JP4226135B2 - マイクロ波プラズマ処理装置及び方法 - Google Patents

マイクロ波プラズマ処理装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4226135B2
JP4226135B2 JP08612299A JP8612299A JP4226135B2 JP 4226135 B2 JP4226135 B2 JP 4226135B2 JP 08612299 A JP08612299 A JP 08612299A JP 8612299 A JP8612299 A JP 8612299A JP 4226135 B2 JP4226135 B2 JP 4226135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
plasma
temperature
slot electrode
processing chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08612299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000277495A (ja
Inventor
俊明 本郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP08612299A priority Critical patent/JP4226135B2/ja
Publication of JP2000277495A publication Critical patent/JP2000277495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4226135B2 publication Critical patent/JP4226135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Description

【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波プラズマ処理装置及び方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、半導体製品の高密度化及び高微細化に伴い、半導体製品の製造工程において、成膜、エッチング、アッシング等の処理のためにプラズマ処理装置が使用される場合がある。特に、0.1乃至10mTorr程度の減圧状態でも安定してプラズマを供給することができるマイクロ波プラズマ装置が提案されている。
【0004】
典型的なマイクロ波プラズマ装置においては、通常、2.45GHzのマイクロ波が、導波管、透過窓、スロット電極を順に通過し、被処理体(例えば、半導体ウェハやLCD)が配置され減圧環境下に維持された処理室(プロセスチャンバ)内に導入される。2.45GHzの周波数を有するマイクロ波を生成するマイクロ波源は電子レンジなどでも使用されて大量生産されており、安価であるという特長からかかるマイクロ波源が多用されている。一方、処理室には反応ガスも導入され、マイクロ波によってプラズマ化され、活性の強いラジカルとイオンとなる。かかるプラズマが被処理体と反応して被処理体に対してCVDやエッチングなど所定の処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、2.45GHzの周波数を有するマイクロ波を使用して、例えば、プラズマCVDを行った場合、Siウェハにはその上に形成される成膜(例えば、SiO2やSi3N4)との境界面でダングリングボンドなどの格子欠陥ができることが多い。ダングリングボンドは格子構造の周期性の乱れによって共有結合が切れ、不対電子が残された場合の当該不対電子をいうが、本発明者はこの原因が2.45GHzの周波数を有するマイクロ波に起因していることを発見した。即ち、2.45GHzの周波数を有するマイクロ波によってもたらされるプラズマの電子エネルギーは一般に図1に示すように分布し、10eVあたりで極大Mを有する。そして、本発明者は、この極大Mがダングリングボンドの原因となっていることを発見した。
【0006】
また、2.45GHzの周波数を有するマイクロ波は処理室に定在波をもたらし、均一なプラズマ密度の生成を妨げ、その結果、均一なプラズマ処理を妨げるという問題も有する。
【0007】
そこで、このような課題を解決する新規かつ有用なマイクロ波プラズマ処理装置及び方法を提供することを本発明の概括的目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面としてのマイクロ波プラズマ処理装置は、マイクロ波を発生するマイクロ波源と、前記マイクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管と、前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波を案内するスロット電極と、反応ガスを供給する反応ガス源と、真空ポンプと、前記反応ガス源と前記真空ポンプに接続可能で被処理体を収納することができ、前記スロット電極を通過した前記マイクロ波は前記反応ガスをプラズマ化して、減圧環境下で前記被処理体に所定のプラズマ処理を施すことができる処理室とを有し、前記マイクロ波は、100MHz乃至600MHzの周波数を有し、前記マイクロ波は前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とする。前記マイクロ波は、例えば、前記処理室の直径よりも大きい波長を有する。
