JP4229661B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、より詳細には、遊技領域たる遊技盤に遊技球を打ち出して遊技を楽しめる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機として、遊技盤の中央に液晶表示ユニットを備えたパチンコ遊技機が知られている。この液晶表示ユニットは、例えば、複数の図柄を、回動をモチーフとして同液晶表示ユニット上の有効ラインに多彩な演出を交えながら変動表示及び停止表示させることで、現在の遊技状態を遊技者に認識させている。また、遊技盤には、液晶表示ユニットに加え、始動入賞装置及び大入賞装置等の役物の他、風車及び釘等の障害物が設けられている。
【0003】
また、近年では、液晶表示ユニットにて表示すべき表示内容の多様化に伴い、6インチを優に超える大型の液晶表示ユニットを搭載した遊技機も登場している。この大型液晶表示ユニットを搭載する遊技機では、その大画面を生かし、より多くの画像を多彩な演出を踏まえて映し出すことで遊技者に面白みを提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らの鋭意研究によれば、上記大型液晶表示ユニットを使用しての演出において種々の改善すべき点が見出された。
【0005】
まず、注目すべき点として、この種の遊技機では、大型液晶表示ユニットの採用によって遊技盤の多くが占有されるため、遊技球の処理領域が減る。また、この種の遊技機では、画像上の演出によって面白みを提供するため、遊技者の視線は画像の表示領域のみに注がれ、遊技球の処理(踊り)に対する注目度もさらに減る。つまり、遊技盤(遊技領域)における遊技球の処理が軽視される傾向にある。
【0006】
なお、上記問題は、遊技盤の拡大にて回避可能であるが、現状では、遊技場の島設備に対する遊技機取付け上の問題から、遊技機本体の寸法は実質的に制約されている。また、各遊技機メーカは、この制約の中でいかに遊技盤を拡大するかといった努力を日々重ねている。つまり、一定の制約のもと、遊技球の処理領域を減らすことなく大型の表示装置を採用するといった技術の達成は、遊技機開発の上で重要なポイントであり、また、この技術の達成にてさらに面白みに富む遊技機の提供が可能になる。
【0007】
また、画像上の演出によって得られる面白みに着目すると、この種の演出は、一定の規則性に基づき展開される傾向にあり、遊技を重ねるに連れてその面白みも徐々に低下してくる。このため遊技場では、集客率との兼ね合いもあり、その都度、時期を見計らって新規機種を導入せざる得ないといった問題を抱えている。また、遊技機メーカでは、面白みに富む遊技を長期に亘り提供し得る遊技機の開発によって、遊技場での採用率も高くなり、また遊技者の満足も得られる。つまり、面白みに富む遊技をいかに継続させるかといった点は、遊技機を開発する上で重要なポイントになる。
【0008】
本発明は、このような背景を考慮してなされたもので、遊技領域に於いて、より多くの表示領域及び遊技球の処理領域を確保することで、さらに面白みに富む遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するため、本発明では以下の構成とした。
本発明は、遊技球を取り込む通過口及び取り込んだ遊技球を受け入れる入賞口が設けられた受流し手段、通過口を開放し又は閉じる可動片、及び諸情報を表示し、かつ前記受流し手段をその背後に隠すように配置してなる表示手段を所定遊技領域内に備え、
通過口及び入賞口のそれぞれを通過する遊技球を検知する検知センサと、
前記表示手段を透明又は不透明にする処理を行うことで前記受流し手段の少なくとも一部を見え隠れさせる出没制御手段と、を設け、
この出没制御手段は、可動片の開放に基づいて通過口から取り込んだ遊技球の球検知を受けて、前記表示手段を透明にして前記受渡し手段の少なくとも一部が見えるようにする処理を実行し、前記可動片の停止処理後、前記受流し手段内の遊技球処理が前記検知センサからの情報に基づいて全て終了したと判断されたとき、前記表示手段を不透明にして前記受流し手段を隠すことを特徴とする。
また、本発明は、遊技球を取り込む通過口及び取り込んだ遊技球を受け入れる入賞口が設けられた受流し手段、通過口を開放し又は閉じる可動片、及び諸情報を表示し、かつ前記受流し手段をその背後に隠すように配置してなる表示手段を所定遊技領域内に備え、 通過口及び入賞口のそれぞれを通過する遊技球を検知する検知センサと、
前記表示手段を透明又は不透明にする処理を行うことで前記受流し手段の少なくとも一部を見え隠れさせる出没制御手段と設け、
この出没制御手段は、前記可動片の開放の是非を決定する抽選結果が当選であり可動片を開放するとき、前記表示手段を透明にして前記受渡し手段の少なくとも一部が見えるようにする処理を実行し、前記可動片の停止処理後、前記受流し手段内の遊技球処理が前記検知センサの情報に基づいて全て終了したら、前記表示手段を不透明にして前記受流し手段を隠すことを特徴とする。
【0010】
このように構成された本発明の遊技機では、遊技球の処理領域たる受流し手段と、図柄の変動表示部又は画像の表示領域に相当する表示手段と、を所定遊技領域に備えている。また、受流し手段の少なくとも一部は表示手段の背後に配置され、所定遊技領域内での受流し手段の少なくとも一部に対する遊技者の視線はこの表示手段によって遮ることができるようになっている。そして、出没制御手段にて、前記表示手段(情報表示部分)を透かす又は遮る、及び前記表示手段を受流し手段前方又は後方より移動する等の表示手段に対する制御を適時実行して、受流し手段を見え隠れさせている。
【0011】
また、上記で「所定条件の成立」とは、表示手段に対する制御を実行する生起を実現するのに必要な事項が成立したとき、より詳しくは、遊技において一定の要件が満たされたとき、及び遊技結果の累積に伴いその結果が一定の要件をみたしとき、また、予め設定した所定の遊技状態に達したとき、等を例示できる。
【0012】
また、前記表示手段は、電圧を印可させることにより発光層を発光させる透明電極を備え、
前記出没制御手段は、前記透明電極に印可すべき電圧を制御して前記受流し手段を見え隠れさせる構成としてもよい。
【0013】
この構成では、表示手段として発光層及び透明電極を備えた表示装置を用い、また、出没制御手段は、透明電極に印可すべき電圧を制御して発光層での発光を抑えて、表示手段越しに受流し手段の視認性を確保する。また、受流し手段を表示手段背後に隠す際には、発光層の光度を上げて表示手段越しの受流し手段に対する視認性を低下させる。
【0014】
なお、本発明で「視認性を確保する」とは、受流し手段での遊技球の処理(踊り等)を認識し得る程度の視認性の確保で足りるが、好ましくは、視認性を確保すべき領域において、その可視光透過率が平均60%以上得られる程度、さらに好ましくは75%以上の可視光透過率が得られる程度に視認性を確保するとよい。
