JP4225131B2 - 磁界補正データ生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は航空機、ヘリコプタ、シミュレータ等において、頭部装着型表示装置に用いる磁気方式ヘッドモーショントラッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機、ヘリコプタ等では、乗組員が装着した頭部装着型表示装置の向き及び位置を把握するためのヘッドモーショントラッカを搭載している。このようなヘッドモーショントラッカには、コクピット内に基準磁界を発生させ、頭部に装着した磁気方式センサの出力から頭部の向きと位置とを算出する磁気方式ヘッドモーショントラッカが主に用いられている。
【0003】
前記したような磁気方式ヘッドモーショントラッカの場合、発生させた基準磁界内において、周囲の金属から発生する渦電流磁界等により磁界歪みが生じ、磁気方式センサの測定誤差が生じてしまう。そのため、事前に磁界歪み量を計測(磁気マッピング)し、その値をもとに磁界データの補正を行うことや、特許文献1のように、磁気方式センサを複数設け、それら磁気方式センサの出力の相互関係から磁界歪み量を算出し、該歪み量をもとに磁界データの補正をすることによりヘッドモーショントラッカの精度を維持しているものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−81904号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記磁気マッピング作業は、コクピット内に専用の計測装置を装着した状態で、コクピットを長時間占有して作業を行わなければならない。また、前記磁界歪みはコクピット内の金属製物質の位置を変更する場合にも変化するため、そのたびに使用者は前記磁気マッピング作業を行わなくてはならない。
【0006】
一方、コクピットの磁界歪みに影響されないものとして、磁気方式センサの代わりにCCD等の光学センサを具備するヘッドモーショントラッカがあげられるが、太陽光の影響を受けたり、障害物が前記光学センサを遮るなどした場合は光学センサの正確な出力が取得できないなどといった問題がある。
【0007】
そこで本発明の所期の目的は、磁気方式ヘッドモーショントラッカにおいて、磁気マッピングによる時間と労力を削減し、且つ、ヘッドモーショントラッカの測定精度を維持するための装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
閉空間内において基準磁界を発生させる磁気方式トランスミッタと該基準磁界内において使用者の頭部に装着される磁気方式センサとを具備し、該磁気方式センサが前記頭部の基準磁界内における方位・位置を示す磁気方式センサデータを出力するものである、磁気方式ヘッドモーショントラッカに用いるものであって、前記頭部に装着される光学センサと、予め記憶された前記閉空間に関するデータ及び前記光学センサからの出力に基づき、前記磁気方式センサの前記閉空間内における位置と方位とを算出する光学センサデータ処理部と、前記光学センサデータ処理部により得られた前記磁気方式センサの位置・方位データ及び前記磁気方式センサデータから、前記磁気方式センサデータを補正する磁界補正データを算出する磁界補正データ算出部とを具備することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る磁界補正データ生成方法は、磁気方式トランスミッタにより閉空間内において発生させた基準磁界内で、頭部に装着された磁気方式センサから出力される磁気方式センサデータに基づき前記基準磁界内での前記頭部の位置と方位を示す磁気方式ヘッドモーショントラッカにおいて、予め記憶された前記閉空間に関するデータ及び前記頭部に装着された光学センサからの出力に基づき前記磁気方式センサの閉空間内における位置と方位とを算出する光学センサデータ処理ステップと、前記光学センサデータ処理ステップより得られた前記磁気方式センサの位置・方位データ及び磁気方式センサデータから、磁気方式センサデータを補正する磁界補正データを算出する磁界補正データ算出ステップとを有するものである。
【0010】
