JP4233585B2 - ペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置 - Google Patents

ペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータシステムにおいて並行動作している複数のオペレーティングシステムに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置、及び、当該ペリフェラル切替装置が搭載されたコンピュータシステムにおいて個別のオペレーティングシステム用に設けられているペリフェラル切替制御装置に関する。
近年、1つのコンピュータシステム上で複数の仮想マシン環境を動作可能とする仮想マシンモニタ(Virtual Machine Monitor)技術として、例えば、XenやVMWare等のソフトウェアが、開発されて提供されている。
かかる仮想マシンモニタ技術により、携帯電話やPC等の1つの端末(コンピュータシステム)上で、プライベート用と仕事用、或いは、システム用とユーザ用等といった利用目的の異なる複数のOS(オペレーティングシステム)を並行動作したり、Linux(登録商標)とWindows Mobile(登録商標)等といった異種のOSを並行動作することができる。
ユーザが、これらの複数のOSを、フォアグラウンドとバックグラウンドとで切り替えて利用する際、フォアグラウンドのOSに対する、LCD(液晶ディスプレイ)やキーボードやマウスやスピーカやマイク等のペリフェラル(周辺機器)の割り当てを切り替えることが必要となる。
特許文献1において、ホストOSとゲストOSとの間で、ペリフェラルを共有する技術が開示されている。
この技術の利用によって、ユーザが、フォアグラウンドのOSとバックグラウンドのOSとを切り替えるための切替ボタンを押した場合や、バックグラウンドのOSに対応するウィンドウを選択した場合に、バックグラウンドのOSをフォアグラウンドに設定し、かかるフォアグラウンドのOSに対して、入力装置や表示画面等のペリフェラルを割り当てることができる。
また、フォアグラウンドのOS及びバックグランドのOSからのオーディオ出力をミキシングすることも可能である。
US6,496,847
しかしながら、上述した従来技術では、OSに対する特定のペリフェラルの割り当ての切り替えを禁止(ロック)する手段や、OS間のペリフェラルの競合を柔軟に解決する手段が備えられておらず、電話等の重要サービスの品質保証が困難であるという問題点があった。
また、複数のOSによって共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御する手段が備えられておらず、他方のOSは、オフの設定に気づかずに当該ペリフェラルとの間で通信し続け、リソースを浪費する問題点があった。
具体的には、並行動作している複数のOSに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているコンピュータシステムでは、アプリケーションやユーザから、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えが要求された場合であっても、当該ペリフェラルの割り当てを切り替えてはならないケースがあるが、上述した従来技術では、かかるケースに対応していない。
例えば、バックグラウンドのOSに対して着信したメールを提示するために、当該バックグラウンドのOSに対してペリフェラルの割り当てが切り替えられた場合や、ユーザが、バックグラウンドのOSが備える機能を利用するために上述の切替ボタンを押下して、当該バックグラウンドのOSに対してペリフェラルの割り当てが切り替えられた場合について考える。
フォアグラウンドのOSにおいて電話アプリケーションが通話中である状況では、LCDやキーボードの割り当て先をバックグラウンドのOSへ切り替えてもいいが、マイクやスピーカの割り当て先は、現在のフォアグラウンドOSに維持されることが望ましいというケースが想定される。
ここで、上述の電話アプリケーションが通話中である状況で、マイクやスピーカの割り当て先もバックグラウンドのOSに切り替えてしまった場合、かかる電話アプリケーションによる通話が途切れてしまうという問題点がある。
ペリフェラルの切り替えを禁止(ロック)したい場合の別の例として、バックグラウンドのOSが、フォアグラウンドのOSの障害や異常を検知した際に、自動的にフォアグラウンドのOSとバックグランドのOSとを切り替えた後、障害或いは異常な状態のOSが、ペリフェラルの割り当ての切り替えを要求しても、当該ペリフェラルの割り当てを切り替えないことが望ましいというケースが想定される。
自動的に、フォアグラウンドのOSとバックグランドのOSとを切り替えないと、障害・異常状態のOSが、LCDに表示する障害画面をユーザに見せることになり、ユーザを戸惑わせる可能性がある。
また、障害或いは異常な状態のOSに対してペリフェラルを割り当ててしまうと、ユーザが、障害或いは異常な状態のOS上で、操作することになり、障害の拡大や不適切な処理が行われる可能性がある。
一方、マイクやスピーカの割り当てを、上述の切替ボタンと独立に制御する場合、OS間におけるペリフェラルの競合の問題点が生じる。
フォアグラウンドのOSで、音声認識アプリケーションが、マイクを確保して利用している間に、バックグラウンドのOSで、電話着信があっても、当該フォアグラウンドのOSが、マイクを占有しているため、かかる電話着信に応じた通話を実行することができない可能性がある。
ここで、単純に、フォアグラウンドのOSの優先度よりも、バックグラウンドのOSの優先度を高くしただけでは、バックグランドのOSで、音声認識アプリケーションが、マイクを確保して利用している間に、フォアグラウンドのOSで電話着信があった場合に、やはり、かかる電話着信に応じた通話を実行することができない可能性がある。
2つのOSが搭載されている環境で、第1のOSの優先度を、第2のOSよりも高い優先度或いは低い優先度に設定した場合でも、同様の問題が残る。
同様に、バックグラウンドのOSが、フォアグラウンドのOSの障害や異常を検知した際、フォアグラウンドのOSによって確保されているペリフェラルを、バックグラウンドOSに対して割り当てるように自動的に切り替えた後、その障害或いは異常な状態のフォアグラウンドOSが、当該ペリフェラルの割り当ての確保を要求しても、当該ペリフェラルの割り当てを切り替えないことが望ましいというケースが想定される。
また、かかるコンピュータシステムでは、OS間で共有されているペリフェラルについて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御することが好ましいケースがある。
例えば、バックグラウンドのOSによって音楽再生が行われていたとしても、フォアグラウンドのOSが、マナーモードを設定する等して、共有のスピーカをオフに設定した場合、バックグランドOSからスピーカへの出力も停止される。
しかしながら、バックグラウンドのOSは、当該オフの設定に気づかずに、スピーカへ出力する音声データの転送を続けるため、リソースを浪費するケースが想定される。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、OSに対する特定のペリフェラルの割り当ての切り替えを禁止(ロック)して確保する手段や、OS間のペリフェラルの競合を柔軟に解決する手段を実現することができるペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御する手段を実現することができるペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、コンピュータシステムにおいて並行動作している複数のオペレーティングシステムに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置であって、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを要求する切替要求を受信するように構成されている切替要求受信部と、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての確保又は確保解除を要求する確保要求を受信して保持するように構成されている確保要求保持部と、前記切替要求と前記確保要求とに基づいて、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されている切替判断部と、前記判断結果に応じて、前記ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを実行するように構成されている切替実行部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、アプリケーションやユーザから、OSに対するペリフェラルの割り当てを要求する切替要求を受信した場合であっても、確保要求によって指定されているペリフェラルについては切り替えを禁止(ロック)することができる。
