JP4228507B2 - リレー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば安全確認等に関わる複数の入力条件が全て成立した場合に限り対象となる負荷を駆動する等の用途に好適な信頼性の高い安全機能付きのリレー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリレー装置の回路構成を図4に示す。このリレー装置は、本体装置Aと、出力増設装置Bとを備えている。
【0003】
本体装置Aは、本体側操作回路Fと本体側出力部Gとを備えている。そして、本体側操作回路Fは、それぞれ外部無電圧接点が接続される2個の入力端子T11、T12並びにT21、T22に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、その一方を第1電磁リレー、他方を第2電磁リレーという)と、それらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーとを有している。
【0004】
第1電磁リレーには、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とが設けられている。同様にして、第2電磁リレーにも、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とが設けられている。更に、自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーには、コイルK3と、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点K3−1、K3−2と、出力用常閉接点K3−3とが設けられている。
【0005】
第1スイッチS1と、第1電磁リレーの常開接点K1−1と、その第1電磁リレーのコイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路が形成されている。
【0006】
同様にして、第2スイッチS2と、第2電磁リレーの制御用常開接点K2−1と、第2電磁リレーのコイルK2とが、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路が形成されている。
【0007】
第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3は互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には第3電磁リレーのコイル(入力回路)K3が更に挿入されており、この第3電磁リレーの制御用常開接点(出力回路)K3−1、K3−2は自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。
【0008】
更に、第1並びに第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2、K2−2並びに第3電磁リレーの出力用常閉接点K3−3は互いに直列接続されて本体側出力部Gになっている。
【0009】
出力増設装置Bは増設側操作回路Lと増設側主回路Mとを有しており、増設側操作回路Lは第4、第5電磁リレーを備えており、第4電磁リレーは、コイルK4と制御用常閉接点K4−1と出力用常開接点K4−2とを有しており、第5電磁リレーは、コイルK5と制御用常閉接点K5−1と出力用常開接点K5−2とを有している。
【0010】
そして、第4電磁リレーのコイルK4と第5電磁リレーのコイルK5とは互いに並列になっていて、本体側操作回路Fの本体側出力部Gの出力用常開接点K1−2、K2−2及び出力用常閉接点K3−3に直列に接続してある。また、増設側操作回路Lは、第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1と第5電磁リレーの制御用常閉接点K5−1とを有しており、これらの制御用常閉接点K4−1、K5−1は、本体側操作回路Fの第1、第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3に互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されている。
【0011】
また、第4、第5電磁リレーの出力用常開接点K4−2、K5−2は互いに直列接続されて出力端子OUT1、OUT2の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側主回路Mを構成している。
【0012】
次に、上記のように構成されたリレー装置の動作を説明する。
【0013】
第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると、第3電磁リレー(起動リレー)のコイルK3が励磁され、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1、K2に対して自己保持セット信号を出力する。これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点K1−2、K2−2が閉路され本体側出力部Gから出力される。
【0014】
このために、第4電磁リレーのコイルK4及び第5電磁リレーのコイルK5がそれぞれに励磁されるために、第4、第5電磁リレーの制御用常閉接点K4−1、K5−1が開路し、出力用常開接点K4−2、K5−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して増設側主回路Mから出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0015】
また、本体側操作回路Fの第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、その出力用常開接点K1−2若しくはK2−2のいずれかが開路されることにより増設側主回路Mからの出力が止り、負荷の駆動は停止される。
【0016】
また、従来のリレー装置としては、図5に示すものがある。このリレー装置は本体装置Aと出力増設装置Bとを備えており、本体装置Aは本体側操作回路Fと本体側出力部Gとを備えている。
【0017】
そして、本体側操作回路Fは、それぞれ外部無電圧接点が接続される2個の入力端子T11、T12並びにT21,T22に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、第1電磁リレー、第2電磁リレーという)と、それらの入力対応電磁リレーのそれそれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット用リレーとを有している。
【0018】
第1電磁リレーは、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とを有しており、第2電磁リレーは、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とを有している。
【0019】
自己保持セット用リレーはソリッドステートリレーが採用されている。このソリッドステートリレーは、2個の発光ダイオードPHD1、PHD2と、2個の受光トランジスタPHT1、PHT2と、2個のトランジスタTR1、TR2とから構成されている。
【0020】
ソリッドステートリレーの入力回路は、各入力対応電磁リレーのそれそれに対応する互いに直列接続された2個の発光ダイオードPHD1、PHD2を有する。また、ソリッドステートリレーの出力回路は、それらの発光ダイオードPHD1、PHD2のそれそれに対応して設けられた2個の受光トランジスタPHT1、PHT2と、それらのトランジスタの出力で駆動されて各自己保持回路に自己保持セット信号を供給する2個の出力トタンジスタTR1、TR2を有する。
【0021】
そして、このソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1、PHD2は、電源E、第1スイッチS1、制御用常閉接点K1−3、制御用常閉接点K2−3、第2スイッチS2を経由する閉回路に挿入されている。
【0022】
第1スイッチS1と、第1リレーの制御用常開接点K1−1と、コイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続してあり、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路が形成してある。
【0023】
同様にして、第2スイッチS2と、第2電磁リレーの常開接点K2−1と、コイルK2とは、電源Eの端子間に直列に接続してあり、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路が形成してある。
【0024】