【0015】
また、前記出没制御手段は、前記表示手段にて表示する諸情報の表示態様を変更して、前記受流し手段を見え隠れさせるように前記表示手段を制御してもよい。この構成では、表示手段にて表示する諸情報の表示態様すなわち画像の配置や画像の表示濃度を変更して表示手段越しに受流し手段を見え隠れさせる。
【0016】
また、前記表示手段は、前記諸情報を表示するための表示部と、この表示部を前記受流し手段前方から移動可能とする表示部移動手段と、を備え、
前記出没制御手段は、前記表示部移動手段を介して前記表示部を移動させ、前記所定遊技領域での受流し手段に対する視認性を確保する構成としてもよい。
【0017】
また、所定条件の成立を受けて所定の遊技状態に移行させる遊技状態移行手段を備え、
前記出没制御手段は、前記遊技状態移行手段での遊技状態の移行を受けて前記受流し手段に対する視認性を確保する構成としてもよい。
【0018】
この構成では、所定の遊技状態への移行を受けて受流し手段に対する視認性が確保される。また、ここで「所定の遊技状態」とは、任意に設定可能な遊技状態であるが、好ましくは、大当り状態、確率変動付き大当り状態、図柄変動時間短縮状態、可動部作動状態等、一般に遊技者にとって有利な遊技状態等で設定することもできる。
【0019】
また、所定入賞部に設けられた検知手段にて前記遊技媒体の通過を検知し、この検知を受けて入賞とする入賞検知手段を備え、
前記出没制御手段は、前記入賞検知手段による遊技媒体の検知の有無に基づいて、前記受流し手段を見え隠れさせるように前記表示手段を制御する構成としてもよい。
【0020】
また、前記表示手段は、前記諸情報として、少なくとも遊技状態の移行に係る情報を表示してもよい。
【0021】
また、前記遊技媒体は、遊技球であり、前記受流し手段は、この前記受流し手段に基づく遊技球を前記所定遊技領域内にて落下処理可能な遊技球処理部材を備える構成としてもよい。
【0022】
なお、ここで「落下処理可能な」とは、遊技領域上部から遊技領域下方に至る遊技球の散状経路(落下経路)における遊技球を受けることにより、遊技球の落下速度を変更する、遊技球の落下を一旦止める、遊技球の進路を変更する、遊技球を入賞球として受け入れ易くする等の変化を遊技球に与えることのできる受流し手段に基づいた遊技球を取り扱って処置できることである。
【0023】
また、前記出没制御手段は、遊技の進行状態を示す情報信号を読み込む信号受信装置と、
前記遊技の進行状態を示す情報信号を出力する出力手段からの出力情報を受けることに基づいて、前記受流し手段に対する視認性の確保又は隠蔽を要請する制御手段と、
を備える構成としてもよい。
【0024】
この構成では、所定遊技の進行状態を契機に受流し手段に対する視認性の確保の有無が決定される。なお、ここで「進行状態」とは、任意に設定可能な遊技状態であるが、好ましくは、通常大当り状態、確率変動付き大当り状態、図柄変動時間短縮状態、可動部作動状態、及び遊技を進行させることによって得られる遊技結果を記録管理させる遊技履歴などからなる移り変わる状況となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明に係る遊技機の好適な実施形態について説明する。
より詳しくは、風適法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分される遊技機を例に実施形態を説明する。
【0026】
本実施形態に示す遊技機1は、設置場所たる遊技店の所謂「島」に固定される外枠3と、この外枠3に一側を保持され且つ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、表枠4の前面上部に於いて開閉自在に設けられた窓枠5と、を備え、遊技機1を構成する主要構成部品の略全ては表枠4に集約して設けられている。
【0027】
表枠4に設けられる主要構成部品としては、盤面が所定遊技領域に相当する遊技盤6、遊技機1に供給すべき遊技球(遊技媒体)及び遊技機1より払い出される賞球を一時貯留する受皿2、遊技球を遊技盤6上部に打ち出すための発射装置7、この発射装置7を操作するための操作ハンドル8、必要に応じて所定個数の賞球を受皿2内に排出する払出装置、上記各装置に対応して設けられた副制御装置、及び各種装置を集中管理する主制御装置などを例示できる。
【0028】
また、本実施の形態では、遊技機1の側方にCRユニット(図示略)を付設している。このCRユニットは、遊技者に遊技球を貸し出すための装置であり、その内部には、遊技に先立ち購入したプリペードカードを読み込むためのカードリーダが内蔵されている。また、本実施形態では、遊技者に遊技球を貸し出すための装置としてCRユニットを例示したが、これに換えて紙幣・硬貨等で遊技球を貸し出す球貸装置を設けてもよい。
【0029】
以下、各構成について詳細に説明する。
まず、表枠4に対して開閉自在に設けられる窓枠5は、その枠内に先の遊技盤6を覗き見ることができる透視窓9を備えている。また、透視窓9にはガラスが嵌め込まれている。透視窓9の外周には、装飾LED10、装飾ランプ11、スピーカ(音声発生装置)12等が設けられている。これら装飾LED10、及び装飾ランプ11は、後述のランプ制御装置62に接続され、例えば、遊技状態の変化に応じて点灯及び点滅される。スピーカ12は、後述の音声制御装置63に接続されている。
【0030】
表枠4に設けられる受皿2は、複数の合成樹脂製部材を組合せて形成され、先の窓枠5の下方に設けられている。また、受皿2内部には螺旋状のスロープが形成され、その最上流部には、CRユニットに通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、その下流には賞球払出用の賞球払出口2bが設けられている。また、最下流部には、受皿2内の遊技球を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。また、貯留球整列路2cの末端には、発射装置7に通じる遊技球供給口2dが形成されている。
【0031】
受皿2の正面側には、2つの球抜きボタン2e,2fが設けられている。このうち、一方の球抜きボタン2eの操作時には、遊技球借入口2aから賞球払出口2bにかけての余剰球が受皿2背後の球抜き通路を通じて、別途用意した容器内に排出される。他方の球抜きボタン2fの操作時には、賞球払出口2bから遊技球供給口2dにかけての遊技球が先の余剰球と共に容器へと排出される。遊技球借入口2a、賞球払出口2b、球抜きボタン2e、2fは、遊技機の仕様(機種)によって任意に好適な場所へ配置されるものである。
【0032】
また、受皿2の左下には灰皿28が設けられている。また、受皿2の右下に、先の操作ハンドル8が設けられている。操作ハンドル8には、発射装置7を可動させるメインスイッチ、及びタッチアンテナが内蔵されている。そして、この操作ハンドル8の操作具合によって、遊技球の打出力を任意に調節できる仕組みとなっている。
【0033】