本発明の第1の特徴において、前記切替判断部は、前記切替要求又は前記確保要求の少なくとも一方に含まれている優先度に基づいて、該切替要求により指定されている前記ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、アプリケーションやユーザから、OSに対するペリフェラルの割り当てを要求する切替要求を受信した場合であっても、当該切替要求に含まれている優先度よりも高い優先度を含む確保要求が保持されている場合、当該確保要求によって指定されているペリフェラルについては切り替えを禁止(ロック)することができる。
また、かかる発明によれば、確保要求に含まれている優先度よりも当該切替要求に含まれている優先度が高い場合は、当該確保要求によって指定されているペリフェラルの割り当てを切り替えることができ、アプリケーションやユーザの要求に従った柔軟かつ適切なペリフェラルの割り当ての切り替え制御を行うができる。
本発明の第1の特徴において、前記確保要求保持部は、保持している前記確保要求に含まれている優先度よりも高い優先度を含む確保要求を受信した際に、保持している該確保要求を受信した該確保要求に置き換えるように構成されており、前記切替判断部は、前記確保要求の置き換えが行われた際に、置き換えられた前記確保要求により指定されているペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを実行する否かについて判断するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、一方のOSが、特定のペリフェラルの割り当てを確保している場合であっても、他方のOSが、より高い優先度の確保要求を送信した場合は、当該ペリフェラルの割り当てを他方のOSに切り替えて確保することができる。
また、かかる発明によれば、他方のOSにおいて受信された確保要求の優先度が保持されている確保要求の優先度よりも低い場合には、確保要求の書き換えを拒否することができ、アプリケーション等の要求に従った柔軟かつ適切な競合制御を行うことができる。
本発明の第1の特徴において、前記切替要求及び前記確保要求に含まれている優先度は、オペレーティングシステム内のソフトウェアの状態によって決定されたものであるように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、オペレーティングシステム内のアプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバの動作状態に従った柔軟なペリフェラルの割り当ての切り替え制御を行うことができる。
本発明の第1の特徴において、オペレーティングシステムに割り当てられているペリフェラルの設定がオン設定からオフ設定或いはオフ設定からオン設定に変化した際に、該ペリフェラルが割り当てられているオペレーティングシステムに対して、ペリフェラルの設定情報を通知するように構成されているペリフェラル設定部を具備していてもよい。
かかる発明によれば、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御し、当該ペリフェラルがオンに設定された際には、他方のOSが、即座に、当該通信を開始することができる。
本発明の第1の特徴において、前記確保要求保持部は、受信後又は更新後、一定期間を経過した前記確保要求を削除するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、切替ロック要求の要求元が、障害などにより、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えの禁止(ロック)解除できない場合であっても、一定期間経過後に、かかるロックを解除することができる。
本発明の第1の特徴において、前記切替判断部は、前記確保要求に含まれる状況情報と前記切替要求に含まれる状況情報とに基づいて、前記切替要求により指定されている前記ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴は、並行動作している複数のオペレーティングシステムに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置が搭載されたコンピュータシステムにおいて個別のオペレーティングシステム用に設けられているペリフェラル切替制御装置であって、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての切り替えの禁止又は禁止解除の要求と、前記要求に与えられている優先度とを含む切替ロック要求を受信するように構成されている切替ロック要求受信部と、受信した前記切替ロック要求に基づいて、前記ペリフェラル切替装置に対して、該ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての確保又は確保解除の要求と、前記要求に与えられている優先度とを含む確保要求を通知するように構成されている確保要求通知部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバが、ペリフェラル切替装置に対して、ペリフェラル種別を指定した切替ロック要求を発行でき、当該切替ロック要求に、アプリケーション種別等に応じて優先度を与えることができる。
本発明の第2の特徴において、ペリフェラル切替装置から通知されたペリフェラルの設定情報を受信し、前記ペリフェラル切替制御装置に対応するオペレーティングシステムの該ペリフェラルへの入出力の可否を制御するように構成されているペリフェラル設定通知部を具備していてもよい。
かかる発明によれば、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御し、当該ペリフェラルがオンに設定された際には、他方のOSが、即座に、当該通信を開始することもできる。
本発明の第2の特徴において、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当てを要求する切替要求を受信するように構成されている切替要求受信部と、前記ペリフェラル切替装置に対して、前記切替要求を通知するように構成されている切替要求通知部とを具備していてもよい。
かかる発明によれば、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバが、ペリフェラル切替装置に対して、ペリフェラル種別を指定した切替要求を発行でき、当該切替要求に、アプリケーション種別等に応じて優先度を与えることができる。
本発明の第2の特徴において、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての切り替えの禁止状態と、前記禁止状態が設定された時間を示すタイムスタンプとを関連付けるロック状態を管理しており、前記切替ロック要求に応じて前記ロック状態を更新し、一定期間を経過した前記禁止状態を無効にするように構成されているロック状態管理部と、前記ロック状態に基づいて、前記ペリフェラル切替装置に対して、所定周期で、ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての確保又は確保解除を要求する確保要求を通知するように構成されている確保要求通知部とを具備していてもよい。
かかる発明によれば、切替ロック要求の要求元が、障害などにより、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えの禁止(ロック)解除できない場合であっても、一定期間経過後に、かかるロックを解除することができる。
本発明の第2の特徴において、前記ペリフェラル切替装置に対して、所定周期で、前記ペリフェラル切替制御装置が正常に動作していることを通知するように構成されている活動通知部を具備していてもよい。
かかる発明によれば、ペリフェラル切替装置が、ペリフェラル切替制御装置の障害を確実に検知することができる。
