JP4222836B2 - 複数の動作状態を有するコンピュータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の状況(context)で動作するように適合したコンピュータ装置に関する。本発明は、特に、複数の場所で動作するように適合したコンピュータ装置に関し、具体的にはモバイルコンピュータ装置(これらに限定されるわけではないが、ノートブックコンピュータ、ポケットコンピュータ、および個人情報端末を含む)に関する。
モバイルコンピュータ装置、特にノートブックコンピュータは、通常、さまざまなユーザ状況においてさまざまな方法で使用される。これは、ノートブックコンピュータが、これまでのデスクトップコンピュータの代用品として使用される場合に、特に当てはまる。これらの状況は、通常、ある意味で、場所(ユーザの普段の机、家庭、移動時、会議室など)と関連する。現在、ノートブックコンピュータは主に、移動中の使用に適したものになっている。一方、ノートブックコンピュータのさまざまな状況における異なった使用法に対処することが望ましく、そのことでユーザにとってモバイルコンピュータが最大限に有用になる。例えば、Microsoft Windows 2000は、電源ラインによる動作およびバッテリによる動作について、多様なユーザ選択可能な電力オプションを提供する。すなわち、モニタオプション、ハードディスクオプションおよびスタンバイオプションを提供する。
Symantec Mobile Essentials(Symantec社の製品であり、http://www.symantec.com/me/に記述されている)は、場所に対して適応するアプリケーションである。ユーザは、いくつかの場所候補を、ネットワークオプションと共にこのアプリケーションに提供することができる。ネットワークオプションは、オペレーティングシステム用および他のアプリケーション用の、これらの場所候補のそれぞれと関連する。すなわち、ユーザがある特定の場所にいる場合に、ユーザは、アプリケーションにその場所を通知することができ、オペレーティングシステムおよび他のアプリケーションは、適切なネットワークオプションの提供を受ける。
通常は、位置と特に関連した目的(ナビゲーションなど)で、(例えば、ノートブックコンピュータにGPS受信機または携帯電話機を備えることにより)ノートブックコンピュータに位置情報へのアクセスを提供することが知られている。
モバイルコンピュータをさまざまな状況で操作するユーザにとってはモバイルコンピュータの効率をより一層最適化する他のアプローチを見つけ出すことが望ましいであろう。
したがって、プロセッサおよび1つまたは2つ以上の電源を備え、複数の動作状態を有するコンピュータ装置であって、各動作状態は、装置動作設定の組に対応し、前記プロセッサは、動作中の電源の性質や状態のみによっては定義されない現在の動作状態を決定し、前記現在の動作状態について選択された装置動作を実行する、前記コンピュータ装置が提供される。
ノートブックコンピュータ装置において、いくつかのタイプの電力管理ツールを提供することが知られている。一般に提供される最も単純な例は、電源に応じて(具体的には、電源が電源ラインであるか、バッテリであるかについて)異なる電力管理を提供することである。より高度な電力管理ツールの例は、Sony Vaioノートブックコンピュータに使用される、Phoenix Technologies Ltd.の製品であるPhoenix PowerPanel 3.0である。これは、現在動作中のアプリケーションに基づいて、システム電力管理ポリシーを調整する。Phoenix PowerPanelは、さまざまなアプリケーションタイプに対して、そのアプリケーションタイプに最適化された電力管理設定からなる電力プロファイルを提供する(http://www.phoenix.com/platform/powerpanel.htmlにさらに記述されている)。また、ユーザは、(動作中のアプリケーションのアプリケーションタイプの、PowerPanelによる自動検出に頼るのではなく)どの電力プロファイルを使用するかを選択するオプションも有する。
しかしながら、本発明では、好ましい電力管理動作を決定するのに、全体的な動作状態、すなわちユーザの状況(context)が、関連するアプリケーションよりも重要となることがあるとの認識に立つ。特定のアプリケーションが、ある状況では、最適ではあるが高い電力需要を伴って実行され、他の状況では、反応は遅いが高い電力効率で実行されるのをユーザは許容する可能性がある。状況、すなわち動作状態は、ユーザのニーズまたは動作のある特定の組に対して定義することができる。これらは、ある特定の位置に関連することがあるが、ユーザが多数の位置で採用したいある特定のタイプの動作に関連することもある。一般的な場合には、ある特定の位置には、1つの状況のみが適しているが(ここで、「位置」は、より広く考慮されるのではなく、厳密に考慮されるべきである。ユーザの通常の作業環境(自身のデスク、会議室など)において、2つ以上の異なる状況を予想することが論理的であろう)、場合によっては、(例えば、ネットワーク接続の存在、欠如、または性質によって影響される)ある特定の位置に、2つ以上の状況を使用することも可能であり得る。
現在の動作状態は、装置の電力管理要件に直接的または間接的に関連する1つまたは2つ以上の入力によって決定され、通常、ルールに従って組み合わせられたこれらの入力の組み合わせによって決定される。入力には、(GPS、携帯電話、または他の手段によって取得された)装置の現在の位置、現在のネットワークアドレス、ネットワーク接続された他の装置により提供される情報、作動中の電源、バッテリの現在の充電状態または装置の事前の使用に基づくユーザの動作モデルでさえも含めることがある。利用可能な電源のタイプが、入力の一般的なタイプの一例であり、任意選択で利用可能なリソースの存在または欠如(ネットワーク接続の存在または欠如、あるいは携帯電話によるネットワーク接続の存在または欠如)は、別の例である。好ましくは、ある特定の指定されたリソースの存在または欠如は、それ自体、動作状態を定義するのに十分でなく、少なくとも、特定のリソースの存在または欠如によって単純に定義されない1つまたは2つ以上の動作状態が存在する。動作状態とは、ユーザによる操作のさまざまな状態であって、動作中でない状態もスタンバイ状態も、これらの目的の動作状態ではないことに留意すべきである。
したがって、一態様では、本発明は、プロセッサおよび1つまたは2つ以上の任意選択で使用可能なリソースとを備え、複数の動作状態を有するポータブルコンピュータ装置であって、各動作状態は、装置動作設定の組に対応し、前記プロセッサは、前記任意選択で使用可能なリソースのいずれか1つが使用されているかどうかのみによっては定義されない現在の動作状態を決定し、前記現在の動作状態用の装置動作の選択されたものを実施する、ポータブルコンピュータ装置を提供する。
ユーザの状況は、会議での使用(特定の場所で性能を最適化する)、移動での使用(指定された家庭またはオフィスの位置から離れて電力管理を最適化する)または家庭での使用について定義することができる。ユーザは、自身で、ユーザの状況の定義や変更を行うことができるし、決定されたユーザの状況を無効にしたい場合に、そうすることができる。