第1電磁リレー、第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3は互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入してあり、この閉回路には自己保持セット用リレーの入力回路がさらに挿入してあり、この自己保持用リレーの出力回路は各入力対応電磁リレーの自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。また、第1、第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2、K2−2を互いに直列接続して本体側出力部Gを構成している。
【0025】
出力増設装置Bは増設側操作回路Lと増設側主回路Mとを有しており、増設側操作回路Lは第3、第4電磁リレーを備えており、第3電磁リレーは、コイルK3と制御用常閉接点K3−1と出力用常開接点K3−2とを有しており、第4電磁リレーは、コイルK4と制御用常閉接点K4−1と出力用常開接点K4−2とを有している。
【0026】
そして、第3電磁リレーのコイルK3と第4電磁リレーのコイルK4とは互いに並列になっていて、本体側操作回路Fの本体側出力部Gの出力用常開接点K1−2、K2−2に直列に接続してある。
【0027】
また、増設側主回路Lは、第3電磁リレーの制御用常閉接点K3−1と第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1とを有しており、制御用常閉接点K3−1、K4−1は、本体側操作回路Fの第1、第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3とは互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されている。
【0028】
また、第3、第4電磁リレーの出力用常開接点K3−2、K4−2は互いに直列接続されて出力端子OUT1、OUT2の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側主回路Mを構成している。
【0029】
次に、上記のように構成されたリレー装置の作動を説明する。
【0030】
第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると,ソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1、PHD2に電流が流れる。すると、これらと光結合された2個の受光トランジスタPHT1、PHT2がオンされ、それらの出力を受けて出力トランジスタTR1、TR2がオンする。先に説明したように、これらの出力トランジスタTR1、TR2は、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1、K2に対して自己保持セット信号を供給する。
【0031】
これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、これらの出力用常開接点K1−2、K2−2が閉路され、本体側出力部Gから出力される。
【0032】
このために、第3、第4電磁リレーのコイルK3、K4がそれぞれに励磁され、第3、第4電磁リレーの制御用常閉接点K3−1、K4−1が開路し、出力用常開接点K3−2、K4−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して増設側主回路Lから出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0033】
また、本体側操作回路Fの第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、その出力用常開接点K1−2若しくはK2−2のいずれかが開路されることにより増設側主回路Mからの出力が止り、負荷の駆動は停止される。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のいずれのリレー装置にあっては、本体装置Aの本体側出力部Gからの出力により出力増設装置Bの増設側操作回路Lを駆動して、この出力増設装置Bの増設側主回路Mから出力し負荷を駆動するように、本体装置Aより1出力以上の出力回路(本体側出力部)を出力増設装置Bに接続する必要があり、このために、増設出力効率が悪いという問題点があった。
【0035】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、安全機能を損ねることなく、本体装置の本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置の増設側出力手段から出力して負荷を駆動することができて、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができるリレー装置を提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るリレー装置は、本体装置と出力増設装置とを備え、前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とから構成してあり、複数の前記自己保持用リレーは、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、前記自己保持セット信号出力手段は、コイルと、複数の前記自己保持用リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点と、出力用常閉接点とを有し、前記本体側出力手段は、複数の前記自己保持用リレーの前記出力用常開接点と前記自己保持セット信号出力手段の前記出力用常閉接点とを互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、前記出力増設装置前記複数の自己保持用リレーの自己保持動作により作動して制御信号を出力する増設側制御手段と、前記増設側制御手段が出力した制御信号により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とから構成され、前記増設側制御手段は、複数の増設側電磁リレーを備え、前記増設側電磁リレーがコイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、且つ前記増設側電磁リレーのコイルを前記自己保持用リレーのコイルに並列に接続し、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して構成された増設側操作回路であり、前記増設側出力手段は、前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続して構成された増設側出力回路である、ことを特徴とする
【0037】
かかる構成により、本体装置では、外部接点が閉路され、自己保持用リレーのコイルが励磁されることにより、自己保持セット用リレーは自己保持用リレーのコイルに対して自己保持セット信号を出力する。これにより、自己保持用リレーが自己保持されて本体側出力手段が出力信号を出力して、これに接続された負荷が駆動される。また、出力増設装置では、本体側制御手段の自己保持用リレーの自己保持動作により増設側制御手段が作動して制御信号を増設側出力手段に出力し、この増設側出力手段が出力信号を出力して、これに接続された負荷が駆動される。
【0038】
このように、本体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置では、これの増設側出力手段から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0040】
また、かかる構成により、本体装置では、外部接点が閉路されると、自己保持用リレーのコイルが励磁されることにより自己保持セット用リレーは、自己保持用リレーのコイルに対して自己保持セット信号を出力する。これにより、自己保持用リレーが自己保持されてこれにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、出力端子間が導通して本体側出力回路から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0041】
この場合、自己保持用リレーのコイルに並列に接続された増設側電磁リレーがそれぞれに励磁されるために、増設側電磁リレーの制御用常閉接点が開路し、出力用常開接点が閉路され、増設側出力回路から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0042】
このように、本体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置では、これの増設側出力手段から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0043】
