JP4227396B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末装置に関し、例えば折り畳み式の携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、折り畳み式の携帯電話機においては、液晶ディスプレイでなる表示部を有する第1の筐体と、電話番号の入力やメールの入力等に用いられる操作ボタンが設けられた第2の筐体とが折り畳み自在に取り付けられて構成されており、待ち受け時には第1の筐体と第2の筐体とが閉じられた状態で使用され、通話時には第1の筐体と第2の筐体とが開かれた状態で使用される。
【0003】
従って折り畳み式の携帯電話機では、待ち受け時には表示部を視認することはできず、必ず第1の筐体と第2の筐体とを開かなければならないといった動作が必要となり、折り畳み式ではないスティック式の携帯電話機と比較して必ずしも使い勝手が優れているとは言えなかった。
【0004】
そこで近年、折り畳み式の携帯電話機においては、第1の筐体の一面に設けられた表示部の他面(背面側)に小型の液晶ディスプレイでなるサブ表示部が設けられたものが開発されており、第1の筐体と第2の筐体とが閉じた状態であっても当該サブ表示部を介して待ち受け時の表示内容の一部を確認することができるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001-136247公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の折り畳み式の携帯電話機においては、表示部とサブ表示部とが第1の筐体における一面と他面にそれぞれ設けられているものの、サブ表示部に対しては例えば電波の受信状態、日時情報、新着メールの有無等の知らせるための予め決められた所定の情報のみを表示するだけであって、サブ表示部に対しては表示部に表示すべき内容との関連性を持った表示制御を実行することはしておらず、ユーザの使い勝手としては必ずしも満足できるものではなかったという問題があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、2つ以上の表示部に対する使い勝手が一段と向上した携帯端末装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、筐体の一面側に設けられた主表示部と、筐体の背面側に設けられ、自身の表側に背面表示部、その裏側に撮像部を有する背面表示部保持板と、背面表示部保持板を筐体の背面側に閉じられた閉状態から主表示部が設けられた一面側とほぼ並ぶ開状態にまで回転自在に展開するための開閉ヒンジ及び背面表示部保持板を回転自在に展開する展開方向とは直交する直交方向に回転するための回転ヒンジを有する筐体の端部に設けられた表示用ヒンジ部と、背面表示部保持板が回転ヒンジを介して直交方向に回転したことにより主表示部に対して背面表示部保持板が180度反転し、上記主表示部が正面側を向くと共に背面表示部が背面側を向いた状態で双方共に外部から目視可能な状態にあるとき、上記背面表示部保持板の上記撮像部によって撮像された画像を上記主表示部及び上記背面表示部の双方に対して同時に表示させる表示制御部とを設けるようにする。
また本発明においては、筐体は、背面表示部保持板が閉状態から開状態に展開したとき、当該筐体における背面側の面上に第2撮像部を有し、表示制御部は、撮像部によって撮像された画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して表示させるのではなく、第2撮像部によって撮像された第2画像を主表示部及び背面表示部の双方に同時に表示させるようにする。
さらに本発明においては、第2撮像部によって撮像された第2画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して同時に表示させるのではなく、撮像部によって撮像された画像を主表示部に表示させる一方、第2撮像部によって撮像された第2画像を背面表示部に表示させるようにする。
【0009】
これにより携帯端末装置は、主表示部と背面表示部とが互いに正反対を向いたとき、当該背面表示部の裏側に位置する撮像部によって撮像された画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して同時に表示させることができるので、主表示部の正面側にいるユーザ及びその反対側にいるユーザのどちらに対しても、撮像部により現在撮像中の画像を同時に目視確認させることができる。
また携帯端末装置は、第2撮像部によって撮像された第2画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して同時に表示させることにより、主表示部の正面側にいるユーザ及びその反対側にいるユーザのどちらに対しても、第2撮像部により現在撮像中の第2画像を同時に目視確認させることができる。
さらに携帯端末装置は、撮像部によって撮像された画像を主表示部に表示させる一方、第2撮像部によって撮像された第2画像を背面表示部に表示させることにより、主表示部の正面側にいるユーザには画像を目視確認させることができると同時に、主表示部の反対側にいるユーザには第2画像を目視確認させることができるので、同時に複数の異なる画像を目視確認させながら撮影することができる。
【0010】
(1)携帯電話機の外観構成
図1(A)及び(B)において、1は全体として本発明を適用した折り畳み式の携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)の待ち受け時と通話時における外観構成を示し、上側筐体2と下側筐体3とが中央の本体用ヒンジ部4を介して折り畳み可能に形成されており、待ち受け時(図1(A))には折り畳まれた閉状態で使用され、通話時やデータ通信等を行うとき(図1(B))には展開した開状態で使用される。
【0011】
下側筐体3は、中央下部にマイクロフォン7が設けられていると共に、当該下側筐体3の全体にわたって数字キー、発呼キー、終話キー、電子メールキー及び回動操作及び押圧操作自在なジョグダイヤル等でなる操作部8が設けられており、当該操作部8の操作によりメニュー項目選択、発呼処理、データ通信等に関する種々の命令を入力し得るようになされている。
【0012】
上側筐体2は、正面2Aに液晶ディスプレイでなる主表示部5が設けられていると共に、当該主表示部5の上方にはスピーカ6が設けられている。
【0013】