別の態様では、本発明は、モバイルコンピュータ装置で使用するためのデータ構造であって、各動作状態が装置動作設定の組に対応する、複数の動作状態を定義したものと、モバイルコンピュータ装置の動作中の電源の性質や状態のみによっては定義されない現在の動作状態を決定するプロセスを備える実行可能コードと、前記現在の動作状態用の装置動作の選択されたものを実施するプロセスを備える実行可能コードと、を備えるデータ構造を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、1つまたは2つ以上の選択的に使用可能なリソースを有するコンピュータ装置における電力管理の方法であって、複数の動作状態を定義することを含み、各動作状態は、電力管理について選択された装置動作の組に対応し、前記1つまたは2つ以上の選択可能なリソースの特定の1つが使用中であるかどうかのみによっては定義されない現在の動作状態を決定すること、前記現在の動作状態について選択された前記装置動作を実施することと、を含む方法を提供する。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を、例として説明する。
図1は、本発明と関連するコンポーネントを示すノートブックコンピュータの概略図を示している。当業者によって十分理解されるように、本発明は、ノートブックコンピュータのどの従来のアーキテクチャにも適用することができる。
ノートブックコンピュータ1は、CPU10およびメモリ11(本明細書では、便宜上、1つの概略的な要素として示しているが、通常、RAMメインメモリ、立ち上げ時に必要なBIOSおよび他のコードを保持するROM、ならびにRAMキャッシュからなる)を備える。メモリ11は、当該コンピュータのオペレーティングシステムを保持し、また、当該コンピュータによる実行に利用可能なアプリケーションも保持する。ノートブックコンピュータ1は、少なくとも一部の時間の間、バッテリ13によって電力供給を受けるように適合している。したがって、電力の節約は、関係のある関心事である。残りの時間、ノートブックコンピュータは、電源ライン12によって電力供給を受けることができる(別法として、または付加的に、この電源ラインの接続は、一般に、バッテリ13に電力を供給するために用いられることになる)。
かなりの電力を消費するノートブックコンピュータ1のコンポーネントが、図1に示されている。CPU10は、通常の使用ではかなりの電力を消費し、アプリケーションが重い処理を要求した場合には、より多くの電力を消費する可能性がある。ディスプレイ2も、かなりの電力を消費し、スクリーンバックライト17は、電力の主な消費物である。電力は、ディスプレイ2に信号を供給するグラフィックスアダプタ15によっても消費されることになる。ディスクドライブ(ディスクドライブコントローラ16を通じて制御されるハードディスクドライブ4およびフロッピィディスクドライブ5など)も、かなりの電力を消費する。それ以外の電力消費物は、ノートブックコンピュータに付随するか、または、統合された種々の入出力装置(キーボード、マウスなど)18、およびノートブックコンピュータ1のネットワークへの接続を可能にするネットワークアダプタ14であることがある。シリアルインタフェース6(これを通じて、モデムを接続することができ、モデムが、標準としてコンピュータ内部にあるならば、これは、かなりの電力消費者になり得る)およびパラレルインタフェース7は、完全を期すために、標準的なシステム要素として示されている。
また、図1には、電力管理スイッチ19も示されている。これらのスイッチには、通常、リッドスイッチおよびユーザスイッチが含まれる。リッドスイッチは、ディスプレイをオフにし、(通常)ノートブックコンピュータ1をスリープ状態に移行させる。ユーザスイッチは、通常、コンピュータをオンにするか、または、コンピュータをサスペンド状態にするために使用される。以下にさらに説明するように、これらのスイッチの機能は、高度な電力管理方針に従って変更することができる。
また、図1には、位置検出要素3も示されている。この位置検出要素は、他の種々のものの1つとすることができ、いくつかが、以下にさらに説明される。以下でも説明するように、本発明の実施形態では、適切な位置情報または状況情報を、別個の位置検出要素を使用することなく提供することができる。または位置検出を、別のシステムコンポーネント(例えば、モデムもしくはネットワークアダプタ14、および関連するソフトウェア)によって行うことができる。
本発明の態様では、まず、ノートブックコンピュータが、電力管理要件の異なるいくつかの状況または動作状態の1つにあることの判定が行われる。これらの状況は、電力が、その時に、バッテリ13によって供給されるのか、または、メイン電源12によって供給されるのかだけによって決定されるわけではない。様々な電力管理方針が動作中の電源に応じて用いられることは、従来から行われてきた。いったんこの判定がなされると、ノートブックコンピュータは、その状況に従ってその電力管理ポリシーを変更する。
本発明について、「状況」は、(従来のノートブックコンピュータにおけるように)その時に動作中の電源によっても決定されず、(Phoenix PowerPanel 3.0におけるように)その時に動作中の主要アプリケーションによっても決定されない。本発明者は、ノートブックコンピュータの通常のユーザには、区別可能な動作モードを伴う使用パターンがあると判断している。このようなパターンは、以下の表1に示される。
Figure 0004222836
表1は、ノートブックコンピュータの使用パターンである。これらの動作モードは、本発明の「状況」の例であり、以下に示す実施形態では、例示の目的で用いられる。しかしながら、本発明は、表1に示す具体的な動作モードの使用にも限定されないし、この具体的なタイプの動作モードにも限定されないことに留意すべきである。「状況」は、例えば、個々のユーザに特有の行動に基づいたユーザ定義にすることができる(例えば、ユーザが一連の質問に答えることによって状況を定義することができ、かつ、その状況に関連したアプリケーションおよび方針を特定することができるセットアップウィザードを通じて構築することができる)。
次に、コンピュータが使用されている状況を判定するためのオプションについて解説する。表1で特定される「状況」は、すべて、区別できる位置と同一視することができる。すなわち、通常、「デスク」は、ユーザの通常の作業空間またはホットデスクに対応することになる。「会議」は、ユーザの通常の職場内の他の環境に対応することになる。「家庭」は、ユーザの家庭または小さな組の「家庭」の位置に対応することになる。「移動」は、それ以外のあらゆる場所に対応することになる。絶対的または相対的な位置の検出は、それ自体、状況を定義するのに十分な場合がある。これは、他の状況関連情報と組み合わされる場合がある。次に、本発明の実施形態で使用することができるさまざまな位置検出メカニズムについて解説する。この解説の後、厳密には、位置の識別子ではないが、状況の検出する(または状況の検出を援助する)他のメカニズムについて解説する。
適切な位置検出要素3の第1の例は、全地球測位システム(GPS)受信機である。以下に示すように、これは、真の「位置」の測度ではあるものの、状況を決定する目的で使用する最良のアプリケーションでないこともあり得るが、第1の例示として説明される。図2は、GPS位置決定システムのいくつかの形態を示している。図2の左側において、ノートブックコンピュータ20Dは、標準的なGPSモジュールを備え、衛星60からの信号を受信することにより、その位置を決定することができる。次に、ノートブックコンピュータ20Dは、この位置を、その状況および適切な省電力動作を決定するための入力として供給することができる。
