JP4222695B2 - デジタルワイヤレスマイクシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルワイヤレスマイクシステムに関し、特に、送信機側で受信機の各種機能や動作の遠隔操作を可能にしたデジタルワイヤレスマイクシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルワイヤレスマイクシステムは特開平10-150692号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図8に従来のデジタルワイヤレスマイクシステムの構成を示す。ここで、(a)は送信機のブロック図であり、(b)は受信機のブロック図である。
【0004】
送信機41は、音響−電気変換器(図示せず)、A−D変換器42、圧縮符号化器43、符号変換・インターリーブ・誤り訂正回路44、変調・増幅回路45、および送信アンテナ46を備えている。
【0005】
受信機51は、受信アンテナ52、高周波増幅・周波数変換器53、中間周波増幅器54、復調器55、符号変換・デインターリーブ・誤り訂正回路56、および圧縮信号復号器57を備えている。
【0006】
次に送信機41および受信機51の動作について説明する。人間の声などの音響信号は、マイクロホン(音響−電気変換器)で集音され、アナログ音声信号に変換される。またこのとき、増幅器などで増幅される。増幅されたアナログ音声信号はA−D変換器42により、アナログ音声信号からPCMデジタル音声信号に変換され、圧縮符号化器43により、レートの低いビット列に変換される。このビット列は符号変換・インターリーブ・誤り訂正回路44により、伝送路誤りに耐性を持たせた符号列に変換され、変調・増幅回路45にて空中線電力に変換され、送信アンテナ46より、電波が放射される。
【0007】
この送信機41より発射された電波は受信機51に入力され、デジタル音声信号となって受信機51より出力される。すなわち、まず受信アンテナ52に入力した電波は高周波増幅・周波数変換器53にて増幅および中間周波数変換される。次に、中間周波増幅器54で増幅され、復調器55によってデジタル信号が復調される。このデジタル信号は符号変換・デインターリーブ・誤り訂正回路56により、伝送路誤りを補正され、圧縮信号復号器57にて元のビットレートのPCMデジタル音声信号に変換される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデジタルワイヤレスマイクシステムにおいては、ビットレートが固定であるため、周波数利用効率を改善して多チャンネル化を図ろうとした場合の対応がとれないという問題を有していた。
【0009】
また、ハウリング等が発生した場合、デジタルハウリングサプレッサーのような外部エフェクターとの接続が必要となり、システムとしてのコストが高くつくという問題を有していた。
【0010】
さらに、これらの機能を使用する場合、送信機側で喋る人と受信機側で操作する人が必要となり、運用上必要な人員が増加するという問題、もしくは送信機側で音声を発する人が受信機側で操作することが必要となり、ワイヤレスマイクの優れた特徴である音声を発する人のいる場所の自由度が損なわれるという問題などを有していた。
【0011】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、ビットレートを目的に応じて可変としたデジタルワイヤレスマイクシステムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は外部エフェクターを接続せずにハウリング等を抑圧することのできるデジタルワイヤレスマイクシステムを提供することを目的とする。
【0013】
さらに、本発明は外部のデジタルオーディオ機器や制御機器等との接続を可能にした拡張性の高いデジタルワイヤレスマイクシステムを提供することを目的とする。
【0014】
そして、本発明は送信機側で受信機の各種機能や動作の遠隔操作を可能にした利便性の高いデジタルワイヤレスマイクシステムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルワイヤレスマイクシステムは、音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段とを具備した受信機とからなるデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記データ圧縮手段および前記データ伸張手段のビットレートを可変にした。この構成により、目的に応じてビットレートを可変とし、周波数利用効率を改善することによって多チャンネル化への対応を図ることができる。
【0016】