【0009】
本発明の別の側面としてのマイクロ波プラズマ処理装置は、マイクロ波を発生するマイクロ波源と、前記マイクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管と、前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波の波長を短縮する波長短縮部材と、当該波長短縮部材に接続され、前記波長短縮部材を通過した前記マイクロ波を案内するスロット電極と、反応ガスを供給する反応ガス源及び真空ポンプに接続可能で被処理体を収納することができ、前記スロット電極を通過した前記マイクロ波は前記反応ガスをプラズマ化して、減圧環境下で前記被処理体に所定のプラズマ処理を施すことができる処理室とを有し、前記マイクロ波は、100MHz乃至600MHzの周波数を有し、前記マイクロ波は前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とする。
【0010】
本発明の別の側面としてのマイクロ波プラズマ処理方法は、被処理体を処理室に導入する工程と、マイクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管に100MHz乃至600MHzの周波数を有する前記マイクロ波を導入する工程と、前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波をスロット電極に導入する工程と、前記処理室の圧力を制御する工程と、反応ガスを前記処理室に導入してプラズマ化する工程とを有し、前記マイクロ波は、前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とする。かかるマイクロ波プラズマ処理方法は、前記周波数を有する前記マイクロ波を当該マイクロ波の波長を短縮するように動作可能な波長短縮部材に供給する工程を更に有し、前記マイクロ波をスロット電極に導入する前記工程は、前記波長短縮部材を通過したマイクロ波を前記スロット電極に導入するように構成されてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、プラズマCVD装置として使用される本発明の例示的なマイクロ波プラズマ装置100について説明する。なお、各図において同一の参照符号は同一部材を表している。従来のマイクロ波は1〜100GHzの周波数をいうが、本発明のマイクロ波はこれに限らず、およそ50MHz〜100GHzのものをいう。ここで、図1は、マイクロ波プラズマ装置100の概略ブロック図である。本実施例のマイクロ波プラズマ装置100は、マイクロ波源10と反応ガス供給ノズル50と真空ポンプ60とに接続され、アンテナ収納部材20と、第1の温度制御装置30と、処理室40と、第2の温度制御装置70とを有している。
【0012】
マイクロ波源10は、例えば、マグネトロンからなり、例えば、100MHz乃至600MHz程度の周波数を有するマイクロ波(例えば、5kW)を発生することができる。本実施例では、生成されるプラズマの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下になるようなマイクロ波の周波数が事前に選択されている。従って、本発明では、通常一般に使用される2.45GHzの周波数を有するマイクロ波は使用していない。これは、2.45GHzの周波数を有するマイクロ波は図4に示すような極大Mを有し、エネルギーの高い電子が半導体ウェハWに衝突して、半導体ウェハWに格子欠陥をもたらすからである(例えば、欠陥を表す界面準位密度5x1010乃至2x1011)。また、ダングリングボンドにより半導体ウェハWにおける成膜の密着性も悪くなる。
【0013】
本発明者は、図5に示すように、異なる周波数を有するマイクロ波によってもたらされるプラズマの電子エネルギー分布と格子欠陥の発生の相関関係を検討した結果、10eV以上の電子の存在確率が20分の1程度であれば格子欠陥の発生を許容できる範囲にまで抑えることができることを発見した。10eV以上の電子の存在確率とは、図4及び図5に示すグラフにおいて、10eV以上の存在確率の積分値である。図4に示すような極大Mは、必ずしも全ての周波数のマイクロ波によってもたらされるプラズマで発生するわけではない。例えば、500MHzの周波数ではこのような極大が発生しない。また、13.56MHzの周波数では、このような極大が発生しないが、10eV以上の電子の存在確率が20分の1を超えてしまうため好ましくない。プラズマの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1程度に相当するマイクロ波の周波数は100MHz乃至600MHz程度の周波数を有するマイクロ波を含むものである。
【0014】