図2の右側は、GSM PLMN(公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network))と接続されているノートブックコンピュータ20Eに関連して、GPS衛星から位置を導き出す際に、エンティティに援助を提供することができる2つの方法を示している。第1に、PLMN110は、固定された複数のGPS受信機62を備えることができる。これらGPS受信機62はそれぞれ、その受信機から見ることができる衛星60を連続して追尾し、これらの衛星の探索場所および推定される信号到達時刻に関する情報を、メッセージ63により、ローカルなモバイルコンピュータ20Eに渡す。これにより、モバイルコンピュータ20Eは、衛星の捕捉時間をかなり削減し、測定の精度をかなり向上させることができる(「Geolocation Technology Pinpoints Wireless 911 calls within 15 Feet」、1-Jul-99 Lucent Technologies, Bell Labsを参照されたい)。第2に、代替の強化策として、(PLMN110内の、または、PLMN110を通じてアクセス可能な)ネットワークエンティティ64のサービスを用いて、モバイルコンピュータ20Eの処理負荷を削減することができ、符号化ジッタを除去することができる。
以下にさらに説明するように、モバイルユニット20Eが、いったんその位置を決定すると、モバイルユニット20Eは、この情報を用いて、状況を決定することができる。
GPSは、あらゆる地理的位置の正確な位置情報を作成する有力な方法であるが、欠点も有する。1つは、大きな工業用建物内(および飛行機内)では、比較的有効でないということである。本明細書で説明される位置検出方法のすべてと同様に、状況の決定に際して、GPSの入力だけではなく、いくつかの情報入力の1つとしてGPSを使用することには利点がある。GPSは、「位置」の真の測度を提供するが、実際には、位置情報を提供するのに利用可能な役に立つ方法の1つではない場合がある。本発明の実施形態で使用される位置情報は、GPSによって提供されるような経度および緯度という形式である必要はなく、ほとんど場合、他の形態の位置情報の方が、より役に立つことがあることに留意すべきである。
有効な位置情報を提供する、代わりとなる一般により実用的な方法は、携帯電話網自体によることである。一例として、図3は、電話通信サービスおよびデータベアラサービスの双方を提供する、モバイルユーザ用の公知の通信インフラの一形態を示している。この例では、モバイルエンティティ(ノートブックコンピュータなど)120は、無線サブシステム122および電話サブシステム123を備え、基本音声電話サービスを提供するGSM PLMN(公衆陸上移動網)110の固定インフラと通信する。さらに、モバイルエンティティ120は、PLMNによって提供されるデータ対応ベアラサービスによってデータの送受信を行う無線サブシステム122と、データインタフェース124を介して相互にやりとりを行うデータハンドリングサブシステム125を含む。データ対応ベアラサービスにより、モバイルエンティティ120は、公衆インターネット139に接続されたサービスシステム140と通信することができる。データハンドリングサブシステム125は、アプリケーションが実行される動作環境126をサポートする。この動作環境には、適切な通信スタック(ノートブックコンピュータの場合には、これは、当該コンピュータの通常の動作環境の場合もある)が含まれる。
より具体的には、GSM PLMNの固定インフラ110は、1つまたは2つ以上の基地局サブシステム(BSS(Base Station Subsystem))111およびネットワーク交換サブシステム(NSS(Network and Switching Subsystem))112を備える。それぞれのBSS111は、複数の基地局(BTS(Base Transceiver Station))113を制御する基地局制御装置(BSC(Base Station Controller))114を備える。それぞれの基地局は、無線ネットワークのそれぞれの「セル」と関連する。モバイルエンティティ120の無線サブシステム122が動作中であるとき、この無線サブシステム122は、そのモバイルエンティティが現在位置するセルのBTS113と、無線リンクを介して通信する。NSS112について、これは、在圏ロケーションレジスタ(Visitor Location Register)132およびホームロケーションレジスタ(Home Location Register)131といった他の要素と共に、1つまたは2つ以上の移動交換局(MSC(Mobile Switching Center))115を備える。
モバイルエンティティ120が、通常の電話を行うために使用されるとき、デジタル化された音声を搬送するトラフィック回線が、関連するBSS111を通じてNSS112にセットアップされる。次に、NSS112は、対象の電話(同じPLMN内であろうが、別のネットワーク内であろうが)への呼の経路設定を担当する。
モバイルエンティティ120へのデータ送信/モバイルエンティティ120からのデータ送信に関して、他の可能なデータ対応ベアラサービスも存在するが、ここでの例では、3つの異なるデータ対応ベアラサービスが示されている。第1のデータ対応ベアラサービスは、回線交換データ(CSD(Circuit Switched Data))サービスの形態で利用可能である。この場合、1つのトラフィック回線のすべてが、データを搬送するために使用され、MSC132は、網間接続機能IWF(InterWorking Function)134に回線を経路設定する。網間接続機能IWFの正確な性質は、当該IWFの他方の側に接続されるものに依存する。このように、IWFは、公衆インターネット139への直接アクセスを提供する(すなわち、IAP−インターネットアクセスプロバイダIAP(Internet Access Provider IAP)に類似の機能を提供する)ように構成することができる。あるいは、IWFは、単に、PSTNに接続するモデムとすることができる。この場合、インターネットアクセスは、PSTNを横切った標準IAPへの接続により実現することができる。
第2の低帯域幅のデータ対応ベアラサービスは、ショートメッセージサービス(Short Message Service)の使用を通じて利用可能である。ショートメッセージサービスは、信号チャネルのスロットで搬送されるデータを、公衆インターネット139への接続を提供するように準備することができるSMSユニットに渡す。
第3のデータ対応ベアラサービスは、GPRS(汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service))の形態で提供される。GPRSにより、モバイルエンティティ120のデータハンドリングシステムから、データインタフェース124、無線サブシステム121および関連するBSS111を介して、PLMN110のGPRSネットワーク117へ(およびその逆へ)、IP(またはX.25)パケットデータを渡すことができる。GPRSネットワーク117は、BSC114をネットワーク117とインタフェースするSGSN(サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node)118、および、ネットワーク117を外部ネットワーク(この例では、公衆インターネット139)とインタフェースするGGSN(ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node))を含む。GPRSの全詳細は、ETSI(ヨーロッパ電気通信標準化協会(European Telecommunications Standards Institute)のGSM 03.60規格に見ることができる。GPRSを用いると、モバイルエンティティ120は、BSS111およびGPRSネットワーク117を介して、公衆インターネット139に接続されたエンティティとパケットデータを交換することができる。