なお、操作ハンドル8の操作対象たる発射装置7は、表枠4の裏面側に設けられ、その装置内には、遊技球を打ち出す打出杆、及び打出杆を連続的に作動させる電動モータ(共に図示せず)などが内蔵されている。発射装置7は、発射装置7を制御する発射制御装置65に接続されている。
【0034】
また、賞球の払出装置66(図6参照)は表枠4の裏面側に設けられ、賞球たるパチンコ球を貯留するタンクと、賞球として排出される遊技球の数を数える賞球計数装置と、遊技機1の背面に設けられた遊技球タンク(図示せず)内の遊技球を賞球計数装置に送る賞球整列レールと、を備えている。そして、入賞時には、その入賞に応じた個数の賞球を賞球計数装置にて計量し、先の受皿2に払い出す。払出装置66は、払出装置66を制御する払出制御装置64に接続されている。
【0035】
遊技盤6は、図2に示されるように略正方形状をなす合板からなり、表枠4の裏面側に形成された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。また、その前面には、円形うず巻き状に形成された誘導レール13が設けられ、その誘導レール13によって囲まれた領域で所定遊技領域(以下、単に遊技領域と称す)が構成されている。
【0036】
遊技領域には、遊技盤6上に打ち出された遊技球の落下停留を変化させる釘23や風車24等の障害物14、遊技球を受け入れる複数の入賞装置15、遊技機1の最下方に設けられ入賞装置15に入らなかった遊技球を遊技領域外に排出するアウト口16、を備えている。また、遊技領域の略中央には、種々の図柄を演出を交えて変動表示および停止表示させる図柄表示装置17が設けられている。また、本実施の形態では、この図柄表示装置17によって本発明に係る表示手段が構成されている。
【0037】
遊技盤6上に設けられる入賞装置15としては、遊技球が入ることで所定個数の賞球(遊技球)の払い出しがなされる一般入賞装置25と、遊技球が入り込むことで遊技に係る乱数抽選の契機をなしたり、また、図柄表示装置17に表示すべき図柄を変化させる契機をなす始動入賞装置26(スタートチャッカー)と、各種大当り状態等、遊技者にとって有利な遊技状態への移行時に開放されて多数の遊技球を賞球として遊技機1内に取り込む大入賞装置100等を例示できる。
【0038】
始動入賞装置26は、遊技の進行状況に応じて可動する一対の可動片19を備え、一般に「電動チューリップ」「スタートチャッカー」などと呼ばれる電動役物に相当する。また、この始動入賞装置26に設けられた可動片19を可動させるべき抽選結果を表示する普通図柄の表示領域17aが、図柄表示装置17に設けられている(図5参照)。因みに、可動片19の可動の有無を決定する抽選の結果は、数字や図柄(○又は×等)にて表示されることが多い。
【0039】
また、本実施の形態に示す遊技機1では、上記入賞装置15の一つである大入賞装置100の配置に於いて図柄表示装置17の背後にこの大入賞装置100を設置している。
【0040】
まず、配置に係る説明に先立ち、大入賞装置100の構造、及び図柄表示装置17の構造を説明する。また、本実施の形態では、この大入賞装置100にて本発明に係る受流し手段を用いた装置として構成している。
【0041】
大入賞装置100は、図3に示されるように、遊技球処理部材として、隔壁101a,隔壁101bにて上下3層に隔てられ且つ前面が先の図柄表示装置17にて塞がれる本体部101と、遊技球を本体部101内に受け入れるか否かを振り分ける一対の可動片106と、本体部101内に設けられる入賞口及び排出口との間で、遊技球を振り分ける入賞振分可動板110及び入賞振分固定板122と、を備えている。
【0042】
まず、本体部101最上層の空間(以下、第1処理室Aと称する)は、本体部101内に通じる第1通過口105、遊技球振分装置たる可動片106、第1処理室A下層の空間に通じる第2通過口107、大入賞装置100外に遊技球を排出する第1排出口108と、を備えている。
【0043】
第1通過口105は、大入賞装置100の両側から遊技球を取り込むべく第1処理室Aの両側に形成され、その各々には、遊技球の通過を検知する第1検知センサ(図示略)が設けられている。また、第1処理室Aの底面には、各第1通過口105,105から第1処理室A中央に向かって下り勾配が形成され、各第1通過口105,105に取り込まれた遊技球は、この第1処理室Aの底面づたいに第1処理室A中央に転がり込む。
【0044】
また、第2通過口107は、第1処理室Aの中央部であって且つ第1処理室Aとその下層の空間とを隔てる隔壁101aを貫通して形成されている。また、第1排出口108は、この第2通過口107近傍であって且つ第1処理室Aの奥手側内壁面に形成されている。
【0045】
また、可動片106は、各第1通過口105,105近傍に設けられた回転軸に支持され、遊技盤6背後に設けられたソレノイド(図示略)の操作に連動して各第1通過口105を開閉する。また、ソレノイドは、大入賞装置100とは別に設けられた入賞装置用制御装置67によって制御されている。なお、入賞装置用制御装置67によるソレノイドの操作は、後に詳述する。
【0046】
そして、第1通過口105の開放時に於いて本体部101内に入り込んだ遊技球は、第1処理室Aの底面づたいに第1処理室A中央に集められ、第2通過口107若しくは第1排出口108の何れかに入り込む。
【0047】
また、第2通過口107に入り込んだ遊技球は、本体部101中層の空間(以下、第2処理室Bと称する)に至る。また、第1排出口108に入り込んだ遊技球は、賞球タンク等に通じる通路を通じて大入賞装置100外に排出される。
【0048】
また、第1検知センサは、第1通過口105での遊技球の通過を受けて、主制御装置60に対してその旨を送信し、この信号を受信した主制御装置60は、払出制御装置64に対して予め定められた遊技球数の賞球(遊技利益)の払い出しを指示する。
【0049】
続いて、第2処理室Bについて説明する。
第2処理室Bは、上述の如く本体部101中層の空間に相当し、内部には、入賞振分装置の一つである入賞振分可動板110と、本体部最下層の空間(以下、第3処理室Cと称する)に遊技球を導く第3通過口111と、大入賞装置100外部に遊技球を排出する第2排出口112と、を備えている。
【0050】
入賞振分可動板110は、中央を回転軸にて支持された状態で上記第2通過口107の直下に取り付けられ、第2通過口107を通じて落下してくる遊技球を第3通過口111若しくは第2排出口112に振り分ける機能を有する。より詳しくは、入賞振分可動板110の左方に第3通過口111が形成され、右方に第2排出口112が形成され、入賞振分可動板110の傾斜角度の相違によって大3通過口111若しくは第2排出口112の何れかに遊技球が振り分けられる。また、入賞振分可動板110は、リンク機構を介して電動モータに連結され(共に図示せず)、大入賞装置100用の制御装置にて、この電動モータを制御することで、入賞振分可動板110を所望の可動速度及び可動周期にて可動させることができる。
