JP4226965B2 - エアゾールバルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、染毛剤等の頭髪用品、化粧品、消臭剤、制汗剤、その他の人体用品または殺虫剤、コーティング剤、クリーナー、その他の家庭用品、または工業用品、自動車用品、その他の内容物の噴射を行うエアゾール容器に使用するエアゾールバルブに係るものであり、バルブの閉弁方向にステムを付勢するステム発条の劣化を防止する事を目的するものである。特に、金属腐食性の強い内容物を充填したエアゾール容器のバルブとして用いる場合に有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特公昭44−32149号公報
【特許文献2】
実開昭64−56859号公報
【特許文献3】
特開2002−347864号公報
【0003】
従来、エアゾール容器の上端に接続固定されたバルブ機構では、ハウジング内に上下動可能に装着したステムを、ハウジング内に挿入配置した金属製のステム発条によって上方に付勢する事で、ステムのオリフィスをステムガスケットで閉止して、バルブ機構の閉弁状態を保つものが存在する。そして、内容物の噴射時は、ステムの上端に接続した押釦等を押圧し、ステム発条の付勢力に抗してステムをエアゾール容器内に押し下げる事で、オリフィスが開口してバルブ機構が開弁され、内容物が外部に噴射されるものである。
【0004】
また、エアゾール容器内に内容物を充填する場合は、エアゾール装置の組み立て時にマウンテンカップや蓋体とエアゾール容器との間から内容物を充填するアンダーカップ方式が存在する。この方式は、短時間での内容物の充填が可能となる利点を有するが、充填ロスが多くなる欠点を有している。また、前記特許文献3の公報に記載の発明の如く、エアゾール装置の組み立て後に、バルブ機構のステムを介してエアゾール容器に内容物を充填する、スルーザバルブ方式が存在する。この方式は、充填ロスを少なくする事ができるが、充填時間が長くなる欠点を有している。そして、アンダーカップ方式とスルーザバルブ方式とは、内容物の充填目的、作業工程等に応じて、最適の方式が選択されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアゾール容器内に充填された内容物は、ステムを付勢する金属製のステム発条と接触するため、内容物が強酸性等の金属腐食性の強いものの場合には、前記金属製のステム発条が腐食・劣化して、付勢力が低下しエアゾール装置の円滑な作動に影響を及ぼすものとなっていた。この腐食を防止するためには、ステム発条に耐腐食加工等を施したり、高価な耐腐食性金属を使用する必要があり、コスト高となっていた。
【0006】
これに対して、特許文献1、2に記載の従来技術の如く、ステムを付勢するステム発条を、押釦と蓋体との間に配置したものが存在するが、何れもステム発条の腐食の防止を目的としたものではない。また、スルーザバルブ方式でエアゾール容器に内容物を充填する事は困難であった。
【0007】
即ち、特許文献1に記載の発明は、運搬時等にエアゾール容器からの内容物の漏洩等を防止する目的で、エアゾール容器とバルブ機構とを別個に形成し、使用時にエアゾール容器にバルブ機構を装着し、内容物の噴射を行うものとしている。そのため、エアゾール容器への内容物の充填は、スルーザバルブ方式では行う事ができない。また、特許文献2に記載の考案では、エアゾール容器にバルブ機構を接続固定しているが、押釦とステムとを分離不能に一体形成しているので、やはりスルーザバルブ方式での内容物の充填はできなかった