また上側筐体2は、当該上側筐体2の正面2Aに設けられた主表示部5と対向する背面側に薄板形状の背面表示部保持板10を有し、主表示部5と対向する当該背面表示部保持板10の正面10Aの所定位置に当該主表示部5と同じ画面サイズの液晶ディスプレイでなる背面表示部11が設けられている。
【0014】
背面表示部保持板10は、上側筐体2の右側面に設けられた表示用ヒンジ部12を介して本体用ヒンジ部4の回動方向とは直交する水平方向(矢印方向)へ回動自在に取り付けられており、当該表示用ヒンジ部12と一体となって背面表示部保持板10が水平方向へ自在に展開し得るようになされている。
【0015】
なお、上側筐体2の背面側には背面表示部保持板10を収納するための凹部が設けられており、図1(A)に示したように当該背面表示部保持板10が凹部に収納されたときに、背面表示部保持板10が上側筐体2の背面から突出することなく、あたかも上側筐体2の背面側に背面表示部11が一体に設けられているかのような統一感をユーザに対して感じさせるように形成されている。
【0016】
また、図2(A)に示すように、携帯電話機1は表示用ヒンジ部12を介して背面表示部保持板10が水平方向へ展開する場合、当該背面表示部保持板10を上側筐体2の背面側の凹部に収納された閉状態(図1(A))から上側筐体2の正面2Aとほぼ同一平面上に並べられた開状態まで自在に開閉し得るようになされている。
【0017】
すなわち携帯電話機1は、背面表示部保持板10を閉状態から開状態までの間の任意の位置で使用することができ、かくしてユーザ所望の角度で主表示部5及び背面表示部11を視認し得るようになされている。
【0018】
また携帯電話機1は、背面表示部保持板10を開状態に展開した場合には(図2(A))、上側筐体2の主表示部5と背面表示部保持板10の背面表示部11とが並列に並べられることになり、ユーザに対して主表示部5と背面表示部11とをほぼ同一平面上に並べた状態で双方を同時かつ瞬時に視認させ得るようになされている。
【0019】
さらに、図2(B)に示すように、携帯電話機1は背面表示部保持板10における背面10Bのほぼ中央に撮像用のCCDカメラ14及び撮像時に被写体を照射するためのランプ15からなる撮像部13が設けられており、図2(A)に示したように撮像部13を被写体側に向けた状態で当該撮像部13を介して得られる画象を主表示部5又は背面表示部11のいずれか、もしくは双方に表示して撮影者に目視確認させながら撮影動作を実行させ得るようになされている。
【0020】
なお、携帯電話機1は上側筐体2の背面側に設けられた凹部の底面に鏡18が取り付けられており、これにより撮影される被写体側のユーザに対して自身の姿を当該鏡18を介して目視確認させ得るようにもなされている。
【0021】
因みに、下側筐体3の背面側には引き出し収納式のアンテナ17が設けられている。また、背面表示部保持板10の背面表示部11には、上側筐体2の右下部から樹脂製カバーで覆われた多芯ケーブル16を介して回路ブロック(図示せず)からの電気信号が送られるようになされており、これにより当該背面表示部11に対しても画像を表示し得るようになされている。
【0022】
(2)携帯電話機における背面表示部の動き
ところで、図3、図4及び図5に示すように、携帯電話機1は上側筐体2の背面表示部保持板10が開状態となっている場合において、表示用ヒンジ部12と一体になって当該背面表示部保持板10が開閉ヒンジ20を介して回動する水平方向とは直交する垂直方向へ当該背面表示部保持板10のみが回転ヒンジ21を介して180度の範囲内で回転し得るようになされている。
【0023】
すなわち携帯電話機1は、背面表示部保持板10が図3の状態から回転ヒンジ21を介して回転することにより図4の状態へ遷移し、その後、背面表示部保持板10が完全に180度反転した図5の状態へ遷移することができ、また同様に図5の状態から図4の状態を経て図3の状態へ戻ることもできる。
【0024】
(3)表示用ヒンジ部の構造
ここで、表示用ヒンジ部12の構成について説明する。図6に示すように表示用ヒンジ部12は、開閉ヒンジ20及び回転ヒンジ21が取り付け固定されたフレーム24が上カバー22及び下カバー23によって上下方向から挟み込まれるように取り付けられて構成されている。
【0025】
また、図7に示すように表示用ヒンジ部12のフレーム24は、ほぼ断面コ字状でなり、プレート部24Aの一端に開閉ヒンジ20を保持するための開閉ヒンジ保持穴24Bを有すると共に、他端に多芯コード16を挿通させるためのコード挿通孔24Cを有する。
【0026】
フレーム24の開閉ヒンジ保持穴24Bには、当該開閉ヒンジ保持穴24Bの穴形状と同一の断面形状に形成された開閉ヒンジ20の回動部20Bの一部分(斜線で示す)が勘合されて固定される。
【0027】
このとき開閉ヒンジ20の固定部20Aは、上側筐体2における開閉ヒンジ保持部19A(図3〜図5)の内部であって、当該固定部20Aと同一形状に形成された凹部空間(図示せず)に勘合されて固定される。
【0028】
従って開閉ヒンジ20は、固定部20Aが上側筐体2における開閉ヒンジ保持部19Aと一体に固定された状態で、フレーム24の開閉ヒンジ保持穴24Bに固定された回動部20Bが当該フレーム24と一体となり、開閉ヒンジ保持穴24B及びコード挿通孔24Cを結ぶ軸線を中心として回動し得るようになされている。
【0029】
さらにフレーム24には、当該プレート部24Aのほぼ中央に回転ヒンジ21を取り付け固定するための回転ヒンジ取付穴24Dが設けられると共に、回転ヒンジ21に位置固定用として設けられた爪部21A及び21B(図示せず)を当該プレート部24Aに勘合するための爪用孔24E及び24Fが回転ヒンジ取付穴24Dの両側に設けられている。
【0030】
なおフレーム24は、回転ヒンジ取付穴24Dに対して回転ヒンジ21が取り付け固定された状態で、コード挿通孔24Cを介して挿通された多芯コード16を回転ヒンジ21の貫通孔21Cを通過させて背面表示部保持板10の背面表示部11と電気的に接続し得るようになされている。
【0031】
因みにフレーム24には、回転ヒンジ取付穴24Dの両サイドに当該フレーム24に対して上カバー22及び下カバー23を取り付け固定するための2つのネジ穴24G、24Hが設けられている。
【0032】
ここで回転ヒンジ21は、固定部21D及び回動部21Eによって構成されており、固定部21Dの一部分(斜線で示す)が回転ヒンジ取付穴24Dに勘合された状態で取り付け固定されることにより、回転ヒンジ取付穴24Dの軸線を中心として回動する回動部21Eがプレート部24Aの面上から突出した状態で取り付けられ、当該回動部21Eが背面表示部保持板10と勘合固定される(図3〜図5)ようになされている。