また、本発明に係るリレー装置は、本体装置と出力増設装置とを備え、前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とから構成してあり、複数の前記自己保持用リレーは、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、前記出力増設装置は、前記複数の自己保持用リレーの自己保持動作により作動して制御信号を出力する増設側制御手段と、前記増設側制御手段が出力した制御信号により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とから構成され、前記自己保持セット信号出力手段がソリッドステートリレーであって、前記ソリッドステートリレーの入力回路が、前記自己保持用リレーのそれぞれに対応する発光ダイオードを有し、且つ前記ソリッドステートリレーの出力回路が、前記発光ダイオードのそれぞれに対応して設けられた受光トランジスタ及び前記受光トランジスタの出力で駆動されて前記自己保持用リレーの各自己保持回路に自己保持セット信号を出力する出力トランジスタを有し、前記ソリッドステートリレーの前記入力回路を、複数の前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して、前記本体側制御手段の入力回路を構成し、前記本体側出力手段が、複数の前記自己保持用リレーの出力用常開接点を互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、前記増設側制御手段が複数の増設側電磁リレーを備えていて、前記増設側電磁リレーが、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、且つ前記コイルを前記自己保持用リレーの前記コイルに並列に接続し、前記増設側電磁リレーの制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して構成された増設側制御回路であり、前記増設側出力手段が、前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続して構成された増設側出力回路であることを特徴とする
【0044】
かかる構成により、外部接点が閉路されると,ソリッドステートリレーの入力回路を構成する発光ダイオードに電流が流れる。このために、これらと光結合された受光トランジスタがオンされ、それらの出力を受けて出力トランジスタがオンし、自己保持用リレーの各自己保持回路に自己保持セット信号を出力する。これにより、自己保持用リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点が閉路され、本体側出力回路から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0045】
この場合、自己保持用リレーのコイルに並列に接続された増設側電磁リレーがそれぞれに励磁されるために、増設側電磁リレーの制御用常閉接点が開路し、出力用常開接点が閉路され、増設側出力回路から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0046】
このように、本体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置では、これの増設側出力手段から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0047】
また、本発明に係るリレー装置は、本体装置と、前記本体装置に接合部材を介して接続される最初の出力増設装置と、前記最初の出力増設装置に接合部材を介して接続される中間の出力増設装置と、前記中間の出力増設装置に接合部材を介して接続される最終の出力増設装置とを備えたリレー装置であって、前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段と、自己保持セット信号出力手段を駆動する本体側入力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とで構成してあり、複数の前記自己保持用リレーは、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、前記自己保持セット信号出力手段は、コイルと、複数の前記自己保持用リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点と、出力用常閉接点とを有し、前記本体側出力手段は、複数の前記自己保持用リレーの前記出力用常開接点と前記自己保持セット信号出力手段の前記出力用常閉接点とを互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、前記最初の出力増設装置が、前記本体装置の前記本体側制御手段の前記本体側入力手段に連なる増設側入力手段と、前記本体装置の前記自己保持用リレーの自己保持セット信号により動作する複数の増設側電磁リレーを有する増設側制御手段と、前記増設側電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とで構成してあり、前記増設側制御手段が有する前記増設側電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側電磁リレーのコイルを前記自己保持用リレーのコイルに並列に接続して構成され、前記増設側入力手段は、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して構成され、前記増設側出力手段は、前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成され、前記中間の出力増設装置が、前記最初の出力増設装置の前記増設側制御手段の前記増設側入力手段に連なる増設側中間入力手段と、前記増設側制御手段の前記増設側電磁リレーのセット信号により動作する複数の増設側中間電磁リレーを有する増設側中間制御手段と、前記増設側中間電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側中間出力手段とで構成してあり、前記増設側中間制御手段が有する前記増設側中間電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側中間電磁リレーのコイルを前記増設側制御手段が有する前記増設側電磁リレーのコイルに並列に接続して構成され、前記増設側中間入力手段は、前記増設側中間電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点および前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して構成され、前記増設側中間出力手段は、前記増設側中間電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成され、前記最終の出力増設装置が、前記中間の出力増設装置の前記増設側中間制御手段の前記増設側中間入力手段に連なって前記本体装置、前記最初の出力増設装置及び前記中間の出力増設装置の前記一連の入力手段を導通開路させる増設側最終入力手段と、前記増設側中間制御手段の前記増設側中間電磁リレーのセット信号により動作する複数の増設側最終電磁リレーを有する増設側最終制御手段と、前記増設側最終電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側最終出力手段とで構成してあり、前記増設側最終制御手段が有する前記増設側最終電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側最終電磁リレーのコイルを前記増設側中間制御手段が有する前記増設側中間電磁リレーのコイルに並列に接続して構成され、前記増設側最終入力手段は、前記増設側最終電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点および前記増設側中間電磁リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して構成され、前記本体側入力手段と前記増設側入力手段と前記増設側中間入力手段とを導開路させて構成され、前記増設側最終出力手段は、前記増設側最終電磁リ レーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成される、ことを特徴とする
【0048】
かかる構成により、外部無電圧接点が閉路されると、本体装置において、自己保持セット信号出力手段が自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する。これにより、自己保持用リレーが自己保持され、本体側出力手段から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0049】
この場合、最初の出力増設装置においては、本体装置の自己保持用リレーの自己保持セット信号により増設側制御手段が動作して複数の増設側電磁リレーを駆動し、これらの増設側電磁リレーの出力により増設側出力手段から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0050】
また、中間の出力増設装置においては、最初の出力増設装置の増設側電磁リレーの駆動により増設側中間制御手段が動作して複数の増設側中間電磁リレーを駆動し、これらの増設側中間電磁リレーから出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0051】
