JP4229106B2 - 作業車両の動力伝達装置 - Google Patents

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本発明は作業車両の動力伝達装置に関するものであり、特に、ベルト式無段変速機構を備えた作業車両の動力伝達装置に関するものである。
田植機や乗用管理機等の小型の作業車両では、エンジンの回転動力をベルト式無段変速機構にて変速し、トランスミッションの走行入力軸へ伝達するようにした動力伝達装置が知られている。従来の此種伝達装置は、エンジンの出力軸を下向きにして配置するとともに、トランスミッションの上部に走行入力軸を突設し、エンジンの下方部とトランスミッションの上方部との間にベルト式無段変速機構を前後方向且つ水平に配置し、前記エンジンの出力軸の回転を走行入力軸へ伝達している。そして、トランスミッションの上部から入力した動力はトランスミッション内で走行系の動力とPTO系の動力とに分岐され、トランスミッションの後方に突出して設けられた走行出力軸とPTO出力軸から出力している。
特開平2-249725号
しかし、エンジンの出力軸が下向きになっているため、ベルト式無段変速機構を前後方向且つ水平に配置しなければならず、更にその下方部にトランスミッションを設置するため、動力伝達装置の設置スペースが大きくなって車両の小型化に支障を来していた。
そこで、エンジンの回転動力をベルト式無段変速機構を介してトランスミッションへ伝える動力伝達装置に於いて、装置の設置スペースを小さくして車両の小型化を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、エンジン(13)の回転動力を、同エンジン(13)の後方に備えたトランスミッション(20)の走行入力軸(45)へベルト式無段変速機構(19)を介して伝達するようにした作業車両に於いて、
前記エンジン(13)の後方に同エンジン(13)の回転動力を受けて回転するカウンター軸(37)を配設すると共に、同軸(37)にカウンタープーリ(40)と出力プーリ(41)を一体に設け、
前記カウンター軸(37)からの動力を、前記トランスミッション(20)の前方へ向けて突設され且つ同カウンター軸(37)に対し左右一方に偏倚させた前記走行入力軸(45)の入力プーリ(47)へ、ベルト式無段変速機構(19)を介して伝達する一方、
前記カウンター軸(37)からの動力を、前記入力プーリ(47)と併設され且つカウンター軸(37)に対し左右他側に偏倚させたPTO入力軸(46)のPTO入力プーリ(49)へベルト連動機構(50,51)を介して伝達することを特徴とする作業車両の動力伝達装置を構成した。
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、エンジン(13)の回転動力は、カウンター軸(37)に伝達され、同軸(37)から走行入力軸(45)の入力プーリ(47)へベルト式無段変速機構(19)を介してトランスミッション(20)へ伝達され、また前記前記カウンター軸(37)から、PTO入力軸(46)のPTO入力プーリ(49)へベルト連動機構(50,51)を介して伝達される。
そして、前記二つの入力プーリ(47,49)カウンター軸(18)に対し左右に分けて配置され、これらプーリ(47,49)へ動力を伝達するベルト式無段変速機構(19)とベルト連動機構(50,51)は、エンジン(13)後方で且つトランスミッション(20)の前方に配置されるため、車両の動力伝達装置の設置スペースを極力小さくできて、車両の小型化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳述する。図1は作業車両の一例として小型の乗用管理機10を示し、主フレーム11の前部に前フレーム12を固設し、主フレーム11の前端部付近にエンジン13が載置されている。該エンジン13の前方にラジエータ14を設け、該エンジン13の上方にエアクリーナ15、マフラ16を設けるとともに、これらをボンネット17にて被蔽してある。該エンジン13の出力軸18は後方へ向けて突設されており、該エンジン13の回転動力はベルト式無段変速機構19を介してトランスミッション20へ伝達される。