また、本発明のデジタルワイヤレスマイクシステムは、音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号にエフェクト処理を施すデジタルエフェクト手段とを具備した受信機とからなるデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記送信機は前記受信機のデジタルエフェクト手段の選択、およびオン/オフの制御状態切替手段を備えている。この構成により、外部エフェクターの接続が不要な低コストのシステムでハウリング等の抑圧が可能となる。
【0017】
さらに、本発明のデジタルワイヤレスマイクシステムは、音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号を外部へ出力するデジタル出力端子とを具備した受信機とからなるデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記送信機は前記受信機のデジタル出力端子の選択、およびオン/オフの制御状態切替手段を備えている。この構成により、外部のデジタルオーディオ機器との接続を可能にした拡張性の高いデジタルワイヤレスマイクシステムが得られることとなる。
【0018】
また、本発明のデジタルワイヤレスマイクシステムは、音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段と、外部制御機器を接続するための外部制御端子とを具備した受信機とからなるデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記送信機は前記受信機の外部制御端子の選択、およびオン/オフの制御状態切替手段を備えている。この構成により、外部の制御機器との接続を可能にした拡張性の高いデジタルワイヤレスマイクシステムが得られることとなる。
【0019】
そして、本発明のデジタルワイヤレスマイクシステムは、音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段と、を具備した受信機とからなるデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記受信機を制御するための制御情報を前記変調前のデジタル音声信号に付加する回線符号化手段を前記送信機に設け、前記制御情報を分離・解析する回線符号復号手段を前記受信機に設けた。この構成により、送信機側で受信機の各種機能や動作の遠隔操作を可能にした利便性の高いデジタルワイヤレスマイクシステムが得られることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の形態のデジタルワイヤレスマイクシステムのブロック図である。ここで(a)は送信機のブロック図であり、(b)は受信機のブロック図である。
【0022】
図1(a)に示すように、送信機1は、以下の順に接続されたマイクロホン2、音声増幅器3、A−D変換器4、圧縮符号化器5、インターリーブ・誤り訂正回路6、回線符号化回路7、変調・高周波回路8、および送信アンテナ9を備えている。また、この送信機1の全体をコントロールするシステムコントローラ10と、ユーザにより各種設定が入力される制御状態切替スイッチ11を備えている。
【0023】
マイクロホン2は、ユーザが発生した音声等の音響信号をアナログ音声信号に変換する。音声増幅器3は入力信号を所定のレベルまで増幅する。A−D変換器4は、入力アナログ信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングし、所定のビットレートのPCMデジタル信号に変換する。圧縮符号化器5は、PCMデジタル信号を低ビットレートの符号化ビット列に変換する。すなわち、データ圧縮処理を施す。ここで、圧縮符号化器5はレート可変型とする。インターリーブ誤り訂正回路6は、低ビットレート化された符号化ビット列に対して、伝送路誤りに対する耐性を持たせるようにするため、インターリーブ処理と誤り訂正符号の付加を行う。ここで、符号化方式としは、例えばBCH符号化、畳込み符号化などを採用する。回線符号化回路7は、インターリーブ・誤り訂正回路6の出力に対して、伝送に必要な情報を付加した上で伝送フレームを生成する(詳細は後述)。変調・高周波回路8は伝送フレームにデジタル変調を施し、所要の送信出力まで増幅する。ここで、変調方式は例えばπ/4−DQPSK方式を用いる。送信アンテナ9は変調・高周波回路8の出力を電波として空間に放射する。システムコントーラ10は、マイクロコントローラ等で構成されており、前記した送信機1の各部の制御等を行う。制御状態切替スイッチ11は送信機1の各種機能(A−D変換器4におけるビットレート、圧縮符号化器5におけるビットレート、変調・高周波回路8における送信チャンネル等)および受信機21の各種機能(電源のオン/オフ、後述する高周波増幅・周波数変換器23の受信チャンネル、圧縮信号復号化器28のビットレート、デジタルエフェクター29の各種エフェクト機能等)を設定することができる。このスイッチで設定された情報はシステムコントローラ10により検出され、送信機1の各種機能を設定すると共に、受信機1の各種機能を設定するための付加情報が生成され、回線符号化回路7にてインターリーブ誤り訂正回路6の出力に付加される。