【0008】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、バルブ機構の閉弁方向にステムを付勢するためのステム発条が、内容物との接触により劣化するのを防止して、バルブ機構の円滑な作動を可能とし、内容物の良好な噴射を持続可能とするとともに、未使用時には気密性を保持する事を可能とするものである。また、このようなエアゾール装置を、簡易な構成と容易な製作技術で廉価に形成可能とするとともに、ステムを介してスルーザバルブ方式にてエアゾール容器内に内容物を充填可能とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器の上端開口部内に、蓋体を介してハウジングの上端を固定し、このハウジング内に、ステムガスケットを介して上端を蓋体の外方に突出するステムを上下動可能に装着し、この外方に突出したステムの上端外周に、フランジを突設して形成したストッパを固定し、このストッパには、該ストッパへの係止突起と、この係止突起の上面に凹設した断面く字形の肉薄部とを内側面に設けた接続片を、複数形成した押釦を着脱可能に接続し、この押釦のストッパからの取り外しは、肉薄部位置で接続片の外面を内方に押圧して弾性変形させる事により、係止突起のストッパへの係合を解除して行い、このストッパと蓋体との間に、ステムを上方に押圧付勢するステム発条を配置して成るものである。
【0010】
また、ハウジングは、流通口を介して上部室と下部室とを内部に形成し、上部室にはステムを上下動可能に装着し、下部室には内容物の噴射動作時にもステムの下端部を接触する事のない切替バルブを上下動可能に装着し、この切替バルブに、上部室と下部室とを連通する少量流通口を開口するとともに、ステムを介した内容物の充填時には、充填圧力により切替バルブを押圧し、流通口を開放して内容物を迅速に充填可能とし、内容物の噴射時には、エアゾール容器内のガス圧により切替バルブを流通口の弁座に押圧付勢して流通口を閉止し、上部室と下部室とを少量流通口のみを介して連通可能としても良い。
【0011】
エアゾール容器は、内容物との接触部を合成樹脂で形成しても良い。
【0012】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであり、バルブ機構の閉弁方向にステムを付勢するステム発条を、内容物と接触するハウジング内ではなく、エアゾール容器の外部に配置したので、内容物との接触によるステム発条の劣化を生じる事がない。特に、ヘアカラー等の金属腐食性の高い内容物を充填したエアゾール製品の場合には、高価な耐腐食性金属の使用や厳密な耐腐食加工の必要がなく、製造コストを下げる事ができる。また、ステムに固定したストッパと蓋体との間にステム発条を配置しただけの簡易な構成であるし、エアゾール容器の外部で組み付けるので、ハウジング内部に組み付ける場合に比べて容易な製作が可能となる。
【0013】
また、ストッパは、ステムの上端外周にフランジを突設して形成しているため、エアゾール製品の製作工程が容易となって、生産性を向上させる事ができる。このようなストッパであっても、ステムへの押釦やアクチュエータ、充填ノズル等の接続や操作に支障を与える事はないし、ストッパに押釦、アクチュエータ、充填ノズル等を当接させてこれらを支持する事もできる。
【0014】
また、ストッパには、該ストッパへの係止突起と、この係止突起の上面に凹設した断面く字形の肉薄部とを設けた内側面に接続片を、複数形成した押釦を着脱可能に接続している。この押釦のストッパからの取り外しは、凹設部位置で接続片を内方に押圧して弾性変形させる事により、係止突起のストッパへの係止突起の係合を解除して行うものである。このように、押釦の着脱を可能とする事により、押釦を取り外して洗浄する事ができ、内容物の噴射により押釦に付着した内容物を除去する事ができる。そのため、特に酸性染毛剤等、外気との接触で変質や固化等を生じ易い内容物の場合は、次回の使用時に於いても、噴射ノズルの目詰まりを生じたり、変質した内容物が噴射される等の不具合を生じる事なく、内容物の円滑な噴射と使用が可能となる。
【0015】
また、ストッパは、ステムと一体に成形しても良いし、ステムとは別個に形成して、ステムに嵌合又は接着等により固定するものであっても良い。ステムと別個にストッパを形成した場合は、ストッパを設けたステムを本発明用に新たに製作する必要がなく、従来品のステムにストッパを固定すれば良いので、汎用性に優れるとともに低コストな実施が可能となる。