また、最終の出力増設装置においては、中間の出力増設装置の増設側中間電磁リレーの駆動により増設側最終制御手段が動作して複数の増設側最終電磁リレーを駆動し、これらの増設側最終電磁リレーの出力により増設側最終出力手段から出力され、これに接続された負荷が駆動される。
【0052】
このように、本体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、最初、中間及び最終の出力増設装置では、これの増設側出力手段(増設側出力手段、増設側中間出力手段、増設側最終出力手段)から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0054】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1であるリレー装置の回路構成を図1に示す。このリレー装置は、本体装置Aと、出力増設装置Bとを備えている。
【0055】
本体装置Aは、本体側制御手段である本体側操作回路A−1と本体側出力手段である本体側主回路(本体側出力回路)A−2とを備えている。そして、本体側操作回路A−1は、それぞれ外部無電圧接点(外部接点)が接続される2個の入力端子(一方及び他方のリレー側入力端子)(外部端子)T11、T12並びにT21,T22に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、第1電磁リレー、第2電磁リレーという)(自己保持用リレー)と、これらの入力対応電磁リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段である自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーとを有している。
【0056】
なお、入力端子T11、T12並びにT21、T22にそれぞれ接続される第1スイッチS1、第2スイッチS2は、それぞれ外部無電圧接点を構成する、例えばリミットスイッチ等の接点である。
【0057】
入力対応電磁リレーとして機能する第1電磁リレーは、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とを有しており、同様にして、入力対応電磁リレーとして機能する第2電磁リレーは、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とを有している。更に、自己保持セット用リレーとして機能する第3電磁リレーには、コイルK3と、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点K3−1、K3−2と、出力用常閉接点K3−3とを有している。
【0058】
入力端子Tll、T12に接続される外部無電圧接点である第1スイッチS1と、これに割り当てられた入力対応電磁リレーである第1電磁リレーの常開接点K1−1と、その第1電磁リレーのコイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路を形成している。
【0059】
同様にして、入力端子T21、T22に接続される外部無電圧接点である第2スイッチS2と、これに割り当てられた入力対応電磁リレーである第2電磁リレーの制御用常開接点K2−1と、第2電磁リレーのコイルK2とは、電源Eの端子間に直列に接続され、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路を形成している。
【0060】
第1並びに第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3と後述する第4並びに第5電磁リレーの制御用常閉接点K4−1、K5−1とは互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されていて入力手段を構成しており、この閉回路には第3電磁リレーのコイル(入力回路)K3が更に挿入してあり、この第3電磁リレーの制御用常開接点(出力回路)K3−1、K3−2は、先に述べた自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。
【0061】
本体側主回路A−2では、第1並びに第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2、K2−2並びに第3電磁リレーの出力用常閉接点K3−3が互いに直列接続されて出力端子OUT1、OUT2の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路を構成している。
【0062】
出力増設装置Bは、増設側制御手段である増設側操作回路B−1と増設側出力手段である増設側主回路(増設側出力回路)B−2とを有しており、増設側操作回路B−1は、増設側電磁リレーである第4、第5電磁リレーを備えており、第4電磁リレーは、コイルK4と制御用常閉接点K4−1と出力用常開接点K4−2とを有しており、第5電磁リレーは、コイルK5と制御用常閉接点K5−1と出力用常開接点K5−2とを有している。
【0063】
そして、増設側操作回路B−1の第4電磁リレーのコイルK4は、本体側操作回路A−1の第1電磁リレーのコイルK1に並列に接続してあって、第4電磁リレーの自己保持回路は第1電磁リレーの自己保持回路を共有している。また、増設側操作回路B−1の第5電磁リレーのコイルK5は、本体側操作回路A−1の第2電磁リレーのコイルK2に並列に接続してあって、第5電磁リレーの自己保持回路は第1電磁リレーの自己保持回路を共有している。
【0064】
また、第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1と第5電磁リレーの制御用常閉接点K5−1とは、本体側操作回路A−1の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3に互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入してあり、これらで入力手段を構成している。
【0065】
また、第4、第5電磁リレーの出力用常開接点K4−1、K5−5は互いに直列接続されて出力端子OUT1−1、OUT2−1の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側主回路B−2を構成している。
【0066】
なお、以上説明した第1、第2電磁リレー、自己保持セット用リレー(第3電磁リレー)及び第4、第5電磁リレーは、強制ガイド機構付きの電磁リレーで構成してある。ここで、強制ガイド機構付き電磁リレーとは、1つの常開接点が溶着(固着)した場合、コイル無励磁状態で、他の常閉接点は開路となり、また1つの常閉接点が溶着(固着)した場合でも、コイル励磁状態で他の常開接点は開路となるような機能を有する電磁リレーである。
【0067】
次に、上記のように構成されたリレー装置の動作を説明する。
【0068】
第1電磁リレー、第2電磁リレー、第3電磁リレーの全てが正常な場合には、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2の双方が閉路されていない限り、出力端子OUT1と出力端子OUT2の間は導通しない。換言すれば、第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれか一方が開路すれば、出力端子0UT1と出力端子OUT2との間も開路される。
【0069】
すなわち、第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると、第3電磁リレー(起動リレー)のコイルK3が励磁されて、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1、K2に対して自己保持セット信号を出力する。これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点K1−2、K2−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して本体側主回路A−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0070】
この場合、第1電磁リレーのコイルK1に並列接続された第4電磁リレーのコイルK4及び第2電磁リレーのコイルK2に並列接続された第5電磁リレーのコイルK5がそれぞれに励磁されるために、第4、第5電磁リレーの制御用常閉接点K4−1、K5−1が開路し、出力用常開接点K4−2、K5−2が閉路され、出力端子OUT1−1と出力端子OUT2−1との間が導通して増設側主回路B−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0071】
また、本体側操作回路A−1の第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、その出力用常開接点K1−2若しくはK2−2のいずれかが開路されることにより、本体側主回路A−2又は増設側主回路B−2からの出力が止り、負荷の駆動は停止される。