【0051】
そして、第3通過口111に入り込んだ遊技球は、本体部101裏面の通路(図示せず)を通じて第3処理室Cに至る。また、第2排出口112に入り込んだ遊技球は、第1排出口108同様にして、大入賞装置100外に排出される。
【0052】
続いて、第3処理室Cについて説明する。
第3処理室Cは、上述の如く本体部101最下層の空間に相当し、内部には、大入賞装置100外に遊技球を排出する複数の第3排出口120、及び上記第1通過口105での賞球の払出しとは別に新たな賞球の払出しに繋がる入賞口121を有する入賞振分固定板122が設けられている。また、入賞口121には、この入賞口121での遊技球の通過を検知する第2検知センサ(図示略)が設けられている。
【0053】
また、入賞振分固定板122は、第3処理室Cの底面を形成し、第3通過口111に通じる第3通過出口111aを経て第3処理室Cに進入した遊技球は、この入賞振分固定板122上を転がる過程で、入賞口121若しくは第3排出口120の何れかに入り込む。
【0054】
また、第2検知センサは、入賞口121での遊技球の通過を受け、主制御装置60に対してその旨を送信し、この信号を受信した主制御装置60は、払出制御装置64に対して予め定められた遊技球数の賞球の払い出しを要請する。
【0055】
このように本実施形態に示す遊技機は、賞球払出の契機をなす遊技球を受け入れる第1通過口105と、この第1通過口105に入賞した遊技球のうち、その少なくとも一部をさらに受け入れさせることが可能な位置に設けられた入賞口121と、これら第1通過口105及び入賞口121での入賞毎に賞球払出の指示を出す制御系を備えている。
【0056】
つまり、第1通過口105に設けられた第1検知センサにて遊技球の通過を検知し、その旨を主制御装置60に送信する。また、入賞口121に設けられた第2検知センサにて遊技球の通過を検知し、その旨を主制御装置60に送信する。また、主制御装置60は、第1検知センサにて遊技球の通過が確認されたことを受け、払出制御装置64に対して賞球の払い出しを指示する。また、第2検知センサにて遊技球の通過が確認されたことを受け、払出制御装置64に対して賞球の払い出しを指示する。
【0057】
続いて、図柄表示装置17について説明する。
図柄表示装置17は、例えば、回胴をモチーフとした複数種の図柄を同図柄表示装置17の有効ライン上にて変動表示および停止表示させ、現在の遊技状態を遊技者に報知している。すなわち、遊技状態の移行に係る諸情報を表示している。
【0058】
より詳しくは、まず、先の始動入賞装置26に遊技球が入ったことを受け、有利な遊技状態又は有利な遊技状態としない等の抽選を乱数値を用いて実施し、主制御装置60は、この抽選結果に基づき図柄表示装置17にて報知すべき報知内容すなわち「アタリ」、「ハズレ」を決定する。
【0059】
次いで、この報知内容に係る演出パターン(例えば、図柄の変動パターン)を選択すべく演出パターン決定用の乱数抽選が実施され、図柄表示装置17は、この乱数抽選にて決定された演出パターンに従い各種図柄17bを表示する。
【0060】
そして、例えば「7−7−7」といった一定の規則性を持つ図柄の組み合せで停止した場合を「アタリ」とし、主制御装置60は、現在の遊技状態を有利な遊技状態に移行させるべく各種装置に制御状態の変更要請を送信し、以降、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させる。
【0061】
また、図柄の周囲には、演出の一部である背景及びキャラクター等の画像が変動表示され、図柄表示装置17では、これら図柄及び背景画像等の変動表示によって画像演出上の面白みを遊技者に提供している。なお、図柄表示装置17にて表示すべき遊技に係る諸情報は、適時変更可能であり、上述の図柄の他、例えば、興趣を高めるべくあたかも遊技状態が移行するかの如く演出(ガセ(嘘))情報を表示するようにしてもよい。なお、勿論この演出も遊技状態の移行に係る諸情報の一つである。
【0062】
また、本実施の形態では、図柄表示装置17として、自発光型フラットパネルディスプレイに分類される表示装置、より好ましくはELD(Electoroluminescent Display)と呼ばれる表示装置を採用している。
【0063】
この表示装置は、例えば、図4に示すように透明電極及び発光層等を備えたELガラス200、透明電極に交流電圧を印可するためのEL制御基板201、ELガラス200及びEL制御基板201の表面を保護するアクリル板203、を備えている。
【0064】
より詳細には、ELガラス200のベースとなるガラス基板上に、酸化イリジウム膜を形成し、次いで、この膜にフォトレジスト技術を用いて微細加工を施して櫛歯状の透明電極を形成する。そして、この透明電極上に酸化アルミニウム・酸化チタンによる絶縁層を形成し、さらに微量のマンガンを含む硫化亜鉛の発光層を形成する。また、この発光層に上記絶縁層及び透明電極をさらに重ねてELガラス200が構成されている。
【0065】
また、上記発光層は、厚さ2μm程度の薄膜であり、ELガラス200の透明度は、可視光透過率に換算して80%程度の高い透明度が得られるようになっている。つまり、ELガラス200は略透明に近く、遊技者は、ELガラス200越しにELガラス200背後の状態を把握できる。
【0066】
また、上記各透明電極の配列に関し、本実施の形態では、電圧印可時に於いて平面マトリクス状にドット表示が展開されるように、ガラス基板上に形成した透明電極の配列と、後に形成する透明電極の配列とが、直角に交わる配置態様で各透明電極の配列を決定している。
【0067】
一方、EL制御基板201は、各ドット毎の発光を制御すべく透明電極の各部位に通じる複数の導電体を備え、EL制御基板201とは別に設けられた駆動ユニットにて、発光させるべき領域に交流電圧を印可し、その領域を発光させる。
【0068】
そして、図柄表示装置17上に画像を映し出す際には、EL制御基板201を通じてELガラス200の透明電極に交流電圧を印可し、このELガラス200内部の発光層を点灯させることで、ELガラス200内に画像を映し出す。
【0069】
また、これらELガラス200及びEL制御基板201は、大入賞装置100の本体部101前面に取り付けられることで、遊技領域内に支持されている。
【0070】
そして、本実施の形態では、このELガラス200を透かす等の制御を図柄制御装置61にて実行し、図柄表示装置17背後に隠蔽された大入賞装置100内を遊技領域内において見え隠れさせている。また、この図柄制御装置61によるELガラス200の透過処理については後に詳述する。また、勿論、上記ELD表示装置の構成は、あくまでも一例であり、詳細な構造等は適宜変更可能なものである。
【0071】
続いて、遊技機1の制御系、並びにその制御系にて処理する各種制御について図6及び図7を参照して説明する。