PLMN110とインターネット139との間のデータ接続は、一般に、プロキシ機能および/またはゲートウェイ機能を有するファイアウォール135を通じて行われることになる。
図4は、携帯電話無線インフラに存在する信号によって位置決定を行う2つの一般的なアプローチを示している。第1に、一般的には、モバイルエンティティおよびネットワークの双方が、当該モバイルエンティティが現在存在しているセルの識別情報を知っていることに注目することができる。この情報は、システムの通常動作の一部として提供される。(GSMのようなシステムでは、ネットワークは、「位置登録エリア(location area)」として知られる、セルの集まりの1つの分解部分に対する現在の位置を記憶するだけかもしれないが、実際の現在のセルIDは、一般に、BSC114とモバイルエンティティとの間で交換される信号をモニタリングすることによって導き出される)。現在の基本セルIDのほかに、モバイルエンティティと複数のBTS113との間のタイミングおよび/または方向パラメータを測定することによって、より正確な調整を得ることができる。これらの測定は、ネットワークにおいて、または、モバイルエンティティにおいてのいずれかで行われる(例えば、モバイルにおいて位置決定を行うさまざまな技法を記述している国際出願第WO 99/04582号、および、モバイルネットワークのモバイル位置情報センター(mobile location center)、すなわちサーバに対して、位置照会アプリケーション(location-aware application)により行われるリクエストに応答して、モバイルネットワークにより行われる位置決定を記述している国際出願第WO 99/55114号を参照されたい)。
図4の左半分は、モバイルエンティティ20Fにおいて行われる位置決定のケースを示している。この位置決定は、例えば、BTS113からの信号に関して、観測時間差(OTD(Observed Time Difference))測定を行い、BTSの位置の知識を用いて位置を計算することにより行われる。ネットワークエンティティにこの作業の一部を行わせることにより、モバイルエンティティ20Fの計算負荷を削減することができ、モバイルがBTSの位置を知る必要を回避することができる。図4の右半分は、ネットワークにおいて行われる位置決定のケースを示している。この位置決定は、例えば、3つのBTS113について進角(Timing Advance)の測定を行い、これらの測定値を用いて位置を導出することにより行われる(この導出は、通常、BSC114に関連したユニットにおいて行われる)。その結果得られた位置データは、当該位置データの受信を認可されたものに対して当該位置データを利用可能にすることができる場所から、位置サーバ67に渡される。
携帯電話の位置情報は、GPSに匹敵する精度であり得る。しかしながら、状況を設定するという目的では、ほとんどの場合、動作中のセルの知識が、最も重要な情報となり得る。近接した間隔で位置する状況は、異なる作業位置である可能性が最も高い。このような場合については、ローカルシステムの方が、GPSまたはPLMNといったグローバル地理システムまたはマルチ地理システムよりも有効になることがある。
図5は、2つの異なる位置決定方法を示している。これら2つの方法は、ともに、オフィスビルのような場所の内部での使用に適した、ローカルな定位置のビーコンの使用を伴う。ビーコンは、ここでは、赤外線ビーコンIRBとして示されている。ただし、短距離無線システム(特に「Bluetooth」システム)のようなそれ以外の技術を、同様にして使用することができる。また、別の有用で可能なものとして、IEEE802.11標準のもとで動作する無線LANへのアクセスポイントの使用がある。図5の右半分は、複数の独立したビーコン55を示している。これらのビーコン55は、それら個々の位置を絶えず送信する。モバイルエンティティ(このケースでは、ノートブックコンピュータ)20Bは、ビーコンが十分接近しているとき、そのビーコンからの送信を受信するように構成されている。これにより、その受信範囲の精度でその位置が定められる。その後、この位置データは、状況決定プロセスへの入力として使用することができる。この構成の変形として、ビーコン55が、位置データを直接送信するのではなく、このようなデータを検索するのに使用することができる情報を送信するものがある(例えば、データを、関連するビーコン55を収容する記憶場所のインターネットホームページのURLとすることができる。このホームページは、記憶位置または少なくとも識別情報を与える。これにより、ディレクトリサービスでの位置の検索が可能になる)。
図3の左半分には、IRBビーコン54が、すべて、位置サーバ57への接続を行うネットワークに接続されている。ビーコン54は、存在信号を送信する。そしてモバイルエンティティ20Cがその存在信号を受信すべくビーコンに十分接近するとき、モバイルエンティティ20Cは、その識別情報をそのビーコンに送信することにより応答する。(このように、この実施形態では、ビーコン54およびモバイルエンティティ20Cの双方が、IR信号の受信および送信の双方を行うことができる。これに対し、ビーコン55は、IR信号の送信のみを行い、モバイルエンティティ20Bは、IR信号の受信のみを行う)。ビーコン54がモバイルエンティティの識別情報を受信すると、ビーコン54は、ネットワーク56を介して位置サーバ57にメッセージを送信する。このメッセージは、モバイルエンティティ20Cの識別情報を、関連するビーコン54の位置にリンクしている。次に、モバイルエンティティがその位置の決定を望む場合には、モバイルエンティティは、その識別情報をサービスリクエスト58により提供しなければならず(ここでは、PLMNを通じて渡すように示されている。しかしながら、任意の適切なネットワークを使用することができる)、モバイルエンティティの現在の位置を位置サーバ57内で検索するように、サービスシステム40に依拠しなければならない。位置データは、個人的なものであり、非常に機密に関わるものであり得るので、サービスシステム40が、モバイルエンティティ20Bによってリクエスト58で供給された認可トークンを作成した後、位置サーバ57は、一般に、位置データをサービスシステム40に供給することだけを行う。
別の可能なものとして、モバイルエンティティが、ブロードキャストメッセージまたはマルチキャストメッセージをLANベースのビーコン54に送信するものがある。ここで、最も近いビーコン54は、位置または状況の指示子として用いることができる識別情報によって応答する。論理的なアプローチでは、ローカルサブネットにマルチキャストメッセージを送信し、その後、このマルチキャストメッセージの応答がない場合に、サーチを広げる。このようなLANベースの「状況ビーコン」は、ハードウェアコストを追加することなく、有線LANおよび無線LANの双方でモバイルエンティティに状況を提供することができる。