【0016】
また、ストッパは、弾力性を有する合成樹脂で形成すれば、前述の如くストッパの上端外周に充填ノズル、押釦、アクチュエータ等の接続部等を接続した際に、これらの部材にストッパが弾性的に密着するものとなり、高いシール性を得る事ができる。更に、ストッパの外周にコンタクトリング等を突設すれば、ストッパと充填ノズル、押釦やアクチュエータ等の接続部等とのシール性を、更に高める事が可能となる。
【0017】
上述の如きエアゾール製品では、ステムの非押圧状態に於いては、ストッパと蓋体との間に配置したステム発条の付勢力により、ステムが上方に付勢され、バルブ機構が閉弁状態を保ち、エアゾール容器内の内容物が外部に噴出する事はない。一方、内容物を噴射するには、ストッパの上部に固定した押釦やアクチュエータ等を介してステムをエアゾール容器方向に押圧して、バルブ機構を開弁する。この開弁により、エアゾール容器内の内容物が、ハウジングを介してステムの内容物導出路に流入した後、押釦やアクチュエータ等から外部に噴射される。そして、前述の如く、内容物によるステム発条の劣化や腐食の心配がないので、内容物の噴射時のステムの円滑な上下動を持続する事が可能となり、エアゾール製品の良好な使用を長期に持続させる事ができる。
【0018】
また、エアゾール容器に内容物を充填する場合には、ストッパやステム発条を装着した状態で、ストッパを介してステムに内容物の充填機を接続する事ができる。そして、ステムを押し下げながら高圧で内容物の充填を行うと、ステムの内容物導出路、オリフィスを通過して、内容物がハウジング内に流入した後、エアゾール容器内に充填されるものとなる。また、内容物の充填が完了すると、ステムは充填機による加圧力を受けないものとなるから、ステム発条の付勢力によりステムが元位置に復帰し、オリフィスがステムガスケットにより閉止され、気密状態が保たれるものとなる。このように、スルーザバルブ方式での内容物の充填が可能となり、内容物の充填作業時に、噴射ガスのロスが少ない充填を行う事が可能となる。また、ストッパをステムに接続した状態でのスルーザバルブ方式の充填が可能となり、ストッパの着脱等の手間がなく、充填作業を効率的に行う事ができる。
【0019】
また、他の異なる手段として、バルブ機構のハウジングを、流通口を介して上部室と下部室とを内部に形成した構成とし、上部室にはステムを上下動可能に装着し、下部室には内容物の噴射動作時にもステムの下端部を接触する事のない切替バルブを上下動可能に装着する。そして、この切替バルブに、上部室と下部室とを連通する少量流通口を開口した構成とする。
【0020】
このようなバルブ機構では、スルーザバルブ方式で内容物の充填を行う場合、ステムの内容物導出路やオリフィスの直径を大きく形成する事で、ステムを介して上部室内に多量の内容物を短時間で導入する事ができる。そして、上部室内に流入した内容物の充填圧力により、下部室に配置された切替バルブが押し下げられ、流通口が開口する。この流通口の開口によって、ステムを介して充填された多量の内容物を、エアゾール容器内に迅速に充填する事ができ、粘性の高い内容物であっても充填時間の短縮が可能となる。また、内容物の充填を完了した時には、ステムは充填機による加圧力を受けないものとなるから、元位置に復帰し、オリフィスをステムガスケットによって閉止する。また、切替バルブもエアゾール容器内のガス圧により流通口方向に押圧付勢され、流通口に弁座を密着し流通口を閉止する。
【0021】
そして、内容物を充填した上記エアゾール容器を用いて、通常の噴霧を行おうとする場合には、押釦等を押圧してステムを押し下げる事により、ステムのオリフィスはステムガスケットと分離しオリフィスを開放する。このステムの内容物導出路とオリフィスは、上述の如く、内容物の高速充填が可能となるよう、直径を大きなものとしているが、切替バルブは上部室と下部室とを連通する少量流通口を形成しており、この少量流通口を、内容物の適量の噴出が可能となるよう小さなものとしておけば、エアゾール容器内からハウジングの上部室内に流入する内容物は、この少量流通口によって流量を最適な量に抑制される。従って、ステムの内容物導出路及びオリフィスの直径が大きなものであっても、必要とされる適量の内容物のみを、上部室を介してオリフィス、ステムに導く事になるから、過剰な内容物の噴射を生じる事がないものである。