かかる周波数範囲のマイクロ波を選択することは均一な密度分布を有するプラズマを生成するという付加的な効果も有する。即ち、後述される処理室40は、例えば、8インチや300mmの半導体ウェハWを収納する場合はチャンバ径が350乃至500mm程度に設定される。かかる処理室40では均一かつ所定密度のプラズマを生成するためにマイクロ波の均一かつ所定密度の分布が必要である。例えば、全体のプラズマ密度が低下すれば半導体ウェハの処理速度が変化する。その結果、プラズマ処理が時間的に管理される場合、所定の時間(例えば、2分)で処理を停止しても所望の処理(エッチング深さや成膜厚さ)が半導体ウェハWに形成されていない場合がある。また、部分的にプラズマ密度が集中すれば、部分的に半導体ウェハWの処理が変化してしまう。
【0015】
しかし、2.45GHzマイクロ波は122.5mmの波長を有し、上述したチャンバ径350乃至500mmよりも波長が短いため、処理室40内には数個の定在波の発生をもたらす。かかる定在波は、処理室40に導入されるマイクロ波の存在分布に強弱をもたらすため、マイクロ波の均一な分布を妨げる。その結果、処理室におけるプラズマ密度が不均一になり、上述したような問題が生ずる。
【0016】
本実施例で使用されることが可能な、例えば、周波数450MHzを有するマイクロ波は、波長が67cm(670mm)であるのでチャンバ径より大きく定在波が発生しにくい。定在波が発生しないのでマイクロ波の存在が均一になり均一な処理を達成することができる。この点から、マイクロ波源10は、処理室40の寸法よりも大きな波長を有するマイクロ波を発生することができることが好ましい。使用される処理室40のチャンバ径が350mm程度であれば、上述した100MHz乃至600MHzのマイクロ波はこの要件を満たしている。
【0017】
マイクロ波は、その後、図示しないモード変換器により伝送形態がTM、TE又はTEMモードなどに変換される。なお、図1では、発生したマイクロ波がマグネトロンへ戻る反射波を吸収するアイソレータや、負荷側とのマッチングをとるためのEHチューナ又はスタブチューナは省略されている。
【0018】
アンテナ収納部材20には波長短縮部材22が収納され、波長短縮部材22に接触してスロット電極24がアンテナ収納部材20の底板として構成されている。アンテナ収納部材20には熱伝導率が高い材料(例えば、ステンレス)が使用されており、また、後述するように、温調板32と接触している。従って、アンテナ収納部材20の温度は温調板32の温度と略同じ温度に設定される。
【0019】
波長短縮部材22はマイクロ波の波長を短縮するために所定の誘電率を有する誘電体である。但し、後述するように、冷却板32の温度をスロット電極24に伝達するために熱伝導率が高い所定の材料が使用されることが好ましい。処理室40に導入されるプラズマ密度を均一にするには、後述するスロット電極24に多くのスリット25を形成することも必要がある。波長短縮部材22は、スロット電極24に多くのスリット25を形成することを可能にする機能を有する。波長短縮部材22としては、誘電率の高い物質、例えば、アルミナ系セラミック、SiN、AlNを使用することができる。
【0020】
例えば、AlNは比誘電率εtが約9であり、波長短縮率n=1/(εt)1/2=0.33である。これにより、波長短縮部材22を通過したマイクロ波の速度は0.33倍となり波長も0.33倍となり、後述するスロット電極24のスリット25の間隔を短くすることができ、より多くのスリット25が形成されることを可能にしている。より具体的には、スロット電極24のスリットの外周寸法はマイクロ波の波長の1.45倍以上が適当であるため、450MHzのマイクロ波を使用した場合、波長短縮部材22がなければスロット電極24は1.45x67=97cm以上の外周寸法が必要となるが、波長短縮部材22があるために97x0.33=32cm程度の外周寸法で足りることになる。
【0021】
スロット電極24は、波長短縮部材22にねじ止めされており、例えば、直径50cm、厚さ1mm以下の円筒状銅板から構成される。スロット電極24は、図2に示すように、中心から少し外側へ、例えば、数cm程度離れた位置から開始されて多数のスリット25が渦巻状に次第に周縁部に向けて形成されている。図2においては、スリット25は、2回渦巻されている。本実施例では、略T字状にわずかに離間させて配置した一対のスリット25A及び25Bを組とするスリット対を上述したように配置することによってスリット群を形成している。各スリット25A、25Bの長さL1はマイクロ波の管内波長λの略1/2から自由空間波長の略2.5倍の範囲内に設定されると共に幅は1mm程度に設定され、スリット渦巻の外輪と内輪との間隔L2は僅かな調整はあるが管内波長λと略同一の長さに設定されている。即ち、スリットの長さL1は、次の式で示される範囲内に設定される。
【0022】
【数1】
Figure 0004226135
このように各スリット25A、25Bを形成することにより、処理室40には均一なマイクロ波の分布を形成することが可能になる。渦巻状スリットの外側であって円盤状スロット電極24の周縁部にはこれに沿って幅数mm程度のマイクロ波電力反射防止用放射素子26が形成されている。これにより、スロット電極24のアンテナ効率を上げている。なお、本実施例のスロット電極24のスリットの模様は単なる例示であり、任意のスリット形状(例えば、L字状など)を有する電極をスロット電極として利用することができることはいうまでもない。例えば、図6乃至図9に示す同心円、放射状など様々な形状を有するスリット125a乃至dを有するスロット電極124a乃至dを使用することができる。