本発明の第2の特徴において、前記ロック状態管理部は、各ペリフェラルのロック状態として、前記禁止状態と前記タイムスタンプとに加えて、前記ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての切り替えの禁止を要求した切替ロック要求の要求元の識別情報とを関連付けるように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、複数のロックの要求元からの切替ロック要求と切替禁止状態とを対応づけて管理できる。例えば、上述の切り替えの禁止を要求する切替ロック要求の要求元とは異なる要求元からの不正な上述の切り替えの禁止解除を要求する切替ロック要求によって、上述の切り替えの禁止解除を行うといった誤りを防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、OSに対する特定のペリフェラルの割り当ての切り替えを禁止(ロック)して確保する手段や、OS間のペリフェラルの競合を柔軟に解決する手段を実現することができるペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置を提供することができる。
また、本発明によれば、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御する手段を実現することができるペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの構成)
図1乃至図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの構成について説明する。
本実施形態に係るコンピュータシステム1には、並行動作している複数のOSに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置及びペリフェラル切替制御装置が搭載されている。
ここで、コンピュータシステムで複数のOSを並行動作させる手段として、VMWareやXen等のソフトウェアベースの仮想マシンモニタ技術が利用されてもよいし、ARM TrustZoneのようなハードウェアベースの仮想化技術が利用されてもよい。
さらに、マルチCPUシステムやマルチコアシステムのように、複数のCPUが動作するハードウェア上で、各CPUにおいて、OSを並行に動作させてもよい。
以降の第1の実施形態の説明では、コンピュータシステムで複数のOSを並行動作させる手段として、ソフトウェアベースの仮想マシンモニタ技術が利用される場合を想定する。
図1に示すように、本実施形態に係るコンピュータシステム1では、ペリフェラル切替制御装置30Aは、コンピュータシステム1の第1のOS(OS1)に配置され、ペリフェラル切替制御装置30Bは、コンピュータシステム1の第2のOS(OS2)に配置され、OS1とOS2に対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置10は、第3のOS(OS3)に配置されるものとする。
また、OS3には、実際のペリフェラルにアクセスするための実デバイスドライバが配置され、OS1及びOS2には、仮想デバイスドライバが配置されるものとする。
ペリフェラル切替装置10は、実デバイスドライバと仮想デバイスドライバとの接続を切り替えることで、OS1及びOS2に対するペリフェラルの割り当てを制御する。
例えば、ペリフェラル切替装置10は、実デバイスドライバによって利用されるバッファのアドレスをOS1又はOS2の仮想デバイスドライバに対応するように変更したり、自身が仮想デバイスドライバと実デバイスドライバとの間に入って中継処理及びペリフェラルの割り当ての切り替え処理を行う等の様々な手段によって、OS1及びOS2に対するペリフェラルの割り当てを制御する。
OS1及びOS2は、ペリフェラルを利用する際に、それぞれの仮想デバイスドライバに対して入出力を行う。
例えば、OS1が、あるペリフェラルを操作するために、当該ペリフェラルに対応する仮想デバイスドライバに対して、あるデータを出力した際に、ペリフェラル切替装置10が、OS1に対して当該ペリフェラルを割り当てていた場合、かかるデータは、実デバイスドライバに出力されることになる。
一方、ペリフェラル切替装置10が、OS2に対して当該ペリフェラルを割り当てていた場合、かかるデータは、実デバイスドライバには渡されない。かかる場合、実装によっては、仮想デバイスドライバに対してエラーが返る。
ここで、ペリフェラルの割り当ての切り替えは、OS1とOS2との間で実行され、OS1が、フォアグラウンドのOSであった場合、バックグラウンドのOSは、OS2となる。反対に、フォアグラウンドのOSが、OS2である場合、OS1が、バックグラウンドのOSとなる。
なお、図2に示すように、ペリフェラル切替装置10は、OS1に配置されていてもよいし、OS2に配置されていてもよい。
ここで、ペリフェラル切替装置10が、OS1に配置されている場合、上述の構成と同様に、OS1に、実際のペリフェラルにアクセスするための実デバイスドライバが配置され、OS1及びOS2に、仮想デバイスドライバが配置される。
ペリフェラル切替装置10は、実デバイスドライバと仮想デバイスドライバとの接続を切り替えることで、OS1及びOS2へのペリフェラルの割り当てを制御する。
また、ペリフェラル切替制御装置30A、30B及びペリフェラル切替装置10は、OS内のデバイスドライバ等のプログラムとして実装されていてもよいし、アプリケーションとして実装されていてもよい。
さらに、ペリフェラル切替制御装置30A、30B及びペリフェラル切替装置10は、複数のデバイスドライバやアプリケーションに機能を分割して実装されていてもよい。
図3に示すように、ペリフェラル切替装置10は、切替要求受信部11と、確保要求保持部12と、切替判断部13と、ペリフェラル設定部14と、切替実行部15とを具備している。
切替要求受信部11は、ペリフェラルのOSに対する割り当てを要求する切替要求、すなわち、指定OS或いはバックグラウンドのOSへのペリフェラルの割り当てを要求する切替要求を受信するように構成されている。
切替要求では、OSに対する割り当てを要求するペリフェラル種別が指定されていてもよいし、優先度が与えられていてもよい。また、切替要求には、切替要求の種別や理由を説明する状況情報が含まれていてもよい。
また、切替要求に含まれている優先度は、OS内のソフトウェアの状態によって決定されたものであってもよい。
また、切替要求において、OSやペリフェラル種別や優先度が指定されていない場合、デフォルトの設定が用いられるものと判断してもよい。
例えば、デフォルトの切替先のOSとして「バックグラウンドのOS」が設定されており、デフォルトのペリフェラル種別として「LCD、キーボード」が設定されており、デフォルトの優先度として「2」が設定されていてもよい。
例えば、ユーザが切替ボタンを押下した際に、バックグラウンドのOSをフォアグラウンドに移行する必要があるため、切替要求は、キーボードのドライバから送信されるように構成されている。
また、バックグラウンドのOS内の電話アプリケーションに着信があった際に、かかるOSをフォアグラウンドに移行する必要があるため、切替要求は、電話アプリケーションやデバイスドライバによって送信されるように構成されている。
確保要求保持部12は、ペリフェラルのOSに対する割り当ての確保又は確保解除を要求する確保要求(すなわち、指定されたペリフェラル種別のペリフェラルを指定されたOSに固定するための切り替えの禁止又は禁止解除を要求する確保要求)を受信して保持するように構成されている。
ここで、確保要求には、優先度が含まれていてもよいし、要求元のOSの識別情報が含まれていてもよい。また、確保要求には、確保要求の種別や理由を説明する状況情報が含まれていてもよい。
また、確保要求に含まれている優先度は、OS内のソフトウェアの状態によって決定されたものであってもよい。
また、確保要求保持部12は、保持している確保要求に含まれている優先度よりも高い優先度を含む確保要求を受信した際に、保持している当該確保要求を受信した当該確保要求に置き換えるように構成されていてもよい。
確保要求保持部12は、保持している確保要求を検査し、受信後又は更新後、一定期間を経過した確保要求を削除するように構成されていてもよい。
例えば、確保要求保持部12は、確保要求の受信時刻をタイムスタンプとして保持して、一定時間の経過を判断することができる。
また、確保要求保持部12は、図4に示すロック管理テーブルを用いて、確保要求を保持するように構成されていてもよい。図4の例では、ペリフェラルであるマイクのOS1に対する割り当てが確保されるように設定されている。
図5(a)に、確保要求のフォーマットの具体例を示す。図5(a)に示すように、確保要求は、「ペリフェラル切替禁止ビット配列」と「ロック要求優先度配列」とから構成されている。