まず、図6のブロック図を参照して、主制御装置60および各種副制御装置について説明する。なお、ここで副制御装置とは、先で述べた図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装置63、払出制御装置64、発射制御装置65、入賞装置用制御装置67などに相当する。
また、特許請求の範囲に記載の出没制御手段、遊技状態移行手段、入賞検知手段、制御手段は、以下に説明する主制御装置60及び副制御装置、並びにそれらに記録される種々の制御プログラム等、及びこれら制御プログラムを処理する上で必要な各種センサ類で構成することができる。
【0072】
主制御装置60は、遊技機1を統括して制御する主たる装置であり、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)60aと、CPU60aの処理事項を一時記憶するRAM(Random Access Memory)60bと、主制御装置60で行う各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)60cとを備えている。また、このROM60c内には、遊技を進展させる上で必要な抽選制御(乱数抽選)用のプログラム等が記録されている。
【0073】
また、主制御装置60は、結線コードを介して各副制御装置に接続され、上記ROM60cに記録されるプログラムのうち、例えば、大当り判定プログラム(乱数抽選)で引き当てた大当りの有無や、賞球の有無等を示す8ビットのデータを、2バイト伝送方式で各副制御装置に送信している。
【0074】
続いて、副制御装置の一種である図柄制御装置61は、図柄制御装置61全体の制御を行うCPU61aと、図柄制御装置61にて実行される各種プログラムを格納するROM61bと、CPU61aでの処理事項を一時記憶するRAM61cと、を備えている。
【0075】
また、ランプ制御装置62は、主制御装置60の指示に基づき、電飾品による演出処理を行う副制御装置であり、遊技機1前面に設けられた装飾LED10や装飾ランプ11の発光制御を行う。また、ランプ制御装置62には、装飾ランプ11等の発光制御を行うためのプログラムを実行処理するCPU62aと、CPU62aの処理事項を一時記憶するRAM62cと、演出パターンや装飾LED10や装飾ランプ11の発光制御を行うためのプログラム等を記憶するROM62b等が設けられている。
【0076】
音声制御装置63は、主制御装置60の指示に基づき音声による演出処理を行う副制御装置であり、図1に示す遊技機1前面に設けられ遊技の進行状況に応じた様々な音声を出力するスピーカ12の出力制御を行う。
【0077】
また、この音声制御装置63にも、スピーカ12の出力制御を行うためのプログラムを実行処理するCPU63aと、CPU63aの処理事項を一時記憶するRAM63cと、音声による演出情報等を記憶するROM63b等が設けられている。
【0078】
払出制御装置64は、主制御装置60の指示に基づき賞球振分装置(図示せず)を含む払出機構を制御し遊技球の払出処理を行う副制御装置であり、遊技機1裏面側に設けられた払出装置66の出力制御等を行う。
【0079】
また、払出制御装置64にも、払出装置66の制御を行うCPU64aと、CPU64aの処理事項を一時記憶するRAM64cと、払出処理情報等を記憶するROM64b等が設けられている。
【0080】
発射制御装置65は、操作ハンドル8の操作により遊技球を遊技盤6上に発射させる発射装置7の制御を行う副制御装置である。尚、この発射制御装置65にも、発射装置7の制御を行う為のプログラムを記憶するCPUと、CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMと、制御情報等を記憶するROM等を設けることができる。
【0081】
また、入賞装置用制御装置67は、一般入賞装置25、始動入賞装置26、大入賞装置100等に設けられるソレノイドを制御するための副制御装置であり、一般入賞装置25用の制御装置、始動入賞装置26用の制御装置、大入賞装置100用の制御装置に細分化されている。
【0082】
次に、上記主制御装置60内にて処理される「電源投入時処理」について図4を参照して説明する。なお、「電源投入時処理」は、遊技機1の電源投入後において最初に実行される処理であり、ステップ100の以降の処理は、遊技機の可動期間中、所定期間毎に繰り返される処理ルーチンである。
【0083】
まず、電源が投入されると、CPU60aは、RAM60cへのアクセス許可等、CPU60aの動作に関する初期設定処理を行う(S100)。
【0084】
また、この初期設定処理にて、CPU60aは電源断チェック処理を行い、この電源断チェック処理では、電源断発生後の電源投入か否か、(電源復帰からの起動か、又は通常状態からの起動か)の振り分けを行う。
【0085】
また、この振分条件は三項目あり、(1)RAMクリアスイッチの状態、(2)電源断発生時にセットするフラグの値、(3)電源断発生時の全RAM領域の内容と電源投入時の全RAM領域の内容、である。
【0086】
そして、所定データの実行や副制御装置(図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装置63、払出制御装置64、発射制御装置65、入賞装置用制御装置67)への起動コマンドの送信、又はエラー状態の場合に電源断前の状態に復帰させてエラー解除、等をした後、メインルーチン移行への許可をする処理を行う。
【0087】
次に、図7に示すステップ101からステップ113までのメインルーチンとなるシステムタイマ割込処理が行われる。このシステムタイマ割込処理は、定期的(例えば3ms(1ms=1000分の1秒))に実行する処理で、タイマの更新や大当り判定用乱数の更新等も行う。即ち、主制御装置60に内蔵されたクロックからのリセット信号毎に、同じく主制御装置60に内蔵されたCPU60a、ROM60b、RAM60cの処理にて繰り返し行われるマシンサイクルである。
【0088】
続いて、ステップ100で行われた初期設定処理の後、遊技目的(大当り判定、演出選択、表示図柄選択、可変当たり選択等)に応じて対応させた乱数値範囲を適宜に設定し、乱数値範囲内における乱数更新を電子的な手段により定期的に行い更新させ続ける処理を行う(S101)。
【0089】
次に、CPU60aは、入力管理処理の一環として入力情報に係るポート読み込みを行う。このポート読み込みにおいて、CPU60aは第1検知センサ及び第2検知センサの出力値の他、図6に示す始動入賞検知センサ47等のスイッチ入力関連の読み込み、及びエッジ検出を行う。
【0090】
続いて、CPU60aは入力管理処理の一つとして図1に示す遊技盤6上に設けられた全ての入賞装置15、又は入賞領域により入賞と検知された情報の管理処理、及び他の処理工程を行う上で使用できる信号に整える制御処理を行う(S102)。
【0091】