【0023】
アンテナ収納部材20には第1の温度制御装置30が接続されている。第1の温度制御装置30は、マイクロ熱によるアンテナ収納部材20及びこの近傍の構成要素の温度変化が所定の範囲になるように制御する機能を有する。第1の温度制御装置30は、図3に示すように、温調板32と、封止部材34と、温度センサ36とヒータ装置38とを有し、水道などの水源39から冷却水を供給される。制御の容易性から、水源39から供給される冷却水の温度は恒温であることが好ましい。温調板32は、例えば、ステンレスなど熱伝導率がよく、流路33を加工しやすい材料が選択される。流路33は、例えば、矩形状の温調板32を縦横に貫通し、ねじなどの封止部材34を貫通孔にねじ込むことによって形成することができる。もちろん、図3に拘らず、温調板32と流路33それぞれは任意の形状を有することができる。冷却水の代わりに他の種類の冷媒(アルコール、ガルデン、フロン等)を使用することができるのはもちろんである。
【0024】
温度センサ36は、PTCサーミスタ、赤外線センサなど周知のセンサを使用することができる。なお、熱電対も温度センサ36に使用することができるが、マイクロ波の影響を受けないように構成することが好ましい。温度センサ36は流路33に接続してもよいし、接続していなくてもよい。代替的に、温度センサ36は、アンテナ収納部材20、波長短縮部材22及び/又はスロット電極24の温度を測定してもよい。
【0025】
ヒータ装置38は、例えば、温調板32の流路33に接続された水道管の周りに巻かれたヒータ線などとしてから構成される。ヒータ線に流れる電流の大きさを制御することによって温調板32の流路33を流れる水温を調節することができる。温調板32は熱伝導率が高いので流路33を流れる水の水温と略同じ温度に制御されることができる。
【0026】
温調板32はアンテナ収納部材20に接触しており、アンテナ収納部材20と波長短縮部材22は熱伝導率が高い。この結果、温調板32の温度を制御することによって波長短縮部材22とスロット電極24の温度を制御することができる。
【0027】
波長短縮部材22とスロット電極24は、温調板32などがなければ、マイクロ波源10の電力(例えば、5kW)を長時間加えることにより、波長短縮部材22とスロット電極24での電力ロスから電極自体の温度が上昇する。この結果、波長短縮部材22とスロット電極24が熱膨張して変形する。
【0028】
例えば、スロット電極24は、熱膨張により最適なスリット長さが変化して後述する処理室40内における全体のプラズマ密度が低下したり部分的にプラズマ密度が集中したりする。全体のプラズマ密度が低下すれば半導体ウェハWの処理速度が変化する。その結果、プラズマ処理が時間的に管理して、所定時間(例えば、2分)経過すれば処理を停止して半導体ウェハWを処理室40から取り出すというように設定した場合、全体のプラズマ密度が低下すれば所望の処理(エッチング深さや成膜厚さ)が半導体ウェハWに形成されていない場合がある。また、部分的にプラズマ密度が集中すれば、部分的に半導体ウェハWの処理が変化してしまう。このようにスロット電極24が温度変化により変形すればプラズマ処理の品質が低下する。
【0029】
更に、温調板32がなければ、波長短縮部材22とスロット電極24の材質が異なり、また、両者はねじ止めされているから、スロット電極24が反ることになる。この場合も同様にプラズマ処理の品質が低下することが理解されるであろう。
【0030】
一方、スロット電極24は、温度が一定であれば高温下に配置されても、変形を生じない。また、プラズマCVD装置においては、処理室40に水分が液状又は霧状で存在すれば半導体ウェハWの膜中に不純物として混入されることになるためできるだけ温度を上げておくことが好ましい。また、処理室40と後述する誘電体28との間を密封するオーリングなどの部材は80乃至100℃程度の耐熱性を有することを考慮すると、温調板32(即ち、スロット電極24)は、例えば、70℃を基準に±5℃程度となるように制御される。70℃などの設定温度と±5℃などの許容温度範囲は要求される処理や構成部材の耐熱性その他によって任意に設定することができる。
【0031】
この場合、第1の温度制御装置30は、温度センサ36の温度情報を得て、温調板32の温度が70℃±5℃になるようにヒータ装置38に供給する電流を(例えば、可変抵抗などを使用して)制御する。スロット電極24は、70℃で使用されることを前提に、即ち、70℃の雰囲気下に置かれた時に最適なスリット長さを有するように設計される。代替的に、温度センサ36が温調板32に配置される場合には、温調板32からスロット電極24へあるいはこの逆へ熱が伝搬するには時間がかかるから70℃±10℃にするなどより広い許容範囲を設定してもよい。
【0032】
第1の温度制御装置30は、最初は、室温下に置かれた温調板32の温度は70℃よりも低いからヒータ装置38を最初に駆動して水温を70℃程度にして温調板32に供給してもよい。代替的に、マイクロ熱による温度上昇を70℃付近になるまで温調板32に水を流さなくてもよい。従って、図3に示す例示的な温度制御機構は水源39からの水量を調節するマスフローコントローラと開閉弁とを含んでいてもよい。温調板32の温度が75℃を超えた場合には、例えば、15℃程度の水を水源39から供給して温調板32の冷却を開始し、その後、温度センサ36が65℃を示したときにヒータ装置38を駆動して温調板32の温度が70℃±5℃になるように制御する。第1の温度制御装置30は、上述のマスフローコントローラと開閉弁を利用することによって、例えば、15℃程度の水を水源39から供給して温調板32の冷却を開始し、その後、温度センサ36が70℃を示したときに水の供給を停止するなど様々な制御方法を採用することができる。