例えば、図5(b)に示すように、ペリフェラル切替禁止ビット配列は、1バイトからなり、各ビットに、ペリフェラル種別を割り当てるように構成されており、ビットが立っているペリフェラル種別のペリフェラルのOS(確保要求の送信元のOS)に対する割り当てを確保するように指定する。
ロック要求優先度配列は、ペリフェラル切替禁止ビット配列の各ビットに対応するように構成されており、1〜4の4段階の優先度が割り当てられるように構成されている。
確保要求保持部12は、確保要求を受け付ける際に、かかる確保要求の送信元のOSを識別できることを想定しているため、図5(a)に示す確保要求には、OSの識別子について明示されていない。
上述のように、確保要求保持部12は、送信元のOSにより指定されているペリフェラル種別を固定する要求として、確保要求を受け付けるように構成されている。
切替判断部13は、上述の切替要求と上述の確保要求とに基づいて、ペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されている。
また、確保要求保持部12によって保持されている確保要求が、新たに受信された確保要求に置き換えられた際、切替判断部13は、置き換えられた確保要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
また、切替判断部13は、上述の確保要求に与えられている優先度に基づいて、上述の切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
また、切替判断部13は、上述の切替要求に与えられている優先度に基づいて、かかる切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
また、切替判断部13は、上述の切替要求や確保要求に与えられている状況情報に基づいて、かかる切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
切替要求に含まれる状況情報の例として「電話着信」があり、確保要求に含まれる状況情報の例として「音楽再生」がある。
切替判断部13は、例えば、「音楽再生」よりも、「電話着信」を優先するというポリシーを持ち、そのポリシーに応じて、かかる切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていてもよい。
さらに、切替判断部13は、かかる切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて、ユーザへの問合せ結果に基づいて判断するように構成されていてもよい。
例えば、切替判断部13は、上述の切替要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについての判断結果を、図6(a)及び図6(b)に示すペリフェラル割り当てテーブルを用いて管理するように構成されていてもよい。
以下、図6(a)及び図6(b)を用いて、ペリフェラル割り当てテーブルを用いた判断結果の管理方法について説明する。
第1に、OS1が、フォアグラウンドのOSとして、全てのペリフェラルがOS1に対して割り当てられている(図6(a)及び図6(b)の左図参照)。
第2に、ユーザが、切替ボタンを押下した場合、切替要求受信部11が、バックグラウンドのOSであるOS2に対するペリフェラルの割り当ての切替要求を受信する。
ここで、確保要求保持部12は、確保要求を保持していないものとすると、切替判断部13は、全てのペリフェラルをOSに対して割り当てる(図6(a)の右図参照)。
一方、確保要求保持部12が、マイクのOS1に対する割り当てを確保するという確保要求(すなわち、OS1に対するマイクの割り当ての切り替えを禁止するという確保要求)を保持しているものと仮定すると、切替判断部13は、マイクのOS1に対する割り当てを固定し、それ以外のペリフェラルを全てOS2に対して割り当てる(図6(b)の右図参照)。
OSへ割り当てられているペリフェラルの設定が、オン設定からオフ設定或いはオフ設定からオン設定に変化した際に、ペリフェラル設定部14は、かかる変化を検知して、当該ペリフェラルが割り当てられているOSに対して、ペリフェラルの設定情報の通知を行うように構成されている。
本実施形態では、ペリフェラル設定部14は、当該ペリフェラルが割り当てられているOS内のペリフェラル切替制御装置30に対して、かかる通知を行うように構成されている。
ペリフェラル切替制御装置30は、例えば、ペリフェラルの設定情報における変更を検査することや、周期的なポーリングによって、かかる設定の変化について検知することができる。
例えば、ペリフェラル設定部14は、OS1が、OS1及びOS2の間で共有されているスピーカの音量をミュートするように設定した際、OS2に対して、OS2からオーディオを出力しないようにするために、スピーカの設定をオフにしたことを通知する。
切替実行部15は、切替判断部13による判断結果に応じて、ペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えを実行するように構成されている。なお、切替実行部15は、OS個別の設定に従って、各ドライバの設定を変更するように構成されていてもよい。
図3に示すように、ペリフェラル切替制御装置30は、切替ロック要求受信部31と、ペリフェラル設定通知部32と、活動通知部33と、ロック状態管理部34と、確保要求通知部35と、切替要求受信部36と、切替要求データ通知部37とを具備している。
切替ロック要求受信部31は、ペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えの禁止又は禁止解除の要求と、かかる要求に与えられている優先度と、かかる要求を説明する状況情報の少なくとも1つを含む切替ロック要求を受信するように構成されている。
なお、切替ロック要求には、切替ロック要求の種別や理由を説明する状況情報が含まれていてもよいし、プロセスIDやスレッドID等の要求元の識別情報が含まれていてもよい。また、切替ロック要求の要求元は、OSやドライバやアプリケーションやミドルウェア等のいずれであってもよい。
切替ロック要求受信部31は、API(Application Programming Interface)の関数呼び出しやメッセージパッシング等の任意の通信手段を用いて、切替ロック要求を受信するように構成されていてもよい。
図7に、切替ロック要求のフォーマットの具体例を示す。図7に示すように、切替ロック要求は、確保要求と同様に、「ペリフェラル切替禁止ビット配列」と「ロック要求優先度配列」とから構成されている。
ペリフェラル設定通知部32は、ペリフェラル切替装置10から通知されたペリフェラルの設定情報を受信し、当該ペリフェラル切替制御装置30に対応するOSのペリフェラルに対する入出力の可否を制御するように構成されている。
具体的には、ペリフェラル設定通知部32は、当該ペリフェラルに対応する仮想デバイスドライバが、実デバイスドライバに対して、データを出力しないように制御する。
活動通知部33は、ペリフェラル切替装置10に対して、所定周期で、ペリフェラル切替制御装置30が正常に動作していることを通知するように構成されている。
具体的には、活動通知部33は、増加するカウンタや時刻情報(タイムスタンプ)である更新情報を送信することによって、ペリフェラル切替制御装置30が正常に動作していることを通知するように構成されている。
ペリフェラル切替装置10は、一定期間、カウンタがカウントアップしていない場合や、時刻情報が古い場合に、ペリフェラル切替制御装置30が障害にあったと判断することができる。
ロック状態管理部34は、ペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えの禁止状態と、かかる禁止状態が設定された時間を示すタイムスタンプとを関連付けるロック状態(レコード)を管理しており、切替ロック要求受信部31により受信された切替ロック要求に応じてロック状態を更新し、一定期間を経過した禁止状態を無効にするように構成されている。
ロック状態管理部34は、ロック状態として、各ペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えの禁止状態とタイムスタンプとに加えて、ペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えの禁止を要求した切替ロック要求の要求元の識別情報や、かかる切替ロック要求に対して与えられている優先度や状況情報を保持してもよい。