次に、CPU60aは、補給球切れエラーや受皿満タンエラー等の異常監視処理を行い(S103)、その後に普通図柄制御処理を行う(S104)。この普通図柄制御処理において、CPU60aは普通図柄と定めた図柄による変動開始から停止までの動作管理及び普通図柄電動役物制御処理(S108)へのコマンド送信準備を行う。
【0092】
この場合、図1に示す通過ゲート49近傍に設けられた始動入賞検知センサ47(図6参照)の検知を起因として普通図柄の変動に基づく当たり判定(抽選)、変動時間の決定(抽選)を行い、その判定結果に係る処理等を行う送信準備をする。
【0093】
次に、CPU60aは、特別図柄制御処理を行う(S105)。このときCPU60aは、ステップ102で行われる入力管理処理による入賞検知に基づく変動開始時に、この変動により行われる大当り判定の結果に対応して実行させる演出パターンの選択・決定の為に抽出する乱数値の判定処理を行う。
【0094】
次に、CPU60aは出力管理処理を行う(S106)。この出力管理処理は、各副制御装置側(図柄制御装置61、音声制御装置63、ランプ制御装置62、払出制御装置64、発射制御装置65、入賞装置用制御装置67等)へ送信するコマンドデータを編集して送信制御する管理処理や、外部(ホールや試験機関等)の集中管理コンピュータへ所定の情報を送信する為の管理処理などを行う処理である。
【0095】
次に、CPU60aは可変図柄表示制御処理を行う(S107)。この可変図柄表示制御処理は、普通図柄制御処理(S104)、又は特別図柄制御処理(S105)により得られた情報に基づいて行われる。尚、これらの処理は図柄表示装置17による図柄の変動パターン(演出)の制御を行う処理である。
【0096】
さらに、CPU60aは普通図柄電動役物制御処理を行う(S108)。この普通図柄電動役物制御処理は、ステップ104で行われた普通図柄制御処理等で得られる情報に基づき普通図柄電動役物(通過ゲート(スルーチャッカー)49等)を制御する処理である。
【0097】
次に、CPU60aは大入賞領域制御処理を行う(S109)。この大入賞領域制御処理は、特別図柄制御処理(S105)等で得られる情報に基づき、上記入賞装置用制御装置67、及び図柄制御装置61を制御する。なお、本ステップ内での詳細な制御については、図8に示すフローチャートで詳述する。
【0098】
そして、CPU60aは払出制御処理を行う(S110)。この払出制御処理は、ステップ102で行われた入力管理処理、ステップ105で行われた特別図柄制御処理、ステップ109の大入賞領域制御処理等により得られた情報に基づく遊技状態の進行状況に応じた遊技利益(所定数の遊技媒体等)の払い出しを行う為の払出制御を行う処理である。
【0099】
次に、CPU60aはランプ・LED制御処理を行う(S111)。このランプ・LED制御処理は、遊技の進行状況に応じた光の演出を行う為に遊技機1前面に設けられたランプ・LED等を制御する処理である。
【0100】
そして、CPU60aは音声出力制御処理を行う(S112)。この音声出力制御処理は、遊技の進行状況に応じた音の演出を行う為のスピーカー等の音声発生装置12に対する音声に関する制御を行う処理である。
【0101】
そして最後に、CPU60aは、電源が切られているか否かを判断(S113)する。ここで、電源が切られていると判断された場合(S113:YES)は処理を終了する。
【0102】
一方、ステップ114で電源が切られていないと判断された場合(S113:NO)はステップ102からメインルーチン処理を繰り返す。
このように主制御装置60では、遊技に係る種々の制御が処理されている。
【0103】
続いて、上記ステップ109にて処理される大入賞領域制御処理について図8を参照して説明する。
[大入賞領域制御処理]
【0104】
まず、主制御装置60は、特別図柄制御処理(S105)等で得られる遊技に係る進行状態を示す情報に基づき、通常大当り状態、確率変動付き大当り状態等、有利な遊技状態に当選しているか否かを検知する(S201)。続いて、主制御装置60は、有利な遊技状態の当選を受け、図柄表示装置17の透過処理を行う(S202)。また、ステップ201の処理において、未だ有利な遊技状態に当選していない場合には、本処理ルーチンを一旦抜ける。
【0105】
また、上記で「透過処理」とは、ELガラス200の発光を抑えてELガラス200を透かす処理等であり、この透過処理によってELガラス200越しに大入賞装置100にて構成される遊技球処理部材に基づく遊技球の処理が把握可能になる。また、勿論、この透過処理として、諸情報の表示態様すなわち画像の配置や画像の表示濃度を変更してELガラス200を透かしてもよい。
【0106】
より詳細には、図柄制御装置61にて、発光層の消灯制御、若しくは表示すべきドット数を減らす減光制御、また画像表示位置の変更制御、等を実行してELガラス200の透明度を高める。なお、ELガラス200減光制御を行うには、発光させるべきドット数を減らす等の制御にて減光制御が可能である。
【0107】
また、上記で視認性を確保するとは、大入賞装置100内での遊技球の処理を把握する上で必要な領域(例えば、大入賞装置100全体を確認できる程度の領域)において、その可視光透過率が、平均して少なくとも60%以上、好ましくは75%以上維持できる程度に発光層の発光を制御する。
【0108】
続いて、主制御装置60は、遊技球振分処理(可動片動作処理)および入賞振分処理(シーソー動作制御処理)を大入賞装置100用の制御装置に実行させるための制御信号を出力し、大入賞装置100用の制御装置を介して大入賞装置100のソレノイド等を制御する(S203,S204)。
【0109】
まず、遊技球振分処理では、大入賞装置100の第1通過口105に設けられた可動片106を操作するソレノイドに対して電源を供給し、可動片106を作動させる。すなわち、遊技球振分処理では、第1通過口105を開閉する可動片106の制御において、始動入賞装置26への入賞などの所定条件を契機として行われる遊技の進行に係る電気的抽選(例えば、乱数抽出判定)において、大当り状態及び確率変動付き大当り状態等、遊技者にとって有利な遊技状態の当選を受け、第1通過口105を開放するように可動片106を制御する。また、可動片106の作動パターンは、任意に設定可能であるが、例えば、所定周期毎に第1通過口105を閉じるなどの作動パターンが好ましい。
【0110】
また、シーソー動作制御処理では、大入賞装置100内に設けられた入賞振分可動板110を操作する電動モータに対して電源を供給し、入賞振分可動板110を作動させる。なお、入賞振分可動板110の作動パターンは、任意に設定可能であるが、例えば、所定周期毎に傾斜方向を逆転する等の作動パターンが好ましい。
【0111】
続いて、主制御装置60は、上記入力管理処理(S102)にて把握した第1検知センサの出力信号を読み込み、第1通過口105に遊技球が入ったか否かを検知する(S205)。また、遊技球の通過が確認されたときには、先の払出制御処理において払出装置66に賞球の払い出しを指示する(S206)。また、遊技球の通過が確認されなかったときには、続くステップ207に移る。