【0033】
このように、第1の温度制御装置30は、波長短縮部材22とスロット電極24が所定の設定温度を中心とする所定の許容温度範囲になるように温度制御をすることにより、処理室40における処理の品質を維持することができる。例えば、スロット電極24は、70℃の雰囲気下に置かれた時に最適なスリット長さを有するように設計された場合に、これを単に15℃程度に冷却するだけでは最適な処理環境を得るのに無意味であることが理解されるであろう。
【0034】
また、第1の温度制御装置30は、温調板32を流れる水の温度を制御することによって波長短縮部材22とスロット電極24の温度を同時に制御している。これは、温調板32、アンテナ収納部材20及び波長短縮部材22を熱伝導率の高い材料で構成したことによるものである。かかる構成を採用することにより、これら3つの温度制御を1の装置で兼用することができるので複数の装置を要しない点で装置全体の大型化とコストアップを防止することができる。なお、温調板32は、冷却手段の単なる一例であり、冷却ファンなどその他の冷却手段を採用することができることはいうまでもない。
【0035】
本実施例では、温調板32とアンテナ収納部材20は別個の部材であったが、温調板32の機能をアンテナ収納部材20にもたせてもよい。例えば、アンテナ収納部材20の上面及び/又は側面に流路32を形成することによりアンテナ収納部材20を直接冷却することができる。また、アンテナ収納部材20の側面に流路32を形成すれば、波長短縮部材22とスロット電極24とを同時に冷却することも可能である。また、スロット電極24の周囲に温調板を設けたり、若しくは、スリット25の配置を妨げないようにスロット電極24自体に流路を形成することもできる。
【0036】
誘電体28はスロット電極24と処理室40との間に配置されている。スロット電極24と誘電体28は、例えば、ロウにより強固にかつ機密に面接合される。代替的に、焼成されたセラミック製の誘電体28の裏面に、スクリーン印刷などの手段により銅薄膜を、スリットを含むスロット電極24の形状にパターン形成して、これを焼き付けるように銅箔のスロット電極24を形成してもよい。誘電体28は、窒化アルミニウム(AlN)などからなり、減圧又は真空環境にある処理室40の圧力がスロット電極24に印加されてスロット電極24が変形したり、スロット電極24が処理室40に剥き出しになってスパッタされたり銅汚染を発生したりすることを防止している。必要があれば、誘電体28を熱伝導率の低い材質で構成することによって、スロット電極24が処理室40の温度により影響を受けるのを防止してもよい。
【0037】
選択的に、誘電体28は、波長短縮部材22と同様に、熱伝導率の高い材質(例えば、AlN)で形成することができる。この場合は、誘電体28の温度を制御することによってスロット電極24の温度制御を行うことができ、スロット電極24を介して波長短縮部材22の温度制御を行うことができる。この場合、誘電体28の周囲に温調板を形成したり、誘電体28の内部にマイクロ波の処理室40への導入を妨げないように流路を形成することも可能である。なお、上述した温度制御は任意に組み合わせることもできる。
【0038】
処理室40は、側壁や底部がアルミニウムなどの導体により構成されて、全体が筒状に成形されており、内部は後述する真空ポンプ60により所定の減圧又は真空密閉空間に維持されることができる。処理室40内には、熱板42とその上に被処理体である半導体ウェハWが収納されている。なお、図1においては、半導体ウェハWを固定する静電チャックやクランプ機構などは便宜上省略されている。
【0039】
熱板42は、ヒータ装置38と同様に、処理室40内の温度を所定の処理温度にするために第2の温度制御装置70に接続されている。かかる第2の温度制御装置70は、処理室40内の温度を測定する温度センサ72が測定した温度に従って熱板42に流れる加熱用電流の大きさを制御することができる。第2の温度制御装置70は、例えば、第1の温度制御装置30による温度制御の結果として処理室40内の温度が所定の処理温度よりも下がった場合に、熱板42を介して処理室40の温度を上げるように動作することができる。処理室40の温度も所定の処理温度と許容温度範囲を予め設定しておき、これに基づいて第2の温度制御装置70は熱板42の動作を制御することができる。処理室40に使用される処理温度と許容温度範囲は、第1の温度制御装置30が使用するそれらと同一であってもよいし異なっていてもよい。また、熱板42は、半導体ウェハWを載置する台と一体であってもよいし別個の部材であってもよい。温度センサ72には温度センサ36と同様のものを使用することができる。
【0040】