【0022】
このように、内容物の充填時には迅速な充填を可能としながら、噴出時にはその流量を絞った適量の内容物のみを、ノズル等から噴射する事が可能となるものである。
【0023】
また、上述の如く金属製のステム発条が内容物と接触する事のない構造とするだけでなく、エアゾール容器の内容物との接触部を合成樹脂で形成すれば、内容物と金属部品との接触がなく、内容物による金属部品の腐食防止効果の高いものとなる。また、エアゾール容器の内容物との接触部を合成樹脂で形成する場合、例えば、金属製の外容器内に、合成樹脂製の内袋を挿入配置した二重構造のエアゾール容器を形成し、内袋内に内容物を充填しても良い。また、PET等の合成樹脂でエアゾール容器を形成し、その内部に内容物を充填しても良い。また、蓋体が内容物と接触する場合には、この接触部を合成樹脂で形成すれば、耐腐食性を更に高める事ができる。
【0024】
また、本明細書に於ける蓋体とは、エアゾール容器にバルブ機構を固定する金属製や硬質プラスチック製の蓋体だけでなく、マウンテンカップ等も含むものであり、マウンテンカップとストッパとの間に、ステム発条を装着してエアゾール製品を形成する事が可能で、ステム発条の腐食を抑制して、円滑な使用を持続させる事が可能となるとともに、マウンテンカップを使用した場合でも、アンダーカップ方式だけでなく、スルーザバルブ方式での内容物の充填が可能となる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1、図2に於いて説明すれば、(1)はエアゾール容器で、金属、硬質プラスチック等で形成されている。このエアゾール容器(1)を金属で形成した場合は、内容物と接触する内部を合成樹脂によりラミネートする等して耐腐食性を持たせている。そして、エアゾール容器(1)の上端開口部(2)内に、合成樹脂でラミネート等を施した金属製や硬質プラスチック製の蓋体(3)を介して、バルブ機構(4)のハウジング(5)の上端を挿入固定している。
【0026】
また、ハウジング(5)の内部には、分離壁(6)に設けた流通口(7)を介して上部室(8)と下部室(10)とを形成し、上部室(8)に、ステムガスケット(11)を介して上端を蓋体(3)から外方に付勢突出するステム(12)を上下動可能に装着している。このステム(12)のオリフィス(13)及び内容物導出路(14)は、内容物の迅速な充填を基準として直径を大きく形成する事ができ、噴射ノズル(32)からの内容物の噴出量を最適なものとする考慮は必要がない。
【0027】
また、下部室(10)には内容物の噴射動作時にもステム(12)の下端部を接触する事のない位置に、切替バルブ(15)を上下動可能に装着する。この切替バルブ(15)に、上部室(8)と下部室(10)とを常時連通する少量流通口(16)を開口する。この少量流通口(16)は内容物の噴射量を最適なものとするため直径を小さな寸法で形成し、噴射ノズル(32)からの過剰な内容物の噴射を行うことがないよう噴射量を抑制している。そのため、前述の如く、ステム(12)のオリフィス(13)及び内容物導出路(14)の直径を、内容物の高速充填が可能なように大きく形成する事が可能となるものである。
【0028】