【0024】
図1(b)に示すように、受信機21は、以下の順に接続された受信アンテナ22、高周波増幅・周波数変換器23、中間周波増幅器24、復号器25、回線符号復号回路26、デインターリーブ・誤り訂正回路27、圧縮信号復号化器28、デジタルエフェクター29、D−A変換器30、および音声増幅器31を備えている。また、受信機21の全体をコントロールするシステムコントローラ32と、デジタルエフエクターの出力を外部へ出力する外部端子33と、システムコントローラ32を外部のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)等に接続するための外部制御端子34とを備えている。
【0025】
受信アンテナ22は、送信機1が送信した電波を受信する。高周波増幅・周波数変換器23は、受信信号を増幅し、所定の中間周波数に周波数変換する。中間周波増幅器24は、中間周波数信号を適切なレベルまで増幅すると共に所要帯域に制限する。復号器25は中間周波増幅器24の出力から、送信側での変調前の伝送フレームを復号する。回線符号復号回路26は、伝送フレームの中から、送信側の回線符号化回路7で付加された付加情報を検出・解析してシステムコンローラ32に出力すると共に、データをデインターリーブ・誤り訂正回路27へ出力する。デインターリーブ・誤り訂正回路27は、入力データにデインターリーブ処理と誤り訂正処理を施す。圧縮信号復号化器28は、低ビットレートの入力符号化ビット列を復号化し、送信側でビットレート低下処理を受ける前のビットレートのPCMデジタル信号に戻す。ここで圧縮信号復号化器28はレート可変型とする。デジタルエフェクター29は、入力信号に対して、ハウリング抑制、イコライジング、ボリューム可変回路によるゲイン調整、サンプリング周波数変換、デジタルリバーブ、デジタルディレイ等のデジタルエフェクト処理を施すことができる。D−A変換器30は、入力PCMデジタル信号をアナログ信号に変換する。音声増幅器31は、入力信号を増幅する。システムコントローラ32は、マイクロコントローラ等で構成されており、前記した受信機21各部の制御等を行う。また、外部制御端子34を介して接続されたパソコン等との間で制御信号の通信を行う。
【0026】
以上のように構成されたデシタルワイヤレスマイクシステムの送信機1において、音声等の音響信号はマイクロホン2により集音され、アナログ音声信号に変換される。そして、音声増幅器3により所定のレベルまで増幅される。増幅されたアナログ音声信号はA−D変換器4によってPCMデジタル音声信号に変換される。PCMデジタル音声信号は圧縮符号化器5により、低ビットレートの符号化ビット列に変換される。前記したように、このビットレートは可変型である。次にインターリーブ・誤り訂正回路6により、伝送路誤りに対して耐性を持たせるように符号化される。誤り訂正符号化およびインターリーブ処理を施されたビット列に対して、回線符号化回路7において伝送に必要な情報が付加された上で伝送フレームが生成される。伝送フレームは変調・高周波回路8にてデジタル変調処理を受け、搬送波周波数に変換される。さらに、変調信号は所要の送信出力まで増幅され、送信アンテナ9を通して空中に電波として放射される。
【0027】
このとき、制御状態切替スイッチ11で設定された情報、例えばデータ圧縮/伸張のビットレートや送受信チャンネルは、システムコントローラ10で検出され、圧縮符号化器5や変調・高周波回路8の制御に用いられる。また、回線符号化回路7においてデシタル音声信号に付加され、送信される。
【0028】
次に受信機21の動作を説明する。まず送信機1より放射された送信出力は、受信アンテナ22に入力し、高周波増幅・周波数変換器23によって増幅され、中間周波数に周波数変換される。そして、中間周波増幅器24で適切なレベルまで増幅され、所要帯域のみに制限された後、ベースバンド信号として復号器25により、変調前の伝送フレームが復号される。復号された伝送フレームは回線符号復号回路26において付加情報を検出、解析された後、デインターリーブ・誤り訂正回路27で誤り訂正され、圧縮信号復号化器28で低ビットレートの符号化ビット列から元のPCMデジタル音声信号が復元される。復元されたPCMデジタル音声信号は、デジタルエフェクター29にて所定のエフェクト処理を施される。エフェクト処理されたPCMデジタル音声信号はD−A変換器30、およびデジタル出力端子33に分配される。デジタル出力端子はAES−EBU(Audio Engineering Society-European Broadcasting Union )、およびS−PDIF(Sony-Philips Digital Interface:IEC958)規格に対応しており、デジタル外部機器とデジタル信号でのやりとりが可能である。