【0072】
上記したように、本発明の実施の形態1によれば、本体装置Aでは、これの本体側出力手段である本体側主回路A−2から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置Bは、これの増設側出力手段である増設側主回路B−2から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置Aより1出力以上の出力回路を出力増設装置Bに接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0073】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2であるリレー装置の回路構成を図2に示す。このリレー装置は、本体装置Aと、出力増設装置Bとを備えている。
【0074】
本体装置Aは、本体側制御手段である本体側操作回路A−1と本体側出力手段である本体側主回路(本体側出力回路)A−2とを備えている。そして、本体側操作回路A−1は、それぞれ外部無電圧接点(外部接点)が接続される2個の入力端子(外部端子)T11、T12並びにT21、T22に対応して設けられた2個の入力対応電磁リレー(以下、第1電磁リレー、第2電磁リレーという)(自己保持用リレー)と、それらの入力対応電磁リレーのそれそれに対して自己保持セット信号を供給する自己保持セット信号出力手段である自己保持セット用リレーとを有している。
【0075】
入力対応電磁リレーを構成する第1電磁リレーは、コイルK1と、出力用常開接点K1−2と、制御用常開接点K1−1と、制御用常閉接点K1−3とを有しており、同様に、入力対応電磁リレーを構成する第2電磁リレーは、コイルK2と、出力用常開接点K2−2と、制御用常開接点K2−1と、制御用常閉接点K2−3とを有している。
【0076】
自己保持セット用リレーはソリッドステートリレーが採用されている。このソリッドステートリレーは、2個の発光ダイオードPHD1、PHD2と、2個の受光トランジスタPHT1、PHT2と、2個のトランジスタTR1、TR2とから構成されている。
【0077】
ソリッドステートリレーの入力回路は、各入力対応電磁リレーのそれそれに対応する互いに直列接続された2個の発光ダイオードPHD1、PHD2を含んでいる。又、ソリッドステートリレーの出力回路は、それらの発光ダイオードPHD1、PHD2のそれそれに対応して設けられた2個の受光トランジスタPHT1、PHT2と、それらのトランジスタの出力で駆動されて各自己保持回路に自己保持セット信号を供給する2個の出力トタンジスタTR1、TR2を含んでいる。
【0078】
そして、このソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1、PHD2は、電源E、第1スイッチS1、制御用常閉接点K1−3、制御用常閉接点K2−3、第2スイッチS2を経由する閉回路に挿入されている。
【0079】
また、入力端子T11、T12に接続された第1スイッチS1は、外部無電圧接点を構成するリミットスイッチ等の接点を意味しており、また入力端子T21、T22に接続される第2スイッチS2は、外部無電圧接点を構成するリミットスイッチ等の接点を意味している。
【0080】
入力端子T11、T12に接続される第1スイッチS1と、その入力端子に割り当てられた入力対応電磁リレーである第1電磁リレーの制御用常開接点K1−1と、そのコイルK1とは、電源Eの端子間に直列に接続してあり、これにより第1スイッチS1をリセット用接点、制御用常開接点K1−1を保持用接点とする第1電磁リレーの自己保持回路が形成してある。
【0081】
同様にして、入力端子T21、T22に接続される第2スイッチS2と、その入力端子に割り当てられた第2電磁リレーの常開接点K2−1と、そのコイルK2とは、電源Eの端子間に直列に接続してあり、これにより第2スイッチS2をリセット用接点、制御用常開接点K2−1を保持用接点とする第2電磁リレーの自己保持回路が形成してある。
【0082】
第1電磁リレー、第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3は互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されており、この閉回路には自己保持セット用リレーの入力回路がさらに挿入されており、この自己保持用リレーの出力回路は各入力対応電磁リレーの自己保持回路におけるセット用スイッチを構成している。
【0083】
本体側主回路A−2は、第1及び第2電磁リレーの出力用常開接点K1−2、K2−2を互いに直列接続して出力端子OUT1、OUT2の間に挿入し、図示しない負荷を経由する閉回路を形成して構成してある。
【0084】
出力増設装置Bは増設側制御手段である増設側操作回路B−1と増設側出力手段である増設側主回路(増設側出力回路)B−2とを有しており、増設側操作回路B−1は増設側電磁リレーである第3、第4電磁リレーを備えており、第3電磁リレーは、コイルK3と制御用常閉接点K3−1と出力用常開接点K3−2とを有しており、第4電磁リレーは、コイルK4と制御用常閉接点K4−1と出力用常開接点K4−2とを有している。
【0085】
そして、増設側操作回路B−1の第3電磁リレーのコイルK3は、本体側操作回路A−1の第1電磁リレーのコイルK1に並列に接続してあって、第3電磁リレーの自己保持回路は第1電磁リレーの自己保持回路を共有している。また、増設側操作回路B−1の第4電磁リレーのコイルK4は、本体側操作回路A−1の第2電磁リレーのコイルK2に並列に接続してあって、第4電磁リレーの自己保持回路は第2電磁リレーの自己保持回路を共有している。
【0086】
また、第3電磁リレーの制御用常閉接点K3−1と第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1とは、本体側操作回路A−1の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3に互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されていて、これらで入力手段を構成している。
【0087】
また、第3、第4電磁リレーの出力用常開接点K3−1、K3−5は互いに直列接続されて出力端子OUT1−1、OUT2−1の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側主回路B−2を構成している。
【0088】
なお、以上説明した第1、第2、第3、第4電磁リレーは、強制ガイド機構付きの電磁リレーで構成してある。ここで、強制ガイド機構付き電磁リレーとは、1つの常開接点が溶着(固着)した場合、コイル無励磁状態で、他の常閉接点は開路となり、また1つの常閉接点が溶着(固着)した場合でも、コイル励磁状態で他の常開接点は開路となるような機能を有する電磁リレーである。
【0089】
次に、上記のように構成されたリレー装置の作動を説明する。
【0090】
第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると,ソリッドステートリレーの入力回路を構成する2個の発光ダイオードPHD1、PHD2に電流が流れる。このために、これらと光結合された2個の受光トランジスタPHT1、PHT2がオンされ、それらの出力を受けて出力トランジスタTR1、TR2がオンする。先に説明したように、これらの出力トランジスタTR1、TR2は、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1、K2に対して自己保持セット信号を供給する。
【0091】
これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点K1−2、K2−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して本体側主回路A−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0092】
この場合、第1電磁リレーのコイルK1に並列接続された第3電磁リレーのコイルK3及び第2電磁リレーのコイルK2に並列接続された第4電磁リレーのコイルK4がそれぞれに励磁されるために、第3、第4電磁リレーの制御用常閉接点K3−1、K4−1が開路し、出力用常開接点K3−2、K4−2が閉路され、出力端子OUT1−1と出力端子OUT2−1との間が導通して増設側主回路B−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0093】
また、本体側操作回路A−1の第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、その出力用常開接点K1−2若しくはK2−2のいずれかが開路されることにより、本体側主回路A−2又は増設側主回路B−2からの出力が止り、負荷の駆動は停止される。
【0094】