また、特許文献3に記載の従来発明では、下部室側に配置した押圧発条により、切替バルブを流通口方向に押圧付勢して流通口を閉止し、内容物の噴射量を少量流通口のみで制御可能としている。しかし、本実施例では、切替バルブ(15)の付勢のための押圧発条を設けずに形成する事で、部品点数や組み付け工数を省く事を可能とするとともに、内容物による押圧発条の劣化を考慮する必要がないものとしている。また、切替バルブ(15)の押圧発条を設けなくても、内容物の噴射時にはハウジング(5)内が減圧されるため、エアゾール容器(1)内のガス圧を受けて、切替バルブ(15)が流通口(7)方向に押圧付勢され、弁座(17)に着座して流通口(7)を閉止する事ができ、少量流通口(16)を介して最適な流量で内容物を外部に噴射する事が可能となる。
【0029】
一方、エアゾール容器(1)への内容物の充填時は、切替バルブ(15)が自重により下方に移動し、流通口(7)が開口しているし、例え切替バルブ(15)が弁座(17)に着座して流通口(7)を閉止していても、内容物の充填圧力により、切替バルブ(15)を押し下げて、流通口(7)を開口する事ができ、内容物の充填を支障なく行えるものである。
【0030】
また、ステム(12)は、蓋体(3)から外方に突出させた上端に、ストッパ(18)を装着している。このストッパ(18)は、ステム(12)の上端外周に嵌合又は接着して装着固定している。そして、上記ストッパ(18)と蓋体(3)との間に挿入配置したステム発条(25)によって、ステム(12)を上部方向に押圧付勢し、この付勢状態で図1に示す如く、ステムガスケット(11)によりオリフィス( 13 )を閉止し、バルブ機構(4)を閉弁している。また、ストッパ(18)は、ステム(12)の非押圧時に於いて、図1に示す如く、蓋体(3)との間にステム(12)の押し下げが十分可能な押下間隔(35)を形成する寸法で形成する。
【0031】
上述の如く構成したものに於いて、エアゾール容器(1)に内容物を充填するには、ストッパ(18)を装着したままでステム(12)に充填機の充填ノズル( 図示せず ) 接続する。そして、この充填ノズルによって、ステム(12)を押し下げながら高圧で内容物の充填を行うと、ステム(12)の内容物導出路(14)及びオリフィス(13)を通って、内容物がハウジング(5)の上部室(8)内に流入する。この上部室(8)に流入した内容物の充填圧力により、切替バルブ(15)が押し下げられ、流通口(7)が開口する。
【0032】
この流通口(7)の開口によって、ステム(12)を介して充填された内容物は、エアゾール容器(1)内に迅速に充填されるものとなる。そして、この開口された流通口(7)の充填量に見合うだけの内容物が流通可能となる直径で、内容物導出路(14)、オリフィス(13)をステム(12)に形成する事が可能であり、内容物の高速充填による作業効率の向上が可能となる。
【0033】
また、内容物の充填が完了すると、充填ノズルによる押圧力が解除され、ステム発条(25)の復元力によりステム(12)が押圧付勢されて元位置に復帰し、オリフィス(13)をステムガスケット(11)により閉止して、バルブ機構(4)が閉弁され、未使用時の内容物の漏洩等を防止可能となる
【0034】
上記内容物を充填したエアゾール容器(1)を用いて、通常の噴霧を行おうとする場合には、ストッパ(18) 接続した押釦(31)を押圧してエアゾール容器(1)方向にステム(12)を押し下げる事により、ステム(12)のオリフィス(13)がステムガスケット(11)と分離しオリフィス(13)を開放する。このオリフィス(13)の開放により、エアゾール容器(1)内の内容物が、ステム(12)の内容物導出路(14)を流動した後、押釦(31)の噴射ノズル(32)を介して外部に噴射される。
【0035】
また、切替バルブ(15)は押圧発条等による弁座(17)への着座方向への付勢手段を設けていないので、内容物の非噴射時等、上部室(8)と下部室(10)との圧力が平衡している場合には、必ずしも切替バルブ(15)が弁座(17)に着座していない。しかし、内容物の噴射時には、上部室(8)側が減圧されるので、エアゾール容器(1)内のガス圧や上部室(8)側への内容物の流動圧を受けて、切替バルブ(15)が上部室(8)側に押圧付勢され、弁座(17)に着座して流通口(7)を閉止し、下部室(10)と上部室(8)とは少量流通口(16)のみを介して連通するものとなる。