処理室40の側壁には、反応ガスを導入するための石英パイプ製ガス供給ノズル50が設けられ、このノズル50は、ガス供給路52によりマスフローコントローラ54及び開閉弁56を介して反応ガス源58に接続されている。例えば、窒化シリコン膜を堆積させようとする場合には、反応ガスとして所定の混合ガス(即ち、ネオン、キセノン、アルゴン、ヘリウム、ラドン、クリプトンのいずれかにN2とH2を加えたもの)にNH3やSiH4ガスなどを混合したものが選択されることができる。
【0041】
真空ポンプ60は、処理室40の圧力を所定の圧力(例えば、0.1乃至数10mTorr)まで真空引きすることができる。なお、図1においては、排気系の詳細な構造も省略されている。
【0042】
次に、以上のように構成された本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置100の動作について説明する。まず、通常処理室40の側壁に設けられている図示しないゲートバルブを介して半導体ウェハWを搬送アームにより処理室40に収納する。その後、図示しないリフタピンを上下動させることによって半導体ウェハWを所定の載置面に配置する。
【0043】
次に、処理室40内をポンプ60により減圧し、所定の処理圧力、例えば、50mTorrに維持してノズル50から、例えば、ヘリウム、窒素及び水素の混合ガスにNH3を更に混合した一以上の反応ガス源58からマスフローコントローラ54及び開閉弁56を介して流量制御しつつ処理室40に導入される。
【0044】
処理室40の温度は70℃程度になるように第2の温度制御装置70と熱板42により調整される。また、第1の温度制御装置30は、温調板32の温度が70℃程度になるようにヒータ装置38を制御する。これにより、温調板32を介して波長短縮部材22とスロット電極24の温度も70℃程度に維持される。スロット電極24は70℃で最適のスリット長を有するように設計されている。また、スロット電極24は±5℃程度の温度誤差が許容範囲であるということが予め分かっているものとする。
【0045】
一方、マイクロ波源10からの周波数450MHzのマイクロ波を図示しない矩形導波管や同軸導波管などを介してアンテナ収納部材20内の波長短縮部材22に、例えば、TEMモードなどで導入する。波長短縮部材22を通過したマイクロ波はその波長が短縮されてスロット電極24に入射し、スリット25から処理室40に誘電体28を介して導入される。波長短縮部材22とスロット電極24は温度制御されているので、熱膨張などによる変形はなく、スロット電極24は最適なスリット長さを維持することができる。これによってマイクロ波は、均一に(即ち、部分的集中なしに)かつ全体として所望の密度で(即ち、密度の低下なしに)処理室40に導入されることができる。
【0046】
継続的な使用により、温調板32の温度が75℃よりも上昇すれば第1の温度制御装置30は水源39より15℃程度の冷却水を温調板32に導入することによりこれを75℃以内になるように制御する。同様に、処理開始時や過冷却により温調板32の温度が65℃以下になれば第1の温度制御装置30はヒータ装置38を制御して水源39から温調板32に導入される水温を上げて温調板32の温度を65℃以上にすることができる。
【0047】
一方、温調板32による過冷却によって処理室40の温度が所定の温度よりも低くなったことを温度センサ72が検知すれば、水分が不純物としてウェハWに混入することを防ぐため第2の温度制御装置70は熱板42を制御して処理室40の温度を制御することができる。
【0048】
その後、マイクロ波は、反応ガスをプラズマ化して成膜処理を行う。成膜処理は、例えば、予め設定された所定時間だけ行われてその後、半導体ウェハWは上述の図示しないゲートバルブから処理室40の外へ出される。処理室40には定在波を形成しないで所望の密度のマイクロ波が均一に供給されるのでウェハWには所望の厚さの膜が均一に形成されることになる。また、マイクロ波によって発生するプラズマの電子エネルギー分布はウェハWに結晶欠陥をもたらさないので高品質の成膜処理を行うことができる。更に、処理室40の温度は水分などがウェハWに混入することのない温度に維持されるので所望の成膜品質を維持することができる。
【0049】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明のマイクロ波プラズマ処理装置100は電子サイクロトロン共鳴の利用を妨げるものではないため、所定の磁場を発生させるリング状コイルなどを有してもよい。また、本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置100はプラズマCVD装置として説明されているが、マイクロ波プラズマ処理装置100は半導体ウェハWをエッチングしたりクリーニングしたりする場合にも使用することができることはいうまでもない。更に、本発明で処理される被処理体は半導体ウェハに限られず、LCDなどを含むものである。また、本発明のマイクロ波の周波数に関して10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下となる周波数であれば2.45GHz以上でも用いることができることはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】