ロック状態管理部34は、かかる切替ロック要求の要求元の識別情報に基づいて、要求元のプログラムの動作を監視し、かかる動作が終了している場合に、かかる切替ロック要求に係るロックを解除するように構成されていてもよい。
例えば、ロック状態管理部34は、図8に示すロック状態管理テーブルを用いて、各ロック状態の元になった切替ロック要求の要求元の識別情報と、当該切替ロック要求に対して与えられている優先度と、対象となるペリフェラルを特定するペリフェラル種別と、当該ロック状態を更新した時刻を示すタイムスタンプとを関連付けて記憶するように構成されている。
確保要求通知部35は、ロック状態管理部34により管理されているロック状態に基づいて、ペリフェラル切替装置10に対して、所定周期で、ペリフェラルのOSに対する割り当ての確保又は確保解除を要求する確保要求を通知するように構成されている。
具体的には、確保要求通知部35は、ペリフェラル切替装置10に対して、指定されたペリフェラル種別のペリフェラルのOSに対する割り当ての確保又は確保解除の要求と、当該要求に割り当てられている優先度(或いは、状況情報に対応した優先度)とを含む確保要求を通知するように構成されている。
ここで、確保要求には、状況情報や、OSの識別情報や、現在時刻を示すタイムスタンプが含まれていてもよい。
例えば、確保要求通知部35は、状況情報に対応した優先度として、電話中であるという状況下では、優先度を3に指定したり、音楽再生であるという状況では、優先度を2に指定したりすることができる。
確保要求通知部35は、例えば、ある関数呼び出しを通じて、ペリフェラル切替装置10とペリフェラル切替制御装置30とが共有する領域に書き込んだり、ペリフェラル切替装置10との通信チャネルを用いることによって、確保要求を通知するように構成されている。
例えば、確保要求通知部35は、関数「Peripheral_Switch_Control(peripheral,osid,priority,timestamp)」の呼び出しを利用することができる。
ここで、「peripheral」は、ペリフェラル切替禁止ビット配列を指定し、「osid」は、OSの識別情報を指定し、「priority」は、切替ロック要求の優先度配列を指定し、「timestamp」は、タイムスタンプ(確保要求の送信時刻)を指定するものとする。
さらに、確保要求通知部35が、確保要求に対して、優先度を明示的に付与しなくとも、状況情報を指定すれば、ペリフェラル切替装置10は、適切な優先度で、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えを実行することができる。
切替要求受信部36は、ペリフェラルのOSに対する割り当てを要求する切替要求を受信するように構成されている。
具体的には、切替要求受信部36は、指定のペリフェラル種別又は全てのペリフェラル種別のペリフェラルのOSに対する割り当ての要求、かかる要求に対して与えられている優先度、かかる要求を説明するイベント情報の少なくとも1つを含む切替要求を受信するように構成されている。
切替要求受信部36は、ペリフェラル切替制御装置30により公開されているAPIに従った関数の呼び出しやメッセージパッシング等の形態によって、切替要求を受信するように構成されている。
切替要求通知部37は、ペリフェラル切替装置10に対して、上述の切替要求を通知するように構成されている。
具体的には、切替要求通知部37は、ペリフェラル切替装置10に対して、指定のペリフェラル種別又は全てのペリフェラル種別のペリフェラルのOSに対する割り当ての要求と、かかる要求に対して与えられている優先度(或いは、イベント情報に対応した優先度)とを含む切替要求を送信するように構成されている。また、切替要求には、切替先のOSの識別情報が含まれていてもよい。
切替要求通知部37は、切替要求に対して、優先度を明示的に付与しなくとも、イベント情報を指定すれば、ペリフェラル切替装置10は、適切な優先度で、OSに対するペリフェラルの割り当てを実行することができる。
(本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの動作)
以下、図9乃至図13を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1の動作について説明する。
第1に、図9を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1のペリフェラル切替制御装置30におけるペリフェラルの切替ロック手順について説明する。
図9に示すように、ステップS101において、切替ロック要求受信部31が、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバから、ペリフェラル種別及び優先度を指定する切替ロック要求を受信する。
確保要求通知部35が、ステップS102において、ペリフェラル種別及び優先度を含む確保要求を生成して、ステップS103において、生成した確保要求をペリフェラル切替装置10に対して通知する。
例えば、切替ロック要求受信部31が、OS1の電話アプリケーションから、マイクのOSに対する割り当ての切り替えを優先度1で禁止(ロック)することを要求する切替ロック要求を受け付け、確保要求通知部35が、ペリフェラル切替装置10に対して、(マイク,1)という確保要求を通知する。
第2に、図10を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1のペリフェラル切替装置10におけるペリフェラルの切替ロック手順について説明する。
図10に示すように、確保要求保持部12が、ステップS201において、ペリフェラル切替制御装置30から、上述の確保要求を受信し、ステップS202において、ロック管理テーブルとして、ペリフェラルごとに、OSの識別情報と、優先度と、タイムスタンプとを関連付けて保持する。
ここで、確保要求保持部12は、同一のペリフェラル種別に対して複数の確保要求を受信した場合、優先度が高い確保要求に従った情報を残すように上書きする。
ここで、確保要求保持部12は、同一のペリフェラル種別に対して複数の確保要求を受信した場合、保持している確保要求を、より高い優先度を含む確保要求によって置き換えた後、切替判断部13を呼び出してもよい。
この際、切替判断部13は、受信した確保要求により指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てを実行するか否かについて判断する。
図4の例では、確保要求保持部12は、時刻T1において、(マイク,1)という確保要求を受信しているため、かかる切り替え禁止データに基づいてロック管理テーブルを更新している。
より高い優先度を含む確保要求によって置き換えられる例として、確保要求保持部12は、OS1に対するマイクの割り当てを確保するという優先度1の確保要求Aを保持している状態で、OS2に対するマイクの割り当てを確保するという優先度3の確保要求Bを受信した場合に、確保要求Aを確保要求Bによって置き換えるというケースが考えられる。
第3に、図11及び図12を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1のペリフェラル切替装置10におけるペリフェラル切替手順について説明する。
図11の例では、OS1がフォアグラウンドのOSであり、全てのペリフェラルがOS1に割り当てられている状態で(図6(b)の左図参照)、ユーザが、切替ボタンを押下することによって、バックグラウンドのOS2に対して、ペリフェラルとして、LCDやキーパッドやスピーカやマイクを割り当てるように要求する切替要求が、優先度2で通知されたものとする。
図11に示すように、ステップS301において、切替要求受信部36が、上述の切替要求を受信して解釈する。
ステップS302において、切替判断部13が、受信した切替要求に基づいて、ペリフェラル割り当てテーブルを参照し、当該切替要求により指定されているOS(OS2)に対して、当該切替要求により指定されているペリフェラル(LCDやキーパッドやスピーカやマイク)が既に割り当てられているかについて判定する。
ステップS303において、割り当てられていると判定された場合、本手順は終了する。なお、図11の例では、OS1に対してペリフェラル(LCDやキーパッドやスピーカやマイク)が割り当てられているため、割り当てられていないと判定される。
一方、ステップS303において、割り当てられていないと判定された場合、ステップS304において、確保要求保持部12が、ロック管理テーブルのタイムスタンプを参照し、タイムアウトした古いロック状態(レコード)を削除する。