【0029】
ここで、高周波増幅・周波数変換器23での受信チャンネル、圧縮信号復号化器28のビットレート、デジタルエフェクター29のエフェクト処理の内容等は、送信機1の制御状態切替スイッチ11で設定され、システムコントローラ10によって回線符号化回路7で付加された付加情報を回線符号復号回路26において検出、解析し、システムコントローラ32により設定することができる。
【0030】
以上のように、図1に示したデジタルワイヤレスマイクシステムでは、下記(1)〜(4)の特徴を有する。
(1)送信機1の制御状態切替スイッチ11の操作により、受信機21の電源のオン/オフの遠隔操作が可能となる。
(2)送信機側の制御状態切替スイッチ11の操作により、送信機1の送信チャンネルの設定および受信機21の受信チャンネルの遠隔設定が可能になる。
(3)送信機側の制御状態切替スイッチ11の操作により、送信機1のビットレートの設定および受信機21のビットレートの遠隔設定が可能になる。
(4)送信機側の制御状態切替スイッチ11の操作により、受信機21のデジタルエフェクター29におけるエフェクトの内容(ハウリング抑制、イコライジング、ボリューム可変回路によるゲイン調整、サンプリング周波数変換、デジタルリバーブ、デジタルディレイ等)およびそのオン/オフの遠隔設定が可能になる。
【0031】
図2に本発明の実施の形態のデジタルワイヤレスマイクシステムを用いた拡声システムにおける周辺機器との接続の一例を示す。この図において、図1と対応する機器には図1で使用した符号と同一の符号を付した。
【0032】
図2に示すように、受信機21のデジタル出力端子33とデジタルミキサー36とがケーブル35aで接続され、デジタルミキサー36とハイパワーアンプ37との間がケーブル35bで接続され、ハイパワーアンプ37とスピーカー38との間がケーブル35cで接続されている。また、受信機21の外部制御端子34とパソコン39とが接続されている。ここで、受信機21とデジタルミキサー36とはケーブル35aを介してデジタル信号のやりとりが可能である。そして、デジタルミキサー36はデジタルエフェクターを内蔵しているため、その他の周辺エフェクターを接続することなく、エフェクト処理が可能である。エフェクト処理としては、ハウリング抑制、イコライジング、ゲイン調整、サンプリング周波数変換、デジタルリバーブ、デジタルディレイ等がある。デジタルミキサー36からスピーカー38まではアナログ信号接続である。
【0033】
以上のような周辺機器に接続されたデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、送信機1を使用中のユーザが発声した音響信号は送信機1から電波として送信され、受信機21で受信される。受信機21では、受信した信号からPCMデジタル音声信号を復元し、デジタル出力端子33からケーブル35aを介してデジタルミキサー36へ出力する。デジタルミキサー36では、入力されたPCMデジタル音声信号に各種エフェクト処理を施し、アナログ信号に変換した後、ケーブル35bを介してハイパワーアンプ37へ出力する。ハイパワーアンプ37は、入力されたアナログ音声信号を増幅し、ケーブル35cを介してスピーカー38へ出力する。スピーカー38は入力されたアナログ音声信号を電気−音響変換し、音響信号として出力する。
【0034】
また、パソコン39は外部制御端子34を介して、受信機21の動作に必要となる受信入力電界強度などのパラメータを操作可能とし、さらに受信状態等をパソコン39にてモニター可能とした。
【0035】
さらに外部制御端子34の状態制御は送信機1に設けられた制御状態切り替えスイッチ11により制御状態設定を行うことができる。制御状態切り替えスイッチ11はスライドスイッチ、プッシュスイッチなどの2状態以上の切り替えが可能なものである。そして、回線符号化回路7においては、前記制御状態設定をシステムコントローラ10を介して受け、その制御状態を識別するための付加情報を有する伝送フレームを生成する。この付加情報は受信機21の回線符号復号回路26において検出され、制御状態設定の解析が行われる。これらの解析された制御状態設定はシステムコントローラ32に送られ、システムコントローラ32により外部制御端子34などの状態制御が行われる。これにより、送信機1のスイッチ11で設定された制御状態が受信機21にて実行可能となる。
【0036】
このように、図2に示した拡声システムは、下記(1)〜(3)の特徴を有する。
(1)パソコンのような外部制御機器からの受信機21の操作を可能にする。
(2)パソコンのような外部制御機器にて受信機21の状態のモニターやハードディスクへのデータ保存のために、受信機21と外部機器との接続実施/非実施の設定を送信機1より遠隔操作することができる。