このタイプのシステムは、オフィス環境内での使用に特に適している。例えば、適切なビーコンを、会議室を特定するために使用することができ、これらのビーコンそれ自体で、「会議」の状況が採用されるべきであることを示すことができる。このタイプの情報は、適切なローカルネットワークが設けられた場所にのみ存在することは明らかであるが、このような情報が利用可能な場所では、それは、状況を決定する際に、特に重要になる可能性がある。
状況の決定に特に重要となり得るさらに別の情報は、ノートブックコンピュータの使用中のネットワークアドレス(および環境設定)である。明らかに、当該コンピュータがネットワークに接続されているかどうか、または、当該コンピュータが企業LANへの直接接続を通じてではなく、ダイヤルアップ接続(家庭または移動における使用を示唆する)を通じて取り付けられているかどうかが関連し得る。しかしながら、LAN内であっても、アドレスは、ユーザが、彼の通常の机(および「デスクトップ」状況)にいるのか、会議室(および「会議」状況)にいるのかを特定するために使用することができる。通常、1つまたは2つの特定の「デスクトップ」アドレス以外のいずれかのアドレスが、「会議」アドレスである(あるいは、会議室アドレスは、アドレスサーバの問い合わせにより決定することができる。これは、ホットデスク作業環境では最も役に立つであろう)。
さらに別のアプローチは、ユーザの位置または状況の予測評価を使用することである。曜日および日時を、この目的で使用することができる。1つの論理的な仮定の極度に単純化した方式は、時間帯が通常の時間帯と異ならない場合には、平日の日中の状況を(LAN接続に応じて)「デスクトップ」または「会議」として設定し、週末および平日の夜間の状況を「家庭」として設定する。時間帯が通常の時間帯と異なる場合には、状況は「移動」となる。このアプローチを改良するために、システムを、(例えば、使用ログの分析により)学習するように適合させることができる(例えば、火曜日にバッテリの消費電流が大きいということは、この日が、移動に使われることが多いことを示す。その結果、火曜日については、「移動」の状況に設定する動作を行うことができ、また、月曜日の終わりにバッテリ充電を最適化する動作も行うことができる)。
このヒューリスティックなアプローチと関連して、アプリケーションの状態および内容から実際の証拠を取得することができる。例えば、会議が現在予定されていることを、ダイアリアプリケーションが示している場合、これは、現在の状況が「会議」であるべきことを決定することができる(または、他の説得力のある指示子が存在しないときは、示唆することができる)。同様に、プレゼンテーションアプリケーション中におけるフルスクリーンディスプレイの使用または外部モニタへの接続は、「会議」の状況、または、場合によっては特定の「プレゼンテーション」の状況を示す強い指示子として採用することができる。
現在のバッテリの充電レベルは、状況の決定において、別の重要な要因となり得る。特に、ノートブックコンピュータが「移動」モードになろうとしていることを示す予測評価との関連において、重要な要因となり得る。このような状況下では、おそらく充電が十分に少ない時は常に、充電を最大にするために、「充電最適化」状況を追加して使用することができる。例えば、ノートブックコンピュータが、現在、メイン電源下で動作しているが、充電が所定のレベル未満である場合には、「デスクトップ」モードではなく、「充電最適化」モードが検出され、充電が、許容可能なレベルに到達するまで、省電力オプションが実施される。
これらのアプローチの1つまたは2つ以上のものを組み合わせること、または、さまざまな入力を採り入れて、状況を決定するルールベースのアプローチを使用することが、まったく可能である(例えば、「移動」を示唆するGPS読み取りを無効にして、「移動」を「デスクトップ」と置き替えるために、LAN接続が存在することを用いることができる。ここで、ダイアルアップではないLAN接続が存在することは、地理的に異なるオフィスの位置での使用を示すものと決定される)。また、ユーザが、そのマシンにより検出された電力管理設定を無効にすることも可能である(例えば、位置検出が「移動」を示唆する場合に、ユーザは、顧客の場所での「会議」機能を望むことができる)。
図6には、本発明の一実施形態による動作の基本パターンが示されている。図6は、ノートブックコンピュータのオペレーティングシステムの下でバックグラウンドタスクとして実行することができるプロセスのフローチャートを示している。
ステップ71では、位置情報源をポーリングする。位置情報源は、より具体的には、現在の状況の決定に使用するにあたり利用可能である。このような情報源のあるものは、(携帯電話またはGPS受信機のような)位置検出要素3であることができる。その他、現在有効な電源であることができるさらに、使用ログから計算され、ヒューリスティックに決定されるルールの組であることもできる。基本的には、上述した情報源のいずれも(または他のものは)、「状況入力」として使用することができる。このようなポーリングは、規則的な間隔(例えば10分おきごと)で行うこともできるし、あるいは、関連する状態の変化が、(例えばバッテリまたはネットワークアダプタによって)検出された時に、オペレーティングシステムからアプリケーションへの通知によってトリガすることもできる。ステップ72では、プロセスは、一組の予め確立されたルールに従って、さまざまな状況入力から、好ましい状況モードを決定する。単純なルールの組は、図7のフローチャートによって示されるものとすることができる。図7は、上記表1に示す4つの別個の「状況」を使用する。図7の例では、プロセスは、まず、「位置」が「オフィス」であるかどうかを判断する。「位置」がオフィスである場合において、ユーザの通常のLAN設定が検出されたときは、好ましいモードは、「デスクトップ」に設定され、検出されないときは、「会議」に設定される。「位置」が「オフィス」でない場合において、位置が「家庭」であることが判明したときは(明らかに、ユーザは、セットアップ段階で、位置「オフィス」および位置「家庭」をどのようにして検出できるかを指示する必要があろう。いずれかの位置に単に存在することは、このような存在することの指示と共に、十分であろう)、好ましいモードは、「家庭」に設定され、そうでないときは、「移動」に設定される。
ステップ73では、プロセスは、好ましい状況モードが変化しているかどうかを判断する。変化していない場合には、プロセスは、待機ステップ76に進む。好ましい状況モードが変化している場合には、プロセスは、ステップ74で、例えばスクリーンメッセージによって、ユーザに警告を発することができる。その他、ユーザへの積極的な通知を行うことなく、電力管理を適用することができる。この場合必然的に、ユーザは、このような通知が必要であるかどうかを決定することができる。電力管理に変化を適用するためのユーザの許可を待たないことが利点である。しかし、変化が必要とされない場合には、電力管理への提示された変化をユーザが無効にするのに必要な短い期間を待つ。したがって、このようなユーザへの警告によって、ユーザが、電力管理プロセスに対してユーザスクリーンを起動することができ、このユーザスクリーンから、ユーザが、適用される状況モードを指定できることが望ましい。その後、次の電源切断まで、もしくは、ユーザがプロセスを「自己管理モード」に戻すまで、または、ある指定した長さの時間(例えば、30分もしくは1時間)の間、このユーザが決定した状況を維持することができる。あるいは、ユーザが決定した状況のときでも、図6に示すような動作を続けるようにプロセスを適合させることもできる。しかし、電力管理を変更するのではなく、ユーザに単に代わりとなる状況を通知することができる。このようなメッセージは、ユーザが状況を決定した時点から状況の入力にさらに重要な変化があった後まで、作成されないことが好ましい。そうでない場合には、明らかに不必要なメッセージのストリームが生じる。特定の状況は、状況の計算を無効にするように構成されてもよく、ユーザが、それら特定の状況を手動で切り換えることが必要となる。これは、特に「プレゼンテーション」状況に適用することが有効であり得るが、「移動」にも役に立つことがある。