ここで、前記エンジン13とベルト式無段変速機構19との間に排風ガイド21を設け、エンジン13の熱風がベルト式無段変速機構19のベルトに直接当たらないようにしてある。前記ラジエータ14から吸入された空気はエンジン13の周囲を通過し、熱風となって排風ガイド21に沿ってボンネット17の上方へ排出される。従って、ベルト式無段変速機構19のベルト及び他の伝達機構のベルトを熱風から保護できるとともに、運転席22に対してエンジン音を遮断することができる。
前記トランスミッション20の上部には後方へ向けてPTO出力軸25が突設され、前記主フレーム11の後部に設けたヒッチ26に対地作業機(図示せず)を連結したときに、PTO出力軸25の回転が、機体後方にベアリングやメタルなどによって後部を回転支持されたPTO伝達軸27を介して対地作業機へ伝達される。一方、トランスミッション20の下部には走行出力軸28が前後方向に貫通して設けられ、該走行出力軸28の後端部は走行伝達軸29を介してリヤデフ30に連結され、左右の後輪31,31へ走行動力を伝達する。また、該走行出力軸28の前端部は走行伝達軸32を介してフロントデフ33に連結され、左右の前輪34,34へ走行動力を伝達する。
尚、符号70は液体タンクであり、平面視で前面が開口された「コ」字状としており、主フレーム11上に後方から押し込んで取り付けてあり、前部を運転席22の左右両側まで廻り込ませている。この液体タンク70内には、単なる水や薬液等を収納しており、図示しないポンプやノズル等を介して、前後のバランスよく圃場を走行して液体を散布できる。
図2乃至図5に於いて、前記エンジンの出力軸18にエンジンプーリ36を嵌着し、該出力軸18の上方にカウンタ軸37を配設してカウンタプーリ38を嵌着する。カウンタ軸37は前記トランスミッション20の上部に固設したフレーム39に枢支され、カウンタプーリ38の後部には小径のプーリ40が一体形成されている。また、カウンタ軸37にはベルト式無段変速機構19の出力プーリ41が取り付けられ、該出力プーリ41は前記カウンタプーリ38と一体に回転し、且つ、運転席22から遠隔操作されるシフタ42により、該出力プーリ41のベルト受け幅が拡縮される。
ここで、前記カウンタ軸37はトランスミッション20の左右略中心の上方位置に設けられており、該トランスミッション20の上部には前方へ向けて走行入力軸45とPTO入力軸46が突設されている。走行入力軸45はトランスミッション20の左右何れかに偏倚して設けられ、且つ、PTO入力軸46はこの走行入力軸45とは左右反対側に偏倚して設けられている。本実施の形態では、トランスミッション20を正面から見たときに、前記走行入力軸45を右側に偏倚して設け(車体の左側に偏倚)、前記PTO入力軸46を左側に偏倚して設けてある(車体の右側へ偏倚)。前記走行入力軸45の前端部にはベルト式無段変速機構19の入力プーリ47が取り付けられ、該入力プーリ47はスプリングにより、ベルト受け幅が狭くなる方向へ付勢されている。符号48は多板クラッチであり、図示しない操作具により入力プーリ47の回転を走行入力軸45に伝達または非伝達する。また、PTO入力軸46にPTO入力プーリ49を嵌着する。
而して、前記エンジンプーリ36とカウンタプーリ38との間にベルト50を卷装し、前記小径のプーリ40とPTO入力プーリ49との間にベルト51を卷装する。また、ベルト式無段変速機構19の出力プーリ41と入力プーリ47の間にはベルト52が卷装される。従って、エンジンの出力軸18の回転はエンジンプーリ36からカウンタプーリ38に伝わり、カウンタ軸37が回転するとともに、カウンタプーリ38と一体に回転する小径のプーリ40からPTO入力プーリ49に伝わり、PTO入力軸46が回転する。
一方、カウンタ軸37に取り付けられたベルト式無段変速機構19の出力プーリ41の回転は、ベルト52により入力プーリ47へ伝わり、前記多板クラッチ48を経て走行入力軸45が回転する。前記シフタ42が後方(運転席22方向)へ操作されているときは、出力プーリ41のベルト受け幅が拡張されてベルト52の接触長さが短くなり、該出力プーリ41に対するベルト接触半径が縮径する。このとき、該ベルト52は弛緩しようとするが、前記入力プーリ47のベルト受け幅がスプリングの付勢で収縮されるため、ベルト52の接触長さが長くなってベルト52は適正な緊張状態を保持する。斯くして、該入力プーリ47に対するベルト接触半径が拡径され、前記カウンタ軸37の回転が大きな減速比で減速されて走行入力軸45へ伝達される。