ステップS305において、確保要求保持部12が、ロック管理テーブルを参照して、指定のペリフェラル種別のペリフェラル(LCDやキーパッドやスピーカやマイク)の各々について、後述の切替判断ルーチンを実行し、ペリフェラル割り当てテーブルを更新する。
ステップS306において、切替実行部15が、ペリフェラル割り当てテーブルに基づいて、実際のペリフェラルのOSに対する割り当ての切り替えを実行する。
ここで、図12を参照して、上述した切替判断ルーチンについて説明する。
図12に示すように、ステップS305Aにおいて、切替判断部13が、各ペリフェラルについて、ロック管理テーブルを参照し、当該ペリフェラルが、受信した切替要求により指定されているOS以外に対してロックされているかについて、すなわち、当該ペリフェラルの当該OSに対する割り当ての切り替えが禁止されているか否かについて調べる。上述の例では、LCDやキーパッドやスピーカは、OS2に対してロックされていないため、NOとなる。
ステップS305Bにおいて、ロックされていないと判定された場合、ステップS305Fにおいて、切替判断部13が、当該ペリフェラル種別のペリフェラル(LCDやキーパッドやスピーカ)を、指定されているOSに割り当てるように、ペリフェラル割り当てテーブルを更新し、切替判断ルーチンを終了する。
一方、ロックされていると判定された場合、切替判断部13が、当該切替要求の優先度が、当該ペリフェラルの当該OSに対する割り当ての切り替えを禁止している確保要求の優先度よりも高いか否かについて調べる。
ステップS305Dにおいて、切替要求の優先度の方が高いと判定された場合、ステップS305Eにおいて、確保要求保持部12が、当該確保要求を、ロック管理テーブルから削除する。
そして、ステップS305Fにおいて、切替判断部13は、指定されているOSに対して当該ペリフェラルを割り当てるように、ペリフェラル割り当てテーブルを更新して、切替判断ルーチンを終了する。
一方、ステップS305Dにおいて、切替要求の優先度の方が低いと判定された場合は、ペリフェラル割り当てテーブルを更新することなく、切替判断ルーチンを終了する。
上述の例では、マイクが、指定されているOS2以外のOS1にロックされているため、切替判断部13が、当該切替要求の優先度「2」と、該当する確保要求の優先度「1」とを比較し、当該確保要求の優先度の方が高いため、マイクのOS1に対する割り当ての切り替え(変更)を行わずに、マイクのOS1に対する割り当てが固定され、LCDやキーパッドやスピーカやWiFiやカメラのみがOS2に割り当てられる(図6(b)の右図参照)。
切替判断部13の変形例として、確保要求保持部12が、既に保持している確保要求Aと同一のペリフェラル種別に対する確保要求Bを受信し、確保要求Bに含まれる優先度の方が、確保要求Aに含まれる優先度よりも高いため、確保要求Aが確保要求Bによって置き換えられた際の切替判断ルーチンの動作について説明する。
切替判断部13は、確保要求Bにより指定されているペリフェラルのOSに対する割り当てが既に行われていない場合、当該ペリフェラルの当該OSに対する割り当てを実行する。
具体的には、切替判断部13は、OS1に対してマイクを確保するという優先度1の確保要求Aが保持されている状態で、OS2に対してマイクを確保するという優先度3の確保要求Bを受信した際、OS2に対してマイクが既に割り当てられていない場合、OS2に対してマイクを割り当てる。
第4に、図13を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1のペリフェラル切替制御装置30において共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に,他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御する手順について説明する。
図13に示すように、ステップS401において、ペリフェラル設定部14は、ペリフェラルの設定がオン設定からオフ設定或いはオフ設定からオン設定に変化したことを検知する。
ステップS402において、ペリフェラル設定部14は、当該ペリフェラルが割り当てられているOSに対して、当該ペリフェラルの設定情報を通知する。
ステップS403において、ペリフェラル切替制御装置30のペリフェラル設定通知部32は、ペリフェラル設定部14によって通知されたペリフェラルの設定情報を受信する。
ステップS404において、ペリフェラル設定通知部32は、受信した当該ペリフェラルの設定情報に基づいて、当該ペリフェラルとの間の入出力の可否を制御する。
当該ペリフェラルの設定情報において、オフ設定になったことが通知されていた場合、ステップS405において、ペリフェラル設定通知部32は、当該ペリフェラルとの間の入出力の通信を停止する。
一方、当該ペリフェラルの設定情報において、オフ設定になったことが通知されていた場合、ステップS406において、ペリフェラル設定通知部32は、当該ペリフェラルとの間の入出力の通信を許可する。
(本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの作用・効果)
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、アプリケーションやユーザから、OSに対するペリフェラルの割り当てを要求する切替要求を受信した場合であっても、確保要求によって指定されているペリフェラルについては切り替えを禁止(ロック)することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、アプリケーションやユーザから、OSに対するペリフェラルの割り当てを要求する切替要求を受信した場合であっても、当該切替要求に含まれている優先度よりも高い優先度を含む確保要求が保持されている場合、当該確保要求によって指定されているペリフェラルについては切り替えを禁止(ロック)することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、確保要求に含まれている優先度よりも当該切替要求に含まれている優先度が高い場合は、当該確保要求によって指定されているペリフェラルの割り当てを切り替えることができ、アプリケーションやユーザの要求に従った柔軟かつ適切なペリフェラルの割り当ての切り替え制御を行うができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、一方のOSが、特定のペリフェラルの割り当てを確保している場合であっても、他方のOSが、より高い優先度の確保要求を送信した場合は、当該ペリフェラルの割り当てを他方のOSに切り替えて確保することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、他方のOSにおいて受信された確保要求の優先度が保持されている確保要求の優先度よりも低い場合には、確保要求の書き換えを拒否することができ、アプリケーション等の要求に従った柔軟かつ適切な競合制御を行うことができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、オペレーティングシステム内のアプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバの動作状態に従った柔軟なペリフェラルの割り当ての切り替え制御を行うことができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御し、当該ペリフェラルがオンに設定された際には、他方のOSが、即座に、当該通信を開始することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、切替ロック要求の要求元が、障害などにより、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えの禁止(ロック)解除できない場合であっても、一定期間経過後に、かかるロックを解除することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバが、ペリフェラル切替装置10に対して、ペリフェラル種別を指定した切替ロック要求を発行でき、当該切替ロック要求に、アプリケーション種別等に応じて優先度を与えることができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、OS間で共有されているペリフェラルにおいて、一方のOSが、当該ペリフェラルをオフに設定した際に、他方のOSが、当該ペリフェラルとの間の入出力を行うための通信を抑制するように制御し、当該ペリフェラルがオンに設定された際には、他方のOSが、即座に、当該通信を開始することもできる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバが、ペリフェラル切替装置に対して、ペリフェラル種別を指定した切替ロック要求を発行でき、当該切替ロック要求に、アプリケーション種別等に応じて優先度を与えることができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバが、ペリフェラル切替装置10に対して、ペリフェラル種別を指定した切替要求を発行でき、当該切替要求に、アプリケーション種別等に応じて優先度を与えることができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、ペリフェラル切替装置が、ペリフェラル切替制御装置30の障害を確実に検知することができる。