【0033】
なお回転ヒンジ21は、一端が回動部21Eに取り付けられると共に他端が固定部21Dに取り付けられた皿バネ21Fを有し、これによりユーザが背面表示部保持板10を回転ヒンジ21の回動部21Eを介して回転する際の回転強さを調整し得るようになされている。
【0034】
さらに回転ヒンジ21は、背面表示部保持部10が背面表示部11を図3〜図5に示したように180度反転させることができれば十分であることから、固定部21Dに突出した形状に設けられたストッパ21Gを介してその回転範囲を180度の範囲内に制限するようになされている。
【0035】
このように回転ヒンジ21は、背面表示部保持板10の回転範囲を180度の範囲内に制限したことにより、結果的に上側筐体2から背面表示部保持板10の背面表示部11へ供給された多芯コード16がねじれることを未然に防止し得るようになされている。
【0036】
このように開閉ヒンジ20の回動部20B及び回転ヒンジ21の固定部21Dがフレーム24に取り付け固定された状態で、下カバー23のリブ23A及び23Bに形成された雌ネジ23C及び23Dに当該フレーム24のネジ穴24H及び24Gが位置決めされ、当該ネジ穴24H及び24Gに上カバー22のネジ穴22A及び22Bが位置決めされた後、ネジ止めされることにより表示用ヒンジ部12が形成されるようになされている。
【0037】
なお、表示用ヒンジ部12における上カバー22及び下カバー23が携帯電話機1の外側から視覚的に認識できる部分となるのに対し、図3〜図5に示したように開閉ヒンジ20の固定部20Aが上側筐体2におけるヒンジ保持部19Aの内部に位置すると共に回動部20Bが上カバー22及び下カバー23に隠蔽され、フレーム24から突出した回転ヒンジ21の回転部21Eが背面表示部保持板10の内部に位置すると共に固定部21Dが上カバー22及び下カバー23に隠蔽されるため、開閉ヒンジ20及び回転ヒンジ21の双方共に視覚的に認識不可能になる。
【0038】
(4)携帯電話機の動き
次に、携帯電話機1の動きについて図8を用いて説明する。図8(A)に示すように、携帯電話機1は上側筐体2及び下側筐体3が閉じられた状態であって、上側筐体2の背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部に収納され、かつ当該背面表示部保持板10の背面表示部11が上を向いている状態である。
【0039】
続いて、図8(B)に示すように、携帯電話機1は、ユーザの手によって上側筐体2及び下側筐体3が本体用ヒンジ部4を介して開かれると、上側筐体2の主表示部5がユーザの正面を向いた状態になるが、このとき上側筐体2の背面表示部保持板10に設けられた背面表示部11は背面側を向いた状態である。
【0040】
図8(C)に示すように、携帯電話機1は、上側筐体2及び下側筐体3が本体用ヒンジ部4を介して展開された状態において(図8(B))、ユーザの手によって背面表示部11の設けられた背面表示部保持板10が背面側から正面側へと表示用ヒンジ部12を介して回転し、図8(D)に示すように最終的には上側筐体2の主表示部5と背面表示部保持板10の背面表示部11とがほぼ同一面上で並んだ状態となる。
【0041】
これにより携帯電話機1は、主表示部5及び背面表示部11がほぼ同一面上に並んだことにより、いわゆるツィンディスプレイを形成し、ユーザに対して2画面同時に目視確認させ得るようになされている。
【0042】
図8(E)に示すように携帯電話機1は、主表示部5及び背面表示部11によりツィンディスプレイを形成した状態から(図8(D))、ユーザの手によって背面表示部保持板10を表示用ヒンジ部12の回転ヒンジ21(図示せず)を介して矢印方向へ回転されると、図8(F)に示すように最終的には背面表示部保持板10が図8(D)の状態と比較して180度反転した状態となる。
【0043】
このとき携帯電話機1は、背面表示部保持板10の背面表示部11が背面側を向くと同時に、背面表示部保持板10の背面表示部11とは反対側に設けられたCCDカメラ14及びランプ15からなる撮像部13が正面側を向いた状態となり、かくして当該携帯電話機1を所持しているユーザ自身を被写体として撮像部13で撮影し得るようになされている。
【0044】
なお、携帯電話機1は同時に背面表示部11が背面側を向くことになるので、他人に対して当該背面表示部11を目視確認させ得るようにもなされている。すなわち携帯電話機1は主表示部5と同一の画像を背面表示部11に表示すれば、当該携帯電話機1を挟んで両側に存在するユーザと他人との間で同一の画像を同時に共用し得るようになされている。
【0045】
因みに携帯電話機1は、背面表示部保持板10が反転され、撮像部13が正面側に位置すると同時に背面表示部11が背面側に位置した場合(図8(F))、図9に示すように、このままでは背面表示部11の画像が反対向きになったままであり、他人にとって見難い画像表示になっている。
【0046】
そこで携帯電話機1では、背面表示部保持板10の背面表示部11が正面側を向いているのか(図8(D))、又は背面側を向いているのか(図8(F))を、表示用ヒンジ部12の回転ヒンジ21の動きに基づいて検出し、その検出結果に基づいて背面表示部11が背面側を向いていると判断した場合には、当該背面表示部11の画像を反転表示するようになされている。
【0047】
図8(G)に示すように携帯電話機1は、図8(F)に示した状態においてユーザの手によって背面表示部保持板10が表示用ヒンジ部12の開閉ヒンジ20(図示せず)を介して上側筐体2の背面側へ回転されると、当該上側筐体2の背面側に設けられた凹部に背面表示部保持板10が収納されることになる。
【0048】
この場合、携帯電話機1は、上側筐体2の背面側において背面表示部11が外側から見える状態(図8(B))とは異なり、上側筐体2の背面側において撮像部13が外側から見える状態となって、他人を撮像し得ると共に背面表示部11を隠蔽し得るようになされている。
【0049】
最後に、図8(H)に示すように、携帯電話機1はユーザの手によって上側筐体2及び下側筐体3を本体用ヒンジ部4を介して閉じられると、上側筐体2の主表示部5が隠蔽されると共に、上側筐体2の背面表示部保持板10に設けられた背面表示部11についても隠蔽された状態のまま撮像部13だけが上を向いた状態となる。
【0050】
このように携帯電話機1は、図8(A)に示したような上側筐体2の背面表示部保持板10における背面表示部11が上側を向いた状態から、図8(H)に示すような背面表示部保持板10における背面表示部11が隠蔽されて撮像部13が上を向いた状態に変形し得るようになされている。