ステップ75では、ノートブックコンピュータの電力管理動作が変更される。一般に、この変更は、この変更が必要とされる電力エコノミーモードの適用を伴うか、または、会議モードでは、所望の機能の性能を最適化するために、特定の機能を抑制することを伴う。電力をかなり消費する物のすべてに対して電力管理動作を制御できることが利点である。CPU10は、それ自体、かなりの電力の消費物であるので、CPU時間をかなり使用するアプリケーションに対して電力管理を制御することも望ましい。電力管理動作の変更については、後にさらに解説する。
ステップ76では、プロセスは、さらにポーリングステップを行う前に待機する。この待機期間は、バッテリの寿命と比較して短い期間に設定することができるが、プロセスが、最小のCPU時間(例えば5分)を使用する十分長い期間に設定することもできる。あるいは、この待機期間は、現在有効な状況、または、むしろ現在の動作状態に依存して変化してもよい(例えば、現在の動作状態がスタンバイである場合には、この期間は、より長くなってもよい。ディープスタンバイ状態では、プロセスは、おそらく完全にサスペンドされる)。重要な変化が発生した場合には、プロセスは、待機ステップ76からより迅速に抜け出すことが望ましい。例えば、チェックステップ77を含む待機ループを加えることにより、主なシステムの変化(スタンバイ後の再起動、バッテリからメイン電源への変更など)を検出することができ、プロセスを新たなポーリングステップ71に復帰させることができる。
図8aおよび図8bは、電力管理プロセス用の可能なユーザインタフェースを示している。上記で示したように、電力管理プロセスは、初期セットアップフェーズ(このフェーズにおいて、ユーザは、通常のLAN設定、ならびに家庭、オフィスおよび他の重要な位置といった重要なデータをコンピュータに対して特定する)の後、完全にユーザの介入なく動作することができるが、ユーザが、プロセスが決定した設定を必要に応じて無効にすることが望ましい。このユーザインタフェースは、現在のユーザの状況を示すディスプレイボックス81を有する。ディスプレイボックス81の傍らにあるクエリーボックス84がマウスでクリックされると、ディスプレイボックス81は、現在のモードに対する電力管理機能を示し、また、他のモードに対する電力管理機能を示すのに用いることもできる。ユーザモデルボタン82は、マウス85により起動されると、メニュー83を動作させる。このメニュー83により、ユーザは、電力管理モードを設定することができる。電力管理モードは、「コンピュータ設定(Computer Set)」とすることができ、コンピュータ設定の場合、電力は、上述したプロセスに従って管理される。または、電力管理モードは、ユーザによって、図示したモードの1つ(あるいは、おそらくそれ以外のモード。ユーザによってのみ起動可能であり、電力管理プロセスによる選択では利用できない特定の電力管理設定を有することが有利な場合がある)に設定することができる。さらに別の可能なものとして、「編集モード(Edit Mode)」ボタンがある。このボタンにより、ユーザは、既存の状況モードに対する電力管理動作を修正することができるか、または、ユーザは、新たな電力管理モードを作成することができる。これらの追加の電力管理モードを、コンピュータモード設定プロセスに利用できるようにするために、これらのモードの使用についてのルールが、各モードにおける電力管理の詳細と共に定義されなければならない。
次に、ノートブックコンピュータのさまざまな機能についての電力管理動作の変更を説明する。電力消費量の多いコンピュータの機能またはコンポーネントに利用可能なオプションから選択されたもののリストが、選択された状況に適している場合、電力管理動作は、一般に、このリストを含むことになる。さまざまなコンピュータの機能およびコンポーネントについて可能なものが、以下に解説される。
ボタン機能
電力管理スイッチ19には、一般に、オペレーティングシステム用のAPIを通じてさまざまな機能を与えられることができる。電力管理スイッチ19は、通常のノートブックコンピュータでは、メイン「電源」ボタンおよびノートブックコンピュータを閉じる際に操作されるリッドスイッチである。例えば、リッドスイッチの起動は、通常、ノートブックコンピュータを、「サスペンド」状態にすることになる。サスペンド状態は、電力効率は良いが、再起動時の反応が特に早くはない。通常Microsoftオペレーティングシステムでは、電力効率はよくないがすぐに反応するものから、電力効率はよいが再起動にかなりの時間を伴うものまで、種々のサスペンド状態がある。したがって、「デスクトップ」状況および「会議」状況(特に「会議」)は、両方のスイッチを設定することにより、電力効率はよくないが起動時にすぐに反応するサスペンド状態をトリガすることができる。これにより、ノートブックコンピュータを必要ならばすぐに動作状態に移行させることができる。例えば、リッドスイッチは、スクリーンをオフに切り換えるだけでよい。これに対し、「家庭」および特に「移動」は、電力効率のずっとよいサスペンド状態に設定してもよい。
アニメーション
Microsoftオペレーティングシステム用のAPIを通じて、ウィンドウアニメーションを無効にすることができる。これらのアニメーション(スライドメニューおよびフェージングメニュー、アイコンのアニメーション)は、それら自体ではほとんど電力を消費しないが、ウィンドウが大量に使用された場合、この電力使用は増大し得る。アニメーションは、例えば、「移動」モードにおいて無効にされることがある。
ウィンドウドラッグ
デスクトップスクリーン上を、フルウィンドウを移動させることには、少なからずコストがかかる。ウィンドウ自体に関連するコストだけでなく、ウィンドウ下のアプリケーションを塗り直す負担もあり、また、ウィンドウのレイアウトの計算の負担もある。輪郭をドラッグすることは、これらのコストをかなり削減する。この場合も、これは、「移動」モードのみで無効にされ得るオプションである。
スクリーン電力
コンピュータが使用されていない場合に、スクリーンをオフに切り換えるまでに要する時間を変化させることができ、各状況モードについて個別に設定することができる。省電力化は、非常に重要ではあるが、ユーザに対する影響も重要である。したがって、これは、各状況モードについてのユーザのカスタマイゼーションを許容することが望ましい分野で行うことができる。
バックライト
バックライトが、(例えば、HP Jornada 820における)ソフトウェアによって制御可能である場合、システムがアイドル状態である間、バックライトを減光することができる。通常、BIOSとのやりとりが、バックライトの制御に必要となる。状況に対するアプリケーションは、「会議」を除くすべてのモードについてバックライトの減光を有効にすることができる。
スクリーンセーバ
スクリーンセーバは、ほとんどのPCにおいて、CPU時間の主な消費物である。異なるモードに対して異なるスクリーンセーバを設定することが、単純明快である。電力が最も重要となるモード「移動」に対しては、特に効率の良いスクリーンセーバ(または、単にブラックスクリーン)が設定される。
ハードディスク