本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、複数のロックの要求元からの切替ロック要求と切替禁止状態とを対応づけて管理できる。例えば、上述の切り替えの禁止を要求する切替ロック要求の要求元とは異なる要求元からの不正な上述の切り替えの禁止解除を要求する切替ロック要求によって、上述の切り替えの禁止解除を行うといった誤りを防止できる。
また、本実施形態に係るコンピュータシステム1によれば、以下のような優先度に基づくアプリケーション要求に応じて、OSに対するペリフェラルの割り当ての切り替えや切り替えの禁止(ロック)や、ペリフェラルのオン・オフ設定に基づく通信の抑制が可能になる。
(1)ユーザが、電話中に、フォアグラウンドのOSを切り替えても、マイクはロックされたままで、通話は維持される。
(2)電話中に、別のOSから、マイクやスピーカ等の確保要求が受信された場合であっても、優先度に基づいて当該確保要求は拒否され、通話は維持される。
(3)フォアグラウンドのOSに対してLCDやキーパッドが割り当てられるケースにおいて、OS1が、OS2の障害や異常を検知した際、OS1のアプリケーションが、高い優先度の切替要求を発行し、OS1をフォアグラウンドとすることで、障害又は異常状態のOS2の表示する画面をユーザに見せないようにすると共に、OS1が、OS2の復旧のための操作画面をユーザに提示できる。
また、OS1が、LCDやキーパッド等のペリフェラルを確保する確保要求を発行することで、OS2から切替要求を受信した際であっても、OS1に当該ペリフェラルの割り当てを維持することができ、ユーザが、障害或いは異常な状態のOS2上で操作することを防止し、障害の拡大を防ぐことができる。
(4)フォアグラウンドのOSとは独立にLCDやキーパッドが割り当てられるケースにおいて、OS1が、OS2の障害や異常を検知した際、OS1のアプリケーションが、LCDやキーパッドの割り当てをOS1に確保するための確保要求を高い優先度で発行することで、障害・異常状態のOS2の表示する画面をユーザに見せないようにすると共に、OS1が、OS2の復旧のための操作画面をユーザに提示できる。
また、OS2から、LCDやキーパッド等のペリフェラルを確保するための確保要求を受信した際であっても、OS1に当該ペリフェラルの割り当てを維持することができ、ユーザが障害或いは異常な状態のOS2上で操作することを防止し、障害の拡大を防ぐことができる。
(5)一方のOSが、スピーカ音量をオフに設定した場合(マナーモード等)、他方のOSが、音楽を再生中であっても、当該他方のOSからスピーカへの音声出力が抑止され、リソース浪費が回避される。
(変更例1)
図14及び図15を参照して、本実施形態に係るコンピュータシステム1の変更例1について説明する。かかる変更例1は、耐故障性を向上させるために、図9及び図10に示した基本的なペリフェラルの切替ロック手順を変更したものである。
以下、図14及び図15を参照して、本変更例1に係るコンピュータシステム1のペリフェラル切替制御装置30におけるペリフェラルの切替ロック手順について説明する。
図14に示すように、ステップS601において、切替ロック要求受信部31が、アプリケーションやミドルウェアやデバイスドライバから、ペリフェラル種別及び優先度を指定する切替ロック要求を受信する。
例えば、切替ロック要求受信部31が、時刻T1において、OS2の音楽再生アプリケーション(プロセスID=ID1)から、スピーカのOS2に対する割り当ての切り替えを優先度3で禁止(ロック)することを要求する切替ロック要求を受け付けたものとする。
ステップS602において、ロック状態管理部34が、受信した切替ロック要求を参照して、ロックの解除を要求するものである判定した場合、ステップS604において、ロック状態管理テーブルから、当該切替ロック要求の要求元の識別情報をキーに対応するロック状態(レコード)を削除する。
一方、ステップS602において、ロック状態管理部34が、受信した切替ロック要求を参照して、ロックを要求するものである判定した場合、ステップS603において、当該切替ロック要求の要求元の識別情報をキーに、ロック状態管理テーブルを更新する。
上述の例では、図8に示すロック状態管理テーブルに示すように、(要求元の識別情報,優先度,ペリフェラル種別,タイムスタンプ)というフォーマットで、(ID1,3,スピーカ,T1)というレコードが追加されることになる。
なお、同一のアプリケーションからのロックの解除を要求する切替ロック要求が受信された場合、プロセスIDが「ID1」であるため、このレコード(ID1,3,スピーカ,T1)が削除され、整合性が保たれる。
一方、プロセスIDが「ID4」のプロセスから、スピーカのロックの解除を要求する切替ロック要求が受信された場合には、このレコード(ID1,3,スピーカ,T1)は、削除されず、当該スピーカのロックは維持される。
ステップS605において、ロック状態管理部34が、ロック状態管理テーブルを参照して、受信した切替ロック要求に対応するレコードがあるか否かについて検査する。
ステップS606において、かかるレコードがあると判定された場合には、ステップS607において、ロック状態管理部34は、周期的な起動を行うためのタイマをセットする。
一方、ステップS606において、かかるレコードがないと判定された場合には、ステップS608において、ロック状態管理部34は、周期的な起動を行うためのタイマをリセットする。
上述の例では、ロック状態管理テーブルには、受信した切替ロック要求に対応するレコードが存在するため、タイマがセットされることになる。
図15に示すように、ステップS701において、ペリフェラル切替制御装置30が、タイマによって起動される。
ステップS702において、タイマ起動の際に、確保要求通知部35が、呼び出された後、ロック状態管理テーブルを参照し、確保要求を作成する。
ステップS703において、確保要求通知部35が、ペリフェラル切替装置10に対して、作成した確保要求を通知する。
すなわち、タイマにより、周期的に、ペリフェラル切替制御装置30からペリフェラル切替装置10に対して確保要求が通知され、ペリフェラル切替装置10は、ペリフェラル切替制御装置30が異常終了せずに動作していることを確認できる。
ステップS704において、ロック状態管理部34が、ロック状態管理テーブル内の各レコードのタイムスタンプを参照し、古いレコードを削除する。
ステップS705において、ロック状態管理部34が、ロック状態管理テーブル内に、レコードの残りがあるかについて調べる。
レコードの残りがある場合には、ステップS706において、ロック状態管理部34が、周期的にペリフェラル切替制御装置30を起動するように、タイマをセットする。
一方、レコードが全て削除されている場合には、ステップS707において、ロック状態管理部34が、タイマをリセットする。