上記したように、本発明の実施の形態2によれば、本体装置Aでは、これの本体側出力手段である本体側主回路A−2から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置Bは、これの増設側出力手段である増設側主回路B−2から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置Aより1出力以上の出力回路を出力増設装置Bに接続する必要がなくなり、増設出力効率を向上させることができる。
【0095】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3であるリレー装置の回路構成を図3に示す。
【0096】
このリレー装置は、本体装置A−3と、第1、第2・・・第nの出力増設装置B−3−1、B−3−2・・・B−3−nとを備えている。そして、第1の出力増設装置B−3−1が最初の出力増設装置であり、第2、第3・・・第n−1の出力増設装置B−3−2、・・・B−3−n−1が中間の出力増設装置であり、第nの出力増設装置B−3−nが最終の出力増設装置である。
【0097】
本体装置A−3は、上記した本発明の実施の形態1であるリレー装置において説明した本体装置Aと同じであるために、主要部分は同じ符号を付して説明を省略する。この本体装置A−3はコイルK1、K2と並列接続するべく接続部1、2及び3、4と、本体側操作回路A−1に接続部5、6を有している。また、本体装置A−3は結合部材である本体側コネクタ20を有していて、本体側コネクタ20は、接続部1、2、3、4、5、6にそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有している。
【0098】
最初の出力増設装置である第1の出力増設装置B−3−1は、増設側制御手段である増設側操作回路B−1と増設側出力手段である増設側主回路(増設側出力回路)B−2とを有しており、増設側操作回路B−1は、増設側電磁リレーである第4、第5電磁リレーを備えており、第4電磁リレーは、コイルK4と制御用常閉接点K4−1と出力用常開接点K4−2とを有しており、第5電磁リレーは、コイルK5と制御用常閉接点K5−1と出力用常開接点K5−2とを有する。
【0099】
そして、増設側操作回路B−1の第4電磁リレーのコイルK4は、本体側操作回路A−1の第1電磁リレーのコイルK1に並列に接続されるものであり、また、増設側操作回路B−1の第5電磁リレーのコイルK5は、本体側操作回路A−1の第2電磁リレーのコイルK2に並列に接続されるものである。
【0100】
また、第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1と第5電磁リレーの制御用常閉接点K5−1とは、本体側操作回路A−1の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3に互いに直列接続される増設側入力手段を構成している。
【0101】
また、第4、第5電磁リレーの出力用常開接点K4−1、K5−5は互いに直列接続されて出力端子OUT1−1、OUT2−1の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側出力手段である増設側主回路B−2を構成している。また、第1の出力増設装置B−3−1は、接続部1、2、3、4、5、6を有しており、また、コイルK4、K5と並列接続するべく接続部1´、2´及び3´、4´と、増設側操作回路B−1に接続部5´、6´を有している。
【0102】
第1の出力増設装置B−3−1は、入力側コネクタ30−1と出力側コネクタ40−1とを備えており、入力側コネクタ30−1は、この第1の出力増設装置B−3−1に設けた接続部1、2、3、4、5、6にそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有しており、出力側コネクタ40−1は第1の出力増設装置B−3−1に設けた接続部1´、2´、3´、4´、5´、6´にそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有している。
【0103】
また、中間の出力増設装置である第2の出力増設装置B−3−2は、第1の出力増設装置B−3−1と同構成ではあるが、その電磁リレーは増設側中間電磁リレーである第6、第7電磁リレーであり、第6、第7電磁リレーは、コイルK6、K7と制御用常閉接点K6−1、K7−1と出力用常開接点K6−2、K6−2とを有している。
【0104】
そして、第6電磁リレーのコイルK6は、第1の出力増設装置B−3−1の第4電磁リレーのコイルK4に並列に接続されるものであり、また、第7電磁リレーのコイルK7は、第1の出力増設装置B−3−1の第5電磁リレーのコイルK5に並列に接続されるものである。
【0105】
また、第6電磁リレーの制御用常閉接点K6−1と第7電磁リレーの制御用常閉接点K7−1とは、本体側操作回路A−1の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3、第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1と第5電磁リレーの制御用常閉接点K5−1に互いに直列接続される増設側中間入力手段を構成している。
【0106】
また、第6、第7電磁リレーの出力用常開接点K6−1、K6−1は互いに直列接続されて出力端子OUT1−1、OUT2−1の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側中間出力手段である増設側主回路B−2を構成している。また、第2の出力増設装置B−3−2は、接続部1´、2´、3´、4´、5´、6´と、コイルK6、K7と並列接続するべく接続部1´´、2´´及び3´´、4´´と、増設側操作回路B−1に接続部5´´、6´´を有している。
【0107】
第2の出力増設装置B−3−2は、結合部材である入力側コネクタ30−2と出力側コネクタ40−2とを備えており、入力側コネクタ30−2は、接続部1´、2´、3´、4´、5´、6´にそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有しており、出力側コネクタ40−2は接続部1´´、2´´、3´´、4´´、5´´、6´´にそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有している。
【0108】
また、最終の出力増設装置である第nの出力増設装置B−3−nは、第1の出力増設装置B−3−1と同構成ではあるが、その増設側最終電磁リレーは第n−1、第n電磁リレーであり、第n−1、第n電磁リレーは、コイルKn−1、Knと制御用常閉接点Kn−1X−1、KnX−1と出力用常開接点Kn−1X−2、KnX−2とを備えている。
【0109】
そして、第n−1電磁リレーのコイルKn−1は、第2の出力増設装置B−3−2の第6電磁リレーのコイルK6に並列に接続されるものであり、また、第n電磁リレーのコイルKnは、第2の出力増設装置B−3−2の第7電磁リレーのコイルK7に並列に接続されるものである。
【0110】
また、第n−1電磁リレーの制御用常閉接点Kn−1と第n電磁リレーの制御用常閉接点Knとは、本体側操作回路A−1の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3、第1の出力増設装置B−3−1の第4電磁リレーの制御用常閉接点K4−1と第5電磁リレーの制御用常閉接点K5−1、第1の出力増設装置B−3−2の第6電磁リレーの制御用常閉接点K6−1と第7電磁リレーの制御用常閉接点K7−1に互いに直列接続され、しかも、これらの一連の入力手段(本体側入力手段、増設側入力手段、増設側中間入力手段)を導開路させる増設側最終入力手段を構成している。
【0111】
また、第n−1、第n電磁リレーの出力用常開接点Kn−1X−2、KnX−2は互いに直列接続されて出力端子OUT1−1、OUT2−1の間に接続され、これにより図示しない負荷を経由する閉回路から成る増設側最終出力手段である増設側主回路B−2を構成している。また、第nの出力増設装置B−3−nは接続部1n、2n、3n、4n、5n、6nを有している。
【0112】
第nの出力増設装置B−3−nは、結合部材である入力側コネクタ30−nを備えており、入力側コネクタ30−nは、接続部1n、2n、3n、4n、5n、6nにそれぞれ接続された接続端子(図示せず)を有している。
【0113】
そして、本体装置A−3に対して第1の出力増設装置B−3−1は、その入力側コネクタ30−1を本体側コネクタ20に結合することにより接続してあり、この接続により本体装置A−3の第1電磁リレーのコイルK1と第1の出力増設装置B−3−1の第4電磁リレーのコイルK4とが並列に接続され、また、本体装置A−3の第2電磁リレーのコイルK2と第1の出力増設装置B−3−1の第5電磁リレーのコイルK5とが並列に接続される。また、制御用常閉接点K4−1と制御用常閉接点K5−1は、本体側操作回路A−3の入力対応電磁リレーである第1及び第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3とは互いに直列接続される。