【0051】
(5)携帯電話機の回路構成
次に、携帯電話機1の回路構成について図10を用いて説明する。実際上、携帯電話機1においては、当該携帯電話機1の各種機能を統括的に制御する制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)100に対し、ROM(Read Only Memory)101、RAM(Random Access Memory)102、CCD(Charge Coupled Device)カメラ14及びランプ15からなる撮像部13、操作部8、スピーカ6、マイクロフォン7及びアンテナ17の接続された送受信部105、主表示部5、背面表示部11、水平方向回転検出部104、垂直方向回転検出部105が接続されている。
【0052】
ここでROM101は、CPU100が実行する基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムやデバイスドライバ等が記憶されており、RAM102はCPU100のワークエリアとして用いられると共に電話帳リストや画像データの記憶手段としても用いられるようになされている。
【0053】
水平方向回転検出部104は、表示用ヒンジ部12の開閉ヒンジ20の動きに基づいて、背面表示部保持板10が表示用ヒンジ部12を介して水平方向に展開する(図8(C)及び図8(D))際の回転の有無を検出するようになされている。
【0054】
垂直方向回転検出部105は、表示用ヒンジ部12の回転ヒンジ21の動きに基づいて、当該背面表示部保持板10が表示用ヒンジ部12を介して垂直方向に回転する(図8(D)〜図8(F))際の当該回転の有無を検出するようになされている。
【0055】
このような回路構成の携帯電話機1は、マイクロフォン7で集音した音声信号を送受信部103によって音声データに変換した後に所定の変調処理を施し、アンテナ17を介して送信する一方、アンテナ17を介して受信した受信信号に対して送受信部103により所定の復調処理を施し、その結果得られる音声データをアナログ信号に変換し後、スピーカ7を介して出力する。
【0056】
また携帯電話機1は、操作部8を介して入力された各種命令に応じて発呼処理、撮像処理、電子メール送受信処理等の各種処理を実行すると共に、当該実行結果を主表示部5及び背面表示部11に表示し得るようになされている。
【0057】
なお携帯電話機1は、主表示部5及び背面表示部11の双方に同一内容の画像を表示するだけでなく、後述するようにメニュー画面上の選択操作を通じて主表示部5及び背面表示部11に対してそれぞれ異なる内容の画像を表示することが可能である。
【0058】
(6)主表示部5及び背面表示部11に対する表示制御処理
次に、携帯電話機1の主表示部5及び背面表示部11に対する表示制御処理手順について、図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0059】
実際上、携帯電話機1は電源が投入されると、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。ステップSP1において携帯電話機1のCPU100は、携帯電話機1の上側筐体2及び下側筐体3が本体用ヒンジ部4を介して折り畳まれている状態か否かを判定する。
【0060】
携帯電話機1のCPU100は、上側筐体2及び下側筐体3が折り畳まれている状態のときは主表示部5を使用する必要がないので当該主表示部5をオフ状態に設定するようになされており、そのため折り畳み状態を検出するための検出手段(図示せず)の検出結果に基づいて折り畳まれている状態にあるか否かを判定する。
【0061】
ここで肯定結果が得られると、このことは図8(A)又は図8(H)に示したように、上側筐体2及び下側筐体3が本体用ヒンジ部4を介して折り畳まれている状態にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP2へ移る。
【0062】
ステップSP2においてCPU100は、上側筐体2の凹部に収納されている背面表示部保持板10の背面表示部11が外部から視認可能なように外側を向いているか否かを垂直方向回転検出部105の検出結果に基づいて判定する。
【0063】
ここで肯定結果が得られると、このことは背面表示部11が図8(A)に示した如く外側を向いた状態にあることを示しており、このときCPU100は次のステップSP3へ移る。
【0064】
ステップSP3においてCPU100は、上側筐体2及び下側筐体3が折り畳まれている状態でかつ背面表示部11が外側を向いた状態にあるので主表示部5をオフ状態に設定すると共に、背面表示部11を介して表示内容をユーザに目視確認させるべく当該背面表示部11をオン状態に設定した後、ステップSP1へ戻る。
【0065】
これに対してステップSP2で否定結果が得られると、このことは背面表示部11が図8(H)に示した如く外部から視認できない隠蔽状態にあることを示しており、このときCPU100は次のステップSP4へ移る。
【0066】
ステップSP4においてCPU100は、上側筐体2及び下側筐体3が折り畳まれているので主表示部5をオフ状態に設定すると共に、背面表示部11が隠蔽された状態にあるので当該背面表示部11についてもオフ状態に設定した後、ステップSP1へ戻る。
【0067】
ところでステップSP1において否定結果が得られると、このことは図8(B)又は図8(G)に示したように、上側筐体2及び下側筐体3が開かれていることを表しており、このときCPU100は次のステップSP5へ移る。
【0068】
ステップSP5においてCPU100は、上側筐体2の背面表示部保持板10が当該上側筐体2の凹部に収納された閉状態にあるか(図8(B)又は図8(G))、それとも上側筐体2の背面表示部保持板10が当該上側筐体2の凹部から展開された開状態にあるか(図8(C)〜図8(F))を水平方向回転検出部104の検出結果に基づいて判定する。
【0069】
ここで肯定結果が得られると、このことは背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部に収納されている閉状態(図8(B)又は図8(G))に現在あることを表しており、このときCPU100は次のステップSP6へ移る。
【0070】
ステップSP6においてCPU100は、背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部に収納されている閉状態(図8(B)又は図8(G))で、かつ図12(A)に示すように背面表示部11が外部から視認可能な外側を向いている状態にあるか否かを垂直方向回転検出部105の検出結果に基づいて判定する。