本発明の例示的一態様であるマイクロ波プラズマ処理装置及び方法によれば、使用されるマイクロ波はプラズマ化された反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下になるような周波数を有するので、被処理体にダングリングボンドが形成されることを防止して所期の処理品質を維持することができる。また、本発明の例示的一態様であるマイクロ波プラズマ処理装置及び方法は、定在波の形成を防止して被処理体に均一な処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の例示的なマイクロ波プラズマ処理装置の構造を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示すマイクロ波プラズマ処理装置に使用されるスロット電極の具体的構成例を説明するための概略平面図である。
【図3】 図1に示すマイクロ波プラズマ処理装置に使用される第1の温度制御装置と温調板の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】 周波数2.45GHzのマイクロ波がもたらすプラズマの電子エネルギー分布を概略的に示すグラフである。
【図5】 周波数13.56MHz乃至500MHzのマイクロ波がもたらすプラズマの電子エネルギー分布を概略的に示すグラフである。
【図6】 図2に示すスロット電極の変形例を示す概略平面図である。
【図7】 図2に示すスロット電極の別の変形例を示す概略平面図である。
【図8】 図2に示すスロット電極の更に別の変形例を示す概略平面図である。
【図9】 図2に示すスロット電極の更に別の変形例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 マイクロ波源
20 アンテナ収納部材
22 波長短縮部材
24 スロット電極
25 スリット
28 誘電体
30 第1の温度制御装置
32 温調板
36 温度センサ
38 ヒータ装置
39 水源
40 処理室
42 熱板
50 反応ガス供給ノズル
58 反応ガス源
60 真空ポンプ
70 第2の温度制御装置
72 温度センサ

Claims (5)

  1. マイクロ波を発生するマイクロ波源と、
    前記マイクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管と、
    前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波を案内するスロット電極と、
    反応ガスを供給する反応ガス源と、
    真空ポンプと、
    前記反応ガス源と前記真空ポンプに接続可能で被処理体を収納することができ、前記スロット電極を通過した前記マイクロ波は前記反応ガスをプラズマ化して、減圧環境下で前記被処理体に所定のプラズマ処理を施すことができる処理室とを有し、
    前記マイクロ波は、100MHz乃至600MHzの周波数を有し、
    前記マイクロ波は前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。
  2. マイクロ波を発生するマイクロ波源と、
    前記マイクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管と、
    前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波の波長を短縮する波長短縮部材と、
    当該波長短縮部材に接続され、前記波長短縮部材を通過した前記マイクロ波を案内するスロット電極と、
    反応ガスを供給する反応ガス源及び真空ポンプに接続可能で被処理体を収納することができ、前記スロット電極を通過した前記マイクロ波は前記反応ガスをプラズマ化して、減圧環境下で前記被処理体に所定のプラズマ処理を施すことができる処理室とを有し、
    前記マイクロ波は、100MHz乃至600MHzの周波数を有し、
    前記マイクロ波は前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。
  3. 前記マイクロ波は前記処理室の直径よりも大きい波長を有する請求項1又は2記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  4. 被処理体を処理室に導入する工程と、
    イクロ波をTEMモードに変換する同軸導波管に100MHz乃至600MHzの周波数を有する前記マイクロ波を導入する工程と、
    前記同軸導波管を通過した前記マイクロ波をスロット電極に導入する工程と、
    前記処理室の圧力を制御する工程と、
    応ガスを前記処理室に導入してプラズマ化する工程とを有し、
    前記マイクロ波は、前記プラズマ化された前記反応ガスの電子エネルギー分布において10eV以上の電子の存在確率が20分の1以下であることを特徴とするマイクロ波プラズマ処理方法。
  5. 前記周波数を有する前記マイクロ波を当該マイクロ波の波長を短縮するように動作可能な波長短縮部材に供給する工程を更に有し、
    前記マイクロ波をスロット電極に導入する前記工程は、前記波長短縮部材を通過したマイクロ波を前記スロット電極に導入する請求項記載のマイクロ波プラズマ処理方法。