このようなものであれば、磁界歪みに影響されない光学センサからの方向・位置データに基づいて磁気方式センサデータを補正するための磁界補正データを得ることが可能となる。そうすることにより、磁気マッピングによる補正作業に係る時間と労力を要することなく、磁界歪みに関しての補正がなされたデータを得ることが可能となる。また、光学センサは前記光学センサ処理ステップのみに使用する。そのため、本発明に係る方法を適用したヘッドモーショントラッカは、前記したような太陽光の影響や障害物の存在等、光学センサの出力が正確に取得できない状況においても正確な位置・方位データを安定して得ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に頭部装着型表示装置を使用する際の実施形態例を示す。また、図2に磁界補正データを生成する際の実施形態例を示す。
【0012】
磁気方式ヘッドモーショントラッカ1は、コクピット内において使用者が頭部装着型表示装置3を頭部に装着した状態で用いるものである。また図3に示すように、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1は磁気方式ヘッドモーショントラッカ本体10がCPU1a、主記憶装置1b、補助記憶装置1c、トランスミッタ・センサインターフェース1d及び通信インターフェース1eを具備しており、該トランスミッタ・センサインターフェース1dを介して磁気方式トランスミッタ11への信号送信および磁気方式センサ12からの信号受信が可能となっている。
【0013】
磁気方式ヘッドモーショントラッカ1において、コクピット内の所定箇所に設置された磁気方式トランスミッタ11がコクピット内に基準磁界を生成し、磁気方式センサ12が検出した磁界信号から磁気方式センサデータとして検出する。この磁気方式センサデータは前述した磁界歪みの影響による誤差を含むため、該磁気方式センサデータ及び磁界補正データから、磁界歪みに関する補正がなされた方位・位置補正データを算出するとともに、頭部装着型表示装置3へ送信するものである。
【0014】
次に、この磁気方式ヘッドモーショントラッカ1の磁界補正データを生成する際の動作機能について、機能ブロック図である図6を参照して説明する。
【0015】
磁気方式トランスミッタ11は、上述の通り基準磁界を出力する。また、磁気方式センサ12は、磁気方式トランスミッタ11が生成した基準磁界内において磁界を検出し、磁気方式センサデータとして磁気方式ヘッドモーショントラッカ本体10へ送る。
【0016】
磁気方式ヘッドモーショントラッカ本体10は、補助記憶装置1cの所定領域に記憶されたプログラムをCPU1aに読み込ませ、逐次実行させることによって当該プログラムと補助記憶装置1c等が協働し、磁気方式センサ12が検出した磁界信号を処理し方位・位置を算出する方位・位置算出部101を構築する。
【0017】
磁界補正データ生成装置2は、上述した磁気方式センサデータから、磁気方式センサデータを磁界歪みに関して補正するための磁界補正データを生成するものである。
【0018】
また、磁界補正データ生成装置2は、図4に示すように、CPU2a、主記憶装置2b、補助記憶装置2c、光学センサインターフェース1d及び通信インターフェース2eを具備するとともに、光学センサインターフェース2dを介して光学センサ21からのデータ受信が可能となっている。
【0019】
光学センサ21はCCDセンサ及び光学系等から構成されるもので、コクピット内を撮影するとともに撮影した画像に関するデータをビデオ信号として磁界補正データ生成装置2に送信する機能を有する。
【0020】
次に、この磁界補正データ生成装置2の動作機能について機能ブロック図である図5を参照して説明する。
【0021】
磁界補正データ生成装置2は、主記憶装置2b等の所定領域に記憶されたプログラムをCPU2aに読み込ませ、逐次実行させることによって当該プログラムと補助記憶装置2c等が協働し、タイミング制御部201、光学センサ信号受信部202、画像処理部203、レイアウトデータ記憶部204、光学センサデータ処理部205及び磁界補正データ算出部206を構築する。
【0022】
まず、磁界補正データ生成装置2を使用するに先立ち、レイアウトデータ記憶部204によって、コクピットの空間レイアウトに関するレイアウトデータが予め記憶された状態となっている。
【0023】
つぎに、磁界補正データ生成装置2を使用する際に機能するプログラムの各機能について以下に説明する。
【0024】