【0071】
ここで否定結果が得られると、このことは図12(B)に示すように背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部から収納されたまま展開されていない閉状態で、かつ背面表示部11が外部から視認不可能な隠蔽された状態にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP7へ移る。
【0072】
ステップSP7においてCPU100は、主表示部5についてはユーザに対して視認可能な状態であるためオン状態に設定すると共に、背面表示部11については隠蔽された状態であるためオフ状態に設定した後、ステップSP1に戻る。
【0073】
これに対してステップSP6で肯定結果が得られると、このことは図12(A)に示したように背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部空間から収納されたまま展開されていない閉状態ではあるものの、背面表示部11が外部から視認可能な外側を向いた状態にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP8へ移る。
【0074】
図13に示すように、CPU100はステップSP8におけるサブルーチンに入って次のステップSP21へ移る。ステップSP21においてCPU100は、ユーザによるメニュー画面(図示せず)における選択操作に応じて主表示部5及び背面表示部11の双方ともにオン状態に起動する命令が与えられたか否かを判定する。
【0075】
ここで否定結果が得られると、このことは主表示部5のみをオン状態に起動する命令が与えられたことを表しており、このときCPU100は次のステップSP22へ移る。
【0076】
ステップSP22においてCPU100は、上側筐体2の主表示部5だけをオン状態に設定し、ステップSP21へ戻る。
【0077】
これに対してステップSP21で肯定結果が得られると、このことは主表示部5及び背面表示部11の双方ともにオン状態に起動する命令がユーザによって与えられたことを表しており、このときCPU100は次のステップSP23へ移る。
【0078】
ステップSP23においてCPU100は、まず背面表示部11をオン状態に設定することにより当該背面表示部11をアクティブにし、次のステップSP24へ移る。
【0079】
ステップSP24においてCPU100は、ステップSP23でアクティブな状態に設定した背面表示部11に対して、メニュー画面を介してユーザに選択された表示すべき内容を認識した後、次のステップSP25へ移る。
【0080】
ステップSP25においてCPU100は、ユーザに選択された表示すべき内容で背面表示部11を表示することを決定し、その内容を背面表示部11に対して実際に表示した後、次のステップSP26へ移る。
【0081】
ステップSP26においてCPU100は、主表示部5に対しても表示すべき画像を表示し、上述のステップSP21へ戻る。
【0082】
例えばCPU100は、図1(B)及び図12(A)に示したように、携帯電話機1の主表示部5及び背面表示部11が双方とも外部から視認可能な状態において、主表示部5及び背面表示部11の双方に対して同一内容のコンテンツを表示することも可能であるし、また主表示部5と背面表示部11とに表示すべき内容をそれぞれ変更して表示することも可能である。
【0083】
一方、ステップSP5で否定結果が得られると、このことは背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部空間に収納されておらず展開した開状態(図8(C)〜図8(F)のいずれか)にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP9へ移る。
【0084】
ステップSP9においてCPU100は、開状態(図8(C)〜図8(F)のいずれか)にある背面表示部保持板10の背面表示部11が、図8(D)に示したような正面側を向いているか否かを水平方向回転検出部104の検出結果に基づいて判定する。
【0085】
ここで肯定結果が得られると、このことは開状態にある背面表示部保持板10の背面表示部11が正面側を向いていて、主表示部5及び背面表示部11がほぼ同一面上に並べられたいわゆるツインディスプレイ状態にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP8へ移る。
【0086】
CPU100は、上述したように再度ステップSP8におけるサブルーチン(図13)に入って次のステップSP21へ移る。ステップSP21においてCPU100は、ユーザによるメニュー画面(図示せず)における選択操作に応じて主表示部5及び背面表示部11の双方ともにオン状態に起動する命令が与えられたか否かを判定する。
【0087】
ここで否定結果が得られると、このことは主表示部5のみをオン状態に起動する命令が与えられたことを表しており、このときCPU100は次のステップSP22へ移る。
【0088】
ステップSP22においてCPU100は、上側筐体2の主表示部5だけをオン状態に設定し、ステップSP21へ戻る。
【0089】
これに対してステップSP21で肯定結果が得られると、このことは主表示部5及び背面表示部11の双方ともにオン状態に起動することによりツインディスプレイ状態に設定する命令がユーザによって与えられたことを表しており、このときCPU100は次のステップSP23へ移る。
【0090】
ステップSP23においてCPU100は、まず背面表示部11をオン状態に設定することにより当該背面表示部11をアクティブにし、次のステップSP24へ移る。
【0091】
ステップSP24においてCPU100は、ステップSP23でアクティブな状態に設定した背面表示部11に対して、メニュー画面を介してユーザに選択された表示すべき内容を認識し、次のステップSP25へ移る。
【0092】
ステップSP25においてCPU100は、ユーザに選択された表示すべき内容で背面表示部11を表示することを決定し、その内容で背面表示部11に対して実際に表示した後、次のステップSP26へ移る。
【0093】
ステップSP26においてCPU100は、主表示部5に対しても表示すべき画像を表示し、上述のステップSP21へ戻る。
【0094】
この場合CPU100は、例えばツインディスプレイ状態(図8(D))において、図14(A)に示すように、主表示部5には相手から受信した電子メールの内容を表示すると同時に、背面表示部11にはカレンダーを表示する。