【0036】
従って、ステム(12)の内容物導出路(14)とオリフィス(13)は、前述の如く、内容物の高速充填が可能となるよう、直径を大きなものとしていても、少量流通口(16)を、内容物の適量の噴出が可能となるよう小さな直径で形成しておく事で、エアゾール容器(1)内から上部室(8)内に流入する内容物は、この少量流通口(16)によって流量を最適な量に抑制される。その結果、ステム(12)の内容物導出路(14)及びオリフィス(13)の直径が大きなものであっても、必要とされる適量の内容物のみを、上部室(8)を介してオリフィス(13)、内容物導出路(14)に導く事になるから、噴射ノズル(32)からの過剰な内容物の噴射を生じる事がなく、常に最適量での噴射が可能となる。
【0037】
発明では上述の如く、エアゾール容器(1)への内容物の充填時に於いても、内容物の噴射時に於いても、内容物とステム発条(25)とが接触する事がないものとなる。更に、エアゾール容器(1)や蓋体(3)も、内容物との接触部を合成樹脂でコーティングした金属や硬質プラスチックで形成している。従って、ヘアカラー等の金属腐食性の高い内容物を充填した場合であっても、ステム発条(25)、その他の金属部品と内容物との接触がなく、金属部品の劣化を抑制して、耐久性に優れるとともに、良好な使用を長期に可能な製品を得る事ができる。
【0038】
また、酸性染毛剤等、外気との接触で変質や固化等を生じ易い内容物の場合には、エアゾール製品の使用後に、押釦(31)の噴出路(19)や噴射ノズル(32)に残留した内容物が変質したり固化する虞がある。すると、次回の使用時に、噴射ノズル(32)の目詰まりを生じて内容物の噴射が行いにくくなったり、変質した内容物が噴射されたりして、エアゾール製品の良好な使用ができなくなる事がある。そのため、本実施例では、使用者が押釦(31)を任意に着脱する事を可能としている。
【0039】
まず、押釦(31)を接続するストッパ(18)は、本実施例では、図1、図2に示す如く、蓋体(3)から外方に突出させたステム(12)の上端外周に環状凹溝(36)を設け、この環状凹溝(36)に、環状鍔を嵌合固定し、ステム(12)の外周にフランジ状のストッパ(18)を突設している。そして、このフランジ状のストッパ(18)と蓋体(3)との間に、ステム発条(25)を挿入配置している。
【0040】
また、ストッパ(18)に、着脱可能に接続する押釦(31)は、ステム(12)の内容物導出路(14)と連通する噴出路(19)と、内容物の噴射ノズル(32)とを備え、ストッパ(18)への接続片(39)を一対設けている。そして、一対の接続片(39)の下方内周面に、ストッパ(18)に係合するための係止突起(37)(38)を上下に形成している。また、接続片(39)は、下端内周縁(40)を断面ハ字形のテーパー状に形成するとともに、係止突起(37)より上方に於いて接続片(39)の内周面を断面く字形に凹設して肉薄部(41)を設けている。この肉薄部(41)位置に於いて、接続片(39)の外周を内方に押圧して弾性変形させる事により、接続片(39)の下端内周縁(40)側が外方に弾性変形するものとなる。
【0041】
また、押釦(31)は、噴出路(19)の下端に環状の密閉突起(42)を突設し、この密閉突起(42)をステム(12)の内容物導出路(14)内に挿入配設している。そして、密閉突起(42)の外周面を内容物導出路(14)の内周面に気密的及び液密的に密着させる事により、押釦(31)からの内容物の漏れを防止するとともに、押釦(31)のステム(12)への安定した固定を可能とし、押釦(31)の傾きやぐらつきを防止して良好な押し下げ動作を可能としている。
【0042】