タイミング制御部201は、予め決められた所定のタイミングにおいてデータを要求するためのデータ要求信号を、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1に送信するとともに、後述する磁界補正データ算出部201からのデータ要求停止信号によりデータ要求信号の発信を停止する機能を有する。前記所定のタイミングとは、予めハードウェア、プログラム等で設定されたものであり、一定時間ごとに定期的に発信する等の態様が挙げられる。
【0025】
光学センサ信号受信部202は、前記タイミング制御部201からのデータ要求信号を受け、光学センサ21より送信されたビデオ信号をデータ要求を受けたタイミングに関するデータと関連づけて所定領域に一時保存する機能を有する。
【0026】
画像処理部203は、一時保存されたビデオ信号を読み出し画像処理を行うことにより、方位・位置を算出するための光学センサデータへ変換する。
【0027】
光学センサデータ処理部205は、前述した光学センサデータ及びレイアウトデータを比較し、演算処理等することによりコクピット内の光学センサ21の方位・位置を算出する。さらに予め記憶された光学センサ21と磁気方式センサ12の相対的な方位・位置に関するデータをもとに、磁気方式センサ12の位置を示す位置・方位データBを算出する。
【0028】
磁界補正データ算出部206は、光学センサデータから算出した位置・方位データB及び磁気方式ヘッドモーショントラッカ1の位置・方位データAをもとに磁界補正データを算出する機能を有する。具体的には、それぞれ同タイミングに係る前記光学センサより算出した位置・方位データBと位置・方位データAとを比較することにより、それぞれの位置・方位の誤差を磁界の歪みに関する誤差データとして算出する。そしてコクピット内において所定の精度を確保可能な誤差データを収集した後、誤差データに関するデータテーブルを作成する。
【0029】
次に、本実施形態において、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1及び磁界補正データ生成装置2において磁界補正データが算出されるまでの流れをフロー図である図7に示す。
【0030】
まず、予め決められた所定のタイミングにより、磁界補正データ生成装置2において光学センサ21からビデオ信号が発せられると、発せられたビデオ信号を画像処理することにより生成した光学センサデータおよび予め記憶されたコクピットのレイアウトデータから、磁界歪みの影響を含まない位置・方位データBを算出する(光学センサデータ処理ステップST1)。
【0031】
一方、前記所定のタイミングにおいて、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1から、磁界歪みの影響を含んでいる位置・方位データAが生成される(磁気方式センサデータ生成ステップST2)。
【0032】
そして、磁界補正データ生成装置2において、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1において生成された位置・方位データA及び位置・方位データBから誤差データが算出される。
【0033】
ここまでの過程の反復により磁気方式ヘッドモーショントラッカ1の使用範囲で、磁界補正データを収集する(磁界補正データ算出ステップST3)。
【0034】
次に、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1を使用するに際して行う、磁界補正データ生成装置2を用いて磁界補正データを得るデータ収集作業について説明する。
【0035】
まず、光学センサ21が正確に動作するよう、太陽光が影響しない状態において頭部装着型表示装置3、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1及び磁界補正データ生成装置2が動作可能な状態となると、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1が位置・方位データAを、磁界補正データ生成装置2が光学センサより算出した位置・方位データBを算出する。次に、磁界補正データ生成装置2が位置・方位データA及び位置・方位データBから誤差データを算出する。頭部装着型表示装置3の位置がコクピット内の所定箇所を移動すると頭部装着型表示装置3に装着された磁気方式センサ12が移動したそれぞれの位置に係る誤差データを算出する。
【0036】