本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータシステムに搭載されているペリフェラル切替制御装置及びペリフェラル切替装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置の確保要求保持部によって管理されているロック管理テーブルの一例を示す図である。 確保要求のフォーマットの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置の切替判断部によって管理されているペリフェラル割り当てテーブルの一例を示す図である。 切替ロック要求のフォーマットの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替制御装置のロック状態管理部によって管理されているロック状態管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替制御装置におけるペリフェラルの切替ロック手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置におけるペリフェラルの切替ロック手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置におけるペリフェラル切替手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置におけるペリフェラル切替手順で実行される切り替え判断ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るペリフェラル切替装置及び切替制御装置におけるペリフェラルとの間の入出力を制御する手順を示すフローチャートである。 本発明の変更例1に係るペリフェラル切替制御装置におけるペリフェラルの切替ロック手順を示すフローチャートである。 本発明の変更例1に係るペリフェラル切替制御装置におけるペリフェラルの切替ロック手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…コンピュータシステム
10…ペリフェラル切替装置
11…切替要求受信部
12…確保要求保持部
13…切替判断部
14…ペリフェラル設定部
15…切替実行部
30、30A、30B…ペリフェラル切替制御装置
31…切替ロック要求受信部
32…ペリフェラル設定通知部
33…活動通知部
34…ロック状態管理部
35…確保要求通知部
36…切替要求受信部
37…切替要求データ通知部

Claims (13)

  1. コンピュータシステムにおいて並行動作している複数のオペレーティングシステムに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置であって、
    指定されたペリフェラルの指定されたオペレーティングシステムに対する割り当てを要求する切替要求を、前記複数のオペレーティングシステム内のアプリケーション、ミドルウェア、デバイスドライバ又はペリフェラル切替制御装置から受信するように構成されている切替要求受信部と、
    指定されたペリフェラルの指定されたオペレーティングシステム以外のオペレーティングシステムに対する割り当ての禁止又は禁止解除を要求する確保要求を、前記複数のオペレーティングシステム内のアプリケーション、ミドルウェア、デバイスドライバ又はペリフェラル切替制御装置から受信して保持するように構成されている確保要求保持部と、
    前記切替要求と前記確保要求とに基づいて、該切替要求により指定されているペリフェラルの該切替要求により指定されているオペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されている切替判断部と、
    前記判断結果に応じて、該切替要求により指定されている前記ペリフェラルの該切替要求により指定されている前記オペレーティングシステムに対する割り当てを実行するように構成されている切替実行部とを具備することを特徴とするペリフェラル切替装置。
  2. 前記切替判断部は、前記切替要求又は前記確保要求の少なくとも一方に含まれている優先度に基づいて、該切替要求により指定されている前記ペリフェラルの該切替要求により指定されている前記オペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のペリフェラル切替装置。
  3. 前記確保要求保持部は、保持している前記確保要求に含まれている優先度よりも高い優先度を含む確保要求を受信した際に、保持している該確保要求を受信した該確保要求に置き換えるように構成されており、
    前記切替判断部は、前記確保要求の置き換えが行われた際に、置き換えられた前記確保要求及び前記切替要求に基づいて、該切替要求により指定されている前記ペリフェラルの該切替要求により指定されている前記オペレーティングシステムに対する割り当てを実行する否かについて判断するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のペリフェラル切替装置。
  4. 前記切替要求及び前記確保要求に含まれている優先度は、オペレーティングシステム内のソフトウェアの状態によって決定されたものであるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のペリフェラル切替装置。
  5. オペレーティングシステムに割り当てられているペリフェラルの設定がオン設定からオフ設定或いはオフ設定からオン設定に変化した際に、該ペリフェラルが割り当てられているオペレーティングシステムに対して、ペリフェラルの設定情報を通知するように構成されているペリフェラル設定部を具備することを特徴とする請求項1に記載のペリフェラル切替装置。
  6. 前記確保要求保持部は、受信後又は更新後、一定期間を経過した前記確保要求を削除するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のペリフェラル切替装置。
  7. 前記切替判断部は、前記確保要求に含まれる状況情報と前記切替要求に含まれる状況情報とに基づいて、切替要求により指定されている前記ペリフェラルの該切替要求により指定されている前記オペレーティングシステムに対する割り当てを実行するか否かについて判断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のペリフェラル切替装置。
  8. 並行動作している複数のオペレーティングシステムに対するペリフェラルの割り当てを切り替えるように構成されているペリフェラル切替装置が搭載されたコンピュータシステムにおいて個別のオペレーティングシステム用に設けられているペリフェラル切替制御装置であって、
    指定されたペリフェラルの指定されたオペレーティングシステム以外のオペレーティングシステムに対する割り当ての禁止又は禁止解除の要求、及び、該要求に与えられている優先度を含む切替ロック要求を、前記複数のオペレーティングシステム内のアプリケーション、ミドルウェア又はデバイスドライバから受信するように構成されている切替ロック要求受信部と、
    前記ペリフェラル切替装置に対して、受信した前記切替ロック要求に含まれる前記要求及び前記優先度を含む確保要求を通知するように構成されている確保要求通知部とを具備することを特徴とするペリフェラル切替制御装置。
  9. ペリフェラル切替装置から通知されたペリフェラルの設定情報を受信し、前記ペリフェラル切替制御装置に対応するオペレーティングシステムの該ペリフェラルへの入出力の可否を制御するように構成されているペリフェラル設定通知部を具備することを特徴とする請求項8に記載のペリフェラル切替制御装置。
  10. 指定されたペリフェラルの指定されたオペレーティングシステムに対する割り当てを要求する切替要求を、前記複数のオペレーティングシステム内のアプリケーション、ミドルウェア又はデバイスドライバから受信するように構成されている切替要求受信部と、
    前記ペリフェラル切替装置に対して、前記切替要求を通知するように構成されている切替要求通知部とを具備することを特徴とする請求項8に記載のペリフェラル切替制御装置。
  11. ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての切り替えの禁止状態と、前記禁止状態が設定された時間を示すタイムスタンプとを関連付けるロック状態を管理しており、前記切替ロック要求に応じて前記ロック状態を更新し、一定期間を経過した前記禁止状態を無効にするように構成されているロック状態管理部と、
    前記ロック状態に基づいて、前記ペリフェラル切替装置に対して、所定周期で、前記確保要求を通知するように構成されている確保要求通知部とを具備することを特徴とする請求項8に記載のペリフェラル切替制御装置。
  12. 前記ペリフェラル切替装置に対して、所定周期で、前記ペリフェラル切替制御装置が正常に動作していることを通知するように構成されている活動通知部を具備することを特徴とする請求項8に記載のペリフェラル切替制御装置。
  13. 前記ロック状態管理部は、各ペリフェラルのロック状態として、前記禁止状態と前記タイムスタンプとに加えて、前記ペリフェラルのオペレーティングシステムに対する割り当ての切り替えの禁止を要求した切替ロック要求の要求元の識別情報とを関連付けるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のペリフェラル切替制御装置。
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