【0095】
これによりCPU100は、ユーザに対して、主表示部5及び背面表示部11を介して一度に2画面同時に目視確認させることができるので、電子メールの内容に合わせたスケジュール調整の判断を瞬時に行わせることができる。
【0096】
またCPU100は、ツインディスプレイ状態(図8(D))において、図14(B)に示すように、主表示部5には現在サーバからコンテンツのダウンロード中であることを示す「ダウンロード中」の文字画像を表示すると同時に、背面表示部11には既にダウンロード済みのコンテンツの再生画像を表示する。
【0097】
これによりCPU100は、ユーザが当該背面表示部11でコンテンツの再生画像を視認中に、他のコンテンツをサーバからダウンロードする場合であっても、背面表示部11の再生画像の表示を停止させることなく、「ダウンロード中」の文字画像を主表示部5に表示することができるので、ダウンロード済みのコンテンツに関する再生画像に関しては背面表示部11で継続表示して視認させることができる。
【0098】
さらにCPU100は、ツインディスプレイ状態(図8(D))において、図14(C)に示すように、主表示部5には電子メールの入力文の入力中画面を表示すると同時に、背面表示部11には電子メールの宛先人の顔を写した静止画像を表示する。
【0099】
これによりCPU100は、ユーザに対して、背面表示部11を介して宛先人の顔を写した静止画像を視認させながら、主表示部5に表示した入力中画面を通じて電子メールの文章を入力させることができる。
【0100】
なおCPU100は、例えばツインディスプレイ状態(図8(D))において、図15(A)に示すように、主表示部5に及び背面表示部11の双方に同一内容の画像を表示したり、図15(B)に示すように、主表示部5及び背面表示部11の双方を用いて1枚の画像を表示しても良い。
【0101】
ところで、仮に携帯電話機が通常の主表示部5のみの構成である場合、若しくは上側筐体2自体の背面側に背面表示部を直接取り付けられた構成である場合、ユーザは一度に2画面同時に目視確認することはできず使い勝手が不十分であった。
【0102】
しかし、本実施の形態における携帯電話機1であれば、表示用ヒンジ部12を介して主表示部5及び背面表示部11をツインディスプレイ状態に展開することができるので、ユーザに対して2画面同時に目視確認させることができ、かくして主表示部5及び背面表示部11を有効活用することができる。
【0103】
ところでステップSP9において否定結果が得られると、このことは開状態にある背面表示部保持板10の背面表示部11が正面側を向いておらず例えば背面側を向いていて、ユーザの正面側には主表示部5及びCCDカメラ14及びランプ15からなる撮像部13が位置された状態(図8(F))にあることを表しており、このときCPU100は次のステップSP10へ移る。
【0104】
ステップSP10においてCPU100は、現在ユーザの背面側を向いている背面表示部11をオン状態にする命令がユーザによる選択画面の操作を通じて与えられたか否かを判定する。
【0105】
ここで否定結果が生じると、このことは背面表示部11をオン状態にする命令が与えられていないことを表しており、このときCPU100は次のステップSP11へ移る。
【0106】
ステップSP11においてCPU100は、主表示部5をデフォルト通りオン状態に設定すると共に、背面表示部11についてはオフ状態に設定したまま、ステップSP1へ戻る。
【0107】
これに対してステップSP10で肯定結果が得られると、このことは背面表示部11をオン状態にする命令がユーザによる選択画面の操作を通じて与えられていることを表しており、このときCPU100は次のステップSP12へ移る。
【0108】
ステップSP12においてCPU100は、主表示部5をデフォルト通りオン状態に設定すると共に、背面表示部11をオン状態にする命令に従って当該背面表示部11をオン状態に設定するが、このとき背面表示部11に表示すべき画像を上下反転して表示するようになされている。
【0109】
と言うのは、背面表示部11については図8(D)に示したような正面側を向いているツインディスプレイ状態のときに画像表示することを前提として設定されているために、背面表示部保持板10が表示用ヒンジ部12の回転ヒンジ21を介して180度反転した図8(F)の状態では、図9に示したような背面表示部11に表示される画像が逆さまになってしまうからである。
【0110】
従って、このようなことを未然に防止するためCPU100は、図8(F)の状態のときには背面表示部11に表示すべき画像を上下反転して表示することにより、背面側に居る他人が背面表示部11に表示された画像を目視確認し得るようになされている。
【0111】
すなわち携帯電話機1が図8(F)の状態で使用される場合、図16(A)及び(B)に示すように、ユーザが撮影者となって自分自身を撮影したときの静止画像を主表示部5に表示すると同時に、背面表示部11に対しても主表示部5と同一の静止画像を表示することにより、背面側に存在する他人に対しても撮影者が撮影した撮影者自身の静止画像を背面表示部11を介して他人に目視確認させることができる。
【0112】
なお、第1の実施の形態においては、背面表示部保持板10にCCDカメラ14及びランプ15からなる撮像部13を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図17に示すように背面表示部保持板10に設けられたCCDカメラ14及びランプ15からなる撮像部13に加えて、上側筐体2の背面に設けられた鏡18のほぼ中央部分にCCDカメラ31及びランプ32からなる第2の撮像部30を設けるようにしたツインカメラ方式を採用するようにしても良い。
【0113】
この場合、携帯電話機1は、図18(A)及び(B)に示すように、ユーザが撮影者となって上側筐体2の背面に設けられた第2の撮像部30を介して他人を撮影したときの静止画像を主表示部5に表示すると同時に、背面表示部11に対しても主表示部5と同一の他人の静止画像を表示することにより、背面側に居る他人に対して撮影者が撮影した当該他人の静止画像を背面表示部11を介して目視確認させることができる。
【0114】
なお、携帯電話機1においてツインカメラ方式を採用した場合、図19(A)及び(B)に示すように、CPU100は撮像部13で撮影者自身を撮影すると共に主表示部5に対して撮影者自身の画像を表示し、同時に第2の撮像部30で他人を撮影すると共に背面表示部11に他人の画像を表示するようにしても良い。