ハードディスクのスピンダウン時間を、電力および性能の双方のために、変更することができる。Microsoftオペレーティングシステムのハードディスク用の電力管理オプションは、(MicrosoftのATAPI4によって)定義されるが、実施する製造者に任されている。例えば、IBMは、ユーザが電力/性能バランスを実現できるディスク「スロットル(throttle)」を使用する(米国特許第5682273号に記述されている)。そして、この電力管理オプションは、適切なATAPI4電力管理コマンドによって変更することができる。このタイプの自己スロットル動作は、他のコンポーネント(ネットワークカード、さらにはコアプロセッサの一部)に見ることができ、この自己スロットルは、本発明の態様による電力管理によって同じように制御可能である(このモードは、自己スロットル動作が使用されるかどうか、および、どの程度積極的に動作するかを決定することができる)。この場合も、「移動」モードは、電力管理に有利に働くように適合し、「会議」は、性能に有利に働くように適合する。
バッテリ容量の低下
異なる状況は、あるポイント(このポイントは、それ自体、おそらくモードごとに異なる)未満になったバッテリ充電レベルに対して、異なるアプローチを採用することができる。「移動」モードでは、これは、より抜本的な省電力化につながることがあり、「家庭」では、「移動」状態への移行につながることがある。これに対し、「デスクトップ」では、省電力化はそれほど厳しくなく、「会議」では、そのレベルは、非常に低い充電レベルに設定することができ、非常に厳しい省電力状態にすぐに落ちることがある(ノートブックコンピュータは、もはや実行不可能となるまで最適な性能を有する)。
アプリケーション
多くのアプリケーションが、かなりの省電力化を実現するために、オフに切り換えることができるオプションを含む。例えば、生産性ソフトウェアのアニメ化されたヘルプアシスタントの無効化、ならびに、自動スペル訂正および自動文法訂正の無効化は、CPU電力をかなり低減させることができる。Microsoft Officeアプリケーションについては、(Office 97およびOffice 2Kは)自動化機構によって、そのアプリケーションを他のアプリケーションから制御することができ、これにより、さまざまなエコノミー状態で、モードの直接切り換えが可能になる。代わりとなる、より一般に適用可能なアプローチは、このようなアプリケーションのそれぞれについてアドインを記述することである。このようなアドインには、例えば、動作モードに従って機能をオンおよびオフにする小さなCOMライブラリといったものがある。例えば、「移動」モードでは、ヘルプアシスタントのアニメーションならびに自動スペル訂正および自動文法訂正を無効にすることができる。これらの機能は、会議の状況で必要とされる可能性が低いので、「会議」モードも同様である。これに対し、「デスクトップ」モードでは、全機能を有効にすることができる。他のアプリケーションの電力消費を制御するために、電力管理アプリケーションを使用することについては、本出願人の同日付けの同時係属中の特許出願にさらに解説されている。この特許出願は、「Power Saving in Computing Applications」という発明の名称である。
各状況モードについて、上記の結果は、本発明の態様では、上記に示した手段によって電力制御アプリケーションにより実施される一組の選択されたものになる。上記に示した手段は、ほとんどの場合、適切なAPIコマンドである。以下に、このようなリストの一例を、「移動」モードに関する表2により提供する。
Figure 0004222836
表2は、「移動」モードの電力管理オプションである。表2のオプションリストでは、特定のオプションは、「ユーザ変更可能」として示されており、それ以外のものは、ユーザ変更不能と示されている。これは、ユーザが、「編集モード(Edit Mode)」ボタン86により、モードを変更できるかどうかに影響する。図6に示すプロセスのステップ75では、「移動」状態に入ったと判断されると、電力管理プロセスは、表2の第2列に示す選択されたものに従って、表2の第1列に特定される機能およびプロセスを変更することになる。
本発明の態様を用いると、ノートブックコンピュータまたは他の任意のモバイルコンピュータ装置の電力管理は、ユーザが介入する必要なく、さまざまな作業状況にいるユーザによって必要とされる性能レベルを維持しながら電力管理を最適化するように、管理可能である。本発明は、ノートブックコンピュータに限定されず、任意のポータブルコンピュータ装置またはモバイルコンピュータ装置にも適用可能であることは、当業者に十分理解されるであろう。また、この出願に示される状況モードは、限定するものではなく、例示的なものであることも、当業者に十分理解されるであろう。状況のルールをユーザにより変更可能にすること(例えば、ユーザは、特定された顧客の位置に対して「会議」機能を設定したいことがある)、状況モードの電力管理をユーザにより変更可能にすること、および、さらには新しい状況モードおよび関連するルールをユーザにより作成可能にすることが有利である。
状況の決定は、効率的な電力管理以外の目的にも使用できることは、十分に理解されるであろう。他の設定も、異なる状況に対して決定することができる。最も有用なものの1つは、デフォルトのプリンタ設定であろう。もう1つは、プロキシサーバの設定である。これを上回る状況のカスタマイゼーションが、まったく可能である。さらに可能なものとして、状況に応じたユーザのデスクトップのカスタマイゼーションがある(例えば、選択されたプレゼンテーションへのショートカットが、特別な「プレゼンテーション」状況のデスクトップに表示される)。電力管理アプリケーションにとって必要なのは、検知された状況に応じて、関連する環境設定またはアプリケーションを変更できることのみである。
本発明の第1の実施形態で用いられるノートブックコンピュータの概略図。 本発明の実施形態で用いられる全地球測位システム(GPS)を用いる位置検出の方法を示す図。 本発明の実施形態で用いられる携帯電話ネットワークを用いる位置検出の図。 本発明の実施形態で用いられる携帯電話無線インフラを用いる位置検出の図。 本発明の実施形態で用いられる短距離ビーコンを用いる位置検出図。 本発明の実施形態の電力管理プロセスを示すフローチャート。 本発明の実施形態のルールベース状況モード選択を示すフローチャート。 本発明の実施形態の電力管理プロセスのユーザインタフェースを示す図。 本発明の実施形態の電力管理プロセスのユーザインタフェースを示す図。

Claims (8)

  1. すべてのコンポーネントに電力を供給することのできる内部電源とプロセッサとを備える、携帯用コンピュータ装置であって、前記携帯用コンピュータ装置は、外部の電源によって電力を供給されるようにも構成されており、前記携帯用コンピュータ装置は、種々の動作状況において動作可能であり、それぞれの動作状況には、該動作状況に適切な、一組の装置動作設定があり、該種々の動作状況の少なくともいくつかは、前記携帯用コンピュータ装置に対する装置動作選択を行うことに関連し、前記プロセッサは、
    1)前記携帯用コンピュータ装置が、前記内部電源から電力を供給されているかまたは前記外部電源から電力を供給されているか、および
    2)1)とは無関係の、少なくとも一つの他の動作要因
    によって、定まる、前記携帯用コンピュータ装置の現在の動作状況を決定し、
    決定された現在の動作状況に応じて、前記携帯用コンピュータ装置によって消費される電力を制御するように構成され