(3)外部のデジタルオーディオ機器とのインタフエースの選択を送信機1より遠隔操作することができる。
【0037】
次に、回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造について、図3〜図7を用いて説明する。
【0038】
図3は伝送フレームの構造の第1の例を示す図である。この伝送フレームは、Headerと、それに続くData、Ctrl、およびDupとから構成される。Headerはフレームごとのフレーム同期用信号などのヘッダ情報部であり、Dataはフレームごとの伝送データ部であり、Ctrlはフレームごとの制御状態情報部であり、Dupはフレームごとの双方向データ受信用のタイムインターバルである。
【0039】
制御状態切替スイッチ11の設定状態は所要制御状態数に応じて規定された電圧値としてシステムコントローラ10により検出され、所要制御状態数を表現するために必要な最小ビット数でシリアルデータCtrlとして伝送フレームに組み込まれる。そして、Ctrlは伝送データData等と同様に無線伝送され、受信機21の回線符号復号回路26においてHeaderを基に伝送フレームの同期検出を行った後に、Ctrlより制御情報を検出し、受信機21の電源オン/オフ、送信チャンネル設定、ビットレートの設定、エフェクト処理の実行/非実行、外部制御の実施/非実施、デジタル出力端子の選択などの設定変更情報をシステムコントローラ32に送ることで具体的な設定変更処理を実現する。
【0040】
このように、図3に示した伝送フレームを使用することにより、受信機21の各種機能や動作を送信機1より遠隔操作することが可能となる。
【0041】
図4は伝送フレームの構造の第2の例を示す図である。この伝送フレームは、制御状態切替スイッチ11をn個(nは2以上の整数)を有する送信機に適用するものである。そして、回線符号化回路7においては、n個の制御状態切替スイッチの設定状態を反映するように、複数の制御状態切替情報が付加された伝送フレームが生成される。
【0042】
この伝送フレームは、Headerと、それに続くData、Ctrl、およびDupとから構成される。そして、Ctrlは、ID1と、それに続くCtrl1、ID2、Ctrl2、・・・IDn、Ctrlnから構成される。Header、DataおよびDupは図4と同じ機能を有する。Ctrl内には、インデックスID1〜IDnを設け、n個の制御状態切替スイッチ11の所要制御機能を識別する。ここでID1〜IDnの個々のインデックスはnより大きく、かつ最も小さい2のべき乗の指数部分のビット数を持ち、送信機、受信機間でn個の機能ごとに値が定義されている。また、n個の制御状態切替スイッチのそれぞれの設定状態は所要制御状態数に応じて規定された電圧値として、システムコントローラ10にて検出され、n個の制御機能それぞれの所要制御状態数を表現するために必要な最小ビット数でシリアルデータCtrl1〜Ctrlnとして伝送フレームに組み込まれる。
【0043】
制御状態情報ID1〜IDnおよびCtrl1〜Ctrlnは、伝送データData等と同様に無線伝送され、図2の受信機21の回線符号復号回路26においてHeaderを基に伝送フレームの同期検出を行った後に、制御状態インデックス部ID1〜IDnごとに制御状態データ部Ctrl1〜Ctrlnより制御情報を検出し、受信機電源オン/オフ、送信チャンネル設定、ビットレートの設定、エフェクト処理の実行/非実行、外部制御の実施/非実施、デジタル出力端子の選択などそれぞれの設定変更情報を受信機のシステムコントローラに送ることで具体的な設定変更処理を実現する。
【0044】
このように、図4に示した伝送フレームを使用することにより、受信機21の複数の各種機能や動作を送信機1より遠隔操作することが可能となる。
【0045】
図5は伝送フレームの構造の第3の例を示す図である。この伝送フレームも、図4の伝送フレームと同様、制御状態切替スイッチ11をn個(nは2以上の整数)を有する送信機に適用される。そして、n個の制御状態切替スイッチのうち設定状態が変更されたものについて、システムコントローラ10において各制御機能の優先順位に基づいて現在の伝送フレームで更新する制御機能を決定する。優先順位決定の要素の一例としては機能的優先度、追従する時間に関する優先度、変化量による優先度などが挙げられる。そして、前記優先順位により決定された1つの制御機能について、回線符号化回路7において伝送フレームに制御状態切替情報が付加され、伝送される。
【0046】
この伝送フレームは、Headerと、それに続くData、ID、Ctrl、およびDupとから構成される。ここで、Headerはフレームごとのフレーム同期用信号などのヘッダ情報部であり、Dataはフレームごとの伝送データ部であり、Ctrlはフレームごとの制御状態情報部であり、Dupはフレームごとの双方向データ受信用のタイムインターバルである。そして、IDはフレームごとの制御状態情報のインデックス部である。ここでインデックス部のIDはnより大きく、かつ最も小さい2のべき乗の指数部分のビット数を持ち、送信機、受信機間でn個の機能ごとに値が定義されているものとする。