【0114】
また、第1の出力増設装置B−3−1に対して第2の出力増設装置B−2は、その入力側コネクタ30−2を第1の出力増設装置B−3−1の出力側コネクタ40−1に結合することにより接続してあり、この接続により本体装置A−3の第1電磁リレーのコイルK1と第2の出力増設装置B−3−2の第6電磁リレーのコイルK6とが並列に接続され、また、本体装置A−3の第2電磁リレーのコイルK2と第2の出力増設装置B−3−2の第6電磁リレーのコイルK6とが並列に接続される。また、制御用常閉接点K6−1との制御用常閉接点K7−1は、本体側操作回路A−3の入力対応電磁リレーである第1並びに第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3及び第1の出力増設装置B−3−1の制御用常閉接点K4−1、K5−1とに互いに直列接続される。
【0115】
以下、第2の出力増設装置B−3−2と第3の出力増設装置、第3の出力増設装置と第4の出力増設装置・・・第n−1の出力増設装置と第nの出力増設装置は上記した第1の出力増設装置B−3−1と第2の出力増設装置B−3−2との接続と同様にして接続される。そして、出力用常閉接点Kn−1X−1と出力用常閉接点KnX−1とは、本体側操作回路A−3の入力対応電磁リレーである第1並びに第2電磁リレーの制御用常閉接点K1−3、K2−3、制御用常閉接点K4−1、K5−1、K6−1、K7−1・・・に互いに直列接続されて電源Eを経由する閉回路に挿入されことになる。
【0116】
次に、上記のように構成されたリレー装置の動作を説明する。
【0117】
第1スイッチS1並びに第2スイッチS2が閉路されると、第3電磁リレー(起動リレー)のコイルK3が励磁されて、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーのコイルK1、K2に対して自己保持セット信号を出力する。これにより、第1電磁リレー並びに第2電磁リレーが自己保持され、それらの出力用常開接点K1−2、K2−2が閉路され、出力端子OUT1と出力端子OUT2との間が導通して本体側主回路A−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0118】
この場合、第1の出力増設装置B−3−1においては、第1電磁リレーのコイルK1に並列接続された第4電磁リレーのコイルK4及び第2電磁リレーのコイルK2に並列接続された第5電磁リレーのコイルK5がそれぞれに励磁されるために、第4、第5電磁リレーの制御用常閉接点K4−1、K5−1が開路し、出力用常開接点K4−2、K5−2が閉路され、出力端子OUT1−1と出力端子OUT2−1との間が導通して増設側主回路B−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0119】
また、第2の出力増設装置B−3−2においては、第1電磁リレーのコイルK1に並列接続された第6電磁リレーのコイルK6及び第2電磁リレーのコイルK2に並列接続された第7電磁リレーのコイルK7がそれぞれに励磁されるために、第6、第7電磁リレーの制御用常閉接点K6−1、K7−1が開路し、出力用常開接点K6−2、K7−2が閉路され、出力端子OUT1−1と出力端子OUT2−1との間が導通して増設側主回路B−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0120】
以下、第3、第4・・・第nの出力増設装置においては、第1電磁リレーのコイルK1に並列接続された第3、第4・・・第nの出力増設装置のそれぞれ電磁リレーのコイル及び第2電磁リレーのコイルK2に並列接続されたそれぞれの電磁リレーのコイルがそれぞれに励磁されるために、制御用常閉接点が開路し、出力用常開接点が閉路され、出力端子OUT1−1と出力端子OUT2−1との間が導通して増設側主回路B−2から出力され、これに接続された図示しない負荷が駆動される。
【0121】
また、本体側操作回路A−1の第1スイッチS1若しくは第2スイッチS2のいずれかが開路されると、第1電磁リレー若しくは第2電磁リレーの自己保持状態は解除され、第1、第2・・・第nの出力増設装置B−3−1、B−3−2・・・B−3−nにおいては、制御用常閉接点が閉路し、出力用常開接点のいずれかが開路されることにより、本体側主回路A−2又は増設側主回路B−2からの出力が止り、負荷の駆動は停止される。
【0122】
上記した本発明の実施の形態3によれば、本体装置A−3では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、第1(最初)、第2(中間)及び第n(最終)の出力増設装置では、これの増設側出力手段(増設側出力手段、増設側中間出力手段、増設側最終出力手段)から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置A−3より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設効率を向上させることができる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るリレー装置によれば、本体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、出力増設装置では、これの増設側出力手段から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設効率を向上させることができる。
【0124】
また、本発明に係るリレー装置によれば、本体装置と、この本体装置に接合部材を介して接続される最初の出力増設装置と、この最初の出力増設装置に接合部材を介して接続される中間の出力増設装置と、この中間の出力増設装置に接合部材を介して接続される最終の出力増設装置とがある場合、体装置では、これの本体側出力手段から出力して負荷を駆動し、また、最初、中間及び最終の出力増設装置では、これの増設側出力手段(増設側出力手段、増設側中間出力手段、増設側最終出力手段)から出力して負荷を駆動することができる。このために、本体装置より1出力以上の出力回路を出力増設装置に接続する必要がなくなり、増設効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリレー装置の実施の形態1の回路図である。
【図2】本発明に係るリレー装置の実施の形態2の回路図である。
【図3】(1)は本発明に係るリレー装置の実施の形態3における本体装置の回路図である。
(2)は本発明に係るリレー装置の実施の形態3における出力増設装置の回路図である。
【図4】従来のリレー装置の回路図である。
【図5】従来の他のリレー装置の回路図である。
【符号の説明】
A 本体装置
A−1 本体側操作回路(本体側制御手段)
A−2 本体側主回路(本体側出力回路)(本体側出力手段)
A−3 本体装置
B 出力増設装置
B−1 増設側操作回路
B−2 増設側主回路(増設側出力回路)(増設側出力手段)
B−3−1 第1の出力増設装置(最初の出力増設装置)
B−3−2 第2の出力増設装置(中間の出力増設装置)
B−3−n 第nの出力増設装置(最終の出力増設装置)
K1 第1電磁リレーのコイル
K1−1 制御用常開接点
K1−2 出力用常開接点
K1−3 制御用常閉接点
K2 第2電磁リレーのコイル
K2−1 制御用常開接点
K2−2 出力用常開接点
K2−3 制御用常閉接点
K3 第3電磁リレー(自己保持セット用リレー)のコイル
K3−1 制御用常開接点
K3−2 出力用常開接点
K3−3 制御用常閉接点
K4 コイル
K4−1 制御用常閉接点
K4−2 出力用常開接点
K5 コイル
K5−1 制御用常閉接点
K5−2 出力用常開接点
K6 コイル
K6−1 制御用常閉接点
K6−2 出力用常開接点
K7 コイル
K7−1 制御用常閉接点
K7−2 出力用常開接点
Kn−1 コイル
Kn コイル
Kn−1X−1 制御用常閉接点
KnX−1 制御用常閉接点
Kn−1X−2 出力用常開接点
KnX−2 出力用常開接点
OUT1 出力端子
OUT2 出力端子
OUT1−1 出力端子
OUT2−1 出力端子
PHD1 発光ダイオード
PHD2 発光ダイオード
PHT1 受光トランジスタ
PHT2 受光トランジスタ
S1 第1スイッチ
S2 第2スイッチ
T11 入力端子(一方のリレー側入力端子)
T12 入力端子(他方のリレー側入力端子)
T21 入力端子
T22 入力端子
TR1 トランジスタ
TR2 トランジスタ
20 本体側コネクタ(結合部材)
30−1 入力側コネクタ(結合部材)
30−2 入力側コネクタ(結合部材)
30−n 入力側コネクタ(結合部材)
40−1 出力側コネクタ(結合部材)
40−2 出力側コネクタ(結合部材)
40−n 出力側コネクタ(結合部材)

Claims (3)

  1. 本体装置と出力増設装置とを備え、
    前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とから構成してあり、
    複数の前記自己保持用リレーは、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、