    動作状況は、デスクトップ、会議、家庭および移動を含み、前記少なくとも一つの他の動作要因は、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置およびLAN設定を含み、
    前記プロセッサは、現在の位置がオフィスであるかどうか判断し、位置がオフィスである場合に、ユーザの通常のLAN設定が検出されれば動作状況をデスクトップに設定し、そうでなければ会議に設定し、位置がオフィスでない場合に、位置が家庭であれば、動作状況を家庭に設定し、そうでなければ移動に設定する、携帯用コンピュータ装置。
  2. 現在の動作状況を決定するように前記プロセッサによって使用されるようにされた前記少なくとも一つの他の動作要因が、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置である請求項1に記載の携帯用コンピュータ装置。
  3. 前記携帯用コンピュータ装置は、現在の位置情報を提供する全地球測位システム装置を備える請求項2に記載の携帯用コンピュータ装置。
  4. 前記携帯用コンピュータ装置は、現在の位置情報を提供する無線電話装置を備える請求項2に記載の携帯用コンピュータ装置。
  5. プロセッサと電源とを備える、携帯用コンピュータ装置であって、前記携帯用コンピュータ装置は、種々の動作状況において動作可能であり、それぞれの動作状況には、該動作状況に適切な、一組の装置動作設定があり、該種々の動作状況の少なくともいくつかは、前記携帯用コンピュータ装置に対する装置動作選択を行うことに関連し、前記プロセッサは、動作中の電源の性質または状態、および動作中の電源の性質または状態とは無関係の、少なくとも一つの他の動作要因によって、定まる、前記携帯用コンピュータ装置の現在の動作状況を決定し、決定された現在の動作状況に応じて、装置の動作を制御するようにされ、
    前記携帯用コンピュータ装置は、アプリケーションを含み、前記プロセッサは、現在の動作状況の変化に応じて、インストールされたアプリケーションの機能を有効または無効とするように構成され
    動作状況は、デスクトップ、会議、家庭および移動を含み、前記少なくとも一つの他の動作要因は、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置およびLAN設定を含み、
    前記プロセッサは、現在の位置がオフィスであるかどうか判断し、位置がオフィスである場合に、ユーザの通常のLAN設定が検出されれば動作状況をデスクトップに設定し、そうでなければ会議に設定し、位置がオフィスでない場合に、位置が家庭であれば、動作状況を家庭に設定し、そうでなければ移動に設定する、携帯用コンピュータ装置。
  6. プロセッサと電源とを備える、携帯用コンピュータ装置であって、前記携帯用コンピュータ装置は、種々の動作状況において動作可能であり、それぞれの動作状況には、該動作状況に適切な、一組の装置動作設定があり、該種々の動作状況の少なくともいくつかは、前記携帯用コンピュータ装置に対する装置動作選択を行うことに関連し、前記プロセッサは、動作中の電源の性質または状態、および動作中の電源の性質または状態とは無関係の、少なくとも一つの他の動作要因によって、定まる、前記携帯用コンピュータ装置の現在の動作状況を決定し、決定された現在の動作状況に応じて、装置の動作を制御するようにされ、
    前記装置動作設定のいくつかは、現在の状況に対する、前記携帯用コンピュータ装置の好ましい構成に関係し、
    動作状況は、デスクトップ、会議、家庭および移動を含み、前記少なくとも一つの他の動作要因は、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置およびLAN設定を含み、
    前記プロセッサは、現在の位置がオフィスであるかどうか判断し、位置がオフィスである場合に、ユーザの通常のLAN設定が検出されれば動作状況をデスクトップに設定し、そうでなければ会議に設定し、位置がオフィスでない場合に、位置が家庭であれば、動作状況を家庭に設定し、そうでなければ移動に設定する、携帯用コンピュータ装置。
  7. すべてのコンポーネントに電力を供給することのできる内部電源とプロセッサとを備える、携帯用コンピュータ装置によって読み取り可能なデータ構造を記憶するコンピュータ可読媒体またはメモリであって、前記携帯用コンピュータ装置は、外部の電源によって電力を供給されるようにもされており、前記携帯用コンピュータ装置は、種々の動作状況において動作可能であり、それぞれの動作状況には、該動作状況に適切な、一組の装置動作設定があり、該種々の動作状況の少なくともいくつかは、前記携帯用コンピュータ装置に対する装置動作選択を行うことに関連し、前記データ構造が、
    それぞれの動作状況が、該動作状況に適切な、一組の装置動作設定によって定義され、装置動作選択を行うことに関連する、前記携帯用コンピュータ装置の前記種々の動作状況の定義と、
    1)前記携帯用コンピュータ装置が、前記内部電源から電力を供給されているかまたは前記外部電源から電力を供給されているか、および
    2)1)とは無関係の、少なくとも一つの他の動作要因
    によって、定まる現在の動作状況を決定するプロセスであって、
    動作状況は、デスクトップ、会議、家庭および移動を含み、前記少なくとも一つの他の動作要因は、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置およびLAN設定を含み、
    現在の動作状況を決定する際に、現在の位置がオフィスであるかどうか判断し、位置がオフィスである場合に、ユーザの通常のLAN設定が検出されれば動作状況をデスクトップに設定し、そうでなければ会議に設定し、位置がオフィスでない場合に、位置が家庭であれば、動作状況を家庭に設定し、そうでなければ移動に設定するプロセスを含む実行可能コードと、
    決定された現在の動作状況に応じて、前記携帯用コンピュータ装置によって消費される電力を制御するプロセスを含む実行可能コードと、を含むコンピュータ可読媒体またはメモリ。
  8. 選択的に使用可能なリソースを有する携帯用コンピュータ装置における電力管理方法であって、前記携帯用コンピュータ装置の複数の動作状況を使用して実行され、それぞれの動作状況は、該動作状況に適切な電力管理のための、一組の装置動作選択によって定まり、種々の動作状況は、装置動作選択を行うことに関連しており、前記方法は、
    (a)選択可能なリソースの内の特定のものが使用されているか、および
    (b)前記携帯用コンピュータ装置用の動作中の電源の性質または状態に関係しない少なくとも一つの他の動作要因
    によって定まる、前記携帯用コンピュータ装置の現在の動作状況を決定し、
    動作状況は、デスクトップ、会議、家庭および移動を含み、前記少なくとも一つの他の動作要因は、前記携帯用コンピュータ装置の現在の位置およびLAN設定を含み、
    現在の動作状況を決定する際に、現在の位置がオフィスであるかどうか判断し、位置がオフィスである場合に、ユーザの通常のLAN設定が検出されれば動作状況をデスクトップに設定し、そうでなければ会議に設定し、位置がオフィスでない場合に、位置が家庭であれば、動作状況を家庭に設定し、そうでなければ移動に設定し、
    決定された現在の動作状況に応じて、前記携帯用コンピュータ装置による電力の消費を制御する電力管理方法。
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