【0112】
また、主制御装置60は、上記入力管理処理(S102)にて把握する第2検知センサの出力信号を読み込み、入賞口121に遊技球が入ったか否かを検知する(S207)。また、入賞口121に遊技球が入ったときには、払出制御処理において払出装置66に賞球の払い出しを指示する(S208)。
【0113】
続いて、主制御装置60は、上記ステップ206での賞球の払い出しを受けてその賞球の払出数をカウントするカウンタチェック処理を開始し(S209)、カウント数が設定値に達したことを受け(S210)、可動片106の停止処理を大入賞装置100用の制御装置に実行させる(S211)。なお、本実施の形態では、第1通過口105での入賞を受けて払出された賞球(第1賞球)が300球に達したことを受け、可動片106の停止制御を実施し、第1通過口105を閉鎖する。また、ステップ210にて未だ300球に達していないときには、引き続きステップ205から、本ステップ210に至る処理ルーチンを実行する。
また、本実施の形態では、ステップ206に係る賞球のみを対象としているが、ステップ208に係る賞球を対象としても良いし、この両方に係る賞球を対象としても良い。
【0114】
そして、主制御装置60は、可動片106の停止処理後、大入賞装置100内の遊技球が検知センサの情報に基づいて全て処理を終了させたとなったらELガラス200の透過戻し処理を図柄制御装置61を介して実行する(S212)。ここで「透過戻し処理」とは、上記ステップ202の透過処理にて透明度が高まったELガラス200に再び画像を表示する、及び発光層の光度を高める等の制御であり、この透過戻し処理にて大入賞装置100を図柄表示装置17の後方に隠蔽する。
【0115】
より詳細には、大入賞装置100内での遊技球の処理を把握する上で必要な領域(例えば、大入賞装置100全体を確認できる程度の領域)において、その可視光透過率が、平均して少なくとも60%未満、好ましくは40%未満に低下させることができる程度に発光層の発光を制御する。
【0116】
そして、主制御装置60は、このELガラスの透過戻し処理を実行した後、シーソー動作停止処理を実施して可動板の動きを停止する(S213)。また、ステップ209にて開始したカウンタチェック処理をリセットして(S214)、再度、ステップ201の処理に戻る。
【0117】
このように本実施の形態に示す遊技機1では、受流し手段にて構成される遊技球の処理部たる大入賞装置100を図柄表示装置17の背後に設置・隠蔽できるようにし、また、主制御装置60及び図柄制御装置61内にて図柄表示装置17(ELガラス200)の発光を制御して、大入賞装置100内での遊技球の処理を遊技領域内において見え隠れさせている。
【0118】
また、大入賞装置100に対する視認性の有無を設定するにあたり、本実施の形態では、上述の如く通常大当り状態や、所定期間内において大当り発生確率を上昇させる権利が追加された確率変動付き大当り状態等といった遊技者にとって有利な遊技状態に当選したか否かの抽選結果(例えば、乱数抽出判定)に基づき視認性の有無を設定している。すなわち、所定条件成立の有無に応じて大入賞装置100を見え隠れさせ、有利な遊技状態への移行に係る表示演出態様からなる期待感と、遊技球の処理領域の登場と、の相乗効果によって遊技球の処理に対する注目度を高めている。
なお、本実施の形態では、始動入賞に基づく抽選結果を図柄表示装置17にて変動演出表示させた後に透過させるようにしているが、大入賞装置100内での遊技球の処理に基づいて図柄表示装置17にて所定の表示を行わせても良く、前記見え隠れさせる契機は、任意なもので良い。
【0119】
また、本実施の形態では、通常大当り状態、確率変動付き大当り状態といった所謂「特別遊技状態」の当選を受けて透過処理を実行するが、この例に限られず、透過処理の契機となる条件設定は、図柄変動時間短縮状態(図柄表示装置17上での図柄表示時間が短縮された状態)に達したとき、可動部作動状態(例えば、始動入賞装置27等に設けられる可動片19等の開放状態)に達したとき、特定部位に設けられた検知センサにて検知した遊技球の数が所定数に達したとき、遊技に費やされた遊技球の数が所定数に達したとき、保留球が所定数に達したとき、入賞回数が所定回数に達したとき、IN/OUT利益率(遊技に消費される遊技球の数/賞球として払い出された遊技球の数)を基準値より高くする必要が生じたとき、特定の図柄演出(例えば、リーチ演出)が所定回数処理されたとき、ハズレに係る図柄演出が所定回数処理されたとき、図柄変動表示の開始回数が所定回数に達したとき、始動入賞装置27での入賞回数が所定回数に達したときなど、予め定められた遊技履歴となることを含む種々の所定遊技状態に基づく条件を例示できる。
【0120】
また、上述の如く本実施の形態では、透明電極に印可すべき電圧の制御、すなわち発光層の消灯制御、及び表示すべきドット数を減らす減光制御、画像の表示位置の変更制御、画像の表示濃度の変更制御等にてELガラス200の透明度を高め、このELガラス200越しに大入賞装置100に対する視認性を確保している。すなわち、図柄表示表装置17は、電圧を印可させることにより発光層を発光させる透明電極を備え、主制御装置60及び図柄制御装置61は、透明電極に印可すべき電圧を制御して大入賞装置100内での遊技球の処理を見え隠れさせている、及び図柄表示装置17にて表示すべき諸情報の表示態様を変更して、大入賞装置100内における遊技球の処理を見え隠れさせるように図柄表示装置17を制御している。
【0121】
また、上記実施形態では、大当り状態等に当選したとの条件成立を受けて、図柄表示装置17の透過処理を行うが、大入賞装置100に設けられた第1検知センサにて遊技球の通過を検知し、さらにこの第1検知センサ又は第2検知センサの少なくとも何れか一方での遊技球の通過に基づいて主制御装置60による抽選にて当選入賞とみなされた場合、その当選入賞に応じて諸情報を表示させるように図柄制御装置17の透過処理を決定してもよい。また、所定入賞部たる第1通過口105に設けられた第1検知センサ又は第2センサの少なくとも何れか一方にて遊技球の通過を検知し、主制御装置60は、この遊技球の通過を受けて入賞とみなし、主制御装置60及び図柄制御装置61は、この入賞の有無に応じて図柄表示装置100での透過処理を実行するようにしてもよい。
【0122】
また、上記では、本発明に係る受流し手段として、大入賞装置100等の役物を例示したが、必ずしも役物である必要はなく、遊技領域における遊技球の落下をこの遊技領域内にて変動態様させることが可能な遊技球処理部材であれば本発明に係る受流し手段としての機能を達成できる。なお、遊技球処理部材は、例えば、上述の釘23及び風車24等の障害物14等、並びに一般入賞装置25等によっても構成できる。
【0123】
また、上記実施形態では、図柄表示装置17にて遊技球の入賞可能な処理領域たる大入賞装置100の前面全てを覆うように配置したが、必ずしもその必要はなく、一部のみを図柄表示装置17の背後に隠蔽するような配置態様も考えられる。