上記押釦(31)をステム(12)に接続するには、ストッパ(18)の上面に臨ませて接続片(39)を配置し、押釦(31)をステム(12)方向に押し下げると、接続片(39)のテーパー状の下端内周縁(40)がストッパ(18)に突き当たる事により、この接続片(39)の下端内周縁(40)側が外方に弾性変形する。この変形状態で、押釦(31)を更に押し下げる事により、係止突起(38)がストッパ(18)を乗り越えた後、該ストッパ(18)の下端外周縁に係合する。また、ストッパ(18)の上端外周縁には、接続片(39)の上方の係止突起(37)が係合する。この上下の係止突起(37)(38)のストッパ(18)への係合により、図1に示す如く、押釦(31)が上下動不能にストッパ(18)に接続固定され、押釦(31)の押下による内容物の噴射を円滑に行う事ができる。
【0043】
次に、内容物の噴射が終了して押釦(31)をステム(12)から外すには、図2に白抜き矢印で示す如く、接続片(39)の外周面を、肉薄部(41)の位置で内方に押圧して弾性変形させると、ストッパ(18)と上方の係止突起(37)との係合部を支点に接続片(39)の下端内周縁(40)側が外方に弾性変形する。この変形により、下方の係止突起(38)とストッパ(18)との係合が解除され、この解除状態で押釦(31)を上方に引き上げる事により、押釦(31)をストッパ(18)から容易に取り外す事ができる。
【0044】
このように押釦(31)を取り外す事により、水洗やエアー洗浄等により押釦(31)の噴射ノズル(32)や噴出路(19)に付着した内容物を除去する事ができる。そして、次回の使用時には、噴射ノズル(32)の目詰まりや、変質した内容物の噴射等の不具合が生じる事がなく、内容物の良好な噴射と使用が可能となる。勿論、本実施例の場合でもステム発条(25)をエアゾール容器(1)の外部に配置する事により、内容物との接触によるステム発条(25)の劣化を防止する事が可能となっている。
【0045】
また、本実施例では、バルブ機構(4)を蓋体(3)を介してエアゾール容器(1)に固定しているが、蓋体(3)を使用せずにマウテンカップを用い、このマウテンカップの外周を、エアゾール容器(1)の上端にガスケットを介してクリンチ固定する事によりエアゾール容器(1)の上端を密閉し、このマウテンカップの中央部にハウジング(5)の上端を固定しても良い。そして、ステム(12)の上端に固定したストッパ(18)と、マウンテンカップとの間に、押圧発条や引っ張り発条等のステム発条(25)を配置して、ステム(12)を押圧付勢する構成とする事で、内容物との接触によるステム発条(25)の劣化を抑制する事が可能となる。
【0046】
また、ストッパ(18)は、内容物との接触がないので、金属で形成しても良いし、合成樹脂で形成しても良いが、他の異なる実施例として、ストッパ(18)を弾力性を有する合成樹脂で形成する。この場合、ストッパ(18)の上端外周に押釦(31) 充填ノズル、アクチュエータ等の接続部等を接続した際に、これらの部材にストッパ(18)の表面が弾性的に密着するものとなり、高いシール性を得る事ができる。更に異なる実施例として、ストッパ(18)の外周にコンタクトリング等を突設する事により、ストッパ(18)と押釦(31)充填ノズル、アクチュエータの接続部等とのシール性を、更に高める事が可能となる。
【0047】
また、本実施例では、ステム(12)とは別個にストッパ(18)を形成している。そして、本実施例では、既存のステム(12)の外周に設けた環状凹溝(36)にストッパ(18)をフランジ状に嵌合固定している。そのため、本発明の実施のためにステム(12)を新たに形成する必要がなく、従来のステム(12)をそのまま、或いは環状凹溝(36)等の簡単な加工を施すだけで使用する事ができる。しかしながら、他の異なる実施例として、ストッパ(18)を一体に設けてステム(12)を形成しても良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、バルブ機構の閉弁方向にステムを付勢するためのステム発条を、ハウジング内ではなくステム外周に固定したストッパと蓋体との間に配置したので、内容物との接触によるステム発条の腐食や劣化が生じる事がない。そのため、エアゾール装置の円滑な作動が長期に可能となり、所定の噴射量での内容物の良好な噴射が持続可能となるとともに、未使用時には内容物の漏洩を防止可能な気密性を保つ事ができる。また、ストッパをステムに固定したまま、ステムからのスルーザバルブ方式でのエアゾール容器内への内容物の充填が可能となり、充填ロスの少ない充填作業が可能となる。また、押釦やアクチュエータ等も、ストッパを固定した状態でステムに接続する事ができる。また、ステムに固定したストッパとステム発条のみの単純な構成で、容易な製作が可能となり、エアゾール製品の生産性を向上させる事ができる。