【0047】
n個の制御状態切替スイッチのそれぞれの設定状態は、所要制御状態数に応じて規定された電圧値として、システムコントローラ10により検出され、回線符号化回路7において、n個の制御機能それぞれの所要制御状態数を表現するために必要な最小ビット数でシリアルデータCtrlとして伝送フレームに組み込まれる。前記制御状態情報IDおよびCtrlは伝送データData等と同様に無線伝送され、受信機21の受信アンテナ22で受信される。そして、回線符号復号回路26においてフレーム同期用信号Headerを基に伝送フレームの同期検出を行った後に、制御状態インデックス部IDを識別した上で制御状態データ部Ctrlより制御情報を検出し、受信機電源オン/オフ、送信チャンネル設定、ビットレート設定、エフェクト処理の実行/非実行、外部制御の実施/非実施、デジタル出力端子の選択などそれぞれの設定変更情報をシステムコントローラ32に送ることで具体的な設定変更処理を実現する。
【0048】
このように、図5に示した伝送フレームを使用することにより、受信機21の複数の各種機能や動作を低い伝送レート送信機1より遠隔操作することが可能となる。
【0049】
図6は伝送フレームの構造の第4の例を示す図である。この伝送フレームも、制御状態切替スイッチ11をn個(nは2以上の整数)を有する送信機に適用される。n個の制御状態切替スイッチのうち設定状態が変更されたものについて、送信機1のシステムコントローラ10において各制御機能の優先順位に基づいて現在の伝送フレームで更新する制御機能を決定する。優先順位決定の要素は前記第3の伝送フレームの場合と同様である。前記優先順位により決定された1つの制御機能の制御状態は、回線符号化回路7において伝送フレームに付加される。
【0050】
図6においてHeader1〜Zはフレームごとのフレーム同期用信号などのヘッダ情報部であり、Data1〜Zはフレームごとの伝送データ部であり、Ctrl1〜Zはフレームごとの制御状態情報部の一部であり、Dup1〜Zはフレームごとの双方向データ受信用のタイムインターバルである。ここで1〜Zは伝送フレームの時系列順の番号に対応する。そして、フレームごとに分散されたCtrl1〜nを集めると、ID1+Ctrl1x1が構成される。
【0051】
ここでは図6における第1番目の伝送フレームのCtrl1の生成方法の例を説明する。現時点で過去において決定された時間方向に分割された制御状態情報の一部を伝送する必要がない場合、前記決定された現時点で最も優先順位の高い制御機能の制御状態情報部のインデックスIDを決定し、n個の制御状態切替スイッチの所要制御機能を識別する。ここでIDのインデックスはnより大きく、かつ最も小さい2のべき乗の指数部分のビット数を持ち、送信機、受信機間でn個の機能ごとに値が定義されているものとする。またn個の制御状態切替スイッチのそれぞれの設定状態は所要制御状態数に応じて規定された電圧値として、回線符号化回路7にて検出され、n個の制御機能それぞれの所要制御状態数を表現するために必要な最小ビット数で構成される。
【0052】
ここで制御情報の伝送フレームへの時間分割処理について説明する。前記決定された制御情報Ctrlは図6に示すとおり時間分割された制御情報Ctrl1〜Zとして、現時点での伝送フレームではCtrl1、次フレームではCtrl2という形で伝送フレームに組み込まれる。Ctrl1〜Zそれぞれのビット数は、それぞれの処理の時間追従性、伝送フレーム長などを考慮した上で、1ビット、2ビットというように決定する。現時点で、過去において決定された時間方向に分割された制御状態情報の一部を伝送する必要がある場合は、送信機1のシステムコントローラ10において過去の情報を送出後、現時点で決定された制御情報を時間分割した形で伝送フレームに付加し、送出する。ここでの制御情報付加の時間分割処理は前述のとおりである。また既に制御情報の送出予約が存在する場合は、機能的優先度、追従する時間に関する優先度、変化量による優先度などを考慮して、送出順序を決定し、その都度出力する。
【0053】
各制御機能の優先順位に基づいて現在の伝送フレームで更新する制御機能を決定したのち、制御状態情報IDおよびCtrlは伝送データData等と同様に無線伝送され、受信機21の回線符号復号回路26においてフレーム同期用信号Headerを基に伝送フレームの同期検出を行った後に、時間分割された制御状態インデックス部IDを識別した上で時間分割された制御状態データ部Ctrlより制御情報を検出し、受信機電源オン/オフ、送信チャンネル設定、ビットレート、エフェクト処理の実行/非実行、外部制御の実施/非実施、デジタル出力端子の選択などそれぞれの設定変更情報をシステムコントローラ32に送ることで具体的な設定変更処理を実現する。
