにしたため、コルゲイト管が楕円状に変形している場合であっても、このコルゲイト管を押輪の内部に押し込むだけで、テーパ面の作用によってその楕円を真円状に矯正することができ、このため、継手のシール性の低下やコルゲイト管の挿通不能などの事態の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフレキシブルチューブ用継手の断面図である。
【図2】図1の継手の機能を説明するためにその要部を拡大して示す図である。
【図3】従来のフレキシブルチューブ用継手の断面図である。
【図4】フレキシブルチューブ用継手に挿通されるコルゲイト管の変形の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルチューブ
2 コルゲイト管
11 筒状本体
24 最小径部
25 押輪
44 リテーナ
56 矯正用テーパ面

Claims (1)

  1. コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブのための継手であって、
    筒状本体と、先端部が筒状本体の内部にねじ込まれる押輪と、筒状本体の内部における押輪よりも奥側に配置されるリテーナとを具備し、
    フレキシブルチューブは、コルゲイト管が、押輪の端部から、この押輪と前記筒状本体との内部に向けて挿通可能とされ、
    リテーナは、その内部に挿通されたコルゲイト管と押輪との両者に係り合い可能とされ、
    押輪の内周に、挿通されるコルゲイト管を真円状に矯正するためのテーパ面が形成されていることを特徴とするフレキシブルチューブ用継手。
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