【0049】
また、ストッパは、ステムの上端外周にフランジを突設して形成しているため、エアゾール製品の製作工程が容易となって、生産性を向上させる事ができる。このようなストッパであっても、ステムへの押釦やアクチュエータ、充填ノズル等の接続や操作に支障を与える事はないし、ストッパに押釦、アクチュエータ、充填ノズル等を当接させてこれらを 支持する事もできる。
【0050】
また、ストッパには、該ストッパへの係止突起と、この係止突起の上面に凹設した断面く字形の肉薄部とを設けた内側面に接続片を、複数形成した押釦を着脱可能に接続している。この押釦のストッパからの取り外しは、凹設部位置で接続片を内方に押圧して弾性変形させる事により、係止突起のストッパへの係止突起の係合を解除して行うものである。このように、押釦の着脱を可能とする事により、押釦を取り外して洗浄する事ができ、内容物の噴射により押釦に付着した内容物を除去する事ができる。そのため、特に酸性染毛剤等、外気との接触で変質や固化等を生じ易い内容物の場合は、次回の使用時に於いても、噴射ノズルの目詰まりを生じたり、変質した内容物が噴射される等の不具合を生じる事なく、内容物の円滑な噴射と使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】 押釦の取り外し過程を示す断面図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
2 上端開口部
3 蓋体
5 ハウジング
7 流通口
8 上部室
10 下部室
11 ステムガスケット
12 ステム
15 切替バルブ
16 少量流通口
17 弁座
18 ストッパ
25 ステム発条
31 押釦
37 係止突起
38 係止突起
39 接続片
41 肉薄部

Claims (3)

  1. エアゾール容器の上端開口部内に、蓋体を介してハウジングの上端を固定し、このハウジング内に、ステムガスケットを介して上端を蓋体の外方に突出するステムを上下動可能に装着し、この外方に突出したステムの上端外周に、フランジを突設して形成したストッパを固定し、このストッパには、該ストッパへの係止突起と、この係止突起の上面に凹設した断面く字形の肉薄部とを内側面に設けた接続片を、複数形成した押釦を着脱可能に接続し、この押釦のストッパからの取り外しは、肉薄部位置で接続片の外面を内方に押圧して弾性変形させる事により、係止突起のストッパへの係合を解除して行い、このストッパと蓋体との間に、ステムを上方に押圧付勢するステム発条を配置した事を特徴とするエアゾールバルブ。
  2. ハウジングは、流通口を介して上部室と下部室とを内部に形成し、上部室にはステムを上下動可能に装着し、下部室には内容物の噴射動作時にもステムの下端部を接触する事のない切替バルブを上下動可能に装着し、この切替バルブに、上部室と下部室とを連通する少量流通口を開口するとともに、ステムを介した内容物の充填時には、充填圧力により切替バルブを押圧し、流通口を開放して内容物を迅速に充填可能とし、内容物の噴射時には、エアゾール容器内のガス圧により切替バルブを流通口の弁座に押圧付勢して流通口を閉止し、上部室と下部室とを少量流通口のみを介して連通可能とした事を特徴とする請求項1のエアゾールバルブ。
  3. エアゾール容器は、内容物との接触部を合成樹脂で形成した事を特徴とする請求項1のエアゾールバルブ。
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