【0054】
このように、図6に示した伝送フレームを使用することにより、受信機21の複数の各種機能や動作を送信機1より低い伝送レート遠隔操作することが可能となる。
【0055】
図7は伝送フレームの構造の第5の例を示す図である。この伝送フレームも、制御状態切替スイッチ11をn個(nは2以上の整数)を有する送信機に適用される。そして、n個の制御状態切替スイッチのうち設定状態が変更されたものについて、送信機1のシステムコントローラ10において各制御機能の優先順位に基づいて現在の伝送フレームで更新する制御機能を決定する。優先順位決定の要素は前記第4の伝送フレームの場合はと同様である。前記優先順位により決定された1つの制御機能の制御状態は、回線符号化回路7において伝送フレームに付加される。
【0056】
図7において、Header1〜Zはフレームごとのフレーム同期用信号などのヘッダ情報部であり、Data1〜Zはフレームごとの伝送データ部であり、Ctrl1〜Zはフレームごとの制御状態情報部の一部であり、Dup1〜Zはフレームごとの双方向データ受信用のタイムインターバルである。ここで1〜Zは伝送フレームの時系列順の番号に対応する。
【0057】
ここでは図7における第1番目の伝送フレームのCtrl1の生成方法の例を説明する。現時点で過去において決定された時間方向に分割された制御状態情報の一部を伝送する必要がない場合、前記決定された現時点で最も優先順位の高い制御機能の制御状態情報部のインデックスIDを決定し、n個の制御状態切替スイッチの所要制御機能を識別する。ここでIDのインデックスはnより大きくかつ最も小さい2のべき乗の指数部分のビット数を持ち、送信機、受信機間でn個の機能ごとに値が定義されているものとする。また制御状態切替スイッチのそれぞれの設定状態は所要制御状態数に応じて規定された電圧値として、回線符号化回路7にて検出され、n個の制御機能それぞれの所要制御状態数を表現するために必要な最小ビット数で構成される。
【0058】
ここで制御情報の伝送フレームヘの時間分割処理について説明する。前記決定された制御情報Ctrlは図7に示すとおり、時間分割された制御情報Ctrl1〜Zとして、現時点での伝送フレームではCtrl1、次フレームではCtrl2という形で伝送フレームに組み込まれる。Ctrl1〜Zそれぞれのビット数は、それぞれの処理の時間追従性、伝送フレーム長などを考慮した上で、1ビット、2ビットという形で決定する。前記IDおよびCtrlをV個の伝送フレームで送出した後さらに(Z−V)個の伝送フレームで前記IDおよびCtrlをa回送出する。ここでaは2以上の整数とする。現時点で、過去において決定された時間方向に分割された制御状態情報の一部を伝送する必要がある場合は、前記送信機のシステムコントローラにおいて過去の情報を送出後、現時点で決定された制御情報を時間分割した形で伝送フレームに付加し送出する。ここでの制御情報付加の時間分割処理および前記ID、Ctrlの連続送出処理は前述のとおりである。また既に制御情報の送出予約が存在する場合は、機能的優先度、追従する時間に関する優先度、変化量による優先度などを考慮して、送出順序を決定し、その都度出力する。
【0059】
各制御機能の優先順位に基づいて現在の伝送フレームで更新する制御機能を決定したのち、前記制御状態情報IDおよびCtrlは伝送データData等と同様に無線伝送され、受信機21の回線符号復号回路26においてフレーム同期用信号Headerを基に伝送フレームの同期検出を行った後に、時間分割された制御状態インデックス部IDを識別した上で時間分割された制御状態データ部Ctrlより制御情報の検出を行う。このときb個以上同一のIDおよびCtrlが検出された場合のみ、前記IDおよびCtrlで表現される制御情報を有効とする多数決的な情報判定を行う。ここでbは2以上a未満の整数とする。そして、前記同一IDおよびCtrlの個数がb未満の場合は検出情報を無効とし、制御状態設定の変更処理は行われないものとする。前記同一IDおよびCtrlの個数がb以上の場合は検出情報を有効とし、受信機電源オン/オフ、送信チャンネル設定、ビットレート設定、エフェクト処理の実行/非実行、外部制御の実施/非実施、デジタル出力端子の選択などそれぞれの設定変更情報をシステムコントローラ32に送ることで具体的な設定変更処理を実現する。
【0060】
なお、送信機1で実行されるIDおよびCtrlの連続送出の回数a、および受信機21で実行される多数決判定のための同一IDおよびCtrlの検出回数しきい値bは制御機能の重要度に応じて制御機能ごとに異なる値を持つことを可能とする。
【0061】
このように、図7に示した伝送フレームを使用することにより、受信機21の複数の各種機能や動作を送信機1より低い伝送レート、かつ少ない伝送誤りで遠隔操作することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明は、目的に応じてビットレートを可変とすることで、周波数利用効率の改善を図り、多チャンネル化への対応を図ることが可能になるという優れた効果を有するデジタルワイヤレスマイクシステムが提供できるものである。