頭部装着型表示装置3の位置がコクピット内の所定箇所を移動することにより、磁界補正データ生成装置2が一定量以上の誤差データを算出すると、磁界補正データ生成装置2において磁界補正データ算出部205が上記したような所定の演算処理を行うことにより、磁界補正データを生成する。そして、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1が磁界補正データを磁界補正データテーブル102に記憶することにより、頭部装着型表示装置3が画像を表示する際に磁気方式ヘッドモーショントラッカ1が磁界補正データを利用できるようになる。
【0037】
次に、生成された磁界補正データをもとに磁気方式ヘッドモーショントラッカ1が方位・位置補正データを算出し、頭部装着型表示装置3が映像を表示するまでの動作機能を機能ブロック図である図6を用いて説明する。
【0038】
磁気方式ヘッドモーショントラッカ1は、予め磁界補正データ生成装置2により生成された磁界補正データを磁界補正データテーブル102が補助記憶装置1cの所定箇所に記憶しているとともに、頭部装着型表示装置3が映像を表示する際、磁界歪みを含む位置・方位データAを算出する。
【0039】
その位置・方位データAをもとに磁界補正データテーブル102から磁界補正データを読み出し、磁界歪みに関する補正がなされた方位・位置補正データを算出し、該方位・位置補正データを頭部装着型表示装置3へ送信する。
【0040】
頭部装着型表示装置3は航空機やヘリコプタ等のコクピット内において乗組員である使用者が装着するものであり、図4に示すように、CPU3a、主記憶装置3b、補助記憶装置3c、表示装置3d及び通信インターフェース3eを具備している。また頭部装着型表示装置3は、使用者の頭部の位置や方向の変化に合わせてシンボル・映像等を表示する。
【0041】
次に、この頭部装着型表示装置3の動作機能について機能ブロック図である図6を参照して説明する。
【0042】
頭部装着型表示装置3は、主記憶装置3b等の所定領域に記憶されたプログラムをCPU3aに読み込ませ、逐次実行させることによって当該プログラムと表示装置3d等が協働し、信号発生・駆動部301、表示部302から構成されている。
【0043】
信号発生・駆動部301は、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1より送信された方位・位置補正データをもとに、該方位・位置補正データに係る方位・位置に該当する画像データを補助記憶装置3cから抽出し、主記憶装置3bに一時保存する機能を有する。
【0044】
画面表示部302は、信号発生・駆動部301により送出された表示信号をもとにシンボル・映像等を表示させる機能を有する。
【0045】
次に、上述した構成により頭部装着型表示装置3を使用者が使用している状態において、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1が磁界補正データから磁界歪みに関する補正がなされた方位・位置補正データを生成する流れを説明する。まず、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1において磁気方式センサデータが生成されると、方位・位置算出部101が磁界補正データテーブル102から磁界補正データを読み出し、方位・位置補正データを算出するとともに、算出した方位・位置補正データを通信インターフェース1dを介して頭部装着型表示装置3へ送信する。
【0046】
頭部装着型表示装置3において、方位・位置補正データを通信インターフェース3eを介して受信すると信号発生・駆動部301が保存された画像データ及び受信した方位・位置補正データから、方位・位置補正データに該当する画像データを抽出するとともに画面表示部302が画像データに係る画像を表示装置3dに表示させる。このようにすることにより頭部装着型表示装置3は磁界歪みに関して補正された方位・位置補正データに係るシンボル・画像等、すなわち、位置・方位に関して精度の高いシンボル・画像等を表示することが可能となる。
【0047】
本実施形態に係る磁界補正データ生成装置2は、上記したような構成であり、しかも本実施形態に係る磁界補正データ生成方法は、磁気方式トランスミッタ11により閉空間内において発生させた基準磁界である基準磁界内で、頭部装着型表示装置3に装着された磁気方式センサ12から出力される磁気方式センサデータに基づき前記基準磁界内での前記頭部の位置と方位を示す磁気方式ヘッドモーショントラッカ1において、予め記憶された前記閉空間に関するデータ及び前記頭部に装着された光学センサからの出力に基づき前記磁気方式センサの閉空間内における位置と方位とを算出する光学センサデータ処理ステップST1と、前記光学センサデータ処理ステップより得られた前記磁気方式センサの位置・方位データ及び磁気方式センサデータから、磁気方式センサデータを補正する磁界補正データを算出する磁界補正データ算出ステップST3とを有している。
【0048】
そうすることにより、磁界歪みの影響を含まない光学センサ21からの光学センサ位置・方位データに基づいて磁気方式センサ12からの磁気センサデータを補正するための磁界補正データを得ることが可能となるので、本実施形態に係る磁界補正データ生成装置2を用いた磁気方式ヘッドモーショントラッカ1は、磁気マッピングによる補正作業に係る時間と労力を要することなく、上記したようなデータ収集作業を行うことのみにより、磁界歪みに関しての補正がなされた方位・位置補正データを得ることが可能となるため、磁界補正に要する作業時間及び作業量力を大幅に節減すること可能となる。
【0049】
また、光学センサ21は本発明に係る磁界補正データ生成装置2が磁界補正データを得るためのみに作動させるものであり、磁気方式ヘッドモーショントラッカ1を使用する際は作動させなくてもよい。そのため、本発明に係る磁界補正データ生成装置2を用いた磁気方式ヘッドモーショントラッカ1は、光学センサ21の短所である太陽光の影響や障害物の存在等、光学センサ21の出力が正確に取得できない状況においても方位・位置補正データを安定して得ることが可能となる。
【0050】
また、光学センサ21は、頭部装着型表示装置3にモニタ用としてCCDカメラを内蔵する場合、それを用いることも可能である。
【0051】
なお、本発明は上記した構成に限られるものではない。例えば、磁界補正データ生成装置又は磁気方式ヘッドモーショントラッカが光学センサや磁気方式センサを複数有する構成をなすものであったり、頭部装着型表示装置において表示信号を表示中に磁界補正データ生成装置を作動させ、磁界補正データを随時更新する構成としたものであっても、本発明の技術的範囲に属するものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明に係る磁界補正データ生成装置は、上記したような構成とすることにより磁気マッピングによる補正作業に係る時間と労力を要することなく、磁界補正データの収集が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る頭部装着型表示装置を使用する際の実施形態を示す概略図。
【図2】本発明の実施形態に係る磁界補正データを生成する際の実施形態を示す概略図。
【図3】同実施形態に係る磁気方式ヘッドモーショントラッカの構成を示す概略図。
【図4】同実施形態に係る磁界補正データ生成装置の構成を示す概略図。
【図5】同実施形態に係る頭部装着型表示装置の構成を示す概略図。
【図6】同実施形態に係る機能ブロック図。
【図7】同実施形態のデータの流れを示すフロー図。
【符号の説明】
1 …磁気方式ヘッドモーショントラッカ
10…磁気方式ヘッドモーショントラッカ本体
11…磁気方式トランスミッタ
12…磁気方式センサ
2 …磁界補正データ生成装置
21…光学センサ
205…光学センサデータ処理部
206…磁界補正データ算出部
3 …頭部装着型表示装置
Claims (1)
- 閉空間内において基準磁界を発生させる磁気方式トランスミッタと該基準磁界内において使用者の頭部に装着される磁気方式センサとを具備し、該磁気方式センサの前記基準磁界内における方位・位置を示す磁気方式センサデータを算出するものである、磁気方式ヘッドモーショントラッカに用いるものであって、
前記頭部に装着される光学センサと、
前記閉空間に関するデータを予め記憶しているレイアウトデータ記憶部と、
前記閉空間に関するデータ及び前記光学センサからの出力に基づき、前記磁気方式センサの前記閉空間内における位置と方位とを算出する光学センサデータ処理部と、
前記光学センサデータ処理部により得られた前記磁気方式センサの位置・方位データ及び前記磁気方式センサデータから、前記磁気方式センサデータを補正する磁界補正データを算出する磁界補正データ算出部と
を具備することを特徴とする磁界補正データ生成装置。
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