【0115】
(7)動作及び効果
以上の構成において、携帯電話機1は上側筐体2の背面側の凹部に背面表示部保持板10が収納されている閉状態(図8(B))から、表示用ヒンジ部12の開閉ヒンジ20を介して当該背面表示部保持板10を水平方向に回動させ、当該背面表示部保持板10の背面表示部11を当該主表示部5とほぼ同一面上でかつ並列に並べられるまでの開状態にまで開閉し得るようにしたことにより、背面表示部11を主表示部5の背面側に位置させた状態で使用できると共に、当該背面表示部11を主表示部5と並列に並べたツインディスプレイ状態として使用することもできる。
【0116】
また携帯電話機1は、背面表示部保持板10が水平方向へ開閉する方向とは直交する直交方向へ当該背面表示部保持板10を表示用ヒンジ部12の回転ヒンジ21を介して180度の範囲内で回転し得るようにしたことにより、背面表示部11をツインディスプレイ状態(図2(A)、図8(D))として使用することができるだけでなく、背面表示部保持板10の背面表示部11を外部から目視確認可能な状態のまま上側筐体2の凹部に収納することができ(図12(A))、また背面表示部保持板10を上側筐体2の凹部に収納する際に背面表示部11を外部から目視確認できないように隠蔽することもできる(図12(B))。
【0117】
なお携帯電話機1は、背面表示部保持板10が直交方向へ180度の範囲内で回転し得る構造であって、かつ背面表示部保持板10の背面10Bに撮像部13が設けられていることにより、携帯電話機1を動かすことなく背面表示部保持板10を180度の範囲内で回転させるだけで、正面側のユーザ又は背面側の他人を撮像部13で撮影することができる。
【0118】
このように携帯電話機1は、表示用ヒンジ部12を介して背面表示部11が設けられた背面表示部保持板10を水平方向及び垂直方向へ回転し得るようにしたことにより、背面表示部保持板10を上側筐体2の凹部に収納して背面表示部11を隠蔽し、従来通り主表示部5だけを表示画面として用いる使用形態を選択することも可能である。
【0119】
また携帯電話機1は、背面表示部保持板10を上側筐体2の凹部に収納した状態でありながら背面表示部11を外部から目視確認できるように外側へ向け、正面側の主表示部5と背面側の背面表示部11との双方を表示画面として用いる使用形態を選択することも可能である。
【0120】
さらに携帯電話機1は、背面表示部保持板10を上側筐体2の凹部から展開して主表示部5と背面表示部11とを並列に並べることにより、主表示部5及び背面表示部11を有効活用したツインディスプレイ状態として用いる使用形態を選択することもできる。
【0121】
一方、携帯電話機1のCPU100は、上側筐体2及び下側筐体3が本体用ヒンジ部4を介して折り畳まれている場合や展開されている場合、背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部に収納されている場合、背面表示部保持板10が上側筐体2の凹部から展開されツインディスプレイ状態に設定されている場合等の主表示部5及び背面表示部11の使用形態に応じて種々の表示制御を実行することができる。
【0122】
すなわち携帯電話機1のCPU100は、主表示部5のみをオン状態に設定すると共に背面表示部11をオフ状態に設定したり、その逆で主表示部5をオフ状態に設定すると共に背面表示部11をオン状態に設定したり、もしくは主表示部5及び背面表示部11の双方共に同一内容の画像を表示したり、主表示部5と背面表示部11とで異なる内容の画像を表示することができるので、主表示部5及び背面表示部11に対するユーザの使用形態に合わせたあらゆる組み合わせの表示制御を実行し得、かくして主表示部5及び背面表示部11を有効活用することができる。
【0123】
このように携帯電話機1は、主表示部5に対して背面表示部11が閉状態から開状態までの範囲で展開するときの開閉状態に応じて当該主表示部5及び背面表示部11の表示制御を行うことにより、背面表示部11に対して主表示部5の内容と関連性を持った内容の表示を行うこともで、ユーザの使い勝手を一段と向上させることができる。
【0124】
因みに、図20に示すように携帯電話機1は上側筐体2に収納されていた背面表示部保持板10を所定角度まで展開した状態で下側筐体3を土台として設置すれば、当該背面表示部保持板10の背面表示部11を横画面として用いることにより、あたかも小型の画像表示装置として使用することも可能である。
【0125】
以上の構成によれば、携帯電話機1は主表示部5に加えて、背面側から正面側まで表示用ヒンジ部12の開閉ヒンジ20を介して水平方向へ展開自在でかつ、当該水平方向と直交する直交方向へ180度の範囲内で回転自在な背面表示部保持板10に背面表示部11を設けるようにしたことにより、背面表示部11をユーザの好みに合わせて背面側を向けた状態で使用したり、正面側でツインディスプレイ状態として使用したり、若しくは隠蔽した状態で使用しなかったりといった背面表示部11を有効活用し得る様々な使用形態をユーザに提供することができる。
【0126】
(8)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明を折り畳み式の携帯電話機1について適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スティック式の携帯電話機に適用するようにしても良い。
【0127】
また上述の形態においては、図2(B)に示したように上側筐体2の凹部の底面に鏡18を取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図21に示すようにゲーム用の操作ボタン40等を設けるようにしても良い。
【0128】
この場合、携帯電話機1は上側筐体2に収納されていた背面表示部保持板10を所定角度まで展開した状態で下側筐体3をユーザの両手で保持するための土台とし、当該背面表示部保持板10の背面表示部11を横画面として用いることにより、あたかも小型のゲーム機としてユーザに違和感なく使用させることもできる。
【0129】
さらに上述の実施の形態においては、上側筐体2の右端部に表示用ヒンジ部12を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、左端部に表示用ヒンジ部12を設けたり、上側筐体2の上端部に表示用ヒンジ部12を設けるようにしても良く、さらには右端部及び左端部に表示用ヒンジ部12をそれぞれ設けると共に背面表示部保持板10もそれぞれ2個設けることにより合計3個のトリプルディスプレイ状態等を形成し得るようにするなど要は複数の表示部を有する携帯電話機を構築できるようにしても良い。