【0063】
また、本発明は、外部エフェクターの接続が不要な低コストのシステムでハウリング等の抑圧が可能になるという優れた効果を有するデジタルワイヤレスマイクシステムが提供できるものである。
【0064】
さらに、本発明は、外部デジタルオーディオ機器や外部制御機器の接続が可能な拡張性の高いデジタルのワイヤレスマイクシステムの実現が可能になるという優れた効果を有するデジタルワイヤレスマイクシステムが提供できるものである。
【0065】
そして、本発明は、受信機の各種機能や動作の設定を送信機側で可能にすることにより、システムの便利性を高めたデジタルワイヤレスマイクシステムが実現可能になるという優れた効果を有するデジタルワイヤレスマイクシステムが提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデジタルワイヤレスマイクシステムのブロック図、
【図2】本発明の実施の形態のデジタルワイヤレスマイクシステムを用いた拡声システムにおける周辺機器との接続の一例を示す図、
【図3】回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造の第1の例を示す図、
【図4】回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造の第2の例を示す図、
【図5】回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造の第3の例を示す図、
【図6】回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造の第4の例を示す図、
【図7】回線符号化回路7で生成される伝送フレームの構造の第5の例を示す図、
【図8】従来のデジタルワイヤレスマイクシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機
2 マイクロホン
3 音声増幅器
4 A−D変換器
5 圧縮符号化器
6 インターリーブ・誤り訂正回路
7 回線符号化回路
8 変調・高周波回路
9 送信アンテナ
10、32 システムコントローラ
11 制御状態切替スイッチ
21 受信機
22 受信アンテナ
23 高周波増幅・周波数変換器
24 中間周波増幅器
25 復号器
26 回線符号復号回路
27 デインターリーブ・誤り訂正回路
28 圧縮信号復号化器
29 デジタルエフェクター
30 D−A変換器
31 音声増幅器
33 デジタル出力端子
34 外部制御端子
35a〜35c ケーブル
36 デジタルミキサー
37 ハイパワーアンプ
38 スピーカー
39 パソコン
Claims (3)
- 音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記デジタル音声信号のビットレートを低下させるデータ圧縮手段と、前記ビットレートが低下したデジタル音声信号を変調する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を無線電波を媒体として送信する手段とを具備した送信機と、無線電波を受信し、変調されたデジタル音声信号を分離する手段と、前記変調されたデジタル音声信号を復調する手段と、前記復調されたデジタル音声信号のビットレートを元のレートに戻すデータ伸張手段と、前記ビットレートを元に戻されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するデジタル−アナログ変換手段とを具備した受信機とを有したデジタルワイヤレスマイクシステムにおいて、前記受信機を制御するための制御情報を前記変調前のデジタル音声信号に付加する回線符号化手段を前記送信機に設け、前記制御情報を分離・解析する回線符号復号手段を前記受信機に設け、前記回線符号化手段は複数の前記制御情報を識別するためのインデックスを有し、かつ発生した制御要求の優先順位により決定した1つの前記制御情報を有する伝送フレームを構成することを特徴とするデジタルワイヤレスマイクシステム。
- 前記回線符号化手段は前記制御情報を時間方向に分散し、1フレーム当たり1ビットの前記制御情報を有する伝送フレームを構成することを特徴とする請求項1記載のデジタルワイヤレスマイクシステム。
- 前記回線符号復号手段は制御動作の時間追従性の許す範囲内で制御状態の多数決判定を行うことで伝送誤りによる誤制御を防止することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルワイヤレスマイクシステム。
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