これに対して、前記シフタ42が前方へ操作されているときは、出力プーリ41のベルト受け幅が縮小されてベルト52の接触長さが長くなり、該出力プーリ41に対するベルト接触半径が拡径する。このとき、該ベルト52が引張られて過剰に緊張しようとするが、前記入力プーリ47のベルト受け幅がスプリングに抗して拡張されるため、ベルト52の接触長さが短くなってベルト52は適正な緊張状態を保持する。斯くして、該入力プーリ47に対するベルト接触半径が縮径され、前記カウンタ軸37の回転が小さい減速比で減速されて走行入力軸45へ伝達される。このように、前記シフタ42の位置を運転席22から遠隔操作することにより、ベルト式無段変速機構19の減速比を無段階で変速することができる。
前述したように、前記走行入力軸45はトランスミッション20の右側に偏倚しており、該走行入力軸45の回転は走行カウンタ軸55を介して前記走行出力軸28へ伝達される。走行カウンタ軸55にはシフタギヤ56がスライド自在に嵌合しており、走行出力軸28の副変速ギヤ57aまたは57bの何れか一方に該シフタギヤ56が噛合して、減速比を変更できるようにしてある。また、走行入力軸45と平行にアイドル軸58を設け、走行入力軸45にシフタギヤ59をスライド自在に嵌合し、該シフタギヤ59がアイドル軸58のアイドルギヤ60と噛合したときは、前記走行出力軸28の回転方向が逆転して車体が後進する。
一方、前記PTO入力軸46はトランスミッション20の左側に偏倚しており、該PTO入力軸46の回転はPTOクラッチ62によって入り切りされる。該PTO入力軸46の回転はPTOカウンタ軸63を介して前記PTO出力軸25へ伝達される。PTOカウンタ軸63にはシフタギヤ64がスライド自在に嵌合しており、PTO入力軸46のPTO変速ギヤ65aまたは65bの何れか一方に該シフタギヤ64が噛合して、高低2速のライブPTOを選択できるようにしてある。
ここで、前記PTO出力軸25はトランスミッション20の左右略中心の上部位置に設けられ、前記走行出力軸28はトランスミッション20の左右略中心の下部位置に設けられている。従って、走行出力軸28の副変速ギヤ57bと前記PTOカウンタ軸63のシフタギヤ64を噛合させれば、走行速度に比例したグランドPTOを得ることができる。また、PTO出力軸25をトランスミッション20の上部中心付近に配置することにより、機体後方のPTO伝達軸27と軸心を一致させることができ、ユニバーサルジョイント等の自在継手を介さずに、1本のシャフトにてPTO系の動力を伝達できる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
小型の乗用管理機内部を示す側面図。 動力伝達装置の要部を示す側面図。 動力伝達装置の要部を示す正面図。 トランスミッション内の軸の配置を示す正面図。 トランスミッション内の軸の配置を示す展開平面図。
符号の説明
10 乗用管理機
13 エンジン
18 エンジンの出力軸
19 ベルト式無段変速機構
20 トランスミッション
25 PTO出力軸
28 走行出力軸
36 エンジンプーリ
37 カウンタ軸
38 カウンタプーリ
45 走行入力軸
46 PTO入力軸
47 入力プーリ
49 PTO入力プーリ
50 ベルト

Claims (1)

  1. エンジン(13)の回転動力を、同エンジン(13)の後方に備えたトランスミッション(20)の走行入力軸(45)へベルト式無段変速機構(19)を介して伝達するようにした作業車両に於いて、
    前記エンジン(13)の後方に同エンジン(13)の回転動力を受けて回転するカウンター軸(37)を配設すると共に、同軸(37)にカウンタープーリ(40)と出力プーリ(41)を一体に設け、
    前記カウンター軸(37)からの動力を、前記トランスミッション(20)の前方へ向けて突設され且つ同カウンター軸(37)に対し左右一方に偏倚させた前記走行入力軸(45)の入力プーリ(47)へ、ベルト式無段変速機構(19)を介して伝達する一方、
    前記カウンター軸(37)からの動力を、前記入力プーリ(47)と併設され且つカウンター軸(37)に対し左右他側に偏倚させたPTO入力軸(46)のPTO入力プーリ(49)へベルト連動機構(50,51)を介して伝達することを特徴とする作業車両の動力伝達装置。
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