【0130】
さらに上述の実施の形態においては、副表示部としての背面表示部保持板10及び背面表示部11を上側筐体2の右端部に表示用ヒンジ部12を介して回動自在に取り付けられるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、副表示部としての背面表示部保持板10及び背面表示部11を下側筐体の右端部もしくは左端部に表示用ヒンジ部12を介して回動自在に取り付けられるようにしても良い。
【0131】
さらに上述の実施の形態においては、本発明を携帯端末装置としての携帯電話機1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PDA(Personal Digital Assistant)等の他の種々の携帯端末装置に適用するようにしても良い。
【0132】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、主表示部と背面表示部とが互いに正反対を向いたとき、当該背面表示部の裏側に位置する撮像部によって撮像された画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して同時に表示させることができるので、主表示部の正面側にいるユーザ及びその反対側にいるユーザのどちらに対しても、撮像部により現在撮像中の画像を同時に目視確認させることができ、かくして主表示部及び背面表示部に対する使い勝手が一段と向上した携帯端末装置を実現することができる。
また本発明によれば、第2撮像部によって撮像された第2画像を主表示部及び背面表示部の双方に対して同時に表示させることにより、主表示部の正面側にいるユーザ及びその反対側にいるユーザのどちらに対しても、第2撮像部により現在撮像中の第2画像を同時に目視確認させることができ、かくして主表示部及び背面表示部に対する使い勝手が一段と向上した携帯端末装置を実現することができる。
さらに本発明によれば、撮像部によって撮像された画像を主表示部に表示させる一方、第2撮像部によって撮像された第2画像を背面表示部に表示させることにより、主表示部の正面側にいるユーザには撮像部による画像を目視確認させることができると同時に、主表示部の反対側にいるユーザには第2撮像部による第2画像を目視確認させることができるので、同時に複数の異なる画像を目視確認させながら撮影することができ、かくして主表示部及び背面表示部に対する使い勝手が一段と向上した携帯端末装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯電話機の外観構成(1)を示す略線的斜視図である。
【図2】携帯電話機の外観構成(2)を示す略線的斜視図である。
【図3】表示用ヒンジ部による背面表示部保持板の動き(1)を示す略線的斜視図である。
【図4】表示用ヒンジ部による背面表示部保持板の動き(2)を示す略線的斜視図である。
【図5】表示用ヒンジ部による背面表示部保持板の動き(3)を示す略線的斜視図である。
【図6】表示用ヒンジ部の全体構成を示す略線的斜視図である。
【図7】表示用ヒンジ部の部品構成を示す略線的斜視図である。
【図8】携帯電話機の動きを示す略線的斜視図である。
【図9】背面表示部の画像表示状態を示す略線的斜視図である。
【図10】携帯電話機の回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図11】表示制御処理手順を示すフローチャートである。
【図12】携帯電話機の背面状態を示す略線的斜視図である。
【図13】表示選択処理手順を示すフローチャートである。
【図14】ツインディスプレイ状態における表示内容(1)を略線図である。
【図15】ツインディスプレイ状態における表示内容(2)を略線図である。
【図16】表示内容の選択(1)の説明に供する略線図である。
【図17】カメラを2個搭載した携帯電話機の構成を示す略線的斜視図である。
【図18】表示内容の選択(2)の説明に供する略線図である。
【図19】表示内容の選択(3)の説明に供する略線図である。
【図20】携帯電話機の使用形態を示す略線的斜視図である。
【図21】他の実施の形態における携帯電話機の構成を示す略線的斜視図である。
【符号の説明】
1……携帯電話機、2……上側筐体、3……下側筐体、4……本体用ヒンジ部、5……主表示部、8……操作部、10……背面表示保持板、11……背面表示部、12……表示用ヒンジ部、13……撮像部、20……開閉ヒンジ、21……回転ヒンジ。
Claims (3)
- 筐体の一面側に設けられた主表示部と、
上記筐体の背面側に設けられ、自身の表側に背面表示部、その裏側に撮像部を有する背面表示部保持板と、
上記背面表示部保持板を上記筐体の背面側に閉じられた閉状態から上記主表示部が設けられた上記一面側とほぼ並ぶ開状態にまで回転自在に展開するための開閉ヒンジ及び上記背面表示部保持板を上記回転自在に展開する展開方向とは直交する直交方向に回転するための回転ヒンジを有する上記筐体の端部に設けられた表示用ヒンジ部と、
上記背面表示部保持板が上記回転ヒンジを介して上記直交方向に回転したことにより上記主表示部に対して上記背面表示部保持板が180度反転し、上記主表示部が正面側を向くと共に上記背面表示部が背面側を向いた状態で双方共に外部から目視可能な状態にあるとき、上記背面表示部保持板の上記撮像部によって撮像された画像を上記主表示部及び上記背面表示部の双方に対して同時に表示させる表示制御部と
を具える携帯端末装置。 - 上記筐体は、上記背面表示部保持板が上記閉状態から上記開状態に展開したとき、当該筐体における上記背面側の面上に第2撮像部を有し、
上記表示制御部は、上記撮像部によって撮像された画像を上記主表示部及び上記背面表示部の双方に対して表示させるのではなく、上記第2撮像部によって撮像された第2画像を上記主表示部及び上記背面表示部の双方に対して同時に表示させる
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 上記表示制御部は、上記第2撮像部によって撮像された第2画像を上記主表示部及び上記背面表示部の双方に対して同時に表示させるのではなく、上記撮像部によって撮像された上記画像を上記主表示部に表示させる一方、上記第2撮像部によって撮像された上記第2画像を上記背面表示部に表示させる
請求項2に記載の携帯端末装置。
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