JP08612299A 1999-03-29 1999-03-29 マイクロ波プラズマ処理装置及び方法 Expired - Fee Related JP4226135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08612299A JP4226135B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 マイクロ波プラズマ処理装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08612299A JP4226135B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 マイクロ波プラズマ処理装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000277495A JP2000277495A (ja) 2000-10-06
JP4226135B2 true JP4226135B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=13877909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08612299A Expired - Fee Related JP4226135B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 マイクロ波プラズマ処理装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4226135B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299199A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Plasma System Corp プラズマ発生装置およびプラズマ処理装置
JP4583618B2 (ja) * 2001-01-30 2010-11-17 日本高周波株式会社 プラズマ処理装置
JP2003045850A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Hitachi Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000277495A (ja) 2000-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849705B2 (ja) プラズマ処理装置、プラズマ生成導入部材及び誘電体
JP4222707B2 (ja) プラズマ処理装置及び方法、ガス供給リング及び誘電体
JP5241499B2 (ja) プラズマクリーニング方法、プラズマcvd方法、およびプラズマ処理装置
US8716153B2 (en) Device and method for producing dielectric layers in microwave plasma
JP4053173B2 (ja) マイクロ波プラズマ処理装置及び方法
US20090263919A1 (en) Plasma oxidation processing method
JP2006244891A (ja) マイクロ波プラズマ処理装置
JP5390379B2 (ja) プラズマ窒化処理におけるチャンバ内の前処理方法、プラズマ処理方法、および記憶媒体
KR20120054509A (ko) 기판 처리 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
TW201809347A (zh) 電漿成膜裝置及基板載置台
JP2004349546A (ja) 酸化膜形成方法、酸化膜形成装置および電子デバイス材料
KR100936550B1 (ko) 석영제부재의 표면 처리 방법, 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
JP2002231637A (ja) プラズマ処理装置
US20120252226A1 (en) Plasma processing method
JP4226135B2 (ja) マイクロ波プラズマ処理装置及び方法
JP2003168681A (ja) マイクロ波プラズマ処理装置および処理方法
JP3986204B2 (ja) プラズマ処理装置及び方法
US7569497B2 (en) Method and apparatus for forming insulating layer
JP4580235B2 (ja) 絶縁膜の形成方法
KR101140694B1 (ko) 플라즈마 산화 처리 방법 및 플라즈마 처리 장치
JP3477573B2 (ja) プラズマ処理装置、プラズマ生成導入部材及びスロット電極
JP2006054206A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
KR20210102179A (ko) 플라스마 처리 장치 및 플라스마 처리 방법
JP4255163B2 (ja) マイクロ波プラズマ装置
JP2001274148A (ja) プラズマ処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141205

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees