JP4223228B2 - データベース検索装置および検索方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、検索結果データをキャッシュディスクに格納する機能を有するデータベース検索装置および検索方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
データベース検索処理において、大量のデータをディスク装置上のデータベースから読み出す場合には、入出力の負荷が高くなり処理性能に影響を及ぼす。入出力の負荷を軽減するための一般的な対策としてキャッシュディスクの利用がある。これは、検索処理によりデータベースから一度読込んだデータを一時的にメモリ上に保持しておき、次回検索時には、ディスク装置へアクセスする前にこのメモリ内を検索することにより、ディスクへの直接的なアクセス頻度を低減させる方法として知られている。
【0003】
図9は、特開平10−289135号公報に示された従来のキャッシュ機能を有するデータベース検索装置の構成を示すブロック図である。図において101はサーバコンピュータ、102はデータベース、103はデータベース更新履歴テーブル、104は検索結果キャッシュファイル、105はクライアントコンピュータである。
【0004】
サーバコンピュータ101は、データベース102の管理を行うデータベースサーバコンピュータであり、データベース更新履歴テーブル103にはデータベース102に対するレコードの更新、追加、削除の履歴が記録される。検索結果キャッシュファイル104には、データベース102に対する検索条件、検索日時および検索結果レコードが保存されている。
【0005】
図9を用いて従来のキャッシュ機能を有するデータベースの、検索結果データのキャッシュファイルへの記憶方法を説明する。クライアントコンピュータ105から検索依頼を受けたサーバコンピュータ101は、検索結果キャッシュファイル104とデータベース更新履歴テーブル103を参照する。検索結果キャッシュファイル104上に今回の検索依頼の検索条件と同一の条件による検索結果データが存在する場合には、データベース更新履歴テーブル103に記録された更新履歴を確認することにより、キャッシュファイルへのデータ登録日時以降に変更又は追加されたデータベース102内のレコードに対してのみ検索を実行する。次にサーバコンピュータ101はキャッシュファイルへのデータ登録日時以降に削除されたデータベース102内のレコードに対応するレコードを検索結果キャッシュファイル104に登録されている検索結果レコード群から削除する。これらの処理で得られた検索結果キャッシュファイル104上の検索結果レコードから削除されたレコードを除いたレコード群とデータベース102の新たに追加されたレコードに対する検索の結果得られるレコード群とを結合することにより、今回の検索依頼に対する検索結果レコード群を取得し、それをクライアントコンピュータ105に返信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータベース検索装置は以上のように構成されているので、検索結果データをキャッシュディスクに格納する場合に、ある検索条件に対する検索結果として得られたレコード全体をキャッシュディスクに格納するという方法をとっているため、検索条件が完全に一致しない限りキャッシュディスクに格納したデータを利用することが出来ないという課題があった。
【0007】
また、同じ項目に対して異なる検索条件で検索が行われた場合、それぞれの検索条件に対応する検索結果レコード群がそのたびにキャッシュディスクに格納されることになるため、複数の検索条件に合致するレコードは検索のたびにキャッシュディスクに格納されることになり、キャッシュディスクの利用効率が悪いという課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、検索結果データをキャッシュディスクに格納する機能を有するデータベース検索装置において、キャッシュディスクに格納したデータを効率良く利用でき、またキャッシュディスクへのデータ格納の効率にも優れたデータベース検索装置および検索方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るデータベース検索装置は、検索データを一時的に格納するキャッシュディスクと、検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出する条件式抽出手段と、条件式で示される条件に合致する条件式項目のデータの、キャッシュディスク上での格納位置情報を保持するデータ格納位置情報記憶手段と、データベースから条件式項目のデータを読込み、データベース上での格納位置に対応した位置関係でキャッシュディスクに書込み、キャッシュディスク上での書込み位置を、条件式で示される条件に対応させてデータ格納位置情報記憶手段に登録する条件式項目読込み手段と、データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、条件式に合致する条件式項目のデータのキャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込むデータ格納位置解析手段と、データ格納位置解析手段が解析したキャッシュディスク上の格納位置から、対応する参照項目のデータのデータベース上での格納位置を特定し、データベースから特定された参照項目のデータを読込む参照項目読込み手段と、読込んだ条件式項目のデータおよび参照項目のデータに対して検索処理を実行する検索処理実行手段とを備えたものである。
【0010】
この発明に係るデータベース検索装置は、検索要求に複数の条件式が含まれる場合、データ格納位置解析手段はデータ格納位置情報記憶手段に記録された、各条件式に合致する条件式項目のデータの格納位置を参照し、複数の条件式による検索要求を満たすデータの格納位置を解析するものである。
【0011】
この発明に係るデータベース検索方法は、上記データベース検索装置によるデータベース検索方法において、条件式抽出手段が、検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出し、条件式項目読込み手段が、データベースから上記条件式項目のデータを読込んで上記データベース上での格納位置に対応した位置関係でキャッシュディスクに書込み、上記条件式項目読込み手段が、上記キャッシュディスク上での書込み位置を、上記条件式で示される条件に対応させてデータ格納位置情報記憶手段に登録し、データ格納位置解析手段が、上記データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、上記条件式に合致する上記条件式項目のデータの上記キャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込み、参照項目読込み手段が、上記データ格納位置解析手段が解析した上記キャッシュディスク上の格納位置から、対応する上記参照項目のデータの上記データベース上での格納位置を特定し、上記データベースから特定された参照項目のデータを読込み、検索処理実行手段が、読込んだ上記条件式項目のデータおよび上記参照項目のデータに対して検索処理を実行するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるデータベース検索装置の構成を示すブロック図である。図において1は検索サーバ、2は条件式抽出部(条件式抽出手段)、3はデータ格納位置解析部(データ格納位置解析手段)、4は条件式項目読込み部(条件式読込み手段)、5は参照項目読込み部(参照項目読込み手段)、6は検索処理実行部(検索処理実行手段)である。また、7はデータ格納位置情報テーブル(データ格納位置情報記憶手段)、8はデータキャッシュ(キャッシュディスク)、9はデータベース、10はクライアントコンピュータである。
【0013】
条件式抽出部2、データ格納位置解析部3、条件式項目読込み部4、参照項目読込み部5、検索処理実行部6は検索サーバ1の中央演算処理装置を構成する。データベース9には、データが項目ごとに一定の件数をひとまとまりにしたブロックの単位で格納されている。
【0014】
ここで、図7を用いてデータ格納位置情報テーブル7の構造を説明する。データ格納位置情報テーブル7は図に示すように、表情報記憶部13、項目情報記憶部14、データブロック情報記憶部15から構成される。表情報記憶部13には、表名、表のデータのデータキャッシュへの登録日時、各表の項目情報記憶部14へのポインタ16が格納される。項目情報記憶部14には、条件式項目名称11、各項目のデータが格納されるデータキャッシュ8の先頭ブロックへのポインタ17、各項目のデータブロック情報記憶部15へのポインタ18が格納される。データブロック情報記憶部15には、条件式12、ブロック番号情報22が格納される。ブロック番号情報22は、条件式12に合致する条件式項目11のデータがデータキャッシュ8の何番目のブロックに格納されているかをビット列で表したものである。例えば図7では、条件式項目「Age」の条件式「< 30」に合致するデータのデータキャッシュ8上での格納ブロックの位置は、ブロック番号情報「10010110」より1、4、6、7番目であり、条件式項目「Age」の条件式「> 20」に対応するデータのブロックの位置は、2、3、5、6、7、8番目である。
【0015】
図8はデータキャッシュ8の構造を示す図である。データキャッシュ8には、各条件式項目のデータがデータベース9に格納されているのと同じブロックの単位で格納されている。各ブロックは、次のブロックへのポインタ19と、前のブロックへのポインタ20を持ち、先頭のブロックへはデータ格納位置情報テーブル7の項目情報記憶部14に格納されるポインタ17がはられている。
【0016】
次に動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1によるデータベース検索時のデータ読込み処理のフローチャートである。まずステップST1で検索サーバ1に対して、クライアントコンピュータ10から検索要求が発行されると、ステップST2で条件式抽出部2により、検索要求の問い合わせ式から、条件式、条件式を設定する項目である条件式項目、条件式には使用されない参照項目が抽出される。ここでは例として図3に示す表に対して、図4に示す問い合わせ式が発行された場合について説明する。図より条件式抽出部2により、条件式として「Age < 30」、条件式項目として「Age」、参照項目として「Name」と「Address」が抽出される。
【0017】
次に、ステップST3では、データ格納位置解析部3により、ステップST2で抽出された条件式および条件式項目がデータ格納位置情報テーブル7に登録されている情報と照合される。以下、ステップST4、ステップST5、ステップST6で条件式に合致する条件式項目のデータのデータキャッシュ8上での格納位置が解析される。
【0018】
ステップST4では、データ格納位置解析部3によりステップST2で抽出された条件式項目がデータ格納位置情報テーブル7へ登録されているか判断される。登録無しと判断された場合は、ステップST8に進む。
【0019】
ステップST8では、条件式項目読込み部4により、データベース9からステップST2で抽出された条件式項目のデータが読出され、データベース9に格納されているのと同じブロックの単位でデータキャッシュ8に格納される。同時に、条件式項目読込み部4によりデータ格納位置情報テーブル7の表情報記憶部13、項目情報記憶部14、データブロック情報記憶部15に、新たに追加された条件式項目11の情報と条件式12に対応したデータが格納されているブロック番号情報22が追加される。処理終了後は、ステップST10へ進む。
【0020】
ステップST4で、データ格納位置解析部3により、ステップST2で抽出された条件式項目がデータ格納位置情報テーブル7に登録されていると判断された場合は、ステップST5に進む。
【0021】
ステップST5では、データ格納位置解析部3により検索要求で指定された表の更新日時と表情報記憶部13に記録されたデータキャッシュへの登録日時が比較され、表の更新日時の方が後であると判断された場合は、ステップST8へ進む。
【0022】
ステップST5で、データ格納位置解析部3により表の更新日時の方がデータキャッシュへの登録日時よりも前であると判断された場合は、ステップST6に進む。
【0023】
ステップST6では、データ格納位置解析部3により、ステップST2で抽出された条件式がデータ格納位置情報テーブル7へ登録されているか判断される。登録有りと判断された場合には、ステップST7に進む。
【0024】
ステップST7では、データ格納位置解析部3により、データブロック情報記憶部15が参照され、ステップST2で抽出された条件式12に対応するブロック番号情報22から対象データが格納されているデータキャッシュ8のブロック位置が確定され、対応するブロックのデータが読込まれる。
【0025】
ステップST6で、データ格納位置解析部3により、ステップST2で抽出された条件式が条件式テーブル7に登録されていないと判断された場合は、ステップST9に進む。
【0026】
ステップST9では、条件式項目読込み部4により、データキャッシュ8から対象となる条件式項目のデータが読込まれると共に、データ格納位置情報テーブル7のデータブロック情報記憶部15に、条件式12に対応したデータが格納されているブロック番号情報22が追加される。処理終了後は、ステップST10へ進む。
【0027】
ステップST7が終了すると、ステップST10で参照項目読込み部5により、ステップST2で抽出された参照項目のデータがデータベース9から取得される。参照項目のデータは、ステップST7でデータ格納位置情報テーブル7を参照することにより確定されたブロック番号に対応する、参照項目のデータのブロックをデータベース9から読込むことにより取得される。
【0028】
次に、ステップST11で検索処理実行部6により、ステップST7で取得された条件式項目のデータとステップST10で取得された参照項目のデータに対して、データベース処理が実行され、続くステップST12で検索処理実行部6により、検索要求に対する結果がクライアントコンピュータ10に引き渡される。
【0029】
以上のステップST2からステップST10までの処理の流れを、図4に示す検索要求の例を用いて説明する。ここでは対象となる表が「Table1」であり、ステップST2で、条件式抽出部2により条件式項目として「Age」、参照項目として「Name」と「Address」、条件式として「Age < 30」が抽出される。ステップST4ではデータ格納位置解析部3によりデータ格納位置情報テーブル7に表「Table1」の項目「Age」が登録されていることが確認され、ステップST5へ進む。ステップST5でデータ格納位置解析部3により表「Table1」の更新日時が表情報記憶部13に記録されているデータキャッシュへの登録日時よりも前であると判断されると、ステップST6へ進む。次にステップST6でデータ格納位置解析部3によりデータ格納位置情報テーブル7のデータブロック情報記憶部15に条件式「Age < 30」が登録されていることが確認されるとステップST7へ進む。ステップST7では条件式項目読込み部4によりデータブロック情報記憶部15のブロック番号情報22が参照され、ブロック番号情報「10010110」よりデータキャッシュ8の1、4、6、7番目のブロックが読込まれる。ステップST10では、参照項目読込み部5によりブロック番号1、4、6、7に対応する参照項目のデータがデータベース9から読込まれる。
【0030】
図4に示す検索要求の例では、検索要求に含まれる条件式がデータ格納位置情報テーブル7に既に登録されていたが、次に、条件式項目のみが登録されていて条件式は登録されていない場合の処理について説明する。
【0031】
ここでは例としてステップST1でクライアントコンピュータ10より図5に示す検索要求が発行されたとする。ステップST2では条件式抽出部2により、条件式として「Age > 50」、条件式項目として「Age」、参照項目として「Name」と「Address」が抽出される。
【0032】
ステップST3でデータ格納位置解析部3により、抽出された条件式がデータ格納位置情報テーブル7に登録されている情報と照合される。図7よりデータ格納位置情報テーブル7には条件式項目「Age」のみが登録されており条件式「Age > 50」は登録されていないので、処理はステップST4、ステップST5、ステップST6、ステップST9と進む。
【0033】
ステップST9では、条件式項目読込み部4により、データキャッシュ8から条件式項目「Age」のデータが読込まれると共に、データブロック情報記憶部15に、条件式「> 50」と条件式に対応する条件式項目のデータ値が格納されるキャッシュ8のブロック番号情報22が追加される。以降の処理は図4に示す検索要求に対する処理と同様である。
【0034】
以上の図4、図5で示す検索要求では単一の条件式が指定されていたが、次に複数の条件式が指定された場合の処理について説明する。
【0035】
ステップST1でクライアントコンピュータ10から図6に示す検索要求を受けたものとする。ステップST2では条件式抽出部2により、条件式項目として「Age」と「Name」、参照項目として「Address」、条件式として「Age > 20 and Name = ‘山田’」が抽出される。次にステップST3でデータ格納位置解析部3により、抽出された条件式が解析され、データ格納位置情報テーブル7に登録されている情報と照合される。図7より「Age > 20」および「Name = ‘山田’」は共にデータ格納位置情報テーブル7に登録されているので、処理はステップST4、ステップST5、ステップST6、ステップST7へと進む。ステップST7では、データ格納位置解析部3によりデータ格納位置情報テーブル7のデータブロック情報記憶部15が参照され、「Age > 20」に対応するブロック番号情報「01101111」と「Name = ‘山田’」に対応するブロック番号情報「00010010」から、条件式「Age > 20 and Name = ‘山田’」に合致するデータのブロック位置が演算され、「00000010」が結果として得られる。よってデータ格納位置解析部3により、条件式項目「Age」および「Name」のそれぞれのブロック番号7に対応するデータがデータキャッシュ8から読込まれる。ステップST8では参照項目読込み部5により、ブロック番号7に対応する参照項目のデータがデータベース9から読込まれる。以降の処理は図4に示す検索要求に対する処理と同様である。
【0036】
以上のように、この実施の形態1によれば、条件式抽出部2によりクライアントコンピュータ10から発行された検索要求から条件式と条件式項目と参照項目が抽出され、条件式項目読込み部4によりデータベース9から条件式項目のデータが読出され、データベース9に格納されているのと同じブロックの単位でデータキャッシュ8に格納されると同時に、データ格納位置情報テーブル7に、条件式項目11の情報と条件式12に対応したデータが格納されているブロック番号情報22が追加され、データ格納位置解析部3によりデータ格納位置情報テーブル7が参照され、抽出された条件式に対応するデータが格納されているデータキャッシュ8のブロック位置を確定して、対応するブロックのデータが読込まれ、参照項目読込み部5により読込まれた条件式項目のブロックに対応する参照項目のブロックのデータがデータベース9から読込まれ、検索処理実行部6により読込まれた条件式項目と参照項目に対して、検索処理が実行されるようにしたので、検索要求の条件式が変わっても、データキャッシュ8に格納したデータを効率良く利用出来るという効果が得られる。
【0037】
また、この実施の形態1によれば、複数の異なる検索要求に対して同一のレコードが対象となる場合においても、同じレコードの条件式項目のデータが重複してデータキャッシュ8に格納されることはないので、データキャッシュ8の利用効率が上がるという効果が得られる。
【0038】
さらに、この実施の形態1によれば、条件式項目のデータ格納位置を参照することにより、参照項目のデータについてはデータベース9から必要なレコードが含まれているブロックのみを読み出せばよいので、データ入出力の負荷を軽減することが出来るという効果が得られる。
【0039】
さらに、この実施の形態1によれば、検索要求に複数の条件式が含まれる場合には、データ格納位置情報テーブルの情報を統合することにより、条件に合致するデータの格納されている位置を絞り込むことが可能なので、参照項目のデータのデータベース9からの読み出し量を軽減出来るという効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、検索データを一時的に格納するキャッシュディスクと、検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出する条件式抽出手段と、条件式で示される条件に合致する条件式項目のデータの、キャッシュディスク上での格納位置情報を保持するデータ格納位置情報記憶手段と、データベースから条件式項目のデータを読込み、データベース上での格納位置に対応した位置関係でキャッシュディスクに書込み、キャッシュディスク上での書込み位置を、条件式で示される条件に対応させてデータ格納位置情報記憶手段に登録する条件式項目読込み手段と、データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、条件式に合致する条件式項目のデータのキャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込むデータ格納位置解析手段と、データ格納位置解析手段が解析したキャッシュディスク上の格納位置から、対応する参照項目のデータのデータベース上での格納位置を特定し、データベースから特定された参照項目のデータを読込む参照項目読込み手段と、読込んだ条件式項目のデータおよび参照項目のデータに対して検索処理を実行する検索処理実行手段とを備えるようにしたので、キャッシュディスクに格納したデータを効率良く利用でき、またキャッシュディスクへのデータ格納の効率にも優れたデータベース検索装置を得られるという効果がある。
【0041】
この発明によれば、データ格納位置解析手段は、検索要求に複数の条件式が含まれる場合、データ格納位置情報記憶手段に記録された、各条件式に合致する条件式項目のデータの格納位置を参照し、複数の条件式による検索要求を満たすデータの格納位置を解析するようにしたので、条件に合致する参照項目のデータのデータベース上の格納位置を絞り込むことが可能となり、データベースからの読み出し量を軽減出来るデータベース検索装置を得られるという効果がある。
【0042】
この発明によれば、検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出し、データベースから条件式項目のデータを読込んでデータベース上での格納位置に対応した位置関係でキャッシュディスクに書込み、キャッシュディスク上での書込み位置を、条件式で示される条件に対応させてデータ格納位置情報記憶手段に登録し、データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、条件式に合致する条件式項目のデータのキャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込み、解析したキャッシュディスク上の格納位置から、対応する参照項目のデータのデータベース上での格納位置を特定し、データベースから特定された参照項目のデータを読込み、読込んだ条件式項目のデータおよび参照項目のデータに対して検索処理を実行するようにしたので、キャッシュディスクに格納したデータを効率良く利用出来、またキャッシュディスクへのデータ格納の効率にも優れたデータベース検索方法を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータベース検索装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるデータ読込み処理のフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1によるデータベース検索を行う表の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による検索要求の内容を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による検索要求の内容を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による検索要求の内容を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるデータ格納位置情報テーブルの構造を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるデータキャッシュの構造を示す図である。
【図9】 従来のデータベース検索装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 検索サーバ、2 条件式抽出部(条件式抽出手段)、3 データ格納位置解析部(データ格納位置解析手段)、4 条件式項目読込み部(条件式項目読込み手段)、5 参照項目読込み部(参照項目読込み手段)、6 検索処理実行部(検索処理実行手段)、7 データ格納位置情報テーブル(データ格納位置情報記憶手段)、8 データキャッシュ(キャッシュディスク)、9 データベース、10 クライアントコンピュータ、11 条件式項目、12 条件式、13 データ格納位置情報テーブルの表情報記憶部、14 データ格納位置情報テーブルの項目情報記憶部、15 データ格納位置情報テーブルのデータブロック情報記憶部、16 表情報から項目情報へのポインタ、17 項目情報からデータキャッシュへのポインタ、18 項目情報からデータブロック情報へのポインタ、19 データキャッシュ内での次のブロックへのポインタ、20 データキャッシュ内での前のブロックへのポインタ、21 データキャッシュに格納されたブロック、22 ブロック番号情報。
Claims (3)
- 検索データを一時的に格納するキャッシュディスクと、
検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出する条件式抽出手段と、
上記条件式で示される条件に合致する上記条件式項目のデータの、上記キャッシュディスク上での格納位置情報を保持するデータ格納位置情報記憶手段と、
データベースから上記条件式項目のデータを読込み、上記データベース上での格納位置に対応した位置関係で上記キャッシュディスクに書込み、上記キャッシュディスク上での書込み位置を、上記条件式で示される条件に対応させて上記データ格納位置情報記憶手段に登録する条件式項目読込み手段と、
上記データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、上記条件式に合致する上記条件式項目のデータの上記キャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込むデータ格納位置解析手段と、
上記データ格納位置解析手段が解析した上記キャッシュディスク上の格納位置から、対応する上記参照項目のデータの上記データベース上での格納位置を特定し、上記データベースから特定された参照項目のデータを読込む参照項目読込み手段と、
読込んだ上記条件式項目のデータおよび上記参照項目のデータに対して検索処理を実行する検索処理実行手段とを備えたデータベース検索装置。 - データ格納位置解析手段は、検索要求に複数の条件式が含まれる場合、データ格納位置情報記憶手段に記録された、各条件式に合致する条件式項目のデータの格納位置を参照し、上記複数の条件式による検索要求を満たすデータの格納位置を解析することを特徴とする請求項1記載のデータベース検索装置。
- 請求項1記載のデータベース検索装置によるデータベース検索方法において、
条件式抽出手段が、検索要求から条件式と条件式項目と参照項目とを抽出し、
条件式項目読込み手段が、データベースから上記条件式項目のデータを読込んで上記データベース上での格納位置に対応した位置関係でキャッシュディスクに書込み、
上記条件式項目読込み手段が、上記キャッシュディスク上での書込み位置を、上記条件式で示される条件に対応させてデータ格納位置情報記憶手段に登録し、
データ格納位置解析手段が、上記データ格納位置情報記憶手段を参照することにより、上記条件式に合致する上記条件式項目のデータの上記キャッシュディスク上での格納位置を解析し、それらの格納位置から対象となる条件式項目のデータを読込み、
参照項目読込み手段が、上記データ格納位置解析手段が解析した上記キャッシュディスク上の格納位置から、対応する上記参照項目のデータの上記データベース上での格納位置を特定し、上記データベースから特定された参照項目のデータを読込み、
検索処理実行手段が、読込んだ上記条件式項目のデータおよび上記参照項目のデータに対して検索処理を実行するデータベース検索方法。
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