【0124】
また、上記実施形態では、図柄表示装置17背後に隠蔽された遊技球の処理領域の視認性を確保するにあたり、透明電極及び発光層を備えた表示装置(ELD)の発光を制御して遊技球の処理領域に対する視認性を確保しているが、例えば、図柄表示装置17において、遊技に係る諸情報を表示するための表示部と、この表示部を移動可能とする表示部移動装置(表示部移動手段)と、を設け、表示部背後に隠蔽される遊技球の入賞可能な処理領域に対する視認性を確保する際には、この表示部移動装置にて表示部を移動させ、遊技球の処理領域を見え隠れさせるようにしてもよい。
【0125】
なお、図9は、上記表示部を移動して視認性を確保する表示部移動装置の概略構成図である。
この実施例では、まず、大入賞装置100の前面に遊技に係る諸情報を表示するフラットディスプレイL及びフラットディスプレイRを2つ横並びに設置する。より詳しく説明すると、図9の視野方向において左側に配置されるフラットディスプレイLは、大入賞装置100の左方に支持される回転軸L1に支持された状態で大入賞装置100左方に配置されている。また、図9の視野方向において右方に配置されるフラットディスプレイRは、大入賞装置100の右方に支持された回転軸R1に支持された状態で大入賞装置100右方に配置されている。また、各フラットディスプレイL,Rを可動(回動)させるためのアクチュエータL2,R2を各回転軸L1,R1に連結する。
【0126】
そして、遊技球の処理に対する視認性を確保する際には、各回転軸L1、R1に連結されたアクチュエータL2,R2を操作し、これら2つのフラットディスプレイL,Rを大入賞装置100の前方から移動させて、大入賞装置100を遊技領域に露出させる。すなわち、図9の構成では、表示部たるフラットディスプレイL,Rが観音開きに開くことで、その内部に大入賞装置100が臨むようになっている。
なお、本実施例では、フラットディスプレイを例に挙げているが、これらに限られず、湾曲可能なディスプレイ及び湾曲したディスプレイでも良い。
【0127】
このように本発明の遊技機では、遊技球の処理領域と、遊技に係る諸情報を所定時間内変動表示すること等ができる表示装置を備える遊技機において、遊技球の処理領域の少なくとも一部を表示装置の背後に配置することで隠蔽し、且つ適宜のタイミングで、この隠蔽可能となるようにされた遊技球の処理領域における遊技盤上での視認性を変化させる。つまり、図柄の変動表示部又は画像の表示領域背後において、必要に応じて遊技球の処理領域を見え隠れさせることができるため、図柄表示装置を大きくしても遊技球の処理領域を有効に利用できる。
【0128】
また、図柄の変動表示部又は画像の表示領域背後に隠蔽されることとなる遊技球の処理領域に対する視認性は、各種大当り状態への移行時等、少なくとも遊技者の興味が遊技球の処理に集中する状況において得られるため、各種大当り状態等への移行に伴う期待感と、遊技球の処理領域の登場及び/又は隠蔽と、の相乗効果によって遊技球の処理に対する注目度を高めることができる。すなわち、従来の遊技機では、常態に於いて何時でも遊技球の処理を全て把握しないといけないようになっているが、本発明では、必要に応じて所定条件成立時などに遊技球の処理に対する視認性が確保されるため、遊技球の処理に伴う面白みに加え、遊技球の処理自体のメリハリを高め、前記遊技領域による変化が何時に生じるか否かといった新たな面白みも得られる。
【0129】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、より多くの表示領域及び遊技球の処理領域を併存して遊技領域に確保できるため、さらに面白みに富む遊技機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に示す遊技機の概略構成図。
【図2】本実施の形態に係る遊技盤において図柄表示装置を省略した正面図。
【図3】本実施の形態に示す大入賞装置の内部構成を示す概略構成図。
【図4】本実施の形態に示す図柄表示装置の分解斜視図。
【図5】図柄表示装置にて大入賞装置を隠蔽した状態を示す図。
【図6】本実施の形態に示す遊技機の制御系を示すブロック図。
【図7】本実施の形態に示す主制御装置の電源投入時に於いて処理される処理内容を説明したフローチャート。
【図8】図7に示す大入賞領域制御処理の詳細を示すフローチャート。
【図9】図柄表示装置を、大入賞装置前面より移動させる表示部移動装置の一例を説明した概略構成図。
【符号の説明】
1 遊技機
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e 球抜きボタン
2f 球抜きボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
10 装飾LED
11 装飾ランプ
12 スピーカ(音声発生装置)
13 誘導レール
14 障害物
15 入賞装置
16 アウト口
17 図柄表示装置
17a 普通図柄の表示領域
17b 図柄
19 可動片
23 釘
24 風車
25 一般入賞装置
26 始動入賞装置
28 灰皿
47 始動入賞検知センサ
49 通過ゲート
60 主制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
64 払出制御装置
65 発射制御装置
66 払出装置
67 入賞装置用制御装置
100 大入賞装置
101 本体部
101a,101b 隔壁
105 第1通過口
106 可動片
107 第2通過口
108 第1排出口
110 入賞振分可動板
111 第3通過口
111a 第3通過出口
112 第2排出口
120 排出口
121 入賞口
122 入賞振分固定板
200 ELガラス
201 EL制御基板
203 アクリル板
A 第1処理室
B 第2処理室
C 第3処理室
L フラットディスプレイ
L1 回転軸
L2 アクチュエータ
R フラットディスプレイ
R1 回転軸
R2 アクチュエータ

Claims (1)

  1. 遊技に用いる遊技媒体を少なくとも受けることができる受流し手段と、遊技に基づいて諸情報を表示する表示手段と、を所定遊技領域に備える遊技機において、
    前記受流し手段の少なくとも一部を前記表示手段の後方に配置し、さらに所定条件の成立に応じて前記受流し手段の少なくとも一部を見え隠れさせるように前記表示手段に対する制御を実行する出没制御手段を設け、
    前記表示手段は、前記諸情報を表示するための表示部と、この表示部を前記受流し手段前方から移動可能とする表示部移動手段と、を備え、
    前記出没制御手段は、前記表示部移動手段を介して前記表示部を移動させ、前記所定遊技領域での前記受流し手段に対する視認性を確保することを特徴とする遊技機。
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