    前記自己保持セット信号出力手段は、コイルと、複数の前記自己保持用リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点と、出力用常閉接点とを有し、
    前記本体側出力手段は、複数の前記自己保持用リレーの前記出力用常開接点と前記自己保持セット信号出力手段の前記出力用常閉接点とを互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、
    前記出力増設装置、前記複数の自己保持用リレーの自己保持動作により作動して制御信号を出力する増設側制御手段と、前記増設側制御手段が出力した制御信号により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とから構成され、
    前記増設側制御手段は、
    複数の増設側電磁リレーを備え、前記増設側電磁リレーがコイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、且つ前記増設側電磁リレーのコイルを前記自己保持用リレーのコイルに並列に接続し、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して構成された増設側操作回路であり、
    前記増設側出力手段は、
    前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続して構成された増設側出力回路である、
    ことを特徴とするリレー装置。
  2. 本体装置と出力増設装置とを備え、
    前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とから構成してあり、
    複数の前記自己保持用リレー、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、
    前記出力増設装置は、前記複数の自己保持用リレーの自己保持動作により作動して制御信号を出力する増設側制御手段と、前記増設側制御手段が出力した制御信号により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とから構成され、
    前記自己保持セット信号出力手段がソリッドステートリレーであって、前記ソリッドステートリレーの入力回路が、前記自己保持用リレーのそれぞれに対応する発光ダイオードを有し、且つ前記ソリッドステートリレーの出力回路が、前記発光ダイオードのそれぞれに対応して設けられた受光トランジスタ及び前記受光トランジスタの出力で駆動されて前記自己保持用リレーの各自己保持回路に自己保持セット信号を出力する出力トランジスタを有し、
    前記ソリッドステートリレーの前記入力回路を、複数の前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して、前記本体側制御手 段の入力回路を構成し、
    前記本体側出力手段が、複数の前記自己保持用リレーの力用常開接点互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、
    前記増設側制御手段が数の増設側電磁リレーを備えていて、前記増設側電磁リレーが、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、且つ前記コイルを前記自己保持用リレーの前記コイルに並列に接続し、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して電源を経由する閉回路に挿入して構成された増設側操作回路であり、
    前記増設側出力手段が、前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続して構成された増設側出力回路である
    ことを特徴とするリレー装置。
  3. 本体装置と、前記本体装置に接合部材を介して接続される最初の出力増設装置と、前記最初の出力増設装置に接合部材を介して接続される中間の出力増設装置と、前記中間の出力増設装置に接合部材を介して接続される最終の出力増設装置とを備えたリレー装置であって、
    前記本体装置が、それぞれ外部接点が接続される複数対の外部端子に対応して設けられた複数の自己保持用リレーと、前記自己保持用リレーのそれぞれに対して自己保持セット信号を出力する自己保持セット信号出力手段と、自己保持セット信号出力手段を駆動する本体側入力手段とを有する本体側制御手段と、複数の前記自己保持用リレーの自己保持動作により作動して出力信号を出力する本体側出力手段とで構成してあり、
    複数の前記自己保持用リレーは、コイルと、出力用常開接点と、制御用常開接点と、制御用常閉接点とを有し、前記対の外部端子と、当該対の外部端子に対応して設けられた自己保持用リレーの制御用常開接点と、当該自己保持用リレーのコイルとは、電源端子間に直列に接続され、
    前記自己保持セット信号出力手段は、コイルと、複数の前記自己保持用リレーに対し自己保持セット信号を出力する制御用常開接点と、出力用常閉接点とを有し、
    前記本体側出力手段は、複数の前記自己保持用リレーの前記出力用常開接点と前記自己保持セット信号出力手段の前記出力用常閉接点とを互いに直列接続して構成された本体側出力回路であり、
    前記最初の出力増設装置が、前記本体装置の前記本体側制御手段の前記本体側入力手段に連なる増設側入力手段と、前記本体装置の前記自己保持用リレーの自己保持セット信号により動作する複数の増設側電磁リレーを有する増設側制御手段と、前記増設側電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側出力手段とで構成してあり、
    前記増設側制御手段が有する前記増設側電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側電磁リレーのコイルを前記自己保持用リレーのコイルに並列に接続して構成され、
    前記増設側入力手段は、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して構成され、
    前記増設側出力手段は、前記増設側電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成され、
    前記中間の出力増設装置が、前記最初の出力増設装置の前記増設側制御手段の前記増設側入力手段に連なる増設側中間入力手段と、前記増設側制御手段の前記増設側電磁リレーのセット信号により動作する複数の増設側中間電磁リレーを有する増設側中間制御手段と、前記増設側中間電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側中間出力手段とで構成してあり、
    前記増設側中間制御手段が有する前記増設側中間電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側中間電磁リレーのコイルを前記増設側制御手段が有する前記増設側電磁リレーのコイルに並列に接続して構成され、
    前記増設側中間入力手段は、前記増設側中間電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点および前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接 点に互いに直列接続して構成され、
    前記増設側中間出力手段は、前記増設側中間電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成され、
    前記最終の出力増設装置が、前記中間の出力増設装置の前記増設側中間制御手段の前記増設側中間入力手段に連なって前記本体装置、前記最初の出力増設装置及び前記中間の出力増設装置の前記一連の入力手段を導通開路させる増設側最終入力手段と、前記増設側中間制御手段の前記増設側中間電磁リレーのセット信号により動作する複数の増設側最終電磁リレーを有する増設側最終制御手段と、前記増設側最終電磁リレーの出力により作動して出力信号を出力する増設側最終出力手段とで構成してあり、
    前記増設側最終制御手段が有する前記増設側最終電磁リレーは、コイルと、制御用常閉接点と、出力用常開接点とを有し、前記増設側最終電磁リレーのコイルを前記増設側中間制御手段が有する前記増設側中間電磁リレーのコイルに並列に接続して構成され、
    前記増設側最終入力手段は、前記増設側最終電磁リレーの前記制御用常閉接点を、前記自己保持用リレーの前記制御用常閉接点、前記増設側電磁リレーの前記制御用常閉接点および前記増設側中間電磁リレーの前記制御用常閉接点に互いに直列接続して構成され、前記本体側入力手段と前記増設側入力手段と前記増設側中間入力手段とを導開路させて構成され、
    前記増設側最終出力手段は、前記増設側最終電磁リレーの前記出力用常開接点を互いに直列接続して出力端子間に接続することで構成される、
    ことを特徴とするリレー装置。
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